JP7167805B2 - ロータの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータの製造方法に関する。
従来、ロータコアの内周面にシャフトが固定されるロータの製造方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、パイプ構造を有した中空形状の回転軸と、内周面に回転軸が固定された積層鉄心とを備えるモータ用ロータの製造方法が開示されている。この製造方法では、積層鉄心の径方向の内側に、回転軸が配置される。また、積層鉄心の軸方向の端面から軸方向に隙間を隔てて離れた位置に、ハイドロフォーミング成形機の成形型が配置される。そして、この成形型に回転軸が固定される。これにより、積層鉄心と成形型とに亘って配置された回転軸のうちの一部が外部に露出された状態になる。そして、ハイドロフォーミング法によって、回転軸の積層鉄心に対応する部分が膨張(塑性変形)されることにより、回転軸が積層鉄心に対して固定される。また、回転軸の内部全体に液体が注入されて回転軸の内部の内圧が高められることによって、回転軸のうちの外部に露出された部分が積層鉄心の内径より膨張して、抜止部が形成される。その後、回転軸のうちの積層鉄心に対応する部分よりも軸方向の外側の部分に、ベアリングが配置される。
特開2001-268858号公報
ここで、モータ用ロータでは、一般的に、積層鉄心に対して、ベアリングを軸方向に精度良く配置する必要がある。言い換えると、積層鉄心とベアリングとの軸方向の相対位置は、ハイドロフォーミングを行う際に、極力変化しないことが望ましい。しかしながら、上記特許文献1に記載のモータ用ロータの製造方法では、ハイドロフォーミングを行うために、積層鉄心の軸方向の端面から軸方向に隙間を隔てて離れた位置に、成形型が配置される。このため、この成形型の軸方向の位置と、積層鉄心の軸方向の位置とは、互いに固定されておらず、ハイドロフォーミングを行う際に、積層鉄心が成形型に対して軸方向に移動した場合、積層鉄心と成形型との相対位置が変化する場合があると考えられる。この場合、回転軸における積層鉄心の固定位置および抜止部の固定位置が変化して、積層鉄心とベアリングとの相対位置が変化してしまうと考えられる。この結果、上記特許文献1に記載のモータ用ロータでは、回転軸に対してハイドロフォーミングを行う場合に、ハイドロフォーミングを行った回転軸に対してベアリング(シャフトに配置される部材)を配置する際に、積層鉄心(ロータコア)に対して軸方向に精度良く、ベアリング(シャフトに配置される部材)を配置することが容易ではないという問題点があると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、シャフトにハイドロフォーミングを行う場合にも、シャフトに配置される部材を、ロータコアに対して軸方向に精度良く配置することが可能なロータの製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面におけるロータの製造方法は、シャフト挿入孔を有する環状のロータコアのシャフト挿入孔の内周面に、円筒形状を有するシャフトが固定される、ロータの製造方法であって、シャフトの径方向外側に位置するとともに、シャフトの軸方向に交差する段差面が形成された、シャフトを準備する工程と、ロータコアの軸方向の一方側の端面と、型部の第1位置決め面とが軸方向に接触するように、ロータコアを型部に配置する工程と、シャフトを準備する工程の後に、第1位置決め面の軸方向の位置と異なる軸方向の位置において、第1位置決め面と軸方向の相対位置が固定された型部の第2位置決め面と、段差面とが軸方向に接触するように、シャフトを型部に配置する工程と、ロータコアの端面と第1位置決め面とが当接した状態で、かつ、段差面と第2位置決め面とが当接した状態で、シャフトの内部に流体を充填させるとともに流体による内圧によってシャフトを膨張させることにより、シャフト挿入孔の内周面に、シャフトの一部を圧接させるハイドロフォーミングによって、シャフトをロータコアに固定する工程と、を備える。
この発明の一の局面におけるロータの製造方法では、上記のように、型部において、第1位置決め面と第2位置決め面との軸方向の相対位置を固定する。そして、本発明では、型部の第2位置決め面と段差面とが軸方向に接触するように、シャフトを型部に配置する工程を設ける。さらに、本発明では、ロータコアの端面と第1位置決め面とが当接した状態で、かつ、段差面と第2位置決め面とが当接した状態で、ハイドロフォーミングによって、シャフトをロータコアに固定する工程を設ける。これにより、互いに軸方向の相対位置が固定された第1位置決め面および第2位置決め面のうちの、第1位置決め面にロータコアの端面が当接した状態で、かつ、第2位置決め面にシャフトの段差面が当接した状態で、ハイドロフォーミングを行うことができる。このため、ロータコアの端面とシャフトの段差面との相対位置が変化するのを防止することができる。そして、シャフトの段差面には、部材(たとえば、軸受部材など)を配置することができる。この結果、シャフトにハイドロフォーミングを行う場合にも、シャフトに配置される部材を、ロータコアに対して軸方向に精度良く配置することができる。
本発明によれば、上記のように、シャフトにハイドロフォーミングを行う場合にも、シャフトに配置される部材を、ロータコアに対して軸方向に精度良く配置することができる。
一実施形態によるロータの軸方向に沿った断面図である。 一実施形態によるロータの構成を示す平面図である。 一実施形態によるロータの製造工程を示すフロー図である。 一実施形態によるロータコアの平面図である。 一実施形態によるシャフトを形成する工程を説明するための断面図であり、図5(A)は、加工後のシャフトの状態を示す図であり、図5(B)は、加工前のシャフト(パイプ部材)の状態を示す図である。 一実施形態によるロータコアを下型に配置する工程を説明するための図である。 一実施形態によるシャフトを孔部に配置する工程を説明するための図である。 一実施形態によるシャフトを下型に配置する工程を説明するための図である。 一実施形態によるシャフトをロータコアに固定する工程を説明するための図である。 一実施形態の第1変形例によるロータおよびロータの製造装置の構成を示す図である。 一実施形態の第2変形例によるロータおよびロータの製造装置の構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
[本実施形態のロータの構造]
図1および図2を参照して、本実施形態によるロータ100の構造について説明する。なお、ロータ100は、図示しないステータと組み合わせられることにより、回転電機を構成する。
本願明細書では、「軸方向および回転軸線方向」とは、ロータ100の回転軸線(符号C1)(Z1方向、Z2方向)に沿った方向(図1参照)を意味する。また、「上方」とは、Z1方向を意味し、「下方」とは、Z2方向を意味する。また、「径方向内側」とは、ロータ100の回転軸線C1に向かう方向(R1方向)を意味する。また、「径方向外側」とは、ロータ100の外側に向かう方向(R2方向)を意味する。また、「周方向」とは、図2に示すように、ロータ100の周方向(A1方向、A2方向)を意味する。
図1に示すように、ロータ100は、ロータコア10と、シャフト20と、軸受部材31および32とを備える。ロータコア10は、孔部11aを有する複数の電磁鋼板11が軸方向に沿って積層されることにより形成されている。たとえば、電磁鋼板11は、珪素鋼板により構成されている。また、ロータコア10は、中心軸が回転軸線C1と一致する円筒形状を有する。また、ロータコア10(孔部11a)の内周面12は、軸方向に沿って略面一状に形成されている。また、ロータコア10の外周面13は、軸方向に沿って略面一状に形成されている。なお、孔部11aは、特許請求の範囲の「シャフト挿入孔」の一例である。
シャフト20は、中心軸が回転軸線C1と一致する円筒形状を有する。たとえば、シャフト20は、炭素鋼により構成されている。また、シャフト20は、ロータコア10の内周面12に固定されている。そして、シャフト20は、第1部分40と、第2部分50と、第3部分60とを含む。また、第1部分40と、第2部分50と、第3部分60とは、それぞれ、円筒形状を有する。たとえば、第1部分40と、第2部分50と、第3部分60とは共に、内径D1を有する。すなわち、第1部分40の内周面42、第2部分50の内周面52と、第3部分60の内周面62とは、Z方向に互いに略面一に形成されている。
第1部分40は、シャフト20のうちの軸方向の中央部において、ロータコア10の内周面12に配置される部分である。詳細には、第1部分40の外周面41と、ロータコア10の内周面12とが当接している。本実施形態では、第1部分40は、孔部11aの内周面12に、ハイドロフォーミングを用いて、圧接されている。また、第1部分40の外径は、D11であり、厚みは、t1である。
第2部分50は、シャフト20のうちの第1部分40よりもZ1方向側の部分である。また、第3部分60は、シャフト20のうちの第1部分40よりもZ2方向側の部分である。そして、第2部分50は、軸受部材31が配置される部分である。また、第3部分60は、軸受部材32が配置される部分である。
そして、第2部分50および第3部分60の外径は共に、D12であり、厚みは共に、t2である。ここで、外径D12は、第1部分40の外径D11よりも小さい。また、厚みt2は、第1部分40の厚みt1よりも小さい。
また、第1部分40の外周面41と第2部分50の外周面51との間に、段差部71が形成されている。詳細には、段差部71は、第1部分40の外周面41から第2部分50の外周面51に向かって、径方向内側に窪む形状を有する。そして、段差部71は、軸方向に直交する方向に平行な段差面71aを含む。段差面71aは、図2に示すように、Z1方向を向く(Z1方向側が表面となる)ように形成されている。
また、第1部分40の外周面41と第3部分60の外周面61との間に段差部72が形成されている。また、段差部72は、第1部分40の外周面41から第3部分60の外周面61に向かって、径方向内側に窪む形状を有する。そして、段差部72は、軸方向に直交する方向に平行な段差面72aを含む。また、段差面72aは、Z2方向側を向くように形成されている。
そして、軸受部材31は、第2部分50の外周面51を径方向外側から周方向に取り囲むとともに、段差部71の段差面71aに接触するように配置されている。また、軸受部材32は、第3部分60の外周面61を径方向外側から周方向に取り囲むとともに、段差部72の段差面72aに接触するように配置されている。そして、軸受部材31および32は、シャフト20およびロータコア10を回転軸線C1中心に回転可能に支持している。
また、段差面71aは、ロータコア10のZ1方向側の端面14から軸方向に間隔を隔てて配置されている。たとえば、段差面71aと端面14との軸方向の距離は、D21である。すなわち、軸受部材31と端面14との軸方向の距離は、D21である。また、段差面72aは、ロータコア10のZ2方向側の端面15から軸方向に間隔を隔てて配置されている。たとえば、段差面72aと端面15との軸方向の距離は、D22である。すなわち、軸受部材32と端面15との軸方向の距離は、D22である。なお、端面15は、特許請求の範囲の「ロータコアの軸方向の一方側の端面」および「ロータコアの下方側の端面」の一例である。
[本実施形態のロータの製造方法]
次に、図3~図9を参照して、本実施形態によるロータ100の製造方法を説明する。図3には、ロータ100の製造工程のフローチャートが示されている。
まず、ステップS1において、ロータコア10が準備(形成)される。具体的には、順送プレス加工装置(図示せず)内において、帯状の電磁鋼板から、図4に示すように、孔部11aを有する複数の円環状の電磁鋼板11が打ち抜かれ、複数の電磁鋼板11が回転軸線方向に沿って積層される。これにより、環状(円筒形状)を有するロータコア10が形成される。また、本実施形態では、互いに同一の複数の電磁鋼板11が積層されており、孔部11aの内周面12が、回転軸線方向に沿って面一になる形状を有するように、ロータコア10が形成される。
ステップS2において、シャフト20が準備される。具体的には、図5(A)に示すように、シャフト20の径方向外側に位置するとともに、シャフト20の軸方向に交差する段差面71aおよび72aが形成された、シャフト20が準備される。詳細には、外径D31を有する第1部分40と、第1部分40よりもZ1方向側に設けられた外径D12を有する第2部分50と、第1部分40よりもZ2方向側に設けられた外径D12を有する第3部分60と、を含むシャフト20が形成される。
たとえば、図5(B)に示すように、外径D31および厚みt1を有するパイプ部材20aが準備される。そして、このパイプ部材20aの第2部分50の外周面51に対応する部分および第3部分60の外周面61に対応する部分が切削されることにより、外径D12および厚みt2を有する第2部分50および外径D12および厚みt2を有する第3部分60が形成される。また、第1部分40の外周面41と第2部分50の外周面51との間に、段差面71aを有する段差部71が形成される。また、第1部分40の外周面41と第3部分60の外周面61との間に、段差面72aを有する段差部72が形成される。
そして、本実施形態では、段差面71aは、第1部分40の外周面41と第2部分50の外周面51とを接続するとともに、Z方向に直交する面として形成される。また、段差面71aは、Z1方向を向く面として形成される。また、段差面72aは、第1部分40の外周面41と第3部分60の外周面61とを接続するとともに、Z方向に直交する面として形成される。また、段差面72aは、Z2方向を向く面として形成される。すなわち、段差面71aは、第2部分50の外周面51と略直交するように形成される。また、段差面72aは、第3部分60の外周面61と略直交するように形成される。
ステップS3において、ロータコア10がハイドロフォーミング成形機200の下型210に配置される。具体的には、まず、図6に示すように、上方の面である第1面211と上方の面である第2面212とを有する下型210が準備される。また、下型210の径方向内側には、後述するリフター220が配置される孔部213が設けられている。なお、下型210は、特許請求の範囲の「型部」の一例である。また、第1面211は、特許請求の範囲の「第1位置決め面」の一例である。また、第2面212は、特許請求の範囲の「第2位置決め面」の一例である。
本実施形態では、第1面211と、第1面211の軸方向の位置P1と異なる軸方向の位置P2において、第1面211と軸方向の相対位置が固定された第2面212とを有する下型210が準備される。詳細には、第1面211は、下型210において、第2面212よりも上方側の部分に形成されている。たとえば、第1面211と第2面212との軸方向の距離は、ロータコア10の端面15と軸受部材32との軸方向の距離D22と略同一に設定されている。また、第2面212は、第1面211よりも径方向内側に形成されている。また、下型210は、第1面211を有する部分210aと、第2面212を有する部分210bとが、単一の部材(型部材)により一体的に形成されている。
そして、ロータコア10のZ2方向側の端面15と、下型210の上方の面である第1面211とが軸方向に接触するように、ロータコア10が下型210に配置される。詳細には、円環状の複数の電磁鋼板11が積層された状態のロータコア10が第1面211に載置される。
ステップS4において、シャフト20がリフター220に配置される。詳細には、図6に示すように、下型210の径方向内側の孔部213に配置された円柱状のリフター220が準備される。そして、シャフト20の下方側の端面21が、リフター220の上方の面221に接触するように、シャフト20がリフター220に載置される。また、リフター220は、下型210とは別個に、上下方向に移動可能に構成されている。たとえば、リフター220の面221の軸方向の位置P3が、下型210の第2面212の軸方向の位置P2よりも上方に位置する状態で、シャフト20がリフター220の面221に載置される。
ステップS5において、シャフト20に押さえ部材230が配置される。詳細には、図6に示すように、径方向内側に後述するパンチ部材240が配置される孔部231が設けられており、パンチ部材240と別個に上下方向に移動可能に構成された押さえ部材230が配置される。ここで、押さえ部材230は、ハイドロフォーミングを行う際に、上型として機能する。また、押さえ部材230には、第3面232と、第4面233とが設けられている。第3面232が設けられている軸方向の位置P4は、第4面233が設けられている軸方向の位置P5よりも上方である。また、第3面232は、第4面233よりも径方向内側に設けられている。
図7に示すように、シャフト20の段差面71aと、押さえ部材230の第3面232とが軸方向に接触するように、押さえ部材230がシャフト20の上方に配置される。詳細には、段差面71aと第3面232とは、面接触する。これにより、下型210と押さえ部材230とにより、シャフト20が軸方向に挟まれた(保持された)状態になる。
ステップS6において、シャフト20が下型210に配置される。また、シャフト20がロータコア10の孔部11aに配置される。具体的には、図7に示すように、下型210と押さえ部材230とにより、シャフト20が軸方向に挟まれた(保持された)状態で、図9に示すように、リフター220および押さえ部材230が共に下方に移動される。これにより、シャフト20が下型210に配置される。詳細には、下型210の第2面212と段差面72aとが接触するように(接触するまで)、リフター220および押さえ部材230が下方に移動され、シャフト20が下型210に配置される。
また、本実施形態では、シャフト20の端面21と下型210とが接触しない状態で、かつ、段差面72aに下型210の第2面212が接触した状態で、シャフト20が下型210に配置される。すなわち、シャフト20の第3部分60は、下型210よりも径方向内側に配置される。これにより、下型210の第1面211によってロータコア10の端面14が軸方向の位置P1に位置決めされた状態となり、かつ、下型210の第2面212によってシャフト20の段差面72aが軸方向の位置P2に位置決めされた状態となる。言い換えると、下型210の第1面211よりもZ2方向側に設けられた第2面212と、段差面72aとが接触するように、シャフト20が下型210に配置される。詳細には、段差面72aと第2面212とは、面接触する。
ステップS7において、シャフト20にパンチ部材240が配置される。具体的には、図8に示すように、シャフト20よりも上方側で、かつ、押さえ部材230の径方向内側に、パンチ部材240が配置される。そして、図9に示すように、シャフト20のZ1方向側の端面22が、パンチ部材240の下面241に当接される。
ステップS8において、シャフト20がロータコア10に固定される。具体的には、ハイドロフォーミングによって、シャフト20がロータコア10に固定される。本実施形態では、パンチ部材240によりシャフト20の上方側の端面22が押圧されるとともに、リフター220により端面22が押圧されることによりシャフト20の内部が密閉された状態となる。また、ロータコア10の端面15と第1面211とが当接した状態で、かつ、段差面72aと第2面212とが当接した状態となる。また、ロータコア10の端面15と第1面211とが面接触した状態で、かつ、段差面72aと第2面212とが面接触した状態となる。この状態で、ハイドロフォーミングによって、シャフト20がロータコア10に固定される。
ここで、リフター220とパンチ部材240とは、ハイドロフォーミングを行う際のシール型として機能する。具体的には、パンチ部材240によりシャフト20の上方側の端面22が押圧されるとともに、リフター220によりシャフト20の下方側の端面21が押圧されることによりシャフト20の内部が密閉される。
そして、ハイドロフォーミング成形機200により、シャフト20の内部(内周面42、52および62側)に流体Lが注入され、シャフト20の内部が加圧される。そして、シャフト20の内圧Pは、たとえば、数百MPaとなる。そして、内圧Pは、シャフト20の第1部分40を塑性変形可能な圧力であるとともに、ロータコア10を弾性変形させる圧力である。言い換えると、内圧Pは、シャフト20をロータコア10に固定させることが可能な圧力である。これにより、第1部分40の外径D31から外径D11に拡大され、ロータコア10の内周面12と第1部分40の外周面41との隙間が満たされる。
そして、第1部分40がロータコア10を径方向外側に押圧することにより、ロータコア10も、径方向外側に向かって広がるように弾性変形し、第1部分40が径方向外側に向かって広がるように塑性変形する。その後、シャフト20の内部の流体が除去され、ロータコア10が径方向内側に縮み、ロータコア10が弾性変形する前の形状に戻る。また、第2部分50および第3部分60も径方向内側に縮み、第2部分50および第3部分60が弾性変形する前の形状に戻る。そして、塑性変形した第1部分40が、径方向内側に縮んだロータコア10により圧接された状態(締り嵌めされた状態)になる。これにより、図1に示すように、シャフト20がロータコア10に固定された状態になる。その後、ロータコア10およびシャフト20は、ハイドロフォーミング成形機200から取り外される。
ステップS9において、図1に示すように、軸受部材31および32がシャフト20に配置される。詳細には、段差部71の段差面71aに軸受部材31が接触するように、軸受部材31がシャフト20に配置される。また、段差部72の段差面72aに軸受部材32が接触するように、軸受部材32がシャフト20に配置される。また、軸受部材31が第2部分50の外周面51を取り囲むように配置され、軸受部材32が第3部分60の外周面61を取り囲むように配置される。詳細には、段差部71の段差面71aに接触するように軸受部材31が配置され、段差部72の段差面72aに接触するように軸受部材32が配置される。これにより、ロータ100が製造される。その後、ロータ100の径方向外側にステータが配置されることにより、回転電機が製造される。
[本実施形態の効果]
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、型部(210)において、第1位置決め面(211)と第2位置決め面(212)との軸方向の相対位置(P1、P2)を固定する。そして、本実施形態では、型部(210)の第2位置決め面(212)と段差面(72a)とが軸方向に接触するように、シャフト(20)を型部(210)に配置する工程(S6)を設ける。さらに、本実施形態では、ロータコア(10)の端面(15)と第1位置決め面(211)とが当接した状態で、かつ、段差面(72a)と第2位置決め面(212)とが当接した状態で、ハイドロフォーミングによって、シャフト(20)をロータコア(10)に固定する工程(S8)を設ける。これにより、互いに軸方向の相対位置(P1、P2)が固定された第1位置決め面(211)および第2位置決め面(212)のうちの、第1位置決め面(211)にロータコア(10)の端面(15)が当接した状態で、かつ、第2位置決め面(212)にシャフト(20)の段差面(72a)が当接した状態で、ハイドロフォーミングを行うことができる。このため、ロータコア(10)の端面(15)とシャフト(20)の段差面(72a)との相対位置(P1、P2)が変化するのを防止することができる。そして、シャフト(20)の段差面(72a)には、部材(32)(たとえば、軸受部材(32)など)を配置することができる。この結果、シャフト(20)にハイドロフォーミングを行う場合にも、シャフト(20)に配置される部材(32)を、ロータコア(10)に対して軸方向に精度良く配置することができる。
本実施形態では、上記のように、シャフト(20)をロータコア(10)に固定する工程(S8)の後に、段差面(72a)に軸受部材(32)が接触するように、軸受部材(32)をシャフト(20)に配置する工程(S9)をさらに備える。このように構成すれば、ロータコア(10)の端面(15)とシャフト(20)の段差面(72a)との相対位置(P1、P2)が変化するのを防止することができるので、ロータコア(10)に対して、段差面(72a)に配置される軸受部材(32)を軸方向に精度良く配置することができる。
本実施形態では、上記のように、シャフト(20)を準備する工程(S2)は、シャフト(20)の軸方向に直交する段差面(72a)が形成された、シャフト(20)を準備する工程(S2)である。このように構成すれば、シャフト(20)の軸方向に直交する段差面(72a)と第2位置決め面(212)とを面接触させることにより、型部(210)に対してシャフト(20)の軸方向の位置(P2)がずれるのを効果的に防止することができる。この結果、シャフト(20)の軸方向の位置(P2)と、型部(210)の第1位置決め面(211)に接触するロータコア(10)の軸方向の位置(P1)との相対位置(P1、P2)がずれるのを効果的に防止することができる。この結果、ロータコア(10)の端面(15)とシャフト(20)の段差面(72a)との相対位置(P1、P2)が変化するのを、より一層防止することができる。
本実施形態では、上記のように、シャフト(20)を配置する工程(S6)は、第1位置決め面(211)を有する部分(210a)と第2位置決め面(212)を有する部分(210b)とが単一の部材により一体的に形成された型部(210)の第2位置決め面(212)と、段差面(72a)とが接触するように、シャフト(20)を型部(210)に配置する工程(S6)である。ここで、第1位置決め面(211)を有する部分(210a)と、第2位置決め面(212)を有する部分(210b)とを別個の部材により形成する場合には、型部(210)の構成が複雑化する。これに対して、本実施形態では、上記のように、第1位置決め面(211)を有する部分(210a)と第2位置決め面(212)を有する部分(210b)とが単一の部材により一体的に形成された型部(210)の第2位置決め面(212)と、段差面(72a)とが接触するように、シャフト(20)を型部(210)に配置する。これにより、単一の部材によって型部(210)を構成することができるので、第1位置決め面(211)を有する部分(210a)を構成する部材と、第2位置決め面(212)を有する部分(210b)を構成する部材とを、互いに別個の部材として構成する場合と異なり、ロータの製造装置の構成が複雑化するのを防止することができる。
本実施形態では、上記のように、ロータコア(10)を配置する工程(S3)は、ロータコア(10)の下方側の端面(15)と、下型(210)としての型部(210)の上方の面である第1位置決め面(211)とが接触するように、ロータコア(10)を型部(210)に配置する工程(S3)である。このように構成すれば、ロータコア(10)を下型(210)に載置することにより、ロータコア(10)に加わる重力によって、ロータコア(10)の下方側の端面(15)を下型(210)の第1位置決め面(211)に容易に接触させることができる。この結果、ロータコア(10)の端面(15)を第1位置決め面(211)に接触した状態を保持させるための構成をロータ(100)の製造装置(200)に設ける必要がない分、ロータ(100)の製造装置(200)の構成が複雑化するのを防止することができる。
本実施形態では、上記のように、シャフト(20)を配置する工程(S6)は、シャフト(20)の下方側の端面(21)が、型部(210)よりも径方向内側に配置されたリフター(220)の上方の面(221)に接触するように、シャフト(20)がリフター(220)に載置された状態で、リフター(220)が下方に移動されることにより、型部(210)の第2位置決め面(212)と段差面(72a)とが接触するように、シャフト(20)を型部(210)に配置する工程(S6)である。このように構成すれば、型部(210)よりも径方向内側に配置されたリフター(220)によりシャフト(20)を上下方向に移動させることができるので、下型(210)(型部(210))にロータコア(10)が既に配置されている場合でも、ロータコア(10)のシャフト(20)挿入孔(ロータコア(10)よりも径方向内側)にシャフト(20)を容易に挿入することができる。
本実施形態では、上記のように、シャフト(20)を配置する工程(S6)は、シャフト(20)の上方側に配置された押さえ部材とリフター(220)とによりシャフト(20)が軸方向に挟まれた状態で、リフター(220)および押さえ部材(230)が共に下方に移動されることにより、型部(210)の第2位置決め面(212)と段差面(72a)とが接触するように、シャフト(20)を型部(210)に配置する工程(S6)である。このように構成すれば、押さえ部材(230)とリフター(220)とによりシャフト(20)を保持した状態で、シャフト(20)を軸方向に移動させて、シャフト(20)を型部(210)に配置することができる。
本実施形態では、上記のように、シャフト(20)をロータコア(10)に固定する工程(S8)は、パンチ部材(240)によりシャフト(20)の上方側の端面(22)が押圧されるとともに、リフター(220)によりシャフト(20)の下方側の端面(21)が押圧されることによりシャフト(20)の内部が密閉された状態で、かつ、ロータコア(10)の端面(15)と第1位置決め面(211)とが当接した状態で、かつ、段差面(72a)と第2位置決め面(212)とが当接した状態で、ハイドロフォーミングによって、シャフト(20)をロータコア(10)に固定する工程(S8)である。このように構成すれば、シャフト(20)をロータコア(10)のシャフト挿入孔(11a)に配置するためのリフター(220)をシール部材として使用することができるので、リフター(220)およびパンチ部材(240)とは別個にシール用の部材を設ける場合と異なり、ロータ(100)の製造装置(200)の構成部品が増加するのを防止することができる。
本実施形態では、上記のように、シャフト(20)を配置する工程(S6)は、シャフト(20)の軸方向の一方側の端面(21)と型部(210)とが接触しない状態で、かつ、段差面(72a)に型部(210)の第2位置決め面(212)が接触した状態で、シャフト(20)を型部(210)に配置する工程(S6)である。ここで、シャフトの軸方向の一方側の端面から段差面までの軸方向の長さが寸法誤差に起因して比較的大きい場合に、シャフトの軸方向の端面と型部とが接触した場合、段差面と第2位置決め面とが離間して、段差面に第2位置決め面を接触させることが困難になる場合があると考えられる。この結果、シャフトの段差面とロータコアの端面との相対位置を固定することが困難になると考えられる。これに対して、本実施形態では、上記のように、シャフト(20)の軸方向の一方側の端面(21)と型部(210)とが接触しない状態で、かつ、段差面(72a)に型部(210)の第2位置決め面(212)が接触した状態で、シャフト(20)を型部(210)に配置する。これにより、シャフト(20)の軸方向の一方側の端面(21)と型部(210)とが接触しないことによって、段差面(72a)に型部(210)の第2位置決め面(212)をより確実に接触させることができる。この結果、シャフト(20)の段差面(72a)とロータコア(10)の端面(15)との相対位置(P1、P2)が変化するのをより確実に防止することができる。
本実施形態では、上記のように、シャフト(20)を配置する工程(S6)は、型部(210)の第1位置決め面(211)よりも軸方向の一方側に設けられた第2位置決め面(212)と、段差面(72a)とが接触するように、シャフト(20)を型部(210)に配置する工程(S6)である。このように構成すれば、シャフト(20)がロータコア(10)に固定された状態で、ロータコア(10)よりも軸方向の一方側に段差面(72a)が形成される。このため、シャフト(20)をロータコア(10)に固定した後でも、ロータコア(10)よりも軸方向の一方側に形成された段差面(72a)に、部材(軸受部材(32)など)を容易に配置することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
(第1変形例)
たとえば、上記実施形態では、下型210の第1面211の軸方向の位置P1よりも下方側に、第2面212の軸方向の位置P2を設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図10に示す第1変形例のロータ300の製造装置400のように、下型410の第1面411の軸方向の位置P11よりも上方側に、第2面412の軸方向の位置P12を設けてもよい。なお、第1面411は、特許請求の範囲の「第1位置決め面」の一例である。また、第2面412は、特許請求の範囲の「第2位置決め面」の一例である。
ここで、図10に示すように、第1変形例によるロータ300は、シャフト320を含む。シャフト320では、ロータコア10の下方側の端面15の軸方向の位置P11よりも上方側の軸方向の位置P12に、段差面372aが形成されている。そして、製造装置400は、リフター220と、下型410とを含む。そして、下型410は、軸方向の位置P11に設けられた第1面411と、軸方向の位置P12に設けられた第2面412とを含む。ロータ300を製造する際に、第1面411は、ロータコア10の端面15に接触するように配置される。第2面412は、段差面372aに接触するように配置される。また、リフター220の上方の面221は、シャフト320の下方側の端面321に接触する。
(第2変形例)
また、上記実施形態では、第1部分40の厚みt1を第3部分60の厚みt2よりも大きく構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図11に示す第2変形例のロータ500のように、第1部分540の厚みt11を第3部分360の厚みt12よりも小さく構成してもよい。
また、上記実施形態では、第1部分40と第3部分60とが直接的に接続されたシャフト20を形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図11に示す第2変形例のロータ500のように、第1部分540と第3部分560との間に、軸方向に対して傾斜するように延びる接続部分572を設けてもよい。この場合、接続部分572の下方側の端面が段差面572aとして構成される。また、ロータ500の製造装置600は、下型610とリフター620とを含む。下型610は、ロータコア10の端面15に接触する第1面611と、段差面572aに接触する第2面612とを含む。リフター620の上面621は、シャフト520の下方側の端面521に接触する。なお、第1面611は、特許請求の範囲の「第1位置決め面」の一例である。また、第2面612は、特許請求の範囲の「第2位置決め面」の一例である。
(その他の変形例)
また、上記実施形態では、第1面211と第2面212とを有する型部を下型210として構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、シャフト20の回転軸が水平方向に沿って配置されている場合には、第1面211と第2面212とを有する型部を水平方向の一方側の型部として構成してもよい。
また、上記実施形態では、段差面72aに軸受部材32を配置する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、段差面72aにレゾルバを設けてもよい。
また、上記実施形態では、段差面72aを軸方向に直交する面として構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、段差面を軸方向に鈍角または鋭角に交差する面として構成してもよい。
また、上記実施形態では、第1面211と第2面212とを有する下型210を単一の部材により構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1面と第2面と軸方向の位置が固定されていれば、第1面を有する部分と第2面を有する部分とは、互いに別個の部材により構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、ロータコアの孔部の内周面が軸方向に沿って面一になる形状を有するように、ロータコアを形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ロータコアの孔部の内周面に凹凸形状(キー)が形成されていてもよい。
10 ロータコア 11a 孔部(シャフト挿入孔)
12 内周面 15 端面(ロータコアの軸方向の一方側の端面)
20、320、520 シャフト
21、321、521 端面(シャフトの下方側の端面)
22 端面(シャフトの上方側の端面) 31、32 軸受部材
40 第1部分(シャフトの一部) 72 段差部
72a、372a、572a 段差面
100、300、500 ロータ 210、410、610 下型(型部)
210a 部分(第1位置決め面を有する部分)
210b 部分(第2位置決め面を有する部分)
211、411、611 第1面(第1位置決め面)
212、412、612 第2面(第2位置決め面)
220、620 リフター 221 面(リフターの上方の面)
230 押さえ部材 240 パンチ部材
621 上面(リフターの上方の面)

Claims (10)

  1. シャフト挿入孔を有する環状のロータコアの前記シャフト挿入孔の内周面に、円筒形状を有するシャフトが固定される、ロータの製造方法であって、
    前記シャフトの径方向外側に位置するとともに、前記シャフトの軸方向に交差する段差面が形成された、前記シャフトを準備する工程と、
    前記ロータコアの前記軸方向の一方側の端面と、型部の第1位置決め面とが前記軸方向に接触するように、前記ロータコアを前記型部に配置する工程と、
    前記シャフトを準備する工程の後に、前記第1位置決め面の前記軸方向の位置と異なる前記軸方向の位置において、前記第1位置決め面と前記軸方向の相対位置が固定された前記型部の第2位置決め面と、前記段差面とが前記軸方向に接触するように、前記シャフトを前記型部に配置する工程と、
    前記ロータコアの前記端面と前記第1位置決め面とが当接した状態で、かつ、前記段差面と前記第2位置決め面とが当接した状態で、前記シャフトの内部に流体を充填させるとともに前記流体による内圧によって前記シャフトを膨張させることにより、前記シャフト挿入孔の内周面に、前記シャフトの一部を圧接させるハイドロフォーミングによって、前記シャフトを前記ロータコアに固定する工程と、を備える、ロータの製造方法。
  2. 前記シャフトを前記ロータコアに固定する工程の後に、前記段差面に軸受部材が接触するように、前記軸受部材を前記シャフトに配置する工程をさらに備える、請求項1に記載のロータの製造方法。
  3. 前記シャフトを準備する工程は、前記シャフトの軸方向に直交する前記段差面が形成された、前記シャフトを準備する工程である、請求項1または2に記載のロータの製造方法。
  4. 前記シャフトを配置する工程は、前記第1位置決め面を有する部分と前記第2位置決め面を有する部分とが単一の部材により一体的に形成された前記型部の前記第2位置決め面と、前記段差面とが接触するように、前記シャフトを前記型部に配置する工程である、請求項1~3のいずれか1項に記載のロータの製造方法。
  5. 前記ロータコアを配置する工程は、前記ロータコアの下方側の前記端面と、下型としての前記型部の上方の面である前記第1位置決め面とが接触するように、前記ロータコアを前記型部に配置する工程である、請求項1~4のいずれか1項に記載のロータの製造方法。
  6. 前記シャフトを配置する工程は、前記シャフトの下方側の端面が、前記型部よりも径方向内側に配置されたリフターの上方の面に接触するように、前記シャフトが前記リフターに載置された状態で、前記リフターが下方に移動されることにより、前記型部の前記第2位置決め面と前記段差面とが接触するように、前記シャフトを前記型部に配置する工程である、請求項5に記載のロータの製造方法。
  7. 前記シャフトを配置する工程は、前記シャフトの上方側に配置された押さえ部材と前記リフターとにより前記シャフトが前記軸方向に挟まれた状態で、前記リフターおよび前記押さえ部材が共に下方に移動されることにより、前記型部の前記第2位置決め面と前記段差面とが接触するように、前記シャフトを前記型部に配置する工程である、請求項6に記載のロータの製造方法。
  8. 前記シャフトを前記ロータコアに固定する工程は、パンチ部材により前記シャフトの上方側の端面が押圧されるとともに、前記リフターにより前記シャフトの前記下方側の端面が押圧されることにより前記シャフトの内部が密閉された状態で、かつ、前記ロータコアの前記端面と前記第1位置決め面とが当接した状態で、かつ、前記段差面と前記第2位置決め面とが当接した状態で、前記ハイドロフォーミングによって、前記シャフトを前記ロータコアに固定する工程である、請求項6または7に記載のロータの製造方法。
  9. 前記シャフトを配置する工程は、前記シャフトの前記軸方向の一方側の端面と前記型部とが接触しない状態で、かつ、前記段差面に前記型部の前記第2位置決め面が接触した状態で、前記シャフトを前記型部に配置する工程である、請求項1~8のいずれか1項に記載のロータの製造方法。
  10. 前記シャフトを配置する工程は、前記型部の前記第1位置決め面よりも前記軸方向の一方側に設けられた前記第2位置決め面と、前記段差面とが接触するように、前記シャフトを前記型部に配置する工程である、請求項1~9のいずれか1項に記載のロータの製造方法。
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