JP7171502B2 - 香りの評価方法および評価装置 - Google Patents
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|第3の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth
|第3の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth
|第3の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth
|第3の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth
評価対象となる香りは、例えば、芳香剤などの香りを含む。評価対象物は、液体、ゲル、個体、気体などいかなる形態のものであってもよい。また、評価対象物は、実際の香り製品そのものであってもよく、香料または香料の単品原料であってもよい。香りの評価は、基本的には、被験者が実際に評価対象物の香りを嗅いで点数を付けて段階的に評価する。例えば、香りを7段階で評価する場合、評価値が4ではなく5に近いと感じた被験者は評価値を5と判断し、評価値が6ではなく5に近いと感じた被験者は評価値を5と判断する。つまり、被験者が段階的に評価する評価値には、ある程度の幅があり、評価値が5である場合には4.9や5.1などを含んでいることになる。なお、本実施形態に係る香りの評価方法および評価装置は、悪臭の確認試験に利用することもできる。
|第3の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth
以下、5つ(4種類)の評価対象物A~Eの香りの嗜好性を評価する方法の一実施例について説明する。
本実施例では、評価対象物Aと評価対象物Eの香りをせっけんの香りとし、評価対象物Bの香りをローズの香りとし、評価対象物Cの香りをフルーツの香りとし、評価対象物Dの香りをフローラルの香りとした。また、本実施例では、被験者の人数を16人(P1~P16)とし、各被験者が5つの評価対象物A~Eをこの順番で嗅いだときの香りの嗜好性を7段階で評価した。このため、本実施例では、図1の記録用紙に類似した嗜好の評価を7段階にした記録用紙(図示省略)を各被験者に渡して評価試験を実施した。また、この評価試験では、同じ16人の被験者が試験のタイミング(日にちや時間帯)を合わせて同じ評価対象物A~Eの香りの嗜好性を4回ずつ評価した。その評価結果を表1~表4に示す。表1は1回目の評価結果を示し、表2は2回目の評価結果を示し、表3は3回目の評価結果を示し、表4は4回目の評価結果を示す。各表は、評価装置10の記録部4のデータ領域を示す。また、表5には、1~4回の評価結果を集計してまとめた。
|第3の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth(=0.1)
しきい値Tthは、最大で(N-1)/Nであり、1未満である。本実施例における評価試験のように香りの評価試験に適当なしきい値Tthは、経験上好ましくは0.2未満と考えられる。仮に、しきい値Tthを0.2以上に設定すると、5段階評価で第3の評価結果と第1の評価結果との差が1である場合、上記の不等式を満たさないことになり、香りの評価試験における評価の信頼度としては不十分であると考えられる。
Claims (12)
- 被験者が第1の評価対象物の第1の香りを嗅いでN段階で評価した第1の評価結果を取得し、
その後に、同じ被験者が前記第1の香りと異なる少なくとも1つの第2の評価対象物それぞれの第2の香りを嗅いで前記N段階で評価した少なくとも1つの第2の評価結果を取得し、
さらにその後に、同じ被験者が前記第1の香りと同じ香りであることを知らされずに前記第1の香りと同じ第3の評価対象物の香りを嗅いで前記N段階で評価した第3の評価結果を取得し、
評価の基準となるしきい値をTthとし、前記第1および第3の評価結果が下の不等式を満たす場合に、前記少なくとも1つの第2の評価結果を前記少なくとも1つの第2の評価対象物それぞれの前記第2の香りの評価と判定する、
|第3の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth
香りの評価方法。 - 他の被験者を含む複数の被験者による評価に基づいて請求項1の評価方法により前記少なくとも1つの第2の香りの評価と判定した前記少なくとも1つの第2の評価結果それぞれの代表値を算出して、この代表値を前記少なくとも1つの第2の香りそれぞれの評価とする評価方法。
- 前記少なくとも1つの第2の香りは、複数の互いに異なる香りを含み、前記少なくとも1つの第2の評価結果は、前記複数の互いに異なる香りそれぞれを評価した複数の評価結果を含む、
請求項1の評価方法。 - 被験者がする香りの評価は、香りの嗜好性に関する評価を含む、
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載した評価方法。 - 被験者がする香りの評価は、香りの強度に関する評価を含む、
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載した評価方法。 - 被験者が第1の評価対象物の第1の香りを嗅いでN段階で評価した第1の評価結果を取得し、
その後に、同じ被験者が前記第1の香りと異なる少なくとも1つの第2の評価対象物それぞれの第2の香りを嗅いで前記N段階で評価した少なくとも1つの第2の評価結果を取得し、
さらにその後に、同じ被験者が前記第1の香りと同じ香りであることを知らされずに前記第1の香りと同じ第3の評価対象物の香りを嗅いで前記N段階で評価した第3の評価結果を取得し、
評価の基準となるしきい値をTthとし、前記第1および第3の評価結果が下の不等式を満たす場合に、前記少なくとも1つの第2の評価結果を前記少なくとも1つの第2の評価対象物それぞれの前記第2の香りの評価と判定するとともに、前記第1の評価結果を前記第1の香りの評価と判定する、
|第3の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth
香りの評価方法。 - 被験者が第1の評価対象物の第1の香りを嗅いでN段階で評価した第1の評価結果、同じ被験者が前記第1の香りを嗅いだ後に前記第1の香りと異なる少なくとも1つの第2の評価対象物ぞれぞれの第2の香りを嗅いで前記N段階で評価した少なくとも1つの第2の評価結果、および同じ被験者が前記少なくとも1つの第2の香りを嗅いだ後に前記第1の香りと同じ香りであることを知らされずに前記第1の香りと同じ第3の評価対象物の香りを嗅いで前記N段階で評価した第3の評価結果を記録する記録手段と、
評価の基準となるしきい値をTthとし、前記記録手段に記録した前記第1および第3の評価結果が下の不等式を満たす場合に、前記記録手段に記録した前記少なくとも1つの第2の評価結果を前記少なくとも1つの第2の評価対象物それぞれの前記第2の香りの評価と判定する判定手段と、
|第3の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth
を有する香りの評価装置。 - 他の被験者を含む複数の被験者が評価して前記記録手段に記録した前記第1乃至第3の評価結果に基づいて前記少なくとも1つの第2の香りそれぞれの評価と判定した前記少なくとも1つの第2の評価結果それぞれの代表値を算出して、この代表値を前記少なくとも1つの第2の香りそれぞれの評価として出力する演算手段をさらに有する、
請求項7の評価装置。 - 前記少なくとも1つの第2の香りは、複数の互いに異なる香りを含み、
前記記録手段は、被験者が前記複数の互いに異なる香りをそれぞれ嗅いで評価した複数の評価結果を前記少なくとも1つの第2の評価結果として記録し、
前記判定手段は、前記記録手段に記録した前記第1および第3の評価結果が前記不等式を満たす場合に、前記記録手段に記録した前記少なくとも1つの第2の評価結果を前記複数の互いに異なる香りそれぞれの評価と判定する、
請求項7の評価装置。 - 前記記録手段が記録する前記第1乃至第3の評価結果は、香りの嗜好性に関する評価を含む、
請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載した評価装置。 - 前記記録手段が記録する前記第1乃至第3の評価結果は、香りの強度に関する評価を含む、
請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載した評価装置。 - 被験者が第1の評価対象物の第1の香りを嗅いでN段階で評価した第1の評価結果、同じ被験者が前記第1の香りを嗅いだ後に前記第1の香りと異なる少なくとも1つの第2の評価対象物それぞれの第2の香りを嗅いで前記N段階で評価した少なくとも1つの第2の評価結果、および同じ被験者が前記少なくとも1つの第2の香りを嗅いだ後に前記第1の香りと同じ香りであることを知らされずに前記第1の香りと同じ第3の評価対象物の香りを嗅いで前記N段階で評価した第3の評価結果を記録する記録手段と、
評価の基準となるしきい値をTthとし、前記記録手段に記録した前記第1および第3の評価結果が下の不等式を満たす場合に、前記記録手段に記録した前記少なくとも1つの第2の評価結果を前記少なくとも1つの第2の評価対象物それぞれの前記第2の香りの評価と判定するとともに、前記記録手段に記録した前記第1の評価結果を前記第1の香りの評価と判定する判定手段と、
|第3の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth
を有する香りの評価装置。
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Non-Patent Citations (1)
Title |
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岡安祥夫,食品工業における官能評価のシステム化・自動化,計測と制御,1984年,Vol.23 No.3,Page.301-305 |
Also Published As
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