JP7185802B1 - 評価装置、評価方法及びプログラム - Google Patents

評価装置、評価方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 0007185802000001
【課題】評価対象者の出身国によらず、評価対象者の状態を適切に評価できるようにする。
【解決手段】評価装置1は、評価対象者と、評価対象者の出身国と、を関連付けて記憶する評価対象者情報記憶部123と、評価対象者に対する質問を記憶する質問記憶部121と、質問に対する回答の内容を評価するために用いられる評価基準を、国識別情報に関連付けて記憶する評価基準記憶部122と、質問を評価対象者に対して送信する質問送信部131と、質問に対する回答を取得する回答取得部132と、複数の評価対象者から選択した評価対象者に評価対象者情報記憶部123において関連付けられた出身国を特定し、特定した出身国に対応する国識別情報に関連付けて評価基準記憶部122に記憶された評価基準に基づいて、回答取得部132が取得した回答を評価する評価部133と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、評価対象者を評価するための評価装置、評価方法及びプログラムに関する。
従来、被験者に質問事項に対して回答させ、回答内容に基づいて被験者のストレスや精神状態を分析する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005-50291号公報
出身国によって国民性や文化が異なるので、同じ質問であっても質問の意味の捉え方が違ったり、回答内容が同じであってもストレスや精神状態に違いがあったりすることがある。その結果、技能実習生のように、さまざまな国から来た人のストレスや精神状態を評価する際には、従来の方法を用いた場合、評価対象者の状態を評価する精度が低いという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、評価対象者の出身国によらず、評価対象者の状態を適切に評価できるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様の評価装置は、評価対象者と、前記評価対象者の出身国と、を関連付けて記憶する評価対象者情報記憶部と、前記評価対象者に対する質問を記憶する質問記憶部と、前記質問に対する回答の内容を評価するために用いられる評価基準を、国識別情報に関連付けて記憶する評価基準記憶部と、前記質問を前記評価対象者に対して送信する質問送信部と、前記質問に対する回答を取得する回答取得部と、複数の前記評価対象者から選択した評価対象者に前記評価対象者情報記憶部において関連付けられた前記出身国を特定し、特定した前記出身国に対応する前記国識別情報に関連付けて前記評価基準記憶部に記憶された前記評価基準に基づいて、前記回答取得部が取得した回答を評価する評価部と、を有する。
前記質問記憶部は、前記国識別情報に関連付けて前記質問を記憶し、前記質問送信部は、複数の前記評価対象者から選択した評価対象者に前記評価対象者情報記憶部において関連付けられた前記出身国を特定し、特定した前記出身国に対応する前記国識別情報に関連付けて前記質問記憶部に記憶された前記質問を前記評価対象者に送信してもよい。
前記質問送信部は、前記評価対象者が従事する業務に関する第1質問と、前記評価対象者の私生活に関する第2質問と、を前記評価対象者に対して送信し、前記回答取得部は、前記第1質問に対する第1回答と、前記第2質問に対する第2回答と、を取得し、前記評価部は、前記国識別情報に関連付けて前記評価基準記憶部に記憶された第1評価基準に基づいて前記第1回答を評価し、前記国識別情報に関連付けて前記評価基準記憶部に記憶された第2評価基準に基づいて前記第2回答を評価し、前記第1回答の評価結果と、前記第2回答の評価結果とを識別可能な態様で出力してもよい。
前記評価装置は、前記国識別情報に関連付けて支援者を記憶する支援者情報記憶部と、前記評価部が評価した結果が所定の条件を満たす場合に、前記評価対象者の前記出身国に対応する前記国識別情報に関連付けて前記支援者情報記憶部に記憶された前記支援者を前記評価対象者に紹介する紹介処理部と、をさらに有してもよい。
本発明の第2の態様の評価方法は、コンピュータが実行する、評価対象者に対する質問を前記評価対象者に対して送信するステップと、前記質問に対する回答を取得するステップと、複数の前記評価対象者から選択した評価対象者に評価対象者情報記憶部において関連付けられた出身国を特定し、特定した前記出身国に対応する国識別情報に関連付けて評価基準記憶部に記憶された評価基準に基づいて、取得した回答を評価するステップと、評価した結果を出力するステップと、を有する。
本発明の第3の態様のプログラムは、コンピュータに、評価対象者に対する質問を前記評価対象者に対して送信するステップと、前記質問に対する回答を取得するステップと、複数の前記評価対象者から選択した評価対象者に評価対象者情報記憶部において関連付けられた出身国を特定し、特定した前記出身国に対応する国識別情報に関連付けて評価基準記憶部に記憶された評価基準に基づいて、取得した回答を評価するステップと、評価した結果を出力するステップと、を実行させる。
本発明によれば、評価対象者の出身国によらず、評価対象者の状態を適切に評価できるようになるという効果を奏する。
評価システムSの概要を説明するための図である。 評価装置1の構成を示す図である。 情報端末2に送信される質問の一例を示す図である。 評価基準の一例を示す図である。 複数の評価対象者Uそれぞれに関する情報である評価対象者情報の一例を示す図である。 評価部133が出力する評価結果を示すレポートの例を示す図である。 評価装置1における処理の流れを示すフローチャートである。
[評価システムSの概要]
図1は、評価システムSの概要を説明するための図である。評価システムSは、評価装置1と、複数の情報端末2と、外部装置3と、を有する。評価システムSは、評価対象者Uの業務及び私生活の状態を評価するためのシステムである。評価対象者Uは、組織体において業務を遂行する任意の人であってよいが、本明細書においては、評価対象者Uが外国人労働者(技能実習生など)である場合を例にして説明する。
評価装置1は、複数の評価対象者Uに対して各種の質問を送信し、複数の評価対象者Uから質問に対する回答を取得するコンピュータである。評価装置1は、評価対象者Uが勤務する組織体に設置されたコンピュータであってもよく、評価対象者Uの状態を評価するサービスを提供する事業者が管理するクラウド上のサーバであってもよい。評価装置1は、複数の評価対象者Uから取得した回答の内容に基づいて、複数の評価対象者Uそれぞれの状態を評価する。
情報端末2は、評価対象者Uが使用する電子機器であり、例えばスマートフォン、タブレット又はパーソナルコンピュータである。情報端末2は、ネットワークNを介して評価装置1から質問を受信し、情報端末2において評価対象者Uが入力した回答を評価装置1に送信する。
外部装置3は、評価対象者Uの状態を確認する人が使用する電子機器であり、例えば、評価対象者Uの雇用者が使用するスマートフォン、タブレット又はパーソナルコンピュータである。外部装置3は、評価装置1から評価対象者Uの状態の評価結果を示すレポートを受信し、受信したレポートを表示する。
技能実習生は、さまざまな国から来日する。したがって、複数の評価対象者Uの出身国は同一ではない。出身国が異なると国民性や文化が異なるので、同じ質問に対する解釈が異なったり、同じ状態に対する回答の内容が異なったりする。そこで、評価装置1は、評価対象者Uの出身国によって質問の内容を変えたり、回答に基づく評価の基準を変えたりすることを特徴としている。評価装置1がこのように構成されていることで、技能実習生の出身国の違いが評価結果に与える影響を抑制することができるので、技能実習生の状態を適切に評価できる確率が高まる。
[評価装置1の構成]
図2は、評価装置1の構成を示す図である。評価装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、を有する。記憶部12は、質問記憶部121と、評価基準記憶部122と、評価対象者情報記憶部123と、支援者情報記憶部124と、を有する。制御部13は、質問送信部131と、回答取得部132と、評価部133と、紹介処理部134と、を有する。
通信部11は、ネットワークNを介して情報端末2及び外部装置3との間で各種のデータを送受信するための通信インターフェースを有する。通信部11は、例えば質問送信部131から入力された評価対象者Uへの質問を複数の情報端末2に送信する。通信部11は、複数の情報端末2から受信した回答を回答取得部132に入力する。
また、通信部11は、評価部133が作成した評価結果を情報端末2又は外部装置3に送信してもよい。さらに、通信部11は、評価対象者Uに助言をしたり相談に乗ったりする支援者を紹介するための情報を複数の情報端末2に送信してもよい。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶媒体を有する。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部12は、制御部13が評価対象者Uを評価するために用いる各種のデータを記憶する。
具体的には、記憶部12は、評価対象者Uに対する質問、複数の評価対象者Uそれぞれに関する情報、情報端末2から取得した質問への回答、回答の内容を評価するために用いられる評価基準、及び評価対象者Uを支援する支援者に関する情報を記憶する。より具体的には、質問記憶部121は、国識別情報に関連付けて評価対象者Uに対する複数の質問を記憶する。質問記憶部121は、評価対象者Uが従事する業務に関する第1質問と、評価対象者Uの私生活に関する第2質問とを識別できるように記憶してもよい。
評価基準記憶部122は、質問に対する回答の内容を評価するために用いられる評価基準を、国識別情報に関連付けて記憶する。評価対象者情報記憶部123は、評価対象者Uに関する情報を記憶する。具体的には、評価対象者情報記憶部123は、評価対象者Uと、評価対象者Uの出身国と、を関連付けて記憶する。支援者情報記憶部124は、国識別情報に関連付けて評価対象者Uを支援する支援者に関する情報を記憶する。
図3は、情報端末2に送信される質問の一例を示す図である。質問には、業務に関連する質問と私生活(例えば家族)に関連する質問が含まれている。また、質問への回答の選択肢が含まれている。図3に示す例においては、回答の選択肢が全ての質問に対して同一であるが、質問によって異なる選択肢が設けられていてもよい。
上述したように、質問の内容は評価対象者Uの出身国によって異なる内容であってもよい。例えば、ある国の評価対象者Uに対しては「思った通りの賃金をもらえていますか?」という質問であるのに対して、契約が重視される他の国の評価対象者Uに対しては「契約書に記載された賃金をもらえていますか?」という質問になる。
図4は、評価基準の一例を示す図である。図4に示す評価基準においては、評価時に使用される判定閾値が国名に関連付けられている。判定閾値は、図3に示す回答の選択肢に1点から5点が割り振られている場合に、質問に関する評価対象者Uの状態が、良好でもなく悪くもない中間的な状態であると判定される点数を示している。
国名がタイ、ベトナムのように判定閾値が3.0である場合、「3.わからない」と回答した評価対象者Uは、実際には評価対象者Uが「1.いいえ」に近い感情を持っていると考えられるということを意味している。国名が中国のように判定閾値が2.0である場合、「3.わからない」と回答した評価対象者Uは、実際には評価対象者Uが「5.はい」に近い感情を持っていると考えられるということを意味している。図4においては、全ての質問に対応する判定閾値が同一であるが、質問ごとに異なる判定閾値が設けられていてもよい。
評価基準は、評価対象者Uが回答した選択肢に割り当てられている点数を補正する補正値であってもよい。図4に示す例の場合、タイ、ベトナムに対応する補正値は「-0.5」、ミャンマー、マレーシアに対する補正値は「0」、中国に対応する補正値は「+0.5」になる。
図5は、複数の評価対象者Uそれぞれに関する情報である評価対象者情報の一例を示す図である。図5に示す評価対象者情報においては、評価対象者IDと、出身国と、家族の有無と、業務の状態の評価結果と、家族の状態の評価結果と、が関連付けられている。評価結果は、評価対象者Uの回答に基づいて評価部133が算出した数値を示している。図5に示す評価結果は、業務状態の評価値と家族状態の評価値を示しているが、評価対象者情報記憶部123は、業務状態及び家族状態に関する複数の指標それぞれに対する評価点を記憶していてもよい。
図2に戻り、制御部13の各部について説明する。制御部13は、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、質問送信部131、回答取得部132、評価部133及び紹介処理部134として機能する。
質問送信部131は、質問を評価対象者Uに対して送信する。具体的には、質問送信部131は、例えば、通信部11を介して情報端末2又は外部装置3から質問を送信する指示を受けたことに応じて、質問記憶部121に記憶された質問を読み出して、読み出した質問を、指示により指定された評価対象者Uが使用する情報端末2に送信する。
この際、質問送信部131は、指示に基づいて複数の評価対象者Uから選択した評価対象者Uに評価対象者情報記憶部123において関連付けられた出身国を特定する。そして、質問送信部131は、特定した出身国に対応する国識別情報に関連付けて質問記憶部121に記憶された質問を評価対象者Uに送信する。質問送信部131がこのように動作することで、評価対象者Uの出身国に適した内容の質問を送信することができる。
質問送信部131は、評価対象者Uが従事する業務に関する第1質問と、評価対象者Uの私生活に関する第2質問と、を評価対象者Uに対して送信してもよい。図3に示した複数の質問には、業務との関連性が比較的高い質問と、私生活との関連性が比較的高い質問とが含まれており、質問送信部131は、これらの複数の質問を送信することで、業務に関する第1質問と、評価対象者Uの私生活に関する第2質問と、を評価対象者Uに対して送信することができる。
回答取得部132は、質問に対する回答を取得する。具体的には、回答取得部132は、通信部11を介して、質問送信部131が質問を送信した評価対象者Uが使用する情報端末2から、評価対象者Uにより入力された回答を取得する。回答取得部132は、取得した回答を、評価対象者識別情報(例えば評価対象者名又は評価対象者ID)に関連付けて評価対象者情報記憶部123に記憶させる。回答取得部132は、取得した回答を評価部133に入力してもよい。
質問送信部131が、評価対象者Uが従事する業務に関する第1質問と、評価対象者Uの私生活に関する第2質問とを送信した場合、回答取得部132は、第1質問に対する第1回答と、第2質問に対する第2回答と、を取得する。この場合、回答取得部132は、第1回答と第2回答とを分類して評価対象者情報記憶部123に記憶させてもよい。
評価部133は、例えば外部装置3において管理者により指定された評価対象者Uの回答に基づいて、当該評価対象者Uの状態を評価する。評価部133は、複数の評価対象者Uから選択した評価対象者Uに評価対象者情報記憶部123において関連付けられた出身国を特定する。評価部133は、例えば管理者から指定された評価対象者U又は回答取得部132が回答を取得した評価対象者Uを選択する。評価部133は、特定した出身国に対応する国識別情報に関連付けて評価基準記憶部122に記憶された評価基準に基づいて、回答取得部132が取得した回答を評価する。
具体的には、評価部133は、回答取得部132が取得した回答が示す選択肢に対応する点数と、回答した評価対象者Uの出身国に対応する評価基準が示す判定閾値との関係に基づいて、評価対象者Uの状態を数値化する。一例として、タイを出身国とする評価対象者Uの回答が示す選択肢に対応する点数が2点であり、タイに対応する判定閾値が3点である場合、選択肢に対応する点数が判定閾値よりも低いことから、評価部133は、評価対象者Uの状態が比較的悪いと判定する。タイを出身国とする評価対象者Uの回答が示す選択肢に対応する点数が4点であり、タイに対応する判定閾値が3点である場合、選択肢に対応する点数が判定閾値よりも高いことから、評価部133は、評価対象者Uの状態が比較的良いと判定する。
評価部133は、評価対象者Uの回答が示す選択肢に対応する点数と判定閾値との関係に基づいて、評価対象者Uの状態を数値化した評価値を作成してもよい。例えば、タイを出身国とする評価対象者Uの回答が示す選択肢に対応する点数が2点であり、タイに対応する判定閾値が3点である場合、評価部133は評価値を-1点とする。タイを出身国とする評価対象者Uの回答が示す選択肢に対応する点数が4点であり、タイに対応する判定閾値が3点である場合、評価部133は評価値を+1点とする。評価部133は、評価値が所定の範囲(例えば0~5点)に分布するように、算出した評価値を変換してもよい。
回答取得部132が、業務に関連する第1質問に対する第1回答と、私生活に関連する第2質問に対する第2回答と、を取得した場合、評価部133は、国識別情報に関連付けて評価基準記憶部122に記憶された第1評価基準に基づいて第1回答を評価し、国識別情報に関連付けて評価基準記憶部122に記憶された第2評価基準に基づいて第2回答を評価する。評価部133は、第1回答の評価結果と、第2回答の評価結果とを識別可能な態様で出力する。
図6は、評価部133が出力する評価結果を示すレポートの例を示す図である。図6は、このような評価結果を情報端末2又は外部装置3に送信することにより情報端末2又は外部装置3の画面に表示させたり、プリンタに送信することにより評価結果を紙に出力させたりする。
図6の領域R1には、ある評価対象者Uの業務に関する評価値と私生活に関する評価値とがレーダーチャートにより示されている。図6に示す例においては、6つの指標のそれぞれに対する評価値が0~5点の範囲で示されている。評価対象者Uの管理者は、外部装置3において表示された評価値を見ることで、評価対象者Uの状態を把握することができる。評価対象者Uは、情報端末2において表示された評価値を見ることで、自分自身の状態を客観的に把握することができる。その結果、悪い状態にある場合、管理者又は評価対象者U自身が、状態を改善するための対策を講じることが可能になる。
図6の領域R2には、評価部133が評価値に基づいて算出した、評価対象者Uの業務において問題が生じるリスクの大きさと私生活において問題が生じるリスクの大きさが表示されている。評価部133は、例えば、複数の指標それぞれの評価値を入力することで、問題が生じるリスクの大きさを出力する機械学習モデルに、評価対象者Uの評価値を入力することで、リスクの大きさを特定する。管理者又は評価対象者U自身が、このようなリスクを把握することで、リスクが高い場合に早期に対策を講じることが可能になる。
紹介処理部134は、評価部133が評価した結果が所定の条件を満たす場合に、評価対象者Uの出身国に対応する国識別情報に関連付けて支援者情報記憶部124に記憶された支援者を評価対象者Uに紹介する。紹介処理部134は、例えば、評価値が平均値を下回っていたり、リスクが50%以上であると判定されたりしている場合に、評価対象者Uの出身国の国民性や文化に対して理解している支援者に連絡するための情報を情報端末2に送信する。評価対象者Uは、情報端末2が受信した情報に基づいて支援者にメッセージを送信することで、支援者に相談することができる。紹介処理部134がこのように構成されていることで、評価対象者Uが、自身の出身国について理解している支援者に相談することができるので、状態を早期に改善することが可能になる。
[評価装置1における処理の流れ]
図7は、評価装置1における処理の流れを示すフローチャートである。図7に示すフローチャートは、質問送信部131が、ある評価対象者Uの状態を確認するための指示を外部装置3から取得した時点から開始している。当該指示には、評価対象者識別情報が含まれているものとする。
質問送信部131は、評価対象者情報記憶部123を参照することにより、指示に含まれている評価対象者識別情報に対応する評価対象者Uの出身国を特定する(S1)。質問送信部131は、特定した出身国に対応する質問データを質問記憶部121から取得する(S2)。
続いて、質問送信部131は、取得した質問データに含まれている複数の質問を情報端末2に送信する(S3)。質問送信部131は、複数の質問を一度に送信してもよいが、ここでは、1個ずつ質問を送信するものとして説明する。
回答取得部132は、質問に対する回答を情報端末2から取得する(S4)。続いて、評価部133は、質問に対応する評価基準である評価閾値を評価基準記憶部122から取得する(S5)。評価部133は、回答の内容と、当該回答に対応する質問に関連付けられた評価基準とに基づいて評価値を決定する(S6)。
続いて、評価部133は、全ての回答に対する評価が終了したか否かを判定する(S7)。評価部133は、全ての回答に対する評価が終了した場合(S7においてYES)、S8に処理を進め、全ての回答に対する評価が終了していない場合(S7においてNO)、質問送信部131に新たな質問を送信するように指示することにより、S3に処理を戻す。
S8において、評価部133は、各回答に対する評価値に基づいて総合評価値を算出したり、リスクの大きさを算出したりする(S8)。評価部133は、例えば、各回答に対する評価値の平均値を総合評価値とする。
続いて、評価部133は、評価値を含むレポートを作成する(S9)。具体的には、評価部133は、図6に示したようなレポートを作成し、作成したレポートを情報端末2又は外部装置3に出力する(S10)。
[評価装置1による効果]
以上説明したように、本実施形態に係る評価装置1は、複数の評価対象者Uから選択した評価対象者Uの出身国を特定し、特定した出身国に対応する評価基準に基づいて、評価対象者Uに送信した質問に対する回答の内容を評価することにより、評価対象者Uの状態を評価する。評価装置1がこのように構成されていることで、評価装置1は、評価対象者Uの出身国によらず、評価対象者Uの状態を適切に評価できるようになり、評価対象者Uの管理者又は評価対象者U自身が、評価対象者Uの状態に応じた適切な対策を講じることが可能になる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 評価装置
2 情報端末
3 外部装置
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
121 質問記憶部
122 評価基準記憶部
123 評価対象者情報記憶部
124 支援者情報記憶部
131 質問送信部
132 回答取得部
133 評価部
134 紹介処理部

Claims (6)

  1. 評価対象者と、前記評価対象者の出身国と、を関連付けて記憶する評価対象者情報記憶部と、
    前記評価対象者に対する質問を記憶する質問記憶部と、
    前記質問に対する回答の内容を評価するために用いられる評価基準を、国識別情報に関連付けて記憶する評価基準記憶部と、
    前記質問を前記評価対象者に対して送信する質問送信部と、
    前記質問に対する回答を取得する回答取得部と、
    複数の前記評価対象者から選択した評価対象者に前記評価対象者情報記憶部において関連付けられた前記出身国を特定し、特定した前記出身国に対応する前記国識別情報に関連付けて前記評価基準記憶部に記憶された前記評価基準に基づいて、前記回答取得部が取得した回答を評価する評価部と、
    を有する評価装置。
  2. 前記質問記憶部は、前記国識別情報に関連付けて前記質問を記憶し、
    前記質問送信部は、複数の前記評価対象者から選択した評価対象者に前記評価対象者情報記憶部において関連付けられた前記出身国を特定し、特定した前記出身国に対応する前記国識別情報に関連付けて前記質問記憶部に記憶された前記質問を前記評価対象者に送信する、
    請求項1に記載の評価装置。
  3. 前記質問送信部は、前記評価対象者が従事する業務に関する第1質問と、前記評価対象者の私生活に関する第2質問と、を前記評価対象者に対して送信し、
    前記回答取得部は、前記第1質問に対する第1回答と、前記第2質問に対する第2回答と、を取得し、
    前記評価部は、前記国識別情報に関連付けて前記評価基準記憶部に記憶された第1評価基準に基づいて前記第1回答を評価し、前記国識別情報に関連付けて前記評価基準記憶部に記憶された第2評価基準に基づいて前記第2回答を評価し、前記第1回答の評価結果と、前記第2回答の評価結果とを識別可能な態様で出力する、
    請求項1又は2に記載の評価装置。
  4. 前記国識別情報に関連付けて支援者を記憶する支援者情報記憶部と、
    前記評価部が評価した結果が所定の条件を満たす場合に、前記評価対象者の前記出身国に対応する前記国識別情報に関連付けて前記支援者情報記憶部に記憶された前記支援者を前記評価対象者に紹介する紹介処理部と、
    をさらに有する、
    請求項1又は2に記載の評価装置。
  5. コンピュータが実行する、
    評価対象者に対する質問を前記評価対象者に対して送信するステップと、
    前記質問に対する回答を取得するステップと、
    複数の前記評価対象者から選択した評価対象者に評価対象者情報記憶部において関連付けられた出身国を特定し、特定した前記出身国に対応する国識別情報に関連付けて評価基準記憶部に記憶された評価基準に基づいて、取得した回答を評価するステップと、
    評価した結果を出力するステップと、
    を有する評価方法。
  6. コンピュータに、
    評価対象者に対する質問を前記評価対象者に対して送信するステップと、
    前記質問に対する回答を取得するステップと、
    複数の前記評価対象者から選択した評価対象者に評価対象者情報記憶部において関連付けられた出身国を特定し、特定した前記出身国に対応する国識別情報に関連付けて評価基準記憶部に記憶された評価基準に基づいて、取得した回答を評価するステップと、
    評価した結果を出力するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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豊田秀樹,外4名,"アジア12カ国のブランド価値の普遍性・多様性解釈のためのベイズ分析的構造方程式モデリングによるアプローチ",計算機統計学,日本,日本計算機統計学会,2016年06月17日,第29巻,第1号,pp.1-4
豊田秀樹,外4名: ""アジア12カ国のブランド価値の普遍性・多様性解釈のためのベイズ分析的構造方程式モデリングによるアプ", 計算機統計学, vol. 第29巻,第1号, JPN6022048983, 17 June 2016 (2016-06-17), JP, pages 1 - 4, ISSN: 0004926813 *

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