JP7182261B2 - 着脱式バスケット - Google Patents
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Description
そこで、上述した自転車ロープに代えて、荷物が落下しないように収容可能な筺状のバスケットを自転車の荷台に設置する技術が、特許文献1~3に示すように提案されている。
また、特許文献2には、前壁の上部に、自転車のサドルに対応する切欠部を設けて、自転車の運転や乗り降りに邪魔とならないようにすると共に、この切欠部を設けることで、後部荷カゴを後部荷台の可及的に前方寄りへ装着できるようにして、自転車の運転バランスに悪影響がでないようにした後部荷カゴが開示されている。
即ち、本発明の着脱式バスケットは、自転車の進行方向を向く複数の縦バーフレームと、進行方向に交差する方向を向く複数の横バーフレームとを井桁状に組み合わせて形成された自転車の荷台に対して、着脱自在に装着される着脱式バスケットであって、前記荷台の上側に配備されると共に、荷物を収容可能とされた筺状のバスケット部と、前記バスケット部の底面前側に配備されると共に、前側の横バーフレームに対して後方から係合可能とされる前係合部材と、前記バスケット部の底面後側に配備されると共に、後側の横バーフレームと縦バーフレームとの交差内隅に対して前方から係合可能とされる後係合部材と、を有することを特徴とする。
なお、好ましくは、前記前係合部材は、前記前側の横バーフレームに対して後方から係合可能なように、前方に向かって突出した爪部を有しており、前記後係合部材は、前記後側の横バーフレームと縦バーフレームとの交差内隅に係合に可能なように、下方に向かって広がる円錐形状に形成されているとよい。
また、本発明にかかる着脱式バスケットの最も好ましい形態は、自転車の進行方向を向く複数の縦バーフレームと、進行方向に交差する方向を向く複数の横バーフレームとを井桁状に組み合わせて形成された自転車の荷台に対して、着脱自在に装着される着脱式バスケットであって、前記荷台の上側に配備されると共に、荷物を収容可能とされた筺状のバスケット部と、前記バスケット部の底面前側に配備されると共に、前側の横バーフレームに対して後方から係合可能とされる前係合部材と、前記バスケット部の底面後側に配備されると共に、後側の横バーフレームと縦バーフレームとの交差内隅に対して前方から係合可能とされる後係合部材と、を有し、前記バスケット部の底面に対して前後方向に摺動可能に配備されると共に、前後方向に対して傾斜した方向にガイド溝を有するスライダと、を有しており、前記後係合部材は、前記ガイド溝の形成方向に沿って移動可能となるようにガイド溝にはめ込まれており、前記スライダを後方向に移動させることで、前記後係合部材がガイド溝に沿って左右方向に広がるように移動することで、後側の横バーフレームと縦バーフレームとの交差内隅に対して係合するように構成されていることを特徴とする。
図1は、本実施形態の着脱式バスケット1及びこの着脱式バスケット1を自転車の荷台Cへ着脱する手順を模式的に示したものである。
図1及び図2に示すように、本実施形態の着脱式バスケット1は、内部に荷物を収容可能とされた筺状のバスケット部2を有している。このバスケット部2の底面2aには、バスケット部2に対して前後方向に摺動可能となるスライダ3が配備されている。また、バスケット部2の底面2aには、バスケット部2の前側を荷台Cに係合する前係合部材4と、バスケット部2の後側を荷台Cに係合する後係合部材5と、が設けられている。
なお、以降の説明において、各図の前、後、左、右を着脱式バスケット1を説明する際の前、後、左、右とする。これらの方向については、それぞれ図中に示している。
図4に示すように、本実施形態の荷台Cは、具体的には、金属のパイプなどのバーフレームを水平方向に沿って縦横に組み合わせた構造となっており、前後方向に長い長円状のバーフレームの内側に、前方から小さなU字状のバーフレームを組み合わせ、これらのバーフレームに対して左右方向を向く細径のバーフレームを前後に2本組み合わせた構成となっている。言い換えれば、外側の長円状のバーフレーム及び内側のU字状のバーフレームは、荷台Cの中央側のみに着目した場合、平行に揃えられた前後方向に伸びる2本のバーフレームを左側と右側とにそれぞれ有する構成(合計で4本のバーフレームを備える構成)となっており、これら内外2本のバーフレームを本実施形態では縦バーフレームC3~C4と呼ぶ。
バスケット部2は、合成樹脂などの板材で、前面2b、後面2c、左側面2d、右側面2e、底面2aの5面が形成されている。バスケット部2の前面2b、後面2c、左側面2d、及び右側面2eを構成する4つの板材は、いずれも表面に複数の通気窓8を有している。
具体的には、前係合部材4は、上部が下部よりも径大な円盤状に形成されており、この円盤状に形成された上部で前係合部材4が前側ガイド溝27を通って下方に落下することを抑制している。また、前係合部材4の下部は、下端に向かうに連れて前方に向かって張り出した鈎爪状(フック状)に形成されており、上述した荷台Cの前側の横バーフレームC1に係合可能となっている。
そして、左側の前側ガイド溝27と、右側の前側ガイド溝27との間には、上下方向を向く軸回りに回動自在とされたピニオンギヤ11が設けられている。このピニオンギヤ11に対しては、左側の前係合部材4に設けられるラック部10のギヤ歯が前側から、また右側の前係合部材4に設けられるラック部10のギヤ歯が後側から噛み合っている。つまり、左右のラック部10とピニオンギヤ11とは、左右の前係合部材4のうち、一方の前係合部材4を左右方向の一方に移動させると、それに連動して他方の前係合部材4を左右方向の他方に移動するラックアンドピニオン機構を構成している。
図3に示すように、スライダ3と、バスケット部2の底面との間には、上述した挿通孔14と交差する向きに伸びる規制部材7が配備されている。この規制部材7は、左右方向に長い帯板状の部材であり、後述する後係合部材5の前方移動を規制可能となっている。具体的には、この規制部材7の左右方向の中央側には、挿通孔14に対応した位置に規制部材取付孔15が形成されている。また、この規制部材7を挟んだ挿通孔14の反対側(下側)には、バスケット部2の底面2aを上下方向に貫通する規制部材固定孔16が形成されている。この規制部材固定孔16も、挿通孔14や規制部材取付孔15に対応した位置、言い換えれば左右方向の中央側に形成されている。そのため、上述した挿通孔14を通って規制部材取付孔15及び規制部材固定孔16を連通するように固定具17を挿通すれば、規制部材7は前後方向に移動しない状態でバスケット部2の底面2aに固定される。
また、爪部材18は、スライダ3の切欠部21に形成された断面形状が「イの字状」の部分である。具体的には、スライダ3の前後方向の中途側には左右外方に向かって開口するように切り欠かれた切欠部21が形成されている。そして、爪部材18は、切欠部21の前側に形成される開口縁の一部を後方に向かって伸ばすと共に、先端を左右方向の外側後方に向けるように折り曲げた舌片である。この爪部材18は、歯先を左右方向の内側前方に向けるラチェット歯19に対して、歯先に正対するように左右方向の外側後方に先端を向けて配備されており、ラチェット歯19に近接した場合にラチェット歯19と噛み合い可能となっている。
なお、上述したスライダ3の後端側には、バスケット部2の底面2aとスライダ3との間に設けられて、位置規制手段20によるスライダ3の移動規制を解除する解除部材22が設けられている。
解除部材22の後端側には、前方に向かって突出した押し込み部23が形成されている。一方、スライダ3の後端側には、下方に向かって開口すると共に上方に向かって凹んだ上方凹部24が形成されている。この上方凹部24は下方から見た場合に四角形に開口しており、前後左右に内側壁が形成されている。そして、この上方凹部24の前方を向く内側面には、上述した押し込み部23に対応した開口部が形成されており、バスケット部2の底面とスライダ3との間に解除部材22を挟み込んだ場合に、開口部から押し込み部23が突出するようになっている。
具体的には、この解除片は、爪部材18に前方から噛み合うフック部25と、前後方向に沿って伸びると共に先端でフック部25を支持するアーム部26と、を有している。このアーム部26は、上下方向に切り立った細長い板状の部材であり、解除部材22の前端側の左右両側に設けられている。また、アーム部26は、前後方向の中途側が上面視でくの字状に屈曲しており、前後方向に沿って引っ張った際に、屈曲したアーム部26が伸びることで、先端のフック部25を左右方向の内側に向かって押し曲げ可能となっている。
最初に、着脱式バスケット1を荷台Cに固定する手順について説明する。
着脱式バスケット1を荷台Cに固定する際には、まず荷台Cの前側に設けられた前側の横バーフレームC1に前係合部材4を引っ掛ける。具体的には、前係合部材4の下部は、上述したように下端に向かうに連れて前方に向かって張り出した鈎爪状(フック状)に形成されている。それゆえ、上述した荷台Cの前側の横バーフレームC1に、鈎爪状に形成された前係合部材4の下部を引っ掛ければ、前係合部材4により荷台Cの前側に着脱式バスケット1の前側を固定することが可能となる。
具体的には、まず上述した解除部材22を用いて位置規制手段20によるスライダ3の位置規制(位置決め)を解除し、バスケット部2の底面2aの前側に位置するスライダ3を後方に移動可能とする。つまり、上方凹部24に設けられた押し込み部23を後方に向かって押し込むと、解除部材22の解除片が後方に移動して爪部材18へのフック部25の係止が外れ、位置規制手段20が解除されてスライダ3が移動可能となる。
上述した着脱式バスケット1は、自転車の荷台Cに対して、前側の横バーフレームC1に前係合部材4を係合させた上で、後側の横バーフレームC2と縦バーフレームC4との交差内隅に後係合部材5を係合させる構成となっている。そして、自転車の荷台Cに固定された状態では、上述した位置規制手段20によりバスケット部2の底面2aに対するスライダ3の前後移動が規制され、荷台Cに対してバスケット部2が固定されている。
2 バスケット部
2a バスケット部の底面
2b バスケット部の前面
2c バスケット部の後面
2d バスケット部の左側面
2e バスケット部の右側面
3 スライダ
4 前係合部材
5 後係合部材
6 ガイド溝
7 規制部材
C 自転車の荷台
C1 前側の横バーフレーム
C2 後側の横バーフレーム
C3 外側の縦バーフレーム
C4 内側の縦バーフレーム
8 通気窓
9 スリット
10 ラック部
11 ピニオンギヤ
12 段差
13 スライダ抜止部
14 挿通孔
15 規制部材取付孔
16 規制部材固定孔
17 固定具
18 爪部材
19 ラチェット歯
20 位置規制手段
21 切欠部
22 解除部材
23 押し込み部
24 上方凹部
25 フック部
26 アーム部
27 前側ガイド溝
Claims (3)
- 自転車の進行方向を向く複数の縦バーフレームと、進行方向に交差する方向を向く複数の横バーフレームとを井桁状に組み合わせて形成された自転車の荷台に対して、着脱自在に装着される着脱式バスケットであって、
前記荷台の上側に配備されると共に、荷物を収容可能とされた筺状のバスケット部と、
前記バスケット部の底面前側に配備されると共に、前側の横バーフレームに対して後方から係合可能とされる前係合部材と、
前記バスケット部の底面後側に配備されると共に、後側の横バーフレームと縦バーフレームとの交差内隅に対して前方から係合可能とされる後係合部材と、
を有し、
前記バスケット部の底面に対して前後方向に摺動可能に配備されると共に、前後方向に対して傾斜した方向にガイド溝を有するスライダと、を有しており、
前記後係合部材は、前記ガイド溝の形成方向に沿って移動可能となるようにガイド溝にはめ込まれており、前記スライダを後方向に移動させることで、前記後係合部材がガイド溝に沿って左右方向に広がるように移動することで、後側の横バーフレームと縦バーフレームとの交差内隅に対して係合するように構成されている
ことを特徴とする着脱式バスケット。 - 前記後側の横バーフレームと縦バーフレームとの交差内隅に、前記後係合部材が係合した位置で、前記バスケット部の底面に対するスライダの移動を規制する位置規制手段が、前記バスケット部の底面とスライダとの間に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の着脱式バスケット。 - 前記前係合部材は、前記前側の横バーフレームに対して後方から係合可能なように、前方に向かって突出した爪部材を有しており、
前記後係合部材は、前記後側の横バーフレームと縦バーフレームとの交差内隅に係合に可能なように、下方に向かって広がる円錐形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の着脱式バスケット。
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