JP7162290B2 - 車載用触媒からの担持金属の回収方法 - Google Patents

車載用触媒からの担持金属の回収方法 Download PDF

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特許法第30条第2項適用 (1)第33回日本イオン交換研究発表会 講演要旨集 発行所:日本イオン交換学会 発行日:平成29年10月26日(2)第33回日本イオン交換研究発表会 開催日:平成29年10月26日(3)学長定例記者会見 会見場所:国立大学法人山形大学 法人本部第二会議室 会見日:平成29年11月15日(3-1)遠藤昌敏 “電子レンジで自動車触媒からプラチナの回収” 国立大学法人 山形大学Webサイト <URL:https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/education/notice/engineering/mendo_01/> 発行日:平成30年3月12日(3-2)“山形大、電子レンジでレアメタル回収 車の触媒から粉末に” 日刊工業新聞 電子版 <URL:https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00452114> 発行所:日刊工業新聞社 発行日:平成29年11月26日(3-3)“電子レンジでプラチナ回収 山形大が成功” 日本経済新聞 電子版 <URL:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23511460V11C17A1L01000/> 発行所:日本経済新聞社 発行日:平成29年11月15日(4)修士学位論文内容要旨 配布場所:国立大学法人山形大学 配布日:平成30年2月9日(5)国立大学法人山形大学大学院理工学研究科 物質化学工学専攻 博士前期課程 修士学位論文公聴会 開催日:平成30年2月16日(6)修士学位論文原稿 配布場所:国立大学法人山形大学 配布日:平成30年2月9日(7)修士学位論文改訂版原稿 配布場所:国立大学法人山形大学 配布日:平成30年3月8日
本開示は、車載用触媒からの担持金属の回収方法に関する。
Pd、Pt、Rh等の貴金属は、耐熱性,耐食性に優れることから多くの製品に使用されている。中でも車載用触媒(排気ガスを浄化する装置)にはPd、Pt、Rh等の貴金属が担持金属として多量に用いられており、リサイクルすることが望まれている。
車載用触媒中の貴金属の従来の回収方法として、銅製錬を利用した高炉や電解工程によって貴金属の回収を行う乾式分解法、及び王水を用いてスクラップから貴金属を回収する湿式分解法がある(非特許文献1、非特許文献2)。
Recovery of Platinum Group Metals from Spent Automotive Catalyst, 12th International Research/Expert Conference "Trends in the Development of Machinery and Associated Technology" TMT2008, Istanbul, Turkey, 26-30 August 2008. Recovery of Palladium from Spent Activated Carbon-Supported Palladium Catalysts, Platinum Metals Rev., 2013,57(4), 289-296.
これらの従来の方法で車載用触媒から貴金属を回収する際には、粉砕が必要である。しかしながら、粉砕工程を経るために、担体等の担持金属以外の材料も回収されてしまうため、担持金属の回収率が低い。粉砕工程に加えて、担持金属とそれ以外の材料の選別工程も必要であり、工程が多く、時間及びコストもかかる。そのため、回収率が高く簡易で低コストの車載用触媒からの担持金属の回収方法が求められている。
本発明者は上記課題に鑑みて鋭意研究を行い、車載用触媒を粉砕することなく、酸化剤及び還元剤を用いてマイクロ波照射を行う担持金属の回収方法を見出した。
本開示は、担体上に担持金属を担持した車載用触媒のハニカム構造の孔に、酸溶液を導入すること、前記酸溶液を導入した車載用触媒にマイクロ波照射を行い、前記担持金属を溶出させること、前記担持金属が溶出した溶液に還元剤を加えること、前記還元剤を加えた溶液にマイクロ波照射を行い、前記担持金属を析出させること、及び前記析出した担持金属をろ過して、回収することを含む、車載用触媒からの担持金属の回収方法を対象とする。
本開示の回収方法によれば、簡易でコストを抑えて、車載用触媒から担持金属を高い回収率で回収することができる。
図1は、車載用触媒のハニカム構造の孔に酸溶液を導入する態様を表す模式図である。 図2は、実施例1~24におけるマイクロ波照射時間とPdの溶出量との関係を表すグラフである。 図3は、実施例1~24におけるマイクロ波照射時間とPtの溶出量との関係を表すグラフである。 図4は、実施例1~24におけるマイクロ波照射時間とRhの溶出量との関係を表すグラフである。 図5は、比較例1~9におけるホットプレート上温度とPdの溶出量との関係を表すグラフである。 図6は、比較例1~9におけるホットプレート上温度とPtの溶出量との関係を表すグラフである。 図7は、比較例1~9におけるホットプレート上温度とRhの溶出量との関係を表すグラフである。 図8は、実施例25~33におけるマイクロ波照射時間及び雰囲気ガスとPdの溶出量との関係を表すグラフである。 図9は、実施例25~33におけるマイクロ波照射時間及び雰囲気ガスとPtの溶出量との関係を表すグラフである。 図10は、実施例25~33におけるマイクロ波照射時間及び雰囲気ガスとRhの溶出量との関係を表すグラフである。 図11は、実施例26、29、及び32におけるマイクロ波照射時間が10秒の場合の雰囲気ガスとAl及びMgの溶出率との関係を表すグラフである。 図12は、実施例27、30、及び33におけるマイクロ波照射時間が30秒の場合の雰囲気ガスとAl及びMgの溶出率との関係を表すグラフである。 図13は、実施例25、28、及び31におけるマイクロ波照射時間が50秒の場合の雰囲気ガスとAl及びMgの溶出率との関係を表すグラフである。 図14は、本開示の方法で車載用触媒から担持金属を溶出させる前後の、担持金属であるPtのX線強度を表すグラフである。 図15は、本開示の方法で車載用触媒から担持金属を溶出させる前後の、担持金属であるPd及びRh、並びに助触媒金属であるCeのX線強度を表すグラフである。
本開示の車載用触媒からの担持金属の回収方法は、担体上に担持金属を担持した車載用触媒のハニカム構造の孔に、酸溶液を導入すること、前記酸溶液を導入した車載用触媒にマイクロ波照射を行い、前記担持金属を溶出させること、前記担持金属が溶出した溶液に還元剤を加えること、前記還元剤を加えた溶液にマイクロ波照射を行い、前記担持金属を析出させること、及び前記析出した担持金属をろ過して、回収することを含む。
本開示の方法によれば、酸溶液、還元剤、及びマイクロ波照射を用いて、担持金属を溶出、析出させて、車載用触媒を粉砕せずに、担持金属を回収することができ、回収率が高く、簡易且つ低コストで担持金属の回収が可能になる。本開示の方法によれば、車載用触媒に含まれる担持金属の回収率は、好ましくは97%以上、より好ましくは99%以上である。
また、本開示の方法によれば、従来方法の粉砕工程や担持金属とそれ以外の材料の選別工程が不要であり、特殊な設備を必要とせず、運送コストもかけずに、自動車の解体現場の近くで迅速に担持金属の回収を行うことができる。
また、本開示の方法によれば、車載用触媒を粉砕する必要がないだけでなく、車載用触媒の担体部分の溶出を少なく抑えつつ、ハニカム構造の内壁表面に存在する担持金属を選択的に溶解することができる。そのため、担持金属の再利用だけでなく、担体部分の再利用も可能となる。
車載用触媒は、自動車等の排気ガス中の有害ガスを無害なガスに変換する機能を有するものである。本開示の回収方法に用いられる車載用触媒は、担体上に担持金属を担持したものであれば、特に限定されない。
車載用触媒の一例としては、以下のものが挙げられる。例えば、車載用触媒は、シリカ、アルミナ及びマグネシアを主成分とするコーディエライトハニカム担体構造を有し、ハニカム構造の内壁表面に、直径が10nm程度のセリア等の助触媒粒子(担体部分)及び直径が1~2nm程度の触媒活性点であるPd、Rh、Pt等の担持金属の粒子が分散して配置されている。
酸溶液は、好ましくは、塩酸、王水、硝酸、または硫酸であり、より好ましくは塩酸または王水である。Pd、Pt、Rh等の貴金属を溶解するためには、Cl-イオンを含む塩酸または王水がより好ましく、王水がさらに好ましい。
酸溶液は、好ましくは50~100℃に加温されている。加温された酸溶液を用いることにより、マイクロ波の照射時間を短縮することができる。
塩酸は好ましくは濃塩酸であり、濃度は好ましくは実質的に35~36%である。王水は、濃塩酸と濃硝酸とが体積比で実質的に3:1で構成され、このときの濃塩酸の濃度は、好ましくは実質的に35~36%であり、濃硝酸濃度の濃度は、好ましくは実質的に60~70%である。硝酸は好ましくは濃硝酸であり、濃度は好ましくは実質的に60~70%である。硫酸は好ましくは濃硫酸であり、濃度は好ましくは実質的に90~98%である。
車載用触媒のハニカム構造の孔に酸溶液を任意の方法で導入することができる。例えば、車載用触媒を酸溶液に浸漬するか、車載用触媒のハニカム構造の孔の開口部上に酸溶液を配置するか、または各孔に酸溶液を注入してもよい。
図1に示すように、酸溶液は毛細管現象で車載用触媒のハニカム構造の孔に入るので、酸溶液の使用量は少量でよい。酸溶液は毛細管現象によって、ハニカム構造の孔に入り内壁表面に添着されている担持金属に到達するので、マイクロ波照射で酸溶液及び担持金属粒子を加熱することができる。
酸溶液を導入した車載用触媒に照射するマイクロ波の波長は、好ましくは300MHz~4GHz、より好ましくは2~3GHzである。このように波長範囲のマイクロ波を照射することによって、車載用触媒から効率的に担持金属を溶出させることができる。
酸溶液を導入した車載用触媒に照射するマイクロ波の出力は、好ましくは500W以上、より好ましくは700W以上、さらに好ましくは1000W以上である。マイクロ波の出力の上限は特に限定されないが、例えば3000W以下にしてもよい。
酸溶液を導入した車載用触媒に照射するマイクロ波の照射時間は、好ましくは0.5~5分である。本開示の方法によれば、短時間で車載用触媒から担持金属を溶出させることができる。
酸溶液を導入した車載用触媒に照射するマイクロ波は、マイクロ波を照射可能な装置で照射され、好ましくは電子レンジを用いて照射することができる。マイクロ波の照射装置として電子レンジを用いることができるので、自動車の解体現場の近くで運送コストをかけずに迅速且つ低コストで、車載用触媒から容易に担持金属を溶出させることが可能となる。
酸溶液を導入した車載用触媒にマイクロ波照射を行うことは、好ましくは窒素雰囲気中または希ガス雰囲気中で行われ、より好ましくは希ガス雰囲気中で行われ、さらに好ましくはアルゴン雰囲気中で行われる。
酸溶液を導入しマイクロ波照射を行って担持金属を溶出させる際に、担持金属が金属酸化物になると溶解性が低下する。上記雰囲気中で酸溶液を導入した車載用触媒にマイクロ波照射を行うことにより、担持金属の酸化物形成を抑制することができ、車載用触媒からの担持金属の溶出率をより向上することができる。
酸溶液を導入しマイクロ波照射を行って車載用触媒から担持金属を溶出させた後、車載用触媒を水中に浸漬させるか、または車載用触媒内に水を導入して、溶出した担持金属を含む溶液として、車載用触媒の外に取り出すことができる。
本開示の方法においては、担持金属が溶出した溶液に還元剤を加え、還元剤を加えた溶液にマイクロ波照射を行う。担持金属が溶出した溶液に還元剤を加え、マイクロ波照射を行うことにより、溶解した担持金属を短時間で析出させることができる。
還元剤は、好ましくは、水素化ホウ素ナトリウム(テトラホウ酸ナトリウム)、水素化ホウ素リチウム、トリエチルシラン、またはこれらの組み合わせであり、好ましくは水酸化ナトリウムが共存するアルカリ条件下で用いられる。
担持金属が溶出した溶液への還元剤の添加量は、好ましくは溶液の質量に対して0.1~10質量%である。
還元剤を添加した担持金属が溶出した溶液に照射するマイクロ波の波長は、好ましくは300MHz~4GHz、より好ましくは2~3GHzである。このような波長範囲のマイクロ波を照射することによって、溶解した担持金属をより短時間で析出させることができる。
還元剤を添加した担持金属が溶出した溶液に照射するマイクロ波の出力は、好ましくは500W以上、より好ましくは700W以上、さらに好ましくは1000W以上である。マイクロ波の出力の上限は特に限定されないが、例えば3000W以下にしてもよい。
還元剤を添加した担持金属が溶出した溶液に照射するマイクロ波の照射時間は、好ましくは15分以内、より好ましくは12分以内、さらにより好ましくは9分以内である。本開示の方法によれば、溶解した担持金属を短時間で析出させることができる。
理論に束縛されるものではないが、還元剤を加えマイクロ波を照射することで担持金属粒子が局所的に加熱され、加熱された金属微粒子同士が凝集し、析出が促進すると考えられる。また、マイクロ波を照射することで溶媒の温度が上昇するため、例えば、次の金属析出反応が促進すると考えられる。
BH4-+3H2O→BO3+7H++8e-
Pt2++2e-→Pt
Pd2++2e-→Pd
Rh2++2e-→Rh
還元剤を添加した担持金属が溶出した溶液に照射するマイクロ波は、マイクロ波を照射可能な装置で照射され、好ましくは電子レンジを用いて照射することができる。マイクロ波の照射装置として電子レンジを用いることができるので、自動車の解体現場の近くで運送コストをかけずに迅速且つ低コストで、溶解した担持金属を容易に析出させることができる。
還元剤を添加した担持金属が溶出した溶液にマイクロ波照射を行うことは、好ましくは窒素雰囲気中または希ガス雰囲気中で行われ、より好ましくは希ガス雰囲気中で行われ、さらに好ましくはアルゴン雰囲気中で行われる。
還元剤を添加しマイクロ波照射を行って担持金属を析出させる際に、担持金属が金属酸化物になると析出性が低下する。上記雰囲気中で、還元剤を添加した担持金属が溶出した溶液にマイクロ波照射を行うことにより、担持金属の酸化物形成を抑制することができ、担持金属の析出率を向上することができる。
溶液中で担持金属を析出させた後、析出した担持金属をろ過して、回収する。ろ過には、ろ紙や吸引ろ過を用いることができる。
担持金属は好ましくは白金族元素であり、より好ましくはPd、Rh、及びPtからなる群から選択される少なくとも一種の金属である。
(実施例1)
(車載用触媒の含有成分及び含有量の分析)
使用済みの車載用触媒を粉砕し、2.0gの粉砕した車載用触媒をメノウ乳鉢を用いて、200メッシュ以下までさらに粉砕した。200メッシュ以下に粉砕した試料について、エネルギー分散型蛍光X線分析装置(XRF、Rigaku,EDXL300)を用いて、含有元素の定性分析及び定量分析を行った。車載用触媒は、10万キロ走行した自動車を解体して取り出したものであり、XRFによって定性した結果、シリカ、アルミナ、マグネシア、及びセリアを主成分としたコーディエライトハニカム担体構造であった。表1に、車載用触媒の含有成分及び含有量を示す。
Figure 0007162290000001
(車載用触媒から担持金属の溶出)
濃度36%の濃塩酸(関東化学株式会社製)と濃度61%の濃硝酸(関東化学株式会社製)とを体積比で3:1で混合し王水を調製した。試験のために1.0gの立方体になるように裁断した上記使用済みの車載用触媒と、常温の王水10mLと、フッ素樹脂容器とを、グローブボックス内に配置した。グローブボックス内の雰囲気をArガスで置換した。グローブボックス内で、フッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン)容器に車載用触媒と王水10mLとを入れて車載用触媒のハニカム構造の孔に王水を導入し、フッ素樹脂容器を密封した。密封したフッ素樹脂容器をグローブボックスから取り出し、出力が500Wで波長が2.45GHzの電子レンジ(Panasonic製、NE-EH224)に入れて、10秒照射及び1分放置のマイクロ波照射を5回繰り返し行った。
マイクロ波照射を行ったフッ素樹脂容器内で、車載用触媒内に純水を導入して、溶出した担持金属を、溶出した担持金属を含む溶液として車載用触媒の外に取り出した。溶出した担持金属を含む溶液を5Cろ紙(ADVANTEC、110mm)を用いてろ過し、ろ過した溶液中のPd、Pt、及びRhの濃度を誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS、Perkin Elmer製、ELAN DRCII)で測定し、溶出量を求めた。
(実施例2~6)
実施例2~6においては、10秒照射及び1分放置のマイクロ波照射を1回、2回、3回、10回、及び20回、繰り返し行ったこと以外は、実施例1と同様の方法で溶出量を測定した。
(実施例7)
酸溶液として、濃度が36%の濃塩酸(関東化学株式会社製)を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法で溶出量を測定した。
(実施例8~12)
実施例8~12においては、10秒照射及び1分放置のマイクロ波照射を1回、2回、3回、10回、及び20回、繰り返し行ったこと以外は、実施例7と同様の方法で溶出量を測定した。
(実施例13)
酸溶液として、濃度が61%の濃硝酸(関東化学株式会社製)を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法で溶出量を測定した。
(実施例14~18)
実施例14~18においては、10秒照射及び1分放置のマイクロ波照射を1回、2回、3回、10回、及び20回、繰り返し行ったこと以外は、実施例13と同様の方法で溶出量を測定した。
(実施例19)
酸溶液として、濃度が96%の濃硫酸(関東化学株式会社製)を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法で溶出量を測定した。
(実施例20~24)
実施例20~24においては、10秒照射及び1分放置のマイクロ波照射を1回、2回、3回、10回、及び20回、繰り返し行ったこと以外は、実施例19と同様の方法で溶出量を測定した。
(比較例1)
車載用触媒中の貴金属の従来の回収方法である湿式分解法を用いて、担持金属から担持金属を溶出させて溶出量を測定した。
具体的には、次の方法で行った。車載用触媒を粉砕して、1.0gの粉砕物を得た。空気中にて、ホットプレート上に配置したフッ素樹脂容器中に王水を入れ80℃に加温し、粉砕物を加温した王水中に浸漬し、1時間静置して、粉砕物を溶解させた。粉砕物を溶解させた溶液を5Cろ紙(ADVANTEC、110mm)を用いてろ過し、ろ過した溶液中のPd、Pt、及びRhの濃度を誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS、Perkin Elmer製、ELAN DRCII)で測定し、溶出量を求めた。
(比較例2~3)
比較例2~3においては、王水を100℃、150℃に加温したこと以外は、比較例1と同様の方法で溶出量を測定した。
(比較例4)
酸溶液として、濃度が36%の濃塩酸(関東化学株式会社製)を用いたこと以外は、比較例1と同様の方法で、担持金属の溶出量を測定した。
(比較例5~6)
比較例5~6においては、濃塩酸を100℃、150℃に加温したこと以外は、比較例4と同様の方法で溶出量を測定した。
(比較例7)
酸溶液として、濃度が61%の濃硝酸(関東化学株式会社製)を用いたこと以外は、比較例1と同様の方法で溶出量を測定した。
(比較例8~9)
比較例8~9においては、濃硝酸を100℃、150℃に加温したこと以外は、比較例7と同様の方法で溶出量を測定した。
(比較例10)
酸溶液として、濃度が96%の濃硫酸(関東化学株式会社製)を用いたこと以外は、比較例1と同様の方法で溶出量を測定した。
(比較例11~12)
比較例11~12においては、濃硫酸を100℃、150℃に加温したこと以外は、比較例10と同様の方法で溶出量を測定した。
図2~4に、実施例1~24におけるマイクロ波照射時間とPd、Pt、及びRhの溶出量との関係を表すグラフを示す。図5~7に、比較例1~12におけるホットプレート上温度とPd、Pt、及びRhの溶出量との関係を表すグラフを示す。
(実施例25)
酸溶液として、60℃に加温した王水10mLを用いたこと以外は、実施例1と同様の方法でPd、Pt、及びRhの溶出量を測定した。また、担体成分であるAl及びMgの溶出率についても測定した。
(実施例26~27)
実施例26~27においては、10秒照射及び1分放置のマイクロ波照射を1回及び3回、繰り返し行ったこと以外は、実施例25と同様の方法で溶出量及び溶出率を測定した。
(実施例28)
グローブボックス内の雰囲気を空気にしたこと以外は、実施例25と同様の方法で溶出量及び溶出率を測定した。
(実施例29~30)
実施例29~30においては、10秒照射及び1分放置のマイクロ波照射を1回及び3回、繰り返し行ったこと以外は、実施例28と同様の方法で溶出量及び溶出率を測定した。
(実施例31)
グローブボックス内の雰囲気をN2にしたこと以外は、実施例25と同様の方法で溶出量及び溶出率を測定した。
(実施例32~33)
実施例32~33においては、10秒照射及び1分放置のマイクロ波照射を1回及び3回、繰り返し行ったこと以外は、実施例31と同様の方法で溶出量及び溶出率を測定した。
図8~10に、実施例25~33におけるマイクロ波照射時間及び雰囲気ガスとPd、Pt、及びRhの溶出量との関係を表すグラフを示す。
図11~13に、実施例25~33におけるマイクロ波照射時間及び雰囲気ガスとAl及びMgの溶出率との関係を表すグラフを示す。
(マイクロ波照射法によるパラジウム黒粉末及び白金黒粉末の溶出)
正確な溶解率及び回収率を求めるため、白金黒粉末及びパラジウム黒粉末を用いて溶解実験を行った。
(実施例34)
実施例1と同様にArガスで置換したグローブボックス内でパラジウム黒粉末(和光純薬工業製、純度97%以上)と60℃に加温した王水10mLとをフッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン)容器に入れ密封した。その後、出力が500Wで波長が2.45GHzの電子レンジ(Panasonic製、NE-EH224)を用いて、10秒照射、1分放置のマイクロ波照射を5回行った。溶解したPdを含む溶液を5Cろ紙(ADVANTEC、110mm)を用いてろ過し、ろ過した溶液中のPdの濃度を誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS、Perkin Elmer製、ELAN DRCII)で測定し、溶解率を求めた。
(実施例35)
10秒照射及び1分放置のマイクロ波照射を10回、繰り返し行ったこと以外は、実施例34と同様の方法で溶解率を測定した。
(実施例36)
パラジウム黒粉末に代えて白金黒粉末(田中貴金属製、純度98%以上,粒度74μm以下)を溶解したこと以外は、実施例34と同様の方法で溶解率を測定した。
(実施例37)
10秒照射及び1分放置のマイクロ波照射を10回、繰り返し行ったこと以外は、実施例36と同様の方法で溶解率を測定した。
表2に、実施例34及び36のマイクロ波50秒照射時のAr雰囲気におけるパラジウム黒粉末及び白金黒粉末の溶解率を示す。
Figure 0007162290000002
表3に、実施例35及び37のマイクロ波100秒照射時のAr雰囲気におけるパラジウム黒粉末及び白金黒粉末の溶解率を示す。
Figure 0007162290000003
(マイクロ波照射法によるパラジウム黒粉末及び白金黒粉末の回収)
(実施例38)
実施例34と同様の方法でパラジウム黒粉末を王水に溶解させて得られたパラジウム黒粉末溶解液20mLに、還元剤として1.25M水酸化ナトリウムと1Mテトラヒドロホウ酸ナトリウムとの混合液1.5mLを滴下し、出力が500Wで波長が2.45GHzの電子レンジ(Panasonic製、NE-EH224)を用いて、10秒照射1分放置のマイクロ波照射を5回繰り返し行い、Pdを析出させた。
Pdが析出した溶液をメンブレンフィルター(ADVANTEC、0.45μm、25mm)で吸引ろ過し、残ったろ液に塩酸:硝酸=1:1の混酸を加え、ホットプレート上で全量が25mLになるまで溶解した後、ICP-MSにて測定を行い残存量を差し引いて、Pdの回収率を測定した。
(実施例39~41)
10秒照射及び1分放置のマイクロ波照射を0回、3回、及び10回、繰り返し行ったこと以外は、実施例38と同様の方法で回収率を測定した。
(実施例42)
電子レンジの出力を700Wとしたこと以外は実施例38と同様の方法で回収率を測定した。
(実施例43~44)
10秒照射及び1分放置のマイクロ波照射を3回及び7回、繰り返し行ったこと以外は、実施例42と同様の方法で回収率を測定した。
(実施例45)
白金黒粉末を溶解させて得られた白金黒粉末溶解液を用いたこと以外は、実施例38と同様の方法でPtの回収率を測定した。
(実施例46~47)
10秒照射及び1分放置のマイクロ波照射を0回及び3回繰り返し行ったこと以外は、実施例45と同様の方法で回収率を測定した。
(実施例48~49)
電子レンジの出力を700Wとし、10秒照射及び1分放置のマイクロ波照射を1回及び2回、繰り返し行ったこと以外は実施例45と同様の方法で回収率を測定した。
表4に、実施例38~41において、出力500Wのマイクロ波と還元剤を用いた場合のパラジウム黒粉末の回収率を示す。
Figure 0007162290000004
表5に、実施例42~44において、出力700Wのマイクロ波と還元剤を用いた場合のパラジウム黒粉末の回収率を示す。
Figure 0007162290000005
表6に、実施例45~47において、出力500Wのマイクロ波と還元剤を用いた場合の白金黒粉末の回収率を示す。
Figure 0007162290000006
表7に、実施例48~49において、出力700Wのマイクロ波と還元剤を用いた場合の白金黒粉末の回収率を示す。
Figure 0007162290000007
(従来法によるパラジウム黒粉末及び白金粉末の回収)
(比較例13)
マイクロ波照射を行わずに、還元剤を添加したパラジウム黒粉末溶解液を、室温で24時間放置したこと以外は実施例38と同様の方法で、Pdの回収率を測定した。
(比較例14)
マイクロ波照射を行わずに、還元剤を添加した白金黒粉末溶解液を、室温で24時間放置したこと以外は実施例45と同様の方法で、Ptの回収率を測定した。
表8に、比較例13におけるPdの回収率を示す。
Figure 0007162290000008
表9に、比較例14におけるPtの回収率を示す。
Figure 0007162290000009
図14に、本開示の方法で車載用触媒から担持金属を溶出させる前後の、担持金属であるPtのX線強度を表すグラフを示す。図15に、本開示の方法で車載用触媒から担持金属を溶出させる前後の、担持金属であるPd及びRh、並びに助触媒金属であるCeのX線強度を表すグラフを示す。本開示の方法によれば、車載用触媒の担体部分であるCeの溶出を少なく抑えつつ、担持金属を選択的に溶解することができることが示された。

Claims (4)

  1. 担体上に担持金属を担持した車載用触媒のハニカム構造の孔に、酸溶液を導入すること、
    前記酸溶液を導入した車載用触媒にマイクロ波照射を行い、前記担持金属を溶出させること、
    前記担持金属が溶出した溶液に還元剤を加えること、
    前記還元剤を加えた溶液にマイクロ波照射を行い、前記担持金属を析出させること、及び
    前記析出した担持金属をろ過して、回収すること
    を含む、車載用触媒からの担持金属の回収方法であって、
    前記担持金属が、Pd、Rh、及びPtからなる群から選択される少なくとも一種の金属である、回収方法
  2. 前記酸溶液が塩酸または王水である、請求項1に記載の回収方法。
  3. 前記酸溶液を導入した車載用触媒にマイクロ波照射を行うことが、窒素雰囲気中または希ガス雰囲気中で行われる、請求項1または2に記載の回収方法。
  4. 前記酸溶液を導入した車載用触媒にマイクロ波照射を行うことが、アルゴン雰囲気中で行われる、請求項3に記載の回収方法。
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