JP7163663B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体上に転写されたトナー像を定着する定着装置を備えた複写機、プリンター等の画像形成装置に関し、特に、定着ローラーや定着ベルト等の被加熱回転体の寿命を予測する方法に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置においては、帯電装置により均一に帯電された感光体ドラム等の像担持体上に露光装置からレーザー照射を行うことにより、帯電を部分的に減衰させた所定の静電潜像を形成する。そして、現像装置により静電潜像にトナーを付着させてトナー像とした後、転写手段を用いてトナー像を用紙(記録媒体)上に転写し、定着装置により未定着トナーを加熱、加圧して永久像とする画像形成プロセスが実行される。
定着装置は、定着ローラーや定着ベルト等の加熱部材(被加熱回転体)と加圧ローラー等の加圧部材とで構成される定着部材で用紙を搬送しながらトナーを溶融し、用紙上に定着させる装置である。定着部材は、駆動時間や通紙枚数によって表面の摩耗状態が変化する。寿命を超えて加熱部材を使用し続けると、画像不良や定着不良を引き起こす。
そのため、長期に亘って安定した画像品質を得るためには加熱部材の表面状態を正確に検知し、寿命を精度よく予測する必要がある。特に、加熱部材の軸方向の表面状態は通紙する用紙のサイズ等によって摩耗の度合いが変わるため、正確に予測を行う必要がある。
そこで、定着装置の寿命を予測する方法が種々提案されており、例えば特許文献1には、定着装置の温度を検知する温度検知手段と、記録材のサイズ毎に定着装置を通過した時間を計測する計測手段と、温度検知手段によって検知された温度と計測手段によって計測された時間とに基づいて定着部材の寿命を判断する制御手段と、を備える画像形成装置が開示されている。
また、特許文献2には、所定温度以下の状態からの起動回数を記録し、その起動回数に応じて定着装置の状態を予測して定着装置の温度を制御することにより、消費電力を抑えながら定着装置の消耗を抑えるようにした画像形成装置が開示されている。
特開2016-90830号公報 特開2016-80987号公報
しかしながら、特許文献1のように用紙サイズ毎の定着装置の温度と時間から寿命を精度よく予測するのは実質困難である。その理由は、定着部材の表面の摩耗は用紙の種類によって大きく異なり、同一時間摩擦したとしても摩耗状態は大きく異なるためである。
用紙のエッジ部では裁断による表面粗さの増加や紙粉量の増加により定着部材の摩擦が大きくなる傾向があり、また用紙が通過しない領域は用紙による摩擦が発生せず、定着部材の摩耗量が少なくなるため、用紙サイズは摩耗を予測する上で重要なパラメータである。しかし、用紙の種類はサイズのみで決まるものではなく、使用される材料によって表面粗さが異なる用紙が存在する。定着部材の摩耗は用紙の表面粗さ、圧力(定着ニップ圧)、速度差若しくは摩擦時間によっても変化するものであり、用紙のサイズや通紙時間、温度のみで軸方向の摩耗状態を予測することは困難である。即ち、特許文献1の方法で定着部材の摩耗状態を精度よく予測することは困難であった。
また、定着部材の表層はフッ素系のコーティング材若しくはチューブ材を用いるのが一般的であり、用紙と比較すると表面粗さは著しく小さい。この場合、用紙が通過していない状況下においては定着部材同士が接触した状態で長時間回転したとしても表面が摩耗することは殆ど無く、摩耗したとしても通紙時の摩耗と比較すれば無視できる量であるといえる。従って、所定温度以下の状態からの起動回数によって定着装置の寿命を予測する特許文献2の方法では定着部材の摩耗状態を精度よく予測することは困難であった。
本発明は、上記問題点に鑑み、定着装置の被加熱回転体の摩耗状態を簡易な方法で検知することにより被加熱回転体の寿命を精度よく予測可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、画像形成部と、定着装置と、光沢度検知装置と、制御部と、を備えた画像形成装置である。画像形成部は、記録媒体にトナー像を形成する。定着装置は、記録媒体の搬送方向に対し画像形成部の下流側に配置され、加熱装置により加熱される被加熱回転体と、被加熱回転体に当接して定着ニップ部を形成する加圧部材と、で構成される定着部材を有し、定着ニップ部を通過する記録媒体を加熱および加圧することによりトナー像を記録媒体に定着させる。光沢度検知装置は、定着ニップ部を通過したトナー像の光沢度を検知する。制御部は、光沢度に基づいて被加熱回転体の表面粗さを推定し、推定された表面粗さに基づいて被加熱回転体の寿命を予測する。
本発明の第1の構成によれば、定着ニップ部を通過したトナー像の光沢度に基づいて、被加熱回転体の表面粗さを精度よく推測することができる。そのため、表面の粗い記録媒体を想定して予め被加熱回転体の寿命を短く設定しておくなどの対策をとる必要がなくなり、ユーザーの使用状況に応じた適正な寿命枚数に設定することが可能となる。また、従来のように定着温度や通紙時間のみで寿命を算出するのではなく、累積印字枚数の増加に伴う表面粗さの推移から、印字を継続した場合にどの程度の印字枚数で画像品質が低下し始める表面粗さに達するのかを推測することができ、被加熱回転体の寿命を精度よく予測することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の側面断面図 画像形成装置100に搭載される定着装置15周辺の側面断面図 定着装置15に用いられる定着ローラー21の部分断面図 定着装置15に用いられる加圧ローラー22の部分断面図 トナー像Tの表面粗さと光沢度との関係を示す模式図であって、トナー像Tの光沢度が高い場合を示す図 トナー像Tの表面粗さと光沢度との関係を示す模式図であって、トナー像Tの光沢度が低い場合を示す図 画像形成装置100の制御経路の一例を示すブロック図 定着処理後のトナー像の光沢度と定着ローラー21のコート層21bの表面粗さRaとの関係を示すグラフ 累積印字枚数と定着ローラー21のコート層21bの表面粗さRaとの関係を示すグラフ 真実接触面積Aを模式的に示す図 定着ローラー対20に対する用紙Sの通紙方向を横通紙とした状態を示す斜視図 図11の領域R1、R2における累積印字枚数と定着ローラー21のコート層21bの表面粗さとの関係を示すグラフ 定着ローラー21の軸方向の領域R1~R5の5箇所に対応する位置に光沢度検知センサー33を配置した構成を示す斜視図 定着ローラー対20に対する用紙Sの通紙方向を縦通紙とした状態を示す斜視図 領域R1~R5に対応して配置された各光沢度検知センサー33を通過する位置にパッチ画像Im1~Im5を形成する光沢度検知モードを示す斜視図 本実施形態の画像形成装置100における定着ローラー21の寿命予測と通紙方向の切り換え通知手順を示すフローチャート
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の側面断面図である。画像形成装置(例えばモノクロプリンター)100内には、帯電、露光、現像及び転写の各工程によりモノクロ画像を形成する画像形成部Pが配設されている。画像形成部Pには、感光体ドラム5の回転方向(図1の時計回り方向)に沿って、帯電装置4、露光装置(レーザー走査ユニット等)7、現像装置8、転写ローラー14、クリーニング装置19が配設されている。
画像形成動作を行う場合、帯電装置4により時計回り方向に回転する感光体ドラム5の表面が一様に帯電される。そして、原稿画像データに基づく露光装置7からのレーザービームにより感光体ドラム5上に静電潜像が形成され、現像装置8により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。現像装置8へのトナーの供給はトナーコンテナ9から行われる。なお、画像データはパソコン(図示せず)等から送信される。また、感光体ドラム5の回転方向に対しクリーニング装置19の下流側には、感光体ドラム5表面の残留電荷を除去する除電装置(図示せず)が設けられている。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム5に向けて、用紙Sが給紙カセット10又は手差し用紙トレイ11から用紙搬送路12及びレジストローラー対13を経由して搬送され、転写ローラー14(画像転写部)により感光体ドラム5の表面に形成されたトナー像が用紙S上に転写される。トナー像が転写された用紙Sは感光体ドラム5から分離され、定着装置15に搬送されてトナー像が定着される。定着装置15を通過した用紙Sは、用紙搬送路16により画像形成装置100の上部に搬送され、排出ローラー対17により排出トレイ18に排出される。
図2は、図1の画像形成装置100に搭載される定着装置15周辺の側面断面図である。定着装置15は、定着ローラー対20と、定着進入ガイド27と、分離板29と、用紙検知センサー28と、温度センサー31とを備えている。なお、図2においては定着装置15のハウジングは記載を省略している。
定着ローラー対20は、駆動モーター(図示せず)により図2において時計回り方向に回転する定着ローラー21と、定着ローラー21に従動して反時計回り方向に回転する加圧ローラー22とで構成される。加圧ローラー22は圧調整機構23により所定の圧力で定着ローラー21に圧接されて定着ニップ部Nを形成しており、定着ニップ部Nを通過する用紙S上の未定着トナーを定着させる。
本実施形態に用いる定着ローラー21の構成としては、例えば、図3に示すように円筒型ステンレスからなる基体21aの外周面にPFA樹脂(テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)のコート層(離型層)21bを積層したものが挙げられる。また、加圧ローラー22の構成としては、図4に示すようにアルミニウム製の芯金22aにシリコーンゴム層(弾性層)22bを積層し、PFAチューブ(離型層)22cで被覆したものが挙げられる。
定着ローラー21内にはヒーター26が内蔵されている。本実施形態ではヒーター26としてハロゲンヒーターを用いている。なお、ヒーター26に代えて励磁コイルとコアとを有する誘導加熱部を備えたIHヒーターを用いて定着ローラー21の外部から加熱する構成としても良い。
加圧ローラー22には定着ローラー21に対する押圧力(定着ニップ圧)を調整する圧調整機構23が付設されている。圧調整機構23は、加圧ローラー22の軸受22dを定着ローラー21に向けて付勢する圧縮バネ24と、圧縮バネ24に当接する偏芯カム25と、偏芯カム25を回転駆動させるカム駆動モーター32とを有する。
用紙搬送方向(図2の右から左方向)に対し定着ニップ部Nの上流側には、用紙Sを定着ニップ部Nへ案内するための定着進入ガイド27が設けられている。また、定着進入ガイド27の上流側直近には、用紙Sの先端部および後端部の通過を検知する用紙検知センサー28が配置されている。用紙検知センサー28は、例えば、用紙搬送路上に突出して用紙Sの通過により揺動する定着アクチュエーターと、定着アクチュエーターの揺動によりONまたはOFFされるPI(フォトインタラプター)センサーとで構成される。
定着ローラー21の回転方向(時計回り方向)に対し定着ニップ部Nの下流側には、定着ローラー21から用紙Sを分離する分離板29が配置されている。分離板29は、定着ローラー21の軸方向(図2の紙面と垂直な方向)に延びる板状部材であり、定着処理後の用紙Sを定着ローラー21の表面から分離する。
用紙搬送方向に対し分離板29の上流側端部(図2では右下端部)であって幅方向(図2の紙面と垂直な方向)の両端縁には、一対の間隔規制部材30が固定されている。間隔規制部材30が定着ローラー21の外周面の軸方向両端部に当接することにより、分離板29の上流側端部と定着ローラー21の表面との間隔が所定間隔に設定される。
転写ローラー14(図1参照)によりトナー像が転写された用紙Sは図2の左方向に進み、ハウジングの上流側開口部より定着装置15内に搬入され、定着進入ガイド27に沿って定着ローラー対20の定着ニップ部Nに案内される。用紙Sが定着ニップ部Nを通過するとき、所定の温度および圧力により加熱、加圧され、用紙S上のトナー像が永久像とされる。その後、用紙Sは分離板29により定着ローラー21から分離されてハウジングの下流側開口部より定着装置15の外部に搬送され、排出ローラー対17(図1参照)から画像形成装置100の外部に排出される。
定着ローラー21の回転方向に対し定着ニップ部Nの上流側には、サーミスター等から成る温度センサー31が配置されている。温度センサー31は、定着ローラー21の表面温度を非接触で検知する。
温度センサー31による検知結果は制御部90(図7参照)に送信される。そして、温度センサー31の検知結果に基づいて制御部90から制御信号が送信され、ヒーター26に流れる電流をON/OFFすることにより定着温度の制御を行う。
用紙搬送方向に対し定着装置15の下流側(図2の左側)には光沢度検知センサー33が配置されている。光沢度検知センサー33は、定着ニップ部Nを通過した用紙Sの画像面に対向して配置されており、用紙Sに定着されたトナー像Tの光沢度を検知する。光沢度検知センサー33としては、一般にLED等から成る発光素子33aと、フォトダイオード等から成る受光素子33bを備えた光学センサーが用いられる。
図5及び図6は、トナー像Tの表面粗さと光沢度との関係を示す模式図である。用紙S上のトナー像Tの光沢度を検知する際、発光素子33aからトナー像Tに測定光L1を照射すると、測定光L1はトナー像の表面で正反射される正反射光L2とトナー像の表面で乱反射される散乱光L3とになる。このうち正反射光L2は受光素子33bに入射するが、散乱光L3は光路が不規則(ランダム)であるため、ごく僅かしか受光素子33bに入射しない。
トナー像Tの光沢度が高い場合には、図5に示すようにトナー像Tの表面粗さが小さく正反射光L2の割合が大きいので、受光素子33bの受光量が増加する。一方、トナー像Tの光沢度が低い場合には、図6に示すようにトナー像Tの表面粗さが大きく散乱光L3の割合が大きいので、受光素子33bの受光量が減少する。従って、受光素子33bが受光した反射光量に基づく受光信号の出力値によりトナー像Tの光沢度を検知することができる。光沢度検知センサー33の検知結果に基づいて、後述するように定着ローラー21の表面の摩耗状態を予測する。
図7は、画像形成装置100の制御経路を示すブロック図である。なお、画像形成装置100を使用する上で装置各部の様々な制御がなされるため、画像形成装置100全体の制御経路は複雑なものとなる。そこで、ここでは制御経路のうち、本発明の実施に必要となる部分を重点的に説明する。
画像入力部40は、画像形成装置100にパソコン等から送信される画像データを受信する受信部である。画像入力部40より入力された画像信号はデジタル信号に変換された後、一時記憶部94に送出される。
操作部70には、液晶表示部71、各種の状態を示すLED72が設けられており、画像形成装置100の状態を示したり、画像形成状況や印字部数を表示したりするようになっている。画像形成装置100の各種設定はパソコンのプリンタードライバーから行われる。
制御部90は、中央演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)91、読み出し専用の記憶部であるROM(Read Only Memory)92、読み書き可能な記憶部であるRAM(Random Access Memory)93、一時的に画像データ等を記憶する一時記憶部94、カウンター95、画像形成装置100内の各装置に制御信号を送信したり操作部70からの入力信号を受信したりする複数(ここでは2つ)のI/F(インターフェイス)96を少なくとも備えている。
ROM92には、画像形成装置100の制御用プログラムや、制御上の必要な数値等、画像形成装置100の使用中に変更されることがないようなデータ等が収められている。RAM93には、画像形成装置100の制御途中で発生した必要なデータや、画像形成装置100の制御に一時的に必要となるデータ等が記憶される。
一時記憶部94は、画像入力部40より入力され、デジタル信号に変換された画像信号を一時的に記憶する。カウンター95は、印字枚数を累積してカウントする。
上述したように、定着ローラー21の表面に形成された離型層が摩耗することによる画像不良が発生しやすいという問題点があった。具体的には、定着ニップ部Nを通過する用紙Sとの摩擦により定着ローラー21のコート層21bが摩耗すると、用紙S上の未定着トナーを溶融した溶融トナーが定着ローラー21の表面に付着し易くなる。その結果、用紙が定着ローラー21に貼り付いてしまいジャムが発生する。また、定着ローラー21に付着した溶融トナーが次の用紙Sの画像面に再付着して画像汚れが発生する。
そこで、本発明の定着装置15では、定着ニップ部Nを通過した用紙S上のトナー像の光沢度に基づいて定着ローラー21の表面の摩耗状態を予測する。以下、定着ローラー21の表面の摩耗状態を予測する方法について説明する。
図8は、定着処理後のトナー像の光沢度と定着ローラー21のコート層21bの表面粗さRaとの関係を示すグラフである。図8に示すように、トナー像の光沢度とコート層21bの表面粗さRaとは負の相関関係を有しており、トナー像の光沢度に基づいてコート層21bの表面粗さを推定することができる。
従って、図8に示したトナー像の光沢度とコート層21bの表面粗さとの関係を予めRAM93(或いはROM92)に記憶しておき、光沢度検知センサー33により検知された定尺処理後のトナー像の光沢度の実測値と比較することで、定着ローラー21のコート層21bの表面粗さを予測することができる。
図9は、累積印字枚数と定着ローラー21のコート層21bの表面粗さRaとの関係を示すグラフである。図9では印字に伴う用紙Sとの摩擦によってコート層21bの表面粗さRaが大きくなる場合を想定しており、コート層21bの表面粗さRaが一定値C(例えば20μm)まで大きくなると、画像品質が低下するため定着ローラー21の交換が必要となる。
このとき、用紙Sの表面粗さ等によってコート層21bの摩耗状態が変化するため、コート層21bの表面粗さの推移に差が生じる。例えば、表面粗さが大きい用紙Sを用いて印字を行った場合(図9の実線)は、表面粗さが小さい用紙Sを用いて印字を行った場合(図9の破線)に比べて少ない印字枚数でコート層21bの表面粗さが一定値Cに到達する。
従来の方法では、定着ローラー21のコート層21bの表面粗さを正確に測定できず、定着ローラー21の寿命を精度よく予測することができなかった。そのため、コート層21bの表面粗さが大きくなっているにも係わらず寿命に達していないと判断してしまい、画像品質が低下した状態で印字を実行してしまう等の問題が発生する可能性があった。また、画像品質の低下を防ぐために、表面粗さの大きい用紙Sを使用した場合(図9の実線)を想定して予め定着ローラー21の寿命を短く設定すると、不必要な定着ローラー21の交換を行う場合が生じてしまう。
本実施形態によれば、定着ローラー21のコート層21bの表面粗さの代用特性として定着処理後のトナー像の光沢度を検知し、検知結果に基づいてコート層21bの表面粗さを正確に推測することができる。そのため、表面の粗い用紙を想定して予め定着ローラー21の寿命を短く設定しておくなどの対策をとる必要がなくなり、ユーザーの使用状況に応じた適正な寿命枚数に設定することが可能となる。
また、従来のように定着温度や通紙時間のみで寿命を算出するのではなく、図9に示した累積印字枚数の増加に伴うコート層21bの表面粗さの推移から、印字を継続した場合にどの程度の印字枚数で画像品質が低下し始める表面粗さに達するのかを推測することができ、定着ローラー21の寿命を精度よく予測することができる。
ところで、定着ローラー21のコート層21bの表面粗さが大きくなると、一般的に同じ定着温度、圧力とした場合でも定着性が悪化する。定着ローラー21の表面粗さが変化すると、定着ローラー21と用紙Sとの接触面積が変化して接触熱抵抗が変化するためである。
図10は、真実接触面積Aを模式的に示す図である。表面に微細な凹凸がある固体同士を接触させると、固体は見かけの表面全体で接触するわけではなく、実際の接触は図10に示すように限られた部分のみで起こる。そのような接触部を真実接触点といい、その面積を真実接触面積と呼ぶ。図10に示すように固体X1と固体X2とが接触するとき、固体X1、固体X2の表面の平均粗さ高さをそれぞれZa、Zbとすると、接触熱抵抗と表面粗さとの関係は一般的に以下に示す式(1)で表される。
Figure 0007163663000001
ただし、
R:接触熱抵抗
Za、Zb:固体X1、X2の平均粗さ高さ
A:真実接触面積
Aa:接触面積
ka、kf:固体X1、X2の熱伝導率
h0:接触相当長さ
である。
固体X1と固体X2とが接触するとき、真実接触面積Aは以下に示す式(2)により算出可能である。
Figure 0007163663000002
ただし、
p:圧力
EA、EB:固体X1、X2のヤング率
μA、μB:固体X1、X2のポアゾン比
である。
上記の式(1)より、表面粗さが増加すると接触熱抵抗が増加し、表面粗さが減少すると接触熱抵抗が減少することがわかる。また接触している2つの対象物間の温度差と接触熱抵抗の関係は以下に示す式(3)で表される。
Figure 0007163663000003
ただし、
hc:接触熱伝達率
ΔT:界面の温度差
q:界面の熱流束
である。
通常、定着装置15の定着温度(定着ローラー21の表面温度)の最適値は、画像形成装置100において使用される用紙Sの坪量によって異なる。そのため、用紙Sの坪量に応じた定着温度に設定される。しかしながら、前述した式(1)から明らかなように、定着ローラー21のコート層21bの表面粗さの変化によって接触熱抵抗が変化するため、用紙Sに伝達される熱量も変化し、用紙Sの温度も変化する。即ち、コート層21bの表面粗さの変化によって定着装置15の最適な設定条件も変化する。そこで、本発明ではトナー像の光沢度から予測したコート層21bの表面粗さに基づいて定着温度若しくは加圧ローラー22に加える圧力を変更する。
コート層21bの表面粗さが大きくなると接触熱抵抗が増加し、用紙Sに対して定着ローラー21から熱が伝達されにくい状態になる。その状態で定着温度が低いままであると、用紙Sに対する加熱が不足して定着不良を引き起こす可能性がある。そのため、用紙Sの坪量に応じた定着温度よりも高い温度での制御を行うか、定着ローラー21に対する加圧ローラー22の押圧力を増加させて定着性を向上させる必要がある。
具体的には、制御部90から電圧制御回路(図示せず)に制御信号を送信してヒーター26(図2参照)への通電量(または通電時間)を増加させる制御を行うか、制御部90からカム駆動モーター32(図2参照)に制御信号を送信して圧調整機構23による加圧ローラー22の押圧力を増加させる制御を行う。このように光沢度から予測されるコート層21bの表面粗さの変化に応じて定着温度や定着ニップ圧を変更することにより、定着ローラー21の表面状態が変化した場合でも安定した画像の形成が可能となる。
図11は、定着ローラー対20に対する用紙Sの通紙方向を横通紙とした状態を示す斜視図である。前述したように、定着ローラー21のコート層21bの摩耗は定着ニップ部Nを通過する用紙Sとの摩擦により発生する。例えば、図11のように定着ローラー対20の幅方向とほぼ同一幅の用紙Sを通紙している場合、用紙Sのエッジ部に接触する領域R1、R5では、用紙Sの中央部に接触する領域R2~R4と比べて定着ローラー21のコート層21bの表面粗さが大きくなり易い。
図12は、図11の領域R1、R2における累積印字枚数と定着ローラー21のコート層21bの表面粗さとの関係を示すグラフである。定着ローラー21の軸方向の端部近傍の領域R1は、図11に示したように用紙Sの幅方向のエッジ部の通過頻度が高く摩耗が進行しやすい領域である。そのため、領域R1でのコート層21bの表面粗さ(図12の実線)は、用紙Sの幅方向のエッジ部分の通過頻度が低く摩耗が進行しにくい領域R2でのコート層の表面粗さ(図12の破線)と比べて同じ枚数を印字したときの表面粗さの増加量が大きくなっている。
これは、用紙Sのエッジ部は裁断の都合で表面粗さが大きくなり、定着ローラー21への摩擦力が大きくなるためである。その状態で印字を行うと領域R1、R5を通過するトナー像の光沢度は低くなり、それ以外の領域R2~R4ではトナー像の光沢度は高くなる。そのため、領域R2~R4を通過したトナー像の光沢度を検知すると、領域R1、R5でのコート層21bの表面粗さの増大を検知できず定着不良が発生する場合がある。
そこで、図13に示すように、定着ローラー21の軸方向の複数箇所(ここでは領域R1~R5の5箇所)に対応する位置に光沢度検知センサー33を配置し、各領域R1~R5を通過したトナー像の光沢度を検知する。
これにより、定着ローラー21の軸方向の複数箇所を通過したトナー像の光沢度に基づいて、軸方向におけるコート層21bの表面粗さ分布を正確に推測することができる。そのため、表面の粗い用紙Sを想定して予め定着ローラー21の寿命を短く設定しておくなどの対策をとる必要がなくなり、ユーザーの使用状況に応じた適正な寿命枚数に設定することが可能となる。
さらに、用紙Sのエッジ部の通過頻度が高くコート層21bの摩耗が進行しやすい領域R1、R5の層厚が一定値以下となった場合、用紙Sの通紙方向を横通紙(図11参照)から図14に示す縦通紙に変更するように通知することが好ましい。これにより、用紙のエッジ部の通過位置が領域R1、R5から領域R2、R4に変わるため、領域R1、R5での摩耗量を低減させて定着ローラー21の寿命を延長することができる。
一方、通常の用紙Sの通紙方向が図14に示す縦通紙である場合は、用紙Sのエッジ部の通過頻度が高い領域R2、R4の摩耗が進行しやすくなる。そこで、領域R2、R4の層厚が一定値以下となった場合、図11に示すように用紙Sの通紙方向を横通紙に変更するように通知すればよい。なお、画像形成装置100において通紙方向を縦通紙と横通紙の両方に変更できるのは、縦通紙が可能な最大用紙サイズよりも小さい用紙サイズである。例えば縦通紙が可能な最大用紙サイズがA3サイズである場合、通紙方向を縦通紙と横通紙の両方に変更できるのはA4以下のサイズとなる。
光沢度の検知に用いるトナー像は、ユーザーが通常印字する画像のうち、光沢度検知センサー33を通過する領域を含む画像を印字する場合に、その領域のトナー像の光沢度を検知する方法でもよい。しかし、この方法では光沢度検知センサー33を通過する領域を含む画像を印字する頻度が低い場合は光沢度の検知頻度が低下する。その結果、コート層21bの表面粗さの推移を精度よく予測できなくなる。
そこで、前回の光沢度検知から累積印字枚数が所定枚数に到達する毎に、用紙Sの光沢度検知センサー33を通過する領域に光沢度検知用のパッチ画像を形成して光沢度を検知する光沢度検知モードを実行することが好ましい。
例えば、図13に示したように定着ローラー21の軸方向の領域R1~R5に対応する位置に5個の光沢度検知センサー33を配置した場合、図15に示すように各光沢度検知センサー33を通過する位置にパッチ画像Im1~Im5を形成する。これにより、一定の頻度でトナー像の光沢度の検知を行うことができ、精度の高い定着ローラー21の寿命の予測が可能になる。
図16は、本実施形態の画像形成装置100における定着ローラー21の寿命予測と通紙方向の切り換え通知手順を示すフローチャートである。必要に応じて図1~図15を参照しながら、図16のステップに沿って定着ローラー21の交換、および用紙の通紙方向を切り換える手順について説明する。
先ず、前回の光沢度検知モードの実行からの累積印字枚数が所定枚数(例えば1000枚)に到達したか否かを判断する(ステップS1)。所定枚数に到達した場合は(ステップS1でYes)、図15に示したように用紙S上にパッチ画像Im1~Im5を形成する(ステップS2)。そして、光沢度検知センサー33によりパッチ画像Im1~Im5の光沢度を検知する(ステップS3)。
次に、制御部90は、検知されたパッチ画像Im1~Im5の光沢度と、RAM93(またはROM92)に記憶された光沢度とコート層21bの表面粗さRaとの関係(図8参照)に基づいて領域R1~R5におけるコート層21bの表面粗さRa(軸方向の表面粗さ分布)を推定する(ステップS4)。
次に、制御部90は、領域R1~R5のいずれかでコート層21bの表面粗さRaが閾値C(図9の一定値Cに相当、例えば20μm)以上と推測されるか否かを判断する(ステップS5)。コート層21bの表面粗さRaが閾値C以上の領域が存在する場合は(ステップS5でYes)、制御部90からの制御信号により、液晶表示部71に定着ローラー21の交換を促す通知を行い(ステップS6)、処理を終了する。
一方、領域R1~R5の全てにおいてコート層21bの表面粗さRaが閾値Cよりも小さいと推測される場合は(ステップS5でNo)、次に領域R1、R5でコート層21bの表面粗さRaが閾値D(D<C、例えば15μm)以上と推測されるか否かを判断する(ステップS7)。領域R1、R5でコート層21bの表面粗さRaが閾値D以上と推測される場合は、制御部90からの制御信号により、液晶表示部71に横通紙から縦通紙への挿通方向の変更を促す通知を行う(ステップS8)。
領域R1、R5でコート層21bの表面粗さRaが閾値Dよりも小さいと推測される場合は(ステップS7でNo)、次に領域R2、R4でコート層21bの層厚が閾値D以上と推測されるか否かを判断する(ステップS9)。領域R2、R4でコート層21bの表面粗さRaが閾値D以上と推測される場合は、制御部90からの制御信号により、液晶表示部71に縦通紙から横通紙への挿通方向の変更を促す通知を行い(ステップS10)、処理を終了する。
上記の制御によれば、コート層21bの軸方向の表面粗さ分布に基づいて定着ローラー21の交換時期を判断することにより、定着ローラー21の寿命を正確に決定することができる。従って、定着ローラー21が寿命に到達しても交換されないことによる画像不具合の発生や、寿命に到達していないのに係わらず定着ローラー21が交換されてしまう事態を確実に防止することができる。
また、コート層21bの軸方向の表面粗さ分布に基づいて用紙Sの挿通方向を切り換えることにより、用紙Sのエッジ部が当たる位置を変化させてコート層21bの局所的な摩耗を抑制することができ、定着ローラー21の寿命を延長することができる。
なお、上記の制御例では領域R1~R5のいずれかでコート層21bの表面粗さRaが閾値A以上と推測された時点で定着ローラー21の交換を促す通知を行ったが、コート層21bの表面粗さRaが閾値Cよりも小さいと推測された時点で領域R1~R5のいずれかでコート層21bの表面粗さRaが閾値C以上になると推定される累積印字枚数を予測し、予測した累積印字枚数に到達したとき定着ローラー21の交換を促す通知を行うようにしてもよい。
また、用紙Sの挿通方向の変更を促す通知を行った場合は、挿通方向が変更された場合にコート層21bの表面粗さRaが閾値C以上になると推定される累積印字枚数を予測し、予測した累積印字枚数に到達するまでの印字可能枚数を通知するようにしてもよい。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、定着ローラー21と加圧ローラー22とで形成される定着ニップ部Nに未定着トナー画像を担持した用紙を挿通することによってトナーを定着する熱ローラー定着方式の定着装置15を例に挙げて説明したが、定着ローラー21に代えて無端状の定着ベルトを備え、定着ベルトとこれに圧接される加圧部材とで形成される定着ニップ部に未定着トナー画像を担持した用紙を挿通することによってトナーを定着するベルト定着方式の定着装置における、定着ベルトの寿命予測にも適用可能である。
また、本発明は図1に示したようなモノクロプリンターに限らず、カラープリンター、モノクロ及びカラー複写機、デジタル複合機、或いはファクシミリ等、定着装置を備えた他の画像形成装置にも適用できるのはもちろんである。
本発明は、定着ローラーや定着ベルト等の被加熱回転体を有する定着装置を備えた画像形成装置に利用可能である。本発明の利用により、被加熱回転体の表面の摩耗状態を簡易な方法で精度よく予測可能な画像形成装置を提供することができる。
15 定着装置
20 定着ローラー対(定着部材)
21 定着ローラー(被加熱回転体)
21a 基体
21b コート層(表面層)
22 加圧ローラー(加圧部材)
26 ヒーター(加熱装置)
31 温度センサー
33 光沢度検知センサー(光沢度検知装置)
71 液晶表示部(通知装置)
90 制御部
100 画像形成装置
P 画像形成部
S 用紙(記録媒体)
T トナー像

Claims (8)

  1. 記録媒体にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記記録媒体の搬送方向に対し前記画像形成部の下流側に配置され、加熱装置により加熱される被加熱回転体と、前記被加熱回転体に当接して定着ニップ部を形成する加圧部材と、で構成される定着部材を有し、前記定着ニップ部を通過する前記記録媒体を加熱および加圧することにより前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着装置と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記定着ニップ部を通過した前記トナー像の光沢度を検知する光沢度検知装置と、
    前記トナー像の光沢度と前記被加熱回転体の表面粗さとの関係、および表面粗さの異なる前記記録媒体を用いて印字を行った場合の累積印字枚数の増加に伴う前記被加熱回転体の表面粗さの推移を記憶する記憶部と、
    前記光沢度検知装置により検知された 前記光沢度と、前記記憶部に記憶された前記トナー像の光沢度と前記被加熱回転体の表面粗さとの関係、および累積印字枚数の増加に伴う前記被加熱回転体の表面粗さの推移と、に基づいて、印字を継続した場合の前記被加熱回転体の表面粗さの推移を推定し、推定された前記表面粗さの推移に基づいて前記被加熱回転体の寿命を予測する制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、推定された前記表面粗さが大きくなるにつれて前記加熱装置による前記被加熱回転体の加熱温度を高くするか、若しくは前記被加熱回転体に対する前記加圧部材の圧接力を強くすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記光沢度検知装置は、前記被加熱回転体の軸方向の複数の領域を通過した前記トナー像の光沢度を検知可能であり、
    前記制御部は、前記複数の領域に対応する前記光沢度に基づいて前記被加熱回転体の軸方向における表面粗さ分布を推定し、推定された前記表面粗さ分布に基づいて前記被加熱回転体の寿命を予測することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記表面粗さ分布に基づいて予測された前記被加熱回転体の寿命を通知可能である通知装置を備え、
    前記制御部は、前記複数の領域のいずれかの前記表面粗さが閾値C以上であると推定されたとき、前記通知装置を用いて前記被加熱回転体の交換を促す通知を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記複数の領域の全てで前記表面粗さが閾値Cよりも小さいと推定されたとき、前記複数の領域のいずれかの前記表面粗さが閾値C以上になると推定される累積印字枚数を予測し、予測した前記累積印字枚数に到達したとき前記通知装置を用いて前記被加熱回転体の交換を促す通知を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記複数の領域のいずれかの前記表面粗さが閾値D(D<C)以上であると推定されたとき、前記通知装置を用いて前記定着ニップ部を通過する前記記録媒体の挿通方向の切り換えを促す通知を行うことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記光沢度検知装置による前回の前記光沢度の検知からの累積印字枚数が所定枚数に到達する毎に、前記画像形成部により前記記録媒体に光沢度検知用のパッチ画像を形成し、前記定着ニップ部を通過した前記パッチ画像の前記光沢度を前記光沢度検知装置によって検知する光沢度検知モードを実行することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記光沢度検知装置は、前記トナー像に光を照射する発光素子と、前記トナー像の表面で正反射された正反射光を受光する受光素子と、を備えた光学センサーであることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
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