JP7161943B2 - 電動作業機 - Google Patents

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Description

本開示は、動力源としてモータを備えた電動作業機に関する。
特許文献1に記載のように、バッテリパックからモータ駆動部への電力供給経路に操作スイッチが設けられ、操作スイッチが使用者により操作されてオン状態になると、電力供給経路が導通して、モータを駆動できるようになる、電動工具が知られている。
この電動工具には、モータの駆動を制御するマイコンと、バッテリパックから電力供給を受けてマイコン用の電源電圧を生成するレギュレータと、バッテリパックからレギュレータへの電力供給経路に設けられたスイッチング素子とが備えられている。
スイッチング素子は、操作スイッチがオフ状態からオン状態に切り替わってバッテリパックからモータ駆動部への電力供給が開始されると同時に、保持回路が起動されることにより、オン状態に切り替わり、保持される。このため、レギュレータは、操作スイッチがオン状態に切り替えられることにより、マイコンへの電源供給を開始することになる。
また、マイコンは、レギュレータから電源供給されることにより起動して、モータの制御を開始し、その後、使用者の操作により操作スイッチがオフ状態に切り替えられると、保持回路にシャットダウン信号を出力して、スイッチング素子をオフさせる。
特開2016-55392号公報
上記従来の電動工具によれば、使用者は、操作スイッチを操作することにより、バッテリパックからモータ駆動部への電力供給経路を導通・遮断させることができる。また、バッテリパックからレギュレータへの電力供給経路は、保持回路及びマイコンの動作により、操作スイッチの操作に連動して導通・遮断させることができる。
ところで、電動工具には、操作スイッチをオン状態に保持するためのロック機構が設けられることがある。この場合、操作スイッチがロック機構によってオン状態に保持されたまま放置されると、電動工具は、マイコン制御により、バッテリパックからマイコン、レギュレータ、スイッチング素子への電力供給を遮断できるが、モータ駆動部への電力供給経路が導通状態のままとなる。
従って、この場合には、バッテリパックからの放電経路を遮断できず、バッテリパックからの放電が継続されて、バッテリパック内のバッテリが過放電状態となり、劣化や故障の要因になる。
本開示の一局面は、電動工具等の電動作業機において、ロック機構により操作スイッチがオン状態に保持されていても、バッテリパックからモータ駆動部及び制御部への電力供給経路をそれぞれ遮断できるようにすることが望ましい。
本開示の一局面の電動作業機は、モータと、操作スイッチと、ロック機構と、モータ駆動部と、制御部と、電源部と、電源スイッチと、駆動スイッチと、保持部とを備える。
操作スイッチは、使用者が操作しているときにオン状態となるよう構成されており、ロック機構は、使用者の操作によって、操作スイッチをオン状態に保持するよう構成されている。
また、電源スイッチは、バッテリパックから電源部への電力供給経路に設けられ、駆動スイッチは、バッテリパックからモータ駆動部への電力供給経路に設けられている。
そして、電源部は、電源スイッチがオン状態であるときに、バッテリパックから電力供給を受けて動作し、制御部の電源電圧を生成する。また、保持部は、操作スイッチがオフ状態からオン状態に切り替えられたときに、電源スイッチを導通させる。
このため、電源部は、操作スイッチがオフ状態からオン状態に変化して、保持部が電源スイッチを導通状態(オン状態)に切り替えると、バッテリパックからの供給電力にて、制御部の電源電圧を生成するようになる。そして、その生成された電源電圧は、制御部に供給され、制御部は、その電源電圧を受けて動作する。
また、制御部は、電源部にて生成された電源電圧を受けて起動すると、駆動スイッチを導通(オン)させることで、バッテリパックからモータ駆動部への電力供給経路を導通させる。すると、モータ駆動部は、バッテリパックから電力供給を受けて、モータを駆動可能な状態となる。そして、制御部は、この状態で操作スイッチがオン状態になっていれば、モータ駆動部によるモータの駆動を制御し、モータを駆動させる。
また、制御部は、起動後、所定の停止条件が成立すると、駆動スイッチを遮断させて、保持部による導通状態の保持を解除させる。
この結果、所定の停止条件が成立すると、操作スイッチのオン・オフ状態にかかわらず、バッテリパックからモータ駆動部への電力供給経路、及び、バッテリパックから電源部への電力供給経路が、駆動スイッチ及び電源スイッチを介して、それぞれ遮断されることになる。
そして、この状態では、モータ駆動部及び電源部(延いては制御部)によるバッテリパックからの放電経路が遮断されることから、この放電経路を介してバッテリパック内のバッテリが放電されるのを抑制できる。
また特に、本開示の電動作業機によれば、所定の停止条件が成立すると、操作スイッチがオン状態であっても、モータ駆動部及び電源部(延いては制御部)によるバッテリパックからの放電経路を遮断することができる。
このため、操作スイッチがロック機構によってオンに保持されている状態で、使用者が電動作業機を利用した作業を中止若しくは中断しても、バッテリパックからの放電経路を遮断して、バッテリパック内のバッテリが放電されるのを抑制できる。
従って、本開示の電動作業機によれば、バッテリパック内のバッテリが過放電状態となって、劣化若しくは故障するのを、従来装置に比べてより良好に抑制することができるようになる。
ここで、保持部は、操作スイッチがオフ状態からオン状態に切り替えられたときに生じる信号変化を検知して検知信号を出力する検知回路と、検知回路からの検知信号にてセットされ、制御部からの解除信号にてリセットされるラッチ回路と、を備えていてもよい。
この場合、保持部は、ラッチ回路がセットされると電源スイッチを導通させ、ラッチ回路がリセットされると電源スイッチを遮断させるように構成すれば、電源スイッチを上記のように導通・遮断させて、制御部の動作・停止を切り替えることができる。
また、電動作業機には、バッテリパックから供給されるバッテリ電圧を検出する電圧検出回路が備えられていてもよい。また、この場合、制御部は、電圧検出回路にて検出されたバッテリ電圧が、予め設定された閾値以下になると、停止条件が成立したと判断するよう構成されていてもよい。
つまり、このようにすれば、バッテリ電圧が閾値以下になったときに、バッテリパックからモータ駆動部への電力供給経路、及び、バッテリパックから電源部への電力供給経路を遮断させて、バッテリパックが放電されるのを抑制できる。このため、バッテリ電圧が閾値よりも低下して、バッテリが過放電状態となるのを抑制できる。
実施形態のハンディクリーナの外観を表す斜視図である。 トリガスイッチ及びロック機構の構成を表す断面図である。 図2Aにおいてトリガが引き操作された状態を表す断面図である。 図2Bにおいて操作部が操作されてトリガスイッチがロックされた状態を表す断面図である。 モータを駆動する制御系の回路構成を表すブロック図である。 マイコンにて実行される制御処理を表すフローチャートである。 トリガスイッチのオン・オフ及びバッテリ電圧の低下に伴うMCUの状態変化を表すタイムチャートである。
以下に本開示の実施形態を図面と共に説明する。
なお、本実施形態では、本開示の電動作業機として、リチウムイオン電池から電力供給を受けて動作する充電式の電気掃除装置(以下、ハンディクリーナという)2を例にとり説明する。
図1に示すように、ハンディクリーナ2は、筒状に形成された本体ケース3内に、外気を吸引するためのファン、ファンを駆動するためのモータ22(図2参照)、吸引された外気からゴミや埃を除去するフィルタ、等を収納することにより構成されている。
このため、本体ケース3の先端部分(図1において、向かって右側部分)には、ファンの回転により外気を導入するための吸引口4が設けられ、本体ケース3の側壁には、フィルタを通過した空気を排出する排出口6が設けられている。
また、本体ケース3の後端側には、使用者が把持できるようにループ状に形成された把持部8が備えられている。そして、把持部8の下方には、モータ駆動用の電源となるバッテリパック20が、着脱可能に取り付けられている。
また、把持部8のループの内側には、使用者が把持部8を把持した状態で、人差し指等で引き操作するためのトリガ10が設けられている。また、把持部8のループの外側でトリガ10とは反対側には、使用者がトリガ10を引き操作した際に、その位置でトリガ10を固定するための操作部12が設けられている。なお、この操作部12は、本開示のロック機構の一例に相当する。
図2Aに示すように、トリガ10は、一部が把持部8から突出されており、その突出部分を図2Bに示す矢印B方向に引き操作することで、把持部8側に移動させることができるようになっている。つまり、トリガ10は、把持部8の前後方向の中心軸に直交する支持軸11を介して、把持部8に対し、図2Aに示す矢印A方向に揺動可能に設けられている。
また、トリガ10において、支持軸11を挟んで突出部分とは反対側は、把持部8内で、一端が固定されたばね14の他端が当接され、ばね14の付勢力にて把持部8の内側に向けて付勢されている。このため、トリガ10は、ばね14の付勢力により、支持軸11を挟んで反対側が、把持部8から突出されることになる。
また、把持部8において、トリガ10の突出部分の内側には、図2Bに示すように、トリガ10が矢印B方向に引き操作されて把持部8側に移動した際に、トリガ10が当接されてオン状態となる、トリガスイッチSW1が設けられている。
このトリガスイッチSW1は、本開示の操作スイッチの一例に相当するものであり、トリガ10が引き操作された位置にあるときにだけオン状態となる自動復帰型スイッチ(所謂モーメンタリスイッチ)にて構成されている。
なお、図2において、把持部8内には、トリガスイッチSW1の左側に、他のスイッチが設けられている。このスイッチは、トリガ10が操作されたとき等に、図示しないLEDを点灯させて、ハンディクリーナ2の前方を照らすのに利用されるが、本開示の技術とは特に関係がないので、詳細な説明は省略する。
次に、本開示のロック機構としての操作部12は、把持部8に対し、使用者が親指等で本体ケース3の前後方向(図1において、左右方向)にスライド操作できるように設けられている。
そして、操作部12には、トリガ10が引き操作されている状態で、操作部12を、図2Bに示す後方位置から図2Cに示す前方位置へと矢印C方向に移動させることにより、トリガ10のばね14とは反対側端部に当接される、固定片13が設けられている。
このため、操作部12が、図2A、図2Bに示す後方位置にあるときには、トリガ10は、矢印A方向に揺動可能で、矢印B方向に引き操作可能なアンロック状態となる。
これに対し、操作部12が図2Cに示す前方位置にあるときには、トリガ10は、ばね14とは反対側端部が操作部12の固定片13に当接されることにより、トリガスイッチSW1をオンする位置に固定されたロック状態となる。
次に、本実施形態のハンディクリーナ2において、バッテリパック20から電力供給を受けてモータ22を駆動する制御系の構成について説明する。
図3に示すように、本実施形態のモータ22は、3相ブラシレスモータである。このため、モータ22の制御系には、モータ22の各相の巻線への通電を制御するためのインバータ24、及び、インバータ24を介してモータ22を駆動するモータ駆動回路26が設けられている。
モータ駆動回路26及びインバータ24は、バッテリパック20から電力供給を受けてモータ22を駆動するものであることから、バッテリパック20内のバッテリの正極側及び負極側に、一対の電力供給経路28,29を介して接続されている。なお、モータ駆動回路26及びインバータ24は、本開示のモータ駆動部の一例に相当する。
そして、正極側の電力供給経路28には、電力供給経路28を導通又は遮断して、モータ駆動回路26及びインバータ24にモータ電源となるバッテリパック20を接続するか否かを切り替える、駆動スイッチSW3が設けられている。
駆動スイッチSW3は、例えば、MOSFET等のソリッドスイッチ、若しくは、パワーリレーにて構成されている。このため、駆動スイッチSW3は、信号レベルがハイ/ローに切り替えられるオン/オフ信号を入力することにより、電気的にオン/オフさせて、電力供給経路28を導通又は遮断させることができる。
また、モータ22の制御系には、駆動スイッチSW3にオン/オフ信号を出力して電力供給経路28を導通又は遮断させると共に、モータ駆動回路26にオン/オフ信号を出力してモータ22を駆動又は停止させる、マイコン30が設けられている。
マイコン30は、CPU及びROM、RAM等のメモリを備えたMCU(Micro Control Unit)であり、電源回路36にて生成された電源電圧(直流定電圧)を受けて動作する。
電源回路36は、バッテリパック20から供給されるバッテリ電圧を降圧して、マイコン30及びその周囲回路の電源電圧(直流定電圧)を生成するものであり、例えば、DC/DCコンバータ、リニアレギュレータ、等にて構成される。なお、電源回路36は、本開示の電源部の一例に相当し、マイコン30は、本開示の制御部の一例に相当する。
次に、バッテリパック20から電源回路36への電力供給経路38には、電力供給経路38を導通又は遮断することで、電源回路36、延いてはマイコン30、に電力供給するか否かを切り替える、電源スイッチSW2が設けられている。
電源スイッチSW2は、例えば、MOSFET等のソリッドスイッチにて構成されており、ラッチ回路34から出力されるオン/オフ信号によりオン/オフ状態が切り替えられて、電力供給経路38を導通又は遮断させる。
ラッチ回路34は、セット端子にハイレベルのトリガ信号が入力されると、電源スイッチSW2にオン信号を出力し、その出力状態を保持することで、電源スイッチSW2を導通させる。また、ラッチ回路34は、リセット端子にラッチ解除信号が入力されると、電源スイッチSW2への出力をオフ信号に切り替え、電源スイッチSW2を遮断させる。
ラッチ回路34のセット端子に入力されるトリガ信号は、トリガスイッチSW1を介してバッテリパック20から入力される電圧信号を、微分回路を構成するハイパスフィルタ(以下、HPFという)32に入力することにより生成される。
つまり、HPF32は、トリガスイッチSW1がオフ状態からオン状態に切り替わり、バッテリパック20から入力される電圧信号が基準電位(0V)からバッテリ電圧へ立ち上がった際に、ハイレベルのトリガ信号を出力する。
このため、ラッチ回路34は、使用者によりトリガ10が引き操作されて、トリガスイッチSW1がオフ状態からオン状態に切り替わったときに、電源スイッチSW2へのオン信号の出力を開始し、その状態を保持することになる。従って、本実施形態において、ラッチ回路34及びHPF32は、本開示の保持部の一例に相当する。
なお、HPF32からは、トリガスイッチSW1がオン状態からオフ状態に切り替わった際には、基準電位(0V)よりも低い信号が出力される。しかし、ラッチ回路34は、セット端子の電圧レベルが負に変化しても動作しないことから、トリガスイッチSW1がオン状態からオフ状態に変化しても、ラッチ回路34から電源スイッチSW2への出力が変化することはない。
また、ラッチ回路34のリセット端子に入力されるラッチ解除信号は、マイコン30から出力される。このため、マイコン30は、動作中にラッチ解除信号を出力することで、電源スイッチSW2を遮断して、自身の動作を停止することができる。
なお、マイコン30には、トリガスイッチSW1を介してバッテリパック20から入力される電圧信号が、トリガスイッチSW1の状態を表す検出信号として入力される。これは、トリガスイッチSW1がオフ状態になったときに、モータ22の駆動を停止して、駆動スイッチSW3及び電源スイッチSW2を遮断することで、ハンディクリーナ2の動作を停止し、バッテリパック20からの放電経路を遮断できるようにするためである。
上記のように構成された本実施形態のハンディクリーナ2においては、電源スイッチSW2及び駆動スイッチSW3がオフ状態で、マイコン30及びモータ22が停止しているときに、トリガ10が引き操作されると、トリガスイッチSW1がオン状態になる。
すると、図5に示すように、HPF32からラッチ回路34にトリガ信号が出力されて、ラッチ回路34から電源スイッチSW2にオン信号が出力され、電源スイッチSW2が遮断状態から導通状態に切り替えられる。この結果、バッテリパック20から電源回路36へ電力供給がなされて、マイコン30の電源電圧が生成され、マイコン30が起動する。
このようにマイコン30が起動すると、マイコン30がラッチ回路34にラッチ解除信号を出力するまで、電源スイッチSW2がオン状態に保持され、マイコン30は動作を継続する。
そして、マイコン30は、動作中、CPUが不揮発性メモリに格納された制御プログラムに従い、図4に示す制御処理を実行することで、モータ駆動回路26及びインバータ24を介してモータ22を駆動させる。
また、この制御処理の実行中、マイコン30は、所定の停止条件(本実施形態ではバッテリ電圧の低下)が成立したか否かを判断して、停止条件が成立すると、モータ22の駆動を停止して、駆動スイッチSW3及び電源スイッチSW2を遮断する。
以下、このようにマイコン30において実行される制御処理について説明する。
図4に示すように、この制御処理が開始されると、まずS110にて、トリガスイッチSW1がオン状態であるか否かを判断する。そして、トリガスイッチSW1がオン状態であれば、S120に移行して、バッテリ電圧が、予め過放電防止用の閾値として設定されたカットオフ電圧よりも大きいか否かを判断する。
S120にて、バッテリ電圧がカットオフ電圧よりも大きいと判断された場合には、S130に移行して、駆動スイッチSW3をオン状態にすることで、電力供給経路28を導通させる。この結果、モータ22の駆動電源はオン状態となる。そして、続くS140では、モータ駆動回路26にオン信号を出力することで、モータ22の駆動を開始させる。
一方、S110にて、トリガスイッチSW1はオフ状態であると判断された場合、或いは、S120にて、バッテリ電圧がカットオフ電圧以下であると判断された場合には、モータ22の駆動を停止すべく、S200の停止処理に移行する。
次に、S140にてモータ22の駆動を開始させると、S150に移行して、S110と同様に、トリガスイッチSW1がオン状態であるか否かを判断する。そして、トリガスイッチSW1がオン状態であれば、S160に移行して、S120と同様に、バッテリ電圧がカットオフ電圧よりも大きいか否かを判断する。
S160にて、バッテリ電圧がカットオフ電圧よりも大きいと判断された場合には、S150に移行して、モータ22の駆動を継続させる。また、S150にて、トリガスイッチSW1はオフ状態であると判断された場合、或いは、S160にて、バッテリ電圧がカットオフ電圧以下であると判断された場合には、S200の停止処理に移行する。
S200の停止処理においては、まずS210にて、モータ駆動回路26にオフ信号を出力することで、モータ22の駆動を停止させる。そして、続くS220では、駆動スイッチSW3をオフ状態にすることで、電力供給経路28を遮断し、S230にて、ラッチ回路34にラッチ解除信号を出力し、当該制御処理を終了する。
この結果、ラッチ回路34から電源スイッチSW2への出力がオフ状態となって、電源スイッチSW2がオフ状態となり、電源回路36、延いてはマイコン30への電源供給が遮断されて、電源回路36及びマイコン30は動作を停止する。
以上説明したように、本実施形態のハンディクリーナ2によれば、バッテリパック20からモータ22への電力供給経路28に、マイコン30によりオン・オフ状態を切り替え可能な駆動スイッチSW3が設けられている。また、マイコン30へ電源供給を行う電源回路36への電力供給経路38には、電源スイッチSW2が設けられている。
図5に示すように、電源スイッチSW2は、トリガスイッチSW1がオフ状態からオン状態に切り替えられたときに、ラッチ回路34からの出力によりオン状態に切り替えられて、電源回路36への電力供給を開始する。
この結果、電源回路36からマイコン30へ電源電圧が供給されて、マイコン30が起動する。そして、マイコン30は、起動後、トリガスイッチSW1がオン状態であれば、駆動スイッチSW3をオン状態にして、モータ駆動回路26にモータ22を駆動させる。
また、マイコン30は、モータ22の駆動中に、トリガスイッチSW1がオフ状態になると、モータ駆動回路26によるモータ22の駆動を停止させ、駆動スイッチSW3をオフ状態に切り替える。
そして、その後、マイコン30は、ラッチ回路34にラッチ解除信号を出力することにより、電源スイッチSW2をオフ状態に切り替え、電源回路36及びマイコン30自身の動作を停止させる。
従って、本実施形態のハンディクリーナ2によれば、トリガスイッチSW1がオフ状態であれば、駆動スイッチSW3及び電源スイッチSW2により、モータ22及び電源回路36(延いてはマイコン30)への電力供給経路28及び38が遮断される。このため、モータ22の制御系でバッテリ電力が無駄に消費されるのを抑制できる。
また、本実施形態のハンディクリーナ2には、ロック機構としての操作部12が設けられており、使用者は、操作部12を操作することで、トリガスイッチSW1をオン状態に保持(図5に示すトリガロックオン)することができる。
このため、使用者が操作部12を操作して、トリガスイッチSW1のオン状態のロックを解除しなければ、マイコン30が動作して、モータ22の駆動を継続することになる。
これに対し、マイコン30は、図5に示すように、バッテリ電圧がカットオフ電圧以下になると、停止処理を実行して、駆動スイッチSW3及び電源スイッチSW2をオフ状態に切り替えるように構成されている。
このため、本実施形態のハンディクリーナ2によれば、操作部12を介してトリガスイッチSW1がオン状態に保持されていても、バッテリパック20からの放電が継続されて、バッテリ電圧がカットオフ電圧以下になるのを抑制できる。よって、本実施形態によれば、この過放電防止機能により、バッテリパック20内のバッテリが過放電状態となって劣化若しくは故障するのを抑制できる。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示の電動作業機は、上記実施形態に記載のものに限定されることはなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、トリガスイッチSW1がオン状態にロックされていても、バッテリが過放電状態となるのを抑制できるようにするため、停止条件として、バッテリ電圧に対するカットオフ電圧(閾値)を設定している。
しかし、この停止条件としては、カットオフ電圧以外にも、例えば、モータ22に流れる電流の上限を規定する閾値、モータ22の温度の上限を規定する閾値、或いは、モータ22の駆動時間を規定する閾値、等を設定するようにしてもよい。
つまり、モータ22に流れる電流が閾値以上になったとき、モータ22の温度が閾値以上になったとき、或いは、モータ22の駆動時間が閾値以上になったときに、駆動スイッチSW3及び電源スイッチSW2をオフ状態に切り替えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、本開示の技術を、ハンディクリーナ2に適用した場合について説明したが、本開示の技術は、ハンディクリーナ2以外の電動作業機にも適用することができる。
つまり、本開示の技術は、グラインダ、ジグソー、レシプロソー等の電動工具や、草刈機、チェーンソー等の園芸用の作業機等、操作スイッチをオン状態に保持するロック機構を備えた電動作業機であれば、上記実施形態と同様に適用することができる。
また、本開示の技術は、上記実施形態のようにバッテリパックから電力供給を受けて動作する充電式の電動作業機であっても、商用電源から交流電力を受けて動作する電動作業機であっても、上記実施形態と同様に適用できる。
また上記実施形態では、制御部はマイコン30にて構成されるものとして説明したが、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのプログラマブル・ロジック・デバイスにて構成されていてもよい。つまり、ASICやFPGAは、プログラミングにより、上記実施形態のマイコン30と同様に機能させることができる。
また、上記実施形態におけるマイコン30の機能は、CPUが非遷移的実体的記録媒体である不揮発性メモリに格納されたプログラムを実行することにより実現されるものとして説明した。しかし、CPUがプログラムを実行することにより実現される機能の一部、又は、全ての機能を、論理回路やアナログ回路等を組み合わせたハードウェアを用いて実現するようにしてもよい。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
また、本開示の技術は、上記実施形態に記載のような電動作業機の他、電動作業機を構成要素とするシステム、電動作業機としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、電動作業機におけるモータの制御方法など、種々の形態で実現することもできる。
2…ハンディクリーナ、10…トリガ、12…操作部、20…バッテリパック、22…モータ、28…電力供給経路、30…マイコン、32…HPF、34…ラッチ回路、36…電源回路、38…電力供給経路、SW1…トリガスイッチ、SW2…電源スイッチ、SW3…駆動スイッチ。

Claims (3)

  1. モータと、
    使用者が操作しているときにオン状態となるよう構成された操作スイッチと、
    使用者の操作によって前記操作スイッチをオン状態に保持するよう構成されたロック機構と、
    バッテリパックから電力供給を受けて、前記モータを駆動するよう構成されたモータ駆動部と、
    前記操作スイッチがオン状態にあるとき、前記モータ駆動部による前記モータの駆動を制御するよう構成された制御部と、
    前記バッテリパックから電力供給を受けて、前記制御部の電源電圧を生成するよう構成された電源部と
    前記バッテリパックから前記電源部への電力供給経路に設けられた電源スイッチと、
    前記バッテリパックから前記モータ駆動部への電力供給経路に設けられた駆動スイッチと、
    前記操作スイッチがオフ状態からオン状態に切り替えられたときに、前記電源スイッチを導通させ、その後、該導通状態を保持するように構成された保持部と、
    を備えた電動作業機であって、
    前記操作スイッチは、前記電動作業機のケース本体に設けられたトリガが引き操作されることによりオン状態となるよう構成され、
    前記ロック機構は、
    前記ケース本体に対しスライド操作可能に設けられた操作部と、
    前記操作部が第1位置にあるときに前記トリガから離れ、前記操作部が前記スライド操作によって前記第1位置から第2位置に移動する際に前記トリガに当接される固定片と、
    を備え、前記操作部が前記第1位置にあるとき、使用者による前記トリガの引き操作が可能となり、前記操作部の前記スライド操作に伴い前記固定片が移動することにより前記トリガを引き操作し、前記操作部が前記第2位置にあるとき、前記操作スイッチをオン状態に保持するよう構成されており、
    前記制御部は、前記電源部から前記電源電圧を受けて起動すると、前記駆動スイッチを導通させ、起動後、所定の停止条件が成立すると、前記駆動スイッチを遮断させて、前記保持部による前記導通状態の保持を解除させる、ように構成されている、電動作業機。
  2. 前記保持部は、前記操作スイッチがオフ状態からオン状態に切り替えられたときに生じる信号変化を検知して検知信号を出力する検知回路と、該検知回路からの検知信号にてセットされ、前記制御部からの解除信号にてリセットされるラッチ回路と、を備え、該ラッチ回路がセットされると前記電源スイッチを導通させ、前記ラッチ回路がリセットされると前記電源スイッチを遮断させるように構成されている、請求項1に記載の電動作業機。
  3. 前記バッテリパックから供給されるバッテリ電圧を検出する電圧検出回路を備え、
    前記制御部は、前記電圧検出回路にて検出された前記バッテリ電圧が、予め設定された閾値以下になると、前記停止条件が成立したと判断するよう構成されている、請求項1又は請求項2に記載の電動作業機。
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