JP7163006B2 - 無機粒子複合繊維の製造方法 - Google Patents
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本発明の一態様に係る無機粒子複合繊維の製造方法は、極性の化学繊維を湿式又は乾式で叩解する叩解工程と、前記叩解工程後の前記化学繊維を含むスラリー中で無機粒子を合成する、前記化学繊維と前記無機粒子との複合繊維を生成する複合繊維生成工程と、を含む。上記構成とすることにより、定着剤を添加しなくとも、無機粒子と極性の化学繊維(以下、「極性化学繊維」と称する。)との無機粒子複合繊維を生成することができる。従って、本発明の一態様に係る無機粒子複合繊維の製造方法によれば、極性化学繊維に無機粒子の機能(例えば、難燃性、消臭・抗菌、放射線遮蔽性等)を効果的に付与することができる。
叩解工程では、極性化学繊維を湿式又は乾式で叩解する。極性化学繊維についての詳細は後述する。叩解工程では、パルプ繊維に対して通常行われる叩解と同等の処理を、極性化学繊維に対して行えばよい。極性化学繊維の叩解方法としては、例えば、公知の叩解機を用いて極性化学繊維を機械的(力学的)に処理することが挙げられる。叩解機としては、パルプ繊維を叩解する場合に通常使用される叩解機を、極性化学繊維を叩解する場合にも使用することができ、例えば、ナイアガラビーター、PFIミル、ディスクリファイナー、コニカルリファイナー、ボールミル、石臼型ミル、サンドグラインダーミル、インパクトミル、高圧ホモジナイザー、低圧ホモジナイザー、ダイノーミル、超音波ミル、カンダグラインダ、アトライタ、振動ミル、カッターミル、ジェットミル、離解機、家庭用ジューサーミキサー、乳鉢である。中でも、ナイアガラビーターやディスクリファイナー、コニカルリファイナーを好適に用いることができる。
ΔCSF(mL)=(叩解工程前の極性化学繊維のCSF)-(叩解工程後の極性化学繊維のCSF)・・・(1)
好ましい一態様において、前記叩解工程では、ΔCSFが、好ましくは5mL以上、より好ましくは10mL以上、さらに好ましくは15mL以上となるように、極性化学繊維を叩解することが好ましい。ΔCSFが5mL以上となるように、極性化学繊維を叩解することによって、極性化学繊維の形状を変化させることができる。また、極性化学繊維を叩解することによって、形状の変化のみならず、表面積を増加させることができる場合もある。
複合繊維生成工程は、極性化学繊維と無機粒子との複合繊維を生成する工程である。複合繊維生成工程では、前記叩解工程後の極性化学繊維を含むスラリー中で無機粒子を合成することによって、無機粒子複合繊維を生成する。好ましい一態様において、複合繊維生成工程では、前記叩解工程後にカナダ標準濾水度が10mL以上、760mL以下となった極性化学繊維を使用して、複合繊維を生成する。
複合繊維生成工程において合成される無機粒子(つまり、極性化学繊維に複合化される無機粒子)の種類は、目的に応じて適宜選択することができる。複合繊維生成工程において無機粒子の合成を水系で行う場合があり、また、複合繊維を水系で使用することもあるため、無機粒子が水に不溶性又は難溶性であることが好ましい。
無機粒子の合成法は特に限定されず、公知の方法により合成することができる。また、無機粒子の合成法は、気液法及び液液法のいずれでもよい。気液法の一例としては炭酸ガス法があり、例えば、水酸化マグネシウムと炭酸ガスを反応させることで、炭酸マグネシウムを合成することができる。また、水酸化カルシウムと炭酸ガスとを反応させる炭酸ガス法により、炭酸カルシウムを合成することができる。例えば、炭酸カルシウムは、可溶性塩反応法、石灰・ソーダ法、ソーダ法により合成してもよい。また、炭酸マグネシウムはマグネシウム塩水溶液に炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムを加える方法で合成することもできる。液液法の例としては、酸(塩酸、硫酸等)と塩基(水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等)を中和によって反応させたり、無機塩と酸もしくは塩基を反応させたり、無機塩同士を反応させたりする方法が挙げられる。例えば、水酸化バリウムと硫酸とを反応させることで硫酸バリウムを得ることができる。水酸化バリウムと硫酸アルミニウム(硫酸バンド)とを反応させることで、硫酸バリウムだけでなく水酸化アルミニウム等のアルミニウム化合物も得ることができる。塩化アルミニウム又は硫酸アルミニウムと水酸化ナトリウムとを反応させることで、水酸化アルミニウムを得ることができる。炭酸カルシウムと硫酸アルミニウムとを反応させることでカルシウムとアルミニウムとが複合化した無機粒子を得ることができる。また、このようにして無機粒子を合成する際、反応液中に任意の金属や金属化合物を共存させることもでき、この場合はそれらの金属もしくは金属化合物が無機粒子中に効率よく取り込まれ、複合化できる。例えば、炭酸カルシウムにリン酸を添加してリン酸カルシウムを合成する際に、二酸化チタンを反応液中に共存させることで、リン酸カルシウムとチタンの複合粒子を得ることができる。
一つの好ましい態様として、複合繊維における無機粒子の平均一次粒子径を、例えば、5μm以下とすることができるが、平均一次粒子径が3μm以下の無機粒子、平均一次粒子径が1μm以下の無機粒子、平均一次粒子径が200nm以下の無機粒子、平均一次粒子径が100nm以下の無機粒子、平均一次粒子径が50nm以下の無機粒子を用いることができる。また、無機粒子の平均一次粒子径は10nm以上とすることも可能である。尚、平均一次粒子径は電子顕微鏡写真から算出することができる。
化学繊維(chemical fiber)は、化学的なプロセスによって製造された繊維全般を指す。具体的には、従来公知の、合成繊維、再生繊維(半合成繊維)が挙げられる。極性化学繊維は、極性を有する化学繊維であれば特に限定されず、用途に応じて適宜選択することができる。極性化学繊維としては、例えば、分子中に極性基(例えば、ヒドロキシル基(-OH)、カルボキシル基(-COOH)、アミノ基(-NH2)、アルデヒド基、リン酸基、ウレア基、スルホ基、ニトロ基、アミド基、シアノ基、カルボニル基(-COO-)、エーテル基(-O-)、シラノール基等)を有している化学繊維やガラス繊維、もしくはこれらの官能基で表面が修飾されている合成繊維(非極性の合成繊維の表面がこれらの官能基で修飾されているものも含む)である。
(その他の物質)
本発明の一態様において、複合繊維生成工程におけるスラリー中には極性化学繊維、無機粒子、無機粒子の合成に使用する原料物質以外の物質が含まれていてもよい。複合繊維生成工程におけるスラリーには、必要に応じて、公知の各種助剤(例えば、キレート剤、表面処理剤、分散剤等、凝集剤、凝結剤、歩留剤、漂白剤、殺菌剤、サイズ剤など)を添加することができる。各種助剤は単独又は複数組み合わせて使用することができる。また、各種助剤をスラリーに添加するタイミングは特に制限されない。各種助剤は、無機粒子に対して、好ましくは0.001重量%~20重量%、より好ましくは0.01重量%~10重量%の量で添加することができる。
本発明に係る無機粒子複合繊維の製造方法によって製造した無機粒子複合繊維も本発明の範囲に含まれる。極性化学繊維と無機粒子との無機粒子複合繊維では、単に極性化学繊維と無機粒子とが混在しているのではなく、水素結合等によって極性化学繊維と無機粒子とが複合化していることにより、無機粒子が極性化学繊維から脱落し難い。このような複合繊維は、無機粒子の歩留まりが高く、高灰分であっても粉落ちが抑制されているため、各種用途に好適に使用することができる。
本発明に係る無機粒子複合繊維の製造方法によって製造した無機粒子複合繊維は、種々の用途に用いることができる。例えば、紙、不織布、繊維、セルロース系複合材料、フィルター材料、塗料、プラスチック、その他の樹脂、ゴム、エラストマー、セラミック、ガラス、タイヤ、建築材料(アスファルト、アスベスト、セメント、ボード、コンクリート、れんが、タイル、合板、繊維板等)、各種担体(触媒担体、医薬担体、農薬担体、微生物担体等)、吸着剤(不純物除去、消臭、除湿等)、しわ防止剤、粘土、研磨材、改質剤、補修材、断熱材、防湿材、撥水材、耐水材、遮光材、シーラント、シールド材、防虫剤、接着剤、インキ、化粧料、医用材料、ペースト材料、変色防止剤、食品添加剤、錠剤賦形剤、分散剤、保形剤、保水剤、濾過助材、精油材、油処理剤、油改質剤、電波吸収材、絶縁材、遮音材、防振材、半導体封止材、放射線遮断材、化粧品、肥料、飼料、香料、塗料・接着剤用添加剤、難燃材料、衛生用品(使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁者用パッド、母乳パッド等、ウェットティシュー)等のあらゆる用途に広く使用することができる。また、前記用途における各種充填剤、コーティング剤等の物品に用いることができる。
本発明は、これに制限されるものでないが、以下の発明を包含する。
(1)極性の化学繊維を湿式又は乾式で叩解する叩解工程と、前記叩解工程後の前記化学繊維を含むスラリー中で無機粒子を合成する、前記化学繊維と前記無機粒子との複合繊維を生成する複合繊維生成工程と、を含む、無機粒子複合繊維の製造方法。
(2)前記無機粒子複合繊維は、前記無機粒子と、JIS P 8121:1995に基づくカナダ標準濾水度が10mL以上、760mL以下である前記化学繊維との複合繊維である、(1)に記載の無機粒子複合繊維の製造方法。
(3)前記叩解工程では、下記式(1)から算出されるΔCSFが5mL以上となるように、前記化学繊維を叩解する、(1)又は(2)に記載の無機粒子複合繊維の製造方法:
ΔCSF(mL)=叩解工程前の極性の化学繊維のカナダ標準濾水度-叩解工程後の極性の化学繊維のカナダ標準濾水度・・・(1)
(前記式(1)において、前記カナダ標準濾水度は、JIS P 8121:1995に基づき測定した値である)。
(4)前記化学繊維は、再生セルロース繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維及びアクリル繊維から成る群より選択される1種以上の化学繊維である、(1)~(3)のいずれか1つに記載の無機粒子複合繊維の製造方法。
(5)前記無機粒子の少なくとも一部に、カルシウム、ケイ酸、マグネシウム、バリウム、アルミニウム、チタン、銅、銀、亜鉛、白金、鉄、パラジウム及びジルコニウムから成る群より選択される1種以上を含む、(1)~(4)のいずれか1つに記載の無機粒子複合繊維の製造方法。
(6)前記無機粒子複合繊維中の前記無機粒子の平均一次粒子径が5μm以下である、(1)~(5)のいずれか1つに記載の無機粒子複合繊維の製造方法。
(7)前記無機粒子複合繊維は、前記化学繊維の表面の15%以上が前記無機粒子で覆われている、(1)~(6)のいずれか1つに記載の無機粒子複合繊維の製造方法。
(8)前記無機粒子複合繊維中の前記化学繊維と前記無機粒子との重量比が、5/95~95/5である、(1)~(7)のいずれか1つに記載の無機粒子複合繊維の製造方法。
(9)前記複合繊維生成工程では、複数種類の原料物質を反応させて前記無機粒子を合成し、前記叩解工程では、前記複合繊維生成工程において前記無機粒子を合成するために使用する前記複数種類の原料物質の内の一部の種類の原料物質の存在下で、前記化学繊維を叩解する、(1)~(8)のいずれか1つに記載の無機粒子複合繊維の製造方法。
(10)無機粒子と、JIS P 8121:1995に基づくカナダ標準濾水度が10mL以上、760mL以下である極性の化学繊維との無機粒子複合繊維。
(11)前記化学繊維は、再生セルロース繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維及びアクリル繊維から成る群より選択される1種以上の化学繊維である、(10)に記載の無機粒子複合繊維。
(12)前記無機粒子の少なくとも一部に、カルシウム、ケイ酸、マグネシウム、バリウム、アルミニウム、チタン、銅、銀、亜鉛、白金、鉄、パラジウム及びジルコニウムから成る群より選択される1種以上を含む、(10)又は(11)に記載の無機粒子複合繊維。
(13)前記無機粒子複合繊維中の前記無機粒子の平均一次粒子径が5μm以下である、(10)~(12)のいずれか1つに記載の無機粒子複合繊維。
(14)前記無機粒子複合繊維は、前記化学繊維の表面の15%以上が前記無機粒子で覆われている、(10)~(13)のいずれか1つに記載の無機粒子複合繊維。
(15)前記無機粒子複合繊維中の前記化学繊維と前記無機粒子との重量比が、5/95~95/5である、(10)~(14)のいずれか1つに記載の無機粒子複合繊維。
されるものではない。
極性化学繊維として、リヨセル(登録商標)(LENZING社製、繊維長4mm)を用いた。リヨセル(登録商標)を含むスラリー(繊維濃度:1重量%、固形分200g)と水酸化バリウム八水和物(和光純薬、368g)をナイアガラビーター(熊谷理機工業製)に供して、水酸化バリウムの存在下で、室温で約10分間、リヨセル(登録商標)を叩解した。
極性化学繊維としてポリエステル繊維(EP043、クラレ社製)を用いた以外は、実施例1と同じ方法で、実施例2の複合繊維のスラリーを得た。
ポリエステル繊維の叩解時には水酸化バリウムを添加せず、叩解後、反応容器にポリエステル繊維(500g)を移して水酸化バリウム八水和物(和光純薬、9.2g)を加え、30分間スリーワンモーター(600rpm)にて撹拌した。その後は、実施例2と同じ方法で実施例3の複合繊維のスラリーを得た。
リヨセル(登録商標)を叩解しなかったこと以外は、実施例1と同じ方法で、比較例1の複合繊維のスラリーを得た。
ポリエステル繊維を叩解しなかったこと以外は、実施例2と同じ方法で、比較例2の複合繊維のスラリーを得た。
得られた複合繊維をエタノールで洗浄後、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて、複合繊維の表面を観察した。結果を図3~図5に示す。図3は、実施例1及び比較例1において作製した複合繊維の走査型電子顕微鏡による観察結果を示す図であり、図4は、実施例2及び比較例2において作製した複合繊維の走査型電子顕微鏡による観察結果を示す図である。図3及び図4において、(a)は比較例の複合繊維を倍率3000倍で観察した結果を示す図であり、(b)は比較例の複合繊維を倍率10000倍で観察した結果を示す図であり、(c)は実施例の複合繊維を倍率3000倍で観察した結果を示す図であり、(d)は実施例の複合繊維を倍率10000倍で観察した結果を示す図である。
図3に示す通り、観察の結果、実施例1の複合繊維及び比較例1の複合繊維のどちらも、繊維の表面は無機物質によって覆われており、無機物質が繊維に自己定着している様子が観察された。繊維に定着している無機粒子の多くは板状であり、サイズが小さいものは不定形の粒子として観察された。また、観察の結果見積もられた無機粒子の一次粒子径は50~300nmであり、平均一次粒子径は、約150nmであった。実施例1の複合繊維では、比較例1の複合繊維と比較して、叩解によるフィブリルの増加が認められた。
図4に示す通り、観察の結果、実施例2の複合繊維及び比較例2の複合繊維のどちらも、繊維の表面は無機物質によって覆われており、無機物質が繊維に自己定着している様子が観察された。繊維に定着している無機粒子の多くは板状であり、サイズが小さいものは不定形の粒子として観察された。また、観察の結果見積もられた無機粒子の一次粒子径は50~300nmであり、平均一次粒子径は、約150nmであった。実施例2の複合繊維では、比較例2の複合繊維と比較して、叩解によるフィブリルの増加は認められなかった。
図5に示す通り、観察の結果、実施例3の複合繊維の表面は無機物質によって覆われており、無機物質が繊維に自己定着している様子が観察された。繊維に定着している無機粒子の多くは板状であり、サイズが小さいものは不定形の粒子として観察された。また、観察の結果見積もられた無機粒子の一次粒子径は50~300nmであり、平均一次粒子径は、150nmであった。
Claims (6)
- 極性の化学繊維を湿式又は乾式で叩解する叩解工程と、
前記叩解工程後の前記化学繊維を含むスラリー中で無機粒子を合成する、前記化学繊維と前記無機粒子との複合繊維を生成する複合繊維生成工程と、を含み、
前記複合繊維生成工程では、複数種類の原料物質を反応させて前記無機粒子を合成し、
前記叩解工程では、前記複合繊維生成工程において前記無機粒子を合成するために使用する前記複数種類の原料物質の内の一部の種類の原料物質の存在下で、前記化学繊維を叩解し、
前記叩解工程では、下記式(1)から算出されるΔCSFが5mL以上となるように、前記化学繊維を叩解し、
前記複合繊維は、前記無機粒子と、JIS P 8121:1995に基づくカナダ標準濾水度が10mL以上、760mL以下である前記化学繊維との複合繊維である、無機粒子複合繊維の製造方法:
ΔCSF(mL)=叩解工程前の極性の化学繊維のカナダ標準濾水度-叩解工程後の極性の化学繊維のカナダ標準濾水度・・・(1)
(前記式(1)において、前記カナダ標準濾水度は、JIS P 8121:1995に基づき測定した値である)。 - 前記化学繊維は、再生セルロース繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維及びアクリル繊維から成る群より選択される1種以上の化学繊維である、請求項1に記載の無機粒子複合繊維の製造方法。
- 前記無機粒子の少なくとも一部に、カルシウム、ケイ酸、マグネシウム、バリウム、アルミニウム、チタン、銅、銀、亜鉛、白金、鉄、パラジウム及びジルコニウムから成る群より選択される1種以上を含む、請求項1又は2に記載の無機粒子複合繊維の製造方法。
- 前記無機粒子複合繊維中の前記無機粒子の平均一次粒子径が5μm以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の無機粒子複合繊維の製造方法。
- 前記無機粒子複合繊維は、前記化学繊維の表面の15%以上が前記無機粒子で覆われている、請求項1~4のいずれか1項に記載の無機粒子複合繊維の製造方法。
- 前記無機粒子複合繊維中の前記化学繊維と前記無機粒子との重量比が、5/95~95/5である、請求項1~5のいずれか1項に記載の無機粒子複合繊維の製造方法。
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