JP7182431B2 - 給湯システム - Google Patents

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    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Description

本明細書で開示する技術は、給湯システムに関する。
特許文献1には、太陽光によって発電する太陽光発電装置に接続されている給湯システムが開示されている。この給湯システムは、水を蓄えるタンクと、自然環境から吸熱し、タンク内の水を加熱するヒートポンプと、タンク内の水を利用箇所に供給する供給手段と、コントローラを備えている。コントローラは、外部から取得した地域情報に基づいて日の出予定時刻を特定し、特定された日の出予定時刻より所定時間だけ前のヒートポンプ作動時刻が到来する場合に、前記ヒートポンプを作動させることによって前記タンク内の水を加熱する売電優先制御を実行可能である。
上記の構成を備える特許文献1の給湯システムによると、日の出予定時刻以前にタンク内の水を加熱しておくことにより、日の出予定時刻以降にヒートポンプを作動させてタンク内の水を加熱しなくても、タンク内に貯められた加熱後の温水を利用して給湯を行うことが可能になる。そのため、日の出予定時刻より後の昼間の時間帯において、ヒートポンプによってタンク内の水を加熱すべき頻度を抑え得る。その結果、昼間の時間帯において太陽光発電装置が発電した電力をヒートポンプで消費させることなく、電力会社への売電に回すことができ、売電量を多くすることができる。即ち、特許文献1の給湯システムは、売電優先制御を実行することで、売電量の増加を図っている。
特開2017-227374号公報
特許文献1の技術において実行される売電優先制御では、当日の気象状況は考慮されていない。しかしながら、太陽光発電装置による単位時間当たりの発電量は、当日の気象状況(特に日照状況)によって大きく変化し得る。一般的に、悪天候時(曇天、雨天等)における単位時間当たりの発電量は、好天候時(晴天等)における単位時間当たりの発電量の5~10%程度であることも知られている。
特許文献1の給湯システムでは、売電優先制御を悪天候時に実行した場合、昼間の時間帯に太陽光発電装置が十分に発電を行うことができず、十分な売電量を確保できない可能性が高い。一方で、売電優先制御を実行したことで、日の出予定時刻が到来する時点で、タンク内には既に加熱済みの温水がある程度貯められた状態になる。しかしながら、例えば、実際の給湯開始時刻が日の出予定時刻よりも大幅に後であるような場合等には、タンクからの放熱により、実際の給湯開始時刻が到来するまでの間にタンク内の温水の熱が放熱されてしまい、実際の給湯開始時刻の時点でタンク内に蓄えられている温水によって給湯需要を十分に賄えない事態が生じる可能性もある。仮にタンク内の温水によって給湯需要を賄えない事態(いわゆる湯切れ)が発生する場合には、悪天候のために太陽光発電装置が十分に発電を行なえないことから、燃料を燃焼させた熱を利用して水を加熱する燃焼加熱装置で水を加熱する等、他の手段で給湯用の水を加熱する必要があり、水の加熱のために支出が嵩む可能性がある。即ち、特許文献1の給湯システムでは、売電優先制御を悪天候時に実行してしまうと、売電による収益と運転による支出との間の収支が悪化する可能性がある。
本明細書では、当日の予想気象に基づいて、売電優先制御を実行するか否かを切り替えることにより、売電による収益と運転による支出との間の収支を最適にし得る給湯システムを提供する。
本明細書は、太陽光によって発電する太陽光発電装置に接続されている給湯システムを開示する。給湯システムは、水を蓄えるタンクと、自然環境から吸熱し、前記タンク内の水を加熱するヒートポンプと、前記タンク内の水を利用箇所に供給する供給手段と、コントローラを備えており、前記コントローラは、過去の所定期間内の各日において給湯が開始された各時刻を示す運転履歴を記憶し、前記運転履歴に基づいて、当日における1個以上の給湯開始予定時刻を推定し、前記太陽光発電装置の設置地域における当日の予想気象及び暦を含む予想地域情報を取得し、前記1個以上の給湯開始予定時刻のそれぞれについて、当該給湯開始予定時刻より第1種の所定時間だけ前の時刻である学習時ヒートポンプ作動時刻に前記ヒートポンプを作動させることによって、前記タンク内の水を加熱する学習制御と、取得された前記予想地域情報に基づいて特定される日の出予定時刻より第2種の所定時間だけ前の時刻である売電時ヒートポンプ作動時刻に前記ヒートポンプを作動させることによって、前記タンク内の水を加熱する売電優先制御と、を選択的に実行可能であり、取得された前記予想地域情報に含まれる前記当日の予想気象に基づいて、前記学習制御と前記売電優先制御とのうちのどちらを実行すべきかを切り替える。前記給湯システムは、燃料を燃焼させた熱を利用して、前記利用箇所に供給される水を加熱する燃焼加熱装置をさらに備え、前記コントローラは、前記売電優先制御を実行している間においては、前記日の出予定時刻から、前記予想地域情報に基づいて特定される日の入り予定時刻までの間、前記ヒートポンプを作動させないとともに、前記利用箇所に供給される水の温度が、給湯設定温度より低くなる場合に、前記燃焼加熱装置を作動させ、前記利用箇所に供給される水を加熱させ、前記燃焼加熱装置を作動させる場合の燃料価格に関係する燃料価格関係値が、前記当日の予想気象において、前記太陽光発電装置で発電された電力を電力会社に売電する場合の売電価格に関係する売電価格関係値を上回る場合に、前記学習制御を実行し、前記売電価格関係値が前記燃料価格関係値を上回る場合に、前記売電優先制御を実行する。
上記の構成によると、コントローラは、当日の予想気象に基づいて、学習制御と売電優先制御とのうちのどちらを実行すべきかを切り替える。例えば、当日の予想気象が好天等であって、日中の単位時間当たりの日照量が多く、太陽光発電装置による発電量が多くなることが見込まれる場合には、給湯システムは、売電優先制御を実行することで、売電量を多くすることができ、売電による収益を高くすることができる。一方、例えば、当日の予想気象が雨天等であって、日中の単位時間当たりの日照量が少なく、太陽光発電装置による発電量が少なくなることが見込まれる場合には、給湯システムは、売電優先制御に代えて学習制御を実行することで、給湯開始予定時刻を基準にしてヒートポンプを事前に作動させることができる。この結果、給湯開始予定時刻とかけ離れた時間帯にタンク内の水の加熱が終了してしまう事態の発生が抑制され、タンクからの放熱による熱のロスも抑えることができる。そのため、日中に給湯用の水を加熱するために必要な支出を少なく抑え得る。従って、上記の給湯システムによると、当日の予想気象に基づいて、売電優先制御を実行するか否かを切り替えることにより、売電による収益と運転による支出との間の収支を最適にし得る。
また、燃料価格関係値が売電価格関係値を上回る場合に、給湯システムが売電優先制御を行って、太陽光発電装置によって発電された電力をヒートポンプに使わせずに売電に回し、給湯需要の不足分を加熱燃焼装置で補ったとしても、売電で得られる収益は少なく、水を加熱するための燃料費用が高くなる可能性が高く、収支が悪くなることが予想される。このような場合、太陽光発電装置によって発電された電力は、売電に回すより、例えばヒートポンプ等に使用させる方が収支の悪化を抑制することができる。そのため、上記の給湯システムは、燃料価格関係値が売電価格関係値を上回る場合に、学習制御を実行し、太陽光発電装置によって発電された電力をヒートポンプに使用させる等して、収支の悪化を抑制し得る。一方、売電価格関係値が燃料価格関係値を上回る場合には、給湯システムが売電優先制御を行えば、売電で得られる収益が多くなり、水を加熱するための燃料費用を賄ったとしても、収支が良くなることが予想される。このような場合、太陽光発電装置によって発電された電力は、ヒートポンプ等に使用させるより、売電に回す方が、収支が良くなる。そのため、上記の給湯システムは、売電価格関係値が燃料価格関係値を上回る場合に、売電優先制御を実行し、太陽光発電装置によって発電された電力を売電に回し、収支の良化を図り得る。従って、この構成による場合も、給湯システムは、予想気象が示す気象状況に応じて、売電による収益と運転による支出との間の収支を最適にし得る制御を実行することができる。
給湯システム2の構成を模式的に示す図。 第1実施例における設定処理を示すフローチャート。 売電優先制御が実行される場合における、特定の世帯での太陽光発電が行われる時間帯と給湯が行われる時間帯との関係を模式的に示す図。 日の出前沸き上げ処理を示すフローチャート。 日中処理を示すフローチャート。 学習制御が実行される場合における、特定の世帯でのヒートポンプが作動する期間と給湯が行われる時間帯の関係を模式的に示す図。 給湯開始前沸き上げ処理を示すフローチャート。 湯張り開始前沸き上げ処理を示すフローチャート。 第2実施例における設定処理を示すフローチャート。
(第1実施例)
図1に示すように、本実施例に係る給湯システム2は、ヒートポンプ10と、タンク20と、タンク循環路30と、水道水導入路40と、供給路50と、バーナ加熱装置60と、太陽光発電装置70と、商用電源供給路80と、コントローラ90とを備える。
ヒートポンプ10は、自然環境である外気から吸熱して、タンク循環路30内の水を加熱する熱源である。ヒートポンプ10は、太陽光発電装置70から供給される電力を用いて運転可能であるとともに、商用電源供給路80を介して商用電源から供給される電力を用いて運転可能である。ヒートポンプ10は、図示しないが、冷媒(代替フロン、例えばR410A等)を循環させる冷媒循環路と、外気と冷媒との間で熱交換を行う蒸発器と、冷媒を圧縮して高温高圧にする圧縮器と、タンク循環路30内の水と高温高圧の冷媒との間で熱交換を行う凝縮器と、熱交換を終えた後の冷媒を減圧させて低温低圧にする膨張弁と、を備えている。
タンク20は、ヒートポンプ10によって加熱された温水を貯える。タンク20は、密閉型であり、断熱材によって外側が覆われている。タンク20内には満水まで水が貯留されている。本実施例では、タンク20の容量は100Lである。タンク20には、サーミスタ22a、22b、22c、22dがタンク20の高さ方向に所定間隔で取り付けられている。各サーミスタ22a~22dは、その取付位置の水の温度を検出する。例えば、各サーミスタ22a、22b、22c、22dは、それぞれ、タンクの上部から70L、50L、30L、5Lの位置の水の温度を検出する。
タンク循環路30は、上流端がタンク20の下部に接続されており、下流端がタンク20の上部に接続されている。タンク循環路30には、循環ポンプ36が介装されている。循環ポンプ36は、タンク循環路30内の水を上流側から下流側に送り出す。また、タンク循環路30は、ヒートポンプ10の凝縮器(図示省略)を通過している。そのため、ヒートポンプ10を運転させると、タンク循環路30内の水がヒートポンプ10の凝縮器で加熱される。従って、循環ポンプ36とヒートポンプ10とを運転させると、タンク20の下部から導出された水がヒートポンプ10で加熱され、加熱された水がタンク20の上部に戻される。即ち、タンク循環路30は、タンク20に蓄熱するための水路である。また、タンク循環路30のうち、ヒートポンプ10の入口側(即ち上流側)と出口側(即ち下流側)には、それぞれ、サーミスタ32、34が介装されている。サーミスタ32は、タンク20の下部から導出され、ヒートポンプ10によって加熱される前の水の温度を検出する。サーミスタ34は、ヒートポンプ10によって加熱された後の温水の温度を検出する。
水道水導入路40は、上流端が給水弁42に接続されている。給水弁42は、図示しない水道水供給源に接続されている。給水弁42は、通常は開状態に維持されている。水道水導入路40の下流側は、第1導入路40aと第2導入路40bに分岐している。第1導入路40aの下流端は、タンク20の下部に接続されている。第2導入路40bの下流端は、後述の供給路50の途中に接続されている。第2導入路40bの下流端と供給路50との接続部分には、混合弁44が設けられている。混合弁44は、供給路50を流れる温水に、第2導入路40b内の水を混合させる量を調整する。
供給路50は、上流端がタンク20の上部に接続されている。上述したように、供給路50の途中には、水道水導入路40の第2導入路40bが接続されており、接続部分には混合弁44が設けられている。第2導入路40bとの接続部より下流側の供給路50には、バーナ加熱装置60が介装されている。また、バーナ加熱装置60より下流側の供給路50には、サーミスタ52が介装されている。サーミスタ52は、供給される温水の温度を検出する。バーナ加熱装置60は、サーミスタ52が検出する温水の温度が、給湯設定温度と一致するように、供給路50内の水を加熱する。供給路50の下流端は、温水利用箇所(例えば台所、浴槽等)に接続されている。
太陽光発電装置70は、太陽光を受光することによって発電するための装置である。太陽光発電装置70が発生させた電力は、コントローラ90を介して、給湯システム2の各構成要素を含む様々な装置に供給可能である。例えば、太陽光発電装置70が発生させた電力は、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36の運転の他に、図示しない空調装置の運転等、様々な用途に利用可能である。また、太陽光発電装置70が発生させた電力のうちの余剰の電力は、図示しない売電経路を介して電力会社に売電される。
商用電源供給路80は、商用電源に接続して商用電源から電力の供給を受けるための電源コードである。商用電源供給路80を介して商用電源から供給された電力は、コントローラ90を介して、給湯システム2の各構成要素を含む様々な装置に供給される。
コントローラ90は、給湯システム2の上記各構成要素と電気的に接続されており、各構成要素の動作を制御する。図1には示していないが、コントローラ90には、使用者が様々な指示を入力可能な操作部と、使用者に様々な情報を表示可能な表示部とを有するリモコンが接続されている。また、コントローラ90は、給湯システム2の各要素を運転させるための電力を、商用電源供給路80から供給するか、太陽光発電装置70から供給するかを切り替えるための電力源切替手段も備えている。また、コントローラ90は、図示しないネットワークに接続されており、そのネットワークを介して、図示しないサーバから、太陽光発電装置70の設置地域における予想気象(即ち天気、気温、湿度、風向き等)、暦(即ち、日の出予定時刻、日の入り予定時刻等)等を含む予想地域情報を取得することもできる。
次いで、本実施例の給湯システム2の動作について説明する。給湯システム2は、沸き上げ運転及び給湯運転を実行することができる。以下、各運転について説明する。
(沸き上げ運転)
沸き上げ運転は、ヒートポンプ10で生成した熱によってタンク20内の水を加熱する運転である。沸き上げ運転が実行されるべき場合には、コントローラ90は、ヒートポンプ10と循環ポンプ36とを動作させる。循環ポンプ36が動作すると、タンク循環路30内をタンク20内の水が循環する。即ち、タンク20の下部に存在する水がタンク循環路30内に導入され、導入された水がヒートポンプ10内の凝縮器を通過する際に、冷媒の熱によって加熱され、加熱された水がタンク20の上部に戻される。これにより、タンク20に高温の水が貯められる。この結果、タンク20の上部には、高温の水の層が形成され、下部には、低温の水の層が形成される。
(給湯運転)
給湯運転は、タンク20内の温水を温水利用箇所に供給する運転である。また、特に、温水利用箇所が浴槽である場合の給湯運転のことを、以下では「湯張り運転」と呼ぶ。給湯運転は、上記の沸き上げ運転中にも実行することができる。温水利用箇所の給湯栓が開かれると、給水弁42が開状態に維持されているため、水道水供給源からの水圧によって、水道水導入路40(第1導入路40a)からタンク20の下部に水道水が流入する。同時に、タンク20上部の温水が、供給路50を介して温水利用箇所に供給される。
コントローラ90は、タンク20から供給路50に供給される温水の温度(即ち、サーミスタ22dの検出温度)が、給湯設定温度より高い場合には、混合弁44を開いて第2導入路40bから供給路50に水道水を導入する。この場合、タンク20から供給された温水と第2導入路40bから供給された水道水とが、供給路50内で混合される。コントローラ90は、温水利用箇所に供給される温水の温度(即ち、サーミスタ52が検出する温水の温度)が、給湯設定温度と一致するように、混合弁44の開度を調整する。一方、コントローラ90は、タンク20から供給路50に供給される温水の温度が、給湯設定温度より低い場合には、バーナ加熱装置60を作動させる。この場合、供給路50を通過する温水がバーナ加熱装置60によって加熱される。コントローラ90は、温水利用箇所に供給される温水の温度が、給湯設定温度と一致するように、バーナ加熱装置60の出力を制御する。
(コントローラ90が実行する制御)
本実施例では、コントローラ90は、給湯システム2が設置されている特定の世帯において、給湯が行われる度に、給湯が開始された時刻と、給湯が終了した時刻と、を示す時刻情報と、供給された温水の量を示す供給量情報と、を記憶する。コントローラ90は、1日分の時刻情報及び供給量情報を、特定の世帯の1日分の運転履歴として記憶する。本実施例では、コントローラ90は、特定の世帯の過去7日分の運転履歴を記憶する。そのため、コントローラ90は、24時間毎(時刻が2:00になる毎)に、8日前の運転履歴を消去して、前日の運転履歴を新たに記憶する。同様に、コントローラ90は、特定の世帯の過去7日分の太陽光発電装置70による時間帯毎の発電量を発電履歴として記憶する。
その上で、本実施例では、コントローラ90は、「売電優先制御」と「学習制御」の2つの制御を選択的に実行可能である。
売電優先制御は、ネットワークを介して取得される予想地域情報に基づいて日の出予定時刻及び日の入り予定時刻を特定し、日の出予定時刻までにヒートポンプ10を事前に作動させてタンク20内に高温の温水を貯えておいて給湯需要に備えるとともに、日の出予定時刻から日の入り予定時刻までの間はヒートポンプ10を作動させずに、太陽光発電装置70で発電された電力をすべて電力会社への売電に回すことを主とする制御である(図3参照)。
学習制御は、特定の世帯の過去7日分の運転履歴を利用して、当該特定の世帯において給湯が開始されることが予想される時刻を推定し、その時刻に給湯を開始できるようにヒートポンプ10を事前に作動させてタンク20内に必要な温水を蓄えておくことを主とする制御である(図6参照)。
本実施例の給湯システム2では、コントローラ90は、ユーザの指示に従って、学習制御のみを実行する通常モードと、状況に応じて日ごとに学習制御と売電優先制御とを切り替えて実行する売電優先モードと、の2つの動作モードのうちのいずれかの動作モードで動作する。
(売電優先モードにおいてコントローラ90が24時間毎に実行する処理)
以下では、コントローラ90が売電優先モードで動作している間に、コントローラ90が24時間毎に実行する処理について説明する。コントローラ90は、売電優先モードで動作している場合において、給湯システム2における1日の起算時刻である2:00(即ち午前2時)が到来すると、図2に示す設定処理を開始する。
(設定処理)
図2は、コントローラ90が実行する設定処理の内容を示すフローチャートである。設定処理は、当日の給湯システム2に、売電優先制御と学習制御のどちらを実行させるのかを設定するための処理である。上記の通り、コントローラ90は、2:00が到来すると、図2に示す設定処理を開始する。まず、S10では、コントローラ90は、ネットワークを介して、図示しないサーバから、太陽光発電装置70の設置地域における予想気象(即ち天気、気温、湿度、風向き等)、暦(即ち、日の出予定時刻、日の入り予定時刻等)等を含む予想地域情報を取得する。
次いで、S12では、コントローラ90は、S10で取得された予想地域情報に基づいて、当日の予想気象が好天であるか否かを判断する。ここで「好天」は、例えば晴天、一部曇りの晴天等、晴れの割合が多い天気全般を含む。「好天」は、単位時間当たりの日照量が特定量より多い高日照気象である、と言い換えてもよい。コントローラ90は、予想地域情報に含まれる当日の予想気象が、そのような好天であることを示す場合、S12でYESと判断し、S14に進む。一般的には、太陽光発電装置70による単位時間当たりの発電量は、当日の気象状況(特に日照状況)によって大きく変化し得る。一般的に、悪天候時(曇天、雨天等)における単位時間当たりの発電量は、好天候時(晴天等)における単位時間当たりの発電量の5~10%程度であることも知られている。即ち、S12でYESと判断される場合、当日において、太陽光発電装置70による単位時間当たりの発電量が多くなることが見込まれる。一方、コントローラ90は、予想地域情報に含まれる当日の予想気象が、上記のような好天ではない場合(例えば、晴れの割合が少ない曇天、雨天等)には、S12でNOと判断し、S16に進む。即ち、S12でNOと判断される場合、当日において、太陽光発電装置70による単位時間当たりの発電量が少なくなることが見込まれる。「好天ではない場合」は、単位時間当たりの日照量が特定量より少ない低日照気象である場合、と言い換えてもよい。
S14では、コントローラ90は、当日において売電優先制御を実行するように設定する。S14を終えると、コントローラ90は、図2の設定処理を終了し、売電優先制御を開始する。
S16では、コントローラ90は、当日において学習制御を実行するように設定する。S16を終えると、コントローラ90は、図2の設定処理を終了し、学習制御を開始する。
(売電優先制御)
以下、本実施例において、コントローラ90が実行する売電優先制御の内容について説明する。上記の通り、給湯システム2が売電優先モードで動作する場合、売電優先制御は、図2のS14で設定されることによって実行される。
図3は、ある1日の間に、特定の世帯において給湯が行われる時間帯、太陽光発電装置70が発電を行う発電量の推移、及び、売電優先制御におけるヒートポンプ10の動作時間帯、を模式的に示す図である。
特定の世帯では、例えば、6:00~7:00に最初に給湯が行われる(図3の例では6:00)。最初の給湯は、例えば、朝食の用意や洗面のための給湯である。最初の給湯では、5L~20L程度の温水が供給される。その後、例えば、11:00~12:00に二度目の給湯が行われる(図3の例では11:00)。二度目の給湯は、例えば、昼食の用意のための給湯である。二度目の給湯でも、5L~20L程度の温水が供給される。その後、例えば、20:00に三度目の給湯が行われる(図3の例では20:00)。三度目の給湯は、例えば、浴槽への湯張り運転である。湯張り運転では、150L~180L程度の温水が供給される。その後、例えば、23:00~0:00に最後の給湯が行われる(図3の例ではおよそ23:00)。最後の給湯は、例えば、歯磨き等のための給湯である。最後の給湯では、5L~10L程度の温水が供給される。最後の給湯は、0:00頃に終了する。
また、特定の世帯に設置された給湯システム2では、5:30の日の出とともに太陽光発電装置70が発電を開始する。発電量は12:00頃がピークになるように増加し、その後、18:30頃の日没に向けて減少する。
売電優先制御では、まず、コントローラ90は、図2の設定処理において取得された予想地域情報(S10)を参照し、当日の日の出予定時刻SR1、及び、日の入り予定時刻SSを特定する。図3の例では、コントローラ90は、5:30を日の出予定時刻SR1として特定する。さらに、コントローラ90は、タンク20に供給される水道水の水温に基づいて、所定時間Δを特定する。コントローラ90は、水道水の水温が高いほど、所定時間Δとして短い時間を特定する。そして、コントローラ90は、日の出予定時刻SR1から、特定された所定時間Δだけ前の時刻である売電時ヒートポンプ作動時刻SR0を特定する。即ち、売電時ヒートポンプ作動時刻SR0は、後述の日の出前沸き上げ処理(図4参照)を開始するトリガとなる時刻である。そして、日の出予定時刻SR1は、後述の日中処理(図5参照)を開始するトリガとなる時刻であり、日の入り予定時刻SSは、日中処理を終了するトリガとなる時刻である。
(日の出前沸き上げ処理)
図4は、コントローラ90が実行する日の出前沸き上げ処理を示すフローチャートである。上記の通り、コントローラ90は、売電時ヒートポンプ作動時刻SR0が到来すると、図4の処理を開始する。まず、S30では、コントローラ90は、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36を作動させる。これにより、タンク20の下部に存在する水がタンク循環路30内に導入され、ヒートポンプ10の凝縮器を通過する際に加熱され、タンク20の上部に戻される。即ち、タンク20に加熱後の水が蓄えられる。
続くS32では、コントローラ90は、サーミスタ32の検出温度が、基準温度以上になることを監視する。ここで、「基準温度」とは、ヒートポンプ10の沸き上げ設定温度より5℃低い温度(沸き上げ設定温度-5℃)である。そして、「沸き上げ設定温度」とは、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36が作動する場合に、ヒートポンプ10内の凝縮器において加熱された後の水の目標設定温度である。即ち、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36は、ヒートポンプ10内の凝縮器を通過した後の水の温度(即ちサーミスタ34の検出温度)が、沸き上げ設定温度になるように動作する。給湯設定温度の値に応じて、沸き上げ設定温度の値は予め定められる。例えば、給湯設定温度が40℃の場合、沸き上げ設定温度は45℃に定められる。他の例では、給湯設定温度が43℃の場合、沸き上げ設定温度は50℃に定められる。また、本実施例では、「沸き上げ設定温度より5℃低い温度」の上限値が45℃に定められている。タンク20内の温水のほぼ全量の加熱が完了すると、サーミスタ32の検出温度(即ち、タンク20の下部からタンク循環路30内に導入される水の温度)が基準温度(即ち、沸き上げ設定温度-5℃)以上になる。このような状態を「タンク20が満蓄状態になる」、又は「タンク20の沸き上げが完了する」と呼んでもよい。サーミスタ32が基準温度以上の温度を検出する場合、コントローラ90は、S32でYESと判断し、S34に進む。
S34では、コントローラ90は、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36を停止させる。S34を終えると、コントローラ90は、図4の日の出前沸き上げ処理を終了する。
(日中処理)
図5は、コントローラ90が実行する日中処理の内容を示すフローチャートである。日中処理は、日の出予定時刻SR1から日の入り予定時刻SSまでの間(即ち昼間の時間帯の間)ヒートポンプ10及び循環ポンプ36の作動を禁止し、太陽光発電装置70によって発電された電力を売電に回すための処理である。上記の通り、コントローラ90は、日の出予定時刻SR1が到来すると、図5の日中処理を開始する。
まず、S40では、コントローラ90は、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36を停止させる。日の出予定時刻SR1の到来時点で既にヒートポンプ10及び循環ポンプ36が停止している場合、コントローラ90は、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36が停止した状態を引き続き維持する。一方、上記の日の出前沸き上げ処理(図4参照)において、サーミスタ32が給湯設定温度以上の温度を検出する(即ちタンク20が満蓄状態になる)前に日の出予定時刻SR1が到来した場合のように、日の出予定時刻SR1の時点でまだヒートポンプ10及び循環ポンプ36が作動中であった場合、コントローラ90は、S40において、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36を停止させる。この場合、コントローラ90は、実行中の日の出前沸き上げ処理(図4)を強制的に終了させる。
次いで、コントローラ90は、S42及びS44の監視を実行する。S42では、コントローラ90は、給湯が開始されることを監視する。温水利用箇所において給湯栓が開かれ、給湯運転が開始されると、コントローラ90は、S42でYESと判断し、S46及びS47の監視に進む。
一方、S44では、コントローラ90は、日の入り予定時刻SS(図3参照)が到来することを監視する。コントローラ90は、日の入り予定時刻SSが到来すると、S44でYESと判断し、図5の日中処理を終了する。
S46では、コントローラ90は、サーミスタ22dの検出温度(即ち、タンク20上部に蓄えられた水の温度)が給湯設定温度より低くなることを監視する。給湯運転時において、タンク20上部に給湯設定温度以上の温度の温水が蓄えられている場合、コントローラ90は、S46でNOと判断する。一方、タンク20内の温水が減少していわゆる湯切れが発生し、サーミスタ22dの検出温度が給湯設定温度を下回ると、コントローラ90は、S46でYESと判断し、S48に進む。
一方、S47では、コントローラ90は、S42で開始された給湯が終了することを監視する。温水利用箇所の給湯栓が閉じられ、給湯が終了する場合、コントローラ90は、S47でYESと判断し、再びS42及びS44の監視に戻る。
S48では、コントローラ90は、バーナ加熱装置60を作動させる。この場合、供給路50を通過する温水がバーナ加熱装置60によって加熱される。コントローラ90は、温水利用箇所に供給される温水の温度が、給湯設定温度と一致するように、バーナ加熱装置60の出力を制御する。
続くS50において、コントローラ90は、バーナ加熱装置60の作動開始後に、S42で開始された給湯が終了することを監視する。温水利用箇所の給湯栓が閉じられ、給湯が終了する場合、コントローラ90は、S50でYESと判断し、S52に進む。S52では、コントローラ90は、バーナ加熱装置60の動作も終了させる。S52を終えると、コントローラ90は、再びS42及びS44の監視に戻る。
上記の通り、日中処理においては、コントローラ90は、日の入り予定時刻SSが到来する(S44でYES)までの間、上記のS42、及び、S46~S52の各処理を繰り返し実行する。
図5の日中処理を終えると、売電優先制御を実行中のコントローラ90は、当日が終了するまでの間(即ち、次の日の2:00が到来するまでの間)は、給湯需要に応じて、ヒートポンプ10、循環ポンプ36、及び、バーナ加熱装置60を適宜作動させる運転を実行する。
売電優先制御において、コントローラ90は、1日の間に以上のような各処理を実行する。売電優先モードで動作しているコントローラ90は、次の日の2:00が到来すると、再び図2の設定処理を実行し、次の日において売電優先制御と学習制御のどちらを実行させるのかを設定する。
(学習制御)
続いて、本実施例において、コントローラ90が実行する学習制御の内容について説明する。上記の通り、給湯システム2が売電優先モードで動作する場合、学習制御は、図2のS16で設定されることによって実行される。
図6は、ある1日の間に、特定の世帯において給湯が行われる時間帯、太陽光発電装置70が発電を行う発電量の推移、及び、学習制御におけるヒートポンプ10の動作時間帯、を模式的に示す図である。図6に示すように、特定の世帯において給湯が行われる時間帯、太陽光発電装置70が発電を行う発電量の推移については、図3の例と同様であるため、詳しい説明を省略する。
学習制御では、まず、コントローラ90は、記憶されている特定の世帯の7日分の運転履歴から、過去7日間において、最初の給湯が開始された時刻のうち、最も早い時刻を特定する。以下では、この時刻を「給湯開始予定時刻S1」と呼ぶ。例えば、コントローラ90は、6:00を給湯開始予定時刻S1として特定する(図6参照)。
また、コントローラ90は、特定の世帯の過去7日分の運転履歴から、過去7日間において、湯張り運転が開始された時刻のうち、最も早い時刻を特定する。以下では、この時刻を「湯張り開始予定時刻B1」と呼ぶ。上記の通り、本実施例では、特定の世帯は、毎日20:00に湯張り運転を開始するように予め設定している。例えば、コントローラ90は、20:00を湯張り開始予定時刻B1として特定する(図6参照)。
また、コントローラ90は、特定の世帯の過去7日分の運転履歴から、過去7日間において、最後の給湯が終了した時刻のうち、最も遅い時刻を特定する。以下では、この時刻を「給湯終了予定時刻G1」と呼ぶ。例えば、コントローラ90は、0:00を給湯終了予定時刻G1として特定する(図6参照)。
コントローラ90は、タンク20に供給される水道水の水温に基づいて、第1の所定時間α、第2の所定時間β、及び、第3の所定時間γを特定する。コントローラ90は、水道水の水温が高いほど、第1の所定時間α及び第2の所定時間βとして短い時間を特定し、第3の所定時間γとして長い時間を特定する。
そして、コントローラ90は、給湯開始予定時刻S1から、特定された第1の所定時間αだけ前の時刻である第1の学習時ヒートポンプ作動時刻S0を特定する。本実施例では、コントローラ90は、第1の学習時ヒートポンプ作動時刻S0が到来すると、後述の給湯開始前沸き上げ処理(図7参照)を開始する。即ち、第1の学習時ヒートポンプ作動時刻S0は、後述の給湯開始前沸き上げ処理(図7参照)を開始するトリガとなる時刻である。
また、コントローラ90は、湯張り開始予定時刻B1から、特定された第2の所定時間βだけ前の時刻である第2の学習時ヒートポンプ作動時刻B0を特定する。本実施例では、コントローラ90は、第2の学習時ヒートポンプ作動時刻B0が到来すると、後述の湯張り前沸き上げ処理(図8参照)を開始する。即ち、第2の学習時ヒートポンプ作動時刻B0は、後述の湯張り前沸き上げ処理(図8参照)を開始するトリガとなる時刻である。
さらに、コントローラ90は、給湯終了予定時刻G1から、特定された第3の所定時間γだけ前の時刻であるヒートポンプ停止時刻G0を特定する。本実施例では、コントローラ90は、ヒートポンプ停止時刻G0が到来すると、後述のヒートポンプ停止処理を開始する。即ち、ヒートポンプ停止時刻G0は、後述のヒートポンプ停止処理を開始するトリガとなる時刻である。
(給湯開始前沸き上げ処理;図7)
図7は、コントローラ90が実行する給湯開始前沸き上げ処理の内容を示すフローチャートである。上記の通り、第1の学習時ヒートポンプ作動時刻S0が到来すると、コントローラ90は、図7の処理を開始する。まず、S60では、コントローラ90は、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36を作動させる。これにより、タンク20の下部に存在する水がタンク循環路30内に導入され、ヒートポンプ10の凝縮器を通過する際に加熱され、タンク20の上部に戻される。即ち、タンク20に加熱後の水が蓄えられる。
続くS62では、コントローラ90は、サーミスタ32の検出温度が基準温度(即ち、沸き上げ設定温度-5℃)以上になることを監視する。タンク20内の温水のほぼ全量の加熱が完了し、タンク20が満蓄状態になると、サーミスタ32が基準温度以上の温度を検出する。即ち、この時点で、タンク20内には、当然に最初の給湯に必要な量(5~20L)を上回る量の温水が蓄えられたことになる。この場合、コントローラ90は、S62でYESと判断し、S64に進む。
S64では、コントローラ90は、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36を停止させる。S64を終えると、コントローラ90は、図7の給湯開始前沸き上げ処理を終了する。この後、給湯開始予定時刻S1の近傍の時刻に、最初の給湯運転が実行されると、タンク20上部の温水が、供給路50を介して温水利用箇所に供給される。上記の通り、本実施例の給湯システム2では、給湯開始予定時刻S1において、タンク20内に、給湯に必要な量の温水を貯えておくことができる。
(湯張り前沸き上げ処理)
図8は、コントローラ90が実行する湯張り前沸き上げ処理の内容を示すフローチャートである。上記の通り、第2の学習時ヒートポンプ作動時刻B0が到来すると、コントローラ90は、図8の処理を開始する。まず、S70では、コントローラ90は、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36を作動させる。これにより、タンク20の下部に存在する水がタンク循環路30内に導入され、ヒートポンプ10の凝縮器を通過する際に加熱され、タンク20の上部に戻される。即ち、タンク20に加熱後の水が蓄えられる。
次いで、コントローラ90は、S72及びS74の監視を開始する。S72では、S72では、コントローラ90は、サーミスタ32の検出温度が基準温度(即ち、沸き上げ設定温度-5℃)以上になることを監視する。タンク20内の水の加熱が完了し、タンク20が満蓄状態になると、サーミスタ32が基準温度以上の温度を検出する。この場合、コントローラ90は、S72でYESと判断し、S76に進む。
S76では、コントローラ90は、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36を停止させる。S76の時点で既にヒートポンプ10及び循環ポンプ36が停止している場合、コントローラ90は、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36が停止した状態を引き続き維持する。S76を終えると、コントローラ90は、S72及びS74の監視に戻る。
一方、S74では、コントローラ90は、湯張り開始予定時刻B1が到来することを監視する。湯張り開始予定時刻B1が到来した場合、コントローラ90は、S74でYESと判断してS78に進む。
S78では、コントローラ90は、湯張り処理を開始する。即ち、S78では、コントローラ90は、浴槽への給湯経路に設けられた開閉弁(いわゆる湯張り弁)を開き、浴槽への温水の供給を開始するとともに、必要に応じて、ヒートポンプ10、循環ポンプ36、及び、バーナ加熱装置60を動作させ、所定量の温水を浴槽に供給する。S78の湯張り処理が開始されると、コントローラ90は、図8の湯張り前沸き上げ処理を終了する。
(ヒートポンプ停止処理)
その後、ヒートポンプ停止時刻G0が到来すると、コントローラ90は、ヒートポンプ停止処理(図示省略)を開始する。即ち、コントローラ90は、ヒートポンプ停止時刻G0の時点で、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36が作動中である場合、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36を停止させる。なお、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36が既に停止している場合、コントローラ90は、そのままヒートポンプ10及び循環ポンプ36を停止させておく。コントローラ90は、ヒートポンプ停止時刻G0にヒートポンプ10及び循環ポンプ36を停止させると、次の日までヒートポンプ10及び循環ポンプ36を作動させない。その後、給湯終了予定時刻G1の近傍の時刻に、最後の給湯運転が終了する。これにより、給湯終了予定時刻G1において、タンク20内に、過剰な温水を貯えないようにすることができる。
学習制御において、コントローラ90は、1日の間に以上のような各処理を実行する。売電優先モードで動作しているコントローラ90は、次の日の2:00が到来すると、再び図2の設定処理を実行し、次の日において売電優先制御と学習制御のどちらを実行させるのかを設定する。
(通常モードにおいてコントローラ90が24時間毎に実行する処理)
コントローラ90が通常モードで動作している間は、上記の売電優先モードとは異なり、コントローラ90は、学習制御のみを実行する。学習制御の内容は上述の通りであるため、詳しい内容の説明は省略する。
以上、本実施例の給湯システム2の構成及び動作について説明した。上記の通り、本実施例の給湯システムでは、売電優先モードで動作する場合に、コントローラ90が、図2の設定処理を実行する。これにより、コントローラ90は、当日の予想気象に基づいて、学習制御と太陽光有線制御とのうちのどちらを実行すべきかを切り替える。即ち、本実施例では、コントローラ90は、当日の予想気象が好天等であって、日中の単位時間当たりの日照量が多く、太陽光発電装置70による発電量が多くなることが見込まれる場合(図2のS12でYES)には、売電優先制御を実行する(S14)。これにより、売電量を多くすることができ、売電による収益を高くすることができる。一方、例えば、当日の予想気象が雨天等であって、日中の単位時間当たりの日照量が少なく、太陽光発電装置による発電量が少なくなることが見込まれる場合(S12でNO)には、売電優先制御に代えて学習制御を実行する(S16)。これにより、給湯開始予定時刻S1を基準にしてヒートポンプ10を事前に作動させることができ、給湯開始予定時刻S1とかけ離れた時間帯にタンク20内の水の加熱が終了してしまう事態の発生を抑制し、タンク20からの放熱による熱のロスを抑えることができる。そのため、日中に給湯用の水を加熱するために必要な支出を少なく抑え得る。従って、上記の給湯システム2によると、当日の予想気象に基づいて、売電優先制御を実行するか否かを切り替えることにより、売電による収益と運転による支出との間の収支を最適にすることができる。
また、本実施例では、給湯システム2は、温水利用箇所に供給される水を加熱するためのバーナ加熱装置60を備えている。そして、コントローラ90は、売電優先制御を実行している場合において、日の出予定時刻から、日の入り予定時刻までの間(即ち、図5の日中処理を実行している間)、ヒートポンプを作動させない(S40)とともに、温水利用箇所に供給される水の温度が、給湯設定温度より低くなる場合(S46でYES)に、バーナ加熱装置60を作動させ(S48)、温水利用箇所に供給される水を加熱する。即ち、本実施例の給湯システム2は、売電優先制御を実行している場合には、日中の日照時間帯にヒートポンプ10を作動させないことにより、太陽光発電装置70が発電した電力をヒートポンプ10で消費せずにすべて売電に回すことができる。温水利用箇所に供給される水の温度が、給湯設定温度より低くなる場合(いわゆる湯切れが発生した場合。S46でYESの場合)には、バーナ加熱装置60を作動させて水を加熱することで、温水利用箇所には給湯設定温度の温水を供給させることができる。従って、本実施例、売電優先制御が実行される場合における売電による収益を最大にすることができるとともに、温水利用箇所への給湯設定温度の温水の供給を確保することができる。
本実施例と請求項の記載の対応関係を説明しておく。バーナ加熱装置60が「燃焼加熱装置」の一例である。コントローラ90が特定する給湯開始予定時刻S1、湯張り開始予定時刻B1が「1個以上の給湯開始予定時刻」の一例である。第1の学習時ヒートポンプ作動時刻S0、第2の学習時ヒートポンプ作動時刻B0が「学習時ヒートポンプ作動時刻」の一例である。第1の所定時間α、第2の所定時間βが「第1種の所定時間」の一例である。一方、売電時ヒートポンプ作動時刻SR0が「売電時ヒートポンプ作動時刻」の一例であり、所定時間Δが「第2種の所定時間」の一例である。図2のS12における「好天」が「高日照気象」の一例であり、「好天ではない天気」が「低日照気象」の一例である。
(第2実施例)
第2実施例の給湯システム2について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例の給湯システム2も、その基本的構成、及び、コントローラ90が実行する各処理は基本的には第1実施例と共通する。ただし、本実施例では、図9に示すように、設定処理の内容の一部が第1実施例とは異なる。具体的には、本実施例では、設定処理は、当日の予想気象が好天か否かに応じて売電優先制御と学習制御のどちらを実行するのかを切り替えることに代えて、当日の予想気象において太陽光発電装置70で発電された電力を電力会社に売電する場合の売電価格に関係する売電価格関係値と、バーナ加熱装置60を作動させる場合の燃料価格に関係する燃料価格関係値と、を比較して、売電優先制御と学習制御のどちらを実行するのかを切り替える点が第1実施例とは異なる。以下、図9を参照して、本実施例において、コントローラ90が実行する設定処理の内容を説明する。
(設定処理)
図9は、第2実施例において、コントローラ90が実行する設定処理の内容を示すフローチャートである。本実施例でも、コントローラ90は、2:00が到来すると、図9に示す設定処理を開始する。まず、S110では、コントローラ90は、ネットワークを介して、図示しないサーバから予想地域情報を取得する。
次いで、S112では、コントローラ90は、S112で取得された予想地域情報に基づいて、当日の予想気象において太陽光発電装置70で発電された電力を電力会社に売電する場合の売電価格に関係する売電価格関係値が、当日においてバーナ加熱装置60を作動させる場合の燃料価格に関係する燃料価格関係値以上であるか否かを判断する。
ここで、売電価格関係値は、「売電単価[円/kWh]/ヒートポンプ10のCOP(Coefficient Of Performance)×天気係数」という数式によって算出される値である。ヒートポンプ10のCOPは、例えば、4.1である。ヒートポンプ10のCOPは気温等によって変化する。天気係数は、当日の予想気象に応じて予め定められた係数値である。予想気象が晴天の場合、曇天の場合、雨天の場合の各場合の天気係数は、それぞれ、「1.0」、「0.3」、「0.1」とする。従って、算出される売電価格関係値は、天気が良い場合ほど大きい値になる。なお、天気係数の値はあくまで一例であり、実情を反映してこれらの値と異なる値が採用される場合もある。
また、燃料価格関係値は、「ガス単価[円/m]/バーナ加熱装置60のCOP×860/24200」という数式によって算出される値である。バーナ加熱装置60のCOPは、例えば、0.84である。バーナ加熱装置60のCOPは、用いられるバーナ加熱装置60の仕様に応じて変化する。式中の「860」は、単位を変換するための換算係数である(1kWh=860kcal)。式中の「24200」は、ガスの総発熱量([kcal/m])を示す。
売電価格関係値が燃料価格関係値以上である場合、コントローラ90は、S112でYESと判断し、S114に進む。S112でYESと判断される場合は、給湯システム2が売電優先制御を行えば、売電で得られる収益が多くなり、水を加熱するためのガス費用を賄ったとしても、収支が良くなることが予想される場合である。S114では、コントローラ90は、当日において売電優先制御を実行するように設定する。S114を終えると、コントローラ90は、図2の設定処理を終了し、売電優先制御を開始する。コントローラ90が売電優先制御を実行する場合における各処理の内容は、第1実施例と同様であるため、詳しい説明を省略する。
一方、売電価格関係値が燃料価格関係値より低い場合、コントローラ90は、S112でNOと判断し、S116に進む。S112でNOと判断される場合は、仮に、給湯システム2が売電優先制御を行って、太陽光発電装置70によって発電された電力をヒートポンプ10で消費せずに売電に回し、給湯需要の不足分をバーナ加熱装置60で補ったとしても、売電で得られる収益が少なく、水を加熱するためのガス費用が高くなる可能性が高く、収支が悪くなることが予想される場合である。S116では、コントローラ90は、当日において学習制御を実行するように設定する。S116を終えると、コントローラ90は、図2の設定処理を終了し、学習制御を開始する。コントローラ90が学習制御を実行する場合における各処理の内容も、第1実施例と同様であるため、詳しい説明を省略する。
以上のように、本実施例では、コントローラ90は、売電価格関係値が燃料価格関係値以上である場合(S112でYES)、売電優先制御を実行し(S114)、売電価格関係値が燃料価格関係値より低い場合(S112でNO)、学習制御を実行し(S116)する。上記の通り、売電価格関係値が燃料価格関係値以上である場合(S112でYES)には、売電優先制御を行った方が、仮にバーナ加熱装置60を作動させて不足する給湯需要を補う事態が発生したとしても、売電で得られる収益が多くなるため、収支が良くなることが予想される。即ち、太陽光発電装置70によって発電された電力をヒートポンプ10に消費させるよりも売電に回す方が、収支が良くなる。そのため、本実施例の給湯システム2は、売電価格関係値が燃料価格関係値以上である場合(S112でYES)に、売電優先制御(S114)を実行することで、収支の良化を図り得る。
一方、売電価格関係値が燃料価格関係値より低い場合(S112でNO)、上記の通り、仮に売電優先制御を行ったとしても、収支が悪くなることが予想される。その場合、太陽光発電装置70によって発電された電力は、売電に回すより、例えばヒートポンプ10等に消費させる方が給湯システム2全体の収支の悪化を抑制することができる。そのため、本実施例の給湯システム2は、燃料価格関係値が売電価格関係値を上回る場合に、学習制御を実行し、太陽光発電装置70によって発電された電力をヒートポンプ10に使用させる等して、収支の悪化を抑制し得る。
従って、本実施例による場合も、給湯システム2は、予想気象が示す気象状況に応じて、売電による収益と運転による支出との間の収支を最適にし得る制御を実行することができる。
以上、実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(変形例1)上記の第2実施例では、図9の設定処理のS112において、コントローラ90は、売電価格関係値と燃料価格関係値とを比較する。そして、コントローラ90は、売電価格関係値が燃料価格関係値以上である場合(S112でYES)に売電優先制御を実行し、売電価格関係値が燃料価格関係値より低い場合(S112でNO)に学習制御を実行する。これに限られず、S112において、コントローラ90は、売電価格関係値と燃料価格関係値とを比較することに代えて、当日の予想気象において売電優先制御を実行した場合における第1の予想収支額と、当日の予想気象において学習制御を実行した場合における第2の予想収支額と、を比較してもよい。その場合、コントローラ90は、第1の予想収支額が第2の予想収支額以上である場合に売電優先制御を実行し、第2の予想収支額が第1の予想収支額より低い場合に学習制御を実行するようにしてもよい。コントローラ90は、任意の手法で、第1の予想収支額及び第2の予想収支額を算出するようにしてもよい。
(変形例2)上記の各実施例では、コントローラ90は、ネットワークを介して、図示しないサーバから予想地域情報を取得する(図2のS10、図9のS110参照)。これに限られず、コントローラ90は、例えば、利用者による入力や、データ放送の受信等、他の方法によって(即ちネットワークを介さずに)、予想地域情報を取得してもよい。
(変形例3)上記の各実施例では、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36は、太陽光発電装置70が発電した電力を利用して動作可能であるとともに、商用電源から供給される電力を利用して動作可能であるが、これに限られず、ヒートポンプ10及び循環ポンプ36は、商用電源から供給される電力のみを利用して動作可能であってもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:給湯システム
10:ヒートポンプ
20:タンク
22a:サーミスタ
22b:サーミスタ
22c:サーミスタ
22d:サーミスタ
30:タンク循環路
32:サーミスタ
34:サーミスタ
36:循環ポンプ
40:水道水導入路
40a:第1導入路
40b:第2導入路
42:給水弁
44:混合弁
50:供給路
52:サーミスタ
60:バーナ加熱装置
70:太陽光発電装置
80:商用電源供給路
90:コントローラ
SR0:売電時ヒートポンプ作動時刻
SR1:日の出予定時刻
SS:日の入り予定時刻
S0:第1の学習時ヒートポンプ作動時刻
S1:給湯開始予定時刻
B0:第2の学習時ヒートポンプ作動時刻
B1:湯張り開始予定時刻
G0:ヒートポンプ停止時刻
G1:給湯終了予定時刻

Claims (1)

  1. 太陽光によって発電する太陽光発電装置に接続されている給湯システムであって、
    水を蓄えるタンクと、
    自然環境から吸熱し、前記タンク内の水を加熱するヒートポンプと、
    前記タンク内の水を利用箇所に供給する供給手段と、
    コントローラを備えており、
    前記コントローラは、
    過去の所定期間内の各日において給湯が開始された各時刻を示す運転履歴を記憶し、
    前記運転履歴に基づいて、当日における1個以上の給湯開始予定時刻を推定し、
    前記太陽光発電装置の設置地域における当日の予想気象及び暦を含む予想地域情報を取得し、
    前記1個以上の給湯開始予定時刻のそれぞれについて、当該給湯開始予定時刻より第1種の所定時間だけ前の時刻である学習時ヒートポンプ作動時刻に前記ヒートポンプを作動させることによって、前記タンク内の水を加熱する学習制御と、取得された前記予想地域情報に基づいて特定される日の出予定時刻より第2種の所定時間だけ前の時刻である売電時ヒートポンプ作動時刻に前記ヒートポンプを作動させることによって、前記タンク内の水を加熱する売電優先制御と、を選択的に実行可能であり、
    取得された前記予想地域情報に含まれる前記当日の予想気象に基づいて、前記学習制御と前記売電優先制御とのうちのどちらを実行すべきかを切り替え、
    前記給湯システムは、
    燃料を燃焼させた熱を利用して、前記利用箇所に供給される水を加熱する燃焼加熱装置をさらに備え、
    前記コントローラは、前記売電優先制御を実行している間においては、
    前記日の出予定時刻から、前記予想地域情報に基づいて特定される日の入り予定時刻までの間、前記ヒートポンプを作動させないとともに、
    前記利用箇所に供給される水の温度が、給湯設定温度より低くなる場合に、前記燃焼加熱装置を作動させ、前記利用箇所に供給される水を加熱させ、
    前記燃焼加熱装置を作動させる場合の燃料価格に関係する燃料価格関係値が、前記当日の予想気象において、前記太陽光発電装置で発電された電力を電力会社に売電する場合の売電価格に関係する売電価格関係値を上回る場合に、前記学習制御を実行し、前記売電価格関係値が前記燃料価格関係値を上回る場合に、前記売電優先制御を実行する、
    給湯システム。
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