JP7163203B2 - 中空ペダル部材 - Google Patents

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Description

本発明は、中空ペダル部材に関する。特に、自動車等車両に適用される足踏み式ブレーキペダル装置に用いられる中空ペダル部材に関する。
自動車等車両には、車両を停止されるためにブレーキ装置が備えられる。ブレーキ装置は各種あるが、その一つとして足の踏み込みにより操作される足踏み式ブレーキ装置がある。足踏み式ブレーキ装置は自動車等車両の運転席の前部に配設される車体の支持ブラケットに取付けられて装備される。
足踏み式ブレーキ装置は、長尺形状のペダルアームと、ぺダルアームの一端側に取付けられ操作者の足で操作するペダル踏面と、ペダルアームを支持ブラケットに回動可能に支持するためにぺダルアームの他端側に配設されるボスとを備える。ボスは、支持ブラケットに取付けられる軸部材に嵌合して配設される円筒形状とされており、ペダルアームに対して固定状態に取付けられる。
ところで、ペダルアームは長尺形状であることから、中実の鋼鉄部材で形成すると重量がかさむ。このため鋼板で中空形状に形成して軽量化を図る提案がされている(下記特許文献1参照)。この場合、ペダルアームの他端側に固定的に取付けられる円筒形状のボスも鋼鉄製とされて、アーク溶接により固定して取付けられる。
図20は、ペダルアーム116の他端側がボス120を介して支持ブラケット112に取付けられる構成の断面図を示す。ペダルアーム116は分割形成された2枚の鋼板製の部材116R、116Lがプラズマ溶接PWにより接合されて中空形状Cに形成されている。図20に示すペダルアーム116の他端側は、当該図で見て上方が開放形態Kとされた中空形状Cとされている。
ボス120は円筒形状に形成されており、図20で見て左右に配設された支持ブラケット112に橋渡しした状態で取付けられるボルト軸122に嵌合して取付けられる。ボス120はボルト軸122に回動自在に取付けられている。そのため、ボス120とボルト軸122との間には、円筒パイプ124とブッシュ150が介挿されている。
ボス120とペダルアーム116の一体化は、円筒形状の外形面に、中空形状に配設されたペダルアーム116の2枚の鋼板製の部材116R、116Lが嵌合して配置されており、当該嵌合部位個所がアーク溶接AWにより固定されて一体化されている。これによりペダルアーム116はボス120と一体化されて、ボルト軸122に対して回動自在とされて支持ブラケット112に取付けられている。
特開2009-251689号公報 特開2000-344064号公報
ところで、足踏み式ブレーキ装置においては、一層の軽量化が課題とされている。そのため、中空形状のペダルアームを形成する鋼板の厚みを薄くして軽量化を図ることが考えられる。
しかし。上述した鋼鉄製のボスと鋼板製のペダルアームとを一体化する場合、従来は両者をアーク溶接により一体化する方法をとっている。このため鋼板製のペダルアームの鋼板の厚みを薄くして溶接すると、アーク溶接時に鋼板の溶けおちが発生するという問題がある。すなわち、アーク溶接により一体化する方法をとるときには、溶接熱による板厚の制約があり、鋼板を薄くすることには限度がある。
而して、本発明は上述した問題を解決するために創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、ペダルアームと円筒形状のボスとを溶接によらずして一体化を図ることにより、鋼板で形成される中空形状のペダルアームの一層の薄肉化を可能とすることにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る中空ペダル部材は、次の手段をとる。
本発明の第1の発明は、鋼板で中空に形成された長尺形状のペダルアームと、前記ペダルアームの一端側に備えられるペダル踏面と、前記ペダルアームの他端側において支持ブラケットに回動可能に支持するために配設される円筒形状のボスとを備える中空ペダル部材であって、前記ペダルアームにおける他端側の前記ボスが配設される中空部位個所を形成する一対の対向側面は平行面に形成されており、該対向側面間に円筒形状のボスが軸方向に2分割形成されて配設されており、2分割されたボスの第1部材と第2部材は両部材の相対回動により離間方向に移動する軸方向移動手段を備えており、該軸方向移動手段による両部材の離間方向への移動により前記ボスが前記ペダルアームと一体的に固定配置される中空ペダル部材である。
本発明の第2の発明は、上述した第1の発明の中空ペダル部材であって、前記ボスが配設される前記ペダルアームの対向側面には、前記2分割形成されたボスの第1部材と第2部材を前記中空の空間部に挿入することのできる挿入孔が形成されており、他方、前記ボスの第1部材と第2部材には該両部材が挿入された後に該両部材の相対回動に伴い前記対向側面に対する相対位置関係も変動して前記対向側面に係合し抜け止めを図ることのできる抜け止め部が形成されており、前記挿入孔は該抜け止め部も挿入できる形状として形成されている中空ペダル部材である。
本発明の第3の発明は、上述した第1の発明又は第2の発明に記載の中空ペダル部材であって、前記軸方向移動手段は、前記2分割されたボスの第1部材と第2部材間に形成された当該両部材を軸方向に偏位させることのできるカム面形状である中空ペダル部材である。
本発明の第4の発明は、上述した第3の発明に記載の中空ペダル部材であって、前記カム面形状には、前記第1部材と第2部材の所定の相対回動位置で凹凸係合による位置決め手段が形成されている中空ペダル部材である。
本発明の第5の発明は、上述した第1の発明~第4の発明のいずれかの発明の中空ペダル部材であって、前記2分割されたボスの第1部材と第2部材の軸心には、円筒パイプが貫通して配設されている中空ペダル部材である。
本発明の第6の発明は、上述した第1の発明~第5の発明のいずれかの発明の中空ペダル部材であって、前記ボスを形成する第1部材と第2部材における前記ペダルアームから外部にはみ出した端部にはナット形状が形成されている中空ペダル部材である。
本発明の第7の発明は、上述した第1の発明~第6の発明のいずれかの発明の中空ペダル部材であって、前記ボスを形成する第1部材と第2部材は、共に樹脂で形成されている中空ペダル部材である。
上述した手段の本発明によれば、ペダルアームと円筒形状のボスとを溶接によらずして一体化を図ることにより、鋼板で形成される中空形状のペダルアームの一層の薄肉化を可能とすることができる。
足踏み式ブレーキ装置の全体構成図である。 中空ペダル部材の上方部位個所を摘出して示す斜視図である。 図1のIII―III線矢視断面図である。 2分割されたボスの第1部材と第2部材を組み合わせた状態を示す斜視図である。 ボスを形成する一方の部材の単品を示す正面図である。 同部材をナット形状側から見た斜視図である。 同部材をナット形状側から見た側面図である。 同部材をカム面形状側から見た斜視図である。 同部材をカム面形状側から見た側面図である。 カム面形状による作動の原理図を示し、ボスの第1部材と第2部材を組合せ配置した当初状態を示す図である。 図10の状態からボスの第1部材と第2部材を相対回動させて離間移動させ両部材をペダルアームの対向面間に固定させた状態を示す図である。 カム面形状の詳細構成を示し、相対回動前の当初状態を示す図である。 同じく、カム面形状の詳細構成を示し、相対回動中途状態を示す図である。 同じく、カム面形状の詳細構成を示し、相対回動後の位置決めされた状態を示す図である。 2分割されたボスを挿入孔からペダルアームの中空の空間部に挿入する状態を示す斜視図である。 ボスが挿入孔から挿入される状態を示す側面図である。 挿入孔に挿入されたボスを抜け止めのために回動させた状態を示す側面図である。 図3に対応して図示したブッシュを有するボス配設箇所の第2実施形態を示す断面図である。 図16及び図17に対応して図示したボスの抜け止め部の第2実施形態を示す図である。 図3に対応した従来のボス配設箇所の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態は、自動車等車両の運転席前部に装備される足踏み式ブレーキ装置における中空ペダル部材である。なお、各図における上下、前後、左右等の方向表示は、自動車等車両の進行方向で見た場合の表示である。但し、個別に特に示した表示は、当該表示による。また、当該構成部品が左右に存在する場合に、左右の部品を個別に指称する場合は、当該部品を示す符号の後尾に、左側の部品にはLを付し、右側の部品にはRを付して示す。
<足踏み式ブレーキ装置10について>
図1は足踏み式ブレーキ装置10の全体構成を示す。図2は図1における中空ペダル部材14の上方部個所を拡大して示す。図3は図1におけるIII―III線矢視断面を示す。足踏み式ブレーキ装置10は自動車の運転席の前部の下部に装備される。足踏み式ブレーキ装置10は運転席の前部における車体に一体的に配置される支持ブラケット12に中空ペダル部材14が回動可能に取り付けられて配置される。図1に示すように、支持ブラケット12は右側支持ブラケット12Rと左側支持ブラケット12Lとから構成されている。両支持ブラケット12R、12Lは左右に離間して配設された状態で、運転席前部の車体に一体的に取り付けられている。中空ペダル部材14は右側支持ブラケット12Rと左側支持ブラケット12Lとの間に配置される。
<中空ペダル部材14について>
中空ペダル部材14は、長尺形状のペダルアーム16と、ペダルアーム16の一端側に備えられるペダル踏面18と、ペダルアーム16の他端側に配設されるボス20(図2、図3参照)とから構成される。長尺形状のペダルアーム16は図1に示されるように上下方向に配設されており、上方側より下方側がやや右側に偏位した傾斜した状態として配設されている。ペダル踏面18は長尺形状のペダルアーム16の下端に一体的に取り付けられており、運転者が足で踏み込み操作ができる位置に配置されている。ペダル踏面18は操作が容易にできる形状とされており、本実施形態ではその踏み込み板は横長の長方形状とされている。図3に示されるボス20は、図1及び図2に示す長尺形状のペダルアーム16の上端側に一体的に固定されて配置される。
なお、足踏み式ブレーキ装置10におけるペダル踏面18による踏み込み操作は、ペダルアーム16の回動により、図2に示すペダルアーム16の中途に形成されたブースタ連結係合孔48に係合されたリンク機構(不図示)を通じてブレーキブースタ(不図示)に伝えられる。そして、ブレーキ作動油圧シリンダを作動させてブレーキ作動をなすようになっている。
ペダルアーム16は、図3に断面形状が示されるように、2枚のL字形状の部材16R、16Lが突き合わされて両部材16R,16Lの間に空間Sが形成される形態として形成されている。2枚の部材16R,16Lの突き合わせフランジ部16Rf,16Lfはプラズマ溶接PWされて一体化されている。なお、ペダルアーム16の2枚の部材16R,16Lの一体化は図2で見て下方側すなわち運転者側で行われている。したがって、図2で見て上方側の反運転者側は開放形態Kとなっている。これにより、本実施形態においては鋼板で形成されるペダルアーム16の中空形状Cを形成している。
なお、ペダルアーム16の中空形状Cは、後述するカム面形状32の作用原理を説明する図10及び図11に模式図で示すように、ハット型断面形状の2枚の部材16R、16Lを突き合わせて構成してもよい。また、ハット型断面におけるフランジ部16Rf、16Lfのない断面コの字形の2枚の部材を突き合わせて構成してもよい。
ペダルアーム16の上端は図3に示すように右側支持ブラケット12Rと左側支持ブラケット12Lとの間を橋渡しした状態で配設されるボルト軸22により支持ブラケット12に対して回動可能に取り付けられる。ボルト軸22には円筒パイプ24が嵌合して配設されており、この円筒パイプ24の長さにより右側支持ブラケット12Rと左側支持ブラケット12Lとの間隔が定められる。この両支持ブラケット12R,12Lの配置間隔はボルト軸22とナット26の締め付け固定により規制される。
<ボス20について>
上述のボルト軸22及び円筒パイプ24に対して円筒形状のボス20が回動可能に嵌合して配設される。円筒形状のボス20は軸方向に2分割形成されて配設され、ペダルアーム16に固定されて配設される。図3で見て右側のボス20を第1部材20Rとし、左側のボス20を第2部材20Lとする。なお、ボス20が配設されるペダルアーム16の中空部位個所を形成する対向側面16Rt、16Lt間は平行面に形成されており、この間にボス20の主体部(後述する突起部36が形成される部位)が位置して固定される。
図4~図9は2分割形成されるボス20を示す。図4は2分割された第1部材20Rと第2部材20Lを組み合わせた状態の斜視図を示す。図5~図9はボス20を形成する一方の部材の単品図を示し、図5は正面図、図6はナット形状側から見た斜視図、図7は同側面図、図8はカム形状側から見た斜視図、図9は同側面図を示す。図4に示すようにボス20の2分割された第1部材20Rと第2部材20Lは概略円筒形状に形成されており、2個の円筒形状の部材20R,20Lのそれぞれの一端面が面合わせされて、軸方向に組み合わせた状態で配設される。なお、本実施形態ではボス20は樹脂で形成されており、軽量化が図られると共に、成形の容易化が図られている。
ボス20の単品には、図6及び図7に良く示されるように他端側の面にはナット形状28が形成されており、図8及び図9に良く示されるように一端側の面にはカム面形状32に形成されている。このカム面形状32は本発明の軸方向移動手段30に相当し、図4に示すように2分割形成された第1部材20Rと第2部材20Lとが組み合わせた状態において、両部材20R,20Lの相対回動により両部材20R,20Lを離間方向に移動させる機能をなす。なお、ボス20の外周面には径方向外方に突出する突起部36が形成されている。この突起部36は本発明の抜け止め部34に相当し、前述したペダルアーム16の空間Sに挿入された第1部材20Rと第2部材20Lの抜け止めを図る機能を果たす。これらの機能の詳細を以下に説明する。
<カム面形状32による軸方向移動手段30について>
先ず、軸方向移動手段30としてのボス20の一端側の面に形成されるカム面形状32の機能について説明する。図10及び図11はカム面形状32による作動の原理図を示し、図10は第1部材20Rと第2部材20Lを組合せ配置した当初状態を示し、図11は両部材20R、20Lをペダルアーム16の対向側面16Rt、16Lt間に固定させるために相対回動させた状態を示す。図10に示すように第1部材20Rと第2部材20Lに形成されるカム面形状32R、32Lは周方向に傾斜した段差形状とされており、両部材20R、20Lの傾斜形状は面合わせできる配置形態として形成されている。すなわち、両部材20R、20Lのカム面形状32R、32Lは逆周方向に同じ傾斜面形状とされている。これにより、両部材20R、20Lを相対回動させると、図10の状態から図11の状態となり、互いのカム面形状32R、32Lが乗り上げた状態となり、両部材20R、20Lは軸方向に離間移動する。すなわち、軸方向に偏位する。
上記した第1部材20Rと第2部材20Lの離間移動によれば、当該両部材20R,20Lが配設されるペダルアーム16の対向側面16Rt、16Lt間における空間S内における配設関係は次のようになる。すなわち、図10に示すようにペダルアーム16の対向側面16Rt、16Lt間の空間幅をAとし、組み合わされて配設された第1部材20Rと第2部材20Lとのボス組合せ幅の当初状態をB1とすると、図10の状態ではA>B1である。すなわち、ペダルアーム16の対向側面16Rt、16Lt間とボス組合せ幅Bとの間には隙間があり、ボス20はペダルアーム16の対向側面16Rt、16Lt間における空間内を相対回動可能状態にある。
図10の状態から第1部材20Rと第2部材20Lとを、互いのカム面形状32R、32Lが乗り上げる方向(図10の矢印方向)に相対回動させると図11に示す互いのカム面形状32R、32Lが乗り上げた状態となる。図11に示す互いのカム面形状が乗り上げた状態におけるボス組合せ幅をB2とすると、図11の状態ではA<B2となる。これにより、当該状態では第1部材20Rと第2部材20Lにおけるカム面形状32R、32Lが形成される側と反対面側のナット形状28が形成される他端側面33R、33Lはペダルアーム16の対向側面16Rt、16Ltに圧着状態となり、固定される。
<凹凸係合による位置決め手段38について>
図12~図14はカム面形状32の詳細構成を示す。この詳細構成は第1部材20Rと第2部材20Lが相対回動した際に凹凸係合により位置決めがされる位置決め手段38が設けられた構成である、図12は相対回動前の当初状態、図13は相対回動中途状態、図14は相対回動後の位置決めされた状態を示す。本実施形態においては、位置決め手段38は、これらの図において前述したカム面形状32における傾斜面で形成された山形状部位の頂上部が凸部形状44とされており、凸部形状44に隣接して凹部形状46が形成されている。
第1部材20Rと第2部材20Lのカム面形状32R、32Lが相対移動することにより、カム面形状32R、32Lは図12の状態から図13の状態を経由して、図14に示す状態となる。図14の状態となると、カム面形状32を形成する凸部形状44が相対する凹部形状46に係合して、位置決めされる。これにより、第1部材20Rと20Lの相対移動した際の位置決めが、節度感をもってなされる。
なお、凹部形状46の深さは、凸部形状44を形成するカム面形状32の傾斜面高さより低い形状とされている。これにより凸部形状44が凹部形状46に係合した際には、両者44,46の高さ相違分だけ、第1部材20Rと第2部材20Lは軸方向に離間移動する。図14にその離間移動量がYとして示されている。
また、図14に良く示されるように、本実施形態では、凹部形状46を形成する段差は垂直段差形状として形成されている。これに伴い対面する凸部形状44を形成する頂上部の一端も垂直段差形状で形成される。これにより、相対移動した際には、垂直段差形状と垂直段差形状との係合となり、「コトン」という係合音がでる。これにより作業者は位置決め位置で、位置決めされたことを確実に把握することができる。また、当該凸部形状44と凹部形状46の係合によれば、逆方向の回り止めもされるようになっている。
<抜け止め部34(突起部36)について>
次に、ペダルアーム16の対向側面16Rt、16Ltの空間Sに挿入されるボス20の抜け止めを図る構成について説明する。そのための構成として、前述したようにボス20を形成する第1部材20Rと第2部材20Lの外周部には、それぞれ突起部36が形成されている。突起部36は図4~図9の各図に示されるように外周上の3箇所に等間隔に配置されて形成されている。なお、突起部36は軸方向に延在する形状として形成されている。この突起部36を形成したボス20は、本実施形態ではペダルアーム16の中空の空間Sを形成する2枚の部材16R,16Lの外側から中空の空間S内に挿入される方式となっている。
そのため、図15に示すように、ペダルアーム16の中空の空間Sを形成する2枚の部材16R,16Lには、ボス20の第1部材20Rと第2部材20Lを挿入することのできる挿入孔40R,40Lがそれぞれ設けられている。そのため、図16及び図17に良く示されるように挿入孔40にはボス20の第1部材20Rと第2部材20Lに形成された突起部36に対応した切欠き突起部形状42が等間隔に3箇所形成されている。これにより、ボス20の第1部材20Rと第2部材20Lは切欠き突起部形状42が形成された挿入孔40を通じてペダルアーム16の2枚の部材16R,16Lにより形成される中空の空間S内に挿入される。
突起部36が挿入孔40の切欠き突起部形状42を通過すると第1部材20Rと第2部材20Lは相対回動可能とされて、前述した図10~図11及び図12~図14に示すように相対回動する。この両部材20R,20Lの相対回動に伴い、ボス20の突起部36と挿入孔40の切欠き突起部形状42との位置関係は図17に示す状態となり、ボス20の突起部20の端面がペダルアーム16の対向側面16Rf、16Lfに係合する位置状態となる。これにより、ボス20の第1部材20Rと第2部材20Lは中空の空間S内から抜け出ることができない位置関係となる。これにより、挿入された両部材20R,20Lの中空の空間S内からの抜け止めが図られる。なお、第1部材20Rと第2部材20Lの相対回動は、両部材20R、20Lの他端側に形成されているナット形状28にスパナを係合させて行う。これにより両部材20R,20Lを容易に相対回動することができると共に、両部材20R,20Lをペダルアーム16の対向側面16Rt、16Lt間に確実に圧着して固定することができる。
ボス20の外周面には径方向外方に突出する突起部36が形成されている。この突起部36は本発明の抜け止め部34に相当し、前述したペダルアーム16の空間Sに挿入された第1部材20Rと第2部材20Lの抜け止めを図る機能を果たす。
<ボス20の組付け方法>
次に、ペダルアーム16の空間S内へボス20を挿入して固定する方法について説明する。先ず、図15に示すように、ペダルアーム16に形成した挿入孔40の切欠き突起部形状42と、ボス20に形成される突起部36とを位置合わせして、挿入する。その状態が図16に示される状態である。なお、図15に示すように、2個に分割されたボス20の第1部材20Rと第2部材20Lは他端側のカム面形状32が向かい合わされた状態として配置されて、反対方向から挿入される。
図4の状態はペダルアーム16の空間S内にボス20が挿入されて、第1部材20Rと第2部材20Lのカム面形状32が密着した状態を示す。この状態が図10及び図12に示す状態である。
上記状態からボス20の第1部材20Rと第2部材20Lとを相対回動させる。相対回動はそれぞれの部材20R,20Lに形成されたナット形状28にスパナを係合させて行う。これによりボス20の第1部材20Rと第2部材20Lは互いのカム面形状32により離間方向に軸方向移動する。この状態が図10から図11に示す状態、及び図12から図14に示す状態である。そして、相対回動をした状態の図11及び図14の状態では、ボス20の他端面側、図14の場合は正確にはボス20に形成された突起部36の他端面がペダルアーム16により形成される空間Sの内面すなわち対向側面16Rt、16Ltに圧着して、ボス20はペダルアーム16に固定される。この状態が図3に示す状態である。したがって、図3に示す状態では、ペダルアーム16とボス20とは一体となって、支持ブラケット12に対して回動可能とされる。なお、ペダルアーム16の支持ブラケット12に対する回動は、支持ブラケット12に固定されたボルト軸22を中心とした回動により行われる。
<本実施形態の作用効果>
上述した本実施形態においては、ボス20とペダルアーム16の一体化固定が、従来のように溶接によらずして固定される。溶接により一体化固定する場合には溶けおちによりペダルアーム16を形成する鋼板の厚みを薄く形成するには、溶接上の観点からの一定の限度があった。しかし、本実施形態では溶接によらずして固定されるので、ペダルアーム16を形成する鋼板の厚みを強度が許容される範囲において、薄肉化を図ることができて、ペダルアーム16の軽量化を図ることができる。
併せて、ボス20を樹脂で形成することにより、中空ペダル部材14の一層の軽量化を図ることができる。
<ボス20をボルト軸22に配設する構成の第2実施形態>
図18は図3に対応する状態の第2実施形態を示す。この第2実施形態は、ボルト軸22に嵌合して配置される円筒パイプ24と、ボス20との間にブッシュ50を配設したものである。ブッシュ50はボス20の第1部材20Rと第2部材20Lにおけるナット形状28側の内周に配設されており、左右の支持ブラケット12R,12Lに面する側の端面がフランジ部に形成されている。これにより、ボス20の円筒パイプ24に対する回動摺動がよりスムースに行われる。
<抜け止め部34の第2実施形態>
図19は抜け止め部34の第2実施形態を示し、図16及び図17に対応して図示したものである。前述した実施形態の抜け止め部34の構成はボスの第1部材20Rと第2部材20Lの外周面に3個の突起部36を設けた構成であったが、第2実施形態ではこれを楕円形状52としたものである。この第2実施形態では、楕円形状52に対応してペダルアーム16に形成される挿入孔54も対応する楕円形状とされている。これにより、楕円形状の挿入孔52を通じてボス20をペダルアーム16の空間S内に挿入して、ボスを相対回動させることによりボス20の楕円形状52に対する位置関係は仮想線で示す状態となり、ボス20の抜け止めを図ることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の特定の実施形態について説明したが、本発明は、その他各種の形態でも実施できる。
例えば、上記実施形態は自動車等車両に適用される足踏み式ブレーキ装置10に用いられる中空ペダル部材14の場合であったが、本発明はペダルアーム16が中空で形成され、その中空部に円筒状のボス20が配置される構成には、その他の用途にも広く適用できるものである。
また、上記実施形態では、ペダルアーム16の対向側面16Rt、16Ltにはボス20の挿入孔40を設けた。しかし、中空の空間を形成する開放形態Kからボス20を装備する場合には、必ずしも挿入孔40は必要としない。
また、上記実施形態では、ボス20の第1部材20Rと第2部材20Lには突起部36の抜け止め部34を設けた。しかし、ペダルアーム16の対向側面16Rt、16Ltにボス20の挿入孔40を設けない場合には、かかる抜け止め部34は必要としない。
また、上記実施形態では、抜け止め部34としての突起部36は、ボス20の外周に3個設けた。しかし、突起部36の個数は何個であってもよい。なお、複数の場合には等間隔に配置するのが好ましい。
また、上記実施形態における軸方向移動手段30は、ボス20の第1部材20Rと第2部材20L間に形成されたカム面形状32である。しかし、第1部材20Rと第2部材20Lの相対回動により当該両部材20R、20Lが軸方向に離間移動できる機構であればよい。
また、上記実施形態においては、ボス20の第1部材20Rと第2部材20Lとの相対回動時における位置決め手段38は凹凸係合であったが、その他の手段によって位置決めしてもよい。例えば、また、第1部材20Rと第2部材20Lの相対回動による固定圧力により位置決めするものであってもよい。
また、上記実施形態では、ボス20の軸心には円筒パイプ24を配設したが、配設しない構成であってもよい。しかし、ボス20の回動をスムースに行う観点からは配設するのが好ましい。
また、上記実施形態では、ボス20の第1部材20Rと第2部材20Lを回動操作させるための構成として、スパナ等の工具が使用できるナット形状28とした。しかし、他の工具により回動操作できる構成であってもよい。例えば、ドライバー等の工具より回動できる形状であてもよい。
また、上記実施形態では、ボス20の第1部材20Rと第2部材20Lは共に樹脂で形成したが、その他の材質、例えば鉄系の材質であってもよい。但し、本実施形態のように軽量化を図れる材質であるのが望ましい。
<「課題を解決するための手段」に記載した各発明の作用効果>
なお、最後に上述の「課題を解決するための手段」における各発明に対応する上記実施形態の作用効果を付記しておく。
先ず、第1の発明によれば、長尺形状のペダルアームは鋼板の中空形状であるので、中実形状のペダルアームに比べ軽量化を図ることができる。更に、ボスとペダルアームの一体化を溶接によらずして行うので、従来のように鋼板の溶けおちを生じることがなく、ペダルアームを形成する鋼板の薄肉化を図ることができて、一層の軽量化を図ることができる。
特に、第1の発明によれば、溶接によらずしてボスとペダルアームの一体化を行うのが、中空形状に形成されたペダルアームの対向側面間に配置される2分割された円筒形状の第1部材と第2部材に備えられた軸方向移動手段により行われる。詳細には、軸方向移動手段が第1部材と第2部材の相対回動により第1部材と第2部材を離間方向に移動させる機構により、ボスをペダルアームの対向側面間に圧着して固定する。これにより、第1部材と第2部材を相対回動させるという簡単な操作により、ボスをペダルアームに固定することができる。
次に、第2の発明によれば、ボスを形成する第1部材と第2部材は、ペダルアームに形成された挿入孔を通じてペダルアームの外側から中空の空間内部に挿入される。これによりボスのペダルアーム内への装備を容易に行うことができる。
また、第2の発明によれば、ボスの第1部材と第2部材には該両部材が挿入孔を通じて挿入された後に該両部材の相対回動に伴いペダルアームの対向側面に対する相対位置関係も変動して該対向側面に係合し抜け止めを図ることのできる抜け止め部が形成されている。そして、挿入孔は抜け止め部が相通できる形状とされている。これにより、第1部材と第2部材の挿入後の相対回転により、第1部材と第2部材のペダルアームへの挿入後の抜け止めを確実に図ることができる。
次に、第3の発明によれば、軸方向移動手段はボスの第1部材と第2部材間に形成されるカム面形状により構成される。これにより、第1部材と第2部材の少なくとも一方を回転させることにより両部材を軸方向の離間方向に偏位させた状態とすることができる。
次に、第4の発明によれば、ボスの第1部材と第2部材の所定の相対回動位置で凹凸係合による位置決め手段が、カム面形状に形成されている。これにより、第1部材と第2部材の所定の相対回動位置での位置決めを行うことができる。
次に、第5の発明によれば、2分割されたボスの第1部材と第2部材の軸心には、円筒パイプが貫通して配設される。これにより、円筒パイプをガイド部材としてボスの第1部材と第2部材を容易に配置することができる。
次に、第6の発明によれば、ボスを形成する第1部材と第2部材におけるペダルアームから外部にはみ出した端部にはナット形状が形成されている。これにより、スパナ等の工具により、第1部材と第2部材を容易に回動操作することができる。
次に、第7の発明によれば、ボスを形成する第1部材と第2部材は、共に樹脂で形成される。これにより、ボスの軽量化も図ることができる。
10 足踏み式ブレーキ装置
12 支持ブラケット
12R 右側支持ブラケット
12L 左側支持ブラケット
14 中空ペダル部材
16 ペダルアーム
18 ペダル踏面
20 ボス
20R 第1部材
20L 第2部材
22 ボルト軸
24 円筒パイプ
26 ナット
28 ナット形状
30 軸方向移動手段
32 カム面形状
33R、33L 他端側面
34 抜け止め部
36 突起部
38 位置決め手段
40 挿入孔
42 切欠き突起部形状
44 凸部形状
46 凹部形状
48 ブースタ連結係合孔
50 ブッシュ
52 楕円形状
54 挿入孔
C 中空形状
K 開放形態
S 空間
PW プラズマ溶接

Claims (7)

  1. 鋼板で中空に形成された長尺形状のペダルアームと、前記ペダルアームの一端側に備えられるペダル踏面と、前記ペダルアームの他端側において支持ブラケットに回動可能に支持するために配設される円筒形状のボスとを備える中空ペダル部材であって、
    前記ペダルアームにおける他端側の前記ボスが配設される中空部位個所を形成する一対の対向側面は平行面に形成されており、該対向側面間に円筒形状のボスが軸方向に2分割形成されて配設されており、2分割されたボスの第1部材と第2部材は両部材の相対回動により離間方向に移動する軸方向移動手段を備えており、該軸方向移動手段による両部材の離間方向への移動により前記ボスがペダルアームと一体的に固定配置される中空ペダル部材。
  2. 請求項1に記載の中空ペダル部材であって、
    前記ボスが配設される前記ペダルアームの対向側面には、前記2分割形成されたボスの第1部材と第2部材を前記中空の空間部に挿入することのできる挿入孔が形成されており、他方、前記ボスの第1部材と第2部材には該両部材が挿入された後に該両部材の相対回動に伴い前記対向側面に対する相対位置関係も変動して前記対向側面に係合し抜け止めを図ることのできる抜け止め部が形成されており、前記挿入孔には該抜け止め部も挿入できる形状として形成されている中空ペダル部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の中空ペダル部材であって、
    前記軸方向移動手段は、前記2分割されたボスの第1部材と第2部材間に形成された当該両部材を軸方向に偏位させることのできるカム面形状である中空ペダル部材。
  4. 請求項3に記載の中空ペダル部材であって、
    前記カム面形状には、前記第1部材と第2部材の所定の相対回動位置で凹凸係合による位置決め手段が形成されている中空ペダル部材。
  5. 請求項1~請求項4のいずれかの請求項に記載の中空ペダル部材であって、
    前記2分割されたボスの第1部材と第2部材の軸心には、円筒パイプが貫通して配設されている中空ペダル部材。
  6. 請求項1~請求項5のいずれかの請求項に記載の中空ペダル部材であって、
    前記ボスを形成する第1部材と第2部材における前記ペダルアームから外部にはみ出した端部にはナット形状が形成されている中空ペダル部材。
  7. 請求項1~請求項6のいずれかの請求項に記載の中空ペダル部材であって、
    前記ボスを形成する第1部材と第2部材は、共に樹脂で形成されている中空ペダル部材。
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