JP7167579B2 - 電子制御装置 - Google Patents
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Description
この構成によれば、要求装置から特定診断コードの取得要求を受信する車載の1つの電子制御装置が、記憶している特定診断コードのリストに基づいて、他の電子制御装置から受信した診断コードから特定診断コードを選択して要求装置に送信するので、車両で記録された診断コードが特定診断コードであるか否かを車両で判定できる。
また、要求装置から特定診断コードの取得要求を受信する1つの電子制御装置以外の他の電子制御装置は、診断コードの取得要求を受信すると、記録している診断コードが特定診断コードであるか否かを判定することなく、そのまま送信する。これにより、他の電子制御装置の処理ソフトの開発が容易になり、開発コストが低下する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す車両制御システム10は、マスタECU20と、複数のスレーブECU30~36とを備えている。マスタECU20と、複数のスレーブECU30~36とは、互いにCAN等の車内LAN100に接続しており、予め特定された車両制御を実行する。CANは、Controller Area Networkの略である。検査ツール2は、整備工場等でコネクタを介してマスタECU20に接続される。
リスト記憶部24は、フラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性の記憶装置であり、図2に示す特定DTCリスト200を記憶している。特定DTCリスト200には、DTCと各DTCが特定DTCであるか否かを判別する判別情報とが記憶されている。判別情報は、○であれば特定DTCであることを示し、×であれば特定DTCではないことを示している。
なお、特定DTCは、DTCのうち、車検で道路運送車両の保安基準を満たさない不具合が発生したことを表すDTCとして提案されている。
メッセージ生成部28は、検査ツール2に送信する通信メッセージを生成する。
(1)特定DTC出力処理1
マスタECU20が、検査ツール2からの要求に応じて特定DTCを出力する特定DTC出力処理1について、図3のシーケンス図に基づいて説明する。
S4においてマスタECU20の通信部22は、スレーブECUが記録しているDTCを含む通信メッセージをスレーブECUから受信する。そして、マスタECU20のコード選択部26は、リスト記憶部24に記憶している特定DTCリスト200を参照し、スレーブECUから受信したDTCから特定DTCに該当するDTCを選択する。
S6において、S1~S5の処理が特定DTCの取得対象であるスレーブECU毎に繰り返し実行される。
(2)特定DTC選択処理
図3のS4においてマスタECU20のコード選択部26が実行する特定DTC選択処理を図4のフローチャートに基づいて説明する。
(3)特定DTC出力処理2
マスタECU20が、検査ツール2からの要求に応じて特定DTCを出力する特定DTC出力処理2について、図5のシーケンス図に基づいて説明する。
S11においてマスタECU20の通信部22は、特定DTCの取得要求を検査ツール2から受信する。そして、通信部22は、スレーブECU毎に特定DTCに限らず記録しているDTCの取得要求を送信する。
S13においてマスタECU20の通信部22は、スレーブECUから記録しているDTCを含む通信メッセージを受信する。そして、マスタECU20のコード選択部26は、通信部22がスレーブECUから受信したDTCを一時的にRAM等に保持する。
[1-3.効果]
上記第1実施形態では、以下の効果を得ることができる。
[2-1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態の第1実施形態との相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
(b)特定DTCリスト200において、DTCのエントリを削除または新たなエントリを追加する。
以下、リスト編集部42による特定DTCリスト200の編集例(1)~(3)について説明する。
車両制御システム12において、スレーブECU30~34は、例えばカメラが撮像する画像データに基づいて自動ブレーキを作動させる機能を、スレーブECU36を除く3個で実現している。
(a1)図2の特定DTCリスト200において、自動ブレーキに対応するDTCを特定DTCとするか否を示す判別情報を「○」から「×」に変更する。
(c1)無効化する自動ブレーキに対応するDTCを特定DTCリスト200の一部として記憶しておく。
編集例2として、図7に示すように、検査ツール2から車両制御システム10に特定の機能の無効化が要求されるときにマスタECU40が実行する機能無効化処理について、図8のシーケンス図に基づいて説明する。
S23においてスレーブECU32は、自動ブレーキを作動させる機能の無効化が完了したことをマスタECU40に通知する。マスタECU40の通信部22は、スレーブECU32から自動ブレーキを作動させる機能の無効化の完了通知を受信する。
S25においてリスト編集部42は、通信部22から自動ブレーキの機能の無効化が完了したことを検査ツール2に通知する。
図9に示すように、S30において、検査ツール2からマスタECU40に、特定DTCリスト200を編集する要求が送信される。
[2-3.効果]
第2実施形態では、第1実施形態の効果(1a)、(1b)に加え、以下の効果を得ることができる。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(3)上記第2実施形態では、特定DTCリスト200の編集例(1)としてスレーブECUが除去された場合の機能無効化、ならびに、編集例(2)として検査ツール2からの要求による機能無効化について説明した。
(4)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
Claims (5)
- 車載の電子制御装置(20、40)であって、
要求装置(2)から特定診断コードの取得要求を受信すると、車載の他の電子制御装置(30~36)に診断コードの取得要求を送信する通信部(22、S2、S3、S5、S11、S12、S16、S21、S23、S25、S31、S32)と、
前記要求装置に送信する前記特定診断コードのリスト(200)を記憶しているリスト記憶部(24)と、
前記リスト記憶部が記憶している前記リストを参照し、前記通信部が他の電子制御装置から受信する前記診断コードから前記特定診断コードを選択するように構成されたコード選択部(26、S4、S15、S400~S408)と、
前記コード選択部が選択した前記特定診断コードを前記通信部から前記要求装置に送信するための通信メッセージを生成するように構成されたメッセージ生成部(28、S4、S16)と、
前記他の電子制御装置の有無に応じて、前記リスト記憶部に記憶されている前記リストの一部の前記特定診断コードを有効化または無効化するように構成されたリスト編集部(42、S24、S31)と、
を備える電子制御装置。 - 請求項1に記載の電子制御装置であって、
前記リスト編集部は、前記他の電子制御装置のソフトウェアのバージョンに応じて、前記リストの一部の前記特定診断コードを有効化または無効化するように構成されている、
電子制御装置。 - 請求項1または2に記載の電子制御装置であって、
前記リスト編集部(S24)は、前記他の電子制御装置に対する機能の無効化要求を前記通信部が前記要求装置から受信すると、前記無効化要求の機能に対応する前記リストの前記特定診断コードを無効化するように構成されている、
電子制御装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の電子制御装置であって、
前記リスト編集部(S31)は、前記要求装置からの指示により新しい前記特定診断コードを前記リストに追加するように構成されている、
電子制御装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の電子制御装置であって、
前記メッセージ生成部は、前記通信部が前記要求装置から前記特定診断コードの取得要求を受信すると、前記他の電子制御装置から受信する前記診断コードから前記コード選択部が選択した前記特定診断コードを前記通信部から前記要求装置に送信する前記通信メッセージを生成し、前記通信部が前記要求装置から通常の前記診断コードの取得要求を受信すると、前記他の電子制御装置から受信する前記診断コードを前記通信部から前記要求装置に送信する前記通信メッセージを生成するように構成されている、
電子制御装置。
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