JP7165451B1 - カップ及び支持部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の使用場面における使用者のニーズを満たすためのカップ及びカップ関連物を提供する。【解決手段】上部が開口し下部が閉塞した形状の収容部10と、前記収容部10に接続された姿勢保持部20と、を備え、前記姿勢保持部20を、支持部材60に脱着可能に挿し込み又は嵌め込んで使用される、カップ100。【選択図】図1

Description

本発明は、カップ及び支持部材に関する。
ワイングラスなどのカップは、棒状の脚部に底面を広くした台座部が固定されており、テーブル等に安定的に置けるようになっている。
登録実用新案第3232419
しかし、従来のカップは、使用場面における使用者のニーズに必ずしも応えていない。例えば、立食パーティー等の飲食の場では、飲み物のカップを片手に持ったままの状態を保つ必要がある。片手にカップを持つと、他の料理の飲食や、名刺交換等の場面で、様々な動作の妨げになってしまう。また、そのようなパーティーでは、飲み物のカップを片手に持ったまま別の場所に移動したり、それらをテーブルの上に置いたりする動作を繰り返すので、アルコールの酔いが回ってきたりすると手元がおぼつかなくなり、誤って飲み物をこぼしてしまうこともある。
また、従来のカップは、カップを転倒させないため、台座部がある程度の重さを有するため、全体として重くなり、持ち上げる際に負担となる。
本発明は、上記課題の少なくともひとつを解決すべくなされたものであり、特定の使用場面における使用者のニーズを満たすためのカップ及びカップ関連物を提供することを目的とする。
本願は、上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の手段を採用する。本発明は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その例を以下に挙げる。
本発明の第一の態様は、上部が開口し下部が閉塞した形状の収容部と、前記収容部に接続された姿勢保持部と、を備え、前記姿勢保持部を、支持部材に脱着可能に挿し込み又は嵌め込んで使用される、カップである。
前記姿勢保持部は、前記収容部の下部に接続された棒状部材であっても良い。
前記姿勢保持部は、平面状、又は環状の部材を含んでいても良い。
前記収容部の縦全長の下から2/3の高さよりも下方の位置に取っ手が設けられていても良い。
前記姿勢保持部は、前記収容部と異なる色の素材で形成されていても良い。
前記姿勢保持部は、前記カップを置いたときの載置面と平行となる第一の状態と、前記第一の状態と垂直な第二の状態との間で変位する台座部を備えていても良い。
前記カップは、鞄、又は衣服のポケットに挿して使用されても良い。
本発明の他の態様は、前記カップの前記姿勢保持部を挿し込む又は嵌め込むための支持部材であって、上部の開口部と、前記開口部に向かって徐々に広がる中空のテーパー部と、前記テーパー部に接続した台座部とを備える支持部材である。
前記支持部材は、複数の前記カップを挿し込み又は嵌め込み可能な、複数の受部を備えても良い。
前記支持部材は、平面上のトレー部を備えても良い。
本発明によれば、特定の使用場面における使用者のニーズを満たすためのカップ及びカップ関連物を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係るカップの一例を示す図である。 図1のカップの変形例を示す図である。 図1のカップの姿勢保持部の変形例を示す図である。 本発明に係るテーパー型の支持部材の一例を示す図である。 本発明に係るプレート状の支持部材の一例を示す図である。 本発明に係るワイヤ状の支持部材の一例を示す図である。 本発明に係るスタンド型の支持部材の一例を示す図である。 本発明に係る台座型の支持部材の一例を示す図である。 本発明に係るテーパー型の支持部材の他の例を示す図である。 本発明に係るカップのモチーフの一例を示す図である。 本発明に係るボウル型の支持部材の一例を示す図である。 本発明に係るトレー型の支持部材の一例を示す図である。 本発明に係る接合部を有するボード型の支持部材の一例を示す図である。 本発明に係るクリップ型の支持部材の一例を示す図である。 本発明に係るカップの使用状態の一例を示す図である。 本発明に係るカップの使用状態の他の例を示す図である。
以下、図面を参照して本願のカップ及び支持部材の実施形態の例を説明する。以下の説明では同様な構成については同様な符号を付してその説明を省略することがある。以下の実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨の範囲内で適宜に変形して実施できる。
図1は、本発明に係るカップの一例を示す図である。図1に示すように、カップ100は、飲み物を飲用するための容器で、例えばワイングラスである。カップ100は、飲み物を収容する収容部10と、収容部10の下部に設けられた姿勢保持部20とを含み、姿勢保持部20を支持部材に固定したり挿し込むことにより、収容部10の内容物を水平に近い状態に保つことができる。
支持部材とは、カップを安定に保つための支えになる部材であり、一つのカップを固定する受台でも、複数のカップを固定する受台でもよく、またカップを挿し込むことができる衣服や鞄のポケットでもよい。図1(a)(b)には、棒状の姿勢保持部20の下端を差し込んで固定するための穴を有する支持部材200(受台60)を示した。また、「水平に近い状態」とは、収容部10の内側に、容積のおよそ8割未満の液体を入れた場合に、こぼれないような状態を言う。また、飲み口に蓋を設けてこぼれないようにしても良い。
図2(a)、(b)は、図1のカップの変形例を示す図である。図2(a)(b)に示すように、カップ100a、100bは、収容部10a、10bの外側面の中心部(底と飲み口の中央)より下側にかけて環状の取っ手12aを有し、収容部10a、10bの外側面と取っ手12aの間の環に1~4本の指を入れてカップ100a、100bを持つことができる。なお、取っ手12aは、この図に示す環状以外でも、略半円状のプレート型であっても、単に指をかける突起がついたものであってもよく、また複数の取っ手が設けられていてもよい。
従来のマグカップは、取っ手を飲み口と底の中間部に設けていたが、図2(a)のように、棒状体がある為や、底部を支える事が出来る為、取っ手12aを収容部10aの中心部(底と飲み口の中央)より下側に設けることができる。また、取っ手12aの下部が棒状体側(カップ中心軸側)に近づき、指下部が中心付近を支える事でバランスが良く、指の負担が少ない。
従来のグラスの取っ手は、取っ手にかけた指だけで支える構造になっていたが、図2(a)(b)の形状では、下から持ち上げる力が働きやすい。このため、図2(a)に示すように、取っ手12aは、収容部10aに入る100%容量の2/3(ラインB)の高さより下方、好ましくは1/2の高さ(ラインA)より下方に設けても良い。また、図2(b)に示すように、取っ手12bは、収容部10bの縦全長の下から2/3の高さ(ラインB)より下方、好ましくは、1/2の高さ(ラインA)より下方に設ける事ができる。また、指かけ、例えば、底部を小指や、薬指、中指で支える事で、取っ手の輪内部は一本からでも安定して把持しやすくなる。これにより、外径が小さく嵩張らず、扱いやすいスマートな形状にする事ができる。
図2(b)は、姿勢保持部20bが、下端が細くなった収容部10bと一体になった(底部が略逆円錐状)ような構造を有すカップ100bである。従来のカップは、例えば、ビールジョッキのように、円筒状の収容部の外側表面に、U字の取っ手が設けられている。そして、上面から見たときに、取っ手は、収容部が占める領域より、外側に張り出して設けられている。取っ手を握って、カップを水平に保とうとしたとき、取っ手内上面(上側の付け根)が支点となり、カップの中心(重心)が作用点となり、取っ手を握った部分が力点となる。従来のカップでは、カップの中心(重心)から取っ手内上面までの距離が離れている(例えば、円筒状のビールジョッキでは、円筒の半径分離れている。)ので、より多くの回転力が働きカップを平行に支える力を必要以上に要する。一方で、本実施形態のカップ100bは、図2(b)に示すように、取っ手内上面C(支点)が、カップ100bの中心(重心D)と近いため、カップ中心よりカップの重さを取っ手で支える位置が近く(短い)なることで、回転力が少なくなりカップを平行に支える力が少なくて済む。
また、上記の様に底部を小指や、薬指、中指で支える事でよりカップの重心が中心付近に集まる。台座が無いので軽い。などが相まって、安定して、長い時間でも把持することが可能となる。
このような構造のカップ100bは、後に図4で述べるようなテーパー型の支持台等の上に安定に立脚させることができる。従来のマグカップやビアカップは、底が平らなので最後の飲み心地に違和感があるが、かかる形状のグラスであれば、飲み物の流れが最後までスムーズに感じられる。
収容部10等は、一端(上端)が開口した飲み口部を有し、他端(下端)が閉塞している。言い換えれば、収容部10等は、開口端と閉塞端との間の周壁部分と、閉塞端の閉塞部分とで囲まれる窪み状の部分であり、水平に近い状態で内側に液体を保つことができる形状であればよい。
収容部10等の上端である飲み口部には、蓋があってもよい。収容部10等の下端は、図示のように、収容部10等の閉塞端をなし、姿勢保持部20等の上端と接合している。
収容部10等と姿勢保持部20等は、一体に形成されてもよいし、別体に形成されてから接続されてもよい。
収容部10等と姿勢保持部20等の素材は、同一のもので一体型であっても、異なるものであってもよい。同一の素材としてプラスチックを用いる場合は、それぞれ硬度が異なるものを使用してもよい。また異なる素材を用いる場合は、例えば、ガラスとプラスチック、ガラスと金属、プラスチックと金属等の組み合わせであってもよい。また、収容部10は例えば金属や、プラスチック、ガラスによる二重壁構造としても良い。なお、姿勢保持部20等は、収容部10等よりも硬い素材で形成されるのが好ましい。
収容部10等は、例えば透光性を有する素材で形成され、例えばプラスチック樹脂、より好ましくは有機ガラスで形成される。有機ガラスは、透明樹脂を意味し、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。収容部10等には、例えば、トライタン(登録商標)が用いられる。収容部10等は、その一部又は全体が色彩を有してもよい。色彩は、上記有機ガラスなどやABS樹脂やポリプロピレン樹脂などに施されても良く、完全に透明な場合よりも、汚れや傷が目立たなくなる。
また、このようなプラスチック素材を用いることで、カップが軽く、割れにくくなるため、パーディー等でも扱いやすい。また食洗機で洗浄することもできる。さらに、ガラス容器と異なり、熱伝導が少ないため、飲み物の温度が持続しやすく、結露しにくいため、衣類を濡れにくくすることができる。また、収容部を二重壁構造とする事で、結露を一段と抑えることが出来る。
収容部10等と姿勢保持部20等が別体に形成されている場合は、収容部10等と姿勢保持部20等は嵌合部等により接続される。嵌合部は、例えば加圧により収容部10等の底部に付した突起と姿勢保持部20等の上端に付した突起がそれぞれ互いに嵌み合うような構造であったり、また、ねじることによりカップ10等の底部に付した溝と姿勢保持部20等の上端に付した溝がそれぞれ互いに嵌み合うような構造であってもよい。嵌め合う部分の接続をより確実にするために、例えば、粘着剤や両面テープなどの接合テープなどが用いられてもよい。
図1及び図2に示す姿勢保持部20、20aの形状は略棒状であるが、本実施形態に係る飲用カップの姿勢保持部は、略棒状以外にも、略平面状、環状、又はそれらの組み合わせであってもよい。また姿勢保持部20等は、中空の筒状に形成されてもよいし、中実に形成されてもよい。
図3は、図1のカップの姿勢保持部の変形例を示す図である。図3(a)に示すカップ100cは、収容部10cと、細く長い姿勢保持部20cとを含む。長い姿勢保持部20cは、手で持ちやすく、また衣服のポケットへの挿入時には、横倒れ防止効果を有し、水平に近い状態を保つことができる。姿勢保持部20cの長さは、90~170mmであり、好ましくは100~150mmである。
図3(b)に示すカップ100dは、収容部10dと、姿勢保持部20dとを含み、また姿勢保持部20dは、上端略棒部21dと、円形の環状部22dと、下端略棒部23dとを含む。姿勢保持部20dを手持ちする場合は、円形の環状部22dが手持ち部となり、1~4本の指を環に入れると安定してカップ100dを持つことができる。また円形の環状部22dが衣服のポケットに合った形状であれば、衣服のポケットへの挿入時に安定し、横倒れ防止部30dと成り得る。環の内周円の直径は、30~100mm、好ましくは30~70mmである。手持ち部の形状は、図3(b)に示すような円形の環以外にも、三角形、四角形、その他の多角形、又は星形やハート型等の形状であってよく、丸みを帯びていても、先が尖った角を有するような形状でもよく、環状であっても略平面状であってもよい。また中空であっても、中実であってもよい。さらに衣服のポケットに挿入する場合は、衣服のポケットに合わせた形状が好ましい。
図3(c)に示すカップ100eは、収容部10eと、姿勢保持部20eとを含み、また姿勢保持部20eは、上端略棒部21e、四角形の環状部22e、下端略棒部23eとを含む。姿勢保持部20eを手持ちする場合は、四角形の環状部22eが手持ち部となり、1~4本の指を環に入れると安定してカップを持つことができる。また四角形の環状部22eが衣服のポケットに合った形状であれば、衣服のポケットへの挿入時に横倒れ防止部30eに成り得る。手持ち部の形状は、図3(c)に示すような四角形の環以外にも、円形、三角形、四角形、その他の多角形、又は星形やハート型等の形状であってよく、丸みを帯びていても、先が尖った角を有するような形状でもよく、環状であっても略平面状であってもよい。また中空であっても、中実であってもよい。さらに衣服のポケットに挿入する場合は、衣服のポケットに合わせた形状が好ましい。
図4は、本発明に係るテーパー型の支持部材200fの一例を示す図である。図4(a)(b)に示すテーパー型の支持部材200fは、テーパー部40fと台座部60fとを含む。テーパー部40fは、上端に向けて少しずつ太くなっていくような筒状部であり、台座部60fは、筒状のテーパー部40fを底部で支える円盤状の部材である。テーパー部40fは、中間部から上端部に向けて斜めに大きく切断されたような形状を有している。すなわち、テーパー部40fの開口部の縁は、支持部材200fを載置したときの底部の水平面に対して、80度~10度、好ましくは、70度~20度の範囲で傾斜している。そのため、筒部の開口部は、水平方向から見たときでも、大きくラッパ状に広がって見える。図4(d)の破線L1は、筒部の切断面の傾斜角を表す。
また外側に徐々に広がり実際にラッパ状に広がっていても良い。その場合、筒部の開口部の縁の最端部は、支持部材を載置したときの底部の水平面に対して、70度~-10度(逆反り状態)、好ましくは、60度~0度の範囲で傾斜している。図4(d)の破線L2は、かかる場合の傾斜を示し、最端部で逆に反ったように水平に近い面をなす形状を示している。
テーパー型の筒部の下端は閉塞でも、開放でもよく、開放している場合は、冷たいグラスについた水滴を抜くことができ、その際、下端に水滴の吸収剤をおいてもよい。このようなグラスの受け口が大きく広められたテーパー型の支持部材に、収容部10fと姿勢保持部20fが収まり、立脚の状態のカップ100fになる。飲用者は姿勢保持部20fをテーパー部40fにすべり込ませるだけでよいので、立食パーティー等でグラスに注意を払いにくい状況(例えば会話に集中していたり、アルコールの酔いが回り手元がおぼつかなくなっているような状況)であっても、飲料をこぼさずにテーブル上にグラスを立脚させることができる。また、支持部材は、カップが挿し込こまれた際に、カップの収容部の外表面一部を、筒部の内側面に接触して保持するため、安定してカップを静止させることができる。
台座部60fは、円形を示す。台座部の形状は、楕円形や多角形などでも良く、大きさは例えば、円形直径換算で30mm~130mm好ましくは、40mm~110mmと出来るだけ大きくする事で安定性を計る事が出来る。また、一つの台座に複数のテーパー部を設けても良い。
さらに図4(a)(b)に示すテーパー部40fは、上端が斜めに大きく切断されたような形状であるため、飲用者は切断された側から収容部10fを視認しやすく、飲み物の残量を確認しやすい。また手で収容部10fを取り出しやすいという利点もある。尚、テーパー部は、上端を切断しないような形状であってもよい。
図4(c)には、図2(a)(b)に示すような取っ手のついたカップをテーパー部40fに立脚させる一例を示す。図4(c)のテーパー部40fは、縁の最下部に取っ手を嵌め込む凹部を有している。取っ手は、この図2(a)(b)に示すような環状以外でも、略半円状のプレート型であっても、指をかける突起がついたものであってもよいが、カップをテーパー部に挿入した時にテーパー部のつかえとならないような形状であり、且つテーパー部の内側面と被らない位置にある必要がある。
図5は、姿勢保持部20gの下端がプレート状である一例を示す図である。図5に示すように半円状のプレート30gは、姿勢保持部20gの下端で、姿勢保持部20gに対し略直角方向に上下及び左右に回転するこができる回転式の接続部により接続されている。また、姿勢保持部20gに対し垂直になる位置(第一の状態)でロックされ、又は二つの支持部材の面が平行を保ったまま姿勢保持部20gに対し平行となる位置(第二の状態)でロックされるようにロック部を備えている。そして、所定の力によりロックが外れ、互いの位置まで回転することができる。二つの支持部材が、それぞれ姿勢保持部20gに対して垂直になるまで動くと水平な台座となり、立脚の状態のカップ100gになる(第一の状態)。また、二つの支持部材がそれぞれ姿勢保持部20gと平行になり(第二の状態)、姿勢保持部20gと共に衣服のポケットの中に挿入されると、衣服のポケットの中で横倒れ防止部に成り得る。プレート30gの形状は、例えば三角形、四角形などでも良い。さらに、プレート周辺を形取りった中抜けプレートや、例えば、キャラクターや図形、写真を模した形状でも良い。
姿勢保持部20gと平行に折り畳まれた状態でプレート30g(横倒れ防止部)を動かなくするために、姿勢保持部20gとプレート30gを固定するための嵌合部を有していてもよい。嵌合部は、例えば加圧により姿勢保持部20gに付した突起と横倒れ防止部30gに付した突起が互いに噛み合うような構造であったり、姿勢保持部20gとプレート30gにそれぞれ磁石をつけて固定させるようなよう構造であってもよい。
図6は、姿勢保持部20hの下端がワイヤ状である一例を示す図である。図6に示すように、二つの扇状に曲がったワイヤ30hは、姿勢保持部20hの下端にあけられた穴にワイヤを通すことにより姿勢保持部20hに接続されている。ワイヤ30hは、姿勢保持部20hに対し平行となる位置と垂直になる位置の間を互いに向かい合うようにして略垂直方向に上下に動かすことができる。二つのワイヤが、それぞれ姿勢保持部20hに対して垂直になるまで動くと水平な台座として機能し、立脚の状態のカップ100hになる(第一の状態)。また二つのワイヤ30hを、それぞれ姿勢保持部20hと平行に上に折り畳まれた状態(第二の状態)にし、姿勢保持部20hと共に衣服のポケットの中に挿入すると、衣服のポケットの中で横倒れ防止部と成り得る。またこの時、横倒れ防止部が動かないようにするために、姿勢保持部20hにストッパーやワイヤ30hをかけるフック等を備えていてもよい。
図7は、本発明に係るスタンド型の支持部材の一例を示す図である。図7に示すように、姿勢保持部20iが支持部材200iのスタンド部50iの穴に差し込まれて、収容部10iの底部がスタンド部50iの穴を有する円盤上で支えられることにより、カップ100iは、立脚状態となる。
図8は、本発明に係る台座型の支持部材200jの一例を示す図である。図8に示すように、姿勢保持部20jの下端の凹部が、支持部材200jの台座部60jの中央に位置する凸部にはめ合わされることにより、カップ100jは、立脚状態となる。凸部と凹部の接触面は、冷たい飲料を満たしたグラスから水滴が垂れたりすると凸部と凹部が密着し、離しにくくなるため、接触面に線状の溝等を設けることで水を抜くことができる。また図8とは逆に、姿勢保持部20の下端に凸部を有し、台座部60の中央に凹部を有する場合も、互いにはめ合わせることができる。
図9は、本発明に係るテーパー型の支持部材200kの他の例を示す図である。図9に示すように、姿勢保持部20kは2つのフィンの形状の飾りを有し、縦に2本の切込みが入ったような形状の支持部材200kのテーパー部40kに差し込まれることにより、立脚の状態のカップ100kになる。この2つのフィンは、姿勢保持部20kと共に衣服や鞄等のポケットに挿入されると横倒れ防止部30kと成り得る。また、指で横倒れ防止部30kの下側を支える事で、安定して持ちやすくなる。
図10は、本発明に係るカップのモチーフの一例を示す図である。図10に示すように、収容部10lを花のデザイン、姿勢保持部20lを茎のデザイン、横倒れ防止部30lを葉のデザインにすることにより、カップ100lの外観は植物ようになる。パーティーの際にカップ100lを衣服のポケットに挿入したり、後述の図13、14で示すようなボードやクリップ等で衣服のポケットに固定すると、コサージュのような装飾の効果を得ることができる。その他、本実施形態に係るカップには、多種多様なモチーフを施すことができ、また多種多様な色彩を施すことができる。
図11は、本発明に係るボウル型の支持部材の一例を示す図である。図11に示すように、ボウル部mの中には、水平にはめ込まれた複数個の穴(受部)72mを有する受台があり、姿勢保持部20mを受台の穴に差し込むことにより、立脚の状態のカップ100mになる。ボウル部mの中に氷水を入れておくと、飲み物を冷たい状態に保つことができ、また温かい湯を入れておくと、飲み物を温かい状態に保つことができる。受台の素材は、カップ100mを立脚させる硬さがあればよく、プラスチック、金属、ワイヤ等が好ましい。受台の穴(受部)72mの大きさは、姿勢保持部20mの太さにあった大きさが好ましく、収容部10mの内容物の水平が保たれる大きさであればよい。
図12は、本発明に係るトレー型の支持部材200nの一例を示す図であり、それぞれトレーを上から見た図(a)と、真横から見た図(b)である。図12に示すように、支持部材200nのトレー部80nは、平面上の本体と比べて高い位置にある一辺の縁上に一列に並ぶ複数の貫通穴(受部)72nを有し、姿勢保持部20nをこれらの穴に差し込むことにより、立脚の状態のカップ100nになる。本体と比べて高い位置とは、姿勢保持部20nが複数の穴(受部)72nに差し込まれた状態で、その下端がテーブルに丁度つくか、又はつかない位置でよい。トレー部80nの形状は、四角形だけでなく、その他の多角形や、円形、楕円形、星形型等であってもよい。受部の位置は、一辺上だけではなく、複数の辺上や、曲線上にあってもよく、複数列に並んでいても、ランダムにあってもよい。このようなトレー型の支持部材を使えば、例えば、立食パーティーや、セルフサービスの飲食店等で、トレー上に飲料と料理を同時に供するができる。また料理と飲み物をトレーに載せてまとめて運ぶことができ、運ぶ時も、テーブルに置いた時にも滑りにくく、飲料もこぼれにくい。使わないトレーは重ねて置いておくこともできる。特に空港や駅のフードサービス(セルフサービスの飲食店)などで複数人で複数の店舗から手分けして購入する際などに便利である。また、カップを置く際は、自然と支持部材に収めることになるので、テーブル上に複数のカップが散在することを避けることができる。なお、ここでは、姿勢保持部20nが棒状体に取っ手を設けたものを示すが、例えば、棒状体だけあっても良いし、取っ手部が姿勢保持機能を備えても良く、両手で持てるように2以上の複数の取っ手を備えていても良い。
図13は、本発明に係る接合部を有するボード型の支持部材200oの一例を示す図である。図13に示すように、接合部を有するボード部90oは、衣服のポケットに挿入される板であり、上端の中央に姿勢保持部20oと連結するための接合部を備える。接合部を有するボード部90oが衣服のポケットに挿入された時に、接合部は衣服のポケットの外側に位置し、姿勢保持部20oが接合部を介してボード部90oと接合されることにより、水平に近い状態のカップ100oになる。接合部は、クリップや、加圧により姿勢保持部20oを取り外し可能な半筒状(縦に切断された部分を有する筒)のようなものであってもよい。また接合部は、棒状の姿勢保持部がそのまま挿入される筒状のものや、中空(ストロー状)の姿勢保持部を被せることができる棒状のもの等であってもよい。
図14は、本発明に係るクリップ型の支持部材200pの一例を示す図である。図14に示すように、姿勢保持部20pは支持部材と連結しており、クリップ部95pを備え、そのクリップ部95pにより衣服のポケットに固定されることにより、水平に近い状態のカップ100pになる。また衣服に水滴がかからないように、収容部10pが衣服に接触しない程度に姿勢保持部20pとクリップ部95pを離した構造にすることもできる。
図15は、図1及び図3(b)に記載されたカップ100及び100dを手で持つ場合の使用例を示す。一般的なワイングラスは、飲料を満たした収容部と手で持つ姿勢保持部に加え、底部にテーブル等に載置される円盤状の台座部を有するため、立食パーティー等の飲食の場で持ち続けるには重い構造となっている。しかし、図15に示すように、本実施態様に係る手で持つカップは、いずれも底部の台座部を有しないため、軽量化を図ることができ、また安価に製造することができる。
図16は、図1及び図3(b)に記載されたカップ100及び100dを衣服のポケットに挿入する場合の使用例を示す。姿勢保持部20等が挿入される衣服は、その種類や素材を問わず使用できる。姿勢保持部20等が挿入される衣服のポケットは、衣服の胸部、腹部、腰部等に位置するポケットが好ましいが、収容部10等の水平が保たれる位置であれば、肩部、腕部、腿部等であってもよい。また、ポケットは衣服のポケットだけではなく、鞄のポケット等であってもよい。ポケットは、完全なポケット状の構造を有していなくても、カップ100等を保持できるような構造であればよい。例えば、大きめのボタン孔、左右だけが衣服に縫い付けられた衣服のブランドタグ、また和装の場合は帯の間に姿勢保持部20等を挿入し、カップ100等を水平に近い状態に保つことができる。
本実施態様に係るカップは、飲用以外にもゼリー、スープ、オードブル等の食べ物を入れてもよい。更に飲食以外の用途を有してもよい。例えば、香り成分を含ませて、アロマカップとして用いてもよい。またハーブオイル、シナモン、ハッカ(L-メンソール)、御香(葬祭用)等を、香水、消臭、防虫(野外作業やキャンプ用)等の用途で、適宜脱脂綿等に含ませて衣服のポケットに入れて使用することもできる。
前記各構成部分は、それぞれ同一の素材であっても、異なる素材であってもよく、ガラス、プラスチック樹脂、金属、木材、紙類、陶器、磁気、又はそれらの組み合わせ等であってよく、また同一の色であっても、異なる色であってもよく、また透明・半透明の有無を問わない。本明細書において述べた接合、接続、嵌合以外にも、各部を連結させる方法として、公知の接着、溶着、重ね形成等を用いてもよい。各部が異なる素材や異なる色で構成されるものであれば、多様なデザインが可能となる。
100、100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100h、100i、100j、100k、100l、100m、100n、100o、100p・・・カップ、
10、10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i、10j、10k、10l、10m、10n、10o、10p・・・収容部、
12a、12b・・・取っ手
20、20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20i、20j、20k、20l、20m、20n、20o、20p・・・姿勢保持部
21d、21e・・・上端略棒部
22d、22e・・・環状部
23d、23e・・・下端略棒部
30d、30e、30g、30h、30k、30l・・・横倒れ防止部
40f、40k・・・テーパー部
50i・・・スタンド部
60f、60g、60h、60j、60k、60l・・・台座部
70m・・・ボウル部
72m、72n・・・受部
80n・・・トレー部 90o・・・ボード部
95p・・・クリップ部
200、200a、200b、200f、200i、200j、200k、200l、200n、200o、200p・・・支持部材
A、A1・・・1/2ライン
B・・・2/3ライン
C・・・取っ手内上面
D・・・重心
E・・・外径
F・・・中心線
L1、L2・・・筒部の切断面の傾斜角を表す線

Claims (5)

  1. 上部が開口し下部が閉塞した形状の収容部と、前記収容部に接続された棒状の姿勢保持部と、を備えるカップと、
    前記カップの前記姿勢保持部を挿し込む又は嵌め込むための支持部材であって、
    前記支持部材は
    上部の開口部と、
    前記開口部に向かって少しずつ太くなる筒状のテーパー部と、
    前記筒状のテーパー部に接続した台座部と、を備え
    前記筒状のテーパー部は、一部が前記開口部に向かって徐々に広がり前記棒状の姿勢保持部を挿入でき、かつ、前記収容部の外側面の一部に接触して保持する、カップ及び支持部材。
  2. 請求項1に記載のカップ及び支持部材であって、
    前記テーパー部の縁は、傾斜している
    カップ及び支持部材。
  3. 請求項2に記載のカップ及び支持部材であって、
    前記テーパー部の縁は、支持部材を載置したときの底部の水平面に対して、80度~10度の範囲で傾斜している
    カップ及び支持部材。
  4. 請求項2に記載のカップ及び支持部材であって、
    前記テーパー部の縁は、最上端部が支持部材を載置した時の底部の水平面に対して反り返った形状をしている
    カップ及び支持部材。
  5. 請求項2~4のいずれか一項に記載のカップ及び支持部材であって、
    前記テーパー部の縁は、最下端部に、前記カップに取り付けられた取っ手を保持するための凹部を有している
    カップ及び支持部材。
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