JP7171503B2 - 香りの評価方法および評価装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、香りの嗜好性や強度を評価する評価方法および評価装置に関する。
例えば、香りの嗜好性を評価する方法として、評価対象となる香りを被験者に複数回嗅がせてその都度嗜好性を評価させ、評価が上がった香りを嗜好性の高い香りと判定する方法が知られている。
特開2007-63251号公報 特開2016-205819号公報
しかし、上述した従来の評価方法によると、被験者は、複数回同じ香りを嗅ぐことで嗅覚が鈍くなり、正常な評価が難しくなる場合がある。この場合、当然のことながら、評価結果の信頼性も低いものとなる。また、人間の嗅覚は、温度や湿度、時間帯や空腹度合い、または健康状態などによって、変化することが知られている。つまり、香りの嗜好性評価は、試験環境に左右され易く、安定した評価結果を得ることが難しい。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、信頼性の高い安定した評価結果を得ることができる香りの評価方法および評価装置を提供することを目的とする。
本発明の香りの評価方法の一態様によると、被験者が第1の評価対象物の第1の香りを嗅いでN段階(Nは任意の整数)で評価した第1の評価結果を取得し、その後に、同じ被験者に第1の香りと異なる少なくとも1つの第2の評価対象物それぞれの第2の香りを嗅がせてN段階で評価させ、さらにその後に、同じ被験者が第1の香りと同じ香りであることを知らされずに第1の香りと同じ第3の評価対象物の香りを嗅いでN段階で評価した第2の評価結果を取得し、評価の基準となるしきい値をTthとし、第1および第2の評価結果が不等式(|第2の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth)を満たす場合に、第1の評価結果と第2の評価結果を平均した第3の評価結果を第1の香りの評価と判定する。
また、本発明の香りの評価装置の一態様は、被験者が第1の評価対象物の第1の香りを嗅いでN段階で評価した第1の評価結果、および同じ被験者が第1の香りを嗅いだ後で且つ第1の香りと異なる少なくとも1つの第2の評価対象物それぞれの第2の香りを嗅いでN段階で評価した後に同じ被験者が第1の香りと同じ香りであることを知らされずに第1の香りと同じ第3の評価対象物の香りを嗅いでN段階で評価した第2の評価結果を記録する記録手段と、評価の基準となるしきい値をTthとし、記録手段に記録した第1および第2の評価結果が不等式(|第2の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth)を満たす場合に、記録手段に記録した第1の評価結果と第2の評価結果を平均した第3の評価結果を第1の香りの評価と判定する判定手段と、を有する。
本発明の一態様によれば、信頼性の高い安定した香りの評価結果を得ることができる。
図1は、実施形態に係る香りの評価方法および評価装置において使用する記録用紙の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る評価装置を示すブロック図である。 図3は、図2の記録部のデータ領域の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る香りの評価方法および評価装置について説明する。
評価対象となる香りは、例えば、芳香剤などの香りを含む。評価対象物は、液体、ゲル、個体、気体などいかなる形態のものであってもよい。また、評価対象物は、実際の香り製品そのものであってもよく、香料または香料の単品原料であってもよい。
香りの評価は、基本的には、被験者が実際に評価対象物の香りを嗅いで点数を付けて段階的に評価する。例えば、香りを7段階で評価する場合、評価値が4ではなく5に近いと感じた被験者は評価値を5と判断し、評価値が6ではなく5に近いと感じた被験者は評価値を5と判断する。つまり、被験者が段階的に評価する評価値には、ある程度の幅があり、評価値が5である場合には4.9や5.1などを含んでいることになる。
被験者が香りを嗅ぐ方法として、例えば、試験紙などの媒体に評価対象物を付着させて間接的に嗅いだり、容器に評価対象物を入れて直接嗅いだり、密閉空間に評価対象物を入れて一定時間経過後に空間に漂う香りを嗅いだりする方法がある。香りを嗅ぐ方法は、いかなる方法であってもよく、ここに記載した方法に限定されるものではない。
香りの評価は、例えば、香りの嗜好性に関する評価を含む。香りの嗜好性とは、人それぞれに異なる香りの好みを表す指標であり、嗜好性に関する評価は、例えば、芳香消臭脱臭剤協議会の自主基準にある九段階快・不快度表示法に従い九段階(極端に快、非常に快、快、やや快、快でも不快でもない、やや不快、不快、非常に不快、極端に不快)で評価することができる。
また、香りの評価は、例えば、香りの強度に関する評価を含んでもよい。香りの強度とは、香りの濃さを表す指標であり、強度に関する評価は、例えば、芳香消臭脱臭剤協議会の自主基準にある六段階臭気強度表示法に従い六段階(強烈なにおい、強いにおい、楽に感知できるにおい、何のにおいであるかがわかる弱いにおい、やっと感知できるにおい、無臭)で評価することができる。
なお、評価対象となる香りの種類、評価対象物の形態、香りの何を評価するのか、香りを嗅ぐ方法、香りの評価方法や評価装置などは、本実施形態で記載した例に限定されるものではなく、発明の範囲を超えることなく、任意に変更および選択が可能なものである。また、本実施形態に係る香りの評価方法および評価装置は、悪臭の確認試験に利用することもできる。
本実施形態の評価方法により評価対象物の香りを評価する場合、評価対象となる1つの評価対象物だけを用意するのではなく、互いに香りの異なる複数種類の評価対象物を用意する。つまり、本実施形態によると、香りの異なる複数の評価対象物の香りを同時に評価することもできる。このため、本実施形態では、同じ香り(第1の香り)の評価対象物を2つ用意し、それとは異なる香り(第2の香り)の評価対象物を少なくとも1つ用意する。異なる香りの評価対象物を2つ以上用意する場合、これら2つ以上の評価対象物は互いに異なる香りの評価対象物とする。
被験者が1回の試験で実際に香りを嗅いで評価する評価対象物の数は、5つ(4種類)程度が好ましく、評価対象物の数が7つ(6種類)を超えると嗅覚が鈍って、評価の信頼度が低下する傾向が見られる。よって、本実施形態では、5つ(4種類)の評価対象物の香りを評価する場合について説明するが、評価対象物の数は3つ以上(2種類以上)であればよく、任意に設定可能である。
また、本実施形態の評価方法によると、香りを評価する被験者は、複数人、理想的には10人以上であることが望ましい。可能な限り全ての被験者が同じ条件で互いに香りの異なる複数の評価対象物の香りを評価できるように、全ての被験者が評価できる量の同じ香りの評価対象物を2つと、この評価対象物と異なる香りの少なくとも1つの評価対象物を用意する。
例えば、互いに香りの異なる4種類の評価対象物A、B、C、Dを用意し、評価対象物A(第1の評価対象物)と同じ香り(第1の香り)の評価対象物E(第3の評価対象物)を用意する。全ての評価対象物A~Eは、被験者にとって同じ見た目となる外観であることが好ましい。なお、この場合、同じ香りの評価対象物はAとEであり、それとは異なる香りの評価対象物(第2の評価対象物)がB、C、Dとなる。しかし、被験者には、評価対象物Aと評価対象物Eが同じ香りであることを知らせない。そして、全ての被験者に、評価対象物A、B、C、Dの香りをこの順番で嗅がせて、最後に評価対象物Eの香りを嗅がせる。
各被験者は、全ての評価対象物A~Eの香りを評価してその結果を所定の記録用紙に記録する。このとき、例えば、図1に例示した記録用紙を使用する。この記録用紙を使用する場合、香りの嗜好性を九段階(極端に快、非常に快、快、やや快、快でも不快でもない、やや不快、不快、非常に不快、極端に不快)で評価して、香りの強度を六段階(強烈なにおい、強いにおい、楽に感知できるにおい、何のにおいであるかがわかる弱いにおい、やっと感知できるにおい、無臭)で評価する。つまり、各被験者は、全ての評価対象物A~Eの香りをこの順番で嗅いで、記録用紙の該当する部分に記入することで評価を行う。
各被験者が評価を記入した記録用紙は、オペレータが回収する。オペレータは、各被験者から回収した記録用紙に記録されている情報をパーソナルコンピュータなどの評価装置へ入力する。このとき、嗜好性の評価が「極端に快」であった場合の点数を“9”とし、「非常に快」であった場合の点数を“8”とし、「快」であった場合の点数を“7”とし、「やや快」であった場合の点数を“6”とし、「快でも不快でもない」であった場合の点数を“5”とし、「やや不快」であった場合の点数を“4”とし、「不快」であった場合の点数を“3”とし、「非常に不快」であった場合の点数を“2”とし、「極端に不快」であった場合の点数を“1”とし、記録用紙に記入されている評価に相当する点数を各評価対象物の嗜好性の評価値として入力する。
また、このとき、強度の評価が「強烈なにおい」であった場合の点数を“5”とし、「強いにおい」であった場合の点数を“4”とし、「楽に感知できるにおい」であった場合の点数を“3”とし、「何のにおいであるかがわかる弱いにおい」であった場合の点数を“2”とし、「やっと感知できるにおい」であった場合の点数を“1”とし、「無臭」であった場合の点数を“0”とし、記録用紙に記入されている評価に相当する点数を各評価対象物の強度の評価値として評価装置へ入力する。
図2は、本実施形態に係る評価装置10の構成を示すブロック図である。評価装置10は、オペレータによる評価値(点数)の入力を受け付ける入力部2、入力部2を介して入力された香りの嗜好性および強度に関する評価値を所定のデータ領域で記録する記録部4(記録手段)、および記録部4から読み出した評価値に基づいて評価対象物A~Eの香りの評価結果の信頼度を判定する判定部6(判定手段)を有する。また、評価装置10は、判定部6にて信頼度が高い評価値であることを判定した評価結果だけを集計してその代表値を算出する演算部8(演算手段)を有する。ここで言う代表値は、平均値、中央値、および最頻値を含む。
図3は、記録部4のデータ領域の一例を示す図である。記録部4では、例えば、評価対象物A~Eの香りの嗜好性に関する評価値を被験者ごとに記録する。また、記録部4では、評価対象物A~Eの香りの強度に関する評価値も同様に被験者ごとに記録する。図3に例示したデータ領域では、16人の被験者P1~P16による香りの嗜好性および強度に関する評価値を記録部4にて記録することができる。
入力部2は、例えば、パーソナルコンピュータのキーボードであり、評価対象物A~Eの嗜好性および強度を被験者ごとに評価値で入力する。記録部4は、図3に例示したように、被験者ごとに用意した所定のデータ領域を有し、入力部2を介してオペレータにより入力された被験者ごとの評価対象物A~Eの評価値を記録する。判定部6は、記録部4の所定のデータ領域から香りの嗜好性および強度に関する評価値を読み出して、以下の手順で評価対象物A~Eの香りの評価結果の信頼度を判定する。香りの嗜好性に関する評価の信頼度と香りの強度に関する評価の信頼度は同様に判定することができる。よって、ここでは、香りの嗜好性に関する評価の信頼度を判定する方法について説明し、香りの強度に関する評価の信頼度を判定する方法の説明を省略する。
判定部6は、まず、評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価値(第1の評価結果)と評価対象物Eの香りの嗜好性に関する評価値(第2の評価結果)を被験者P1~P16ごとに記録部4の所定のデータ領域から読み出して下記の不等式を満たすか否かを判定する。不等式のNは評価の段階数であり2以上の正の整数であり、Tthは、評価の基準となるしきい値である。Tthについては後で詳述する。
|第2の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth
このとき、判定部6は、評価対象物AおよびEに対して上記の不等式を満たす評価をした被験者を信頼度の高い被験者であると判定(判定〇)する。この場合、当該被験者が評価した全ての評価対象物A~Eに対する評価は、信頼度が高い評価と判定されて評価結果として採用される。一方、判定部6は、評価対象物AおよびEに対して上記の不等式を満たさない評価をした被験者を評価の信頼度が低い被験者であると判定(判定×)する。この場合、当該被験者が評価した評価結果は、信頼度が低い評価とされて不採用となる。
つまり、判定部6は、第1に、ある被験者が評価対象物AおよびEに対して上記の不等式を満たす評価をした場合、当該被験者にとって評価対象物Aの香りは安定した嗜好性の評価が得られる香りであるものと判定(判定〇)する。この場合、評価装置10は、当該被験者が評価対象物Aを評価した嗜好性の評価値と当該被験者が評価対象物Eを評価した評価値の平均値を、評価対象物Aの香りの嗜好性の評価として出力することができる。
第2に、判定部6は、評価対象物AおよびEに対して上記の不等式を満たす評価をした被験者が評価した他の評価対象物B、C、Dの評価値を信頼度が高いものであると判定する。この場合、評価装置10は、当該被験者が評価対象物B、C、Dの香りの嗜好性を評価した評価値を評価対象物B、C、Dの香りの嗜好性の評価として出力することができる。以上のように、判定部6は、4つの評価対象物A、B、C、Dの香りの嗜好性の評価値の信頼度を判定することができる。
演算部8は、判定部6にて信頼度が高い評価であると判定した評価値(判定〇)だけを集計して、その代表値(平均値、中央値、最頻値など)を算出する。例えば、評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価の平均値を算出する場合、演算部8は、まず、判定部6にて評価の信頼度が高いと判定した評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価値を合計して、信頼度が高いと判定された被験者の人数で割る。また、このとき、演算部8は、判定部6にて評価の信頼度が高いと判定した評価対象物Eの香りの嗜好性に関する評価値を合計して、信頼度が高いと判定された被験者の人数で割る。そして、演算部8は、これら2つの平均値の平均を評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価の平均値として出力する。
また、評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価の中央値を算出する場合、演算部8は、まず、信頼度が高い被験者による評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価値を評価対象物ごとに数値の大きさ順に一列に並べてその中央の値を取得する。また、このとき、演算部8は、信頼度が高い被験者による評価対象物Eの香りの嗜好性に関する評価値を評価対象物ごとに数値の大きさ順に一列に並べてその中央の値を取得する。そして、演算部8は、これら2つの中央値の平均を評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価の中央値として出力する。
また、評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価の最頻値を算出する場合、演算部8は、まず、信頼度が高い被験者による評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価値のうち最も評価回数が多い(頻度の高い)評価値を取得する。また、このとき、演算部8は、信頼度が高い被験者による評価対象物Eの香りの嗜好性に関する評価値のうち最も評価回数が多い(頻度の高い)評価値を取得する。そして、演算部8は、これら2つの最頻値の平均を評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価の最頻値として出力する。
例えば、評価対象物B、C、Dの香りの嗜好性に関する評価の平均値を算出する場合、演算部8は、判定部6にて評価の信頼度が高いと判定した評価対象物B、C、Dの香りの嗜好性に関する評価値をそれぞれ評価対象物ごとに合計し、信頼度が高いと判定された被験者の人数でそれぞれの合計値を割る。また、評価対象物B、C、Dの香りの嗜好性に関する評価の中央値を算出する場合、演算部8は、信頼度が高い被験者による評価対象物B、C、Dの香りの嗜好性に関する評価値を評価対象物ごとに数値の大きさ順に一列に並べてその中央の値を中央値として出力する。また、評価対象物B、C、Dの香りの嗜好性に関する評価の最頻値を算出する場合、演算部8は、信頼度が高い被験者による評価対象物B、C、Dの香りの嗜好性に関する評価値のうち最も評価回数が多い(頻度の高い)評価値を評価対象物ごとの最頻値として出力する。
(実施例)
以下、5つ(4種類)の評価対象物A~Eの香りの嗜好性を評価する方法の一実施例について説明する。
本実施例では、評価対象物Aと評価対象物Eの香りをせっけんの香りとし、評価対象物Bの香りをローズの香りとし、評価対象物Cの香りをフルーツの香りとし、評価対象物Dの香りをフローラルの香りとした。また、本実施例では、被験者の人数を16人(P1~P16)とし、各被験者が5つの評価対象物A~Eをこの順番で嗅いだときの香りの嗜好性を7段階で評価した。このため、本実施例では、図1の記録用紙に類似した嗜好の評価を7段階にした記録用紙(図示省略)を各被験者に渡して評価試験を実施した。
また、この評価試験では、同じ16人の被験者が試験のタイミング(日にちや時間帯)を合わせて同じ評価対象物A~Eの香りの嗜好性を4回ずつ評価した。その評価結果を表1~表4に示す。表1は1回目の評価結果を示し、表2は2回目の評価結果を示し、表3は3回目の評価結果を示し、表4は4回目の評価結果を示す。各表は、評価装置10の記録部4のデータ領域を示す。また、表5には、1~4回の評価結果を集計してまとめた。
ここでは、評価対象物A~Eの香りの嗜好性を評価する方法について説明するため、各表では香りの強度に関する評価値を表示していない。また、ここでは、各被験者による評価の信頼度を各回の評価試験ごとに判定する方法について説明するとともに、信頼度の高い評価値の平均値を出力する方法について説明し、中央値や最頻値を算出する方法の説明は省略する。
まず、表1に示す1回目の評価結果に基づいて、1回目の評価試験における各被験者P1~P16の評価の信頼度を判定する。本実施例では、下記の不等式を評価に用いるとともに、下記の不等式のしきい値Tthを0.1に設定した。
|第2の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth(=0.1)
しきい値Tthは、最大で(N-1)/Nであり、1未満である。本実施例における評価試験のように香りの評価試験に適当なしきい値Tthは、経験上好ましくは0.2未満と考えられる。仮に、しきい値Tthを0.2以上に設定すると、5段階評価で第2の評価結果と第1の評価結果との差が1である場合、上記の不等式を満たさないことになり、香りの評価試験における評価の信頼度としては不十分であると考えられる。
Figure 0007171503000001
例えば、被験者P1は、最初に嗅いだ評価対象物Aの香り(第1の香り)の嗜好性に関する評価値(第1の評価結果)が5であるのに対し、最後に嗅いだ評価対象物Eの香り(第1の香り)の嗜好性に関する評価値(第2の評価結果)が4であり、同じ香りを嗅いでいるにもかかわらず嗜好性に関する評価値が低くなっている。この場合、上述の不等式を満たさないため、当該被験者P1は、1回目の評価試験における評価の信頼度が低い被験者と判定(判定×)され、1回目の全ての評価対象物A~Eに対する評価値が信頼性の低いものとみなされて不採用となる。
被験者P2、P5~P7、P11~P16による評価結果についても、同様に、上述の不等式を満たさないため、評価値の信頼度が低いものと判定されて不採用(判定×)となる。
一方、例えば、被験者P3は、最初に嗅いだ評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価値が4であり、最後に嗅いだ評価対象物Eの香りの嗜好性に関する評価値も4であるため、同じ香りである評価対象物Aと評価対象物Eの嗜好性に関する評価が同じになっている。この場合、上述の不等式を満たすため、当該被験者P3は、1回目の評価試験における評価の信頼度が高い被験者と判定(判定〇)され、1回目の評価試験における全ての評価対象物A~Eに対する評価値が信頼度の高いものとみなされて採用される。
被験者P4、P8~P10による評価結果についても、同様に、上述の不等式を満たすため、評価値の信頼度が高いものと判定されて採用(判定〇)される。
つまり、1回目の評価試験において、評価対象物Eの香りの嗜好性に関する評価値が評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価値と同じである被験者(P3、P4、P8、P9、P10)は、これらの評価値を代入した上述の不等式を満たす被験者であるため、評価の信頼度の高い被験者とみなされ、当該被験者による嗜好性の評価値が採用される。
或いは、1回目の評価試験において、評価対象物Eの香りの嗜好性に関する評価値と評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価値との差が1であった被験者P1、P5~P7、P11、P13~P16については、不等式のTthの値に応じてその評価の信頼度を判定するようにしてもよい。例えば、Tthを予め0.2に設定すれば、被験者P1、P5~P7、P11、P13~P16による評価結果は、|第2の評価結果-第1の評価結果|/N=1/7=0.14で不等式を満たすことになり、被験者P1、P5~P7、P11、P13~P16は、1回目の評価試験における評価の信頼度が高い被験者と判定(判定〇)され、1回目の評価試験における全ての評価対象物A~Eに対する評価値が信頼性の高いものとみなされて採用される。
このように、上述した不等式のTthを評価試験毎に適当な値に設定することで、評価の基準となるしきい値を変更することができ、当該評価試験において許容する評価のぶれ(第1の評価結果に対する第2の評価結果の差分)を所望する値に設定することができる。なお、本実施形態においては、Tthを0.1に設定したため、被験者P1、P5~P7、P11、P13~P16による評価は全て不採用となった。
評価のぶれの許容範囲は、不等式を構成する評価段階の数(N)にも依存する。例えば、10段階評価(N=10)においてTthを0.1に設定した場合、評価対象物Eに対する評価値が評価対象物Aに対する評価値より“1”だけ大きい評価では、不等式は成り立たなくなり、当該評価結果は不採用となる。これに対し、11段階評価(N=11)においてTthを同じ値(0.1)に設定した場合、評価対象物Eに対する評価値が評価対象物Aに対する評価値より“1”だけ大きい評価は、不等式が成り立つことになり、当該評価結果が採用となる。
評価試験を実施する実施者は、評価段階Nを所望する値に設定してTthを適切な値に設定することで、評価結果の信頼性の有無を判定するためのしきい値を所望する値に設定することができることに加えて、評価のぶれを許容する範囲を所望するレベルに設定することができる。
そして、上述した1回目の評価結果に基づいて、評価対象物A~Dの香りの嗜好性を評価する場合、信頼度の高い評価値として採用された被験者(P3、P4、P8~P10)による評価値だけを評価対象物A~Dごとに集計し、その平均値を算出する。すなわち、評価対象物Aの香りの嗜好性は、(4+6+6+5+4)/5≒5.0となり、評価対象物Bの香りの嗜好性は、(4+6+4+5+4)/5≒4.6となり、評価対象物Cの香りの嗜好性は、(5+5+4+3+4)/5≒4.2となり、評価対象物Dの香りの嗜好性は、(4+7+5+6+4)/5=5.2となり、評価対象物Eの香りの嗜好性は、(4+6+6+5+4)/5=5.0となる。
2回目の評価試験においても、同様に、評価対象物Eの香りの嗜好性に関する評価値が評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価値と同じである被験者(P1~P4、P6、P7、P9、P10、P13、P15)によって評価された嗜好性の評価値を採用し、評価対象物Eの香りの嗜好性に関する評価値が評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価値と同じでない被験者(P5、P8、P11、P12、P14、P16)によって評価された嗜好性の評価値は、当該評価試験により予め設定したTthの値により、採用/不採用を決める。本実施形態では、Tthを0.1に設定したため、被験者P5、P8、P11、P12、P14、P16による評価は全て不採用とした。
Figure 0007171503000002
この場合、評価対象物Aの香りの嗜好性は、(4+5+5+6+5+4+5+4+5+5)/10≒4.8となり、評価対象物Bの香りの嗜好性は、(3+3+5+6+5+4+5+4+3+4)/10≒4.2となり、評価対象物Cの香りの嗜好性は、(3+4+5+5+4+2+3+4+3+5)/10≒3.8となり、評価対象物Dの香りの嗜好性は、(5+5+4+5+4+2+4+4+4+5)/10≒4.2となり、評価対象物Eの香りの嗜好性は、(4+5+5+6+5+4+5+4+5+5)/10≒4.8となる。
3回目の評価試験においても、同様に、評価対象物Eの香りの嗜好性に関する評価値が評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価値と同じである被験者(P1、P3~P5、P7、P10、P13、P16)によって評価された嗜好性の評価値を採用し、評価対象物Eの香りの嗜好性に関する評価値が評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価値と同じでない被験者(P2、P6、P8、P9、P11、P12、P14、P15)によって評価された嗜好性の評価値は、当該評価試験により予め設定したTthの値により、採用/不採用を決める。本実施形態では、Tthを0.1に設定したため、被験者P2、P6、P8、P9、P11、P12、P14、P15による評価は全て不採用とした。
Figure 0007171503000003
この場合、評価対象物Aの香りの嗜好性は、(4+5+6+5+4+4+5+5)/8≒4.8となり、評価対象物Bの香りの嗜好性は、(3+4+5+4+4+4+3+4)/8≒3.9となり、評価対象物Cの香りの嗜好性は、(4+5+5+4+4+4+4+4)/8≒4.3となり、評価対象物Dの香りの嗜好性は、(5+4+6+5+3+4+3+4)/8≒4.3となり、評価対象物Eの香りの嗜好性は、(4+5+6+5+4+4+5+5)/8≒4.8となる。
4回目の評価試験においても、同様に、評価対象物Eの香りの嗜好性に関する評価値が評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価値と同じである被験者(P1、P3、P4、P7、P9、P10、P12、P13、P15)によって評価された嗜好性の評価値を採用し、評価対象物Eの香りの嗜好性に関する評価値が評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価値と同じでない被験者(P2、P5、P6、P8、P11、P14、P16)によって評価された嗜好性の評価値は、当該評価試験により予め設定したTthの値により、採用/不採用を決める。本実施形態では、Tthを0.1に設定したため、被験者P2、P5、P6、P8、P11、P14、P16による評価は全て不採用とした。
Figure 0007171503000004
この場合、評価対象物Aの香りの嗜好性は、(3+5+6+4+5+4+6+5+5)/9≒4.8となり、評価対象物Bの香りの嗜好性は、(5+4+6+3+3+3+6+2+2)/9≒3.8となり、評価対象物Cの香りの嗜好性は、(3+5+6+4+3+4+6+4+5)/9≒4.4となり、評価対象物Dの香りの嗜好性は、(5+4+6+3+4+4+5+3+5)/9≒4.3となり、評価対象物Eの香りの嗜好性は、(3+5+6+4+5+4+6+5+5)/9≒4.8となる。
1~4回の評価試験に基づいてそれぞれ算出した評価対象物A~Eの香りの嗜好性に関する評価値の平均値を表5にまとめて示す。
Figure 0007171503000005
本実施形態の評価方法により得られる評価結果は、例えば、表5の形態であってもよいが、1~4回の評価値を評価対象物ごとに平均して出力してもよい。
以上のように、本実施形態によると、香りの異なる複数の評価対象物を用意して、最初に香りを嗅いだ評価対象物と同じ香りの別の評価対象物の香りを最後に嗅いだとき、香りの評価が同じであった評価結果を、信頼度の高い評価結果として採用するとともに、香りの評価が最初と最後で異なった評価結果をしきい値Tthに応じて採用/不採用を決めるようにした。このため、本実施形態によると、従来のように全ての評価データを採用する場合と比較して、信頼性の高い安定した評価結果を得ることができる。
つまり、評価対象物Eの香りの嗜好性に関する評価値と評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価値を代入した上述した不等式が満たされる場合、この評価をした被験者は、評価の信頼度が高い被験者であると判定することができる。この場合、まず、評価対象物Aに対する評価が信頼度の高い評価であると判定することができる。また、この場合、当該被験者が同時に評価した評価対象物B、C、Dに対する香りの嗜好性に関する評価値も信頼度の高い評価であると判定することができる。
このため、上述したように信頼度の高い評価値だけを集計して代表値(平均値、中央値、最頻値)を算出することで、信頼度の高い香りの評価が可能となる。この結果、最も評価の高い香りを選択することができ、評価の精度も高めることができる。例えば、上述した実施例における評価結果から、評価対象物A(すなわち評価対象物E)の嗜好性に関する評価結果が最も高いことがわかり、評価対象物Aを最も嗜好性の高い香りとして選択することができる。
また、上述した実施例のように、同じ評価試験を異なるタイミングで複数回行うことにより、例えば、被験者が空腹のときのデータや満腹のときのデータなどを自由にとることができ、一日のうちの各時間帯における香りの嗜好性の評価傾向なども正確に把握することができる。つまり、本実施形態によると、常に安定した評価結果を得ることができ、商品開発における有効な情報を提供することができる。また、例えば、香りのトップノート、ミドルノート、ラストノートの嗜好性を個別に評価したい場合などには、本実施形態の評価方法が有効である。
本実施形態のように、人の嗜好性を評価する場合、多くの被験者が同じ評価を付ける場合(バランスの悪い評価結果が得られる場合)が想定される。このような場合、信頼性が高い評価値を単に平均した平均値で香りを評価すると、満足な評価結果が得られない可能性がある。これに対し、例えば、複数の評価値の中央値で香りを評価すれば、平均値で評価した場合と比べてより正確な評価が可能となる。また、このような場合、複数の評価値の最頻値で香りを評価すると、多くの被験者が評価した評価結果を把握することができ、さらに正確な評価が期待できる。
以上、具体例をあげて本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、上述した実施例では、異なる香りの複数の評価対象物A~Eを用意して最初に嗅いだ評価対象物Aの香りと同じ香りの評価対象物Eの香りを最後に嗅いで評価することで、間に挟まれた評価対象物B、C、Dの香りの評価結果の信頼度を判定するようにした。しかし、上述した実施例のように、評価対象物Aと評価対象物Eの評価の間に残り全ての評価対象物B、C、Dの評価を必ずしも挟む必要はない。例えば、評価対象物をA、B、C、E、Dの順に評価して、評価対象物Eの香りの評価が評価対象物Aの香りの評価と同じである場合に、評価対象物B、C、Dの香りの評価の信頼度が高いものであると判定することもできる。
また、上述した実施形態では、香りの嗜好性と強度を別々に評価する場合について説明したが、これに限らず、香りの強度に関する評価結果を嗜好性の評価に用いることもできる。例えば、評価対象物Eの香りの嗜好性に関する評価結果が評価対象物Aの香りの嗜好性に関する評価結果と同じであり、且つ評価対象物Eの香りの強度に関する評価結果が評価対象物Aの香りの強度に関する評価結果と同じである場合に、評価対象物A、B、C、Dの香りの嗜好性に関する評価が信頼度の高い評価であるものと判定するようにしてもよい。
2…入力部、 4…記録部、 6…判定部、 8…演算部、 10…評価装置。

Claims (10)

  1. 被験者が第1の評価対象物の第1の香りを嗅いでN段階で評価した第1の評価結果を取得し、
    その後に、同じ被験者に前記第1の香りと異なる少なくとも1つの第2の評価対象物それぞれの第2の香りを嗅がせて前記N段階で評価させ、
    さらにその後に、同じ被験者が前記第1の香りと同じ香りであることを知らされずに前記第1の香りと同じ第3の評価対象物の香りを嗅いで前記N段階で評価した第2の評価結果を取得し、
    評価の基準となるしきい値をTthとし、前記第1および第2の評価結果が下の不等式を満たす場合に、前記第1の評価結果と前記第2の評価結果を平均した第3の評価結果を前記第1の香りの評価と判定する、
    |第2の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth
    香りの評価方法。
  2. 他の被験者を含む複数の被験者による評価に基づいて請求項1の評価方法により前記第1の香りの評価と判定した複数の前記第3の評価結果の代表値を算出して、この代表値を前記第1の香りの評価とする評価方法。
  3. 前記第2の香りは、複数の互いに異なる香りを含む、
    請求項1の評価方法。
  4. 被験者がする香りの評価は、香りの嗜好性に関する評価を含む、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載した評価方法。
  5. 被験者がする香りの評価は、香りの強度に関する評価を含む、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載した評価方法。
  6. 被験者が第1の評価対象物の第1の香りを嗅いでN段階で評価した第1の評価結果、および同じ被験者が前記第1の香りを嗅いだ後で且つ前記第1の香りと異なる少なくとも1つの第2の評価対象物それぞれの第2の香りを嗅いで前記N段階で評価した後に同じ被験者が前記第1の香りと同じ香りであることを知らされずに前記第1の香りと同じ第3の評価対象物の香りを嗅いで前記N段階で評価した第2の評価結果を記録する記録手段と、
    評価の基準となるしきい値をTthとし、前記記録手段に記録した前記第1および第2の評価結果が下の不等式を満たす場合に、前記記録手段に記録した前記第1の評価結果と前記第2の評価結果を平均した第3の評価結果を前記第1の香りの評価と判定する判定手段と、
    |第2の評価結果-第1の評価結果|/N<Tth
    を有する香りの評価装置。
  7. 他の被験者を含む複数の被験者が評価して前記記録手段に記録した前記第1および第2の評価結果に基づいて前記第1の香りの評価と判定した複数の前記第3の評価結果の代表値を算出して、この代表値を前記第1の香りの評価として出力する演算手段をさらに有する、
    請求項6の評価装置。
  8. 前記第2の香りは、複数の互いに異なる香りを含む、
    請求項6の評価装置。
  9. 前記第1乃至第3の評価結果は、香りの嗜好性に関する評価を含む、
    請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載した評価装置。
  10. 前記第1乃至第3の評価結果は、香りの強度に関する評価を含む、
    請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載した評価装置。
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