JP7158872B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

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本発明は、モノアルキルトリメチルアンモニウム型界面活性剤、炭素数16~22の高級アルコールの一種又は二種以上、1,3-プロピレングリコール、トリグリセライド、水を含有する毛髪化粧料に関し、さらに詳細には、高温で分離することがなく安定であり、毛髪への使用時に伸び広がり時に厚みを有し、かつ洗い流した後に毛髪を乾かせた後の毛髪のしなやかさに優れた毛髪化粧料に関する。
従来より、毛髪化粧料には様々な目的効果を付与することが可能である。中でも、シャンプー後の毛髪にうるおい、つや、しなやかさなどを与えるものとして、リンス、コンディショナー、トリートメントなどがあり、いずれもカチオン界面活性剤と高級アルコールによるゲルを形成させ、目的に応じた成分を配合している(例えば、非特許文献1参照)。中でも、ドライ後の毛髪のしなやかさを叶える為に、プロピレングリコールなどの多価アルコールを加えたり(例えば、特許文献1参照)、トリグリセリドなどの油分を加えた水中油型乳化型の毛髪化粧料が多く存在する(例えば、特許文献2参照)。
このような毛髪化粧料は、さまざまな官能品質が求められる。例えば、毛髪化粧料にある程度の粘度を付与することにより、毛髪塗布して使用する際においても、伸び広がり時に厚み(以下、コク感という場合がある)を感じるものも要求される品質の一つである。一方で、毛髪化粧料を洗い流した後に毛髪を乾かした後(以下、ドライ後という場合がある)にも、毛髪のしなやかさを求められることもあり、これらを共に満たすような毛髪化粧料の開発が望まれている。
日本化学会誌 1989,(1),p26-32
特開平8-245357号公報 特開2007-77057号公報
上記示した特許文献1の技術では、多価アルコールを多量に加えるとドライ後の毛髪のしなやかさでは優れるものの、カチオン界面活性剤と高級アルコールによるゲルの形成を妨げてしまう場合があり、得られる乳化物の粘度が低下し、高温で分離してしまう場合があった。その為、多価アルコールを多く含ませる場合においては、製品の安定性を向上させるために、高級アルコールを過剰に含有させる必要があり、結果としてドライ後の毛髪のしなやかさが損なわれてしまう実情があった。また、特許文献2の技術では、エステル結合を有する極性の高い油剤や不飽和脂肪酸を多く含む油剤を加えるとドライ後のしなやかさでは優れる一方、カチオン界面活性剤と高級アルコールによるゲルの融点を下げてしまう為、高温での分離を招いてしまうだけではなく、使用時のコク感も低下してしまうなどの欠点があった。その為、トリグリセリド以外に流動パラフィンなどの非極性油をある程度配合しなければならず、ドライ後の毛髪に十分なしなやかさを付与するには限界があった。
本発明は、高温で分離することがなく安定であり、毛髪への使用時にコク感を有し、かつドライ後の毛髪のしなやかさに優れた毛髪化粧料を提供することを主な目的とする。
かかる実情に鑑み、本発明者は、毛髪化粧料において主骨格となる、カチオン界面活性剤と高級アルコール、さらには含有する油剤との組合せによりゲルが形成された場合において、このゲルに対して含有させる多価アルコールの種類や量によって、ゲルの性質が大きく異なるという知見を得た。さらに検討した結果、組成式としては同一であるプロピレングリコールにおいて、1,3-プロピレングリコールと1,2-プロピレングリコールは全く性質が異なるものであり、カチオン性界面活性剤と、1,3-プロピレングリコールを組み合わせたゲルは、得られる乳化物の粘度向上に優れたものとなることを見出した。
そしてさらに鋭意検討を重ねた結果、カチオン界面活性剤でもモノアルキルトリメチルアンモニウム型のカチオン界面活性剤と組合せた毛髪化粧料であれば、使用時のコク感およびドライ後の毛髪のしなやかさの両者の観点から優れた毛髪化粧料となるものであり、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、モノアルキルトリメチルアンモニウム型界面活性剤、炭素数16~22の高級アルコールの一種又は二種以上、1,3-プロピレングリコール、トリグリセライド、水を含有する毛髪化粧料に関するものであり、1,3-ブチレングリコールを用いたことにより、高温で分離することがなく安定であり、毛髪への使用時にコク感を有し、かつドライ後の毛髪のしなやかさに優れた毛髪化粧料に関するものである。
より具体的には、次の成分(a)~(e);
(a)モノアルキルトリメチルアンモニウム型界面活性剤
(b)炭素数16~22の高級アルコールの一種又は二種以上
(c)1,3-プロピレングリコール
(d)トリグリセライド
(e)水
を含有する毛髪化粧料を提供するものである。
さらに成分(f)として、ジアルキルジメチルアンモニウム型界面活性剤、ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウム型界面活性剤から選ばれる一種又は二種以上を含有する毛髪化粧料を提供するものである。
前記成分(a)、(c)の含有質量割合(a)/(c)が、0.05~5の範囲である毛髪化粧料を提供するものである。
前記成分(a)、(f)の含有質量割合(a)/(f)が、0.1~30の範囲である毛髪化粧料を提供するものである。
前記成分(d)が、炭素数8~24脂肪酸とグリセリンとのトリエステルである毛髪化粧料を提供するものである。
前記成分(d)が、炭素数8~24脂肪酸のうち、不飽和率が30%以上である毛髪化粧料を提供するものである。
前記成分(d)が、オリーブ油、アボガド油、マカデミアナッツ油から 選ばれる一種以上の植物油である毛髪化粧料を提供するものである。
本発明の毛髪化粧料は、高温で分離することがなく安定であり、毛髪への使用時にコク感を有し、かつドライ後の毛髪のしなやかさに優れた毛髪化粧料に関する。
以下、本発明を詳細に説明する。なお、本明細書においては、「~」を用いて数値範囲を表す際は、その範囲は両端の数値を含むものとする。
本発明に用いられる、成分(a)モノアルキルトリメチルアンモニム型界面活性剤は、第4級アンモニウム型の界面活性剤であり、疎水基はモノアルキル型の界面活性剤であり、成分(a)のアルキル鎖の炭素数については、通常化粧料に使用できるものであれば、特に限定されるものではないが、好ましくは、炭素数12~22のものであり、より好ましくは、14~22のものである。
具体的には、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウロキシプロピルトリメチルアンモニウム、塩化ミリスチルトリメチルアンモニウム、臭化ミリスチルトリメチルアンモニウム、塩化ミリスチルプロピルトリメチルアンモニウム、塩化パルミチルトリメチルアンモニウム、臭化パルミチルトリメチルアンモニウム、塩化パルミトイルプロピルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアロキシプロピルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルプロピルトリメチルアンモニウムから選ばれる一種又は二種以上を用いると、より使用時のコク感、高温での乳化安定性に優れる毛髪化粧料を得ることができ好ましい。なお、前記界面活性剤にポリオキシエチレン(PEOと記載することがある)が付加されたものであっても良い。
なお、成分(a)は、本発明においては、おもに乳化剤として用いるものことに期待される。
本発明の毛髪化粧料における成分(a)の含有量は、特に限定されるものではないが、概ね0.1~10.0質量%(以下、「質量%」を「%」と略す)が好ましく、0.5~7.0%がより好ましい。
この範囲とすれば、高温で分離することがなく安定であり、毛髪への使用時にコク感を有し、かつドライ後の毛髪のしなやかさに優れた毛髪化粧料を得る効果において好ましい。
本発明に用いられる、成分(b)炭素数16~22の高級アルコールは、通常化粧料に使用できる高級アルコールであれば特に限定されない。具体的には、セチルアルコ-ル、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコ-ル、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、2-オクチルドデカノール、ヘキサデシルアルコール、イソステアリルアルコール等が挙げられ、これらを1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。これらの中でも、セチルアルコ-ル、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコ-ル、ベヘニルアルコールから選ばれる1種又は2種以上を用いると、より使用時のコク感、高温での乳化安定性に優れる毛髪化粧料を得ることができ好ましい。
本発明に用いられる、成分(b)炭素数16~22の高級アルコールの含有量は、特に限定されないが、0.1~10%が好ましく、1.0~6.0%がより好ましい。この範囲であれば、高温で分離することがなく安定であり、毛髪への使用時にコク感を有し、かつドライ後の毛髪のしなやかさの点で好ましい。
本発明に用いられる成分(c)の1,3-プロピレングリコールは、炭素数3の骨格の量末端にそれぞれヒドロキシル基を1つずつ有する構造である。本発明において、カチオン界面活性剤と高級アルコールによるゲルの形成が促され、粘度を付与するものとして好ましい。さらには、高温での分離を防ぐことができ、かつ、使用時のコク感を十分に与えるという観点からも好ましい。
本発明に用いられる、成分(c)1,3-プロピレングリコールの含有量は、特に限定されないが、0.5~30%が好ましく、4~15%がより好ましい。この範囲であれば、使用時のコク感、高温での乳化安定性に優れる毛髪化粧料を得ることができる。
本発明においては、上記した成分(a)と成分(c)を適宜含有することで得られる毛髪化粧料ではあるもの、含有する量比を特定のものとすることにより、より高い効果が期待できるため好ましい。このような含有質量割合(a)/(c)としては、0.05~5の範囲であると好ましく、さらに好ましくは0.1~3の範囲にあるとより好ましい。この範囲にあると、得られる乳化物の粘度が向上し、高温でも分離せず、使用時のコク感、ドライ後の毛髪のしなやかさに優れる毛髪化粧料となり好ましい。
本発明に用いられる、成分(d)トリグリセリドは、グリセリンと脂肪酸とのトリエステルである。ここでいう脂肪酸は、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、直鎖脂肪酸、分岐脂肪酸のいずれでもよく、脂肪酸の炭素数としては、特に限定されるものではないが、炭素数8~24のものであると好ましく、12~18の範囲であるとより好ましい。また成分(d)のトリグリセリドは、植物油に含んでいるものであってもよい。また、性状としては、特に限定されるものではなく、脂肪酸の組成や割合によって、液状のものから半固体(ペースト状)、固体のものまで含まれていてもよい。
上記した成分(d)において、成分(d)トリグリセリドの脂肪酸部において、脂肪酸全量に対しての不飽和脂肪酸の含有率は、特に限定されないが、30%以上が好ましく、50%以上がより好ましい。この範囲であれば、ドライ後の毛髪のしなやかさに優れる毛髪化粧料として好ましい。
本発明に使用される成分(d)のトリグリセリドとしては、特に限定されないが、具体的には、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、トリ2-ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリリノール酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、メドウフォーム油、オリーブ油、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、胚芽油などが挙げられる。これらは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、オリーブ油、アボガド油、マカデミアナッツ油がより好ましい。
本発明に用いられる、成分(d)トリグリセリドの含有量は、特に限定されないが、0.1~30%が好ましく、1.0~15%がより好ましい。この範囲であれば、モノアルキルトリメチルアンモニウム型界面活性剤や高級アルコールの含有量に関係なく、ドライ後の毛髪のしなやかさに優れる毛髪化粧料を得ることができ、好ましい。
本発明に用いられる、成分(e)の水は、特に限定されず、例えば常水、精製水、温泉水、深層水や、ラベンダー水、ローズ水、オレンジフラワー水等植物由来の水蒸気蒸留水等が挙げられ、一種又は二種以上組み合わせて用いることができる。
本発明に用いられる成分(e)の含有量は、特に限定されないが、40~90%が好ましく、50~80%がより好ましい。この範囲であるとドライ後の毛髪のしなやかさや高温での分離抑制により優れるために好ましい。
本発明に用いられる、成分(f)ジアルキルジメチルアンモニム型界面活性剤、ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウム型界面活性剤から選ばれる一種又は二種以上は、必須成分ではないが、高温での分離抑制等の点から、含有されることが好ましい。成分(f)は、第4級アンモニウム型の界面活性剤であり、疎水基はモノアルキル型の界面活性剤であり、成分(f)のアルキル鎖の炭素数については、通常化粧料に使用できるものであれば、特に限定されるものではないが、好ましくは、炭素数12~22のものであり、より好ましくは、14~22のものである。成分(f)は、より使用時のコク感、高温での乳化安定性に優れる毛髪化粧料を得ることができる点で、含有されることが好ましい。なお、前記界面活性剤にポリオキシエチレン(PEOと記載することがある)が付加されたものであっても良い。
ジアルキルジメチルアンモニム型界面活性剤としては、特に限定されないが、具体的には、塩化ジラウリルジメチルアンモニウム、臭化ジラウリルジメチルアンモニウム、塩化ジラウロキシプロピルジメチルアンモニウム、塩化ジミリスチルジメチルアンモニウム、臭化ジミリスチルジメチルアンモニウム、塩化ジパルミチルジメチルアンモニウム、臭化ジパルミチルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、臭化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジベヘニルジメチルアンモニウム、臭化ジベヘニルジメチルアンモニウムが挙げられる。
ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウム型界面活性剤としては、特に限定されないが、具体的には、塩化ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウム、ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェート、ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトホスフェートが挙げられる。
本発明においては、上記した成分(a)と成分(f)を適宜含有することで得られる毛髪化粧料ではあるもの、含有する量比を特定のものとすることにより、より高い効果が期待できるため好ましい。このような含有質量割合(a)/(f)としては、0.1~30の範囲のものが好ましく、さらに1~5の範囲にあるものが好ましい。この範囲にすることで、得られる毛髪化粧料の粘度が向上し、高温でも分離せず、使用時のコク感、ドライ後の毛髪のしなやかさに優れる等好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、更に目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲内において、上記した成分の他に、通常の化粧料や医薬部外品、外用医薬品等の製剤に使用される成分、例えば精製水、温泉水、深層水等の水、成分(b)、成分(c)、成分(d)以外のアルコール類、高級アルコール、油剤、感触調整あるいは着色用等の粉体、成分(a)以外の界面活性剤等の汎用成分や、水溶性高分子、皮膜形成剤、油性ゲル化剤、樹脂、包接化合物、保湿剤、抗菌・防腐剤、消臭剤、塩類、紫外線吸収剤、酸化防止剤、キレート剤、退色防止剤、消泡剤、清涼剤、本発明の成分(e)以外の水性成分を含有することができる。
本発明の毛髪化粧料は上記必須成分(a)~(e)を含むことで成し得るが、30℃での粘度が10,000~100,000mPa・sが好ましく、20,000~80,000であればより好ましい。なおここでいう粘度は、30℃恒温槽に24時間放置したものを単一円筒回転式粘度計(芝浦システム社製)を用いて、3号もしくは4号ローターで1分間に6回転の速さで1分間回転させた際に測定した値を意味する。このような範囲にすることで、高温で分離することがなく安定であり、毛髪への使用時にコク感を付与することができる。
本発明の毛髪化粧料の製造方法は、特に限定されるものではなく、常法により調製される。例えば、成分(a)、成分(b)、成分(d)を含む油系区分と成分(c)、成分(e)を含む水系成分を加温し、その他必要な成分を均一に混合することで得られる。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
本発明品1~15(=実施例1)及び比較品1~5;毛髪化粧料
表1~表3に示す組成及び下記製造方法にて毛髪化粧料を調製し、以下に示す方法により、<1>使用時のコク感、<2>ドライ後の毛髪のしなやかさ、<3>粘度、<4>経時安定性(50℃恒温下)の各項目について、以下に示す評価方法及び判定基準により評価判定した。結果を併せて表1~表3に示した。
Figure 0007158872000001
Figure 0007158872000002
Figure 0007158872000003
(製造方法)
A:成分(1)~(13)を80℃に加熱して均一混合する。
B:成分(14)~(21)を80℃に加熱する。
C:AにBを添加して均一に乳化混合し、冷却する。
D:Cに成分(22)~(23)を添加混合し、容器に充填してヘアコンディショナーを得た。
(評価方法)
化粧品評価専門パネル10名に、本発明品1~15及び比較品1~5のヘアコンディショナーを使用してもらい、評価項目、「使用時のコク感」、「ドライ後の毛髪のしなやかさ」、についてそれぞれの評価基準を用いて評価し、前パネルの平均点から判定を行った。
また、製造翌日の30℃恒温における粘度(mPa・s)及び、50℃恒温下での2週間後の外観観察から経時安定性を評価した。
<評価項目(a)>:使用時のコク感
[評価基準]:[評点]
非常にコク感を感じる :5点
コク感を感じる :4点
ややコク感を感じる :3点
ややコク感を感じにくい:2点
コク感を感じない :1点

<評価項目(b)>:ドライ後の毛髪のしなやかさ
[評価基準]:[評点]
毛髪のしなやかさを非常に感じる :5点
毛髪のしなやかさを感じる :4点
毛髪のしなやかさをやや感じる :3点
毛髪のしなやかさをやや感じにくい :2点
毛髪のしなやかさを感じない :1点

<評価項目(c)>:粘度(mPa・s)
◎:30,000mPa・s以上
○:10,000mPa・s以上~30,000mPa・s未満
×:10,000mPa・s未満

<評価項目(d)>:経時安定性(50℃恒温下、1か月経過時点)
◎:キメが良く分離しない
○:キメは悪いが分離はしない
×:分離してしまう
上記評価基準にて、評価した評点の平均値から、以下の判定基準に基づいて判定した。
<判定基準>:
[評点の平均点]:[判定]
◎:4.0以上
○:2.5以上4.0未満
△:1.0以上2.5未満
×:1.0未満
表1~表3の結果から明らかなように、本発明品1~15(=実施例1)のヘアコンディショナーは、いずれも「使用時のコク感」、「ドライ後の毛髪のしなやかさ」及び「粘度」、「高温での経時安定性」において極めて優れた効果を示すものであることが実証された。
これに対して、成分(c)を配合せずに代わりに1,2-プロパンジオールを配合した比較品1や、成分(a)が含まれていない比較品2、3および、成分(b)が含まれていない比較品4においては「使用時のコク感」「ドライ後の毛髪のしなやかさ」「粘度」「経時安定性(50℃恒温下)」が劣っているものであった。さらに、成分(d)が含まれていない比較品5では、「ドライ後の毛髪のしなやかさ」に劣っているものであった。
実施例2:本発明品16:ヘアトリートメント(インバス用)
(成分) (%)
1.セトステアリルアルコール 2.5
2.ベヘニルアルコール 2.5
3.ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.5
4.モノステアリン酸グリセリル 0.2
5.N―ラウロイル―L―グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・
2-オクチルドデシル) 1
6.コメヌカ油 3
7.アスタキサンチン 0.01
8.ポリオキシプロピレン(40)ブチルエーテル 2
9.精製水 残量
10.1,2-プロピレングリコール 5
11.1,3-プロピレングリコール 5
12.塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
13.塩化[2-ヒドロキシー3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]
ヒドロキシエチルセルロース 0.2
14.フェノキシエタノール 0.1
15.香料 適量
16.水溶性コラーゲン(注1) 0.01
17.ヒアルロン酸ナトリウム(注2) 0.01
18.コンドロイチン硫酸ナトリウム(注3) 0.01
19.ローズマリー水(注4) 0.01
20.ユズ抽出液(注5) 0.01
21.チャエキス(注6) 0.01
22.チャ葉エキス(注7) 0.01
23.海洋深層水(注8) 0.01
24.レスベラトロール 0.001
25.カフェイン 0.001
(注1)PANCOGEN MARINE(GATTEFOSSE社製)
(注2)ヒアルロン酸FCH-SU(キッコーマンフードケミファ社製)
(注3)コンドロイチン硫酸ナトリウム(マルハニチロ食品社製)
(注4)ローヤルゼリー抽出液J(丸善製薬社製)
(注5)ユズ抽出液-J(丸善製薬社製)
(注6)緑茶抽出液BG(丸善製薬社製)
(注7)紅茶リキッド(一丸ファルコス社製)
(注8)深層水(広貫堂社製)

(製造方法)
A:成分1~7を均一に加熱溶解する。
B:成分8~13を均一に加熱溶解する。
C:BにAを添加し、均一に乳化混合し、冷却する。
D.Cに成分14~25を添加混合した後、容器に充填してヘアトリートメントを得た。
実施例2のヘアトリートメント(インバス用)は、いずれも「使用時のコク感」、「ドライ後の毛髪のしなやかさ」及び「粘度」、「経時安定性(50℃恒温下)」について優れたヘアトリートメント(インバス用)であった。
実施例3 ヘアパック(インバス用)
(成分) (%)
1.塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2
2.ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェート 0.2
3.セトステアリルアルコール 7
4.2-エチルヘキサン酸セチル 5
5.ツバキ油 5
6.トリシロキサン変性高級アルコール 5
7.パラオキシ安息香酸メチル 0.3
8.フェノキシエタノール 0.5
9.精製水 残量
10.1,3-プロピレングリコール 15
11.グリセリン 1
12.高重合ジメチルポリシロキサンエマルジョン
13.香料 1
(製造方法)
A:成分1~8を70℃に加熱して均一混合する。
B:成分9~11を70℃に加熱して均一混合する。
C:BにAを添加し、均一に乳化混合し、冷却する。
D.Cに成分12および13を添加混合した後、容器に充填してヘアパック(インバス用)を得た。
実施例3のヘアパック(インバス用)は、いずれも「使用時のコク感」、「ドライ後の毛髪のしなやかさ」及び「粘度」、「経時安定性(50℃恒温下)」について優れたヘアトリートメント(インバス用)であった。
実施例4 ヘアミルク(アウトバス用)
(成分) (%)
1.塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.2
2.ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェート 0.2
3.セトステアリルアルコール 2
4.パルミチン酸2-エチルヘキシル 1
5.ワセリン 1
6.シア脂 1
7.硬化ヒマシ油 1
8.サフラワー油 1
9.パラメトキシケイ皮酸-2-エチルヘキシル 0.1
10.ポリオキシプロピレン(52)ブチルエーテル 3
11.1,3-プロピレングリコール 3
12.1,3-ブチレングリコール 2
13.塩化[2-ヒドロキシー3-(トリメチルアンモニオ)
プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.2
14.フェノキシエタノール 0.2
15.グリコシルトレハロース 0.1
16.クエン酸 0.1
17.クエン酸ナトリウム 0.1
18.精製水 残量
19.香料 0.5
(製造方法)
A:成分1~10を均一に加熱溶解する。
B:成分11~18を均一に加熱溶解する。
C:BにAを添加し、均一に乳化混合し、冷却する。
D.Cに成分19を添加混合した後、容器に充填してヘアミルクを得た。
実施例4のヘアミルク(アウトバス用)は、いずれも「使用時のコク感」、「ドライ後の毛髪のしなやかさ」及び「粘度」、「経時安定性(50℃恒温下)」について優れたヘアトリートメント(インバス用)であった。

Claims (6)

  1. 次の成分(a)~(f);
    (a)モノアルキルトリメチルアンモニウム型界面活性剤 0.1~3.0質量%
    (b)炭素数16~22の高級アルコールの一種又は二種以上
    (c)1,3-プロピレングリコール
    (d)オリーブ油、アボガド油、マカデミアナッツ油から選ばれる一種以上の植物油
    (e)水
    (f)ジアルキルジメチルアンモニウム型界面活性剤、ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウム型界面活性剤から選ばれる一種又は二種以上
    を含有し、
    前記成分(a)、(f)の含有質量割合(a)/(f)が、0.1~30の範囲である、
    毛髪化粧料。
    (但し、以下に示す、下記(1)ヘアコンディショナー組成物、下記(2)ヘアコンディショナー組成物、及び下記(3)毛髪のうねり改善用又は絡まり改善用の毛髪化粧料を除く。;
    (1)ヘアコンディショナー組成物であり、水, セテアリルアルコール, セタノール, ベヘントリモニウムクロリド, イソドデカン, (アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー, グリセリン, オリーブ油脂肪酸水添エチルヘキシル (加水分解), ホホバエステル, コメヌカ油, サイペラスエスクレンタス根油, ココナツウォーター (ココナッツ由来), パンテノール, トコフェロール, マダケジュース, タマリンドガム, ニンジン根エキス, 加水分解オクラ種子エキス (Hydrolysed), ソケイ花エキス, オランダカラシ花/葉エキス, ヒマワリ種子エキス, ヒマワリエキス, ショウガエキス, センニンコク種子エキス, ワサビノキ種子エキス, 加水分解亜麻似種子エキス (Hydrolysed),エンドウエキス, Cynara Scolymus (Artichoke) Leaf Extract, 加水分解バオバブ葉エキス (Hydrolysed), 米糠エキス (フスマ), ローズマリー葉エキス, アラニン, アルギニン, グリシン, L -ヒスチジン, イソロイシン, フェニルアラニン, L -プロリン, DL-セリン, スレオニン, バリン, L -アスパラギン酸, ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(Hydrolysed), 加水分解コメタンパク (Hydrolysed), 加水分解トウモロコシタンパク (Hydrolysed), 加水分解酵母たんぱく(Hydrolysed), 水添オリーブ油不けん化物 (加水分解), 脂肪酸(C12-18)セチル, エチルヘキシルグリセリン, プロパンジオール, メトキシ PEG/PPG-7/3アミノプロピルジメチコン , Parfum, (C11-15)パレス-7, 加水分解植物たんぱくPG-プロピルシラントリオール (植物性, Hydrolysed), シスチンビスPG-プロピルシラントリオール, dl-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液, dl-ピロリドンカルボン酸, リンゴ酸ジイソステアリル, ジステアリルジモニウムクロリド, ステアラミンオキシド, セトリモニウムクロリド, ラウレス-9, トリデセス-12, ポリシリコン-15, レウコノストック/ダイコン根発酵液 (ろ過, 発酵), 乳酸ナトリウム, ポリソルベート60, 1,2-ペンタンジオール, HEC, カチオン化グアーガム-2, テトラ(ジ-t-ブチルヒドロキシヒドロケイヒ酸)ペンタエリスリチル, エデト酸四ナトリウム, クエン酸, 2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール, BHT, カプリリルグリコール, フェノキシエタノール, クロルフェネシン, ベンジルアルコール, ソルビン酸, α-イソメチルイオノン, 及びL-リモネンのこれら成分全てからなる、前記ヘアコンディショナー組成物;
    (2)ヘアコンディショナー組成物であり、水, セテアリルアルコール, セタノール, ベヘントリモニウムクロリド, (アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー, 脂肪酸(C12-18)セチル,イソドデカン, パンテノール, トコフェロール, ソウパルメット果実エキス, ライチーエキス, コメエキス, ワサビノキ種子エキス, ローズマリー葉エキス, ヒマワリエキス, プロパンジオール, オリーブ油脂肪酸水添エチルヘキシル (加水分解), ステアラミンオキシド, ホホバエステル, 水添オリーブ油不けん化物 (加水分解), シロバナルーピンタンパク (Hydrolysed), 加水分解植物たんぱくPG-プロピルシラントリオール (植物性, Hydrolysed), Oryza Sativa Seed Protein, シスチンビスPG-プロピルシラントリオール, 米糠エキス (フスマ), エチルヘキシルグリセリン, ポリソルベート60, サイペラスエスクレンタス根油, ワサビノキ種子油,HEC, メトキシ PEG/PPG-7/3アミノプロピルジメチコン , エデト酸四ナトリウム, トリデセス-12, グリセリン, (C11-15)パレス-7, BHT, セトリモニウムクロリド, ジステアリルジモニウムクロリド, テトラ(ジ-t-ブチルヒドロキシヒドロケイヒ酸)ペンタエリスリチル, ポリシリコン-15, ラウレス-9, クオタニウム-95, カチオン化グアーガム-2, BG, カプリリルグリコール, フィチン酸, 2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール, クエン酸, フェノキシエタノール, ベンジルアルコール, クロルフェネシン, ソルビン酸, 及びParfumのこれら成分全てからなる、前記ヘアコンディショナー組成物;
    (3)毛髪のうねり改善用又は絡まり改善用の毛髪化粧料であり、γ-エルカラクトンを配合する、前記毛髪化粧料)
  2. 前記成分(a)、(c)の含有質量割合(a)/(c)が、0.05~5の範囲である請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. 前記成分(a)、(f)の含有質量割合(a)/(f)が、1~5の範囲である請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
  4. 30℃での粘度が10,000~100,000mPa・sである請求項1~3の何れかの一項記載の毛髪化粧料。
  5. 前記成分(d)の含有量が、1.0~30質量%である請求項1~4の何れかの一項記載の毛髪化粧料。
  6. 記成分(c)の含有量が、0.5~30質量%であり、
    前記成分(e)の含有量が、40質量%以上である請求項1~5の何れかの一項記載の毛髪化粧料。
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