JP7187086B1 - 基礎コンクリート形成用型枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、型枠の設置位置がずれていたり、型枠自体が傾いていた場合でも、再利用できる型枠同士によって設置位置を修正したうえ、間隔保持具によって、型枠同士の適切な間隔に保持でき、傾きも修正できる基礎コンクリート形成用型枠を提供する。【解決手段】本発明にかかる基礎コンクリート形成用型枠は、基礎1上に、2列に平行に設置される、平板状の、型枠機構B22、型枠機構C24、複数の型枠機構A3、が連結して構成される型枠と、2列の型枠の上端に架けるように、1以上、設置される、列の間隔を保持する箱体Aからなる水平支持機構33と、からなり、連結する型枠同士の傾きを矯正して、型枠機構B、型枠機構C、複数の型枠機構Aを連結させることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、基礎コンクリート形成用の型枠に関する。
従来、基礎コンクリートを形成するには、基礎の上に型枠を設置し、型枠が倒れないように型枠の外側で木杭を打ちつけて固定し、木杭と型枠の上部及び下部との間に、間隔を保持するための間隔保持具を架設して固定していた。
しかし、従来の基礎コンクリート形成用の型枠及び間隔保持具には、次の問題があった。
型枠の底部と位置決めのための型枠の底部の両側に位置する固定用の木杭の使用は、設置スペースがなかったり、設置した型枠や木杭がずれていると、既に設置した型枠や木杭を除去して、再度、設置しなければならず、効率が悪く、無駄な作業を強いられていた。
また、型枠がワイヤーで接続されているため、接続操作が不便であり、型枠が完成し、基礎を打設した後の型枠の取り外しも不便であった。
さらに、2列の型枠の間隔を保持するための間隔保持具は、2列の型枠の間隔に合わせて製作する必要があり、汎用性が低く、製作コストが高くなる。
そこで、特許文献1には、布基礎の幅に応じてコンクリート型枠を支持する支持部の間隔を変えることができ、これらの間隔保持具をサイズ毎に分別して収納する作業を省略できるコンクリート型枠間隔保持具が開示されている。
これによれば、コンクリート型枠の間隔に応じて本体の長さを伸縮させ、所望の伸縮状態で本体の長さを規制できるので、布基礎の幅に応じてサイズの異なる複数のコンクリート型枠の間隔保持具を用意する必要がなく、これらの間隔保持具をサイズ毎に分別して収納する作業を省略できる。
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、コンクリート型枠の間隔に応じて本体の長さを伸縮させ、規制手段により所望の長さで本体の長さを規制できるが、型枠のクランプが十分でなく、また、型枠の設置位置がずれていたり、型枠自体が傾いていた場合の修正手段が無いため、型枠の設置位置がずれていたり、型枠自体が傾いていた場合には使用できない。
特開平11-256822公報
そこで、本発明は、従来の課題を解決するために、型枠の設置位置がずれていたり、型枠自体が傾いていた場合でも、再利用できる型枠同士によって設置位置を修正したうえ、間隔保持具によって、型枠同士の適切な間隔に保持でき、傾きも修正できる基礎コンクリート形成用型枠を提供する。
従来技術における問題点を解決するために、本発明は、以下の技術的な解決策を講じている。
なお、本発明の説明において、「内」、「下」、「上」など方位と位置関係を指示する用語は、図面に示される方位や作業中によく置く方位、位置関係に基づくものである。
また、方向または位置関係は、本発明を説明し、説明を簡略化するためのものであり、参照されるデバイスまたは要素が特定の方向を有し、特定の方向で構築または操作されなければならないことを示したり示唆したりするものではない。
さらに、「第1」、「第2」などの用語は、説明を区別するためにのみ使用され、相対的な重要性を示したり、暗示することを意味するものではない。
本発明にかかる基礎コンクリート形成用型枠は、
基礎上に、2列に平行に設置される、平板状の、型枠機構B、型枠機構C、複数の型枠機構A、が連結して構成される型枠と、
2列の型枠の上端に架けるように、1以上、設置される、列の間隔を保持する箱体Aからなる水平支持機構と、
からなり、
型枠機構Aは、
基礎との接地面Aに形成され、基礎に穿設されたスロットと連続空間をなす挿入孔Aと、
挿入孔Aに挿入された状態で挿入孔Aから突出し、一部がスロットに嵌め込まれる挿入ブロックAと、
基礎のスロットに挿入された挿入ブロックAを、スロットから引き抜くため、挿入ブロックAとロープで繋がれたプルリングAと、
連結する別の型枠機構Aとの連結面Cに形成され、当該連結する別の型枠機構Aに形成された挿入孔Bと連続空間をなす挿入孔Cと、
挿入孔Cに挿入された状態で挿入孔Cから突出し、一部が当該連結する別の型枠機構Aに形成された挿入孔Bに嵌め込まれる挿入ブロックBと、
挿入ブロックBとともに挿入孔Cに挿入されているスライダーと、
挿入ブロックBの一部を当挿入孔Cから突出させるため、挿入ブロックBとロープで繋がれたプルリングBと、
当該連結する別の型枠機構Aの挿入孔Bに挿入された挿入ブロックBを、当該挿入孔Bから引き抜くため、ロープで挿入ブロックBに繋がれたスライダーとロープで繋がれたプルリングCと、
連結する別の型枠機構Aとの連結面Bに形成され、当該連結する別の型枠機構Aに形成された挿入孔Cと連続空間をなす挿入孔Bと、
を有し、
型枠機構Bは、
基礎との接地面Aに形成され、基礎に穿設されたスロットと連続空間をなす挿入孔Aと、
挿入孔Aに挿入された状態で挿入孔Aから突出し、一部がスロットに嵌め込まれる挿入ブロックAと、
基礎のスロットに挿入された挿入ブロックAを、スロットから引き抜くため、挿入ブロックAとロープで繋がれたプルリングAと、
連結する型枠機構Aとの連結面Cに形成され、当該連結する型枠機構Aに形成された挿入孔Bと連続空間をなす挿入孔Cと、
挿入孔Cに挿入された状態で挿入孔Cから突出し、一部が当該連結する型枠機構Aに形成された挿入孔Bに嵌め込まれる挿入ブロックBと、
挿入ブロックBとともに挿入孔Cに挿入されているスライダーと、
挿入ブロックBの一部を当挿入孔Cから突出させるため、挿入ブロックBとロープで繋がれたプルリングBと、
当該連結する型枠機構Aの挿入孔Bに挿入された挿入ブロックBを、当該挿入孔Bから引き抜くため、ロープで挿入ブロックBに繋がれたスライダーとロープで繋がれたプルリングBと、
連結する型枠機構Cとの連結面Dに取り付けられ、当該連結する型枠機構Cに取り付けられた埋込部材Eと連続空間をなす埋込部材Dと、
を有し、
型枠機構Cは、
基礎との接地面Aに形成され、基礎に穿設されたスロットと連続空間をなす挿入孔Aと、
挿入孔Aに挿入された状態で挿入孔Aから突出し、一部がスロットに嵌め込まれる挿入ブロックAと、
基礎のスロットに挿入された挿入ブロックAを、スロットから引き抜くため、挿入ブロックAとロープで繋がれたプルリングAと、
連結する型枠機構Bとの連結面Eに形成され、当該連結する型枠機構Bに取り付けられた埋込部材Dと連続空間をなす、U字形プレートが形成された埋込部材Eと、
埋込部材Eと連続空間をなす埋込部材D内に突出する丸ピンと、
丸ピンを先端に有するスイングアームと、
スイングアームの枢動の中心軸となるシャフトAと、
シャフトAの端部に取り付けられるウォームホイールAと、
ウォームホイールAと噛み合い、シャフトAを軸周方向に回転させるウォームギヤAと、
連結する型枠機構Aとの連結面Bに形成され、当該連結する型枠機構Aに形成された挿入孔Cと連続空間をなす挿入孔Bと、
を有し、
水平支持機構は、
型枠をクランプするクランプ機構と、
クランプ機構の水平位置を調整するクランプ機構調整手段と、
からなり、
クランプ機構は、
型枠を挟む2組のクランプブロックと、
各クランプブロックに連結され、型枠を挟むために水平方向に摺動するラックAと、
ラックAに噛み合い、シャフトBの軸周方向を回転する平歯車Aと、
平歯車AとともにシャフトBの軸周方向を回転するベベルギヤBと、
ベベルギヤBに噛み合い、ベベルギヤBの回転軸を直交方向に変更するベベルギヤAと、
ベベルギヤAを両端に有する伸縮自在に軸周方向を回転する伸縮軸と、
伸縮軸の中央付近に取り付けられるウォームホイールBと、
ウォームホイールBに噛み合い、伸縮軸を軸周方向に回転させるウォームギヤBと、
からなり、
クランプ機構調整手段は、
上面に複数のブロックBを有し、内部にクランプ機構を有する箱体Bと、
ブロックBに嵌合するブロックAを有する抵抗板と、
抵抗板が揺動自在に取り付けられる固定台と、
固定台に連結され、固定台を水平方向に摺動させるラックBと、
ラックBに噛み合い、ラックBを水平方向に摺動させる平歯車Bと、
平歯車Bの回転軸であるシャフトCに取り付けられているウォームホイールCと、
ウォームホイールCに噛み合い、ウォームホイールCを回転させるウォームギヤCと、
箱体Aの内壁を鉛直方向に摺動自在に取り付けられ、ラックB及びシャフトCが挿通されたスライドボックスと、
スライドボックスを鉛直方向に上下動させるスクリューと、
からなる
構成において、
離れた2か所から徐々に近づくように、基礎上に、2列の型枠を設置する際、
型枠機構Aから順に複数設置し、
最後に設置する2枚の型枠を、型枠機構Bと型枠機構Cによって設置したあと、
型枠機構B、型枠機構C、複数の型枠機構Aに対し、
挿入ブロックAを、基礎に予め穿設したスロットに挿入し、
挿入ブロックBを、プルリングBを引っ張り、隣接する型枠機構Aまたは型枠機構Cの挿入孔Bに挿入し、
埋込部材Eの丸ピンを埋込部材D内に収めることで、
型枠機構B、型枠機構C、複数の型枠機構Aを連結させ、
2列の型枠の上端に架けた水平支持機構の、
ウォームギヤBを回転させて、
ウォームギヤBに噛み合うウォームホイールBが取り付けられた伸縮軸が軸周方向に回転し、
伸縮軸のベベルギヤAが箱体A内のベベルギヤBを回転させ、
ベベルギヤBがシャフトB上の平歯車Aを回転させ、
平歯車Aに噛み合うラックAが水平方向に摺動することで、クランプブロックが各列の型枠を挟み、
スクリューを回転させて、
スクリューがスライドボックスを鉛直下方向にスライドさせ、
スライドボックスとともに、スライドボックスに挿通されるラックBが鉛直下方向に移動し、
ラックBの先端に取り付けられた固定台が、固定台に揺動自在に取り付けられた抵抗板のブロックAが箱体BのブロックBに嵌合するまで、鉛直下方向に移動し、
ウォームギヤCを回転させて、
ウォームギヤCに噛み合うウォームホイールCとともに平歯車Bを回転させ、
平歯車Bに噛み合うラックBが水平方向に摺動して、
ラックBの先端に取り付けられた固定台が箱体Aの水平位置を調整する、
ことを特徴とする。

また、本発明にかかる基礎コンクリート形成用型枠は、
前記の基礎コンクリート形成用型枠において、
抵抗板が、固定台に、リセットスプリングによってスライド孔E内を揺動自在に取り付けられることを特徴とする。
さらに、本発明にかかる基礎コンクリート形成用型枠は、
型枠機構B、型枠機構C、複数の型枠機構Aを連結させる際に、
ウォームギヤAを回転させて、スイングアームを時計回りか反時計回りに枢動することで、
埋込部材D内に収められた埋込部材Eの丸ピンを、埋込部材D内の一方の側壁に押し当てて、型枠機構Bの傾きを矯正することを特徴とする。
本発明の有益な効果は、次のとおりである。
型枠機構A3の2つの挿入ブロックA10が、基礎1上に穿設されたスロット2に挿入して嵌め込まれることによって、型枠機構A3の基礎1上の設置位置が決まる。
型枠機構A3の挿入ブロックB14が、隣接する型枠機構A3の挿入孔B6に差し込まれることで、型枠4同士が接続され、型枠機構A3の挿入ブロックB14を、隣接する型枠機構A3の挿入孔B6から外すことで、型枠4同士を分離できる。
従来の基礎型における型枠4の連結方法と比較して、本発明における型枠4の連結は、簡単で柔軟性があり、便利で操作が容易であり、基礎上に設置する際の効率が良い。
最後に接続される2つの型枠機構A3が、僅かな設置位置の誤差によって連結できないときは、型枠機構A3を、型枠機構B22と型枠機構C24に換え、型枠機構B22と型枠機構C24による調整を行うことで、全ての型枠機構の連結を完了させることができる。
従来は、設置位置に誤差が生じ、型枠の連結ができないときは、それまで設置した型枠をすべて分解して取り外し、再度、基礎1上に設置していたが、型枠機構B22と型枠機構C24による調整手段により、僅かな設置位置に誤差があっても簡単な手段で設置でき、基礎上に型枠を設置する効率を向上させることが可能である。
また、水平支持機構33は、2列に設置した型枠4間の間隔を保持し、型枠4間の間隔が異なる個所があっても、これを調整、補正することができる。
また、2列に設置した型枠4のうち、どちらか1列の型枠4の列に傾きが生じているような場合でも、水平支持機構33が、型枠4の列を適切な間隔に補正することで、型枠4がまっすぐ立つように固定し、傾きを修正できる。
このように、水平支持機構33は、2列に設置した型枠4間の間隔を保持するだけでなく、型枠4の設置精度を高めることができる。
基礎コンクリート形成用型枠の実施例を示す模式図 水平支持機構の内部構造を示す模式図 型枠機構Aと型枠機構Bまたは型枠機構Aと型枠機構Cを連結したときの、挿入ブロックBの挿入時の内部構造を示す模式図(左)と、左図の水平断面を示す模式図(右図) 型枠機構Bと型枠機構Cを連結したときの埋込部材Dと埋込部材Eが重ね合わされた箇所の部分拡大断面を示す模式図 型枠機構A、型枠機構B、型枠機構Cの挿入ブロックAがスロットに嵌入された箇所の部分拡大断面を示す模式図 水平支持機構の外観を示す模式図と、その内部構造を示す模式図 水平支持機構の内部構造の一部の水平断面を示す模式図(上)と、その部分拡大図(下) 図7(上)の部分拡大図 水平支持機構の箱体Bの内部構造を示す模式図 水平支持機構のウォームギヤB、ウォームギヤC、スクリューの挿通箇所の内部構造を斜視的に示す模式図 水平支持機構のスライドボックスの内部構造の一部の水平断面を示す模式図 水平支持機構の下方斜視図(上)、水平支持機構の中央付近の断面構造を斜視的に示す模式図(左下)、水平支持機構の底面部分の水平断面を示す模式図(右下) スリーブBとスリーブCが環状スリーブによって接続された状態の断面構造を示す模式図 箱体Bの外観を示す模式図 ブロックAを有する抵抗板の外観を示す模式図 抵抗板が収められる固定台の外観を示す模式図 スライドボックスの内部の一部の断面構造を示す模式図 型枠機構Aの外観を示す模式図 型枠機構Aの外観を示す模式図(左)と、その断面構造を示す模式図(右) 型枠機構Bの外観を示す模式図 型枠機構Bの外観を示す模式図(左)と、その断面構造を示す模式図(右) 型枠機構Aまたは型枠機構Bのスライダーが収められた箇所の部分拡大断面を示す模式図 挿入孔Aの外観を示す模式図(最左)、挿入孔Aの断面構造を示す模式図(中右)、挿入孔Cの外観を示す模式図(中左)、挿入孔Cの断面構造を示す模式図(最右) 型枠機構Cの外観を示す模式図(左)と、その一部の断面構造を示す模式図(右) 型枠機構Cの断面構造を示す模式図 埋込部材Eの外観を示す模式図(左)と、その断面構造を示す模式図(右)
本発明の具体的な実施形態を、図面をもとに詳細に説明する。
図1に示すように、本発明にかかる基礎コンクリート形成用型枠は、型枠機構A3、型枠機構B22、型枠機構C24及び水平支持機構33からなる。
平行に設置された2列の型枠機構A3、型枠機構B22及び型枠機構C24が、基礎1上に固定されることで、基礎コンクリートを打ち込むために用いられる型枠4を形成する。
そして、2列の型枠4を、一定の間隔に保持し、間隔を調整、補正するために、2列の型枠4の上端には、水平支持機構33が掛けられる。
水平支持機構33は、2列の型枠4を、一定の間隔に保持し、間隔を調整、補正する必要がある個所に掛けられ、1以上が使用される。
本発明にかかる基礎コンクリート形成用型枠を設置するには、基礎1上の離れた2か所から、徐々に距離を詰めるようにして、複数の型枠機構A3を連結させて、設置していく。
つまり、最初に、基礎1上の離れた2か所に、型枠機構A3を1個ずつ設置し、徐々に型枠機構A3同士の距離が縮まるように、最初に設置した型枠機構A3同士の内側に、別の型枠機構A3を連結していき、最終的に、連結させた型枠機構A3同士の距離が無くなったところで、型枠機構A3の連結が終わり、型枠4の設置が完了する。
型枠4を設置するときは、予め設置距離から、必要な型枠機構A3の個数を計算しておくことで、基礎1上の離れた2か所から、徐々に距離を詰めるようにして、複数の型枠機構A3を隙間なく連結させることができる。
しかし、設置する基礎1上の離れた2か所から、徐々に距離が縮まるように、型枠機構A3同士を複数連結させるに際して、最後に連結させる型枠機構A3同士が、僅かな誤差によって連結できない場合がある。
その場合、型枠機構A3に換えて、型枠機構B22と型枠機構C24を使うことで、僅かな誤差でも、本実施例にかかる基礎コンクリート形成用型枠を設置することができるようになる。
型枠機構A3の基礎1への設置は、1列ずつ行い、最終的に、2列が平行するように設置する。
なお、基礎1への基礎コンクリート形成用型枠の設置は、任意の1か所から、離れた別の場所に向かって、複数の型枠機構A3を順次連結させながら設置することもできる。
図1は、1列あたり型枠4を4枚のみ使用して連結させた実施例を示したものである。
各列の両端には、型枠機構A3が設置されている。
これは、離れた2か所から中央に向かって型枠機構A3同士を連結させた状態を示している。
また、中央には、型枠機構B22と型枠機構C24が設置されている。
これは、離れた2か所から中央に向かって型枠機構A3同士を連結させたあと、最後の型枠4だけは、型枠機構A3ではなく、型枠機構B22と型枠機構C24を使用して連結させた状態を示している。
型枠機構A3は、図19に示すように、基礎との接地面Aに挿入孔A5が、連結する別の型枠機構Aとの連結面Bに挿入孔B6が、連結する別の型枠機構Aとの連結面Cに挿入孔C7が、それぞれ形成されている。
挿入孔A5には、図5、18に示すように、挿入ブロックA10が挿入されている。
挿入孔C7には、図3、18に示すように、挿入ブロックB14が挿入されている。
挿入孔B6には、図3に示すように、連結する別の型枠機構A3の挿入ブロックB14が挿入される。
挿入孔A5は、図5に示すように、型枠機構A3を基礎1上に設置した際、基礎1に予め穿設されたスロット2との間で連続した空間を形成する。
その空間に、挿入ブロックA10が挿入されることで、型枠機構A3の基礎1上への設置が完了する。
挿入ブロックA10は、図5に示すように、上端部分がロープ11によって繋がれており、ロープ11は、型枠機構A3の平板面側に位置するプルリングA12に繋がれている。
また、挿入ブロックA10とプルリングA12を繋げるロープ11は、挿入孔A5内に設置された固定プーリー13に掛けられている。
そのため、プルリングA12を引っ張ることで、ロープ11に繋がれた挿入ブロックA10を、基礎1に穿設されたスロット2から引き抜くことができる。
挿入孔C7は、図3に示すように、連結する別の型枠機構A3の挿入孔B6との間で連続した空間を形成する。
その空間に、挿入ブロックB14が挿入されることで、型枠機構A3を別の型枠機構A3と連結できる。
挿入ブロックB14は、図3に示すように、側端部分がロープ11によって繋がれており、ロープ11は、スライダー18の側壁に設けられた固定ブロック20に取り付けられており、さらに、スライダー18は、図22に示すように、上端部分がロープ11によって繋がれており、このロープ11は、型枠機構A3の平板面側に位置するプルリングC21に繋がれている。
そのため、プルリングC21を引っ張ることで、ロープ11に繋がれたスライダー18が引き上げられ、その結果、スライダー18とロープ11で繋がれた挿入ブロックB14が、図3(左図)の右側方向に摺動し、挿入ブロックB14を挿入孔B6から引き抜くことができる。
挿入孔C7には、図22に示すように、プルリングC21とスライダー18を繋げるロープ11を掛けるための固定プーリー13と、図3に示すように、固定ブロック20と挿入ブロックB14を繋げるロープ11を掛けるための固定プーリー13の、2つのプーリーが設置されている。
また、挿入孔C7には、図22に示すように、鉛直方向に延びる内壁部分にガイドスロットB9が形成されており、スライダー18は、側面に形成されたガイドブロックB19が、ガイドスロットB9に嵌合した状態で、このガイドスロットB9に沿って挿入孔C7内を鉛直方向にスライドする。
さらに、挿入孔C7には、図23(最右図)に示すように、水平方向に延びる床面部分にガイドスロットA8が形成されており、また、挿入ブロックB14には、図3(左図)に示すように、下面側にガイドブロックA16が取り付けられており、ガイドブロックA16がガイドスロットA8に嵌合した状態で、挿入ブロックB14がガイドスロットA8に沿って挿入孔C7内を水平方向にスライドする。
型枠機構B22は、図21に示すように、基礎との接地面Aに挿入孔A5が、連結する型枠機構Aとの連結面Cに挿入孔C7が、それぞれ形成されており、挿入孔C7が形成された連結面Cとは反対側の、連結する型枠機構Cとの連結面Dに、埋込部材D23が取り付けられている。
挿入孔A5には、型枠機構A3と同様、図5、20に示すように、挿入ブロックA10が挿入されている。
挿入孔C7には、型枠機構A3と同様、図3、20に示すように、挿入ブロックB14が挿入されている。
埋込部材D23は、図4に示すように、型枠機構C24の埋込部材E25と重ね合わされる。
型枠機構C24は、図25に示すように、基礎との接地面Aに挿入孔A5が、連結する型枠機構Aとの連結面Bに挿入孔B6が、それぞれ形成されており、挿入孔B6が形成された連結面Bとは反対側の、連結する型枠機構Bとの連結面Eに、埋込部材E25が取り付けられている。
挿入孔A5には、型枠機構A3と同様、図5、24に示すように、挿入ブロックA10が挿入されている。
挿入孔B6には、型枠機構A3と同様、図3に示すように、連結する型枠機構A3の挿入ブロックB14が挿入される。
埋込部材E25は、図4に示すように、型枠機構B22の埋込部材D23と重ね合わされる。
埋込部材E25は、図26に示すように、型枠機構B22の埋込部材D23と重ね合わされる側に向かってU字状に開口したU字形プレート26が形成されている。
埋込部材E25は、U字形プレート26とは反対側(図26の左右各図の左側)に、図24のウォームギヤA31を挿通する貫通孔とシャフトA27が嵌入される空間を有する形状をなしている。
シャフトA27は、図4、24に示すように、一端に、ウォームホイールA30が取り付けられ、他端に、シャフトA27を中心軸として軸周方向に回転するスイングアーム28が取り付けられている。
スイングアーム28の先端には、連結する型枠機構B22の埋込部材D23側に突出する丸ピン29が取り付けられている。
ウォームギヤA31は、図24に示すように、先端が型枠機構C24の平板面から突出しており、その先端には、六角レンチを嵌め込むことができる六角溝32が形成されている。
この六角溝32に六角レンチを差し込み、ウォームギヤA31を回転させることで、ウォームギヤA31に噛み合うウォームホイールA30が回転する。
ウォームホイールA30が回転することで、シャフトA27が軸周方向に回転し、シャフトA27を中心軸として、スイングアーム28が先端の丸ピン29とともに、時計回りまたは反時計回りに枢動する。
丸ピン29は、図4に示すように、連結する型枠機構B22の埋込部材D23内に収められる。
型枠機構C24と型枠機構B22を連結させる際、どちらかが傾いていたり、設置位置がずれていることがあるが、丸ピン29は、これを矯正する役割を果たす。
例えば、丸ピン29が、埋込部材D23内に収められた状態で、連結する型枠機構B22に傾きがある場合、型枠機構C24を固定した状態で、スイングアーム28を時計回りか反時計回りに枢動させる。
そうすると、丸ピン29が型枠機構B22の埋込部材D23内で位置が移動し、丸ピン29が埋込部材D23内の一方の側壁に押し当てられ、型枠機構B22が傾き、その結果、連結する型枠同士の傾きを矯正できる。
型枠機構A3は、図18に示すように、平板面に、プルリングA12、プルリングB17、プルリングC21が取り付けられている。
プルリングA12は、図5に示すように、基礎1に穿設されたスロット2に挿入された挿入ブロックA10を引き抜くためのものであり、型枠機構A3を設置した基礎1から外すときに使用する。
プルリングA12を引っ張らないときは、プルリングA12とロープ11で繋げられた挿入ブロックA10は、自重で挿入孔A5から突出した状態であるため、プルリングA12を引っ張らなければ、基礎1に穿設されたスロット2に挿入ブロックA10を挿入できる。
このようにして、基礎1に穿設されたスロット2に、挿入ブロックA10を挿入したり、外したりできる。
プルリングB17は、図3(右図)に示すように、ロープ11で繋がれた挿入ブロックB14を、連結する型枠機構A3の挿入孔B6に挿入させるためのものであり、隣接する型枠機構A3同士を連結するときに使用する。
プルリングB17に繋げられているロープ11は、挿入ブロックB14の側壁に形成された可動溝15の一端(図3の右図の可動溝15の左上部分)に取り付けられている。
また、挿入ブロックB14とプルリングB17を繋げるロープ11は、挿入孔B6内に設置された固定プーリー13に掛けられている。
そのため、プルリングB17を引っ張ると、挿入ブロックB14は、図3の右図の右下方向に移動し、挿入孔C7から突出して、挿入孔B6に挿入される。
挿入孔C7は、連結する型枠機構A3の挿入孔B6と連続した空間を形成しているため、プルリングB17を引っ張ることで、挿入ブロックB14が挿入孔B6に挿入され、隣接する型枠機構A3と連結できる。
プルリングC21は、図22に示すように、スライダー18とロープ11で繋がれた挿入ブロックB14を挿入孔B6から引き抜くためのものであり、連結した別の型枠機構A3から外すときに使用する。
型枠機構B22は、型枠機構A3と同様、図20に示すように、平板面に、プルリングA12、プルリングB17、プルリングC21が取り付けられている。
型枠機構C24は、図24に示すように、プルリングA12のみが取り付けられている。
水平支持機構33は、図1、6、7に示すように、箱体A34、箱体B42、ブロックB46、クランプブロック47、ラックA48、平歯車A49、スリーブA50、シャフトB51、ベベルギヤB52、ベベルギヤA53、伸縮軸54、スリーブB57、回転台A60、スリーブC61、スイベルシートB64、環状スリーブ65、ウォームホイールB66、ウォームギヤB67、スライドボックス68、シャフトC71、平歯車B72、ウォームホイールC73、ウォームギヤC74、回転台C75、スクリュー76、ラックB78、固定台79、抵抗板82、ブロックA83、リセットスプリング85からなる。
水平支持機構33は、図1に示すように、基礎1上に一定の間隔で平行に設置された2列の型枠4に対して直交する方向に設置される。
2列の型枠4のそれぞれを、2組のクランプブロック47によって挟んで固定し、2列の型枠4の間隔を保持する。
水平支持機構33は、箱状の箱体A34からなる。
箱体A34の短径側の側面には、図12に示すように、スライド孔A38が形成されている。
このスライド孔A38は、2列に平行に設置された各列の型枠4を挟むためのクランプブロック47に連結するラックA48の先端が、各列の型枠4を挟むクランプブロック47の動きに合わせて突出する貫通孔である。
箱体A34は、図2に示すように、2列の型枠4のそれぞれの真上に当たる位置に、図14に示す箱体B42が設置されている。
箱体B42には、図8、9に示すように、シャフトB51が型枠4の列と同じ向きに取り付けられている。
シャフトB51の周囲には、回転するスリーブA50が取り付けられ、スリーブA50には、平歯車A49とベベルギヤB52が取り付けられている。
ベベルギヤB52は、図9に示すように、図7に示す伸縮軸54の先端のベベルギヤA53と噛み合う。
そのため、伸縮軸54が回転すると、伸縮軸54の先端のベベルギヤA53が回転し、シャフトB51のベベルギヤB52を回転させる。
ベベルギヤB52が回転すると、スリーブA50上の平歯車A49が回転し、平歯車A49に噛み合う2つのラックA48が摺動する。
2つのラックA48は、それぞれ反対方向に摺動するため、それぞれのラックA48の鉛直方向に延びる軸の先端に連結している、型枠4を挟むためのクランプブロック47が、互いの距離を縮めることで、型枠4を挟むことができる。
箱体B42は、図14に示すように、側壁には、スライド孔C43と、円形溝C44が形成されている。
スライド孔C43には、型枠4を挟むためのクランプブロック47に取り付けられているラックA48が摺動可能に挿通される。
円形溝C44には、シャフトB51に取り付けられたベベルギヤB52に噛み合うベベルギヤA53が取り付けられた伸縮軸5が挿通される。
伸縮軸54は、入子式の筒型構造体であり、軸方向に伸縮し、軸の周方向に回転する。
伸縮軸54は、図8に示すように、キー溝A55が、軸方向に形成されている。
伸縮軸54は、スリーブB57に挿通されており、スリーブB57の内周側には、キー溝A55が嵌合するキーガイドA5が、軸方向に形成されている。
また、伸縮軸54は、図7(下図)に示すように、キーガイドB56が、軸方向に形成されている。
そして、伸縮軸54は、スリーブC61に挿通されており、スリーブC61の内周側には、図13に示すように、キーガイドB56が嵌合するキー溝B62が、軸方向に形成されている。
スリーブB57とスリーブC61は、図13に示すように、環状スリーブ65によって接続されている。
そのため、伸縮軸54は、スリーブB57、スリーブC61、環状スリーブ65に挿通された状態で、軸方向に伸縮する。
伸縮軸54が挿通するスリーブB57は、箱体A34に設置された図2、7に示す回転台A60に挿通されている。
回転台A60は、図7に示すように、内周に溝が形成されており、そこにリングA59が回転自在に取り付けられている。
スリーブB57は、リングA59によって、回転台A60に挿通された状態で回転できるようになっている。
そのため、スリーブB57は、伸縮軸54が伸縮自在に挿通した状態で、回転台A60に回転自在に支持されている。
伸縮軸54が挿通するスリーブC61は、箱体A34に設置された図2、7に示す回転台B64に挿通されている。
回転台B64は、図7に示すように、内周に溝が形成されており、そこにリングB63が回転自在に取り付けられている。
スリーブC61は、リングB63によって、回転台B64に挿通された状態で回転できるようになっている。
そのため、スリーブC61は、伸縮軸54が伸縮自在に挿通した状態で、回転台B64に回転自在に支持されている。
箱体A34は、図12(左下の図)に示すように、天面に、円形溝A36、円形溝B37、ネジ孔35が形成されている。
円形溝A36は、図10に示すように、ウォームギヤB67が挿通しており、図12(上図)に示すように、箱体A34の底面にも形成され、ここにもウォームギヤB67が挿通する。
円形溝B37は、図10に示すように、ウォームギヤC74が挿通されている。
ネジ孔35は、図10に示すように、スクリュー76が挿通されている。
ウォームギヤB67、ウォームギヤC74、スクリュー76の各上端部には、図10に示すように、六角レンチが嵌まる六角溝32が形成されている。
この六角溝32に六角レンチを嵌め込み、六角レンチでウォームギヤB67、ウォームギヤC74、スクリュー76を回転させる。
ウォームギヤB67は、図10に示すように、環状スリーブ65に取り付けられたウォームホイールB66と噛み合っている。
そのため、ウォームギヤB67を回転させることで、環状スリーブ65を回転させることができる。
環状スリーブ65が回転すると、環状スリーブ65に連結するスリーブB57及びスリーブC61とともに、伸縮軸54が軸周方向に回転する。
伸縮軸54が回転すると、その先端のベベルギヤA53に噛み合うベベルギヤB52が回転し、スリーブA50上の平歯車A49に噛み合う2つのラックA48が水平方向に摺動する。
クランプブロック47は、ラックA48の動きに合わせて摺動し、クランプブロック47が互いに反対方向に摺動することで、型枠4を挟んでクランプし、または、型枠4をクランプした状態から離れる。
ウォームギヤC74は、図11に示すように、ウォームホイールC73と噛み合っており、ウォームギヤC74を回転させることで、ウォームホイールC73を回転させることができる。
スクリュー76は、図2に示すように、下端部に取り付けられたリングC77がスライドボックス68の図17の上面に開口した凹状に形成されたリング溝に収められており、スクリュー76を回転させることで、リングC77の位置が鉛直方向に移動し、スライドボックス68を鉛直方向に摺動させることができる。
スライドボックス68は、図10、11に示すように、箱体A34の内壁に近い位置にガイドブロックB70が取り付けられている。
箱体A34の内壁には、台形ガイドB41が形成されている。
スライドボックス68は、図11に示すように、スライドボックス68に取り付けられたガイドブロックB70が、箱体A34の内壁に形成された、図12(右下の図)に示す台形ガイドB41に嵌合した状態で、台形ガイドB41に沿って、箱体A34内を鉛直方向に摺動する。
スライドボックス68は、図11に示すように、シャフトC71が回転自在に挿通されている。
シャフトC71の先端には、図11に示すように、ウォームホイールC73が取り付けられており、ウォームホイールC73は、図示しない歯車によってウォームギヤC74に噛み合う。
ウォームギヤC74は、図6(下図)、図10に示すように、スライドボックス68に取り付けられた回転台C75に挿通された状態で、スライドボックス68に支持される。
スライドボックス68には、図2、10に示すように、ラックB78が挿通されている。
ラックB78は、図11に示すシャフトC71に取り付けられた平歯車B72と噛み合っており、ウォームギヤC74を回転させることで、平歯車B72がラックB78を摺動させる。
スライドボックス68の側壁には、図2、17に示すように、スライド孔D69が形成されており、ラックB78は、スライド孔D69に沿って摺動する。
ラックB78は、図9に示すように、先端に、固定台79が取り付けられている。
固定台79の下面側には、図9に示すように、抵抗板82が取り付けられている。
抵抗板82は、図9、15に示すように、長手方向の両側面にガイドバー84が取り付けられ、ガイドバー84が、固定台79の図16に示すガイドスロットC81に嵌合した状態で、固定台79のスライド孔E80内に収められている。
抵抗板82は、伸縮バネであるリセットスプリング85の一端が接続され、リセットスプリング85の他端は、固定台79のスライド孔E80の短手方向の両側面の内壁側に接続されている。
これにより、抵抗板82は、固定台79のスライド孔E80内を長手方向に水平に揺動する。
抵抗板82は、図15に示すように、下面(図15の下方向)側に、型枠4の列方向に沿って等間隔に複数のブロックA83が設けられている。
抵抗板82のブロックA83は、箱体B42の上面に、同じく型枠4の列方向に沿って等間隔に設けられている複数のブロックB46に嵌合する。
ブロックA83の先端(図15の下方向のブロックA83の端部)と、ブロックB46の先端(図14の上方向のブロックB46の端部)は、山型に形成されている。
ブロックA83は、すべて同じ大きさで、ブロックA83の幅(1個のブロックA83の図15の左右方向の長さ)と、ブロックB46同士の間隔と同じである。
ブロックB46は、すべて同じ大きさで、ブロックB46の幅(1個のブロックB46の図14の左右方向の長さ)と、ブロックA83同士の間隔と同じである。
そのため、ブロックA83とブロックB46は、互いに対向するブロック間の空いたスペースに正確に嵌め合わされる。
ブロックA83とブロックB46が嵌合することで、ブロックB46が取り付けられている箱体B42の動きを制限する。
箱体A34は、図12に示すように、底部にスライド孔B39が形成されており、ラックA48は、スライド孔B39に沿って摺動する。
また、箱体A34は、図12に示すように、底部に台形ガイドA40が形成されており、箱体B42は、底部に取り付けられた図9に示すガイドブロックA45が台形ガイドA40に嵌った状態で箱体A34内を水平方向に摺動する。
そのため、図9に示すガイドブロックA45は、箱体B42の箱体A34内における位置決めの役割を果たす。
次に、本発明にかかる基礎コンクリート形成用型枠の使用手順を説明する。
基礎1に型枠機構A3、型枠機構B22、型枠機構C24を設置する前に、基礎1に、挿入ブロックA10を挿入して各型枠機構を嵌め込むためのスロット2を穿設する。
基礎1にスロット2を穿設したのち、スロット2に、各型枠機構の挿入ブロックA10が挿入されるように、型枠機構A3、型枠機構B22、型枠機構C24を基礎1上に載置する。
型枠機構A3、型枠機構B22、型枠機構C24の挿入ブロックA10は、自重で落下するため、挿入孔A5から一部を突出させた状態で、挿入ブロックA10を、基礎1のスロット2に挿入させる。
これにより、型枠機構A3、型枠機構B22、型枠機構C24のそれぞれを基礎1に設置することができる。
型枠機構A3、型枠機構B22の挿入ブロックB14は、初期状態では、挿入孔C7に挿入されたままになっている。
このとき、型枠機構A3、型枠機構B22のスライダー18は、挿入ブロックB14の上に載置されており、スライダー18の固定ブロック20と挿入ブロックB14とを結ぶロープ11は弛んだ状態になっている。
基礎1上の離れた2か所に型枠機構A3を設置した後、徐々に距離が縮まるように、複数の型枠機構A3を順次、連結させていく。
1の型枠機構A3の挿入孔B6に、別の型枠機構A3の挿入孔C7が一致するように、複数の型枠機構A3が連結するように、基礎1上に設置していく。
その後、1の型枠機構A3の2つのプルリングB17を順に引き、ロープ11で繋がれた挿入ブロックB14を、連結する型枠機構A3の挿入孔B6に挿入させる。
これにより、隣接する2つの型枠機構A3の連結が完了する。
挿入ブロックB14が挿入孔B6に挿入されると、スライダー18が自重で落下し、挿入ブロックB14があった空間にスライダー18が位置する。
このとき、スライダー18は吊り下げられた状態のまま、挿入ブロックB14があった空間に位置するため、挿入ブロックB14が挿入孔C7内に戻るのを防ぐ。
また、プルリングC21とスライダー18を繋ぐロープ11は、スライダー18が吊り下げられた状態になっていることから、引っ張られた状態にあり、プルリングC21を引っ張らない限り、挿入ブロックB14を挿入孔B6から引き抜くことができない。
基礎1上の離れた2か所から、順次、複数の型枠機構A3が隣接するように設置し、最後に列の中央付近で連結される2つの型枠機構A3が、僅かな設置位置の誤差によって連結できないときは、型枠機構A3を、型枠機構B22と型枠機構C24に換えて設置する。
型枠機構B22と型枠機構C24による調整を行うことで、全ての型枠機構の連結を完了させることができる。
つまり、型枠機構B22と型枠機構C24は、型枠機構A3の連結に僅かな誤差が生じた場合に、型枠機構A3に換えて設置される。
型枠機構B22の基礎1への設置手順と、型枠機構A3との連結手順は、型枠機構A3の基礎1への設置手順と、型枠機構A3同士の連結手順と同じである。
型枠機構C24の基礎1への設置手順と、型枠機構A3との連結手順は、型枠機構A3の基礎1への設置手順と、型枠機構A3同士の連接手順と同じである。
型枠機構B22と型枠機構C24の、基礎1への設置と、型枠機構A3との連結が完了したのち、型枠機構B22と型枠機構C24を連結する。
型枠機構B22と型枠機構C24の連結は、次の手順で行う。
型枠機構C24のU字形プレート26が、型枠機構B22の埋込部材D23に向かい合うように、型枠機構C24を型枠機構B22に隣接して設置する。
このとき、型枠機構C24の2つの丸ピン29を、連結する型枠機構B22の2つの埋込部材D23内に収められるように、図24(左図)に示すとおりに、U字形プレート26内に収められた状態にする。
丸ピン29の位置の調整は、図24(右図)に示すように、型枠機構C24の平板面から突出するウォームギヤA31の先端の六角溝32を、六角レンチで回転させることで行う。
六角溝32を回転させると、ウォームギヤA31が噛合するウォームホイールA30が回転し、シャフトA27を中心軸として、スイングアーム28が時計回りまたは反時計回りに軸周方向に枢動する。
これにより、スイングアーム28の先端の丸ピン29も回転し、丸ピン29がU字形プレート26内に収められる。
次に、型枠機構C24の丸ピン29が型枠機構B22の埋込部材D23に収められるように、型枠機構B22と型枠機構C24を隣接させた状態で基礎1上に設置する。
このとき、型枠機構C24と型枠機構B22のどちらかが傾いていたり、設置位置がずれているときは、ウォームギヤA31の先端の六角溝32を六角レンチで回して、スイングアーム28を時計回りか反時計回りに枢動させる。
これにより、丸ピン29の位置が埋込部材D23内で移動し、丸ピン29が埋込部材D23内の一方の側壁に押し当てられ、型枠機構B22が傾き、連結する型枠同士の傾きを矯正できる。
以上の手順により、基礎1に、1列の型枠4を設置したら、もう1列の型枠4を同じ手順で、2列が平行になるように設置する。
平行する2列の型枠4が設置された後、2列の型枠4を水平支持機構33で固定する。
これにより、複数の型枠4の連結によって設置された基礎コンクリート形成用型枠の転倒を防止するとともに、複数の型枠機構を一体的に連結して構築した型枠4をより安定させることができる。
水平支持機構33の使用手順は、以下の通りである。
初期状態は、抵抗板82のブロックA83が、箱体B42上のブロックB46から離れた位置にあり、お互いのブロックは嵌合していない。
そのため、抵抗板82とスライド孔E80の内壁とを接続する2つのリセットスプリング85は、均等に弾性力が生じている状態であり、抵抗板82は、固定台79のスライド孔E80内のほぼ中心に位置している。
この状態で、2組のクランプブロック47のそれぞれに対して、クランプブロック47同士の間隔を手動で広げる。
このとき、クランプブロック47に連結するラックA48は、箱体A34のスライド孔B39に沿って水平方向に摺動する。
また、クランプブロック47を、水平方向に大きく移動させるときは、箱体B42を、底部に取り付けられた図9に示すガイドブロックA45が台形ガイドA40に嵌った状態で箱体A34内を水平方向に摺動させる。
箱体B42が、箱体A34内を水平方向に摺動すると、伸縮軸54が伸縮する。
伸縮軸54は、箱体B42の図8に示す挿通孔において、箱体B42と軸周方向に回転自在に取り付けられているため、箱体B42が水平方向に摺動すると、箱体B42との取り付け部分において箱体B42とともに摺動し、軸方向に収縮または伸長する。
また、抵抗板82のブロックA83は、箱体B42上のブロックB46に嵌合していないため、ラックB78は、水平方向に摺動しない。
クランプブロック47同士の間隔を手動で広げたら、各列の型枠4が、各組のクランプブロック47同士の間に位置するように、水平支持機構33を、2列の型枠4の上に載置する。
そして、まずは、クランプブロック47によって型枠4を挟む。
六角レンチをウォームギヤB67の六角溝32に差し込み、ウォームギヤB67を回転させる。
ウォームギヤB67が回転すると、ウォームホイールB66、環状スリーブ65、スリーブB57及びスリーブC61を介して、伸縮軸54が軸周方向に回転する。
伸縮軸54は、先端のベベルギヤA53によって、箱体B42内のベベルギヤB52を回転させる。
ベベルギヤB52が回転すると、ベベルギヤB52とともにスリーブA50に取り付けられた平歯車A49が回転し、平歯車A49に噛み合うラックA48が水平方向に摺動する。
ラックA48が摺動すると、ラックA48の先端に取り付けられ、箱体A34の外に位置するクランプブロック47が、ラックA48の動きに合わせて摺動する。
そして、各組のクランプブロック47同士が、互いに反対方向に摺動することによって、型枠4をクランプする。
クランプブロック47が型枠4をクランプすると、次は、六角レンチをスクリュー76の六角溝32に差し込み、スクリュー76を回転させる。
スクリュー76が回転すると、スクリュー76の下端部に取り付けられ、スライドボックス68のリング溝内に位置するリングC77が鉛直下方向に移動し、これに併せてスライドボックス68が鉛直下方向に移動する。
スライドボックス68が鉛直下方向に移動すると、スライドボックス68に取り付けられたラックB78も鉛直下方向に移動し、ラックB78の先端に取り付けられた固定台79も鉛直下方向に移動する。
固定台79が鉛直下方向に移動すると、固定台79のスライド孔E80内に収められている抵抗板82も下がり、抵抗板82に取り付けられているブロックA83も下がる結果、ブロックA83は、箱体B42上のブロックB46のブロック同士の間に嵌入される。
このとき、抵抗板82に取り付けられている図15に示すブロックA83は、図14に示す箱体B42上のブロックB46に近づき、図9の状態のように、ブロックB46に嵌入される。
しかし、ブロックA83の1つ1つがブロックB46同士の隙間に正確に嵌まらない場合、ブロックA83の先端の鋭角部分がブロックB46の先端の鋭角部分に接触する。
抵抗板82は、固定台79のスライド孔E80内で、リセットスプリング85によってスライド孔E80に取り付けられており、リセットスプリング85が伸縮することで、ブロックA83がブロックB46の隙間に嵌まる位置に、抵抗板82を水平方向に揺動させることができるため、ブロックの先端同士がぶつかり合ったら、最終的には、抵抗板82が水平方向に揺動することで、抵抗板82のブロックA83がブロックB46同士の隙間がある位置に移動して、ブロックA83の1つ1つがブロックB46同士の隙間に正確に嵌まるようになる。
このようにして、ブロックA83がブロックB46の隙間に嵌まる位置に、ブロックA83が取り付けられた抵抗板82が水平方向に揺動しながら移動する。
ブロックA83を箱体B42上のブロックB46のブロック同士の間に嵌入させたら、スクリュー76の回転をやめる。
最後に、六角レンチをウォームギヤC74の六角溝32に差し込み、ウォームギヤC74を回転させる。
ウォームギヤC74が回転すると、図11に示すように、ウォームギヤC74に噛み合うウォームホイールC73が回転する。
ウォームホイールC73が回転すると、図11に示すように、シャフトC71に取り付けられた、スライドボックス68内に収められた平歯車B72が回転する。
平歯車B72が回転すると、図2に示すように、平歯車B72の上下で噛み合う2つのラックB78が水平方向に摺動する。
2つのラックB78は、図6に示すように、それぞれ固定台79に連結しており、ラックB78の動きに合わせて、固定台79を水平方向に摺動させることができる。
固定台79を水平方向に摺動させると、固定台79とともに抵抗板82も摺動する。
このとき、抵抗板82のブロックA83は、箱体B42のブロックB46に嵌合しているため、抵抗板82の摺動に合わせて、箱体B42も水平方向に摺動する。
箱体B42が最適な位置に摺動させたら、ウォームギヤC74の回転をやめる。
六角レンチでウォームギヤC74を回転させなければ、ウォームホイールC73は回転しないため、ウォームギヤC74の回転を止めることで、箱体B42の摺動は停止され、箱体B42の位置が固定される。
このようにして、箱体B42を、型枠4を固定する最適な位置に移動させる。
型枠4を最初にクランプブロック47でクランプしてあるため、仮に作業中に、2列の型枠4が傾いても、型枠4のクランプが外れることはないが、型枠4をクランプする力が弱まったときは、再度、ウォームギヤB67を回転させて、型枠4をクランプすることもできる。
本発明にかかる基礎コンクリート形成用型枠の解体手順を説明する。
基礎コンクリート形成用型枠を解体するには、水平支持機構33を型枠4から外す。
六角レンチで、スクリュー76を逆方向に回転させ、スライドボックス68を鉛直上方向に移動させる。
スライドボックス68が鉛直上方向に移動するとともに、2つのラックB78の先端に取り付けられた2つの固定台79も鉛直上方向に移動する。
その結果、2つの固定台79の抵抗板82に取り付けられたブロックA83は、箱体B42上のブロックB46から離れる。
これにより、箱体B42の位置が変わらないようにしていた固定台79のロックが解除され、箱体B42が水平方向に摺動できるようにする。
また、六角レンチで、ウォームギヤB67を逆方向に回転させる。
そうすると、型枠4をクランプしていた2組のクランプブロック47が互いに離れ、型枠4のクランプを解除する。
型枠4のクランプを解除したら、水平支持機構33を鉛直上方向に持ち上げて、2列の型枠4から水平支持機構33を取り外す。
水平支持機構33を型枠4から取り外した後、型枠4である型枠機構A3、型枠機構B22、型枠機構C24の連結を解いて分解する。
なお、スクリュー76の逆回転による箱体B42のロックを解除するのと、ウォームギヤB67の逆回転によるクランプブロック47のロックを解除するのは、どちらを先に行っても構わない。
型枠4の解体手順は、以下のとおりである。
プルリングA12を引っ張ると、プルリングA12と挿入ブロックA10を繋ぐロープ11によって、型枠機構A3の挿入ブロックA10が、基礎1に穿設されたスロット2から引き抜かれる。
これにより、基礎1から型枠機構A3を容易に取り外すことができるが、プルリングA12を引っ張らなくても、型枠機構A3を鉛直上方向に持ち上げるだけで、基礎1に穿設されたスロット2から挿入ブロックA10を引き抜き、型枠機構A3を基礎から取り外すこともできる。
型枠機構B22と型枠機構C24を基礎1から取り外す手順は、型枠機構A3を基礎1から取り外す手順と同じである。
次に、プルリングC21を引っ張り、ロープ11に繋がれたスライダー18を引き上げる。
その結果、スライダー18とロープ11で繋がれた挿入ブロックB14が、図3(左図)の右側方向に摺動し、挿入ブロックB14を挿入孔B6から引き抜くことができる。
挿入ブロックB14を、連結されている別の型枠機構A3の挿入孔B6から引き抜いたら、プルリングC21の引っ張りを止め、スライダー18を自重によって落下させる。
落下したスライダー18は、挿入ブロックB14の上に載った状態になり、スライダー18が水平方向にスライドしないように抑えることができる。
これにより、型枠機構A3同士、型枠機構A3と型枠機構C24、型枠機構B22と型枠機構A3、の各連結状態が解除される。
型枠機構B22と型枠機構C24の連結状態を解除するときは、型枠機構B22と型枠機構C24の両側に連結されている型枠機構A3を外したうえで、型枠機構B22と型枠機構C24を引き離すことで、連結状態を解除できる。
1 基礎
2 スロット
3 型枠機構A
4 型枠
5 挿入孔A
6 挿入孔B
7 挿入孔C
8 ガイドスロットA
9 ガイドスロットB
10 挿入ブロックA
11 ロープ
12 プルリングA
13 固定プーリー
14 挿入ブロックB
15 可動溝
16 ガイドブロックA
17 プルリングB
18 スライダー
19 ガイドブロックB
20 固定ブロック
21 プルリングC
22 型枠機構B
23 埋込部材D
24 型枠機構C
25 埋込部材E
26 U字形プレート
27 シャフトA
28 スイングアーム
29 丸ピン
30 ウォームホイールA
31 ウォームギヤA
32 六角溝
33 水平支持機構
34 箱体A
35 ネジ孔
36 円形溝A
37 円形溝B
38 スライド孔A
39 スライド孔B
40 台形ガイドA
41 台形ガイドB
42 箱体B
43 スライド孔C
44 円形溝C
45 ガイドブロックA
46 ブロックB
47 クランプブロック
48 ラックA
49 平歯車A
50 スリーブA
51 シャフトB
52 ベベルギヤB
53 ベベルギヤA
54 伸縮軸
55 キー溝A
56 キーガイドB
57 スリーブB
58 キーガイドA
59 リングA
60 回転台A
61 スリーブC
62 キー溝B
63 リングB
64 回転台B
65 環状スリーブ
66 ウォームホイールB
67 ウォームギヤB
68 スライドボックス
69 スライド孔D
70 ガイドブロックB
71 シャフトC
72 平歯車B
73 ウォームホイールC
74 ウォームギヤC
75 回転台C
76 スクリュー
77 リングC
78 ラックB
79 固定台
80 スライド孔E
81 ガイドスロットC
82 抵抗板
83 ブロックA
84 ガイドバー
85 リセットスプリング




Claims (3)


  1. 基礎上に、2列に平行に設置される、平板状の、型枠機構B、型枠機構C、複数の型枠機構A、が連結して構成される型枠と、
    2列の型枠の上端に架けるように、1以上、設置される、列の間隔を保持する箱体Aからなる水平支持機構と、
    からなり、

    型枠機構Aは、
    基礎との接地面Aに形成され、基礎に穿設されたスロットと連続空間をなす挿入孔Aと、
    挿入孔Aに挿入された状態で挿入孔Aから突出し、一部がスロットに嵌め込まれる挿入ブロックAと、
    基礎のスロットに挿入された挿入ブロックAを、スロットから引き抜くため、挿入ブロックAとロープで繋がれたプルリングAと、

    連結する別の型枠機構Aとの連結面Cに形成され、当該連結する別の型枠機構Aに形成された挿入孔Bと連続空間をなす挿入孔Cと、
    挿入孔Cに挿入された状態で挿入孔Cから突出し、一部が当該連結する別の型枠機構Aに形成された挿入孔Bに嵌め込まれる挿入ブロックBと、
    挿入ブロックBとともに挿入孔Cに挿入されているスライダーと、
    挿入ブロックBの一部を当挿入孔Cから突出させるため、挿入ブロックBとロープで繋がれたプルリングBと、
    当該連結する別の型枠機構Aの挿入孔Bに挿入された挿入ブロックBを、当該挿入孔Bから引き抜くため、ロープで挿入ブロックBに繋がれたスライダーとロープで繋がれたプルリングCと、

    連結する別の型枠機構Aとの連結面Bに形成され、当該連結する別の型枠機構Aに形成された挿入孔Cと連続空間をなす挿入孔Bと、

    を有し、

    型枠機構Bは、
    基礎との接地面Aに形成され、基礎に穿設されたスロットと連続空間をなす挿入孔Aと、
    挿入孔Aに挿入された状態で挿入孔Aから突出し、一部がスロットに嵌め込まれる挿入ブロックAと、
    基礎のスロットに挿入された挿入ブロックAを、スロットから引き抜くため、挿入ブロックAとロープで繋がれたプルリングAと、

    連結する型枠機構Aとの連結面Cに形成され、当該連結する型枠機構Aに形成された挿入孔Bと連続空間をなす挿入孔Cと、
    挿入孔Cに挿入された状態で挿入孔Cから突出し、一部が当該連結する型枠機構Aに形成された挿入孔Bに嵌め込まれる挿入ブロックBと、
    挿入ブロックBとともに挿入孔Cに挿入されているスライダーと、
    挿入ブロックBの一部を当挿入孔Cから突出させるため、挿入ブロックBとロープで繋がれたプルリングBと、
    当該連結する型枠機構Aの挿入孔Bに挿入された挿入ブロックBを、当該挿入孔Bから引き抜くため、ロープで挿入ブロックBに繋がれたスライダーとロープで繋がれたプルリングBと、

    連結する型枠機構Cとの連結面Dに取り付けられ、当該連結する型枠機構Cに取り付けられた埋込部材Eと連続空間をなす埋込部材Dと、

    を有し、

    型枠機構Cは、
    基礎との接地面Aに形成され、基礎に穿設されたスロットと連続空間をなす挿入孔Aと、
    挿入孔Aに挿入された状態で挿入孔Aから突出し、一部がスロットに嵌め込まれる挿入ブロックAと、
    基礎のスロットに挿入された挿入ブロックAを、スロットから引き抜くため、挿入ブロックAとロープで繋がれたプルリングAと、

    連結する型枠機構Bとの連結面Eに形成され、当該連結する型枠機構Bに取り付けられた埋込部材Dと連続空間をなす、U字形プレートが形成された埋込部材Eと、
    埋込部材Eと連続空間をなす埋込部材D内に突出する丸ピンと、
    丸ピンを先端に有するスイングアームと、
    スイングアームの枢動の中心軸となるシャフトAと、
    シャフトAの端部に取り付けられるウォームホイールAと、
    ウォームホイールAと噛み合い、シャフトAを軸周方向に回転させるウォームギヤAと、

    連結する型枠機構Aとの連結面Bに形成され、当該連結する型枠機構Aに形成された挿入孔Cと連続空間をなす挿入孔Bと、

    を有し、

    水平支持機構は、
    型枠をクランプするクランプ機構と、
    クランプ機構の水平位置を調整するクランプ機構調整手段と、
    からなり、
    クランプ機構は、
    型枠を挟む2組のクランプブロックと、
    各クランプブロックに連結され、型枠を挟むために水平方向に摺動するラックAと、
    ラックAに噛み合い、シャフトBの軸周方向を回転する平歯車Aと、
    平歯車AとともにシャフトBの軸周方向を回転するベベルギヤBと、
    ベベルギヤBに噛み合い、ベベルギヤBの回転軸を直交方向に変更するベベルギヤAと、
    ベベルギヤAを両端に有する伸縮自在に軸周方向を回転する伸縮軸と、
    伸縮軸の中央付近に取り付けられるウォームホイールBと、
    ウォームホイールBに噛み合い、伸縮軸を軸周方向に回転させるウォームギヤBと、
    からなり、
    クランプ機構調整手段は、
    上面に複数のブロックBを有し、内部にクランプ機構を有する箱体Bと、
    ブロックBに嵌合するブロックAを有する抵抗板と、
    抵抗板が揺動自在に取り付けられる固定台と、
    固定台に連結され、固定台を水平方向に摺動させるラックBと、
    ラックBに噛み合い、ラックBを水平方向に摺動させる平歯車Bと、
    平歯車Bの回転軸であるシャフトCに取り付けられているウォームホイールCと、
    ウォームホイールCに噛み合い、ウォームホイールCを回転させるウォームギヤCと、
    箱体Aの内壁を鉛直方向に摺動自在に取り付けられ、ラックB及びシャフトCが挿通されたスライドボックスと、
    スライドボックスを鉛直方向に上下動させるスクリューと、
    からなる
    構成において、

    離れた2か所から徐々に近づくように、基礎上に、2列の型枠を設置する際、
    型枠機構Aから順に複数設置し、
    最後に設置する2枚の型枠を、型枠機構Bと型枠機構Cによって設置したあと、
    型枠機構B、型枠機構C、複数の型枠機構Aに対し、
    挿入ブロックAを、基礎に予め穿設したスロットに挿入し、
    挿入ブロックBを、プルリングBを引っ張り、隣接する型枠機構Aまたは型枠機構Cの挿入孔Bに挿入し、
    埋込部材Eの丸ピンを埋込部材D内に収めることで、
    型枠機構B、型枠機構C、複数の型枠機構Aを連結させ、
    2列の型枠の上端に架けた水平支持機構の、
    ウォームギヤBを回転させて、
    ウォームギヤBに噛み合うウォームホイールBが取り付けられた伸縮軸が軸周方向に回転し、
    伸縮軸のベベルギヤAが箱体A内のベベルギヤBを回転させ、
    ベベルギヤBがシャフトB上の平歯車Aを回転させ、
    平歯車Aに噛み合うラックAが水平方向に摺動することで、クランプブロックが各列の型枠を挟み、
    スクリューを回転させて、
    スクリューがスライドボックスを鉛直下方向にスライドさせ、
    スライドボックスとともに、スライドボックスに挿通されるラックBが鉛直下方向に移動し、
    ラックBの先端に取り付けられた固定台が、固定台に揺動自在に取り付けられた抵抗板のブロックAが箱体BのブロックBに嵌合するまで、鉛直下方向に移動し、
    ウォームギヤCを回転させて、
    ウォームギヤCに噛み合うウォームホイールCとともに平歯車Bを回転させ、
    平歯車Bに噛み合うラックBが水平方向に摺動して、
    ラックBの先端に取り付けられた固定台が箱体Aの水平位置を調整する、

    ことを特徴とする基礎コンクリート形成用型枠。

  2. 基礎上に、2列に平行に設置される、平板状の、型枠機構B、型枠機構C、複数の型枠機構A、が連結して構成される型枠と、
    2列の型枠の上端に架けるように、1以上、設置される、列の間隔を保持する箱体Aからなる水平支持機構と、
    からなり、

    型枠機構Aは、
    基礎との接地面Aに形成され、基礎に穿設されたスロットと連続空間をなす挿入孔Aと、
    挿入孔Aに挿入された状態で挿入孔Aから突出し、一部がスロットに嵌め込まれる挿入ブロックAと、
    基礎のスロットに挿入された挿入ブロックAを、スロットから引き抜くため、挿入ブロックAとロープで繋がれたプルリングAと、

    連結する別の型枠機構Aとの連結面Cに形成され、当該連結する別の型枠機構Aに形成された挿入孔Bと連続空間をなす挿入孔Cと、
    挿入孔Cに挿入された状態で挿入孔Cから突出し、一部が当該連結する別の型枠機構Aに形成された挿入孔Bに嵌め込まれる挿入ブロックBと、
    挿入ブロックBとともに挿入孔Cに挿入されているスライダーと、
    挿入ブロックBの一部を当挿入孔Cから突出させるため、挿入ブロックBとロープで繋がれたプルリングBと、
    当該連結する別の型枠機構Aの挿入孔Bに挿入された挿入ブロックBを、当該挿入孔Bから引き抜くため、ロープで挿入ブロックBに繋がれたスライダーとロープで繋がれたプルリングCと、

    連結する別の型枠機構Aとの連結面Bに形成され、当該連結する別の型枠機構Aに形成された挿入孔Cと連続空間をなす挿入孔Bと、

    を有し、

    型枠機構Bは、
    基礎との接地面Aに形成され、基礎に穿設されたスロットと連続空間をなす挿入孔Aと、
    挿入孔Aに挿入された状態で挿入孔Aから突出し、一部がスロットに嵌め込まれる挿入ブロックAと、
    基礎のスロットに挿入された挿入ブロックAを、スロットから引き抜くため、挿入ブロックAとロープで繋がれたプルリングAと、

    連結する型枠機構Aとの連結面Cに形成され、当該連結する型枠機構Aに形成された挿入孔Bと連続空間をなす挿入孔Cと、
    挿入孔Cに挿入された状態で挿入孔Cから突出し、一部が当該連結する型枠機構Aに形成された挿入孔Bに嵌め込まれる挿入ブロックBと、
    挿入ブロックBとともに挿入孔Cに挿入されているスライダーと、
    挿入ブロックBの一部を当挿入孔Cから突出させるため、挿入ブロックBとロープで繋がれたプルリングBと、
    当該連結する型枠機構Aの挿入孔Bに挿入された挿入ブロックBを、当該挿入孔Bから引き抜くため、ロープで挿入ブロックBに繋がれたスライダーとロープで繋がれたプルリングBと、

    連結する型枠機構Cとの連結面Dに取り付けられ、当該連結する型枠機構Cに取り付けられた埋込部材Eと連続空間をなす埋込部材Dと、

    を有し、

    型枠機構Cは、
    基礎との接地面Aに形成され、基礎に穿設されたスロットと連続空間をなす挿入孔Aと、
    挿入孔Aに挿入された状態で挿入孔Aから突出し、一部がスロットに嵌め込まれる挿入ブロックAと、
    基礎のスロットに挿入された挿入ブロックAを、スロットから引き抜くため、挿入ブロックAとロープで繋がれたプルリングAと、

    連結する型枠機構Bとの連結面Eに形成され、当該連結する型枠機構Bに取り付けられた埋込部材Dと連続空間をなす、U字形プレートが形成された埋込部材Eと、
    埋込部材Eと連続空間をなす埋込部材D内に突出する丸ピンと、
    丸ピンを先端に有するスイングアームと、
    スイングアームの枢動の中心軸となるシャフトAと、
    シャフトAの端部に取り付けられるウォームホイールAと、
    ウォームホイールAと噛み合い、シャフトAを軸周方向に回転させるウォームギヤAと、

    連結する型枠機構Aとの連結面Bに形成され、当該連結する型枠機構Aに形成された挿入孔Cと連続空間をなす挿入孔Bと、

    を有し、

    水平支持機構は、
    型枠をクランプするクランプ機構と、
    クランプ機構の水平位置を調整するクランプ機構調整手段と、
    からなり、
    クランプ機構は、
    型枠を挟む2組のクランプブロックと、
    各クランプブロックに連結され、型枠を挟むために水平方向に摺動するラックAと、
    ラックAに噛み合い、シャフトBの軸周方向を回転する平歯車Aと、
    平歯車AとともにシャフトBの軸周方向を回転するベベルギヤBと、
    ベベルギヤBに噛み合い、ベベルギヤBの回転軸を直交方向に変更するベベルギヤAと、
    ベベルギヤAを両端に有する伸縮自在に軸周方向を回転する伸縮軸と、
    伸縮軸の中央付近に取り付けられるウォームホイールBと、
    ウォームホイールBに噛み合い、伸縮軸を軸周方向に回転させるウォームギヤBと、
    からなり、
    クランプ機構調整手段は、
    上面に複数のブロックBを有し、内部にクランプ機構を有する箱体Bと、
    ブロックBに嵌合するブロックAを有する抵抗板と、
    抵抗板が、リセットスプリングによってスライド孔E内を揺動自在に取り付けられる固定台と、
    固定台に連結され、固定台を水平方向に摺動させるラックBと、
    ラックBに噛み合い、ラックBを水平方向に摺動させる平歯車Bと、
    平歯車Bの回転軸であるシャフトCに取り付けられているウォームホイールCと、
    ウォームホイールCに噛み合い、ウォームホイールCを回転させるウォームギヤCと、
    箱体Aの内壁を鉛直方向に摺動自在に取り付けられ、ラックB及びシャフトCが挿通されたスライドボックスと、
    スライドボックスを鉛直方向に上下動させるスクリューと、
    からなる
    構成において、

    離れた2か所から徐々に近づくように、基礎上に、2列の型枠を設置する際、
    型枠機構Aから順に複数設置し、
    最後に設置する2枚の型枠を、型枠機構Bと型枠機構Cによって設置したあと、
    型枠機構B、型枠機構C、複数の型枠機構Aに対し、
    挿入ブロックAを、基礎に予め穿設したスロットに挿入し、
    挿入ブロックBを、プルリングBを引っ張り、隣接する型枠機構Aまたは型枠機構Cの挿入孔Bに挿入し、
    埋込部材Eの丸ピンを埋込部材D内に収めることで、
    型枠機構B、型枠機構C、複数の型枠機構Aを連結させ、
    2列の型枠の上端に架けた水平支持機構の、
    ウォームギヤBを回転させて、
    ウォームギヤBに噛み合うウォームホイールBが取り付けられた伸縮軸が軸周方向に回転し、
    伸縮軸のベベルギヤAが箱体A内のベベルギヤBを回転させ、
    ベベルギヤBがシャフトB上の平歯車Aを回転させ、
    平歯車Aに噛み合うラックAが水平方向に摺動することで、クランプブロックが各列の型枠を挟み、
    スクリューを回転させて、
    スクリューがスライドボックスを鉛直下方向にスライドさせ、
    スライドボックスとともに、スライドボックスに挿通されるラックBが鉛直下方向に移動し、
    ラックBの先端に取り付けられた固定台が、固定台に揺動自在に取り付けられた抵抗板のブロックAが箱体BのブロックBに嵌合するまで、鉛直下方向に移動し、
    ウォームギヤCを回転させて、
    ウォームギヤCに噛み合うウォームホイールCとともに平歯車Bを回転させ、
    平歯車Bに噛み合うラックBが水平方向に摺動して、
    ラックBの先端に取り付けられた固定台が箱体Aの水平位置を調整する、

    ことを特徴とする基礎コンクリート形成用型枠。


  3. 基礎上に、2列に平行に設置される、平板状の、型枠機構B、型枠機構C、複数の型枠機構A、が連結して構成される型枠と、
    2列の型枠の上端に架けるように、1以上、設置される、列の間隔を保持する箱体Aからなる水平支持機構と、
    からなり、

    型枠機構Aは、
    基礎との接地面Aに形成され、基礎に穿設されたスロットと連続空間をなす挿入孔Aと、
    挿入孔Aに挿入された状態で挿入孔Aから突出し、一部がスロットに嵌め込まれる挿入ブロックAと、
    基礎のスロットに挿入された挿入ブロックAを、スロットから引き抜くため、挿入ブロックAとロープで繋がれたプルリングAと、

    連結する別の型枠機構Aとの連結面Cに形成され、当該連結する別の型枠機構Aに形成された挿入孔Bと連続空間をなす挿入孔Cと、
    挿入孔Cに挿入された状態で挿入孔Cから突出し、一部が当該連結する別の型枠機構Aに形成された挿入孔Bに嵌め込まれる挿入ブロックBと、
    挿入ブロックBとともに挿入孔Cに挿入されているスライダーと、
    挿入ブロックBの一部を当挿入孔Cから突出させるため、挿入ブロックBとロープで繋がれたプルリングBと、
    当該連結する別の型枠機構Aの挿入孔Bに挿入された挿入ブロックBを、当該挿入孔Bから引き抜くため、ロープで挿入ブロックBに繋がれたスライダーとロープで繋がれたプルリングCと、

    連結する別の型枠機構Aとの連結面Bに形成され、当該連結する別の型枠機構Aに形成された挿入孔Cと連続空間をなす挿入孔Bと、

    を有し、

    型枠機構Bは、
    基礎との接地面Aに形成され、基礎に穿設されたスロットと連続空間をなす挿入孔Aと、
    挿入孔Aに挿入された状態で挿入孔Aから突出し、一部がスロットに嵌め込まれる挿入ブロックAと、
    基礎のスロットに挿入された挿入ブロックAを、スロットから引き抜くため、挿入ブロックAとロープで繋がれたプルリングAと、

    連結する型枠機構Aとの連結面Cに形成され、当該連結する型枠機構Aに形成された挿入孔Bと連続空間をなす挿入孔Cと、
    挿入孔Cに挿入された状態で挿入孔Cから突出し、一部が当該連結する型枠機構Aに形成された挿入孔Bに嵌め込まれる挿入ブロックBと、
    挿入ブロックBとともに挿入孔Cに挿入されているスライダーと、
    挿入ブロックBの一部を当挿入孔Cから突出させるため、挿入ブロックBとロープで繋がれたプルリングBと、
    当該連結する型枠機構Aの挿入孔Bに挿入された挿入ブロックBを、当該挿入孔Bから引き抜くため、ロープで挿入ブロックBに繋がれたスライダーとロープで繋がれたプルリングBと、

    連結する型枠機構Cとの連結面Dに取り付けられ、当該連結する型枠機構Cに取り付けられた埋込部材Eと連続空間をなす埋込部材Dと、

    を有し、

    型枠機構Cは、
    基礎との接地面Aに形成され、基礎に穿設されたスロットと連続空間をなす挿入孔Aと、
    挿入孔Aに挿入された状態で挿入孔Aから突出し、一部がスロットに嵌め込まれる挿入ブロックAと、
    基礎のスロットに挿入された挿入ブロックAを、スロットから引き抜くため、挿入ブロックAとロープで繋がれたプルリングAと、

    連結する型枠機構Bとの連結面Eに形成され、当該連結する型枠機構Bに取り付けられた埋込部材Dと連続空間をなす、U字形プレートが形成された埋込部材Eと、
    埋込部材Eと連続空間をなす埋込部材D内に突出する丸ピンと、
    丸ピンを先端に有するスイングアームと、
    スイングアームの枢動の中心軸となるシャフトAと、
    シャフトAの端部に取り付けられるウォームホイールAと、
    ウォームホイールAと噛み合い、シャフトAを軸周方向に回転させるウォームギヤAと、

    連結する型枠機構Aとの連結面Bに形成され、当該連結する型枠機構Aに形成された挿入孔Cと連続空間をなす挿入孔Bと、

    を有し、

    水平支持機構は、
    型枠をクランプするクランプ機構と、
    クランプ機構の水平位置を調整するクランプ機構調整手段と、
    からなり、
    クランプ機構は、
    型枠を挟む2組のクランプブロックと、
    各クランプブロックに連結され、型枠を挟むために水平方向に摺動するラックAと、
    ラックAに噛み合い、シャフトBの軸周方向を回転する平歯車Aと、
    平歯車AとともにシャフトBの軸周方向を回転するベベルギヤBと、
    ベベルギヤBに噛み合い、ベベルギヤBの回転軸を直交方向に変更するベベルギヤAと、
    ベベルギヤAを両端に有する伸縮自在に軸周方向を回転する伸縮軸と、
    伸縮軸の中央付近に取り付けられるウォームホイールBと、
    ウォームホイールBに噛み合い、伸縮軸を軸周方向に回転させるウォームギヤBと、
    からなり、
    クランプ機構調整手段は、
    上面に複数のブロックBを有し、内部にクランプ機構を有する箱体Bと、
    ブロックBに嵌合するブロックAを有する抵抗板と、
    抵抗板が、リセットスプリングによってスライド孔E内を揺動自在に取り付けられる固定台と、
    固定台に連結され、固定台を水平方向に摺動させるラックBと、
    ラックBに噛み合い、ラックBを水平方向に摺動させる平歯車Bと、
    平歯車Bの回転軸であるシャフトCに取り付けられているウォームホイールCと、
    ウォームホイールCに噛み合い、ウォームホイールCを回転させるウォームギヤCと、
    箱体Aの内壁を鉛直方向に摺動自在に取り付けられ、ラックB及びシャフトCが挿通されたスライドボックスと、
    スライドボックスを鉛直方向に上下動させるスクリューと、
    からなる
    構成において、

    離れた2か所から徐々に近づくように、基礎上に、2列の型枠を設置する際、
    型枠機構Aから順に複数設置し、
    最後に設置する2枚の型枠を、型枠機構Bと型枠機構Cによって設置したあと、
    型枠機構B、型枠機構C、複数の型枠機構Aに対し、
    挿入ブロックAを、基礎に予め穿設したスロットに挿入し、
    挿入ブロックBを、プルリングBを引っ張り、隣接する型枠機構Aまたは型枠機構Cの挿入孔Bに挿入し、
    埋込部材Eの丸ピンを埋込部材D内に収め、
    ウォームギヤAを回転させて、スイングアームを時計回りか反時計回りに枢動することで、
    丸ピンが埋込部材D内の一方の側壁に押し当てられ、連結する型枠の傾きを矯正して、
    型枠機構B、型枠機構C、複数の型枠機構Aを連結させ、
    2列の型枠の上端に架けた水平支持機構の、
    ウォームギヤBを回転させて、
    ウォームギヤBに噛み合うウォームホイールBが取り付けられた伸縮軸が軸周方向に回転し、
    伸縮軸のベベルギヤAが箱体A内のベベルギヤBを回転させ、
    ベベルギヤBがシャフトB上の平歯車Aを回転させ、
    平歯車Aに噛み合うラックAが水平方向に摺動することで、クランプブロックが各列の型枠を挟み、
    スクリューを回転させて、
    スクリューがスライドボックスを鉛直下方向にスライドさせ、
    スライドボックスとともに、スライドボックスに挿通されるラックBが鉛直下方向に移動し、
    ラックBの先端に取り付けられた固定台が、固定台に揺動自在に取り付けられた抵抗板のブロックAが箱体BのブロックBに嵌合するまで、鉛直下方向に移動し、
    ウォームギヤCを回転させて、
    ウォームギヤCに噛み合うウォームホイールCとともに平歯車Bを回転させ、
    平歯車Bに噛み合うラックBが水平方向に摺動して、
    ラックBの先端に取り付けられた固定台が箱体Aの水平位置を調整する、

    ことを特徴とする基礎コンクリート形成用型枠。

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