JP7169084B2 - 状態監視装置および状態監視システム - Google Patents

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Description

この発明は、状態監視装置、および当該状態監視装置を備える状態監視システムに関する。
従来、監視対象の振動データを解析することにより、監視対象の異常振動を検出する状態監視装置が知られている。たとえば、特開2013-185507号公報(特許文献1)には、各種センサによって測定されたデータから算出される診断パラメータとしきい値とを比較することにより、風力発電装置の異常振動を検出する状態監視システムが開示されている。
特開2013-185507号公報
特開2013-185507号公報(特許文献1)に開示されている状態監視システムは、各種センサによって測定されたデータから算出された周波数スペクトルと、予め算出された欠陥周波数とを比較することで、異常振動が発生している部位(振動源)を推定する。
欠陥周波数は、周期的な異常振動について算出可能である。非周期的な異常振動については欠陥周波数を算出することが困難であるため、特開2013-185507号公報(特許文献1)に開示されている状態監視システムによっては、非周期的な異常振動の振動源を推定することが困難である。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、異常振動の周期性によらずに、異常振動の振動源を推定することである。
本発明に係る状態監視装置は、記憶部と、制御部とを備える。記憶部には、監視対象に設置された複数の加速度センサによってそれぞれ測定された複数の振動データが保存される。制御部は、複数の振動データのいずれかが閾値を超えた基準時刻を特定する。記憶部には、複数の振動データと、複数の加速度センサに関する情報とがそれぞれ関連付けられて保存される。制御部は、基準時刻を含む第1基準時間間隔において、複数の振動データのうち最も早く閾値を超えた第1振動データを測定した第1加速度センサを特定する。
本発明に係る異常監視装置によれば、複数の振動データのうち最も早く閾値を超えた第1振動データを測定した第1加速度センサを特定することにより、異常振動の周期性によらずに、異常振動の振動源は第1加速度センサが設置されている位置付近であると推定することができる。
実施の形態1に係る状態監視システムの監視対象である風力発電装置の構成を概略的に示した図である。 実施の形態1に係る状態監視システムの機能構成を示す機能ブロック図である。 図2の制御部によって行なわれる状態監視の処理の概要を示すフローチャートである。 図3に示される異常振動を検知する処理を具体的に示すフローチャートである。 複数の加速度センサによって測定された各振動データに対して、フィルタ処理および包絡線処理を行なった振動データのタイムチャートを併せて示す図である。 図5の点線で囲まれた部分を拡大して示すタイムチャートである。 図6の点線で囲まれた部分を拡大して示すタイムチャートである。 図3の異常振動の振動源の推定処理の流れを具体的に示すフローチャートである。 図8に示される異常振動の振動源の推定処理の結果が、図2の表示部に表示された様子を示す図である。 実施の形態2における、図3の異常振動の振動源の推定処理の流れを具体的に示すフローチャートである。 図10に示される異常振動の振動源の推定処理の結果が図2の表示部に表示された様子を示す図である。 複数の加速度センサの配置および異常振動の振動源を併せて示す図である。 診断パラメータセットの一例および診断パラメータグループの一例を示す図である。 風力発電装置の複数の特定箇所がユーザによってそれぞれ加振された場合に作成された診断パラメータグループを示す図である。 モデル診断パラメータグループを作成する場合に制御部によって行なわれる処理を示すフローチャートである。 実施の形態3における、図3の異常振動の振動源の推定処理の流れを具体的に示すフローチャートである。 状態監視時に作成された診断パラメータグループの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係る状態監視システムの監視対象である風力発電装置10の構成を概略的に示した図である。図1を参照して、風力発電装置10は、主軸20と、ハブ22と、ブレード30と、増速機40と、発電機50と、主軸受60と、複数の加速度センサ70と、状態監視装置80とを備える。増速機40、発電機50、主軸受60、複数の加速度センサ70、および状態監視装置80は、ナセル90に格納される。ナセル90は、タワー100によって支持される。
主軸20は、ナセル90内に進入して増速機40の入力軸に接続される。主軸20は、主軸受60によって回転自在に支持される。主軸20は、風力を受けたブレード30により発生する回転トルクを増速機40の入力軸へ伝達する。ブレード30は、ハブ22を介して、主軸20の先端に設けられ、風力を回転トルクに変換して主軸20に伝達する。
主軸受60は、ナセル90内において固設され、主軸20を回転自在に支持する。主軸受60は、転がり軸受によって構成され、たとえば、自動調芯ころ軸受や円すいころ軸受、円筒ころ軸受、玉軸受等によって構成される。なお、これらの軸受は、単列のものでも複列のものでもよい。
複数の加速度センサ70は、ナセル90の内部の各機器に固設される。たとえば、主軸受60の上面に固設された加速度センサ70は、主軸受60の状態を監視する。増速機40の上面に固設された加速度センサ70は、増速機40の状態を監視する。発電機50の上面に固設された加速度センサ70は、発電機50の状態を監視する。
増速機40は、主軸20と発電機50との間に設けられ、主軸20の回転速度を増速して発電機50へ出力する。一例として、増速機40は、遊星ギヤ、中間軸、および高速軸等を含む歯車増速機構によって構成される。なお、特に図示しないが、増速機40内にも、複数の軸を回転自在に支持する複数の軸受が設けられている。発電機50は、増速機40の出力軸に接続され、増速機40から受ける回転トルクによって発電する。発電機50は、たとえば、誘導発電機によって構成される。なお、この発電機50内にも、ロータを回転自在に支持する軸受が設けられている。
状態監視装置80は、ナセル90の内部に設けられ、複数の加速度センサ70が検出した各機器の振動データを受ける。図示はしていないが、複数の加速度センサ70と状態監視装置80とは、有線ケーブルで接続されている。各機器の振動データとして、音、あるいはAE(Acoustic emission)等のデータが検出されてもよい。
図2は、実施の形態1に係る状態監視システム1の機能構成を示す機能ブロック図である。図2に示されるように、状態監視システム1は、複数の加速度センサ70と、状態監視装置80とを備える。状態監視装置80は、制御部81と、記憶部82と、表示部83とを含む。複数の加速度センサ70は、加速度センサ70A~70Dを含む。
複数の加速度センサ70は、風力発電装置10の振動データを測定し、制御部81に出力する。複数の加速度センサ70は、ほぼ同じタイミングで振動データを測定する(同期サンプリング)。同期サンプリングとすることにより、複数の加速度センサ70によって測定された各振動データの測定タイミングがそろうため、振動データ間の比較が容易になる。サンプリング周波数は高い方が望ましい。各加速度センサ70によって測定可能な周波数帯は、できるだけ広い方が望ましい。
制御部81は、複数の加速度センサ70からの振動データを解析して、異常振動を検知するとともに、異常振動の振動源を推定する。制御部81は、たとえば、振動データ、振動データから算出された実効値等の診断パラメータ(特徴量)、および包絡線データを記憶部82に保存する。制御部81は、異常振動の振動源に関する情報を表示部83に表示する。制御部81は、CPU(Central Processing Unit)のようなコンピュータを含む。
記憶部82には、複数の加速度センサ70の各識別子と、複数の加速度センサ70の各配置箇所に関する情報が、予め関連付けられて保存されている。記憶部82には、異常振動を検知するための閾値、および振動源の推定処理において参照される時間間隔が予め保存されている。
図3は、図2の制御部81によって行なわれる状態監視の処理の概要を示すフローチャートである。図3に示される処理は、不図示のメインルーチンによって呼び出される。以下ではステップを単にSと記載する。
図3に示されるように、制御部81は、S1において異常振動を検知して処理をS2に進める。制御部81は、S2において異常振動の振動源を推定し、処理をメインルーチンに返す。
図4は、図3に示される異常振動を検知する処理(S1)を具体的に示すフローチャートである。図4に示されるように、制御部81は、複数の加速度センサからの振動データに対して、バンドパスフィルタを用いて特定の周波数帯の振動データを抽出するフィルタ処理を行ない、処理をS12に進める。制御部81は、S12において、特定の周波数帯の振動データに対して包絡線を算出し、処理をS13に進める。制御部81は、S13において、包絡線が閾値Thを超えた時刻t1を検出する。閾値Thは、実機実験あるいはシミュレーションによって適宜算出することができる。
風力発電装置10の各機器に起因する異常振動は、当該機器の諸元(たとえば寸法および重量)に依存する周期性を有する場合がある。異常振動の周期性に基づいて、当該周期性に対応する諸元を有する機器が振動源であると推定することが可能である。
しかし、異常振動には必ずしも周期性があるとは限らない。たとえば、スティックスリップ(摩擦面間に生ずる微視的な摩擦面の付着および滑りの繰り返しによって引き起こされる自励振動)のように、異常振動が突発的あるいは不規則に発生する場合には、異常振動に周期性が認められないことがほとんどである。監視対象の運転条件(たとえば荷重条件の変化)に起因して異常振動の周期が不安定となる場合、あるいは異常に起因して監視対象の運転が急激に変化するような場合(たとえば主軸20の回転数が著しく変化する場合)においても、同様である。
また、異常振動に周期性があっても、振動源を特定することが困難である場合がある。たとえば、諸元が不明である機器が監視対象である風力発電装置10に含まれる場合、当該機器に起因する異常振動の周期性から、当該機器が振動源であると特定することは困難である。また、増速機40のように、複数の軸受および歯車が組み込まれている複雑な構造を有する機器の場合、たとえ諸元が明らかであったとしても当該機器の異常に起因して発生し得る全ての異常振動の周期性を把握することは困難である。さらに、同じ品番の機器、あるいは形状が類似している等、類似の諸元を有する複数の機器が含まれる場合、各機器の諸元が明らかであったとしても、異常振動の周期性から振動源を特定することは困難である。
そこで、実施の形態1においては、複数の加速度センサ70に異常振動が到達する時刻に差があることに着目し、異常振動の振動源が、最も早く異常振動を検出した加速度センサが配置されている付近であると推定する。実施の形態1に係る状態監視装置80によれば、異常振動の周期性によらずに、異常振動の振動源を推定することができる。
図5は、複数の加速度センサ70によって測定された各振動データに対して、フィルタ処理および包絡線処理を行なった振動データのタイムチャートを併せて示す図である。図5においては、加速度センサ70A~70Dによって測定された振動データから算出された包絡線E1~E4がそれぞれ示されているが、図5のタイムスケールにおいては、包絡線E1~E4はほとんど重なっている。図5においては、状態監視の開始時刻(振動データの測定開始時刻)からの経過時間を時刻としている。図6,図7,図9,図11においても同様である。
図5に示されるように、包絡線E1~E4は、基準時刻t1付近において閾値Thを超えている。基準時刻t1は、加速度センサ70Aが測定した振動データの包絡線E1が閾値Thを超えた時刻である。
図6は、図5の点線で囲まれた部分VIを拡大して示すタイムチャートである。制御部81は、時刻t10(<t1)からt11(>t1)までの時間間隔Δti1(第1基準時間間隔)において、包絡線E2~E4が閾値Thを超えた時刻t2~t4をそれぞれ算出する。時刻t10は、基準時刻t1から時間間隔Δti2(第2基準時間間隔)だけ前の時刻である。時刻t11は、基準時刻t1から時間間隔Δti2だけ経過した時刻である。時間間隔Δti2は、実機実験あるいはシミュレーションによって適宜算出することができる。
図7は、図6の点線で囲まれた部分VIIを拡大して示すタイムチャートである。閾値Thは0.5である。図7に示されるように、時刻t1~t4(t1<t2<t3<t4)のうち、最も早い時刻は時刻t1である。最も早く閾値Thを超えた包絡線E1に対応する第1振動データを測定した加速度センサ(第1加速度センサ)は、加速度センサ70Aである。制御部81は、加速度センサ70Aの配置箇所付近が振動源であると推定する。
図8は、図3の異常振動の振動源の推定処理(S2)の流れを具体的に示すフローチャートである。制御部81は、S21において、時刻(t1-Δti2)~時刻(t1+Δti2)において、包絡線E1~E4が閾値Thをそれぞれ超えた時刻t1~t4を、加速度センサ70A~70Dによって異常振動がそれぞれ検出された時刻として検出し、処理をS22に進める。
制御部81は、S22において、時刻t1~t4に基づいて、異常振動を検出した順に加速度センサ70A~70Dを順位付けて、処理をS23に進める。
制御部81は、S23において、加速度センサ70A~70Dの順位を表示部83に表示し、処理をメインルーチンに返す。
図9は、図8に示される異常振動の振動源の推定処理の結果が、図2の表示部83に表示された様子を示す図である。図9に示されるように、表示部83には、加速度センサ70A~70Dのセンサ名、異常振動の検出時刻、および順位が表示されている。異常振動を検出した時刻は、加速度センサ70A,70B,70C,70Dの順に早い。加速度センサ70Aが設置されている付近が異常振動の振動源であると推定される。
複数の加速度センサ70が設置されている範囲が広いほど、異常振動の振動源を推定可能な範囲を広くすることができる。複数の加速度センサ70の各々の間隔が狭いほど、振動源の推定の精度を向上させることができる。
以上、実施の形態1に係る状態監視装置によれば、異常振動の周期性によらずに、異常振動の振動源を推定することができる。
[実施の形態2]
実施の形態1においては、異常振動を検出した時刻が早い順に複数の加速度センサを順位付ける場合について説明した。実施の形態2においては、異常振動を検出した時刻が異なる場合でも、ほとんど同時と見做すことができる程度の検出時間差である場合には、複数の加速度センサの順位を同順位とする場合について説明する。
実施の形態2と実施の形態1との違いは、振動源の推定処理である。実施の形態2においては、実施の形態1の図8および図9が、それぞれ図10および図11にそれぞれ置き換えられる。それ以外の構成は同様であるため説明を繰り返さない。
図10は、実施の形態2における、図3の異常振動の振動源の推定処理(S2)の流れを具体的に示すフローチャートである。制御部81は、実施の形態1と同様にS21,S22を行なって、処理をS231に進める。
制御部81は、S231において加速度センサ70A~70Dの順位を補正し、処理をS232に進める。具体的には、制御部81は、S231において、最も早い異常振動の検出時刻から時間間隔Δti3(第3基準時間間隔)だけ経過するまでに異常振動を検出した加速度センサが複数ある場合、これらの加速度センサの順位を全て1位とする。また、最も早い異常振動の検出時刻から時間間隔Δti3経過した後に異常振動を検出した加速度センサの順位を補正する。時間間隔Δti3は、ほぼ同時に異常振動が検出されたと見做せる時間間隔として、実機実験あるいはシミュレーションによって適宜算出することができる。実施の形態2においては、時間間隔Δti3は5.0×10μsである。
制御部81は、S232において、加速度センサ70A~70Dの補正順位を表示部83に表示し、処理をメインルーチンに返す。
図11は、図10に示される異常振動の振動源の推定処理の結果が図2の表示部83に表示された様子を示す図である。図10に示されるように、表示部83には、加速度センサ70A~70Dのセンサ名、異常振動の検出時刻、順位、検出時間差、および補正順位が表示されている。異常振動を検出した時刻は、加速度センサ70A,70B,70C,70Dの順に早い。加速度センサ70Aおよび70Bが異常振動を検出した各時刻の差が5.0×10μsであるため、加速度センサ70Aおよび70Bは、いずれも1位と表示されている。そのため、異常振動の振動源は、加速度センサ70Aおよび70Bからほぼ等距離に位置すると推定される。加速度センサ70Cおよび70Dの順位は、3位および4位から、2位および3位にそれぞれ補正されている。
たとえば、加速度センサ70A~70Dが、図12に示されるような位置に配置さているとする。図12において、位置P0は、異常振動の振動源の実際の位置を示す。位置P0は、加速度センサ70Aおよび70Bからほぼ等距離にあるとする。
実施の形態1によれば、図8に示されるように加速度センサ70Aが1位と表示されるため、異常振動の振動源は、加速度センサ70Aが配置されている付近であると推定される。実施の形態1においては、異常振動の振動源が加速度センサ70Aおよび70Bからほぼ等距離にあることが考慮されないため、振動源は、たとえば位置P1にあると推定される。
一方、実施の形態2によれば、図11に示されるように加速度センサ70Aおよび70Bがともに1位と表示される。振動源は加速度センサ70Aおよび70Bからほぼ等距離にあることが考慮されるため、振動源は、たとえば位置P2にあると推定される。位置P2の方が、位置P1よりも実際の振動源の位置P0に近い。実施の形態2によれば、振動源の推定の精度を実施の形態1よりも向上させることができる。
以上、実施の形態2に係る状態監視装置によれば、異常振動の周期性によらずに、異常振動の振動源を推定することができる。さらに、実施の形態2に係る状態監視装置によれば、振動源の推定の精度を実施の形態1よりも向上させることができる。
[実施の形態3]
実施の形態1および2においては、異常振動を最初に検出した加速センサの位置に基づいて異常振動の振動源を推定する場合について説明した。実施の形態3においては、状態監視に先立って行なわれるユーザによる監視対象の特定箇所の加振によって生じる複数の振動データおよび当該複数の振動データの検出順序と、状態監視時に閾値を超えた複数の振動データおよび当該振動データの検出順序との類似性を算出し、当該類似性およびユーザが加振した特定箇所に基づいて振動源を推定する場合について説明する。
実施の形態3においては、状態監視に先立って、風力発電装置10の複数の特定箇所がユーザによって加振され、複数の振動データが測定される。複数の加速度センサに関する情報およびユーザによる特定箇所の加振によって測定された複数の振動データを用いて、複数の加速度センサの各々について診断パラメータセットが算出される。複数の振動データが検出された順に、複数の加速度センサの各々の診断パラメータセットが順序付けられた診断パラメータグループ(診断PG(Parameter Group))が作成される。当該診断パラメータグループは、特定箇所と関連付けられて記憶部に保存される。また、異常振動の振動源の推定処理の流れを具体的に示すフローチャートに関して、実施の形態1の図8が図15に置き換えられる。これら以外の構成は実施の形態1と同様であるため説明を繰り返さない。
図13は、診断パラメータセットの一例および診断パラメータグループの一例を示す図である。図13に示されるように、診断パラメータセットは、診断パラメータとして、センサチャネル(センサch)、検出時間差、および振幅ピーク強度比を含む。センサチャネルは、各振動センサに割り当てられた番号であり、複数の加速度センサに関する情報に含まれる。実施の形態3においては、加速度センサ70A~70Dに1~4がそれぞれ割り当てられている。検出時間差は、ユーザによる特定箇所の加振によって生じた振動データを各順位の加速度センサが検出した時刻と、最も早く検出された振動データの検出時刻との時間差である。振幅ピーク強度比は、複数の振動データのうち最も早く検出された振動データのピーク強度に対する各振動データのピーク強度の比である。診断パラメータセットは、センサチャネル(センサch)、検出時間差、および振幅ピーク強度比以外の診断パラメータを含んでいてもよい。
図13において、1位の加速度センサの診断パラメータセットは、(r11,r12,r13)と表されている。2位の加速度センサの診断パラメータセットは、(r21,r22,r23)と表されている。3位の加速度センサの診断パラメータセットは、(r31,r32,r33)と表されている。4位の加速度センサの診断パラメータセットは、(r41,r42,r43)と表されている。
診断パラメータグループは、各順位の診断パラメータセットが順位に基づいて順序付けられた診断パラメータのグループである。すなわち、診断パラメータグループにおいては、たとえば(r11,r12,r13,r21,r22,r23,r31,r32,r33,r41,r42,r43)のように、ユーザによる特定箇所の加振によって生じた振動データが検出された順に、診断パラメータセットが順序付けられている。
図14は、風力発電装置10の複数の特定箇所P1,がユーザによってそれぞれ加振された場合に作成された診断パラメータグループを示す図である。図14(a)は、特定箇所Pがユーザによって加振された場合に作成された診断パラメータグループを示す図である。図14(b)は、特定箇所Pがユーザによって加振された場合に作成された診断パラメータグループを示す図である。以下では、状態監視に先立って予め記憶部に保存されている診断パラメータグループをモデル診断パラメータグループと呼ぶ。
図15は、モデル診断パラメータグループを作成する場合に制御部81によって行なわれる処理を示すフローチャートである。図15に示される処理は、モデル診断パラメータグループ作成のための不図示のメインルーチンによって呼び出される。当該メインルーチンは、たとえばユーザが状態監視ソフトウェア上で所定のオペレーションを行なうことによって呼び出される。ユーザは、当該所定のオペレーションの中で加振する特定箇所を状態監視ソフトウェアに入力する。図15に示される処理は、たとえば、ユーザの特定箇所の加振によって生じた振動データが、加速度センサ70A~70Dのいずれかによって検出された場合にメインルーチンによって呼び出される。
図15に示されるように、制御部81は、S301において、加速度センサ70A~70Dによって測定された振動データおよび加速度センサ70A~70Dの各センサchを用いて、モデル診断パラメータグループを作成し、処理をS302に進める。制御部81は、S302において特定箇所とモデル診断パラ―メータとを関連付けて記憶部に保存し、処理をメインルーチンに戻す。
図16は、実施の形態3における、図3の異常振動の振動源の推定処理の流れを具体的に示すフローチャートである。制御部81は、実施の形態1と同様にS21,S22を行なって、処理をS331に進める。
制御部81は、S331において、状態監視時に加速度センサ70A~70Dによって測定された振動データおよび加速度センサ70A~70Dの各センサchを用いて診断パラメータグループを作成し、処理をS332に進める。制御部81は、S332において診断パラメータグループと各モデル診断パラメータグループとの類似度を算出し、処理をS333に進める。制御部81は、S333において診断パラメータグループとの類似度が最大となるモデル診断パラメータグループを特定し、当該モデル診断パラメータグループに関連付けられた特定箇所を異常診断の振動源として表示部83に表示し、処理をメインルーチンに戻す。
制御部81は、図16のS331において、たとえば図17に示されるような診断パラメータグループを作成する。制御部81は、S332において、まず以下の式(1)に基づいて診断パラメータグループとモデル診断パラメータグループとのユークリッド距離dsを算出する。
Figure 0007169084000001
式(1)におけるユークリッド距離ds(P)は、診断パラメータグループと特定箇所Pのモデル診断パラメータグループとのユークリッド距離を表す。式(1)におけるrij(P)は、特定箇所Pのモデル診断パラメータグループにおける診断パラメータrijを表す。rij(Vs)は、状態監視時に作成された診断パラメータグループの診断パラメータrijを表す。たとえば、図13および図14(a)を参照して、r12(P)は、特定箇所Pのモデル診断パラメータグループの1位の検出時間差を表し、0である。また、図13および図17を参照して、r33(Vs)は、3位の振幅ピーク強度比を表し、1.5である。
図14(a)および図17を参照して、式(1)よりds(P)は、約54.91である。図14(b)および図17を参照して、式(1)よりds(P)は、約67.14である。
制御部81は、S332においてユークリッド距離dsを算出した後、以下の式(2)のように、ユークリッド距離dsの逆数を類似度smとして算出する。式(2)においてsm(P)は、診断パラメータグループと特定箇所Pのモデル診断パラメータグループとの類似度を表す。類似度smは、ユークリッド距離dsが短いほど大きい。sm(P)は、約0.018である。sm(P)は、約0.015である。
Figure 0007169084000002
制御部81は、S332において複数の特定箇所に対応する各類似度smを算出した後、S333において、以下の式(3)のように、類似度smの最大値sm(Pmax)を算出する。制御部81は、特定箇所Pmaxを異常振動の振動源として推定し、表示部83に表示する。sm(P),sm(P)の最大値は、sm(P)であるから、制御部81は、特定箇所Pを異常振動の振動源として表示部83に表示する。
Figure 0007169084000003
診断パラメータグループとモデル診断パラメータグループとの類似度は、ユークリッド距離の逆数に限定されない。類似度は、たとえばコサイン類似度を用いて算出してもよい。また、類似度の算出にあたっては、診断パラメータの性質および重要度に応じて診断パラメータ毎に重みづけを行なってもよい。
以上、実施の形態3に係る状態監視装置によれば、異常振動の周期性によらずに、異常振動の振動源を推定することができる。
今回開示された各実施の形態は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて実施することも予定されている。今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 状態監視システム、10 風力発電装置、20 主軸、22 ハブ、30 ブレード、40 増速機、50 発電機、60 主軸受、70,70A~70D 加速度センサ、80 状態監視装置、81 制御部、82 記憶部、83 表示部、90 ナセル、100 タワー。

Claims (8)

  1. 監視対象に設置された複数の加速度センサによってそれぞれ測定された複数の振動データが保存される記憶部と、
    前記複数の振動データのいずれかが閾値を超えた基準時刻を特定する制御部とを備え、
    前記記憶部には、前記複数の振動データと、前記複数の加速度センサに関する情報とがそれぞれ関連付けられて保存され、
    前記記憶部には、第1基準時間間隔が予め保存され、
    前記複数の振動データの各々が前記閾値を超えた時刻は、前記基準時刻を含む前記第1基準時間間隔に含まれ、
    前記制御部は、前記基準時刻を含む前記第1基準時間間隔において前記複数の振動データの各々が前記閾値を超えた時刻を検出することによって、前記複数の振動データのうち最も早く前記閾値を超えた第1振動データを測定した第1加速度センサを特定る、状態監視装置。
  2. 前記制御部は、前記複数の振動データの各々についての包絡線が前記閾値を超えた時刻を、前記複数の振動データの各々が前記閾値を超えた時刻として検出する、請求項1に記載の状態監視装置。
  3. 前記第1基準時間間隔は、前記基準時刻から第2基準時間間隔前の時刻から、前記基準時刻から前記第2基準時間間隔経過後の時刻までの時間間隔である、請求項1または2に記載の状態監視装置。
  4. 表示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1基準時間間隔において、前記複数の振動データが前記閾値を超えた順に、前記複数の加速度センサの順位を前記表示部に表示する、請求項1~3のいずれかに記載の状態監視装置。
  5. 監視対象に設置された複数の加速度センサによってそれぞれ測定された複数の振動データが保存される記憶部と、
    前記複数の振動データのいずれかが閾値を超えた基準時刻を特定する制御部と、
    表示部とを備え、
    前記記憶部には、前記複数の振動データと、前記複数の加速度センサに関する情報とがそれぞれ関連付けられて保存され、
    前記制御部は、前記基準時刻を含む第1基準時間間隔において、前記複数の振動データのうち最も早く前記閾値を超えた第1振動データを測定した第1加速度センサを特定し、
    前記制御部は、前記第1基準時間間隔において、前記複数の振動データが前記閾値を超えた順に、前記複数の加速度センサの順位を前記表示部に表示し、
    前記制御部は、前記第1振動データが前記閾値を超えた時刻から第3基準時間間隔経過後までに前記複数の振動データに含まれる第2振動データが前記閾値を超えた場合、前記第1加速度センサの順位および前記第2振動データを測定した第2加速度センサの順位をいずれも第1位として前記表示部に表示する、状態監視装置。
  6. 監視対象に設置された複数の加速度センサによってそれぞれ測定された複数の振動データが保存される記憶部と、
    前記複数の振動データのいずれかが閾値を超えた基準時刻を特定する制御部とを備え、
    前記記憶部には、前記複数の振動データと、前記複数の加速度センサに関する情報とがそれぞれ関連付けられて保存され、
    前記制御部は、前記基準時刻を含む第1基準時間間隔において、前記複数の振動データのうち最も早く前記閾値を超えた第1振動データを測定した第1加速度センサを特定し、
    前記制御部は、前記複数の振動データおよび前記複数の加速度センサに関する情報を用いて、前記複数の加速度センサの各々について診断パラメータセットを算出し、前記複数の加速度センサの各々の診断パラメータセットが順序付けられた診断パラメータグループを作成し、
    前記記憶部には、前記監視対象の複数の特定箇所の各々がユーザによって加振された場合に前記制御部によって作成された診断パラメータグループであるモデル診断パラメータグループが、前記監視対象の状態監視時に先立って予め保存され、
    前記モデル診断パラメータグループにおいては、前記複数の加速度センサの各々が前記ユーザによる加振によって生じた振動データを検出した順に、前記複数の加速度センサの各々についての診断パラメータセットが順序付けられ、
    前記制御部は、前記状態監視時の前記第1基準時間間隔において、前記複数の振動データが前記閾値を超えた順に前記複数の加速度センサの各々についての診断パラメータセットが順序付けられた診断パラメータグループを作成し、当該診断パラメータグループとの類似度が最も大きいモデル診断パラメータグループに対応する特定箇所を、異常振動の振動源として特定する、状態監視装置。
  7. 前記制御部は、前記状態監視時において作成した診断パラメータグループと前記記憶部に保存されている複数のモデル診断パラメータグループの各々とのユークリッド距離の逆数を前記類似度として算出する、請求項6に記載の状態監視装置。
  8. 監視対象に設置された複数の加速度センサと、
    前記複数の加速度センサがそれぞれ測定した複数の振動データを受ける請求項1~6のいずれか1項に記載の状態監視装置とを備える、状態監視システム。
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