JP7159745B2 - 油分分離装置及び真空ダイカスト装置 - Google Patents

油分分離装置及び真空ダイカスト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7159745B2
JP7159745B2 JP2018178566A JP2018178566A JP7159745B2 JP 7159745 B2 JP7159745 B2 JP 7159745B2 JP 2018178566 A JP2018178566 A JP 2018178566A JP 2018178566 A JP2018178566 A JP 2018178566A JP 7159745 B2 JP7159745 B2 JP 7159745B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
oil
baffle plates
cylinder
baffle plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018178566A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020049492A (ja
Inventor
稔 沢藤
季樹 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018178566A priority Critical patent/JP7159745B2/ja
Priority to US16/525,741 priority patent/US20200094168A1/en
Priority to CN201910694073.8A priority patent/CN110935856A/zh
Publication of JP2020049492A publication Critical patent/JP2020049492A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7159745B2 publication Critical patent/JP7159745B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • B01D19/0042Degasification of liquids modifying the liquid flow
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/14Machines with evacuated die cavity
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/2015Means for forcing the molten metal into the die
    • B22D17/2038Heating, cooling or lubricating the injection unit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • B01D19/0031Degasification of liquids by filtration
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2201/00Details relating to filtering apparatus
    • B01D2201/60Shape of non-cylindrical filtering elements
    • B01D2201/605Square or rectangular
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D35/00Filtering devices having features not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00, or for applications not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00; Auxiliary devices for filtration; Filter housing constructions
    • B01D35/02Filters adapted for location in special places, e.g. pipe-lines, pumps, stop-cocks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D45/00Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces
    • B01D45/04Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces by utilising inertia
    • B01D45/08Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces by utilising inertia by impingement against baffle separators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/32Controlling equipment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

本発明は、油分分離装置及び真空ダイカスト装置に関する。
金型鋳造法の一つとして、金型に溶融した金属を圧入することにより、高い寸法精度の鋳物を短時間で製造可能なダイカスト法が知られている。ダイカスト法では、高速で溶湯を金型に圧入することに起因する空気の巻き込みや金型隅部への不充填による不良が発生することがある。そこで、金型のキャビティに存在する空気を真空ポンプで吸引することでキャビティを予め真空状態に減圧した状態で、溶融した金属を射出充填する真空ダイカスト法が提案されている。真空ダイカスト法では、抵抗が少ないので溶湯の流動性が向上し、湯回りが改善される。また、キャビティからガスを吸い出してしまうため、ガスの巻き込みに起因する、巣やブリスタと呼ばれる鋳造欠陥の発生も抑制される。
この種のダイカスト装置の多くでは、射出スリーブ内でのプランジャーチップの動きを良くするために、溶湯の注湯に先立って給湯口から射出スリーブ内に潤滑剤を供給するようにしている。潤滑剤の成分は、例えば、酸化ポリエチレン、植物油系ワックス、黒鉛系ワックス、アルカミド、シリコンワックス、固形潤滑剤の何れか又は組み合わせである。
特許文献1は、真空ダイカスト装置と真空ポンプを連通する吸気路に濾過器を設けた構成を開示している。濾過器は、スチールウールから成る濾材を備えている。真空ダイカスト装置で発生した金属粉などの異物は、濾過器の濾材によって捕集されるようになっている。
特開平11-57968号公報
ところで、潤滑剤を射出スリーブに供給すると、射出スリーブの熱で潤滑剤が燃焼し、燃焼ガスが発生する。発生した燃焼ガスは、キャビティを介して真空ポンプに吸引される。ここで、燃焼ガスに含まれる油分は、減圧及び温度低下により高粘性となるので、固着して堆積し易い性質を有する。この油分が、例えば減圧系統に固着して堆積した場合、キャビティの減圧度が悪化する虞がある。
特許文献1には、燃焼ガスに含まれる油分を捕集することについて言及していない。
本開示の目的は、真空ダイカスト装置のキャビティと真空ポンプの吸気口を連通する吸気路に設けられ、吸気路を流動するガスから油分を分離する技術を提供することにある。
本開示の一実施形態によれば、金型のキャビティと真空ポンプの吸気口を連通する吸気路に設けられ、前記吸気路を流動するガスから油分を分離する油分分離装置であって、第1の筒体と、前記第1の筒体に収容された螺旋板と、を備え、前記第1の筒体と前記螺旋板によって螺旋状の流路が形成されている、油分分離装置が提供される。以上の構成によれば、前記ガスに含まれる前記油分は慣性力により前記第1の筒体及び前記螺旋板に捕集されるので、前記ガスから前記油分を分離することができる。
好ましくは、前記螺旋板は前記第1の筒体に対して挿抜可能に構成されている。以上の構成によれば、前記第1の筒体及び前記螺旋板に付着した油分を容易に回収できる。
好ましくは、第2の筒体と、前記第2の筒体に収容され、前記第2の筒体の長手方向において並べられた複数のバッフルプレートと、を更に備え、前記第2の筒体と前記複数のバッフルプレートによってジグザグ状の流路が形成されている。以上の構成によれば、前記ガスに含まれる前記油分は慣性力により前記複数のバッフルプレートに捕集されるので、前記ガスから前記油分を分離することができる。
好ましくは、前記第2の筒体は、角筒体であり、互いに対向する第1の側板及び第2の側板を有し、前記第2の筒体の長手方向において隣り合う2つのバッフルプレートの一方は前記第1の側板に固定されており、他方は前記第2の側板に固定されており、前記第1の側板と前記第2の側板は、互いに着脱可能に構成されている。以上の構成によれば、前記第1の側板を前記第2の側板から取り外すと、前記隣り合う2つのバッフルプレートが互いに離れるので、前記隣り合う2つのバッフルプレートに付着した油分を容易に回収できる。
好ましくは、前記複数のバッフルプレートには、通気部が形成されており、前記第2の筒体の長手方向において隣り合う2つのバッフルプレートの前記通気部は、前記第2の筒体の長手方向で見て異なる位置に形成されている。以上の構成によれば、簡素な構成で、ジグザグ状の流路が形成される。
好ましくは、前記第2の筒体の長手方向において隣り合う2つのバッフルプレートは、前記2つのバッフルプレートによって区画された流路の下流に向かうにつれて互いに近づくように構成されている。以上の構成によれば、前記2つのバッフルプレートによって区画された流路の下流に向かうにつれて前記ガスの流速を高めることができる。
好ましくは、前記第2の筒体の長手方向において隣り合う2つのバッフルプレートの間には、前記2つのバッフルプレートによって区画された空間を分割する第2のバッフルプレートが設けられている。以上の構成によれば、前記2つのバッフルプレートによって区画された流路が更に複雑になる。
また、前記金型と、前記真空ポンプと、上記の油分分離装置と、を備えた真空ダイカスト装置が提供される。
本開示によれば、真空ダイカスト装置のキャビティと真空ポンプの吸気口を連通する吸気路に設けられ、吸気路を流動するガスから油分を分離することができる。
真空ダイカスト装置の全体概略図である。 油分分離装置の一部切り欠き斜視図である。 油分分離装置の正面パネルを省略した斜視図である。 ヘリカルトラップの分解斜視図である。 図3のA部拡大図である。 油分分離装置の正面パネルを省略した斜視図である。 油分分離装置の正面パネルを省略した斜視図であって、燃焼ガスの流路を示す図である。 油分分離装置における流速分布を示すコンター図である。 油分分離装置における流線を示す図である。 油分分離装置の性能試験の説明図である。 ヘリカルトラップで捕集された油分を拭き取ったウェスの写真である。 油分分離装置の下流側の配管の写真である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を説明する。
図1は、真空ダイカスト装置1を示している。真空ダイカスト装置1は、キャビティ2を有する金型3と、キャビティ2に溶湯4を射出する射出装置5と、キャビティ2内のガスを真空吸引する真空吸引装置6と、を備えている。
金型3は、固定型7と可動型8から構成されている。金型3を型締めすることにより、固定型7と可動型8の間には上記のキャビティ2が形成される。金型3の型締め状態において、金型3には更にゲート9とランナー10が形成される。
射出装置5は、射出スリーブ11と、プランジャーチップ12と、ロッド13と、図示しないプランジャ駆動手段と、で構成されている。
射出スリーブ11は、金型3のランナー10に連通し、固定型7に結合されている。射出スリーブ11の後端には、溶湯4を射出スリーブ11内に注湯するための給湯口14が形成されている。
プランジャーチップ12は、射出スリーブ11の長手方向に沿って射出スリーブ11内を進退自在となるように射出スリーブ11内に配置されている。プランジャーチップ12の外周面には、射出スリーブ11とプランジャーチップ12の間の摺動を改善する潤滑剤が塗布されている。潤滑剤の成分は、例えば、酸化ポリエチレン、植物油系ワックス、黒鉛系ワックス、アルカミド、シリコンワックス、固形潤滑剤の何れか又は組み合わせである。
プランジャ駆動手段は、プランジャーチップ12に連結されたロッド13を介してプランジャーチップ12を進退駆動する。
真空吸引装置6は、真空ポンプ20と、真空タンク21と、減圧弁22と、油分分離装置23と、で構成されている。
真空ポンプ20と真空タンク21は、配管24で連通している。
真空タンク21と減圧弁22は、配管25で連通している。
減圧弁22と油分分離装置23は、配管26で連通している。
油分分離装置23と金型3のキャビティ2は、配管27で連通している。
配管24、配管25、配管26、及び、配管27は、金型3のキャビティ2と真空ポンプ20の吸気口20aを連通する吸気路30を構成している。従って、油分分離装置23は吸気路30に設けられると言及することができる。
油分分離装置23は、吸気路30を流動するガスから油分を分離する装置である。油分分離装置23の詳細な構成は後述する。
以上の構成で、減圧弁22を開放すると真空タンク21からキャビティ2へ負圧が供給される。
次に、真空ダイカスト装置1の概略的な作動を説明する。
先ず、プランジャーチップ12の外周面に潤滑剤を塗布する。次に、給湯口14から射出スリーブ11内に所定量の溶湯4を注湯する。そして、プランジャーチップ12を前進駆動させる。プランジャーチップ12が給湯口14の位置よりも前進したら、減圧弁22を開放してキャビティ2内のガスを真空吸引する。そして、プランジャーチップ12を更に前進させることにより、ランナー10及びゲート9を経てキャビティ2に溶湯4が射出される。
このとき、プランジャーチップ12の外周面に塗布した潤滑材が溶湯4の熱により燃焼する。これにより、プランジャーチップ12内では、油分を含む燃焼ガスが発生する。プランジャーチップ12内の燃焼ガスは、真空吸引装置6によって吸引されることで、キャビティ2及び配管27を経て油分分離装置23に導かれる。そして、燃焼ガスに含まれる油分は、油分分離装置23によって燃焼ガスから分離され、油分分離装置23によって捕集される。これにより、油分分離装置23より下流側に配置された配管26、減圧弁22、配管25、真空タンク21、配管24、真空ポンプ20を清浄に維持することができる。
次に、油分分離装置23を詳細に説明する。
図1に示すように、油分分離装置23は、金型3のキャビティ2に連通する吸気口31と、減圧弁22に連通する排気口32と、を有している。
図2には、油分分離装置23の斜視図を示している。以下、油分分離装置23を説明するに際し、「上方」「下方」「前方」「後方」「右方」「左方」を用いる。上方は、下方の反対の方向である。前方は、後方の反対の方向である。右方は、左方の反対の方向である。上方と前方、右方は互いに直交する方向である。
上方は、第1の方向の一具体例である。下方は、第2の方向の一具体例である。前方は、第3の方向の一具体例である。後方は、第4の方向の一具体例である。右方は、第5の方向の一具体例である。左方は、第6の方向の一具体例である。
図2及び図3に示すように、油分分離装置23は、直方体状であって、前方に開口する箱体35と、箱体35の開口を閉塞する正面パネル36と、ヘリカルトラップ37と、ラビリンストラップ38と、V字底板39と、吸気口側ジョイント40と、排気口側ジョイント41と、で構成されている。
図3に示すように、箱体35は、天板42aと、底板42bと、背板42cと、右側板42dと、左側板42eと、で構成されている。天板42aの左方部分には前述の吸気口31が形成されており、吸気口31と連通するように吸気口側ジョイント40が設けられている。右側板42dの上方部分には前述の排気口32が形成されており、排気口32と連通するように排気口側ジョイント41が設けられている。
図2に示す正面パネル36は、箱体35の開口に対して例えばネジなどの締結部材を介して着脱可能に構成されている。
図3に示すように、箱体35の内部空間には、ヘリカルトラップ37(ヘリカル型油分分離ユニット)とラビリンストラップ38(ラビリンス型油分分離ユニット)、V字底板39が収容されている。
ヘリカルトラップ37は、箱体35の内部空間の左方部分に配置されている。ラビリンストラップ38は、箱体35の内部空間の右方部分に配置されている。V字底板39は、箱体35の内部空間の下方部分に配置されている。
(V字底板39)
V字底板39は、右側板42dから左方に向かうにつれて下方に傾斜する右傾斜板39aと、左側板42eから右方に向かうにつれて下方に傾斜する左傾斜板39bと、で構成されている。即ち、V字底板39は、右側板42dから左側板42eに向かって延びており、下方に向かって凸の折り目を有している。
(ヘリカルトラップ37)
図3及び図4に示すように、ヘリカルトラップ37は、上下方向に延びるように配置されている。図4に示すように、ヘリカルトラップ37は、中空円筒状の筒体50と、筒体50に収容された螺旋板51と、を備えている。筒体50に螺旋板51が収容されることにより、筒体50の内周面50aと螺旋板51によって螺旋状の流路としての螺旋流路52が形成されている。また、筒体50の上端は、図3に示す吸気口31に連通している。従って、吸気口31から油分分離装置23に吸引された燃焼ガスは、ヘリカルトラップ37における螺旋流路52において下方に向かって螺旋状に高速で流動することになる。このときの燃焼ガスに含まれる油分は、粒径が1~10マイクロメートルで分布しており、1つ1つは非常に軽い。しかしながら、燃焼ガスに含まれる油分は、高速で螺旋状に流動することで、筒体50の内周面50aに強く押し付けられることになり、もって、筒体50の内周面50aに固着して捕集されることになる。
なお、螺旋板51は、筒体50に対して挿抜可能に構成されているのでメンテナンス性がよい。また、螺旋板51の上端に設けられた位置決め板53が吸気口側ジョイント40と係合することで、筒体50の長手方向において筒体50に対して螺旋板51が位置決めされる。
(ラビリンストラップ38)
図5に示すように、ラビリンストラップ38は、上下方向に延びるように配置されている。ラビリンストラップ38は、中空角筒状の筒体60と、筒体60に収容された複数の水平バッフルプレート61と、筒体60に収容された複数の垂直バッフルプレート62と、で構成されている。
筒体60は、右側板42dと、背板42c(図3を併せて参照)の右方部分と、正面パネル36(図2を併せて参照)の右方部分と、中央隔壁63と、によって形成されている。中央隔壁63は、右側板42dと左側板42eの間に配置され、右側板42dと左側板42eに対して平行な平板である。中央隔壁63の下端であって前端には切り欠き63aが形成されている。ヘリカルトラップ37から排出された燃焼ガスは、切り欠き63aを通ってラビリンストラップ38に導入され、ラビリンストラップ38内でジグザグ状に流動し、排気口32から排出される。
複数の水平バッフルプレート61は、上下方向に概ね等間隔で並べて配置されている。複数の水平バッフルプレート61は、中央隔壁63から右側板42dに至るまで延びている。複数の水平バッフルプレート61と複数の垂直バッフルプレート62は、上下方向において交互に配置されている。以下、説明の便宜上、図6に示すように、複数の水平バッフルプレート61を、下から上に向かって順に、水平バッフルプレート61a、61b、61c、61d、61e、61fと称する。同様に、複数の垂直バッフルプレート62を、下から上に向かって順に、垂直バッフルプレート62a、62b、62c、62d、62eと称する。
水平バッフルプレート61aと水平バッフルプレート61bの間に垂直バッフルプレート62aが配置されている。
水平バッフルプレート61bと水平バッフルプレート61cの間に垂直バッフルプレート62bが配置されている。
水平バッフルプレート61cと水平バッフルプレート61dの間に垂直バッフルプレート62cが配置されている。
水平バッフルプレート61dと水平バッフルプレート61eの間に垂直バッフルプレート62dが配置されている。
水平バッフルプレート61eと水平バッフルプレート61fの間に垂直バッフルプレート62eが配置されている。
水平バッフルプレート61a、61c、61eは、右方に向かうにつれて下方に傾く平板である。一方、水平バッフルプレート61b、61d、61fは、右方に向かうにつれて上方に傾く平板である。
水平バッフルプレート61a、61c、61eの右後端には切り欠き64が形成されている。同様に、水平バッフルプレート61b、61d、61fの左後端には切り欠き65が形成されている。
垂直バッフルプレート62aは、右側板42dに対して平行な平板であって、水平バッフルプレート61aから水平バッフルプレート61bに至るまで延びている。垂直バッフルプレート62aは、水平バッフルプレート61aと水平バッフルプレート61bの間の空間を左右方向で分割するように配置されている。垂直バッフルプレート62aの前上端には、切り欠き66が形成されている。
垂直バッフルプレート62bは、右側板42dに対して平行な平板であって、水平バッフルプレート61bから水平バッフルプレート61cに至るまで延びている。垂直バッフルプレート62bは、水平バッフルプレート61bと水平バッフルプレート61cの間の空間を左右方向で分割するように配置されている。垂直バッフルプレート62bの前上端には、切り欠き66が形成されている。
垂直バッフルプレート62cは、右側板42dに対して平行な平板であって、水平バッフルプレート61cから水平バッフルプレート61dに至るまで延びている。垂直バッフルプレート62cは、水平バッフルプレート61cと水平バッフルプレート61dの間の空間を左右方向で分割するように配置されている。垂直バッフルプレート62cの前上端には、切り欠き66が形成されている。
垂直バッフルプレート62dは、右側板42dに対して平行な平板であって、水平バッフルプレート61dから水平バッフルプレート61eに至るまで延びている。垂直バッフルプレート62dは、水平バッフルプレート61dと水平バッフルプレート61eの間の空間を左右方向で分割するように配置されている。垂直バッフルプレート62dの前上端には、切り欠き66が形成されている。
垂直バッフルプレート62eは、右側板42dに対して平行な平板であって、水平バッフルプレート61eから水平バッフルプレート61fに至るまで延びている。垂直バッフルプレート62eは、水平バッフルプレート61eと水平バッフルプレート61fの間の空間を左右方向で分割するように配置されている。垂直バッフルプレート62eの前上端には、切り欠き66が形成されている。
以上の構成により、図7に示すように、ラビリンストラップ38にはジグザグな流路としてのジグザグ流路67が形成されている。ジグザグ流路67を流動する燃焼ガスは、詳しくは、図6及び図7に示すように、以下の(1)から(7)の順番で通過する。
(1)ヘリカルトラップ37から排気された燃焼ガスは、中央隔壁63の切り欠き63aを通ってラビリンストラップ38に流入する。
(2)燃焼ガスは、水平バッフルプレート61aの切り欠き64と、垂直バッフルプレート62aの切り欠き66を順に通過して、左方に流動する。
(3)燃焼ガスは、水平バッフルプレート61bの切り欠き65と、垂直バッフルプレート62bの切り欠き66を順に通過して、右方に流動する。
(4)燃焼ガスは、水平バッフルプレート61cの切り欠き64と、垂直バッフルプレート62cの切り欠き66を順に通過して、左方に流動する。
(5)燃焼ガスは、水平バッフルプレート61dの切り欠き65と、垂直バッフルプレート62dの切り欠き66を順に通過して、右方に流動する。
(6)燃焼ガスは、水平バッフルプレート61eの切り欠き64と、垂直バッフルプレート62eの切り欠き66を順に通過して、左方に流動する。
(7)燃焼ガスは、水平バッフルプレート61fの切り欠き65を通過して、右方に流動し、排気口32から排気される。
そして、水平バッフルプレート61aの切り欠き64を通過した燃焼ガスは慣性力によって水平バッフルプレート61bの下面に衝突する。この衝突により、燃焼ガスに含まれる油分は、水平バッフルプレート61bの下面に固着して捕集される。
同様に、水平バッフルプレート61bの切り欠き65を通過した燃焼ガスは慣性力によって水平バッフルプレート61cの下面に衝突する。この衝突により、燃焼ガスに含まれる油分は、水平バッフルプレート61cの下面に固着して捕集される。
同様に、水平バッフルプレート61cの切り欠き64を通過した燃焼ガスは慣性力によって水平バッフルプレート61dの下面に衝突する。この衝突により、燃焼ガスに含まれる油分は、水平バッフルプレート61dの下面に固着して捕集される。
同様に、水平バッフルプレート61dの切り欠き65を通過した燃焼ガスは慣性力によって水平バッフルプレート61eの下面に衝突する。この衝突により、燃焼ガスに含まれる油分は、水平バッフルプレート61eの下面に固着して捕集される。
同様に、水平バッフルプレート61eの切り欠き64を通過した燃焼ガスは慣性力によって水平バッフルプレート61fの下面に衝突する。この衝突により、燃焼ガスに含まれる油分は、水平バッフルプレート61fの下面に固着して捕集される。
このように、ラビリンストラップ38のジグザグ流路67において燃焼ガスは複数の水平バッフルプレート61に対して衝突を繰り返す。これにより、燃焼ガスに含まれる油分がラビリンストラップ38によって効果的に捕集されることになる。
また、複数の水平バッフルプレート61に加えて複数の垂直バッフルプレート62が設けられることで、複数の垂直バッフルプレート62に対しても衝突を繰り返す。従って、燃焼ガスに含まれる油分がラビリンストラップ38によって更に効果的に捕集されることになる。
また、各水平バッフルプレート61に形成される切り欠き64や切り欠き65は各水平バッフルプレート61の後端に形成されている。一方で、各垂直バッフルプレート62に形成される切り欠き66は各垂直バッフルプレート62の前端に形成されている。従って、ジグザグ流路67は、左右方向においてジグザグ状であることに加え、前後方向にもジグザグ状を呈する複雑な流路となっている。これにより、燃焼ガスとラビリンストラップ38との衝突回数が飛躍的に増加し、もって、ラビリンストラップ38の油分捕集性能が飛躍的に高められている。
(流体解析)
以上に説明したヘリカルトラップ37及びラビリンストラップ38においては、燃焼ガスの流速を利用して燃焼ガスの衝突を積極的に引き起こすように構成されている。従って、油分分離装置23における燃焼ガスの流速が油分分離装置23の捕集性能にとって重要な因子となる。そこで、本願発明者らは、油分分離装置23における燃焼ガスの流体解析(CFD;Computational Fluid Dynamics)を実施した。図8には油分分離装置23における燃焼ガスの流速分布を色の濃淡で示し、図9には油分分離装置23における燃焼ガスの流線を示している。図8及び図9では、真空吸引開始後に最も油分分離装置23における燃焼ガスの平均流速が高くなる時点における解析結果を示している。図8によれば螺旋流路52及びジグザグ流路67において概ね80m/sの流速が確保できていることを確認できた。また、図9によれば、螺旋流路52において所望の螺旋状の流れが形成されていること、ジグザグ流路67において所望のジグザグ状の流れが形成されていることを確認することができた。
(性能試験)
次に、油分分離装置23の性能試験について報告する。図10には、油分分離装置23の性能試験機80を示している。性能試験機80は、真空ポンプ81と、真空タンク82と、圧力計83と、ボールバルブ84と、水槽85と、油分分離装置23と、ロケット型筒体86と、金型87と、を備えている。
真空ポンプ81は、配管88aを介して真空タンク82に接続している。真空タンク82は、配管88bを介してボールバルブ84に接続している。ボールバルブ84は、配管88cを介して油分分離装置23の排気口32に接続している。油分分離装置23の吸気口31は、配管88dを介してロケット型筒体86に接続している。
そして、配管88bには、圧力計83が設けられている。配管88cは、透光性及び可撓性を有する直径が25ミリメートルの配管である。配管88cの一部は水槽85の冷却水Wに浸漬されている。冷却水Wは、10℃以下に保たれている。金型87の上面には、半径が40ミリメートルの半球状の凹部87aが形成されている。なお、真空タンク82の容量は、30リットルである。
以上の構成で、先ず、真空ポンプを起動して、真空タンク82のゲージ圧を-96キロパスカル以下とする。次に、金型87の凹部87aに固形潤滑剤を0.5グラム乗せる。次に、金型87の凹部87aにアルミ合金(ADC12)の溶湯(680℃)を50グラム注湯する。これにより固形潤滑剤は発火して燃焼するので、すぐにロケット型筒体86で凹部87aを覆うことで消火する。この状態で、ボールバルブ84を約3秒間開放し、その後閉じる。そして、半球形となったアルミ合金を凹部87aから取り出し、凹部87aに残っている炭化物を拭き取るなどして、凹部87aを清掃する。このように凹部87aに固形潤滑剤を乗せてから凹部87aを清掃するまでの工程を20回繰り返した。
図11には、上記の工程が完了してから、油分分離装置23のヘリカルトラップ37の螺旋板51に付着した油分を拭き取った際に用いたウェスXを示している。図11によれば、燃焼ガスの油分がヘリカルトラップ37で捕集されたことが判る。
図12には、上記の工程が完了してから、水槽85の冷却水から取り出した配管88cを示している。図12によれば、配管88cには一切油分が付着していなかった。従って、油分分離装置23による油分の捕集性能が十分であることを確認することができた。
以上に、本開示の好適な実施形態を説明したが、上記実施形態は、以下の特徴を有する。
図1から図4に示すように、油分分離装置23は、金型3のキャビティ2と真空ポンプ20の吸気口20aを連通する吸気路30に設けられ、吸気路30を流動する燃焼ガスから油分を分離する。図4に示すように、油分分離装置23は、筒体50(第1の筒体)と、筒体50に収容された螺旋板51と、を備える。筒体50と螺旋板51によって螺旋流路52が形成されている。以上の構成によれば、燃焼ガスに含まれる油分は慣性力により筒体50及び螺旋板51に捕集されるので、燃焼ガスから油分を分離することができる。
また、螺旋板51は筒体50に対して挿抜可能に構成されている。以上の構成によれば、筒体50から螺旋板51を引き抜くことで、筒体50及び螺旋板51に付着した油分を容易に回収できる。
また、図5から図7に示すように、油分分離装置23は、筒体60(第2の筒体)と、筒体60に収容され、筒体60の長手方向において並べられた複数の水平バッフルプレート61(バッフルプレート)と、を更に備える。筒体60と複数の水平バッフルプレート61によってジグザグ流路67が形成されている。以上の構成によれば、燃焼ガスに含まれる油分は慣性力により複数の水平バッフルプレート61に捕集されるので、燃焼ガスから油分を分離することができる。
また、図2から図7に示すように、筒体60は、角筒体であり、互いに対向する正面パネル36(第1の側板)及び背板42c(第2の側板)を有する。そして、筒体60の長手方向において隣り合う2つの水平バッフルプレート61の一方は正面パネル36に固定されており、他方は背板42cに固定されている。正面パネル36と背板42cは、互いに着脱可能に構成されている。以上の構成によれば、正面パネル36を背板42c(箱体35)から取り外すと、隣り合う2つの水平バッフルプレート61が互いに離れるので、隣り合う2つの水平バッフルプレート61に付着した油分を容易に回収できる。
なお、筒体60の長手方向において隣り合う2つの垂直バッフルプレート62の一方は正面パネル36に固定されており、他方は背板42cに固定されていてもよい。以上の構成によれば、正面パネル36を背板42c(箱体35)から取り外すと、隣り合う2つの垂直バッフルプレート62が互いに離れるので、隣り合う2つの垂直バッフルプレート62に付着した油分を容易に回収できる。
本実施形態では、水平バッフルプレート61a、垂直バッフルプレート62b、水平バッフルプレート61c、垂直バッフルプレート62d、水平バッフルプレート61eが正面パネル36に固定されており、他の水平バッフルプレート61及び垂直バッフルプレート62が背板42cに固定されている。以上の構成によれば、正面パネル36を背板42c(箱体35)から取り外すと、隣り合う2つの水平バッフルプレート61が互いに離れ、且つ、隣り合う2つの垂直バッフルプレート62が互いに離れるので、隣り合う2つの水平バッフルプレート61及び隣り合う2つの垂直バッフルプレート62に付着した油分を容易に回収できる。
また、図6に示すように、複数の水平バッフルプレート61には、通気部としての切り欠き64又は切り欠き65が形成されている。筒体60の長手方向において隣り合う2つの水平バッフルプレート61の切り欠き64及び切り欠き65は、筒体60の長手方向で見て異なる位置に形成されている。以上の構成によれば、簡素な構成で、図7に示すジグザグ流路67が形成される。
また、図6に示すように、筒体60の長手方向において隣り合う2つの水平バッフルプレート61は、2つの水平バッフルプレート61によって区画された流路の下流に向かうにつれて互いに近づくように構成されている。以上の構成によれば、2つの水平バッフルプレート61によって区画された流路の下流に向かうにつれて燃焼ガスの流速を高めることができる。従って、例えば、水平バッフルプレート61bの切り欠き65を通過した燃焼ガスは高速で水平バッフルプレート61cの下面に衝突することになり、燃焼ガスの油分が効果的に水平バッフルプレート61cの下面に固着し捕集されるようになる。
また、図6に示すように、筒体60の長手方向において隣り合う2つの水平バッフルプレート61の間には、2つの水平バッフルプレート61によって区画された空間を分割する垂直バッフルプレート62(第2のバッフルプレート)が設けられている。以上の構成によれば、2つの水平バッフルプレート61によって区画された流路が更に複雑になる。
真空ダイカスト装置1は、金型3と、真空ポンプ20と、上記の油分分離装置23と、を備えている。以上の構成によれば、燃焼ガスの油分が油分分離装置23で捕集されるので、真空ポンプ20を清浄に維持することができる。
上記実施形態において、箱体35、正面パネル36、ヘリカルトラップ37、ラビリンストラップ38、V字底板39は、何れも耐食性に優れた金属板によって構成されている。
また、本願発明者らによれば、ヘリカルトラップ37は、相対的に燃焼ガスの流量が少ないときに捕集性能を発揮し、ラビリンストラップ38は、相対的に燃焼ガスの流量が多いときに捕集性能を発揮するものと考えている。
以上に、本開示の好適な実施形態を説明したが、上記実施形態は、以下のように変更できる。
例えば、油分分離装置23の吸気口31の内周面を下方に向かって先細るように構成し、吸気口31からの燃焼ガスが垂直に衝突するバッフルプレートを設けてもよい。これによれば、燃焼ガスが高速でバッフルプレートに垂直に衝突するので、燃焼ガスの油分がバッフルプレートに効果的に捕集される。
また、真空ダイカスト装置1は、図1に示す配管27を加熱するヒーターを更に備えてもよい。以上の構成によれば、燃焼ガスの油分が配管27の内周面に固着することを抑制することができる。
また、真空ダイカスト装置1は、油分分離装置23を冷却する冷却手段を更に備えてもよい。以上の構成によれば、油分分離装置23内において燃焼ガスの油分の粘性が高くなるので、油分分離装置23による油分の捕集性能が一層向上する。
また、図3において、ヘリカルトラップ37やラビリンストラップ38を例えば樹脂などの高い親油性を有する材料で構成したり、ヘリカルトラップ37やラビリンストラップ38に表面処理を施して親油性を高めてもよい。
1 真空ダイカスト装置
2 キャビティ
3 金型
4 溶湯
5 射出装置
6 真空吸引装置
7 固定型
8 可動型
9 ゲート
10 ランナー
11 射出スリーブ
12 プランジャーチップ
13 ロッド
14 給湯口
20 真空ポンプ
20a 吸気口
21 真空タンク
22 減圧弁
23 油分分離装置
24 配管
25 配管
26 配管
27 配管
30 吸気路
31 吸気口
32 排気口
35 箱体
36 正面パネル
37 ヘリカルトラップ
38 ラビリンストラップ
39 V字底板
39a 右傾斜板
39b 左傾斜板
40 吸気口側ジョイント
41 排気口側ジョイント
42a 天板
42b 底板
42c 背板
42d 右側板
42e 左側板
50 筒体
50a 内周面
51 螺旋板
52 螺旋流路
53 位置決め板
60 筒体
61 水平バッフルプレート
62 垂直バッフルプレート
63 中央隔壁
63a 切り欠き
64 切り欠き
65 切り欠き
66 切り欠き
67 ジグザグ流路

Claims (7)

  1. 金型のキャビティと真空ポンプの吸気口を連通する吸気路に設けられ、前記吸気路を流動するガスから油分を分離する油分分離装置であって、
    第1の筒体と、
    前記第1の筒体に収容された螺旋板と、
    第2の筒体と、
    前記第2の筒体に収容され、前記第2の筒体の長手方向において並べられた複数のバッフルプレートと、
    を備え、
    前記第1の筒体と前記螺旋板によって螺旋状の流路が形成されており、
    前記第2の筒体と前記複数のバッフルプレートによってジグザグ状の流路が形成されている、
    油分分離装置。
  2. 請求項1に記載の油分分離装置であって、
    前記螺旋板は前記第1の筒体に対して挿抜可能に構成されている、
    油分分離装置。
  3. 請求項1又は2に記載の油分分離装置であって、
    前記第2の筒体は、角筒体であり、互いに対向する第1の側板及び第2の側板を有し、
    前記第2の筒体の長手方向において隣り合う2つのバッフルプレートの一方は前記第1の側板に固定されており、他方は前記第2の側板に固定されており、
    前記第1の側板と前記第2の側板は、互いに着脱可能に構成されている、
    油分分離装置。
  4. 請求項1又は2に記載の油分分離装置であって、
    前記複数のバッフルプレートには、通気部が形成されており、
    前記第2の筒体の長手方向において隣り合う2つのバッフルプレートの前記通気部は、前記第2の筒体の長手方向で見て異なる位置に形成されている、
    油分分離装置。
  5. 請求項4に記載の油分分離装置であって、
    前記第2の筒体の長手方向において隣り合う2つのバッフルプレートは、前記2つのバッフルプレートによって区画された流路の下流に向かうにつれて互いに近づくように構成されている、
    油分分離装置。
  6. 請求項1又は2に記載の油分分離装置であって、
    前記第2の筒体の長手方向において隣り合う2つのバッフルプレートの間には、前記2つのバッフルプレートによって区画された空間を分割する第2のバッフルプレートが設けられている、
    油分分離装置。
  7. 前記金型と、
    前記真空ポンプと、
    請求項1から6までの何れか1項に記載の油分分離装置と、
    を備えた真空ダイカスト装置。
JP2018178566A 2018-09-25 2018-09-25 油分分離装置及び真空ダイカスト装置 Active JP7159745B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018178566A JP7159745B2 (ja) 2018-09-25 2018-09-25 油分分離装置及び真空ダイカスト装置
US16/525,741 US20200094168A1 (en) 2018-09-25 2019-07-30 Oil separating device and vacuum die casting apparatus
CN201910694073.8A CN110935856A (zh) 2018-09-25 2019-07-30 油分离装置和真空压铸设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018178566A JP7159745B2 (ja) 2018-09-25 2018-09-25 油分分離装置及び真空ダイカスト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020049492A JP2020049492A (ja) 2020-04-02
JP7159745B2 true JP7159745B2 (ja) 2022-10-25

Family

ID=69883063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018178566A Active JP7159745B2 (ja) 2018-09-25 2018-09-25 油分分離装置及び真空ダイカスト装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20200094168A1 (ja)
JP (1) JP7159745B2 (ja)
CN (1) CN110935856A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD890814S1 (en) * 2019-12-07 2020-07-21 Gary Armstrong Centripetal air/oil separator for pressurized wet sump oiling systems
EP4094866A1 (en) * 2021-05-28 2022-11-30 Nemak, S.A.B. de C.V. Separator for a vacuum assisted high pressure die casting system
CN113694567B (zh) * 2021-09-15 2022-10-28 中国石油大学(华东) 两级气液混合锥形螺旋场分离装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005023824A (ja) 2003-07-01 2005-01-27 Uchihama Kasei Kk オイルミスト捕集装置
JP2009226263A (ja) 2008-03-19 2009-10-08 Toyota Industries Corp オイル分離装置
US20120247074A1 (en) 2011-03-29 2012-10-04 Franke Technology And Trademark Ltd Double helix grease filter

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3802570A (en) * 1972-10-25 1974-04-09 M Dehne Cyclone separator
IT214566Z2 (it) * 1988-06-10 1990-05-09 Leini Torino A Filtro per la separazione di nebbie oleose
JPH02199279A (ja) * 1989-01-27 1990-08-07 Nippondenso Co Ltd 真空鋳造装置
JP3118365B2 (ja) * 1994-03-08 2000-12-18 東海ゴム工業株式会社 オイルミストの分離回収装置及びその製造方法
CN100359246C (zh) * 2003-07-15 2008-01-02 费博股份有限公司 用于抽气罩的迷宫式除油过滤器
JP2006043534A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Muramatsu Fuusou Setsubi Kogyo Kk ミストセパレータ
EP1966466B1 (en) * 2005-12-29 2012-04-11 LG Chem, Ltd. Apparatus for separating oil from blow-by gas of engine
JP2008082285A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Techno Takatsuki Co Ltd エアポンプの集塵機構
US8047186B2 (en) * 2008-11-24 2011-11-01 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Oil separator
DE102010033955A1 (de) * 2010-08-10 2012-02-16 Thyssenkrupp Presta Teccenter Ag Hohlkörper mit integrierter Ölabscheideeinrichtung
EP2832418B1 (de) * 2013-07-31 2018-09-05 Bühler AG Reinigungsvorrichtung und deren Verwendung
EP3140065A2 (de) * 2014-05-06 2017-03-15 Bühler AG Verfahren zum betreiben einer vakuumdruckgussmaschine
CN105134332A (zh) * 2015-07-24 2015-12-09 广西玉柴机器股份有限公司 一种油气分离装置结构
CN107893686B (zh) * 2017-12-18 2020-01-31 潍柴动力股份有限公司 一种发动机的油气预分离结构
CN108201761A (zh) * 2018-02-11 2018-06-26 苏州云白环境设备股份有限公司 压铸废气处理专用净化器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005023824A (ja) 2003-07-01 2005-01-27 Uchihama Kasei Kk オイルミスト捕集装置
JP2009226263A (ja) 2008-03-19 2009-10-08 Toyota Industries Corp オイル分離装置
US20120247074A1 (en) 2011-03-29 2012-10-04 Franke Technology And Trademark Ltd Double helix grease filter

Also Published As

Publication number Publication date
US20200094168A1 (en) 2020-03-26
JP2020049492A (ja) 2020-04-02
CN110935856A (zh) 2020-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7159745B2 (ja) 油分分離装置及び真空ダイカスト装置
US20160167128A1 (en) Cleaning device
JP6324997B2 (ja) 溶融重合体脱気装置
JP5363319B2 (ja) フィルタ装置
CN1347287A (zh) 用于清洁装置的带有过滤件的清洁液容器
CN107106949A (zh) 过滤设备、液压系统和反冲洗方法
KR20160040823A (ko) 슬래그 제거 스키머 장치
JP2007204836A (ja) 金属濾過装置
JP7121799B2 (ja) 換気装置を有するフィルタカートリッジ
NO319444B1 (no) Anordning og fremgangsmate for fremstilling av en velling
JP2021010861A (ja) 液相噴出用ノズル
CN108744978A (zh) 一种冷却液中密封脂的净化系统及其净化方法
CN106001493B (zh) 用于过滤熔融金属的装置和方法
KR101865696B1 (ko) 레진 보이드 제거 장치 및 이를 이용한 레진 보이드 제거 방법
JP2022152292A (ja) 鋳造金型用のガス吸引装置
JP4268679B2 (ja) 金属溶湯用フィルタ装置
RU2665522C2 (ru) Устройство для очистки жидкой среды
JP2676294B2 (ja) 鋳造用金型
FR2968390A1 (fr) Procede de nettoyage d'un echangeur de chaleur a circulation en u et appareil de nettoyage utilisant un tel procede
KR101750768B1 (ko) 프레스 구동부의 윤활유 정화 공급장치
JP6656731B2 (ja) 金属溶解装置及びこれに使用するフィルター
JP2009083346A (ja) スクリュ式押出機の脱気方法および脱気装置
JP2021079391A (ja) 油分分離装置
CN115338198B (zh) 一种船用内燃机机体冷却管腔污泥处理收集装置
JP5122493B2 (ja) 洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220926

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7159745

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151