JP7168561B2 - ガラスシートを成形する方法およびそれに利用されるガラス成形ライン - Google Patents

ガラスシートを成形する方法およびそれに利用されるガラス成形ライン Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、米国特許法119(e)条の下、第62/421,041号を付与され、2016年11月11日に出願された米国仮特許出願の利益を主張するものであり、その全開示が参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、ガラスシートを成形することに関する。より具体的には、本発明は、ガラスシートを成形する方法と、成形を改善し、かつガラスシート上の欠陥を少なくとも部分的に排除するガラス成形ラインとに関する。
ガラスのシートを成形または曲げるための様々な工程が知られている。ある特定の曲げ工程では、加熱されたガラスシートは、リング部材上に支持され、追加のプレス力の助けによりまたは助け無しで、重力の影響下で垂れ下がることが可能になる。別の既知のガラスシート曲げ工程は、プレス曲げ工程であり、これによってガラスシート(または入れ子状の対)は、一対の相補的な成形部材の間で、通常は間隔をあけた垂直関係で曲げられる。
曲げ前に、ガラスシートを、関連する炉内で曲げ温度に加熱し、一連のローラを使用して移動させてもよい。垂直に移動可能な止め具によって、曲げ前に、加熱されたガラスシートを進行方向に位置付けることが容易になり得る。しかしながら、ガラスの進行方向に対して実質的に直角等の他の方向への加熱されたガラスシートの位置付けは、ガラスシートを炉に入れる前にローラ上でのみ行われる。その結果、曲げ工程前のガラスシートの整合は、理想的ではなない場合があり、これにより、所望の特性の無いガラスシートまたは品質の悪い製品がもたらされ得る。さらに、ガラスシートが曲げツールに移送される直前にローラとガラスシートとが接触すると、ガラスシート上に光学歪みを引き起こすマークがもたらされ得る。
したがって、上述の問題を克服するガラスシートを成形する方法およびガラス成形ラインを開発することが有利であろう。
したがって、第1の態様から、本発明は、ガラスシートを成形する方法であって、ガラスシートを提供することと、第1の曲げツールを備える曲げステーションを提供することであって、第1の曲げツールがガラスシートを受けるための成形面を有する、提供することと、ガラスシートを複数のローラ上で第1の曲げツールの上方の場所に搬送することと、ガラスシートの主面に流体の流れを供給することによって、第1の曲げツールの上方でガラスシートの少なくとも一部分を支持することと、ガラスシートを第1の曲げツールの成形面に堆積させることと、を含む、方法を提供する。
好ましくは、本方法は、ガラスシートを第1の曲げツールに堆積させる前に、第1の曲げツールに向かう方向に複数のローラを移動させることをさらに含む。
好ましくは、本方法は、ガラスシートを第1の曲げツールの成形面上に支持することをさらに含む。
好ましくは、本方法は、ガラスシートを複数のローラ上である高さで搬送することをさらに含み、ガラスシートの主面に供給された流体の流れは、ガラスシートをその高さの上方に上昇させる。
好ましくは、本方法は、ガラスシートを第1の曲げツールの成形面上に堆積させる前に、第1の曲げツールの成形面に対するガラスシートの位置を調整することをさらに含む。
好ましくは、本方法は、ガラスシートを予熱炉内で加熱することと、ガラスシートを複数のローラに移送することとをさらに含む。
好ましくは、本方法は、ガラスシートを第1の曲げツール上に堆積させる前に、第1の曲げツールを複数のローラに向かう方向に移動させることをさらに含む。
好ましくは、ガラスシートの主面に供給された流体の流れは、ガラスシートが第1の曲げツールの成形面上に堆積される前または後に停止される。
好ましくは、流体の流れは、加熱される。
好ましくは、流体の流れは、空気を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、ガラスシートを第1の曲げツールの成形面に堆積させる前に、第1の曲げツールの成形面に対するガラスシートの位置を調整することをさらに含む。
好ましくは、ガラスシートの主面に供給された流体の流れは、ガラスシートの位置が調整された後に停止される。
好ましくは、ガラスシートの主面に供給された流体の流れは、ガラスシートの位置が調整された後に終了し、ガラスシートの主面に供給された流体の流れは、ガラスシートが第1の曲げツールの成形面上に堆積される前または後に停止される。
いくつかの実施形態では、本方法は、流体パッドアセンブリから流体の流れを排出することをさらに含む。
好ましくは、流体パッドアセンブリは、1つ以上の流体パッドを備える。
流体パッドアセンブリが1つ以上の流体パッドを備えるとき、好ましくは1つ以上の流体パッドは、互いに離間している。
流体パッドアセンブリが1つ以上の流体パッドを備えるとき、好ましくは、流体の流れは、流体パッドアセンブリによって第1の圧力で受けられ、1つ以上の流体パッド内で第2の圧力にあり、流体の流れの第1の圧力は、流体の流れの第2の圧力よりも大きい。
好ましくは、本方法は、流体パッドアセンブリから流体の流れを排出する前に流体の流れを加熱することをさらに含む。
また、本発明は、第2の態様から、第1の曲げツールを備える曲げステーションであって、第1の曲げツールが、ガラスシートを受けるための成形面を有する、曲げステーションと、ガラスシートを第1の曲げツールの上方の場所に搬送するための複数のローラと、1つ以上の流体パッドを備える流体パッドアセンブリであって、各流体パッドが、第1の曲げツールの上方でガラスシートの少なくとも一部分を支持するために、ガラスシートの主面に流体の流れを供給するように構成されている、流体パッドアセンブリと、を備える、ガラス成形ラインを提供する。
好ましくは、ガラス成形ラインは、センタリングデバイスをさらに備え、センタリングデバイスは、第1の曲げツールの周縁の周りに配置された第1のポジショナを備え、第1のポジショナは、ガラスシートが第1の曲げツールの成形面上に堆積される前に第1の曲げツールの成形面に対してガラスシートを位置付けるように構成されている。
いくつかの実施形態では、ガラス成形ラインは、1つ以上のコントローラをさらに備え、1つ以上のコントローラは、1つ以上のバルブと通信して、信号を1つ以上のバルブに提供し、1つ以上の流体源から流体パッドアセンブリへの流体の流れを調節する。
好ましくは、ガラス成形ラインは、ガラスシートの位置を調節するためのセンタリングデバイスをさらに備え、1つ以上のコントローラは、センタリングデバイスと通信して、信号をセンタリングデバイスに提供し、ガラスシートの位置付けを調節し、ガラスシートの少なくとも一部分は、センタリングデバイスがガラスシートの位置付けを調節するとき、流体の流れによって第1の曲げツールの上方に支持される。
いくつかの実施形態では、1つ以上の流体パッドのうちの少なくとも1つの流体パッドは、流体源から流体の流れを受けるための流体入口と、流体パッドから流体の流れを排出するための流体出口とを備え、チャンバは、流体入口と流体出口との間に設けられている。
好ましくは、少なくとも1つの流体パッドは、チャンバ内に位置付けられた加熱要素をさらに備え、より好ましくは、加熱要素は、拡散板と流体出口との間にさらに位置付けられている。
好ましくは、流体出口は、カバー部材に形成されている1つ以上の開口部を備える。
好ましくは、ガラス成形ラインは、流体入口と離間した関係で設けられた拡散板をさらに備え、拡散板は、流体入口から流体の流れを受け、流体パッド内で流体の流れを横方向に分配する。
ガラスシートを成形する方法の実施形態が提供される。ある実施形態では、本方法は、ガラスシートを提供することを含む。また、曲げステーションが提供される。曲げステーションは、第1の曲げツールを備える。第1の曲げツールは、ガラスシートを受けるための成形面を有する。ガラスシートは、複数のローラ上で第1の曲げツールの上方の場所に搬送される。ガラスシートの少なくとも一部分は、ガラスシートの主面に流体の流れを供給することによって第1の曲げツールの上方に支持される。ガラスシートは、第1の曲げツールの成形面上に堆積される。
また、ガラス成形ラインの実施形態も提供される。ある実施形態では、ガラス成形ラインは、第1の曲げツールを備える曲げステーションを備える。第1の曲げツールは、ガラスシートを受けるための成形面を有する。また、ガラス成形ラインは、ガラスシートを第1の曲げツールの上方の場所に搬送するための複数のローラと、1つ以上の流体パッドを備える流体パッドアセンブリとを備える。各流体パッドは、第1の曲げツールの上方でガラスシートの少なくとも一部分を支持するために、ガラスシートの主面に流体の流れを供給するように構成されている。
本発明の上記および他の利点は、添付の図面に照らして考慮すると、以下の詳細な説明から当業者に容易に明らかになるであろう。
本発明によるガラス成形ラインのある実施形態の概略図である。 図1のガラス成形ラインの部分の上面図である。 図1のガラス成形ラインでの使用に適切な曲げステーションの部分のある実施形態の斜視図である。 図3の曲げステーションの複数のローラを取り除いた部分の上面図である。 図4の曲げステーションの部分の側面図である。 図3の曲げステーションでの使用に適切な流体パッドのある実施形態の上面図である。 7-7線に沿った図6の流体パッドの断面図である。 8-8線に沿った図6の流体パッドの別の断面図である。 図1のガラス成形ラインでの使用に適切な流体パッドの別の実施形態の斜視図である。 図9の流体パッドの上面図である。 11-11線に沿った図10の流体パッドの断面図である。 12-12線に沿った図10の流体パッドの別の断面図である。 図1のガラス成形ラインでの使用に適切な流体パッドのさらに別の実施形態の斜視図である。 図13の流体パッドの上面図である。 15-15線に沿った図14の流体パッドの断面図である。 16-16線に沿った図14の流体パッドの別の断面図である。
本発明は、逆のことが明示的に指定されている場合を除いて、様々な代替の配向およびステップシーケンスを想定することができることを理解されたい。添付の図面に示され、以下の明細書に記載される具体的な方法、デバイス、装置、および機能が、本発明の概念の単なる例示的な実施形態であることも理解されたい。したがって、開示された実施形態に関する具体的な寸法、方向、または他の物理的特徴は、特に断りのない限り、限定的であるとみなされるべきではない。また、そうではない場合もあるが、前述の実施形態に見られる類似の要素は、本出願の本項内において類似の識別子で参照され得る。
ガラスシートを成形する方法およびそれに利用されるガラス成形ラインの実施形態は、本明細書おいて図1~16を参照して記載される。
ガラスシートは、例えば自動車のフロントガラス等のウィンドウの一部分として利用され得る。しかしながら、ガラスシートは、他の自動車用途を有してもよい。例えば、ガラスシートを利用して、サイドウィンドウ、サンルーフ、またはリアウィンドウを形成してもよい。このようなウィンドウは、単層または積層であってもよい。加えて、ガラスシートは、他の車両用途を有し得る。例えば、ガラスシートは、高速道路上および高速道路外の車両への用途を有し得る。また、ガラスシートは、建築用途、電子用途、工業用途、移動用途、海軍用途、航空宇宙用途、および他の用途を有し得る。
ある特定の実施形態では、ガラスシートはソーダ石灰シリケート組成物を有し得る。典型的なソーダ石灰シリケートガラス組成物は、SiO 69~74%、Al 0~3%、NaO 10~16%、KO 0~5%、MgO 0~6%、CaO 5~14%、SO 0~2%、およびFe 0.005~2%(重量)である。ガラス組成物は、他の添加剤、例えば、精製助剤も含有してもよく、精製助剤は通常最大2%の量で存在するであろう。他の実施形態では、ガラスシートは、他の組成物を有してもよい。例えば、ガラスシートは、ボロシリケート組成物またはアルミノシリケート組成物を有してもよい。ガラスシートは、0.5~25ミリメートル(mm)の間の厚さ、典型的には0.5~8mmの間の厚さを有し得る。
ガラスシートの形状は、実施形態によって異なり得る。しかしながら、ある特定の実施形態では、ガラスシートは平面図において長方形の外形を有し得る。好ましくは、ガラスシートは、第1の主面および第2の主面を有する。第2の主面は、第1の主面に対向する。
図1は、ガラス成形ライン100のある実施形態を示す。ある特定の実施形態では、ガラス成形ライン100は、プレス曲げの多様性を有する。他の実施形態(図示せず)では、ガラス成形ラインは、重力曲げの多様性を有する。
好ましくは、ガラス成形ライン100は、予熱炉104を含む。予熱炉104は、ガラスシート106の曲げが発生する前にガラスシート106を加熱する役割を果たす。予熱炉104では、ガラスシート106は、成形に適切な温度に加熱される。例えば、ガラスシート106は、590~670℃の温度に加熱され得る。したがって、ガラスシート106は、加熱ガラスシートとも呼ばれ得る。
ガラスシート106は、ローラ108上で炉104を通って運ばれる。ローラ108は、離間している。加熱状態のガラスシート106が変形可能であるため、より大きな支持を必要とすることから、ローラ108の間隔は、予熱炉104の出口付近で狭くなる。
予熱炉104の後に、曲げステーション110が続く。曲げステーション110は、第1の曲げツール112と、ある特定の実施形態では、第2の曲げツール114とを備える。曲げステーション110が、図1に示す曲げツールよりも多くの曲げツール112、114を備えてもよいことを理解されたい。また、図1に示す曲げツール112、114は、図1に示す位置以外の位置に配向されてもよい。
第1の曲げツール112および第2の曲げツール114は、当技術分野において従来のものでよい。ある実施形態では、第1の曲げツール112は、リング型金型であり、第2の曲げツール114は、フルフェイス金型である。第1の曲げツール112および第2の曲げツール114の適切な実施形態は、国際特許公開第WO2016/189319A1号にも記載されており、その全体の開示は参照により本明細書に組み込まれる。
図1に示すように、第1の曲げツール112は、雌型ツールであり得る。図2に最もよく示されているように、ある実施形態では、第1の曲げツール112は、ガラスシート106を受けるための成形面116、具体的には凹状成形面を有する。より具体的には、第1の曲げツール112は、その上にガラスシート106を受けるための上側成形面116を有する。ガラスシート106が成形面116上に受けられた後、ガラスシート106はその上に支持される。第1の曲げツール112は、その上にガラスシートの束、具体的には炭酸カルシウム等の適切な離型剤によって分離された入れ子状の対も支持してもよい。
図2に最もよく示されているように、第1の曲げツール112は、ガラスシート106を支持するように構成されている略長方形の外形または外周を有し得、ガラスシート106も長方形の外形を有する。本実施形態では、第1の曲げツール112は、第1の区分118および第2の区分120を有する。第1の区分118および第2の区分120の一方の端部に位置付けられているのは、第3の区分122である。第1の区分118および第2の区分120の別の端部に位置付けられているのは、第4の区分124である。設けられているとき、区分118~124は、略長方形の外形を画定する。しかしながら、第1の曲げツールは、他の構成を有してもよい。例えば、ある実施形態では、第1の区分は、第2の区分と平行な関係で設けられなくてもよい。他の実施形態では、第3の区分は、第4の区分と平行な関係で設けられなくてもよい。さらに他の実施形態では、第1の曲げツールの外形は、台形であってもよく、または成形される特定のガラスシートを支持するように適切に構成されている他の形態を有してもよい。また、図2に示すように、区分118~124の1つ以上は、1つ以上の湾曲した縁部を備え得る。
また、ある特定の実施形態では、曲げステーション110は、センタリングデバイス102を含む。センタリングデバイス102を使用して、ガラスシート106が第1の曲げツール112上に堆積される前に、ガラスシート106の位置付けを調節することができる。図2に示すように、センタリングデバイス102は、複数のポジショナ126、128を備え得る。ポジショナ126、128は、ガラスシート106が成形される前に、第1の曲げツール112に対してガラスシート106を位置付けることを容易にするように、第1の曲げツール112の周縁の周りに配置され得る。
図2に最もよく示されているように、第1のポジショナ126は、上方向および下方向に垂直に移動され得、ガラスシート106が成形面116上に堆積される前に、成形面116に対するガラスシート106の位置を調整するように構成されている。他の実施形態では、第1のポジショナ126は、ガラスシート106が成形面116上に堆積された後に、成形面116に対するガラスシート106の位置を調整するように構成されている。ある実施形態では、第1のポジショナ126は、シートが位置付けられているときに、ガラスシート106の前縁と接触する1つ以上の部分130、130Aを含み得る。別の実施形態では、第1のポジショナ126は、ガラスシート106の両側に接触する別々の部分132、132Aを含み得る。これらの実施形態では、第1のポジショナ126は、ストッパとしても作用してもよく、これはガラスシート106が第1の曲げツール112を越えて移動することを防止する。ガラスシート106が位置付けられた後、ガラスシート106と接触する第1のポジショナ126の部分130、130A、132、132Aは、ガラスシート106の曲げ中に、曲げツール112、114の1つ以上を妨げないように下方向に垂直に引き込まれるかまたは移動され得る。センタリングデバイス102は、第2のポジショナ128も備え得る。ある実施形態では、第2のポジショナ128は、ガラスシート106が成形面116上に堆積される前に、成形面116に対するガラスシート106の位置を調整するように構成されている。別の実施形態では、第2のポジショナ128は、ガラスシート106が成形面116上に堆積された後に、成形面116に対するガラスシート106の位置を調整するように構成されている。これらの実施形態では、第2のポジショナ128は、シートが位置付けられているときに、ガラスシート106の後縁と接触する1つ以上の部分134、134Aを含み得る。ガラスシート106の後縁に接触する第2のポジショナ128の部分134、134Aは各々、ピボットアーム136、136Aに取り付けられ得る。ガラスシート106が曲げステーション110内に完全に位置した後、ピボットアーム136、136Aは、回転して第2のポジショナ128をガラスシート106と接触させ得る。ガラスシート106が位置付けられた後、ガラスシート106と接触する第2のポジショナ128の部分134、134Aは、ガラスシート106の曲げ中に、曲げツール112、114の1つ以上を妨げないようにガラスシート106から離れるように回転され得る。
再び図1を参照すると、ガラスシート106を第1の曲げツール112の上方の場所に搬送するための複数のローラ138が設けられている。複数のローラ138の各ローラが、ガラスシート106をガラスの進行方向に搬送するように回転することが好ましい。また、第1の曲げツール112が静止位置にあるとき、複数のローラ138が、第1の曲げツール112の上方の高さまたは距離でガラスシート106を搬送することが好ましい。複数のローラ138がガラスシート106を搬送する高さが実質的に一定であることも好ましい。
ガラスシート106が予熱炉104を出ると、ガラスシート106は、予熱炉104内のローラ108から複数のローラ138に移送される。図2に示すように、ある特定の実施形態では、複数のローラ138は、異なる長さのローラを備え得る。他の実施形態(図示せず)では、複数のローラは、実質的に等しい長さのローラを備え得る。図1~3に示すように、複数のローラ138の各ローラは、隣接するローラから離間している。ローラ間に設けられた空間は、大きさが等しくてもよい。複数のローラ138の各ローラが、各ローラが下方向または上方向に垂直に移動できるという点で移動可能であることが好ましい。
ガラス成形ライン100は、流体パッドアセンブリ140も備える。流体パッドアセンブリ140によって、ガラスシート106を第1の曲げツール112上に位置付け、ガラスシート106を複数のローラ138から第1の曲げツール112へ移送することが容易になる。流体パッドアセンブリ140は、1つ以上の流体パッド142を備える。複数の流体パッド142を設けることが好ましい。複数の流体パッド142を設けるとき、流体パッド142は、配列として構成され得る。
ある特定の実施形態では、流体パッドアセンブリ140は、下方向または上方向に垂直に移動可能である。流体パッドアセンブリ140が垂直に移動可能である実施形態では、1つ以上の流体パッド142も、下方向または上方向に垂直に移動可能である。このような一実施形態では、流体パッドアセンブリ140が複数のローラ138と共に下方向または上方向に垂直に移動するように、流体パッドアセンブリ140が複数のローラ138に連結される。別のこのような実施形態では、流体パッドアセンブリ140および複数のローラ138の移動は、同時である。したがって、本実施形態では、複数のローラ138が下方向または上方向に垂直に移動するとき、流体パッドアセンブリ140は、下方向または上方向に垂直に移動する。さらに別の実施形態では、複数のローラ138が下方向または上方向に垂直に移動するとき、流体パッドアセンブリ140は、複数のローラ138と同じ方向に垂直に移動する。本実施形態では、流体パッドアセンブリ140と複数のローラ138との移動は、同時であり得る。例えば、複数のローラ138が下方向に垂直に移動するとき、流体パッドアセンブリ140は、下方向に垂直に移動し、これは複数のローラ138が移動するのと同時であり得る。また、本実施形態では、複数のローラ138が上方向に垂直に移動するとき、流体パッドアセンブリ140は、複数のローラ138が移動するのと同時に上方向に垂直に移動し得る。他の実施形態では、流体パッドアセンブリ140は、垂直に移動可能ではない。
上述のように、ガラスシート106は、第1の主面および第2の主面を有する。流体パッドアセンブリ140は、ガラスシート106の主面のうちの1つに流体の流れを供給する。ある特定の実施形態では、ガラスシート106の第1の主面は、流体パッドアセンブリ140に面している。これらの実施形態では、第2の主面は、第2の曲げツール114に面し得る。したがって、これらの実施形態では、流体パッドアセンブリ140は、ガラスシート106の第1の主面に流体の流れを供給する。設けられた各流体パッド142が、ガラスシート106の主面に流体の流れを供給するように構成されていることが好ましい。ガラスシート106の第1の主面が複数の流体パッド142に面するとき、流体パッド142は各々、ガラスシート106の第1の主面に流体の流れを供給する。
各流体パッド142は、流体の流れがガラスシート106の主面に供給および分配され得るように位置付けられている。ガラスシート106に対する特定の流体パッド142の位置は、ガラスシート106の形状に基づいて選択してもよい。いくつかの実施形態では、流体パッドアセンブリ140は、ガラスシート106が第1の曲げツール112上に堆積される前に、ガラスシート106の前縁の少なくとも一部分の下方に位置付けられている流体パッド142と、ガラスシート106の後縁の少なくとも一部分の下方に位置付けられている別の流体パッド142とを備え得る。この配置は、ガラスシートの前縁および/または後縁が湾曲した部分を備える場合に特に好ましい。また、図1~図3を参照すると、流体パッド142が、複数のローラ138の隣接するローラ間に設けられた空間の少なくとも1つに位置付けられていることが好ましい。好ましくは、流体パッド142は、複数のローラ138の隣接するローラ間に設けられた各空間に位置付けられている。図1~図4に示すように、流体パッド142は、互いに離間している。ある実施形態では、流体パッド142は、互いに均等に離間し、図1~図3に示すように、移動可能ローラ138が隣接する流体パッド142間に設けられた各空間に設けられ得る。
設けられた複数のローラ138のローラの数および流体パッドアセンブリ140の流体パッド142の数は、ガラスシート106のサイズおよび形状に依存し得る。流体パッドアセンブリ140が複数の流体パッド142を備える実施形態では、設けられた流体パッド142の数は、設けられている複数のローラ138のローラの数と同じであり得る。図示されていない本実施形態では、設けられた流体パッド142の数はnであり、設けられた複数のローラ138のローラの数はnである。他の実施形態では、設けられた流体パッド142の数は、設けられている複数のローラ138のローラの数より少なくてもよい。図1に示す本実施形態では、設けられた複数のローラ138のローラの数はnであり、設けられた流体パッド142の数はnより少ない。例えば、本実施形態では、設けられた流体パッド142の数は、n-1であり得る。しかしながら、ある特定の実施形態では、設けられた流体パッド142の数が、設けられている複数のローラ138のローラの数より多いことが好ましい。これらの実施形態では、設けられた複数のローラ138のローラの数はnであり得、設けられた流体パッド142の数はnよりも多い。例えば、図2~図4に示す実施形態に示すように、設けられた流体パッド142の数は、n+1であり得る。これらの実施形態では、ガラスシート106が第1の曲げツール112上に堆積される前のガラスシート106の前縁に最も近い複数のローラ138のローラ138Aであるローラ138Aが、一対の流体パッド142の間に設けられ、ガラスシート106が第1の曲げツール112上に堆積される前のガラスシート106の後縁に最も近い複数のローラ138のローラ138Bである別のローラ138Bが、一対の流体パッド142の間に設けられる。さらに、本実施形態では、複数のローラ138の各ローラは、一対の流体パッド142の間に設けられ得る。
流体パッドアセンブリ140によって供給された流体の流れは、ガラスシート106と接触し、ガラスシート106の少なくとも一部分を第1の曲げツール112の上方で支持する。流体パッドアセンブリ140によって供給された流体の流れは、所定の期間にわたってガラスシート106の少なくとも一部分を支持し得る。しかしながら、ガラスシート106が第1の曲げツール112上に堆積されると、ガラスシート106が一時的にだけ流体の流れによって支持されることを理解されたい。これらの実施形態では、より多くの流体流がガラスシート106の後縁付近に提供され、次いでガラスシート106の前縁付近に提供されるように、流体の流れがガラスシート106に分配されることが好ましい。また、ガラスの進行に対して直角方向に流体がガラスシート106全体に均等に分配されるように、流体の流れがガラスシート106に分配されることも好ましい。
ガラスシート106が、ガラスシート106と複数のローラ138の各ローラとの間に空間を生成する高さで第1の曲げツール112の上方に支持されることが好ましい。しかしながら、ある特定の実施形態では、ガラスシート106の1つ以上の部分と複数のローラ138の1つ以上のローラとの間に空間が設けられていないときに本方法を実施してもよい。さらに、ある特定の実施形態では、ガラスシート106に供給された流体の流れは、ガラスシート106を上方向に垂直に移動させるか、またはガラスシート106が複数のローラ138によって搬送される高さより上方にガラスシート106の高さを上昇させる。しかしながら、ガラスシート106を第2の曲げツール114と接触させる高さまで、またはガラスシート106が第2の曲げツール114上に堆積されるように、流体の流れがガラスシート106を上方向に垂直に移動させないことが好ましい。他の実施形態では、ガラスシート106に供給された流体の流れは、ガラスシート106を支持するが、ガラスシート106を上方向に垂直に移動させず、またはガラスシート106が複数のローラ138によって搬送される高さより上方にガラスシート106の高さを上昇させない。さらに他の実施形態では、ガラスシート106に供給された流体の流れは、ガラスシート106と複数のローラ138の各ローラとの間に空間を生成するのに必要な距離だけガラスシートを上方向に垂直に移動させる。
ガラスシート106と複数のローラ138の各ローラとの間に空間を生成することによって、第1の曲げツール112に対するガラスシート106の位置付けが容易になる。しかしながら、ある特定の実施形態では、ガラスシート106の1つ以上の部分と複数のローラ138の1つ以上のローラとの間に空間が設けられていないとき、ガラスシート106は依然として第1の曲げツール112に対して位置付けられ得る。ガラスシート106がセンタリングデバイス102によって第1の曲げツール112の成形面116に対して位置付けられるとき、ガラスシート106の位置付けまたは位置調整が、ガラスシート106の少なくとも一部分が流体の流れによって支持されているときに行われることが好ましい。好ましくは、ガラスシート106は、第1の曲げツール112の上方に支持され、複数のローラ138および流体パッドアセンブリ140が下方向に垂直に引き込まれるまたは移動するときに位置付けされる。
流体の流れは、それがガラスシート106に供給されるときの温度にあり、その温度は、好ましくは流体の流れがガラスシート106に供給されるときに発生し得る欠陥を軽減するように選択される。好ましくは、流体の流れの温度は、18~550℃になるように選択される。より好ましくは、流体の流れがガラスシート106に供給されるときの流体の流れの温度は、350~450℃である。
流体の流れの温度が選択される実施形態では、流体の流れは加熱され得る。これらの実施形態では、流体の流れは、流体パッドアセンブリ140によって受けられる前に加熱され得る。他の実施形態では、流体の流れは、流体パッドアセンブリ140によって受けられた後に加熱され得る。これらの実施形態では、流体パッドアセンブリ140によって受けられた流体の流れを加熱するために、1つ以上の加熱要素143が、流体パッドアセンブリ140内に設けられ得る。上述の実施形態では、流体の流れは、流体パッドアセンブリ140から排出される前に加熱される。代替として、流体の流れの温度は、加熱を必要としないように選択してもよい。本実施形態では、流体の流れは、周囲温度で提供され得る。
ガラスシート106の主面に流体の流れを提供するために、流体パッドアセンブリ140は、1つ以上の流体源144、具体的には1つ以上の加圧流体源と流体連通している。ある実施形態では、流体は、空気を含む。本実施形態では、1つ以上の流体源144は、加圧空気源であり得る。他の実施形態では、本方法は、他の気体または気体混合物を含む流体を利用して実施されてもよい。例えば、流体は、実質的に精製された形態の気体窒素、水蒸気、または類似の特性を有する気相の別の化合物を含み得る。したがって、他の流体源が設けられてもよい。
再び図2を参照すると、ある実施形態では、1つ以上の流体源144から流体パッドアセンブリ140への流体の流れは、1つ以上のコントローラ145によって調節される。1つ以上のコントローラ145は、1つ以上のバルブ147を介して流体の流れを調節する。1つ以上のバルブ147の各バルブによって、1つ以上の流体源144と流体パッドアセンブリ140との間の流体連通が可能になり得る。ある実施形態では、1つ以上のコントローラ145は、1つ以上のバルブ147と通信して、信号を1つ以上のバルブ147に提供する。流体の流れを提供することが望ましいとき、1つ以上のコントローラ145は、信号を1つ以上のバルブ147に提供し得る。1つ以上のバルブ147が1つ以上のコントローラ145から信号を受信するとき、1つ以上のバルブ147は開位置に付勢され得る。本実施形態では、1つ以上のバルブ147のうちの少なくとも1つのバルブが開位置にあるとき、1つ以上の流体源144からの流体の流れは、流体パッドアセンブリ140に提供される。
ガラスシート106の少なくとも一部分が流体の流れによって支持された後、1つ以上のバルブ147は、1つ以上のバルブ147を閉位置に付勢する別の信号を1つ以上のコントローラ145から受信し得る。他の実施形態では、1つ以上のバルブ147を閉位置に付勢することは、1つ以上のバルブ147が1つ以上のコントローラ145から信号を受信しないときに発生する。両方の実施形態では、1つ以上のバルブ147が閉位置にあるとき、流体パッドアセンブリ140への流体の流れは停止される。流体パッドアセンブリ140への流体の流れが停止されるとき、ガラスシート106の主面への流体の流れは停止される。
いくつかの実施形態では、ガラスシート106の少なくとも一部分が流体の流れによって支持された後に、1つ以上のバルブ147は、閉位置に付勢される。したがって、これらの実施形態では、ガラスシート106の主面に供給された流体の流れは、ガラスシート106の少なくとも一部分が流体の流れによって支持された後に停止される。また、これらの実施形態では、ガラスシート106の主面に供給された流体の流れは、ガラスシート106の位置が第1の曲げツール112の成形面に対して調整された後に終了し得る。ある実施形態では、ガラスシート106の主面に供給された流体の流れは、ガラスシート106が第1の曲げツール112の成形面上に堆積される前に停止される。別の実施形態では、ガラスシート106の主面に供給された流体の流れは、ガラスシート106が第1の曲げツール112の成形面上に堆積された後に停止される。
別の実施形態では、複数のローラ138が下方向に垂直に移動した後に、1つ以上のバルブ147は、閉位置に付勢される。したがって、本実施形態では、ガラスシート106の主面に供給された流体の流れは、複数のローラ138が下方向に垂直に移動した後に停止される。しかしながら、他の実施形態では、1つ以上のバルブ147は、複数のローラ138が下方向に垂直に移動し始めると同時に、閉位置に付勢される。これらの実施形態では、ガラスシート106の主面に供給された流体の流れは、複数のローラ138が下方向に垂直に移動するとき、または複数のローラが静止位置になった後に終了し得る。また、これらの実施形態では、ガラスシート106の主面に供給された流体の流れは、ガラスシート106が第1の曲げツール112の成形面上に堆積される前または後に終了し得る。さらに他の実施形態では、1つ以上のバルブ147は、閉位置に付勢され、複数のローラ138は垂直に移動しない。これらの実施形態では、ガラスシート106の主面に供給された流体の流れは、ガラスシート106が第1の曲げツール112の成形面上に堆積される前または後に停止されることが好ましい。上述の実施形態では、1つ以上のバルブ147は、ガラスシート106の位置が第1の曲げツール112の成形面に対して調整された後に、閉位置に付勢され得る。したがって、これらの実施形態では、ガラスシート106の主面に供給された流体の流れは、ガラスシート106の位置が第1の曲げツール112の成形面に対して調整された後に停止される。
1つ以上のコントローラ145は、センタリングデバイス102とも通信し、信号をセンタリングデバイス102に提供して、ガラスシート106の位置付けを調節し得る。ある実施形態では、1つ以上のコントローラ145は、第1のポジショナ126および/または第2のポジショナ128に信号を提供する。ある実施形態では、信号が第1のポジショナ126によって受信されるとき、第1のポジショナ126の1つ以上の部分132、132Aは、第1の構成から上方向に垂直に第2の構成に移動し、そこで、第1のポジショナ126の1つ以上の部分132、132Aが、ガラスシート106と接触し、成形面116に対するガラスシート106の位置を調整する。別の実施形態では、信号が第1のポジショナ126によって受信されるとき、第1のポジショナ126の1つ以上の部分132、132Aは、第2の構成から下方向に垂直に第1の構成に移動し、ガラスシート106の曲げ中に曲げツール112、114の1つ以上を妨げないようにする。他の実施形態では、第1のポジショナ126の1つ以上の部分132、132Aの上方向または下方向の垂直移動は、信号が1つ以上のコントローラ145によって第1のポジショナ126に提供されないときに発生し得る。ある特定の実施形態では、信号は、第2のポジショナ128によっても受信され得る。このような一実施形態では、信号が第2のポジショナ128によって受信されるとき、第2のポジショナ128の1つ以上の部分134、134Aは、第1の構成からガラスシート106に向けて第2の構成に回転され、第2のポジショナ128をガラスシート106と接触させて、成形面116に対するガラスシート106の位置を調整する。ガラスシート106が位置付けられた後、第2のポジショナ128は、1つ以上のコントローラ145から別の信号を受信し得、第2のポジショナ128の1つ以上の部分134、134Aを第2構成からガラスシート106から離れて第1の構成に回転させて、ガラスシート106の曲げ中に曲げツール112、114の1つ以上を妨げないようにする。他の実施形態では、第2のポジショナ128が1つ以上のコントローラ145から信号を受信しないとき、ガラスシート106に向かうまたはガラスシート106から離れた第2のポジショナ128の回転が発生する。いくつかの実施形態では、1つ以上のコントローラ145を使用して、1つ以上の流体源144から流体パッドアセンブリ140への流体の流れを調節し、信号をセンタリングデバイス102に提供してガラスシート106の位置付けを調節する。好ましくは、1つ以上のコントローラ145は、ガラスシート106を支持するために流体パッドアセンブリ140への流体の流れを調節し、信号をセンタリングデバイス102に提供して、ガラスシート106の少なくとも一部分が流体の流れによって第1の曲げツールの上方に支持されている間にガラスシート106の位置が調節されるようにガラスシート106の位置付けを調節する。
1つ以上のコントローラ145は、第1の曲げツール112と、複数のローラ138および流体パッドアセンブリ140の移動を可能にする駆動機構(図示せず)とも通信し、それらに信号を提供し得る。1つ以上のコントローラ145によって第1の曲げツール112および駆動機構(図示せず)に提供された信号は、第1の曲げツール112、複数のローラ138、および/または流体パッドアセンブリ140の下方向または上方向の垂直の移動を指示し得る。また、ある特定の実施形態では、1つ以上のコントローラ145が、第2の曲げツール114とも通信し、信号を第2の曲げツール114に提供して、第2の曲げツール114の下方向および上方向の垂直の移動を指示し得ることも理解されたい。
ある特定の実施形態では、1つ以上のコントローラ145は、ソフトウェアとも称され得る1組のプログラミング命令の制御下で上述の信号を動作および/または提供し得る。1つ以上のコントローラ145は、プログラミング命令が格納されているメモリ(図示せず)を含み得る。ある実施形態では、一組のプログラミング命令によって、1つ以上のコントローラ145は、流体の流れ、成形面116に対するガラス基板106の位置付け、ならびに/または曲げツール112、114、複数のローラ138、および/もしくは流体パッドアセンブリ140の移動を所定の順序で調節することが可能になる。
1つ以上のコントローラ145も信号を受信し得る。例えば、1つ以上のコントローラ145は、電源149および/またはオペレータ制御デバイス151と通信し、それらから信号を受信し得る。他の実施形態では、1つ以上のコントローラ145は、センタリングデバイス102、第1の曲げツール112、第2の曲げツール114、1つ以上のバルブ147、および/または駆動機構から信号を受信し得る。
上述のように、流体の流れは、1つ以上の流体源144から流体パッドアセンブリ140に提供される。流体の流れは、第1の圧力で1つ以上の流体源144から提供される。ある実施形態では、第1の圧力は、60psi以上である。しかしながら、他の実施形態では、第1の圧力は、60psi未満であり得る。ある特定の実施形態では、流体の流れの圧力は、流体パッドアセンブリ140内で減少し、ガラスシート106に供給された流体の流れが、ガラスシート106を第1の曲げツール112の上方で支持するが、ガラスシート106を第2の曲げツール114に接触させる高さまでガラスシート106を上方向に垂直に移動させないようにする。したがって、これらの実施形態では、流体パッドアセンブリ140内において、流体の流れは第2の圧力にある。これらの実施形態では、流体の流れの第1の圧力は、流体の流れの第2の圧力より大きい。ある実施形態では、流体の流れの圧力は、流体パッドアセンブリ140内で5psi以下である。より具体的には、本実施形態では、流体の流れの圧力は、各流体パッド142内で5psi以下である。
好ましくは、流体の流れは、パルスとして比較的短期間にわたって提供される。例えば、ある実施形態では、流体の流れは、パルスとして1秒以下の間、流体パッドアセンブリ140に提供される。好ましくは、パルスは、0.1~1秒の間提供される。より好ましくは、これらの実施形態では、パルスは0.5秒以下の間提供される。流体の流れがパルスとして流体パッドアセンブリ140に提供されるとき、流体パッドアセンブリ140が、パルスとしてガラスシート106の主面に上述の時間の間流体の流れを供給することが好ましい。また、ある特定の実施形態では、流体パッドアセンブリ140からガラスシート106の主面への流体の流れが、複数のローラ138が下方向に垂直に移動し始めた後に停止されることが好ましい。したがって、流体の流れがパルスとして提供されるとき、流体のパルスは、複数のローラが第1の位置にあるときに開始し、複数のローラ138が第1の位置から下方向に垂直に第1の曲げツール112に向かって移動するときに終わる。
図2に示すように、流体パッドアセンブリ140は、2つの流体源144と流体連通し得る。本実施形態では、流体源144は、加圧流体を流体パッドアセンブリ140に提供し、別々の導管を利用して加圧流体を流体パッド142の両側に提供する。別の実施形態では、図3~図5に示す実施形態と同様に、流体パッドアセンブリ140は、単一の流体源144と流体連通している。図5に最もよく示されているように、本実施形態では、流体分配マニホールド146が設けられている。流体分配マニホールド146は、流体源144から流体の流れを受けるための入口148を有する。入口148は、入口部分150と流体連通している。入口部分150は、2つ以上の流体導管152と流体連通している。流体導管152を利用して、流体パッド142の両側に流体を分配する。2つ以上の流体導管152は、流体パッド142にも取り付けられ、それを支持するために利用され得る。各流体導管152は、1つ以上の流体パッド142と流体連通しており、ある特定の実施形態では、各流体パッド142と流体連通し得る。流体分配マニホールド146は、プラットフォーム154に取り付けられ、それによって支持され得る。本実施形態では、流体分配マニホールドの入口部分150は、プラットフォーム154の開口部156を通って延在し得る。
各流体パッド142は、所定の長さLを有する。図示する実施形態では、各流体パッド142の長さL~Lは、ガラスの進行方向と直角関係で設けられている。ある実施形態では、図4に示す実施形態と同様に、各流体パッド142は、異なる長さL~Lを有する。本実施形態では、流体パッド142の長さL~Lは、ガラスの進行方向において減少する。他の実施形態(図示せず)では、2つ以上の流体パッドは、同じまたは実質的に同じ長さを有し得る。各流体パッド142は、所定の幅も有する。図示する実施形態では、各流体パッド142の幅は、ガラスの進行方向と平行関係で設けられている。また、ある特定の実施形態では、流体パッド142の幅は、互いに等しくてもよい。
ここで、流体パッド142の様々な実施形態を図6~図16を参照して説明する。1つのみの流体パッド142について以下に説明するが、流体パッドアセンブリの各流体パッドを上述のように構成することができることを理解されたい。代替として、ある特定の実施形態では、流体パッドアセンブリは、以下に説明するように構成されている1つ以上の流体パッドを含んでもよい。
図示するように、ある特定の実施形態では、流体パッド142は、はっきりと画定されている縁部を有し、1つ以上の平坦な外面を備え得る。図6、9、および13に最もよく示されているこのような一実施形態では、流体パッド142は、略長方形の形状を有し得る。しかしながら、他の実施形態では、図2に示す実施形態のように、流体パッドは、別の多角形の形状を有してもよい。さらに他の実施形態(図示せず)では、流体パッドは、1つ以上の湾曲した表面によって画定され得る。
ここで図6~図16を参照すると、ある実施形態では、各流体パッド142は、流体源から流体の流れを受けるための少なくとも1つの流体入口158を有する。ある実施形態では、流体の流れは、流体分配マニホールド146を介して流体入口158に連通する。別の実施形態では、各流体パッド142は、流体分配マニホールド146から流体の流れを受けるための一対の流体入口を有する。本実施形態では、一対の入口の各流体入口158は、流体分配マニホールド146の流体導管152に取り付けられ、それと流体連通している。
各流体入口158は、流体パッド142の本体部分160に形成されている。好ましくは、各流体入口158は、本体部分160の下壁162に形成されている。一対の対向する側壁164、166は、下壁162の両側に取り付けられ得る。一対の対向する端壁168、170は、下壁162の両端に取り付けられ得る。
流体パッド142は、下壁162、対向側壁164、166、および対向端壁168、170によって少なくとも部分的に画定されているチャンバ172を備える。拡散板174は、チャンバ172内に各流体入口158に隣接して設けられている。この位置では、拡散板174は、流体パッド142の内部内で流体を横方向に分配するために利用され、流体パッド142から排出されるときに流体パッド142を横切って流体の流れが実質的に均一になるようにする。
好ましくは、拡散板174は、流体入口158と離間した関係にある。より具体的には、拡散板174と流体入口158との間の関係が、拡散板174が流体入口158から流体の流れを受けるようになっていることが好ましい。拡散板が流体入口158から流体の流れを受けた後、拡散板174を利用して流体を流体パッド142内で横方向に分配する。また、拡散板174を利用して、流体パッド142内に流体を垂直に分配してもよい。ある実施形態では、拡散板は、流体入口158と整合している開口部を有する実質的に中実の部材であり得る。図6~図8に示す実施形態では、流体パッド142は、一対の拡散板174を備える。図7に最もよく示されているように、各拡散板174は、チャンバ172内に設けられた1つ以上のスペーサ176によって、対応する流体入口158と離間した関係で保持されている。これらの実施形態では、拡散板174は、同様に構成され得る。
拡散板174を通過した後、流体の流れは、チャンバ172を通って流体パッド142の流体出口178に向かって上方向に垂直に向けられ得る。したがって、チャンバ172は、流体入口158と流体出口178との間に設けられている。好ましくは、ガラスシート106に損傷を与えることなくガラスシート106を支持するのに十分な流体を供給するために、流体出口178は、ガラスシート106の第1の主面に隣接して設けられている。ある実施形態では、ガラスシート106の第1の主面と流体出口178との間の距離(上方向において)は、5mm以下である。より好ましくは、距離は、1mm以下である。
流体の流れは、流体出口178を介して流体パッド142から排出される。流体出口178は、流体の流れを排出するための1つ以上の開口部180を備え得る。1つ以上の開口部180が複数の開口部を備える実施形態では、1つ以上の開口部180の各開口部は、円形であり、直径を有し得る。これらの実施形態では、開口部180の直径は、同じサイズであり得る。他の実施形態では、開口部180の1つ以上は、別の形状を有し得る。好ましくは、1つ以上の開口部180は、カバー部材182に形成される。図6~図8に示すこのような一実施形態では、流体パッド142の流体出口178は、多孔質カバー部材によって画定されている。本実施形態では、1つ以上の開口部180が複数の開口部を備え、複数の開口部の開口部が互いに離間していることが好ましい。さらに、本実施形態では、複数の開口部の隣接する開口部間の空間が互いに等しいことが好ましい場合がある。したがって、ある特定の実施形態では、複数の開口部の隣接する開口部は互いに均等に離間している。
ある実施形態では、多孔質カバー部材182は、スクリーンを含み得る。他の実施形態(図示せず)では、カバー部材182は、メッシュを含み得る。上述の実施形態では、ワイヤ織布(図示せず)が、流体出口178の上に位置付けられ得る。ワイヤ織布は、ガラスシート106を損傷から保護し、流体パッド142から排出された後の流体の流れの拡散を助ける。図9~図16に示す他の実施形態では、流体パッドの流体出口178は、1つ以上のノズル開口部184によって画定されている。
流体の流れが流体パッドアセンブリ140によって受けられた後に加熱される実施形態では、加熱要素143が流体パッド142内に設けられることが好ましい。好ましくは、加熱要素143は、チャンバ172内に位置付けられている。これらの実施形態では、加熱要素143は、電気抵抗加熱によって熱を発生させ得る。加熱要素143は、流体パッド142の実質的に全体の長さLに延在し得る。好ましくは、加熱要素143は、流体入口158と流体出口178との間に位置付けられている。より具体的には、ある実施形態では、加熱要素143は、拡散板174と流体出口178との間に位置付けられている。この位置において、加熱要素143は、流体の流れが流体パッドアセンブリ140から排出されてガラスシート106に接触する前に、流体の流れを選択された温度に加熱することができる。
図9~図10に最もよく示されているように、ノズル開口部184は、ガラスの進行に対して直角方向に互いに整合され得る。代替として、図14に最もよく示されているように、ノズル開口部184は、ある特定のノズル開口部184Aと整合され、他のノズル開口部186、186Aに対して鋭角に配向されてもよい。本実施形態では、ノズル開口部184は、2つの隣接するノズル開口部186、186Aに対して鋭角に設けられている。2つの隣接するノズル開口部186、186Aは、ノズル開口部184をそれが整合されている別のノズル開口部184Aから分離する。
ノズル開口部184、184A、186は、円形を有し得る。しかしながら、ノズル開口は別の形状を有してもよい。ある特定の実施形態では、流体パッド142は、複数のノズル開口部184、184A、186、186Aを備え得、複数のノズル開口部の2つ以上は、同じ形状を有し得る。本実施形態では、2つ以上のノズル開口部は、円形を有し得る。別の実施形態では、流体パッド142は、複数のノズル開口部184、184A、186、186Aを備え、各ノズル開口部は、同じ形状である。他の実施形態(図示せず)では、流体パッドは、複数のノズル開口部を備えてもよく、複数のノズル開口部の2つ以上は異なる形状を有してもよい。
各ノズル開口部184、184A、186、186Aは、ノズル188、190の一部分として設けられている。したがって、流体パッド142は、1つ以上のノズル188、190を備え得る。ある特定の実施形態では、図13~図16に示す実施形態と同様に、ノズル190は、一対のノズル開口部186、186Aを備え得る。これらの実施形態では、一対のノズル開口部186、186Aは、同じ形状を有し得る。各ノズル188、190は、流体パッドの側壁164、166に取り付けられてそれらの間に設けられ、流体パッドの下壁162から離間している。
流体パッドの1つ以上のノズル188、190は、類似の方式または他の方式で構成することができる。ある実施形態では、ノズル188、190は、本体部分192、192Aを備える。本体部分192、192Aは、金属または別の十分に剛性の材料で形成され得る。本体部分192、192Aは、流体パッドのチャンバ172を少なくとも部分的に画定し得る。
流体入口194は、本体部分192、192Aに設けられ、チャンバ172と流体連通している。ノズル190が一対のノズル開口部186、186Aを備えるとき、本体部分は、一対の流体入口194、194Aを備え得る。流体入口194、194Aは、円筒形を有し得る流体入口部分196、196Aと流体連通している。流体入口部分196、196Aは、溝198、198Aまで上方向に延在する。流体入口部分196、196Aの端部は、溝198、198Aの端部と流体連通している。溝198、198Aの反対側の端部は、ノズル開口部186、186Aと流体連通している。
溝198、198Aは、略円錐形を有し得る。ある実施形態では、溝198、198Aは、円錐台形を有する。バッフル200、202、202Aは、溝198、198Aの両端の間で溝198、198A内に配置され得る。設けられているとき、バッフル200、202、202Aは、溝198、198A内で壁部分204、204Aに固定され得る。壁部分204、204Aは、溝198、198Aの形状を少なくとも部分的に画定する。ある実施形態では、図12に示す実施形態と同様に、バッフル200は、1つ以上の締結具206を利用して壁部分204に固定される。別の実施形態では、図16に示す実施形態と同様に、バッフル202、202Aは、圧入により壁部分204に固定される。
ある特定の実施形態では、図13~図16に示す実施形態のように、ノズル190は、一対の溝198、198Aを備え得る。一対の溝の各溝198、198Aは、上述のようであり得、これらの実施形態では、バッフル202、202Aは、各溝198、198Aに配置され得る。
再び図1を参照すると、ガラスシート106は、複数のローラ138上に運ばれた後、ガラスの進行方向に移動し続ける。第1のポジショナ126に達する前に、流体の流れが流体パッドアセンブリ140から排出される。ガラスシート106は、流体パッドアセンブリ140からの流体の流れを受け、それと接触する。流体の流れは、ガラスシート106の少なくとも一部分を支持する。支持されている間、ガラスシート106の位置は、第1のポジショナ126および/または第2のポジショナ128によって、第1の曲げツール112の成形面116の位置に対して調整することができる。ガラスシート106の位置を調整した後、ガラスシート106を第1の曲げツール112上に堆積させることを容易にするために、複数のローラ138は、下方向に垂直に移動され得る。他の実施形態では、ガラスシート106が流体の流れによって支持されると、複数のローラ138は、下方向に垂直に移動され得る。これらの実施形態では、複数のローラ138は、ガラスシート106が第1の曲げツール112上に堆積される前に、第1の曲げツール112に向かう方向に移動され得る。また、本実施形態では、流体パッドアセンブリ140は、複数のローラ138が上述のように移動するとき、第1の曲げツール112に向かって下方に垂直に移動し得る。加えて、ガラスシート106を第1の曲げツール112上に堆積させる前に、第1の曲げツール112は、複数のローラ138に向かう方向に垂直に移動し得る。例えば、本実施形態では、第1の曲げツール112は、図1に最もよく示されている静止位置から、複数のローラ138に向かって上方向に垂直に移動し得る。しかしながら、他の実施形態では、第1の曲げツール112が、ガラスシート106がその上に堆積されるまで動かず、図1に示す静止位置に留まることが好ましい。さらに他の実施形態では、ガラスシート106が第1の曲げツール112上に堆積される前に、複数のローラ138は垂直に移動しなくてもよい。代わりに、これらの実施形態では、支持されたガラスシート106は、静止位置から複数のローラ138に向かって上方向に第1の曲げツール112を垂直に移動させることによって、第1の曲げツール112上に堆積される。第1の曲げツール112が複数のローラ138に向かって移動している実施形態では、ガラスシート106を第1の曲げツール112上に堆積させる前に、第1の曲げツール112がガラスシート106にも向かって移動していることを理解されたい。上述の実施形態の全てにおいて、ガラスシート106の少なくとも一部分は、流体の流れによって支持され、第1の曲げツール112の成形面116上に堆積される。
有利には、上述のように第1の曲げツール112の成形面116上にガラスシート106を堆積させること、およびガラス成形ライン100を利用することによって、曲げの前にガラスシート106と成形表面116との間の改善された整合がもたらされる。改善された整合によって、ガラスシート106に所望の特性が付与され、ガラスシート106が曲げ後に高品質を有することが保証される。さらに、ガラスシート106が第1の曲げツール112上に堆積される直前に、ガラスシート106の少なくとも一部分が複数のローラ138と接触しないため、他の成形方法およびガラス成形ラインと比較して、ガラスシート106上のマークによって引き起こされる光学歪みが低減される。
ガラスシート106がプレス曲げされる場合、ガラスシート106が第1の曲げツール112上に堆積されると、第2の曲げツール114が移動せずに、第1の曲げツール112が第2の曲げツール114に向かって移動して、ガラスシート106をプレス曲げすることが好ましい。本実施形態では、第1の曲げツール112の移動に続いて、ガラスシート106が第1の曲げツール112と第2の曲げツール114との間でプレス曲げされる。しかしながら、他の実施形態では、第1の曲げツール112が、第2の曲げツール114に向かって移動し、第2の曲げツール114が、第1の曲げツール112に向かって移動してもよい。代替として、第2の曲げツール114は、第1の曲げツール112が移動せずに、第1の曲げツール112に向かって移動してもよい。これらの代替のいずれにおいても、目的は、第1の曲げツール112と第2の曲げツール114との間でガラスシート106をプレス曲げするために第1の曲げツール112と第2の曲げツール114との間の相対移動をもたらすことにある。
プレス中、ガラスシート106を所望の形状に形成することを容易にするために、第2の曲げツール114に形成された通路208に真空を引いてもよい。ガラスシート106の成形が完了すると、ガラスシート106は、第2の曲げツール114の通路208を通って加えられる陽圧によって第2の曲げツール114から解放され得る。
曲げ工程が完了すると、搬送デバイス(図示せず)は、成形されたガラスシート106を徐冷炉210内に運ぶ役割を果たす。徐冷炉210において、成形されたガラスシート106は、当技術分野で知られているように強化または焼きなましされ、取り扱いできる温度に冷却される。成形されたガラスシート106は、フロントガラス、サイドウィンドウ、サンルーフ、またはリアウィンドウ等の車両用のウィンドウの構築に使用することができる。このようなウィンドウは、単層または積層であり得る。
特許法の規定に従って、本発明をその好ましい実施形態を表すと考えられるものとして説明してきたが、本発明がその範囲または趣旨から逸脱することなく具体的に例示および説明した以外にも実施できることに留意されたい。

Claims (23)

  1. ガラスシートを成形する方法であって、
    ガラスシートを提供することと、
    第1の曲げツールを備える曲げステーションを提供することであって、前記第1の曲げツールが前記ガラスシートを受けるための成形面を有する、提供することと、
    前記ガラスシートを複数のローラ上で前記第1の曲げツールの上方の場所に搬送することと、
    前記ガラスシートの主面に流体の流れを供給することによって、前記第1の曲げツールの上方で前記ガラスシートの少なくとも一部分を支持することと、
    前記ガラスシートを前記第1の曲げツールの前記成形面に堆積させることと、
    前記第1の曲げツールの前記成形面に対する前記ガラスシートの位置を調整すること、を含む、方法。
  2. 前記第1の曲げツールの前記成形面に対する前記ガラスシートの位置を、前記ガラスシートを前記第1の曲げツールの前記成形面上に堆積させる前に調整する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の曲げツールの前記成形面に対する前記ガラスシートの位置を、前記ガラスシートを前記第1の曲げツールの前記成形面上に堆積させた後に調整する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記ガラスシートを前記第1の曲げツールに堆積させる前に、前記第1の曲げツールに向かう方向に前記複数のローラを移動させることをさらに含む、請求項1~3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記ガラスシートを前記第1の曲げツールの前記成形面上に支持することをさらに含む、請求項1~4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記ガラスシートを前記複数のローラ上である高さで搬送することをさらに含み、前記ガラスシートの前記主面に供給された前記流体の流れが、前記ガラスシートを前記高さの上方に上昇させる、請求項1~5のいずれかに記載の方法。
  7. 流体パッドアセンブリから前記流体の流れを排出することをさらに含む、請求項1~6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記ガラスシートを予熱炉内で加熱することと、前記ガラスシートを前記複数のローラに移送することとをさらに含む、請求項1~7に記載の方法。
  9. 前記ガラスシートを前記第1の曲げツール上に堆積させる前に、前記第1の曲げツールを前記複数のローラに向かう方向に移動させることをさらに含む、請求項1~8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記流体の流れが空気を含む、請求項1~9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記ガラスシートの前記主面に供給された前記流体の流れが、前記ガラスシートが前記第1の曲げツールの前記成形面上に堆積される前または後に停止される、請求項1~10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記流体パッドアセンブリから前記流体の流れを排出する前に、前記流体の流れを加熱することをさらに含む、請求項に記載の方法。
  13. 前記流体パッドアセンブリが、1つ以上の流体パッドを備える、請求項または12に記載の方法。
  14. 前記ガラスシートの前記主面に供給された前記流体の流れが、前記ガラスシートの位置が調整された後に停止される、請求項2に記載の方法。
  15. 前記ガラスシートの前記主面に供給された前記流体の流れが、前記ガラスシートが前記第1の曲げツールの前記成形面上に堆積される前または後に停止される、請求項2または14に記載の方法。
  16. 前記流体の流れが、前記流体パッドアセンブリによって第1の圧力で受けられ、前記1つ以上の流体パッド内で第2の圧力にあり、前記流体の流れの前記第1の圧力が、前記流体の流れの前記第2の圧力よりも大きい、請求項13に記載の方法。
  17. 前記1つ以上の流体パッドが、互いに離間している、請求項13または16に記載の方法。
  18. 第1の曲げツールを備える曲げステーションであって、前記第1の曲げツールが、ガラスシートを受けるための成形面を有する、曲げステーションと、
    前記ガラスシートを前記第1の曲げツールの上方の場所に搬送するための複数のローラと、
    1つ以上の流体パッドを備える流体パッドアセンブリであって、各流体パッドが、前記第1の曲げツールの上方で前記ガラスシートの少なくとも一部分を支持するために、前記ガラスシートの主面に流体の流れを供給するように構成されている、流体パッドアセンブリと、を備える、ガラス成形ラインであって、
    前記1つ以上の流体パッドのうちの少なくとも1つの流体パッドが、流体源から前記流体の流れを受けるための流体入口と、前記流体パッドから前記流体の流れを排出するための流体出口とを備え、チャンバが、前記流体入口と前記流体出口との間に設けられており、前記流体出口が、カバー部材内に形成されている1つ以上の開口部を備え、
    前記ガラス成形ラインは、センタリングデバイスをさらに備え、前記センタリングデバイスが、前記第1の曲げツールの周縁の周りに配置された第1のポジショナを備え、前記第1のポジショナが、前記ガラスシートが前記第1の曲げツールの前記成形面上に堆積される前または後に前記第1の曲げツールの前記成形面に対して前記ガラスシートの位置を調整するように構成されている、ガラス成形ライン。
  19. 1つ以上のコントローラをさらに備え、前記1つ以上のコントローラが、1つ以上のバルブと通信して、信号を前記1つ以上のバルブに提供し、1つ以上の流体源から前記流体パッドアセンブリへの前記流体の流れを調節する、請求項18に記載のガラス成形ライン。
  20. 前記少なくとも1つの流体パッドが、前記チャンバ内に位置付けられた加熱要素をさらに備える、請求項18に記載のガラス成形ライン。
  21. 前記流体入口と離間した関係で設けられた拡散板をさらに備え、前記拡散板が、前記流体入口から前記流体の流れを受け、前記流体パッド内で前記流体の流れを横方向に分配する、請求項18または20に記載のガラス成形ライン。
  22. 前記ガラスシートの位置を調節するためのセンタリングデバイスをさらに備え、前記1つ以上のコントローラが、前記センタリングデバイスと通信して、信号を前記センタリングデバイスに提供し、前記ガラスシートの位置付けを調節し、前記ガラスシートの前記少なくとも一部分が、前記センタリングデバイスが前記ガラスシートの位置付けを調節するとき、前記流体の流れによって前記第1の曲げツールの上方に支持される、請求項19に記載のガラス成形ライン。
  23. 前記加熱要素が、拡散板と前記流体出口との間にさらに位置付けられる、請求項20に記載のガラス成形ライン。
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