JP7188012B2 - シャッター装置、電力変換装置及び電力変換方法 - Google Patents

シャッター装置、電力変換装置及び電力変換方法 Download PDF

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Description

本開示は、シャッター装置、電力変換装置及び電力変換方法に関する。
特許文献1には、シャッターカーテンの閉鎖側先端部に沿って配置された長尺状の座板が障害物と衝突した際に、この衝突を検出するシャッター用障害物検出装置が開示されている。
特開平9-165983号公報
本開示は、昇降体と障害物との接触を検知するための構成の簡素化に有効な装置及び方法を提供する。
本開示の一側面に係るシャッター装置は、シャッターを昇降させる電動機に電力を供給する電力変換部と、電動機がシャッターに付与する力に対応する力指標値を電力変換部から取得する力指標値取得部と、電動機がシャッターを下降させている期間において、力指標値取得部が取得する力指標値の低下を検出する低下検出部と、低下検出部により検出された力指標値の低下に基づいてシャッターと障害物との接触を検知する接触検知部と、を備える。
本開示の他の側面に係る電力変換装置は、昇降体を昇降させる電動機に電力を供給する電力変換部と、電動機が昇降体に付与する力に対応する力指標値を電力変換部から取得する力指標値取得部と、電動機が昇降体を下降させている期間において、力指標値取得部が取得する力指標値の低下を検出する低下検出部と、低下検出部により検出された力指標値の低下に基づいて昇降体と障害物との接触を検知する接触検知部と、を備える。
本開示の更に他の側面に係る電力変換装置は、昇降体を昇降させる電動機に電力を供給する電力変換部と、電動機が昇降体に付与する力に対応する力指標値を電力変換部から取得する力指標値取得部と、過去の力指標値を基準値として保持する基準値保持部と、基準値に対する力指標値の変化レベルを算出する変化検出部と、変化レベルに基づいて昇降体と障害物との接触を検知する接触検知部と、所定周期で繰り返す更新タイミングにて、基準値を更新タイミングにおける力指標値に更新する基準値リセット部と、を備える。
本開示の更に他の側面に係る電力変換方法は、昇降体を昇降させる電動機に電力変換部により電力を供給することと、電動機が昇降体に付与する力に対応する力指標値を電力変換部から取得することと、電動機が昇降体を下降させている期間における力指標値の低下を検出することと、力指標値の低下に基づいて昇降体と障害物との接触を検知することと、を含む。
本開示の更に他の側面に係る電力変換方法は、昇降体を昇降させる電動機に電力変換部により電力を供給することと、電動機が昇降体に付与する力に対応する力指標値を電力変換部から取得することと、過去の力指標値を基準値として保持することと、基準値に対する力指標値の変化レベルを算出することと、変化レベルに基づいて昇降体と障害物との接触を検知することと、所定周期で繰り返す更新タイミングにて、基準値を更新タイミングにおける力指標値に更新することと、を含む。
本開示によれば、昇降体と障害物との接触を検知するための構成の簡素化に有効な装置及び方法を提供することができる。
シャッター装置の模式図である。 シャッターの構造を例示する断面図である。 電力変換装置の機能的な構成を示すブロック図である。 電力変換装置のハードウェア構成図である。 昇降制御手順を例示するフローチャートである。 接触監視手順を例示するフローチャートである。 基準値更新手順を例示するフローチャートである。 接触検知手順を例示するフローチャートである。 昇降制御中における力指標値の経時変化を例示するグラフである。
以下、実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
〔シャッター装置〕
(全体構成)
図1に示すシャッター装置1は、建物2の開口3(例えば出入口)をシャッター10により開閉する装置である。シャッター装置1は、シャッター10と、巻き取りシャフト20と、モータ30と、昇降スイッチ40と、電力変換装置100とを備える。シャッター10は、開口3の上部から下方に延出して開口3を開閉する。シャッター10は、張力を付与すれば緊張し、張力を付与しなければ弛緩する性質を有する。
図2に例示するように、シャッター10は鎧型の重量シャッターであり、上下方向に連なる複数のスラット11と、下端のスラット11に取り付けられた座板12とを有する。それぞれのスラット11は、開口3の幅方向に長い板材であり、隣り合うスラット11同士は、開口3の幅方向に沿った軸線まわりに互いに回転可能となるように接続されている。このため、シャッター10に上下方向の張力が付与されると、複数のスラット11が同一の鉛直面に沿った状態に緊張する。シャッター10に上下方向の張力が付与されないと、隣り合うスラット11同士が互いに傾くことでシャッター10が弛緩する。座板12は、開口3の幅方向に長い棒状部材であり、その上部には、幅方向に沿ったラインから上方に突出したリブが設けられている。リブは、下端のスラット11と重なった状態で、当該スラット11にボルト締結等により固定されている。
なお、シャッター10は、昇降により開口3を開閉するものであればいかなるものであってもよい。例えばシャッター10は、所謂軽量シャッターでもよいし、所謂グリルシャッターでもよい。巻き取りシャフト20は、開口3の幅方向に沿って回転可能となるように、開口3の上部に設けられている。巻き取りシャフト20は、シャッター10を巻き取ることによって座板12(昇降体)を上昇させ、巻き取ったシャッター10を送り出すことによって座板12を下降させる。
モータ30(電動機)は、シャッター10を昇降させる。シャッター10を昇降させるとは、開口3のうちシャッター10に閉じられた領域と開放された領域との境界を昇降させることを意味する。例えばモータ30は、シャッター10の上部に力を付与してシャッター10の下端部を昇降させる。例えばモータ30は、減速機を介して巻き取りシャフト20にトルクを付与することによって、巻き取りシャフト20から下方に垂れた複数のスラット11に張力を付与し、座板12を昇降させる。この例から明らかであるように、シャッター10の上部に力を付与するとは、開口3を塞いでいる部分の上部に力を付与することを意味する。
なお、モータ30は、必ずしもシャッター10の上部に力を付与するように設けられなくてもよい。例えばモータ30は、座板12自体を昇降させるように設けられていてもよい。例えばモータ30は、座板12を直接昇降させるリニアアクチュエータの動力源であってもよい。モータ30は、電力を動力に変換可能な電動機であればいかなるものであってもよい。例えばモータ30は、直流電動機であってもよく、交流電動機であってもよく、同期電動機であってもよく、誘導電動機であってもよい。
昇降スイッチ40は、シャッター10の上昇、下降及び停止を切り替えるためのスイッチである。例えば昇降スイッチ40は、上昇ボタンと、下降ボタンと、停止ボタンとを有する。
電力変換装置100は、電源側の電力形態をモータ30側の電力形態に変換する装置である。電源側の電力形態の具体例としては、電力系統における振幅及び周波数の交流(例えば単相又は三相交流)が挙げられる。モータ30側の電力形態の具体例としては、モータ30の駆動用に調整された振幅及び周波数の交流(例えば単相又は三相交流)が挙げられる。例えば電力変換装置100は、モータ30に電力変換部113(図3参照)により電力を供給することと、モータ30がシャッター10に付与する(すなわち座板12に付与する)力に対応する力指標値を電力変換部113から取得することと、モータ30がシャッター10を下降(すなわち座板12を下降)させている期間における力指標値の低下を検出することと、力指標値の低下に基づいてシャッター10と障害物との接触(例えば座板12と障害物との接触)を検知することとを実行するように構成されていてもよい。
図3に示すように、例えば電力変換装置100は、機能上の構成(以下、「機能モジュール」という。)として、昇降制御部111と、電流制御部112と、電力変換部113と、電流検出部114と、力指標値取得部121と、低下検出部122と、接触検知部123とを有する。
昇降制御部111は、昇降スイッチ40から入力に基づいて、シャッター10の上昇、下降及び停止を切り替える。また昇降制御部111は、シャッター10の上昇及び下降におけるモータ30の動作速度(回転速度)を予め設定された目標速度に追従させる。例えば昇降制御部111は、モータ30の動作速度を一定速度に追従させる。昇降制御部111は、上昇又は下降の直後においては、上記一定速度まで徐々に目標速度を上昇させ、停止の直前においては一定速度から停止状態まで徐々に目標速度を下降させるように構成されていてもよい。動作速度を目標速度に追従させるために、昇降制御部111は、例えば目標速度と動作速度との偏差に比例演算、比例・積分演算又は比例・積分・微分演算を施して電流指令を算出する。
電流制御部112は、昇降制御部111により算出された電流指令と、モータ30に出力中の電流(以下、「出力電流」という。)との偏差を縮小するための電圧指令を算出する。
電力変換部113は、モータ30に電力(例えば直流電力又は交流電力)を供給する。例えば電力変換部113は、電流制御部112により算出された電圧指令に応じた電圧振幅にて、モータ30の磁極に追従可能な周波数の交流電圧をモータ30に出力する。例えば電力変換部113は、PWM(Pulse Width Modulation)方式により上記交流電圧を生成する。電力変換部113は、直流母線の直流電力を交流電力に変換して駆動電力を生成するインバータであってもよいし、交流電源側の交流電力とモータ30側の交流電力との間で双方向の電力変換を行うマトリクスコンバータであってもよい。
電流検出部114は、電力変換部113からモータ30への出力電流を検出する。
力指標値取得部121は、モータ30がシャッター10に付与する力に対応する力指標値を電力変換部113から取得する。力指標値は、モータ30がシャッター10に付与する力との間に相関関係を有する限りいかなる値であってもよい。力指標値を取得することは、力との間に相関関係を有する値を取得し、取得した値に基づいて力指標値を算出することも含む。例えば力指標値取得部121は、電流検出部114により検出された電流の値に基づいて上記力の大きさ(絶対値)を示す力指標値を算出する。力指標値取得部121は、昇降制御部111が算出する電流指令の値に基づいて力指標値を算出してもよい。力指標値取得部121は、少なくともモータ30がシャッター10を上昇又は下降させている期間に、力指標値を繰り返し取得する。
低下検出部122は、モータ30がシャッター10を下降させている期間において、力指標値取得部121が取得する力指標値の低下を検出する。低下を検出することは、過去の力指標値に対する現在の力指標値の低下の程度を示す低下レベルを算出することを含んでもよい。低下レベルは、低下幅(例えば過去の力指標値と現在の力指標値との差)であってもよいし、低下率(例えば過去の力指標値又は現在の力指標値に対する低下幅の比率)であってもよい。
接触検知部123は、低下検出部122により検出された力指標値の低下に基づいてシャッター10と障害物(人体を含む)との接触を検知する。例えば、接触検知部123は、所定の検出閾値を低下レベルが超えた場合にシャッター10と障害物との接触を検知する。検出閾値は、接触が生じていない時の力指標値の実績値と、接触が生じたときの力指標値の実績値とに基づいて予め設定されている。なお、接触を検知するとは、接触している可能性が高い状況を検知することを意味する。
電力変換装置100は、過去の力指標値を基準値として保持することと、基準値を基準とした力指標値の低下レベルを検出することと、低下レベルに基づいてシャッター10と障害物との接触を検知することと、を更に実行するように構成されていてもよい。例えば電力変換装置100は、基準値保持部131と、基準値更新部132と、基準値リセット部133と、リセットキャンセル部134とを更に有する。
基準値保持部131は、過去の力指標値を基準値として保持(記憶)する。低下検出部122は、基準値保持部131が記憶する基準値に対する力指標値の低下レベルを算出する。
基準値更新部132は、力指標値が基準値より大きい場合に、基準値を当該力指標値に更新する。換言すると、基準値更新部132は、当該力指標値を新たな基準値として基準値保持部131に上書きする。基準値更新部132がこの処理を継続することによって、基準値更新部132には力指標値の最大値が保持されることとなる。
基準値リセット部133は、所定周期(以下、「リセット周期」という。)で繰り返す更新タイミングにて、基準値を更新タイミングにおける力指標値に更新する。換言すると、基準値リセット部133は、更新タイミングにおける力指標値を新たな基準値として基準値保持部131に上書きする。更新周期は、例えば1~10秒であり、1~5秒であってもよく、1~3秒(例えば2秒)であってもよい。基準値リセット部133がこの処理を継続することによって、基準値更新部132には、更新タイミング同士の間の一周期における力指標値の最大値が保持されることとなる。
リセットキャンセル部134は、更新タイミングにおける力指標値が、当該更新タイミングから前回の更新タイミングまでの過去の力指標値に比較して低下している場合に、基準値リセット部133による基準値の更新を中止させる。例えばリセットキャンセル部134は、前回の更新タイミングにおける力指標値に対する当該更新タイミングにおける力指標値の低下レベルが所定のキャンセル閾値を超えている場合に、基準値リセット部133により基準値の更新を中止させる。この場合、リセットキャンセル部134は、リセット周期より短い所定時間(以下、「追加リセット時間」という。)が当該更新タイミングから経過したタイミングで基準値リセット部133による基準値の更新を実行させてもよい。これにより、過剰に長い期間に亘って同じ基準値が維持されることに起因する接触の誤検知の発生が抑制される。上記キャンセル閾値は、例えば上記検出閾値よりも小さい。例えばキャンセル閾値は、検出閾値の80%以下である。
なお、当該更新タイミングにおける力指標値の低下レベルを算出するための基準値は、前回の更新タイミングにおける力指標値に限られない。例えばリセットキャンセル部134は、当該更新タイミングにおける力指標値の基準値に対する低下レベルが所定のキャンセル閾値を超えている場合に、基準値リセット部133により基準値の更新を中止させてもよい。
電力変換装置100は、シャッター10の下降開始の後、所定の開始条件が満たされるまでは接触の検知を禁止するように構成されていてもよい。例えば電力変換装置100は、昇降監視部141と、検知禁止部142とを有する。
昇降監視部141は、シャッター10の昇降状態の変化を監視する。昇降状態は、シャッター10が下降する下降状態と、シャッター10が上昇する上昇状態と、シャッター10の停止状態とを含む。
検知禁止部142は、昇降監視部141が停止状態から下降状態への切り替わりを検出した後、所定の開始条件が満たされるまでは接触検知部123による接触の検知を禁止する。検知禁止部142は、接触検知部123による接触の検知を禁止するために、接触の検知に先立つ処理を禁止してもよい。例えば検知禁止部142は、力指標値取得部121による力指標値の取得を禁止する。
開始条件の具体例としては、所定の待機時間が経過することが挙げられる。また、下降開始時には力指標値が上昇し、下降した後再上昇する特性を利用し、力指標値が所定の閾値を二回超えることを開始条件としてもよい。なお、検知禁止部142は、接触発生時における力指標値の低下速度に比較して低下速度が高い場合に、接触検知部123による接触の検知を禁止してもよい。
以上においては、昇降体(例えば座板12)が下降する期間における力指標値の低下に基づいて昇降体と障害物との接触を検知するように構成された電力変換装置100を例示したが、これに限られない。電力変換装置100は、力指標値の上昇に基づいて昇降体と障害物との接触を検知するように構成されていてもよい。この場合、電力変換装置100は、低下検出部122(変化検出部)に相当する機能モジュールとして、力指標値取得部121が取得する力指標値の上昇を検出する上昇検出部(変化検出部)を有する。
基準値更新部132は、力指標値が基準値より小さい場合に、基準値を当該力指標値に更新する。上昇検出部は、基準値に対する力指標値の上昇レベルを算出する。接触検知部123は、力指標値の上昇レベルが検出閾値を超えた場合に昇降体と障害物との接触を検知する。
リセットキャンセル部134は、更新タイミングにおける力指標値が、当該更新タイミングから前回の更新タイミングまでの過去の力指標値に比較して上昇している場合に、基準値リセット部133による基準値の更新を中止させる。
力指標値の上昇に基づいて接触を検知する構成と、力指標値の低下に基づいて接触を検知する構成とを含む概念として、電力変換装置100は、モータ30に電力変換部113により電力を供給することと、モータ30がシャッター10に付与する力に対応する力指標値を電力変換部113から取得することと、過去の前記力指標値を基準値として保持することと、基準値に対する力指標値の変化レベル(例えば低下レベル又は上昇レベル)を算出することと、変化レベルに基づいて昇降体と障害物との接触を検知することと、所定周期で繰り返す更新タイミングにて、基準値を更新タイミングにおける力指標値に更新することと、を実行するように構成されていてもよい。
図4は、電力変換装置100のハードウェア構成を例示するブロック図である。図4に示すように、電力変換装置100は、制御回路190と、スイッチング回路181と、電流センサ182とを有する。
制御回路190は、一つ又は複数のプロセッサ191と、メモリ192と、ストレージ193と、入出力ポート194とを含む。ストレージ193は、例えば不揮発性の半導体メモリ等、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を有する。記憶媒体は、電力変換装置100の各機能モジュールを構成するためのプログラムを記憶している。メモリ192は、ストレージ193の記憶媒体からロードしたプログラム及びプロセッサ191による演算結果を一時的に記憶する。プロセッサ191は、メモリ192と協働して上記プログラムを実行することで、電力変換装置100の各機能モジュールを構成する。入出力ポート194は、プロセッサ191からの指令に従って、スイッチング回路181、電流センサ182及び昇降スイッチ40との間で電気信号の入出力を行う。
なお、制御回路190は、必ずしもプログラムにより各機能を構成するものに限られない。例えば制御回路190は、専用の論理回路又はこれを集積したASIC(Application Specific Integrated Circuit)により少なくとも一部の機能を構成してもよい。
スイッチング回路181は、制御回路190からの指令(例えば入出力ポート194からの電気信号)に従って動作し、上記電力変換部113として機能する。例えばスイッチング回路181は、入出力ポート194からの電気信号(例えばゲート信号)に従って複数のスイッチング素子のオン、オフを切り替えることにより、上記駆動電力をモータ30に出力する。スイッチング素子は、例えばパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)又はIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等である。
電流センサ182は、制御回路190からの指令(例えば入出力ポート194からの電気信号)に従って動作し、上述した電流検出部114として機能する。電流センサ182は、スイッチング回路181からモータ30への出力電流を検出する。
〔電力変換方法〕
続いて、電力変換方法の一例として、電力変換装置100が実行する制御手順を例示する。この制御手順は、モータ30に電力変換部113により電力を供給することと、モータ30が昇降体に付与する力に対応する力指標値を電力変換部113から取得することと、モータ30が昇降体を下降させている期間における力指標値の低下を検出することと、力指標値の低下に基づいて昇降体と障害物との接触を検知することと、を含む。
この制御手順は、モータ30に電力変換部113により電力を供給することと、モータ30が昇降体に付与する力に対応する力指標値を電力変換部113から取得することと、過去の力指標値を基準値として保持することと、基準値に対する力指標値の変化レベルを算出することと、変化レベルに基づいて昇降体と障害物との接触を検知することと、所定周期で繰り返す更新タイミングにて、基準値を更新タイミングにおける力指標値に更新することと、を含んでもよい。この制御手順は、シャッター10の昇降制御手順と、接触監視手順とを含む。以下、各手順を詳細に例示する。
(昇降制御手順)
図5に示すように、電力変換装置100は、まずステップS01,S02を実行する。ステップS01では、昇降制御部111が、昇降スイッチ40による下降指令の入力を待機する。ステップS02では、昇降制御部111が、モータ30によるシャッター10の下降を開始させる。
次に、電力変換装置100は、ステップS03を実行する。ステップS03では、昇降制御部111が、接触検知部123によりシャッター10と障害物との接触が検知されていないかを確認する。ステップS03においてシャッター10と障害物との接触が検知されていないと判定した場合、電力変換装置100は、ステップS04を実行する。ステップS04では、昇降制御部111が、シャッター10による開口3の閉鎖が完了したかを確認する。例えば昇降制御部111は、座板12が開口3の下端まで下降したか否かを確認する。
ステップS04において座板12が開口3の下端まで下降していないと判定した場合、電力変換装置100は、ステップS05を実行する。ステップS05では、昇降制御部111が、昇降スイッチ40による停止指令の入力があるかを確認する。ステップS05において昇降スイッチ40による停止指令の入力がなかったと判定した場合、電力変換装置100は処理をステップS03に戻す。以後、ステップS03において、接触が検知されていると判定されない限り、開口3の閉鎖完了又は停止指令の入力まではシャッター10の下降が継続される。
ステップS04において座板12が開口3の下端まで下降したと判定した場合、及びステップS05において昇降スイッチ40による停止指令の入力があったと判定した場合、電力変換装置100は、ステップS06を実行する。ステップS06では、昇降制御部111が、モータ30によるシャッター10の下降を停止させる。
ステップS03においてシャッター10と障害物との接触が検知されたと判定した場合、電力変換装置100は、ステップS07,S08,S09を実行する。ステップS07では、昇降制御部111が、モータ30によるシャッター10の昇降方向を逆転させる。すなわち昇降制御部111は、モータ30によるシャッター10の上昇(すなわち座板12の上昇)を開始させる。ステップS08では、昇降制御部111が、所定の上昇完了条件が満たされるのを待機する。上昇完了条件の具体例としては、シャッター10の上昇量が所定量に達すること、開口3が最大まで開放されること等が挙げられる。ステップS09では、昇降制御部111が、モータ30によるシャッター10の上昇を停止させる。以上で昇降制御手順が完了する。
(接触監視手順)
図6に示すように、電力変換装置100は、まずステップS11,S12を実行する。ステップS11では、上記停止状態から下降状態への切り替わりを昇降監視部141が待機する。ステップS12では、検知禁止部142が、所定の開始条件が満たされるまでは接触検知部123による接触の検知を禁止し、所定の待機時間が経過するのを待機する。この間は力指標値取得部121による力指標値の取得が禁止され、これにより接触検知部123による接触の検知も禁止される。
次に、電力変換装置100はステップS13,S14を実行する。ステップS13では、力指標値取得部121が力指標値を電力変換部113から取得する。ステップS14では、基準値更新部132が、ステップS13において取得された力指標値を基準値として基準値保持部131に書き込む。
次に、電力変換装置100はステップS15,S16を実行する。ステップS15では、力指標値取得部121が力指標値を電力変換部113から再取得する。ステップS16では、現在が上記更新タイミングであるか否かを基準値リセット部133が確認する。例えば基準値リセット部133は、上記リセット周期が経過したか否かを確認する。
ステップS16において現在が更新タイミングであると判定した場合、電力変換装置100はステップS17を実行する。ステップS17は、基準値保持部131の基準値を更新するための処理を含む。ステップS17の具体的内容は後述する。ステップS16において現在が更新タイミングでないと判定した場合、電力変換装置100はステップS18を実行する。ステップS18は、シャッター10と障害物との接触を検知するための処理を含む。ステップS18の具体的内容は後述する。
次に、電力変換装置100はステップS19を実行する。ステップS19では、昇降監視部141が、シャッター10の昇降状態が下降状態から停止状態又は上昇状態に切り替わったか否か(すなわち下降が終了したか否か)を確認する。ステップS19においてシャッター10の昇降状態が下降状態から停止状態又は上昇状態に切り替わっていないと判定した場合、電力変換装置100は処理をステップS15に戻す。以後、シャッター10の下降が終了するまでは、ステップS17における基準値更新処理及びステップS18における接触検知処理が繰り返される。
ステップS19においてシャッター10の昇降状態が下降状態から停止状態又は上昇状態に切り替わったと判定した場合、電力変換装置100は処理を終了する。以上で接触監視手順が完了する。
続いて、ステップS17における基準値更新処理の内容を例示する。図7に示すように、電力変換装置100は、まずステップS21を実行する。ステップS21では、前回の更新タイミングに比較して力指標値の低下がないかをリセットキャンセル部134が確認する。ステップS21において力指標値が低下していないと判定した場合、電力変換装置100はステップS22を実行する。ステップS22では、基準値更新部132が、ステップS15で取得された力指標値を新たな基準値として基準値保持部131に上書きする。
ステップS21において力指標値が低下していると判定した場合、電力変換装置100はステップS23,S24を実行する。ステップS23では、リセットキャンセル部134が、前回の更新タイミングにおける力指標値に対する当該更新タイミングにおける力指標値の低下レベルを算出する。ステップS24では、リセットキャンセル部134が、低下レベルが上記キャンセル閾値を超えているか否かを確認する。ステップS24において低下レベルがキャンセル閾値を超えていないと判定した場合、電力変換装置100は上記ステップS22を実行する。
ステップS24において低下レベルがキャンセル閾値を超えていると判定した場合、電力変換装置100はステップS25を実行する。ステップS25では、リセットキャンセル部134が、基準値リセット部133による基準値の更新を中止させる。以上で基準値更新手順が完了する。
続いて、ステップS18における接触検知処理の内容を例示する。図8に示すように、電力変換装置100は、まずステップS31を実行する。ステップS31では、低下検出部122が、基準値に対して力指標値が低下しているか否かを確認する。例えば低下検出部122は、ステップS15において取得された力指標値が基準値より小さいか否かを確認する。ステップS31において力指標値が基準値より小さいと判定した場合、電力変換装置100はステップS32を実行する。ステップS32では、低下検出部122が、基準値に対する力指標値の低下レベルを算出する。
次に、電力変換装置100はステップS33を実行する。ステップS33では、接触検知部123が、ステップS32において算出された低下レベルが上記検出閾値を超えているか否かを確認する。ステップS33において低下レベルが検出閾値を超えていると判定した場合、電力変換装置100はステップS34を実行する。ステップS34では、接触検知部123がシャッター10と障害物との接触を検知する。
ステップS31において力指標値が基準値以上であると判定した場合、電力変換装置100はステップS35を実行する。ステップS35では、基準値更新部132が、基準値に対して力指標値が上昇しているか否かを確認する。例えば基準値更新部132は、ステップS15において取得された力指標値が基準値より大きいか否かを確認する。ステップS35において力指標値が基準値より大きいと判定した場合、電力変換装置100はステップS36を実行する。ステップS36では、基準値更新部132が、ステップS15で取得された力指標値を新たな基準値として基準値保持部131に上書きする。
ステップS33において低下レベルが検出閾値以下であると判定した場合、及びステップS35において力指標値が基準値未満であると判定した場合、電力変換装置100は、ステップS34,S36のいずれも実行することなく処理を終了する。以上で接触検知処理が完了する。
(接触検知の例示)
以下、上述した制御手順における接触検知を例示する。図9は、昇降制御中における力指標値の経時変化を例示するグラフである。このグラフの時刻t1では、シャッター10の下降が開始されている。下降開始後の力指標値は、上昇、下降の後再上昇する。それ以降の力指標値は、振動成分を含みつつ一定値の近傍に維持される。これは、シャッター10の重力に抗するためのトルクをモータ30が発生させているためである。
時刻t1から所定の待機時間T0が経過した時刻t2までは、接触検知部123による接触の検知が検知禁止部142によって禁止されるため、下降開始後の力指標値の昇降に伴う接触の誤検知は防止される。時刻t2から時刻t3までは、基準値更新部132によって、振動する力指標値の最大値が基準値f1として保持される。
時刻t2の後、時刻t3ではシャッター10と障害物との接触が生じ、シャッター10の下降が妨げられる。シャッター10が障害物に接触することによって、シャッター10に付与すべき張力(すなわち、シャッター10のうち巻き取りシャフト20から垂れ下がる部分の重さ)が小さくなる。このため、力指標値は低下し始める。そして、基準値f1に対する力指標値の低下レベルが、検出閾値F0を超えた時刻t4、接触検知部123によりシャッター10と障害物との接触が接触検知部123により検知される。その後、シャッター10の上昇が開始するのに伴って、力指標値は再上昇する。
〔本実施形態の効果〕
以上に説明したように、シャッター装置1は、シャッター10を昇降させるモータ30に電力を供給する電力変換部113と、モータ30がシャッター10に付与する力に対応する力指標値を電力変換部113から取得する力指標値取得部121と、モータ30がシャッター10を下降させている期間において、力指標値取得部121が取得する力指標値の低下を検出する低下検出部122と、低下検出部122により検出された力指標値の低下に基づいてシャッター10と障害物との接触を検知する接触検知部123と、を備える。
このシャッター装置1によれば、シャッター10と障害物との接触を電力変換部113からの情報に基づいて検知することが可能である。従って、シャッター10と障害物との接触を検知するための構成の簡素化に有効である。
シャッター装置1は、過去の力指標値を基準値として保持する基準値保持部131を更に備え、低下検出部122は、基準値に対する力指標値の低下レベルを算出し、接触検知部123は低下レベルに基づいてシャッター10と障害物との接触を検知してもよい。この場合、過去の力指標値を基準とすることで、力指標値の低下量の値が大きくなる。このため、シャッター10と障害物との接触検知の感度を向上させることができる。
シャッター装置1は、力指標値が基準値より大きい場合に、基準値を当該力指標値に更新する基準値更新部132を更に備えていてもよい。この場合、力指標値の最大値を基準とすることで、力指標値の低下量の値が更に大きくなる。このため、シャッター10と障害物との接触検知の感度を向上させることができる。
シャッター装置1は、所定周期で繰り返す更新タイミングにて、基準値を更新タイミングにおける力指標値に更新する基準値リセット部133を更に備えていてもよい。最大値の保持を長期間継続すると、接触とは別要因による長期的な力指標値の低下によって、接触を誤検知する可能性が高くなる。これに対し、更新タイミングで最大値をリセットすることによって、感度の向上と、誤検知の抑制との両立を図ることができる。
シャッター装置1は、更新タイミングにおける力指標値が、当該更新タイミングから前回の更新タイミングまでの過去の力指標値に比較して低下している場合に、基準値リセット部133による基準値の更新を中止させるリセットキャンセル部134を更に備えていてもよい。更新タイミングと更新タイミングとの間の期間の途中でシャッター10が障害物に接触した場合、力指標値の低下量が接触の検出に不十分なまま次の更新タイミングを迎えてしまう可能性がある。このような場合に次の更新タイミングで最大値がリセットされてしまうと、低下量もゼロにリセットされてしまい、その分接触の検知が遅れることとなる。これに対し、リセットキャンセル部134を備える構成によれば、更新タイミングが力指標値の低下過程にある場合に最大値のリセットがキャンセルされるので、上述した検知の遅れを抑制することができる。従って、感度の向上と、誤検知の抑制との両立をより確実に図ることができる。
シャッター装置1は、シャッター10の下降開始の後、所定の開始条件が満たされるまでは接触検知部123による接触の検知を禁止する検知禁止部142を更に備えていてもよい。この場合、下降開始直後の力指標値の昇降に伴う接触の誤検知を抑制することができる。
シャッター10は、張力を付与しなければ弛緩する性質を有し、モータ30はシャッターの上部に力を付与してシャッターの下端部を昇降させてもよい。
以上、実施形態について説明したが、本発明は必ずしも上述した形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
1…シャッター装置、10…シャッター、12…座板(昇降体)、30…モータ(電動機)、100…電力変換装置、113…電力変換部、121…力指標値取得部、122…低下検出部(変化検出部)、123…接触検知部、131…基準値保持部、132…基準値更新部、133…基準値リセット部、134…リセットキャンセル部、142…検知禁止部、f1…基準値。

Claims (14)

  1. シャッターを昇降させる電動機に電力を供給する電力変換部と、
    前記電動機が前記シャッターに付与する力の大きさを示す力指標値を、前記電力変換部が前記電動機に供給する電流に基づいて取得する力指標値取得部と、
    前記電動機が前記シャッターを下降させている期間において、前記力指標値取得部が取得する前記力指標値の低下を検出する低下検出部と、
    前記低下検出部により検出された前記力指標値の低下に基づいて前記シャッターと障害物との接触を検知する接触検知部と、を備えるシャッター装置。
  2. 過去の前記力指標値を基準値として保持する基準値保持部を更に備え、
    前記低下検出部は、前記基準値に対する前記力指標値の低下レベルを算出し、
    前記接触検知部は前記低下レベルに基づいて前記シャッターと前記障害物との接触を検知する、請求項1記載のシャッター装置。
  3. 前記力指標値が前記基準値より大きい場合に、前記基準値を当該力指標値に更新する基準値更新部を更に備える、請求項2記載のシャッター装置。
  4. 所定周期で繰り返す更新タイミングにて、前記基準値を前記更新タイミングにおける前記力指標値に更新する基準値リセット部を更に備える、請求項3記載のシャッター装置。
  5. 前記更新タイミングにおける前記力指標値が、当該更新タイミングから前回の前記更新タイミングまでの過去の前記力指標値に比較して低下している場合に、前記基準値リセット部による前記基準値の更新を中止させるリセットキャンセル部を更に備える、請求項4記載のシャッター装置。
  6. シャッターを昇降させる電動機に電力を供給する電力変換部と、
    前記電動機が前記シャッターに付与する力に対応する力指標値を前記電力変換部から取得する力指標値取得部と、
    過去の前記力指標値を基準値として保持する基準値保持部と、
    所定周期で繰り返す更新タイミングにて、前記基準値を前記更新タイミングにおける前記力指標値に更新する基準値リセット部と、
    前記更新タイミングにおける前記力指標値が、当該更新タイミングから前回の前記更新タイミングまでの過去の前記力指標値に比較して低下している場合に、前記基準値リセット部による前記基準値の更新を中止させるリセットキャンセル部と、
    前記電動機が前記シャッターを下降させている期間において、前記基準値に対する前記力指標値の低下レベルを算出し、前記力指標値取得部が取得する前記力指標値の低下を検出する低下検出部と、
    前記低下検出部により算出された前記低下レベルに基づいて前記シャッターと障害物との接触を検知する接触検知部と、を備えるシャッター装置。
  7. 前記シャッターの下降開始の後、所定の開始条件が満たされるまでは前記接触検知部による接触の検知を禁止する検知禁止部を更に備える、請求項1~のいずれか一項記載のシャッター装置。
  8. 前記シャッターは、張力を付与しなければ弛緩する性質を有し、
    前記電動機は前記シャッターの上部に力を付与して前記シャッターの下端部を昇降させる、請求項1~のいずれか一項記載のシャッター装置。
  9. 昇降体を昇降させる電動機に電力を供給する電力変換部と、
    前記電動機が前記昇降体に付与する力の大きさを示す力指標値を、前記電力変換部が前記電動機に供給する電流に基づいて取得する力指標値取得部と、
    前記電動機が前記昇降体を下降させている期間において、前記力指標値取得部が取得する前記力指標値の低下を検出する低下検出部と、
    前記低下検出部により検出された前記力指標値の低下に基づいて前記昇降体と障害物との接触を検知する接触検知部と、を備える電力変換装置。
  10. 昇降体を昇降させる電動機に電力を供給する電力変換部と、
    前記電動機が前記昇降体に付与する力の大きさを示す力指標値を前記電力変換部が前記電動機に供給する電流に基づいて取得する力指標値取得部と、
    過去の前記力指標値を基準値として保持する基準値保持部と、
    前記基準値に対する前記力指標値の変化レベルを算出する変化検出部と、
    前記変化レベルに基づいて前記昇降体と障害物との接触を検知する接触検知部と、
    所定周期で繰り返す更新タイミングにて、前記基準値を前記更新タイミングにおける前記力指標値に更新する基準値リセット部と、を備える電力変換装置。
  11. 昇降体を昇降させる電動機に電力を供給する電力変換部と、
    前記電動機が前記昇降体に付与する力に対応する力指標値を前記電力変換部から取得する力指標値取得部と、
    過去の前記力指標値を基準値として保持する基準値保持部と、
    所定周期で繰り返す更新タイミングにて、前記基準値を前記更新タイミングにおける前記力指標値に更新する基準値リセット部と、
    前記更新タイミングにおける前記力指標値が、当該更新タイミングから前回の前記更新タイミングまでの過去の前記力指標値に比較して低下している場合に、前記基準値リセット部による前記基準値の更新を中止させるリセットキャンセル部と、
    前記電動機が前記昇降体を下降させている期間において、前記基準値に対する前記力指標値の低下レベルを算出し、前記力指標値取得部が取得する前記力指標値の低下を検出する低下検出部と、
    前記低下検出部により算出された前記低下レベルに基づいて前記昇降体と障害物との接触を検知する接触検知部と、を備える電力変換装置。
  12. 昇降体を昇降させる電動機に電力変換部により電力を供給することと、
    前記電動機が前記昇降体に付与する力の大きさを示す力指標値を前記電力変換部が前記電動機に供給する電流に基づいて取得することと、
    前記電動機が前記昇降体を下降させている期間における前記力指標値の低下を検出することと、
    前記力指標値の低下に基づいて前記昇降体と障害物との接触を検知することと、を含む電力変換方法。
  13. 昇降体を昇降させる電動機に電力変換部により電力を供給することと、
    前記電動機が前記昇降体に付与する力の大きさを示す力指標値を前記電力変換部が前記電動機に供給する電流に基づいて取得することと、
    過去の前記力指標値を基準値として保持することと、
    前記基準値に対する前記力指標値の変化レベルを算出することと、
    前記変化レベルに基づいて前記昇降体と障害物との接触を検知することと、
    所定周期で繰り返す更新タイミングにて、前記基準値を前記更新タイミングにおける前記力指標値に更新することと、を含む電力変換方法。
  14. 昇降体を昇降させる電動機に電力変換部により電力を供給することと、
    前記電動機が前記昇降体に付与する力に対応する力指標値を前記電力変換部から取得することと、
    過去の前記力指標値を基準値として保持する基準値保持部と、
    所定周期で繰り返す更新タイミングにて、前記基準値を前記更新タイミングにおける前記力指標値に更新することと、
    前記更新タイミングにおける前記力指標値が、当該更新タイミングから前回の前記更新タイミングまでの過去の前記力指標値に比較して低下している場合に、前記基準値の更新を中止させることと、
    前記電動機が前記昇降体を下降させている期間において、前記基準値に対する前記力指標値の低下レベルを算出し、前記力指標値の低下を検出することと、
    算出された前記低下レベルに基づいて前記昇降体と障害物との接触を検知する接触検知部と、を含む電力変換方法。
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