JP7182067B1 - 投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投影装置を小型にしても、設置角度の調整幅を大きくすることができる投影装置を提供する。【解決手段】投影装置10は、筐体20と、トルクヒンジ部32a,2bを介して筐体20と接続し、筐体20の設置角度を調整可能に設けられる支持部31a,31bと、を有し、支持部31a,31bは、伸縮可能に設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、投影装置に関する。
従来から、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)と呼ばれるマイクロミラー表示素子や液晶板を用いて形成した画像をスクリーンに投影する投影装置には、ねじ構造を備える等して投影装置の設置角度を調整するチルト機構が設けられる。例えば、特許文献1の投影装置は、雄ねじとされるネジ部を有して投影装置の下面から出没自在な昇降部材と、該ネジ部に向けて付勢されるスライド部材と、を有する。スライド部材とネジ部は、傾斜面で当接する。これにより、昇降部材は、投影装置の下面から手で引っ張り出すことができると共に、回転して高さを微調整することができる。
特開2008-298917号公報
ねじ構造を備える昇降部材によるチルト構造では、投影装置を小型にした場合、特に筐体の厚みが薄い場合にはネジ長さを長く設定することができない。従って、設置角度の調整幅が小さくなってしまい、適切な投影を行うことが難しいことがある。
本発明は、投影装置を小型にしても、設置角度の調整幅を大きくすることができる投影装置を提供することを目的とする。
本発明の投影装置は、筐体と、第1部材と、前記第1部材にスライド可能に設けられる第2部材とを有する支持部と、を有し、前記第2部材をスライドさせたときに、前記第1部材が前記第2部材を押圧する位置は、前記第1部材及び前記第2部材が互いに嵌合する位置とは異なる
本発明によれば、投影装置を小型にしても、設置角度の調整幅を大きくすることができる投影装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る投影装置を前下方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る投影装置の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る投影装置のチルトアームの収納状態を示す、上方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る投影装置のチルトアームの突出状態を示す、上方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る支持部を構成する部品を示し、(a)は第2部材に係る斜視図であり、(b)は第1部材の押圧部材に係る斜視図であり、(c)は第1部材のガイド本体部材に係る斜視図である。 本発明の実施形態に係る支持部の伸縮を示し、(a)は図3のVIa-VIa断面の断面図であり、(b)は図4のVIb-VIb断面の断面図である。なお、両図とも、トルクヒンジ部を省略している。 本発明の実施形態に係る投影装置のチルトアームに係る使用方法の説明側面図であり、(a)は収納状態を示し、(b)は支持部の伸長状態(第1部材の突出状態)を示し、(c)は所定の設置角度で設置した状態を示す。 本発明の実施形態に係る投影装置の変形例1を示す、前下方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る投影装置の変形例2を示す、前下方から見た斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について述べる。図1に示すように、投影装置10は、左右方向を長手方向とする略長矩形箱状に6面(上面20a、下面20b、左側面20c、右側面20d、前面20e、後面20f)を有する筐体20を備える。投影装置10は、前面20e側に投影口11を有する。投影装置10は、投影口11から投影光が出射される。なお、以下の説明においては、投影装置10における左右とは投影口11からの投影方向に対しての左右方向を示し、前後とは投影装置10の投影光の進行方向に対しての前後方向を示す。
筐体20は、上面20aと右側面20dの一部を備える上ケース21と、下面20bと右側面20dの一部を備える下ケース22とを有する。筐体20は、前側に前側パネル23、後側に後側パネル24、左側に左側パネル25を有する。前側パネル23は、筐体20の左前角部20gまで延在し、左前角部20gは角R状とされる。また、前側パネル23は、投影口11の投影口開口部23a、吸気口23b、排気口23cが設けられる。
後側パネル24は、左後角部20hまで延在し、左後角部20hは角R状とされる。後側パネル24にも、適宜、吸気孔が設けられる。左側パネル25は、前側パネル23及び後側パネル24が延在する左前角部20g及び左後角部20hとの間に設けられる。左側パネル25には、吸気口25aや、画像入出力用のコネクタ等の接続口25bが設けられる。前側パネル23、後側パネル24及び左側パネル25は、それぞれ、上下方向の中心が筐体20の内側に向けて屈曲する。
筐体20(下ケース22)の下面20bには、チルトアーム30が設けられている。チルトアーム30の後方側(換言すれば、後述の設置当接部33aが開く開方向側と反対側における筐体20の下面20b)には、設置部材40が設けられる。設置部材40は、ゴム材料等の弾性部材からなる。設置部材40は、円柱両端部を斜めに切断した傾斜面を有する形状とされ、側面視において短辺を下側とする略台形状とされる。筐体20の下面20bに設けられるチルトアーム30は、二点鎖線で示すように、前方側が開くようにして回動し、投影装置10を所定範囲内における任意の設置角度(仰角)で投影することができる(図7(c)参照)。
図2に示すように、チルトアーム30は、左右それぞれに、前後方向に長尺状の支持部31a,31bと、トルクヒンジ部32a,32bを備える。トルクヒンジ部32a,32bは、回転軸32a1,32b1を有する。詳細は後述するが、支持部31a,31bの第1部材310a,310bは、トルクヒンジ部32a,32bの回転軸32a1,32b1と接続する。トルクヒンジ部32a,32bの回転軸32a1,32b1は、回転軸32a1,32b1に掛かるトルクが所定値以下であれば回転が固定されるフリーストップ型のヒンジを構成する。
支持部31a,31b及びトルクヒンジ部32a,32bは、一対に設けられる。具体的には、支持部31a,31b及びトルクヒンジ部32a,32bは、筐体20の左側に支持部31b及びトルクヒンジ部32bが設けられ、右側に支持部31a及びトルクヒンジ部32aが配置され、互いに対称な形状とされる。トルクヒンジ部32a,32bは、2つのネジ130により筐体20の下面20bに固定される。このようにして、支持部31a,31bは、それぞれ、トルクヒンジ部32a,32bを介して筐体20と接続し、筐体20の設置角度を調整可能に設けられる。また、支持部31a,31bは、下ケース22に形成された凹部22aに収納させることができる。
一対の支持部31a,31bは、左右方向に長尺状のアーム部33により、支持部31a,31bの先端部(後述の第2部材320a,320bのアーム取付部329)が接続されている。アーム部33は、投影装置10の設置の際に設置面DT(図7(c)参照)と当接する設置当接部33aが設けられる。図3、図4に示すように、支持部31a,31bは、第1部材310a,310b及び第2部材320a,320bを備える。第2部材320a,320bは、設置当接部33aを含むアーム部33と接続する。換言すれば、第2部材320a,320bは、設置当接部33aを備える。第2部材320a,320bは、第1部材310a,310bにスライド可能に設けられる。すなわち、支持部31a,31bは、伸縮可能に設けられる。第1部材310a,310bは、押圧部材311a,311bと、ガイド本体部材312a,312bを有する。上述の通り、支持部31a,31b及びトルクヒンジ部32a,32bは対称形状とされているので、以下の説明においては右側の支持部31a及びトルクヒンジ部32aに着目して詳細を説明する。
図5(a)に示すように、第2部材320aは、略L字の平板状の板金材料により形成される。第2部材320aは、前後方向に長い長尺平板状の平板本体部328と、平板本体部328の先端部から内側(第2部材320aが支持部31aとして筐体20に取り付けられた状態における筐体20の左方向)に向けて突出するようにアーム取付部329が設けられる。アーム取付部329は、平板本体部328から下方に向けて落ち込む縦板状の段部327を介して平板本体部328と接続される。段部327の内側面327aは、平板本体部328の内側縁面328cよりも内側に突出するように位置している。そして、段部327の後方側の基端部には、段部327を曲げ加工により形成するための、平板本体部328に切り込む切欠部326が設けられる。また、アーム取付部329には、アーム部33を取り付けるための図示しないネジが挿通される2つの孔部329aが設けられる。
第2部材320aの平板本体部328には、先端側に、上面328aからみて凹状(下面328bからみて凸状、図6(a)、図6(b)参照)の当接凸部322が設けられ、後端側に同様の嵌合凸部323が設けられる。ここで、平板本体部328の上面328aは、チルトアーム30が筐体20に収納された状態における筐体20の下面20bと対向する面である。当接凸部322と嵌合凸部323との間には、補強部324が設けられる。補強部324は、平板本体部328の上面328aからみて凹状であって、平板本体部328の長手方向に長尺状に設けられる。
図5(b)に示すように、第1部材310aの押圧部材311aは、断面視略鉤状の板金材料により形成される。具体的には、平板状に設けられる横板117と、横板117の内側の端部から折り曲げて形成される縦板118と、縦板118から外側に短く直角に折り曲げて形成される鉤状部119が設けられている。横板117、縦板118及び鉤状部119は、長手方向(前後方向)の長さを同一に形成される。
押圧部材311aの後端部外側には、横板117の上面117aから上方向に立設するように、固定部110が曲げ加工により形成されている。このため、固定部110の基端部の前方側には、横板117に切り込む切欠部112が設けられる。固定部110には、取付用の図示しないネジが螺合される雌ねじ部110aが設けられている。押圧部材311aの横板117における先端側には板バネ111が設けられる。板バネ111は、前方に突出するように、横板117の上面117aから下面117bを貫通するように略U字状に切り欠いて形成される。板バネ111は、先端部分を略V字状に折り曲げ加工されて、横板117の下面117b側に押圧部111aが設けられる(図6(a)、図6(b)参照)。
図5(c)に示すように、第1部材310aのガイド本体部材312aは、板金材料により形成され、前後方向に長い略長尺平板状のガイド板121と、ガイド板121の外側縁から上方に立設するよう曲げ加工して形成される連結板122を備える。ガイド板121は、前後方向に長い長尺平板状に形成され、前後方向の略中央に嵌合凹部124が設けられる。嵌合凹部124は、ガイド板121の上面121aから凹状に形成されて、下面121bでは凸状に形成される(図6(a)、図6(b)参照)。ガイド板121と連結板122との後方側の接続部には、連結板122に切り込むことでガイド板121と連結板122を折り曲げるための切欠部123が形成される。連結板122は、後方側から先端側に亘って漸次幅狭するように形成されて、先端部分は一定幅に形成され、ガイド板121と先端部が揃えられる。
連結板122は、ガイド板121よりも長く形成される。すなわち、連結板122の後方側はガイド板121の後端よりも長く延びている。この連結板122における後方に延びる部分には、トルクヒンジ部32aの回転軸32a1が固定される軸固定孔122aが設けられる。連結板122における切欠部123の近傍には、押圧部材311aの固定部110を固定するための孔部122bが設けられる。
押圧部材311aがガイド本体部材312aに固定される構造を図3及び図4に戻って説明する。押圧部材311aとガイド本体部材312aは、ガイド本体部材312aの連結板122の孔部122bに外側から図示しないネジが挿通されて押圧部材311aの固定部110の雌ねじ部110aに螺合して固定される。このとき、押圧部材311aの鉤状部119の上面は、ガイド本体部材312aのガイド板121の下面121bに当接している。このようにして、押圧部材311aの横板117の下面117bと、縦板118の外側面及びガイド本体部材312aのガイド板121の上面121aと連結板122の内側面とで囲まれた領域でガイド部120が形成される。第2部材320aは、このガイド部120に挿入されて、第1部材310aにスライド可能に設けられる。そして、第1部材310aは、ガイド部120と、ガイド部120に対して第2部材320aを押圧する弾性押圧部である板バネ111を備える。
ガイド部120の前端、すなわち、横板117及び縦板118の前端縁面117c,118aは、ガイド本体部材312aのガイド板121の前端縁面121cよりも後方側に位置する。第2部材320aの没入状態(図3の状態)では、第2部材320aの段部327の後端縁面327b(図5(a)も参照)が、押圧部材311aの縦板118の前端縁面118aと当接する。このようにして、第2部材320aの後方移動が規制される。またこのとき、横板117及び縦板118の前端縁面117c,118aからガイド本体部材312aの前端縁面(ガイド板121の前端縁面121c及び連結板122の前端縁面122c)までの長さと、アーム取付部329及び段部327の前後方向の長さが略同一とされているので、第2部材320aの前端縁面320a1とガイド本体部材312aの前端縁面が略一致している。また、第2部材320aの平板本体部328の幅は、ガイド部120の幅(縦板118の外側面から連結板122の距離)よりも若干狭い程度で略一致しており、第2部材320aはガイド部120によりスムーズにガイドされる。
図6(a)、図6(b)に示すように、押圧部材311aの板バネ111(弾性押圧部)の押圧部111aは、第2部材320aの平板本体部328の上面328aに当接している。従って、第2部材320aは、押圧部材311aの板バネ111により、第1部材310aにおけるガイド本体部材312aのガイド板121の上面121aに押圧される。図6(a)に示す第2部材320aの没入状態においては、当接凸部322と嵌合凸部323がガイド板121の上面121aに当接する。これにより、第2部材320aが板バネ111を上方に強く押し上げ、よって強い押圧力で第2部材320aが板バネ111により押えられるので、不用意に第2部材320aがガイド部120から移動してしまうことが低減されている。
アーム部33を手で前方に引き出して第2部材320aを前方に移動させると、当接凸部322がガイド板121の上面121aから脱して第2部材320aは若干程度、ガイド板121側に移動する。従って、板バネ111による第2部材320aへの押圧力が若干減少し、第2部材320aの引き出しが容易となる。そして、第2部材320aを前方に移動し続けると、図6(b)に示すように、嵌合凸部323がガイド板121の嵌合凹部124と凹凸嵌合する。嵌合凸部323と嵌合凹部124が凹凸嵌合する位置は、第2部材320aの所定の位置としての最突出位置(支持部31aを最も伸長させた位置)である。嵌合凸部323と嵌合凹部124が凹凸嵌合することにより、第2部材320aの前方への移動が規制される。ここで、押圧部111aの前後方向の位置は、嵌合凹部124よりも前方側にズレて位置する。換言すれば、押圧部111aは、嵌合凹部124の直上には位置していない。
チルトアーム30の使用方法は、先ず、図7(a)に示すチルトアーム30の格納状態において、アーム部33を前方に引いて、図7(b)に示すように支持部31a,31bを伸長させる。このとき、嵌合凸部323と嵌合凹部124は、凹凸嵌合する(図6(b)参照)。そして、支持部31a,31bを伸長させた状態でチルトアーム30の角度を調整して、図7(c)に示すように投影装置10を設置する。このとき、設置面DTには、アーム部33の設置当接部33aと、設置部材40が当接している。
支持部31a,31bを伸長させて投影装置10を設置すると、支持部31a,31bには、筐体20を含む投影装置10の本体の重さ(矢印P1)により、図7(c)のQが示す部分の拡大図に示すように、嵌合凸部323と嵌合凹部124が凹凸嵌合する部分を折り曲げるような力(矢印P2)が掛かる。しかしながら、嵌合凸部323と嵌合凹部124が凹凸嵌合する部分は、押圧部111aを支点として凹凸嵌合が嵌り合う方向(矢印D1方向)に回転する力が掛かるので、凹凸嵌合する部分(第1部材310a,310bと第2部材320a,320bの連結部分)で折れ曲がってしまうことがない。
チルトアーム30の格納は、上記手順と逆に行えばよい。すなわち、先ず、チルトアーム30を回動させて筐体20の下面20bと略平行な状態(図7(b)の状態)として、アーム部33を押して支持部31a,31bを短縮し没入させる。このとき、嵌合凸部323と嵌合凹部124の凹凸嵌合が解除されるが、嵌合凸部323の凸部外周は曲面323aが形成されているので、嵌合凸部323はスムーズに嵌合凹部124から脱出することができる。このようにして、チルトアーム30は図7(a)に示すように格納される。
また、チルトアーム30のアーム部33には、図8、図9に示すカバー36,37を設けることができる。例えば、図8に示す変形例1に係るチルトアーム30Aは、アーム部33にカバー36を固定して設けたものである。カバー36は、左右の両端部を半円形とした角丸長矩形状の平板状とされる。カバー36の下面36aを含む設置当接部33aAは、下面36aの環状の縁部をラウンド形状である角R部36bとしている。また、図9に示す変形例2に係るチルトアーム30Bは、アーム部33にカバー37を設けたものである。カバー37は、カバー36と同様に両端部を半円形とした角丸長矩形状の平板状に形成される。カバー37の下面37aを含む設置当接部33aBは、下面37aの環状の縁部をC面取部37bとしている。
以上、本発明は、本実施形態によって限定されることはなく、種々の変更を加えて実施することができる。例えば、本実施形態では、アーム部33に設けられた設置当接部33aを備えた2つの支持部31a,31bを備えたチルトアーム30としたが、アーム部33を省略し、筐体20の中央前方下面に、設置当接部を備えた1つの支持部を設けた投影装置10とすることもできる。また、支持部は、折り畳み式等の他の形式で伸縮可能とすることもできる。また、第1部材310a,310bの嵌合凸部323と第2部材320a,320bの嵌合凹部124が凹凸嵌合する位置は、第2部材320a,320bの最突出位置としたが、例えば嵌合凹部124を複数設けることで、多段階の所定の突出位置で凹凸嵌合をさせて、設置角度の調整範囲を更に広げることができる。なお、本実施形態においては、第1部材310a,310bに嵌合凸部323を設け、第2部材320a,320bに嵌合凹部124を設けて凹凸嵌合としたが、この凹凸の関係は逆でもよい。
以上、本発明の実施形態によれば、投影装置10は、筐体20と、トルクヒンジ部32a,32bを介して筐体20と接続し、筐体20の設置角度を調整可能に設けられる支持部31a,31bと、を有し、支持部31a,31bは、伸縮可能に設けられる。
これにより、筐体20の設置角度を調整するときには支持部31a,31bを伸長し、収納するときには支持部31a,31bを短縮することができるので、小型の投影装置10であっても大きな調整範囲で設置角度を設定し、投影することができる。
また、支持部31a,31bは、トルクヒンジ部32a,32bの回転軸32a1,32b1と接続する第1部材310a,310bと、設置面に当接する設置当接部33aを備えて第1部材310a,310bにスライド可能に設けられる第2部材320a,320bと、を備える。これにより、簡単・小型な構造で伸縮する支持部31a,31bを構成することができる。
また、第1部材310a,310bは、ガイド部120と、ガイド部120に対して第2部材320a,320bを押圧する弾性押圧部である板バネ111と、を備える。これにより、第2部材320a,320bはガイド部120でスムーズにガイドされつつ、板バネ111で意図せず第2部材320a,320bが移動してしまうことを低減することができる。
また、第1部材310a,310bと第2部材320a,320bは、第2部材320a,320bの所定の突出位置で凹凸嵌合する。ここでの突出位置とは、第2部材320a、320bに嵌合凸部323が設けられた位置である。これにより、凸部と凹部による簡単な構成で、第2部材320a,320bを最突出位置等の所定の位置で移動規制することができる。
また、第1部材310a,310bは、ガイド部120と、ガイド部120に対して第2部材320a,320bを押圧する弾性押圧部である板バネ111と、を有し、板バネ111の押圧部111aが第2部材320a,320bを押圧する位置は、第1部材310a,310bと第2部材320a,320bが第2部材320a,320bの所定の突出位置で凹凸嵌合する位置とズレている。これにより、筐体20を含む投影装置10の本体の荷重が支持部31a,31bに掛かっても、凹凸嵌合を外れ難くすることができる。ここでの突出位置とは、上記と同様に第2部材320a、320bに嵌合凸部323が設けられた位置である。
また、支持部31a,31bは、一対に設けられ、設置当接部33aは、一対の支持部31a,31bの第2部材320a,320bを接続するアーム部33に設けられる。これにより、一対の支持部31a,31bをアーム部33で同期して回動させることができ、設置角度の設定を容易とすることができる。
また、アーム部33は、カバー36を有し、カバー36は、角R部36bを備える。これにより、角R部36bを設置当接部33aとし、設置面を傷付け難いものとすることができる。
また、アーム部33は、カバー37を有し、カバー37は、C面取部37bを備える。これにより、C面取部37bを設置当接部33aとし、設置面と平行な設置当接部33aとすることができる。
また、本実施形態では、チルトアーム30のトルクヒンジ部32a、32bを筐体に接続する位置が固定されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、トルクヒンジ部32a、32bを筐体20の下面20bに取り付けるためのネジ穴(2つのネジ穴と1つのガイドピン)を前後方向の長孔とし、トルクヒンジ部32a、32bの取付位置を前方側または後方側に調整可能とする構成にしてもよい。または、上記のネジ穴を筐体20の下面20bに2箇所(トルクヒンジ部32a、32bを取り付ける箇所がそれぞれ2箇所)設けてもよい。これらによって、投影装置10の設置角度の調整幅を更に大きくすることが可能となる。
なお、以上説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]筐体と、
トルクヒンジ部を介して前記筐体と接続し、前記筐体の設置角度を調整可能に設けられる支持部と、
を有し、
前記支持部は、伸縮可能に設けられる投影装置。
[2]前記支持部は、前記トルクヒンジ部の回転軸と接続する第1部材と、設置面に当接する設置当接部を備えて前記第1部材にスライド可能に設けられる第2部材と、を備える前記[1]に記載の投影装置。
[3]前記第1部材は、ガイド部と、前記ガイド部に対して前記第2部材を押圧する弾性押圧部と、を備える前記[2]に記載の投影装置。
[4]前記第1部材と前記第2部材は、前記第2部材の所定の突出位置で凹凸嵌合する前記[2]又は前記[3]に記載の投影装置。
[5]前記所定の突出位置は、前記第2部材に嵌合凸部が設けられた位置である前記[4]に記載の投影装置。
[6]前記第1部材は、ガイド部と、前記ガイド部に対して前記第2部材を押圧する弾性押圧部と、を有し、
前記弾性押圧部が前記第2部材を押圧する位置は、前記第1部材と前記第2部材が前記第2部材の所定の突出位置で凹凸嵌合する位置とズレている前記[2]に記載の投影装置。
[7]前記所定の突出位置は、前記第2部材に嵌合凸部が設けられた位置である前記[6]に記載の投影装置。
[8]前記支持部は、一対に設けられ、
前記設置当接部は、前記一対の前記支持部の前記第2部材を接続するアーム部に設けられる前記[2]~前記[7]の何れかに記載の投影装置。
[9]前記アーム部は、カバー部材を有し、
前記カバー部材は、角R部を備える前記[8]に記載の投影装置。
[10]前記アーム部は、カバー部材を有し、
前記カバー部材は、C面取部を備える前記[8]に記載の投影装置。
[11]前記トルクヒンジ部を前記筐体に取り付ける取付位置は、前記筐体の前後方向に対して調整可能である前記[1]~前記[10]の何れかに記載の投影装置。
10 投影装置 11 投影口
20 筐体 20a 上面
20b 下面 20c 左側面
20d 右側面 20e 前面
20f 後面 20g 左前角部
20h 左後角部 21 上ケース
22 下ケース 22a 凹部
23 前側パネル 23a 投影口開口部
23b 吸気口 23c 排気口
24 後側パネル 25 左側パネル
25a 吸気口 25b 接続口
30 チルトアーム 30A チルトアーム
30B チルトアーム 31a 支持部
31b 支持部 32a トルクヒンジ部
32a1 回転軸 32b トルクヒンジ部
32b1 回転軸 33 アーム部
33a 設置当接部 33aA 設置当接部
33aB 設置当接部 36 カバー
36a 下面 36b 角R部
37 カバー 37a 下面
37b C面取部 40 設置部材
110 固定部 110a 雌ねじ部
111 板バネ 111a 押圧部
112 切欠部 117 横板
117a 上面 117b 下面
117c 前端縁面 118 縦板
118a 前端縁面 119 鉤状部
120 ガイド部 121 ガイド板
121a 上面 121b 下面
121c 前端縁面 122 連結板
122a 軸固定孔 122b 孔部
122c 前端縁面 123 切欠部
124 嵌合凹部 130 ネジ
310a 第1部材 310b 第1部材
311a 押圧部材 311b 押圧部材
312a ガイド本体部材 312b ガイド本体部材
320a 第2部材 320a1 前端縁面
320b 第2部材 322 当接凸部
323 嵌合凸部 323a 曲面
324 補強部 326 切欠部
327 段部 327a 内側面
327b 後端縁面 328 平板本体部
328a 上面 328b 下面
328c 内側縁面 329 アーム取付部
329a 孔部
DT 設置面

Claims (11)

  1. 筐体と、
    第1部材と、前記第1部材にスライド可能に設けられる第2部材とを有する支持部と、
    を有し、
    前記第2部材をスライドさせたときに、前記第1部材が前記第2部材を押圧する位置は、前記第1部材及び前記第2部材が互いに嵌合する位置とは異なる投影装置。
  2. 前記第2部材は、設置面に当接する設置当接部を備える請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記第1部材は、ガイド部と、前記ガイド部に対して前記第2部材を押圧する弾性押圧部と、を備える請求項1又は請求項2に記載の投影装置。
  4. 前記第2部材を前記第2部材の所定の突出位置までスライドさせたときに、前記第1部材と前記第2部材が互いに凹凸嵌合する請求項1~請求項3の何れかに記載の投影装置。
  5. 前記所定の突出位置は、前記第2部材に嵌合凸部が設けられた位置である請求項4に記載の投影装置。
  6. 前記支持部は、一対に設けられ、
    前記設置当接部は、前記一対の前記支持部の前記第2部材を接続するアーム部に設けられる請求項2に記載の投影装置。
  7. 前記アーム部は、カバー部材を有し、
    前記カバー部材は、角R部を備える請求項6に記載の投影装置。
  8. 前記アーム部は、カバー部材を有し、
    前記カバー部材は、C面取部を備える請求項6に記載の投影装置。
  9. 前記支持部は、前記筐体の設置角度を調整する請求項1~請求項8の何れかに記載の投影装置。
  10. 前記第1部材は、トルクヒンジ部を介して前記筐体と接続する請求項1~請求項9の何れかに記載の投影装置。
  11. 前記トルクヒンジ部を前記筐体に取り付ける取付位置は、前記筐体の前後方向に対して調整可能である請求項10に記載の投影装置。
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