JP7159823B2 - 光学装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学装置に関する。
分光器は、分光分析等のために、UV(Ultra Violet)、可視、近赤外、赤外等の様々な波長に光を分散させる光デバイスである。近年、屋内だけでなく、野外等のオンサイトでの分光分析のニーズが増加し、様々な用途に適用させるために、分光分析ユニットの小型化が進んでいる。
小型の分光分析ユニットとして、光の分散機能と集光機能を持つ分光素子である凹面回折格子と、SiやInGaAs等のフォトダイオードのアレイセンサと、所望の波長帯域のLED(Light Emitted Diode)やハロゲンランプ等の光源とを備えるものが知られている。
小型の分光分析ユニットの場合、光源や検出器等を近接配置する必要があり、光源の発熱が取得される分光スペクトルに影響が出る場合がある。これに対し、被測定物からの光を集光レンズで半導体分光センサまで導く光路に、筐体を設けた分光分析ユニットが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の分光分析ユニットは集光レンズを備えるため、分光分析ユニットが大型化する場合があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、小型の分光分析ユニットにおいて熱の影響を抑制することを課題とする。
開示の技術の一態様に係る光学装置は、対象物に光を照射する光源と、前記対象物からの反射光を分光する分光器と、前記光源及び前記分光器を収容する筐体と、前記光源を前記筐体の内面に固定する光源固定部材と、前記分光器を前記筐体の内面に固定する分光器固定部材と、を有し、前記光源は、前記光源固定部材を介して、前記光源固定部材が固定された前記筐体の第1内面との間に空隙部を含み、前記第1内面に固定され、前記分光器は、少なくとも4つの開口を備える中空構造の支持枠と、第1の開口の位置に配置される回折格子と、第2の開口の位置に配置され、反射部により前記回折格子による分散光を反射角度可変に反射させる可動部と、前記支持枠内に光を入射させる第3の開口と、前記反射部で反射された光を前記支持枠外に出射させる第4の開口と、を有し、前記分光器固定部材を介して、前記分光器固定部材が固定された前記筐体の第2内面との間に空隙部を含み、前記第2内面に固定されている。
本発明の実施形態によれば、小型の分光分析ユニットにおいて熱の影響を抑制することができる。
実施形態に係る分光器による分光の基本原理を説明する図である。 実施形態に係る可動部の構成の一例を説明する図であり、(a)は可動部の側面図であり、(b)は可動部の平面図である。 実施形態に係る分光器の構成の一例を示す図であり、(a)は断面図であり、(b)は斜視図である。 第1の実施形態に係る分光分析ユニットの構成の一例を示す図であり、(a)は断面図であり、(b)は(a)の矢印Aの方向から分光分析ユニットを見た図であり、(c)は(a)の矢印Bの方向から分光分析ユニットを見た図である。 第1の実施形態に係る処理部のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る処理部が有する構成要素の一例を機能ブロックで示す図である。 光源固定部材と分光器固定部材の筐体の内面への固定位置を説明する図である。 第2の実施形態に係る分光分析ユニットの構成の一例を説明する図である。 可動部の反射部を周期的に回動させた時の可動光検出器による検出信号の一例を説明する図である。 第2の実施形態に係る処理部が有する構成要素の一例を機能ブロックで示す図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
実施形態では、光学装置の一例として、分光分析ユニットについて説明する。
尚、各図面において実線の矢印で方向を示す場合があるが、各図面で共通のX、Y、及びZ方向を示すものとする。
<実施形態に係る分光の基本原理>
先ず実施形態に係る分光の基本原理を説明する。図1は、実施形態に係る分光器100による分光の基本原理を説明する図である。
図1に示すように、分光器100は、入射スリット1と、凹面回折格子2と、可動部3と、出射スリット4とを有する。図中に点線で示す光線40は、入射スリット1を通って分光器100の内部に入射して伝搬した後、出射スリット4を通って分光器100の外部に出射する光線を示している。
入射スリット1は、分光の対象となる光を分光器100の内部に入射させるための細い矩形の開口であり、ニッケル等で構成された板状の金属基材に形成された矩形の貫通孔である。入射スリット1の短手方向の開口の幅は、一例として数10~数100μmである。
但し、基材の材質は金属に限定されず、樹脂等であってもよい。また入射スリット1は、矩形開口に限定されるものではなく、円形開口のピンホール等であってもよい。
入射スリット1から分光器100の内部に入射した光は、発散光として凹面回折格子2に入射する。
凹面回折格子2は、金属の凹面ミラーの表面に等間隔の細線が形成された光学素子である。凹面回折格子2は、回折格子による光の分散機能と、凹面ミラーによる反射・集光機能とを兼ね備える。凹面回折格子2は、入射した光を回折して分散させ、分散光を可動部3に向けて集光する。ここで、光の分散とは、入射光が波長ごとに別々に分離する現象をいう。
凹面回折格子2の基材は金属に限定されるものではなく、半導体、ガラス、樹脂等であってもよい。また、凹面回折格子2に形成される細線は、基材上に直接形成されてもよいし、基材上に設けられた薄い樹脂等の層に形成されてもよい。
一方、可動部3は、反射面を備える反射部7が弾性梁部と一体に形成されたMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーである。
ここで、図2は、可動部3の構成の一例を説明する図であり、(a)は可動部3の側面図であり、(b)は可動部3の平面図である。
可動部3では、反射部7が弾性梁部8を介して基板6に回動可能に支持されている。弾性梁部8はねじりバネの機能を有し、圧電駆動や静電駆動、電磁駆動等の図示しない駆動部から駆動力が加えられることで、反射部7を図2(b)の破線A-A'を軸に、図2(a)の一点鎖線の矢印の方向に回動させる。尚、回動は「駆動」の一例である。
反射部7の駆動部を基板6にモノリシックに形成することで、モーター等の外部駆動手段を用いずに反射部7を回動させることができるとともに、可動部3を小型化することができる。
基板6の材質は特に限定はされないが、一例としてSi(シリコン)やガラス等である。基板6にSi等の半導体材料を用いると、半導体製造技術による高精度な微細加工が可能になる。
図1に戻り、可動部3は、凹面回折格子2による分散光を出射スリット4に向けて反射する。可動部3による反射光の反射角度は、反射部7の回動により可変である。
出射スリット4は、凹面回折格子2による分散光の結像位置に配置された細い矩形の開口であり、凹面回折格子2による分散光を分光器100の外部に出射させる。
ここで、凹面回折格子2による分散光は波長に応じて結像位置が横ずれ(シフト)する。そのため、反射部7での反射角度を変化させることで、出射スリット4を通過する光の波長を変えることができ、これにより分散光のうちの所望の波長の光を、分光器100から選択的に出射させることができる。
分光器100から出射された光は、Siフォトダイオード等の光検出器により検出され、分光分析等が行われる。尚、出射スリット4の材質や形状は、入射スリット1と同様である。
ところで、図1に破線で示されているローランド円5は、凹面回折格子2の凹面の曲率半径を直径とする円である。凹面回折格子2はローランド円5上に外接して配置される。換言すると、凹面回折格子2は、凹面がローランド円5の一部を形成するように配置される。但し、凹面回折格子2の凹面の曲率半径とローランド円の直径は一致するため、完全なローランド円による配置では、凹面回折格子2の凹面とローランド円とは一点のみで交わることになる(図1参照)。
円周上に配置された入射スリット1を介して、光を分光器100の内部に入射させることにより、凹面回折格子2による分散光の波長毎の光を、全てローランド円の円周上に結像させることができる。
また実施形態では、可動部3の反射部7を回動させて、所望の波長の光を出射スリット4から選択的に出射させるため、反射部7の回動に対応した波長の光が出射スリット4を通過するように、出射スリット4と可動部3の配置が適正化されている。
このような配置は、予め光学シミュレーション等で決定することができる。尚、図1では、出射スリット4をローランド円5上から外れた位置に配置する例を示したが、光学シミュレーション等の結果に応じて、出射スリット4をローランド円5上に配置してもよい。
<実施形態に係る分光器の構成>
次に、図3は、実施形態に係る分光器100の構成の一例を示す図であり、(a)は分光器100の断面図であり、(b)は分光器100の斜視図である。尚、図1で説明した構成要素と同じ機能を有する要素には図1と同じ番号を付し、重複した説明を省略する。
図3に示すように、分光器100は、断面が多角形の中空構造の角柱であるフレーム9を有している。フレーム9の材質は特に制限されないが、樹脂や金属、セラミック等である。ここでフレーム9は「支持枠」の一例である。
フレーム9を構成する面の所定の位置には、フレーム9の外部と中空部を連通させる矩形の開口9a~9dが形成されている。
開口9aの位置には入射スリット1が配置されている。入射スリット1を通過する光は、開口9aを介してフレーム9の中空部に入射し、開口9bに向かって伝搬する。尚、開口9aは「第3の開口」の一例である。
入射スリット1は、フレーム9の外側の面に固定されている。この固定方法は、接着剤で固定してもよいし、嵌合やネジ止めによる固定であってもよい。この点は、以下で説明する各開口に配置される光学素子の固定方法でも同様である。
次に、開口9bの位置には凹面回折格子2が配置され、凹面回折格子2はフレーム9の外側の面に固定されている。開口9aに入射した光は、開口9bを通過して凹面回折格子2に入射する。凹面回折格子2は、入射した光を回折して分散させ、分散光を開口9cに向かって集光させる。尚、開口9bは「第1の開口」の一例である。
次に、開口9cの位置には可動部3が配置され、可動部3はフレーム9の外側の面に固定されている。凹面回折格子2による分散光は、開口9cを通過し、可動部3の反射部7に入射する。尚、開口9cは「第2の開口」の一例である。
可動部3の反射部7に入射した光は、反射部7で開口9dに向けて反射される。ここで、可動部3の反射部7は図3(a)に一点鎖線の矢印の方向に回動するが、反射部7はフレーム9の開口9cの領域で回動するため、回動中に反射部7がフレーム9に接触することはない。
また、開口9dの位置には出射スリット4が配置され、出射スリット4はフレーム9の外側の面に固定されている。反射部7で反射された光は、開口9dを通過し、出射スリット4を介してフレーム9の外部に出射される。尚、開口9dは「第4の開口」の一例である。
実施形態では、入射スリット1がローランド円5上に配置されるように位置が調整されて、開口9aが形成されている。また凹面回折格子2の凹面がローランド円5の円周の一部を形成するように位置が調整されて、開口9bが形成されている。このように配置することで、フレーム9に固定される入射スリット1及び凹面回折格子2等の部材の位置や傾きの調整を、容易に行うことができる。
また実施形態では、断面が多角形形状であるフレーム9を用い、多角形の隣接する頂点間を結ぶ直線部が連続的に結合する構成にしている。換言すると、凹面回折格子2や可動部3等の部材を固定するフレーム9の各面を一体に形成している。この構成によりフレーム9等の基材の変形を抑制することができる。
さらに実施形態では、フレーム9の外側の面に各部材を配置し、固定している。そのため、電子部品をプリント基板に表面実装するために用いられるチップマウンター等の装置を、凹面回折格子2や可動部3等の部材の実装に利用することができる。
チップマウンター等の装置を利用することで、実装する部材を高精度にアライメントすることができる。また製作する分光器毎での個体差を抑制することができる。部材が配置される各面には、実装時に部材が傾くことを抑制するために、付き当て部やアライメントマーク等の傾き補正部位が設けられていることが望ましい。
また実施形態では、凹面回折格子2や可動部3等の部材をプリント基板等の一次実装基板(キャリア部材)に実装せず、フレーム9に直接実装する。これにより、一次実装基板同士が干渉して部材の近接配置が制限されることを防止し、また分光器の小型化が制限されることを防止することができる。
実施形態に係る比較例として、各部材をそれぞれ実装した一次実装基板でフレームを形成するように配置して分光器を構成することも考えられるが、この場合は、一次実装基板を精度よく配置することは困難になる。また別々の基板を組合せた構成となるため、剛性が低くなり、変形等が発生して分光器の安定性が損なわれる。
これに対し、実施形態によれば、フレーム9に実装するため、各部材を精度よく配置することができ、分光器の高精度化を図ることができる。また分光器の高剛性化により、分光器の安定性を確保することができる。
このように実施形態では、アライメント精度良く、光学素子を近接して配置することができ、小型の分光器を高精度に実現することができる。
[第1の実施形態]
次に、第1の実施形態に係る分光分析ユニットについて説明する。尚、既に説明した実施形態と同一構成部には同一の番号を付し、説明を省略する場合がある。
<第1の実施形態に係る分光分析ユニットの構成>
図4は、本実施形態に係る分光分析ユニット300の構成の一例を説明する図であり、(a)は分光分析ユニット300の断面図である。また(b)は(a)において矢印Aの方向から分光分析ユニット300を見た図であり、(c)は(a)において矢印Bの方向から分光分析ユニット300を見た図である。尚、図4(b)及び(c)は、図4(a)において、分光分析ユニット300を破線で示す部分を切断した場合に、矢印A及びBの方向からみた図である。
分光分析ユニット300は、窓部51を有する筐体50を有し、筐体50の内部に、光源20と、光源固定部材21と、分光部200と、分光器固定部材201とを収容している。
光源20は、窓部51を介して、筐体50の外部にある分光分析の対象物に、光を照射する光源であり、ハロゲンランプやLED等を含んで構成されている。光源20には、対象物に対して適正な波長帯域の光を照射するものが選択されている。
分光部200は、外側フレーム10と、分光器100と、分光検出器14と、処理部15とを有し、光源20から照射された光の対象物からの反射光を、筐体50の外部から窓部51を介して入射させ、分光分析を行う機能部である。
外側フレーム10は、図4に示すように、断面が多角形で、内部に中空部11を有する角柱である。外側フレーム10の中空部11には、分光器100が配置されている。
分光器100は、上述したように、入射スリット1と、凹面回折格子2と、可動部3と、出射スリット4と、フレーム9とを有している。中空部11には、フレーム9の外側の各面に対向する面がそれぞれ形成されている。
図4のY方向における外側フレーム10の両側の側面は開放されているため、開放された側面から中空部11に分光器100を挿入し、固定することが可能である。
外側フレーム10において、中空部11に配置された分光器100の入射スリット1に対向する面には、外側フレーム10の外部と中空部11とを連通させるテーパ孔12が形成されている。窓部51を介して分光部200に入射される光は、テーパ孔12を通って入射スリット1に導光される。
テーパ孔12には、角度θのテーパ角が付けられており、このテーパ角により、分光器100に入射する光の視野角が決定される。テーパ孔12は、分光器100に必要な視野角に応じたテーパ角で形成されている。
また外側フレーム10において、中空部11に配置された分光器100の出射スリット4と対向する面には、外側フレーム10の外部と中空部11とを連通させる連通孔13が形成されている。連通孔13には、分光検出器14が挿入され、固定されている。分光器100の出射スリット4から出射された光は、分光検出器14に入射される。
分光検出器14は、Si受光素子、Ge(ゲルマニウム)受光素子、あるいはInGaAs(インジウムガリウムヒ素)受光素子等であってもよい。
分光検出器14は単一画素の受光素子である。また、Si受光素子とGe受光素子など複数の検出器を出射スリット4に対向する平面内に並列に配置してもよい。分光検出器14は、受光強度に応じた電気信号を出力し、出力された電気信号は処理部15に入力される。
ここで、入射スリット1がローランド円5上に配置され、凹面回折格子2の凹面がローランド円5の円周の一部を形成するように配置される場合、凹面回折格子2で分散された波長毎の光は、全てローランド円5の円周上に結像する。波長毎で光の結像位置が横ずれするため、分散された波長毎の光を一度に受光するには、ラインセンサ等のアレイ型の受光素子が必要となる。
GeやInGaAs等の受光素子は、単一画素の受光素子であれば比較的安価に入手できるが、アレイ型の受光素子になると非常に高価になる。このように、ローランド円5を利用した配置は、凹面回折格子等の光学素子の配置、調整が容易になるメリットがある一方で、高価な受光素子及び光検出器が必要になるというデメリットがある。
本実施形態では、可動部3の反射部7による反射角度を変化させて、凹面回折格子2で分散された光のうち所望の波長の光を分光器100から選択的に出射させる。従って、アレイ型の受光素子を使わずに、単一画素の受光素子で分散された波長毎の光を受光することが可能となり、分光スペクトルを得ることができる。
このように、本実施形態では、支持枠を利用した配置により、凹面回折格子等の光学素子の配置、調整が容易となる。また、可動部3により、分光器を単一画素の受光素子を用いて安価に構成することができる。またSi受光素子が受光感度を有する300nm程度の短い波長帯域の光から、Ge受光素子やInGaAs受光素子が受光感度を有する2000nm程度の長い波長帯域の光まで、広い波長帯域での分光分析を行うことができる。
また、様々な分光分析の対象物に対して、光源20から適正な波長帯域の光を照射することができ、野外等のオンサイトでの分光分析に好適である。
<第1の実施形態に係る処理部の構成>
処理部15は、入力される電気信号に基づき、分光スペクトルを取得する演算を行い、また所望の波長の光を選択的に出射させるために可動部3の反射部7の回動を制御する機能を備える。
図5は、本実施形態に係る処理部15のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
処理部15は、CPU(Central Processing Unit)151と、ROM(Read Only Memory)152と、RAM(Random Access Memory)153とを有する。また処理部15は、NVRAM(Non Volatile Memory)154と、出力I/F(Inter/Face)155と、A/D(Analog/Digital)変換回路156と、反射駆動回路157と、光源駆動回路158とを有する。これらは、システムバス159を介して相互に接続されている。
CPU151は、処理部15の動作を統括的に制御する。またCPU151は、分光検出器14が出力する電気信号に基づき、分光スペクトルを算出する処理を実行する。
CPU151は、RAM153をワークエリア(作業領域)としてROM152等に格納されたプログラムを実行することで、上述の処理を実行し、後述する各種機能を実現する。尚、CPU151の有する機能の一部、又は全部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)といったワイヤードロジックによるハードウェアにより実現させてもよい。
NVRAM154は、入力された電気信号データや分光スペクトル等の演算処理結果を記憶する不揮発性のメモリである。出力I/F155は、PC(Personal Computer)や映像機器等の外部機器と接続するためのインターフェースである。
A/D変換回路156は、分光検出器14に電気的に接続され、分光検出器14が出力するアナログの電気信号を受信して、デジタル信号に変換する電気回路である。
反射駆動回路157は、可動部3に電気的に接続され、反射部7の回動する角度を示す電圧、又は電流を可動部3に出力する電気回路である。反射駆動回路157から入力される電圧、又は電流に応じて、可動部3の反射部7は所定の角度に回動される。
光源駆動回路158は、光源20に電気的に接続され、照射光の光強度を示す電圧、又は電流を光源20に出力する電気回路である。光源駆動回路158から入力される電圧、又は電流に応じて、光源20は所定の強度の光を照射する。
次に図6は、本実施形態に係る処理部15が有する構成要素の一例を機能ブロックで示す図である。尚、図6に図示される各機能ブロックは概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。各機能ブロックの全部又は一部を、任意の単位で機能的又は物理的に分散・結合して構成してもよい。
処理部15は、A/D変換部161と、スペクトル取得部162と、記憶部163と、出力部164と、駆動制御部165と、反射駆動部166と、光源駆動部167とを有している。
A/D変換部161は、A/D変換回路156等により実現され、分光検出器14が出力するアナログの電気信号をデジタル信号に変換し、スペクトル取得部162及び記憶部163等に出力する。
スペクトル取得部162は、CPU151等により実現され、A/D変換部161が出力したデジタル信号に基づき、分光器100に入射する光の分光スペクトルを算出する。本実施形態では公知の演算方法を使用可能であるため、ここでは説明を省略する。演算結果は、記憶部163及び出力部164等に出力される。
記憶部163は、NVRAM154等により実現され、スペクトル取得部162により取得された分光ペクトル等の分光情報やA/D変換部161の出力するデジタル信号データを記憶し、要求に応じてこれらを出力部164に出力する。
出力部164は、出力I/F155等により実現され、スペクトル取得部162により取得された分光スペクトル等の分光情報やA/D変換部161の出力するデジタル信号データをPC(Personal Computer)や映像機器等の外部機器に出力する。
駆動制御部165は、CPU151等により実現され、制御信号を出力して反射駆動部166と、光源駆動部167とを制御する。
反射駆動部166は、反射駆動回路157等により実現され、制御信号に応じて電圧、又は電流を可動部3に出力し、所望の反射角度が得られるように反射部7を回動させる。
光源駆動部167は、光源駆動回路158等により実現され、制御信号に応じて電圧、又は電流を光源20に出力し、所望の照射光の強度が得られるように光源20を駆動させる。
尚、処理部15は、筐体50の内部に設けられてもよいし、外部に設けられてもよい。
<光源支持部材及び分光部支持部材の構成>
次に、光源支持部材及び分光部支持部材の構成を、図4及び図7を参照して説明する。
図4において、光源固定部材21は屈曲部を有する柱状部材であり、一端の面21aが筐体50の正のZ方向側の内面52に固定されている。また光源固定部材21の他端の面に設けられた挿入部に光源20が挿入され、固定されている。尚、光源固定部材21が固定される筐体50の内面は、正のZ方向側の内面52に限定されるものではなく、何れの面であってもよい。また固定は、接着やネジ止め等で行うことができる。
図4(a)に示すように、光源固定部材21が屈曲部を有することで、光源固定部材21が固定される内面52と、光源固定部材21に固定される光源20との間に、空隙部21bが形成されている。つまり光源20は、光源固定部材21を介して、光源固定部材21が固定された筐体50の内面52との間に空隙部21bを含み、内面52に固定されている。尚、内面52は「第1内面」の一例である。
一方、分光器固定部材201も屈曲部を有する柱状部材であり、一端の面201aが筐体50の負のY方向側の内面53に固定されている。また分光器固定部材201の他端の面201bに分光器100を含む分光部200が固定されている。分光器固定部材201は分光部200を介して分光器100を固定している。
尚、分光器固定部材201が固定される筐体50の内面は、負のY方向側の内面53に限定されるものではなく、何れの面であってもよい。また上述と同様に、固定は、接着やネジ止め等で行うことができる。
図4(c)に示すように、分光器固定部材201が屈曲部を有することで、分光器固定部材201が固定される内面53と、分光器固定部材201に固定される分光器100との間に、空隙部201cが形成されている。つまり分光器100は、分光器固定部材201を介して、分光器固定部材201が固定された筐体50の内面53との間に空隙部201cを含み、内面53に固定されている。尚、内面53は「第2内面」の一例である。
ここで、分光器と光源を同じ筐体内に収容する場合、光源の発熱が筐体を通じて分光器に伝熱され、凹面回折格子や可動部、フレーム等が熱変形することで、分光分析精度が低下する場合がある。
分光分析精度の低下を防ぐために分光器と光源との間の距離を長くして伝熱を抑制することも考えられるが、この方法では、距離を長くする分、分光分析ユニットが大型化する場合がある。また分光器と光源との間の距離を長くすることに伴い、光源から対象物までの光路や対象物から分光器までの光路に導光光学系が必要になり、導光光学系内での多重反射による光量低下が分光分析精度を低下させる場合がある。
これに対し、本実施形態では、筐体50の内面52との間に空隙部21bを含み、光源20を内面52に固定し、筐体50の内面53との間に空隙部201cを含み、分光器100を内面53に固定する。筐体の内面との間に空隙部を含むため、光源20と分光器100間の伝熱経路を長くし熱抵抗を高くすることができる。これにより、光源20で生じる熱が分光器100に伝熱されることを抑制することができる。また分光器100と光源20との間の距離を長くしないため、分光分析ユニットが大型化することもなく、また導光光学系での多重反射による光量低下で分光分析精度が低下することもない。
このようにして、小型の分光分析ユニットにおいて、分光分析に対する熱の影響を抑制し、分光分析精度を確保することができる。
一方、光源固定部材21と分光器固定部材201は、筐体50の空間中心に対して対称となる位置で、筐体50の内面に固定されていてもよい。ここで、空間中心とは筐体50を構成する立方体の中心位置をいう。
図7は、光源固定部材21と分光器固定部材201の筐体50の内面への固定位置を説明する図である。
図7において、空間中心54は筐体50の空間中心を示している。固定位置55aは、光源固定部材21の一端の面21aが筐体50の内面に固定される位置の一例を示し、固定位置55bは、分光器固定部材201の一端の面201aが筐体50の内面に固定される位置の一例を示している。固定位置55aと固定位置55bは空間中心54に対して対称な位置である。
また固定位置56aは、光源固定部材21の一端の面21aが筐体50の内面に固定される位置の他の例を示し、固定位置56bは、分光器固定部材201の一端の面201aが筐体50の内面に固定される位置の他の例を示している。固定位置56aと固定位置56bも空間中心54に対して対称な位置である。
このように光源固定部材21と分光器固定部材201を、筐体50の空間中心に対して対称となる位置で筐体50の内面に固定することで、光源20の発熱の筐体50を介した伝熱経路において最も離間した位置に分光器100を配置することができる。これにより光源20の発熱が分光器100に伝熱されることをさらに抑制して、分光分析精度を確保することができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る分光分析ユニットを、図8を参照して説明する。尚、既に説明した実施形態と同一構成部についての説明は省略する。
図8は、本実施形態に係る分光分析ユニット300aの構成の一例を説明する図である。分光分析ユニット300aは、光源導光孔22Aが形成された光源固定部材23と、可動部導光孔22B及び検出器固定孔16が形成された外側フレーム10aを備える分光部200aとを有している。
光源導光孔22Aは、光源固定部材23に形成され、光源固定部材23の挿入部と光源固定部材23の外部とを連通させる孔であり、光源20から射出される光の一部を分光部200aに向けて導光する孔である。
また可動部導光孔22Bは、外側フレーム10aに形成され、中空部11と外側フレーム10aの外部とを連通させる孔であり、光源導光孔22Aを通過した光源20からの光を可動部3の反射部7に導光する孔である。可動部導光孔22Bは、光源導光孔22Aを通過した光源20からの光を、反射部7の凹面回折格子2による分散光が入射する面とは反対側の面(裏面)に入射させるように導光する。
ここで、光源導光孔22A及び可動部導光孔22Bから構成される導光部22は、「光源から射出される光の一部を可動部に導光する導光部」の一例である。
一方、検出器固定孔16は、外側フレーム10aに形成され、中空部11と外側フレーム10aの外部とを連通させる孔であり、可動光検出器17が挿入され固定される孔である。光源導光孔22Aを通過し、反射部7で反射された光は、検出器固定孔16を通過して可動光検出器17に入射され、可動光検出器17は入射光を検出する。
反射部7の裏面で反射された光を可動光検出器17が検出できるのであれば、反射部7の裏面には、必ずしもアルミニウム等の反射面が形成されていなくてもよい。
可動光検出器17は、PD(フォトダイオード;Photo Diode)等の光検出器であり、受光した光強度を示す検出信号を出力する。可動光検出器17は処理部15aに電気的に接続され、可動光検出器17による検出信号は処理部15aに入力される。
反射部7を周期的に回動させると、光源20からの光の反射部7の裏面による反射光が回動方向に走査され、可動光検出器17上を光が通過する瞬間に光強度を示す検出信号が得られる。
ここで、図9は、可動部3の反射部7を周期的に回動させた時の可動光検出器17による検出信号の一例を説明する図である。図9の横軸は時間を示し、縦軸は可動光検出器17による検出信号を示している。
反射部7は周期的に往復回動(搖動、又は振動)するため、走査光は1周期の回動で、往きと帰りの2回、可動光検出器17上を通過する。図9の時刻T1において、時間間隔Tdで検出されている2つの信号は、反射部7の回動の往きと帰りで走査光が可動光検出器17上を通過した時の信号である。2つの信号のうち、往きの信号が1つ目の信号であり、帰りの信号が2つ目の信号である。
時刻T2では、次の周期において、反射部7の回動の往きと帰りで走査光が可動光検出器17上を通過した時の2つの検出信号が得られている。ここで時間間隔Tsは、1周期目の帰りの信号から2周期目の往きの信号までの時間間隔である。
尚、この例では、反射部7が最大振幅近くまで回動した時に、走査光が可動光検出器17上を通過するように設定されているため、時間間隔Tdは回動周期Tに対して短くなっている。しかしこれに限定されるものではなく、反射部7の回動に対し、走査光が可動光検出器17上を通過するタイミングは、検出器固定孔16を設ける位置により、任意に調整してもよい。
ここで、反射部7の回動が一定の周期で行われないと、凹面回折格子2による分散光の走査が不安定になり、分光分析の精度が低下する場合がある。
そのため本実施形態では、図9の示す検出信号において、時間間隔Td及び時間間隔Tsの少なくとも1つが一定の時間間隔になるように、検出信号に基づき、反射部7の回動を制御している。
次に図10は、本実施形態に係る処理部15aが有する構成要素の一例を機能ブロックで示す図である。
処理部15aは、A/D変換部161aと、駆動制御部165aとを有している。
A/D変換部161aは、分光検出器14の検出信号をA/D変換してスペクトル取得部162に出力するとともに、可動光検出器17の検出信号をA/D変換して駆動制御部165aに出力する。
駆動制御部165aは、A/D変換された可動光検出器17の検出信号に基づいて、反射駆動部166を介して反射部7の回動を制御する。ここで、駆動制御部165aは、「制御部」の一例である。
駆動制御部165aによる制御は、反射駆動部166から可動部3に印加する電流、又は電圧を増減させ、反射部7の回動角度を変化させる制御である。駆動制御部165aは、反射部7の回動中に、可動光検出器17の検出信号に基づいて、可動部3に印加する電流、又は電圧を実時間で制御してもよい。或いは、反射部7の回動周期を校正する目的で、駆動制御部165aは、分光分析ユニット300aを動作させる前に、可動光検出器17の検出信号に基づいて、可動部3に印加する電流、又は電圧を調整するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、反射部7の回動を検出し、処理部15aは検出信号に基づいて反射部7が一定周期で回動するように制御する。これにより、分光分析精度を確保することができる。
また本実施形態では、光源20の射出する光の一部を可動部3の反射部7に導光するための導光部を備え、反射部7からの反射光を可動光検出器17で検出して、反射部7の回動を検出する。反射部7の回動を検出するための光源を別途追加しないため、分光分析ユニット300aの大型化、及びコスト増大を招くことなく、分光分析精度を確保することができる。
さらに本実施形態では、光源20の射出する光の一部を、反射部7の凹面回折格子2による分散光が入射する面とは反対側の面(裏面)に入射させるように導光する。凹面回折格子2による分散光の入射面を利用しないため、簡単な構成で、また光源20と分光部200aを近接させた配置で、反射部7の回動を検出することができる。
尚、光源20と可動部3の間の光路に矩形スリット等の細隙部材を設けてもよい。細隙部材を通過させることで、光源20からの光を所望の形状に整形することができ、これにより可動光検出器17による検出信号のなまり等を低減させることができる。
以上、本発明の実施形態に係る例について記述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 入射スリット
2 凹面回折格子(回折格子の一例)
3 可動部
4 出射スリット
5 ローランド円
6 基板
7 反射部
8 弾性梁部
9 フレーム
9a 開口(第3の開口の一例)
9b 開口(第1の開口の一例)
9c 開口(第2の開口の一例)
9d 開口(第4の開口の一例)
10 外側フレーム
11 中空部
12 テーパ孔
13 連通孔
14 分光検出器
15、15a 処理部
16 検出器固定孔
17 可動光検出器
20 光源
21、23 光源固定部材
22 導光部
22A 光源導光孔
22B 可動部導光孔
52 内面(第1内面の一例)
53 内面(第2内面の一例)
100 分光器
162 スペクトル取得部
165 駆動制御部
165a 駆動制御部(制御部の一例)
166 反射駆動部
167 光源駆動部
200、200a 分光部
201 分光器固定部材
300、300a 分光分析ユニット(光学装置の一例)
特開2018-025495号公報

Claims (7)

  1. 対象物に光を照射する光源と、
    前記対象物からの反射光を分光する分光器と、
    前記光源及び前記分光器を収容する筐体と、
    前記光源を前記筐体の内面に固定する光源固定部材と、
    前記分光器を前記筐体の内面に固定する分光器固定部材と、を有し、
    前記光源は、前記光源固定部材を介して、前記光源固定部材が固定された前記筐体の第1内面との間に空隙部を含み、前記第1内面に固定され、
    前記分光器は、
    少なくとも4つの開口を備える中空構造の支持枠と、
    第1の開口の位置に配置される回折格子と、
    第2の開口の位置に配置され、反射部により前記回折格子による分散光を反射角度可変に反射させる可動部と、
    前記支持枠内に光を入射させる第3の開口と、
    前記反射部で反射された光を前記支持枠外に出射させる第4の開口と、を有し、
    前記分光器固定部材を介して、前記分光器固定部材が固定された前記筐体の第2内面との間に空隙部を含み、前記第2内面に固定されている
    光学装置。
  2. 前記分光器により分光された光を検出する分光検出器と、
    前記分光検出器の検出信号に基づき取得された分光情報を出力する出力部と、を有する請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記光源固定部材及び前記分光器固定部材は、それぞれ屈曲部を含む部材である
    請求項1、又は2に記載の光学装置。
  4. 前記光源固定部材と前記分光器固定部材は、前記筐体の空間中心に対して対称となる位置で、前記筐体の内面に固定されている
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の光学装置。
  5. 前記回折格子は、凹面回折格子である
    請求項1乃至の何れか1項に記載の光学装置。
  6. 前記光源から射出される光の一部を前記反射部に導光する導光部と、
    前記導光部により導光された光の前記反射部による反射光を検出する可動光検出器と、
    前記可動光検出器の検出信号に基づき、前記反射部の駆動を制御する制御部と、を有する
    請求項1乃至の何れか1項に記載の光学装置。
  7. 前記導光部は、前記光源から射出される光の一部を、前記反射部の前記分散光を反射させる面とは反対側の面に導光する
    請求項に記載の光学装置。
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