JP7159744B2 - 画像処理装置、画像読取装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は画像処理装置、画像読取装置及びプログラムに関する。
スキャナ等の画像読取装置には、カラー原稿を読み取る場合に、ユーザにより指定された特定の色を、読み取った画像データ上において出力しない機能を備えたものがある。この機能は例えばドロップアウト機能と呼ばれている。例えば特許文献1には、原稿に濃度むらや汚れがある場合に、色相にマージンを持たせてドロップアウトカラーとして指定することが開示されている。
特開2006-165685号公報
本発明は、ユーザが出力の対象から除く色として意図していた可能性の高い色を出力対象外とすることを目的とする。
請求項1に係る画像処理装置は、原稿から画像データを生成する際に出力の対象から除く色の指定をユーザから受け付ける受付手段と、画像において、前記指定された色を含む初期色相範囲に属する色の出現頻度と当該初期色相範囲に隣接する隣接色相範囲に属する色の出現頻度との比率に応じて、出力対象外となる色相の範囲を、前記初期色相範囲のみとするか、又は前記初期色相範囲及び前記隣接色相範囲の両方とするかを特定する特定手段と、特定された色相の範囲に属する色を含まない画像データを生成する生成手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に係る画像処理装置は、請求項1記載の構成において、前記特定手段は、前記初期色相範囲及び前記隣接色相範囲に属する有彩色の画素に対して出現頻度を計算する。
請求項3に係る画像処理装置は、請求項1又は2記載の構成において、前記特定手段は、前記初期色相範囲に属する色の出現頻度が第1の閾値を超える場合は、当該初期色相範囲を出力対象外となる色相の範囲として特定する。
請求項4に係る画像処理装置は、請求項3記載の構成において、前記特定手段は、前記初期色相範囲に属する色の出現頻度が前記第1の閾値以下の場合であって、色相環において当該初期色相範囲に対して時計回り方向に隣接する第1の隣接色相範囲に属する色の出願頻度が第2の閾値を超えて、色相環において当該初期色相範囲に対して反時計回り方向に隣接する第2の隣接色相範囲に属する色の出現頻度が前記第2の閾値以下である場合には、前記第1の隣接色相範囲も出力対象外となる色相の範囲として特定し、又は、前記初期色相範囲Hに属する色の出現頻度が前記第1の閾値以下の場合であって、前記第1の隣接色相範囲HLに属する色の出現頻度が前記第2の閾値以下で、前記第2の隣接色相範囲に属する色の出現頻度が前記第2の閾値を超える場合には、前記第2の隣接色相範囲も出力対象外となる色相の範囲として特定する
請求項5に係る画像処理装置は、請求項4記載の構成において、前記第1の閾値は前記第2の閾値よりも小さい値である。
請求項6に係る画像処理装置は、請求項4又は5記載の構成において、前記特定手段は、前記初期色相範囲に属する色の出現頻度が前記第1の閾値以下の場合であって、前記第1の隣接色相範囲に属する色の出願頻度が第2の閾値を超え、且つ、前記第2の隣接色相範囲に属する色の出現頻度が前記第2の閾値を超える場合には、ユーザに対して出力対象外となる色の再設定を促す。
請求項7に係る画像処理装置は、請求項6記載の構成において、前記特定手段は、前記初期色相範囲の広さに応じて、前記第1の隣接色相範囲の広さ又は前記第2の隣接色相範囲の広さを定める。
請求項8に係る画像読取装置は、請求項1~7のいずれか1項に記載の構成において、原稿から画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段により読み取られた結果に応じて画像データを生成する請求項1~7のいずれか1項に記載の画像処理装置と、前記画像処理装置によって生成された画像データを出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
請求項9に係るプログラムは、コンピュータを、原稿から画像データを生成する際に出力の対象から除く色の指定をユーザから受け付ける受付手段と、前記指定された色を含む初期色相範囲に属する色の出現頻度と、当該初期色相範囲に隣接する隣接色相範囲に属する色の出現頻度との比率に応じて、出力対象外となる色相の範囲を、前記初期色相範囲のみとするか、又は前記初期色相範囲及び前記隣接色相範囲の両方とするかをとして特定する特定手段と、特定された色相の範囲に属する色を含まない画像データを生成する生成手段として機能させる。
請求項1,8,9に記載の発明によれば、ユーザが出力の対象から除く色として意図していた可能性の高い色を出力対象外とする。
請求項2に記載の発明によれば、無彩色を除外して、ユーザが出力対象外として意図していた色を特定する。
請求項3に記載の発明によれば、ユーザが指定した色が一定以上存在する場合にその色を出力対象外とする。
請求項4に記載の発明によれば、ユーザが指定した色に類似する色が一定以上存在する場合にその色を出力対象外とする。
請求項5に記載の発明によれば、ユーザが指定した色をユーザが指定した色に類似する色よりも優先して出力対象外とする。
請求項6に記載の発明によれば、ユーザが指定した色と、ユーザが指定した色に類似する色とを閾値との比較に応じて出力対象外とする。
請求項7に記載の発明によれば、色に応じて類似する範囲が異なる場合であっても、ユーザが意図していた色を出力しないようにする。
本発明の実施形態に係る画像形成システムの構成を示すブロック図である。 プリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。 画像形成システムの機能構成を示すブロック図である。 プリンタの基本動作を示すフローチャートである。 初期色相範囲及び隣接色相範囲を説明する図である。 プリンタが出力対象外の色相範囲を特定する動作を示すフローチャートである。 初期色相範囲を及び隣接色相範囲を説明する図である。
<構成>
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システム1の構成を示すブロック図である。この画像形成システム1は、画像読取及び画像形成を行う複合機と呼ばれるプリンタ20と、ユーザが操作するパーソナルコンピュータ(PC)10とを備える。プリンタ20とPC10とは互いに通信可能となるように、ネットワーク2を介して接続される。
図2は、本発明の画像読取装置の一例であるプリンタ20のハードウェア構成を示すブロック図である。プリンタ20は、制御部201と、記憶部202と、画像読取部203と、画像処理部204と、画像形成部205と、通信部206と、操作部207とを備えている。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などの記憶装置とを備えている。ROMには、CPUによって実行されるプログラムが記憶されている。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部202に記憶されたプログラムを実行することによって、プリンタ20の各部の動作を制御する。記憶部202は、例えばハードディスクなどの記憶手段であり、制御部201が用いるデータ群やプログラム群を記憶している。
画像読取部203は、例えば白色光の光源及びカラーセンサから構成されており、光源から白色光を原稿に照射し、原稿からの反射光をカラーセンサで受光し、受光した反射光を電気信号に光電変換することで、RGBの各成分からなる画像データを出力する画像読取動作を行う。記憶部202は、例えば画像読取部203により原稿から読み取られた画像を示す画像データ(以下、原稿画像データという)を記憶する。
画像処理部204は、本発明の画像処理装置の一例である。画像処理部204は、画像読取部203により原稿から読み取られて記憶部202に記憶された原稿画像データから、ユーザが意図する色を出力対象外として特定し、その色を含まない画像データ(以下、出力画像データという)を生成する。このように、ユーザが意図する色を含まない出力画像データを生成することを「ドロップアウト」と呼び、ユーザが出力対象外として指定した色のことを「ドロップアウトカラー」という。
画像形成部205は、電子写真方式に従い、画像データに応じた画像を媒体に形成する。通信部206は通信回路を備えており、ネットワーク2を介してデータ通信を行う。操作部207はキーやタッチスクリーンからなり、ユーザの操作を受け付ける。
PC10は、ハードウェアとしてはプリンタ20と同様に、制御部、記憶部、通信部及び操作部を有する。
図3は、画像形成システム1の機能構成を示すブロック図である。プリンタ20及びPC10において、それぞれの制御部が記憶部等に記憶されているプログラムを実行することにより、図3に示す各機能が実現される。
PC10において、受付部11は、原稿を読み取った結果において出力対象外とする色(ドロップアウトカラー)を指定するユーザの操作を受け付ける。この操作は、例えばPC10に表示されたプルダウンメニューやラジオボタン等のGUI(Graphical User Interface)をユーザが用いて、ドロップアウトカラーの識別情報である色名(例えば青、黄、赤、緑、オレンジ、ピンク、紫といった代表的な色の名称)を選択する操作である。
プリンタ20において、取得部21は、ドロップアウトカラーとしてユーザにより指定された色名をネットワーク2経由で取得する。
特定部22は、原稿画像データにおいてドロップアウトカラーとしてユーザにより指定された色を含む初期色相範囲、又は、当該初期色相範囲に隣接する隣接色相範囲のうち少なくともいずれか1の色相範囲を、出力対象外となる色相の範囲として特定する。ここで、特定部22は、原稿画像データにおいてドロップアウトカラーとしてユーザにより指定された色と原稿画像データにおける色の出現頻度とを用いて、出力対象外となる色相の範囲を特定する。つまり、特定部22は、指定された色を含む初期色相範囲に属する色の出現頻度と当該初期色相範囲に隣接する隣接色相範囲に属する色の出現頻度との比率に応じて、出力対象外となる色相の範囲を、初期色相範囲のみとするか、又は初期色相範囲及び隣接色相範囲の両方とするかを特定する。
その具体的な特定の方法は、後述する動作の説明において述べるが、ここでは図5に示す色相環Cを用いて、上述した初期色相範囲及び隣接色相範囲について説明しておく。色相環Cは、色相の総体を順序立てて円環にして並べたものである。色相環Cにおいて色相を角度で表現すると、全色相は0度から360度であり、例えば0度が赤、120度が緑、240度が青に相当する。例えばシアンの文字を含む原稿において、ユーザがシアンの文字を出力対象外にしようと意図した場合、色名と色のイメージが完全に一致せず、ドロップアウトカラーを誤って指定してしまう場合がある。例えば、シアンをドロップアウトカラーに指定せずに、シアンに類似する青という色名で誤ってドロップアウトカラーを指定してしまうようなケースである。
この場合において、ユーザによって実際に指定された色(ここでは青)を含む所定の色相の範囲を、初期色相範囲という。より具体的には、初期色相範囲は、色相環Cにおいてユーザによって実際に指定された色を中心とした所定の色相角度の範囲のことであり、例えばユーザによって実際に指定された色が青の場合には、色彩的に一般に青と認識し得る範囲である。図5では初期色相範囲は例えば色相範囲Hである。そして、色相環Cにおいて、この初期色相範囲Hに対して時計回り方向に隣接する色相範囲を隣接色相範囲HL(第1の隣接色相範囲)とし、初期色相範囲Hに対して反時計回り方向に隣接する色相範囲を隣接色相範囲HR(第2の隣接色相範囲)とする。例えばユーザによって実際に指定された青が初期色相範囲Hに含まれる場合、シアンは隣接色相範囲HLに含まれることになる。なお、ユーザが指定する色名として予め想定される色名(例えば青、黄、赤、緑、オレンジ、ピンク、紫)ごとに、初期色相範囲H、隣接色相範囲HR及び隣接色相範囲HLの位置(色相環Cにおける色相角度)及び広さ(色相環Cにおける広がり乃至色相角度の範囲)が予め決まっているものとする。
生成部23は、原稿画像データから特定部22により特定された出力対象外の色を含まない出力画像データを生成する。具体的には、生成部23は、特定部22により特定された色相の範囲に含まれる色の画素に対して、その画素のRGB各成分を特定の値(例えば0xff等)に変換することで、出力対象外の色を含まない出力画像データを生成する。
出力部24は、生成された出力画像データを、例えば画像形成部205に出力したり、通信部206経由でPC10に出力したりする。
<動作>
図4はプリンタ20の基本動作を示すフローチャートである。PC10において、受付部11がドロップアウトカラーを指定するユーザの操作を受け付けると、プリンタ20において、取得部21がそのドロップアウトカラーの色名を取得する(ステップS11)。
次に、特定部22は、上記色名に対応して予め決められた初期色相範囲Hを特定する(ステップS12)。例えばドロップアウトカラーの色名が「青」の場合、色相環Cにおいて色相角度240度±α度の範囲が初期色相範囲Hとなる。
次に、特定部22は、上記色名に対応して予め決められた隣接色相範囲HL,HRを特定する(ステップS13)。例えばドロップアウトカラーの色名が「青」の場合、色相環Cにおいて、色相角度(240度-α度)~(240度-α度-β1度)が隣接色相範囲HLとなり、色相角度(240度+α度)~(240度+α度+β2度)が隣接色相範囲HRとなる。なお、β1=β2であってもよいし、β1≠β2であってもよい。
次に、特定部22は、原稿画像データに含まれる各画素の色別のヒストグラム(出現頻度)を計算する(ステップS14)。具体的には、特定部22は、原稿画像データに含まれる全画素をLAB変換し、各画素について彩度と色相角度を求める。そして、或る画素の彩度が、有彩色であることを意味する値として予め決められた閾値以上の場合、その画素の色相角度が初期色相範囲H、隣接色相範囲HL又は隣接色相範囲HRのいずれかに属するか否かを判断する。特定部22は、これを全画素について行い、初期色相範囲H、隣接色相範囲HL及び隣接色相範囲HRごとに、各色相範囲に属する画素の数をカウントする。つまり、初期色相範囲H、隣接色相範囲HL又は隣接色相範囲HRのいずれにも含まれない画素はカウントしない。そして、特定部22は、初期色相範囲H、隣接色相範囲HL及び隣接色相範囲HR間における画素数の比率を求める。これにより、隣接色相範囲HLに属する画素数:初期色相範囲Hに属する画素数:隣接色相範囲HRに属する画素数が、例えば、7%:80%:13%というように求められることになる。
次に、特定部22は、原稿画像データにおいて出力対象外とする色相の範囲を特定する(ステップS15)。この特定処理は、具体的には図6に示すような処理となる。まず、特定部22は、初期色相範囲Hに属する画素数の比率が第1の閾値Th1を超えるか否かを判断する(ステップS151)。ここで、第1の閾値Th1は、ユーザがドロップアウトカラーとして実際に指定した色が原稿画像データ中に十分存在するか否かを判断するための閾値であり、例えば20%である。ここで、初期色相範囲Hに属する画素数の比率が第1の閾値Th1を超えていれば(ステップS151;Yes)、特定部22は、初期色相範囲Hを出力対象外の色相範囲とする(ステップS152)。これは例えば、隣接色相範囲HLに属する画素数:初期色相範囲Hに属する画素数:隣接色相範囲HRに属する画素数が、7%:80%:13%というような場合に該当する。つまり、ユーザがドロップアウトカラーとして実際に指定した色の画素が或る程度存在する場合である。
一方、初期色相範囲Hに属する画素数の比率が第1の閾値Th1以下であれば(ステップS151;No)、特定部22は、隣接色相範囲HLに属する画素数の比率が第2の閾値Th2を超えるか否かを判断する(ステップS153)。ここで、第2の閾値Th2は、ユーザがドロップアウトカラーとして実際に指定した色の画素が十分に存在しなかった場合に、ユーザがドロップアウトカラーとして意図している可能性が高い色の候補を特定するための閾値である。第2の閾値Th2は、第1の閾値Th1よりも大きく、例えば33.3%以上で50%以下の値である。ここでは第2の閾値Th2を40%とする。
ここで、隣接色相範囲HLに属する画素数の比率が第2の閾値Th2を超えていれば(ステップS153;Yes)、特定部22は、隣接色相範囲HRに属する画素数の比率が第2の閾値Th2を超えるか否かを判断する(ステップS154)。隣接色相範囲HRに属する画素数の比率が第2の閾値Th2以下であれば(ステップS154;No)、特定部22は、初期色相範囲H及び隣接色相範囲HLを出力対象外の色相範囲とする(ステップS155)。これは例えば、隣接色相範囲HLに属する画素数:初期色相範囲Hに属する画素数:隣接色相範囲HRに属する画素数が、80%:12%:8%というような場合に該当する。つまり、ユーザがドロップアウトカラーとして実際に指定した色の画素に対する隣接色相範囲HLに属する色が、隣接色相範囲HRに属する色と比べて多い場合である。
一方、隣接色相範囲HRに属する画素数の比率が第2の閾値Th2を超えていれば(ステップS154;Yes)、特定部22は、通信部206を介してPC10にメッセージを送信する等して、ユーザに対してドロップアウトアウトカラーの再設定を促す(ステップS156)。これは例えば、隣接色相範囲HLに属する画素数:初期色相範囲Hに属する画素数:隣接色相範囲HRに属する画素数が、42%:7%:41%というような場合に該当する。つまり、ユーザがドロップアウトカラーとして実際に指定した色の画素が隣接色相範囲に属する色と比べて極めて少ない場合である。
また、ステップS153において、隣接色相範囲HLに属する画素数の比率が第2の閾値Th2以下であれば(ステップS153;No)、特定部22は、隣接色相範囲HRに属する画素数の比率が第2の閾値Th2を超えるか否かを判断する(ステップS157)。隣接色相範囲HRに属する画素数の比率が第2の閾値Th2以下であれば(ステップS157;No)、特定部22は、初期色相範囲Hを出力対象外の色相範囲とする(ステップS152)。これは例えば、隣接色相範囲HLに属する画素数:初期色相範囲Hに属する画素数:隣接色相範囲HRに属する画素数が、40%:20%:40%というような場合に該当する。つまり、隣接色相範囲HL、初期色相範囲H及び隣接色相範囲HRに属する色が比較的均等に近い場合である。
一方、隣接色相範囲HRに属する画素数の比率が第2の閾値Th2を超えていれば(ステップS157;Yes)、特定部22は、初期色相範囲H及び隣接色相範囲HRを出力対象外の色相範囲とする(ステップS158)。これは例えば、隣接色相範囲HLに属する画素数:初期色相範囲Hに属する画素数:隣接色相範囲HRに属する画素数が、8%:12%:80%というような場合に該当する。つまり、ユーザがドロップアウトカラーとして実際に指定した色の画素に対する隣接色相範囲HRに属する色が、隣接色相範囲HRに属する色と比べて多い場合である。
図4に戻り、生成部23は、原稿画像データから特定部22により特定された出力対象外の色を含まない出力画像データを生成する(ステップS16)。
出力部24は、生成された出力画像データを出力する(ステップS17)。
以上の実施形態によれば、ユーザによって指定された色が、そのユーザが出力対象外として本来意図していた色と異なる場合であっても、ユーザが意図していた色を出力対象外とする。
<変形例>
以下の変形例は互いに組み合わせて実施してもよい。
初期色相範囲Hの広さに応じて隣接色相範囲HLの広さ又は隣接色相範囲HRの広さが異なっていてもよい。例えば一般に「青」と認識される範囲は広いから、図7(A)に示すように、色相環Cにおいて初期色相範囲H1の広さ、隣接色相範囲HL1の広さ又は隣接色相範囲HR1の広さを比較的広くする。これに比べ、一般に「黄」と認識される範囲は狭いから、図7(B)に示すように、色相環Cにおいて初期色相範囲H2の広さ、隣接色相範囲HL2の広さ又は隣接色相範囲HR2の広さを比較的狭くする。つまり、特定部22は、初期色相範囲Hの広さに応じて、隣接色相範囲HLの広さ又は隣接色相範囲HRの広さを定めるようにしてもよい。
ステップS154において、特定部22は、隣接色相範囲HRに属する画素数の比率が第2の閾値Th2を超えていれば(ステップS154;Yes)、ユーザに対してドロップアウトアウトカラーの再設定を促していた。これに代えて、特定部22は、隣接色相範囲HRに属する画素数の比率が第2の閾値Th2超であって、且つ、隣接色相範囲HLに属する画素数と隣接色相範囲HRに属する画素数との差が閾値以内であれば、ユーザに対してドロップアウトアウトカラーの再設定を促すようにしてもよい。つまり、隣接色相範囲HLと隣接色相範囲HRとのうちどちらが、ユーザがドロップアウトカラーとして意図していたかが判断しづらい場合である。
本発明は、コンピュータを画像処理装置又は画像読取装置として機能させるためのプログラムや、係るプログラムを記録した記録媒体の形態でも提供され得る。また、本発明に係るプログラムは、インターネット等のネットワークを介してコンピュータにダウンロードされてもよい。
また、本発明に係る画像処理装置はPC20に内蔵されたものであってもよい。
1・・・画像形成システム、2・・・ネットワーク、10・・・PC、20・・・プリンタ、201・・・制御部、202・・・記憶部、203・・・画像読取部、204・・・画像処理部、205・・・画像形成部、206・・・通信部、207・・・操作部、11・・・受付部、21・・・取得部、22・・・特定部、23・・・生成部、24・・・出力部、C・・・色相環、H,H1,H2・・・初期色相範囲、HL,HL1,HL2,HR,HR1,HR2・・・隣接色相範囲。

Claims (9)

  1. 原稿から画像データを生成する際に出力の対象から除く色の指定をユーザから受け付ける受付手段と、
    画像において、前記指定された色を含む初期色相範囲に属する色の出現頻度と当該初期色相範囲に隣接する隣接色相範囲に属する色の出現頻度との比率に応じて、出力対象外となる色相の範囲を、前記初期色相範囲のみとするか、又は前記初期色相範囲及び前記隣接色相範囲の両方とするかを特定する特定手段と、
    特定された色相の範囲に属する色を含まない画像データを生成する生成手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記特定手段は、前記初期色相範囲及び前記隣接色相範囲に属する有彩色の画素に対して出現頻度を計算する
    を備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記特定手段は、前記初期色相範囲に属する色の出現頻度が第1の閾値を超える場合は、当該初期色相範囲を出力対象外となる色相の範囲として特定する
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記特定手段は、
    前記初期色相範囲に属する色の出現頻度が前記第1の閾値以下の場合であって、色相環において当該初期色相範囲に対して時計回り方向に隣接する第1の隣接色相範囲に属する色の出願頻度が第2の閾値を超えて、色相環において当該初期色相範囲に対して反時計回り方向に隣接する第2の隣接色相範囲に属する色の出現頻度が前記第2の閾値以下である場合には、前記第1の隣接色相範囲も出力対象外となる色相の範囲として特定し、
    又は、
    前記初期色相範囲Hに属する色の出現頻度が前記第1の閾値以下の場合であって、前記第1の隣接色相範囲HLに属する色の出現頻度が前記第2の閾値以下で、前記第2の隣接色相範囲に属する色の出現頻度が前記第2の閾値を超える場合には、前記第2の隣接色相範囲も出力対象外となる色相の範囲として特定する
    ことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の閾値は前記第2の閾値よりも小さい値である
    ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記特定手段は、前記初期色相範囲に属する色の出現頻度が前記第1の閾値以下の場合であって、前記第1の隣接色相範囲に属する色の出願頻度が第2の閾値を超え、且つ、前記第2の隣接色相範囲に属する色の出現頻度が前記第2の閾値を超える場合には、ユーザに対して出力対象外となる色の再設定を促す
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の画像処理装置。
  7. 前記特定手段は、前記初期色相範囲の広さに応じて、前記第1の隣接色相範囲の広さ又は前記第2の隣接色相範囲の広さを定める
    ことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 原稿から画像を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段により読み取られた結果に応じて画像データを生成する請求項1~7のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置によって生成された画像データを出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  9. コンピュータを、
    原稿から画像データを生成する際に出力の対象から除く色の指定をユーザから受け付ける受付手段と、
    前記指定された色を含む初期色相範囲に属する色の出現頻度と、当該初期色相範囲に隣接する隣接色相範囲に属する色の出現頻度との比率に応じて、出力対象外となる色相の範囲を、前記初期色相範囲のみとするか、又は前記初期色相範囲及び前記隣接色相範囲の両方とするかをとして特定する特定手段と、
    特定された色相の範囲に属する色を含まない画像データを生成する生成手段と
    として機能させるためのプログラム。
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Citations (3)

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