JP7161528B2 - 内部流体チャネルおよび球形ヘッド当接面を有する、切削工具ファスナ、切削工具クランプ、切削工具クランピングアセンブリ、旋削工具、及び、切削工具カップリング - Google Patents

内部流体チャネルおよび球形ヘッド当接面を有する、切削工具ファスナ、切削工具クランプ、切削工具クランピングアセンブリ、旋削工具、及び、切削工具カップリング Download PDF

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Description

本願の主題は機械加工工具または切削工具に関する。詳細には、内部流体チャネルを有するファスナを介した切削工具の2つの部分の連結、結合に関する。
一般的な旋削工具の多くでは、旋削インサートが剛体のクランプ機構を介してポケットに固定されている。これら旋削工具はクランプねじを有し、クランプねじは、クランプを引っ張って工具本体に結合させ、そうすることで、クランプがインサートをポケットに固定する。クランプねじは通常、平坦なヘッド底面を有するヘッドと、クランプと工具本体との間の枢動変位を可能にするように湾曲する弾性のネックとを有する。枢動変位または枢動運動は、インサートの連結を改善するのに有利である。このことは、剛体のクランプが、インサートをポケットウェッジ中に引っ張りながら後方に移動すること、さらには、インサートをポケットベース面に向かって押しながら下方に工具本体に向かって移動することによって実現される。ネックの弾性(弾性変形)は、ヘッドとクランプねじのねじ山との間を延在する比較的細いネック部分によって実現される。しかし、これら工具では、こうした繰り返しの弾性変形は、弾性的に湾曲する必要のない「標準的な」クランプねじによって実現されるクランプ力と比べてクランプ力が低くなるという犠牲を払うことで実現される。さらに、クランプねじに塑性変形が起きる恐れがあり、そうなると、通常は摩耗が加速される。さらに、これら工具は通常、主に複雑な角変位および/または枢動運動のせいで、流体(たとえば、冷却剤)の搬送を含まない。
特許文献1には、旋削インサートが剛体のクランプ機構を介してポケットに固定された、旋削工具が開示されている。旋削工具はクランプねじを有し、クランプねじは、クランプを引っ張って工具本体上に結合させ、そうすることで、クランプがインサートを引っ張ってポケットに固定する。クランプねじは平坦なヘッド底面を有する。旋削工具は、クランプねじを介した、剛体のクランプを通る流体搬送も含む。しかし、特許文献1の剛体のクランプは、インサートを押し下げることができず、本明細書で上記に開示した有利なクランピングをもたらすことができない。
概略的には、現行のクランピング機構は、少なくとも2つの特徴をもたらす。1つ目は、締め付け後にどのような回転の終了位置も受容できる、ファスナの回転移動の自由に関する。2つ目の特徴は、ファスナとクランプとの間の枢動変位または角変位を必要とする、クランプを介したインサートのクランピングに関する。
上記で言及した特徴に加えて、本発明は、流体搬送ももたらし、このことは、絶えず改良が重ねられている旋削の分野では望ましい特徴になっている。要件ではないが、本発明は、大きな利点と考えられる高圧流体の搬送(通常は70バール超)をもたらすこともできる。
本発明は、費用対効果および/または工具寿命をほとんどまたは全く損なうことなく、3つの特徴、自由回転の移動の自由、枢動変位および流体の搬送をすべてもたらす。
米国特許第7273331号
本発明は、上記で言及した不利な点および課題をそれぞれ克服および解決することが意図される。
本願の主題の第1の態様によれば、回転軸を有し、2つの切削工具部材の間の角変位および枢動変位を可能にするとともに、それら2つを互いに固定しそれらの間に流体通路を設けるように構成される、切削工具ファスナであって、ファスナは、
流体を放出するためのヘッド開口部を少なくとも1つ有するヘッド周囲面を備える、ヘッドと、
ヘッドから延在する、本体とを備え、本体が、
本体周囲面と、
ヘッド開口部を介して放出されることになる流体を受容する本体開口部と、
回転軸に沿って少なくとも部分的に延在し、ヘッド開口部および本体開口部と流体連絡する、内部ファスナ流体チャネルとを備える、
切削工具ファスナであって、
ヘッド周囲面は球形ヘッド当接面を備え、球形ヘッド当接面の少なくとも一部分が本体を向き、
球形ヘッド当接面は底部球形シール面ゾーンを備え、
ヘッド開口部は球形ヘッド当接面に開口し、
底部球形シール面ゾーンは、軸方向において、本体とヘッド開口部との間に位置する、
切削工具ファスナが提供される。
本願の主題の第2の態様によれば、クランプ上端とクランプ下端との間を延在するクランプ周囲面を有する、細長いベース部分と、
細長いベース部分から横方向に延在する、細長いクランピング部分と
を備える、切削工具クランプであって、
ベース部分が、
クランプ上端でクランプ周囲面に開口する、受容凹所と、
受容凹所につながっており、クランプ下端で開口する、ファスナ用孔とを備え、
クランピング部分が、
クランプ前端と、
受容凹所と流体連絡するクランピング部分入口と、クランプ前端にあるクランピング部分出口との間を延在する、クランピング部分チャネルとを備える、
切削工具クランプであって、
受容凹所は球形着座面を備え、
クランピング部分入口は球形着座面に開口し、
ファスナ用孔(88)は球形着座面に開口する、
切削工具クランプが提供される。
本願の主題の第3の態様によれば、クランプ凹所およびインサートポケットを有する、工具本体と、
受容凹所を有する、切削工具クランプと、
クランプによってポケットに固定される、旋削インサートと、
受容凹所を占有し切削工具クランプを工具本体に固定する、切削工具ファスナと
を備える、旋削工具が提供される。
本願の主題の第4の態様によれば、第1の切削工具部材と、
球形着座面を備えるくぼんだ受容凹所を有する、第2の切削工具部材と、
第2の切削工具部材と第1の切削工具部材との間に流体通路を設けると同時に、それらを相互に固定する、ファスナと
を備える、流体搬送式の切削工具カップリングであって、
ファスナの球形ヘッド当接面が、第2の切削工具部材の球形着座面に当接し、
ファスナおよび切削工具部材は、2つの切削工具部材の間の相対的角位置の範囲にわたって、切削工具部材が相互に固定され流体通路がそれらの間に設けられるように構成される、
流体搬送式の切削工具カップリングが提供される。
本願の主題の第5の態様によれば、クランプ凹所およびインサートポケットを有する、工具本体と、
クランプ凹所を占有する、切削工具クランプと、
クランプによってポケットに固定される、旋削インサートと、
クランプの受容凹所を占有し、クランプを工具本体に固定する、切削工具ファスナと
を備える、旋削工具が提供される。
本願の主題の第6の態様によれば、切削工具ファスナと切削工具クランプ
を組み合わせて備える、切削工具クランピングアセンブリが提供される。
本願の主題の第7の態様によれば、クランプ凹所およびインサートポケットを有する、工具本体と、
切削工具ファスナと、
クランプ凹所を占有する、切削工具クランプと、
切削工具クランプによってインサートポケットに固定される、旋削インサートと
を備える、旋削工具であって、
切削工具ファスナは、クランプの受容凹所を占有し、クランプを工具本体に固定し、
球形ヘッド当接面は球形着座面に着座され、
球形着座面と球形ヘッド当接面とは同じ半径を有し、
球形ヘッド当接面、球形着座面、およびファスナ用孔の変位領域によって、ファスナとクランプと間の角変位が可能になり、そうすることで、玉継手が形成される、
旋削工具が提供される。
以下の特徴はいずれも、単独でまたは組み合わせて、本願の主題の上記の態様のいずれかに適用可能とすることができる。
底部球形シール面ゾーンは回転軸の周りを360度延在することができる。
球形ヘッド当接面はヘッド流体コレクタを含むことができ、少なくとも1つのヘッド開口部は、ヘッド流体コレクタを介して間接的に球形ヘッド当接面に開口する。
ヘッド流体コレクタは、ヘッド周囲面の周りを周方向に360度延在することができる。
少なくとも1つのヘッド開口部は、球形ヘッド当接面に直接的に開口することができる。
ファスナは、本体周囲面上に形成された雄ねじ山を備え回転軸に沿って延在する、ねじとすることができ、ヘッドは駆動機構を有する。
ファスナはさらに、ヘッドと雄ねじ山との間を回転軸に沿って延在する、ねじ山のないネックを含むことができる。
球形ヘッド当接面はさらに、ヘッド開口部の上方で本体から離れる方に位置する、上部球形シール面ゾーンを含むことができる。
上部球形シール面ゾーンは、回転軸の周りを360度延在することができる。
ヘッド周囲面は、球形ヘッド当接面の仮想球形延長部から内側に引っ込んでいる、周方向に延在する摩擦軽減リリーフ面を含むことができる。
摩擦軽減リリーフ面は、上部球形シール面ゾーンにつながることができる。
摩擦軽減リリーフ面は、ヘッド開口部の上方で本体から離れる方に位置する。
ヘッドはさらに、ヘッド周囲面においてヘッド開口部の上方で本体から離れる方に形成された、周方向に延在するシーラント凹所を含むことができ、シーラント凹所は、シールを形成するためにシーリング部材を受容するように構成される。
本体は本体開口部をちょうど1つ含む。
ヘッドはヘッド開口部をちょうど4つ含む。
ヘッドは、回転軸に直角の方向において本体よりも幅広い。
受容凹所は凹所流体コレクタを含むことができる。
球形ヘッド当接面と球形着座面とは同じ半径を有する。
切削工具クランプはさらに、
球形着座面に形成されクランピング部分入口と流体連絡する、周方向に延在する凹所流体コレクタ
を含むことができる。
受容凹所を上面から見ると、凹所流体コレクタは、クランピング部分入口をその中心にして周方向に180度を超えて延在することができる。
本願の主題をより良く理解するために、また、本願の主題を実際に実行できる手法を示すために、ここで添付の図面を参照する。
シーラント凹所を有するファスナの第1の実施形態の等角図である。 図1のファスナの側面図である。 図2の線III‐IIIに沿った断面図である。 図2の線IV‐IVに沿った断面図である。 流体コレクタを有するファスナの第2の実施形態の等角図である。 図5のファスナの側面図である。 図6の線VII‐VIIに沿った断面図である。 図6の線VIII‐VIIIに沿った断面図である。 シーラント凹所およびリリーフ面を有するファスナの第3の実施形態の等角図である。 図9のファスナの側面図である。 図10の部分拡大図である。 図10の線XI‐XIに沿った断面図である。 図10の線XII‐XIIに沿った断面図である。 シーラント凹所およびハッチングを取り除いた、図2の線XIII‐XIIIに沿った図解断面図である。 図1のファスナおよびクランプを含む旋削工具の等角図である。 図14の旋削工具の上面図である。 図15の線XVI‐XVIに沿った断面図である。 図14のクランプの等角図である。 図17のクランプの上面図である。 図18の線XIX‐XIXに沿った断面図である。
適切であると解釈する場合、一致する要素または類似の要素を示すために、参照番号が各図の間で繰り返されることがある。
以下の記載において、本願の主題の様々な態様を記載する。説明するために、特定の構成および細部が、本願の主題の完全な理解をもたらすように十分に詳細に記載される。しかし、本願の主題は本明細書で表す特定の構成および細部なしに実施できることも当業者には明らかであろう。
図14~図16に注目する。本実施形態によれば、旋削工具10が、ポケット14に着座された旋削インサート12を含む。旋削工具10は、流体搬送式の切削工具カップリング96を有する。搬送される流体は液体冷却剤または液体潤滑剤などの液体の形態でよいことが理解される。あるいは、搬送される液体は、圧縮空気などの気体またはMQL(Minimum Quantity Lubricant:最小量潤滑剤)の形態でよい。本実施形態によれば、切削工具カップリング96は、工具本体18と、ファスナ20を介してそれに連結されるクランプ16とを含む。旋削インサート12は、剛体のクランプ16を介してポケット14に固定される。旋削工具10、したがって、切削工具カップリング96は、ファスナ20および工具本体18を通る、クランプ16を介した流体搬送機構も含む。本実施形態によれば、ファスナ20は、内部で流体を搬送し剛体のクランプ16と工具本体18との間の角(回転)変位および枢動変位を可能にしながら、剛体のクランプ16を固定するように構成される。流体の圧力を維持し漏出を最小限に抑えるかまたは防止するとともに前記の角変位および枢動変位を可能にすることは、ファスナ20とクランプ16との間の球形の係合によって実現される。
図1~図13に注目する。ファスナ20は細長く、ヘッド22と、ヘッド22から延在するファスナ本体24とを有する。ファスナ20は、長手方向に延在する回転軸Aを有する。
ヘッド22は、ファスナ本体24とヘッド上面28との間を延在するヘッド周囲面26を含む。
ヘッド周囲面26は球形ヘッド当接面30を有し、球形ヘッド当接面30は、以下で論じるように、ファスナ20がクランプ16の相補形の球形着座面92に着座されるときに、シーリング面として働く。本明細書全体を通して面を描写するために用いるときは、用語「球形(spherical)」は球体の形状に関することに留意されたい。言い換えれば、その用語は、仮想の球体(図13の基準円C参照)に載り、製造公差内で球体の球状の形状をたどる面に関する。たとえば、球形ヘッド当接面30が少なくとも1つの開口部を有し、溝を有することができるので、これら球形の面は完全な球体ではなく、球体の一部分のみであることにさらに留意されたい。
球形ヘッド当接面30の少なくとも一部分は、回転軸Aの周りを360度延在する。ヘッド22は本体24よりも幅広い。言い換えれば、回転軸Aに沿ったどの断面でもヘッド22は回転軸Aに直角の方向においてより大きい寸法を有する。球形ヘッド当接面30は外側に出っ張っている。球形ヘッド当接面30の少なくとも一部分はファスナ本体24を向く。
第1の実施形態(図1~図4)によれば、ヘッド周囲面26は、以下で説明するようにシーリング手段、具体的には、一次シールとして働く、上部球形シール面38を含む。ヘッド周囲面26はさらにシーラント凹所32を含み、シーラント凹所32は、シール面38の軸方向上方に位置し、シーリング部材33を収容するように構成される。たとえば、シーリング部材33は、弾性変形可能な材料、たとえば、ゴムから作製できるシール用Oリング(図16)とすることができる。シーラント凹所32はヘッド球形面26に開口する。一般に、シーリング部材33は、一次シールとして使用される場合は漏出を防止するか、または補助シールもしくは二次シールとして使用されるときは小規模で軽微な漏出の防止を助けるように構成できる、シーリング手段として働く。第1の実施形態によれば、シーラント凹所32およびシーリング部材33は、二次シールとして働く。シーラント凹所32は、球形ヘッド当接面30の上方で本体24から遠くに位置する。
第2の実施形態(図5~図8)によれば、ヘッド22は、シーラント凹所32およびシーリング部材33を含まない。ヘッド周囲面26は、以下で論じるように、一次シールとして働く上部球形シール面38、およびリリーフ面42を含む。
ヘッド22はヘッド開口部34を少なくとも1つ含み、ヘッド開口部34は、第1の実施形態によれば、流体がそこを通って出るヘッド出口34である。これら本実施形態によれば、ヘッド22はヘッド出口34をちょうど4つ有する。実験の間に、出口34が4つあることで、移送される流体(たとえば、液体の冷却剤)の流れと、試験したファスナ20のサイズに対する構造の完全性/剛性との間のバランスが良好になることが分かった。
図1~図4の第1の実施形態では、ヘッド出口34は球形ヘッド当接面30に直接的に開口する。本実施形態では、球形ヘッド当接面30はヘッド出口34を完全に囲繞する。
図5~図8の第2の実施形態では、ヘッド出口34は、球形ヘッド当接面30に形成されたヘッド流体コレクタ36中に直接的に開口する。したがって、ヘッド出口34はそれぞれ、球形ヘッド当接面30に間接的に開口する。ヘッド流体コレクタ36は、ヘッド周囲面26に溝を備え、流体を一時的に蓄積または収集するように構成される。
球形ヘッド当接面30は、上部球形シール面ゾーン38および底部球形シール面ゾーン40を含むことができ、両者はそれぞれ、(回転軸Aに平行な軸方向にまたは回転軸Aに沿って)ヘッド出口34の上方および下方に位置する。上部および底部のシール面ゾーン38、40は、ヘッド出口34から軸方向に離間することができる。上部および底部の球形シール面ゾーン38、40のそれぞれは、球形面に載り、いわゆる当接バッファとして働くように設計される。その当接バッファは、以下でさらに開示するように、ファスナ20がファスナ本体24に対してシールされ、きつく締められるときに、流体シールをもたらし、クランプ16の対応するくぼんだ球形面と当接するようになる。上部および底部の球形シール面ゾーン38、40は回転軸Aの周りを360度延在する。
ヘッド周囲面26はさらにリリーフ面42を含むことができ、リリーフ面42は、第1および第2の実施形態によれば、上部球形シール面ゾーン38の軸方向上方に位置し、上部球形シール面ゾーン38とつながることができる。リリーフ面42は、周方向に延在する、すなわち、回転軸Aの周りを360°延在することができる。リリーフ面42は、流体シールをもたらすようには構成されない。ヘッド22がシーラント凹所32を含まない実施形態では、リリーフ面42は、当接力によって、流体シーリングが開始/終了する位置を、たとえば、上部球形シール面ゾーン38またはシーラント凹所32の縁部を画定する、一種の境界として働くように設計することができる。リリーフ面42は、以下で論じるように、ファスナ20の着座中に摩擦を軽減するように構成される。第1の実施形態では、図13に示すように、リリーフ面42は、上部および底部の球形シール面ゾーン38、40がその上に載る仮想球形延長部を表す基準円Cから内側に引っ込んでいる。図13からはそのように見えないかもしれないが、実際にリリーフ面42は、上部および底部の球形シール面ゾーン38、40よりもわずかにさらに内側に位置するように生産される。第2の実施形態では、図6から最もよく分かるように、やはりリリーフ面42は基準円Cから内側に引っ込んでいる。このように、リリーフ面42は、リリーフ面42がそれにつながっている、隣接する球形シール面ゾーンの仮想球形延長部Cと比べて内側に引っ込んでいる。第3の実施形態では、図10および図12から分かるように、リリーフ面42は、代わりに何らかの他の形状をたどることもできるが、円筒形の外形を有することができる。第3の実施形態では、リリーフ面は、シーラント凹所32の底部の縁部につながっている。
図5~図8に注目する。第2の実施形態では、ヘッド出口34は、ヘッド流体コレクタ36中に直接的に開口し、ヘッド流体コレクタ36は、球形ヘッド当接面30に形成され、それに開口する。ヘッド流体コレクタ36は溝を備えることができ、その溝は、回転軸Aに直角の方向にヘッド周囲面26の少なくとも一部分の周りを延在するが、回転軸Aに直角に見てヘッド20の最も幅広の部分の下方のある高さで延在する。この例では、したがって、上部および底部のシール面ゾーン38、40は、回転軸Aに平行な方向において、ヘッド流体コレクタ36の上方および下方の何れかの位置に位置する。ヘッド流体コレクタ36は、球形ヘッド当接面30の回転軸Aに直角の断面において、少なくとも90度のセクタにわたって延在することができる(図13)。本例によれば、ヘッド流体コレクタ36は、360度にわたって延在し、したがって、ヘッド周囲面26の周りを周方向に延在する溝を備える。
第1および第2の実施形態では、ファスナ20とクランプ16との間に流体シールを維持するために、ヘッド出口34および/またはヘッド流体コレクタ36は全体が球形ヘッド当接面30内に位置し、球形ヘッド当接面30は、以下でさらに論じるように、圧力下でクランプ16の対応する球形着座92面に着座され、それに係合する。言い換えると、第1および第2の実施形態によれば、ヘッド出口34および/またはヘッド流体コレクタ36は、球形ヘッド当接面30にのみ開口する。
第3の実施形態を示す図9から図12に注目する。第3の実施形態によれば、ヘッド周囲面26は、最初の2つの実施形態に見られるような上部球形シール面ゾーン38をヘッド出口34の上方に含まない。第3の実施形態では、ヘッド周囲面26は、それぞれのシーリング部材33を収容するように構成されたシーラント凹所32を含み、これらは、ヘッド出口34の上方で一次シールとして働く。回転軸Aに沿った軸方向では、リリーフ面42は、ヘッド出口34とシーラント凹所32との間を延在する。第3の実施形態のリリーフ面42は、一部の事例ではファスナ20の回転を容易にするように設計される。別の言い方をすれば、高い摩擦力が発達し、クランプ16の球形着座92面に対するファスナ20の適切な締め付けに干渉する恐れがある。たとえば、一部の状況では、製造コストを削減するために、球形着座92、球形ヘッド当接面30、またはその両方が、表面の質が比較的低い状態で製造される可能性がある。他の状況では、やはり費用対効果を改善するために、製造公差が比較的大きい状態でこれら表面が製造される。図9、図10および図10Aから最もよく分かるように、リリーフ面42は、仮想球形延長部または基準円Cからも、それがつながっている球形ヘッド当接面30からも、内側に引っ込んでいる。さらに、図9および図10のリリーフ面42が円筒形の外形を有するように示されるが、その代わりに何らかの他の形状をたどってよいことが理解される。
図13に注目する。ヘッド22の特徴部(たとえば、ヘッド出口34)の可能性のある位置を示し、領域の範囲を定量化するために、ファスナ20の概略的な断面は、回転軸Aに沿ってヘッド出口34の1つを通した。図13のファスナ20は、シーラント凹所32がないタイプの図1~図4の第1の実施形態を表す。ハッチングは、分かりやすくするために断面から除いた。さらに、完全な球体になるように補ってまたは延在して、球形ヘッド当接面30を表すように基準球を描く。断面では、基準球は完全な基準円Cとして現れる。直線の横(水平)軸Xが、基準円Cの中心SCで回転軸Aに直角に交わる。図13では、横軸Xおよび回転軸Aは、基準円Cを4つの等しい90度の象限またはセクタに分割する。これら本実施形態によれば、球形ヘッド当接面30の少なくとも一部分が、横軸Xの下方に、または少なくとも基準円Cの下半分に位置する。
一例として、以下の段落は、図13の断面における基準円Cの左下の象限に関する。
いくつかの本実施形態によれば、ヘッド出口34は基準円Cの2つの点として現れる。したがって、ヘッド出口34は、基準円Cの2つの半径によって画定されるセクタによって表され、それら半径はそれぞれ、基準円C上のそれぞれの点と交わる。したがって、ヘッド出口34は、ここでこのセクタのヘッド出口の角度θによって画定される。ヘッド出口の角度θは5から70度の間とすることができる。ヘッド出口の角度θは好ましくは22度である。
同様に、ヘッド球形当接面30は全体が、前記断面において、ヘッド球形面の角度βによって画定されるセクタによって表される。ヘッド球形面の角度βは15と65度の間の範囲にある。ヘッド球形面の角度βは好ましくは43度である。
同様に、リリーフ面42は、リリーフ角度α1によって画定されるセクタの2つの点によって画定される。1つ目の点は横軸Xに位置することができる。リリーフ角度α1は少なくとも3度である。好ましくは、リリーフ角度α1は5である。リリーフ角度α1の範囲の上端は、その象限にある他の特徴部のセクタサイズに影響を受ける。
同様に、上部球形シール面ゾーン38は、上部シールの角度α2によって画定されるセクタの2つの点によって画定される。試験によれば、上部シールの角度α2は、適切なシールを実現するために少なくとも5度である。好ましくは、上部シールの角度α2は11度である。上部シールの角度α2の範囲の上端は、その象限にある他の特徴部のセクタサイズに影響を受ける。
同様に、底部球形シール面ゾーン40は、底部シールの角度α3によって画定されるセクタの2つの点によって画定される。底部シールの角度α3は、適切なシールを実現するために少なくとも5度である。好ましくは、底部シールの角度α3は11度である。底部シールの角度α3の範囲の上端は、その象限にある他の特徴部のセクタサイズに影響を受ける。
同様に、ファスナ本体半幅セクタが、本体半幅角度γによって画定されるセクタの2つの点によって画定される。本体半幅角度γは本体の幅の半分を表す。底部の点は回転軸X上に位置する。本体半幅の角度γは、内部を通して流体を搬送するとともに頑丈なファスナ本体24を実現するためには、少なくとも15度である。好ましくは、本体半幅の角度γは35度である。本体半幅の角度γの範囲の上端は、その象限にある他の特徴部のセクタサイズに影響を受ける。
ヘッド上面28は平坦とすることができる。ヘッド上面28は、トルク伝達構造または駆動機構44を含むことができる。ヘッド上面28は、TorxまたはAllenなどの駆動構造を有する、レンチを受容する駆動凹所を含むことができる。
ファスナ本体24は本体周囲面46を有する。本体周囲面46は、ヘッド22から延在することができ、本体底面48で終端することができる。本体周囲面46は、ヘッド周囲面26から延在する。具体的には、球形ヘッド当接面30の底部球形シールゾーン40が、くぼんだ周囲移行面を介して本体周囲面46とつながることができる。本体底面48は、そこに開口する本体開口部50を含む。これら本実施形態によれば、本体開口部50は本体入口50であり、本体底面48は本体入口50をちょうど1つ含む。
ファスナ20は雄ねじ山52を含むことができる。雄ねじ山52は、本体周囲面46に沿って本体底面48からヘッド22に向かって延在することができる。雄ねじ山52は回転軸Aと共軸とすることができる。
本体周囲面46はネック54を含むことができる。ネック54は、円筒形であり、回転軸Aと共軸とすることができる。ネック54は雄ねじ山52からヘッド周囲面26まで延在することができる。ネック54にはねじ山がない。
ファスナ20は、閉じ込められたまたは内部のファスナ流体チャネル56を含み、そのファスナ流体チャネル56は、本体入口50とヘッド出口34との間を延在し、それらと流体連絡する。工具要素の外面に溝として形成される種類の「外部」流体チャネルとは異なり、内部流体チャネルは、工具要素内に形成された内腔を備える。切削工具カップリング96は、高圧流体の搬送(通常、70BAR超)をもたらすように構成される。
工具本体18は、工具周囲面58およびクランプ凹所60を有し、クランプ凹所60は、以下でさらに説明するように、工具周囲面58に開口しクランプ16の少なくとも一部分を収容するように構成される。クランプ凹所60は、円筒形とすることができるクランプ凹所周囲面62を有する。クランプ凹所60はクランプ16よりも大きく/幅広くすることで、ファスナ20の締め付け中のクランプ16の動きを可能にする。クランプ凹所60はさらに、クランプ凹所周囲面62とつながっているクランプ凹所底面64を有する。本例では、ファスナ20はねじである。したがって、クランプ凹所60は雌ねじ山のついた孔66を有し、ファスナ20がその孔66中にねじ込まれる。ねじ山つきの孔66はクランプ凹所底面64に開口する。
球形の係合のさらなる利点は人間工学に関連する。これら本実施形態では、ファスナ20はねじであり、したがって、角変位は、回転軸Aの周りのどの回転方位でも実現することができる。言い換えれば、ねじの回転量は角変位と無関係である。したがって、オペレータは、前記角変位を実現するためにねじの回転量をチェックする必要がない。
この点で、やはり人間工学に関連するさらに別の利点は、以下でさらに開示するように、ねじ20とクランプ16との間の流体搬送もねじの回転量に依存しないことである。ただし、確実にシーリングするためにはファスナ20の適切な締め付けが必要である。このように、いくつかの実施形態では、漏出を防止するためにねじ20が適切に締め付けられる限り、液体冷却剤または液体潤滑剤などの流体は、クランプ16に対するねじ20の角度位置に関係なく、ねじ20およびクランプ16を介して切削インサートおよび/または加工物に送出される。
図17~図19に注目する。それらの側面図では、クランプ16は逆L字形を有することができる。クランプ16は細長いクランピング部分68を有し、そのクランピング部分68は、細長いベース部分70につながっている。クランプ16は、クランピング部分68にクランプ前端72を有する。ベース部分70は、クランプ周囲面76、クランプ上端73、およびクランプ下端74を有する。ベース部分70は受容凹所77も有し、受容凹所77は、クランプ上端73でクランプ周囲面76に開口する。図19から最もよく分かり、以下でさらに論じるように、受容凹所77は、球形ヘッド当接面30に相補形の球形着座面92を含む。
クランピング部分68はベース部分70に対して横方向に延在する。クランピング部分68は、ポケット14内でインサート12に係合してそれを引っ張り、その結果、インサート12がポケット14に固定されるように構成される。そのために、クランプ前端72は、インサートクランピング孔78に係合するフック形状を有する。クランピング部分68はさらに、インサート12に向かって流体を送出するように構成される。クランピング部分68は、クランプ前端72で開口するクランピング部分出口80を有する。クランピング部分68はクランピング部分チャネル82も有し、そのクランピング部分チャネル82は、以下でさらに開示するように、クランピング部分出口80からクランピング部分入口84に延在する。
ベース部分70は、クランプ下端74にまたはその隣に、枢動突出部86を含むことができる。枢動突出部86は、ファスナ20が締め付けられインサート12がクランピング/固定されていても、枢動突出部86の周りのクランプ16と工具本体18との間の前記角変位を可能にするように構成される。
ベース部分70はさらに、クランプ下端74で開口するファスナ用孔88を有する。ファスナ用孔88はファスナ用孔の軸Hを有する。ファスナ用孔88は、ファスナ20を収容するように構成される。具体的には、ファスナ用孔88は、ファスナ20がファスナ用孔88に対してクランプ16内で移動し向きを変えることができるように、ファスナ20よりも幅広く、前記角変位を可能にするように構成される。具体的には、ファスナ用孔88は、前記角変位を可能にするようにファスナネック54の周りで全体に環状の変位領域90を含む。
受容凹所77は外側にくぼんでいる。受容凹所77は球形着座面92を含み、工具が組み立てられると、球形着座面92上には球形ヘッド当接面30が着座される。球形着座面92は、好ましくは、少なくとも球形ヘッド当接面30の下側部分と同程度の表面積を有する。球形着座面92は、好ましくは、球形ヘッド当接面30と同じ半径を有する。このように、球形ヘッド当接面30、球形着座面92、およびファスナ用孔88の変位領域90が一緒に角変位を可能にすることによって、ファスナ20およびクランプ16が玉継手を形成する。
クランピング部分入口84は、球形着座面92に開口し、ヘッド出口34と少なくとも同じ表面積、好ましくは、それよりも大きい表面積を有する。ファスナ用孔88は球形着座面92に開口する。本実施形態によれば、受容凹所77は、球形着座面92に開口する凹所流体コレクタ94を含む。球形着座面92の平面図(図18)では、凹所流体コレクタ94は、クランピング部分入口84をその中心にして周方向に180度を超えて延在する。
工具本体18に対するクランプ16のいわゆる枢動運動に加えて、クランプ16は後方にインサート12から離れる方向にも、下向きにクランプ凹所底面64に向かう方にも移動する。
図16に示す実施形態によれば、ファスナ20はヘッド流体コレクタ36を含み、ヘッド流体コレクタ36は、シーリング部材33によって占有されたシーラント凹所32の下方に位置する。インサート12、ファスナ20、およびクランプ16の固定位置では、流れの矢印によって示すように、流体は、工具本体18から本体入口50、ファスナ流体チャネル56、ヘッド出口34を通ってヘッド流体コレクタ36に至り、クランピング部分入口84、クランピング部分チャネル82を通って、最後にクランピング部分出口80から出る。
固定位置では、ファスナ20は適切に締め付けられる。球形ヘッド当接面30は、球形着座面92に着座され、しっかりと当接し、少なくともヘッド出口34の下方では、必要なシールをもたらす。
切削工具クランプ(16)と切削工具ファスナ(20)とを組み合わせて備える切削工具クランピングアセンブリが、ある一定の現行の旋削工具本体において、対応する従来技術のクランプ/ファスナの組み合わせの代わりに用いるのに適している。このように、本願の主題は、本クランプ(16)と本ファスナ(20)とが互いにひとまとめにされかつ/または一緒に販売されることを企図する。
本願の主題をある程度詳細に説明してきたが、ここで特許請求するように、本発明の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正を行うことができることを理解されたい。

Claims (22)

  1. 回転軸(A)を有し、2つの切削工具部材(16、18)の間の角変位および枢動変位を可能にするとともに、それら2つを互いに固定しそれらの間に流体通路を設けるように構成される、切削工具ファスナ(20)であって、前記ファスナ(20)は、
    流体を放出するためのヘッド開口部(34)を少なくとも1つ有するヘッド周囲面(26)を備える、ヘッド(22)と、
    前記ヘッド(22)から延在する、本体(24)と、を備え、前記本体(24)が、
    本体周囲面(46)と、
    前記ヘッド開口部(34)を介して放出されることになる流体を受容する本体開口部(50)と、
    前記回転軸(A)に沿って少なくとも部分的に延在し、前記ヘッド開口部および前記本体開口部(34、50)と流体連絡する、内部ファスナ流体チャネル(56)と、
    流体シールをもたらすように構成され、前記ヘッド(22)において前記ヘッド開口部(34)の軸方向上方で前記本体(24)から離れる方に位置する、上部シーリング手段(38、32、33)と、を備える、
    切削工具ファスナ(20)であって、
    前記ヘッド周囲面(26)は球形ヘッド当接面(30)を備え、前記球形ヘッド当接面(30)の少なくとも一部分が前記本体(24)を向き、
    前記球形ヘッド当接面(30)は底部球形シール面ゾーン(40)を備え、
    前記ヘッド開口部(34)は前記球形ヘッド当接面(30)に開口し、
    前記底部球形シール面ゾーン(40)は、軸方向において、前記本体(24)と前記ヘッド開口部(34)との間に位置する、
    切削工具ファスナ(20)。
  2. 前記球形ヘッド当接面(30)はヘッド流体コレクタ(36)を備え、
    前記少なくとも1つのヘッド開口部(34)は、前記ヘッド流体コレクタ(36)を介して間接的に前記球形ヘッド当接面(30)に開口する、
    請求項1に記載のファスナ(20)。
  3. 前記ヘッド流体コレクタ(36)は、前記ヘッド周囲面(26)の周りを周方向に360度延在する、
    請求項2に記載のファスナ(20)。
  4. 前記少なくとも1つのヘッド開口部(34)は前記球形ヘッド当接面(30)に直接的に開口する、請求項1から3のいずれか一項に記載のファスナ(20)。
  5. 前記ファスナ(20)は、前記本体周囲面(46)上に形成された雄ねじ山(52)を備え前記回転軸(A)に沿って延在する、ねじであり、
    前記ヘッド(22)は駆動機構(44)を有する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のファスナ(20)。
  6. 前記ファスナ(20)はさらに、前記ヘッド(22)と前記雄ねじ山(52)との間を前記回転軸(A)に沿って延在する、ねじ山のないネック(54)を含む、請求項5に記載のファスナ(20)。
  7. 前記シーリング手段(38、32、33)は、前記球形ヘッド当接面(30)に形成された上部球形シール面ゾーン(38)を備える、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のファスナ(20)。
  8. 前記ヘッド周囲面(26)はさらに、前記上部球形シール面ゾーン(38)につながっている、周方向に延在する摩擦軽減リリーフ面(42)を備え、
    前記リリーフ面(42)は、前記球形ヘッド当接面(30)の仮想球形延長部(C)から内側に引っ込んでいる、
    請求項7に記載のファスナ(20)。
  9. 前記ヘッド周囲面(26)はさらに、前記ヘッド開口部(34)の上方で前記本体(24)から離れる方に位置する、周方向に延在する摩擦軽減リリーフ面(42)を備え、前記リリーフ面(42)は、前記球形ヘッド当接面(30)の仮想球形延長部(C)から内側に引っ込んでいる、
    請求項1から8のいずれか一項に記載のファスナ(20)。
  10. 前記シーリング手段(38、32、33)は、前記ヘッド周囲面(26)に形成されシーリング部材(33)を備える、周方向に延在するシーラント凹所(32)を備える、
    請求項1から9のいずれか一項に記載のファスナ(20)。
  11. 前記本体(24)は本体開口部(50)をちょうど1つ含み、
    前記ヘッド(22)はヘッド開口部(34)をちょうど4つ含む、
    請求項1から10のいずれか一項に記載のファスナ(20)。
  12. 前記ヘッド(22)は、前記回転軸(A)に直角の方向において前記本体(24)よりも幅広い、請求項1から11のいずれか一項に記載のファスナ(20)。
  13. クランプ上端(73)とクランプ下端(74)との間を延在するクランプ周囲面(76)を有する、細長いベース部分(70)と、
    前記細長いベース部分(70)から横方向に延在する、細長いクランピング部分(68)と、
    を備える、切削工具クランプ(16)であって、
    前記ベース部分(70)が、
    前記クランプ上端(73)で前記クランプ周囲面(76)に開口する、受容凹所(77)と、
    前記受容凹所(77)につながっており、前記クランプ下端(74)で開口する、ファスナ用孔(88)と、を備え、
    前記クランピング部分(68)が、
    クランプ前端(72)と、
    前記受容凹所(77)と流体連絡するクランピング部分入口(84)と、前記クランプ前端(72)にあるクランピング部分出口(80)との間を延在する、クランピング部分チャネル(82)とを備える、
    切削工具クランプ(16)であって、
    前記受容凹所(77)は球形着座面(92)を備え、
    前記クランピング部分入口(84)は前記球形着座面(92)に開口し、
    前記ファスナ用孔(88)は前記球形着座面(92)に開口する、
    切削工具クランプ(16)。
  14. 前記球形着座面(92)に形成され前記クランピング部分入口(84)と流体連絡する、周方向に延在する凹所流体コレクタ(94)
    をさらに備える、請求項13に記載の切削工具クランプ(16)。
  15. 前記受容凹所(77)を上面から見ると、前記凹所流体コレクタ(94)は、前記クランピング部分入口(84)をその中心にして周方向に180度を超えて延在する、
    請求項14に記載の切削工具クランプ(16)。
  16. 請求項1から12のいずれか一項に記載の前記切削工具ファスナ(20)と、
    請求項13から15のいずれか一項に記載の前記切削工具クランプ(16)と、
    を組み合わせて備える、切削工具クランピングアセンブリ。
  17. クランプ凹所(60)およびインサートポケット(14)を有する、工具本体(18)と、
    受容凹所(77)を有する、切削工具クランプ(16)と、
    前記クランプ(16)によって前記ポケット(14)に固定される、旋削インサート(12)と、
    前記受容凹所(77)を占有し前記切削工具クランプ(16)を前記工具本体(18)に固定する、請求項1から12のいずれか一項に記載の前記切削工具ファスナ(20)と
    を備える、旋削工具(10)。
  18. 第1の切削工具部材(18)と、
    球形着座面(92)を備えるくぼんだ受容凹所(77)を有する、第2の切削工具部材(16)と、
    前記第2の切削工具部材(16)と前記第1の切削工具部材(18)との間に流体通路を設けると同時に、それらを相互に固定する、請求項1から12のいずれか一項に記載の前記ファスナ(20)と、
    を備える、流体搬送式の切削工具カップリング(96)であって、
    前記ファスナ(20)の前記球形ヘッド当接面(30)が、前記第2の切削工具部材(16)の前記球形着座面(92)に当接し、
    前記ファスナおよび前記切削工具部材は、前記2つの切削工具部材(18、16)の間の相対的角位置の範囲にわたって、前記切削工具部材が相互に固定され前記流体通路がそれらの間に設けられるように構成される、
    流体搬送式の切削工具カップリング(96)。
  19. 前記受容凹所(77)は凹所流体コレクタ(94)を備える、請求項18に記載の切削工具カップリング(96)。
  20. 前記球形ヘッド当接面(30)と前記球形着座面(92)とが同じ半径を有する、請求項18または19に記載の切削工具カップリング(96)。
  21. クランプ凹所(60)およびインサートポケット(14)を有する、工具本体(18)と、
    前記クランプ凹所(60)を占有する、請求項13から15のいずれか一項に記載の前記切削工具クランプ(16)と、
    前記クランプ(16)によって前記ポケット(14)に固定される、旋削インサート(12)と、
    前記クランプの受容凹所(77)を占有し、前記クランプ(16)を前記工具本体(18)に固定する、切削工具ファスナ(20)と、
    を備える、旋削工具(10)。
  22. クランプ凹所(60)およびインサートポケット(14)を有する、工具本体(18)と、
    請求項1から12のいずれか一項に記載の前記切削工具ファスナ(20)と、
    前記クランプ凹所(60)を占有する、請求項13から15のいずれか一項に記載の前記切削工具クランプ(16)と、
    前記切削工具クランプ(16)によって前記インサートポケット(14)に固定される、旋削インサート(12)と、
    を備える、旋削工具(10)であって、
    前記切削工具ファスナ(20)は、前記クランプの受容凹所(77)を占有し、前記クランプ(16)を前記工具本体(18)に固定し、
    前記球形ヘッド当接面(30)は前記球形着座面(92)に着座され、
    前記球形着座面(92)と前記球形ヘッド当接面(30)とは同じ半径を有し、
    前記球形ヘッド当接面(30)、前記球形着座面(92)、および前記ファスナ用孔(88)の変位領域(90)によって、前記ファスナ(20)と前記クランプ(16)と間の角変位が可能になり、そうすることで、玉継手が形成される、
    旋削工具(10)。
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