JP7169548B2 - カーライフスタイル支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、カーライフスタイル支援システムに関する。
カーライフ支援システムには、特許文献1~特許文献3に示すようなものが提案されている。具体的には、特許文献1には、対象者の心の状態を良好にするとともに、組織を活性化して生産性を向上させるバイタリティ値管理装置に関するものが示され、特許文献2には、出会いイベントで男女の活性度を表示するものが示されている。また、特許文献3には、マッチングを質問者キャラクタが仲介するものが提案されている。
ところで、近年、車両に通信機器が搭載され、種々のコネクティッドサービスが提案されつつある。このような状況下、地域住民が助け合うコミュニティに、その地域の外に住むドライバーたちが参加して直接的な関わり合いを持つようになれば、人と人とを通じたリアルな発見、体験、成長が生まれ、車を使用するユーザの心と体の活性化を図ることができると考えられる。換言すれば、地域の課題は、視点を変えれば、その地域の外の人にとっては、「体験したくなる価値」「ワクワクさせる力」を生じさせる可能性があるということである。このため、このような場合、地域住民がホストとなって、そのホストのアドバイスを、当該地域の外に住むドライバーがゲストとして受けるようにすれば、そのゲストは、当該地域のコミュニティに対する関わりを深いものにすることができ、ゲストの心と体の活性化を効果的に図ることができる。
特開2018-92363号公報 特開2017-59002号公報 特許第5977664号公報
しかし、ホストがゲストを車で案内して当該地域内でアクティビティー(活動、行動、遊び等)を行う際、ゲストがコースを複数の中から選択し、そのゲストが選択したコースにおいて、ホストが一方的な思い込みの下で一方的に案内を行うこととした場合には、そのものは、当該地域のコミュニティにホストを通じて関わり合いを持つといえども、従前の事前決定の観光ツアーの域を出るものではない。このため、このような場合には、想定外(期待以上)のアクティビティーを生起することができず、ゲストの心と体の活性化を十分に図ることができない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、その目的は、一地域の住民であるホストがゲストを車両で案内して当該地域でアクティビティーを行う際、想定外のアクティビティーを生起できるカーライフスタイル支援システムを提供することにある。
前記目的を達成するために本発明にあっては、下記(1)~(7)とした構成とされている。
(1)一地域のホストが当該地域外のゲストを車案内して当該地域で車両を用いてアクティビティーを行うカーライフスタイル支援システムであって、
前記アクティビティーの支援を行う支援管理装置と、前記支援管理装置に対して通信可能とされ該支援管理装置との間で前記ゲストに関する情報をやり取りする第1通信端末と、前記支援管理装置に対して通信可能とされ該支援管理装置との間で前記ホストに関する情報をやり取りする第2通信端末と、が備えられ、
前記支援管理装置に、前記ゲスト及び前記ホストに対するアンケート情報を記憶する記憶部と、前記第1通信端末及び前記第2通信端末へ、前記記憶部が記憶するアンケート情報を少なくともイベント時に発信するアンケート発信部と、が備えられ、
前記第1通信端末に、前記支援管理装置からの前記アンケート情報が該第1通信端末から出力されたとき、前記ゲストによるアンケートの回答情報を検出するゲスト用第1検出部と、該ゲストの身体情報を少なくとも該ゲスト用第1検出部の検出に同期して検出するゲスト用第2検出部と、が備えられ、
前記第2通信端末に、前記支援管理装置からの前記アンケート情報が該第2通信端末から出力されたとき、前記ホストによるアンケートの回答情報を検出するホスト用第1検出部と、該ホストの身体情報を少なくとも該ホスト用第1検出部の検出に同期して検出するホスト用第2検出部と、が備えられ、
前記第1通信端末又は前記支援管理装置のいずれかにゲスト用分析部が備えられると共に、前記第2通信端末又は前記支援管理装置のいずれかにホスト用分析部が備えられ、
前記ゲスト用分析部が、前記ゲスト用第1検出部の検出結果に基づき、前記ゲストの感情項目について主観的評価を導き出すと共に、前記ゲスト用第2検出部の検出結果に基づき、該主観的評価を導き出した感情項目と同一とされるゲストの感情項目について客観的評価を導き出すように設定され、
前記ホスト用分析部が、前記ホスト用第1検出部の検出結果に基づき、前記ゲストの感情項目と同一とされる前記ホストの感情項目について主観的評価を導き出すと共に、前記ホスト用第2検出部の検出結果に基づき、該ホストの主観的評価を導き出した感情項目と同一とされる該ホストの感情項目について客観的評価を導き出すように設定されている構成とされている。
この構成によれば、ホストが当たり前と感ずる地元の事物でもゲストにとって驚きがある日々の現象に着目し、当該地域の事物について、ゲストの主観的評価とホストの主観的評価との差(驚き、興味度合い)、ゲストにおける主観的評価と客観的評価との差(信頼性)等に基づき、当該地域における事物に対するゲストの興味度合いの客観的情報を収集することができ、ホストは、その客観的情報に基づき、ゲストに対して、一方的な思い込みによることなく適正な認識の下で的確な案内を行うことができる。このため、当該システムを用いれば、ホストの案内を、一方的な思い込みを防いでゲストにとって興味が高いものに振り向けることができ、当該地域を訪れるゲストに対して想定外(期待以上)のアクティビティーを生起することができる。
(2)前述の(1)の構成の下で、
前記支援管理装置に情報調整部が備えられ、
前記情報調整部が、前記ゲスト用分析部の分析結果に基づき、前記感情項目についての主観的評価と客観的評価とを相対比較可能な図表情報として調整すると共に、前記ホスト用分析部の分析結果に基づき、前記感情項目についての主観的評価と客観的評価とを相対比較可能な図表情報として調整するように設定されている構成とされている。
この構成によれば、ゲスト及びホストについての感情項目の主観的評価と客観的評価とを視覚を通じて利用できることになり、ゲスト及びホストについての感情状況を把握し易くすることができる。
(3)前述の(2)の構成の下で、
前記支援管理装置に、
前記情報調整部の出力結果に基づき、同一の感情項目についての主観的評価と客観的評価とを、前記ゲストと前記ホストとの比較において示す統合画面情報を作成する統合画面情報作成部と、
前記統合画面情報作成部が作成した前記統合画面情報について配信要求があったとき、該配信要求に係る端末に、該統合画面情報を配信する統合画面情報配信部と、
が備えられている構成とされている。
この構成によれば、配信要求端末において、ゲストとホストとの比較において、主観的評価と客観的評価とを示す図表が表示されることになり、ホストの評価を基準として、ゲストが興味を抱くものを視覚を通じて容易に把握することができる。
(4)前述の(2)又は(3)の構成の下で、
前記ゲスト用分析部が、前記ゲストの感情項目として、複数の各感情項目について主観的評価と客観的評価とを導き出すように設定され、
前記ホスト用分析部が、前記ホストの感情項目として、前記ゲストの複数の感情項目と同一の複数の各感情項目について主観的評価と客観的評価とを導き出すように設定され、
前記情報調整部が、前記複数の各感情項目についての主観的評価と客観的評価とを相対比較可能な図表情報として調整するように設定されている構成とされている。
この構成によれば、複数の各感情項目から、ホストを基準としてゲストが興味を抱くものを視覚を通じてより容易に把握することができ、ゲストに対して想定外(期待以上)のアクティビティーを体験させる上で好ましいものとなる。
(5)前述の(4)の構成の下で、
前記情報調整部が、前記図表情報として、多角形状の各頂点を前記複数の各感情項目とするレーダーチャート情報を作成するように設定されている構成とされている。
この構成によれば、配信要求端末に表示されるレーダーチャートを用いて、複数の各感情項目から、ホストを基準として、ゲストが興味を抱くものを的確に把握することになり、把握を、より具体的且つ容易に行うことができる。
(6)前述の(1)~(5)のいずれかの構成の下で、
前記第1通信端末のゲスト用第2検出部が、身体情報を常時検出するように設定されていると共に、前記ゲスト用分析部が、該ゲスト用第2検出部が身体情報のいずれかの項目について所定以上の検出値を検出したと判断したときには、前記第1通信端末、前記第2通信端末、及び支援管理装置が前記イベント時と同様の処理を行うように設定されている構成とされている。
この構成によれば、ゲストの生体情報に基づき、イベント時以外においても、ゲストが興味を抱いている可能性があるときには、そのときの事物の評価を行うことができ、想定外(期待以上)のアクティビティーを生起する上で、新たな気づきを得ることができる。
(7)前述の(1)~(6)のいずれかの構成の下で、
前記ゲスト用分析部と前記ホスト用分析部とが一体的な分析部として構成され、
前記分析部が前記支援管理装置に備えられている構成されている。
この構成によれば、ゲスト用分析部とホスト用分析部とが一つにまとまった状態で、ゲスト及びホストに対する分析を行うことができ、当該カーライフスタイル支援システムにおける構成の簡素化を図ることができる。
本発明によれば、一地域の住民であるホストがゲストを車両で案内して当該地域でアクティビティーを行う際、想定外(期待以上)のアクティビティーを生起できる。
実施形態に係る管理サイトと関係者等との関係を示す概念図。 実施形態に係るカーライフスタイル支援システムの機能構成の概略を示すブロック図。 管理サイトにおける演算処理部が、アンケート発信部、分析部(ゲスト用分析部、ホスト用分析部)、情報調整部、統合画面情報作成部、統合画面情報配信部を構成している状態を概念的に示す図。 ゲスト端末(ホスト端末、車載端末)における演算処理部が、閲覧表示部、測位部を構成している状態を概念的に示す図。 管理サイトとゲスト等(ホスト、アンバサダー)との情報のやり取りを説明する説明図。 ホスト推薦画面の一例を示す図。 実施形態の内容を説明する説明図。 ゲスト端末に表示される統合画面の一例を説明する説明図。 ゲストの評価とホストの評価との利用の仕方の一例を説明する説明図。 実施形態に係る管理サイトの処理の一例を示すフローチャート。 実施形態に係る管理サイトによる評価見直しの一例を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
本実施形態に係るカーライフスタイル支援システム1は、コネクティッドサービスを利用し、過疎地等の地域住民が助け合うコミュニティに、その地域外のドライバーたちが参加し直接的な関わり合いをもつようにすれば、人と人とを通じたリアルな発見、体験、成長が生まれ、車を使用するユーザの心と体の活性化を図ることができるとの考えに基づいている。このため、カーライフスタイル支援システム1においては、図1で概念的に示すように、支援管理装置としての管理サイト(具体的には情報処理装置としての管理サーバ)2に、ネットワークとしてのインターネット3等(電話網等は図示略)を利用して、ゲスト4、アンバサダー(地域活性化協力者)5、ホスト6からなる各関係者、車両7が関わる。
前記管理サイト2は、管理サーバとして、カーライフスタイルの支援サービスにおいて中核をなすものである。この管理サイト2は、基本的に、上記各関係者4~6の端末からの情報を受け取り、それに対応したものを返答する。その返答において、車両7のルートを演算することが関係者4~6に要求された場合には、管理サイト2は、ルート演算サービスサイト8にその演算を依頼し、その結果を、要求した関係者4~6の端末に送ることになる。
前記ゲスト4は、本カーライフスタイル支援サービスを通じて新しい体験を求める人であって、自分のカーライフ圏から離れた当該地域を訪問するカードライバーである。このゲスト4は、スマートフォン等であるゲスト端末(通信端末)10を介して管理サイト2との間で情報のやり取りを行うことができ、この情報のやり取りにより、管理サイト2から当該地域でのアクティビティーについて支援を受けることになる。この場合、このゲスト4の体験は、SNS等の連携機能を通じて友人に伝達することができる。
前記アンバサダー5は、当該地域に在住して趣味や地域の魅力を発信したい人又は団体であって、地域活性化の観点から種々の手助けを行う協力者である。このアンバサダー5は、上記特性を有し、当該地域について情報通であることが求められることから、予め適任者か否かの審査を受け、その適任者がアンバサダー5として管理サイト2に登録されることになる。このアンバサダー5は、スマートフォン等であるアンバサダー端末(第1通信端末)11を介して管理サイト2との間で情報のやり取りを行うことができる。
前記ホスト6は、上記アンバサダー5のうちから、ゲスト4と同行して当該地域を案内する人として選定された人である。このホスト6の特性がゲスト4の案内に活用され、ゲスト4は、「体験したくなる価値」「ワクワクさせる力」を得ることになる。このホスト6は、スマートフォン等であるホスト端末(第2通信端末)12を介して管理サイト2との間で情報のやり取りを行うことができる。
前記車両7として、カーライフスタイル支援サービスを受けるに際して、ゲスト4の車両7又はホスト6の車両7が利用される。すなわち、ゲスト4は、基本的に、ホスト6の同行案内を受けるが、その際、ゲスト4が自己の車両7にホスト6を同乗させて案内を受ける態様、又はホスト6の車両7にゲスト4が同乗して案内を受ける態様がとられる。この車両7には、車載端末(第1又は第2通信端末)51が設けられている。この車載端末51は、管理サイト2との間で情報のやり取りを行うことができる。
カーライフスタイル支援システム1においては、管理サイト2、ゲスト端末10、アンバサダー端末11、ホスト端末12、及び車載端末51の各機能は、図2に示すシステム構成図により実現される。管理サイト2には、コンピュータとしての機能を確保すべく、記憶部2Aと、演算処理部2Bと、通信部2Cとが備えられ、ゲスト端末10、アンバサダー端末11、ホスト端末12及び車載端末51においても、同様に、それぞれ、記憶部10A,11A,12A、51Aと、演算処理部10B,11B,12B、51Bと、通信部10C,11C,12C、51Cとが備えられ、さらには、タッチパネル10D,11D,12D,51Dと、音声出力部10E,11E,12E,51Eと、音声入力部10F,11F,12F,51Fと、GPS(Global Positioning System)信号受信部10G,11G,12G,51Gと、身体情報検出部10H,11H,12H,51Hとが備えられている。この場合、ゲスト端末10の音声入力部10Fが、ゲスト用第1検出部及びゲスト用第2検出部として用いられ、ホスト端末10の音声入力部12Fが、ホスト用第1検出部及びホスト用第2検出部として用いられる。ゲスト端末10の身体情報検出部10Hは、ゲスト用第2検出部として用いられ、身体情報検出部12Hは、ホスト端末10のホスト用第2検出部として用いられる。
上記ゲスト端末10、アンバサダー端末11、ホスト端末12及び車載端末51は、その各構成が同じとされている。このため、それらの代表として、ゲスト端末10について説明し、アンバサダー端末11、ホスト端末12及び車載端末51については、特別な内容を除き、図2において、各符号「11」、「12」、「51」に各要素の符号「A~H」を付加したものを示すことによりそれらの説明を省略する。
上記ゲスト端末10において、タッチパネル10Dは、表示部及び入力部となるタッチ式入力装置であり、音声出力部10Eは、音、音声を外部に発するものである。また、音声入力部10Fは、マイクとして、音、音声を入力するものであり、音声については、本実施形態においては、その音声入力部10Fが、音声の伝達内容と、音声自体(音声の質)を取り込むことになる。GPS信号受信部10Gは、GPS衛星からの信号を受信するものである。
身体情報検出部10Hは、メンタル(感情)とフィジカルの双方を含む情報(生体情報等)を検出するものとして、図2では総括的なものとして示されている。この身体情報検出部10Hには、複数種類の各感情項目(例えば、楽しさ、つらさ、嬉しさ、悲しさ、のんびり感等)を分析結果として得られるようにすべく、複数の生体情報を検出する一連のセンサ、素子等が含まれる。本実施形態においては、ゲスト端末10の身体情報検出部10Hと共に、そのゲスト端末10に対して通信可能となるリストバンド型ウェアラブル端末(図示略)が用いられ、このリストバンド型ウェアラブル端末をゲスト4が腕に取付けることにより、その心拍変動(心電波形)、発汗状態を表す皮膚抵抗等が検出され、それがゲスト端末10に送信されることになる。ホスト6においても同様に、ホスト端末12の身体情報検出部12Hと共に、リストバンド型ウェアラブル端末(図示略)が用いられ、そのリストバンド型ウェアラブル端末により検出情報がホスト端末12に送信される。また車載端末51においては、車両7のステアリングハンドルに取付けられた心拍計測装置及び皮膚抵抗装置、車両7のルームミラー上部等に取付けられたカメラ等が車載端末51に対して通信可能となっており、心拍計測装置及び皮膚抵抗装置により検出された心拍変動(心電波形)と皮膚抵抗、カメラにより検出された人の瞳孔径、眼球運動、頭部や肩の位置・向きを含む上半身の挙動、顔の表情等は、車載端末51に送信される。人の感情項目の検出に当たって、人は、精神的なストレスを感じる緊張状態において、心拍変動を生じ、発汗が促進され、瞳孔径が拡大し、眼球運動の大きさが大きくなること、また人の緊張状態においては、車両の加減速時や旋回時に、頭部や肩の位置・向きを含む上半身の挙動が大きくなること、さらに人の緊張状態において、顔の表情(特定の部位の変位距離等)に変化が表れることに着目したものである。また本実施形態においては、身体情報としての音声も取り込まれることになっており、その取り込みについては、各端末10~12,51が本来有している前述の音声入力部10F(11F、12F,51F)が利用される。人が発する音声が、人がコントロールできる随意的要素と、脳の情動(emotion)に関連する不随意的要素を含んでいること、すなわち、声帯は脳の情動をつかさどる部位と迷走神経でつながっており、脳での情動が声帯の動きに影響を及ぼし、その脳の情動が音声パラメータ(基本周波数、音圧、ピッチ周波数、周波数分布、速度、強度変化等)に影響を及ぼすことに着目したものである。
この場合、ステアリングハンドルに取付けられた心拍計測装置及び皮膚抵抗装置による検出に当たっては、勿論、運転手となるべき者がゲスト4又はホスト6のいずれであるかが事前に特定されることになる。また、カメラによる撮像については、その1台がゲスト4とホスト6の両方を撮像する場合、2台の各カメラがゲスト4、ホスト6をそれぞれ撮像する場合のいずれであってもよい。このように、車載端末51の存在により、生体情報が重複又は補完しながら検出されることになるが、このようなゲスト端末10、ホスト端末12及び車載端末51の機能から、本実施形態においては、車載端末51が第1、第2通信端末の要素として両機能を有し、ゲスト端末10と車載端末51とが第1通信端末を構成し、ホスト端末12と車載端末51とが第2通信端末を構成することになる。
また、ゲスト端末10において、記憶部10Aは、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶素子をもって構成されている。この記憶部10Aには、必要なプログラム(アプリケーション、ソフトウェア)として、上記各素子等10D~10Fを作動させる各種アプリケーションプログラムに加えて、管理サイト2からの配信情報を閲覧表示させるもの、GPSに関するもの(受信したGPS信号に基づき、自己位置を演算処理等するもの)等が格納されている。演算処理部10Bは、CPU(Central Processing Unit)をもって構成され、その演算処理部10Bは、記憶部10Aから読み出されたプログラムの下で、閲覧表示部10Ba,測位部10Bc等として機能する。
前記管理サイト2については、通信部2Cが、ゲスト端末10、アンバサダー端末11、ホスト端末12及び車載端末51の各通信部10C,11C,12C,51Cとの間でそれぞれ通信可能となっており、管理サイト2は、ゲスト端末10、アンバサダー端末11、ホスト端末12、車載端末51との間で情報のやり取りを行うことができることになっている。
この管理サイト2の記憶部2Aも、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶素子をもって構成されている。その記憶部2Aには、必要な各種情報として、当該地域における各地点情報(イベント地点情報:地点表示情報、地点内容情報、位置情報)、ゲスト4及びホスト6に対する音声アンケート情報等が記憶部2Aに記憶されている。また、必要な各種プログラムとしては、基本プログラムの他に、音声アンケート情報を発信するもの、音声アンケートに対する回答内容(本実施形態においては、音声による回答内容)に基づき、ゲスト4の各感情項目について主観的評価を導き出すと共に、身体情報検出部10H、51Hの検出結果に基づき、上記各主観的評価を導き出した各感情項目と同一とされるゲスト4の各感情項目について客観的評価を導き出すもの、音声アンケートに対する回答内容(本実施形態においては、音声による回答内容)に基づき、ホスト6の各感情項目について主観的評価を導き出すと共に、身体情報検出部12H、51Hの検出結果に基づき、上記各主観的評価を導き出した各感情項目と同一とされるホスト6の各感情項目について客観的評価を導き出すもの、各感情項目についてのゲスト4の主観的評価と客観的評価とを相対比較可能な図表情報としてのレーダーチャート情報に調整すると共に、各感情項目についてのホスト6の主観的評価と客観的評価とを相対比較可能な図表情報としてのレーダーチャート情報に調整するもの、各感情項目についての主観的評価と客観的評価とを、レーダーチャートの下で、ゲスト4とホスト6との比較において並列に示す統合画面情報を作成するもの、その統合画面情報について配信要求があったとき、配信要求に係る端末にその統合画面情報を配信するもの等が記憶部2Aに格納されている。この各種プログラム等は、必要に応じて、演算処理部2Bにより読み出され、また、必要な情報が記憶部2Aに適宜、記憶される。
演算処理部2Bも、CPU(Central Processing Unit)をもって構成されている。この演算処理部2Bは、記憶部2Aから読み出されたプログラムに基づき、図3に示すように、アンケート発信部2Bl、分析部2Bm(ゲスト用分析部2Bm1、ホスト用分析部2Bm2)、情報調整部2Bn、統合画面情報作成部2Bo、統合画面情報配信部2Bpとして機能する。
上記カーライフスタイル支援システム1においては、ゲスト4が想定外(期待以上)のアクティビティーを効果的に体験できるようにするために、当該地域における事物に対する当該地域を訪れるゲスト4の興味度合いについて、客観的情報を収集することにより、ホストが、一方的な思い込みによることなくゲスト4を的確に案内する仕組みが作られている。図5に基づき具体的に説明する。
(1)カーライフスタイル支援システム1においては、ゲスト4が管理サイト2にアクセスすると、カーライフスタイル支援サービスへの参加申請確認表示とアンケート依頼情報とがゲスト端末10に送信され、そのアンケート回答情報を参加同意書(図示略)と共に管理サイト2が受け取ると、管理サイト2は、アンケート回答情報(興味行為等)とアンバサダー5の登録情報(経験、趣味等)との照合等からなるホスト推薦処理に基づき、参加申請を行ったゲスト4のためにおすすめホスト6を推薦する。図6は、管理サイト2からゲスト端末10に送信されたホスト推薦画面20である(図6中、符号21aが「おすすめホスト」の欄、符号21bが「その他のホスト一覧」の欄、符号22がおすすめルート、おすすめ案内サービス、具体的な得意行為、趣味等へのリンク表示)。ゲスト4は、このホスト推薦画面20に表示されるおすすめホスト、或いはその他のホスト候補中から一人を選び、その者が提案する案内サービスにゲスト4が同行を申し出て、その申し出が受け入れられると、その者がゲスト4に対する正式なホスト6となる。これ以後、管理サイト2により、ホスト6提案の行先コースの検討画面、行先コースのルートマップ及び関連情報、最終到着地までのルートマップ及び関連情報の提供を受ける支援を受け(図5参照)、その支援の下で、ホスト6の特性、経験、趣味等がゲスト4のアクティビティーに有効に利用される。
(2)このようなカーライフスタイル支援システム1においては、ホスト依頼の受諾後、そのホスト6の同行案内の下で、ゲスト端末10からルート(経路)を選択することにより、そのルートが示されたルートマップを管理サイト2に要求することがある。例えば、ホスト6のおすすめルート等(図6参照)の一つ(ルート(経路)名)を選択して、そのルートが示されたルートマップを管理サイト2に要求するような場合である。これにより、車載端末51の表示部ないしはゲスト端末10等のタッチパネル10Dにおいて、例えば、図7に示すように、色付けされたルート31(図7では灰色)を含むルートマップ32が表示されることになり、車両7は、アクティビティーを実行すべく、このルート31を利用して進むことになる。
(3)この図7に示す例をもって管理サイト2等の処理を説明する。この場合、身体情報(生体情報等)の検出に関しては、理解の簡単化のために、ゲスト4についてはゲスト端末10が用いられ、ホスト6についてはホスト端末12が用いられるものとし、車載端末51についての記載は、特別な場合を除いて省略する。
ルートが選択されると、ゲスト端末10等に、ルート31と共に、そのルート31沿いにイベント地点P1,P2等が表示される。イベント地点P1,P2は、ホスト6おすすめの地点ないしは事物が存在する場所であって、ホスト6がゲスト4のために想定外のアクティビティーを体験させる意図をもって設定された場所(景勝地、史跡、遊技場、活動地等)であり、ゲスト4とホスト6とは、車両7により出発地点からイベント地点P1,P2の順に訪れることになる。
(4)車両7がイベント地点P1に到着すると、その到着をゲスト端末10等の測位部10Bcからの情報により管理サイト2が判断し、アンケート発信部2Blがゲスト端末10及びホスト端末12に対してアンケート情報を送信する。これにより、ゲスト端末10及びホスト端末12の音声出力部10E,12Eは、ゲスト4及びホスト6に対してアンケートを発する。アンケートの内容は、イベント地点P1でのゲスト4及びホスト6の感情を複数の各感情項目(例えば、楽しさ、つらさ、嬉しさ、悲しさ、のんびり感等)の観点から問うものであり、その各度合い(評価レベル)も、併せて問われる。例えば、「イベント地点P1は、楽しいですか?嬉しいですか?のんびり感はありますか?それとも、つらいですか?悲しいですか?その状態はどの程度ですか?「非常大きい(100点)?」「大きい(75点)?」「普通(50点)?」「小さい(25点)?」「非常小さい(0点)?」」等が問われ、そのアンケートに対するゲスト4及びホスト6の回答が音声入力部10H,12H(ゲスト用第1検出部、ホスト用第1検出部)を介してゲスト端末10、ホスト端末12に入力される。これらは、各端末10,12から管理サイト2に送信され、管理サイト2は、その分析部2Bmが、各端末10,12から送信されてくる身体情報を分析する。この分析部2Bmは、本実施形態においては、ゲスト用分析部2Bm1とホスト用分析部2Bm2とが一体となったものとして構成されており、その分析部2Bmにおけるゲスト用分析部2Bm1が、音声入力部10Hからの入力内容に基づき、複数の各感情項目についてゲスト4の主観的評価を導き出し、分析部2Bmにおけるホスト用分析部2Bm2が、音声入力部12Hからの入力内容に基づき、複数の各感情項目についてホスト6の主観的評価を導き出す。勿論このとき、管理サイト2からゲスト端末及びホスト端末12に対するアンケート情報を文字情報とし、ゲスト4及びホスト6が、その各端末10,12を通じて文字入力を行うことにより、アンケートの回答を行ってもよい。このとき、本実施形態においては、アンケートに対するゲスト4、ホスト6の回答音声が、後述するように、身体情報として、音声入力部10H,12Hを介してゲスト端末10、12にそれぞれ入力され、それらは、各端末10,12から管理サイト2に送信される。
(5)他方、ゲスト端末10及び車載端末51(第1通信端末)には、常時、前述の身体情報検出部10H、51H(ゲスト用第2検出部)から身体情報が入力され、ホスト端末12及び車載端末51(第2通信端末)には、常時、前述の身体情報検出部12H、51H(ホスト用第2検出部)から身体情報が入力されている。これらは、各端末10,12から管理サイト2に送信され、管理サイト2は、その分析部2Bmにおけるゲスト用分析部2Bm1が、身体情報検出部10H、51Hからの身体情報に基づき、複数の各感情項目についてゲスト4の客観的評価を導き出し、分析部2Bmにおけるホスト用分析部2Bm2が、身体情報検出部12H、51Hからの身体情報に基づき、複数の各感情項目についてホスト6の客観的評価を導き出す。この際、前述の通り、身体情報と緊張状態との相対関係があることから、そのことを利用して、ゲスト4、ホスト6の心理状態が推理される。例えば、分析部2Bmは、身体情報の測定値の大きさ(心拍変動を周波数解析して得られた周波数、皮膚抵抗、瞳孔径、眼球運動、上半身の挙動、顔の特定部位の移動距離)に基づぃて、緊張度(例えば、最低0~最高10の範囲)を推定し、そのことを上記各感情項目に反映する。
(6)またこのとき、前述の通り、各分析部2Bm1,2Bm2には、アンケートに対するゲスト4、ホスト6の回答音声が、身体情報としてそれぞれ入力されており、その各音声も、複数の各感情項目についての客観的評価を導き出す際に、検討要素として加味される。この際、所定の音声パラメータ(例えば、基本周波数の大きさ、基本周波数での強度)と各感情項目(例えば、楽しさ、つらさ、嬉しさ、悲しさ、のんびり感等)との相関関係を示すテーブルを記憶部2Aに記憶しておき、各分析部2Bm1,2Bm2が、このテーブルに基づいて音声を分析することにより、各感情項目の割合を推定することが好ましい。またこの際、所定の音声パラメータ(例えば、ピッチ周波数)を所定値と比較することにより、興奮の度合い(興奮度:例えば、最低0~最高10の範囲)を推定し、興奮度と各感情の推定割合とを乗じて各感情項目の強度を推定することが好ましい。なお、ピッチ周波数は、同じ周波数成分の繰返し頻度であり、ピッチ周波数が所定値よりも大きいほど、興奮度は大きくなる。
(7)このようにして、管理サイト2の分析部2Bm(分析部2Bm1,2Bm2)が、ゲスト4、ホスト6について、複数の各感情項目(例えば、楽しさ、つらさ、嬉しさ、悲しさ、のんびり感等)の主観的評価及び客観的評価を導くと、それらに基づき、情報調整部2Bnは、ゲスト4の各感情項目についての主観的評価と客観的評価とを相対比較可能な図表情報としてのレーダーチャートに調整すると共に(図8中、左側部分参照)、ホスト6の各感情項目についての主観的評価と客観的評価とを相対比較可能な図表情報としてのレーダーチャートに調整する(図8中、右側部分参照)。この各レーダーチャートは、本実施形態においては、五角形の各頂点が各感情項目(楽しさ、つらさ、嬉しさ、悲しさ、のんびり感)の最大度合いを示し、その五角形の中心に向かうに従って度合いが小さくなることになっている。
(8)この後、管理サイト2の統合画面情報作成部2Boは、上述のゲスト4及びホスト6の両レーダーチャートを、ゲストとホストとの比較において並列的に示す統合画面情報54を作成し、統合画面情報配信部2Bpは、その統合画面情報について配信要求があったとき、その配信要求に係る端末にその統合画面情報を配信する。これにより、配信要求に係る端末においては、図8に示すように、統合画面54が表示され、ゲスト4及びホスト6の両レーダーチャートを比較対照することができることになる。
(9)上記イベント地点P1の活動を終えると、ゲスト4とホスト6とは、次のイベント地点P2に向かって移動し、そのイベント地点P2においても、図7に示すように、上述同様、ゲスト4及びホストの主観的評価、客観的評価が導かれる。この場合、このイベント地点P1からP2へのルート31の途上において、予定地点ではない地点PSにおいて、ゲスト4の所定の身体情報(例えば脈拍)が所定値以上になったときにおいても、上述同様、ゲスト4及びホストの主観的評価、客観的評価が導かれる。予定地点ではない地点、ホスト6が当たり前と感ずる地元の事物であっても、ゲスト4にとっては驚きがある場合があり、そのようなことを生じさせる地点、現象を見つけるためである。例えば、図7に示すように、予定地点ではない地点PSが常清滝を見下ろす位置にあり、その位置からの眺めがゲスト4の興味を惹くような場合である。
図9は、当該地域のイベントに係る事物(イベント地点)を評価するに際し、感情項目の一つであるのんびり度を一例として、ゲスト4とホスト6との評価(主観的評価、客観的評価)を利用した例を示している。感情項目としてのんびり度に関し、ゲスト4の主観データ(主観的評価)がホスト6の主観データ(主観的評価)よりも大きいときとは(Cgs>Chs)、ゲスト4がホスト6に対して、「のんびりできる」ことを主張している状態であると想定される。この状態で、ゲスト4についてののんびり度の主観データCgsと客観データCgoとの差分ΔCgが小さいほど信頼性が高く、しかも、その差分ΔCgが、ゲスト4についてののんびり度の主観データChsと客観データChoとの差分ΔChよりも小さいときは(ΔCg≦ΔCh)、そのゲスト4の主張は、かなり信頼性が高いものと推定される。このことから、そのような状態において、当該地域のイベントに係る事物に対する評価が低いときには、その見直しを図る根拠となり得る。この結果、ホスト6は、その客観的情報に基づき、ゲスト4に対して、一方的な思い込みによることなく適正な認識の下で的確な案内を行うことができることになる。
上記カーライフスタイル支援システム1における管理サイト2の具体的な処理例を図10に示すフローチャートにより説明する。符号Wはステップを示す。
アクティビティーの開始に伴い管理サイト2の処理が開始されると、先ず、W1において、各種情報が読み込まれる。この各種情報としては、ゲスト4とホスト6との相談により決めたイベント内容に基づき、実行予定のイベント地点の総数m0、訪れたイベント地点数m、訪れたイベント地点数mの初期値がm=0、各地点の位置情報等が設定されている。
各種情報が読み込まれると、次のW2において、ゲスト4及びホスト6の身体情報のうち所定のもの(例えば脈拍)が所定値以上になったか否かが判別される。ルート31の途上、ホスト6が当たり前と感ずる地元の事物でも、ゲスト4にとっては驚きがある場合があり、そのようなことを生じさせる地点、現象を見つけるためである。このW2がNOのときには、W3において、いずれかのイベント地点に到着したか否かが判別される。当該イベント地点で、ゲスト4及びホスト6の感情項目を検出するためである。この場合、この判別は、GPSを利用した自己(車両7)の位置情報と、記憶部2Aに記憶された地点の位置情報との比較により行われる。このW3がYESのときには、到着した地点が既に到着したものか否かが判別される。ゲスト4及びホスト6の感情項目を検出するに当たり、検出の重複を回避するとともに、仮に、その検出を行っても、ゲスト4の感情項目が低下傾向の値を示して初回時のものに比べて反映度低くなるからである。
このため、このW4がYESのときには、処理は前記W2に戻される一方、W4がNOのときには、訪れたイベント地点数mが、当初のm=0に1を加えたものとされる(W5)。その上で、ゲスト4及びホスト6のその時点の身体情報が記憶部2Aに記憶され、それに基づき、ゲスト4及びホスト6について、複数の各感情項目の客観的評価が導き出される(W6)。この複数の各感情項目についての客観的評価は記憶部2Aに記憶される。
一方で、ゲスト端末10及びホスト端末12には音声アンケート情報が発せられ(W7)、管理サイト2はそのアンケートの回答情報(音声)の受信を待つことになる(W8)。アンケートの回答情報の受信があったときには(W8YES)、そのアンケートの回答情報に基づき、ゲスト4及びホスト6について、複数の各感情項目の主観的評価が導き出される(W9)。次のW10では、このW9における複数の各感情項目の主観的評価と、W6における複数の各感情項目についての客観的評価とを用いて、ゲスト4とホスト6毎に、図表としてのレーダーチャートが作成され、それらは、このイベント時の統合画面情報として、並設した状態で記憶部2Aに記憶される(W11)。
そして、次のW12において、訪れたイベント地点数mが実行予定のイベント地点の総数m0以上になったか否かが判別され、W12がNOのときには処理が前記W2に戻される一方、W12がYESのときには、各イベント時の統合画面情報の配信要求があったか否かが判別され(W13)、その配信要求があるときには、その配信要求端末に対して各統合画面情報が配信される(W14)。これにより、配信要求端末においては、各統合画面情報は、各イベント時の統合画面54として表示され、その統合画面54により当該地域における事物に対するゲスト4の認識を、ホスト6の状態を基準にして対照できることになる。
前記W2がYESのときは、身体情報に基づく所定の感情項目が所定値以上のときである。このときは、感動している可能性が高いことから、所定のイベント時でなくても、処理は前記W6に進む。
図11は、当該地域における事物、地点情報に対する管理サイト2の評価見直し処理(図9参照)の一例を示すフローチャートである。図11中、符号Zはステップである。
先ずZ1において、各種情報として、ゲスト4とホスト6毎に、複数の各感情項目について主観的評価と客観的評価とが読み込まれる。次いで、Z2において、各感情項目(例えばのんびり度)について、ゲストの主観的評価値Cgsがホスト6の主観的評価値Chsを超えて大きいか否かが判別される。評価を高める視点として、先ず、ゲスト4の意思に基づく主観的評価が大きいことに着目する必要があると考えられるからである。このため、Z2がYESのときに初めて、次のステップであるZ3において、ゲスト4における主観的評価値Cgsと客観的評価値Cgoとの差分ΔCgが、ホスト6における主観的評価値Chsと客観的評価値Choとの差分ΔChよりも小さいか否かが判別される。評価地点(事物)に関し、主観的評価値と客観的評価値との差分は、その値が小さいほど真実度が高いと考えられるが、その値に関し、ゲスト4の方が、当該地域に住んで事物を見慣れているホスト6よりも小さいことは、現在の評価が低いときには、その評価見直しを図る必要性があると考えられるからである。このため、次のZ4において、評価地点の評価が低いときは、その評価を高める方向で検討する勧告通知を行う。
これに対して、Z2がNO又はZ3がNOのときには、当該地域における事物、地点情報に関して、ホスト6側に一方的な思い込みのおそれがあることから、評価地点の評価見直しを検討する勧告を行う。
以上実施形態について述べたが本発明にあっては、次の態様を包含する。
(1)検出すべき感情項目を、適宜選択すること。
(2)身体情報検出部として、感情項目の感情の程度を判断するために必要なものを、適宜用いること。
(3)ゲスト用分析部2Bm1をゲスト端末10に設け、ホスト用分析部2Bm2をホスト端末12に設けること。
(4)ゲスト端末10とホスト端末12から発する音声アンケートのタイミングをずらすこと。
本発明は、一地域の住民であるホスト6が車でゲスト4を案内して当該地域でアクティビティーを行う際、想定外のアクティビティーを生起する可能性を高めるために利用できる。
1 カーライフスタイル支援システム
2 管理サイト(支援管理装置)
2A 管理サイト2の記憶部
2B 管理サイト2の演算処理部
2Bl アンケート発信部(演算処理部)
2Bm 分析部(演算処理部)
2Bm1 ゲスト用分析部(演算処理部)
2Bm2 ホスト用分析部(演算処理部)
2Bn 情報調整部(演算処理部)
2Bo 統合画面情報作成部(演算処理部)
2Bp 統合画面情報配信部(演算処理部)
4 ゲスト
6 ホスト
7 車両
10 ゲスト端末(第1通信端末)
10F 音声入力部(ゲスト用第1検出部)
10H 身体情報検出部(ゲスト用第2検出部)
12 ホスト端末(第2通信端末)
12F 音声入力部(ホスト用第1検出部)
12H 身体情報検出部(ホスト用第2検出部)
51 車載端末(第1、第2通信端末)
51F 音声入力部(ゲスト用第1検出部、ホスト用第1検出部)
51H 身体情報検出部(ゲスト用第2検出部、ホスト用第2検出部)

Claims (7)

  1. 一地域のホストが当該地域外のゲストを車案内して当該地域で車両を用いてアクティビティーを行うカーライフスタイル支援システムであって、
    前記アクティビティーの支援を行う支援管理装置と、前記支援管理装置に対して通信可能とされ該支援管理装置との間で前記ゲストに関する情報をやり取りする第1通信端末と、前記支援管理装置に対して通信可能とされ該支援管理装置との間で前記ホストに関する情報をやり取りする第2通信端末と、が備えられ、
    前記支援管理装置に、前記ゲスト及び前記ホストに対するアンケート情報を記憶する記憶部と、前記第1通信端末及び前記第2通信端末へ、前記記憶部が記憶するアンケート情報を少なくともイベント時に発信するアンケート発信部と、が備えられ、
    前記第1通信端末に、前記支援管理装置からの前記アンケート情報が該第1通信端末から出力されたとき、前記ゲストによるアンケートの回答情報を検出するゲスト用第1検出部と、該ゲストの身体情報を少なくとも該ゲスト用第1検出部の検出に同期して検出するゲスト用第2検出部と、が備えられ、
    前記第2通信端末に、前記支援管理装置からの前記アンケート情報が該第2通信端末から出力されたとき、前記ホストによるアンケートの回答情報を検出するホスト用第1検出部と、該ホストの身体情報を少なくとも該ホスト用第1検出部の検出に同期して検出するホスト用第2検出部と、が備えられ、
    前記第1通信端末又は前記支援管理装置のいずれかにゲスト用分析部が備えられると共に、前記第2通信端末又は前記支援管理装置のいずれかにホスト用分析部が備えられ、
    前記ゲスト用分析部が、前記ゲスト用第1検出部の検出結果に基づき、前記ゲストの感情項目について主観的評価を導き出すと共に、前記ゲスト用第2検出部の検出結果に基づき、該主観的評価を導き出した感情項目と同一とされるゲストの感情項目について客観的評価を導き出すように設定され、
    前記ホスト用分析部が、前記ホスト用第1検出部の検出結果に基づき、前記ゲストの感情項目と同一とされる前記ホストの感情項目について主観的評価を導き出すと共に、前記ホスト用第2検出部の検出結果に基づき、該ホストの主観的評価を導き出した感情項目と同一とされる該ホストの感情項目について客観的評価を導き出すように設定されている、
    ことを特徴とするカーライフスタイル支援システム。
  2. 請求項1において、
    前記支援管理装置に情報調整部が備えられ、
    前記情報調整部が、前記ゲスト用分析部の分析結果に基づき、前記感情項目についての主観的評価と客観的評価とを相対比較可能な図表情報として調整すると共に、前記ホスト用分析部の分析結果に基づき、前記感情項目についての主観的評価と客観的評価とを相対比較可能な図表情報として調整するように設定されている、
    ことを特徴とするカーライフスタイル支援システム。
  3. 請求項2において、
    前記支援管理装置に、
    前記情報調整部の出力結果に基づき、同一の感情項目についての主観的評価と客観的評価とを、前記ゲストと前記ホストとの比較において示す統合画面情報を作成する統合画面情報作成部と、
    前記統合画面情報作成部が作成した前記統合画面情報について配信要求があったとき、該配信要求に係る端末に、該統合画面情報を配信する統合画面情報配信部と、
    が備えられている、
    ことを特徴とするカーライフスタイル支援システム。
  4. 請求項2又は3において、
    前記ゲスト用分析部が、前記ゲストの感情項目として、複数の各感情項目について主観的評価と客観的評価とを導き出すように設定され、
    前記ホスト用分析部が、前記ホストの感情項目として、前記ゲストの複数の感情項目と同一の複数の各感情項目について主観的評価と客観的評価とを導き出すように設定され、
    前記情報調整部が、前記複数の各感情項目についての主観的評価と客観的評価とを相対比較可能な図表情報として調整するように設定されている、
    ことを特徴とするカーライフスタイル支援システム。
  5. 請求項4において、
    前記情報調整部が、前記図表情報として、多角形状の各頂点を前記複数の各感情項目とするレーダーチャート情報を作成するように設定されている、
    ことを特徴とするカーライフスタイル支援システム。
  6. 請求項1~5のいずれか1項において、
    前記第1通信端末のゲスト用第2検出部が、身体情報を常時検出するように設定されていると共に、前記ゲスト用分析部が、該ゲスト用第2検出部が身体情報のいずれかの項目について所定以上の検出値を検出したと判断したときには、前記第1通信端末、前記第2通信端末、及び支援管理装置が前記イベント時と同様の処理を行うように設定されている、
    ことを特徴とするカーライフスタイル支援システム。
  7. 請求項1~6のいずれか1項において、
    前記ゲスト用分析部と前記ホスト用分析部とが一体的な分析部として構成され、
    前記分析部が前記支援管理装置に備えられている、
    ことを特徴とするカーライフスタイル支援システム。
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