JP7161935B2 - アクセスポイント、アクセスポイントの制御方法、及びプログラム - Google Patents

アクセスポイント、アクセスポイントの制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、アクセスポイント、アクセスポイントの制御方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、DFS(Dynamic Frequency Selection)が義務付けられているW53及びW56の帯域を使用する第2無線部について、使用するチャンネルでレーダー電波が検出された場合に、同帯域でレーダー電波が検出されないチャンネルを検出し、検出されたチャンネルに切り替えることが開示されている。
特許文献2には、W53及びW56の帯域でレーダー電波が検出されないチャンネルを第1受信部で探査し、見つかったチャンネルを第2受信部で監視し、通信部が使用するチャンネルでレーダー電波が検出された場合に、監視しているチャンネルに切り替えることで、通信中断期間を抑制することが開示されている。
特開2016-19192号公報 特許第6170031号公報
ところで、W53及びW56を使用周波数帯域とするアクセスポイントでは、複数の無線通信部を備えていても、それらを有効活用できていないという課題がある。
例えば、図18に示すように、2つの無線通信部の両方で通信を運用する場合、電波干渉を避けるために、使用周波数帯域を分け、それぞれに応じたBPF(バンドパスフィルタ)を設ける必要がある。すなわち、BPFを設けると、2つの無線通信部の両方で通信を運用することはできるが、一方の無線通信部の使用周波数帯域に属するチャンネルを他方の無線通信部で検査することはできなくなる。
これに対し、図19に示すように、一方の無線通信部で通信を運用し、当該無線通信部の使用周波数帯域に属するチャンネルを他方の無線通信部で検査する場合には、BPFを設けることができない。すなわち、BPFを設けなければ、一方の無線通信部の使用周波数帯域に属するチャンネルを他方の無線通信部で検査することはできるが、2つの無線通信部の両方で通信を運用することはできなくなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、複数の無線通信部を有効活用することが可能なアクセスポイント、アクセスポイントの制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の一の態様のアクセスポイントは、第1周波数帯域を使用する第1無線通信部と、第2周波数帯域を使用する第2無線通信部と、前記第1無線通信部に設けられ、通過帯域に前記第1周波数帯域を含み、前記第2周波数帯域を含まない第1フィルタと、前記第2無線通信部に設けられ、通過帯域に前記第2周波数帯域を含み、前記第1周波数帯域を含まない第2フィルタと、前記第1無線通信部に、前記第1周波数帯域に属するチャンネルを使用した通信を運用させ、前記第2無線通信部に、前記第2周波数帯域に属するチャンネルについてレーダー電波の有無を検査させるとともに、前記第1無線通信部が使用するチャンネルでレーダー電波が検知された場合に、検査によりレーダー電波無しと確認されたチャンネルを使用した通信の運用を開始させる制御部と、を備える。
また、本発明の他の態様のアクセスポイントの制御方法は、第1周波数帯域を使用する第1無線通信部と、第2周波数帯域を使用する第2無線通信部と、前記第1無線通信部に設けられ、通過帯域に前記第1周波数帯域を含み、前記第2周波数帯域を含まない第1フィルタと、前記第2無線通信部に設けられ、通過帯域に前記第2周波数帯域を含み、前記第1周波数帯域を含まない第2フィルタと、を備えるアクセスポイントに、前記第1無線通信部に、前記第1周波数帯域に属するチャンネルを使用した通信を運用させ、前記第2無線通信部に、前記第2周波数帯域に属するチャンネルについてレーダー電波の有無を検査させ、前記第1無線通信部が使用するチャンネルでレーダー電波が検知された場合に、前記第2無線通信部に、検査によりレーダー電波無しと確認されたチャンネルを使用した通信の運用を開始させる。
また、本発明の他の態様のプログラムは、第1周波数帯域を使用する第1無線通信部と、第2周波数帯域を使用する第2無線通信部と、前記第1無線通信部に設けられ、通過帯域に前記第1周波数帯域を含み、前記第2周波数帯域を含まない第1フィルタと、前記第2無線通信部に設けられ、通過帯域に前記第2周波数帯域を含み、前記第1周波数帯域を含まない第2フィルタと、を備えるアクセスポイントのコンピュータを、前記第1無線通信部に、前記第1周波数帯域に属するチャンネルを使用した通信を運用させ、前記第2無線通信部に、前記第2周波数帯域に属するチャンネルについてレーダー電波の有無を検査させるとともに、前記第1無線通信部が使用するチャンネルでレーダー電波が検知された場合に、検査によりレーダー電波無しと確認されたチャンネルを使用した通信の運用を開始させる制御部、として機能させる。
本発明によれば、複数の無線通信部を有効活用することが可能となる。
実施形態に係るアクセスポイントの構成例を示すブロック図である。 設定ファイルの例を示す図である。 MACアドレスリストの例を示す図である。 片検査モードを説明するための図である。 両通信モードを説明するための図である。 設定表示画像を説明するための図である。 モード切り替えの手順例を示すフロー図である。 実施形態に係るアクセスポイントの制御方法を説明するための図である。 上記制御方法の手順例を示すフロー図である。 ステップS27を説明するための図である。 ステップS28を説明するための図である。 設定表示画像を説明するための図である。 設定表示画像を説明するための図である。 第1変形例を説明するための図である。 第1変形例の手順例を示すフロー図である。 第2変形例の手順例を示すフロー図である。 第3変形例の手順例を示すフロー図である。 参考例を説明するための図である。 参考例を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[システム構成]
図1は、実施形態に係るアクセスポイント1の構成例を示すブロック図である。アクセスポイント1は、無線LANアクセスポイントであり、不図示の無線LANクライアントを有線LAN等の通信ネットワークに接続する。アクセスポイント1は、制御部10、無線通信部11,12、有線通信部13、及びメモリ20を備えている。
制御部10は、CPU、RAM、ROM、不揮発性メモリ及び入出力インターフェース等を含むコンピュータである。CPUは、ROM又は不揮発性メモリからRAMにロードされたプログラムに従って情報処理を実行する。
プログラムは、光ディスク又はメモリカード等の情報記憶媒体を介して供給されてもよいし、インターネット等の通信ネットワークを介して供給されてもよい。
メモリ20は、無線通信部11,12及び有線通信部13のそれぞれに係る設定ファイル201及びMACアドレスリスト202を格納している。メモリ20は、制御部10に含まれてもよい。
制御部10は、メモリ20に格納されたMACアドレスリスト202を参照し、無線通信部11,12及び有線通信部13から選択される2つをブリッジする。
無線通信部11,12は、使用周波数帯域が互いに異なっている。本実施形態においては、第1無線通信部11の使用周波数帯域はW52(5.2GHz帯)及びW53(5.3GHz帯)であり、第2無線通信部12の使用周波数帯域はW56(5.6GHz帯)である。
W52及びW53では、例えばチャンネル幅を40MHzとすると、36ch、44ch、52ch、60chの4つのチャンネルを使用可能である。W56では、100ch、108ch、116ch、124ch、132ch、140chの6つのチャンネルを使用可能である。
なお、W53及びW56については、気象レーダー等のレーダーシステムに影響を与えないように、レーダー電波を検知した場合に電波干渉のない他チャンネルに遷移する、いわゆるDFS(Dynamic Frequency Selection)が義務付けられている。
第1無線通信部11には、通過帯域にW52及びW53を含み、W56を含まないBPF(バンドパスフィルタ)113が設けられている。BPF113は、第1無線通信部11とアンテナ114との間に介在している。W52及びW53は第1周波数帯域の例であり、BPF113は第1フィルタの例である。
第2無線通信部12には、通過帯域にW56を含み、W52及びW53を含まないBPF123が設けられている。BPF123は、第2無線通信部12とアンテナ124との間に介在している。W56は第2周波数帯域の例であり、BPF123は第2フィルタの例である。
このように無線通信部11,12にBPF113,123が設けられることで、2つの無線通信部11,12の両方で通信を運用することが可能となる。
図2に示すように、設定ファイル201は、無線通信部11,12のそれぞれについて、SSID(サービスセット識別子)、チャンネル、暗号化モード、及び暗号化キー等の項目を含んでいる。SSIDの項目には、SSIDとして使用される文字列が含まれている。チャンネルの項目には、チャンネルの選択に係る値が含まれている。図示の例では、チャンネルが自動で選択されることを表す「自動」の値が含まれている。
設定ファイル201は、その他にも、DHCPサーバ設定、IEEE802.11ac/nのモード設定、HT20/40(High Throughput 20/40)やVHT20/40/80(Very High Throughput 20/40/80)等のチャネル幅設定、ビーコン間隔設定、ガードインターバル設定などの種々の設定を含んでもよい。
図3に示すように、MACアドレスリスト202(CLMACアドレスリスト)には、無線通信部11,12のそれぞれについて、接続されているクライアントのMACアドレス(CLMACアドレス)が含まれている。設定ファイル201又はMACアドレスリスト202は、無線通信部11,12ごとのファイルであってもよいし、1つのまとまったファイルであってもよい。
[モード切り替え]
図4及び図5に示すように、制御部10は、片検査モードと両通信モードとを択一的に適用する。
片検査モードにおいて、制御部10は、第1無線通信部11にW52及びW53に属するチャンネルを使用した通信を運用させ、第2無線通信部12にW56に属するチャンネルについてレーダー電波の有無を検査させる。片検査モードは第1の設定の例である。
又は、片検査モードにおいて、制御部10は、第2無線通信部12にW56に属するチャンネルを使用した通信を運用させ、第1無線通信部11にW52及びW53に属するチャンネルについてレーダー電波の有無を検査させてもよい。
両通信モードにおいて、制御部10は、第1無線通信部11にW52及びW53に属するチャンネルを使用した通信を運用させ、第2無線通信部12にもW56に属するチャンネルを使用した通信を運用させる。両通信モードは、第2の設定の例である。
制御部10は、ユーザの操作入力に応じて、片検査モードと両通信モードとを切り替える。具体的には、制御部10は、図6に示すような設定表示画像3を表示するためのページデータを不図示の外部の表示装置に出力し、操作入力を受け付ける。
図6に示すように、設定表示画像3は、第1機器表記31、第2機器表記32、第1設定表記33、第2設定表記34、及びポインタ35を含んでいる。第1機器表記31は第1無線通信部11に対応し、第2機器表記32は第2無線通信部12に対応している。
第1設定表記33は、第1無線通信部11の設定を、通信を運用していることを表す「通信用」と、レーダー電波の有無を検査していることを表す「検査用」とで切り替え可能に構成されている。
同様に、第2設定表記34も、第2無線通信部12の設定を「通信用」と「検査用」とで切り替え可能に構成されている。第1及び第2設定表記33,34は、例えばプルダウンリスト形式で表示される。
ポインタ35は、ユーザの操作入力に応じて設定表示画像3上を移動し、第1及び第2設定表記33,34における設定の切り替えを実現する。
なお、後述するように、設定表示画像3では、必ずしも第1機器表記31が第1無線通信部11に対応し、第2機器表記32が第2無線通信部12に対応しなくてもよく、対応関係が逆になることもある。
図7は、制御部10が実行するモード切り替えの手順例を示すフロー図である。制御部10は、上記図6に示した設定表示画像3を出力し(S11)、ユーザの操作入力を受け付ける(S12)。
設定表示画像3において第1及び第2設定表記33,34の一方が「検査用」に設定された場合(S13:YES)、制御部10は、無線通信部11,12の一方が通信を運用し、他方がレーダー電波の有無を検査する「片検査モード」に遷移する(S14)。
これに対し、設定表示画像3において第1及び第2設定表記33,34の両方が「通信用」に設定された場合(S13:NO)、制御部10は、無線通信部11,12の両方が通信を運用する「両通信モード」に遷移する(S15)。
[DFS動作]
図8は、「片検査モード」実現時において「通信用」に設定された無線通信部11又は12がレーダー電波を検知した場合のDFS動作について説明するための図である。図9は、当該DFS動作を実現するために制御部10により実行される、実施形態に係るアクセスポイントの制御方法の手順例を示すフロー図である。
始めに、制御部10は、第1無線通信部11を「通信用」に設定し、第2無線通信部12を「検査用」に設定する(S21)。通信用/検査用の設定は逆であってもよい。制御部10は、「通信用」に設定された第1無線通信部11に、W52及びW53に属する複数のチャンネルから選択される1のチャンネルを使用した通信を運用させる。
また、制御部10は、「検査用」に設定された第2無線通信部12に、W56に属する各チャンネルについてレーダー電波の有無を検査させる(S22)。具体的には、各チャンネルについてCAC(Channel Availability Check)を実行することによって、レーダー電波の有無を検査する。
レーダー電波が無いチャンネルが発見された場合(S23:YES)、制御部10は、第2無線通信部12に発見したチャンネルを確保させる(S24)。具体的には、発見したチャンネルについてCACを繰り返し実行し、レーダー電波が無いことを確認し続けることによって、チャンネルを確保する。
なお、確保していたチャンネルでレーダー電波が検出された場合には、制御部10は、S22~S24を再度実行する。
「通信用」に設定された第1無線通信部11は、通信を運用しながら、使用するチャンネルについてレーダー電波の有無を監視するISM(In-Service Monitoring)を実行している。
第1無線通信部11が使用するチャンネルでレーダー電波が検知された場合(S25:YES)、制御部10は、無線通信部11,12の通信用/検査用の設定を切り替える(S26)。すなわち、制御部10は、第1無線通信部11を「検査用」に設定し、第2無線通信部12を「通信用」に設定する。このとき、制御部10は、第2無線通信部12に確保していたチャンネルを使用させる。
また、制御部10は、無線通信部11,12のSSIDを変更する(S27)。図10に示すように、制御部10は、設定ファイル201における第1無線通信部11のSSIDと第2無線通信部12のSSIDとを入れ替える。すなわち、第1無線通信部11がレーダー電波を検知するまで使用していたSSIDを第2無線通信部12に使用させる。なお、SSIDの他に、暗号化キーやその他の設定を入れ替えてもよい。さらには、無線通信部11,12自身のMACアドレス(APMACアドレス)を入れ替えてもよい。
また、制御部10は、無線通信部11,12のMACアドレスリスト(CLMACアドレスリスト)を変更する(S28)。図11に示すように、制御部10は、第1無線通信部11のMACアドレスリストに含まれるMACアドレスを第2無線通信部12のMACアドレスリストに移す。すなわち、第1無線通信部11がレーダー電波を検知するまで使用していたMACアドレスリストを第2無線通信部12に使用させる。
その後、制御部10は、切り替えた通信用/検査用の設定に基づき、無線通信部11,12に通信と検査を開始させる(S29)。具体的には、制御部10は、「検査用」に設定された第1無線通信部11にW52及びW53に属するチャンネルについてレーダー電波の有無の検査を開始させ、「通信用」に設定された第2無線通信部12にW56に属する確保していたチャンネルを使用した通信の運用を開始させる。
なお、図12及び図13に示すように、制御部10は、上記S29において無線通信部11,12に通信と検査を開始させた後も、設定表示画像3を変更しない。
具体的には、レーダー電波の検知前は、第1機器表記31及び第1設定表記33が第1無線通信部11に対応し、第2機器表記32及び第2設定表記34が第2無線通信部12に対応するが、レーダー電波が検知され、通信用/検査用の設定が切り替えられた後は、第1機器表記31及び第1設定表記33が第2無線通信部12に対応し、第2機器表記32及び第2設定表記34が第1無線通信部11に対応することになって、設定表示画像3の表示自体は変更されない。
以上に説明した実施形態によれば、無線通信部11,12を利用して「片検査モード」(図4参照)と「両通信モード」(図5参照)のどちらも実現できるので、無線通信部11,12を有効活用することが可能である。
また、実施形態によれば、図8及び図9に示すように、第1無線通信部11が使用するチャンネルでレーダー電波が検知された場合に、第2無線通信部12に、予め検査によりレーダー電波無しと確認されていたチャンネルを使用した通信を開始させるので、第1無線通信部11の通信が終了してから第2無線通信部12の通信が開始されるまでの時間を短縮することが可能となる。
また、実施形態によれば、図10に示すように、第1無線通信部11がレーダー電波を検知した場合に、それまで使用していたSSIDを第2無線通信部12に使用させるので、クライアントがより迅速に第2無線通信部12と通信を開始することが可能となる。
また、実施形態によれば、図11に示すように、第1無線通信部11がレーダー電波を検知した場合に、それまで使用していたMACアドレスリストを第2無線通信部12に使用させるので、第2無線通信部12がより迅速にクライアントと通信を開始することが可能となる。
このようにSSID及びMACアドレスリストを変更することにより、クライアント側では接続先の無線通信部11,12が切り替わっていないように見え、そのまま通信を続行することが可能となる。
なお、SSIDの変更又はMACアドレスリストの変更は、省略されてもよい。SSIDの変更が省略された場合、クライアントは、予め登録されている第2無線通信部12のSSIDを利用して第2無線通信部12と通信を開始する。MACアドレスリストの変更が省略された場合、第2無線通信部12は、クライアントから受信したパケットに基づきMACアドレスリストを一から作成する。
また、実施形態によれば、図12及び図13に示すように、レーダー電波が検知され、通信用/検査用の設定が切り替えられた後も設定表示画像3を変更しないので、ユーザには、第1機器表記31の「無線通信部(1)」が通信を続け、第2機器表記32の「無線通信部(2)」が検査を続けているように見せることが可能となる。
[第1変形例]
図14は、第1変形例を説明するための図である。図15は、第1変形例の手順例を示すフロー図である。上記実施形態と重複するステップについては、同番号を付すことで詳細な説明を省略する。
S29において「検査用」に設定された第1無線通信部11にW52及びW53に属するチャンネルについてレーダー電波の有無の検査を開始させた後に、レーダー電波が無いチャンネルが発見された場合(S30:YES)、制御部10は、第1無線通信部11を再度「通信用」に設定し(S31)、第1無線通信部11に発見したチャンネルを使用した通信を開始させる(S32)。
このように第1無線通信部11を再度「通信用」に設定することで、無線通信部11,12の両方が通信を運用する「両通信モード」(図5参照)に遷移する。これにより、第2無線通信部12の負荷を第1無線通信部11に分散させることが可能となる。
[第2変形例]
図16は、第2変形例の手順例を示すフロー図である。上記実施形態と重複するステップについては、同番号を付すことで詳細な説明を省略する。
アクセスポイント1の制御部10は、S24において第2無線通信部12に発見したチャンネルを確保させた後、確保したチャンネルをクライアントに通知する(S40)。
クライアントは、第1無線通信部11との通信に使用するチャンネルを選択し(S41)、通信を開始している(S42)。このため、チャンネルの通知は、第1無線通信部11からクライアントに送信される。
クライアントは、チャンネルの通知を受信した後に(S43:YES)、第1無線通信部11との通信が途絶えた場合(S44:YES)、第2無線通信部12との通信に使用するチャンネルとして、アクセスポイント1から通知されたチャンネルを選択し(S45)、通信を開始する(S46)。
これによると、レーダー電波が検知された場合に第2無線通信部12が通信に使用するチャンネルが予めクライアントに通知されているので、クライアントはより迅速に第2無線通信部12と通信を開始することが可能となる。
[第3変形例]
図17は、第3変形例の手順例を示すフロー図である。上記実施形態と重複するステップについては、同番号を付すことで詳細な説明を省略する。
アクセスポイント1の制御部10は、第1無線通信部11が使用するチャンネルでレーダー電波が検知された場合(S25:YES)、レーダー電波を検知した旨を表す検知信号を管理装置に送信する(S50)。
管理装置は、アクセスポイント1から検知信号を受信すると(S51:YES)、レーダー電波の検知が誤検知であるか否かを判定する(S52)。
レーダーシステムからのレーダー電波が到来すると、例えば、同じグループが割り当てられた複数のアクセスポイント1が一斉にレーダー電波を検知する、建物の外壁付近に配置されたアクセスポイント1がレーダー電波を検知する、レーダーシステムがある方角に配置されたアクセスポイント1がレーダー電波を検知する、アクセスポイント1はレーダーの回転に応じて間欠的にレーダー電波を検知するといったことが考えられる。そこで、管理装置は、これらの事項を評価するための予め作成された評価基準に基づいて、レーダー電波の検知が誤検知であるか否かを判定する。
管理装置は、レーダー電波の検知が誤検知であると判定した場合(S53:YES)、誤検知である旨をアクセスポイント1に通知する(S54)。
アクセスポイント1の制御部10は、検知信号を管理装置に送信した後(S50)、無線通信部11,12の通信用/検査用の設定を切り替えて、通信と検査を開始するが(S26~S29)、管理装置から誤検知の通知を受信すると(S55:YES)、無線通信部11,12の通信用/検査用の設定を元に戻す(S56)。
具体的には、制御部10は、第1無線通信部11を「通信用」に設定し、第2無線通信部12を「検査用」に設定するとともに、第1無線通信部11に誤検知があったチャンネルを再度使用させる。誤検知があったチャンネルとは、レーダー電波を誤検知するまで使用していたチャンネルである。
その後、制御部10は、無線通信部11,12のSSIDを元に戻し(S57)、無線通信部11,12のMACアドレスリストも元に戻して(S58)、無線通信部11,12に通信と検査を再開させる(S59)。
これによると、レーダー電波を誤検知した場合に無線通信部11,12の通信用/検査用の設定を元に戻すことで、使用可能なチャンネル数を低減させずに確保しておくことが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が当業者にとって可能であることはもちろんである。
1 アクセスポイント、10 制御部、11 第1無線通信部、113 BPF、114 アンテナ、12 第2無線通信部、123 BPF、124 アンテナ、13 有線通信部、20 メモリ、201 設定ファイル、202 MACアドレスリスト、3 設定表示画像、31,32 機器表記、33,34 設定表記、35 ポインタ

Claims (13)

  1. 第1周波数帯域を使用する第1無線通信部と、
    第2周波数帯域を使用する第2無線通信部と、
    前記第1無線通信部に設けられ、通過帯域に前記第1周波数帯域を含み、前記第2周波数帯域を含まない第1フィルタと、
    前記第2無線通信部に設けられ、通過帯域に前記第2周波数帯域を含み、前記第1周波数帯域を含まない第2フィルタと、
    前記第1無線通信部に、前記第1周波数帯域に属するチャンネルを使用した通信を運用させ、
    前記第2無線通信部に、前記第2周波数帯域に属するチャンネルについてレーダー電波の有無を検査させるとともに、前記第1無線通信部が使用するチャンネルでレーダー電波が検知された場合に、検査によりレーダー電波無しと確認されたチャンネルを使用した通信の運用を開始させる制御部と、
    を備えるアクセスポイント。
  2. 前記制御部は、前記第1無線通信部が使用するチャンネルでレーダー電波が検知された場合に、前記第1無線通信部に、前記第1周波数帯域に属するチャンネルについてレーダー電波の有無の検査を開始させる、
    請求項1に記載のアクセスポイント。
  3. 前記制御部は、前記第1無線通信部が使用するチャンネルでレーダー電波が検知された場合に、前記第1無線通信部がレーダー電波を検知するまで使用していた設定を前記第2無線通信部に適用させる、
    請求項1または2に記載のアクセスポイント。
  4. 前記設定は、SSIDである、
    請求項3に記載のアクセスポイント。
  5. 前記制御部は、前記第1無線通信部が使用するチャンネルでレーダー電波が検知された場合に、前記第1無線通信部がレーダー電波を検知するまで使用していたAPMACアドレスを前記第2無線通信部に使用させる、
    請求項3または4に記載のアクセスポイント。
  6. 前記制御部は、前記第1無線通信部が使用するチャンネルでレーダー電波が検知された場合に、前記第1無線通信部がレーダー電波を検知するまで使用していたCLMACアドレスリストを前記第2無線通信部に使用させる、
    請求項3または4に記載のアクセスポイント。
  7. 前記制御部は、表示部に出力する、前記第1及び第2無線通信部の一方が通信を運用していることを表す第1の表記と、前記第1及び第2無線通信部の他方がレーダー電波の有無を検査していることを表す第2の表記と、を含む設定表示画像を、前記第2無線通信部に検査によりレーダー電波無しと確認されたチャンネルを使用した通信の運用を開始させた後も変更しない、
    請求項1ないし6の何れかに記載のアクセスポイント。
  8. 前記制御部は、
    前記第1無線通信部に、前記第1周波数帯域に属するチャンネルを使用した通信を運用させ、前記第2無線通信部に、前記第2周波数帯域に属するチャンネルについてレーダー電波の有無を検査させる、第1の設定と、
    前記第1無線通信部に、前記第1周波数帯域に属するチャンネルを使用した通信を運用させ、前記第2無線通信部に、前記第2周波数帯域に属するチャンネルを使用した通信を運用させる、第2の設定と、
    を択一的に適用する、
    請求項1ないし7の何れかに記載のアクセスポイント。
  9. 前記制御部は、前記第1無線通信部に、前記第1周波数帯域に属するチャンネルについてレーダー電波の有無の検査を開始させた後、検査によりレーダー電波無しと確認されたチャンネルを使用した通信の運用を開始させる、
    請求項2に記載のアクセスポイント。
  10. 前記制御部は、検査によりレーダー電波無しと確認されたチャンネルをクライアントに通知する、
    請求項1ないし9の何れかに記載のアクセスポイント。
  11. 前記制御部は、レーダー電波の検知が誤検知である旨の通知を受けた場合、前記第1無線通信部に、誤検知があったチャンネルを使用した通信の運用を再開させる、
    請求項1ないし10の何れかに記載のアクセスポイント。
  12. 第1周波数帯域を使用する第1無線通信部と、
    第2周波数帯域を使用する第2無線通信部と、
    前記第1無線通信部に設けられ、通過帯域に前記第1周波数帯域を含み、前記第2周波数帯域を含まない第1フィルタと、
    前記第2無線通信部に設けられ、通過帯域に前記第2周波数帯域を含み、前記第1周波数帯域を含まない第2フィルタと、
    を備えるアクセスポイントに、
    前記第1無線通信部に、前記第1周波数帯域に属するチャンネルを使用した通信を運用させ、
    前記第2無線通信部に、前記第2周波数帯域に属するチャンネルについてレーダー電波の有無を検査させ、
    前記第1無線通信部が使用するチャンネルでレーダー電波が検知された場合に、前記第2無線通信部に、検査によりレーダー電波無しと確認されたチャンネルを使用した通信の運用を開始させる、
    アクセスポイントの制御方法。
  13. 第1周波数帯域を使用する第1無線通信部と、
    第2周波数帯域を使用する第2無線通信部と、
    前記第1無線通信部に設けられ、通過帯域に前記第1周波数帯域を含み、前記第2周波数帯域を含まない第1フィルタと、
    前記第2無線通信部に設けられ、通過帯域に前記第2周波数帯域を含み、前記第1周波数帯域を含まない第2フィルタと、
    を備えるアクセスポイントのコンピュータを、
    前記第1無線通信部に、前記第1周波数帯域に属するチャンネルを使用した通信を運用させ、前記第2無線通信部に、前記第2周波数帯域に属するチャンネルについてレーダー電波の有無を検査させるとともに、前記第1無線通信部が使用するチャンネルでレーダー電波が検知された場合に、検査によりレーダー電波無しと確認されたチャンネルを使用した通信の運用を開始させる制御部、
    として機能させるためのプログラム。

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