JP7164483B2 - 電子制御装置、制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、電子制御装置、および制御システムに関する。
センサが出力するセンサ情報を処理する処理装置が広く知られている。センサ情報をセンサから処理装置に伝送する伝送路に障害が発生する場合があり、センサと処理装置との距離が長い場合には、障害が発生しやすくなる。また処理装置に内蔵されるセンサ情報の受信部でも障害が発生する場合がある。特許文献1には、物理量の変化を検出し、トリガ信号に応じて検出信号を出力する複数のセンサ部と、複数の前記センサ部から前記検出信号を取得可能である複数の制御部と、1つの前記センサ部と、当該センサ部と対応して設けられる1つの前記制御部である対応制御部とを接続するメイン線、および、前記メイン線から分岐し、前記センサ部と前記対応制御部以外の前記制御部とを接続するサブ線を有し、前記センサ部と前記制御部との間で双方向通信可能である複数の信号線と、を備え、前記センサ部には、前記メイン線を経由して前記対応制御部から前記トリガ信号が送信されるセンサ装置が開示されている。
特開2018-32308号公報
特許文献1に記載されている発明では、信号の伝送経路の一部や信号の受信部の一部に異常が生じた場合に、信号の受信を継続できない可能性がある。
本発明の第1の態様による電子制御装置は、第1センサ情報を出力する第1センサおよび第2センサ情報を出力する第2センサと接続される電子制御装置であって、前記第1センサと第1主通信路により接続され、前記第2センサと第2副通信路により接続され、前記第1主通信路および前記第2副通信路の少なくとも一方を用いて情報を受信する第1受信部と、前記第1センサと第1副通信路により接続され、前記第2センサと第2主通信路により接続され、前記第1副通信路および前記第2主通信路の少なくとも一方を用いて情報を受信する第2受信部と、前記第1主通信路、前記第2主通信路、前記第1受信部、および前記第2受信部の少なくとも1つの障害を検出する診断部と、前記診断部が障害を検出した前記第1主通信路、前記第2主通信路、前記第1受信部、および前記第2受信部のいずれかを用いることなく、前記第1センサ情報および前記第2センサ情報の受信が可能なように、前記第1受信部および前記第2受信部の少なくとも一方が情報の受信に用いる通信路を切り替える構成変更部とを備える。
本発明の第2の態様による制御システムは、第1センサ情報を出力する第1センサ、第2センサ情報を出力する第2センサ、および前記第1センサおよび前記第2センサと接続される電子制御装置とを含む制御システムであって、前記電子制御装置は、前記第1センサと第1主通信路により接続され、前記第2センサと第2副通信路により接続され、前記第1主通信路および前記第2副通信路の少なくとも一方を用いて情報を受信する第1受信部と、前記第1センサと第1副通信路により接続され、前記第2センサと第2主通信路により接続され、前記第1副通信路および前記第2主通信路の少なくとも一方を用いて情報を受信する第2受信部と、前記第1主通信路、前記第2主通信路、前記第1受信部、および前記第2受信部の少なくとも1つの障害を検出する診断部と、前記診断部が障害を検出した前記第1主通信路、前記第2主通信路、前記第1受信部、および前記第2受信部のいずれかを用いることなく、前記第1センサ情報および前記第2センサ情報の受信が可能なように、前記第1受信部および前記第2受信部の少なくとも一方が情報の受信に用いる通信路を切り替える構成変更部とを備える。
本発明によれば、信号の伝送経路の一部や信号の受信部の一部に異常が生じても、信号の受信を継続できる。
第1の実施の形態における制御システム1の全体構成図 ECU2の動作を示すフローチャート 動作例1-1を示す図 動作例1-2を示す図 第2の実施の形態における制御システム1Aの全体構成図 動作例2-1を示す図 動作例2-2を示す図 第3の実施の形態における制御システム1Bの全体構成図 第4の実施の形態における制御システム1Cの全体構成図
―第1の実施の形態―
以下、図1~図4を参照して、本発明にかかる電子制御装置であるECUおよび制御システムの第1の実施の形態を説明する。
(構成)
図1は制御システム1の全体構成図である。制御システム1は、不図示の車両に搭載される。制御システム1は、第1センサ11と、第2センサ12と、ECU2とを備える。
第1センサ11および第2センサ12は、まとめてセンサ群10とも呼ぶ。第1センサ11および第2センサ12は、それぞれが別のセンサ、または同種のセンサであっても両者は異なる個所を測定する。すなわち第1センサ11および第2センサ12は冗長構成を目的としたものではない。センサ群10を構成するセンサの種類は限定されないが、たとえば、カメラ、ミリ波レーダ、LIDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)、超音波センサ、レーザーレンジファインダなどである。ただし本実施の形態では具体的な説明のために、第1センサ11はカメラ、第2センサ12はミリ波レーダとする。
第1センサ11は、センシングして得られた情報、たとえばカメラが撮影して得られた撮影画像をECU2に送信する。送信の方式は限定されないが、たとえば第1センサ11は、センシングして得られた情報をシリアルデータに変換してECU2に送信する。この場合は第1センサ11には、センシングして得られた情報をシリアルデータに変換する送信部が含まれる。以下では、第1センサ11がECU2に送信する情報であってセンシングして得られた情報を「第1センサ情報」と呼ぶ。
第2センサ12は、センシングして得られた情報、たとえばミリ波レーダが取得した角度ごとの障害物までの距離情報をECU2に送信する。送信の方式は限定されないが、たとえば第2センサ12は、センシングして得られた情報をシリアルデータに変換してECU2に送信する。この場合は第2センサ12には、センシングして得られた情報をシリアルデータに変換する送信部が含まれる。以下では、第2センサ12がECU2に送信する情報であってセンシングして得られた情報を「第2センサ情報」と呼ぶ。また以下では、第1センサ情報と第2センサ情報とをまとめて、「センサ情報」とも呼ぶ。
センサ群10は、主通信路4および副通信路5によりECU2と接続される。主通信路4は、第1主通信路41と、第2主通信路42とから構成される。副通信路5は、第1副通信路51と、第2副通信路52とから構成される。ECU2は後述するように、第1受信部21および第2受信部22を備える。第1主通信路41は、第1センサ11と第1受信部21とを接続する。第2主通信路42は、第2センサ12と第2受信部22とを接続する。第1副通信路51は、第1センサ11と第2受信部22とを接続する。第2副通信路52は、第2センサ12と第1受信部21とを接続する。
第1主通信路41、第2主通信路42、第1副通信路51、および第2副通信路52のそれぞれは独立したケーブルにより構成されてもよいし、複数の通信路が同軸ケーブルに収納されてもよい。たとえば第1主通信路41および第1副通信路51が1本の同軸ケーブルにより構成され、その同軸ケーブルのECU2側の端部で内部導体と外部導体のそれぞれを第1主通信路41および第1副通信路51に接続してもよい。
第1センサ11および第2センサ12は、接続される2つの通信経路のうち一方のみにセンサ情報を出力する。第1センサ11は、起動時には第1主通信路41を用いて第1受信部21に第1センサ情報を出力する。そして第1センサ11は、第1副通信路51を介してECU2から切り替え指示を受信すると、第1副通信路51を用いて第2受信部22に第1センサ情報を出力する。第2センサ12は、起動時には第2主通信路42を用いて第2受信部22に第2センサ情報を出力する。そして第2センサ12は、第2副通信路52を介してECU2から切り替え指示を受信すると、第2副通信路52を用いて第1受信部21に第2センサ情報を出力する。
ECU2は、電子制御装置(Electronic Control Unit)である。ECU2は、第1受信部21と、第2受信部22と、書き換え可能な論理回路であるFPGA(field-programmable gate array)3とを含んで構成される。FPGA3には、第1処理部31、第2処理部32、車両走行制御部37、診断部34、構成変更部35、および制御部36が含まれる。FPGA3は、プログラマブルデバイス回路の一例であり、SRAM、PROM、EEPROMなどの他のプログラマブルデバイス回路に置き換えてもよい。
第1受信部21と第2受信部22のそれぞれは、外部との通信ポートを2つ備える通信モジュールであり、たとえば1つの半導体チップと2つのケーブル接続口により実現される。第1受信部21および第2受信部22を実現するハードウエアは個別のものである。そのためたとえば半導体チップの不具合などにより、第1受信部21は動作を継続しているが第2受信部22のみ動作が停止していることが起こりえる。
第1受信部21は、第1主通信路41により第1センサ11と接続され、第2副通信路52により第2センサ12と接続される。第1受信部21はセンサ群10から受信した情報を第1処理部31に出力する。この際に第1受信部21は、センサ情報がシリアルデータに変換されていた場合には、受信したシリアルデータをシリアル―パラレル変換して、換言するとデシリアル化して出力する。また第1受信部21は、診断部34の要求に応じて第1主通信路41および第2副通信路52を流れる信号の情報を提供する。たとえば第1受信部21は、第1主通信路41および第2副通信路52に印可されている電圧値の情報を診断部34に提供する。
第2受信部22は、第2主通信路42により第2センサ12と接続され、第1副通信路51により第1センサ11と接続される。第2受信部22はセンサ群10から受信した情報を第2処理部32に出力する。この際に第2受信部22は、センサ情報がシリアルデータに変換されていた場合には、受信したシリアルデータをシリアル―パラレル変換して出力する。また第2受信部22は、診断部34の要求に応じて第2主通信路42および第1副通信路51を流れる信号の情報を提供する。
第1処理部31および第2処理部32は概念的なものであり、第1処理部31および第2処理部32に構成される回路によりそれぞれの動作が規定される。第1処理部31および第2処理部32のそれぞれには、画像処理回路、レーダ処理回路、および統合処理回路のいずれかが構成される。画像処理回路とは、第1センサ11が出力する第1センサ情報、たとえば撮影画像から車両の制御に必要な情報を抽出する処理を実行する回路である。レーダ処理回路とは、第2センサ12が出力する第2センサ情報、たとえば距離情報から車両の制御に必要な情報を抽出する処理を実行する回路である。統合処理回路とは、画像処理回路とレーダ処理回路とを統合した回路であり、第1センサ情報および第2センサ情報から車両の制御に必要な情報を抽出する処理を実行する回路である。
ECU2の起動時には、第1処理部31には画像処理回路が構成され、第2処理部32にはレーダ処理回路が構成される。この構成は構成変更部35により実現されてもよいし、不図示の機能構成により実現されてもよい。なお以下では、画像処理回路が実行する、第1センサ情報を処理することを「第1処理」とも呼ぶ。レーダ処理回路が実行する、第2センサ情報を処理することを「第2処理」とも呼ぶ。統合処理回路は、第1処理および第2処理を実行するともいえる。
車両走行制御部37は、第1処理部31および第2処理部32の演算結果を用いて車両を制御する。なお車両走行制御部37が有する走行モードには、少なくとも通常モードと縮退モードが含まれる。縮退モードとは、安全性を重視するモードであり、たとえば縮退モードでは車両は安全に路肩に停車するように制御される。
診断部34は既知の手法を用いて、第1受信部21、第2受信部22、主通信路4、および副通信路5の障害を検出し、構成変更部35および制御部36に検出した障害発生個所を伝達する。診断部34はたとえば、第1受信部21および第2受信部22から入力されるセンサデータや、伝送路に印可されている電圧の情報を用いて主通信路4および副通信路5の障害を検出する。診断部34はたとえば、第1受信部21および第2受信部22から所定の期間にわたって信号が出力されない場合に障害が発生したと判断する。なお本実施の形態では、「障害」、「不具合」、および「エラー」を同じ意味で用いる。
構成変更部35は、診断部34の診断結果に基づき、第1処理部31および第2処理部32の構成を変更する。前述のとおり、ECU2の起動直後には第1処理部31には画像処理回路が構成され、第2処理部32にはレーダ処理回路が構成されている。構成変更部35は、診断部34から第1主通信路41または第2主通信路42の障害検出が伝達されると、第1処理部31にレーダ処理回路を構成し、第2処理部32に画像処理回路を構成する。
また構成変更部35は、診断部34から第1受信部21の障害検出が伝達されると、第2処理部32に統合処理回路を構成する。この場合に構成変更部35は、第1処理部31の構成を変更しなくてもよいし、第1処理部31が使用していた論理回路の領域を第2処理部32に充ててもよい。構成変更部35は、診断部34から第2受信部22の障害検出が伝達されると、第1処理部31に統合処理回路を構成する。この場合に構成変更部35は、第2処理部32の構成を変更しなくてもよいし、第2処理部32が使用していた論理回路の領域を第1処理部31に充ててもよい。
制御部36は、診断部34の診断結果に基づき、エラーが検出された経路を避けるように、第1受信部21および第2受信部22の少なくとも一方に切り替え指示、すなわち動作指令を出力する。以下では、障害が検出されたのが第1主通信路41、第2主通信路42、第1受信部21、および第2受信部22のそれぞれの場合について、制御部36の動作を説明する。
制御部36は、第1主通信路41に障害が発生した旨を受信すると、第1受信部21および第2受信部22に第1センサ11および第2センサ12へ切り替え指示を出力させる。ただし第1主通信路41は障害が発生しているので、第1センサ11へは第1副通信路51を介して切り替え指示を出力する。この場合には第2センサ12への切り替え指示は、第2主通信路42を介して行われてもよいし、第2副通信路52を介して行われてもよい。
制御部36は、第2主通信路42に障害が発生した旨を受信すると、第1受信部21および第2受信部22に第1センサ11および第2センサ12へ切り替え指示を出力させる。ただし第2主通信路42は障害が発生しているので、第2センサ12へは第2副通信路52を介して切り替え指示を出力する。この場合には第1センサ11への切り替え指示は、第1主通信路41を介して行われてもよいし、第1副通信路51を介して行われてもよい。
制御部36は、第1受信部21に障害が発生した旨を受信すると、第2受信部22に第1センサ11へ切り替え指示を出力させる。なお第2センサ12にはこのまま第2主通信路42を用いた第2受信部22への出力を継続させたいので、第2センサ12には切り替え指示を出力しない。すなわちこの場合には、第2受信部22が第1センサ11および第2センサ12のセンサ情報を受信する。
制御部36は、第2受信部22に障害が発生した旨を受信すると、第1受信部21に第2センサ12へ切り替え指示を出力させる。なお第1センサ11にはこのまま第1主通信路41を用いた第1受信部21への出力を継続させたいので、第1センサ11には切り替え指示を出力しない。すなわちこの場合には、第1受信部21が第1センサ11および第2センサ12のセンサ情報を受信する。
なお、診断部34から構成変更部35および制御部36への信号の出力は略同時に行われる。また、構成変更部35による第1処理部31および第2処理部32の再構成と、制御部36による第1センサ11および第2センサ12のセンサ情報の出力経路の切り替えも略同時に行われる。
以下では、第1受信部21が第1センサ11から第1主通信路41を介して第1センサ情報を受信し、かつ第2受信部22が第2センサ12から第2主通信路42を介して第2センサ情報を受信し、第1処理部31は第1センサ情報を処理する第1処理を実行し、第2処理部32は第2センサ情報を処理する第2処理を実行する構成を「第1構成」と呼ぶ。また、第1受信部21が第2センサ12から第2副通信路52を介して第2センサ情報を受信し、第2受信部22が第1センサ11から第1副通信路51を介して第1センサ情報を受信し、第1処理部は第2処理を実行し、第2処理部は第1処理を実行する構成を「第2構成」と呼ぶ。
(フローチャート)
図2はECU2の動作を示すフローチャートである。ECU2は、ECU2の起動後は常に以下の処理を実行する。ECU2はまずステップS601において、診断部34が主通信路4または副通信路5の経路のエラーを検出したか否かを判断する。ECU2は、診断部34が経路のエラーを検出したと判断する場合はステップS602に進み、診断部34が経路のエラーを検出していないと判断する場合はステップS604に進む。
ステップS602では、診断部34が制御部36にエラーの検出箇所を伝達し、制御部36はエラーが検出された経路を避けるように、第1受信部21および第2受信部22の少なくとも一方に切り替え指示を出力する。具体的な動作は前述のとおりである。続くステップS603では、診断部34が構成変更部35にエラーの検出箇所を伝達し、構成変更部35は第1処理部31と第2処理部32の処理内容、すなわち第1処理部31および第2処理部32に構成される処理回路を入れ替える。
ステップS604ではECU2は、診断部34が第1受信部21または第2受信部22のエラーを検出したか否かを判断する。ECU2は、診断部34が第1受信部21または第2受信部22のエラーを検出したと判断する場合はステップS605に進み、診断部34が第1受信部21および第2受信部22のいずれのエラーを検出していないと判断する場合はステップS601に戻る。
ステップS605では診断部34が制御部36にエラーの検出箇所を伝達し、制御部36はエラーが検出された受信部を使用しないように、第1受信部21および第2受信部22の少なくとも一方に切り替え指示を出力する。具体的な動作は前述のとおりである。続くステップS606では、診断部34が構成変更部35にエラーの検出箇所を伝達し、構成変更部35は動作している受信部に対応する処理部で全処理を実行させるべく、第1処理部31または第2処理部32を再構成する。その後ステップS601に戻る。なおステップS604を否定判定してステップS601に戻る際およびステップS606からステップS601に戻る際には、所定時間、たとえば100msのスリープ動作を行ってもよい。
(動作例)
本実施形態での動作例として、第1主通信路41が故障した場合の動作例1-1と、第1受信部21が故障した場合の動作例1-2について、図3~図4を用いて説明する。
(動作例1-1)
図3は、動作例1-1を示す図である。本動作例では、主通信路4のうち、第1主通信路41が故障した場合の動作例を説明する。図3に第1主通信路41の故障発生によるセンサごとの通信経路の変更例を示す。図3の上部は第1主通信路41の故障前におけるデータフローを示し、図3の下部は第1主通信路41の故障後におけるデータフローを示す。図3の上部に示すように、第1センサ11が出力する第1センサ情報は、第1主通信路41、および第1受信部21を経由して第1処理部31に到達する。同じく図3の上部に示すように、第2センサ12が出力する第2センサ情報は、第2主通信路42、および第2受信部22を経由して第2処理部32に到達する。
第1主通信路41が故障すると、診断部34が第1受信部21から受信した信号をもとに故障を検知し、診断部34が構成変更部35および制御部36に第1主通信路41が故障したことを通知する。第1主通信路41の故障通知を受信すると、制御部36は第1センサ11と第2センサ12への出力経路の変更指令、および第1処理部31と第2処理部32への書き換え指令を出力する。この場合の出力経路の変更指令とは、第1センサ11は第1副通信路51を用いて出力し、第2センサ12は第2副通信路52を用いて出力するように経路を変更する指令である。この場合の書き換え指令とは、第1処理部31にレーダ処理回路を構成し、第2処理部32に画像処理回路を構成する書き換え指令である。
この変更により、第1主通信路41の故障後には、図3の下部に示すように、第1センサ11が出力する第1センサ情報は、第1副通信路51、および第2受信部22を経由して第2処理部32に到達する。同じく図3の下部に示すように、第2センサ12が出力する第2センサ情報は、第2副通信路52、および第1受信部21を経由して第1処理部31に到達する。なお、第1センサ情報は故障の前後を問わず画像処理回路にて処理され、第2センサ情報は故障の前後を問わずレーダ処理回路にて処理される。
以上の動作により、第1主通信路41が故障した場合でも、ECU2は故障前と同様に第1センサ11および第2センサ12からのセンサデータを受信することができ、ECU2は車両制御を継続することができる。なお第2主通信路42が故障した場合でも同様に、ECU2は車両制御を継続することができる。
(動作例1-2)
図4は、動作例1-2を示す図である。本動作例では、主通信路4のうち、第1受信部21が故障した場合の動作例を説明する。図4に第1受信部21の故障発生によるセンサごとの通信経路の変更例を示す。図4の上部は第1受信部21の故障前におけるデータフローを示し、図4の下部は第1受信部21の故障後におけるデータフローを示す。図4の上部は図3の上部と同様なので説明を省略する。
第1受信部21が故障すると、診断部34が第1受信部21から受信した信号をもとに故障を検知し、診断部34が構成変更部35および制御部36に第1受信部21が故障したことを通知する。第1受信部21の故障通知を受信すると、制御部36は第1センサ11への出力経路の変更指令および第2処理部32への書き換え指令を出力する。この場合の出力経路の変更指令とは、第1センサ11は第1副通信路51を用いて出力するように経路を変更する指令である。この場合の書き換え指令とは、第2処理部32に統合処理回路を構成する書き換え指令である。
この変更により、第1受信部21の故障後には、図4の下部に示すように、第1センサ11が出力する第1センサ情報は、第1副通信路51および第2受信部22を経由して第2処理部32に到達する。同じく図4の下部に示すように、第2センサ12が出力する第2センサ情報は、第2主通信路42および第2受信部22を経由して第2処理部32に到達する。すなわち第1受信部21の故障後には、第1センサ情報および第2センサ情報は、第2処理部32に構成された統合処理回路にて処理される。
以上の動作により、主通信路4における第1受信部21が故障した場合でも、ECU2は故障前と同様に、第1センサ11および第2センサ12からのセンサデータを受信することができ、ECU2は車両制御を継続することができる。なお第2受信部22が故障した場合でも同様に、ECU2は車両制御を継続することができる。
上述した第1の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)電子制御装置であるECU2は、第1センサ情報を出力する第1センサ11および第2センサ情報を出力する第2センサ12と接続される。ECU2は、第1センサ11と第1主通信路41により接続され、第2センサ12と第2副通信路52により接続され、第1主通信路41および第2副通信路52の少なくとも一方を用いて情報を受信する第1受信部21と、第1センサ11と第1副通信路51により接続され、第2センサ12と第2主通信路42により接続され、第1副通信路51および第2主通信路42の少なくとも一方を用いて情報を受信する第2受信部22と、第1主通信路41、第2主通信路42、第1受信部21、および第2受信部22の少なくとも1つの障害を検出する診断部34と、診断部34が障害を検出した第1主通信路41、第2主通信路42、第1受信部21、および第2受信部22のいずれかを用いることなく、第1センサ情報および第2センサ情報の受信が可能なように、第1受信部21および第2受信部22の少なくとも一方が情報の受信に用いる通信路を切り替える制御部36とを備える。そのため、センサ信号の伝送経路の一部や信号の受信部の一部に異常が生じても、センサ信号の受信を継続できる。具体的には、第1主通信路41、第2主通信路42、第1副通信路51、第2副通信路52、第1受信部21、および第2受信部22のいずれに異常が生じても、第1センサ情報および第2センサ情報の受信を継続できる。
(2)診断部34は、第1主通信路41の障害を検出する。制御部36は、第1受信部21が第1センサ11から第1主通信路41を介して第1センサ情報を受信し、かつ第2受信部22が第2センサ12から第2主通信路42を介して第2センサ情報を受信している場合において、診断部34が第1主通信路41に障害を検出すると、第1受信部21が第2センサ12から第2副通信路52を介して第2センサ情報を受信し、かつ第2受信部22が第1センサ11から第1副通信路51を介して第1センサ情報を受信するように通信路を切り替える。そのため、動作例1-1で示したように第1主通信路41が故障した場合でも、ECU2は故障前と同様に第1センサ11および第2センサ12からのセンサデータを受信することができる。また、具体的な動作例としては記載していないが第2主通信路42が故障した場合でも同様に、第1センサ11および第2センサ12からのセンサデータを受信することができる。
(3)診断部34は、第1受信部21の障害を検出し、第1受信部21が第1センサ11から第1主通信路41を介して第1センサ情報を受信し、かつ第2受信部22が第2センサ12から第2主通信路42を介して第2センサ情報を受信している場合において、診断部34が第1受信部21に障害を検出すると、第2受信部22が第1副通信路51および第2主通信路42を介して第1センサ情報および第2センサ情報を受信するように通信路を切り替える制御部36を備える。そのため、動作例1-2で示したように主通信路4における第1受信部21が故障した場合でも、ECU2は故障前と同様に、第1センサ11および第2センサ12からのセンサデータを受信することができる。また、具体的な動作例としては記載していないが第2受信部22が故障した場合でも同様に、第1センサ11および第2センサ12からのセンサデータを受信することができる。
(4)ECU2は、第1受信部21が受信した情報を処理する第1処理部31と、第2受信部22が受信した情報を処理する第2処理部32とを備える。第1処理部31および第2処理部32は書き換え可能な論理回路であるFPGA3により実現される。構成変更部35は、診断部34が検出した障害に基づき、第1処理部31および第2処理部32の少なくとも一方を書き換える。そのため、高速な演算が可能なFPGA3を利用しつつ、信号の伝送経路の一部や信号の受信部の一部に異常が生じても、信号の受信および信号の処理を継続できる。
(5)診断部34は、第1主通信路41の障害を検出可能である。構成変更部35は、第1構成と第2構成とを変更可能である。前述のとおり、第1構成とは、第1受信部21が第1センサ11から第1主通信路41を介して第1センサ情報を受信し、かつ第2受信部22が第2センサ12から第2主通信路42を介して第2センサ情報を受信し、第1処理部31は第1センサ情報を処理する第1処理を実行し、第2処理部32は第2センサ情報を処理する第2処理を実行する構成である。前述のとおり、第2構成とは、第1受信部21が第2センサ12から第2副通信路52を介して第2センサ情報を受信し、第2受信部22が第1センサ11から第1副通信路51を介して第1センサ情報を受信し、第1処理部31は第2処理を実行し、第2処理部32は第1処理を実行する構成である。構成変更部35および制御部36は、第1構成の場合に診断部34が第1主通信路41に障害を検出すると、第2構成に変更する。そのため高速な演算が可能なFPGA3を利用しつつ、信号の伝送経路の一部に異常が生じても、信号の受信および信号の処理を継続できる。
(6)診断部34は、第1受信部21の障害を検出可能である。診断部34が第1受信部21の障害を検出する前は、第1受信部21が第1センサ11から第1主通信路41を介して第1センサ情報を受信し、かつ第2受信部22が第2センサ12から第2主通信路42を介して第2センサ情報を受信しており、さらに第1処理部31は第1センサ情報を処理する第1処理を実行し、第2処理部32は第2センサ情報を処理する第2処理を実行する。構成変更部35および制御部36は、診断部34が第1受信部21に障害を検出すると、第2受信部22が第1副通信路51および第2主通信路42を介して第1センサ情報および第2センサ情報を受信するように通信路を切り替え、さらに、第2処理部32が第1処理および第2処理を実行するように論理回路を書き換える。そのため高速な演算が可能なFPGA3を利用しつつ、信号の受信部の一部に異常が生じても、信号の受信および信号の処理を継続できる。
(変形例1)
第1受信部21および第2受信部22は共通するハードウエアにより実現されてもよい。たとえば1つの半導体チップと4つのケーブル接続口により第1受信部21および第2受信部22が実現されてもよい。本変形例によれば低コストにECU2を実現できる。ただし本変形例では、同一の半導体チップにより実現されているので、第1受信部21および第2受信部22の一方のみが故障することは想定されない。そのため上述した動作例1-1は本変形例でも実現可能であるが、動作例1-2は本変形例では実現ができない。
(変形例2)
車両走行制御部37、診断部34、構成変更部35、および制御部36は、FPGA3により実現されなくてもよい。たとえば車両走行制御部37、診断部34、構成変更部35、および制御部36は、ASIC(application specific integrated circuit、特定用途向け集積回路)により実現されてもよいし、中央演算装置であるCPUがROMに格納されるプログラムをRAMに展開して実行することで実現してもよい。また車両走行制御部37はECU2に含まれなくてもよい。
(変形例3)
構成変更部35は、第1主通信路41に障害が検出された際に、第1処理部31および第2処理部32の再構成を行う代わりに次のように信号線を再構成してもよい。ただし本変形例における制御部36の動作は第1の実施の形態と同様である。本変形例では構成変更部35は、第1主通信路41に障害が検出されると、第2受信部22が受信した第1センサ情報が第1処理部31に伝達されるように信号線を再構成し、かつ第1受信部21が受信した第2センサ情報が第2処理部32に伝達されるように信号線を再構成する。
本変形例によれば次の作用効果が得られる。第1処理部31および第2処理部32を再構成するよりも、信号線を再構成するほうが再構成が必要な領域が狭いため、再構成に要する時間を短くすることができる。
(変形例4)
第1センサ11および第2センサ12の少なくとも一方は、常に2つの通信経路にセンサ情報を出力してもよい。この場合には、制御部36は常に2つの通信経路にセンサ情報を出力しているセンサには、動作指令を出力しなくてよい。
(変形例5)
第1処理部31、第2処理部32、および構成変更部35がプログラムの実行により実現されてもよい。たとえばECU2がCPU、ROM、およびRAMを備え、ROMに格納されたプログラムをRAMに展開してCPUが実行することにより第1処理部31、第2処理部32、および構成変更部35を実現してもよい。この場合には、第1処理と第2処理のそれぞれがプログラム本体、またはプログラム内の関数に相当する。構成変更部35は、第1受信部21が受信した情報と第2受信部22が受信した情報を、それぞれどちらの関数に入力するかを決定するプログラムまたは関数に相当する。
なお第1処理部31、第2処理部32、および構成変更部35だけでなく第1の実施の形態ではFPGA3により実現されると説明した全ての機能構成がプログラムにより実現されてもよい。
(変形例6)
制御部36は、車両走行制御部37に走行モードを指定可能であってもよい。この場合に制御部36は、診断部34が第1受信部21または第2受信部22に障害を検出すると、車両の走行制御モードを安全性を重視する縮退モードに設定する。なお、診断部34が第1受信部21または第2受信部22に障害を検出することは、構成変更部35によって第1処理部31および第2処理部32のいずれか一方が、第1処理および第2処理の両方を実行するように論理回路を書き換えられことと同義である。
本変形例によれば次の作用効果が得られる。
(7)ECU2は車両に搭載され、車両の走行制御モードを設定する制御部36を備える。制御部36は、構成変更部35によって第2処理部32が第1処理および第2処理を実行するようにFPGA3が書き換えられると、車両の走行制御モードを安全性を重視する縮退モードに設定する。第2受信部22だけを使って第1情報と第2情報を受信する場合は、第1受信部21および第2受信部22を使って第1情報と第2情報を受信する場合よりも受信可能なデータ量が減少する可能性がある。そのため得られるセンサ情報のデータ量が減少する可能性に考慮して、車両走行制御部37の走行制御モードを縮退モードに設定することで安全性を向上することができる。
―第2の実施の形態―
図5~図7を参照して、本発明にかかる電子制御装置であるECUおよび制御システムの第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、3つのセンサの情報を処理する点で、第1の実施の形態と異なる。
図5は第2の実施の形態における制御システム1Aの全体構成図である。制御システム1Aは、第1の実施の形態における制御システム1に、第3センサ13、第3受信部23、および第3処理部33が追加されている。本実施の形態では、センサ群10Aは第1センサ11、第2センサ12、および第3センサから構成される。図1と同じ要素には同じ符号を付してあり、動作が同じなので説明を省略する。なお制御システム1Aは、4つ以上のセンサからセンサ情報を取得してもよい。
第3センサ13はセンサ群10Aに含まれる。第3センサ13の種類は特に限定されないが、たとえばカメラ、ミリ波レーダ、LIDAR、超音波センサ、レーザーレンジファインダなどである。ただし本実施の形態では具体的な説明のために、第3センサ13は超音波センサとする。
第3センサ13は、センシングして得られた情報、たとえばカメラが撮影して得られた撮影画像をECU2に送信する。送信の方式は限定されないが、たとえば第3センサ13は、センシングして得られた情報をシリアルデータに変換してECU2に送信する。この場合は第3センサ13には、センシングして得られた情報をシリアルデータに変換する送信部が含まれる。以下では、第3センサ13がECU2に送信する情報であってセンシングして得られた情報を「第3センサ情報」と呼ぶ。
センサ群10Aは、主通信路4Aおよび副通信路5AによりECU2と接続される。主通信路4Aは、第1主通信路41Aと、第2主通信路42Aと、第3主通信路43Aとから構成される。副通信路5Aは、第1副通信路51Aと、第2副通信路52Aと、第3副通信路53Aとから構成される。ECU2は、第1受信部21、第2受信部22、および第3受信部23を備える。第1主通信路41Aは、第1センサ11と第1受信部21とを接続する。第2主通信路42Aは、第2センサ12と第2受信部22とを接続する。第3主通信路43Aは、第3センサ13と第3受信部23とを接続する。第1副通信路51Aは、第1センサ11と第2受信部22とを接続する。第2副通信路52Aは、第2センサ12と第3受信部23とを接続する。第3副通信路53Aは、第3センサ13と第1受信部21とを接続する。
診断部34は既知の手法を用いて、第1受信部21、第2受信部22、第3受信部23、主通信路4A、および副通信路5Aの障害を検出し、構成変更部35および制御部36に検出した障害発生個所を伝達する。本実施の形態では、制御部36は第3受信部23にも動作指令を出力する。本実施の形態ではFPGA3には、第3処理部33も構成される。
第3受信部23は、外部との通信ポートを2つ備える通信モジュールであり、たとえば1つの半導体チップと2つのケーブル接続口により実現される。第1受信部21、第2受信部22および第3受信部23を実現するハードウエアは個別のものである。そのためたとえば半導体チップの不具合などにより、第1受信部21と第3受信部23は動作を継続しているが第2受信部22のみ動作が停止していることが起こりえる。
第1処理部31、第2処理部32、および第3処理部33は概念的なものであり、第1処理部31、第2処理部32、および第3処理部33に構成される回路によりそれぞれの動作が規定される。第1処理部31、第2処理部32、および第3処理部33のそれぞれには、画像処理回路、レーダ処理回路、ソナー処理回路、統合処理回路、レーダソナー回路、およびソナー画像回路のいずれかが構成される。画像処理回路およびレーダ処理回路は第1の実施の形態で説明したとおりである。
ソナー処理回路とは、第3センサ13が出力する第3センサ情報、たとえば超音波センサの出力から車両の制御に必要な情報を抽出する処理を実行する回路である。レーダソナー回路とはレーダ処理回路とソナー処理回路とを結合した回路であり、第2センサ情報および第3センサ情報から車両の制御に必要な情報を抽出する処理を実行する回路である。ソナー画像回路とはソナー処理回路と画像処理回路とを結合した回路であり、第3センサ情報および第1センサ情報から車両の制御に必要な情報を抽出する処理を実行する回路である。
ECU2の起動時には、第1処理部31には画像処理回路が構成され、第2処理部32にはレーダ処理回路が構成され、第3処理部33にはソナー処理回路が構成される。なお以下では、ソナー処理回路が実行する、第3センサ情報を処理することを「第3処理」とも呼ぶ。
車両走行制御部37は、第1処理部31、第2処理部32および第3処理部33の演算結果を用いて車両を制御する。
構成変更部35は、診断部34の診断結果に基づき、第1処理部31、第2処理部32、および第3処理部33の構成を変更する。構成変更部35は、診断部34から第1主通信路41、第2主通信路42、および第3主通信路43のいずれかの障害検出が伝達されると、第1処理部31にソナー処理回路を構成し、第2処理部32に画像処理回路を構成し、第3処理部33にレーダ処理回路を構成する。
構成変更部35は、診断部34から第1受信部21の障害検出が伝達されると、第2処理部32に統合処理回路を構成する。この場合に構成変更部35は、第1処理部31の構成を変更しなくてもよいし、第1処理部31が使用していた論理回路の領域を第2処理部32に充ててもよい。構成変更部35は、診断部34から第2受信部22の障害検出が伝達されると、第3処理部33にレーダソナー回路を構成する。この場合に構成変更部35は、第2処理部32の構成を変更しなくてもよいし、第2処理部32が使用していた論理回路の領域を第3処理部33に充ててもよい。構成変更部35は、診断部34から第3受信部23の障害検出が伝達されると、第1処理部31にソナー画像回路を構成する。この場合に構成変更部35は、第3処理部33の構成を変更しなくてもよいし、第3処理部33が使用していた論理回路の領域を第1処理部31に充ててもよい。
(動作例)
本実施形態での動作例として、第1主通信路41が故障した場合の動作例2-1と、第1受信部21が故障した場合の動作例2-2について、図6~図7を用いて説明する。
(動作例2-1)
図6は、動作例2-1を示す図である。本動作例では、主通信路4のうち、第1主通信路41が故障した場合の動作例を説明する。図6にセンサごとの第1主通信路41故障時の通信経路の変更例を示す。図6の上部は第1主通信路41の故障前のデータフローを示し、図6の下部は第1主通信路41の故障後のデータフローを示す。図6の上部に示すように、第1センサ11が出力する第1センサ情報は、第1主通信路41A、および第1受信部21を経由して第1処理部31に到達する。
同じく図6の上部に示すように、第2センサ12が出力する第2センサ情報は、第2主通信路42A、および第2受信部22を経由して第2処理部32に到達する。また同じく図6の上部に示すように、第3センサ13が出力する第3センサ情報は、第3主通信路43A、および第3受信部23を経由して第3処理部33に到達する。
第1主通信路41が故障すると、診断部34が第1受信部21から受信した信号をもとに故障を検知し、診断部34が構成変更部35および制御部36に第1主通信路41が故障したことを通知する。第1主通信路41の故障通知を受信すると、制御部36は第1センサ11、第2センサ12、および第3センサ13への出力経路の変更指令および第1処理部31、第2処理部32、および第3処理部33への書き換え指令を出力する。
この場合の出力経路の変更指令とは、第1センサ11は第1副通信路51Aを用いて出力し、第2センサ12は第2副通信路52Aを用いて出力し、第3センサ13は第3副通信路53Aを用いて出力するように経路を変更する指令である。この場合の書き換え指令とは、第1処理部31にソナー処理回路を構成し、第2処理部32に画像処理回路を構成し、第3処理部33にレーダ処理回路を構成する書き換え指令である。
この変更により、第1主通信路41の故障後には、図6の下部に示すように、第1センサ11が出力する第1センサ情報は、第1副通信路51A、および第2受信部22を経由して第2処理部32に到達する。同じく図6の下部に示すように、第2センサ12が出力する第2センサ情報は、第2副通信路52A、および第3受信部23を経由して第3処理部33に到達する。また同じく図6の下部に示すように、第3センサ13が出力する第3センサ情報は、第3副通信路53A、および第1受信部21を経由して第1処理部31に到達する。
以上の動作により、第1主通信路41が故障した場合でも、故障前と同様、第1センサ11、第2センサ12、および第3センサ13からのセンサデータを受信することができ、ECU2は車両制御を継続することができる。なお第2主通信路42や第3主通信路43が故障した場合でも同様に、ECU2は車両制御を継続することができる。
(動作例2-2)
図7は、動作例2-2を示す図である。本動作例では、主通信路4Aのうち、第1受信部21が故障した場合の動作例を説明する。図7にセンサごとの第1受信部21故障時の主通信路4Aの変更例を示す。図7の上部は第1受信部21の故障前のデータフローを示し、図7の下部は第1受信部21の故障後のデータフローを示す。図7の上部は図6の上部と同様なので説明を省略する。
第1受信部21が故障すると、診断部34が故障を検知し、診断部34が構成変更部35および制御部36に第1受信部21が故障したことを通知する。第1受信部21の故障通知を受信すると、制御部36は第1センサ11への出力経路の変更指令および第2処理部32への書き換え指令を出力する。この変更により、第1受信部21の故障後には、図7の下部に示すように変更される。具体的な変更内容は、第1の実施の形態における動作例1-2と同様なので説明を省略する。
以上の動作により、第1受信部21が故障した場合でも、故障前と同様、第1センサ11、第2センサ12、および第3センサ13からのセンサデータを受信することができ、ECU2は車両制御を継続することができる。なお第2受信部22や第3受信部23が故障した場合でも、同様の処理によりECU2は車両制御を継続することができる。
上述した第2の実施の形態によれば、ECU2に接続されるセンサが3以上の場合でも第1の実施の形態と同様の作用効果が得られる。
―第3の実施の形態―
図8を参照して、本発明にかかる電子制御装置であるECUおよび制御システムの第3の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、外部からトリガ信号を受けて動作する点で、第1の実施の形態と異なる。
図8は第3の実施の形態における制御システム1Bの全体構成図である。制御システム1Bは、外部からトリガ信号が入力される。トリガ信号6は、構成変更部35および制御部36に入力される。構成変更部35および制御部36は、第1の実施の形態において説明したように診断部34の出力に基づき動作するが、本実施の形態ではさらにトリガ信号6が入力された場合に後述する処理を行う。
トリガ信号6は、不図示のトリガ信号生成回路がECU2の起動を検知すると生成する。ただしトリガ信号生成回路は、ECU2Bを搭載する車両の始動時、たとえばイグニッションスイッチがオンにされたタイミングでトリガ信号6を生成してもよい。またトリガ信号生成回路は、タイマにより一定の時間ごと、たとえば1時間ごとにトリガ信号6を生成してもよい。
構成変更部35は、トリガ信号6が入力されると、第1処理部31と第2処理部32のそれぞれに構成された論理回路を入れ替える。たとえば第1処理部31に画像処理回路が構成され、第2処理部32にレーダ処理回路が構成されている場合にトリガ信号6が構成変更部35に入力されると、構成変更部35は次の処理を行う。すなわち構成変更部35は、第1処理部31にレーダ処理回路を構成し、第2処理部32に画像処理回路を構成する。
制御部36は、トリガ信号6が入力されると、第1センサ11および第2センサ12にセンサ情報の出力経路を変更させる。たとえば第1センサ11が第1主通信路41を介して第1センサ情報を出力し第2センサ12が第2主通信路42を介して第2センサ情報を出力している場合において、制御部36にトリガ信号が入力されると制御部36は次の処理を行う。すなわち制御部36は、第1センサ11に第1副通信路51を介して第1センサ情報を出力させ、第2センサ12に第2副通信路52を介して第2センサ情報を出力させる。
上述した第3の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(8)診断部34は、第1副通信路51の障害を検出可能である。制御部36および構成変更部35は、第1構成の場合に診断部34が第1副通信路51に障害を検出すると、第1構成に変更する。制御部36および構成変更部35は、外部からトリガ信号が入力されるたびに第1構成と第2構成とを切り替える。このように定期的に主通信路4と副通信路5の切り替えを実施することにより、主通信路4だけでなく副通信路5も定期的に診断可能となり、故障切り替え時の多重障害を防止し、更なる高信頼化を実現できる。
―第4の実施の形態―
図9を参照して、本発明にかかる電子制御装置であるECUおよび制御システムの第4の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、2つの通信路を1つの物理ケーブルで実現する点で、第1の実施の形態と異なる。
図9は第4の実施の形態における制御システム1Cの全体構成図である。制御システム1Cでは、第1センサ11とECU2は第1差動ケーブル71により接続され、第2センサ12とECU2は第2差動ケーブル72により接続される。第1差動ケーブル71および第2差動ケーブル72は差動伝送に用いられることを目的として製作された差動ケーブルである。第1差動ケーブル71は第11信号線711と第12信号線712とを含む。第2差動ケーブル72は第21信号線721と第22信号線722とを含む。第1差動ケーブル71および第2差動ケーブル72の信号は、それぞれ図示しないECU2との接続部でECU2に受信された後、ECU2の基板配線上でそれぞれ2つの信号として分けられて第1受信部21および第2受信部22に入力される。
第11信号線711は第1センサ11と第1受信部21とを接続するので、第1の実施の形態における第1主通信路41に相当する。第12信号線712は第1センサ11と第2受信部22とを接続するので、第1の実施の形態における第1副通信路51に相当する。第21信号線721は第2センサ12と第2受信部22とを接続するので、第1の実施の形態における第2主通信路42に相当する。第22信号線722は第2センサ12と第1受信部21とを接続するので、第1の実施の形態における第2副通信路52に相当する。
本実施の形態におけるECU2の動作は第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。
本実施形態では、このような形態で差動ケーブルを利用することにより、第1の実施の形態では独立した2本のケーブルで実現していた第1主通信路41および第1副通信路51を、1本のケーブルで実現できる。したがって、第1の実施の形態と比較して利用するケーブルの本数を半分に減らすことができる。
上述した各実施の形態および変形例において、機能ブロックの構成は一例に過ぎない。別々の機能ブロックとして示したいくつかの機能構成を一体に構成してもよいし、1つの機能ブロック図で表した構成を2以上の機能に分割してもよい。また各機能ブロックが有する機能の一部を他の機能ブロックが備える構成としてもよい。
上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1、1A、1B、1C…制御システム
2…ECU
3…FPGA
4…主通信路
5…副通信路
6…トリガ信号
10、10A…センサ群
11…第1センサ
12…第2センサ
13…第3センサ
21…第1受信部
22…第2受信部
23…第3受信部
31…第2処理部
31…第1処理部
32…第2処理部
33…第3処理部
34…診断部
35…構成変更部
36…制御部
37…車両走行制御部
41…第1主通信路
42…第2主通信路
43…第3主通信路
51…第1副通信路
52…第2副通信路
71…第1差動ケーブル
72…第2差動ケーブル

Claims (9)

  1. 第1センサ情報を出力する第1センサおよび第2センサ情報を出力する第2センサと接続される電子制御装置であって、
    前記第1センサと第1主通信路により接続され、前記第2センサと第2副通信路により接続され、前記第1主通信路および前記第2副通信路の少なくとも一方を用いて情報を受信する第1受信部と、
    前記第1センサと第1副通信路により接続され、前記第2センサと第2主通信路により接続され、前記第1副通信路および前記第2主通信路の少なくとも一方を用いて情報を受信する第2受信部と、
    前記第1主通信路、前記第2主通信路、前記第1受信部、および前記第2受信部の少なくとも1つの障害を検出する診断部と、
    前記診断部が障害を検出した前記第1主通信路、前記第2主通信路、前記第1受信部、および前記第2受信部のいずれかを用いることなく、前記第1センサ情報および前記第2センサ情報の受信が可能なように、前記第1受信部および前記第2受信部の少なくとも一方が情報の受信に用いる通信路を切り替える制御部とを備える電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記診断部は、前記第1主通信路の障害を検出し、
    前記制御部は、
    前記第1受信部が前記第1センサから前記第1主通信路を介して前記第1センサ情報を受信し、かつ前記第2受信部が前記第2センサから前記第2主通信路を介して前記第2センサ情報を受信している場合において、前記診断部が前記第1主通信路に障害を検出すると、
    前記第1受信部が前記第2センサから前記第2副通信路を介して前記第2センサ情報を受信し、かつ前記第2受信部が前記第1センサから前記第1副通信路を介して前記第1センサ情報を受信するように通信路を切り替える電子制御装置。
  3. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記診断部は、前記第1受信部の障害を検出し、
    前記制御部は、
    前記第1受信部が前記第1センサから前記第1主通信路を介して前記第1センサ情報を受信し、かつ前記第2受信部が前記第2センサから前記第2主通信路を介して前記第2センサ情報を受信している場合において、前記診断部が前記第1受信部に障害を検出すると、
    前記第2受信部が前記第1副通信路および前記第2主通信路を介して前記第1センサ情報および前記第2センサ情報を受信するように通信路を切り替える電子制御装置。
  4. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記第1受信部が受信した情報を処理する第1処理部と、
    前記第2受信部が受信した情報を処理する第2処理部と、をさらに備え、
    前記第1処理部および前記第2処理部は書き換え可能な論理回路により実現され、
    前記診断部が検出した障害に基づき、前記第1処理部および前記第2処理部の少なくとも一方を書き換える構成変更部をさらに備える電子制御装置。
  5. 請求項4に記載の電子制御装置において、
    前記診断部は、前記第1主通信路の障害を検出可能であり、
    前記制御部および前記構成変更部は、第1構成と第2構成とを変更可能であり、
    前記第1構成とは、前記第1受信部が前記第1センサから前記第1主通信路を介して前記第1センサ情報を受信し、かつ前記第2受信部が前記第2センサから前記第2主通信路
    を介して前記第2センサ情報を受信し、前記第1処理部は前記第1センサ情報を処理する第1処理を実行し、前記第2処理部は前記第2センサ情報を処理する第2処理を実行する構成であり、
    前記第2構成とは、前記第1受信部が前記第2センサから前記第2副通信路を介して前記第2センサ情報を受信し、前記第2受信部が前記第1センサから前記第1副通信路を介して前記第1センサ情報を受信し、前記第1処理部は前記第2処理を実行し、前記第2処理部は前記第1処理を実行する構成であり、
    前記制御部および前記構成変更部は、前記第1構成の場合に前記診断部が前記第1主通信路に障害を検出すると、前記第2構成に変更する電子制御装置。
  6. 請求項5に記載の電子制御装置において、
    前記診断部は、前記第1副通信路の障害をさらに検出可能であり、
    前記制御部および前記構成変更部は、前記第1構成の場合に前記診断部が前記第1副通信路に障害を検出すると、前記第構成に変更し、
    前記制御部および前記構成変更部は、外部からトリガ信号が入力されるたびに、または前記電子制御装置が起動するたびに前記第1構成と前記第2構成とを切り替える電子制御装置。
  7. 請求項4に記載の電子制御装置において、
    前記診断部は、前記第1受信部の障害を検出可能であり、
    前記診断部が前記第1受信部の障害を検出する前は、前記第1受信部が前記第1センサから前記第1主通信路を介して前記第1センサ情報を受信し、かつ前記第2受信部が前記第2センサから前記第2主通信路を介して前記第2センサ情報を受信しており、さらに前記第1処理部は前記第1センサ情報を処理する第1処理を実行し、前記第2処理部は前記第2センサ情報を処理する第2処理を実行し、
    前記構成変更部は、前記診断部が前記第1受信部に障害を検出すると、
    前記第2受信部が前記第1副通信路および前記第2主通信路を介して前記第1センサ情報および前記第2センサ情報を受信するように通信路を切り替え、さらに、
    前記第2処理部が前記第1処理および前記第2処理を実行するように前記論理回路を書き換える電子制御装置。
  8. 請求項7に記載の電子制御装置において、
    前記電子制御装置は車両に搭載され、
    前記車両の走行制御モードを設定するモード制御部をさらに備え、
    前記モード制御部は、前記構成変更部によって前記第2処理部が前記第1処理および前記第2処理を実行するように前記論理回路が書き換えられると、前記車両の走行制御モードを安全性を重視する縮退モードに設定する電子制御装置。
  9. 第1センサ情報を出力する第1センサ、第2センサ情報を出力する第2センサ、および前記第1センサおよび前記第2センサと接続される電子制御装置とを含む制御システムであって、
    前記電子制御装置は、
    前記第1センサと第1主通信路により接続され、前記第2センサと第2副通信路により接続され、前記第1主通信路および前記第2副通信路の少なくとも一方を用いて情報を受信する第1受信部と、
    前記第1センサと第1副通信路により接続され、前記第2センサと第2主通信路により接続され、前記第1副通信路および前記第2主通信路の少なくとも一方を用いて情報を受信する第2受信部と、
    前記第1主通信路、前記第2主通信路、前記第1受信部、および前記第2受信部の少なくとも1つの障害を検出する診断部と、
    前記診断部が障害を検出した前記第1主通信路、前記第2主通信路、前記第1受信部、および前記第2受信部のいずれかを用いることなく、前記第1センサ情報および前記第2センサ情報の受信が可能なように、前記第1受信部および前記第2受信部の少なくとも一方が情報の受信に用いる通信路を切り替える構成変更部とを備える制御システム。
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