JP7167834B2 - 障害物・段差検知システム、及び移動体の注意喚起システム - Google Patents
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Description
特許文献1の障害物検出装置による障害物Obの検出方法は、以下のとおりである。
自律移動装置2の走行時には、自律移動装置2の走行中に距離画像センサ11で得られる距離画像と、基準画像記憶部12に格納されている距離画像との差分画像を差分画像生成部13で生成する。
前記高さ画像を第1及び第2の2値化部15a,15bで2段階の閾値で2値化し、2つの2値画像を生成する。
判断部16は、各2値画像が規定の関係を満たすときに、自律移動装置2が走行しようとする面を含む空間領域に障害物Obが存在すると判断する。
特許文献2の障害物・段差(凹部)を検出する装置による障害物19及び凹部17の検出方法は、以下のとおりである。
映像中の輝点Pの位置、並びにカメラ3のレンズ特性、取付角度、及び取付位置に基づいて、輝点検出角度θを求める。カメラ3の位置、投光装置5の位置、投光角度α、輝点検出角度θを用いて、輝点Pの座標を計算し、輝点PのZ軸上の座標値zから、輝点垂直距離△hを求める。
〔1〕移動体に搭載される障害物・段差検知システムであって、
前記移動体の前部及び後部の少なくとも一方に距離測定センサを設け、
前記距離測定センサは、前記移動体の前方又は後方の床面又は地面との距離を、上下方向及び左右方向の所定測定範囲内で測定し、
基準距離データ記憶部に記憶している基準距離データから所定の値だけ増加したものを上側の閾値とし、
前記基準距離データから所定の値だけ減少したものを下側の閾値とし、
前記移動体の走行時に、前記距離測定センサにより測定した距離データが前記下側の閾値を下回っていれば障害物を検出し、前記測定した距離データが前記上側の閾値を上回っていれば段差を検出する障害物・段差判定部を備え、
前記基準距離データは、前記移動体を水平基準面上に位置させた状態で前記距離測定センサにより測定した、前記所定測定範囲における左右方向中央の、前記移動体の近傍領域の距離データを少なくとも左右方向に拡張したデータを含み、
前記障害物・段差判定部で用いる前記上側の閾値を、前記所定測定範囲における左右方向中央から左右方向へ離れるに従って漸増するように設定し、
前記障害物・段差判定部で用いる前記下側の閾値を、前記所定測定範囲における左右方向中央から左右方向へ離れるに従って漸減するように設定してなる、
障害物・段差検知システム。
前記所定測定範囲内で上下方向位置が同じで左右方向位置が異なる2つの位置における、前記距離測定センサで測定した距離から、前記2つの位置の距離を結ぶ第1の線分を前記グラフ上に定めるとともに、
前記第1の線分の中点を通ってかつ左右方向と平行な直線を線対称軸として、前記第1の線分と線対称な第2の線分を前記グラフ上に定め、
前記グラフにおける前記線対称軸よりも上の、前記第1の線分上の値及び前記第2の線分上の値である距離データを、前記所定測定範囲における左右方向中央の上側の閾値を左右方向に拡張したものに加えて得られる値を、前記障害物・段差判定部で用いる上側の閾値とし、
前記グラフにおける前記線対称軸よりも下の、前記第1の線分上の値及び前記第2の線分上の値である距離データを、前記所定測定範囲における左右方向中央の下側の閾値を左右方向に拡張したものから引いて得られる値を、前記障害物・段差判定部で用いる下側の閾値としてなる、
前記〔1〕に記載の障害物・段差検知システム。
前記所定測定範囲内で上下方向位置が同じで左右方向位置が異なる2つの位置における、前記距離測定センサで測定した距離から、前記2つの位置の距離を結ぶ第1の線分を前記グラフ上に定めるとともに、
前記第1の線分の中点を通ってかつ左右方向と平行な直線を線対称軸として、前記第1の線分と線対称な第2の線分を前記グラフ上に定め、
前記グラフにおける前記線対称軸よりも上の、前記第1の線分上の値及び前記第2の線分上の値である距離データを、前記所定測定範囲における左右方向中央の上側の閾値を左右方向に拡張したものに加えて得られる値を、前記障害物・段差判定部で用いる上側の閾値とし、
前記グラフにおける前記線対称軸よりも下の、前記第1の線分上の値及び前記第2の線分上の値である距離データを、前記所定測定範囲における左右方向中央の下側の閾値を左右方向に拡張したものから引いて得られる値を、前記障害物・段差判定部で用いる下側の閾値とし、
前記上下方向位置である、前記横軸に平行な各行ごとに、前記第1の線分及び前記第2の線分を前記グラフ上に定めて、前記障害物・段差判定部で用いる上側の閾値、及び前記障害物・段差判定部で用いる下側の閾値を求めてなる、
前記〔1〕に記載の障害物・段差検知システム。
前記〔1〕~前記〔3〕の何れかに記載の障害物・段差検知システム。
走行前に前記フォークリフトが振動している最中に、前記所定測定範囲内で上下方向位置が同じで左右方向位置が異なる2つの位置の距離を、前記距離測定センサで複数回検出し、前記距離測定センサで測定した距離データの平均値から前記2つの位置の距離を定める、
前記〔2〕又は前記〔3〕に記載の障害物・段差検知システム。
前記〔5〕に記載の障害物・段差検知システム。
前記〔5〕又は前記〔6〕に記載の障害物・段差検知システム。
前記所定測定範囲における左右方向中央の下側の閾値を、前記移動体の近傍から奥行方向へ離れるに従って前記基準距離データに対して漸減するように設定してなる、
前記〔1〕~前記〔7〕の何れかに記載の障害物・段差検知システム。
前記基準距離データから所定の比率増加したものを当該上側の閾値とし、
前記基準距離データから所定の比率減少したものを当該下側の閾値としてなる、
前記〔8〕に記載の障害物・段差検知システム。
前記〔1〕~前記〔9〕の何れかに記載の障害物・段差検知システム。
前記〔1〕~前記〔3〕、前記〔5〕、前記〔7〕~前記〔10〕の何れかに記載の障害物・段差検知システムを用い、
前記移動体は、運転者が乗って運転を行うものであり、
前記距離測定センサは深度カメラであり、
当該カメラにより撮像した実画像をリアルタイムに表示する画面を有するモニタを運転席に備え、
前記障害物・段差検知システムで検知した障害物及び/又は段差を加工した画像を前記モニタに表示する、
移動体の注意喚起システム。
それにより、距離測定センサが光軸に対する回転(ロール)方向に傾いた状態で移動体に対して取り付けられていても、距離測定センサの傾きを考慮した閾値が設定されているので、障害物や段差の検出精度が低下しない。
よって、距離測定センサを移動体に後付けする作業の作業性を向上できるとともに、障害物や段差を正確に検出できる。
以下の実施形態において、移動体の例として示すフォークリフトのフォークの根元側から先端側を見る方向を前、その反対方向を後とし、前方に向かって左右を定義し、前方から見た図を正面図とする。
図1の概略斜視図、図2の正面図、図3の背面図、及び図4の右側面図に示す本発明の実施の形態に係る移動体であるフォークリフト1は、運転席7に乗った運転者Dが走行操作及び荷役操作を行う有人フォークリフトであり、運転席7にはモニタ10を備える。
フォークリフト1は、カウンタバランスフォークリフトに限定されるものではなく、他の様々な種類の有人フォークリフトであってもよい。
さらに、フォークリフト1は、後述する障害物・段差検知システムA及び移動体の注意喚起システムBを備える。
なお、本発明の障害物・段差検知システムAを搭載する移動体は、有人フォークリフトに限定されるものではなく、無人フォークリフト、又無軌道で自走する無人搬送車(AGV:Automated Guided Vehicle)であってもよい。
走行装置C1は、左右の前輪8,8及び左右の後輪9,9を備え、駆動輪である前輪8,8の駆動装置、及び操舵輪である後輪9,9の操舵装置等を備える。
荷役装置C2は、上下に昇降し、前後方向に傾動するマストM、荷を積載するフォーク2、及び、フォーク2を支持する、マストMに沿って上下するリフトブラケット3を有する。
フォーク2及びリフトブラケット3は、昇降駆動装置によりインナマスト4に沿って上下する。
マストMは、リフトブラケット3を支持して昇降するインナマスト4、及びインナマスト4を昇降可能にガイドするアウタマスト5からなる。
アウタマスト5は、ティルトシリンダ6により前後方向に傾動する。
図1の概略斜視図に示すトラックヤードTYにおいて、フォークリフト1は、トラックバースTBに乗り付けたトラックT,T,…に対して、例えばパレットP及びパレットP上の積載物Qである荷Wを積み込む作業、及び前記荷Wを取り卸す作業を行う。したがって、フォークリフト1は、トラックヤードTYにおけるプラットフォームPF上を走行するとともに、トラックバースTBに乗り付けたトラックTの荷台L上を走行する。
また、段差Nは、トラックヤードTYのプラットフォームPFの周縁部E等である。
障害物O及び段差Nは、前記具体例に限定されるものではなく、移動体が作業を行う環境により異なる。
(距離測定センサ)
移動体に搭載される本発明の障害物・段差検知システムは、移動体の前部及び後部の少なくとも一方に距離測定センサSを備える。
本発明の実施の形態に係る図2ないし図4の例では、移動体であるフォークリフト1の本体1Aの前部Fの左右に距離測定センサS,Sを備えるとともに、フォークリフト1の本体1Aの後部Rの左右にも距離測定センサS,Sを備える。
前部F及び後部Rに、それぞれ左右2個の距離測定センサS,Sを設けているのは、左右方向の視野を広げるためである。それにより、特に左方又は右方へ旋回する際に、旋回する方向に位置する障害物Oや段差Nを検出しやすくなる。
それにより、前部Fの深度カメラ11は、後述する方法で前方の障害物O及び/又は段差Nを検出するための距離測定を行うとともに、前方の死角を撮影できる。同様に、後部Rの深度カメラ11は、後述する方法で後方の障害物O及び/又は段差Nを検出するための距離測定を行うとともに、後方の死角を撮影できる。
深度カメラ11を用いることにより、障害物O及び/又は段差Nの検出と運転席7のモニタ10に表示する画像撮影を1つのカメラで行うことができる。
このようなフォークリフト1の走行時において、深度カメラ11を本体1Aの前部Fの下方に設けることにより、フォーク2に積載した荷Wで深度カメラ11の視野角が遮られない。それにより、荷Wにより遮られた運転者Dの前方の死角の画像を、深度カメラ11で撮影してモニタ10に表示できるので、運転者Dによる障害物Oや段差Nの視認性を向上できる。
その上、深度カメラ11を、本体1Aの前部Fの下方に設けることにより、足元の障害物Oや段差Nを検知できる。それにより、止む無く急旋回を強いられた場合等において、急旋回直後に足元に障害物Oや段差Nが存在する場合であっても、障害物Oや段差Nを検出できる。
閾値設定部13は、基準距離データ記憶部12に記憶している基準距離データ(RD)から所定の値だけ増加したものを上側の閾値(TH1)とし、前記基準距離データ(RD)から所定の値だけ減少したものを下側の閾値(TH2)とする。
障害物・段差判定部14は、フォークリフト1の走行時に、距離測定センサSにより測定した距離データが前記下側の閾値(TH2)を下回っていれば障害物Oを検出し、距離測定センサSにより測定した距離データが前記上側の閾値(TH1)を上回っていれば段差Nを検出する。
図8の説明図は、距離測定センサSである深度カメラ11の上下方向y及び左右方向xの所定測定範囲aの例を示している。
図9Aの説明図は、図5のようにフォークリフト1を水平基準面H上に位置させた状態で深度カメラ11により測定した、図8の所定測定範囲aにおける左右方向中央cの上下方向yの距離データrdを示している。
ここで、「左右方向に拡張」とは、図8の所定測定範囲aにおける左右方向中央cの上下方向yの距離データrd(図9A)をそのまま左右方向(x方向)に平行にシフトさせることをいう。
したがって、左右方向中央の距離データrdを左右方向に拡張したデータである基準距離データRDも、図9Aのようにyの増加とともに増加する。
あるいは、距離データrdの全てのデータを用いずに、フォークリフト1の近傍領域b(0≦y≦y0)の距離データrdを用いてもよい。その場合は、距離データrd(0≦y≦y0)から、その奥行方向の距離データrdを推測し、奥行方向の距離データrd(y0<y≦y1)を拡張する。
その場合の基準距離データRDは、測定した距離データrd(0≦y≦y0)及び奥行方向に拡張した距離データrd(y0<y≦y1)である、距離データrd(0≦y≦y1)を左右方向に拡張する。
ただし、基準距離データRDとして、深度カメラ11により測定した距離データrdの全てのデータ(0≦y≦y1のデータ)を左右方向に拡張したデータを用いる方が、基準距離データRDの精度が高くなる。
図8の左右方向中央cの閾値は、図9Bの説明図のように、基準距離データRDに対して所定の比率増加したものを上側の閾値th1とし、基準距離データRDに対して所定の比率減少したものを下側の閾値th2とする。前記所定の比率は、例えば5~20%とする。
すなわち、所定測定範囲aにおける左右方向中央cの上側の閾値th1を、移動体の近傍から奥行方向へ離れるに従って基準距離データRDに対して漸増するように設定し、所定測定範囲aにおける左右方向中央cの下側の閾値th2を、移動体の近傍から奥行方向へ離れるに従って基準距離データRDに対して漸減するように設定する。それにより、奥行方向へ離れるほど大きくなるセンサノイズを考慮した閾値を設定できる。
図10A及び図10Bの説明図ように、図8の所定測定範囲a内の左右方向xを横軸とし、深度カメラ11により測定した距離dを縦軸としたx-dグラフを用いる。
図8の所定測定範囲a内で横軸xに平行な一つの行、すなわち上下方向y位置が同じで左右方向x位置が異なる2つの位置、例えば(x1,y)、(-x1、y)における、深度カメラ11で測定した距離d1,d2を用いる。
図10Aに示すように、x-dグラフ上に、2つの位置(x1,y)、(-x1、y)の距離d1,d2を結ぶ第1の線分L1を定める。
次に、第1の線分L1の中点MPを通ってかつ左右方向xと平行な直線を線対称軸ASとして、図10Bに示すように、x-dグラフ上に、線対称軸ASに対して第1の線分L1と線対称な第2の線分L2を定める。
図10Bのグラフにおける線対称軸ASよりも下の、第1の線分L1上の値na及び第2の線分L2上の値nbである距離データを上下方向に拡張したデータを、図9Bの下側の閾値th2を左右方向に拡張したものから引いて得られる値を、図8の所定測定範囲a内の下側の閾値、すなわち障害物・段差判定部14で用いる下側の閾値(TH2)とする。
ここで、「上下方向に拡張」とは、図10Bのx-dグラフの距離データ(pa及びpb、もしくはna及びnb)をそのまま上下方向(y方向)に平行にシフトさせることをいう。
前記一つの行を代表させて左右方向の閾値を求め、上下方向に拡張する場合と同様に、図8の上下方向y位置である、横軸xに平行な各行ごとに、前記第1の線分L1及び前記第2の線分を図10Bのグラフ上に定める。そして、前記方法で、障害物・段差判定部14で用いる上側の閾値(TH1)、及び障害物・段差判定部14で用いる下側の閾値(TH2)を求める。
全ての行について左右方向の閾値を求めることで、特に距離測定センサSが深度カメラ11である場合に、深度カメラ11の特性により、各行においてx-dグラフ上の第1の線分L1及び第2の線分L2が異なる場合に、距離測定センサSの特性を考慮した閾値を設定できる。
それにより、距離測定センサSが光軸に対する回転(ロール)方向に傾いた状態で移動体に対して取り付けられていても、距離測定センサSの傾きを考慮した閾値が設定されているので、障害物Oや段差Nの検出精度が低下しない。
よって、距離測定センサSを移動体に後付けする作業の作業性を向上できるとともに、障害物Oや段差Nを正確に検出できる。
移動体がフォークリフト1であり、フォークリフト1の振動が比較的大きく、前記振動が距離測定センサSの距離測定に影響する場合、フォークリフト1の走行前にエンジンをかけて、フォークリフト1が振動している最中に、距離測定センサSの所定測定範囲内で上下方向位置が同じで左右方向位置が異なる2つの位置の距離を、距離測定センサSで複数回検出し、距離測定センサSで測定した距離データの平均値から前記2つの位置の距離を定める。
定めた前記2つの距離を用いて前記方法で、障害物・段差判定部14で用いる上側の閾値(TH1)、及び障害物・段差判定部14で用いる下側の閾値(TH2)を求めることにより、距離測定センサSの傾きだけではなく、フォークリフト1の振動を考慮した閾値を設定できる。
定めた前記2つの距離を用いて前記方法で、障害物・段差判定部14で用いる上側の閾値(TH1)、及び障害物・段差判定部14で用いる下側の閾値(TH2)を設定し直すことにより、フォークリフト1の動作環境が大変な悪路である場合等において、障害物O又は段差Nの誤検出を抑制できる。
図7のブロック図に示すように、本発明の実施の形態に係る移動体の注意喚起システムBは、障害物・段差検知システムAに加え、画像処理部15及びモニタ10を備える。
図11の概略図の左モニタ画面GL及び右モニタ画面GRに、検知した障害物Oを加工した画像16、及び検知した段差Nを加工した画像17を表示する。例えば、検知した障害物Oを加工した画像16は青色とし、検知した段差Nを加工した画像17は赤色とする。
図6の平面図における本体1Aの幅WD内の正面の範囲を「Main」、「Main」の左右方向外方を「Sub」としており、「Red」は障害物O又は段差Nの距離が近い場合、「Yellow」は、障害物O又は段差Nの距離が遠い場合を示す。
すなわち、図11の「RedInMain」は、障害物O又は段差Nが「Main」の範囲に存在し、距離が近い(この場合は、段差Nを加工した画像17が近いので、段差Nが近い)ことを示している。
注意喚起システムBは、さらに図示していないランプ(インジケータ)を備えてもよい。例えば、ランプは少なくとも赤色と黄色の表示灯を備え、障害物O及び/又は段差Nの接近距離に応じて点灯する表示灯を切り替えることができる。
ランプを備えることで、運転者Dに対する注意喚起をさらに効果的に行うことができる。
2 フォーク 3 リフトブラケット
4 インナマスト 5 アウタマスト
6 ティルトシリンダ 7 運転席
8 前輪 9 後輪
10 モニタ 11 深度カメラ
12 基準距離データ記憶部 13 閾値設定部
14 障害物・段差判定部 15 画像処理部
16 障害物を加工した画像 17 段差を加工した画像
A 障害物・段差検知システム AS 線対称軸
B 移動体の注意喚起システム C1 走行装置
C2 荷役装置 D 運転者
E プラットフォームの周縁部 F 前部
FL 床面又は地面 GL 左モニタ画面
GR 右モニタ画面 H 水平基準面
I 入荷品又は出荷品置き場 J 柱
K 作業者 L 荷台
L1 第1の線分 L2 第2の線分
M マスト MP 中点
N 段差 O 障害物
P パレット PF プラットフォーム
Q 積載物 R 後部
RD 基準距離データ S 距離測定センサ
ST 状態表示 T トラック
TB トラックバース
TH1 障害物・段差判定部で用いる上側の閾値
TH2 障害物・段差判定部で用いる下側の閾値
TY トラックヤード W 荷
WD 本体の幅
a 所定測定範囲 b 左右方向中央の移動体の近傍領域
c 左右方向中央 d 距離
na 線対称軸よりも下の第1の線分上の値である距離データ
nb 線対称軸よりも下の第2の線分上の値である距離データ
pa 線対称軸よりも上の第1の線分上の値である距離データ
pb 線対称軸よりも上の第2の線分上の値である距離データ
rd 左右方向中央の距離データ
th1 左右方向中央の上側の閾値
th2 左右方向中央の下側の閾値
x 横軸(左右方向) y 上下方向
α,β 視野角
Claims (11)
- 移動体に搭載される障害物・段差検知システムであって、
前記移動体の前部及び後部の少なくとも一方に距離測定センサを設け、
前記距離測定センサは、前記移動体の前方又は後方の床面又は地面との距離を、上下方向及び左右方向の所定測定範囲内で測定し、
基準距離データ記憶部に記憶している基準距離データから所定の値だけ増加したものを上側の閾値とし、
前記基準距離データから所定の値だけ減少したものを下側の閾値とし、
前記移動体の走行時に、前記距離測定センサにより測定した距離データが前記下側の閾値を下回っていれば障害物を検出し、前記測定した距離データが前記上側の閾値を上回っていれば段差を検出する障害物・段差判定部を備え、
前記基準距離データは、前記移動体を水平基準面上に位置させた状態で前記距離測定センサにより測定した、前記所定測定範囲における左右方向中央の、前記移動体の近傍領域の距離データを少なくとも左右方向に拡張したデータを含み、
前記障害物・段差判定部で用いる前記上側の閾値を、前記所定測定範囲における左右方向中央から左右方向へ離れるに従って漸増するように設定し、
前記障害物・段差判定部で用いる前記下側の閾値を、前記所定測定範囲における左右方向中央から左右方向へ離れるに従って漸減するように設定してなる、
障害物・段差検知システム。 - 前記所定測定範囲内の左右方向を横軸とし、前記距離測定センサにより測定した距離を縦軸としたグラフを用い、
前記所定測定範囲内で上下方向位置が同じで左右方向位置が異なる2つの位置における、前記距離測定センサで測定した距離から、前記2つの位置の距離を結ぶ第1の線分を前記グラフ上に定めるとともに、
前記第1の線分の中点を通ってかつ左右方向と平行な直線を線対称軸として、前記第1の線分と線対称な第2の線分を前記グラフ上に定め、
前記グラフにおける前記線対称軸よりも上の、前記第1の線分上の値及び前記第2の線分上の値である距離データを、前記所定測定範囲における左右方向中央の上側の閾値を左右方向に拡張したものに加えて得られる値を、前記障害物・段差判定部で用いる上側の閾値とし、
前記グラフにおける前記線対称軸よりも下の、前記第1の線分上の値及び前記第2の線分上の値である距離データを、前記所定測定範囲における左右方向中央の下側の閾値を左右方向に拡張したものから引いて得られる値を、前記障害物・段差判定部で用いる下側の閾値としてなる、
請求項1に記載の障害物・段差検知システム。 - 前記所定測定範囲内の左右方向を横軸とし、前記距離測定センサにより測定した距離を縦軸としたグラフを用い、
前記所定測定範囲内で上下方向位置が同じで左右方向位置が異なる2つの位置における、前記距離測定センサで測定した距離から、前記2つの位置の距離を結ぶ第1の線分を前記グラフ上に定めるとともに、
前記第1の線分の中点を通ってかつ左右方向と平行な直線を線対称軸として、前記第1の線分と線対称な第2の線分を前記グラフ上に定め、
前記グラフにおける前記線対称軸よりも上の、前記第1の線分上の値及び前記第2の線分上の値である距離データを、前記所定測定範囲における左右方向中央の上側の閾値を左右方向に拡張したものに加えて得られる値を、前記障害物・段差判定部で用いる上側の閾値とし、
前記グラフにおける前記線対称軸よりも下の、前記第1の線分上の値及び前記第2の線分上の値である距離データを、前記所定測定範囲における左右方向中央の下側の閾値を左右方向に拡張したものから引いて得られる値を、前記障害物・段差判定部で用いる下側の閾値とし、
前記上下方向位置である、前記横軸に平行な各行ごとに、前記第1の線分及び前記第2の線分を前記グラフ上に定めて、前記障害物・段差判定部で用いる上側の閾値、及び前記障害物・段差判定部で用いる下側の閾値を求めてなる、
請求項1に記載の障害物・段差検知システム。 - 前記距離測定センサは深度カメラである、
請求項1~3の何れか1項に記載の障害物・段差検知システム。 - 前記移動体はフォークリフトであり、
走行前に前記フォークリフトが振動している最中に、前記所定測定範囲内で上下方向位置が同じで左右方向位置が異なる2つの位置の距離を、前記距離測定センサで複数回検出し、前記距離測定センサで測定した距離データの平均値から前記2つの位置の距離を定める、
請求項2又は3に記載の障害物・段差検知システム。 - 前記距離測定センサは深度カメラである、
請求項5に記載の障害物・段差検知システム。 - 障害物又は段差が無くても障害物又は段差を検出してしまう、走行時に振動を生じる地面を前記フォークリフトが走行している際に、当該振動がある状態で、前記所定測定範囲内で上下方向位置が同じで左右方向位置が異なる2つの位置の距離を、前記距離測定センサで複数回測定し、前記距離測定センサで測定した距離データの平均値から前記2つの位置の距離を定め、前記障害物・段差判定部で用いる上側の閾値、及び前記障害物・段差判定部で用いる下側の閾値を設定し直す、
請求項5又は6に記載の障害物・段差検知システム。 - 前記所定測定範囲における左右方向中央の上側の閾値を、前記移動体の近傍から奥行方向へ離れるに従って前記基準距離データに対して漸増するように設定し、
前記所定測定範囲における左右方向中央の下側の閾値を、前記移動体の近傍から奥行方向へ離れるに従って前記基準距離データに対して漸減するように設定してなる、
請求項1~7の何れか1項に記載の障害物・段差検知システム。 - 前記所定測定範囲における左右方向中央の上側の閾値及び下側の閾値において、
前記基準距離データから所定の比率増加したものを当該上側の閾値とし、
前記基準距離データから所定の比率減少したものを当該下側の閾値としてなる、
請求項8に記載の障害物・段差検知システム。 - 前記基準距離データは、前記移動体を水平基準面上に位置させた状態で前記距離測定センサにより測定した、前記所定測定範囲における左右方向中央の全ての距離データを左右方向に拡張したものである、
請求項1~9の何れか1項に記載の障害物・段差検知システム。 - 請求項1~3、5、7~10の何れか1項に記載の障害物・段差検知システムを用い、
前記移動体は、運転者が乗って運転を行うものであり、
前記距離測定センサは深度カメラであり、
当該カメラにより撮像した実画像をリアルタイムに表示する画面を有するモニタを運転席に備え、
前記障害物・段差検知システムで検知した障害物及び/又は段差を加工した画像を前記モニタに表示する、
移動体の注意喚起システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019082727A JP7167834B2 (ja) | 2019-04-24 | 2019-04-24 | 障害物・段差検知システム、及び移動体の注意喚起システム |
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