JP3241213U

JP3241213U - 容器セット、容器およびコースター

Info

Publication number: JP3241213U
Application number: JP2022004331U
Authority: JP
Inventors: 聡梅野
Original assignee: Umenodesign
Current assignee: Umenodesign
Priority date: 2022-12-28
Filing date: 2022-12-28
Publication date: 2023-03-13
Anticipated expiration: 2032-12-28

Abstract

【課題】容器の結露による雫がテーブルに付かず、使い勝手が良い容器セットを提供する。【解決手段】容器セットは、容器と該容器を支持するコースターとからなり、該容器は開口部に対向する底部に凹部を有し、該コースターは該凹部と係合可能な凸部を有する。【選択図】図１

Description

本案件は、容器セット、ならびにその容器セットに使用される容器およびコースターに関する。

従来、結露した雫がテーブルに付かないよう、テーブルと容器の間にコースターを用いていた。また、容器とコースターは組合せに関連性が無く別物として考えられていた。

例えば、カップと雫受けが一体となった、しずく受け付きカップ（特許文献１）、グラスのステムや底部に珪藻土のプレートを接着した、珪藻土コースター付グラス（特許文献２）、も提案されていた。

特開２００６－０７５２０６実登３２２９０３２

前記従来の容器やコースターの内、（特許文献１）のものではコップをコースターから外せないため、コップを傾けると溜まった雫がこぼれてしまい、使いにくい問題点があった。また、（特許文献２）のものでは洗浄に適さない珪藻土のコースターが、グラスに密着し外せないため、グラスを洗浄することが困難となる問題点があった。

本考案は、容器と該容器を支持するコースターとからなる容器セットであって、該容器は開口部に対向する底部に凹部を有し、該コースターは該凹部と係合可能な凸部を有する容器セットである。

本考案のコースターは、結露した雫がテーブルに付かないようにするコースターであって、前記凸部の周りに溝部を有することで結露した雫を溝部に貯水または吸水することを特徴とするコースター。

図１で示すように、凹部（１ｂ）に凸部（２ａ）を差し込むことで、コースター（２）に容器（１）を容易に組み合わせることができる。

容器（１）の結露による雫をコースター（２）が貯水または吸水することで、テーブルを濡らすことなく清潔に保つことができる。

容器（１）を持ち上げると、コースター（２）は容器（１）から自然に外れ、コースター（２）を持ち上げることが無く、重さを軽減できる。

例えば食器として使う場合、見た目がワイングラスのように見えるため、アート性が高く、優雅な食の演出として楽しむこともできる。

コースター（２）を使わなくても容器（１）は単体で使用することができる。

図５（ａ）（ｂ）に示すように、容器（１）とコースター（２）は、それぞれスタッキングすることができる。

容器（１）、コースター（２）ともに表面に絵や文字を描くこともできる。

本考案の容器とコースターの容器セットの一例を示す斜視図である。本考案の容器とコースターの一例を示す斜視図である。本考案の使用状態の一例を示す側面図（ａ）と断面図（ｂ）。コースターの説明に関する断面図（ｃ）である。本考案における容器の凹部形状の複数の例を示す断面図である。本案件におけるスタッキングの一例を示す容器断面図（ａ）コースター断面図（ｂ）である。

以下、本考案の実施形態を図１～図５に基づいて説明する。

飲み物や食品を入れる容器（１）であって、前記容器（１）は開口部（１ａ）に対向する底部（１ｃ）に凹部（１ｂ）を設け、コースター（２）の凸部（２ａ）に係合させる事で容器（１）をコースター（２）に組み合わせることができる（図３（ｂ）参照）ようになる。凸部（２ａ）の形状は、凹部（１ｂ）と同一であることが好ましく、容器（１）が固定できる程度に係合可能な凸形状であればよい。

コースター（２）の凸部（２ａ）は、容器（１）の凹部（１ｂ）と係合させる場合隙間が空いていても良く（図３（ｃ）、凹部（１ｂ）と凸部（２ａ）は共に円錐形状であることが好ましい。

容器（１）の開口部（１ａ）から容器底部（１ｃ）にかけて傾斜を設ける事で、容器（１）をつかみやすくなり通常の容器に近い使い心地を実現している。

容器（１）とコースター（２）の形状について立体形状は丸形、角形、変形を問わない。また、図４で示すように、容器（１）の凹部（１ｂ）（共に図示せず）とコースター（２）に設けた凸部（２ａ）の形状も同様に立体形状は丸形、角形、変形を問わない。材質は自由で木、プラスチック、金属、ガラス、陶磁器、なども使える。吸水性素材としては珪藻土、シラス、紙、素焼きなどを使うのが好ましい。

容器（１）とコースター（２）が吸水性がない素材同士の場合、膨張などの影響により抜けない場合があるため吸水性がある素材の方が好ましい。

コースター（２）の凸部（２ａ）と容器（１）の凹部（１ｂ）の形状の一例として、共に円錐にすることで、容器（１）は重さでコースター（２）に支えられ、向きや差込角度を気にせず置くことができるようになる。また、容器（１）の凹部（１ｂ）の深さは転倒リスクの観点から、容器（１）の容積に対して、１０％以上とすることが望ましく、形態は拘らないが凸部（２ａ）と凹部（１ｂ）の関係性は、同一またはプラスマイナス３０％以下の差にすることが望ましい。

本考案は飲食店やホテル、一般家庭などで使用することが出来る。

容器（１）全体がテーブル（３）に触れず、またコースターが（２）が雫を吸水またはコースター溝部（２ｂ）に雫を貯水することによりテーブル（３）が濡れることがないことから衛生面に優れている。

容器（１）がテーブル（３）から浮いているため、片手でも簡単に持ち上げることができる。また、容器（１）の雫によるコースター（２）の付着がないため、障害や片手しか使えない方にも使いやすいものとなる。

コースター（２）の凸部（２ａ）に容器（１）の凹部（１ｂ）を合わせるだけで組み合わせられるため、子供でも簡単に理解し使うことができる。また、見た目の面白さから興味を持つことで食育にもつながる。

容器（１）及びコースター（２）は、それぞれ形状が立体的であるため、側面に絵や文字を描くことができる。

容器（１）およびコースター（２）は、各々スタッキング（図５（ａ）（ｂ）参照）することができるようになる。そのため小さく収納することができる。

コースター溝部（２ｂ）を設けることで、雫が多い場合でも水滴が溢れないように貯水することができる。

１容器
１ａ開口部
１ｂ凹部
１ｃ容器底部
２コースター
２ａ凸部
２ｂコースター溝部
３テーブル

Claims

容器と該容器を支持するコースターとからなる容器セットであって、該容器は開口部に対向する底部に凹部を有し、該コースターは該凹部と係合可能な凸部を有する容器セット。
前記コースターが前記凸部の周りに溝部を有する請求項１記載の容器セット。
請求項１又は２に記載の容器。
請求項１又は２に記載のコースター。