JP7179418B2 - シールドコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、シールドコネクタに関するものである。
自動車には、多種多様な電子機器が搭載され、電子機器に電力や制御信号等を伝えるために、ワイヤハーネスが配索されている。ワイヤハーネスは、複数の電線と、コネクタと、を備え、このコネクタを電子機器のコネクタや他のワイヤハーネスのコネクタに嵌合させることで、電子機器や他のワイヤハーネスに接続されている。
このようなワイヤハーネスに用いられるコネクタとして、電気自動車(EV)やハイブリッド電気自動車(HEV)等の高電圧を取り扱う2本のシールドケーブルの端末に取り付けられるシールドコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された従来のシールドコネクタは、電線の端部に端子が接続された端子付き電線と、端子付き電線の端子を収容するハウジングと、ハウジングに組み付けられるシールドシェルと、電線に外装される編組導体と、編組導体をシールドシェルとの間に挟み込んで電気的に接続可能に加締められるシールドリングと、 を備えている。即ち、従来のシールドコネクタは、シールドリングを用いて、シールドリングとシールドシェルとの間に編組導体を挟み込んで加締めることで編組導体がシールドシェルに電気的に接続される。
特開2011-119120号公報
しかしながら、従来のシールドコネクタは、編組導体をシールドシェルの間に挟みこんでシールドリングを加締める必要があった。このため、製造コストが高かった。
本発明の目的は、製造コストの低減を図ったシールドコネクタを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、複数の編組線がメッシュ状に編まれて構成されて電線に外装される筒状の編組導体と、筒状の電線挿通部を有するシールドシェルと、を備え、前記編組導体は、該編組導体の軸方向の端部がメッシュ状に編まれた部分が折り返されて溶着されている、または、メッシュ状に編まれた部分が圧縮されて溶着されることにより、前記端部がそれ以外の部分より剛性が高くなるように形成されかつ、前記端部が電線挿通部に被さって直接加締め固定されていることを特徴とするシールドコネクタである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、前記端部は、前記電線挿通部に加締め固定されているとともに、加締めに耐え得る程度の剛性を有していることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記編組導体の前記端部の内周面は、粗面であることを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、複数の編組線がメッシュ状に編まれて構成されて電線に外装される筒状の編組導体と、筒状の電線挿通部を有するシールドシェルと、を備え、編組導体は、該編組導体の軸方向の端部がそれ以外の部分より剛性が高くなるように形成されかつ、端部が電線挿通部に被さって固定される。これによれば、従来技術の如く、シールドリングを加締めることで編組導体をシールドシェルに電気的に接続せずとも、編組導体の端部がシールドシェルの電線挿通部に直接固定されることで、編組導体とシールドシェルとの機械的接続及び電気的接続が得られる。即ち、シールドリングを省略することができるから、部品点数を削減することができる。これにより、製造コストの低減を図ることができる。
本発明の実施形態に係るシールドコネクタを示す斜視図である。 前記シールドコネクタを示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係るシールドコネクタ1を示す斜視図である。図2は、シールドコネクタ1を示す分解斜視図である。シールドコネクタ1は、自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成するものであり、制御信号等を伝送する電線2から外部に漏洩する電気的なノイズ、または外部から流入される電気的なノイズを遮蔽するシールド回路を構成する。
本実施形態のシールドコネクタ1は、図1、2に示すように、一対の電線2、2に外装されるシールド体3と、不図示の第1ハウジングと、第1ハウジングの後端部に係合する第2ハウジング4と、パッキン5と、パッキンホルダ6と、を備えている。一対の電線2、2は、それぞれ、その端部(前端部)に雄端子21が接続されている。
以下では、一対の電線2、2が並ぶ方向を「矢印X」で示し、各電線2の軸方向を「矢印Y」で示し、矢印Xと矢印Yに直交する方向を「矢印Z」で示す場合がある。また、矢印Yのうち、電線2の一端側(雄端子21が設けられた側)を「前方」と記し、これとは反対側を「後方」と記す場合がある。また、矢印Xのうち、一方を「右方」、他方を「左方」と記す場合がある。
シールド体3は、図2に示すように、一対の電線2、2に外装される筒状の編組導体31と、不図示の筐体にボルト固定されるシールドシェル32と、を備えている。
編組導体31は、例えば、導電性の金属材料等からなる編組線(素線)がメッシュ状に編まれるなどして形成されたものである。編組導体31は、図1、2に示すように、筒状の編組導体本体311と、編組導体本体311の軸方向の端部に設けられてシールドシェル32の後述する電線挿通部322に被さって固定される固定部312(端部)と、を備えている。
編組導体本体311には、その軸方向の端部に、中心部より上下左右の径寸法が大きい大径部311Aが設けられている。大径部311Aは、図2に示すように、シールドシェル32の後述する電線挿通部322の外周面322aに接触することで被さることが可能な程度の大きさに形成されている。
固定部312は、編組導体31本体の大径部311Aの端部側に連続して設けられている。固定部312は、メッシュ状に編まれた部分が折り返され溶着されて形成されたものであり、固定部312以外の他の部分(編組導体本体311)より剛性が高くなるように形成されている。また、固定部312は、加締めに耐え得る程度の剛性を有して構成されていて、電線挿通部322に加締め固定される。
このような編組導体31の固定部312は、メッシュ状に編まれた部分が折り返された後、編組線同士が溶着接合されて形成されている。または、メッシュ状に編まれた部分が圧縮された後、編組線同士が溶着接合されて形成されていてもよい。
シールドシェル32は導電性の金属から構成されている。シールドシェル32は、図1、2に示すように、電線2を挿通させる楕円形状の孔部を有する立設壁321と、楕円形状の孔部の周縁から後方に向けて楕円形筒状に突出された電線挿通部322と、立設壁321の上端部が前方に折れ曲がって形成されたシェル固定部323と、を有して構成されている。シェル固定部323には、左右(矢印X)の両端部にボルト挿通孔313、313が形成されている。
電線挿通部322には、図2に示すように、シェル係合部324が形成されている。シェル係合部324は、第2ハウジング4の後端部に形成されたハウジング係合部41に係合可能に形成されている。
第2ハウジング4は、第1ハウジングの後端部に取り付けられているとともに、その後端部には、シールドシェル32の電線挿通部322が外装されている。第2ハウジング4の後端部には、電線挿通部322に形成されたシェル係合部324に係合するハウジング係合部41が設けられている。
パッキン5は、楕円形状に形成されて、第1ハウジングの前端部に装着されている。
パッキンホルダ6は、第1ハウジングの前端部に取り付けられて、パッキン5を所定の位置に位置させる。
次に、このようなシールドコネクタ1の組立て手順について説明する。パッキン5を第1ハウジングの所定の位置に装着し、パッキンホルダ6を第1ハウジングの前端部に取り付ける。この後、各電線2の前端部に端子を取り付ける。次に、第2ハウジング4を第1ハウジングの後端部に取り付ける。そして、シールドシェル32の電線挿通部322を第2ハウジング4の後端部に被せて、シールドシェル32に形成されたシェル係合部324と第2ハウジング4のハウジング係合部41とを係合させる。続いて、一対の電線2、2に編組導体31が外装された状態で、固定部312を電線挿通部322に被せて加締め固定する。こうして、編組導体31とシールドシェル32とが電気的及び機械的に接続される。この後、シールドシェル32のシェル固定部323を筐体にボルト固定する。これにより、シールドシェル32と筐体とが電気的及び機械的に接続される。こうして、シールド回路を形成する。これにより、シールドコネクタ1が完成する。
上述したシールドコネクタ1によれば、複数の編組線がメッシュ状に編まれて構成されて電線2に外装される筒状の編組導体31と、筒状の電線挿通部322を有するシールドシェル32と、を備え、編組導体31は、該編組導体31の軸方向(矢印Y)の固定部312(端部)が編組導体本体311(それ以外の部分)より剛性が高くなるように形成されかつ、固定部312(端部)が電線挿通部322に被さって固定される。これによれば、従来技術の如く、シールドリングを加締めることで編組導体31をシールドシェル32に電気的に接続せずとも、編組導体31の固定部312がシールドシェル32の電線挿通部322に直接固定されることで、編組導体31とシールドシェル32との機械的接続及び電気的接続が得られる。即ち、シールドリングを省略することができるから、部品点数を削減することができる。これにより、製造コストの低減を図ることができる。
また、編組導体31の固定部312(端部)は、電線挿通部322に加締め固定されているとともに、加締めに耐え得る程度の剛性を有している。即ち、編組導体31の固定部312が、加締めに耐え得る程度の剛性を有していることで、従来技術のシールドリングを省略しつつ、編組導体31とシールドシェル32との機械的接続及び電気的接続を得ることができる。さらに、編組導体31の固定部312(端部)が、電線挿通部322に加締め固定されることで、サイズが異なる電線挿通部への採用が可能とされる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
さらに、編組導体31の固定部312(端部)の内周面は微細な凹凸が施された粗面として形成されていてもよい。これによれば、編組導体31の固定部312とシールドシェル32の電線挿通部322との間に生じる摩擦力を増加させることができる。これにより、作業性の向上を図りつつ、編組導体31とシールドシェル32との機械的接続及び電気的接続の信頼性の向上を図ることができる。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 シールドコネクタ
2 電線
31 編組導体
311 編組導体本体(それ以外の部分)
312 固定部(編組導体の軸方向の端部)
32 シールドシェル
322 電線挿通部

Claims (3)

  1. 複数の編組線がメッシュ状に編まれて構成されて電線に外装される筒状の編組導体と、
    筒状の電線挿通部を有するシールドシェルと、を備え、
    前記編組導体は、該編組導体の軸方向の端部がメッシュ状に編まれた部分が折り返されて溶着されている、または、メッシュ状に編まれた部分が圧縮されて溶着されることにより、前記端部がそれ以外の部分より剛性が高くなるように形成されかつ、前記端部が電線挿通部に被さって直接加締め固定されていることを特徴とするシールドコネクタ。
  2. 前記端部は、加締めに耐え得る程度の剛性を有していることを特徴とする請求項1に記載のシールドコネクタ。
  3. 前記編組導体の前記端部の内周面は、粗面であることを特徴とする請求項1または2に記載のシールドコネクタ。
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