JP7172789B2 - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本開示は、画像形成装置に関し、より特定的には、露光部の光量調整に関する。
画像形成装置の露光部には、高負荷な発光素子が用いられることがある。高負荷な発光素子を定電流のON/OFF制御で発光させる場合、発光波形は理想的な矩形にはならず、ゆるやかに発光するいわゆる「発光波形ナマリ」が発生する。高速駆動する画像形成装置において、「発光波形ナマリ」は、画質劣化の原因となる。そこで、発光波形ナマリの抑制または発光素子を高速駆動させる技術が必要とされている。
発光波形ナマリの抑制に関し、例えば、特開2011-216843号公報(特許文献1)は、「光源の発光状態に応じて駆動信号を補正することにより、パルス細りや波形鈍りを改善するとともに、光源間での光量ばらつきを低減し、特に低濃度における階調再現性に優れた高速・高精度の」半導体レーザ駆動装置を開示している([要約]参照)。
また、特開2012-231097号公報(特許文献2)は、「駆動信号に応答して発光素子への駆動信号の供給を開始する第1電流供給回路と、駆動信号に応答して発光素子への補助電流の供給を開始する第2電流供給回路とを備え、第2電流供給回路は、発光素子に印加されている電圧が閾値電圧に到達したことを検知して補助電流の供給を停止する」駆動回路を開示している([要約]参照)。
特開2011-216843号公報 特開2012-231097号公報
特許文献1および2に開示された技術によると、高負荷の発光素子を使用した場合に高精度に発光波形を整形することができない。したがって、高負荷の発光素子を使用した場合でも高精度に発光波形を整形する技術が必要とされている。
本開示は、上記のような背景に鑑みてなされたものであって、ある局面における目的は、高負荷の発光素子を使用した場合でも高精度に発光波形を整形する技術を提供することにある。
ある実施の形態に従う画像形成装置は、感光体にトナー像を生成する画像ステーションと、感光体の表面を露光する露光部と、露光部の光量を検出する光センサーと、露光部に供給する電流を整形する波形整形部と、波形整形部を制御する制御部とを備える。制御部は、波形整形部が出力する整形信号により、露光部に供給する電流を整形し、第1の周波数および第1の発光デューティ比で、露光部を第1の光量で発光させ、第1の周波数と異なる第2の周波数および第1の発光デューティ比で、露光部を第2の光量で発光させ、光センサーにより、第1の光量および第2の光量を検出し、第1の光量および第2の光量の光量差に基づいて、整形信号を調整する。
ある局面において、制御部は、第1の光量および第2の光量の光量差が予め定められた範囲内になるように整形信号を設定する。
ある局面において、電流を整形することは、整形信号を設定しつつ、複数回、電流を整形することを含む。制御部は、整形信号の設定毎に、第1の周波数および第1の発光デューティ比で露光部を発光させ、さらに、第2の周波数および第1の発光デューティ比で露光部を発光させ、整形信号の設定毎に、光センサーにより、第1の周波数および第1の発光デューティ比で発光した露光部の第3の光量と、第2の周波数および第1の発光デューティ比で発光した露光部の第4の光量とを取得し、整形信号の設定毎に、第3の光量および第4の光量の光量差を求め、第3の光量および第4の光量の光量差が予め定められた範囲内になるように整形信号を設定する。
ある局面において、第1の周波数は、第2の周波数より高い。制御部は、第1の光量が、第2の光量よりも小さく、第1の光量および第2の光量の光量差が予め定められた範囲を下回ることに基づいて、露光部の光量が大きくなるように、整形信号の設定を変更し、第1の光量が、第2の光量よりも大きく、第1の光量および第2の光量の光量差が予め定められた範囲を上回ることに基づいて、露光部の光量が小さくなるように、整形信号の設定を変更する。
ある局面において、露光部の光量が大きくなるように、整形信号の設定を変更することは、露光部に供給する電流の立ち上がりエッジの電圧を増加させることを含む。
ある局面において、露光部の光量が小さくなるように、整形信号の設定を変更することは、露光部に供給する電流の立ち上がりエッジの電圧を減少させることを含む。
ある局面において、制御部は、制御部の分周器により、第2の周波数を第1の周波数の整数分の1に設定する。
ある局面において、露光部に供給する電流の発光デューティ比は20パーセントから90パーセントの間である。
ある局面において、画像形成装置は、遅延回路によって整形信号を変形させる波形形状部をさらに備える。制御部は、波形形状部と、整形信号のラインとをスイッチングすることで、整形信号の波形を制御する。
ある局面において、画像形成装置は、整形信号にバイアス電圧を加えるためのバイアス電圧源をさらに備える。
ある局面において、制御部は、定電圧源または定電流源を選択し、整形信号を生成する。
ある局面において、制御部は、定電圧源または定電流源をスイッチングすることで、整形信号の幅を調整する。
他の実施の形態に従うと、露光部の光量を調整する方法が提供される。この方法は、整形信号により、感光体の表面を露光する露光部に供給する電流を整形するステップと、第1の周波数および第1の発光デューティ比で、露光部を第1の光量で発光させるステップと、第1の周波数と異なる第2の周波数および第1の発光デューティ比で、露光部を第2の光量で発光させるステップと、第1の光量および第2の光量のそれぞれを検出するステップと、第1の光量および第2の光量の光量差に基づいて、整形信号を調整するステップとを含む。
ある局面において、方法は、第1の光量および第2の光量の光量差が予め定められた範囲内になるように整形信号を設定するステップをさらに含む。
ある局面において、電流を整形することは、整形信号を設定しつつ、複数回、電流を整形することを含む。方法は、整形信号の設定毎に、第1の周波数および第1の発光デューティ比で露光部を発光させ、さらに、第2の周波数および第1の発光デューティ比で露光部を発光させるステップと、整形信号の設定毎に、第1の周波数および第1の発光デューティ比で発光した露光部の第3の光量と、第2の周波数および第1の発光デューティ比で発光した露光部の第4の光量とを取得するステップと、整形信号の設定毎に、第3の光量および第4の光量の光量差を求めるステップと、第3の光量および第4の光量の光量差が予め定められた範囲内になるように整形信号を設定するステップとをさらに含む。
ある局面において、第1の周波数は、第2の周波数より高い。方法は、第1の光量が、第2の光量よりも小さく、第1の光量および第2の光量の光量差が予め定められた範囲を下回ることに基づいて、露光部の光量が大きくなるように、整形信号の設定を変更するステップと、第1の光量が、第2の光量よりも大きく、第1の光量および第2の光量の光量差が予め定められた範囲を上回ることに基づいて、露光部の光量が小さくなるように、整形信号の設定を変更するステップとをさらに含む。
ある局面において、方法は、露光部の光量が大きくなるように、整形信号の設定を変更することは、露光部に供給する電流の立ち上がりエッジの電圧を増加させることを含む。
ある局面において、方法は、露光部の光量が小さくなるように、整形信号の設定を変更することは、露光部に供給する電流の立ち上がりエッジの電圧を減少させることを含む。
ある局面において、方法は、第2の周波数を第1の周波数の整数分の1に設定するステップをさらに含む。
ある局面において、露光部に供給する電流の発光デューティ比は20パーセントから90パーセントの間である。
ある局面において、方法は、波形形状部と、整形信号のラインとをスイッチングすることで、整形信号の波形を制御するステップをさらに含む。
ある局面において、方法は、整形信号にバイアス電圧を加えるステップをさらに含む。
本技術によれば、安価で高精度に発光波形を整形することが可能である。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
ある実施の形態に従う画像形成装置100の一構成例を示す図である。 制御部50から露光部3までの回路200の一例を示す図である。 発光波形301のナマリの一例を表す図である。 光波形整形部203の構成の一例を示す図である。 駆動信号210の生成手順の一例を示す図である。 光波形整形部203の設定の評価方法の一例を示す図である。 発光周波数ごとのナマリおよびオーバーシュートの影響の一例を示す図である。 発光デューティ比が同一であり異なる周波数の発光波形301を生成するための制御部50の内部構成の一例を示す図である。 発光波形301の発光デューティ比と、ナマリおよびオーバーシュートとの関係の一例を示す図である。 光波形整形部203の設定を求める処理の一例を示すフローチャートである。 光波形整形部203の複数の設定の同時評価の一例を示す図である。 光波形整形部203の複数の設定の同時評価の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本開示に係る技術思想の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<A.装置構成>
まず、本実施の形態に従う画像形成装置100の装置構成について説明する。以下では、典型例として、複合機(MFP:Multi-Functional Peripheral)として実装される画像形成装置100について説明する。画像形成装置100は、例えばカラー画像形成装置であるが、本実施の形態に係る技術思想の適用対象は、カラー画像形成装置に限定されるわけではなく、当該技術思想は、モノクロ画像形成装置にも適用可能である。
図1は、本実施の形態に従う画像形成装置100の一構成例を示す図である。図1を参照して、画像形成装置100は、画像ステーション10と、原稿読取部120と、排出トレイ130とを備える。
画像ステーション10は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、キー・プレート(K)のそれぞれのトナー像を生成する画像ステーション10C,10M,10Y,10K(以下、「画像ステーション10」と総称することもある)と、中間転写ベルト12と、中間転写体駆動ローラー14,16と、ベルトクリーニング部18と、転写ローラー20,21と、定着部22と、給紙部30と、送出ローラー32と、搬送ローラー34,36と、制御部50と、記憶部51とを含む。画像ステーション10は、感光体1と、帯電部2と、露光部3と、現像部4(対応する画像ステーション10が生成するトナー像の色に対応させて、4C、4M、4Y、4Kとそれぞれ記載する)と、クリーニング部5と、中間転写体接触ローラー6とを含む。原稿読取部120は、イメージスキャナー122と、原稿給紙台124と、自動原稿送り装置126と、原稿排紙台128とを含む。
画像ステーション110は、給紙部30内の媒体40に対して印刷処理を行う。媒体40は、送出ローラー32により、給紙部30から搬送される。さらに、媒体40は、搬送ローラー34,36により、転写ローラー20,21に搬送される。媒体40は、転写ローラー20,21により、トナー像を転写された後、定着部22により、定着処理が行われ、排出トレイ130に排出される。
各画像ステーション10及び中間転写ベルト12は、媒体40に転写するトナー像を生成する。帯電部2は、感光体1の表面を一様に帯電する。露光部3は、レーザー書き込み等により、指定された画像パターンに従って感光体1の表面を露光することで、その表面上に静電潜像を形成する。現像部4は、像担持体である感光体1上に形成された静電潜像をトナー像として現像する。
感光体1の表面に形成されたトナー像は、中間転写体接触ローラー6によって中間転写ベルト12に転写される。中間転写ベルト12上には、それぞれの感光体1からトナー像が順次転写されて、4色のトナー像が重ね合わされることになる。重ね合わされたトナー像は、転写ローラー20及び21によって、中間転写ベルト12から媒体40へ転写される。
原稿読取部120は、原稿を読み取って、その読み取り結果を画像ステーション110に対する入力画像として出力する。イメージスキャナー122は、プラテンガラス上に配置された原稿をスキャンする。自動原稿送り装置126は、原稿給紙台124に配置された原稿を連続的にスキャンする。原稿給紙台124上に配置された原稿は、送出ローラー(図示しない)により1枚ずつ送られ、イメージスキャナー122または自動原稿送り装置126内に配置されたイメージセンサーによって順次スキャンされる。スキャン後の原稿は、原稿排紙台128へ排出される。
制御部50は、画像形成装置100全体を制御する。記憶部51は、画像形成装置100のファームウェアや各種設定を記憶する。制御部50は、記憶部51から必要なデータやプログラムを参照する。
図2は、制御部50から露光部3までの回路200の一例を示す図である。回路200は、制御部50と、スイッチング部201と、光源202と、光波形整形部203と、光センサー204とを備える。
制御部50は、ビデオ信号206により、スイッチング部201をスイッチ(開閉)し、電流源205の電流から、スイッチング信号207を生成する。また、制御部50は、ビデオ信号206および整形制御信号208を光波形整形部203に出力する。
光波形整形部203は、ビデオ信号206および整形制御信号208に基づいて、整形信号209を生成する。光源202は、露光部3で使用される光素子であり、整形信号209と、スイッチング信号207とを重ね合わせた駆動信号210により発光し、画像ステーション10の中の感光体1の表面を露光する。
光センサー204は、光源202の光量を検出し、検出した光源202の光量の情報を含む光量信号211を制御部50に出力する。制御部50は、光センサー204から入力された光量信号211に基づいて、整形制御信号208を調整する。
ある局面において、光センサー204は、例えば、PD(Photo Diode)センサーであってもよい。なお、図2で示す回路200は、主に制御部50から露光部3の光源202までの周辺回路の一例であり、図2に例示していない構成を含んでいてもよい。
図3は、発光波形301のナマリの一例を表す図である。図2の光源202に、駆動信号210が供給された場合において、光源202が、大出力で負荷の高いレーザーダイオードやLED(Light Emitting Diode)であったとき、光源202の発光波形301は、図3に示すように、理想的な矩形とはならずに、緩やかに上昇する波形となる。このような症状を「ナマリ」という。発光波形301の「ナマリ」は、感光体1の表面の露光にムラを引き起こし、印刷画像の劣化の原因になる。そのため、発光波形301の「ナマリ」を効果的に抑制する必要がある。
図4は、光波形整形部203の構成の一例を示す図である。光波形整形部203は、バイアス電圧源401と、定電圧源402と、定電流源403と、波形形状部404とを備える。制御部50から光波形整形部203に入力される整形制御信号208は、バイアス電圧制御信号405と、整形幅信号406と、選択信号407と、定電圧制御信号408と、定電流制御信号409と、波形形状制御信号410とを含む。
定電圧源402は、整形信号209を生成するための電源である。制御部50は、整形信号209を定電圧制御で生成する場合に、定電圧制御信号408により、定電圧源402を制御する。
定電流源403は、整形信号209を生成するための電源である。制御部50は、整形信号209を定電流制御で生成する場合に、定電流制御信号409により、定電流源403を制御する。
制御部50は、選択信号407により、定電圧源402および定電流源403を切り替えるスイッチ回路の切り替えをする。また、制御部50は、整形幅信号406により、整形信号209の経路上のスイッチ回路をON/OFF制御し、定電圧源402または定電流源403により生成される整形信号209のパルス幅を調整する。
バイアス電圧源401は、整形信号209にバイアス電圧を加える回路である。制御部50は、バイアス電圧制御信号405によりバイアス電圧源401を制御する。また、ビデオ信号206は、バイアス電圧源401の出力側にあるスイッチ回路をON/OFF制御する。
波形形状部404は、その内部に、グランド(GND)と接続される抵抗とコンデンサによる複数の回路を備える。各回路は、整形信号209の経路と接続されることにより、整形信号209の形状を変化させる。制御部50は、波形形状制御信号410により、波形形状部404の出力経路上の切り替えスイッチ回路を制御し、整形信号209の波形を変化させる。
次に、図5および図6を参照して、回路200を用いて生成する発光波形301の詳細と、発光波形301が整形されることにより、画像濃度がどのように変化するかについて説明する。
<B.発光波形301と画像濃度>
図5は、駆動信号210の生成手順の一例を示す図である。制御部50は、矩形のビデオ信号206を生成する。ビデオ信号206がHIGHの間、スイッチング部201はONになる。よって、理想的にはスイッチング信号207が生成される。
また、制御部50は、整形幅信号406を生成する。整形幅信号406がHIGHの間、整形信号209の経路上のスイッチ回路はONになり、矩形の整形信号504Bが生成される。
また、制御部50は、波形形状制御信号410により、整形信号209の経路に波形形状部404の内部の回路を接続させることで、整形信号504Bを変形させ、整形信号504Cを生成する。波形形状部404の内部の回路は、抵抗とコンデンサとによる遅延回路となっている。制御部50は、当該遅延回路を整形信号209の経路に接続することで、整形信号209に遅延を発生させ、主に整形信号209のエッジの形状を変化させる。
さらに、制御部50は、バイアス電圧制御信号405により、バイアス電圧源401を制御し、整形信号504Cにバイアス電圧504Aを重畳させる。これらのバイアス電圧504Aおよび整形信号504Cが重畳されることにより整形信号209になる。なお、整形信号504Cの形状は、整形信号209の経路と接続される波形形状部404の内部の回路によって変化する。
整形信号209と、スイッチング信号207とが重畳されることにより、駆動信号210が生成される。発光波形301は、駆動信号210が光源202に供給された場合の光源202の発光の様子を示す。発光波形301の開始エッジ506Aは、バイアス電圧504Aおよび整形信号504Cにより変形する。また、発光波形301の終了エッジ506Bは、バイアス電圧504Aにより変形する。なお、図5に示すとおり、発光波形301の開始エッジ506Aが矩形よりも高い位置から開始する場合があり、当該現象を「オーバーシュート」という。
図5に示すように、制御部50は、主に、バイアス電圧504Aと、整形信号504Cとを調整することにより、発光波形301のナマリを調整し、矩形に近づけることが可能となる。
図6は、光波形整形部203の設定の評価方法の一例を示す図である。制御部50は、光源202の発光デューティ比を一定にした状態で、異なる周波数で光源202を発光させる。光センサー204は、これらの異なる周波数で発光した光源202の各光量を比較することにより、適切な光波形整形部203の設定を検出することができる。以下、光源202から発せられる高い周波数の発光波形301と、低い周波数の発光波形301との比較を例に説明する。
最初に、制御部50は、光源202により、周期604および発光デューティ比50パーセントの発光波形301を生成したとする。発光波形301は、スイッチング信号207と整形信号209とが重畳された駆動信号210により生成される。発光波形301は、矩形波に近い波形601、ナマリのある波形602およびオーバーシュートした波形603のいずれかになり得る。
発光波形301が矩形に近い波形601である場合、光センサー204が検出する光源202の光量は、光量621Aになる。光量621Aは、光センサー204によって検出された波形601の平均光量である。
発光波形301がナマリのある波形602である場合、光センサー204が検出する光源202の光量は、光量620Aになる。光量620Aは、光量621Aと比較して小さくなる。これは、光源202の光量の大きさは、光源202の発光波形301のHIGHの領域の面積に比例するためである。波形602は、ナマリが発生している分、波形601よりも、発光波形301のHIGHの領域の面積が小さくなり、その結果として、光量620Aは、光量621Aよりも小さくなる。
発光波形301がオーバーシュートした波形603である場合、光センサー204が検出する光源202の光量は、光量622Aになる。光量622Aは、光量621Aと比較して大きくなる。波形603は、オーバーシュートが発生している分、波形601よりも、発光波形301のHIGHの領域の面積が大きいためである。
上述したように、光センサー204が検出する光源202の光量は、発光波形のナマリおよびオーバーシュートによって異なることがわかる。よって、制御部50は、光センサー204により、光源202の光量を検出しながら、光波形整形部203の設定を調整すれば、発光波形301からナマリおよびオーバーシュートの影響を取り除けることになる。
しかし、実際には、光量の絶対的な基準はなく、制御部50は、単一の発光周波数の発光波形301の光量の検出のみでは、光波形整形部203の設定を適切に調整することができない。なぜなら、制御部50は、光波形整形部203により、光源202の光量の調整はできるが、発光波形301からナマリまたはオーバーシュートが取り除けているか否かを判定できないためである。
そのため、制御部50は、比較対象として、光源202により、周期604と異なる周期614および発光デューティ比50パーセントの発光波形301を生成する。図6に示す例では、周期614は、周期604の3倍であるが、発光波形301の周期はこれに限られるわけではない。また、いずれの発光波形301の発光デューティ比も50パーセントを例に説明するが、設定可能な発光デューティ比はこれに限られるわけではない。比較対象となる発光波形301同士が同一の発光デューティ比であればよい。
画像の濃度は、一般的に、発光波形301の発光デューティ比に比例する。例えば、発光デューティ比40パーセントの発光波形301によって生成される画像と、発光デューティ比80パーセントの発光波形301によって生成される画像とでは、2倍の濃度差が発生する。
一方で、発光デューティ比が一定である場合、ナマリとオーバーシュートが発生しない限り、発光波形301の周波数の違いは画像濃度には影響しない。なぜなら、発光波形301の周波数が異なっていても、発光波形301の1周期における発光デューティ比に変化はなく、全体として同一の濃度の画像が生成されるためである。しかし、ナマリまたはオーバーシュートが発生する場合、周波数の違いにより、生成される画像に濃度差が生じることがある。以下、周期604および周期614の各発光波形301を例に説明する。
周期614の発光波形301は、周期604の発光波形301と比較して、同一時間内の信号の立ち上がりエッジの回数が1/3であることがわかる。周期614の発光波形301の立ち上がりエッジが2回発生する間に、周期604の発光波形301の立ち上がりエッジは6回発生する。また、信号のナマリおよびオーバーシュートは、信号の立ち上がりエッジにおいて発生するため、周波数の低い周期614の発光波形301は、周波数の高い周期604の発光波形301よりも、ナマリおよびオーバーシュートの影響を受けにくいことがわかる。
制御部50は、周期604の発光波形301との比較のために、周期614および発光デューティ比50パーセントの発光波形301を生成したとする。発光波形301がナマリのある波形612である場合、光源202の光量は、光量620Bになる。ここで、光量620Bと、光量620Aとを比較すると、光量620Bは、光量620Aより大きいことがわかる。これは、周期614が、周期604よりも低周期であるため、なまりの影響が小さく、その結果、発光波形301の光量の減少量が小さいためである。
一方で、発光波形301がオーバーシュートした波形613である場合、光源202の光量は、光量622Bになる。ここで、光量622Bと、光量622Aとを比較すると、光量622Bは、光量622Aより小さいことがわかる。これは、周期614が、周期604よりも低周期であるため、オーバーシュートの影響が小さく、その結果、発光波形301の光量の増加量が小さいためである。
また、発光波形301が矩形に近い波形611である場合、光源202の光量は、光量621Bになる。ここで、光量621Bと、光量621Aとを比較すると、光量621Bおよび光量621Aはほぼ等しくなることがわかる。これは、発光波形301が矩形波である場合、発光デューティ比が同じである限り、発光周波数に関係なく、光量は等しくなるためである。
上述したように、発光波形301が矩形波に近い波形であれば、発光デューティ比が同じである限り、発光周波数を変更しても光量は変化しない。よって、制御部50は、発光デューティ比が同じであり、かつ、周波数の異なる発光波形301同士の光量を比較し、それぞれの発光波形301の光量が等しくなる、または、近い値となるときの光波形整形部203の設定を用いることで、ナマリおよびオーバーシュートのない発光波形301を生成することができる。
図7は、発光周波数ごとのナマリおよびオーバーシュートの影響の一例を示す図である。図7を参照して、発光波形301のナマリおよびオーバーシュートがトナー像の濃度に与える影響について説明する。
トナー像701A~703Aは、それぞれ、周期604の発光波形301によって露光された感光体1上に形成されたハーフトーンのトナー像である。また、トナー像701A~703Aは、それぞれ、発光波形301にナマリがある場合のトナー像、発光波形301が矩形の場合のトナー像および発光波形301がオーバーシュートしている場合のトナー像である。
トナー像701B~703Bは、それぞれ、周期614の発光波形301によって露光された感光体1上に形成されたハーフトーンのトナー像である。また、トナー像701B~703Bは、それぞれ、発光波形301にナマリがある場合のトナー像、発光波形301が矩形の場合のトナー像および発光波形301がオーバーシュートしている場合のトナー像である。
また、トナー像701A~703Aおよびトナー像701B~703Bを形成する際の光源202の発光デューティ比は全て同じである。さらに、トナー像701Aおよびトナー像701Bを形成するときの光波形整形部203の設定は同一である。同様に、トナー像702Aおよびトナー像702Bを形成するときの光波形整形部203の設定も同一である。また、トナー像703Aおよびトナー像703Bを形成するときの光波形整形部203の設定も同一である。
発光波形301にナマリが発生している場合のトナー像701A,701Bを互いに比較すると、トナー像701Aは、トナー像701Bより薄いことがわかる。これは、波形602が、波形612と比較して、なまりの影響が大きく光量が小さいためである。その結果、波形602による感光体1の露光部分の面積は、波形612による感光体1の露光部分の面積よりも小さくなり、この露光部分の面積の差がトナー像の濃度差となって現れる。
逆に、発光波形301がオーバーシュートしている場合のトナー像703A,703Bを互いに比較すると、トナー像703Aは、トナー像703Bより濃いことがわかる。これは、波形603は、波形613と比較して、オーバーシュートの影響が大きく光量が大きいためである。その結果、波形603による感光体1の露光部分の面積は、波形613による感光体1の露光部分の面積よりも大きくなり、この露光部分の面積の差がトナー像の濃度差となって現れる。
発光波形301が矩形波に近い場合のトナー像702A,702Bを互いに比較すると、トナー像702A,トナー像702Bの各濃度は同じ、または、近いことがわかる。これは、波形601,611は、ナマリおよびオーバーシュートの影響を受けておらず、かつ、発光デューティ比が同一のため、感光体1の露光部分の面積がほぼ等しくなるためである。
以上、図6および図7を参照して説明したように、制御部50は、発光デューティ比が同一であり、かつ、周波数の異なる発光波形301を生成し、これらの発光波形301の光量を比較する。そして、制御部50は、これらの発光波形301の光量が同じ又は近い値になるように光波形整形部203の設定を調整することで、適切に、発光波形301からナマリおよびオーバーシュートの影響を取り除くことができる。
図8は、発光デューティ比が同一であり異なる周波数の発光波形301を生成するための制御部50の内部構成の一例を示す図である。制御部50は、画像メモリー805と、分周カウンター801とを含む。分周カウンター801は、制御部50のメインクロック802を、分周設定803に基づいて1/Nに分周した分周クロック804を生成する。制御部50は、分周クロック804に基づいて、ビデオ信号206を生成する。なお、図7に示す制御部50の構成は一例であり、制御部50の構成はこれに限られるわけではない。
図9は、発光波形301の発光デューティ比と、ナマリおよびオーバーシュートとの関係の一例を示す図である。発光波形301の発光デューティ比は、発光波形301の1周期において発光波形301の出力がHIGHになる割合である。
発光デューティ比が「0%」や「100%」の場合、発光波形301の立ち上がりエッジは1回のみ、又は、0回である。そのため、制御部50は、発光デューティ比が「0%,100%」の発光波形301の光量を検出しても、発光波形301に対するナマリおよびオーバーシュートの影響を検出することはできない。
また、発光デューティ比が「10%」のように極端に低すぎる場合、発光波形301に対するナマリおよびオーバーシュートの影響が大きくなりすぎる。そのため、制御部50は、発光デューティ比が極端に低い発光波形301の光量を検出しても、発光波形301に対するナマリおよびオーバーシュートの影響を正確に検出することができない場合がある。
そのため、制御部50は、例えば、発光デューティ比を「20~90%」等の発光波形301に対するナマリおよびオーバーシュートの影響を検出しやすい範囲に設定することが望ましい。なお、発光デューティ比「20~90%」は、一例であり、発光デューティ比の設定範囲はこれに限られない。
<C.信号の整形の処理の流れ>
図10は、光波形整形部203の設定を求める処理の一例を示すフローチャートである。制御部50は、図10の処理を行うためのプログラムを記憶部51から読み出して実行してもよい。
ステップS1010において、制御部50は、光波形整形部203に出力する整形制御信号208の設定を予め定められた値にする。より具体的には、図4に示す整形制御信号208が含む各種信号を予め定められた値にする。予め定められた値とは、例えば、整形制御信号208が取り得る中間値であってもよいが、整形制御信号208の設定はこれに限られない。
ステップS1020において、制御部50は、同一の発光デューティ比であり、異なる周波数の駆動信号210で光源202を発光させる。例えば、発光周波数A1の発光波形301の光量を光量D1とし、発光周波数A1より低い発光周波数A2の発光波形301の光量を光量D2とする。また、制御部50は、光センサー204により、光量D1,D2を検出する。
ステップS1030において、制御部50は、ステップS1020で検出した光量D1,D2を比較し、光量の差を求める。なお、光量D1が、光量D2を上回っている場合、光量差は「1,2,3・・・」のように正の値になる。逆に、光量D1が、光量D2を下回っている場合、光量差は「-1,-2,-3・・・」のように負の値になる。なお、これらの光量差は、一例であり、必ずしも整数で表現される必要はない。
制御部50は、光量D1が光量D2に対して小さく、かつ、光量差が予め定められた光量差下限Dminを下回っていると判定する場合(ステップS1030にて「光量差<Dmin」と判定)、制御をステップS1040に移す。
制御部50は、光量D1および光量D2が予め定められた範囲内であると判定する場合(ステップS1030にて「Dmin<光量差<Dmax」と判定)、制御をステップS1050に移す。
制御部50は、光量D1が光量D2に対して大きく、かつ、光量差が予め定められた光量差上限Dmaxを上回っていると判定する場合(ステップS1030にて「光量差>Dmax」と判定)、制御をステップS1060に移す。
ステップS1040において、制御部50は、光波形整形部203の設定をオーバーシュート側(光量が大きくなる側)に変更し、制御をステップS1020に移す。
ステップS1050において、制御部50は、現在の光波形整形部203の設定を記憶部51に保存し、次回以降の印刷処理に当該保存した設定を使用する。
ステップS1060において、制御部50は、光波形整形部203の設定をナマリ側(光量が小さくなる側)に変更し、制御をステップS1020に移す。
以上、図10を参照して説明したように、制御部50は、同一の発光デューティ比であり、異なる周波数の発光波形301同士の光量を比較して、光量差が予め定められた範囲内に収まるように光波形整形部203の設定を調整する。そうすることで、制御部50は、発光波形301のナマリおよびオーバーシュートの発生を抑制し、画像の品質劣化を抑制することができる。
[第2の実施の形態]
<D.複数の光波形整形部203の設定の同時評価>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、制御部50は、光波形整形部203の複数の設定を同時に比較することで、光波形整形部203の設定を調整する時間を短縮する。
図11は、光波形整形部203の複数の設定の同時評価の一例を示す図である。制御部50は、光波形整形部203の複数の設定毎に、発光デューティ比を変更せず、異なる周波数の発光波形301を生成する。図11の例では、制御部50は、光波形整形部203の設定「1~5」のそれぞれを用いて、高周波数の発光波形301および低周波数の発光波形301生成する。
次に、制御部50は、光波形整形部203の設定毎に、同じ設定を用いて生成した同一の発光デューティ比の高周波数の発光波形301の光量と、低周波数の発光波形301の光量とを比較し、光量差を算出する。最後に、制御部50は、光量差が予め定められた範囲内になる光波形整形部203の設定を選定する。なお、図11に示す例では、光波形整形部203の設定は5段階で説明したが、これは一例であり、光波形整形部203の設定はこれに限られるわけではない。
図12は、光波形整形部203の複数の設定の同時評価の処理の一例を示すフローチャートである。制御部50は、図12の処理を行うためのプログラムを記憶部51から読み出して実行してもよい。以下の説明では、光波形整形部203の設定は、図11と同様に設定「1~5」があるものとして説明する。設定「1」は、発光波形301に最もナマリが発生する(光量が最も小さくなる)設定である。設定「5」は、発光波形301に最もオーバーシュートが発生する(光量が最も大きくなる)設定である。なお、これらの設定は一例であり、光波形整形部203の設定は、これらに限られるものではない。
ステップS1210において、制御部50は、光波形整形部203の設定を、発光波形301に最もナマリが発生する設定「1」にする。ステップS1220において、制御部50は、発光デューティ比を変更せず、異なる周波数の発光波形301を光源202に生成させる。また、制御部50は、光センサー204により、周波数ごとの発光波形301の光量をそれぞれ検出する。
ステップS1230において、制御部50は、光波形整形部203の設定毎に、ステップS1220で検出した周波数ごとの発光波形301の光量を記憶部51に保存する。
ステップS1240において、制御部50は、現在の光波形整形部203の設定が、最大値「5」であるか否かを判定する。制御部50は、現在の光波形整形部203の設定が最大値「5」であると判定した場合(ステップS1240にてYES)、制御をステップS1260に移す。そうでない場合(ステップS1240にてNO)、制御部50は、制御をステップS1250に移す。
ステップS1250において、制御部50は、現在の光波形整形部203の設定をオーバーシュート側に1段階上げる(例えば、設定「1」から設定「2」,設定「2」から「3」等)。なお、図11の処理に関し、制御部50は、設定「5」から処理を開始し、ステップS1240にて1段階ずつ設定を下げてもよい。
ステップS1260において、制御部50は、記憶部51に保存した各発光波形301の光量を参照し、光波形整形部203の設定毎に、同一の発光デューティ比で異なる周波数の発光波形301同士の光量差を求める。そして、制御部50は、光量差が予め定められた範囲(Dmin<光量差<Dmax)となる光波形整形部203の設定を検索する。
ステップS1270において、制御部50は、ステップS1260で求めた光波形整形部203の設定を記憶部51に保存し、次回以降の印刷に使用する。
以上、図11および図12を参照して説明したように、制御部50は、光波形整形部203の複数の設定毎に、同一の発光デューティ比で異なる周波数の発光波形301を光源202に生成させ、各発光波形301の光量の比較を行う。そうすることにより、制御部50は、光波形整形部203の設定を求める時間を短縮することができる。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内で全ての変更が含まれることが意図される。
1 感光体、2 帯電部、3 露光部、4 現像部、5 クリーニング部、6 中間転写体接触ローラー、10,10C,10K,10M,10Y 画像ステーション、12 中間転写ベルト、14,16 中間転写体駆動ローラー、18 ベルトクリーニング部、20,21 転写ローラー、22 定着部、30 給紙部、32 送出ローラー、34,36 搬送ローラー、40 媒体、50 制御部、51 記憶部、100 画像形成装置、120 原稿読取部、122 イメージスキャナー、124 原稿給紙台、126 自動原稿送り装置、128 原稿排紙台、130 排出トレイ、200 回路、201 スイッチング部、202 光源、203 光波形整形部、204 光センサー、205 電流源、206 ビデオ信号、207 スイッチング信号、208 整形制御信号、209,504B,504C 整形信号、210 駆動信号、211 光量信号、301 発光波形、401 バイアス電圧源、402 定電圧源、403 定電流源、404 波形形状部、405 バイアス電圧制御信号、406 整形幅信号、407 選択信号、408 定電圧制御信号、409 定電流制御信号、410 波形形状制御信号、504A バイアス電圧、506A 開始エッジ、506B 終了エッジ、601,602,603,611,612,613 波形、604,614 周期、620A,620B,621A,621B,622A,622B 光量、701A,701B,702A,702B,703A,703B トナー像、801 分周カウンター、802 メインクロック、803 分周設定、804 分周クロック、805 画像メモリー。

Claims (22)

  1. 感光体にトナー像を生成する画像ステーションと、
    前記感光体の表面を露光する露光部と、
    前記露光部の光量を検出する光センサーと、
    前記露光部に供給する電流を整形する波形整形部と、
    前記波形整形部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記波形整形部が出力する整形信号により、前記露光部に供給する前記電流を整形し、
    第1の周波数および第1の発光デューティ比で、前記露光部を第1の光量で発光させ、
    前記第1の周波数と異なる第2の周波数および前記第1の発光デューティ比で、前記露光部を第2の光量で発光させ、
    前記光センサーにより、前記第1の光量および前記第2の光量を検出し、
    前記第1の光量および前記第2の光量の光量差に基づいて、前記整形信号を調整する、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の光量および前記第2の光量の光量差が予め定められた範囲内になるように前記整形信号を設定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電流を整形することは、前記整形信号を設定しつつ、複数回、前記電流を整形することを含み、
    前記制御部は、
    前記整形信号の設定毎に、前記第1の周波数および前記第1の発光デューティ比で前記露光部を発光させ、さらに、前記第2の周波数および前記第1の発光デューティ比で前記露光部を発光させ、
    前記整形信号の設定毎に、前記光センサーにより、前記第1の周波数および前記第1の発光デューティ比で発光した前記露光部の第3の光量と、前記第2の周波数および前記第1の発光デューティ比で発光した前記露光部の第4の光量とを取得し、
    前記整形信号の設定毎に、前記第3の光量および前記第4の光量の光量差を求め、
    前記第3の光量および前記第4の光量の光量差が前記予め定められた範囲内になるように前記整形信号を設定する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の周波数は、前記第2の周波数より高く、
    前記制御部は、
    前記第1の光量が、前記第2の光量よりも小さく、前記第1の光量および前記第2の光量の光量差が前記予め定められた範囲を下回ることに基づいて、前記露光部の光量が大きくなるように、前記整形信号の設定を変更し、
    前記第1の光量が、前記第2の光量よりも大きく、前記第1の光量および前記第2の光量の光量差が前記予め定められた範囲を上回ることに基づいて、前記露光部の光量が小さくなるように、前記整形信号の設定を変更する、請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記露光部の光量が大きくなるように、前記整形信号の設定を変更することは、前記露光部に供給する電流の立ち上がりエッジの電圧を増加させることを含む、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記露光部の光量が小さくなるように、前記整形信号の設定を変更することは、前記露光部に供給する電流の立ち上がりエッジの電圧を減少させることを含む、請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記制御部の分周器により、前記第2の周波数を前記第1の周波数の整数分の1に設定する、請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記露光部に供給する電流の発光デューティ比は20パーセントから90パーセントの間である、請求項1~7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 遅延回路によって前記整形信号を変形させる波形形状部をさらに備え、
    前記制御部は、前記波形形状部と、前記整形信号のラインとをスイッチングすることで、前記整形信号の波形を制御する、請求項1~8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記整形信号にバイアス電圧を加えるためのバイアス電圧源をさらに備える、請求項1~9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、定電圧源または定電流源を選択し、前記整形信号を生成する、請求項1~10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、前記定電圧源または前記定電流源をスイッチングすることで、前記整形信号の幅を調整する、請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 露光部の光量を調整する方法であって、
    整形信号により、感光体の表面を露光する露光部に供給する電流を整形するステップと、
    第1の周波数および第1の発光デューティ比で、前記露光部を第1の光量で発光させるステップと、
    前記第1の周波数と異なる第2の周波数および前記第1の発光デューティ比で、前記露光部を第2の光量で発光させるステップと、
    前記第1の光量および前記第2の光量のそれぞれを検出するステップと、
    前記第1の光量および前記第2の光量の光量差に基づいて、前記整形信号を調整するステップとを含む方法。
  14. 前記第1の光量および前記第2の光量の光量差が予め定められた範囲内になるように前記整形信号を設定するステップをさらに含む請求項13に記載の方法。
  15. 前記電流を整形することは、前記整形信号を設定しつつ、複数回、前記電流を整形することを含み、
    前記整形信号の設定毎に、前記第1の周波数および前記第1の発光デューティ比で前記露光部を発光させ、さらに、前記第2の周波数および前記第1の発光デューティ比で前記露光部を発光させるステップと、
    前記整形信号の設定毎に、前記第1の周波数および前記第1の発光デューティ比で発光した前記露光部の第3の光量と、前記第2の周波数および前記第1の発光デューティ比で発光した前記露光部の第4の光量とを取得するステップと、
    前記整形信号の設定毎に、前記第3の光量および前記第4の光量の光量差を求めるステップと、
    前記第3の光量および前記第4の光量の光量差が前記予め定められた範囲内になるように前記整形信号を設定するステップとをさらに含む、請求項13または14に記載の方法。
  16. 前記第1の周波数は、前記第2の周波数より高く、
    前記第1の光量が、前記第2の光量よりも小さく、前記第1の光量および前記第2の光量の光量差が前記予め定められた範囲を下回ることに基づいて、前記露光部の光量が大きくなるように、前記整形信号の設定を変更するステップと、
    前記第1の光量が、前記第2の光量よりも大きく、前記第1の光量および前記第2の光量の光量差が前記予め定められた範囲を上回ることに基づいて、前記露光部の光量が小さくなるように、前記整形信号の設定を変更するステップとをさらに含む、請求項13~15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記露光部の光量が大きくなるように、前記整形信号の設定を変更することは、前記露光部に供給する電流の立ち上がりエッジの電圧を増加させることを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記露光部の光量が小さくなるように、前記整形信号の設定を変更することは、前記露光部に供給する電流の立ち上がりエッジの電圧を減少させることを含む、請求項16に記載の方法。
  19. 前記第2の周波数を前記第1の周波数の整数分の1に設定するステップをさらに含む、請求項13~18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記露光部に供給する電流の発光デューティ比は20パーセントから90パーセントの間である、請求項13~19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 波形形状部と、前記整形信号のラインとをスイッチングすることで、前記整形信号の波形を制御するステップをさらに含む、請求項13~20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 前記整形信号にバイアス電圧を加えるステップをさらに含む、請求項13~21のいずれか1項に記載の方法。
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