JP7162443B2 - 容器付き眼内リング挿入器 - Google Patents

容器付き眼内リング挿入器 Download PDF

Info

Publication number
JP7162443B2
JP7162443B2 JP2018094807A JP2018094807A JP7162443B2 JP 7162443 B2 JP7162443 B2 JP 7162443B2 JP 2018094807 A JP2018094807 A JP 2018094807A JP 2018094807 A JP2018094807 A JP 2018094807A JP 7162443 B2 JP7162443 B2 JP 7162443B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow body
intraocular ring
container
intraocular
inserter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018094807A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019198481A (ja
Inventor
和徳 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP2018094807A priority Critical patent/JP7162443B2/ja
Priority to US17/055,186 priority patent/US20210145570A1/en
Priority to EP19803973.7A priority patent/EP3815648B1/en
Priority to PCT/JP2019/017744 priority patent/WO2019220922A1/ja
Publication of JP2019198481A publication Critical patent/JP2019198481A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7162443B2 publication Critical patent/JP7162443B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/14Eye parts, e.g. lenses, corneal implants; Implanting instruments specially adapted therefor; Artificial eyes
    • A61F2/16Intraocular lenses
    • A61F2/1662Instruments for inserting intraocular lenses into the eye
    • A61F2/167Instruments for inserting intraocular lenses into the eye with pushable plungers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/14Eye parts, e.g. lenses, corneal implants; Implanting instruments specially adapted therefor; Artificial eyes
    • A61F2/16Intraocular lenses
    • A61F2/1694Capsular bag spreaders therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/14Eye parts, e.g. lenses, corneal implants; Implanting instruments specially adapted therefor; Artificial eyes
    • A61F2/16Intraocular lenses
    • A61F2/1662Instruments for inserting intraocular lenses into the eye
    • A61F2/1678Instruments for inserting intraocular lenses into the eye with a separate cartridge or other lens setting part for storage of a lens, e.g. preloadable for shipping
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/14Eye parts, e.g. lenses, corneal implants; Implanting instruments specially adapted therefor; Artificial eyes
    • A61F2/16Intraocular lenses
    • A61F2/1691Packages or dispensers for intraocular lenses

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Transplantation (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Description

本発明は容器付き眼内リング挿入器に関する。
白内障の治療方法のひとつに眼内レンズを用いた方法がある。この治療方法では、水晶体嚢外摘出手術によって水晶体嚢から水晶体線維(核、皮質)を取り出した後、水晶体嚢に眼内レンズを挿入する。その際、水晶体嚢の形状を保持するために、眼内レンズの挿入に先立って、水晶体嚢外摘出手術後の水晶体嚢に対し、眼内リングとして水晶体嚢拡張リング(capsular tension ring:CTR)を装着する場合がある。この眼内リングは、水晶体嚢の赤道部に内接するように装着され、この装着状態で適度な張力を発揮することにより、水晶体嚢の形状を保持する(例えば特許文献1の図1)。
この眼内リングを水晶体嚢内に挿入するための眼内リング挿入器が種々開発されている(例えば特許文献1の「リング導入器」)。特許文献1の図6には、眼内リングの開口26に対し、ピストン48と連結したフック56が引っ掛けられている様子が記載されている。そして術者である外科医はリング導入器を操作するだけで、眼内リングである水晶体嚢リングの端部をカニューレ外へと引き出し、リング導入器から水晶体嚢リングを排出することができる(特許文献1の[0028])。
特表2003-527162号公報
従来の眼内リング挿入器だと、眼内リングを押し出す部材(特許文献1だとフック56を備えたワイヤ54)を眼内リングの孔(以降、アイレットと称する。)に嵌める。その後、プランジャ(特許文献1だとピストン72)を後方に移動させる。これにより、眼内リング挿入器内に眼内リングを収容する。そして、患者の角膜上の創口から水晶体嚢内へと、眼内リング挿入器の先端であるノズルを挿入する。そして、ノズルを介して眼内リングを水晶体嚢内へと挿入する。
上記作業のうち、プランジャを後方に移動させる作業は、眼内リング挿入器の押し出し部材と眼内リングのアイレットとの係合状態を維持したまま行わなければならない。術者がこの作業を行う際に、係合状態が解除されてしまうこともある。それ以外にも、術者がプランジャの移動に気を取られている間、眼内リングにトラブルが生じた場合、術者がそのトラブルに気づきにくいという可能性もある。
本発明の課題は、眼内リング挿入器内への眼内リングの収容を術者が安定して且つ正常に行える眼内リング挿入器を提供することである。
従来の眼内リング挿入器だと、眼内リング挿入器への眼内リングの収容作業は、眼内リング挿入器収納用の容器外にて行われる。本発明者はこの点に着目し、上記の収容作業を容器内で完結させる、という知見を得た。
上記の知見に基づいて得られた構成は以下の通りである。
本発明の第1の態様は、
水晶体嚢の形状を保持するための眼内リングを眼内に挿入する眼内リング挿入器が容器に収容された容器付き眼内リング挿入器において、
前記眼内リング挿入器は、
眼内リングを収容する中空を有する中空体と、
前記中空体の内部を前記中空体の軸方向に移動するプランジャと、
前記中空体の内部を前記プランジャと共に前記中空体の軸方向の前方に移動することにより眼内リングを押し出す押し出し部材と、
を備え、
前記容器は、
前記眼内リング挿入器を前記容器に収容した状態で、前記中空体と前記プランジャとを軸方向に相対的に移動させる移動機構を備えた、容器付き眼内リング挿入器である。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の発明であって、
前記容器に収容した状態の前記眼内リング挿入器の軸方向以外の方向の移動を規制する移動規制部を備える。
本発明の第3の態様は、第2の態様に記載の発明であって、
前記押し出し部材の軸方向の端部と係合した眼内リングが前記中空体の内部に収容される距離を前記中空体と前記プランジャとが相対的に移動した際に、前記移動規制部は前記眼内リング挿入器の移動の規制を解除する。
本発明の第4の態様は、第3の態様に記載の発明であって、
前記距離は20~50mmである。
本発明の第5の態様は、第1~第4のいずれかの態様に記載の発明であって、
前記容器は、
前記眼内リング挿入器を前記容器に収容した状態で前記プランジャの軸方向の移動を規制するプランジャ移動規制部と、
前記眼内リング挿入器を前記容器に収容した状態で前記中空体の軸方向の移動は許容する一方で軸方向以外の方向の移動を規制する中空体移動規制部と、
を備えた、容器付き眼内リング挿入器である。
本発明の第6の態様は、第5の態様に記載の発明であって、
前記押し出し部材の軸方向の端部と係合した眼内リングが前記中空体の内部に収容される距離を前記中空体が前方に移動した際に、前記中空体移動規制部は前記中空体の移動の規制を解除する。
本発明の第7の態様は、第5または第6の態様に記載の発明であって、
前記中空体移動規制部が複数設けられる。
本発明の第8の態様は、第5~第7のいずれかの態様に記載の発明であって、
前記中空体移動規制部は、前記中空体の外周と軸方向にて嵌合する。
本発明の第9の態様は、第5~第8のいずれかの態様に記載の発明であって、
前記中空体移動規制部は、更に、前記中空体が軸方向の後方に移動するのを規制する戻り規制部を有する。
本発明の第10の態様は、第5~第9のいずれかの態様に記載の発明であって、
前記プランジャ移動規制部は、前記プランジャの軸方向の後方の端部と嵌合する溝である。
本発明の第11の態様は、第1~第10のいずれかの態様に記載の発明であって、
前記中空体は、眼内リングを開口から放出するノズルを備え、
前記中空体の軸方向の垂直方向である側面視において、前記ノズルは一端が長尺且つもう一端が同尺または短尺な形状を有し、前記ノズルの開口における短尺な一端側を切り欠く。
本発明の第12の態様は、第1~第11のいずれかの態様に記載の発明であって、
前記中空体は、眼内リングを開口から放出するノズルを備え、
前記押し出し部材の軸方向の少なくとも一部に対し、前記ノズルの開口からの房水の逆流を抑止する張り出し部が設けられる。
本発明の第13の態様は、第1~第12のいずれかの態様に記載の発明であって、
前記押し出し部材のうち少なくとも突起が設けられた前方部分を前記プランジャの軸方向から前記突起が突出する方向へと偏位させる。
本発明の第14の態様は、第1~第13のいずれかの態様に記載の発明であって、
更に眼内リングを備える。
本発明の別の態様は、以下の通りである。
水晶体嚢の形状を保持するための眼内リング、または眼内リングを眼内に挿入する挿入器において、
眼内リングまたは眼内リングを放出するノズルを備え、
放出方向の垂直方向である側面視において、ノズルは、一端が長尺且つもう一端が同尺または短尺な形状を有し、ノズルの開口における同尺または短尺な一端側を切り欠いた、挿入器である。
好ましくは、同尺または短尺な一端側の切り欠きに対し、ノズルの上方の長尺の一端と下方の短尺な一端の中間よりも短尺な一端寄りの位置に、後方に向けて更なる切り欠きを設ける。
本発明の更に別の態様は、以下の通りである。
水晶体嚢の形状を保持するための眼内リングを眼内に挿入する眼内リング挿入器において、
前記眼内リング挿入器は、
眼内リングを収容する中空を有する中空体と、
前記中空体の内部を前記中空体の軸方向に移動するプランジャと、
前記中空体の内部を前記プランジャと共に前記中空体の軸方向の前方に移動することにより眼内リングを押し出す押し出し部材と、
を備え、
前記中空体は、眼内リングを開口から放出するノズルを備え、
前記押し出し部材の軸方向の少なくとも一部に対し、前記ノズルの開口からの房水の逆流を抑止する張り出し部が設けられた、眼内リング挿入器である。
本発明の更に別の態様は、以下の通りである。
水晶体嚢の形状を保持するための眼内リングを眼内に挿入する眼内リング挿入器において、
前記眼内リング挿入器は、
眼内リングを収容する中空を有する中空体と、
前記中空体の内部を前記中空体の軸方向に移動するプランジャと、
前記中空体の内部を前記プランジャと共に前記中空体の軸方向の前方に移動することにより眼内リングを押し出す押し出し部材と、
を備え、
前記押し出し部材のうち少なくとも眼内リングの係合用の突起が設けられた前方部分を前記プランジャの軸方向から前記突起が突出する方向へと偏位させた、眼内リング挿入器である。
本発明によれば、眼内リング挿入器内への眼内リングの収容を安定して且つ正常に行える。
図1は、本実施形態の容器付き眼内リング挿入器を分解した斜視概略図である。 図2は、本実施形態の容器付き眼内リング挿入器の斜視概略図である。 図3は、本実施形態の眼内リング挿入器に眼内リングを設置した様子を示す斜視概略図である。 図4は、本実施形態の容器付き眼内リング挿入器の一部の斜視概略図であり、中空体を移動させる前の状態の図である。 図5(a)は、容器に蓋をした状態の、本実施形態の容器付き眼内リング挿入器の平面概略図であり、図5(b)はその側面図である。 図6(a)は、容器の蓋を開いた状態の、本実施形態の容器付き眼内リング挿入器の平面概略図であり、図6(b)はその側面図である。 図7は、本実施形態の容器付き眼内リング挿入器の斜視概略図(眼内リングと押し出し部材が存在する箇所の中空体は透過図)であり、中空体を移動させた後の状態の図である。 図8(a)は、本実施形態としての戻り規制部とストッパーとが別体となった例の側面概略図であり、図8(b)は、変形例としての戻り規制部とストッパーとが一体となった例の側面概略図である。 図9は、本実施形態の眼内リング挿入器のノズルの側面概略図である。 図10は、本実施形態の眼内リング挿入器の押し出し部材に設けられた張り出し部を示す斜視概略図である。 図11(a)は、従来の眼内リング挿入器の押し出し部材を示す側面概略図であり、図11(b)は、従来の眼内リング挿入器のノズル近傍を示す側面概略図である。 図12(a)は、本実施形態の眼内リング挿入器の押し出し部材を示す側面概略図であり、図12(b)は、本実施形態の眼内リング挿入器のノズル近傍を示す側面概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。本明細書において「~」は所定の値以上かつ所定の値以下を指す。
図1は、本実施形態の容器付き眼内リング挿入器20を分解した斜視概略図である。
図2は、本実施形態の容器付き眼内リング挿入器20の斜視概略図である。
図3は、本実施形態の眼内リング挿入器10に眼内リングCを設置した様子を示す斜視概略図である。
図4は、本実施形態の容器付き眼内リング挿入器20の一部の斜視概略図である。
本実施形態においては、眼内リング挿入器10の各部の相対的な位置関係や動作の方向などを説明するにあたって、X軸方向の一方をX1方向、同他方をX2方向、Y軸方向の一方をY1方向、同他方をY2方向、Z軸方向の一方をZ1方向、同他方をZ2方向、X1方向を先端側(前方)、X2方向を後端側(後方)、Y1方向を左側(左方)、Y2方向を右側(右方)、Z1方向を上側(上方)、Z2方向を下側(下方)と定義する。このうち、X1方向およびX2方向は、眼内リング挿入器10の長さ方向に相当し、Y1方向およびY2方向は、眼内リング挿入器10の幅方向に相当し、Z1方向およびZ2方向は、眼内リング挿入器10の高さ方向に相当する。
なお、本実施形態における主な特徴部分は眼内リング挿入器10と容器4との係合に係る部分である。該係合に係る部分以外については公知の構成を用いても構わない。そのため、以下においては、眼内リング挿入器10そのものおよび容器4そのものは簡素化して図示する。
なお、本実施形態で扱う眼内リングCとしては、水晶体嚢の形状を保持するために眼内に装着される水晶体嚢拡張リング(CTR)が挙げられる。CTRは、全体に円弧状に湾曲したオープンリング形状に形成されている。オープンリング形状とは、リングの一部が開放された形状をいう。但し、CTRは公知のものを用いて構わない。そのため、本明細書には、本出願人による特開2016-214494号公報に記載されたCTRに関する内容が全て記載されているものとする。
図1、2に示すように、本実施形態は、水晶体嚢の形状を保持するための眼内リングCを眼内に挿入する眼内リング挿入器10が容器4に収容された容器付き眼内リング挿入器20に係る。
眼内リング挿入器10は、
眼内リングCを収容する中空を有する中空体1と、
中空体1の内部を中空体1の軸方向に移動するプランジャ2と、
中空体1の内部をプランジャ2と共に中空体1の軸方向に移動することにより眼内リングCを押し出す押し出し部材3と、
を備える。
中空体1は、眼内リング挿入器10の本体部分である。中空体1の先端には開口123を有するノズル12が配置される。中空体1の軸方向の後端にはフランジ11が設けられる。
プランジャ2のフランジ21が押されることにより、プランジャ2は中空体1の内部を軸方向に移動し、眼内リングCを中空体1のノズル12から押し出すためのものである。プランジャ2は、中空体1と同軸に配置されている。プランジャ2は、中空体1の軸方向に移動可能に設けられている。
押し出し部材3は、細長い棒状に形成されている。押し出し部材3は、プランジャ2の先端部に連結され、プランジャ2と一体に中空体1の軸方向に移動するものである。押し出し部材3はプランジャ2と一体成型されていても構わない。
図3に示すように、押し出し部材3の先端部には下方に向けてアイレットCh用の突起31が設けられている。眼内リング挿入器10に対する眼内リングCを設置する際、眼内リングCに設けられた孔(アイレットCh)に対し、該突起31が嵌め入れられる。下方に向けた突起31にアイレットChが嵌め入れられているため、押し出し部材3の突起31がノズル12の開口123より外に出た場合、速やかに突起31とアイレットChとの嵌合状態は解除され、水晶体嚢内に眼内リングCが放出される。
本実施形態の眼内リング挿入器10は、予め眼内リングCのアイレットChと、押し出し部材3の突起31とを嵌合させた状態いわゆるプリロード型の眼内リング挿入器10であってもよい。もちろん、後から眼内リングCのアイレットChと押し出し部材3の突起31とを嵌合させても構わないが、プリロード型の場合、術者による該嵌合作業が不要となる。そのため、眼内リング挿入器10内への眼内リングCの収容をより安定して行うことが可能となる。
眼内リング挿入器10を収容する容器4は、
眼内リング挿入器10を容器4に収容した状態で、中空体1とプランジャ2とを軸方向に相対的に移動させる移動機構を備える。
この移動機構は、眼内リング挿入器10を容器4に収容した状態で、中空体1とプランジャ2とを軸方向に相対的に移動させられるのならば特に限定はない。例えば、眼内リング挿入器10を容器4に収容した状態で、中空体1およびプランジャ2の少なくともいずれかを軸方向に摺動可能な摺動機構を、眼内リング挿入器10および容器4の少なくともいずれかに採用してもよい。
「中空体1とプランジャ2とを軸方向に相対的に移動」とは、中空体1の後端とプランジャ2の後端とが遠ざかるように(例えば中空体1のフランジ11とプランジャ2のフランジ21とが遠ざかるように)、中空体1およびプランジャ2の少なくともいずれかを軸方向に移動させることを指す。移動させるのは、本実施形態にて主に説明するように中空体1およびプランジャ2のうち中空体1でもよいし、変形例にて説明するようにプランジャ2でもよい。あるいは、中空体1とプランジャ2とを共に移動させてもよい。
上記の摺動機構以外の移動機構としては、容器4に収容した状態の眼内リング挿入器10の軸方向以外の方向の移動を規制する移動規制部が挙げられる。「眼内リング挿入器10の軸方向以外の方向の移動を規制」とは、眼内リング挿入器10自体が容器4から抜け出ない状態を指す。この状態について説明する。
本実施形態では主に以下の例を挙げる。
移動規制部は、プランジャ移動規制部5と中空体移動規制部6とを備える。図4に示すように、容器4内にて、プランジャ移動規制部5である縦溝にプランジャ2を上方から下方へと嵌め入れて固定する。その一方で、中空体移動規制部6(中空体1の突起1pおよび容器の第1突出部61、ならびに中空体のフランジの切り欠き11nおよび容器の第2突出部62)により中空体1を軸方向のみに摺動させる。
本実施形態だと、プランジャ2の後端のフランジ21を溝に嵌めただけではプランジャ2は上方に移動可能である。その一方、中空体移動規制部6が存在することにより、中空体1を所定距離前進させない限り、中空体1ひいては眼内リング挿入器10全体において、軸方向以外の方向の移動が規制された状態となっている。
このように、眼内リング挿入器10を構成する部材の少なくとも一つが容器4と係合することにより眼内リング挿入器10が軸方向以外の方向に移動できない状態を、「眼内リング挿入器の軸方向以外の方向の移動を規制」と呼ぶ。
本実施形態の容器4の主な例は以下のとおりである。
眼内リング挿入器10を収容する容器4は、
眼内リング挿入器10を容器4に収容した状態でプランジャ2の軸方向(前後方向)の移動を規制するプランジャ移動規制部5と、
眼内リング挿入器10を容器4に収容した状態で中空体1の軸方向(前後方向)の移動は許容する一方で軸方向以外の方向の移動を規制する中空体移動規制部6と、
を備える。
プランジャ2の軸方向(前後方向)の移動を規制できれば、プランジャ移動規制部5の態様には特に限定は無い。例えば、プランジャ2の後端のフランジ21と嵌合する溝であってもよい。この溝は一箇所に設けてもよいし、左右二箇所に設けてもよい。プランジャ2の後端のフランジ21よりも先端部分(棒状部分)と嵌合する溝を更に設けてもよい。また、プランジャ2を完全に固定可能なリング状の部材を用いてもよい。
中空体移動規制部6の態様にも特に限定は無い。例えば、略C字状の部材であって中空体1を略C字の開口部分から嵌め入れることにより保持可能な部材であってもよい。ただ、中空体1の外周と軸方向にて嵌合可能な構成を有するのが好ましい。
この構成の場合、図4に示すように、中空体1の外周に対し、中空体1の軸方向すなわち前後方向に延在する突起1pを設けておき、容器4に対し、この突起1pと軸方向にて係合する第1突出部61を設けておいてもよい。この構成により、中空体1が軸方向以外の方向に移動するのを規制することができる。
なお、中空体移動規制部6が設けられる箇所は、中空体1の外周であれば特に限定は無い。例えば、中空体1のフランジ11よりも前方の本体部分の外周に対応する位置に、上記の突起1pおよび第1突出部61を設けても構わない。
また、中空体1のフランジ11に対し、中空体移動規制部6を設けてもよい。例えば図4に示すように、中空体1のフランジ11の下方部分に対し、前後方向で見た時にテーパ状(中空体1の中心に近い方が幅広、中空体1のフランジ11の下方外縁となる方が幅狭)となる切り欠き11nを設けてもよい。そのうえで、容器4に対し、テーパ形状の切り欠き11nに対応する形状すなわち上方が幅広且つ下方が幅狭な形状を有し且つ前後方向に延在する第2突出部62を設けてもよい。
更に、中空体移動規制部6が複数設けられてもよい。例えば、上記の二つの例の突出部61,62を共に設けてもよい。
以下、具体的な使用態様を基に本実施形態を説明する。
図5(a)は、容器4に蓋8をした状態の、本実施形態の容器付き眼内リング挿入器20の平面概略図であり、図5(b)はその側面図である。
図6(a)は、容器4の蓋8を開いた状態の、本実施形態の容器付き眼内リング挿入器20の平面概略図であり、図6(b)はその側面図である。
まず、本実施形態の眼内リング挿入器10の容器4の蓋8を開く。つまり、図5から図6の状態へと変化させる。この蓋8は、中空体1の先端側を覆うように設けられており、容器4の先端にヒンジが設けられている。この蓋8を開くことにより、容器4の底に設けられた矢印が術者に視認される。この矢印は、中空体1を移動させるべき方向を表す。
図2に示すように本実施形態はプリロード型であり、眼内リングCのアイレットCh(開口)に押し出し部材3の突起31を係合させる作業は不要となる。仮に、プリロード型でない場合であったとしても、眼内リング挿入器10を容器4に収容した状態のまま、この係合を安定して行える。しかも眼内リングCを引っ掛けるためのフック9が設けられているため、この係合は更に安定して行える。そして、アイレットCh近傍以外の眼内リングCの残りの部分はノズル12から外に配置する。
図7は、本実施形態の容器付き眼内リング挿入器20の斜視概略図(眼内リングCと押し出し部材3が存在する箇所の中空体1は透過図)であり、中空体1を移動させた後の状態の図である。
次に、中空体1のみを前方に移動させる。プランジャ2のフランジ21は溝(すなわちプランジャ移動規制部5)に嵌め入れられているため、前後方向の動きは規制されている。これは、プランジャ2と連結された押し出し部材3ひいてはその突起31に対して嵌合するアイレットChを有する眼内リングCを固定したままとすることを意味する。
そして、中空体移動規制部6のおかげで、中空体1が容器4から外れることなく、中空体1を前方に移動させることが可能となる。その結果、ノズル12から外にはみ出していた眼内リングCを、図7に示すように中空体1の内部に安定して且つ正常に収容することができる。しかもこの収容は、眼内リング挿入器10を容器4に収容した状態のまま行える。
なお、中空体移動規制部6による中空体1の移動の規制の解除は、例えば中空体移動規制部6が略C字状の部材である場合、術者が中空体1を略C字状の部材から取り外すことにより行ってもよい。ただ、押し出し部材3の軸方向の端部と係合した眼内リングCが中空体1の内部に収容される距離を中空体1が前方に移動した際に、中空体移動規制部6は中空体1の移動の規制が自ずと解除される構成を採用するのが、術者の手間を省けるため好ましい。
例えば、アイレットCh近傍以外の眼内リングCの残りの部分が中空体1の内部に収容される程度の距離を中空体1が移動した場合、中空体移動規制部6が無くなるようにしてもよい。
具体的に言うと、中空体1の外周に設ける突起1pの前後方向の長さと、容器4に設ける突出部61,62の前後方向の長さとを、該距離と同じまたは近傍値に設定することが挙げられる。
中空体1のフランジ11に対し、中空体移動規制部6を設ける場合も同様である。その場合、容器4に設けた突出部61,62の長さを、該距離と同じまたは近傍値に設定することが挙げられる。
上記距離としては、公知の眼内リングCの周長を鑑み、例えば20~50mm(好適には25~45mm)に設定してもよい。
中空体1がストッパー4sに当たるまで中空体1を移動することにより、中空体移動規制部6が中空体1の移動の規制を解除する。そして、眼内リング挿入器10を上方に向けて容器4から取り出すことが可能となる(図7の白抜き矢印)。
なお、プランジャ移動規制部5が溝であり、上方から下方にプランジャ2(棒状部分、プランジャ2のフランジ21)を嵌め入れた状態であれば、容易に、眼内リング挿入器10を上方に向けて容器4から取り出すことが可能となる(図7の白抜き矢印)。
そうでない場合すなわちプランジャ移動規制部5がリング状部材でありプランジャ2自体を固定していた場合であっても、この固定を別途解除すれば、眼内リング挿入器10を上方に向けて容器4から取り出すことが可能となる。但し、プランジャ移動規制部5が溝である方が、この固定解除の作業が不要となるため好ましい。
また、中空体移動規制部6は、更に、中空体1が軸方向の後方に移動するのを規制する戻り規制部7を有するのが好ましい。
具体例を挙げると、プランジャ2のフランジ21に対する中空体移動規制部6の左側または右側に、第2突出部62と同等の軸方向の長さを有する板バネを設けておく。この板バネには、例えば、前方にむけて上下方向の幅が大きくなるようテーパが形成されている。中空体1を前方に移動させ始めの段階では、中空体1を前方に押す力により、中空体のフランジ11が板バネを下方に押しつつ中空体1は前方に移動する。そして、中空体1の移動の規制が解除される程度に中空体1を前方に移動させると、中空体のフランジ11が板バネの先端を通過することにより、板バネに対する押圧が無くなる。その結果、板バネは上方へと復元し、中空体1のフランジ11は後方に移動できなくなる。
なお、上記以外の構成の戻り規制部7を採用しても構わない。
図8(a)は、本実施形態としての戻り規制部7とストッパー4sとが別体となった例の側面概略図であり、図8(b)は、変形例としての戻り規制部7とストッパー4sとが一体となった例の側面概略図である。
例えば、図8(b)に示すように、戻り規制部7とストッパー4sとを一体としても構わない。この場合、戻り規制部7とストッパー4sとを連結する部分が溝71となる。そのため、中空体1が前方に進むにつれ、抵抗が増す。そしてストッパー4sに接触する程度に中空体1が前進すると、溝71に中空体1のフランジ11の切り欠き11nが嵌合し、中空体1が固定され、中空体1が後方に戻ることが規制される。
また、上記以外の構成の戻り規制部7としては例えば、第2突出部62に突起を単数または複数設けておき、中空体1(ひいては中空体1のフランジ11)を移動させる際に、抵抗が生じるようにしてもよい。この構成により、中空体1が後方に移動するような意図しない力が中空体1に加わったとしても中空体1が後方に移動することを規制できる。
図9は、本実施形態の眼内リング挿入器10のノズル12の側面概略図である。
ノズル12を左右方向から見た時(眼内リングCの放出方向の垂直方向である側面視)の形状を以下のようにするのも好ましい。例えば、ノズル12の上方が長尺の一端121且つ下方が同尺または短尺の一端122となる形状をノズル12が有したうえで、ノズル12の開口123における同尺または短尺な一端122側を切り欠いた形状(符号123n)を、ノズル12が有してもよい。
図9の破線にて示すようにノズル12の開口123を切り欠くことにより、眼内リングCの放出方向が制御可能となる。
詳しく言うと、ノズル12の開口123を切り欠き部分123nにて眼内リングCが真っ先に開口123の外に露出する。眼内リングCは湾曲しているため、図9に示すように、切り欠き部分123nに接触しながら開口123の外に眼内リングCが排出されやすくなる。
それに加え、開口123における図9の符号123nの矢印が指す部分を、後方に向けて更に切り欠いてもよい。つまり、破線で示す切り欠きに対し、後方に向けた更なる切り欠きを設けてもよい。この更なる切り欠きの位置は、ノズル12の上方の長尺の一端121と下方の短尺な一端122の中間よりも短尺な一端122寄りの位置とするのがよい。
このように更なる切り欠きを設けることにより、眼内リングCの放出の際、眼内リングCが開口と接触する面積を増加させることができる。
その結果、切り欠きの部分123nに眼内レンズがはまり込みながら眼内リングCが放出されやすくなる。これは、眼内リングCの放出方向が一定となりやすくなることを意味する。しかもこの傾向は、ノズル12の上方が長尺且つ下方が短尺なテーパ形状をノズル12が有する場合に、ノズル12の開口123における短尺な一端122側を切り欠くことにより顕著となる。
図10は、本実施形態の眼内リング挿入器10の押し出し部材3に設けられた張り出し部32を示す斜視概略図である。なお、ノズル12は透過させている。
図10に示すように、眼内リング挿入器10の押し出し部材3に張り出し部32を設るのが好ましい。この構成により、術式中、ノズル12内に眼内の房水が逆流するのを抑止できる。以下、この構成を設けるに至った経緯を説明する。
眼内リングCをノズル12内に収容する眼内リング挿入器10の場合、眼内レンズとは異なり、眼内リングCは折り畳まれない。眼内“レンズ”挿入器の場合は、眼内レンズがノズルを通過する際には小さく折り畳まれ、圧縮される。そのため、眼内“レンズ”挿入器のノズルから房水が逆流しえる空間がほぼゼロであり、房水は逆流しない。
また、従来の眼内リング挿入器の押し出し部材とノズルの内壁との間には隙間(クリアランス)が設けられている。つまり、従来だと術式中に房水がノズル内へと逆流するおそれがあることに本発明者は着目した。その結果、房水の逆流の抑止を意図し、押し出し部材3の軸方向の少なくとも一部に対し、軸方向に垂直な方向へと張り出したフランジすなわち張り出し部32を設けるという構成を想到した。
この構成としては、例えば、押し出し部材3の軸方向の一部のみに対し、ノズル12の開口123からの房水の逆流を抑止する張り出し部32を設けるという構成が挙げられる。この張り出し部32としては、押し出し部材3がノズル12の内径と同等の径を有するようにするためのフランジが挙げられる。言い方を変えると、押し出し部材3における張り出し部32以外の軸方向の部分では、従来のようにノズル12の内壁との間に隙間が形成されてもよい。張り出し部32によりこの隙間が埋められる。
張り出し部32を設けることにより、押し出し部材3がノズル12の内径と一致するようにしてもよい。その一方、房水の逆流を抑止できるのならばわずかな隙間がノズル12の内壁との間に空いていても構わない。
なお、張り出し部32は、突起31が設けられた部分以外の軸方向の全ての部分に対して設けても構わないが、図10に記載のように一部にのみ設けることにより押し出し部材3の軽量化ひいては眼内リング挿入器10全体の軽量化が図れる。
また、中空体1の外周におけるフランジ11とノズル12との間の上下左右各方向に二枚一組で板状突起13a,13bを設けてもよい。この板状突起13a,13bにより、術者が中空体1を把持したときの眼内リング挿入器10の向きを術者が容易に把握できる。また、この板状突起13a,13bは先端から後端に向けて幅広とする構成としてもよい。これにより、術者は中空体1を把持しやすくなる。
なお、後方から前方を見た時、上方向の二枚一組の板状突起13a,13bに挟まれる位置にノズル12の長尺端が配置されることになる。つまり、下方の二枚一組の板状突起13a,13bに挟まれる位置にノズル12の開口123が前方且つ下方に向けて配置される。そのため、上方向の二枚一組の板状突起13a,13bを術者が参照することにより、ノズル12の開口123のおおよその位置を把握することが可能となる。
また、後方から前方を見た時、上方向の二枚一組の板状突起13a,13bに挟まれる位置であってノズル12と該板状突起13a,13bの間に、二枚一組の別の板状突起14a,14bを設けても構わない。
図11(a)は、従来の眼内リング挿入器の押し出し部材を示す側面概略図であり、図11(b)は、従来の眼内リング挿入器のノズル近傍を示す側面概略図である。なお、ノズルは透過させている。
図12(a)は、本実施形態の眼内リング挿入器10の押し出し部材3を示す側面概略図であり、図12(b)は、本実施形態の眼内リング挿入器10のノズル12近傍を示す側面概略図である。なお、ノズル12は透過させている。
図12に示すように、眼内リング挿入器10の押し出し部材3のうち少なくとも突起31が設けられた先端(前方)部分をノズル12の内周下方に偏位させるのが好ましい。押し出し部材3単体で見ると、少なくとも上記先端部分をプランジャ2の軸方向から突起31が突出する方向へと偏位させるのが好ましい。この構成により、眼内リングCをノズル12内に引き込み、ひいては中空体1の内部に眼内リングCを収容する際に、突起31からの眼内リングCの脱落を抑止できる。以下、この構成を設けるに至った経緯を説明する。
本実施形態におけるノズル12の内周は、先端側が細く、後端側が太いテーパ形状を有している。このノズル12を採用したうえで、図11(a)に示すように押し出し部材3がプランジャ2と同軸で設計されている場合を想定する。その場合、図11(b)に示すように、眼内リングCをノズル12ひいては中空体1(以降、ノズル12を例示)のより内部へと引き込むほど、押し出し部材3の先端部分の突起31とノズル12の内周との間のクリアランス(図11(b)の白矢印)が大きくなる。その結果、眼内リングCをノズル12の内部に引き込む最中、眼内リングCが押し出し部材3の先端部分の突起31から外れてしまうことも考えられる。
そこで本実施形態においては、図12(a)に示すように、押し出し部材3の先端部分がプランジャ2の中心軸よりも下方に位置するように設計する(図12(a)の丸囲い)。この構成により、図12(b)に示すように、眼内リングCをノズル12の内部に引き込んだ位置での押し出し部材3の先端部分の突起31とノズル12の内面との間のクリアランスを減らすことができる(図12(b)の丸囲い)。その結果、眼内リングCが押し出し部材3の先端部分の突起31から外れるのを抑止できる。
上記偏位の具体的な態様としては以下のものが挙げられる。
例えば、図12に記載のようにプランジャ2に取り付けられた押し出し部材3の全体またはプランジャ2との係合部分から先端側の棒状部分全体を、プランジャ2の軸方向から、突起31が突出する方向へと傾ける。これにより、眼内リング挿入器10の押し出し部材3のうち突起31が設けられた先端部分をノズル12の内周下方に偏位させられる。このとき、眼内リングCのアイレットChに突起31を嵌め入れた初期状態において、突起31がノズル12の内周に接触する程度に偏位させても構わない。また、眼内リングCをノズル12の内部に引き込んだ位置に至るまで突起31がノズル12の内周に接触する程度に偏位させても構わない。
別の例としては、押し出し部材3の後端から先端に向かう途中にて、突起31が突出する方向へと押し出し部材3を偏位させ、そのまま押し出し部材3を延在させ、突起31が設けられた先端部分をノズル12の内周下方に偏位させてもよい。
別の例としては、押し出し部材3の突起31が設けられた先端部分のみをノズル12の内周下方に偏位させてもよい。
上記の各構成により、眼内リング挿入器10を容器4に収容した状態において、プランジャ2の前後方向への移動を規制しつつ、眼内リング挿入器10の本体である中空体1を前方に移動させることが可能となる。これにより、眼内リング挿入器10内への眼内リングCの収容作業を、容器4内で完結させられる。
つまり、眼内リング挿入器10の押し出し部材3と眼内リングCのアイレットChとの係合状態を安定して維持しつつ、中空体1の内部に眼内リングCを安定して収容することが可能となる。また、従来のように術者がプランジャ2の移動に気を取られず、眼内リングCに意識を向けながら、中空体1の内部に眼内リングCを正常に収容することが可能となる。また、容器4内で作業が完結するため、眼内リングCの収容作業中に眼内リング挿入器10を容器4外の障害物にぶつけるおそれがなくなる。
その結果、眼内リング挿入器10内への眼内リングCの収容を術者が安定して且つ正常に行える。
本発明の技術的範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
例えば本実施形態の眼内リング挿入器10は例えば樹脂製の使い捨て型であってもよいし、繰り返し使用型であってもよい。ただ、使い捨て型であれば洗浄および消毒を都度行う必要がないため、手間が省けるため好ましい。
本実施形態においては主に、プランジャ2の軸方向の移動を規制する一方で、中空体1は軸方向のみの移動を許容する例を挙げた。その一方、上記の関係を逆にしても構わない。例えば、中空体1の軸方向の移動を規制する一方で、プランジャ2は軸方向のみの移動を許容する構成を採用しても構わない。本実施形態にて先に述べた「眼内リング挿入器10を容器4に収容した状態で、中空体1とプランジャ2とを軸方向に相対的に移動させる移動機構」は、この構成を含む。
この変形例の場合も、本実施形態と同様、眼内リング挿入器10を容器4に収容した状態で、中空体1およびプランジャ2の少なくともいずれかを軸方向に摺動可能な摺動機構を備えるのが好ましい。そのうえで、容器4に収容した状態の眼内リング挿入器10の軸方向以外の方向の移動を規制する移動規制部を備えるのが更に好ましい。
この変形例の場合、中空体1とプランジャ2が相対的に移動すなわち中空体1を固定したうえで、プランジャ2を、押し出し部材の軸方向の端部と係合した眼内リングCが中空体1の内部に収容される距離だけ移動させた際に、移動規制部は眼内リング挿入器10の移動の規制を解除するのが好ましい。
具体的な構成としては、例えば、中空体1のフランジ11を上方から下方へ嵌め入れ可能な縦溝を容器4に設けてもよい。そして、中空体1の突起1pおよび容器の第1突出部61に類似する嵌合機構を、プランジャ2の棒状部分と容器4とに対して設けてもよい。また、中空体1のフランジ11の切り欠き11nおよび容器の第2突出部62に類似する嵌合機構を、プランジャ2のフランジ21に対して設けてもよい。
また、中空体1とプランジャ2とを共に移動させてもよい。その場合、中空体1の突起1pおよび容器の第1突出部61に類似する嵌合機構、または中空体1のフランジ11の切り欠き11nおよび容器の第2突出部62に類似する嵌合機構を、中空体1とプランジャ2と容器4とに設けても構わない。
なお、いずれの場合でも、移動距離については、本実施形態と同様、20~50mm(好適には25~45mm)であるのが好ましい。
本実施形態では眼内リングCとして水晶体嚢拡張リング(CTR)を例示した。その一方、眼内リングCとして角膜内リングを扱う眼内リング挿入器10にも本発明の技術的思想は適用可能である。
また、ノズル12を切り欠く上記の例は、眼内リングCの放出方向が一定となりやすくなる、ということを課題および効果に設定することにより、単独で発明足りうる。しかもこの課題および効果は、眼内リングCのみならず眼内レンズについても適用可能である。以上を踏まえたうえで、この発明の一構成は以下の通りである。
「水晶体嚢の形状を保持するための眼内リングC、または眼内レンズを眼内に挿入する挿入器において、
眼内リングCまたは眼内レンズを放出するノズル12を備え、
放出方向の垂直方向である側面視において、ノズル12は、一端121が長尺且つもう一端122が同尺または短尺な形状を有し、ノズル12の開口123における同尺または短尺な一端122側を切り欠いた、挿入器。」
好ましくは、同尺または短尺な一端122側の切り欠きに対し、ノズル12の上方の長尺の一端121と下方の短尺な一端122の中間よりも短尺な一端122寄りの位置に、後方に向けて更なる切り欠きを設ける。
上記の押し出し部材3に設けられた張り出し部32について、房水の逆流の抑止を課題および効果に設定することにより、単独で発明足りうる。以上を踏まえたうえで、この発明の一構成は以下の通りである。
「水晶体嚢の形状を保持するための眼内リングCを眼内に挿入する眼内リング挿入器10において、
眼内リング挿入器10は、
眼内リングCを収容する中空を有する中空体1と、
中空体1の内部を中空体1の軸方向に移動するプランジャ2と、
中空体1の内部をプランジャ2と共に中空体1の軸方向の前方に移動することにより眼内リングCを押し出す押し出し部材3と、
を備え、
中空体1は、眼内リングCを開口123から放出するノズル12を備え、
押し出し部材3の軸方向の少なくとも一部に対し、ノズル12の開口123からの房水の逆流を抑止する張り出し部32が設けられた、眼内リング挿入器10。」
眼内リングCをノズル12の内部に引き込む最中、眼内リングCが押し出し部材3の先端部分の突起31から外れてしまうことを課題に設定し、それを解決することを効果と設定することにより、上記の押し出し部材3の偏位は、単独で発明足りうる。以上を踏まえたうえで、この発明の一構成は以下の通りである。
「水晶体嚢の形状を保持するための眼内リングCを眼内に挿入する眼内リング挿入器10において、
眼内リング挿入器10は、
眼内リングCを収容する中空を有する中空体1と、
中空体1の内部を中空体1の軸方向に移動するプランジャ2と、
中空体1の内部をプランジャ2と共に中空体1の軸方向の前方に移動することにより眼内リングCを押し出す押し出し部材3と、
を備え、
押し出し部材3のうち少なくとも眼内リングCの係合用の突起31が設けられた前方部分をプランジャ2の軸方向から突起31が突出する方向へと偏位させた、眼内リング挿入器10。」
1…中空体
1p…(溝形成用の)突起
11…中空体のフランジ
11n…(中空体のフランジの)切り欠き
12…ノズル
121…長尺の一端
122…同尺または短尺の一端
123…ノズルの開口
123n…(ノズルの開口の)切り欠き
13a,13b…板状突起
14a,14b…別の板状突起
2…プランジャ
21…プランジャのフランジ
3…押し出し部材
31…(アイレット用の)突起
32…(房水逆流抑止用の)張り出し部
4…容器
4s…ストッパー
5…プランジャ移動規制部
6…中空体移動規制部
61,62…(中空体移動規制部である)第1突出部,第2突出部
7…戻り規制部
71…(中空体のフランジの切り欠きとの嵌合の)溝
8…蓋
9…フック
10…眼内リング挿入器
20…容器付き眼内リング挿入器
C…眼内リング
Ch…アイレット

Claims (14)

  1. 水晶体嚢の形状を保持するための眼内リングを眼内に挿入する眼内リング挿入器が容器に収容された容器付き眼内リング挿入器において、
    前記眼内リング挿入器は、
    眼内リングを収容する中空を有する中空体と、
    前記中空体の内部を前記中空体の軸方向に移動するプランジャと、
    前記中空体の内部を前記プランジャと共に前記中空体の軸方向の前方に移動することにより眼内リングを押し出す押し出し部材と、
    を備え、
    前記容器は、
    前記眼内リング挿入器を前記容器に収容した状態で、前記中空体と前記プランジャとを軸方向に相対的に移動させる移動機構を備えた、容器付き眼内リング挿入器。
  2. 前記容器に収容した状態の眼内リング挿入器の軸方向以外の方向の移動を規制する移動規制部を備えた、請求項1に記載の容器付き眼内リング挿入器。
  3. 前記押し出し部材の軸方向の端部と係合した眼内リングの全体が前記中空体の内部に収容される距離を前記中空体と前記プランジャとが相対的に移動した際に、前記移動規制部は前記眼内リング挿入器の移動の規制を解除する、請求項2に記載の容器付き眼内リング挿入器。
  4. 前記距離は20~50mmである、請求項3に記載の容器付き眼内リング挿入器。
  5. 前記容器は、
    前記眼内リング挿入器を前記容器に収容した状態で前記プランジャの軸方向の移動を規制するプランジャ移動規制部と、
    前記眼内リング挿入器を前記容器に収容した状態で前記中空体の軸方向の移動は許容する一方で軸方向以外の方向の移動を規制する中空体移動規制部と、
    を備えた、請求項1~4のいずれかに記載の容器付き眼内リング挿入器。
  6. 前記押し出し部材の軸方向の端部と係合した眼内リングの全体が前記中空体の内部に収容される距離を前記中空体が前方に移動した際に、前記中空体移動規制部は前記中空体の移動の規制を解除する、請求項5に記載の容器付き眼内リング挿入器。
  7. 前記中空体移動規制部が複数設けられ、請求項5または6に記載の容器付き眼内リング挿入器。
  8. 前記中空体移動規制部は、前記中空体の外周と軸方向にて嵌合する、請求項5~7のいずれかに記載の容器付き眼内リング挿入器。
  9. 前記中空体移動規制部は、更に、前記中空体が軸方向の後方に移動するのを規制する戻り規制部を有する、請求項5~8のいずれかに記載の容器付き眼内リング挿入器。
  10. 前記プランジャ移動規制部は、前記プランジャの軸方向の後方の端部と嵌合する溝である、請求項5~9のいずれかに記載の容器付き眼内リング挿入器。
  11. 前記中空体は、眼内リングを開口から放出するノズルを備え、
    前記中空体の軸方向の垂直方向である側面視において、前記ノズルは一端が長尺且つもう一端が同尺または短尺な形状を有し、前記ノズルの開口における短尺な一端側を切り欠いた、請求項1~10のいずれかに記載の容器付き眼内リング挿入器。
  12. 前記中空体は、眼内リングを開口から放出するノズルを備え、
    前記押し出し部材の軸方向の少なくとも一部に対し、前記ノズルの開口からの房水の逆流を抑止する張り出し部が設けられた、請求項1~11のいずれかに記載の容器付き眼内リング挿入器。
  13. 前記押し出し部材のうち少なくとも突起が設けられた前方部分を前記プランジャの軸方向から前記突起が突出する方向へと偏位させた、請求項1~12のいずれかに記載の容器付き眼内リング挿入器。
  14. 更に眼内リングを備えた、請求項1~13のいずれかに記載の容器付き眼内リング挿入器。

JP2018094807A 2018-05-16 2018-05-16 容器付き眼内リング挿入器 Active JP7162443B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018094807A JP7162443B2 (ja) 2018-05-16 2018-05-16 容器付き眼内リング挿入器
US17/055,186 US20210145570A1 (en) 2018-05-16 2019-04-25 Intraocular lens injector with container
EP19803973.7A EP3815648B1 (en) 2018-05-16 2019-04-25 Intraocular ring insertion device with container
PCT/JP2019/017744 WO2019220922A1 (ja) 2018-05-16 2019-04-25 容器付き眼内リング挿入器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018094807A JP7162443B2 (ja) 2018-05-16 2018-05-16 容器付き眼内リング挿入器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019198481A JP2019198481A (ja) 2019-11-21
JP7162443B2 true JP7162443B2 (ja) 2022-10-28

Family

ID=68539937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018094807A Active JP7162443B2 (ja) 2018-05-16 2018-05-16 容器付き眼内リング挿入器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20210145570A1 (ja)
EP (1) EP3815648B1 (ja)
JP (1) JP7162443B2 (ja)
WO (1) WO2019220922A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5236638B2 (ja) 2007-05-30 2013-07-17 Hoya株式会社 眼内レンズ挿入器具
BR112022003158A2 (pt) * 2019-08-23 2022-05-17 Alcon Inc Cartucho de lente intraocular manualmente atuado integrado à embalagem e dispositivo de entrega de lente
KR20220092495A (ko) 2019-10-31 2022-07-01 소니그룹주식회사 광전 변환 소자 및 촬상 소자
JP2022154419A (ja) * 2021-03-30 2022-10-13 Hoya株式会社 眼内リング挿入器及び容器付き眼内リング挿入器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003527162A (ja) 1999-11-19 2003-09-16 コルネアル アンドゥストリ 水晶体嚢リング及び水晶体嚢リングシステム
WO2004041323A3 (en) 2002-10-30 2004-10-07 Jaime Zacharias Improved endocapsular tension ring and method of implanting same
WO2016191764A1 (en) 2015-05-28 2016-12-01 Page Surgical Innovations, Llc Capsular tension ring inserter and method

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5772666A (en) * 1992-09-30 1998-06-30 Staar Surgical Company, Inc. Deformable intraocular lens injecting apparatus with deformable tip plunger
US7037312B2 (en) * 2001-09-07 2006-05-02 Canon-Staar Co., Inc. Insertion device for deformable intraocular lens
US7074227B2 (en) * 2002-12-12 2006-07-11 Valdemar Portney IOL insertion tool with forceps
US20100106160A1 (en) * 2008-10-24 2010-04-29 George Tsai Intraocular lens injection systems and methods
JP6501608B2 (ja) 2015-05-19 2019-04-17 Hoya株式会社 眼内リング

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003527162A (ja) 1999-11-19 2003-09-16 コルネアル アンドゥストリ 水晶体嚢リング及び水晶体嚢リングシステム
WO2004041323A3 (en) 2002-10-30 2004-10-07 Jaime Zacharias Improved endocapsular tension ring and method of implanting same
WO2016191764A1 (en) 2015-05-28 2016-12-01 Page Surgical Innovations, Llc Capsular tension ring inserter and method

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019220922A1 (ja) 2019-11-21
EP3815648A1 (en) 2021-05-05
EP3815648B1 (en) 2023-10-18
EP3815648A4 (en) 2022-06-08
JP2019198481A (ja) 2019-11-21
US20210145570A1 (en) 2021-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7162443B2 (ja) 容器付き眼内リング挿入器
EP2177178B1 (en) Intraocular lens insertion device for controlling movement of the intraocular lens
KR102431211B1 (ko) 안내 렌즈 삽입기
TWI626932B (zh) 眼內鏡片用植入器
EP2161005B1 (en) Intraocular lens inserting tool
EP2579814B1 (en) Ocular implant insertion system
JP6029659B2 (ja) 眼内レンズを移植するインジェクター
EP2161004B1 (en) Intraocular lens inserting tool
KR102431214B1 (ko) 안내 렌즈 삽입기
EP3708118B1 (en) Intraocular lens insertion device and cartridge
US10105258B2 (en) Device for receiving an intraocular lens, and method for folding an intraocular lens
JP2007152010A (ja) 眼内レンズ挿入用器具
KR20190046775A (ko) 안구내 렌즈를 이식하는 인젝터를 위한 카트리지
NZ300317A (en) Intraocular lens insertion system comprising an injection device and a cartridge, the cartridge having a lens holding portion and an outer sleeve portion
KR20180093906A (ko) 렌즈 홀더 및 안내 렌즈용 인젝터
JP6027536B2 (ja) 眼内レンズの挿入器具
US10751168B2 (en) Intraocular lens insertion apparatus
JP7021477B2 (ja) 眼内レンズ挿入器具
JP2007089915A (ja) 眼内レンズ挿入システム
CN113329718A (zh) 用于容纳人造晶状体的装置和用于折叠人造晶状体的方法
JP7088852B2 (ja) 眼内レンズ用インジェクタ
WO2022209900A1 (ja) 眼内リング挿入器及び容器付き眼内リング挿入器
EP3222247A1 (en) Intraocular lens insertion tool
CN114258292A (zh) 用于人工晶状体盒的包装物辅助致动

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190425

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7162443

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150