JP7158731B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
以下、本発明にかかる遊技機1(ぱちんこ遊技機)の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
本実施形態にかかる遊技機1は、いわゆる「設定付ぱちんこ」である。ここでいう「設定」とは、遊技者にとって有利な度合が異なるように複数段階に区分けされたもののそれぞれをいう。「有利な度合」に差をつける手法としては種々考えられる。本実施形態では、当否判定(当否抽選)に当選する確率、すなわち大当たり確率に差をつけている。少なくとも、低確率遊技状態における大当たり確率が設定毎に異なるものとされる(図3参照;当該図に示した大当たり確率は、低確率遊技状態における大当たり確率である)。高確率遊技状態における大当たり確率が設定毎に異なるものとしてもよい。本実施形態では、候補設定1~6の六種類が設けられている。候補設定1から順に大当たり確率が高くなる(候補設定6が最も大当たり確率が高い)。当然ではあるが、大当たり確率が高いほど大当たりに当選しやすいということであるため、「設定1」が遊技者にとって最も不利な設定であり、「設定6」が遊技者にとって最も有利な設定であるといえる。当該候補設定1~6のいずれかが現状の設定(以下、現状設定と称する)として遊技店員によりセットされ、遊技店において遊技者に供されることになる(遊技者は現状設定を変更することはできない)。当該現状設定のセット・変更のための構造はどのようなものであってもよいから詳細な説明を省略する。例えば、遊技機1内部に設定キーを挿入することが可能な鍵穴を設け、当該設定キーを操作することで、現状設定をセット・変更することができるようにすることが考えられる。
本実施形態にかかる遊技機1は、現状設定に関する示唆を行う示唆演出を実行することが可能である。示唆演出の作用である「現状設定に関する示唆」の態様としては、大まかにみて二つある。一つは、いわゆる「設定変更」がなされたかどうかの示唆(設定変更示唆)である。遊技店側による現状設定の変更の方法等は上述した通りであるが、現状設定の変更がなされたことが示唆演出により示唆されることがある。なお、「設定変更」には現状設定とされている候補設定と同じ候補設定を設定した場合(いわゆる設定の「打ち直し」)も含まれるものとする。つまり、「設定変更」がなされたか否かは、厳密には、現状設定が変わったか否かではなく、複数の候補設定のうちのいずれかを現状設定として設定する操作を行ったか否かに相当するものである。
当否判定情報が取得されることを契機として、当該当否判定情報に基づく当否判定結果を報知する報知演出(識別図柄80が変動を開始してから当否判定結果を示す組み合わせで停止するまでの演出)が実行される。本実施形態では、所定のリセット条件が成立してから所定回目の当否判定結果を報知する報知演出(以下、規定回報知演出と称する)にて現状設定を示唆する示唆演出である「規定回示唆演出」を実行する。
上記実施形態では、リセット条件が成立してからN回目の報知演出にて規定回示唆演出が発生するものであることを説明したが、当該Nの値は2以上であれば適宜変更可能である。Nの値が少なすぎると遊技の促進効果が低いというデメリットがある。Nの値が多すぎると規定回数演出に接するまでに必要な報知演出の回数が多くなり、規定回数示唆演出が発生するまで遊技しようとする遊技者が少なくなってしまうおそれがあるというデメリットがある。
上記実施形態では、設定変更時にはN回目報知演出にて「設定変更態様」の規定回示唆演出が発生するものであること(100%の確率で発生するものであること)を説明したが、設定変更がなされた場合であっても「設定変更態様」の規定回示唆演出が発生するとは限らない構成としてもよい。例えば、設定変更時にN回目報知演出にて「設定変更態様」の規定回示唆演出が発生する確率を80%とする(当選確率80%の抽選に当選した場合に「設定変更態様」の規定回示唆演出が発生するようにする)。このようにすることで、N回目報知演出にて「設定変更態様」の規定回示唆演出が発生しなかった場合であっても、設定変更の可能性があるという遊技性を実現することが可能である。
上記実施形態における規定回示唆演出は、「設定変更示唆」に相当するものであることを説明したが、「現状設定示唆」であってもよい。「現状設定示唆」を行う規定回示唆演出としては様々なものが考えられる。以下にその例を示すが、以下に示す例以外のものも考えられる。
上記実施形態におけるリセット条件は、遊技機1の電源がONとされることであることを説明したが、その他の条件も考えられる。報知演出が実行された回数(変動回数)を記憶する記憶手段と、当該変動回数をリセットする(0とする)ことができる手段を備え、当該変動回数がリセットされることをリセット条件の成立として設定することが考えられる。いずれにせよ、リセット条件は、遊技者が意図的に成立させることが可能な条件でないこと(基本的には遊技店(店員)の行動に起因して成立する状況であること)が必要である。遊技者が意図的にリセット条件を成立させることができるとすると、意図的に規定回示唆演出が発生する状況を作り出すことができるということであるからである。
リセット条件が成立してから、N-α回目(αは1以上かつN未満の自然数である)の報知演出においても、規定回示唆演出が実行されるものとする。N-α回目報知演出は、N回目報知演出よりもα回分先に実行される報知演出であるということもできる。端的に言えば、リセット条件成立後のN回目の変動だけでなく、N-α回目の変動でも規定回示唆演出が発生するものとする。例えば、N=50、α=49とすれば、リセット条件成立後、1回目の報知演出(1回転目)および50回目の報知演出(50回転目)において規定回示唆演出が発生することになる。
第一規定回示唆演出による示唆の内容と、第二規定回示唆演出による示唆の内容とは、異なる可能性がある構成とする。例えば、規定回示唆演出として第一態様の演出(例えば、「星」の画像が表示される演出。図5(a)参照)が発生した場合の方が、第二態様の演出(例えば、「ヘリコプター」の画像が表示される演出。図5(b)参照)が発生した場合に比して「設定6」の蓋然性が高まるものとする。具体的には、図5に示すように、現状設定が「設定6」であれば60%の確率で第一態様の演出が発生(40%の確率で第二態様の演出が発生)することになる態様決定抽選が行われ、設定6以外(設定1~5のいずれか)であれば10%の確率で第一態様の演出が発生(90%の確率で第二態様の演出が発生)する態様決定抽選が行われるものとする。なお、第二態様の演出は、「何も発生しない」(第一態様の演出が発生しない)というものであってもよい。
第一規定回示唆演出による示唆の内容と、第二規定回示唆演出による示唆の内容とは、同じである設定とする。例えば、上記第一形態として説明したように、規定回示唆演出として第一態様の演出(図5(a)参照)が発生した場合の方が、第二態様の演出(図5(b)参照)が発生した場合(第一態様の演出が発生しなかった場合)に比して「設定6」の蓋然性が高まるものとする。具体的には、図5に示すように、現状設定が「設定6」であれば60%の確率で第一態様の演出が発生(40%の確率で第二態様の演出が発生)することになる態様決定抽選が行われ、設定6以外(設定1~5のいずれか)であれば10%の確率で第一態様の演出が発生(90%の確率で第二態様の演出が発生)する態様決定抽選が行われるものとする(態様決定抽選自体は第一形態と同じである)。
上記第五具体例と同様に、N-α回目報知演出にて第一規定回示唆演出が発生し、N回目にて第二規定回示唆演出が発生するものとする。これを前提とし、第一規定回示唆演出および第二規定回示唆演出の組み合わせにより現状設定に関する示唆がなされるものとする。「現状設定示唆」がなされるケースを例に以下具体的に説明する。
(パターン1)第一規定回数示唆演出「画像無」・第二規定回数示唆演出「画像無」
(パターン2)第一規定回数示唆演出「画像有」・第二規定回数示唆演出「画像無」
(パターン3)第一規定回数示唆演出「画像無」・第二規定回数示唆演出「画像有」
(パターン4)第一規定回数示唆演出「画像有」・第二規定回数示唆演出「画像有」
補填示唆演出は、遊技者にとって有利な状態が強制的に終了することを条件として発生する演出である。遊技者にとっては「有利な状態」が終了することは望んでいない事象であるから、当該事象が発生したことの代償として補填示唆演出が発生するとみることもできる。
上記実施形態における補填示唆演出が発生する契機となる終了条件は、「連チャン回数がリミット回数に到達すること」であることを説明したが、遊技者に有利な状態を強制的に終了させることになる条件であればよい。
補填示唆演出は、複数の候補設定のうちの一または二以上が、現状設定として設定されている可能性が無いことを確定させるものである構成とする。例えば、
・「設定6が確定」(設定1~5が現状設定として設定されている可能性が無いことが確定)
・「設定4以上が確定」(設定1~3が現状設定として設定されている可能性が無いことが確定)
といったものが補填示唆演出として発生するようにする。遊技者の視点で言えば、補填示唆演出が発生した場合、一部の候補設定については現状設定とされている可能性が排除されるということである。
上記実施形態における補填示唆演出は「現状設定示唆」であることを説明したが、補填示唆演出が「設定変更示唆」である構成としてもよい。例えば、「設定変更」がなされた場合においては終了条件が成立したことを契機として補填示唆演出が発生する一方、「設定変更」がなされなかった場合においては終了条件が成立しても補填示唆演出が発生しないようにする。つまり、終了条件成立時における補填示唆演出の発生の有無により、「設定変更」がなされたか否かが判別できるようにする。
数値示唆演出は、当否判定結果が大当たりとなったときに実行される大当たり遊技中に実行されるものである。具体的には、大当たり遊技中に表示領域911に表示される利益数値30を用いた現状設定示唆である。利益数値30は、大当たり遊技において払い出された賞球数に基づくものである。本実施形態では、大当たり遊技中に払い出された賞球数そのものが利益数値30(賞球数=利益数値30である)として表示される。賞球数から発射された遊技球の数を差し引いた数(すなわち、増加した遊技球の数)が利益数値30として表示されるようにしてもよい。また、上記賞球数には、大入賞口以外の入賞口に入賞することによって払い出されたものが含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。さらに、ここでいう(賞)「球」とは、遊技媒体という意味であり、例えば回動式遊技機であれば払い出されたメダルの枚数に基づく数が利益数値30ということである。
例えば、「5135」や「13246」が該当する。下三桁が「1・3・5」の特殊数値33は現状設定が奇数設定(設定1、3、5のいずれか)である場合の方が出現しやすい。下三桁が「2・4・6」の特殊数値33は現状設定が偶数設定(設定2、4、6のいずれか)である場合の方が出現しやすい。下三桁が「1・3・5」の特殊数値33が出現した場合には現状設定が奇数設定であることが確定する、下三桁が「2・4・6」の特殊数値33が出現した場合には現状設定が偶数設定であることが確定する、といった構成としてもよい。
例えば、「7456」が該当する。現状設定が設定4~6のいずれかである場合の方が、設定1~3のいずれかである場合よりも出現しやすい。出現した場合には設定4~6のいずれかが確定するような構成としてもよい。
例えば、現状設定が「設定6」であることを示唆するものとして、「8666」が設定された構成とする。現状設定が設定6である場合の方が、設定1~5のいずれかである場合よりも当該数値が出現しやすい。出現した場合には設定6が確定するような構成としてもよい。「8006」等、下三桁のうちの一部のみを用いた構成としてもよい。
上記実施形態では、賞球数が区切数以外の数である特殊数に到達したことを契機として当該特殊数に相当する特殊数値33が表示されることを説明したが、区切数に到達したときに当該区切数に相当する区切数値32に代えて特殊数値33が表示されるようにする。特殊数値33の例は上記実施形態にて説明した通りである。
大当たり遊技の種類に応じて、数値示唆演出が発生する蓋然性が異なるものとする。大当たり遊技として、第一大当たり遊技および第二大当たり遊技が設定されているものとする(これ以外の種類が設定されていてもよい)。大当たり遊技を通じて得られる利益の期待値は、第一大当たり遊技よりも第二大当たり遊技の方が大きいものとする。具体的には、大当たり遊技は、大入賞口に所定数の遊技球が入賞するか所定時間経過するまで大入賞口が開放される単位遊技(いわゆる1ラウンド分の遊技)を所定回数繰り返すものであるところ、第一大当たり遊技の単位遊技の数(ラウンド数)よりも、第二大当たり遊技の単位遊技の数(ラウンド数)の方が大きい設定とする。
上記実施形態における数値示唆演出は、「現状設定示唆」であるが、「設定変更示唆」とすることも可能である。例えば、設定変更がなされなかった場合には大当たり遊技中に特殊数値33が表示されることはないものの、設定変更がなされた場合には大当たり遊技中に特殊数値33が表示されうる構成とする。表示される特殊数値33はどのようなものであってもよい。
本実施形態にかかる遊技機1は、リアルタイムクロック(以下、RTCと称する)を備える。RTCは、現実の時間(以下、実時間と称する)を取得することが可能なもの(実時間取得手段)である。当該RTCによって取得される実時間が、規定時間であるか否かを判断することができる。規定時間は、遊技店が営業中である時間の一部が設定される。例えば、PM6時(18時)からPM8時(20時)が規定時間であるとする。以下の説明においては、RTCによって取得される時間が規定時間外であるときを通常時間(中)と称することもある。なお、実時間や規定時間には「日」の概念を含めることもできる。例えば、(〇年)〇月〇日のPM6時~8時を規定時間とするといった設定とすることもできるし、毎週〇曜日のPM6時~8時を規定時間とするといった設定とすることもできる。
規定時間は、遊技店側(遊技店員)が任意に設定することが可能であるものとする。例えば、遊技機1内部に設けられた規定時間設定手段を操作することで、任意の時間を規定時間とすることが可能であるとする(遊技機1内部であるから遊技者が勝手に規定時間を設定することはできない)。別の例としては、遊技店に設けられた制御装置(いわゆるホールコンピュータ)との通信手段を備えたものとし、当該通信手段を通じて任意の時間を規定時間とすることが可能であるとする。
規定時間にて時間示唆演出が発生する蓋然性を、遊技店側(遊技店員)が変化させることが可能である構成とする。上記実施形態に則していえば、規定時間中にて実行抽選に当選する確率を遊技店側が自在に決定することができるものとする。ただし、当然ではあるが、規定時間中にて実行抽選に当選する確率が、通常時間中にて実行抽選に当選する確率よりも高い範囲において、規定時間中にて実行抽選に当選する確率を遊技店側が自在に決定することができるものとする。
規定時間の存在を示唆する演出(規定時間示唆演出)が発生するようにする。例えば、規定時間がPM6時~8時に設定されているとするのであれば、「18時~20時は設定示唆が出やすくなるよ」といった表示がなされる規定時間示唆演出が発生するものとする(図14参照)。上記第一具体例にて説明したように規定時間を遊技店側が任意に設定することができる構成とするのであれば、設定された規定時間に応じ、規定時間示唆演出の内容が変化することになる。
実時間が規定時間である最中に、設定示唆が出やすい状況であることを示唆するような演出(規定時間中演出)が発生するものとする。例えば、規定時間がPM6時~8時に設定されているとするのであれば、実時間がPM6時~8時である最中(常時表示されるようにしてもよいし、表示されない状態が発生しうるものとしてもよい)に、設定示唆が出やすい状況であることを示唆するような表示がなされるものとする。例えば、「設定示唆高確率中」といった表示がなされる規定時間中演出が発生するものとする(図15参照)。
上記実施形態は、規定時間中の方が通常時間中である場合よりも時間示唆演出が発生しやすい設定である(時間示唆演出が必ず発生するとは限られない)ことを説明したが、規定時間にて時間示唆演出が必ず発生するようにしてもよい。例えば、規定時間をPM3時に設定し、実時間がPM3時になったときには時間示唆演出がもれなく発生するようにする(図16参照)。
遊技者にとって有利な度合が異なるように複数段階に区分けされた候補設定のうち、いずれかを現状設定として設定する有利度合設定手段と、所定のリセット条件が成立してからN回目(Nは2以上の自然数である)の当否判定結果を報知するN回目報知演出にて、前記現状設定に関する示唆演出を行う演出実行手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
上記遊技機によれば、N回目変動中演出にて現状設定に関する示唆がなされるという面白みのある遊技性を実現することが可能である。また、N回目報知演出が実行されるまでは遊技を継続しようと考える遊技者が増加し、遊技の促進に資する。
前記演出実行手段は、所定のリセット条件が成立してからN-α回目(αは1以上かつN未満の自然数である)の当否判定結果を報知する報知演出にて、前記現状設定に関する示唆演出を行うことを特徴とする手段1-2に記載の遊技機。
このように、N回目の報知演出までに複数回の示唆演出が発生するようにしてもよい。
前記N回目報知演出にて発生する前記示唆演出による示唆の内容と、前記N-α回目報知演出にて発生する前記示唆演出による示唆の内容とは、異なる可能性があることを特徴とする手段1-2に記載の遊技機。
このようにすることで、N-α回目報知演出に発生する示唆演出の内容と、N回目報知演出にて発生する示唆演出の内容とを踏まえて現状設定に関する推測を行う遊技性が実現される。
前記N回目報知演出にて発生する前記示唆演出による示唆の内容と、前記N-α回目報知演出にて発生する前記示唆演出による示唆の内容とは、同じであることを特徴とする手段1-2に記載の遊技機。
このようにすることで、N-α回目報知演出での示唆演出を見逃してしまった遊技者も、N回目報知演出まで遊技を継続することで、同様の示唆演出に接することができる。
前記N回目報知演出にて発生する前記示唆演出と、前記N-α回目報知演出にて発生する前記示唆演出とが組み合わされることで、前記現状設定に関する示唆がなされることを特徴とする手段1-2に記載の遊技機。
このようにすることで、N-α回目報知演出に接した上で、さらにN回目報知演出に接しなければ、現状設定に関する示唆作用を享受することができないという遊技性を実現することができる。
遊技者にとって有利な度合が異なるように複数段階に区分けされた候補設定のうち、いずれかを現状設定として設定する有利度合設定手段と、所定の終了条件の成立を契機として、遊技者にとって有利な状態を強制的に終了させる有利状態終了手段と、を備え、前記終了条件成立を契機として、前記有利な状態が終了するだけでなく、前記現状設定に関する示唆を行う補填示唆演出が発生することを特徴とする遊技機。
上記遊技機では、遊技者にとって有利な状態が終了する代償として現状設定に関する示唆を遊技者が享受することができるから、強制的に有利な状態が終了させられたことの心理的な苦痛が和らげられる。
遊技状態として通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技状態が設定された遊技機であって、前記通常遊技状態に移行することなく前記特別遊技状態にて当否抽選に当選する事象が連続して所定回数発生したことが前記終了条件の成立として設定されていることを特徴とする手段2-1に記載の遊技機。
終了条件の一つとして、いわゆる連チャンが所定回数に到達することを契機として成立するものを例示することができる。
所定の期間内に得られた利益が予め定められた上限値に到達することが前記終了条件の成立として設定されていることを特徴とする手段2-1に記載の遊技機。
終了条件の一つとして、得られた利益が上限に到達することを契機として成立するものを例示することができる。
前記補填示唆演出は、複数の前記候補設定のうちの一または二以上が、前記現状設定として設定されている可能性が無いことを確定させるものであることを特徴とする手段2-1から手段2-3のいずれかに記載の遊技機。
有利な状態が強制的に終了する代償として補填示唆演出が実行されるのであるから、当該補填示唆演出によって示唆される内容は、一部の候補設定については現状設定とされている可能性が排除される程度のものであること(遊技者にとって有用な情報であること)が好ましい。
前記補填示唆演出は、前記終了条件が成立した場合に限り発生しうるものであることを特徴とする手段2-1から手段2-4のいずれかに記載の遊技機。
このようにすることで、有利な状態が強制的に終了する代償として実行される補填示唆演出の価値を高めることが可能である。
遊技者にとって有利な度合が異なるように複数段階に区分けされた候補設定のうち、いずれかを現状設定として設定する有利度合設定手段と、当否判定結果が当たりとなったときに当たり遊技を実行する当たり遊技実行手段と、前記当たり遊技において払い出された賞球数に基づく利益数値を表示する利益数値表示手段と、前記利益数値を用いて前記現状設定に関する示唆を行う数値示唆演出を実行する演出実行手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
上記遊技機は、利益数値によって現状設定の示唆がなされるという面白みのあるものである。
前記利益数値として、前記賞球数が区切となる区切数に到達したことを契機として当該区切数に相当する区切数値を表示するだけでなく、前記賞球数が前記区切数以外の数である特殊数に到達したことを契機として当該特殊数に相当する特殊数値を表示する場合があり、前記数値示唆演出は、前記特殊数値を用いてなされるものであることを特徴とする手段3-1に記載の遊技機。
このように、区切数値(キリのよい数)だけでなく、特殊数値が表示されるようにすることで、当該特殊数値が何らかの示唆を行っていることに遊技者が気付きやすくなる。
前記利益数値として、前記賞球数が区切となる区切数に到達したことを契機として当該区切数に相当する区切数値に代えて特殊数値を表示する場合があり、前記数値示唆演出は、前記特殊数値を用いてなされるものであることを特徴とする手段3-1に記載の遊技機。
区切数値(キリのよい数値)に代えて、特殊数値が表示されるようにすることで当該特殊数値が何らかの示唆を行っていることに遊技者が気付きやすくなる。
前記区切数値同士の差は10N(Nは0を除く自然数である)以上に設定されており、前記数値示唆演出は、前記特殊数値の最も小さな桁からN桁分の数字を用いてなされるものであることを特徴とする手段3-2または手段3-3に記載の遊技機。
区切数同士の差が少なくとも10N以上であれば、最も小さな桁からN桁分は本来であれば「0」が表示される部分であり大きな意味を持たない部分といえるから、当該N桁分を設定示唆に利用すればよい。
前記当たり遊技として、第一当たり遊技、および、当たり遊技を通じて得られる利益の期待値が前記第一当たり遊技よりも大きい第二当たり遊技が設定されており、前記第一当たり遊技中の方が、前記第二当たり遊技中よりも、前記数値示唆演出が発生する蓋然性が高いことを特徴とする手段3-1から手段3-4のいずれかに記載の遊技機。
このようにすることで、遊技者が得られる利益が小さい第一大当たりに当選した際の遊技者のモチベーションの低下を抑制することが可能である。
現実の時間である実時間を取得する実時間取得手段と、遊技者にとって有利な度合が異なるように複数段階に区分けされた候補設定のうち、いずれかを現状設定として設定する有利度合設定手段と、前記現状設定に関する示唆を行う演出であって、前記実時間が規定時間である場合の方が、前記実時間が前記規定時間でない場合よりも、発生する蓋然性が高い時間示唆演出を実行する演出実行手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
上記のようにすることで、規定時間における遊技の促進(稼働の向上)に資することになる。
前記規定時間は、遊技店側が任意に設定することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
このように、稼働を高めたい時間を遊技点側が任意に設定することができるようにするとよい。
前記規定時間にて前記時間示唆演出が発生する蓋然性を、遊技店側が変化させることが可能であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
このようにすることで、規定時間中に遊技することの価値を遊技店側が調整することが可能となる。
30 利益数値
31 通常数値
32 区切数値
33 特殊数値
80 識別図柄
91 表示装置
911 表示領域
Claims (1)
- 遊技者にとって有利な度合が異なるように複数段階に区分けされた候補設定のうち、いずれかを現状設定として設定する有利度合設定手段と、
当否判定結果が当たりとなったときに当たり遊技を実行する当たり遊技実行手段と、
前記当たり遊技において払い出された賞球数に基づく利益数値を表示する利益数値表示手段と、
前記利益数値を用いて前記現状設定に関する示唆を行う数値示唆演出を実行する演出実行手段と、
を備え、
前記当たり遊技として、第一当たり遊技、および、当たり遊技を通じて得られる利益の期待値が前記第一当たり遊技よりも大きい第二当たり遊技が設定されており、
前記第一当たり遊技中の方が、前記第二当たり遊技中よりも、前記数値示唆演出が発生する蓋然性が高いことを特徴とする遊技機。
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