JP7161366B2 - 小型貫流ボイラ - Google Patents

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Description

本発明は、複数の水管を円周状に配置して水管で囲まれた空間を燃焼室とした環状の水管列の上端部及び下端部に、環状の上部管寄せ及び下部管寄せをそれぞれ連通状に接続し、水管列の外側に筒状の煙室カバーを同心円状に配設して水管列と煙室カバーとの間に燃焼室に連通する環状の燃焼ガス流路を形成し、水管列の各水管の燃焼ガス流路に面した部分に複数の熱吸収用フィンを多段に設け、燃焼室内で発生した燃焼ガスを燃焼ガス流路に流した後、煙道から排出するようにした小型貫流ボイラの改良に係り、特に、複数の熱吸収用フィンに、環状の燃焼ガス流路内を流れる燃焼ガスに旋回力(燃焼ガスが環状の燃焼ガス流路の円周方向に沿って流れる力)を与えるバッフルプレートを着脱自在に取り付けることができ、また、複数の熱吸収用フィンにバッフルプレートを取り付けることによって、各熱吸収用フィンの伝熱面を有効に利用できる旋回流(燃焼ガスの環状の燃焼ガス流路内での円周方向に沿う流れ)が簡単に得られると共に、バッフルプレートの取り付け枚数を変えることで、熱吸収量を簡単に調整することができるようにした小型貫流ボイラに関するものである。
従来、小型貫流ボイラ20としては、例えば、図7~図9に示す構造のものが知られている。
即ち、前記小型貫流ボイラ20は、図7~図9に示す如く、鉛直姿勢の複数の水管21aを円周状に配置し、水管21aで囲まれた空間を燃焼室22とする環状の水管列21と、水管列21の隣り合う水管21aの間に気密状に取り付けられ、隣り合う水管21aの上端部間を除く部分を閉塞して水管21aの上端部間にスリット状の燃焼ガス出口23を形成する閉塞用丸棒24と、水管列21の各水管21aの上端部及び下端部にそれぞれ連通状に接続された環状の上部管寄せ25及び下部管寄せ26と、水管列21の外側を覆って水管列21との間に燃焼室22に連通する環状の燃焼ガス流路27を形成する筒状の煙室カバー28と、燃焼室22の上部に配設したバーナ29と、を備えている。
而して、前記小型貫流ボイラ20によれば、バーナ29の燃焼により発生した燃焼ガスGは、燃焼室22の下部で反転してリバース燃焼を行い、燃焼ガス出口23から環状の燃焼ガス流路27に流入し、燃焼ガス流路27内を上側(上流)から下側(下流)へ向って流れた後、筒状の煙室カバー28の下端部に接続した煙道30から排出されるようになっている。
前記小型貫流ボイラ20は、隣り合う水管21a同士を閉塞用丸棒24で気密状に接続しているため、小型貫流ボイラ20の組立に手数と時間が掛かり、小型貫流ボイラ20を安価に製造できないと言う問題がある。
図10及び図11に示す小型貫流ボイラ20は、前記問題を解決する小型貫流ボイラ20を示すものであり、水管列21の各水管21aの上端部を水管列21の外方へ向って所定角度θだけ傾斜させ、上部管寄せ25に接続される各水管21aの上端部の水管取付ピッチ円直径D1と下部管寄せ26に接続される各水管21aの下端部の水管取付ピッチ円直径D2をD1>D2とし、隣り合う水管21aの間に上端部が下端部よりも広くなる縦長の逆三角形の燃焼ガス出口23を形成したものである。この小型貫流ボイラ20は、隣り合う水管21aの下端部同士が密接した状態となっている。
図10及び図11に示す小型貫流ボイラ20は、隣り合う水管21aの間に取り付けられる閉塞用丸棒24が不要となるため、構造がシンプルで組立が簡単になると共に、安価になると云う利点がある。
尚、図10及び図11に示す小型貫流ボイラ20において、図7~図9に示す小型貫流ボイラ20と同じ部材・部位には、同一の参照番号を付し、その詳細な説明を省略する。
しかし、図10及び図11に示す小型貫流ボイラ20は、水管列21の全ての水管21aの上端部が外方へ傾斜しているので、燃焼ガス流路27の上流側部分(上側部分)が狭くて圧力損失が大きく、燃焼ガス流路27の下流側(下側)に行くに従って燃焼ガス流路27が漸次広くなって圧力損失が小さくなるため、リバース燃焼後の燃焼ガスGの流れがショートパスし易くなる(燃焼ガスGが燃焼室22の上部まで到達せず、燃焼ガス出口23の低い部分から燃焼ガス流路27に流れ出る)傾向になり、燃焼ガスGからの熱の回収量が少なくなると言う問題がある。
図12及び図13に示す小型貫流ボイラ20は、図10及び図11に示す小型貫流ボイラ20の問題を改善するものであり、水管列21の各水管21aの上端部を一つ置き毎に水管列21の外方へ向って所定角度θだけ傾斜させ、鉛直姿勢の水管21aと傾斜姿勢の水管21aを交互に配列して隣り合う水管21aの間に縦長の逆三角形の燃焼ガス出口23を形成したものである。
図12及び図13に示す小型貫流ボイラ20は、燃焼ガス流路27の上流側部分が図10及び図11に示す小型貫流ボイラ20の燃焼ガス流路27の上流側部分よりも少しだけ広くなるため、圧力損失が小さくなって燃焼ガスGがショートパスし難くなる。
尚、図12及び図13に示す小型貫流ボイラ20において、図7~図9に示す小型貫流ボイラ20と同じ部材・部位には、同一の参照番号を付し、その詳細な説明を省略する。
図14~図18に示す小型貫流ボイラ20は、図7~図9、図12及び図13に示す小型貫流ボイラ20を更に高効率化するために、各水管21aの燃焼ガス流路27の下流側部分に面した部分に熱吸収用フィン31を多段に取り付けたものである。
即ち、図14及び図15に示す小型貫流ボイラ20は、図7~図9に示す小型貫流ボイラ20の各水管21aの燃焼ガス流路27の下流側部分に面した部分に、水管21aの上下方向へ熱吸収用フィン31を多段に取り付け、また、図16~図18に示す小型貫流ボイラ20は、図12及び図13に示す小型貫流ボイラ20の各水管21aの燃焼ガス流路27の下流側部分に面した部分に、水管21aの上下方向へ熱吸収用フィン31を多段に取り付けたものである。
図16~図18に示す小型貫流ボイラ20は、水管列21の各水管21aの上端部を一つ置き毎に水管列21の外方へ向って所定角度θだけ傾斜させ、隣接する水管21aの間に取り付けられる閉塞用丸棒24を省略するようにしているため、構造がシンプルで組立が簡単になると共に、安価になると云う利点がある反面、図14及び図15に示す小型貫流ボイラ20よりも、燃焼ガス流路27の面積が大きくなってしまうので、燃焼ガスGが水管21a及び熱吸収用フィン31に沿って流れ難くなり、熱吸収が悪くなる。また、燃焼ガス流路27の下流側に行くほど、燃焼ガス流路27の面積が更に大きくなるので、熱吸収が更に悪化することになる。
尚、図14~図18に示す小型貫流ボイラ20において、図7~図9、図12及び図13に示す小型貫流ボイラ20と同じ部材・部位には、同一の参照番号を付し、その詳細な説明を省略する。
また、水管に熱吸収用フィンを多段に設けた小型貫流ボイラとしては、図14~図18に示す小型貫流ボイラの他に、特開2009-198126号公報(特許文献1参照)、特開平02-075805号公報(特許文献2参照)、特開2013-057501号公報(特許文献3参照)及び特開2012-167848号公報(特許文献4参照)に記載されたものが知られている。
即ち、特許文献1の小型貫流ボイラ(多管式ボイラ)は、環状の燃焼ガス流路の下部に流路断面積を大きくした燃焼ガス流動用空間部を設け、燃焼ガス流動用空間部より上方では水管の燃焼ガス流路に面した部分に多数段の熱吸収用フィンを設けたものであり、燃焼ガス流路内を流れる燃焼ガス流の片寄りを防止するようにしたものである。
しかし、特許文献1の小型貫流ボイラは、環状の燃焼ガス流路は燃焼ガスが旋回する構造となっておらず、燃焼室から出た燃焼ガスが環状の燃焼ガス流路内を水管に沿って流れるため、熱吸収用フィンの伝熱面を有効に利用できないと言う問題がある。
また、特許文献2及び特許文献3の小型貫流ボイラ(軸対称斜流式貫流ボイラー、ボイラ)は、水管の環状の燃焼ガス流路に面した部分に、熱吸収用フィンを水管の軸線に対して傾斜する姿勢で取り付け、燃焼ガスを環状の燃焼ガス流路内で旋回させるようにしたものである。
しかし、特許文献2及び特許文献3の小型貫流ボイラは、水管に取り付けた隣り合う熱吸収用フィン間の空間が大きいため、環状の燃焼ガス流路内の燃焼ガスの大半が隣り合う熱吸収用フィン間の空間を通過するため、燃焼ガス流路内で燃焼ガスの旋回流が発生し難く、熱吸収用フィンの伝熱面を有効に利用できないと言う問題がある。
尚、熱用吸収用フィンを大きくすれば、隣り合う熱吸収用フィン間の空間が小さくなり、燃焼ガス流路内で燃焼ガスの旋回流が発生し易くなるが、熱吸収用フィンを大きくすると、燃焼ガスによって熱吸収用フィンが過熱され、熱応力により水管に亀裂が発生すると言う別の問題が発生することになる。
また、熱吸収用フィンの水管への取り付け角度を変えることよって、燃焼ガス流路内での燃焼ガスの旋回力を調整することができるが、熱吸収用フィンの角度を変えるためには、熱吸収用フィンの水管との溶着面形状を変え、熱吸収用フィンを水管に取り付けるための装置(フィン用プロジェクション溶接装置)を斜めフィン専用にカスタマイズする必要があり、非常に手間が掛かるうえ、コストの高騰を招くことになる。
更に、特許文献4の小型貫流ボイラは、環状の燃焼ガス流路内に螺旋状に形成したガス案内板を配設すると共に、ガス案内板に沿って熱吸収用フィンが設けられていない熱吸収用フィン欠落帯を設け、ガス案内板により燃焼ガスを環状の燃焼ガス流路内で旋回させるようにしたものである。
しかし、特許文献4の小型貫流ボイラは、ガス案内板の幅が環状の燃焼ガス流路の幅と同じに形成されていると共に、ガス案内板の外側縁及び内側縁に水管の外径に等しい半円状の切欠を水管のピッチに合わせて形成しているため、円周状に配置した水管の周りに螺旋状に形成したガス案内板を取り付けることは極めて困難である。
特開2009-198126号公報 特開平02-075805号公報 特開2013-057501号公報 特開2012-167848号公報
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、水管に上下方向へ多段に設けた熱吸収用フィンに、燃焼ガス流路内を流れる燃焼ガスに旋回力を与えるバッフルプレートを簡単に着脱自在に取り付けることができ、また、複数の熱吸収用フィンにバッフルプレートを取り付けることによって、各熱吸収用フィンの伝熱面を有効に利用できる燃焼ガスの旋回流が簡単に得られると共に、バッフルプレートの取り付け枚数を変えることで、熱吸収量を簡単に調整することができるようにした小型貫流ボイラを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の小型貫流ボイラは、複数の水管を円周状に配置して水管で囲まれた空間を燃焼室とする環状の水管列と、水管列の各水管の上端部及び下端部にそれぞれ連通状に接続された環状の上部管寄せ及び下部管寄せと、水管列の外側を覆って水管列との間に燃焼室に連通する環状の燃焼ガス流路を形成する筒状の煙室カバーと、燃焼室の上部に配設したバーナと、少なくとも燃焼ガス流路の下流側の水管の燃焼ガス流路に面した部分に上下方向へ多段に設けた複数の熱吸収用フィンと、を備えた小型貫流ボイラにおいて、前記熱吸収用フィンに、熱吸収用フィンの形状と隣り合う水管の熱吸収用フィンの上下方向の取付ピッチを利用して、燃焼ガス流路内を流れる燃焼ガスに旋回力を与えるバッフルプレートを傾斜姿勢で着脱自在に取り付け、前記バッフルプレートは、弾性を有する金属板により平面形状が円弧状に形成されており、バッフルプレートの内側中央部には、熱吸収用フィンに交差する状態で抜き差し自在に嵌合される凹部が設けられ、また、バッフルプレートの両端部には、隣り合う水管の少なくとも1ピッチ上下にずらした熱吸収用フィンに押し当て固定されるガイド部がそれぞれ設けられていることに特徴がある。
本発明の請求項2に記載の小型貫流ボイラは、請求項1に記載の小型貫流ボイラにおいて、前記バッフルプレートは、バッフルプレートの内側中央部に形成した凹部が、熱吸収用フィンに交差する状態で嵌合係止され、また、バッフルプレートの両端部に形成したガイド部が、隣り合う水管の少なくとも1ピッチ上下にずらした熱吸収用フィンにバッフルプレート自体の弾性力により押し当てられた状態でそれぞれ弾性係止され、熱吸収用フィンに一方のガイド部が他方のガイド部より高くなる傾斜姿勢でもって取り付けられていることに特徴がある。
本発明の請求項3に記載の小型貫流ボイラは、請求項1又は請求項2に記載の小型貫流ボイラにおいて、前記バッフルプレートは、複数の熱吸収用フィンに水管の上下方向に所定のピッチで着脱自在に取り付けられていると共に、環状の燃焼ガス流路に円周方向に所定のピッチで配置されて熱吸収用フィンに着脱自在に取り付けられていることに特徴がある。
本発明の請求項4に記載の小型貫流ボイラは、請求項1、請求項2又は請求項3の何れかに記載の小型貫流ボイラにおいて、前記バッフルプレートは、その外周縁が煙室カバーの内周面に当接し、煙室カバーにより適正な位置に保持固定されていることに特徴がある。
本発明の小型貫流ボイラは、各水管に上下方向へ多段に設けた熱吸収用フィンに、熱吸収用フィンの形状と隣り合う水管の熱吸収用フィンの上下方向の取付ピッチを利用して、環状の燃焼ガス流路内を流れる燃焼ガスに旋回力を与えるバッフルプレートを傾斜姿勢で着脱自在に取り付ける構成としているため、従来の小型貫流ボイラのように、燃焼ガスを旋回させるガス案内板を溶接により水管等に固着する必要もなく、環状の燃焼ガス流路内の燃焼ガスに旋回力を与えるバッフルプレートを熱吸収用フィンに簡単且つ容易に取り付けることができると共に、バッフルプレートにより熱吸収用フィンの伝熱面を有効に利用できる燃焼ガスの旋回流が簡単に得られる。
また、本発明の小型貫流ボイラは、バッフルプレートが、弾性を有する金属板により平面形状が円弧状に形成されおり、バッフルプレートの内側中央部には、熱吸収用フィンに交差する状態で抜き差し自在に嵌合される凹部が設けられ、また、バッフルプレートの両端部には、隣り合う水管の少なくとも1ピッチ上下にずらした熱吸収用フィンに押し当て固定されるガイド部がそれぞれ設けられているため、バッフルプレートの凹部が、熱吸収用フィンに交差する状態で嵌合係止され、また、バッフルプレートの両端部のガイド部が、隣り合う水管の少なくとも1ピッチ上下にずらした熱吸収用フィンにバッフルプレート自体の弾性力により押し当てられた状態でそれぞれ弾性係止されることになる。
その結果、本発明の小型貫流ボイラは、バッフルプレートがそれ自体の弾性力により熱吸収用フィンに比較的強固に取り付けられることになり、熱吸収用フィンから脱落するのを防止することができ、燃焼ガスに旋回流を確実且つ良好に与えることができる。
更に、本発明の小型貫流ボイラは、バッフルプレートが、複数の熱吸収用フィンに水管の上下方向に所定のピッチで着脱自在に取り付けられていると共に、環状の燃焼ガス流路に円周方向に所定のピッチで配置されて熱吸収用フィンに着脱自在に取り付けられているため、バッフルプレートの上下方向の取り付け枚数やバッフルプレートの円周方向の取り付け枚数を変えることで、熱吸収量を簡単に調整することができる。
更に、本発明の小型貫流ボイラは、バッフルプレートの外周縁が煙室カバーの内周面に当接し、バッフルプレートが煙室カバーにより適正な位置に保持固定されているため、バッフルプレートが熱吸収用フィンに対してずれたり、落下したりするのを確実に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る小型貫流ボイラの概略縦断面図である。 図1のA-A線拡大断面図である。 水管列の水管に取り付けた熱吸収用フィンにバッフルプレートを上下方向へ一定のピッチで取り付けた状態の水管列の一部分を示す正面図である。 図2の一点鎖線円で囲んだ部分の拡大図である。 バッフルプレートの拡大平面図である。 熱吸収用フィンに取り付けたバッフルプレートの上下方向の取付ピッチを変えた状態の水管列の一部分を示す正面図である。 従来の小型貫流ボイラの一例を示す縦断面図である。 図7のB-B線断面図である。 図8の一点鎖線円で囲んだ部分の拡大図である。 従来の小型貫流ボイラの他の例を示す縦断面図である。 図10のC-C線断面図である。 従来の小型貫流ボイラの更に他の例を示す縦断面図である。 図12のD-D線断面図である。 従来の小型貫流ボイラの更に他の例を示す縦断面図である。 図14のE-E線断面図である。 従来の小型貫流ボイラの更に他の例を示す縦断面図である。 図16のF-F線断面図である。 図17の一点鎖線円で囲んだ部分の拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1~図4は本発明の一実施形態に係る小型貫流ボイラ1を示し、当該小型貫流ボイラ1は、金属製の複数の水管2aを円周状に配置して水管2aで囲まれた空間を燃焼室3とする環状の水管列2と、水管列2の各水管2aの上端部及び下端部にそれぞれ連通状に接続された金属製の環状の上部管寄せ4及び下部管寄せ5と、水管列2の外側を覆って水管列2との間に燃焼室3に連通する環状の燃焼ガス流路6を形成する金属製の筒状の煙室カバー7と、燃焼室3の上部に配設したバーナ8と、少なくとも燃焼ガス流路6の下流側の水管2aの燃焼ガス流路6に面した部分に上下方向へ多段に設けた複数の熱吸収用フィン9と、熱吸収用フィン9に着脱自在に取り付けられ、燃焼ガス流路6内を流れる燃焼ガスGに旋回力を与える金属製のバッフルプレート10と、を備えている。
尚、図1において、11は上部管寄せ4及び下部管寄せ5と各水管2aの上端部及び下端部を保護する耐火物である。
前記環状の水管列2は、図1及び図2に示す如く、複数の水管2aを鉛直姿勢で且つ水管2aの下端部外周面が接触する状態で円周状に配置すると共に、各水管2aの上端部を一つ置き毎に水管列2の外方へ向って所定角度θだけ傾斜させ、鉛直姿勢の水管2aと傾斜姿勢の水管2aを交互に配列した格好になっており、隣り合う水管2aの間に、図3に示す如く、上端部が下端部よりも広くなる縦長の逆三角形の燃焼ガス出口12を形成し、また、複数の水管2aで囲まれた空間を燃焼室3としたものである。
前記上部管寄せ4及び下部管寄せ5は、図1に示す如く、断面形状が矩形の中空構造の環状に形成されており、両管寄せ4,5には、水管列2の各水管2aの上端部及び下端部がそれぞれ連通状に接続されている。
尚、図示していないが、上部管寄せ4には、蒸気管及び気水分離器等が接続され、また、下部管寄せ5には、気水分離器からの戻り管、給水管及び給水ポンプ等が接続されている。
前記煙室カバー7は、図1及び図2に示す如く、環状の水管列2の外径よりも大きい筒状に形成されており、水管列2の外側位置に水管列2と同心円状に配置され、水管列2との間に環状の燃焼ガス流路6を形成するようになっている。この燃焼ガス流路6は、水管列2の水管2a間に形成した燃焼ガス出口12により燃焼室3に連通するようになっている。
また、煙室カバー7の下端部には、燃焼ガス流路6の下端部(燃焼ガス流路6の下流側端部)に連通する煙道13が接続されている。
前記バーナ8は、図1に示す如く、燃焼室3の上部に配設されており、燃焼室3に燃料と燃焼用空気を吹き込んで燃焼ガスGを生成するものである。この燃焼ガスGの流量、温度及び圧力は、ボイラ圧力状態により制御される燃料流量に対応して変動する。
前記熱吸収用フィン9は、図1~図4に示す如く、鋼板等の金属板により適宜の形状に形成されており、燃焼ガスGの温度が低下する燃焼ガス流路6の下流側の各水管2aの燃焼ガス流路6に面した部分に、上下方向へ一定の取付ピッチPで多段状に設けられている。
前記バッフルプレート10は、各水管2aに上下方向へ多段に設けた熱吸収用フィン9の伝熱面を有効に利用できるように、燃焼ガス流路6内を流れる燃焼ガスGに旋回力(燃焼ガスGが環状の燃焼ガス流路6内を円周方向に沿って流れる力)を与えるものであり、熱吸収用フィン9の形状と隣り合う水管2aの熱吸収用フィン9の上下方向の取付ピッチP等を利用して、熱吸収用フィン9に着脱自在に取り付けられている。
即ち、バッフルプレート10は、弾性を有する鋼板等の金属板により平面形状が円弧状に形成されおり、図4及び図5に示す如く、バッフルプレート10の内側中央部には、熱吸収用フィン9に交差する状態で抜き差し自在に嵌合される凹部10aが設けられ、また、バッフルプレート10の両端部には、隣り合う水管2aの少なくとも1ピッチP上下にずらした熱吸収用フィン9に弾性的に押し当て固定されるガイド部10bがそれぞれ設けられている。
このバッフルプレート10の全体形状及び大きさ、凹部10aの形状及び大きさ、ガイド部10bの形状及び大きさ等は、熱吸収用フィン9の形状、厚さ及び大きさ、バッフルプレート10の熱吸収用フィン9への取付角度、熱吸収用フィン9の上下方向の取付ピッチP等により決定される。
尚、バッフルプレート10の中央部の奥行き方向(図5に示すバッフルプレート10の上下方向)の長さL1は、図4に示すように凹部10aを熱吸収用フィン9の幅方向(図4に示す熱吸収用フィン9の左右方向)の中心位置に交差する状態で嵌合し、且つバッフルプレート10の外周縁部10dを筒状の煙室カバー7の内周面に当接させたときに、凹部10aに隣接する内周縁部10cが水管2aの外周面に当たらないように設定されている。
また、バッフルプレート10の凹部10aの幅Wは、凹部10aを鉛直姿勢の水管2aに設けた熱吸収用フィン9の幅方向(図4に示す熱吸収用フィン9の左右方向)の中心位置に交差する状態で嵌合したときに、バッフルプレート10の両端部に形成したガイド部10bがそれぞれ隣り合う傾斜姿勢の水管2aの1ピッチP上下にずらした熱吸収用フィン9に押し当て固定されるように設定されている。例えば、バッフルプレート10の凹部10aをバッフルプレート10の右側端部が左側端部よりも高くなる姿勢で鉛直姿勢の水管2aに設けた熱吸収用フィン9の幅方向の中心位置に交差する状態で嵌合したときに、バッフルプレート10の右側のガイド部10bが隣り合う傾斜姿勢の水管2aの1ピッチP上側の熱吸収用フィン9の下面に弾性的に当接し、また、バッフルプレート10の左側のガイド部10bが隣り合う傾斜姿勢の水管2aの1ピッチP下側の熱吸収用フィン9の下面(又は熱吸収用フィン9の上面)に弾性的に当接するようになっている(図2~図4参照)。
更に、バッフルプレート10の両端部に形成したガイド部10bは、図5に示す如く、バッフルプレート10の両端部内周縁にバッフルプレート10の幅方向(図4及び図5に示すバッフルプレート10の上下方向)に沿って切欠部10eを設けることにより形成されており、弾性力を有する帯状を呈している。このガイド部10bの長さL2は、図4に示すようにバッフルプレート10の凹部10aを熱吸収用フィン9の幅方向(図4に示す熱吸収用フィン9の左右方向)の中心位置に交差する状態で嵌合し、且つバッフルプレート10の外周縁部10dを筒状の煙室カバー7の内周面に当接させたときに、隣接する左右の傾斜姿勢の水管2aに設けた熱吸収用フィン9(1ピッチP上側の熱吸収用フィン9と1ピッチP下側の熱吸収用フィン9)に確実に引っ掛かり、且つガイド部10bの先端が傾斜姿勢の水管2aの外周面に当たらないように設定されている。
更に、バッフルプレート10は、その外周縁部10dが筒状の煙室カバー7の内周面に面接触状態で当接する円弧状に形成されており、熱吸収用フィン9に取り付けられて筒状の煙室カバー7で水管列2を覆ったときに、バッフルプレート10の外周縁が煙室カバー7の内周面に当接し、煙室カバー7により適正な位置に保持固定されるようになっている(図4参照)。
而して、上述したバッフルプレート10は、その凹部10aを水管2aに設けた所望の熱吸収用フィン9の幅方向の中心位置に交差する状態で嵌合し、右側のガイド部10bを隣り合う水管2a(凹部10aに対向する水管2aの右側の水管2a)の1ピッチP上側へずれた熱吸収用フィン9の下端面に弾性的に当接させると共に、左側のガイド部10bを隣り合う水管2a(凹部10aに対向する水管2aの左側の水管2a)の1ピッチP下側へずれた熱吸収用フィン9の下端面に弾性的に当接させることによって、熱吸収用フィン9に着脱自在に取り付けられる(図2~図4参照)。
また、バッフルプレート10は、熱吸収用フィン9に取り付けた後、水管列2の外側を筒状の煙室カバー7で覆い、バッフルプレート10の外周縁部10dを煙室カバー7で水管列2側へ押え込むことによって、適正な位置で保持固定される。
更に、バッフルプレート10は、複数の熱吸収用フィン9に水管2aの上下方向に所定のピッチで着脱自在に取り付けられていると共に、環状の燃焼ガス流路6に円周方向に所定のピッチで配置されて熱吸収用フィン9に着脱自在に取り付けられている。
本実施形態においては、バッフルプレート10は、水管2aの熱吸収用フィン9に上下方向へ一定のピッチで4枚取り付けられている。また、バッフルプレート10は、環状の燃焼ガス流路6に円周方向に一定のピッチで13枚配置されており、各バッフルプレート10の中央部が鉛直姿勢の水管2aにそれぞれ取り付けられている。従って、環状の燃焼ガス流路6内には、環状に配置されたバッフルプレート10が上下方向に亘って四段に配置された格好になっている。尚、各段のバッフルプレート10は、それぞれ同一平面上に配置されている。
以上のように構成された小型貫流ボイラ1によれば、バーナ8の燃焼により発生した燃焼ガスGは、燃焼室3の下部で反転してリバース燃焼を行い、燃焼ガス出口12から環状の燃焼ガス流路6の上流側部分(燃焼ガス流路6の上部)に流入する。
燃焼ガス流路6の上流側部分に流入した燃焼ガスGは、燃焼ガス流路6内を水管列2の長手方向に沿って上側から下側へ流れ、燃焼ガスGの大部分が複数のバッフルプレート10に衝突して水管列2の円周方向に向きを変え、環状の燃焼ガス流路6内を均一に旋回しながら、熱吸収用フィン9の伝熱面(熱吸収用フィン9の上面及び下面)に沿って流れ、燃焼ガス流路6内を下流側(燃焼ガス流路6の下部)へ流れて行く。
環状の燃焼ガス流路6内を流れる燃焼ガスGは、複数の水管2a及び熱吸収用フィン9により十分に熱吸収された後、煙道13から排出される。
上述した小型貫流ボイラ1は、水管2aに多段に設けた熱吸収用フィン9に、熱吸収用フィン9の形状と隣り合う水管2aの熱吸収用フィン9の上下方向の取付ピッチP等を利用して、環状の燃焼ガス流路6内を流れる燃焼ガスGに旋回力を与えるバッフルプレート10を着脱自在に取り付ける構成としているため、従来の小型貫流ボイラのように、燃焼ガスを旋回させるガス案内板を溶接により水管等に固着する必要もなく、環状の燃焼ガス流路6内の燃焼ガスGに旋回力を与えるバッフルプレート10を熱吸収用フィン9に簡単且つ容易に取り付けることができると共に、バッフルプレート10により熱吸収用フィン9の伝熱面を有効に利用できる旋回流が簡単に得られる。
また、前記小型貫流ボイラ1は、バッフルプレート10を弾性を有する金属板により形成し、バッフルプレート10をその弾性力を利用して熱吸収用フィン9に取り付けているため、バッフルプレート10が熱吸収用フィン9から脱落するのを防止することができ、燃焼ガスGに旋回流を確実且つ良好に与えることができる。
更に、前記小型貫流ボイラ1は、バッフルプレート10が、複数の熱吸収用フィン9に水管2aの上下方向に所定のピッチで着脱自在に取り付けられていると共に、環状の燃焼ガス流路6に円周方向に所定のピッチで配置されて熱吸収用フィン9に着脱自在に取り付けられているため、バッフルプレート10の上下方向の取り付け枚数やバッフルプレート10の円周方向の取り付け枚数を変えることで、熱吸収量を簡単に調整することができる。
更に、前記小型貫流ボイラ1は、バッフルプレート10の外周縁が煙室カバー7の内周面に当接し、バッフルプレート10が煙室カバー7により水管2a側へ押圧されて適正な位置に保持固定されているため、バッフルプレート10が熱吸収用フィン9に対してずれたり、落下したりするのを確実に防止することができる。
下記の表1は、発生熱量が313kWの小型貫流ボイラ1に本願発明を適用した場合(バッフルプレート10を設けた本願発明の小型貫流ボイラ1)と本願発明を適用しない場合(バッフルプレート10がない従来の小型貫流ボイラ)の試験データを示すものである。
Figure 0007161366000001
表1からも明らかなように、バッフルプレート10を取り付けた本願発明の小型貫流ボイラ1は、バッフルプレート10を取り付けていない従来の小型貫流ボイラに比較して熱吸収量が増えてボイラ効率が高くなることが判る。
ところで、バッフルプレート10を取り付けると、炉圧が上昇してバーナ8の送風機能力により適正な燃焼ができなくなる場合もあるため、この場合には、ボイラ効率と炉圧のバランスを見て、バッフルプレート10の枚数を選定すれば良い。
尚、上記の実施形態においては、バッフルプレート10の上下方向の取り付け枚数を4枚としているが、バッフルプレート10の上下方向の取り付け枚数は、上記の実施形態のものに限定されるものではなく、燃焼ガス流路6を流れる燃焼ガスGに旋回流を与えることができれば、如何なる枚数であっても良い。
また、上記の実施形態においては、バッフルプレート10の上下方向の取付ピッチを一定としたが、他の実施形態においては、図6に示す如く、バッフルプレート10の上下方向の取付ピッチを燃焼ガスGの温度が低くなる燃焼ガス流路6の下流側に行く程、狭くして熱吸収量が均一になるように調整しても良い。
更に、上記の実施形態においては、バッフルプレート10の凹部10aを水管列2の鉛直姿勢の各水管2aに設けた熱吸収用フィン9にそれぞれ取り付け、バッフルプレート10のガイド部10bを傾斜姿勢の水管2aに設けた熱吸収用フィン9にそれぞれ弾性係止するようにしたが、他の実施形態においては、バッフルプレート10の凹部10aを水管列2の傾斜姿勢の各水管2aに設けた熱吸収用フィン9にそれぞれ取り付け、バッフルプレート10のガイド部10bを鉛直姿勢の水管2aに設けた熱吸収用フィン9にそれぞれ取り付けるようにしても良い。この場合には、バッフルプレート10の全体の平面形状を燃焼ガス流路6の横断面の形状に合わせて変える必要がある。
更に、上記の実施形態においては、バッフルプレート10を環状の燃焼ガス流路6に円周方向に一定のピッチで13枚配置するようにしたが、バッフルプレート10の円周方向の取り付け枚数は、上記の実施形態のものに限定されるものではなく、燃焼ガス流路6を流れる燃焼ガスGに旋回流を与えることができれば、如何なる枚数であっても良い。バッフルプレート10の円周方向の取り付け枚数を減らせば、燃焼ガスGの旋回力が落ちて熱吸収量が減少することになる。従って、バッフルプレート10の円周方向の取り付け枚数を調整することによっても、熱吸収量を調整することができる。
更に、上記の実施形態においては、鉛直姿勢の水管2aと傾斜姿勢の水管2aを交互に並べた水管列2の熱吸収用フィン9にバッフルプレート10を取り付けるようにしたが、他の実施形態においては、図7~図18に示す水管列2の熱吸収用フィン9にバッフルプレート10を取り付けるようにしても良く、或いは、図示していないが、複数の水管2aを円周状に配置し、隣接する水管2a同士を上下方向に延びる帯板状のフィン部材で密閉状に連結することにより形成した水管列2の熱吸収用フィン9にバッフルプレート10を取り付けるようにしても良い。
1は小型貫流ボイラ
2は水管列
2aは水管
3は燃焼室
4は上部管寄せ
5は下部管寄せ
6は燃焼ガス流路
7は煙室カバー
8はバーナ
9は熱吸収用フィン
10はバッフルプレート
10aは凹部
10bはガイド部
Gは燃焼ガス
Pは熱吸収用フィンの取付ピッチ

Claims (4)

  1. 複数の水管を円周状に配置して水管で囲まれた空間を燃焼室とする環状の水管列と、水管列の各水管の上端部及び下端部にそれぞれ連通状に接続された環状の上部管寄せ及び下部管寄せと、水管列の外側を覆って水管列との間に燃焼室に連通する環状の燃焼ガス流路を形成する筒状の煙室カバーと、燃焼室の上部に配設したバーナと、少なくとも燃焼ガス流路の下流側の水管の燃焼ガス流路に面した部分に上下方向へ多段に設けた複数の熱吸収用フィンと、を備えた小型貫流ボイラにおいて、前記熱吸収用フィンに、熱吸収用フィンの形状と隣り合う水管の熱吸収用フィンの上下方向の取付ピッチを利用して、燃焼ガス流路内を流れる燃焼ガスに旋回力を与えるバッフルプレートを傾斜姿勢で着脱自在に取り付け、前記バッフルプレートは、弾性を有する金属板により平面形状が円弧状に形成されており、バッフルプレートの内側中央部には、熱吸収用フィンに交差する状態で抜き差し自在に嵌合される凹部が設けられ、また、バッフルプレートの両端部には、隣り合う水管の少なくとも1ピッチ上下にずらした熱吸収用フィンに押し当て固定されるガイド部がそれぞれ設けられていることを特徴とする小型貫流ボイラ。
  2. 前記バッフルプレートは、バッフルプレートの内側中央部に形成した凹部が、熱吸収用フィンに交差する状態で嵌合係止され、また、バッフルプレートの両端部に形成したガイド部が、隣り合う水管の少なくとも1ピッチ上下にずらした熱吸収用フィンにバッフルプレート自体の弾性力により押し当てられた状態でそれぞれ弾性係止され、熱吸収用フィンに一方のガイド部が他方のガイド部より高くなる傾斜姿勢でもって取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の小型貫流ボイラ。
  3. 前記バッフルプレートは、複数の熱吸収用フィンに水管の上下方向に所定のピッチで着脱自在に取り付けられていると共に、環状の燃焼ガス流路に円周方向に所定のピッチで配置されて熱吸収用フィンに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の小型貫流ボイラ。
  4. 前記バッフルプレートは、その外周縁が煙室カバーの内周面に当接し、煙室カバーにより適正な位置に保持固定されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の何れかに記載の小型貫流ボイラ。
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