JP7163629B2 - 負極活物質、その製造方法、負極及び非水電解質蓄電素子 - Google Patents
負極活物質、その製造方法、負極及び非水電解質蓄電素子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7163629B2 JP7163629B2 JP2018111623A JP2018111623A JP7163629B2 JP 7163629 B2 JP7163629 B2 JP 7163629B2 JP 2018111623 A JP2018111623 A JP 2018111623A JP 2018111623 A JP2018111623 A JP 2018111623A JP 7163629 B2 JP7163629 B2 JP 7163629B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- negative electrode
- electrode active
- active material
- ratio
- aqueous electrolyte
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
(構成元素等)
本発明の一実施形態に係る負極活物質は、炭素材料である。炭素材料とは、原子数基準で最も含有量が多い元素が炭素である材料をいう。当該負極活物質において、炭素以外に含まれていてもよい元素としては、酸素、水素等が挙げられる。当該負極活物質における炭素の含有量の下限としては、50atm%が好ましく、70atm%がより好ましい。当該負極活物質における炭素の含有量の上限は、100atm%であってよく、95atm%であってもよい。
当該負極活物質のラマンスペクトルにおける1500cm-1以上1700cm-1以下の範囲での最大値IGに対する、1400cm-1以上1550cm-1以下の範囲での最小値IVの比(IV/IG)の下限は、0.6であり、0.64が好ましく、0.645がより好ましく、0.68がさらに好ましい。この比(IV/IG)を上記下限以上とすることで、比較的高い電位範囲で使用した場合も放電容量が大きくなり、また、不可逆容量が小さくなる傾向にある。一方、上記比(IV/IG)の上限は、1であってもよく、0.9であってもよい。
当該負極活物質の0.4~2.0V(vs.Li/Li+)における充放電ヒステリシスの上限は、0.29Vが好ましく、0.26Vがより好ましく、0.20Vがさらに好ましい。充放電ヒステリシスの下限は、特に限定されないが、例えば0.05Vであり、0.07Vでもよい。充放電ヒステリシスが上記範囲であることで、不可逆容量を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る負極活物質は、炭素材料をメカノケミカル処理することにより得ることができる。なお、この原料となる炭素材料には、当該負極活物質は含まれない。すなわち、原料となる炭素材料のラマンスペクトルは、比(IV/IG)が0.6未満であるか、比(ID/IG)が0.88未満である。
本発明の一実施形態に係る負極は、負極基材、及びこの負極基材に積層される負極合剤層を有する。なお、負極基材と負極合剤層との間には、中間層を設けてもよい。
上記負極基材は、導電性を有する基材である。負極基材の材質としては、銅、アルミニウム、ニッケル、ステンレス鋼、ニッケルメッキ鋼等の金属又はそれらの合金等が用いられる。これらの中でも、導電性などの観点からは、銅又は銅合金が好適に用いられる。一方、負極基材としては、アルミニウム又はアルミニウム合金を用いることも好ましい。このように、アルミニウムを主成分とする基材を用いることで、低コスト化、軽量化などを図ることができる。なお、アルミニウム又はアルミニウム合金としては、JIS-H-4000(2014年)に規定されるA1085P、A3003P等が例示できる。また、負極基材の形成形態としては、箔、蒸着膜等が挙げられ、コストの面から箔が好ましい。なお、「導電性」を有するとは、JIS-H-0505(1975年)に準拠して測定される体積抵抗率が107Ω・cm以下であることを意味する。
上記中間層は、負極基材の表面の被覆層である。中間層の構成は特に限定されず、例えば樹脂バインダー及び導電性粒子を含有する組成物により形成できる。
(負極合剤層)
上記負極合剤層は、負極活物質を含有するいわゆる負極合剤から形成される。負極合剤層は、必要に応じて導電剤、バインダー(結着剤)、増粘剤、フィラー等の任意成分を含む。
上記負極合剤層に含有される負極活物質は、本発明の一実施形態に係る負極活物質を含む。上記負極合剤層における当該負極活物質の含有量の下限としては、60質量%が好ましく、70質量%がより好ましい。当該負極活物質の含有量を上記下限以上とすることで、放電容量を大きくすることができる。一方、この含有量の上限としては、100質量%であってもよく、95質量%が好ましく、90質量%がより好ましい。
上記導電剤としては、金属、導電性セラミックス、アセチレンブラック等が挙げられる。
当該負極は、本発明の一実施形態に係る負極活物質を用いること以外は、従来公知の方法により製造することができる。具体的には、負極基材に直接又は中間層を介して負極合剤層を積層することにより得ることができる。上記中間層は、負極基材に、中間層形成材料を塗工することにより得ることができる。
本発明の一実施形態に係る蓄電素子は、正極、負極及び非水電解質を有する。以下、蓄電素子の一例として、二次電池について説明する。上記正極及び負極は、通常、セパレータを介して積層又は巻回により交互に重畳された電極体を形成する。この電極体はケースに収納され、このケース内に上記非水電解質が充填される。上記非水電解質は、正極と負極との間に介在する。また、上記ケースとしては、二次電池のケースとして通常用いられる公知の金属ケース、樹脂ケース等を用いることができる。
上記正極は、正極基材、及びこの正極基材に直接又は中間層を介して配される正極合剤層を有する。上記正極の中間層は、上述した負極の中間層と同様とすることができる。
当該二次電池(蓄電素子)に備わる負極は、上述した通りである。
上記セパレータの材質としては、例えば織布、不織布、多孔質樹脂フィルム等が用いられる。これらの中でも、強度の観点から多孔質樹脂フィルムが好ましく、非水電解質の保液性の観点から不織布が好ましい。上記セパレータの主成分としては、強度の観点から例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンが好ましく、耐酸化分解性の観点から例えばポリイミドやアラミド等が好ましい。また、これらの樹脂を複合してもよい。
上記非水電解質としては、一般的な非水電解質二次電池(蓄電素子)に通常用いられる公知の非水電解質が使用できる。上記非水電解質は、例えば、非水溶媒とこの非水溶媒に溶解されている電解質塩とを含む。上記非水電解質は、固体電解質等であってもよい。
当該二次電池(蓄電素子)は、負極として本発明の一実施形態に係る負極を用いること以外は、従来公知の方法により製造することができる。当該製造方法は、例えば、正極を作製する工程、負極を作製する工程、非水電解質を調製する工程、正極及び負極を、セパレータを介して積層又は巻回することにより交互に重畳された電極体を形成する工程、正極及び負極(電極体)を電池容器(ケース)に収容する工程、並びに上記電池容器に上記非水電解質を注入する工程を備えることができる。上記注入は、公知の方法により行うことができる。注入後、注入口を封止することにより非水電解質二次電池(蓄電素子)を得ることができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、上記態様の他、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。例えば、上記正極又は負極は、層構造を有していなくてもよい。また、上記実施の形態においては、非水電解質蓄電素子が二次電池である形態を中心に説明したが、その他の非水電解質蓄電素子であってもよい。その他の非水電解質蓄電素子としては、キャパシタ(電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタ)等が挙げられる。
とうもろこしでんぷん(和光純薬製)を50g秤取した。それを容量730mLのアルミナ製るつぼに載置し、このるつぼを乾燥機(佐竹化学機械工業の「N22-25」)内に設置し、空気雰囲気下の210℃で62時間の前処理を施した。得られた試料を10g秤取し、それを容量150mLのアルミナ製るつぼに載置し、このるつぼを卓上真空・ガス置換炉(デンケン・ハイデンタル社の「KDF75」)内に設置した。次いで、窒素流中、常圧下、常温から300℃まで昇温速度5℃ min-1で昇温し、この温度で1時間保持した後、さらに800℃まで昇温速度5℃ min-1で昇温し、この温度で3時間保持した後、室温まで自然放冷した。このようにして、合成ハードカーボン1(合成HC1)を得た。この合成HC1を比較例1の負極活物質とした。
比較例1で得られた合成HC1を2.5g秤取した。それを直径5mmのタングステンカーバイド製ボール250g(約250個)が入った、容積80mLのタングステンカーバイド製ポットに投入し、大気中で蓋をした。これを遊星型ボールミル(フリッチュ社の「P-5」)にセットし、公転回転数100rpmで合計80分間混合した。このような乾式のボールミリング処理によって、比較例2の負極活物質を得た。
ボールミリング処理における、ポット及びボールの材質、ボール径、乾式又は湿式の選択、回転速度及び処理時間を表1に示す通りとしたこと以外は、比較例2と同様にして、各負極活物質を得た。
天然黒鉛をそのまま比較例6の負極活物質とした。
比較例6の天然黒鉛を原料として用い、ボールミリング処理における、ポット及びボールの材質、ボール径、乾式又は湿式の選択、回転速度及び処理時間を表1に示す通りとしたこと以外は、比較例2と同様にして、各負極活物質を得た。
ばれいしょでんぷん(ナカライテスク製)を50g秤取した。それを容量730mLのアルミナ製るつぼに載置し、このるつぼを乾燥機(佐竹化学機械工業の「N22-25」)内に設置し、空気雰囲気下の200℃で20時間の前処理を施した。得られた試料を10g秤取し、それを容量150mLのアルミナ製るつぼに載置し、このるつぼを卓上真空・ガス置換炉(デンケン・ハイデンタル社の「KDF75」)内に設置した。次いで、窒素流中、常圧下、常温から500℃まで昇温速度5℃ min-1で昇温し、この温度で2時間保持した後、室温まで自然放冷した。このようにして、合成ハードカーボン2(合成HC2)を得た。この合成HC2を比較例7の負極活物質とした。
アルゴン雰囲気下でポットに蓋をしたこと以外は、実施例6と同様にして、ボールミリング処理により、実施例10の負極活物質を得た。
実施例10の負極活物質をアルミナ製るつぼに戴置し、このるつぼを卓上真空・ガス置換炉(デンケン・ハイデンタル社の「KDF75」)内に設置した。次いで、窒素流中、常圧下、常温から表2に記載の温度まで昇温速度5℃ min-1で昇温し、この温度で3時間保持した後、室温まで自然放冷した。このようにして、実施例11~16の負極活物質を得た。
実施例10の負極活物質及びピッチ(JFEケミカル社の「MCP-110C」)を、直径5mmのジルコニア製ボールが入ったジルコニア製ポットに投入し、蓋をした。混合比は、焼成後の母材に対するコート量が3質量%となるようにした。これを遊星型ボールミルにセットし、公転回転数300rpmで合計10分間混合した。混合物をアルミナ製るつぼに載置し、このるつぼを卓上真空・ガス置換炉(デンケン・ハイデンタル社の「KDF75」)内に設置した。次いで、窒素流中、常圧下、常温から800℃まで昇温速度5℃ min-1で昇温し、この温度で3時間保持した後、室温まで自然放冷した。このようにして、実施例17の負極活物質を得た。
実施例10の負極活物質をカーボンシート上に載置し、回転CVD炉(マイクロフェーズ社の「MPCVD―Powder」)内に設置した。次いで、アルゴンおよびメタンの混合気流中(体積比9:1)、常圧下、常温から800℃まで昇温速度10℃ min-1で昇温し、この温度で3時間保持した後、室温まで自然放冷した。コート量は母材に対して5質量%であった。このようにして、実施例18の負極活物質を得た。
処理時間を400分としたこと以外は、実施例8と同様にして、ボールミリング処理を行った。得られた炭素材料を濃塩酸中に入れ、マグネチックスターラーで64時間撹拌し、ボールミリング処理で混入したステンレスを溶解させた。その後、吸引ろ過によって、ろ液と分離し、十分にイオン交換水で洗浄した後、80℃で一晩乾燥した。このようにして、実施例19の負極活物質を得た。
ピッチ(JFEケミカル社の「MCP-110C」)をアルミナ製るつぼに戴置し、このるつぼを卓上真空・ガス置換炉(デンケン・ハイデンタル社の「KDF75」内)に設置した。次いで、窒素流中、常圧下、常温から700℃まで昇温速度5℃ min-1で昇温し、この温度で3時間保持した後、室温まで自然放冷した。このようにして、合成ハードカーボン3(合成HC3)を得た。この合成HC3を比較例8の負極活物質とした。
比較例1~8及び実施例1~19の各負極活物質について、以下の要領でラマンスペクトルを測定した。堀場製作所社の「LabRAM HR Revolution」を用い、波長532nm(YAGレーザ)、グレーティング600g/mmの条件において、100cm-1~4000cm-1の範囲でラマン分光測定を行った。得られたスペクトルにおいて、1000cm-1以下の範囲で最も高波長側に存在する極小値と、1800cm-1以上の範囲で最も低波長側に存在する極小値とを結ぶ直線をベースラインとした。上記測定により得られたスペクトルから、上記ベースライン分を除くことにより補正した。この補正後のラマンスペクトルに基づいて、1500cm-1以上1700cm-1以下の範囲での最大値IGに対する、1400cm-1以上1550cm-1以下の範囲での最小値IVの比(IV/IG)、上記最大値IGに対する、1200cm-1以上1450cm-1以下の範囲での最大値IDの比(ID/IG)、上記最大値IDに対する、上記最小値IVの比(IV/ID)をそれぞれ求めた。各値を表1に示す。
実施例6及び9の負極活物質について、日新EM製のカーボン両面テープ(アルミ基材)上に固定し、HITACHI製走査型電子顕微鏡TM3030Plus、及びBruker製エネルギー分散型X線分光装置Quantax70を用い、走査型電子顕微鏡/エネルギー分散型X線分光法(SEM-EDX)によって、粒径15μm程度の粒子のEDXマッピングを取得した。倍率は5000倍、加速電圧は15kV、作動距離は7.8mmとした。テープの影響を除外するため、スポットモードで定量する範囲を、負極活物質粒子上に限定し、そのスペクトル品質が良好であることを確認して、炭素及び酸素の定量を行った。その結果、実施例6の負極活物質は、炭素89atm%、酸素11atm%、実施例9の負極活物質は、炭素87atm%、酸素13atmであった。
実施例1、2、6~19及び比較例1~3、6~8のいずれかの負極活物質とPVDFとを質量比88.0:12.0で混合し、NMPを分散媒とする負極合剤層形成用材料を調製した。また、実施例3~5及び比較例4、5のいずれかの負極活物質と、アセチレンブラックと、PVDFとを質量比79.2:8.8:12.0で混合し、NMPを分散媒とする負極合剤層形成用材料を調製した。各負極合剤層形成用材料を銅箔基材に塗布し、乾燥させ、実施例1~19及び比較例1~8の負極(作用極)を得た。
得られた上記各負極を用いて、非水電解質蓄電素子であるセルを作製した。対極及び参照極には、金属リチウムを用いた。セパレータにはポリエチレン製の微多孔膜を用いた。非水電解質としては、エチレンカーボネート、エチルメチルカーボネート及びジメチルカーボネートを体積比が6:7:7となるように混合した溶媒に、LiPF6を1mol/dm3となるように溶解させたものを用いた。セパレータを介して、負極と対極(金属リチウム)とを対向させ、各集電端子が外部に露出するようにして、袋状に加工したアルミラミネート膜の内部に収納し、電解液を注入後、気密封止した。これにより各非水電解質蓄電素子(セル)を得た。
上記セルを用い、以下の条件にて充放電試験を行った。充電は定電流定電位(CCCV)充電とし、充電下限電位は0.4V(vs.Li/Li+)とした。充電終止条件は、充電下限電位に到達してから12時間を経過した時点とした。放電は定電流(CC)放電とし、放電終止電位は2.0V(vs.Li/Li+)とした。充電及び放電の定電流値は、負極が含有する負極活物質の質量に対して50mA/gとした。また、充電後に10分間の休止時間を設定した。この時の放電容量を各負極活物質の定格容量とし、定格容量を1時間の定電流放電で放電する電流値を1Cとした。上記充放電試験における放電容量、及び不可逆容量(充電容量と放電容量との差)を表1に示す。
実施例1~6、9~19及び比較例1~8のいずれかの負極活物質を用いたセルを用いて、0.4~2.0V(vs.Li/Li+)における充放電ヒステリシスを測定した。
2 電極体
3 電池容器
4 正極端子
4’ 正極リード
5 負極端子
5’ 負極リード
20 蓄電ユニット
30 蓄電装置
Claims (8)
- 炭素材料(但し、アズルミン酸から得られたもの、並びに、下記の条件(1)、(2)及び(3)の全てを満たすものを除く。
(1)上記炭素材料に含まれる炭素原子、窒素原子及び水素原子が、下記式(I)及び(II)で表される条件を満たすこと、
(N N /N C )>0.87×(N H /N C )-0.06 (I)
(N N /N C )>0.01 (II)
ここで、式中、N N 、N C 、N H はそれぞれ、上記窒素原子、上記炭素原子、上記水素原子の数を示す、
(2)CuKα線をX線源として得られるX線回折図において、回折角(2θ)が23.5~25.5°の位置にピークを有すること、
(3)波数1000~2000cm -1 のレーザーラマン分光分析によるスペクトル図において、1355~1385cm -1 の間にピークP1と、1550~1620cm -1 の間にピークP2とを有し、上記ピークP1と上記ピークP2との間にベースラインから最も低い高さLを有する最小点Mを有し、かつ、上記ピークP1のベースラインからの高さH1に対する上記高さLの比(L/H1)が0.70~0.95であること。)であり、
波長532nmで測定されるラマンスペクトルにおける1500cm-1以上1700cm-1以下の範囲での最大値IGに対する、1400cm-1以上1550cm-1以下の範囲での最小値IVの比(IV/IG)が0.6以上、
上記最大値IGに対する、1200cm-1以上1450cm-1以下の範囲での最大値IDの比(ID/IG)が0.90以上である非水電解質蓄電素子用の負極活物質。 - 上記最大値IDに対する、上記最小値IVの比(IV/ID)が0.85以下である請求項1の負極活物質。
- 0.4~2.0V(vs.Li/Li+)における充放電ヒステリシスが0.29V以下である請求項1又は請求項2の負極活物質。
- 上記比(IV/IG)が0.64以上である請求項1、請求項2又は請求項3の負極活物質。
- 上記比(ID/IG)が1.02以下である請求項1から請求項4のいずれか1項の負極活物質。
- 炭素材料をメカノケミカル処理することを備える、
波長532nmで測定される ラマンスペクトルにおける1500cm-1以上1700cm-1以下の範囲での最大値IGに対する、1400cm-1以上1550cm-1以下の範囲での最小値IVの比(IV/IG)が0.6以上、
上記最大値IGに対する、1200cm-1以上1450cm-1以下の範囲での最大値IDの比(ID/IG)が0.88以上である負極活物質の製造方法。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項の負極活物質を有する負極。
- 請求項7の負極を備える非水電解質蓄電素子。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018053471 | 2018-03-20 | ||
JP2018053471 | 2018-03-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019164972A JP2019164972A (ja) | 2019-09-26 |
JP7163629B2 true JP7163629B2 (ja) | 2022-11-01 |
Family
ID=68066257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018111623A Active JP7163629B2 (ja) | 2018-03-20 | 2018-06-12 | 負極活物質、その製造方法、負極及び非水電解質蓄電素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7163629B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004134244A (ja) | 2002-10-10 | 2004-04-30 | Jfe Chemical Corp | 黒鉛質粒子、リチウムイオン二次電池、そのための負極材料および負極 |
WO2004100293A1 (ja) | 2003-05-09 | 2004-11-18 | Sony Corporation | 負極活物質及びその製造方法、これを用いた非水電解質二次電池 |
WO2008123380A1 (ja) | 2007-03-28 | 2008-10-16 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | 電極、並びに、それを用いたリチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ及び燃料電池 |
JP2015527288A (ja) | 2012-07-13 | 2015-09-17 | コーニング インコーポレイテッド | 電気化学的高レート蓄電材料、方法および電極 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09283117A (ja) * | 1996-04-12 | 1997-10-31 | Toyota Motor Corp | リチウムイオン二次電池 |
-
2018
- 2018-06-12 JP JP2018111623A patent/JP7163629B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004134244A (ja) | 2002-10-10 | 2004-04-30 | Jfe Chemical Corp | 黒鉛質粒子、リチウムイオン二次電池、そのための負極材料および負極 |
WO2004100293A1 (ja) | 2003-05-09 | 2004-11-18 | Sony Corporation | 負極活物質及びその製造方法、これを用いた非水電解質二次電池 |
WO2008123380A1 (ja) | 2007-03-28 | 2008-10-16 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | 電極、並びに、それを用いたリチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ及び燃料電池 |
JP2015527288A (ja) | 2012-07-13 | 2015-09-17 | コーニング インコーポレイテッド | 電気化学的高レート蓄電材料、方法および電極 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019164972A (ja) | 2019-09-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8178238B2 (en) | Positive-electrode active material for lithium-ion secondary battery, positive electrode, manufacturing method thereof, and lithium-ion secondary battery | |
JP4855399B2 (ja) | リチウム2次電池用電極活性物質 | |
KR102124052B1 (ko) | 양극 활물질, 그 제조방법 및 이를 포함한 양극을 구비한 리튬 전지 | |
US10276862B2 (en) | Composite cathode active material, method of preparing the composite cathode active material, and cathode and lithium battery each including the composite cathode active material | |
CN111095626B (zh) | 锂二次电池用负极活性材料及其制备方法 | |
KR20170030518A (ko) | 리튬 배터리용 캐소드 | |
DE102020129418A1 (de) | Verfahren zur herstellung von vorlithiierten elektroaktiven materialien aus einer siliciumlegierung | |
US10164255B2 (en) | Silicon material and negative electrode of secondary battery | |
EP3780234B1 (en) | Nonaqueous electrolyte secondary battery | |
US11387442B2 (en) | Negative electrode for lithium ion secondary battery and lithium ion secondary battery comprising the same | |
US11031600B2 (en) | Lithium ion secondary battery including aluminum silicate | |
WO2019163476A1 (ja) | 正極活物質、正極、非水電解質蓄電素子、正極活物質の製造方法、正極の製造方法、及び非水電解質蓄電素子の製造方法 | |
EP4044279B1 (en) | Anode active material, method for preparing anode active material, anode comprising same, and lithium secondary battery | |
JP6812966B2 (ja) | リチウムイオン二次電池用負極および二次電池 | |
JP2018137133A (ja) | 非水電解質蓄電素子用の負極、非水電解質蓄電素子及び非水電解質蓄電素子用の負極の製造方法 | |
JP7163629B2 (ja) | 負極活物質、その製造方法、負極及び非水電解質蓄電素子 | |
JP7276310B2 (ja) | 正極活物質、正極、非水電解質蓄電素子、正極活物質の製造方法、及び非水電解質蓄電素子の製造方法 | |
JP2021157936A (ja) | 負極活物質、負極及び二次電池 | |
US10217990B2 (en) | Silicon material and negative electrode of secondary battery | |
KR20190025501A (ko) | 양극 활물질의 제조방법 및 이를 이용한 양극 활물질 및 리튬 이차전지 | |
JP6922373B2 (ja) | 非水電解質蓄電素子用負極活物質、非水電解質蓄電素子用負極、及び非水電解質蓄電素子 | |
WO2023149363A1 (ja) | 正極複合活物質及び正極複合活物質の製造方法 | |
US20240038996A1 (en) | Cellulose-based fiber-type dispersant for hybrid capacitive electrodes and methods of making the same | |
WO2019124123A1 (ja) | 活物質と導電性炭素材料からなる複合体を含むリチウムイオン二次電池用電極の製造方法 | |
JP2016072031A (ja) | 蓄電素子用正極とそれを用いた蓄電素子及び蓄電装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211214 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220114 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220517 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220719 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20220719 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20220727 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20220802 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220920 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221003 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7163629 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |