JP7171974B1 - 制御・監視信号伝送システム - Google Patents

制御・監視信号伝送システム Download PDF

Info

Publication number
JP7171974B1
JP7171974B1 JP2022553591A JP2022553591A JP7171974B1 JP 7171974 B1 JP7171974 B1 JP 7171974B1 JP 2022553591 A JP2022553591 A JP 2022553591A JP 2022553591 A JP2022553591 A JP 2022553591A JP 7171974 B1 JP7171974 B1 JP 7171974B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
station
control
identifier
data area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022553591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2024003971A1 (ja
Inventor
淳一 濱中
Original Assignee
株式会社 エニイワイヤ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 エニイワイヤ filed Critical 株式会社 エニイワイヤ
Application granted granted Critical
Publication of JP7171974B1 publication Critical patent/JP7171974B1/ja
Publication of JPWO2024003971A1 publication Critical patent/JPWO2024003971A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q9/00Arrangements in telecontrol or telemetry systems for selectively calling a substation from a main station, in which substation desired apparatus is selected for applying a control signal thereto or for obtaining measured values therefrom

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

制御部とデータの授受を行う親局と、共通の伝送線を介して、伝送同期方式によりデータの授受を行う子局の複数を備える。親局から繰り返し送信されるフレームは時分割され、データの送信方向が決められて子局の各々に対して割り当てられる制御・監視データ領域と、子局の全てとのデータ授受に使用する管理データ領域が設けられる。子局の各々には、制御・監視データ領域の中で自局に割り当てられたデータ領域のタイミングを得るためのアドレスが設定される。親局は、アドレスを認識するための処理が実行されたタイミングで、管理データ領域を使用して照合用識別子を送信し、子局は、照合用識別子を受けたときに制御・監視データ領域を使用したデータ授受を有効にし、照合用識別子を記憶保存し、親局から動作用識別子が送信されたとき、動作用識別子と照合用識別子との照合結果に基づき、制御・監視データ領域を使用したデータ授受を有効または無効とする。

Description

本発明は、制御側に設けられた親局と被制御側に設けられた複数の子局との間の信号線を省配線化し、共通の伝送線で接続し、伝送クロックで同期させるなどの伝送同期方式によりデータの伝送を行う制御・監視信号伝送システムに関するものである。
施設内に配置された多数の装置を集中制御するシステムにおいて、配線の数を減らす、所謂省配線化が広く実施されている。そして、その省配線化の一般的な手法として、被制御側に設けられた複数の機器の各々を制御側に設けられた制御部に直接繋ぐパラレル接続に代えて、パラレル信号とシリアル信号の変換機能を備えた親局と複数の子局を、制御部と複数の装置にそれぞれ接続し、親局と複数の子局との間で共通の伝送線を介してシリアル信号によりデータ授受を行う方式が広く採用されている。更に、共通の伝送線を介してシリアル信号によりデータ授受を行う方式として、伝送クロックで同期させるなどの伝送同期方式が多く採用されている。
また、共通の伝送線を介してシリアル信号によりデータ授受を行う方式として、伝送クロックで同期させるなどの伝送同期方式が知られている。そして、親局と複数の子局の間で、直列のパルス状信号(以下、「伝送クロック信号」とする)により同期をとりデータを授受する手法が広く採用されている。
伝送クロック信号により同期をとりデータを授受する手法では、親局から繰り返し送信されるフレームが時分割され、複数の子局の各々に、データの送信方向(親局から子局への送信、または、子局から親局への送信)が決められたデータ領域が割り当てられ、そのデータ領域にデータが重畳される。更に、各々の子局には自局に割り当てられたデータ領域のタイミングを得るための数値表現のアドレスが設定され、複数の子局の各々が自局に割り当てられたデータ領域において親局とデータを授受することにより、複数の子局の送受信の衝突の防止が図られている。
一方、子局に設定されるアドレスは、複数の子局の送受信の衝突防止以外にも利用することができる。例えば、本出願人が提案している、特開2011-114449公報に開示されているリモート配線チェックシステムでは、各々の子局に割り当てられるデータ領域とは別に、全ての子局とのデータ授受に使用するための共通のデータ領域(以下、管理データ領域とする)を使用し、子局と被制御装置(制御対象装置)との間の配線接続状態を、配線されている遠くの現場まで直接チェックに行くことなく親局側で確認することを可能としている。
特開2011-114449公報
しかしながら、各々の子局に割り当てられたデータ領域のタイミングを得るための数値表現のアドレスが設定され、複数の子局の各々が自局に割り当てられたデータ領域において親局とデータを授受する方式では、被制御側に設置された制御対象装置機器に変更が生じ、親局によりアドレスの認識されていない子局(以下、「アドレス未認識子局」とする)が含まれた状態になると、そのアドレス未認識子局に関わる装置機器が誤作動する場合があった。
例えば、既存の子局に割り当てられているデータ領域に対応するアドレスと重複するアドレスが、アドレス未認識子局に偶発的に設定されてしまった場合でも、そのアドレス未認識子局はデータ領域を使用したデータの授受を実行できるため、そのアドレス未認識子局に対応する装置機器も動作することになる。しかしながら、この装置機器の動作は意図されたものではなく、すなわち、誤作動である。
そこで、本発明は、伝送クロック信号により同期をとりデータを授受する手法において、アドレス未認識子局に関わる装置機器の誤動作防止を可能とする制御・監視システムを提供する。
本発明に係る制御・監視信号伝送システムは、制御部とデータの授受を行う親局と、共通の伝送線を介して伝送同期方式により前記親局とデータの授受を行う子局の複数とを備える。前記親局と前記子局との間のデータの授受は、前記親局から繰り返し送信されるフレームにデータを重畳することによって行われ、前記フレームは時分割され、データの送信方向が決められて前記子局の各々に対して割り当てられる制御・監視データ領域と、前記制御・監視データ領域とは別に前記子局の全てとのデータ授受に使用するための管理データ領域が設けられ、前記制御・監視データ領域の中で自局に割り当てられたデータ領域のタイミングを得るためのアドレスとしての数値が前記子局の各々に対し設定される。前記親局は、前記アドレスを認識するための処理が実行されたタイミングで、前記管理データ領域を使用して照合用識別子を送信する。前記子局は、前記照合用識別子を受けたときに前記制御・監視データ領域を使用したデータ授受を有効にすると共に、前記照合用識別子を記憶保存し、前記親局から動作用識別子が送信されたとき、前記動作用識別子と前記照合用識別子との照合結果に基づき、前記制御・監視データ領域を使用したデータ授受を有効または無効とする。
本発明によれば、子局は、アドレスを認識するための処理が実行されたタイミングで親局から送信される照合用識別子を受けたときに制御・監視データ領域を使用したデータ授受を有効とするため、照合用識別子を受けることの無いアドレス未認識子局が、制御・監視データ領域を使用してデータ授受を行うことはない。従って、アドレス未認識子局に、既存の子局に割り当てられているデータ領域に対応するアドレスと重複するアドレスが偶発的に設定された場合にも、アドレス未認識子局に関わる装置機器の誤動作を防止することができる。
本発明に係る制御・監視信号伝送システムのシステム構成を示し、(a)は変更前の構成図、(b)は変更後の構成図である。 親局の機能ブロック図である。 伝送信号のタイムチャート図である。 伝送信号の伝送手順を示す模式図である。 入力子局の機能ブロック図である。 出力子局の機能ブロック図である。
本発明に係る制御・監視信号伝送システムの実施形態を説明する。
この制御・監視信号伝送システムは、工場などの施設内に配置された多数の装置機器を制御部において集中制御するためのものである。図1に示すように、制御部1および共通データ信号線DP、DN(以下、伝送線とする)に接続された親局2、被制御側となる施設内に配置され伝送線に接続された入力子局4、出力子局5および入出力子局6の複数で構成される。なお、伝送線に接続される子局の種類や数は、システムが使用される状態等に応じて適宜決めればよい。また、図1において、図示の便宜上、システムを構成する全ての子局は示されていない。
入力子局4が接続される入力部7、出力子局5が接続される出力部8および入出力子局6が接続される入出力部9は、被制御側となる施設内に配置された装置である。
入力部7に相当するものとして、例えば、リードスイッチ、マイクロスイッチ、押釦スイッチ、光電スイッチ、その他各種センサを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
出力部8に相当するものとして、例えば、アクチュエータ、(ステッピング)モータ、ソレノイド、電磁弁、リレー、サイリスタ、ランプを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
入出力部9は、入力部7と出力部8の双方の機能を備える装置機器である。例えば、温調、タイマ、カウンタ等の装置機器で、親局2に対し情報を送信する機能と、親局2から送信されたデータに基づき出力動作を行う機能の双方を備えるものを挙げることができる。
なお、入力部7は、入力子局4と一体化された入力部一体型子局70であってもよい。また、出力部8は、出力子局5と一体化された出力部一体型子局80であってもよい。
制御部1は、演算処理機能を持つ管理判断手段11と入出力ユニット12を備える。管理判断手段11は、入出力ユニット12を介して親局2からデータを受け取り、内部に記憶されたプログラムに基づいて必要な演算処理を行う。
<親局の構成>
親局2は、伝送線に接続され、図2に示すように、出力データ部21、管理データ部22、タイミング発生部23、親局出力部24、親局入力部25、入力データ部26を備える。そして、所定の周期とデューティー比を有する電圧クロック信号に制御データを重畳して送信するとともに、入力子局4、出力子局5、および、入出力子局6(以下、これらをまとめて「子局4、5、6」と表現する場合がある)から送信された監視データを抽出し、制御部1の入出力ユニット12へ出力する。
出力データ部21は、制御部1から受けたデータをシリアルデータとして親局出力部24へ引き渡す。
管理データ部22は、制御部1から受けたデータに基づき、後述の管理制御データ領域において子局への指示に必要となるデータをシリアルデータとして親局出力部24へ引き渡す。
タイミング発生部23は、発振回路(OSC)31とタイミング発生手段32からなり、発振回路(OSC)31を基にタイミング発生手段32が、このシステムのタイミングクロックを生成し親局出力部24、親局入力部25に引き渡す。
親局出力部24は、制御データ発生手段33とラインドライバ34からなる。制御データ発生手段33が、出力データ部21から受けたデータと、タイミング発生部23から受けたタイミングクロックに基づき、ラインドライバ34を介して伝送線に、制御データが重畳された伝送信号を送信する。
この実施形態では、伝送クロック信号として、タイミングクロックを電圧の変化を使用して伝える電圧クロック信号が使用されている。ただし、タイミングクロックを伝える手法に制限はなく、使用状況に適したその他の手法を使用してもよい。
電圧クロック信号は、複数のクロックパルスから構成される。クロックパルスの各々は、図3に示す伝送信号のように、閾値Estより高い電圧レベルEpとなる期間(以下、「ハイ期間」とする)を有する。また、この実施形態では電圧レベルEpが+24Vとされている。
ハイ期間は同期クロック及び通信用の電源電圧として機能するものであるが、これらを満たすものであれば、幅や電圧レベルは、この実施形態に限定されるものではない。使用環境や使用状態に応じて適宜決めることができる。例えば、グランドレベルより低い負電圧が所定の時間維持されるものであってもよい。
クロックパルスの各々は、また、親局2と子局4、5、6のデータ送信に使用されるデータパルスを有する。
この実施形態では、データパルスの各々において、電圧レベルによりデータ値が示されるものとなっている。ただし、データ値を示す電圧レベルは、使用環境や使用状態に応じて適宜決めることができる。例えば、グランドレベルより低い負電圧としてもよい。
この実施形態のデータパルスでは、電圧レベルEpより低い電圧レベルによりデータ値が示されるものとなっている。そして、閾値Ectより低い電位VLが論理データ値“1”を示す電圧レベルと、閾値Ectより高い電位VMが論理データ値“0”を示す電圧レベルとなっている。そして、この実施形態において、閾値Ectは、10Vとグランドレベルの間(約6V)に設定されているが、その大きさに制限はなく、使用状況や使用環境に応じて設定すればよい。なお、データ値を示す電圧レベルと論理データ値の対応関係にも制限はなく、使用環境や使用状態に応じて適宜決めることができる。
この実施形態では、また、データパルスの期間によってもデータ値が示されるものとなっている。この実施形態では、ハイ期間の立上りから次に到来するハイ期間の立上りまでを1周期t0としたとき、データパルスの期間が(3/4)t0となるときは論理データ“1”を示し、(1/4)t0となるときは論理データ“0”を示すものとなっている。これらの時間は、制御部1から入力される制御データの値に応じたものであれば、その長さに制限はなく適宜に決めればよい。
電圧クロック信号は、ハイ期間が所定数出現する一連の長さを1フレームとして、親局2から繰り返し送信されている。そして、図4に示すように、1フレームの中に管理データ領域、および制御・監視データ領域が設けられている。
また、フレームの頭には、ハイ期間の電圧レベルEpがハイ期間より長い時間維持されるスタート信号STが送信され、各フレームが区切られるものとなっている。なお、スタート信号STの長さは、ハイ期間と区別し得るものであれば制限はなく、使用条件等を考慮し適宜決めることができる。
制御・監視データ領域は、その中の所定の領域が、子局4、5、6の各々に対し割り当てられている。そして、親局2からの出力子局5および入出力子局6に対する制御データが、対象となる子局に割り当てられた領域に重畳され、或いは、入力子局4および入出力子局6からの親局2に対する監視データが、その監視データを送信する子局に割り当てられた領域に重畳されている。制御・監視データ領域は、このように、親局2と子局4、5、6との間での定常データの授受に使用されている。
管理データ領域は、制御・監視データ領域を使用して授受できない非定常データの授受に用いられている。本発明の照合用識別子および動作識別子は、この管理データ領域を使用して送信されるが、送信手順の詳細は後述する。
管理データ領域は、また、子局4、5、6のアドレスを認識するための処理を実行するためにも使用される。具体的には、まず、親局2が、子局4、5、6のアドレスとして設定可能な全数値を順に指定する。これを受けた子局4、5、6は、管理データ領域で指定された数値と自局に設定されているアドレスが一致するとき、管理データ領域を使用して親局2への応答を送信する。そして、親局2は、この応答の有無に基づき全子局4、5、6のアドレスを認識する。すなわち、応答の有った数値がアドレスとして設定されている子局4、5、6の存在を認識する。
親局入力部25はラインレシーバ35と監視データ抽出手段36で構成される。ラインレシーバ35は、伝送線から電圧クロック信号を受け、波形整形して監視データ抽出手段36に引き渡す。
監視データ抽出手段36は、タイミング発生部23から引き渡されたタイミングクロックを使用してデータ値を抽出するタイミングを得て、ラインレシーバ35から引き渡された電圧クロック信号の電圧レベルのデジタル値に基づき、データを抽出する。そして、制御・監視データ領域に重畳された定常データDIOと、管理データ領域に重畳された管理データDEXを、入力データ部26に引き渡す。
入力データ部26は、監視データ抽出手段36から受け取った直列の入力データを並列(パラレル)データに変換し、監視データおよび管理監視データとして制御部1の入出力ユニット12へ出力する。
<入力子局の構成>
入力子局4は、図5に示すように、主要な演算処理を実行する子局入力部40、および、子局入力部40と伝送線の間に配置された子局ラインレシーバ48と子局ラインドライバ49を備え、子局ラインレシーバ48を介して伝送線から電圧クロック信号を受け、子局ラインドライバ49を介して監視データを送信するものとなっている。
子局入力部40は、伝送受信手段41、管理制御データ抽出手段42、アドレス抽出手段43、アドレス設定手段44、管理監視データ送信手段45、入力手段46、監視データ送信手段47、識別子記憶・照合手段61を有する。
なお、この実施形態の入力子局4は、内部回路としてマイクロコンピュータ・コントロール・ユニットであるMCUを備えており、このMCUが子局入力部40として機能するものとなっている。
子局ラインレシーバ48は、伝送線から電圧クロック信号を受け、波形整形して伝送受信手段41に引き渡す。
伝送受信手段41は、電圧レベルの閾値Estと閾値Ectに対する判別を行い、子局ラインレシーバ48から引き渡された電圧クロック信号の電圧レベルのデジタル値を、管理制御データ抽出手段42、アドレス抽出手段43および管理監視データ送信手段45に引き渡す。
管理制御データ抽出手段42は、電圧クロック信号の電圧レベルのデジタル値に基づきスタート信号STを判別する。そして、スタート信号STが終了するタイミング(この実施形態では立下り)を起点とし、管理データ領域の中のデータIO領域の電圧レベルのデジタル値に基づき、管理データを抽出する。そして、管理データに基づいた処理を実行するための処理手段に引き渡される。なお、図5には、照合用識別子または動作用識別子を管理データとした場合の処理手段として識別子記憶・照合手段61が示されているが、それ以外の処理手段の図示は省略されている。
アドレス抽出手段43は、電圧クロック信号の電圧レベルのデジタル値に基づきスタート信号STを判別し、スタート信号STが終了するタイミング(この実施形態では立下り)を起点とするハイ期間のカウントを行う。そして、このカウント値がアドレス設定手段44で設定された自局アドレスデータと一致するタイミングを得る。なお、このタイミングは、制御・監視データ領域の中で自局に割り当てられた領域(以下、「自局領域」とする)が開始するタイミング(以下、「自局領域開始タイミング」とする)となる。
そして、自局領域開始タイミングを得たアドレス抽出手段43は、監視データ送信手段47を有効にする。また、自局領域に複数のデータパルスが含まれる場合は、自局領域が終了するまで、監視データ送信手段47を有効にする。
管理監視データ送信手段45は、伝送信号の電圧レベルのデジタル値に基づきスタート信号STを判別する。そして、スタート信号STが終了するタイミングを起点とし、管理データ領域における、必要に応じた監視データの出力を行う。
なお、管理監視データ送信手段45から送信される監視データは、親局2に送信すべきデータが、管理データに基づいた処理を実行するための処理手段から引き渡されている場合にのみ送信される。
入力手段46は、入力部7からの入力に基づくデータを監視データ送信手段47に引き渡す。
監視データ送信手段47は、識別子記憶・照合手段61により有効とされている場合に、アドレス抽出手段43により有効とされたとき、入力手段46から引き渡されたデータを、子局ラインドライバ49を介して監視データとして送信する。
識別子記憶・照合手段61は、管理制御データ抽出手段42から照合用識別子が引き渡された場合には、その照合用識別子を記憶保存し、監視データ送信手段47を有効とする。また、動作用識別子が引き渡された場合は、その動作用識別子と照合用識別子の照合を行う。そして、照合が実行され、動作用識別子と照合用識別子が不一致である場合、監視データ送信手段47を無効とする。
<出力子局の構成>
出力子局5は、図6に示すように、主要な演算処理を実行する子局出力部50、および、子局出力部50と伝送線の間に配置された子局ラインレシーバ48と子局ラインドライバ49を備え、子局ラインレシーバ48を介して伝送線から伝送信号を受け、制御データに基づいた情報を出力部8に出力し、出力部8を動作させ、或いは停止させるものとなっている。また、管理データ領域を使用したデータの授受が必要な場合には、子局ラインドライバ49を介して監視データを送信するものとなっている。なお、図6において、入力子局4と実質的に同じ部分には同符号を付し、その説明を簡略化または省略する。
子局出力部50は、伝送受信手段41、管理制御データ抽出手段42、アドレス抽出手段43、アドレス設定手段44、管理監視データ送信手段45、制御データ抽出手段51、出力手段52、および識別子記憶・照合手段61を有する。
この実施形態の出力子局5も入力子局4と同様に、内部回路としてマイクロコンピュータ・コントロール・ユニットであるMCUを備えており、このMCUが子局出力部50として機能するものとなっている。
出力子局5の伝送受信手段41は、子局ラインレシーバ48から引き渡された伝送信号の電圧レベルのデジタル値を、管理制御データ抽出手段42、アドレス抽出手段43、管理監視データ送信手段45、および、制御データ抽出手段51に引き渡す。
出力子局5のアドレス抽出手段43は、自局領域開始タイミングを得たとき、制御データ抽出手段51を有効にする。また、自局領域に複数のデータIO領域が含まれる場合は、自局領域が終了するまで、データIO領域が出現する都度、そのデータIO領域において制御データ抽出手段51を有効にする。
制御データ抽出手段51は、識別子記憶・照合手段61により有効とされている場合に、アドレス抽出手段43により有効とされたとき、伝送受信手段41から引き渡された電圧クロック信号の電圧レベルのデジタル値に基づき制御データを抽出し、出力手段52に引き渡す。
出力手段52は、制御データ抽出手段51から引き渡された制御データに基づいた情報を出力部8に出力し、出力部8を動作させ、或いは停止させる。
子局出力部5の識別子記憶・照合手段61は、管理制御データ抽出手段42から照合用識別子が引き渡された場合には、その照合用識別子を記憶保存し、制御データ抽出手段51を有効とする。また、動作用識別子が引き渡された場合は、その動作用識別子と照合用識別子の照合を行う。そして、照合が実行され、動作用識別子と照合用識別子が不一致である場合、制御データ抽出手段51を無効とする。
<入出力子局の構成>
入出力子局6は入力子局4と出力子局5の双方の機能を備え、子局入力部40および子局出力部50の双方の構成を併せ持つ子局入出力部を有するものであるが、その構成は子局入力部40および子局出力部50と実質的に同じものであるため、図示およびその説明は省略する。
<照合用識別子・動作用識別子の送信手順>
図1を参照しながら、照合用識別子、および動作用識別子の送信手順について説明する。
親局2は、子局4、5、6のアドレスを認識するための処理が実行されたタイミングで、認識した全アドレスに対し、管理データ領域を使用し、照合用識別子を送信する。
照合用識別子を受けた子局4、5、6では、既述のように、監視データ送信手段47或いは制御データ抽出手段51が有効とされ、制御・監視データ領域を使用した親局2とのデータ授受が可能となる。(図1(a)に示す状態)
照合用識別子は、子局4、5、6において、不揮発データとして記憶され、メンテナンスや稼働不要時にシステムが停止された場合にも記憶保存される。そして、システムが再稼働されたときに、親局2は、管理データ領域を使用し、子局4、5、6の全てに対し、動作用識別子を送信する。なお、動作用識別子が送信されるタイミングは、使用状況等に応じて適切なものとすればよい。例えば、再起動後の所定時間経過後、或いは、照合命令入力時としてもよい。
動作用識別子を受けた子局4、5、6では、既述のように、識別子記憶・照合手段61により照合が行われる。そして、この場合の照合結果は一致となり、制御・監視データ領域を使用した親局2とのデータ授受が可能となる。(図1(a)に示す状態)
図1(b)に示すように、システム稼働中に新たな出力子局5aが追加された場合、出力子局5aはアドレス未認識子局に該当することとなるが、照合用識別子を受けていない出力子局5aにおいて、制御データ抽出手段51は有効とされていない。従って、アドレス未認識子局である出力子局5aに、既存の子局4、5、6に割り当てられているデータ領域に対応するアドレスと重複するアドレスが偶発的に設定されたとしても、出力子局5aに関わる装置機器の誤作動を防止することができる。
追加された出力子局5aを動作させる場合は、その追加後に、正しいアドレスが設定された状態でアドレスを認識するための処理を実行することにより、制御・監視データ領域を使用した親局2とのデータ授受を可能にすればよい。
なお、他のシステムで使用されていた子局を転用する場合、先のシステムで制御・監視データ領域を使用した親局とのデータ授受が可能とされているものは、転用先のシステムでも動作するおそれがある。そこで、照合用識別子は、異なるシステムにおいて重複設定される可能性の低いものとすることが好ましい。例えば、システム毎に付与される識別番号に設定した日と時刻を付加した数値などとしてもよい。
1 制御部
2 親局
4 入力子局
5、5a 出力子局
6 入出力子局
7 入力部
8 出力部
9 入出力部
11 管理判断手段
12 入出力ユニット
21 出力データ部
22 管理データ部
23 タイミング発生部
24 親局出力部
25 親局入力部
26 入力データ部
31 発振回路(OSC)
32 タイミング発生手段
33 制御データ発生手段
34 ラインドライバ
35 監視信号検出手段
36 監視データ抽出手段
40 子局入力部
41 伝送受信手段
42 管理制御データ抽出手段
43 アドレス抽出手段
44 アドレス設定手段
45 管理監視データ送信手段
46 入力手段
47 監視データ送信手段
48 子局ラインレシーバ
49 子局ラインドライバ
50 子局出力部
51 制御データ抽出手段
52 出力手段
61 識別子記憶・照合手段
70 入力部一体型子局
80 出力部一体型子局

Claims (1)

  1. 制御部とデータの授受を行う親局と、共通の伝送線を介して伝送同期方式により前記親局とデータの授受を行う子局の複数とを備え、
    前記親局と前記子局との間のデータの授受は、前記親局から繰り返し送信されるフレームにデータを重畳することによって行われ、
    前記フレームは時分割され、データの送信方向が決められて前記子局の各々に対して割り当てられる制御・監視データ領域と、前記制御・監視データ領域とは別に前記子局の全てとのデータ授受に使用するための管理データ領域が設けられ、
    前記制御・監視データ領域の中で自局に割り当てられたデータ領域のタイミングを得るためのアドレスとしての数値が前記子局の各々に対し設定され、
    前記親局は、前記アドレスを認識するための処理が実行されたタイミングで、前記管理データ領域を使用して照合用識別子を送信し、
    前記子局は、前記照合用識別子を受けたときに前記制御・監視データ領域を使用したデータ授受を有効にすると共に、前記照合用識別子を記憶保存し、前記親局から動作用識別子が送信されたとき、前記動作用識別子と前記照合用識別子との照合結果に基づき、前記制御・監視データ領域を使用したデータ授受を有効または無効とすることを特徴とする制御・監視信号伝送システム。
JP2022553591A 2022-06-27 2022-06-27 制御・監視信号伝送システム Active JP7171974B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2022/025458 WO2024003971A1 (ja) 2022-06-27 2022-06-27 制御・監視信号伝送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7171974B1 true JP7171974B1 (ja) 2022-11-15
JPWO2024003971A1 JPWO2024003971A1 (ja) 2024-01-04

Family

ID=84046000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022553591A Active JP7171974B1 (ja) 2022-06-27 2022-06-27 制御・監視信号伝送システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7171974B1 (ja)
WO (1) WO2024003971A1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014147705A1 (ja) * 2013-03-18 2014-09-25 株式会社エニイワイヤ 制御・監視信号伝送システム
WO2019202667A1 (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 株式会社エニイワイヤ 制御・監視信号伝送システムのアドレス設定方式

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014147705A1 (ja) * 2013-03-18 2014-09-25 株式会社エニイワイヤ 制御・監視信号伝送システム
WO2019202667A1 (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 株式会社エニイワイヤ 制御・監視信号伝送システムのアドレス設定方式

Also Published As

Publication number Publication date
WO2024003971A1 (ja) 2024-01-04
JPWO2024003971A1 (ja) 2024-01-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2636534B2 (ja) 通信システム
US10061345B2 (en) Apparatus and method for controlling an automated installation
JP3108393B2 (ja) Plcを用いた制御システム
JP5562502B1 (ja) 制御・監視信号伝送システム
JP7171974B1 (ja) 制御・監視信号伝送システム
US9959231B2 (en) Data bus coupler and method of operation
WO2019202667A1 (ja) 制御・監視信号伝送システムのアドレス設定方式
JP7293045B2 (ja) 制御・監視信号伝送システムの子局特定方式
WO2023242938A1 (ja) 制御・監視信号伝送システム
CN106664212B (zh) 交换机单元、以太网络和用于激活以太网络中的部件的方法
WO2023105554A1 (ja) 制御・監視信号伝送システム
JP6720417B2 (ja) 制御・監視信号伝送システム
WO2013046296A1 (ja) 伝送ライン断線検出方式およびその方式に使用する子局ターミナル
US7802150B2 (en) Ensuring maximum reaction times in complex or distributed safe and/or nonsafe systems
JP5599533B1 (ja) 制御・監視信号伝送システム
JP6655768B2 (ja) 制御・監視信号伝送システム
WO2018173129A1 (ja) 制御・監視信号伝送システム
JP6938787B2 (ja) 制御・監視信号伝送システムの子局生存確認方式
JP6853916B2 (ja) 制御・監視信号伝送システム
JPS6358498B2 (ja)
RU102399U1 (ru) Распределенная сетевая система управления
JPS6332317B2 (ja)
JPH02200096A (ja) 信号伝送システム
JPS60105342A (ja) バス形回線制御方式
JPS62105553A (ja) デ−タ通信方式

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220906

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20220906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7171974

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150