JP7175513B2 - 浸漬ノズル - Google Patents

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本発明は溶鋼をタンディッシュからモールド内へ注入するとき溶鋼が空気に触れて酸化しないようにするため、タンディッシュノズルに接続してモールド内の溶鋼に浸漬する浸漬ノズルに関する。
この種の浸漬ノズル1は、図8及び図9に示すように、一端にタンディシュノズルに接続される接続口2を設け、他端に底部3を設け、中心部に接続口2から底部3に至る溶鋼流路4を形成した有底の円筒構造を有する。そして、底部3の近傍の周壁を貫通する2本の貫通穴5で2個の吐出口6が形成されている。各貫通穴5は円形の断面形状を有し、2個の吐出口6は溶鋼流路4を挟んで対向するように配置されている。各貫通穴5は吐出口6から溶鋼が吐出するときにモールドパウダーを溶鋼中に巻き込まれないようにするため、斜め下向きに形成されている。
この浸漬ノズル1では、溶鋼が斜め下向きの強いジェット流となって吐出口6から吐出する。
しかして、浸漬ノズル1の縦断面形状において辺となって表れる貫通穴5の内周面5aと、横断面形状において辺となって表れる内周面5bはいずれも直線となる。そのため、溶鋼の吐出流は大部分が平行になり、図10に矢印で模式的に示すように底部3に近いほど流速が速くなり、流速分布が不均一になっている。そのため、モールド内の溶鋼の流動状態が不安定となり、吐出口6の開口端面の上側縁部に淀みが発生し、モールドパウダーが溶鋼中に巻き込まれてしまう。
一方、特許第4665056号公報には、モールド内の溶鋼の流動状態を安定させてモールドパウダーの巻き込み防止を図った浸漬ノズルが開示されている。この浸漬ノズルは、吐出口を形成する貫通穴の断面形状を内径が内端面から外端面に向けて漸減するラッパ形状に形成されている。
しかしながら、貫通穴をラッパ形状にしたこの浸漬ノズルも、満足できるモールドパウダーの巻き込み防止効果を奏するものではない。
特許第4665056号公報
本発明は上記問題点に鑑み、モールド内の溶鋼の流動状態を安定させ、モールドパウダーの巻き込みを効果的に防止できる浸漬ノズルを提供することを目的とする。
本発明に係る浸漬ノズルは、一端にタンディッシュとの接続口を設け、他端に底部を設け、中心部に接続口から底部に至る溶鋼流路を形成した有底の円筒構造を有し、溶鋼通路に達する貫通穴で底部近傍の周壁に吐出口を形成した浸漬ノズルであって、
前記貫通穴の内周面の全て又は周壁の厚みの2/3以上の範囲に亘って貫通穴の溶鋼流路側の内周面を球面で形成したことを特徴とする。
本発明によれば、溶鋼のジェット流が貫通穴を通過して吐出口からモールド内に吐出するとき、貫通穴の球面状の内周面に沿って渦巻き状に流れることにより撹拌されるので、吐出口から吐出するジェット流の流速分布が均一化する。そのため吐出口の開口端面の縁部に淀みが発生するのを抑制でき、モールド内の溶鋼の流動状態が安定するので、モールドパウダーの溶鋼中への巻き込みを防止できる。
本発明の第1実施例に係る浸漬ノズルを示す斜視図である。 同浸漬ノズルを示す縦断面図である。 図2の3-3線から切断した断面図である。 同浸漬ノズルの吐出口から吐出するジェット流の流速分布を示す説明図である。 本発明の第2実施例に係る浸漬ノズルを示す斜視図である。 同浸漬ノズルを示す縦断面図である。 図6の7-7線から切断した断面図である。 従来の浸漬ノズルを示す縦断面図である。 図8の9-9線から切断した断面図である。 同浸漬ノズルの吐出口から吐出するジェット流の流速分布を示す説明図である。
以下に本発明を図面に基づき説明する。図1~図3には本発明の第1実施例に係る浸漬ノズル10が示されている。当該浸漬ノズル10は、有底の円筒構造を有し、一端にタンディッシュノズルとの接続口11が設けられ、他端に底部12が設けられている。そして、中心部に接続口11から底部12に至る溶鋼流路13が形成されている。また、底部12の近傍の周壁14には溶鋼流路13に通じる2本の貫通穴15によって2個の吐出口16が形成されている。2本の貫通穴15は、吐出口16が溶鋼流路13を挟んで対向するように配置されている。
各貫通穴15の全内周面15a,15bが球面によって形成されている。そのため、浸漬ノズル10の縦断面形状において辺となって表れる貫通穴15の内周面15aと、横断面形状において辺となって表れる内周面15bはいずれも円弧形状となる。
本実施例に係る浸漬ノズル10によれば、各貫通穴15の全内周面15a,15bを球面によって形成したので、溶鋼のジェット流が貫通穴15を通過して吐出口16からモールド内に吐出するとき、貫通穴15の球面状の内周面15a,15bに沿って渦巻き状に流れることにより撹拌される。そのため、図4に矢印で模式的に示すように、吐出口16から吐出するジェット流の流速分布が均一化するので、吐出口16の開口端面の縁部に淀みが発生するのを抑制でき、モールド内の溶鋼の流動状態が安定し、モールドパウダーの溶鋼中への巻き込みを防止できる。
本発明の第2実施例に係る浸漬ノズル10Aを図5~図7に示す。当該浸漬ノズルでは、吐出口16を形成する貫通穴17の内周面17a,17b,17cのうち、溶鋼流路13側の内周面17a,17bが周壁14の厚みの約2/3の範囲に亘って球面で形成され、吐出口16側の内周面17cは周壁14の厚みの約1/3の範囲が断面円形の穴で形成されている。そのため、貫通穴17の溶鋼流路側の2/3の部分は浸漬ノズル10Aの縦断面形状において辺となって表れる内周面17aと、横断面形状において辺となって表れる内周面17bはいずれも円弧形状となる。しかし、貫通穴17の吐出口16側の1/3の部分では、浸漬ノズル10Aの縦断面形状において辺となって表れる内周面17cは直線となって表れる。
なお、本実施例における他の構成は第1実施例に係る構成と同じであるので、同一の構成要素に同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例に係る浸漬ノズル10Aによれば、各貫通穴17の2/3の部分の内周面17a,17bを球面によって形成したので、溶鋼のジェット流が貫通穴17を通過して吐出口16からモールド内に吐出するとき、貫通穴17の球面状の内周面17a,17bに当たって撹拌される。そのため、吐出口16から吐出するジェット流の流速分布が均一化する。
なお、上記実施例に係る浸漬ノズル10,10Aでは、2個の吐出口16を溶鋼流路13を挟んで対向するように形成しているが、本発明は吐出口16を3個以上形成する浸漬ノズルに適用することもできる。
10,10A…浸漬ノズル
11…接続口
12…底部
13…溶鋼流路
14…周壁
15…貫通穴
15a,15b…内周面
16…吐出口
17…貫通穴
17a,17b…内周面

Claims (1)

  1. 一端にタンディッシュとの接続口を設け、他端に底部を設け、中心部に接続口から底部に至る溶鋼流路を形成した有底の円筒構造を有し、溶鋼通路に達する貫通穴で底部近傍の周壁に吐出口を形成した浸漬ノズルであって、
    前記貫通穴の内周面の全て又は周壁の厚みの2/3以上の範囲に亘って貫通穴の溶鋼流路側の内周面を球面で形成したことを特徴とする浸漬ノズル。
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