JP7162156B2 - 滑走艇 - Google Patents

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本開示は、水流を噴出して水上を航行する滑走艇に関する。
マリンジェット、ジェットスキー、水上バイク等の滑走艇(Personal Water Craftともいう)は、エンジンなどの動力源を用いてスクリューを駆動し、水流を噴出して水上を航行する。
特許文献1には、滑走艇が開示されている。滑走艇は、乗船者が搭乗する船体と、船体内部に配置されるエンジンと、エンジンによりスクリューを駆動し水流を噴出するジェット推進装置と、舵としての操舵ノズルと、を有しており、船体に設けられたコントロールボードの左右揺動に応じて操舵ノズルを揺動させ、船体を自由に旋回可能に構成されている。
特開2000-53092号公報
しかしながら、特許文献1のように、船体にジェット推進装置が固定され、舵を動かすことで旋回する構造では、操舵角度に限界があり、急な方向転換ができず、小回りができない。
本開示は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、急な方向転換を可能として、小回りが利き操縦しやすい滑走艇を提供することである。
本開示の滑走艇は、搭乗部位を有する船体と、推進装置と、水平方向に対する前記船体の傾きを検出する傾きセンサと、を備え、前記傾きセンサが検出する前記船体の傾斜方向に応じて進行方向が変更されるように構成されている。
この構成によれば、体重移動により船体の傾斜方向を変更すれば、船体の進行方向を変更できるので、方向を変更するための操作手段を設ける必要がなく、搭乗してから操作可能な体勢になるまでに必要な時間を低減でき、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
第1実施形態の滑走艇全体を示す斜視図 滑走艇全体を示す平面図 滑走艇全体を示す側面図 船体を構成する第1船体ユニット及び第2船体ユニットを示す斜視図 第1船体ユニット内にある方向変更機構を示す斜視図 方向変更機構を示す側面図 図5におけるA-A部位断面図 滑走艇の制御部に関するブロック図 水面に対して船体が傾斜したときの動作に関する平面図 水面に対して船体が傾斜したときの動作に関する側面図 第2実施形態の滑走艇全体を示す側面図 第2実施形態のスクリューユニットを示す底面図及び側面図 第2実施形態において、水面に対して船体が傾斜したときの動作に関する側面図 第3実施形態の滑走艇を示す側面図及び図6に対応する模式的な部分断面図
<第1実施形態>
以下、本開示の第1実施形態の滑走艇について図面を参照しながら説明する。
第1実施形態の滑走艇は、図1に示すように、水流を噴出して水上を航行するために用いられる。滑走艇は、搭乗部位10を有する船体1と、水流を噴出可能なスクリューユニット2と、旋回用動力源30の動力によってスクリューユニット2による水流の噴出方向BDを変更可能に構成された方向変更機構3(図4~7参照)と、を有する。
図1、図2A、図2B、及び図3に示すように、船体1は、人が搭乗可能な広さを有する搭乗部位10を上部に有する。第1実施形態において、図2Bに示すように、船体1は、全体として扁平形状であり、平面視において中央部よりも周縁部が上方へ向けて湾曲した形状に形成されている。図2A及び図2Bに示すように、船体1が扁平であり且つ平面視にて円形状であれば、周縁部を接地させて転がして運ぶことができ、可搬性を確保可能となる。なお、船体1は、図2Aに示すように、平面視において円形に形成されているが、これに限定されない。例えば、平面視において四角形を含む多角形、楕円形状などの任意の形状に変更可能である。
図1に示すように、スクリューユニット2は、動力を受けて回転可能なスクリュー20(図6参照)を有し、スクリュー20による水流の噴出方向が360度変更可能となるように船体1に対して回転自在に構成されている。
具体的には、図6に示すように、スクリューユニット2は、スクリュー20と、スクリュー20のスクリュー軸20sを中心に回転可能に支持するスクリューケース21と、を有する。スクリューケース21が船体1に対して回転自在に取り付けられている。第1実施形態では、スクリューケース21は、棒状部位21aを有する。棒状部位21aの内部にはスクリュー20が収容されており、棒状部位21aの先端に、スクリュー20により発生する水流を噴出する噴出口21bが形成されており、棒状部位21aの側壁に、給水口21cが形成されている。スクリュー20の回転によって、給水口21cから水が取り込まれ、噴出口21bから棒状部位21aの軸方向に沿って水流が噴出される。棒状部位21aの先端から水流を噴出し、棒状部位21aの基端側が船体1に対して回転自在に取り付けられており、これにより、噴出方向BDが、常に船体1の側方を向きながら360度向きを変更可能に構成されている。なお、第1実施形態では、スクリューユニット2が、噴出方向BDに対して直角となる軸CLを中心に回転自在に船体1に取り付けられているが、これに限定されない。スクリューユニット2が、噴出方向BDに対して交差する軸を中心に回転自在であれば、向きを360度変更することが可能となる。
図4、図5、図6及び図7に示すように、方向変更機構3は、旋回用動力源30を有し、旋回用動力源30の動力によって船体1に対してスクリューユニット2を回転させ、噴出方向BDを変更可能に構成されている。方向変更機構3は、図4及び図6に示すように、船体1側に配置される旋回用動力源30と、スクリューユニット2と一体に回転可能な入力ギア31cと、旋回用動力源30の出力軸に取り付けられ且つ入力ギア31cに噛み合って入力ギア31cに動力を伝達する出力軸ギア31aと、を有する。各ギア31a、31cの回転軸は互いに平行である。
図4及び図5に示すように、方向変更機構3は、スクリューユニット2の向きを検出するために、エンコーダなどの回転角度検出部32を有している。回転角度検出部32は、入力ギア31cに噛み合うスタンドギア32aにより入力軸32bが回転する。スクリューユニット2の回転とともに入力ギア31cとスタンドギア32aと入力軸32bが回転し、回転角度検出部32が回転角度を累積的に検出することにより、現在のスクリューユニット2の向き、すなわち噴出方向BDが検知可能となる。なお、第1実施形態では、旋回用動力源30はモータで実装されているが、これに限定されない。例えば、旋回用動力源30としてエンジンの出力を用いてもよい。
図4、図5及び図6に示すように、滑走艇は、スクリュー20を駆動するためのモータなどの推進用動力源40を有する。第1実施形態では、推進用動力源40は船体1内に配置されているが、これに限定されず、推進用動力源40をスクリューユニット2に設けてもよい。第1実施形態では、推進用動力源40が船体1内に配置されており、推進用動力源40からの動力をスクリューユニット2に伝達する動力伝達軸41が、スクリューユニット2の船体1に対する回転軸CLに沿って配置されている。動力伝達軸41とスクリュー20のスクリュー軸20sとはベベルギアなどの動力伝達方向変換機構42を介して接続されている。推進用動力源40は、動力伝達軸41の延長線上に配置されており、推進用動力源40の出力軸と、動力伝達軸41とが同軸にあって、推進用動力源40の動力が動力伝達軸41にカップリングを介して直接入力されている。これにより、動力の損失を抑えることができる。勿論、推進用動力源40が動力伝達軸41の延長線上にないように配置されている構成においては、ベベルギアなどの動力伝達方向変換機構を別途に設ければよい。そうすれば、装置の高さを低減することが可能となる。
なお、図6に示すように、スクリューユニット2と入力ギア31cとを接続する旋回用伝達軸33は、動力伝達軸41と同軸であり、動力伝達軸41の外側に配置されている。すなわち、二重軸が設けられ、外側の軸33が旋回用に用いられ、内側の軸41が推進用に用いられている。第1実施形態では、推進用動力源40はモータで実装されているが、これに限定されない。例えば、推進用動力源40としてエンジンの出力を用いてもよい。
図2A、図4、図5、及び図6に示すように、船体1内には、水平方向に対する船体1の傾きを検出する傾きセンサ50が設けられている。傾きセンサ50はジャイロセンサであり、傾く方向及び水平方向に対する角度を検出可能である。第1実施形態では、図2Aに示すように、平面視において船体1の形状が円形であり、傾きセンサ50は円形の中心CLに配置されている。この構成によれば、傾きセンサ50での検出結果がそのまま船体1の傾斜方向に対応するので、補正処理を実装せずに船体1の真の傾斜方向及び傾斜角度を得ることが可能となる。傾きセンサ50が船体1の中心CLからずれていれば、ずれている分に対応する補正が必要になるからである。なお、第1実施形態では、平面視における船体1の中心CLと、スクリューユニット2の船体1に対する回転軸CLとが一致しているが、両者は一致していなくてもよい。
滑走艇は、図7に示す制御部6を有する。制御部6は、回転角度検出部32の検出信号と、傾きセンサ50の検出信号とを受けとり、推進用動力源40及び旋回用動力源30を制御するように構成されている。制御部6は、方向変更制御部60を有する。方向変更制御部60は、傾きセンサ50が検出する船体の傾斜方向に応じて旋回用動力源30を制御し、噴出方向BDを変更するように構成されている。例えば、平面視における船体1が下方に傾斜した方向と噴出方向BDが合致するように制御することが挙げられる。図8A及び図8Bは、水面swに対して船体1が傾斜したときの動作に関する平面図及び側面図である。具体的には、図8A及び図8Bに示すように、平面視において或る方向が12時の方向h12であるとし、変更前の噴出方向が6時の方向h6であり、船体1が下方に傾斜する方向が3時の方向h3である場合、噴出方向BDが3時の方向h3を向くように、制御部6が旋回用動力源30の駆動を制御する。具体的には、傾きセンサ50が3時の方向h3に船体1が傾斜していることを検出し、スクリューユニット2の現在の向き(6時の方向h6)から3時の方向h3にするために回転角度検出部32で検出されるべき角度を算出し、旋回用動力源30がスクリューユニット2を回転させ、回転角度検出部32にて検出される角度が上記算出した角度になるように、旋回用動力源30の駆動を停止する。これにより、図8A及び図8Bに示すように、船体1が下方に傾斜する方向を後ろとして船体1が前に推進することになる。勿論、船体が下方に傾斜する方向を前として船体1が前に推進するように設定してもよい。
図7に示すように、制御部6は、推進速度制御部61を有する。推進速度制御部61は、図8A及び図8Bに示すように、傾きセンサ50が検出する水平方向に対する傾斜角度αに応じてスクリュー20の推進力を変更するように構成されている。船体1の傾斜が小さければ、推進用動力源40の回転速度が遅くなり、スクリュー20の回転速度が小さく、推進力が小さい。船体1の傾斜が大きくなれば、推進用動力源40の回転速度が速くなり、スクリュー20の回転速度が大きく、推進力が大きくなる。なお、傾斜角度によらず、常に一定の速度にてスクリュー20を回転するように構成することも可能である。また、1つのスクリュー20の回転速度を変更することで推進力を変更しているが、複数のスクリューを設けて駆動するスクリューの数を変更することで推進力を変更するように構成してもよい。
波が存在する場所での使用を想定する場合には、波によって船体1が小刻みに揺れ、スクリューユニット2の向きが不意に変更されることが考えられる。そこで、傾きセンサ50により検出される船体1の傾斜方向が所定時間維持された場合に、検出された船体1の傾斜方向に対応するようにスクリューユニット2の噴出方向BDを変更するように構成されていてもよい。さらに、船体1の傾斜方向だけでなく、傾斜角度が所定角度以上であることが所定時間維持されることを条件として追加することも有用である。
スクリューユニット2の方向変更制御と、スクリュー20の駆動制御とが独立している構成において、船体が停止しているとき又はほぼ停止しているに等しい低速で推進している場合に、船体の向きを急に大きく変更したとすれば、スクリューユニット2の向きの変更中にスクリュー20の回転によって船体1が思わぬ方向に発進することが考えられる。このような意図しない動作を防止するためには、次のように実装することが好ましい。スクリュー20が停止しているとき又はスクリュー20の回転速度が所定値以下のときに、船体1の傾きが変更されたことを傾きセンサ50によって検出された場合には、検出された船体1の傾斜方向に対応する向きにスクリューユニット2の噴出方向BDを変更し、噴出方向BDの変更が完了した後にスクリュー20による水流の噴出を開始するように構成されている。この構成によれば、思わぬ方向に船体が進行することを防止することが可能となる。
スクリュー20の回転速度が所定値よりも大きい場合には、スクリューユニット2の向き変更とスクリュー20の駆動を同時に行う。この構成によれば、船体1を推進させながら旋回することが可能となる。
図3に示すように、船体1は、スクリューユニット2を回転可能に支持する第1船体ユニット11と、第1船体ユニット11以外の第2船体ユニット12と、を有する。同図に示すように、スクリューユニット2及び第1船体ユニット11が一体となって、第2船体ユニット12に対して着脱自在に構成されている。図4に示すように、旋回用動力源30及びスクリュー20を駆動するための推進用動力源40は、第1船体ユニット11に配置されている。その他、第1船体ユニット11には、制御部6、傾きセンサ50、及び方向変更機構3が配置されている。第1実施形態では、バッテリーは、第2船体ユニット12に配置されているが、第1船体ユニット11に配置してもよい。
図3に示すように、スクリューユニット2の平面視にて最大となる寸法W1は、第1船体ユニット11の平面視にて最大となる寸法W2よりも小さい。平面視においてスクリューユニット2は、第1船体ユニット11に全て重なっている。これにより、スクリューユニット2及び第1船体ユニット11を、第2船体ユニット12から上方に引き抜くことができる。なお、船体1を第1船体ユニット11と第2船体ユニット12とに分離せずに、一体に構成することも可能である。
以上のように、第1実施形態の滑走艇は、搭乗部位10を有する船体1と、スクリュー20を有しスクリュー20による水流の噴出方向BDが360度変更可能となるように船体1に対して回転自在に構成されたスクリューユニット2と、旋回用動力源30を有し旋回用動力源30の動力によって船体1に対してスクリューユニット2を回転させ、噴出方向BDを変更可能に構成された方向変更機構3と、を備える。
この構成によれば、スクリューユニット2が船体1に対して回転自在に設けられ、水流の噴出方向BDが360度変更可能に構成されており、方向変更機構3の動力によってスクリューユニット2の噴出方向BDを変更するように構成されているので、小回りが利き、操縦しやすい滑走艇を提供できる。それでいて、単一のスクリューユニット2で水流の噴出方向BDを変更可能であるので、複数のスクリューユニット2を設ける場合に比べて、軽量化及び低コスト化を図ることが可能となる。
第1実施形態では、水平方向に対する船体1の傾きを検出する傾きセンサ50を備え、傾きセンサ50が検出する船体1の傾斜方向に応じて噴出方向BDが変更されるように構成されている。
この構成によれば、体重移動により船体1の傾斜方向を変更すれば、スクリューユニット2の噴出方向BD、すなわち船体1の推進方向を変更できるので、方向を変更するための操作手段を設ける必要がなく、搭乗してから操作可能な体勢になるまでに必要な時間を低減でき、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
第1実施形態では、傾きセンサ50が検出する水平方向に対する傾斜角度αに応じてスクリュー20による推進力を変更するように構成されている。
この構成によれば、推進力を変更するための操作手段を設ける必要がなく、搭乗してから操作可能な体勢になるまでに必要な時間を低減でき、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
第1実施形態では、スクリュー20を駆動するための推進用動力源40を備え、推進用動力源40は、船体1内に配置されている。
この構成によれば、船体1に対して回転自在なスクリューユニット2に推進用動力源40を設けた構成に比べて、スクリューユニット2の重量を減らすことができ、方向変更機構3に必要となる旋回用動力を小さくできる。また、スクリューユニット2の重量を減らすことができるので、スクリューユニット2の回転速度を速め、旋回速度を向上させることも可能となる。
第1実施形態では、スクリューユニット2の船体1に対する回転軸CLに沿って配置され、推進用動力源40からの動力をスクリューユニット2へ伝達する動力伝達軸41を備え、推進用動力源40は、動力伝達軸41の延長線上に配置されている。
この構成によれば、船体1に配置された推進用動力源40の動力を動力伝達軸41に直接入力する構成にでき、例えば推進用動力源40を動力伝達軸41の延長線上に配置していない構成に必要となるベベルギアやウォームギアなどの動力伝達方向変換機構を省略でき、コスト及び動力の損失を低減することが可能となる。
第1実施形態では、船体1は、スクリューユニット2を回転可能に支持する第1船体ユニット11と、第1船体ユニット11以外の第2船体ユニット12と、を有し、スクリューユニット2および第1船体ユニット11が一体となって第2船体ユニット12に対して着脱自在に構成されている。
この構成によれば、スクリューユニット2または第1船体ユニット11に不具合が生じたときには、これらを第2船体ユニット12から取り外すことができ、滑走艇すべてを運んで交換する必要がなくなり、メンテナンス性が向上する。または、水上から陸に上がるときに、スクリューユニット2が地面に接触するおそれがあるが、水上にてスクリューユニット2及び第1船体ユニット11を第2船体ユニット12から取り外してしまえば、スクリューユニット2を地面に不意に接触させて故障するおそれを低減することが可能となる。
第1実施形態では、旋回用動力源30及びスクリュー20を駆動するための推進用動力源40は、第1船体ユニット11に配置されている。
この構成によれば、旋回用動力源30及び推進用動力源40が第1船体ユニット11に配置されているので、第1船体ユニット11を第2船体ユニット12から取り外せば、滑走艇すべてを運んで交換する必要がなくなり、メンテナンス性が向上する。好ましくは、バッテリー以外の全ての電装品が第1船体ユニット11内に配置されていることが好ましい。
第1実施形態では、平面視においてスクリューユニット2は第1船体ユニット11に全て重なっている。
この構成によれば、スクリューユニット2は第1船体ユニット11から側方にはみ出さないので、第2船体ユニット12から第1船体ユニット11を引き抜く際に、スクリューユニット2が第2船体ユニット12に干渉せずに上方へ引き抜くことができ、船体1をひっくり返す必要がなくなり、メンテナンス性を向上させることが可能となる。
第1実施形態では、傾きセンサ50は、平面視で船体1の中心CLに配置されている。
この構成によれば、あらゆる方向に対する船体1の傾斜角度αを容易に且つ正確に把握することができ、制御の実装コストを低減できる。
第1実施形態では、傾きセンサ50により検出される船体1の傾斜方向が所定時間維持された場合に、検出された船体の傾斜方向に対応するようにスクリューユニット2の噴出方向BDを変更するように構成されている。
この構成によれば、搭乗者が意志を持って船体1の傾斜方向を所定時間維持した場合に、スクリューユニット2の噴出方向BDが変更されるので、波により船体が小刻みに揺れて船体1の傾斜方向が小刻みに変わる環境において、スクリューユニット2の噴出方向BDが不意に変更されて不意に進行方向が変更されることを防止することが可能となる。
第1実施形態では、スクリュー20が停止しているとき又はスクリュー20の回転速度が所定値以下のときに船体1の傾きが変更されたことを傾きセンサ50によって検出された場合には、検出された船体1の傾斜方向に対応する向きにスクリューユニット2の噴出方向BDを変更し、噴出方向BDの変更が完了した後にスクリュー20による水流の噴出を開始するように構成されている。
この構成によれば、スクリューユニット2の噴出方向BDが変更されてから、スクリュー20の駆動が開始するので、思わぬ方向に船体1が発進することを防止することが可能となる。
以上、本開示の第1実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、第1実施形態では、噴出方向BDを変更するために傾きセンサ50を設けているが、これに限定されない。例えば、レバーなどの操作手段を設けてもよい。
第1実施形態では、推進力(推進速度)を変更するために傾きセンサ50により検出される傾斜角度αを用いているが、これに限定されない。例えば、レバーなどの操作手段を設けることも可能である。
第1実施形態では、推進用動力源40をスクリューユニット2ではなく、船体1に配置しているが、これに限定されない。推進用動力源40をスクリューユニット2に配置すれば、周囲の水によって推進用動力源40を冷却する構成を採用することが可能となる。また、実施形態1の構成に比べて、推進用動力源40とスクリュー20の距離が近くなるので、動力伝達ロスを低減することが可能となる。
<第2実施形態>
以下、本開示の第2実施形態の滑走艇について図面を参照しながら説明する。第1実施形態の滑走艇は、モータなどの動力源の動力を用いてスクリューユニット2の噴出方向BDを変更するように構成されている。これに対し、第2実施形態の滑走艇は、動力を用いずに自重によってスクリューユニット202の噴出方向BDを変更するように構成されている。
図9及び図10に示すように、第2実施形態の滑走艇は、搭乗部位210を有する船体201と、スクリュー20を有しスクリュー20による水流の噴出方向が360度変更可能となるように船体201に対して回転自在に構成されたスクリューユニット202と、を有する。
第2実施形態の船体201は、第1実施形態と同様に、第1船体ユニット211と第2船体ユニット212に分割されており、第1船体ユニット211が第2船体ユニット212に対して着脱自在に構成されている。勿論、船体201を複数のユニットに分割しなくてもよい。船体201には、ジャイロセンサを用いた傾斜センサ50が設けられている。傾斜センサ50は、船体201の中心に配置されていることが好ましい。
スクリューユニット202は、スクリュー20と、スクリューケース221と、を有する。スクリューケース221は、回転軸CLを中心に回転可能に船体201に取り付けられている。第2実施形態では、スクリューケース221は、スクリュー20を駆動するためのモータ240と、モータ240を制御するモータ制御部206と、モータ240及びモータ制御部206に電力を供給するバッテリー243と、を有する。モータ制御部206は、無線通信モジュール(図示しない)を介して傾斜センサ50からの信号を受信可能である。モータ制御部206は、傾きセンサ50が検出する水平方向に対する傾斜角度に応じてスクリュー20の推進力を変更するように構成されていることも第1実施形態と同じである。勿論、第1実施形態で述べたように、推進力(スクリュー20の回転速度)は一定であってもよい。
図9及び図10に示すように、スクリューユニット202の重心位置G1は、船体201による支持軸CLから偏心した位置に配置されている。これにより、図11に示すように、スクリューユニット202の自重により船体201の傾斜方向に応じて噴出方向BDが変更されるように構成されている。図11に示す例では、船体201が下方に傾斜する方向を前として船体201が前に推進するように設定されているが、これに限定されない。例えば、スクリューユニット202の取り付け向きを逆にすれば、船体201が下方に傾斜する方向を後ろとして船体201が前に推進するように構成できる。
第2実施形態の滑走艇に対しても、矛盾が生じない限り、第1実施形態で説明した構成及びモータ240の制御を任意に採用することが可能である。
<第3実施形態>
以下、本開示の第3実施形態の滑走艇について図面を参照しながら説明する。図12に示すように、第3実施形態の滑走艇は、第2実施形態と同様に、動力を用いずに自重によってスクリューユニット302の噴出方向BDを変更するように構成されている。第3実施形態では、スクリュー20を駆動するための推進用動力源340が船体301内に配置されている。第3実施形態では、第1実施形態と同様に、船体301が第1船体ユニット311と第2船体ユニット312に分割され、互いに着脱自在に構成されている。勿論、船体301を分割構造にしなくてもよい。
第3実施形態では、第1実施形態における方向変更機構3を除去している。スクリューユニット302は、二重軸で船体301に回転自在に支持されており、内側の軸41は船体301に配置された推進用動力源340からの動力を伝達するように構成されているが、外側の軸33は動力源に接続されず、スクリューユニット302の自重により回転することが許容されている。このように、スクリューユニット302の重心位置G1が船体301による支持軸CLから偏心した位置に配置されており、スクリューユニット302の自重により船体301の傾斜方向に応じて噴出方向BDが変更されるように構成されている。
スクリューユニット302の自重による旋回を動作させやすくするためには、スクリューユニット302に、自重を確保するためにカウンタウェイト302wを設けることが好ましい。
第3実施形態では、推進用動力源340は、モータであるが、エンジンを用いてもよい。
第3実施形態の滑走艇に対しても、矛盾が生じない限り、第1実施形態で説明した構成及び推進用動力源340の制御を任意に採用することが可能である。
以上のように、第2実施形態及び第3実施形態の滑走艇は、搭乗部位を有する船体201、301と、スクリュー20を有しスクリュー20による水流の噴出方向が360度変更可能となるように船体201、301に対して回転自在に構成されたスクリューユニット202、302と、を備える。スクリューユニット202、302の重心位置G1が船体201、301による支持軸CLから偏心した位置に配置されており、スクリューユニット202、302の自重により船体201、301の傾斜方向に応じて噴出方向BDが変更されるように構成されている。
この構成によれば、スクリューユニット202、302が船体201、301に対して回転自在に設けられ、水流の噴出方向BDが360度変更可能に構成されており、スクリューユニット202、302の自重によっての噴出方向BDを変更するように構成されているので、小回りが利き、操縦しやすい滑走艇を提供できる。それでいて、単一のスクリューユニット202、302で水流の噴出方向BDを変更可能であるので、複数のスクリューユニットを設ける場合に比べて、軽量化及び低コスト化を図ることが可能となる。
第2実施形態及び第3実施形態において、水平方向に対する船体201、301の傾きを検出する傾きセンサ50を備え、傾きセンサ50が検出する水平方向に対する傾斜角度に応じてスクリュー20による推進力を変更するように構成されている。
この構成によれば、推進力を変更するための操作手段を設ける必要がなく、搭乗してから操作可能な体勢になるまでに必要な時間を低減でき、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
第2実施形態及び第3実施形態において、傾きセンサ50は、平面視で船体201、301の中心CLに配置されている。
この構成によれば、あらゆる方向に対する船体1の傾斜角度αを容易に且つ正確に把握することができ、制御の実装コストを低減できる。
第2実施形態において、スクリューユニット202は、スクリュー20を駆動するためのモータ240と、モータ240を制御するモータ制御部206と、モータ240及びモータ制御部206に電力を供給するバッテリー243と、を有する。
この構成によれば、スクリューユニット202に、モータ240、モータ制御部206及びバッテリー243が一体になっているので、不具合が生じたときには、スクリューユニット202を交換すればよく、船体201全体を搬送しなくてもよく、メンテナンス性を向上させることが可能となる。
第3実施形態において、スクリュー20を駆動するための推進用動力源340を備え、推進用動力源340は、船体301内に配置されている。
この構成によれば、スクリューユニット302に推進用動力源を配置する構成に比べて、大きな推進用動力源340を配置できるので、推進パワーを確保することができる。エンジンを採用可能となる。また、推進用動力源340がモータである場合には、スクリューユニット302に推進用動力源を配置する構成に比べて、バッテリー243の搭載量を増大させることができる。
第3実施形態では、スクリューユニット302の船体301に対する回転軸CLに沿って配置され、推進用動力源340からの動力をスクリューユニット302へ伝達する動力伝達軸41を備え、推進用動力源340は、動力伝達軸41の延長線上に配置されている。
この構成によれば、船体301に配置された推進用動力源340の動力を動力伝達軸41に直接入力する構成にでき、例えば推進用動力源340を動力伝達軸41の延長線上に配置していない構成に必要となるベベルギアやウォームギアなどの動力伝達方向変換機構を省略でき、コスト及び動力の損失を低減することが可能となる。
第2実施形態及び第3実施形態では、船体201、301は、スクリューユニット202、302を支持する第1船体ユニット211、311と、第1船体ユニット211、311以外の第2船体ユニット212、312と、を有し、スクリューユニット202、302および第1船体ユニット211、311が一体となって、第2船体ユニット212、312に対して着脱自在に構成されている。
この構成によれば、スクリューユニット202、302または第1船体ユニット211、311に不具合が生じたときには、これらを第2船体ユニット212、312から取り外すことができ、滑走艇すべてを運んで交換する必要がなくなり、メンテナンス性が向上する。または、水上から陸に上がるときに、スクリューユニット202、302が地面に接触するおそれがあるが、水上にてスクリューユニット202、302及び第1船体ユニット211、311を第2船体ユニット212、312から取り外してしまえば、スクリューユニット202、302を地面に不意に接触させて故障するおそれを低減することが可能となる。
特に、図12に示す第3実施形態のように、スクリューユニット302が第1船体ユニット311よりも小さく、平面視においてスクリューユニット302の全てが第1船体ユニット311に重なっている場合には、スクリューユニット302及び第1船体ユニット311を第2船体ユニット312に対して船体の上方から挿入又は抜脱可能となり、船体をひっくり返さなくてもよいので、メンテナンス性を向上させることが可能となる。図9、図10及び図11に示す第2実施形態は、スクリューユニット202が第1船体ユニット211よりも大きいので、船体の上方への着脱はできないが、船体の下方への着脱は可能である。もちろん、第2実施形態のスクリューユニット202を第1船体ユニット211よりも小さくすれば、船体の上方への着脱が可能となる。
以上、本開示の第2実施形態及び第3実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 船体
10 搭乗部位
11 第1船体ユニット
12 第2船体ユニット
2 スクリューユニット
20 スクリュー
3 方向変更機構
30 旋回用動力源
40 推進用動力源
41 動力伝達軸
50 傾きセンサ
BD 噴出方向

Claims (9)

  1. 搭乗部位を有する船体と、
    推進装置と、
    水平方向に対する前記船体の傾きを検出する傾きセンサと、を備え、
    前記傾きセンサが検出する前記船体の傾斜方向に応じて進行方向が変更されるように構成されている、滑走艇。
  2. 前記推進装置は、前記傾きセンサが検出する水平方向に対する傾斜角度に応じて推進力を変更するように構成されている、請求項1に記載の滑走艇。
  3. 前記推進装置は、前記推進装置を駆動するための推進用動力源を備え、前記推進用動力源は、前記船体内に配置されている、請求項1又は2に記載の滑走艇。
  4. 前記推進装置は、前記推進装置の前記船体に対する回転軸に沿って配置され、前記推進用動力源からの動力を前記推進装置へ伝達する動力伝達軸を備えている、請求項3に記載の滑走艇。
  5. 前記推進用動力源は、前記動力伝達軸の延長線上に配置されている、請求項4に記載の滑走艇。
  6. 前記船体は、前記推進装置を回転可能に支持する第1船体ユニットと、前記第1船体ユニット以外の第2船体ユニットと、を有し、
    前記推進装置および前記第1船体ユニットが一体となって前記第2船体ユニットに対して着脱自在に構成されている、請求項1または2に記載の滑走艇。
  7. 前記推進装置は、前記推進装置を駆動するための推進用動力源を備え、
    前記推進用動力源は、前記第1船体ユニットに配置されている、請求項6に記載の滑走艇。
  8. 前記推進装置は、前記傾きセンサにより検出される前記船体の傾斜方向が所定時間維持された場合に、検出された船体の傾斜方向に対応するように前記推進装置の噴出方向を変更するように構成されている、請求項1に記載の滑走艇。
  9. 前記推進装置は、スクリューを有し、前記スクリューが停止しているとき又は前記スクリューの回転速度が所定値以下のときに前記船体の傾きが変更されたことを前記傾きセンサによって検出された場合には、検出された船体の傾斜方向に対応する向きに前記推進装置の噴出方向を変更し、前記噴出方向の変更が完了した後に前記スクリューによる水流の噴出を開始するように構成されている、請求項1又は8に記載の滑走艇。
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