JP7174529B2 - 立体駐車装置の制御システムとこれを備えた立体駐車装置、及び立体駐車装置の制御方法 - Google Patents
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本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、立体駐車装置の安全性を低下させることなく、利用者の負担を軽減することにある。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。そのため、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載の立体駐車装置の制御システムは、制御手段及び/又はアプリケーションが、立体駐車装置の利用者が車両の入出庫を行うための、呼び出し対象のパレットの特定を行うものである。制御手段が行う場合は、通信手段を介してアプリケーションからユーザ情報を取得し、取得したユーザ情報に基づいてパレットを特定する。又、アプリケーションが行う場合は、保持しているユーザ情報からパレットを特定し、特定したパレットを示す情報を、通信手段を介して制御手段へと送信する。何れの場合であっても、パレットを特定するための情報の入力を利用者から受けることなく、制御手段が呼び出し対象のパレットを把握することになるため、利用者の負担がより軽減されるものである。
本項に記載の立体駐車装置の制御システムは、更に、立体駐車装置と携帯端末との位置関係を算出するための位置関係算出手段を含むものである。そして、制御手段は、位置関係算出手段から上記の位置関係を取得し、取得した位置関係に基づいて、少なくとも一部の動作制御を行う。又、アプリケーションは、位置関係算出手段から上記の位置関係を取得し、取得した位置関係に基づいて、少なくとも一部の所定の機能を実行する。
本項に記載の立体駐車装置の制御システムは、制御手段及び/又はアプリケーションが、立体駐車装置と携帯端末との位置関係に基づいて、携帯端末が立体駐車装置の内部に位置しているか否か、すなわち、利用者が立体駐車装置の内部に居るか否かを判定する。更に、制御手段及び/又はアプリケーションは、立体駐車装置と携帯端末との位置関係に基づいて、携帯端末が立体駐車装置から所定距離以上離れているか否か、すなわち、利用者が立体駐車装置から所定距離以上離れているか否かを判定する。そして、利用者が立体駐車装置の内部に居ると判定した場合、或いは、利用者が立体駐車装置から所定距離以上離れていると判定した場合に、少なくとも開閉ゲートの開閉動作に係る操作情報と、パレットの呼び出しに係る操作情報とを無効化するものである。
本項に記載の立体駐車装置の制御システムは、制御手段及び/又はアプリケーションが、立体駐車装置と携帯端末との位置関係に基づいて、携帯端末が立体駐車装置から所定距離以上離れたか否か、すなわち、利用者が立体駐車装置から所定距離以上離れたか否かを判定する。そして、少なくとも開閉ゲートが開かれた状態で、利用者が立体駐車装置から所定距離以上離れたと判定した場合に、利用者に注意喚起を行うものである。
本項に記載の立体駐車装置の制御システムは、上記(5)項に記載した注意喚起として、以下のような複数の方法のうち、少なくともいずれか1つを実行するものである。すなわち、制御手段或いは立体駐車装置が備えるスピーカからの音声又は警告音の発音、携帯端末が備えるスピーカからの音声又は警告音の発音、携帯端末の表示画面へのメッセージ表示、携帯端末の操作ロック、若しくは、携帯端末へのメール送信である。いずれの方法であっても、利用者に対して立体駐車装置に近づくように促す発音内容や表示内容にすることで、効果的に注意喚起を行うものとなる。
本項に記載の立体駐車装置の制御システムは、位置関係算出手段が、アプリケーションを介して、携帯端末から携帯端末の位置情報を取得する。携帯端末の位置情報は、携帯端末自体が備えている、例えばGPS等を利用した位置情報取得機能から取得する。そして、取得した携帯端末の位置情報を利用して、立体駐車装置と携帯端末との位置関係を算出するものである。すなわち、位置関係算出手段は、携帯端末の位置情報と比較可能な形態で、予め立体駐車装置の位置情報が登録されていることで、それらの位置情報から立体駐車装置と携帯端末との位置関係を算出する。このように、位置関係の算出に携帯端末が備える機能が利用されることで、効率よく位置関係が算出されるものとなる。
本項に記載の立体駐車装置の制御システムは、位置関係算出手段が、立体駐車装置の内部及び又はその周辺に設置された複数の人感センサを含み、これら複数の人感センサの検知状態に応じて、立体駐車装置と携帯端末との位置関係を算出するものである。この際、人感センサの現在の検知状態だけではなく、人感センサが利用者を検知した履歴を利用してもよい。すなわち、人感センサでは、携帯端末ではなく利用者自身の位置が検知され、更に、使用する人感センサの検知範囲、設置数量、設置位置等に応じて、利用者の検知精度が高められるため、立体駐車装置と利用者との位置関係が高精度で算出されるものとなる。なお、立体駐車装置が物体検知用の光電センサ等を備えている場合には、それらを上記の人感センサの一部として利用してもよい。
本項に記載の立体駐車装置の制御システムは、携帯端末との間に無線通信関係を確立する通信手段が、互いに間隔を空けて立体駐車装置に複数設置されている。そして、位置関係算出手段は、通信手段の各々により受信する、携帯端末からの無線通信波の強弱を利用して、立体駐車装置と携帯端末との位置関係を算出するものである。すなわち、位置関係算出手段は、複数の通信手段において携帯端末から受信する無線通信波の強さと、各通信手段の設置位置の情報とを利用して、位置関係を算出する。このように、携帯端末との間に無線通信関係を確立するための通信手段を、立体駐車装置と携帯端末との位置関係の算出にも利用することで、携帯端末の位置を把握するための専用機器を設置することなく、効率よく位置関係を算出するものとなる。なお、本明細書における「無線通信波」とは、無線で通信を行うための電波や電磁波等を示すものである。
本項に記載の立体駐車装置の制御システムは、更に複数の撮影手段を含むものであり、各撮影手段は、立体駐車装置の内部を動画で撮影するように設置される。そして、複数の撮影手段により撮影された動画は、制御手段によって、通信手段を介し携帯端末に対して送信され、この送信された動画が、アプリケーションによって、携帯端末の表示画面に表示されるものである。これにより、立体駐車装置の内部の様子が、利用者の手元にある携帯端末において確認されるため、利便性がより一層向上されるものである。
本項に記載の立体駐車装置の制御システムは、アプリケーションが、立体駐車装置に設置された複数の光電センサの検知状態を、立体駐車装置の制御部や制御手段等を経て、通信手段を介して取得する。そして、取得した複数の光電センサの検知状態を、各光電センサの設置レイアウト(例えば、立体駐車装置を平面視した場合の各光電センサの設置レイアウト)に対応させて、携帯端末の表示画面に表示させるものである。このとき、例えば、全ての光電センサの検知範囲を疑似的に表示し、各光電センサの検知の有無に応じて、光電センサ毎に検知範囲を色分け表示できるようにすればよい。これにより、立体駐車装置の利用者に対して、物体を検知している光電センサの位置が、直感的に分かり易く通知されるものとなるため、利用者による無人確認の負担が軽減され、より確実に無人確認が実行されるものとなる。
本項に記載の立体駐車装置の制御システムは、携帯端末との間に無線通信関係を確立し、アプリケーションと制御手段との間で通信を可能にするための通信手段として、携帯端末が備えるBluetooth(登録商標)通信機能を介して無線通信関係を確立する、Bluetooth通信手段が利用されるものである。Bluetooth通信機能は、近年、多くの携帯端末に搭載されており、又、Bluetoothによる通信は、他の無線通信と比較して、無線通信関係の確立が容易であり、消費電力が少ないといったメリットがある。このため、様々な種類の携帯端末に対応して無線通信が容易に行われると共に、携帯端末及び通信手段の消費電力が抑制されるものである。
本項に記載の立体駐車装置の制御システムは、携帯端末との間に無線通信関係を確立し、アプリケーションと制御手段との間で通信を可能にするための通信手段として、携帯端末が備える赤外線通信機能を介して無線通信関係を確立する、赤外線通信手段が利用されるものである。ここで、赤外線による通信は、通常、通信を行う機器同士が可能な限り正対している必要があるが、この点が考慮されて、赤外線通信手段の設置位置が調整されていることで、利用者が常に立体駐車装置の正面に位置している状態で、携帯端末と赤外線通信手段との通信が行われることになる。これにより、立体駐車装置の利用者に対して、立体駐車装置の正面で携帯端末を操作することが間接的に促されることになるため、装置の前面側から操作盤を介して操作される従来の立体駐車装置と比較して、携帯端末を介した操作によって利便性が向上されながらも、安全性が維持されるものである。
本項に記載の立体駐車装置は、上記(1)から(14)項のいずれか1項記載の立体駐車装置の制御システムを備えると共に、利用者により操作が入力される操作盤が、例えば装置の前面側等に設置されたものである。そして、操作盤を介した操作入力と、携帯端末上のアプリケーションを介した操作入力との双方に対応して、制御部により動作が制御されるものである。これにより、携帯端末を介した操作により利便性が向上されながらも、携帯端末を所持していない利用者からの入力や、充電切れ等により携帯端末が正常に動作しない場合の入力等が、操作盤を介して行われることになるため、様々なケースに柔軟に対応するものとなる。
(18)上記(16)(17)項において、前記制御システムが、前記立体駐車装置と前記携帯端末との位置関係を算出するための位置関係算出手段を含み、前記制御手段により、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の動作制御を行うと共に、前記アプリケーションにより、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の前記所定の機能を実行する立体駐車装置の制御方法。
(19)上記(18)項において、前記制御手段及び/又は前記アプリケーションにより、前記位置関係に基づいて、前記携帯端末が前記立体駐車装置の内部に位置していると判定した場合、或いは、前記携帯端末が前記立体駐車装置から所定距離以上離れていると判定した場合に、少なくとも前記開閉ゲートの開閉動作に係る前記操作情報と、前記パレットの呼び出しに係る前記操作情報とを無効化する立体駐車装置の制御方法。
(21)上記(16)から(20)項において、前記制御システムが、前記立体駐車装置の内部を動画で撮影するように設置された複数の撮影手段を含み、前記制御手段により、前記通信手段を介して、前記複数の撮影手段により撮影された動画を前記携帯端末に対して送信し、前記アプリケーションにより、前記携帯端末に送信された動画を、前記携帯端末の表示画面に表示する立体駐車装置の制御方法。
(22)上記(21)項において、前記立体駐車装置は、投光部と受光部とを備える物体検知のための光電センサが、複数箇所に設置されており、前記複数の撮影手段は、少なくとも一部の前記光電センサによる検知範囲を撮影するように設置された、複数の無人確認用撮影手段を含み、前記アプリケーションにより、前記複数の無人確認用撮影手段の各々によって撮影された動画を表示し、前記利用者に対して前記検知範囲の各々の無人確認を促すと共に、表示した前記検知範囲の各々の無人確認が行われたことを示す前記操作情報の入力画面を、前記携帯端末の表示画面に表示する立体駐車装置の制御方法。
そして、(16)から(23)項の立体駐車装置の制御方法は、各々、上記(1)から(5)及び(10)から(12)項の立体駐車装置の制御システムにより実行されることで、上記(1)から(5)及び(10)から(12)項の立体駐車装置の制御システムと同等の作用を奏するものである。
図1は、本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の制御システム10と、この立体駐車装置の制御システム10を備えた本発明の実施の形態に係る立体駐車装置30との、構成の一例を示している。又、図2は、図1に示した立体駐車装置30の構造の一例を示している。
S10(アプリ起動):立体駐車装置30の利用者により、利用者が所持する携帯端末60にインストールされているアプリケーション28を起動する。そして、アプリケーション28の起動後に、アプリケーション28により、携帯端末60と立体駐車装置30に設置されている通信手段26との間に、本実施例ではBluetoothによる無線通信関係を確立させる。このとき、携帯端末60が立体駐車装置30から離れた位置にある等の理由により、携帯端末60と通信手段26との間に無線通信関係が確立できない場合は、アプリケーション28により、携帯端末60の表示画面に、無線通信関係が確立されていない旨のメッセージや、立体駐車装置30に近づくように促すメッセージ等を表示してもよい。
S30(位置関係算出開始):位置関係算出手段20により、立体駐車装置30と携帯端末60との位置関係の算出を開始する。この位置関係の算出は、上記S20においてアプリケーション28の開始操作が入力されてから、後述するS440においてアプリケーション28の操作終了が入力されるまで、継続的に行うものとする。更に、制御手段18及び/又はアプリケーション28により、立体駐車装置30と携帯端末60との位置関係を継続的に監視する。そして、携帯端末60が立体駐車装置30から所定距離以上離れたと判定した場合に、利用者に対して、立体駐車装置30に近づくように促す注意喚起を行う。このような注意喚起の方法として、例えば、制御手段18や立体駐車装置30が備えるスピーカからの音声や警告音の発音、携帯端末60が備えるスピーカからの音声や警告音の発音、携帯端末60の表示画面へのメッセージ表示、携帯端末60の操作ロック、及び、携帯端末60へのメール送信等が挙げられる。
S50(アプリで動画表示):アプリケーション28により、乗越え検知用センサ12Bが物体を検知した履歴がある旨のメッセージを表示した後、制御手段18及び通信手段26を介して、複数の無人確認用撮影手段24により撮影している立体駐車装置30内部の動画を取得し、携帯端末60の表示画面に表示する。この際、携帯端末60の表示画面に表示させる動画を、複数の無人確認用撮影手段24の各々により撮影している動画の中から、利用者の操作によって選択できるようにする。
S70(無人確認操作):立体駐車装置30の利用者により、アプリケーション28に対して、立体駐車装置30の内部に人や障害物が存在しないことを確認した旨の無人確認の入力操作を行う。この際、アプリケーション28によって、複数の無人確認用撮影手段24の撮影範囲毎に、及び/又は、複数の光電センサ12の検知範囲毎に、無人確認の入力操作を分けて実行させるようにしてもよい。更に、複数の無人確認用撮影手段24の各々により撮影している動画と共に、現在表示されている動画の撮影範囲に対応した無人確認の入力操作を行うための入力部を表示し、動画を確認しながら無人確認の入力操作を行えるようにしてもよい。そして、アプリケーション28により、無人確認の入力操作が行われたことを、通信手段26及び制御手段18を介して、立体駐車装置30の制御部40に通知する。
S90(ゲート開動作):制御手段18により、通信手段26を介して開閉ゲート34の開動作に係る操作情報を受信し、この操作情報に基づいて、開閉ゲート34を開くための動作指令を、立体駐車装置30の制御部40に対して出力する。その後、制御手段18から動作指令を受けた制御部40により、駆動部50を制御して、上記S80において選択された或いは予め設定された開閉ゲート34を上昇させる。
S110(無人確認操作):上記S100において人や障害物を除去し、立体駐車装置30の内部に人や障害物が存在していないことを確認したため、立体駐車装置30の利用者により、アプリケーション28に対して無人確認の入力操作を行う。操作内容等は上記S70と同様であるため、詳しい説明を省略する。
更に、アプリケーション28によって本人認証が行われた後に、立体駐車装置30の利用者により、アプリケーション28に対して、上記S90において開かれた開閉ゲート34を閉じるための入力操作を行う。このとき、位置関係算出手段20によって継続的に算出されている、立体駐車装置30と携帯端末60との位置関係に基づいて、制御手段18及び/又はアプリケーション28により、携帯端末60の位置を判定する。すなわち、携帯端末60が立体駐車装置30の内部に位置しているか否か、及び、携帯端末60が立体駐車装置30から所定距離以上離れているか否かを判定する。
S140(アプリで本人認証):アプリケーション28により、乗越え検知用センサ12Bが物体を検知した履歴がない旨のメッセージを表示した後、立体駐車装置30の利用者により、アプリケーション28に対して本人認証の入力操作を行う。操作内容等は上記S80の本人認証の部分と同様であるため、詳しい説明を省略する。
S160(操作範囲外の表示):アプリケーション28により、携帯端末60が操作範囲外にある旨のメッセージを表示すると共に、立体駐車装置30の前面側に移動するように促すメッセージを表示する。その後、上記S150へ復帰する。すなわち、上記S150において携帯端末60が立体駐車装置30の前面側に位置していると判定されるまで、アプリケーション28を介した次の操作が行えなくなる。
S180(パレット位置判定):制御手段18により、立体駐車装置30の制御部40から複数の可動式パレット32の位置情報を取得し、上記S170において特定した可動式パレット32が、車両を入出庫可能な位置(地上段)にあるか否かを判定する。その結果、特定した可動式パレット32が、地上段にあると判定した場合(YES)はS200へ移行し、地上段にないと判定した場合(NO)はS190へ移行する。
S200(ゲート開動作):立体駐車装置30の制御部40により、駆動部50を制御し、上記S170で特定された可動式パレット32の前面側にある開閉ゲート34を上昇させ、可動式パレット32に車両を入出庫できる状態にする。又、開閉ゲート34の上昇中に、制御部40によりブザー音を発音する。
S220(車両の入出庫):立体駐車装置30の利用者により、上記S170で特定された可動式パレット32に対して車両を入出庫する。
S230(光電センサ検知判定):制御手段18により、制御部40を介して複数の光電センサ12の検知状態を取得し、物体を検知している光電センサ12があるか否かを判定する。その結果、物体を検知している光電センサ12があると判定した場合(YES)は、S240へ移行し、物体を検知している光電センサ12がないと判定した場合(NO)は、S260へ移行する。
S260(アプリで本人認証):立体駐車装置30の利用者により、アプリケーション28に対して本人認証の入力操作を行う。操作内容等は上記S80の本人認証の部分と同様であるため、詳しい説明を省略する。
S280(操作範囲外の表示):アプリケーション28により、携帯端末60が操作範囲外にある旨のメッセージを表示すると共に、立体駐車装置30の前面側に移動するように促すメッセージを表示する。その後、上記S270へ復帰する。すなわち、上記S270において携帯端末60が立体駐車装置30の前面側に位置していると判定されるまで、アプリケーション28を介した次の操作が行えなくなる。
S300(無人確認及び無人確認操作):立体駐車装置30の利用者により、上記S290で携帯端末60の表示画面に表示された動画を確認すると共に、立体駐車装置30の内部を目視で確認することによって、乗降領域周辺(上記S220で車両を入出庫した可動式パレット32周辺)の無人確認を行う。更に、立体駐車装置30の利用者により、アプリケーション28に対して、乗降領域周辺の無人確認を行ったことを示す入力操作を行う。操作内容等は上記S70と同様であるため、詳しい説明を省略する。
S320(アプリで検知状態表示):アプリケーション28により、複数の光電センサ12の検知状態を、各光電センサ12の設置レイアウトに対応させて表示する。表示内容等は上記S240と同様であるため、詳しい説明を省略する。
S350(アプリで安全確認操作):立体駐車装置30の利用者により、アプリケーション28に対して、立体駐車装置30内部の安全確認が終了したことを示す安全確認の入力操作を行う。そして、アプリケーション28により、安全確認の入力操作が行われたことを、通信手段26及び制御手段18を介して、立体駐車装置30の制御部40に通知する。
S370(操作範囲外の表示):アプリケーション28により、携帯端末60が操作範囲外にある旨のメッセージを表示すると共に、立体駐車装置30の前面側に移動するように促すメッセージを表示する。その後、上記S360へ復帰する。すなわち、上記S360において携帯端末60が立体駐車装置30の前面側に位置していると判定されるまで、アプリケーション28を介した次の操作が行えなくなる。
S390(アプリで本人認証):立体駐車装置30の利用者により、アプリケーション28に対して本人認証の入力操作を行う。操作内容等は上記S80の本人認証の部分と同様であるため、詳しい説明を省略する。
S410(アプリで運転開始操作):立体駐車装置30の利用者により、アプリケーション28に対して、上記S380において閉操作を入力した開閉ゲート34の閉動作を実行させるための、運転開始の入力操作を行う。そして、アプリケーション28により、利用者から受けた運転開始の入力操作を、開閉ゲート34の閉動作の実行に係る操作情報として、通信手段26を介して制御手段18へと送信する。
S430(検知履歴削除):立体駐車装置30の制御部40により、複数の光電センサ12の検知履歴を削除する。
S440(アプリの操作終了):立体駐車装置30の利用者により、アプリケーション28に対して、立体駐車装置30の操作を終了することを示す操作終了の入力を行う。そして、アプリケーション28により、操作終了の入力が行われたことを、通信手段26を介して制御手段18に通知する。
他方、図3及び図4に示す本発明の実施の形態に係る立体駐車装置の制御方法は、上述した立体駐車装置の制御システム10により実行されることで、立体駐車装置の制御システム10と同等の作用効果を奏することができる。
Claims (29)
- 複数のパレットと開閉ゲートと制御部とを備え、認証された利用者からの操作を受けて、前記制御部により動作が制御される立体駐車装置の制御システムであって、
前記利用者により操作される携帯端末上で動作し、所定の機能を実行すると共に、前記利用者の情報をユーザ情報として保持するアプリケーションと、
前記立体駐車装置に設置され、前記携帯端末が備える無線通信機能を介して前記アプリケーションと通信を行うための、少なくとも1つの通信手段と、
システム全体を制御し、前記立体駐車装置を動作させるための動作指令の出力を含み、前記制御部と通信を行う制御手段と、を含み、
前記アプリケーションは、必要に応じたタイミングで、前記利用者に対し、前記携帯端末への認証情報の入力による本人認証を促し、前記ユーザ情報と前記認証情報とに基づいて、前記利用者の本人認証を行い、該本人認証を行った後に、前記立体駐車装置に対する操作の入力を受けて、入力された操作を操作情報として前記通信手段へと送信し、
前記制御手段は、前記通信手段を介して受信した前記操作情報の内容に応じて、前記動作指令を出力し、
前記立体駐車装置と前記携帯端末との位置関係を算出するための位置関係算出手段を含み、
前記制御手段は、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の動作制御を行うと共に、前記アプリケーションは、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の前記所定の機能を実行し、
前記制御手段及び/又は前記アプリケーションは、前記位置関係に基づいて、前記携帯端末が前記立体駐車装置の内部に位置していると判定した場合、或いは、前記携帯端末が前記立体駐車装置から所定距離以上離れていると判定した場合に、少なくとも前記開閉ゲートの開閉動作に係る前記操作情報と、前記パレットの呼び出しに係る前記操作情報とを無効化することを特徴とする立体駐車装置の制御システム。 - 複数のパレットと開閉ゲートと制御部とを備え、認証された利用者からの操作を受けて、前記制御部により動作が制御される立体駐車装置の制御システムであって、
前記利用者により操作される携帯端末上で動作し、所定の機能を実行すると共に、前記利用者の情報をユーザ情報として保持するアプリケーションと、
前記立体駐車装置に設置され、前記携帯端末が備える無線通信機能を介して前記アプリケーションと通信を行うための、少なくとも1つの通信手段と、
システム全体を制御し、前記立体駐車装置を動作させるための動作指令の出力を含み、前記制御部と通信を行う制御手段と、を含み、
前記アプリケーションは、必要に応じたタイミングで、前記利用者に対し、前記携帯端末への認証情報の入力による本人認証を促し、前記ユーザ情報と前記認証情報とに基づいて、前記利用者の本人認証を行い、該本人認証を行った後に、前記立体駐車装置に対する操作の入力を受けて、入力された操作を操作情報として前記通信手段へと送信し、
前記制御手段は、前記通信手段を介して受信した前記操作情報の内容に応じて、前記動作指令を出力し、
前記立体駐車装置と前記携帯端末との位置関係を算出するための位置関係算出手段を含み、
前記制御手段は、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の動作制御を行うと共に、前記アプリケーションは、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の前記所定の機能を実行し、
前記制御手段及び/又は前記アプリケーションは、少なくとも前記開閉ゲートが開かれた状態で、前記位置関係に基づいて、前記携帯端末が前記立体駐車装置から所定距離以上離れたと判定した場合に、前記利用者に注意喚起を行うことを特徴とする立体駐車装置の制御システム。 - 複数のパレットと開閉ゲートと制御部とを備え、認証された利用者からの操作を受けて、前記制御部により動作が制御される立体駐車装置の制御システムであって、
前記利用者により操作される携帯端末上で動作し、所定の機能を実行すると共に、前記利用者の情報をユーザ情報として保持するアプリケーションと、
前記立体駐車装置に設置され、前記携帯端末が備える無線通信機能を介して前記アプリケーションと通信を行うための、少なくとも1つの通信手段と、
システム全体を制御し、前記立体駐車装置を動作させるための動作指令の出力を含み、前記制御部と通信を行う制御手段と、を含み、
前記アプリケーションは、必要に応じたタイミングで、前記利用者に対し、前記携帯端末への認証情報の入力による本人認証を促し、前記ユーザ情報と前記認証情報とに基づいて、前記利用者の本人認証を行い、該本人認証を行った後に、前記立体駐車装置に対する操作の入力を受けて、入力された操作を操作情報として前記通信手段へと送信し、
前記制御手段は、前記通信手段を介して受信した前記操作情報の内容に応じて、前記動作指令を出力し、
前記立体駐車装置と前記携帯端末との位置関係を算出するための位置関係算出手段を含み、
前記制御手段は、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の動作制御を行うと共に、前記アプリケーションは、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の前記所定の機能を実行し、
前記位置関係算出手段は、前記アプリケーションを介して、前記携帯端末が備える位置情報取得機能から前記携帯端末の位置情報を取得し、該位置情報を利用して前記位置関係を算出することを特徴とする立体駐車装置の制御システム。 - 複数のパレットと開閉ゲートと制御部とを備え、認証された利用者からの操作を受けて、前記制御部により動作が制御される立体駐車装置の制御システムであって、
前記利用者により操作される携帯端末上で動作し、所定の機能を実行すると共に、前記利用者の情報をユーザ情報として保持するアプリケーションと、
前記立体駐車装置に設置され、前記携帯端末が備える無線通信機能を介して前記アプリケーションと通信を行うための、少なくとも1つの通信手段と、
システム全体を制御し、前記立体駐車装置を動作させるための動作指令の出力を含み、前記制御部と通信を行う制御手段と、を含み、
前記アプリケーションは、必要に応じたタイミングで、前記利用者に対し、前記携帯端末への認証情報の入力による本人認証を促し、前記ユーザ情報と前記認証情報とに基づいて、前記利用者の本人認証を行い、該本人認証を行った後に、前記立体駐車装置に対する操作の入力を受けて、入力された操作を操作情報として前記通信手段へと送信し、
前記制御手段は、前記通信手段を介して受信した前記操作情報の内容に応じて、前記動作指令を出力し、
前記立体駐車装置と前記携帯端末との位置関係を算出するための位置関係算出手段を含み、
前記制御手段は、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の動作制御を行うと共に、前記アプリケーションは、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の前記所定の機能を実行し、
前記位置関係算出手段は、前記立体駐車装置の内部及び又はその周辺に設置された複数の人感センサを含み、該複数の人感センサの検知状態に応じて、前記位置関係を算出することを特徴とする立体駐車装置の制御システム。 - 複数のパレットと開閉ゲートと制御部とを備え、認証された利用者からの操作を受けて、前記制御部により動作が制御される立体駐車装置の制御システムであって、
前記利用者により操作される携帯端末上で動作し、所定の機能を実行すると共に、前記利用者の情報をユーザ情報として保持するアプリケーションと、
前記立体駐車装置に設置され、前記携帯端末が備える無線通信機能を介して前記アプリケーションと通信を行うための、少なくとも1つの通信手段と、
システム全体を制御し、前記立体駐車装置を動作させるための動作指令の出力を含み、前記制御部と通信を行う制御手段と、を含み、
前記アプリケーションは、必要に応じたタイミングで、前記利用者に対し、前記携帯端末への認証情報の入力による本人認証を促し、前記ユーザ情報と前記認証情報とに基づいて、前記利用者の本人認証を行い、該本人認証を行った後に、前記立体駐車装置に対する操作の入力を受けて、入力された操作を操作情報として前記通信手段へと送信し、
前記制御手段は、前記通信手段を介して受信した前記操作情報の内容に応じて、前記動作指令を出力し、
前記立体駐車装置の内部を動画で撮影するように設置された複数の撮影手段を含み、
前記制御手段は、前記通信手段を介して、前記複数の撮影手段により撮影された動画を前記携帯端末に対して送信し、
前記アプリケーションは、前記携帯端末に送信された動画を、前記携帯端末の表示画面に表示させることを特徴とする立体駐車装置の制御システム。 - 前記制御手段及び/又は前記アプリケーションは、前記ユーザ情報に基づいて、前記利用者が車両の入出庫を行うための、呼び出し対象のパレットの特定を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の立体駐車装置の制御システム。
- 前記立体駐車装置と前記携帯端末との位置関係を算出するための位置関係算出手段を含み、
前記制御手段は、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の動作制御を行うと共に、前記アプリケーションは、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の前記所定の機能を実行するものであることを特徴とする請求項5記載の立体駐車装置の制御システム。 - 前記制御手段及び/又は前記アプリケーションは、前記位置関係に基づいて、前記携帯端末が前記立体駐車装置の内部に位置していると判定した場合、或いは、前記携帯端末が前記立体駐車装置から所定距離以上離れていると判定した場合に、少なくとも前記開閉ゲートの開閉動作に係る前記操作情報と、前記パレットの呼び出しに係る前記操作情報とを無効化するものであることを特徴とする請求項2から4、7のいずれか1項記載の立体駐車装置の制御システム。
- 前記制御手段及び/又は前記アプリケーションは、少なくとも前記開閉ゲートが開かれた状態で、前記位置関係に基づいて、前記携帯端末が前記立体駐車装置から所定距離以上離れたと判定した場合に、前記利用者に注意喚起を行うことを特徴とする請求項1、3、4、7のいずれか1項記載の立体駐車装置の制御システム。
- 前記注意喚起として、前記制御手段或いは前記立体駐車装置が備えるスピーカからの音声又は警告音の発音と、前記携帯端末が備えるスピーカからの音声又は警告音の発音と、前記携帯端末の表示画面へのメッセージ表示と、前記携帯端末の操作ロックと、前記携帯端末へのメール送信との、少なくともいずれか1つを実行することを特徴とする請求項2又は9記載の立体駐車装置の制御システム。
- 前記位置関係算出手段は、前記アプリケーションを介して、前記携帯端末が備える位置情報取得機能から前記携帯端末の位置情報を取得し、該位置情報を利用して前記位置関係を算出するものであることを特徴とする請求項1、2、7のいずれか1項記載の立体駐車装置の制御システム。
- 前記位置関係算出手段は、前記立体駐車装置の内部及び又はその周辺に設置された複数の人感センサを含み、該複数の人感センサの検知状態に応じて、前記位置関係を算出するものであることを特徴とする請求項1、2、7のいずれか1項記載の立体駐車装置の制御システム。
- 前記通信手段が、互いに間隔を空けて複数設置されており、
前記位置関係算出手段は、前記通信手段の各々により受信する、前記携帯端末からの無線通信波の強弱を利用して、前記位置関係を算出するものであることを特徴とする請求項1、2、7のいずれか1項記載の立体駐車装置の制御システム。 - 前記立体駐車装置の内部を動画で撮影するように設置された複数の撮影手段を含み、
前記制御手段は、前記通信手段を介して、前記複数の撮影手段により撮影された動画を前記携帯端末に対して送信し、
前記アプリケーションは、前記携帯端末に送信された動画を、前記携帯端末の表示画面に表示させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の立体駐車装置の制御システム。 - 前記立体駐車装置は、投光部と受光部とを備える物体検知のための光電センサが、複数箇所に設置されており、
前記複数の撮影手段は、少なくとも一部の前記光電センサによる検知範囲を撮影するように設置された、複数の無人確認用撮影手段を含み、
前記アプリケーションは、前記複数の無人確認用撮影手段の各々により撮影された動画を表示させ、前記利用者に対して前記検知範囲の各々の無人確認を促すと共に、表示させた前記検知範囲の各々の無人確認が行われたことを示す前記操作情報の入力画面を、前記携帯端末の表示画面に表示することを特徴とする請求項5又は14記載の立体駐車装置の制御システム。 - 前記アプリケーションは、複数の前記光電センサの検知状態を、前記通信手段を介して取得し、取得した検知状態を、各光電センサの設置レイアウトに対応させて、前記携帯端末の表示画面に表示させることを特徴とする請求項15記載の立体駐車装置の制御システム。
- 前記通信手段は、前記携帯端末が備えるBluetooth(登録商標)通信機能を介して、前記アプリケーションと通信を行うBluetooth通信手段であることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項記載の立体駐車装置の制御システム。
- 前記通信手段は、前記携帯端末が備える赤外線通信機能を介して、前記アプリケーションと通信を行う赤外線通信手段であることを特徴とする請求項1から17のいずれか1項記載の立体駐車装置の制御システム。
- 請求項1から18のいずれか1項記載の立体駐車装置の制御システムを備えた立体駐車装置であって、
前記利用者により操作が入力される操作盤を含み、該操作盤を介した操作入力と、前記アプリケーションを介した操作入力との双方に対応して、前記制御部により動作が制御されることを特徴とする立体駐車装置。 - 複数のパレットと開閉ゲートと制御部とを備え、認証された利用者からの操作を受けて、前記制御部により動作が制御される立体駐車装置の制御方法であって、
前記利用者により操作される携帯端末上で動作し、所定の機能を実行すると共に、前記利用者の情報をユーザ情報として保持するアプリケーションと、
前記立体駐車装置に設置され、前記携帯端末が備える無線通信機能を介して前記アプリケーションと通信を行うための、少なくとも1つの通信手段と、
システム全体を制御し、前記立体駐車装置を動作させるための動作指令の出力を含み、前記制御部と通信を行う制御手段と、を含む制御システムを利用し、
前記アプリケーションにより、必要に応じたタイミングで、前記利用者に対し、前記携帯端末への認証情報の入力による本人認証を促し、前記ユーザ情報と前記認証情報とに基づいて、前記利用者の本人認証を行い、該本人認証を行った後に、前記立体駐車装置に対する操作の入力を受けて、入力された操作を操作情報として前記通信手段へと送信し、
前記制御手段により、前記通信手段を介して受信した前記操作情報の内容に応じて、前記動作指令を出力し、
前記制御システムが、前記立体駐車装置と前記携帯端末との位置関係を算出するための位置関係算出手段を含み、
前記制御手段により、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の動作制御を行うと共に、前記アプリケーションにより、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の前記所定の機能を実行し、
前記制御手段及び/又は前記アプリケーションにより、前記位置関係に基づいて、前記携帯端末が前記立体駐車装置の内部に位置していると判定した場合、或いは、前記携帯端末が前記立体駐車装置から所定距離以上離れていると判定した場合に、少なくとも前記開閉ゲートの開閉動作に係る前記操作情報と、前記パレットの呼び出しに係る前記操作情報とを無効化することを特徴とする立体駐車装置の制御方法。 - 複数のパレットと開閉ゲートと制御部とを備え、認証された利用者からの操作を受けて、前記制御部により動作が制御される立体駐車装置の制御方法であって、
前記利用者により操作される携帯端末上で動作し、所定の機能を実行すると共に、前記利用者の情報をユーザ情報として保持するアプリケーションと、
前記立体駐車装置に設置され、前記携帯端末が備える無線通信機能を介して前記アプリケーションと通信を行うための、少なくとも1つの通信手段と、
システム全体を制御し、前記立体駐車装置を動作させるための動作指令の出力を含み、前記制御部と通信を行う制御手段と、を含む制御システムを利用し、
前記アプリケーションにより、必要に応じたタイミングで、前記利用者に対し、前記携帯端末への認証情報の入力による本人認証を促し、前記ユーザ情報と前記認証情報とに基づいて、前記利用者の本人認証を行い、該本人認証を行った後に、前記立体駐車装置に対する操作の入力を受けて、入力された操作を操作情報として前記通信手段へと送信し、
前記制御手段により、前記通信手段を介して受信した前記操作情報の内容に応じて、前記動作指令を出力し、
前記制御システムが、前記立体駐車装置と前記携帯端末との位置関係を算出するための位置関係算出手段を含み、
前記制御手段により、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の動作制御を行うと共に、前記アプリケーションにより、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の前記所定の機能を実行し、
前記制御手段及び/又は前記アプリケーションにより、少なくとも前記開閉ゲートが開かれた状態で、前記位置関係に基づいて、前記携帯端末が前記立体駐車装置から所定距離以上離れたと判定した場合に、前記利用者に注意喚起を行うことを特徴とする立体駐車装置の制御方法。 - 複数のパレットと開閉ゲートと制御部とを備え、認証された利用者からの操作を受けて、前記制御部により動作が制御される立体駐車装置の制御方法であって、
前記利用者により操作される携帯端末上で動作し、所定の機能を実行すると共に、前記利用者の情報をユーザ情報として保持するアプリケーションと、
前記立体駐車装置に設置され、前記携帯端末が備える無線通信機能を介して前記アプリケーションと通信を行うための、少なくとも1つの通信手段と、
システム全体を制御し、前記立体駐車装置を動作させるための動作指令の出力を含み、前記制御部と通信を行う制御手段と、を含む制御システムを利用し、
前記アプリケーションにより、必要に応じたタイミングで、前記利用者に対し、前記携帯端末への認証情報の入力による本人認証を促し、前記ユーザ情報と前記認証情報とに基づいて、前記利用者の本人認証を行い、該本人認証を行った後に、前記立体駐車装置に対する操作の入力を受けて、入力された操作を操作情報として前記通信手段へと送信し、
前記制御手段により、前記通信手段を介して受信した前記操作情報の内容に応じて、前記動作指令を出力し、
前記制御システムが、前記立体駐車装置の内部を動画で撮影するように設置された複数の撮影手段を含み、
前記制御手段により、前記通信手段を介して、前記複数の撮影手段により撮影された動画を前記携帯端末に対して送信し、
前記アプリケーションにより、前記携帯端末に送信された動画を、前記携帯端末の表示画面に表示することを特徴とする立体駐車装置の制御方法。 - 前記制御手段及び/又は前記アプリケーションにより、前記ユーザ情報に基づいて、前記利用者が車両の入出庫を行うための、呼び出し対象のパレットの特定を行うことを特徴とする請求項20から22のいずれか1項記載の立体駐車装置の制御方法。
- 前記制御システムが、前記立体駐車装置と前記携帯端末との位置関係を算出するための位置関係算出手段を含み、
前記制御手段により、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の動作制御を行うと共に、前記アプリケーションにより、前記位置関係算出手段から取得した前記位置関係に基づいて、少なくとも一部の前記所定の機能を実行することを特徴とする請求項22記載の立体駐車装置の制御方法。 - 前記制御手段及び/又は前記アプリケーションにより、前記位置関係に基づいて、前記携帯端末が前記立体駐車装置の内部に位置していると判定した場合、或いは、前記携帯端末が前記立体駐車装置から所定距離以上離れていると判定した場合に、少なくとも前記開閉ゲートの開閉動作に係る前記操作情報と、前記パレットの呼び出しに係る前記操作情報とを無効化することを特徴とする請求項21又は24記載の立体駐車装置の制御方法。
- 前記制御手段及び/又は前記アプリケーションにより、少なくとも前記開閉ゲートが開かれた状態で、前記位置関係に基づいて、前記携帯端末が前記立体駐車装置から所定距離以上離れたと判定した場合に、前記利用者に注意喚起を行うことを特徴とする請求項20又は24記載の立体駐車装置の制御方法。
- 前記制御システムが、前記立体駐車装置の内部を動画で撮影するように設置された複数の撮影手段を含み、
前記制御手段により、前記通信手段を介して、前記複数の撮影手段により撮影された動画を前記携帯端末に対して送信し、
前記アプリケーションにより、前記携帯端末に送信された動画を、前記携帯端末の表示画面に表示することを特徴とする請求項20又は21記載の立体駐車装置の制御方法。 - 前記立体駐車装置は、投光部と受光部とを備える物体検知のための光電センサが、複数箇所に設置されており、
前記複数の撮影手段は、少なくとも一部の前記光電センサによる検知範囲を撮影するように設置された、複数の無人確認用撮影手段を含み、
前記アプリケーションにより、前記複数の無人確認用撮影手段の各々によって撮影された動画を表示し、前記利用者に対して前記検知範囲の各々の無人確認を促すと共に、表示した前記検知範囲の各々の無人確認が行われたことを示す前記操作情報の入力画面を、前記携帯端末の表示画面に表示することを特徴とする請求項22又は27記載の立体駐車装置の制御方法。 - 前記アプリケーションにより、複数の前記光電センサの検知状態を、前記通信手段を介して取得し、取得した検知状態を、各光電センサの設置レイアウトに対応させて、前記携帯端末の表示画面に表示することを特徴とする請求項28記載の立体駐車装置の制御方法。
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