JP2017196717A - 作業補助装置及び作業システム - Google Patents

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直人 若田部
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卓也 寺西
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Masayuki Ogura
政幸 小倉
勇佑 船引
Yusuke Funabiki
勇佑 船引
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Abstract

【課題】汎用性及び利便性を向上させた作業補助装置及び作業システムの提供。【解決手段】モータの定格電圧が互いに異なる第1作業工具100及び第2作業工具200に選択的に接続可能な一対の接続壁5及び工具接続端子部4と、一対の接続壁5及び工具接続端子部4に接続された第1作業工具100又は第2作業工具200からの電力供給によって駆動する集塵用モータ3と、を備えており、集塵用モータ3の駆動によって動作して接続された第1作業工具100又は第2作業工具200による作業を補助する作業補助装置。【選択図】図4

Description

本発明は作業補助装置及び作業システムに関する。
従来より、作業工具に着脱自在に接続され、当該作業工具による作業を補助するための機能を有する作業補助装置が広く知られている。例えば、特許文献1には、穿孔工具に着脱可能に構成され、作業によって発生する粉塵を回収する集塵装置が記載されている。
特開2010−201526号公報
上記集塵装置のような従来の作業補助装置は、対応する作業工具に接続された場合のみ動作可能に構成されており、非対応の作業工具に対しては接続不能、又は、接続自体は可能であっても動作不能であったため、汎用性が低く、利便性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、汎用性及び利便性を向上させた作業補助装置及び作業システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、モータの定格電圧が互いに異なる複数の作業工具に選択的に接続可能な接続部と、該接続部に接続された該作業工具からの電力供給によって駆動する装置側モータと、を備え、該装置側モータの駆動によって動作し該接続部に接続された該作業工具による作業を補助することを特徴とする作業補助装置を提供する。
このような構成によると、モータの定格電圧(定格駆動電圧)が互いに異なる複数の作業工具に対して接続可能且つ動作可能であるため、汎用性及び利便性を向上させることができる。
上記構成において、該接続部は、該接続部に接続された該作業工具から工具側電圧が入力される電圧入力部を有し、該装置側モータの定格電圧よりも高く該装置側モータの最大許容電圧以下である所定電圧値よりも該工具側電圧が高い場合、該工具側電圧を該所定電圧値以下に降圧し該降圧した電圧で該装置側モータを駆動するように構成された駆動制御部をさらに備えることが好ましい。
このような構成によると、工具側電圧が所定電圧値よりも高い場合には、装置側モータは所定電圧値以下の電圧で駆動される。すなわち、工具側電圧が最大許容電圧を超えていた場合であっても装置側モータは最大許容電圧以下の電圧で駆動される。このため、定格駆動電圧が装置側モータの最大許容電圧を超えてしまうような作業工具に接続された場合であっても、装置側モータの急激な劣化を招かなず、適正に駆動することができる。
また、該駆動制御部は、該工具側電圧が該所定電圧値よりも高い場合、該工具側電圧を該所定電圧値に降圧し該降圧した電圧で該装置側モータを駆動するように構成されていることが好ましい。
このような構成によると、高い補助性能を必要とする定格駆動電圧の高い作業工具に接続された場合(工具側電圧が該所定電圧値よりも高い場合)に、装置側モータの定格電圧よりも高い所定電圧値で装置側モータが駆動されるため、補助性能が向上する。
また、該駆動制御部は、該工具側電圧が該所定電圧値以下である場合、該工具側電圧で該装置側モータを駆動するように構成されていることが好ましい。
また、該装置側モータの該定格電圧よりも高く該装置側モータの最大許容電圧以下の範囲内で該所定電圧値を手動で変更可能に構成されていることが好ましい。
このような構成によると、装置側モータを作業に応じた適切な電圧で駆動できるため、利便性をより向上させることができる。
また、該駆動制御部は、該接続部に接続された該作業工具の該モータの駆動開始に連動して該装置側モータの駆動を開始し、該モータの駆動停止から所定期間の経過後に該装置側モータの駆動を停止させることが好ましい。
このような構成によると、作業工具による作業終了後から所定期間、装置側モータの駆動を継続している。このため、作業工具による作業を確実に補助することができる。
また、該駆動制御部は、該工具側電圧に基づいて該所定期間を変更するように構成されていることが好ましい。
このような構成によると、作業工具の作業に応じた適切な電圧で装置側モータを駆動できるため、利便性をより向上させることができる。
また、該所定期間を手動で変更可能に構成されていることが好ましい。
このような構成によると、作業工具の作業に応じて所定期間を変更可能であるため、利便性をより向上させることができる。
また、該作業工具の該モータの駆動状態に関わらず、該装置側モータの駆動の開始及び停止を手動で制御可能に構成されていることが好ましい。
このような構成によると、作業工具を駆動させずに装置側モータを駆動させて作業補助装置の補助機能を使用したい場合に、作業補助装置を単独で使用することができ、利便性を向上させることができる。
また、該駆動制御部は、DC−DCコンバータを有し、該DC−DCコンバータを用いて該工具側電圧を降圧することが好ましい。
また、該駆動制御部は、該電圧入力部と該装置側モータとの間に配置されたスイッチング素子と、該スイッチング素子にPWM信号を出力するPWM信号出力部と、を有し、該PWM信号のデューティ比を変更することで該工具側電圧を降圧するように構成されていることが好ましい。
上記課題を解決するために本発明はさらに、第1電圧を定格電圧とする第1モータを有する第1作業工具と、該第1電圧よりも低い第2電圧を定格電圧とする第2モータを有する第2作業工具と、該第1作業工具及び該第2作業工具に選択的に接続可能な接続部と該接続部に接続された作業工具からの電力供給によって駆動する装置側モータとを備え該装置側モータの駆動によって動作し該接続部に接続された該作業工具による作業を補助する作業補助装置とを有し、該作業補助装置の該装置側モータは、該接続部が該第1作業工具に接続された場合に該第1電圧よりも低く且つ該第2電圧以上の電圧で駆動されることを特徴とする作業システムを提供する。
このような構成によると、モータの定格電圧が互いに異なる複数の作業工具に対して接続可能且つ動作可能であるため、汎用性及び利便性を向上させることができる。
本発明よれば、汎用性及び利便性を向上させた作業補助装置及び作業システムを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態にかかる集塵装置、第1作業工具100及び第2作業工具の外観を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる集塵装置及び第1作業工具の外観を示す側面図であり、集塵装置が第1作業工具に接続された状態を示している。 本発明の実施の形態にかかる集塵装置及び第1作業工具の内部構造を示す部分断面側面図であり、集塵装置が第1作業工具に接続された状態を示している。 本発明の第1の実施の形態にかかる集塵装置及び第1作業工具の電気的構成を示すブロック図を含む回路図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる集塵装置及び第2作業工具の第2接続状態における各種信号及び電圧の時間変化を示すタイムチャートである。 本発明の第1の実施の形態にかかる集塵装置及び第1作業工具の第1接続状態における各種信号及び電圧の時間変化を示すタイムチャートである。 本発明の第2の実施の形態にかかる集塵装置及び第1作業工具の電気的構成を示すブロック図を含む回路図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる集塵装置及び第1作業工具における各種信号及び電圧の時間変化を示すタイムチャートである。 本発明の第3の実施の形態にかかる集塵装置及び第1作業工具の電気的構成を示すブロック図を含む回路図である。 本発明の第3の実施の形態にかかる集塵装置及び第1作業工具における各種信号及び電圧の時間変化を示すタイムチャートである。
本発明の第1の実施の形態による作業補助装置の一例である集塵装置1について、図1〜6を参照しながら説明する。
集塵装置1は、互いに駆動電圧(モータの定格電圧)の異なる第1作業工具100及び第2作業工具200に選択的に接続可能に構成され、接続された状態で第1作業工具100又は第2作業工具200による作業において発生する粉塵を吸引し、回収するための装置である。
図1は、集塵装置1、第1作業工具100及び第2作業工具200の外観を示す側面図である。図2は、集塵装置1及び第1作業工具100の外観を示す側面図であり、集塵装置1が第1作業工具100に接続された状態を示している。図3は、集塵装置1及び第1作業工具100の内部構造を示す部分断面側面図であり、集塵装置1が第1作業工具100に接続された状態を示している。
以下の説明において、図中の矢印で示された「前」を前方向、「後」を後方向、「上」を上方向、「下」を下方向と定義し、集塵装置1、第1作業工具100及び第2作業工具200を後方から見た場合の左を左方向、右を右方向と定義する。
まず、集塵装置1の説明の前に、集塵装置1が接続される第1作業工具100及び第2作業工具200について説明する。第1作業工具100及び第2作業工具200は、被作業材に対して穿孔、打撃等の作業を行う電動式のハンマドリルである。
第1作業工具100は、電圧V1を定格電圧とするモータ120(図3参照)を備えており、第2作業工具200は電圧V1よりも低い電圧V2を定格電圧とする図示せぬモータを備えている。第1作業工具100には、電圧V1を定格出力電圧とする電池パックP1(図1参照)が接続可能であり、電池パックP1から出力される電圧V1によってモータ120が駆動される。一方、第2作業工具200には、電圧V2を定格出力電圧とする電池パックP2が接続可能であり、電池パックP2(図2参照)から出力される電圧V2によって図示せぬモータが駆動される。本実施の形態においては、電圧V1は36Vであり、電圧V2は18Vである。なお、機械的構成及び集塵装置1との接続に関しては、第1作業工具100及び第2作業工具200は略同一であるため、以下においては、主に第1作業工具100について説明し、第2作業工具200については相違点のみ説明する。集塵装置1と、第1作業工具100と、第2作業工具200とを含む電動工具システムは、本発明の「作業システム」の一例である。電圧V1は、本発明における「第1電圧」の一例であり、電圧V2は、本発明における「第2電圧」の一例である。第1作業工具100のモータ120は、本発明における「第1モータ」の一例であり、第2作業工具200のモータは、本発明における「第2モータ」の一例である。
図1及び図2に示されているように、第1作業工具100は、その外郭をなすハウジング110を備えている。また、図3に示されているように、第1作業工具100は、ハウジング2内に、モータ120、スイッチング回路基板130、装置接続端子部140、動力伝達機構150、駆動機構160及び制御基板部170を備えている。
図1及び図2に示されるように、ハウジング110は、モータ収容部111と、機構収容部112と、電池装着部113と、ハンドル部114とを有している。
図1〜図3に示されているように、モータ収容部111は、モータ120及びスイッチング回路基板130を収容している部分であり、上下方向に延びている。図1に示されているように、モータ収容部111を構成する左壁及び右壁にはそれぞれ、集塵装置1との接続をガイドする上下方向に延びるガイド溝111aと、集塵装置1のラッチ機構6に係止される被係止凹部111bとが形成されている。モータ収容部111の左壁及び右壁のそれぞれは、ガイド溝111a及び被係止凹部111bにより集塵装置1と接続可能に構成されている。
図3に示されているように、モータ120は、その回転軸120Aが上下方向に延びるようにモータ収容部111内に配置されている。モータ120は、電圧V1(例えば、36V)を定格電圧とするDCブラシレスモータである。なお、第2作業工具200が備える図示せぬモータは、電圧V2(例えば、18V)を定格電圧とするDCブラシレスモータである。
スイッチング回路基板130は、底面視において円環形状をなす基板であって、モータ120を駆動するためのスイッチング回路130A(図4参照)が実装されている。スイッチング回路基板130は、モータ120の下方に配置されており、底面視略中央に形成された孔には、モータ120の回転軸120Aの下部が挿通されている。スイッチング回路130Aの詳細については、後述する。
装置接続端子部140は、モータ収容部111の下端部前部に設けられており、集塵装置1と接続される工具側プラス端子141、工具側マイナス端子142及び工具側信号端子143(図4参照)を有している。
機構収容部112は、モータ収容部111の上部に接続されており、前後方向に延びている。機構収容部112は、その内部に、動力伝達機構150、駆動機構160を収容している。また、機構収容部112の前端部には、先端ビットSを着脱自在に取付可能な先端ビット取付部112Aが設けられている。さらに、機構収容部112の前部下部には、機構収容部112の前部下面から上方に窪む被係合凹部112aが形成されている。被係合凹部112aは、集塵装置1の係合凸部21D(後述)と係合可能な形状に構成されている。
動力伝達機構150は、機構収容部112の下部に収容されており、モータ120の回転軸120Aの駆動力を駆動機構160に伝達する機構である。駆動機構160は、動力伝達機構150の上方に収容されており、動力伝達機構150から伝達された回転軸120Aの駆動力(回転力)を受けて、先端ビット取付部112Aに取付けられた先端ビットSに打撃力及び回転力を付与する機構である。
電池装着部113は、モータ収容部111の後方から後部に延びる部分であり、電池パックP1と接続可能に構成されている。電池装着部113には、電池パックP1が装着された状態で電池パックP1の端子と接続される電池接続端子部113Aを有している。また、電池装着部113は、その内部に制御基板部170を収容している。制御基板部170は、第1作業工具100の各種制御を行うように構成された制御回路171(図4参照)を有している。
ハンドル部114は、作業を行う場合にユーザによって把持される部分であり、機構収容部112の後部と電池装着部113の後部上部とを接続するように上下方向に延びている。ハンドル部114の前部上部には、ユーザによって操作されるトリガスイッチ114Aが設けられており、ハンドル部114の内部には、制御基板部170(制御回路171)に接続されたスイッチ機構114Bが設けられている。スイッチ機構114Bは、トリガスイッチ114Aが引操作すなわち始動操作された場合(例えば、作業者の指によってハンドル部114内に向けて押込まれた場合)、モータ120を始動させるための工具始動信号を制御基板部170に出力し、トリガスイッチ114Aに対する引操作が解除すなわち停止操作された場合(例えば、作業者がトリガスイッチ114Aから指を離して引操作を解除した場合)、工具始動信号の出力を停止するように構成されている。
次に、集塵装置1の構成について説明する。図1〜図3に示されているように、集塵装置1は、その外郭をなすハウジング2と、集塵用モータ3と、工具接続端子部4と、一対の接続壁5と、一対のラッチ機構6と、スライダ部7とを備えている。
図1及び図2に示されているように、ハウジング2は、第1ハウジング21と第2ハウジング22とを有している。
第1ハウジング21は、ハウジング2の前部を構成する部分である。図3に示されているように、第1ハウジング21の内部には、第1ハウジング21に対して着脱自在に構成された側面視略矩形状の集塵ケース21Aが収容されている。集塵ケース21Aは、吸引した粉塵を回収するためのケースであり、吸引した空気に含まれる粉塵を吸着させるフィルタ21Bを有している。集塵ケース21Aの第1ハウジング21からの取外し(離脱)は、集塵ケース21Aを図1の状態から下方にスライドさせることで行う。なお、当該取外しにより、集塵ケース21A内に蓄積された粉塵及びフィルタ21Bに付着した粉塵を廃棄することができる。
また、第1ハウジング21の上面21Cには、係合凸部21Dが設けられている。係合凸部21Dは、略円柱状をなしており、上面21Cの後端部近傍において上面21Cから上方へ突出している。係合凸部21Dは、集塵装置1が第1作業工具100に接続されると、第1作業工具100のハウジング110(機構収容部112)に形成された被係合凹部112aに受け入れられ嵌合する。
図1及び図2に示されているように、第2ハウジング22は、第1ハウジング21の後部から後方に延びる部分であり、上下方向の寸法は、第1ハウジング21よりも小さく構成されている。第2ハウジング22の左側壁及び右側壁のそれぞれには、ラッチ受入凹部22aが形成されている。ラッチ受入凹部22aは、ラッチ機構6の操作部6B(後述)及び連結部6C(後述)を受け入れるための左右方向内側方向に窪んだ凹部である。
図3に示されているように、第2ハウジング22の内部には、集塵装置1の駆動源である集塵用モータ3が収容されている。集塵用モータ3は、電圧V3を定格電圧とし、電圧V4を最大許容電圧とするブラシ付き電動モータであり、回転軸3Aを有している。本実施の形態においては、電圧V3は電圧V2と同一の18Vであり、電圧V4は24Vである。なお、最大許容電圧とは、集塵用モータ3のブラシ等に急激な劣化を招かず、集塵用モータを適正に駆動することができる電圧範囲の最大値である。回転軸3Aは、前後方向に延びており、第2ハウジング22に対して回転可能に支承されている。また、集塵ケース21Aが第1ハウジング21に装着された状態(収容された状態)において集塵ケース21Aのフィルタ21Bと対向する位置(第1ハウジング21と第2ハウジング22との接続部分)には、回転軸3Aの前端部に同軸固定された図示せぬ羽根車を有するファンユニット8が設けられている。集塵用モータ3が駆動され、ファンユニット8の羽根車が回転軸3Aと一体回転することで、集塵装置1の吸引力が生成される。集塵用モータ3は、本発明における「装置側モータ」の一例である。
また、第2ハウジング22の上面22Aには、一対の支持部22Bが設けられている。一対の支持部22Bは、上面22Aから上方に突出する側面視において略矩形状をなすリブであり、左右方向において並んで配置されている。一対の支持部22Bのそれぞれの上端部は、集塵装置1が第1作業工具100に接続された状態で第1作業工具100のモータ収容部111の底面に対して下方から当接するように構成されている。
工具接続端子部4は、第2ハウジング22の上面22Aの前部から上方に延びるように設けられており、集塵側プラス端子4A、集塵側マイナス端子4B及び集塵側信号端子4C(図4参照)を有している。集塵側プラス端子4A、集塵側マイナス端子4B及び集塵側信号端子4Cは、左右方向に並んで配置されており、上下方向に延びている。集塵装置1が第1作業工具100に接続された状態で、集塵側プラス端子4A、集塵側マイナス端子4B及び集塵側信号端子4Cはそれぞれ、第1作業工具100の工具側プラス端子141、工具側マイナス端子142及び工具側信号端子143に接続される(図4参照)。これにより、集塵装置1と第1作業工具100とが電気的に接続される。すなわち、集塵装置1は第1作業工具100に接続された状態で、第1作業工具100に接続された電池パックP1から給電を受けることができるよう構成されている。なお、第2作業工具200に接続された場合には、集塵装置1は第2作業工具200に接続された電池パックP2から給電可能となる。工具接続端子部4は、本発明における「接続部」及び「電圧入力部」の一例である。
図1に戻り、一対の接続壁5は、第2ハウジング22の左壁及び右壁のそれぞれから連続して上方に延びる部分であり、一対の接続壁5のそれぞれの前端部は、第1ハウジング21の後面の左端縁部及び右端縁部に接続されている。一対の接続壁5の間には、集塵装置1が第1作業工具100に接続された状態で第1作業工具100のモータ収容部111を収容する収容空間が画成されている。また、一対の接続壁5のそれぞれの下部には、ラッチ機構6の係止部6Aを受け入れる左右方向に貫通する側面視略矩形状のラッチ受入孔5aが形成されている。
一対の接続壁5のそれぞれの後端部には、図示せぬ被ガイド凸部が設けられている。被ガイド凸部は、それぞれの後端部の左右方向内側面から左右方向内側方向に突出するとともに上下方向に延びている。集塵装置1が第1作業工具100に接続される場合に、各被ガイド凸部は、第1作業工具100のモータ収容部111に形成された各ガイド溝111aに下方から受け入れられ係合する。すなわち、被ガイド凸部とガイド溝111aとによって、集塵装置1の第1作業工具100に対する接続がガイドされる。一対の接続壁5は、本発明における「接続部」の一例である。
図2に示されているように、一対のラッチ機構6は、それぞれ対応する第2ハウジング22の側壁と接続壁5とを上下方向に跨ぐように設けられている。なお、一対のラッチ機構6は、左右方向に直交し一対のラッチ機構6の中間に位置する仮想面に関して互いに対称に構成されているため、一対のラッチ機構6のうちの第2ハウジング22の左側壁と当該左側壁から連続して上方に延びる接続壁5とに跨って設けられているラッチ機構6についてのみ説明し、反対側(右側)に設けられたラッチ機構6の説明は省略する。
ラッチ機構6は、第1作業工具100に係止するための図示せぬ係止爪をその内側面の上部に有する係止部6A、図示せぬ付勢部材によって左右方向外側に付勢された操作部6B、係止部6Aと操作部6Bとを連結する連結部6Cを有している。ラッチ機構6は、接続壁5のラッチ受入孔5a及び第2ハウジング22のラッチ受入凹部22a内において、連結部6Cを中心として後面視において反時計回りに僅かに回動可能に第2ハウジング22の側壁の上部に支承されている。
図1及び図2に示されているように、スライダ部7は、ハウジング2に対して前後方向にスライド移動可能に第1ハウジング21の上部に支持されている。スライダ部7は側面視略L字形状を有しており、前後方向に延在するホース収容部71と、ホース収容部71の前端部から上方へ延びるアダプタ部72とを有している。
図3に示されているように、ホース収容部71の内部にはホース73が収容されている。ホース73は、スライダ部7(ホース収容部71)の前後方向のスライド移動に応じて前後方向に伸縮可能に構成されている。ホース73の内部には、空間73aが画成されており、集塵ケース21Aが第1ハウジング21に装着された状態(収容された状態)において集塵ケース21Aの内部空間と連通する。
アダプタ部72は作業時に被削材に対して当接される部分であり、その内部に画成された空間72aは、ホース73内の空間73aと連通している。また、アダプタ部72の先端部(上端部)には後面視略環状の吸引部72Aが設けられており、吸引部72Aには空間72aと連通する開口72bが形成されている。
集塵装置1が第1作業工具100に接続した状態において、先端ビット取付部112Aに取付けられた先端ビットSの前端(先端)は、環状に構成された吸引部72Aの前後方向に貫通する孔内に配置される。この状態で、先端ビットSの前端及び吸引部72Aを被削材に対して当接させて第1作業工具100(モータ120)を駆動させると、回転軸120Aの回転力が動力伝達機構150によって駆動機構160に伝達されて先端ビットSが駆動され、先端ビットSによる作業によって被削材から生じる粉塵等は開口72bからスライダ部7内に吸引される。開口72bから吸引された粉塵等は、アダプタ部72内の空間72a、ホース73内の空間73aを経由して、集塵ケース21Aの内部空間まで運ばれ、集塵ケース21A内に蓄積される。集塵ケース21A内に設けられたフィルタ21Bが吸気中の粉塵を捕捉するため、吸引された粉塵は第2ハウジング22内の空間へ移動することなく、確実に集塵ケース21Aの内部に蓄積される。フィルタ21Bにより濾過された空気は、ファンユニット8の近傍に形成される図示せぬ排気口から集塵装置1の外へ排出される。
次に、集塵装置1の第1作業工具100に対する接続及び離脱について説明する。
集塵装置1を第1作業工具100に接続する場合、図1に示されている状態から、ユーザが一対のラッチ機構6のそれぞれの操作部6Bを付勢部材の付勢力に抗して左右方向内側へ押圧する。操作部6Bを左右方向内側に押圧すると、連結部6Cの軸部を中心として左側のラッチ機構6は後面視において僅かに反時計回り、右側のラッチ機構6は後面視において時計回りに僅かに回動する。これにより、それぞれの係止部6Aが左右方向外側に移動する。この状態で、集塵装置1の一対の接続壁5を第1作業工具100のモータ収容部111に下方から近づけると、一対の接続壁5のそれぞれの被係合凸部がモータ収容部111の左壁及び右壁に形成されたガイド溝111aと係合する。被係合凸部とガイド溝111aとが係合した後、ガイド溝111aにガイドされながら、さらに集塵装置1を第1作業工具100に近づける方向(上方向)に移動させると、一対の接続壁5の間の収容空間にモータ収容部111が収容されるとともに第1ハウジング21の係合凸部21Dが機構収容部112の被係合凹部112aに係合する。そして、操作部6Bに対する押圧を解除すると、それぞれの係止部6Aの係止爪がモータ収容部111の被係止凹部111bに係止され、集塵装置1と第1作業工具100とが接続され、図2に示された状態となる。以下、集塵装置1と第1作業工具100とが接続された状態を第1接続状態といい、集塵装置1と第2作業工具200とが接続された状態を第2接続状態という。
第1接続状態においては、集塵側プラス端子4Aと工具側プラス端子141とが接続され、集塵側マイナス端子4Bと工具側マイナス端子142とが接続され、集塵側信号端子4Cと工具側信号端子143とが接続され、集塵装置1と第1作業工具100とは工具接続端子部4及び装置接続端子部140を介して互いに電気的に接続される(図4参照)。
集塵装置1を第1作業工具100から離脱させる場合、図2の状態からラッチ機構6の操作部6Bを押圧して係止部6Aを左右方向外側に移動させ、係止爪の被係止凹部111bに対する係止を解除する。当該係止を解除した状態で、集塵装置1を第1作業工具100から離れる方向(図2における下方向)に移動させると、集塵装置1は第1作業工具100から離脱する。
次に、図4を参照しながら、集塵装置1及び第1作業工具100の電気的構成について説明する。図4は、集塵装置1及び第1作業工具100の電気的構成を示すブロック図を含む回路図である。
集塵装置1の電気的構成の説明の前に、第1作業工具100の電気的構成について説明する。図4に示されているように、第1作業工具100は、プラスライン101、GNDライン102、第1信号ライン103、及び、第2信号ライン104と、前述の電池接続端子部113A、装置接続端子部140、スイッチング回路130A、モータ120、制御回路171、及び、スイッチ機構114Bとを有している。
プラスライン101、GNDライン102、及び、第1信号ライン103のそれぞれの一端は、電池接続端子部113Aと接続されており、それぞれの他端は、制御回路171に接続されている。電池パックP1が電池装着部113に装着された状態において、プラスライン101とGNDライン102との間には、電池パックP1の電圧V1(定格出力電圧、本実施の形態においては、36V)が印加される。また、電池パックP1が電池保護信号を出力した場合、電池保護信号は第1信号ライン103を介して制御回路171に入力される。この場合、制御回路171は、モータ120を停止させる。
第2信号ライン104は、装置接続端子部140の工具側信号端子143と制御回路171とを接続しており、工具側分圧抵抗104Aを有している。工具側分圧抵抗104Aは、第2信号ライン104上に設けられており、その一端は制御回路171に接続され、他端は工具側信号端子143に接続されている。また、第2信号ライン104上の工具側分圧抵抗104Aと工具側信号端子143との間のノード104Bは、制御回路171に接続されている。
装置接続端子部140の工具側プラス端子141、工具側マイナス端子142はそれぞれ、プラスライン101、GNDライン102に接続されている。
スイッチング回路130Aは、電池パックP1の電力をモータ120に供給する回路であり、プラスライン101及びGNDライン102とモータ120との間に接続されている。スイッチング回路130Aは、図示せぬ6個のスイッチング素子を有している。本実施の形態において、6個のスイッチング素子は、6個のFETである。6個のFETは、3相ブリッジ形式に接続されており、各ゲートは制御回路171に接続され、各ドレイン又は各ソースは、モータ120に接続されている。6個のスイッチング素子は、制御回路171から出力される駆動信号(ゲート信号)に基づいて、モータ120の回転軸120Aを所定の回転方向に回転させるスイッチング動作を行う。
制御回路171は、第1作業工具100の制御を行う回路であり、当該制御に用いる処理プログラム、各種データに基づいて演算を行う中央処理装置(CPU)と、当該処理プログラム、各種データ、各種閾値等を記憶するための図示せぬROMと、データを一時記憶するための図示せぬRAMを有する記憶部と、時間を計測する計時部とを含んで構成されている。なお、本実施の形態において、制御回路171は、マイコンを含んで構成されている。
制御回路171は、モータ120に対する駆動制御を行う。制御回路171は、モータ120に対する駆動制御において、図示せぬ回転位置検出回路から出力された回転位置信号に基づいて、6個のFETのうちの導通させるFETを交互に切換えるための駆動信号をスイッチング回路130Aに出力する。これにより、モータ120の回転軸120Aを所定の回転方向に回転させる。また、制御回路171は、モータ120に供給する電力を調整し、回転軸120Aの回転数を制御する。回転数の制御は、スイッチング回路130Aの所定の3個のFETを駆動するための(導通させるための)駆動信号をPWM駆動信号として出力することで行う(PWM制御)。さらに、制御回路171は、スイッチ機構114Bが出力する工具始動信号に基づいて、モータ120の始動/停止を制御する。
また、制御回路171は、集塵装置1の第1作業工具100への接続の有無を検出(以下、接続検出と呼ぶ)し、集塵装置1が第1作業工具100に接続されている場合には、集塵用モータ3に集塵駆動信号を出力する。集塵駆動信号は、第2信号ライン104に出力され、工具側信号端子143及び集塵側信号端子4Cを介して集塵装置1に入力される。
次に、集塵装置1の電気的構成について説明する。図4に示されるように、集塵装置1は、前述した集塵用モータ3及び工具接続端子部4と、集塵側プラスライン1A、集塵側マイナスライン1B、降圧制御回路9及び集塵側分圧抵抗1Cとを有している。
集塵側プラスライン1A及び集塵側マイナスライン1Bのそれぞれの一端は、集塵側プラス端子4Aに接続されており、それぞれの他端は、降圧制御回路9に接続されている。第1接続状態において、集塵側プラスライン1Aと集塵側マイナスライン1Bとの間には、集塵側プラス端子4A及び集塵側マイナス端子4Bと工具側プラス端子141及び工具側マイナス端子142とを介して電池パックP1の電圧V1(例えば、36V)が印可される。
集塵用モータ3は、降圧制御回路9を介して、工具接続端子部4の集塵側プラス端子4A及び集塵側マイナス端子4Bに接続されている。すなわち、第1接続状態において、集塵用モータ3は、降圧制御回路9を介して、第1作業工具100のプラスライン101及びGNDライン102に接続されている。
降圧制御回路9は、図示せぬICチップと図示せぬDC−DCコンバータとを有しており、集塵側プラスライン1A及び集塵側マイナスライン1Bを介して集塵側プラス端子4A及び集塵側マイナス端子4Bに接続され、接続点1Dを介して集塵側信号端子4Cに接続されている。降圧制御回路9は、本発明における「駆動制御部」の一例である。
ICチップは、集塵側プラスライン1A及び集塵側マイナスライン1Bを介して集塵側プラス端子4Aと集塵側マイナス端子4Bと間に印加される電圧(以下、単に工具出力電圧という)を監視しており、工具出力電圧が所定電圧V5以上である場合、DC−DCコンバータを制御して工具出力電圧を所定電圧V5に降圧し、当該印可された電圧が所定電圧V5以下である場合には、降圧を行わないように構成されている。なお、本実施の形態において所定電圧V5は、集塵用モータ3の定格電圧(電圧V3、18V)よりも高く且つ集塵用モータ3の最大許容電圧(電圧V4、24V)以下の電圧である21Vである。工具出力電圧は、本発明における「工具側電圧」の一例である。所定電圧V5は、本発明における「所定電圧値」の一例である。
また、ICチップは、集塵側信号端子4Cを介して降圧制御回路9に入力される集塵駆動信号を監視しており、集塵駆動信号が入力された場合にDC−DCコンバータから出力される電圧を集塵用モータ3に印可して集塵用モータ3の駆動を開始し、集塵駆動信号の入力が停止した場合には、当該印可を停止して集塵用モータ3の駆動を停止するように構成されている。
集塵側分圧抵抗1Cは、第1作業工具100の制御回路171による接続検出のための分圧抵抗であり、接続点1Dと集塵側マイナスライン1Bとの間に接続されている。
ここで、制御回路171による接続検出について説明する。制御回路171は、第2信号ライン104上のノード104Bに現れる電圧(接続判定電圧)の値を用いて接続検出を行う。より詳細には、制御回路171は、トリガスイッチ114Aが始動操作されスイッチ機構114Bが工具始動信号を出力した場合、第2信号ライン104に集塵駆動信号を出力する。集塵駆動信号を出力した後、集塵駆動信号を出力している状態のノード104Bに現れる電圧が所定の電圧閾値よりも高い場合には、第1作業工具100に集塵装置1が接続されていないと判断し、集塵駆動信号の出力を停止する。一方、集塵駆動信号を出力している状態のノード104Bに現れる電圧が所定の電圧閾値よりも低い場合には、第1作業工具100に集塵装置1が接続されていると判断し、集塵駆動信号の出力を継続する。
本実施の形態においては、集塵駆動信号は略5Vの電圧信号であり、第1作業工具100に集塵装置1が接続されていない状態において、集塵駆動信号(例えば、5V)が第2信号ライン104に出力された場合、ノード104Bに現れる電圧すなわち接続判定電圧は、略5Vである。一方、第1作業工具100に集塵装置1が接続された状態において、集塵駆動信号(例えば、5V)が第2信号ライン104に出力された場合、当該集塵駆動信号は、工具側分圧抵抗104Aと集塵側分圧抵抗1Cとによって分圧され、ノード104Bには、分圧電圧すなわち接続判定電圧として略4Vが現れるように、工具側分圧抵抗104Aと集塵側分圧抵抗1Cとの抵抗比が設定されている。このため、本実施の形態においては、所定の電圧閾値として5Vと4Vとの間の値である4.5Vを用い、制御回路171は、集塵駆動信号を出力している状態のノード104Bに現れる電圧が4.5V以上の場合には、第1作業工具100に集塵装置1が接続されていないと判断し、ノード104Bに現れる電圧が4.5Vよりも低い場合には、第1作業工具100に集塵装置1が接続されていると判断する。
次に、第1接続状態及び第2接続状態における集塵装置1の動作について、第1作業工具100及び第2作業工具200の動作と併せて説明する。
最初に、図5を参照しながら第2接続状態における集塵装置1の動作について説明する。図5は、第2接続状態における集塵装置1及び第2作業工具200の各種信号及び電圧の時間変化を示すタイムチャートである。
図5に示されている時刻t1は、第2接続状態においてユーザが第2作業工具のトリガスイッチに対して始動操作(引操作)した時刻である。図5に示されているように、時刻t1において、トリガスイッチに対して始動操作がされると、工具始動信号及び集塵駆動信号がONとなり、第2作業工具200のモータには電圧V2(例えば、18V)が印加され、同じく集塵用モータ3にも電圧V2が印加される。上記2つの信号及び電圧は、実際には完全に同一ではないが、図面の煩雑を避けるため、図5においては実際の時間差を省略している。なお、後述の図6、図8、図10、図11においても同様である。
詳細には、トリガスイッチに対して始動操作がされると、スイッチ機構が制御回路に工具始動信号を出力する。工具始動信号が出力されると、制御回路は、モータの駆動制御を開始し、同時に、第2信号ライン104に集塵駆動信号を出力して集塵装置1の第2作業工具200への接続有と判断して集塵駆動信号の出力を継続する。
モータの駆動制御が開始されると、第2作業工具200の電圧V2を定格電圧とするモータには、スイッチング回路を介して電池パックP2の定格出力電圧である電圧V2が印加されモータの駆動が開始される。一方、第2作業工具200から集塵駆動信号が入力された集塵装置1の降圧制御回路9は、集塵側プラスライン1A及び集塵側マイナスライン1Bを介して降圧制御回路9に印可された電圧V2(例えば、18V)が所定電圧V5(例えば、21V)以下であるため、降圧を行わずに電圧V2をそのまま集塵用モータ3に印加し集塵用モータ3の駆動を開始する。
時刻t1で、トリガスイッチに対して始動操作がされた後、第2作業工具200による作業及び集塵装置1による粉塵の吸引が行われる。そして、時刻t2でトリガスイッチに対して停止操作がされると、スイッチ機構114Bは工具始動信号の出力を停止する(工具始動信号OFF)。工具始動信号の出力が停止されると、制御回路は、第2作業工具200のモータへの電圧V2の印加を停止してモータの駆動制御を停止する。詳細には、トリガスイッチに対して停止操作がなされるとスイッチ機構は、工具始動信号の出力を停止し、制御回路は工具駆動信号の停止を受けてモータの駆動を停止させる。一方、時刻t2において、制御回路は集塵駆動信号の出力を継続しており、集塵用モータ3には電圧V2が印加され集塵用モータ3の駆動は継続している。すなわち、第2作業工具200による作業の終了後においても集塵装置1による粉塵の吸引は継続されている。そして、時刻t2から所定期間T1経過後である時刻t3において、制御回路は、集塵駆動信号の出力を停止する(集塵駆動信号OFF)。これにより、集塵用モータ3への電圧V2の印加も停止され、集塵用モータ3の駆動も停止する。
次に、図6を参照しながら第1接続状態における集塵装置1の動作について説明する。図6は、第1接続状態における集塵装置1及び第1作業工具100の各種信号及び電圧の時間変化を示すタイムチャートである。
図6に示されている時刻t4は、第1接続状態においてユーザが第1作業工具のトリガスイッチ114Aに対して始動操作(引操作)した時刻である。図6に示されているように、時刻t4において、トリガスイッチ114Aに対して始動操作がされると、工具始動信号及び集塵駆動信号がONとなり、第1作業工具100のモータには電圧V1(例えば、36V)が印加され、集塵用モータ3には所定電圧V5(例えば、21V)が印加される。
時刻t4における動作と第2接続状態における時刻t1の動作とで異なる動作は、降圧制御回路9の動作のみであるため、降圧制御回路9の動作のみ説明する。
時刻t4において、第1作業工具100から集塵装置1に集塵駆動信号が入力されると、降圧制御回路9は、集塵側プラスライン1A及び集塵側マイナスライン1Bを介して降圧制御回路9に印可された電圧V1(例えば、36V)が所定電圧V5(例えば、21V)よりも高いため、電圧V1を所定電圧V5に降圧して集塵用モータ3に印加し、集塵用モータ3の駆動を開始する。
時刻t4で、トリガスイッチ114Aに対して始動操作がされた後、第1作業工具100による作業及び集塵装置1による粉塵の吸引が行われる。なお、時刻t5及び時刻t6での動作は、第2接続状態における時刻t2及び時刻t3と同一であるため説明を省略する。
上述のように、本発明の第1の実施の形態による作業補助装置の一例である集塵装置1は、モータの定格電圧が互いに異なる第1作業工具100及び第2作業工具200に選択的に接続可能な一対の接続壁5及び工具接続端子部4と、一対の接続壁5及び工具接続端子部4に接続された第1作業工具100又は第2作業工具200からの電力供給によって駆動する集塵用モータ3と、を備えており、集塵用モータ3の駆動によって動作して接続された第1作業工具100又は第2作業工具200による作業を補助する(すなわち、作業によって発生する粉塵の吸引を行う)ことができる。これにより、集塵装置1の汎用性を高くし、利便性を向上させることができる。
また、集塵装置1は、接続された第1作業工具100又は第2作業工具200から電圧が出力される工具接続端子部4と、工具出力電圧が所定電圧V5(例えば、18V)よりも高い場合に、工具出力電圧を所定電圧V5以下に降圧し当該降圧した電圧で集塵用モータ3を駆動するように構成された降圧制御回路9とを備えている。また、所定電圧V5は、最大許容電圧(V4、例えば24V)以下の電圧である。
このような構成によると、工具出力電圧が所定電圧V5よりも高い場合には、集塵用モータ3は所定電圧V5以下の電圧で駆動される。すなわち、工具出力電圧が最大許容電圧を超える場合であっても集塵用モータ3は最大許容電圧以下の電圧で駆動される。このため、モータの定格電圧が集塵用モータ3の最大許容電圧を超えてしまう第1作業工具100に接続された場合であっても、集塵用モータ3の急激な劣化を招くことなく適正に駆動することができる。
また、集塵装置1の降圧制御回路9は、工具出力電圧が所定電圧V5(例えば、21V)よりも高い場合、工具出力電圧を所定電圧V5に降圧し、所定電圧V5で集塵用モータ3を駆動するように構成されている。これにより、高い集塵性能を必要とする第1作業工具100に接続された場合(工具出力電圧が所定電圧V5よりも高い場合)に、集塵用モータ3の定格電圧(電圧V3)よりも高い所定電圧V5で集塵用モータ3が駆動されるため、集塵性能が向上する。これにより、集塵装置1が第1作業工具100に接続された場合の集塵率と第2作業工具200に接続された場合の集塵率との差を近づけることができる。なお、定格駆動電圧が互いに異なる第1作業工具100と第2作業工具200とでは、作業能力(穿孔スピード等)に差があり、定格駆動電圧がより高い第1作業工具100による作業においてはより多くの粉塵が発生するため、より高い集塵性能が求められる。
また、集塵装置1においては、一対の接続壁5及び工具接続端子部4に接続された第1作業工具100のモータ120の駆動開始に連動して集塵用モータ3の駆動を開始し、第1作業工具100のモータ120(第2作業工具200のモータ)の駆動停止から所定期間経過後に集塵用モータ3の駆動が停止している。すなわち、第1作業工具100による作業終了後から所定期間、吸引を継続している。このため、第1作業工具100による作業で発生した粉塵を確実に吸引(集塵)することができる。
次に、図7及び図8を参照しながら、本発明の第2の実施の形態による作業補助装置の一例である集塵装置300について説明する。集塵装置1の構成と同一の構成は、同一の符号を付して説明を省略し、相違する構成について主に説明する。図7は、集塵装置300及び第1作業工具100の電気的構成を示すブロック図を含む回路図である。図8は、集塵装置300が第1作業工具100に接続された状態における集塵装置300及び第1作業工具100の各種信号及び電圧の時間変化を示すタイムチャートである。
図7に示されているように、集塵装置300は、集塵装置1が備えていた降圧制御回路9を備えておらず、集塵用モータ3の電力供給路上に設けられたFET309と、FET309にPWM駆動信号を出力するマイコン310を備えている。第1の実施の形態による集塵装置1においては、工具出力電圧を降圧制御回路9を用いて降圧したが、本実施の形態においては、マイコン310が出力するPWM駆動信号でFET309をスイッチングすることで降圧を行う。
FET309は、集塵用モータ3の電力供給路上(工具接続端子部4と集塵用モータ3との間)に配置されており、ON状態で集塵用モータ3への電力供給を許容し、OFF状態で当該電力供給を停止するスイッチング素子である。
マイコン310は、接続点1DとFET309のゲートとの間に設けられており、集塵側信号端子4Cに接続点1Dを介して接続されている。マイコン310は、各種制御に用いる処理プログラム、各種データに基づいて演算を行う中央処理装置(CPU)と、当該処理プログラム、各種データ、各種閾値等を記憶するための図示せぬROMと、データを一時記憶するための図示せぬRAMを有する記憶部と、時間を計測する計時部とを含んでおり、FET309のゲートにPWM駆動信号を出力可能に構成されている。なお、マイコン310は、集塵側プラスライン1Aに接続された図示せぬ電源回路から供給される電力で駆動する。
また、マイコン310は、工具出力電圧を電圧監視回路310Aを用いて監視しており、工具出力電圧が所定電圧V5(例えば、21V)以上である場合、PWM駆動信号のデューティ比を変更して工具出力電圧を実効値で所定電圧V5に降圧し、当該印可された電圧が所定電圧V5以下である場合には、デューティ比を100%として降圧を行わないように構成されている。工具出力電圧を実効値で所定電圧V5に降圧するためには、工具出力電圧が30Vであれば、デューティ比を70%とし、工具出力電圧が36Vであればティーティ比を略58.3%とする。
また、マイコン310は、集塵側信号端子4Cを介してマイコン310に入力される集塵駆動信号を監視しており、集塵駆動信号が入力された場合にFET309にPWM駆動信号を出力し、PWM駆動信号のデューティ比で規定される電圧を集塵用モータ3に印可して集塵用モータ3の駆動を開始する。一方、集塵駆動信号の入力が停止した場合には、集塵用モータ3への電圧の印可を停止して集塵用モータ3の駆動を停止するように構成されている。マイコン310は、本発明における「駆動制御部」及び「PWM信号出力部」の一例である。また、PWM駆動信号は、本発明における「PWM信号」の一例である。
次に、図8を参照しながら集塵装置300及び第1作業工具100の動作について説明する。
図8に示されている時刻t7は、集塵装置300が第1作業工具100に接続された状態においてユーザが第1作業工具100のトリガスイッチ114Aに対して始動操作(引操作)を行った時刻である。図8に示されているように、時刻t7において、トリガスイッチ114Aに対して始動操作がされると、工具始動信号及び集塵駆動信号がONとなり、第1作業工具100のモータには電圧V1(例えば、36V)が印加され、集塵用モータ3には実効値で所定電圧V5(例えば、21V)が印加される。
詳細には、時刻t7において、第1作業工具100から集塵装置300に集塵駆動信号が入力されると、マイコン310は、工具出力電圧が電圧V1であり、所定電圧V5よりも高いため電圧V1を実効値で所定電圧V5に降圧して集塵用モータ3に印加し、集塵用モータ3の駆動を開始する。
時刻t7で、トリガスイッチ114Aに対して始動操作がされた後、第1作業工具100による作業及び集塵装置300による粉塵の吸引が行われる。そして、時刻t8でトリガスイッチ114Aに対して停止操作がされると、スイッチ機構114Bは、工具始動信号の出力を停止する(工具始動信号OFF)。工具始動信号の出力が停止されると、制御回路171は、モータ120への電圧V1の印加を停止する。詳細には、トリガスイッチ114Aに対して停止操作がなされるとスイッチ機構114Bは工具始動信号の出力を停止し、制御回路171は工具駆動信号の停止を受けてモータ120の駆動を停止させる。また、制御回路171は、時刻t8においてモータ120の駆動を停止させるが、集塵駆動信号の出力は継続する。すなわち、第1作業工具100の作業終了後も集塵装置400による粉塵の吸引は継続される。その後、制御回路171は、時刻t8から所定期間T1経過後である時刻t9において集塵駆動信号の出力を停止する(集塵駆動信号OFF)。これにより、時刻t9において、集塵用モータ3への所定電圧V5の印加も停止され集塵用モータ3は停止する。集塵装置300と、第1作業工具100と、第2作業工具200とを含む電動工具システムは、本発明の「作業システム」の一例である。
本発明の第2の実施の形態による集塵装置300においては、本発明の第1の実施の形態による集塵装置1と同様の作用効果を得ることができる。
次に、図9及び図10を参照しながら、本発明の第3の実施の形態による作業補助装置の一例である集塵装置400について説明する。集塵装置1又は集塵装置300の構成と同一の構成は、同一の符号を付して説明を省略し、相違する構成について主に説明する。図9は、集塵装置400及び第1作業工具100の電気的構成を示すブロック図を含む回路図である。図10は、集塵装置400が第1作業工具100に接続された状態における集塵装置400及び第1作業工具100の各種信号及び電圧の時間変化を示すタイムチャートである。
図9に示されているように、集塵装置400は、集塵装置300が備えていたマイコン310を備えておらず、接続点1Dを介してFET309のゲートが集塵側信号端子4Cに接続されている。第2の実施の形態による集塵装置300においては、工具出力電圧を集塵装置300が備えるマイコン310が出力するPWM駆動信号で降圧したが、本実施の形態においては、第1作業工具100が備える制御回路171が出力する装置駆動信号をPWM信号としてFET309のゲートに出力することで降圧を行う。また、本実施の形態においては、電圧V1(例えば、36V)を実効値で所定電圧V5に降圧するための固定のデューティ比(略58.3%)でPWM信号を出力する構成である。
次に、図10を参照しながら集塵装置400及び第1作業工具100の動作について説明する。
図10に示されている時刻t10は、集塵装置400が第1作業工具100に接続された状態においてユーザが第1作業工具100のトリガスイッチ114Aに対して始動操作(引操作)を行った時刻である。時刻t10において、トリガスイッチ114Aに対して始動操作がされると、工具始動信号及び集塵駆動信号がONとなり、第1作業工具100のモータには電圧V1(例えば、36V)が印加され、集塵用モータ3には実効値で所定電圧V5(例えば、21V)が印加される。
詳細には、時刻t10において第1作業工具100は、集塵装置400に集塵駆動信号をPWM信号として出力する。当該PWM信号が集塵装置400のFET309の入力されると、FET309はスイッチング動作を行い、工具出力電圧である電圧V1は実効値で所定電圧V5に降圧され、集塵用モータ3に印加される。これにより、集塵用モータ3の駆動が開始される。
時刻t10で、トリガスイッチ114Aに対して始動操作がされた後、第1作業工具100による作業及び集塵装置400による粉塵の吸引が行われる。そして、時刻t11でトリガスイッチ114Aに対して停止操作がされると、スイッチ機構114Bは工具始動信号の出力を停止する(工具始動信号OFF)。工具始動信号の出力が停止されると、制御回路171は、モータ120への電圧V1の印加を停止するが、集塵装置400にPWM信号としての集塵駆動信号は出力を継続する。すなわち、第1作業工具100の作業終了後も集塵装置400による粉塵の吸引を継続する。その後、制御回路171は、時刻t11から所定期間T1経過後である時刻t12において、集塵駆動信号を停止する(集塵駆動信号OFF)。これにより、時刻t12において、集塵用モータ3への所定電圧V5の印加も停止され、集塵用モータ3の駆動も停止する。集塵装置400と、第1作業工具100と、第2作業工具200とを含む電動工具システムは、本発明の「作業システム」の一例である。
本発明の第3の実施の形態による集塵装置400においては、本発明の第1の実施の形態による集塵装置1と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第1〜第3の実施の形態について説明したが、本発明による作業接続装置は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、第1〜第3の実施の形態においては、集塵装置1、300及び400が第1作業工具100及び第2作業工具200に接続可能な構成について説明したが、これに限定されず、互いに定格駆動電圧が異なる3つ以上の作業工具に接続可能な構成であってもよい。以下、変形例の説明を行う。
まず、本発明の第2の実施の形態に対する変形例について説明する。本発明の第2の実施の形態による集塵装置300におけるマイコン310は、第1作業工具100からの工具駆動信号の出力されると集塵用モータ3の駆動を開始し、工具駆動信号の出力が停止されると集塵用モータ3の駆動を停止を行う制御であったが、これに限られず、工具駆動信号の出力が停止された後、集塵装置300のマイコン310の制御によって所定期間、集塵用モータ3を駆動する構成でもよい。例えば、集塵装置300のマイコン310が工具駆動信号の出力が停止された時点からタイマ機能を用いて所定期間をカウントし、所定期間が経過したときに集塵用モータ3の駆動を停止する構成が考えられる。
次に、上記の第1〜第3の実施の形態に対する変形例について説明する。第1〜第3の実施の形態においては、第1作業工具100のモータ120の駆動の停止(作業終了後)から固定期間である所定期間T1の間、集塵装置による粉塵の吸引を継続する構成であったが、所定期間T1は、所定の範囲内で変更可能であってもよい。この場合、所定期間T1の変更及び設定は、集塵装置のハウジングに設けられた図示せぬ期間設定ダイヤルをユーザが手動で操作することで行う。これにより、粉塵が多く発生し吸引を長い期間必要とする作業に対しては所定期間を長く設定し、一方、粉塵があまり発生せず吸引を長い期間必要としない作業に対しては所定期間を短く設定することができる。すなわち、作業に応じた適切な上記所定期間を設定することができ、利便性をより向上させることができる。
また、当該所定期間T1は、工具出力電圧に基づいて変更される構成としても良い。この場合、工具出力電圧が高い場合には、接続された作業工具の駆動電圧(モータの定格電圧)及び作業能力(穿孔スピード等)が高く粉塵の発生量が多いため、所定期間を長くすることが考えられる。
また、上記の第1〜第3の実施の形態においては、工具出力電圧が所定電圧V5(例えば、21V)よりも高い場合、工具出力電圧は固定値である所定電圧V5に降圧され、集塵用モータ3に印加される構成であった。すなわち、第1〜第3の実施の形態においては、工具出力電圧が所定電圧V5よりも高い場合、集塵用モータ3には固定値である所定電圧V5が印加される構成であったが、所定電圧V5の値を、集塵用モータ3の定格電圧(電圧V3)よりも高く且つ最大許容電圧(電圧V4)以下の範囲内で変更可能な構成であってもよい。この場合、所定電圧V5の変更及び設定は、集塵装置のハウジングに設けられた図示せぬ電圧設定ダイヤルをユーザが手動で操作することで行う。これにより、強力な吸引力が必要な作業(例えば、下向きの作業においては、粉塵を吸い上げなければならないため、強力な吸引力が必要となる)を行う場合には、所定期間T1を長く設定し、一方、強力な吸引力をあまり必要としない作業(例えば、上向きの作業においては、自重で粉塵が落ちてくるため、強力な吸引力を必要としない)を行う場合には、所定期間T1を短く設定することができる。すなわち、作業に応じた適切な上記所定期間を設定することができ、利便性をより向上させることができる。
また、上記の第1〜第3の実施の形態においては、第1作業工具100のモータ120の駆動の開始又は停止に連動して、集塵用モータ3が駆動する構成であったが、これに限られず、モータ120の駆動状態に関わらず、集塵用モータ3の駆動の開始及び停止を手動で制御可能な構成であってもよい。このような構成によると、第1作業工具100での作業は必要とせず粉塵の吸引のみ行いたい場合(単独で、集塵装置1を使用したい場合)に、集塵用モータ3のみを駆動させ、粉塵の吸引のみを行うことができる。これにより、利便性が向上する。
1…集塵装置 2…ハウジング 3…集塵用モータ 4…工具接続端子部 4A…集塵側プラス端子 4B…集塵側マイナス端子 4C…集塵側信号端子 5…接続壁 6…ラッチ機構 7…スライダ部 8…ファンユニット 9…降圧制御回路 21…第1ハウジング 22…第2ハウジング 71…ホース収容部 72…アダプタ部 73…ホース 100…第1作業工具 110…ハウジング 111…モータ収容部 112…機構収容部 112A…先端ビット取付部 113…電池装着部 113A…電池接続端子部 114…ハンドル部 114A…トリガスイッチ 114B…スイッチ機構 120…モータ 130…スイッチング回路基板 140…装置接続端子部 150…動力伝達機構 160…駆動機構 170…制御基板部 171…制御回路 200…第2作業工具 300…集塵装置 309…FET 310…マイコン 400…集塵装置 P1…電池パック P2…電池パック

Claims (12)

  1. モータの定格電圧が互いに異なる複数の作業工具に選択的に接続可能な接続部と、
    該接続部に接続された該作業工具からの電力供給によって駆動する装置側モータと、を備え、該装置側モータの駆動によって動作し該接続部に接続された該作業工具による作業を補助することを特徴とする作業補助装置。
  2. 該接続部は、該接続部に接続された該作業工具から工具側電圧が入力される電圧入力部を有し、
    該装置側モータの定格電圧よりも高く該装置側モータの最大許容電圧以下である所定電圧値よりも該工具側電圧が高い場合、該工具側電圧を該所定電圧値以下に降圧し該降圧した電圧で該装置側モータを駆動するように構成された駆動制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の作業補助装置。
  3. 該駆動制御部は、該工具側電圧が該所定電圧値よりも高い場合、該工具側電圧を該所定電圧値に降圧し該降圧した電圧で該装置側モータを駆動するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の作業補助装置。
  4. 該駆動制御部は、該工具側電圧が該所定電圧値以下である場合、該工具側電圧で該装置側モータを駆動するように構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の作業補助装置。
  5. 該装置側モータの該定格電圧よりも高く該装置側モータの最大許容電圧以下の範囲内で該所定電圧値を手動で変更可能に構成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の作業補助装置。
  6. 該駆動制御部は、該接続部に接続された該作業工具の該モータの駆動開始に連動して該装置側モータの駆動を開始し、該モータの駆動停止から所定期間の経過後に該装置側モータの駆動を停止させることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の作業補助装置。
  7. 該駆動制御部は、該工具側電圧に基づいて該所定期間を変更するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の作業補助装置。
  8. 該所定期間を手動で変更可能に構成されていることを特徴とする請求項6に記載の作業補助装置。
  9. 該作業工具の該モータの駆動状態に関わらず、該装置側モータの駆動の開始及び停止を手動で制御可能に構成されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の作業補助装置。
  10. 該駆動制御部は、DC−DCコンバータを有し、該DC−DCコンバータを用いて該工具側電圧を降圧することを特徴とする請求項2〜9のいずれか1項に記載の作業補助装置。
  11. 該駆動制御部は、該電圧入力部と該装置側モータとの間に配置されたスイッチング素子と、該スイッチング素子にPWM信号を出力するPWM信号出力部と、を有し、該PWM信号のデューティ比を変更することで該工具側電圧を降圧するように構成されていることを特徴とする請求項2〜9のいずれか1項に記載の作業補助装置。
  12. 第1電圧を定格電圧とする第1モータを有する第1作業工具と、該第1電圧よりも低い第2電圧を定格電圧とする第2モータを有する第2作業工具と、該第1作業工具及び該第2作業工具に選択的に接続可能な接続部と該接続部に接続された作業工具からの電力供給によって駆動する装置側モータとを備え該装置側モータの駆動によって動作し該接続部に接続された該作業工具による作業を補助する作業補助装置とを有し、
    該作業補助装置の該装置側モータは、該接続部が該第1作業工具に接続された場合に該第1電圧よりも低く且つ該第2電圧以上の電圧で駆動されることを特徴とする作業システム。
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