JP7173553B2 - 墜落防止用キーロック装置 - Google Patents

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Description

この発明は、高所作業時に移動ロープのキーを交互にロックする墜落防止用キーロック装置に関するものである。
図11に示すように、送電鉄塔40に上り高所作業を行う際には、作業者がキーロック装置を取り付けた安全帯を装着し、送電鉄塔40の主柱41や腕金42に沿って予め配置された移動ロープ20をキーロック装置に次々と付け替えるように連結し、常に送電鉄塔40側に繋がれている状態で移動や作業を行うことにより、墜落災害を防止するキーロック方式の安全管理が採用されている。
例えば、下記特許文献1には、図12に示すように、ハーネス型の安全帯30の腰部の脇側に位置するように取り付けられるキーロック装置51が記載されている。
安全帯30に取り付けられた姿勢において、図13に示すように、キーロック装置51の上部には、それぞれ移動ロープ20の先端に設けられたキー21が差し込まれる2個のキー挿入穴52が形成されている。
このようなキーロック装置51では、2個のキー挿入穴52のうち、いずれか一方のキー挿入穴52にキー21が差し込まれてロックされた状態で、他方のキー挿入穴52にキー21を差し込むと、一方のキー挿入穴52のキー21のロックが解除され、他方のキー挿入穴52のキー21がキー挿入穴52から抜け止めされてロックされる。
上記キーロック装置51は、裏面にボルト及びナットで固定されるアタッチメント53を介し安全帯30に取り付けられて、補片ベルト54の面ファスナで安全帯30の腰部に弱く固定され、作業者の落下時には、補片ベルト54の固定が解除されて、肩ベルト31の交差部まで移動し、作業者が安定した姿勢で吊り下げられるようになっている。
このようなキーロック装置51の内部構造は、その一例が下記特許文献2に記載されており、図14に示すようなものとなっている。このキーロック装置51では、左右方向に延びるアーム55が中央部で支持軸56により軸支され、アーム55の前後方向への揺動に伴い、アーム55の両端部の連結子57から後方へ延びるロックピン58がキー21のロック穴22に交互に挿通され、ロックされるキー21が切り替えられる。
この切替動作は、アーム55の中央部に設けられた出没子59のいずれか一方の側面がキー21により押されて、出没子59がばね60の突出方向への付勢力に抗しつつ、2個のキー挿入穴52の中央部の凸部61を乗り越えることにより行われる。
特開2009-5765号公報 特開昭54-149232号公報
上記のようなキーロック装置を使用してキーロック方式の安全管理を行うと、墜落事故の防止に効果があるものの、キーロック装置が構造上、作業者の体の表面に対し前後方向に厚く重いものとなるため、高所作業中に腰部の脇側に位置するキーロック装置に腕や工具が干渉し、キーロック装置が煩わしく感じられることがある。
また、キー挿入穴に差し込んだキーが確実にロックされたか確かめる手段がなく、キーの差替え時に不安に感じられることがある。そのほか、安全帯へのキーロック装置の取り付けに手間がかかるという問題もある。
そこで、この発明は、安全帯に取り付けた状態での高所作業時に煩わしく感じられることがなく、キーのロック状態を確認でき、安全帯への取り付けも容易な墜落防止用キーロック装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明は、安全帯に取り付けられた姿勢で上部に位置する2個のキー挿入穴に、移動ロープの先端のキーが交互に差し込まれてロック状態とされる墜落防止用キーロック装置において、
作業者の体の表面に沿う面に平行な面内で揺動するように、上下方向の中間部が軸支されたトグルと、前記トグルの上端部に係合し、前記トグルの揺動に伴って左右方向に往復するスライダとを備えており、
前記キー挿入穴へのキーの挿入に伴い、前記キーの差込方向の先端側となる下部に前記トグルの支点より下方の側部が押されて前記トグルが揺動すると共に、前記スライダが前記キーの方向へ移動し、前記キーの段状の係止縁に前記スライダが係合して、前記キーが前記キー挿入穴から抜け止めされたロック状態となるものとしたのである。
また、前記2個のキー挿入穴にそれぞれ対応して、前記スライダに対し前記トグルの揺動面に垂直な前後方向に進退するストッパが設けられており、
前記キーがロックされた状態で前記スライダがロック解除位置へ動かないように前記ストッパが前進して固定し、前記キーのキー挿入穴への差込時には、その差込を阻害しないように前記ストッパが後退するものとしたのである。
また、前記トグルの下方に臨む底部には、出没子が設けられて上方である突出方向へ付勢され、これに対し前記トグルの下端には、2つの係合部が下方への凸部を中央に挟んで形成されており、
前記トグルの揺動に伴い、前記トグルの凸部に押されて前記出没子が付勢力に抗して没入し、前記トグルの凸部が出没子を乗り越えると、前記出没子が付勢力により突出して、前記トグルの係合部に係合するものとしたのである。
そして、前記2個のキー挿入穴のそれぞれの下方に、外郭カバーに対し出没するインジケータが設けられて没入方向へ付勢されており、
前記キー挿入穴にキーが差し込まれたロック状態では、前記インジケータが付勢力に抗して前記外郭カバーから外部へ突出し、ロック解除状態では、前記インジケータが付勢力により前記外郭カバーの内部に没入しているものとしたのである。
また、前記キーをロック状態で保持するベースには、ハーネス型安全帯の連結金具に至る連結ベルトを接続するためのハーネス連結金具が一体として設けられており、
作業者の落下時には、前記ハーネス連結金具とハーネス型安全帯の連結金具を繋ぐ前記連結ベルトにより、作業者が吊り下げられるものとしたのである。
この発明に係る墜落防止用キーロック装置では、トグルが作業者の体の表面に沿う面に平行な面内で揺動して、ロックするキーを切り替えると共に、スライダが左右方向に移動して、キーに係脱するので、アームの前後方向の揺動に伴いロックピンがキーのロック穴に挿通される従来のものに比較して、前後方向に薄くでき、安全帯に取り付けた状態での高所作業時に煩わしく感じられることがない。
また、キーがキー挿入穴に差し込まれてロックされると、インジケータが外郭カバーから外部へ突出して、視覚と触覚の両方で確認できるので、キーの差替え時におけるロックの確実性が高められる。
また、ハーネス連結金具をベースに一体として設けたので、別途アタッチメント等を介することなく、ハーネス型安全帯に容易に取り付けることができ、安全帯への取付状態での強度も確保される。
この発明に係る墜落防止用キーロック装置を取り付けたハーネス型安全帯の装着状態を作業者の正面側から示す斜視図 同上のハーネス型安全帯の装着状態を作業者の背面側から示す斜視図 同上のキーロック装置の斜視図 同上の(4A)は図3のIV-IV縦断正面図、(4B)は(4A)のA-A横断平面図 同上のキーロック装置の分解斜視図 同上のキーの差替え時における作動の初期過程を示す縦断正面図 同上のキーの差替え時における作動の中期過程示す縦断正面図 同上のキーの差替え時における作動の終期過程を示す縦断正面図 同上の作業者の落下時の吊下状態を背面側から示す斜視図 同上の解除専用キーによるキーの引抜過程を示す縦断正面図 送電鉄塔での高所作業を示す概略図 従来のキーロック装置のハーネス型安全帯への取付状態を作業者の背面側から示す図 従来のキーロック装置の外観を示す斜視図 同上のキーロック装置の内部構造を示す横断平面図
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、このキーロック装置1は、作業者が高所作業を行う際に装着するハーネス型の安全帯30に取り付けるものであり、通常の作業時には、胴ベルト32を利用して、作業者の腰部の一方の脇側に位置させておく。この位置にキーロック装置1があると、安全管理手順におけるキーロック装置1の取り扱いが容易になる。
図3に示すように、安全帯30に取り付けられた姿勢におけるキーロック装置1の上部には、送電鉄塔等の構造物に予め配置された移動ロープ20の先端のキー21がそれぞれ差し込まれる2個のキー挿入穴2が形成されている。
図4に示すように、キー21は、既存のものであって、両側縁が互いに逆方向の段状をなし、一方の側縁に水平な係止縁21aが形成されている。キー21のキー挿入穴2への差込方向の先端側となる下端部の端縁は、弧状に丸められている。
図4及び図5に示すように、キーロック装置1の機構部分は、前側の外郭カバー3aと後側の外郭カバー3bの間に内蔵される。外郭カバー3a,3bの間には、中央とその前後に並ぶように3枚の板状のベース4,5,6が配置されて、組立時に結合される。
キー挿入穴2は、ベース4,5の間の上端で開口し、ベース4,5の間には、縦長で上方へ向けて細くなる三角状のトグル7が挟まれ、トグル7は、上下方向の中間部が回転軸7aで揺動自在に軸支されている。
トグル7の上方には、ベース4,5の上部に形成された横長のガイド穴8に嵌合する直方体状のスライダ9が設けられ、トグル7の上端部は、スライダ9の嵌合穴9aに係合して、トグル7の揺動に伴い左右方向に往復するものとされている。また、2個のキー挿入穴2の開口部の間には、逆三角状の三角スペーサ10が設けられている。
ベース4,6の間の上部には、上部ユニット11が設けられている。上部ユニット11のフレーム内には、2個のキー挿入穴2にそれぞれ対応して、スライダ9に対し先端側がトグル7の揺動面に垂直な前後方向に進退するアーム状のストッパ12が一対設けられ、ストッパ12は、基端部の捩りコイルばねによりスライダ9の方向に付勢されている。
ストッパ12の先端部には突起12aが設けられ、基端寄りには突起12bが設けられている。突起12a,12bの上面は傾斜し、この突起12a,12bがキー21の下端部に押されてストッパ12が後退するようになっている。
ベース4,5の間の下部には、下部ユニット13が設けられている。下部ユニット13は、キー挿入穴2から差し込まれたキー21の外側縁に沿うように両側端に外側ガイド部14を有し、外側ガイド部14の下端部が底部で繋がった形状とされている。
トグル7の下方に臨む下部ユニット13の底部には、鋼球を用いた出没子15が設けられ、出没子15は、圧縮コイルばね15aにより上方の突出方向へ付勢されている。
これに対して、出没子15の上方に位置するトグル7の下端には、出没子15の表面形状に応じた凹入弧状の2つの係合部7bが形成され、その間に下方へ向けて尖った凸部7cが形成されている。
また、下部ユニット13の底部における出没子15の両側方には、2個のキー挿入穴2のそれぞれの下方に、外郭カバー3a,3bの底部から出没する2個のインジケータ16が設けられ、それぞれのインジケータ16は、圧縮コイルばね16aによりばね受16bが押し上げられて、没入方向へ付勢されている。
出没子15及びばね受16bは、ばね受カバー17により抑えられ、上部がばね受カバー17の抜穴を介して露出した状態で、初期位置に保持されている。
ベース4,6の下端部間には、D環状のハーネス連結金具18が挟まれてリベット等により固定され、ベース4,5,6とハーネス連結金具18とは一体化されている。
また、図3に示すように、外郭カバー3bの背面から両側方へ延びるブラケット19には、各対の腰部固定用ベルト19a及び樹脂バックル19bが設けられている。
上記のようなキーロック装置1を、図1及び図2に示すように、ハーネス型の安全帯30に取り付けるには、ハーネス連結金具18に連結ベルト34を通し、連結ベルト34の一端部を折り返して縫着することにより、ハーネス連結金具18に連結し、連結ベルト34の他端部を安全帯30の肩ベルト31の交差部の連結金具33に連結する。
そして、作業者が高所作業を行う際には、安全帯30を体に装着し、腰部固定用ベルト19aを安全帯30の胴ベルト32に巻き付け、樹脂バックル19bで締結することにより、キーロック装置1を胴ベルト32に固定する。腰部固定用ベルト19a及び樹脂バックル19bは強度が低く、胴ベルト32への固定は弱いものとなる。
次に、図4に示すように、一方(例えば、図示の方向で左側)のキー挿入穴2に移動ロープ20の先端のキー21を挿入すると、左側のキー21の係止縁21aにスライダ9が係合し、左側のキー21がキー挿入穴2から抜け止めされてロック状態となる。
このロック状態において、トグル7の下端の一方の係合部7bに出没子15が係合し、トグル7の揺動が抑制され、スライダ9は、右側のストッパ12の先端部の突起12aによりロック解除位置へ動かないように固定されている。
また、左側のキー21の下端部にその下方のばね受16bが押されて、インジケータ16が外郭カバー3a,3bから外部へ突出し、左側のキー21がロックされたことを視覚と触覚の両方で確認できるようになっている。
上記ように準備した後、送電鉄塔等に予め配置された移動ロープ20のキー21をキーロック装置に順次差し替えて移動及び作業を行うには、図6(6A)に示すように、一方(左側)のキー挿入穴2にキー21が差し込まれてロックされた状態で、他方(右側)のキー挿入穴2に係止縁21aを内側へ向けてキー21を差し込み始める。
この差し込みに際し、図6(6B)に示すように、右側のキー21は、三角スペーサ10と外側ガイド部14に案内されて、先端側が傾きながら下方へ進行し、右側のキー21の先端部に右側のストッパ12の突起12a,12bが押されて後退し、右側のキー21の差し込みの進行が許容され、右側のストッパ12によるスライダ9の移動阻止が解除される。
なお、キー21を左右反対向きに差し込もうとすると、キー21がスライダ9、三角スペーサ10及び外側ガイド部14に干渉して差し込みが阻止されるので、差し込みの向きを間違えてロックされない事態が防止される。
次に、図7(7A)に示すように、右側のキー21の差し込みが進行すると、右側のキー21の下部にトグル7の支点より下方の側部が押されて、図7(7B)に示すように、トグル7が揺動し始め、これに伴い、スライダ9が右側へ移動し始めると共に、トグル7の下端の凸部7cに押されて出没子15が没入する。
さらに、図8(8A)に示すように、右側のキー21の差し込みが進行すると、トグル7が右側へ傾くように揺動し、これに伴い、スライダ9の右側への移動が進行し、右側のキー21の係止縁21aにスライダ9が係合して、右側のキー21のキー挿入穴2からの抜け出しが阻止され、右側のキー21がロック状態となる。
また、トグル7の下端の凸部7cが出没子15を乗り越えて、出没子15が圧縮コイルばね15aの付勢力により再度突出し、トグル7の下端の他方の係合部7bに係合して、トグル7の揺動が抑制される。
そして、右側のキー21の下端部によりばね受16bが押されて、右側のインジケータ16が外郭カバー3a,3bから外部へ突出するので、右側のキー21がロックされたことを視覚と触覚の両方で確認できる。
また、左側のキー21は、スライダ9によるロック状態が解除され、トグル7に押し上げられて、キー挿入穴2から抜け出そうとし、左側のインジケータ16は、圧縮コイルばね16aの付勢力により、外郭カバー3a,3bの内部に没入する。
その後、図8(8B)に示すように、左側のキー21をキー挿入穴2から引き抜くと、左側のストッパ12の先端部の突起12aが前進し、その突起12aによりスライダ9が右側のキー21のロック解除位置へ動かないように固定される。
上記のようなキーロック装置1を使用して、移動ロープ20のキー21をキーロック装置1に順次差し替えて移動及び作業を行う際、作業者が落下すると、図9に示すように、腰部固定用ベルト19aと樹脂バックル19bによる安全帯30の胴ベルト32への固定が解除されて、連結ベルト34により作業者が安定した姿勢で吊り下げられる。
一方、作業が終了し、キーロック装置1から移動ロープ20が連結されたキー21を引き抜く際には、図10(10A)に示すように、キー21が差し込まれていないキー挿入穴2に解除専用キー23を差し込む。解除専用キー23は、キー21の係止縁21aに相当する水平部分がなく、差込側が斜めの直線状になったものである。
解除専用キー23の差し込みに伴い、解除専用キー23の下端部にトグル7の支点より下方の側部が押されて、図10(10B)に示すように、トグル7が揺動すると共に、スライダ9がロックを解除する方向へ移動して、キー21を引き抜くことができ、その後、図10(10C)に示すように、解除専用キー23を引き抜くことができる。
上記のようなキーロック装置1では、トグル7が作業者の体の表面に沿う面に平行な面内で揺動して、ロックするキー21を切り替えると共に、スライダ9が左右方向に移動して、キー21に係脱するので、アームの前後方向の揺動に伴いロックピンがキー21のロック穴22に挿通される従来のものに比較して、前後方向に薄くでき、安全帯30に取り付けた状態での高所作業時に煩わしく感じられることがない。
また、キー21がキー挿入穴2に差し込まれてロックされると、インジケータ16が外郭カバー3a,3bから外部へ突出して、視覚と触覚の両方で確認できるので、キー21の差替え時におけるロックの確実性が高められる。
また、ハーネス連結金具18をベース4,5,6に一体として設けたので、別途アタッチメント等を介することなく、ハーネス型の安全帯30に容易に取り付けることができ、安全帯30への取付状態での強度も確保される。
1 キーロック装置
2 キー挿入穴
3a,3b 外郭カバー
4,5,6 ベース
7 トグル
7a 回転軸
7b 係合部
7c 凸部
8 ガイド穴
9 スライダ
9a 嵌合穴
10 三角スペーサ
11 上部ユニット
12 ストッパ
12a,12b 突起
13 下部ユニット
14 外側ガイド部
15 出没子
15a 圧縮コイルばね
16 インジケータ
16a 圧縮コイルばね
16b ばね受
17 ばね受カバー
18 ハーネス連結金具
19 ブラケット
19a 腰部固定用ベルト
19b 樹脂バックル
20 移動ロープ
21 キー
21a 係止縁
22 ロック穴
23 解除専用キー
30 安全帯
31 肩ベルト
32 胴ベルト
33 連結金具
34 連結ベルト
40 送電鉄塔
41 主柱
42 腕金

Claims (5)

  1. 安全帯(30)に取り付けられた姿勢で上部に位置する2個のキー挿入穴(2)に、移動ロープ(20)の先端のキー(21)が交互に差し込まれてロック状態とされる墜落防止用キーロック装置(1)において、
    作業者の体の表面に沿う面に平行な面内で揺動するように、上下方向の中間部が軸支されたトグル(7)と、前記トグル(7)の上端部に係合し、前記トグル(7)の揺動に伴って左右方向に往復するスライダ(9)とを備えており、
    前記キー挿入穴(2)へのキー(21)の挿入に伴い、前記キー(21)の差込方向の先端側となる下部に前記トグル(7)の支点より下方の側部が押されて、前記トグル(7)が揺動すると共に、前記スライダ(9)が前記キー(21)の方向へ移動し、前記キー(21)の段状の係止縁(21a)に前記スライダ(9)が係合して、前記キー(21)が前記キー挿入穴(2)から抜け止めされたロック状態となることを特徴とする墜落防止用キーロック装置。
  2. 前記2個のキー挿入穴(2)にそれぞれ対応して、前記スライダ(9)に対し前記トグル(7)の揺動面に垂直な前後方向に進退するストッパ(12)が設けられており、
    前記キー(21)がロックされた状態で前記スライダ(9)がロック解除位置へ動かないように前記ストッパ(12)が前進して固定し、前記キー(21)のキー挿入穴(2)への差込時には、その差込を阻害しないように前記ストッパ(12)が後退することを特徴とする請求項1に記載の墜落防止用キーロック装置。
  3. 前記トグル(7)の下方に臨む底部には、出没子(15)が設けられて上方である突出方向へ付勢され、これに対し前記トグル(7)の下端には、2つの係合部(7b)が下方への凸部(7c)を中央に挟んで形成されており、
    前記トグル(7)の揺動に伴い、前記トグル(7)の凸部(7c)に押されて前記出没子(15)が付勢力に抗して没入し、前記トグル(7)の凸部(7c)が出没子(15)を乗り越えると、前記出没子(15)が付勢力により突出して、前記トグル(7)の係合部(7b)に係合することを特徴とする請求項1又は2に記載の墜落防止用キーロック装置。
  4. 前記2個のキー挿入穴(2)のそれぞれの下方に、外郭カバー(3a,3b)に対し出没するインジケータ(16)が設けられて没入方向へ付勢されており、
    前記キー挿入穴(2)にキー(21)が差し込まれたロック状態では、前記インジケータ(16)が付勢力に抗して前記外郭カバー(3a,3b)から外部へ突出し、ロック解除状態では、前記インジケータ(16)が付勢力により前記外郭カバー(3a,3b)の内部に没入していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の墜落防止用キーロック装置。
  5. 前記キー(21)をロック状態で保持するベース(4,5,6)には、ハーネス型安全帯(30)の連結金具に至る連結ベルト(34)を接続するためのハーネス連結金具(18)が一体として設けられており、
    作業者の落下時には、前記ハーネス連結金具(18)とハーネス型安全帯(30)の連結金具を繋ぐ前記連結ベルト(34)により、作業者が吊り下げられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の墜落防止用キーロック装置。
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