JP7166458B2 - 熱交換器及び冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Description
[冷凍サイクル装置100]
図1は、実施の形態1に係る熱交換器50を備えた冷凍サイクル装置100の構成を示す冷媒回路図である。なお、図1において、点線で示す矢印は、冷媒回路110において、冷房運転時における冷媒の流れる方向を示すものであり、実線で示す矢印は、暖房運転時における冷媒の流れる方向を示すものである。まず、図1を用いて熱交換器50を備えた冷凍サイクル装置100について説明する。本実施の形態では、冷凍サイクル装置100として空気調和装置を例示しているが、冷凍サイクル装置100は、例えば、冷蔵庫あるいは冷凍庫、自動販売機、空気調和装置、冷凍装置、給湯器などの、冷凍用途または空調用途に使用される。なお、図示した冷媒回路110は一例であって、回路要素の構成等について実施の形態で説明した内容に限定されるものではなく、実施の形態に係る技術の範囲内で適宜変更が可能である。
次に、図1を用いて冷凍サイクル装置100の動作の一例について説明する。冷凍サイクル装置100の暖房運転時には、圧縮機101から吐出される高圧高温のガス状態の冷媒は、流路切替装置102を介して室内熱交換器103に流入し、室内送風機109によって供給される空気と熱交換を行い凝縮する。凝縮した冷媒は、高圧の液状態となり、室内熱交換器103から流出し、減圧装置104によって、低圧の気液二相状態となる。低圧の気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器105に流入し、室外送風機108によって供給される空気との熱交換によって蒸発する。蒸発した冷媒は、低圧のガス状態となり、圧縮機101に吸入される。
図2は、実施の形態1に係る熱交換器50の構成を概略的に示す斜視図である。図3は、実施の形態1に係る熱交換器50を側面から見た概念図である。図2~図3を用いて、実施の形態1に係る熱交換器50について説明する。なお、図に示すX軸方向は第1方向を示し、Y軸方向は第2方向を示し、Z軸方向は第3方向を示す。
ヘッダ70は、複数の熱交換モジュール10の延伸方向の端部に接続されている。ヘッダ70は、複数の熱交換モジュール10の配列方向に沿って延伸するように形成されている。ヘッダ70は、熱交換器50において、熱交換器50に流入する冷媒を、複数の熱交換モジュール10に分配する流体分配機構として機能する。また、ヘッダ70は、熱交換器50において、熱交換器50から流出する冷媒が、複数の熱交換モジュール10から流出して合流する流体合流機構としても機能する。
図4は、図3に示す熱交換モジュール10のA-A線断面を概略的に示した断面図である。熱交換モジュール10は、熱交換モジュール10に沿って流れる空気と熱交換モジュール10内を流れる冷媒とを熱交換させる。複数の熱交換モジュール10は、互いに間隔をあけて第1方向(X軸方向)に並列されている。複数の熱交換モジュール10は、ヘッダ70の長手方向(X軸方向)に沿って所定の間隔Pで配置されている。熱交換モジュール10は、第2方向(Y軸方向)に延びる伝熱管20を有する。また、熱交換モジュール10は、第1方向(X軸方向)及び第2方向(Y軸方向)に平行な面に交差する第3方向(Z軸方向)の伝熱管20の第1側縁部20a及び第2側縁部20bから第3方向(Z軸方向)に延びるフィン30とを有する。
複数の伝熱管20のそれぞれは、冷媒を内部に流通させる。複数の伝熱管20のそれぞれは、第1ヘッダ71と第2ヘッダ72との間に延伸している。複数の伝熱管20のそれぞれは、互いに間隔をあけて配列され、ヘッダ70の延伸方向である軸方向に並列している。複数の伝熱管20は、互いに対向するように配置されている。複数の伝熱管20のうち隣り合う2つの伝熱管20の間には、空気の流路となる隙間が形成されている。
フィン30は、伝熱管20の長軸方向の端部から突出している。フィン30は、第1側縁部20a及び第2側縁部20bから突出し複数の伝熱管20のそれぞれの長軸方向に延びるように設けられた板状の部分である。なお、フィン30は、伝熱管20の長軸方向に延びているが、この形態のみに限定されるものではない。例えば、フィン30は、長軸方向に対して複数の伝熱管20の配列方向に所定の角度で傾いた状態に形成されてもよい。フィン30は、伝熱管20と接合させて形成されてもよく、伝熱管20と一体に成形したものでもよい。上述したように、複数の伝熱管20の中で隣り合う伝熱管20は、互いの伝熱管20同士が伝熱促進部材によって接続されていない。そのため、複数の伝熱管20はそれぞれ、フィン30を介して隣りに配置されている伝熱管20と接続されてはいない。
実施の形態1に係る熱交換器50の動作について、熱交換器50が冷凍サイクル装置100の蒸発器として機能する際の動作を例に挙げて説明する。蒸発器として機能する熱交換器50には、減圧装置104で減圧された気液二相冷媒が流入する。この際、冷媒は、熱交換器50の第1ヘッダ71から流入し、複数の伝熱管20の本数と同一のパスに分離される。そして、冷媒は、複数の伝熱管20の冷媒通路22を流通して吸熱及び蒸発し、第2ヘッダ72から流出して冷媒回路110を循環する。
図8は、図5に示す熱交換モジュール10のフィン30の拡大図である。図9は、図8に示すフィン30のD-D線断面位置の構成を概略的に示した断面図である。図10は、図8及び図9に示すフィン30のE-E線断面の構成を概略的に示した断面図である。なお、図8~図9に示す矢印は、気流FLを表している。また、図9及び図10は、熱交換モジュール10の一部の断面図であり、熱交換モジュール10の一部の図示を省略している。熱交換器50は、複数の熱交換モジュール10の間を気流FLが通過する。熱交換器50は、図8に示すように、フィン30に形成された第1凸部40aに気流FLが衝突することで、気流FLが直線的に流れず、渦を作って流れる。より詳細には、気流FLは、図6に示す第1凸部40aの傾斜面42と衝突することで、図9に示すように第3方向(Z軸方向)に回転する渦を形成する。この渦を形成した気流FLは、第1凸部40aの間の窪み部HAに向かって高速で流れ込む高速流HLを生じさせる。また、気流FLは、図7に示す第1凸部40aの傾斜面43と衝突することで、図10に示すように、第2方向(Y軸方向)に回転する渦を形成する。したがって、フィン30の第1凸部40aは、気流FLに対して、第2方向と第3方向とに回転する渦を形成させ空気の流れを撹拌させる。
図12は、実施の形態2に係る熱交換器50を構成する熱交換モジュール10Aの拡大図である。なお、図12に示す矢印は、気流FLを表している。図13は、熱交換モジュール10Aの一部の斜視図であり、熱交換モジュール10Aの一部の図示を省略している。また、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態2に係る熱交換器50を構成する熱交換モジュール10Aは、実施の形態1に係る熱交換器50を構成する熱交換モジュール10と、フィン30の構成が異なるものである。より具体的には、熱交換モジュール10Aの凸部140の構成は、熱交換モジュール10の凸部40の構成と異なるものである。図12を用いてフィン30に設けられた凸部140の構成について更に詳細に説明する。
上記に記載のように、複数の凸部140はそれぞれ、第3方向(Z軸方向)に対して傾斜角度を有する面を構成するように形成されている。熱交換器50は、第2方向(Y軸方向)と第3方向(Z軸方向)に対して傾斜する面に気流が衝突することで、空気の流れが撹拌される。そのため、熱交換器50は、伝熱管20の下流側のフィン30の表面にも空気が流れ込み、表面近傍の空気の流速が増大するため、熱伝達率が向上する。
図13は、実施の形態3に係る熱交換器50を構成する熱交換モジュール10Bの拡大図である。なお、図13に示す白抜矢印は、気流FLを表している。また、図13は、熱交換モジュール10Bの一部の斜視図であり、熱交換モジュール10Bの一部の図示を省略している。また、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態3に係る熱交換器50を構成する熱交換モジュール10Bは、実施の形態2に係る熱交換器50を構成する熱交換モジュール10Aと、フィン30の構成が異なるものである。より具体的には、熱交換モジュール10Bは凸部240の構成が、熱交換モジュール10Aの凸部140の構成と異なるものである。図13を用いてフィン30に設けられた凸部240の構成について更に詳細に説明する。
フィン30は、第3方向(Z軸方向)において伝熱管20を挟んで伝熱管20の両側に設けられている。そして、一方の側に配置されたフィン30に設けられた凸部240の長手方向が延びる方向D1と、他方の側に配置されたフィン30に設けられた凸部240の長手方向が延びる方向D2とが、第3方向(Z軸方向)に対して異なる方向に傾くように形成されている。そのため、熱交換器50は、伝熱管20に対して気流の上流側と下流側で凸部240の傾斜方向が異なり、さらに空気の流れが撹拌される。そのため、熱交換器50は、伝熱管20の下流側のフィン30の表面にも空気が流れ込み、表面近傍の空気の流速が増大するため、熱伝達率が向上する。
図14は、実施の形態4に係る熱交換器50を構成する熱交換モジュール10Cの拡大図である。なお、図14に示す白抜矢印は、気流FLを表している。また、図14は、熱交換モジュール10Cの一部の斜視図であり、熱交換モジュール10Cの一部の図示を省略している。また、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態4に係る熱交換器50を構成する熱交換モジュール10Cは、実施の形態2に係る熱交換器50を構成する熱交換モジュール10Aと、フィン30の構成が異なるものである。より具体的には、熱交換モジュール10Cは凸部340の構成が、熱交換モジュール10Aの凸部140の構成と異なるものである。図14を用いてフィン30に設けられた凸部340の構成について更に詳細に説明する。
凸部340は、第3方向(Z軸方向)に対し互いに異なる傾きを有すると共に、第2方向(Y軸方向)において、互いに間隔を開けて形成された第1凸部341と第2凸部342とを有する。そして、凸部340は、第1凸部341と第2凸部342との組み合わせによって、第2方向(Y軸方向)において、一定の間隔ごとに角度を付け、そのたびに折り返して逆方向へ折れ曲がる線状に形成されている。そのため、凸部340は、気流の流れる第3方向(Z軸方向)において、幅が狭まる壁が形成され、第3方向(Z軸方向)に流れる空気同士が衝突しやすくなり、さらに空気の流れが撹拌される。そのため、熱交換器50は、伝熱管20の下流側のフィン30の表面にも空気が流れ込み、表面近傍の空気の流速が増大するため、熱伝達率が向上する。
図15は、実施の形態5に係る熱交換器50を構成する熱交換モジュール10Dのフィン30の断面を概略的に示した断面図である。なお、図15に示す断面は、図5に示すフィン30のB-B線断面を概略的に示したものである。また、図15は、熱交換モジュール10Dの一部の断面図であり、熱交換モジュール10Dの一部の図示を省略している。また、フィン30に示す凸部40は一例であり、凸部40として説明する構成は、上記に説明した凸部40~後述する凸部440のいずれか1つの構成が適用される。以下の説明において、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
フィン30の根本部31が、第1方向(X軸方向)における伝熱管20の厚みの中央部21に対して、第1方向(X軸方向)において凸部40の突出側に偏らせて配置されていることで、図15に示すように、死水域DAから露出するフィン30の面積が大きくなる。そのため、熱交換器50は、熱交換モジュール10Dにおいて、フィン30の凸部40の表面に気流が衝突しやすくなる。その結果、熱交換器50は、フィン30の表面の近傍における空気の流速が増大するため、熱伝達率が向上する。また、熱交換器50の熱交換モジュール10Dは、気流がフィン30の表面に十分に衝突するため、必要な凸部40の高さを小さくでき、成形性が向上する。
図16は、実施の形態6に係る熱交換器50を構成する熱交換モジュール10Eのフィン30の断面を概略的に示した断面図である。図17は、実施の形態6に係る熱交換器50を構成する他の例の熱交換モジュール10Eのフィン30の断面を概略的に示した断面図である。なお、図16及び図17に示す断面は、図5に示すフィン30のB-B線断面を概略的に示したものである。また、図16及び図17は、熱交換モジュール10Eの一部の断面図であり、熱交換モジュール10Eの一部の図示を省略している。また、図16及び図17に示す白抜矢印は、気流FLを表している。また、フィン30に示す凸部40は一例であり、凸部40として説明する構成は、上記に説明した凸部40~後述する凸部440のいずれか1つの構成が適用される。以下の説明において、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
熱交換器50の熱交換モジュール10Eは、複数の凸部40のうち、少なくとも一つの凸部40の頂部45が、第1方向(X軸方向)において、伝熱管20よりも外側に配置されるように構成されている。熱交換器50の熱交換モジュール10Eは、当該構成を有することで、伝熱管20の下流の第2フィン30bに気流が衝突し易くなり、気流のより強い渦流れを発生させることができる。その結果、熱交換器50は、伝熱管20に対する気流の下流に位置するフィン30の、表面の近傍における空気の流速が増大するため、更に熱伝達率が向上する。
図18は、実施の形態7に係る熱交換器50を構成する熱交換モジュール10Fのフィン30の断面を概略的に示した断面図である。なお、図18に示す断面は、図5に示すフィン30のB-B線断面を概略的に示したものである。また、図18は、熱交換モジュール10Fの一部の断面図であり、熱交換モジュール10Fの一部の図示を省略している。また、図18に示す白抜矢印は、気流FLを表している。また、フィン30に示す凸部40は一例であり、凸部40として説明する構成は、上記に説明した凸部40~後述する凸部440のいずれか1つの構成が適用される。以下の説明において、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
複数の熱交換モジュール10Fは、伝熱管20に対して気流FLの下流側に配置されている第1フィン30aに設けられた複数の凸部40が全て、第1方向(X軸方向)における、伝熱管20の幅WTの中に配置されている。そのため、熱交換器50の複数の熱交換モジュール10Fは、伝熱管20の上流における空気の撹拌を、熱交換モジュール10Fから近い領域で発生させることができる。その結果、熱交換器50の複数の熱交換モジュール10Fは、伝熱管20、あるいは、伝熱管20の下流側に位置する第2フィン30bに気流が流れ込みやすくなり、更に熱伝達率が向上する。
図19は、実施の形態8に係る熱交換器50を構成する熱交換モジュール10Gの拡大図である。図20は、図19に示すフィン30のF-F線断面を概略的に示した断面図である。図21は、図19に示すフィン30のG-G線断面を概略的に示した断面図である。また、図19は、熱交換モジュール10Gの一部の斜視図であり、熱交換モジュール10Gの一部の図示を省略している。また、図20及び図21は、熱交換モジュール10Gの一部の断面図であり、熱交換モジュール10Gの一部の図示を省略している。また、図19~図21に示す白抜矢印は、気流FLを表している。また、フィン30に示す凸部40は一例であり、凸部40として説明する構成は、上記に説明した凸部40~後述する凸部440のいずれか1つの構成が適用される。以下の説明において、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
熱交換器50の熱交換モジュール10Gは、第2方向(Y軸方向)又は第3方向(Z軸方向)に沿ったフィン30の両端部の表面が、平坦となるよう構成された平坦部36を有する。熱交換器50の熱交換モジュール10Gは、平坦部36を有することで、凸部40の凹凸形状を成形する際の基準面としての抑え部を確保することができる。熱交換器50の熱交換モジュール10Gは、抑え部としての平坦部36を有することで成形機の摩耗を抑制し、製造コストを低減することができる。
図22は、実施の形態9に係る熱交換器50を構成する熱交換モジュール10Hの拡大図である。なお、図22は、熱交換モジュール10Hの一部の斜視図であり、熱交換モジュール10Hの一部の図示を省略している。また、図22に示す白抜矢印は、気流FLを表している。以下の説明において、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
複数の凸部440は、傾斜角度α<傾斜角度βとなるよう形成されている。熱交換器50の熱交換モジュール10Hは、当該構成に第2方向(Y軸方向)に沿って高密度に凸部440を成形しながら、気流の第3方向(Z軸方向)への屈曲角度を小さくすることができる。そのため、熱交換器50は、伝熱性能と通風抵抗のバランスを改善し、熱交換器性能を向上することができる。
上記で説明した冷凍サイクル装置100は、実施の形態1~3のいずれかに係る熱交換器を備えたものである。そのため、冷凍サイクル装置100において、実施の形態1~2のいずれかと同様の効果が得られる。そのため、冷凍サイクル装置100は、高伝熱性能の熱交換器を搭載することで、空調システムのエネルギー効率を向上することができる。
Claims (11)
- 互いに間隔をあけて第1方向に並列される複数の熱交換モジュールと、
前記第1方向に交差する第2方向における前記複数の熱交換モジュールの端部で、前記複数の熱交換モジュールに接続されたヘッダと、を備え、
前記複数の熱交換モジュールは、
前記第2方向に延びる伝熱管と、
前記第1方向及び前記第2方向に平行な面に交差する第3方向の前記伝熱管の側縁部から前記第3方向に延びるフィンと、
を備え、
前記フィンは、
前記第3方向において前記伝熱管を挟んで前記伝熱管の両側に設けられていると共に、表面に前記第1方向に突出した複数の凸部が形成されており、
前記複数の凸部はそれぞれ、
前記第2方向及び前記第3方向に対して傾斜角度を有する面を構成するように形成されており、
前記複数の熱交換モジュールのそれぞれは、
一方の側に配置された前記フィンに設けられた前記複数の凸部のうち、少なくとも一つの凸部の頂部が、前記第1方向において、前記伝熱管よりも外側に配置されるように構成されており、
他方の側に配置された前記フィンに設けられた前記複数の凸部が、前記第1方向における、前記伝熱管の幅の中に配置されている熱交換器。 - 前記複数の凸部はそれぞれ、四角錐状に形成されており、
前記複数の凸部の側辺が前記第3方向に連続するように形成されている請求項1に記載の熱交換器。 - 前記複数の凸部はそれぞれ、前記フィンの平面に沿って延びるように柱状に形成されており、
前記複数の凸部の長手方向が延びる方向は、
前記第3方向に対して傾いている請求項1に記載の熱交換器。 - 前記複数の凸部は、
前記第2方向に並列して形成されていると共に、前記第3方向に並列して形成されており、前記第3方向に対して傾く方向が全て同じ方向である請求項3に記載の熱交換器。 - 前記フィンは、
前記第3方向において前記伝熱管を挟んで前記伝熱管の両側に設けられており、
一方の側に配置された前記フィンに設けられた前記複数の凸部の長手方向が延びる方向と、他方の側に配置された前記フィンに設けられた前記複数の凸部の長手方向が延びる方向とが、前記第3方向に対して異なる方向に傾くように形成されている請求項3に記載の熱交換器。 - 前記フィンは、
一方の側に配置された前記フィンに設けられた前記複数の凸部の長手方向が延びる方向と、他方の側に配置された前記フィンに設けられた前記複数の凸部の長手方向が延びる方向とが、前記伝熱管を中心に対称となるように形成されている請求項5に記載の熱交換器。 - 前記複数の凸部は、
前記第3方向に対して互いに異なる傾きを有すると共に、前記第2方向において互いに間隔を開けて形成された第1凸部と第2凸部とを有し、
前記第1凸部と前記第2凸部との組み合わせによって、前記第2方向において、一定の間隔ごとに角度を付け、そのたびに折り返して逆方向へ折れ曲がる線状に形成されている請求項3に記載の熱交換器。 - 前記フィンは、
前記伝熱管に対する基部となる前記フィンの根本部が、
前記第1方向における前記伝熱管の厚みの中央部に対して、前記第1方向において前記複数の凸部の突出側に偏らせて配置されている請求項1~7のいずれか1項に記載の熱交換器。 - 前記熱交換モジュールは、
前記第2方向又は前記第3方向に沿った前記フィンの両端部の表面が、平坦となるよう構成された平坦部を有する請求項1~8のいずれか1項に記載の熱交換器。 - 前記複数の凸部は、
前記第3方向に対して成す角度を傾斜角度αと定義し、前記第2方向に対して成す角度を傾斜角度βと定義した場合に、傾斜角度α<傾斜角度βとなるよう形成されている請求項1~9のいずれか1項に記載の熱交換器。 - 請求項1~10のいずれか1項に記載の熱交換器を備えた冷凍サイクル装置。
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