JP7188524B1 - プログラム、および電子機器 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、プログラム、および電子機器に関する。
楽器の練習方法の一つに、クリック(メトロノーム)を聴きながら演奏し、その演奏を録音するという手法がある。録音しておいて後で聞きなおすことで、クリックと自分の演奏がずれていないかを確認することで、リズム感を養うことができる。録音波形を表示すれば、クリックと演奏のずれを視覚的に確認でき、練習効率アップにつながる。DAW(Digital Audio Workstation)システムを用いれば、メトロノーム機能、録音/再生機能、波形表示機能などをコンピュータソフトウェアで実現することができる。
ところで、既存のDAWでは、クリックと録音とが同期しているため、曲中のテンポの変更に対応することが難しい。録音とクリックが同期していることから、DAWの設定で楽曲のテンポを設定すると、テンポを変更した時点で変更前の録音データも影響を受けてしまう。つまり、変更前の録音データのテンポが変更後のテンポに強制的に設定されてしまうので、録音波形が引き延ばされたり、縮められてしまったりする。このため、曲中にテンポが変わるような曲を単一のファイルでクリック録音練習できないので、不便であった。また、例えば遅いテンポからテンポを少しずつあげて練習するときは、テンポを変えるたびに録音/停止を繰り返さなくてはならず、面倒であるばかりか、録音ファイルの数がますます増えてしまう。
目的は、テンポの変更に柔軟に対応することの可能なプログラム、および電子機器を提供することにある。
目的は、テンポの変更に柔軟に対応することの可能なプログラム、および電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態であるプログラムは、表示器を備える電子機器のプロセッサに、指定されたテンポでの拍を繰り返し指示させ、演奏を録音して第1ファイルを生成させ、拍の指示のタイミングを録音とは非同期で記録して第2ファイルを生成させ、第1ファイルから演奏波形を作成させ、第2ファイルから拍の指示のタイミングを取得させて、当該タイミングを示すマーカを演奏波形に重ねて表示器に表示させる。
本発明によれば、テンポの変更に柔軟に変更することができるようになり、録音の最中であってもクリックのテンポを自由に変更することができる。
次に、図面を参照して実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係わる電子機器を用いた楽器の練習シーンの例を示す図である。実施形態の電子機器1は例えばスマートフォンやタブレットであり、実施形態のプログラムは、スマートフォンアプリ(音楽練習ツールアプリ)などの形態で提供されることができる。アプリをインストールしたユーザは電子機器1でメトロノームをスタートさせて、クリック音を聞きながら演奏する。この演奏は電子機器1で録音され、.wav、あるいは.mp3等の形式のディジタルオーディオファイルとして保存される。
図1は、実施形態に係わる電子機器を用いた楽器の練習シーンの例を示す図である。実施形態の電子機器1は例えばスマートフォンやタブレットであり、実施形態のプログラムは、スマートフォンアプリ(音楽練習ツールアプリ)などの形態で提供されることができる。アプリをインストールしたユーザは電子機器1でメトロノームをスタートさせて、クリック音を聞きながら演奏する。この演奏は電子機器1で録音され、.wav、あるいは.mp3等の形式のディジタルオーディオファイルとして保存される。
図2は、図1の電子機器1の一例を示す機能ブロック図である。電子機器1は、プロセッサ11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、内部バス14、入出力インタフェース15、入力部16、通信部17、ボタン部18、インタフェース部(I/F)19、タッチパネル20、および、出力部21を備える。このうち入出力インタフェース15は、入力部16、通信部17、ボタン部18、インタフェース部(I/F)19、タッチパネル20、および、出力部21に接続され、各部で授受されるデータを内部バス14に流す。
プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)、またはMPU(Micro Processing Unit)等の演算処理ユニットであり、ROM12に記憶されたプログラム12aに従って実施形態の諸機能を実現する。すなわちプロセッサ11は、プログラム12aをワーキングメモリとしてのRAM13に読み出し、実行する。
ROM12は、プログラム12aに加えて、伴奏を再生出力するためのソングデータ12b等を記憶してもよい。
RAM13は、演奏の録音データ13aを一時的に記憶する。録音処理が終了すると、録音データ13aはストレージ22に送られ、既定のファイルシステム上に録音データファイル22aとして保存される。また、RAM13は、メトロノームのクリックの発生タイミングを示すクリック位置データ13bを一時的に記憶する。メトロノームがストップされると、クリック位置データ13bはストレージ22に送られ、録音データファイル22aとは別に、クリック位置データファイル22bとして保存される。
RAM13は、演奏の録音データ13aを一時的に記憶する。録音処理が終了すると、録音データ13aはストレージ22に送られ、既定のファイルシステム上に録音データファイル22aとして保存される。また、RAM13は、メトロノームのクリックの発生タイミングを示すクリック位置データ13bを一時的に記憶する。メトロノームがストップされると、クリック位置データ13bはストレージ22に送られ、録音データファイル22aとは別に、クリック位置データファイル22bとして保存される。
なお、クリック音の発生位置は、例えば録音が開始されてからの経過時間を示すタイムスタンプとしてクリック位置データファイル22bに記録される。クリック位置データファイル22bは、例えば.txtや.csvなどの汎用の形式のファイルであっても良いし、特定のフォーマットのバイナリファイルであっても良い。
入力部16は、例えばアナログ/ディジタルコンバータを備え、マイク16aから取得されたアナログ音声信号を例えば44.1KHz周期でサンプリングしてデジタルオーディオ信号を生成する。
通信部17は、パッチアンテナ17aを介して無線周波数信号を送受信し、電子機器1の無線通信端末としての機能を実現する。電子機器1は、無線リンクを介してインターネットや電子鍵盤楽器と相互に通信して、楽譜データや楽曲データ等を取得することができる。
ボタン部18は、起動ボタンや音量調節ボタンなどを含む、ユーザインタフェースの一つである。
インタフェース部19は、フラッシュメモリ等のストレージ22に接続可能なスロットを備え、ストレージ22とプロセッサ11、ROM12、RAM13等とのデータの授受を仲介する。
インタフェース部19は、フラッシュメモリ等のストレージ22に接続可能なスロットを備え、ストレージ22とプロセッサ11、ROM12、RAM13等とのデータの授受を仲介する。
表示器としてのタッチパネル20は、アプリの起動画面などを表示して、GUI(Graphical User Interface)を介してユーザの操作を受け付ける。
出力部21は、ディジタル/アナログコンバータなどを備え、電子メトロノームのクリック音などのオーディオデータをアナログ波形信号に変換し、スピーカ21aから出力する。スピーカ21aに代えて、若しくは共に、ヘッドフォン出力端子を設け、該端子に市販のヘッドフォン、イヤフォン、インナーフォン等を接続するようにしてもよい。
ところで、プロセッサ11は、実施形態に係わる処理機能として録音処理部11a、拍指示部11b、クリック位置記録部11c、および表示制御部11dを備える。録音処理部11a、拍指示部11b、クリック位置記録部11c、および表示制御部11dは、プログラム12aに基づくプロセッサ11の演算処理により実現される、処理機能である。すなわちプログラム12aは、プロセッサ11に、録音処理部11a、拍指示部11b、クリック位置記録部11c、および表示制御部11dの各機能を実行させる命令を含む。
録音手段としての録音処理部11aは、ユーザの演奏を録音して、第1ファイルとしての録音データファイル22aを生成する。
拍指示手段としての拍指示部11bは、指定されたテンポでの拍を繰り返し指示する。拍(beat)は、メトロノームの振り子とおもり(遊錘)を模したアイコンを動かすことで視覚的に指示することができる。もちろん、クリック音をスピーカ21aから再生することで、拍を指示することもできる。
なお、スピーカ21aからマイク16aへのクリック音の回り込みを防止することが好ましい。例えば、クリック音の波形データは既知であるので、録音されたオーディオデータからクリック音の成分をキャンセルすることは容易である。もちろん、スピーカ21aとマイク16aとの距離を隔てておくだけでもよい。
また、ヘッドフォン端子を備える場合は、ヘッドフォンを接続してスピーカ21aからの発音をオフにすると共に、ヘッドフォンでクリック音を確認することもできる。プロセッサ11は、クリック音とマイク16aからの音声入力がミックスされた音をヘッドフォンに出力することができ、その場合はスピーカ21aからマイク16aへのクリック音の回り込みは発生しない。
クリック音は、いわゆる「カチ、カチ、…」というような機械的な音であっても良いし、「ピッ、ピッ、…」という電子音であっても良い。または、スネアドラムやシンバルなどの打撃音や、ユーザの好みの楽音であったり、サンプリングした音であっても良い。要するに、クリック音は規則的に発音されるが、音色自体はどのようなものであってもよく、どのような音を用いるかは自由に設定することができる。
拍タイミング記録手段としてのクリック位置記録部11cは、拍の指示のタイミングを、演奏の録音とは非同期で記録して、第2ファイルとしてのクリック位置データファイル22bを生成する。実施形態では、クリックの発生タイミングがクリック位置データファイル22bに保存される。
表示制御手段としての表示制御部11dは、録音データファイル22aから演奏波形を作成し、クリック位置データファイル22bからクリックの発生タイミングを取得する。そして、演奏波形をタッチパネル20に表示する際、クリックの発生タイミングを示すマーカを、演奏波形に重ねて表示する。
<作用>
次に、上記構成における作用を説明する。図3~図9は、タッチパネル20のGUI画面の例を示す図である。音楽練習ツールアプリを起動すると、図3の初期画面がタッチパネル20に表示される。
次に、上記構成における作用を説明する。図3~図9は、タッチパネル20のGUI画面の例を示す図である。音楽練習ツールアプリを起動すると、図3の初期画面がタッチパネル20に表示される。
図3の初期画面から録音ボタンをタップすると、録音が開始される。
図4のように、メトロノームのアイコン(またはその近傍)をタップするとメトロノームがスタートし、クリック音の出力が開始される。これをフラグとして、録音データ13aの記録とともに、クリック位置データ13bの記録が開始される。テンポは、例えば画面右中央に表示されるテンポ設定ボタンで示される。図4では100BPM(Beats per Minute)となっている。
図4のように、メトロノームのアイコン(またはその近傍)をタップするとメトロノームがスタートし、クリック音の出力が開始される。これをフラグとして、録音データ13aの記録とともに、クリック位置データ13bの記録が開始される。テンポは、例えば画面右中央に表示されるテンポ設定ボタンで示される。図4では100BPM(Beats per Minute)となっている。
図5のように、録音中に例えばテンポ設定ボタンを複数回タップすると、タップとタップの間の時間に応じたテンポを設定することができる。図5は、120BPMにセットされた状態を示す。また、テンポ設定ボタンをタップすると別途ウインドウをオープンし、当該ウインドウに表示される任意の数値からテンポを選択しても良い。
図6のように、メトロノームのアイコンを再度タップすると、メトロノームは停止する。これをフラグとして、クリック位置データファイル22bがストレージ22に保存され、クリック情報の保存を終了する。このとき、録音データ13aは継続して取得されている。
図7のように録音ボタンをタップすると、停止マークになって録音が終了する。これをフラグとして、録音データファイル22aがストレージ22に保存され、タッチパネル20の表示は図8の画面に遷移する。
図8は、過去に作成された録音データファイルの一覧を選択するための画面を示す。ユーザは、ファイルオープンマークをタップして、図8の画面から何れかのファイルを選択する。そうすると、プロセッサ11は指定された録音データファイルを再生出力するとともに、この録音データファイルから演奏波形を生成してタッチパネル20に表示する。
図9は、演奏波形の一例を示す図である。プロセッサ11は、指定された録音データファイルに紐付く(リンクする)クリック位置データファイル22bから、クリック発生タイミングのタイムスタンプを取得し、演奏波形の横軸(時間軸)に、クリック発生タイミングを示すマーカを重ねて表示する。演奏波形の背景に、格子状の目盛りを表示してもよい。
なお、録音終了後に録音データ13a及びクリック位置データ13bを、ストレージ22に保存すると共に、そのままRAM13に保持しておき、当該データから録音波形とクリック位置マーカの画像を作成して、図9(図8ではなく)に示す画像を表示させるようにしてもよい。このようにすれば、録音直後の演奏をファイル選択の操作をすることなく、すぐに確認することができる。
また何度も繰り返して録音する場合には、録音データファイル22a、クリック位置データファイル22bをストレージに保存することなく、画像を表示するようにしてもよい。再度の録音の際はRAM13上の録音データ13a、クリック位置データ13bを上書きして使用する。このようにすれば、ストレージ上に録音ファイルが大量に溜まることがなく、毎回録音直後に演奏を確認することができる。
ユーザは、タッチパネル20の表示から、演奏波形とともに、メトロノームがどの時間位置で鳴ったかを一目で把握することができる。このように実施形態によれば、演奏のハシリ/モタリを一目で判断することができ、ユーザのリズム感の鍛錬をサポートすることができる。
演奏波形データとクリック発生タイミングのマーカを重ねた画像データを作成した後、該画像データをストレージ22にデータファイルとして保存するようにしてもよい。このようにすれば、再度同じ録音データファイル22aが指定された場合に画像データを再生成する必要がなくなり、処理が早くなる。
以上の過程で重要な点は、録音中にテンポ設定ボタンをタップして、メトロノームのテンポを自由に変更できることである。テンポの変更によりクリックの発生タイミングも変化するが、プロセッサ11は、録音プロセスと、クリックの発生プロセスとを非同期で実行し、クリック音のタイムスタンプは、録音データファイル22aとは別に保存される。これにより波形データとクリック発生タイミングとを別々に取り扱うことができ、テンポ変更に伴う演奏波形の伸び縮みや、音質の劣化といった不具合から解放されることになる。
図10は、録音時におけるプロセッサ11の処理手順の一例を示すフローチャートである。録音ボタンがタップされたことを検知すると(ステップS1)、プロセッサ11は、先ず、停止操作であるか否かを判定する(ステップS2)。録音停止操作でなければ(No)、クリック音が再生状態であって(ステップS3でYes)、かつ、クリック音が発音されたタイミングにおいて(ステップS4でYes)、プロセッサ11はクリック音のタイムスタンプをクリック位置データ13bに記録する(ステップS5)。
また、プロセッサ11は、演奏の録音データ13aを記録するとともに(ステップS6)、停止操作がなされるまでループを継続し、処理のサイクルを繰り返す(ステップS7)。
ステップS2で録音停止操作であれば(Yes)、プロセッサ11はクリック位置データファイル22bを保存し(ステップS8)、録音データファイル22aを保存したのち(ステップS9)、図8の録音リスト画面を表示して(ステップS10)処理は終了する。
図11は、クリック再生時におけるプロセッサ11の処理手順の一例を示すフローチャートである。メトロノームアイコンがタップされたことを検知すると(ステップS11)、プロセッサ11は、先ず、停止操作であるか否かを判定する(ステップS12)。クリック停止操作でなければ(No)、振り子アイコンが中央に来たとき(Yes)に、プロセッサ11はクリック音を発音し(ステップS14)、そのタイムスタンプをクリック位置データ13bに記録する。この処理は、ステップS12でクリック停止操作と判定される(Yes)まで継続され、プロセッサ11は処理のサイクルを繰り返す(ステップS15)。ステップS12でクリック停止操作と判定されると(Yes)、プロセッサ11はクリック音を停止し(ステップS16)、クリック位置データファイル22bを保存したのち処理は終了する。
<効果>
以上説明したようにこの実施形態では、クリック再生と演奏の録音とを非同期で実施し、それぞれのデータを別ファイルで保存するようにした。つまり演奏を録音したオーディオファイルとクリックの発音タイミングを記録したタイムスタンプデータとを、互いに独立したデータとして取り扱うことができる。これにより、演奏の途中でテンポが変更されてクリックの発音間隔が変化しても、録音データには何も影響しない。
以上説明したようにこの実施形態では、クリック再生と演奏の録音とを非同期で実施し、それぞれのデータを別ファイルで保存するようにした。つまり演奏を録音したオーディオファイルとクリックの発音タイミングを記録したタイムスタンプデータとを、互いに独立したデータとして取り扱うことができる。これにより、演奏の途中でテンポが変更されてクリックの発音間隔が変化しても、録音データには何も影響しない。
また、途中でテンポが変わるような曲を練習する場合でも、1回の録音でクリック録音練習をすることができるようになる。また、遅いテンポからテンポを少しずつあげて練習する際にも、1回の録音で手軽に練習することができる。
既存の技術では、クリック音を演奏と一緒にして記録してしまっていたので、波形表示が混ざってしまい、正しいクリック位置を把握しにくかった。これに対し実施形態では、録音データにクリック位置を記録せず、別のデータ(クリック位置データ)にクリック発音タイミングを記録しておき、波形表示に重ねてクリックタイミングのマーカを表示するようにした。これにより拍タイミングと録音波形が表示のうえで明確に区別されるようになるとともに、クリック音と演奏とのずれを把握することが容易になる。
これらのことから、実施形態によれば、テンポの変更に柔軟に対応することの可能なプログラム、および電子機器を提供することが可能となる。つまり、録音の途中であってもクリックのテンポを自由に変更でき、テンポを変更しても、録音波形が影響を受けない電子機器、プログラムを提供することができる。
なお、この発明は、具体的な実施形態に限定されるものではない。例えば実施形態では、電子機器1としてスマートフォン、あるいはタブレット型の携帯端末を想定した。これに限らず、デスクトップ型、またはノート型のコンピュータを用いても良い。
また、本発明の技術的範囲には、本発明の目的が達成される範囲での様々な変形や改良などが含まれるものであり、そのことは当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
また、本発明の技術的範囲には、本発明の目的が達成される範囲での様々な変形や改良などが含まれるものであり、そのことは当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
なお、上記各実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られるものではない。
[付記1]
表示器を備える電子機器のプロセッサに、
指定されたテンポでの拍を繰り返し指示する拍指示処理と、
演奏を録音して第1ファイルを生成する録音処理と、
前記拍の指示のタイミングを前記録音とは非同期で記録して第2ファイルを生成する拍タイミング記録処理と、
前記第1ファイルから演奏波形を作成し、前記第2ファイルから前記拍の指示のタイミングを取得して、当該タイミングを示すマーカを前記演奏波形に重ねて前記表示器に表示する表示制御処理とを指示する、プログラム。
表示器を備える電子機器のプロセッサに、
指定されたテンポでの拍を繰り返し指示する拍指示処理と、
演奏を録音して第1ファイルを生成する録音処理と、
前記拍の指示のタイミングを前記録音とは非同期で記録して第2ファイルを生成する拍タイミング記録処理と、
前記第1ファイルから演奏波形を作成し、前記第2ファイルから前記拍の指示のタイミングを取得して、当該タイミングを示すマーカを前記演奏波形に重ねて前記表示器に表示する表示制御処理とを指示する、プログラム。
[付記2]
前記拍指示処理は、前記拍をクリック音で指示する、付記1に記載のプログラム。
前記拍指示処理は、前記拍をクリック音で指示する、付記1に記載のプログラム。
[付記3]
前記拍指示処理は、前記拍を視覚的に指示する、付記1に記載のプログラム。
前記拍指示処理は、前記拍を視覚的に指示する、付記1に記載のプログラム。
[付記4]
前記表示制御処理は、録音中に前記テンポを変更するためのインタフェースを前記表示器に表示する、付記1に記載のプログラム。
前記表示制御処理は、録音中に前記テンポを変更するためのインタフェースを前記表示器に表示する、付記1に記載のプログラム。
[付記5]
前記拍タイミング記録処理は、前記録音が開始されてからの経過時間を示すタイムスタンプを、前記拍の指示のタイミングとして前記第2ファイルに記録する、付記1乃至4のいずれか1つに記載のプログラム。
前記拍タイミング記録処理は、前記録音が開始されてからの経過時間を示すタイムスタンプを、前記拍の指示のタイミングとして前記第2ファイルに記録する、付記1乃至4のいずれか1つに記載のプログラム。
[付記6]
表示器と、
指定されたテンポでの拍を繰り返し指示する拍指示手段と、
演奏を録音して第1ファイルを生成する録音手段と、
前記拍の指示のタイミングを前記録音とは非同期で記録して第2ファイルを生成する拍タイミング記録手段と、
前記第1ファイルから演奏波形を作成し、前記第2ファイルから前記拍の指示のタイミングを取得して、当該タイミングを示すマーカを前記演奏波形に重ねて前記表示器に表示する表示制御手段とを具備する、電子機器。
表示器と、
指定されたテンポでの拍を繰り返し指示する拍指示手段と、
演奏を録音して第1ファイルを生成する録音手段と、
前記拍の指示のタイミングを前記録音とは非同期で記録して第2ファイルを生成する拍タイミング記録手段と、
前記第1ファイルから演奏波形を作成し、前記第2ファイルから前記拍の指示のタイミングを取得して、当該タイミングを示すマーカを前記演奏波形に重ねて前記表示器に表示する表示制御手段とを具備する、電子機器。
1…電子機器、11…プロセッサ、11a…録音処理部、11b…拍指示部、11c…クリック位置記録部、11d…表示制御部、12…ROM、12a…プログラム、12b…ソングデータ、13…RAM、13a…録音データ、13b…クリック位置データ、14…内部バス、15…入出力インタフェース、16…入力部、16a…マイク、17…通信部、17a…パッチアンテナ、18…ボタン部、19…インタフェース部、20…タッチパネル、21…出力部、21a…スピーカ、22…ストレージ、22a…録音データファイル、22b…クリック位置データファイル。
Claims (6)
- 表示器を備える電子機器のプロセッサに、
指定されたテンポでの拍を繰り返し指示する拍指示処理と、
演奏を録音して第1ファイルを生成する録音処理と、
前記拍の指示のタイミングを前記録音とは非同期で記録して第2ファイルを生成する拍タイミング記録処理と、
前記第1ファイルから演奏波形を作成し、前記第2ファイルから前記拍の指示のタイミングを取得して、当該タイミングを示すマーカを前記演奏波形に重ねて前記表示器に表示する表示制御処理とを指示する、プログラム。 - 前記拍指示処理は、前記拍をクリック音で指示する、請求項1に記載のプログラム。
- 前記拍指示処理は、前記拍を視覚的に指示する、請求項1に記載のプログラム。
- 前記表示制御処理は、録音中に前記テンポを変更するためのインタフェースを前記表示器に表示する、請求項1に記載のプログラム。
- 前記拍タイミング記録処理は、前記録音が開始されてからの経過時間を示すタイムスタンプを、前記拍の指示のタイミングとして前記第2ファイルに記録する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプログラム。
- 表示器と、
指定されたテンポでの拍を繰り返し指示する拍指示手段と、
演奏を録音して第1ファイルを生成する録音手段と、
前記拍の指示のタイミングを前記録音とは非同期で記録して第2ファイルを生成する拍タイミング記録手段と、
前記第1ファイルから演奏波形を作成し、前記第2ファイルから前記拍の指示のタイミングを取得して、当該タイミングを示すマーカを前記演奏波形に重ねて前記表示器に表示する表示制御手段とを具備する、電子機器。
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WO2005093529A1 (ja) * | 2004-03-24 | 2005-10-06 | Seiji Kashioka | テンポの変化に対応するメトロノーム |
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