JP7171266B2 - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
特許文献2には、パンツ型使い捨ておむつの外包材が有する2枚のシートとは別に伸縮性シートが配されて高装着圧領域が形成されている。高装着圧領域は、着用者の腸骨稜から上前腸骨棘にかけての部位に当接するように配されている。
特許文献1及び2のように、おむつの腹側部及び背側部(前側ベルト部及び後側ベルト部)の密着性を部分的に高めることで、おむつのフィット性を高め、ズレ落ちを抑制できる。
特許文献2のように、伸縮性シートで高装着圧領域を形成する場合、弾性部材(伸縮性部材)の痕が付き難くなる。伸縮性シートの一例として伸縮性フィルムが挙げられているが、伸縮性フィルムの通気性は悪い。そのため、特許文献2のように、高装着圧領域に隙間なく伸縮性フィルムが配されていると、高装着圧領域の通気性が低下してしまう。さらに、特許文献2では、伸縮性フィルムが着用者の肌側に露出している。そのため、伸縮性フィルムが着用者の肌に沿って隙間なく密着しやすく、通気性がより低下してしまう。
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、
前側ベルト部と、後側ベルト部と、吸収性コアを備える吸収性本体とを有し、
前記前側ベルト部と前記後側ベルト部によって上端に胴回り開口の形成されたパンツ型使い捨ておむつであって、
前記前側ベルト部及び前記後側ベルト部は、
最も肌側に位置する肌側不織布と、最も非肌側に位置する非肌側不織布と、前記左右方向に伸縮する伸縮性部材とを有し、かつ、
前記胴回り開口の縁に沿った伸縮領域と、
前記前側ベルト部の前記左右方向の中央の前記伸縮領域に下側から隣接するベース領域と、
前記伸縮領域の下方に設けられた高圧力領域と、を有し、
単位幅の前記高圧力領域を、前記左右方向に単位長さ伸長させるための力は、前記単位幅の前記ベース領域を、前記左右方向に前記単位長さ伸長させるための力よりも大きく、
前記高圧力領域は、
前記前側ベルト部と前記後側ベルト部に亘って周状に設けられており、
前記肌側不織布と前記非肌側不織布の間において伸縮性フィルムを有し、かつ、
前記伸縮性フィルムが位置する部分に比べて通気性の良い通気部を有し、
前記前側ベルト部と前記後側ベルト部の少なくとも一方において、前記吸収性コアと前記前後方向に重ならず、
前記伸縮性部材は、伸縮性不織布であり、
前記伸縮性不織布は、前記肌側不織布と前記非肌側不織布の間であり、前記伸縮性フィルムよりも肌側に配置されていることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、前側ベルト部と、後側ベルト部と、吸収性コアを備える吸収性本体とを有し、前記前側ベルト部と前記後側ベルト部によって上端に胴回り開口の形成されたパンツ型使い捨ておむつであって、前記前側ベルト部及び前記後側ベルト部は、最も肌側に位置する肌側不織布と、最も非肌側に位置する非肌側不織布と、前記左右方向に伸縮する伸縮性部材とを有し、かつ、前記胴回り開口の縁に沿った伸縮領域と、前記前側ベルト部の前記左右方向の中央の前記伸縮領域に下側から隣接するベース領域と、前記伸縮領域の下方に設けられた高圧力領域と、を有し、単位幅の前記高圧力領域を、前記左右方向に単位長さ伸長させるための力は、前記単位幅の前記ベース領域を、前記左右方向に前記単位長さ伸長させるための力よりも大きく、前記高圧力領域は、前記前側ベルト部と前記後側ベルト部に亘って周状に設けられており、前記肌側不織布と前記非肌側不織布の間において伸縮性フィルムを有し、かつ、前記伸縮性フィルムが位置する部分に比べて通気性の良い通気部を有し、前記前側ベルト部と前記後側ベルト部の少なくとも一方において、前記吸収性コアと前記前後方向に重ならないことを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。
<<おむつ1の基本構成>>
図1は、パンツ型使い捨ておむつ1(以下、おむつ1ともいう)の概略斜視図である。図2は、展開且つ伸長状態のおむつ1の概略平面図である。なお、おむつ1の伸長状態とは、おむつ1を皺なく伸長させた状態であり、おむつ1を構成する各部材(例えば外装体20を構成するシート等)の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い長さになるまで伸長した状態である。図3は、図2のI-I線(左右方向の中央)での概略断面図である。
図4A~図4Cは、おむつ1を着用した状態を示す概念図である。図4Aは前側から見た図であり、図4Bは、後側から見た図であり、図4Cは横から見た図である。図では、第1高圧力領域31sと第2高圧力領域32sを一点鎖線で示している。
図5A~図5Bは、腹側外装体21及び背側外装体22の概略断面図である。図5Aは、本実施形態の断面図であり、図5Bは、変形例の断面図である。
図6Aは、高圧力領域30sの説明図であり、図6Bは、通気部34と溶着部40の説明図である。
図7A~図7Cは、変形例の高圧力領域30sの説明図である。図7Aは、自然状態の伸縮性フィルム30を示し、図7Bは、左右方向に伸長した状態の伸縮性フィルム30を示す。図7Cは、溶着部40の大きさを示す。
10 吸収性本体、11 吸収性コア、
12 トップシート、13 バックシート、14 立体ギャザー部、
20 外装体、
21 腹側外装体(前側ベルト部)、21s ベース領域、
22 背側外装体(後側ベルト部)、
213,223 肌側シート(肌側不織布)、
214,224 非肌側シート(非肌側不織布)、
215,225 伸縮性不織布(伸縮性部材)、
23 股下外装体、24 端部接合領域、
26 胴回り弾性部材、26s 伸縮領域、
27 脚回り弾性部材、
30 伸縮性フィルム、30s 高圧力領域、
31s 第1高圧力領域、32s 第2高圧力領域、
33s 低圧力領域、34 通気部、
40 溶着部、50 開孔(通気部)、
Claims (9)
- 互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、
前側ベルト部と、後側ベルト部と、吸収性コアを備える吸収性本体とを有し、
前記前側ベルト部と前記後側ベルト部によって上端に胴回り開口の形成されたパンツ型使い捨ておむつであって、
前記前側ベルト部及び前記後側ベルト部は、
最も肌側に位置する肌側不織布と、最も非肌側に位置する非肌側不織布と、前記左右方向に伸縮する伸縮性部材とを有し、かつ、
前記胴回り開口の縁に沿った伸縮領域と、
前記前側ベルト部の前記左右方向の中央の前記伸縮領域に下側から隣接するベース領域と、
前記伸縮領域の下方に設けられた高圧力領域と、を有し、
単位幅の前記高圧力領域を、前記左右方向に単位長さ伸長させるための力は、前記単位幅の前記ベース領域を、前記左右方向に前記単位長さ伸長させるための力よりも大きく、
前記高圧力領域は、
前記前側ベルト部と前記後側ベルト部に亘って周状に設けられており、
前記肌側不織布と前記非肌側不織布の間において伸縮性フィルムを有し、かつ、
前記伸縮性フィルムが位置する部分に比べて通気性の良い通気部を有し、
前記前側ベルト部と前記後側ベルト部の少なくとも一方において、前記吸収性コアと前記前後方向に重ならず、
前記伸縮性部材は、伸縮性不織布であり、
前記伸縮性不織布は、前記肌側不織布と前記非肌側不織布の間であり、前記伸縮性フィルムよりも肌側に配置されていることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。 - 請求項1に記載のパンツ型使い捨ておむつであって、
前記伸縮領域では、前記左右方向に伸縮する複数の糸状弾性材が前記上下方向に間隔を空けて配置されており、
前記前側ベルト部の前記左右方向の中央において、前記高圧力領域の上端から前記前側ベルト部の前記上端までの前記上下方向の長さは、前記高圧力領域の前記上下方向の長さよりも長いことを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。 - 請求項1又は2に記載のパンツ型使い捨ておむつであって、
前記高圧力領域では、前記左右方向に長い複数の前記伸縮性フィルムが前記上下方向に間隔を空けて配置されており、
前記上下方向に並ぶ前記伸縮性フィルムの間の部位が前記通気部であることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。 - 請求項3に記載のパンツ型使い捨ておむつであって、
前記高圧力領域において、前記伸縮性フィルムが位置する部分の面積の方が、前記上下方向に並ぶ前記伸縮性フィルムの間の前記通気部の面積よりも大きいことを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。 - 請求項3又は4に記載のパンツ型使い捨ておむつであって、
前記前側ベルト部及び前記後側ベルト部の前記左右方向の側部では、前記左右方向の中央部に比べて、前記通気部の面積を前記高圧力領域の面積で除した値が大きいことを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。 - 請求項3から5の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつであって、
前記伸縮性フィルムは、前記伸縮性フィルムを貫通する開孔を有さないことを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。 - 請求項1から5の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつであって、
前記伸縮性フィルムは、前記伸縮性フィルムを貫通する開孔を有し、
前記開孔が前記通気部であることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。 - 請求項1から7の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつであって、
前記肌側不織布、前記非肌側不織布、前記伸縮性部材、及び、前記伸縮性フィルムは、同一の溶着パターンによって前記前後方向に溶着されていることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。 - 請求項8に記載のパンツ型使い捨ておむつであって、
前記溶着パターンは、複数の溶着部が点在するパターンであり、
前記パンツ型使い捨ておむつを伸長させた状態において、前記通気部の面積の方が、前記高圧力領域に位置する前記溶着部の面積よりも大きいことを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。
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JP2018124400A JP7171266B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | パンツ型使い捨ておむつ |
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Citations (1)
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JP2016022022A (ja) | 2014-07-17 | 2016-02-08 | 株式会社リブドゥコーポレーション | 使い捨て着用品 |
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2018
- 2018-06-29 JP JP2018124400A patent/JP7171266B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016022022A (ja) | 2014-07-17 | 2016-02-08 | 株式会社リブドゥコーポレーション | 使い捨て着用品 |
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