JP7158099B2 - 定水位弁不良判定システム及び方法、給水システム、並びに、広域定水位弁不良判定システム - Google Patents

定水位弁不良判定システム及び方法、給水システム、並びに、広域定水位弁不良判定システム Download PDF

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Description

本発明は、定水位弁の不良、例えば、定水位弁の故障の予兆と、定水位弁の調整不足のうちの少なくとも一方を判定可能な定水位弁不良判定システム及び方法に関する。また、本発明は、定水位弁の不良を判定可能な給水システムに関する。また、本発明は、複数の定水位弁の不良を判定可能な広域定水位弁不良判定システムに関する。
従来、給水システムとしては、特許文献1に記載されているものがある。この給水システムは、貯水槽、貯水槽内に配置されるフロート、貯水槽内の水の水位の変動に起因するフロートの上下動に基づいて開閉が実行される副弁、及び、副弁とパイロット管を介して接続され、パイロット管の内圧に基づいて開閉が実行される定水位弁を備える。
この給水システムは、次のように動作する。先ず、水が貯水槽内に十分に充填されている場合、定水位弁が閉じて給水口が閉じているため、水道管からの水は、給水口を通過することがなく、貯水槽に供給されない。次に、利用者が水を使用して、貯水槽内の水の水位が所定水位まで下がると、副弁が開く。すると、パイロット管内の水が抜け、パイロット管内の水の水圧で閉じていた定水位弁が開く。これにより、水道本管からの水が給水口を介して貯水槽内に流入する。すると、この貯水槽に対する水の流入により、貯水槽内の水の水位が上昇し、それに起因してフロートが上昇する。その後、フロートが所定位置まで上昇すると、副弁が閉まり、パイロット管が再び水で満たされる。すると、定水位弁が、パイロット管内の水の水圧で閉じ、水道管から貯水槽への水の流入が停止する。
特開平10-287390号公報
定水位弁は、使用期間が長くなるにしたがって徐々に劣化するため、いずれかの時期に、メンテナンス又は取替が必要になる。ここで、メンテナンス又は取替の時期を見誤ると、定水位弁が劣化等で不良状態となって、定水位弁が閉まらなくなる虞があり、この場合、水道管から貯水槽への水の供給が止まらなくなって、水が貯水槽から溢れて水の損失を招くことがある。他方、そのような状態を回避するため、メンテナンス又は取替を頻繁に行うと、労力の増大やコスト増を招く。更には、定水位弁の調整が適切でない場合、定水位弁が停止する際に、想定外の振動が定水位弁に生じて、定水位弁内の部品の損傷を招く虞もある。しかし、定水位弁の不良を客観的に判定する手法が存在しないという問題がある。
そこで、本発明の目的は、定水位弁の不良を客観的に判定できる定水位弁不良判定システム及び方法、給水システム、並びに、広域定水位弁不良判定システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の定水位弁不良判定システムは、貯水槽内に配置されるフロート、前記貯水槽内の水の水位の変動に起因する前記フロートの上下動に基づいて開閉が実行される副弁、及びその副弁とパイロット管を介して接続され、前記パイロット管の内圧に基づいて開閉が実行される定水位弁を備える給水システムにおける前記定水位弁の不良を判定する定水位弁不良判定システムであって、前記定水位弁の音を検出する音検出センサと、前記音検出センサから受けた前記定水位弁の音情報に基づいて前記定水位弁の不良を判定する制御装置と、を備える。
定水位弁が閉まるとき、弁体が動く(水の流れが変動する)ことに起因して、定水位弁から音が出力されるが、本発明者は、定水位弁が閉まる際に発する音に着目すれば、定水位弁の不良を正確に判定し易いことを発見した。本発明によれば、音検出センサを定水位弁の音を検出するように配置し、制御装置が音検出センサから受けた定水位弁の音情報に基づいて定水位弁の不良を判定する。したがって、音検出センサで、定水位弁が閉まる際の音を検出できるので、制御装置が、定水位弁が閉まる際の音の情報に基づいて定水位弁の不良を正確かつ客観的に判定し易い。
また、本発明において、前記音情報は、前記定水位弁が閉まるときに発する音が鳴っている音出力時間の情報を含み、前記制御装置は、前記音出力時間が所定時間より長い場合に前記定水位弁の故障の予兆を判定してもよい。
本発明者は、定水位弁の劣化が進むと、定水位弁が閉まるときに発する音が鳴っている時間が長くなっていくことを発見した。上記構成によれば、制御装置が、定水位弁が閉まるときに発する音が鳴っている音出力時間が所定時間より長い場合に定水位弁の故障の予兆を判定する。したがって、定水位弁の故障の予兆を、客観的、正確、かつ容易に判定し易く、適切な時期に定水位弁のメンテナンスや交換を実行し易い。よって、定水位弁が閉まらなくなって、水が貯水槽から溢れることを防止し易いだけでなく、適切な時期よりも時期尚早に定水位弁のメンテナンスや交換を行うことも抑制し易く、定水位弁のメンテナンス労力やメンテナンスコストを低減し易い。
また、本発明において、前記制御装置は、前記音出力時間が予め定められた時間より短い場合に前記定水位弁の調整不良を判定してもよい。
本発明者は、定水位弁が閉まるときに発する音が鳴っている音出力時間が所定時間より短い場合に定水位弁の調整が不適切である場合が多く、そのような場合、定水位弁が閉まる際に想定外の振動が発生し易く、定水位弁の構成部品が損傷し易いことを発見した。上記構成によれば、制御装置が、定水位弁が閉まるときに発する音が鳴っている音出力時間が所定時間より短い場合に定水位弁の調整不良を判定する。したがって、定水位弁の調整不良を、客観的、正確、かつ容易に判定し易く、振動に起因する定水位弁の構成部品の損傷を抑制又は防止できる。
また、本発明において、前記音情報は、振動が最も速くて最も高い音の情報と、音の強さの情報とを含み、前記制御装置は、前記最も高い音の高さが第1所定範囲内に存在すると共に前記音の強さが第2所定範囲に存在する状態が所定時間継続した場合に前記定水位弁の故障の予兆を判定してもよい。
定水位弁が閉まる際に同じ音を所定時間継続して出力したとき、定水位弁の故障の予兆を判定しても定水位弁の故障の予兆を客観的に判定し易い。本構成によれば、定水位弁が閉まるときに、定水位弁が所定のゆらぎの範囲内に含まれる音を所定時間継続して出力したか否かを判定できる。よって、制御装置が定水位弁の故障の予兆を判定することが可能になり、定水位弁の故障の予兆を客観的に判定し易い。
また、本発明において、前記音情報は、振動が最も速くて最も高い音の情報を含み、前記制御装置は、前記最も高い音の高さが所定高さを超えた場合に前記定水位弁の故障の予兆を判定してもよい。
定水位弁が閉まる際に、振動が最も速くて最も高い音の高さが所定高さを超えた場合に、定水位弁の故障の予兆を判定しても、定水位弁の故障の予兆を客観的に判定し易い。本構成によれば、制御装置が、最も高い音の高さが所定高さを超えた場合に定水位弁の故障の予兆を判定するので、定水位弁の故障の予兆を客観的に判定し易い。
また、本発明において、前記制御装置が行った前記定水位弁の不良の判定に基づいて前記定水位弁の前記不良を報知する報知部を備えてもよい。
なお、この報知部は、例えば、液晶パネルや有機ELパネル等を含む表示部による画像の表示で報知を行ってもよく、音による情報の出力で報知を行ってもよく、その両方で報知を行ってもよい。
上記構成によれば、システムの管理者等が定水位弁の不良を容易に認識することができる。
また、本発明において、前記制御装置が前記定水位弁の不良を判定した場合に、不良となった前記定水位弁を特定できる位置情報を含む不良定水位弁情報を1以上の表示機器に向けて出力する出力部を備えてもよい。
本構成によれば、例えば、出力部を用いて当該位置情報を迅速に保守作業員等の情報端末(表示機器の一例)等に出力でき、保守作業員を不良となった定水位弁の現場に自動的かつ迅速に派遣させることができる。
また、本発明の給水システムは、貯水槽と、前記貯水槽内に配置されるフロートと、前記貯水槽内の水の水位の変動に起因する前記フロートの上下動に基づいて開閉が実行される副弁と、その副弁とパイロット管を介して接続され、前記パイロット管の内圧に基づいて開閉が実行される定水位弁と、本発明の定水位弁不良判定システムと、を備える。
本発明によれば、定水位弁の不良を客観的に判定できる。
また、本発明の広域定水位弁不良判定システムは、互いに異なる複数の本発明の定水位弁不良判定システムと、前記各定水位弁不良判定システムからの前記定水位弁の不良の情報を受信可能であり、不良となった前記定水位弁を特定できる位置情報を含む不良定水位弁情報を1以上の表示機器に向けて出力する出力部を含む情報処理装置と、を備える。
本発明によれば、例えば、当該位置情報を迅速に保守作業員等の情報端末に出力でき、保守作業員を不良となった定水位弁の現場に自動的かつ迅速に派遣させることができる。
また、本発明の定水位弁不良判定方法は、貯水槽内に配置されるフロート、前記貯水槽内の水の水位の変動に起因する前記フロートの上下動に基づいて開閉が実行される副弁、及びその副弁とパイロット管を介して接続され、前記パイロット管の内圧に基づいて開閉が実行される定水位弁を備える給水システムにおける前記定水位弁の不良を判定する定水位弁不良判定方法であって、前記定水位弁の音を音検出センサで検出し、前記音検出センサからの前記定水位弁の音情報をコンピュータに受信させて、そのコンピュータに前記定水位弁の不良の有無を判定させる。
本発明によれば、定水位弁の不良を客観的に判定できる。
また、本発明において、前記音情報は、前記定水位弁が閉まるときに発する音が鳴っている音出力時間の情報を含み、前記コンピュータは、前記音出力時間が所定時間より長い場合に前記定水位弁の故障の予兆を判定してもよい。
上記構成によれば、定水位弁の不良を客観的かつ容易に判定できる。
本発明によれば、定水位弁の不良を客観的に判定できる。
本発明の一実施形態に係る広域定水位弁不良判定システムの概略構成図である。 給水システムの一部の概略構成図である。 給水システムにおいて貯水槽内に配置される機構の動作を説明する図であり、フロートと副弁の動作を説明する図である。 開放状態となっている副弁を示す断面図である。 定水位弁の断面図である。 図5の一部分の拡大断面図である 図6の一部分の拡大断面図である。 上記広域定水位弁不良判定システムの設備管理用情報処理装置のより詳細な構成等を示すブロック図である。 各定水位弁に関して、その不良の判定の際に設備管理用情報処理装置が実行可能な制御の一例を示すフローチャートである。 広域定水位弁不良判定システムで実行可能な制御の一例を説明するフローチャートであり、保守作業員に定水位弁の不良を迅速に伝達可能な制御の一例のフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて新たな実施形態を構築することは当初から想定されている。また、以下の実施例では、図面において同一構成に同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、複数の図面には、模式図が含まれ、異なる図間において、各部材における、縦、横、高さ等の寸法比は、必ずしも一致しない。また、以下で説明される構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素であり、必須の構成要素ではない。
また、以下の説明において、各種制御部は、例えば、マイクロコンピュータによって好適に構成され、CPU(Central Processing Unit)を含む。また、各種記憶部は、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリや、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリで構成される。また、各種表示部は、液晶パネルや有機ELパネル等で構成される。CPUは、記憶部に予め記憶されたプログラム等を読み出して実行する。また、不揮発性メモリは、制御プロラムや所定の閾値等を予め記憶する。また、揮発性メモリは、読み出したプログラムや処理データを一時的に記憶する。
図1は、本発明の一実施形態に係る広域定水位弁不良判定システム1の概略構成図である。以下では、先ず、図1を用いて、広域定水位弁不良判定システム1における情報伝達の流れについて簡単に説明する。図1に示すように、広域定水位弁不良判定システム1は、複数の定水位弁不良判定システム10と、情報処理センター19に設置された施設管理用情報処理装置70とを備える。複数の定水位弁不良判定システム10は、互いに異なる複数の施設11に設置され、複数の施設11は、例えば、デパート、ホテル、オフィスビル、又は老人ホームを含む。また、各施設11は、1以上の設備12を有し、1以上の設備12は、給水設備14を必ず含み、それ以外の設備として、図1に示すように、例えば、エスカレーター15や、エレベーター16を有してもよい。また、施設12が備える1以上の設備12は、給水設備14を含めばよく、施設11毎に異なってもよい。各施設11の1以上の設備12は、給水設備14のみで構成されてもよく、給水設備14と、それ以外の1以上の如何なる設備を含んでもよい。また、各施設11は、複数の給水設備14を有してもよい。
広域定水位弁不良判定システム1は、各施設11に設置された給水設備14の定水位弁の音を検出する音検出センサ17と、各施設11に設置され、音検出センサ17からの信号を受信する設備管理用情報処理装置18を備える。設備管理用情報処理装置18は、定水位弁不良判定システム10の制御装置の一例であり、例えば、ワークステーションやサーバ等で構成される。設備管理用情報処理装置18は、それが管理する各設備12に設置された各種センサや各種機器からの信号を受け、その設備12の異常の有無等を判断する。設備管理用情報処理装置18は、各施設11における複数の設備12の管理を行う情報処理装置であり、施設11毎に各設備12の故障等を管理する情報処理装置である。広域定水位弁不良判定システム1は、互いに異なる複数の施設11に設置された1以上の音検出センサ17と、互いに異なる複数の施設11に設置された設備管理用情報処理装置18を備え、複数の音検出センサ17と、複数の設備管理用情報処理装置18を備える。
音検出センサ17は、定水位弁27の音の情報を含む信号を対応する設備管理用情報処理装置18に無線及び有線の少なくとも一方を用いて出力する。設備管理用情報処理装置18は、内蔵された制御部や、定水位弁27の不良の判定を行うためのソフトウエアが記憶された記憶部を用いて、受信した信号に基づいて定水位弁の不良の判定を行う。音検出センサ17の構成、設備管理用情報処理装置18の構成、定水位弁27の構造、及びその不良の判定については、後で詳細に説明する。設備管理用情報処理装置18は、定水位弁27の不良を判定すると、不良となった定水位弁27を特定可能とする位置情報と不良内容の情報とを含んだ信号を施設管理用情報処理装置70に向けて出力する。
施設管理用情報処理装置70は、例えば、ワークステーションやサーバ等で構成される。施設管理用情報処理装置70は、例えば、施設11の管理人等が手に負えない故障等が発生した場合に、その施設11の設備管理用情報処理装置18から出力された当該故障等の情報を含む信号を受ける情報処理装置でもよく、複数の施設11の管理を広域的に行っている保守メンテナンス会社の情報処理センター19に設置された情報処理装置でもよい。
施設管理用情報処理装置70は、制御部71、記憶部72、受信部73、出力部(送信部)74、操作部75、及び表示部76を有する。受信部73は、例えば、アンテナや、ケーブルが接続される端子等で構成され、各設備管理用情報処理装置18が出力した信号を、通信回線、例えば、専用回線やインターネット等を介して受信する。また、表示部76は、不良となった定水位弁を特定可能とする位置情報と、不良内容の情報を表示してもよく、不良となった定水位弁を特定可能とする位置情報のみを表示してもよい。また、出力部74は、アンテナや、ケーブルが接続される端子等で構成される。出力部74は、制御部71からの指示により、定水位弁を特定可能とする位置情報と不良内容の情報とを含んだ信号を、1以上の表示機器78に出力する。
施設管理用情報処理装置70が、上述の保守メンテナンス会社の情報処理装置である場合、上記1以上の表示機器78は、保守作業員の情報機器(スマートホン、タブレット、メンテナンスコンピュータ等)を含んでもよく、例えば、保守作業員が、施設管理用情報処理装置70からの信号を受信したことを表す報知を受けて、その情報機器の専用アプリを立ち上げると、不良となった定水位弁27を特定可能とする位置情報と不良内容の情報を取得できてもよく、不良となった定水位弁27を特定可能とする位置情報のみを取得できてもよい。
なお、詳述しないが、図1に示すように、設備管理用情報処理装置18が、定水位弁27の不良に関する情報を含む信号を施設管理用情報処理装置70にインターネット経由で送信する場合、VPN(バーチャル・プライベート・ネットワークルータ)ルータを介して施設管理用情報処理装置70に当該信号を出力してもよい。VPNルータは、パケットの宛先を調べ、インターネット宛のパケットの場合、そのままインタネットサービスプロバイダ経由でインターネットに送り出し、対向拠点のプライベートアドレス宛のパケットの場合、トンネリングや暗号化などのVPNの処理を施す。例えば、IP(International Protection)パケットの暗号化や認証を実行するIPセキュリティでは、「トンネルモード」と呼ばれる通信モードを用いてVPNを構築してもよい。VPNルータは、インターネットを介して繋がる複数のLANを統合して接続し、ひとつのネットワークにする役割を果たす。よって、VPNルータを用いれば、インターネットを介して繋がる複数の設備管理用情報処理装置18及び施設管理用情報処理装置70を、同一のネットワークに属するようにできる。
また、施設管理用情報処理装置70は、VPNルータ、及びゲートウェイを介して当該信号を受けてもよい。ここで、VPNルータは、上記VPNルータと同様の役割を果たし、ゲートウェイは、データ形式を自動的に変換し、プロトコルの異なるネットワーク間でのデータのやり取りを可能にするために設けられる。また、施設管理用情報処理装置70は、携帯電話アダプタ、アダプタ用ルータ、及びインターネット経由で表示機器(情報機器)78に信号を出力してもよい。ここで、携帯電話アダプタは、施設管理用情報処理装置70を携帯電話に接続できるようにする機器である。
次に、定水位弁27の構造及び動作について説明する。定水位弁27は、給水システム20に含まれる。図2は、給水システム20の一部の概略構成図である。給水システム20は、上述の音検出センサ17(図1参照)及び設備管理用情報処理装置18(図1参照)を備える。また、図2に示すように、給水システム20は、貯水槽21、貯水槽21内に配置されるフロート22、副弁23、パイロット管26、及び定水位弁27を更に備える。パイロット管26は、副弁23と定水位弁27を接続する。定水位弁27は、貯水槽21の外部に設置される。定水位弁27は、水道管28に接続される。
図3は、給水システム20において貯水槽21内に配置される機構の動作を説明する図であり、フロート22と副弁23の動作を説明する図である。図3を参照して、圧縮バネ33の付勢力によって開閉弁30が閉塞された状態で、貯水槽21内に貯留された水が所定の消費箇所に供給されていくと、貯水槽21内の水位が下がり、それと共にフロート22もガイド部材34に沿って下がり続ける。そして、フロート22がガイド部材34の下側ストッパ35に当接すると、フロート22の第1重量G1が下側ストッパ35に作用する。すると、フロート22の第1重量G1とガイド部材34の第2重量G2の和に基づく下向き荷重Gが、レバー37を介してリンク機構36に作用する。この下向き荷重Gは、圧縮バネ33の付勢力よりも大きく設定されている。したがって、リンク機構36が作動し、スピンドル38が圧縮バネ33の付勢力に抗して矢印A方向に移動し、その結果、図4に示すように、開閉弁30がフランジ31から離間して開放状態となる。
開閉弁30の開放動作は、リンク機構36のアーム40が吐水管41の側壁に当接することで規制され、アーム40が吐水管41の側壁に当接することで停止する。図4に示す開閉弁30の位置は、給水開始位置である。この給水開始位置では、パイロット管26(図2参照)内の水が吐水管41から排出され、それに起因して、パイロット管26の内圧が下がる。そして、その結果、定水位弁27(図2参照)が開放され、水が流入管42(図2参照)を介して貯水槽21内に供給される。定水位弁27の開放機構については、後で図5乃至図7を用いて説明する。
主に図3を参照して、貯水槽21(図2参照)内の水位が水の供給に伴って上昇すると、それに伴ってフロート22もガイド部材34に沿って上昇し、その結果、フロート22が下側ストッパ35から離れる。フロート22が下側ストッパ35から離れると、フロート22の第1重量G1に基づく荷重が下側ストッパ35に作用しなくなるが、第2重量G2に基づく下向き荷重が圧縮バネ33の付勢力よりも大きく設定されているため、開閉弁30がこの段階で圧縮バネ33の付勢力によって閉塞することはなく、開閉弁30の開放状態が維持される。
その後、貯水槽21内の水位が引き続いて上昇し続け、フロート22がガイド部材34に沿って上昇し、フロート22が上側ストッパ43に当接すると、水から受けるフロート22の浮力が上側ストッパ43に作用する。このとき、第2重量G2が浮力によって軽減されるが、それに基づく下向き荷重は、圧縮バネ33の付勢力に伴う付勢荷重を下回るように設定されている。そのため、リンク機構36が作動して、開閉弁30が圧縮バネ33の付勢力によって閉塞する。この開閉弁30の位置は、貯水槽21の給水停止位置となっている。この給水停止位置では、次に説明するように、パイロット管26内に水が充填されるため、パイロット管26内の圧力が上がって、定水位弁27が閉じ、貯水槽21内への水の供給が停止される。
次に図5~図7を用いて、定水位弁27の動作を説明する。図5は、定水位弁27の断面図であり、図6は、図5の一部分の拡大断面図である。また、図7は、図6の一部分の拡大断面図である。上述のように貯水槽21内の貯留水が設定水位にある状態では、副弁23は閉弁し、定水位弁27は、給水停止状態にある。図6を参照して、この給水停止状態では、ダイヤフラム48を介して区画された一次側圧力室47内とダイヤフラム室46内に一次側圧力が作用しており、ダイヤフラム48の両受圧面には同一圧力が作用する。しかし、ダイヤフラム室46側のダイヤフラム48の有効受圧面積L2が一次側圧力室47側のダイヤフラム48の有効受圧面積L1よりも大きいことにより生ずる受圧力の差による閉弁力と、バネ50による閉弁方向への弾性力とが弁体51に作用し、定水位弁27が閉弁状態となる。
他方、貯水槽21(図2参照)内の水位が設定水位より所定範囲以下になると、副弁23(図2参照)が開弁し、これにより、ダイヤフラム室46内の圧力水が、パイロット管26と副弁23を経由して貯水槽21に吐水される。すると、ダイヤフラム室46の圧力が、一次側圧力室47内の圧力より低下し、一次側圧力室47内の圧力が、ダイヤフラム室46の圧力とバネ50の弾性力を上回る。このことから、弁体51が開弁し、水道管28(図2参照)からの水が、定水位弁27を通過して貯水槽21に流入する。
その後、貯水槽21の水位が設定値に達すると、副弁23が閉弁するため、ダイヤフラム室46から副弁23への流水が停止する。図7を参照して、このとき、水が一次側圧力室47からバイパス流路52を経由してダイヤフラム室46へ流動し、ダイヤフラム室46が一次側圧力室47と同圧になる。その結果、弁体51が閉弁し、貯水槽21への給水が停止する。
なお、圧力水がダイヤフラム室46から副弁23へ流動するとき、水が一次側圧力室47からダイヤフラム室46にバイパス流路52を介して流動するが、この流動は、バイパス流路52の上流側に設けられた流入絞り53による流路断面積の減少により緩やかなものとなる。また、ダイヤフラム室46から副弁23への水の流動も、流出絞り54(図6参照)による流路断面積の減少により緩やかなものとなる。しかし、流出絞り54の流路断面積が、流入絞り53の流路断面積よりも大きいので、副弁23への水の流出量の方が、ダイヤフラム室46への水の流入量より多くなる。よって、ダイヤフラム室46は、内圧が降下し、ダイヤフラム48が開弁方向へ変位する。
次に、音検出センサ17の構成、設備管理用情報処理装置18の構成、及び設備管理用情報処理装置18における定水位弁27の不良の判定動作について説明する。図8は、設備管理用情報処理装置18のより詳細な構成等を示すブロック図である。図8を参照して、音検出センサ17は、固定手段、例えば、接着剤、両面テープ、締結部材、又は溶接等を用いて定水位弁27の外面に取り付けられる。音検出センサ17は、例えば、動電型マイクロホン、静電型マイクロホン、又は圧電型マイクロホンで構成される。定水位弁27が閉じ動作を行うとき、定水位弁27は、弁体51が動く(水の流れが止まる)ことに起因する音を出力する。音検出センサ17は、その音、つまり、定水位弁27が閉じるときに生じる空気振動を機械的振動に変え、更に、電気信号に変換して、対応する設備管理用情報処理装置18に出力する。
設備管理用情報処理装置18は、制御部61、記憶部62、受信部63、出力部(送信部)64、操作部65、及び表示部66を有する。受信部63は、例えば、アンテナや、ケーブルが接続される端子等で構成され、音検出センサ17からの信号を受信し、それ以外の管理する設備が内蔵するセンサ、例えば、エレベーター、エスカレーター、又は空気調和機等が内蔵する各種センサからの信号等を受信する。
表示部66は、例えば、不良となった設備12(給水設備14に限らない)の部分を特定する位置情報や不良の内容に関する情報を表示する。また、表示部66は、音検出センサ17からの情報に基づいて不良となった定水位弁27を特定する位置情報とその不良の内容に関する情報を表示してもよく、不良となった定水位弁27を特定する位置情報のみを表示してもよい。出力部64は、アンテナや、ケーブルが接続される端子等で構成される。出力部64は、制御部61からの指示により、不良となった定水位弁27を特定可能とする位置情報と不良内容の情報とを含んだ信号を、施設管理用情報処理装置70に向けて出力してもよく、不良となった定水位弁27を特定可能とする位置情報を含んで、不良内容の情報を含まない信号を、施設管理用情報処理装置70に向けて出力してもよい。なお、エレベーターの部位の故障に関する情報やその部位の位置を特定する情報やエスカレーターの部位の故障に関する情報やその部位の位置を特定する情報が、出力部74が施設管理用情報処理装置70に向けて出力する情報に含まれてもよい。
また、例えば、操作部65は、出力部64に表示された設備不良が管理人等が対処可能な不良である場合に、管理人等がその不良を復旧するのに用いてもよい。また、制御部61は、閉鎖時音出力時間特定部67と、不良内容判定部68を含んでもよい。閉鎖時音出力時間特定部67は、音検出センサ17からの情報に基づいて、定水位弁27が閉まるときに発する音が鳴っている音出力時間を特定する。閉鎖時音出力時間特定部67は、例えば、音が出力されていることを意味する電気信号を継続して受信している時間を計測することで、音出力時間を特定してもよい。
不良内容判定部68は、閉鎖時音出力時間特定部67が特定した音出力時間が、第1所定時間よりも長いか否かを判断すると共に、第1所定時間よりも短い第2所定時間よりも短いか否かを判断する。そして、不良内容判定部68は、音出力時間が第1所定時間より長い場合に定水位弁27の故障の予兆を判定する一方、音出力時間が第2所定時間より短い場合に定水位弁27の調整不良を判定する。また、不良内容判定部68は、音出力時間が第2所定時間以上で第1所定時間以下である場合に定水位弁27の正常を判定する。また、記憶部62には、上記第1所定時間及び第2所定時間のデータや、閉鎖時音出力時間特定部67や不良内容判定部68が実行する動作(算出)のプログラム等が記憶されている。
本発明者は、定水位弁27が閉まる際に発する音に着目すれば、定水位弁27の不良を正確に判定し易いことを発見した。また、定水位弁27の劣化が進むと、定水位弁27が閉まるときに発する音が鳴っている時間が長くなっていくことを発見した。また、定水位弁27が閉まるときに発する音が鳴っている音出力時間が所定時間より短い場合に定水位弁27の調整が不適切である場合が多く、そのような場合、定水位弁27が閉まる際に想定外の振動が発生し易く、定水位弁27の構成部品が損傷し易いことを発見した。より具体的な一例で説明すると、健全な定水位弁27の場合、例えば、シューと出力した後、ピュッと出力して停止する。しかし、定水位弁27の劣化が進行すると、フーウーウーウー、シューウーというように、定水位弁27が閉まる際の音の出力時間が徐々に長くなる。また、調整が良くない場合、定水位弁27が閉まる際の音がブーンといった低い音になり易くて、音の出力時間も短く、この場合、予期せぬ振動が発生し易くて、部品が損傷し易くなる。したがって、本開示の定水位弁不良判定システム10及び広域定水位弁不良判定システム1によれば、設備管理用情報処理装置18が、上記音出力時間が第1所定時間よりも長いか否かを判断すると共に、第1所定時間よりも短い第2所定時間よりも短いか否かを判断するので、定水位弁27の故障の予兆と、定水位弁27の調整不良を、客観的、正確、かつ容易に判定できる。
図9は、各定水位弁27に関して、その不良の判定の際に設備管理用情報処理装置18が実行可能な制御の一例を示すフローチャートである。図9を参照して、例えば、検査対象の定水位弁27が給水システム20に設置されて、その駆動が開始すると、制御がスタートし、ステップS1で、設備管理用情報処理装置18の制御部61が、定水位弁27が継続して音を出力する音出力時間が、第1所定時間よりも長いか否かを判定する。
ステップS1で肯定判定されると、ステップS2に移行して、制御部61が、定水位弁27が故障の予兆を示している情報と、当該定水位弁27を特定可能な位置情報とを表示部66に表示させ、ステップS3で、制御部61が、故障の予兆を示している定水位弁27を特定可能な位置情報とその定水位弁27が故障の予兆を示している情報とを含む信号を、施設管理用情報処理装置70に向けて出力部64に出力させる。そして、その後、検査対象の定水位弁27の不良判定の制御を終了する。
他方、ステップS1で否定判定されると、ステップS4に移行して、制御部61が、定水位弁27が継続して音を出力する音出力時間が、第1所定時間よりも短い第2所定時間よりも短いか否かを判定する。ステップS4で否定判定されるとステップS1以下が繰り返される。他方、ステップS4で肯定判定されると、ステップS5に移行して、制御部61が、調整が不良である定水位弁27を特定可能な位置情報と、その定水位弁27の調整が不良である情報を表示部66に表示させ、ステップS6で、制御部61が、調整が不良である定水位弁27を特定可能な位置情報とその定水位弁27の調整が不良である情報を含む信号を、施設管理用情報処理装置70に向けて出力部64に出力させる。そして、その後、検査対象の定水位弁27の不良判定の制御を終了する。
なお、同一の施設11が、複数の給水システム20を有して、複数の定水位弁27を有する場合があるが、この場合、不良判定の制御が終了していない定水位弁27については、不良判定の制御が継続することは言うまでもない。
続いて、保守作業員に定水位弁27の不良を迅速に伝達可能な制御について説明する。図10は、そのような制御の一例であり、広域定水位弁不良判定システム1で実行可能な制御の一例のフローチャートである。
図10を参照して、例えば、管理している複数の施設11において、少なくとも一以上の定水位弁不良判定システム10が正常に駆動すると、制御がスタートし、ステップS11で、施設管理用情報処理装置70の制御部71が、少なくとも1つの設備管理用情報処理装置18からの信号に基づいて、管理している複数の定水位弁不良判定システム10のうちで少なくとも1つの定水位弁27が、正常な状態から故障の予兆を示す状態に変わったか否かを判定する。
ステップS11で肯定判定されると、ステップS12に移行して、制御部71が、定水位弁27が故障の予兆を示している情報と当該定水位弁27を特定可能な位置情報とを表示部76に表示させ、ステップS13で、制御部71が、故障の予兆を示している定水位弁27を特定可能な位置情報とその定水位弁27が故障の予兆を示している情報とを含む信号を、1以上の表示機器78(例えば、保守作業員が携帯している情報機器)に向けて出力部74に出力させる。そして、その後、制御がリターンとなって、ステップS11以下が繰り返される。
他方、ステップS11で否定判定されると、ステップS14に移行して、制御部71が、少なくとも1つの設備管理用情報処理装置18からの信号に基づいて、管理している複数の定水位弁不良判定システム10のうちで少なくとも1つの定水位弁27の調整が不良であるか否かを判定する。
ステップS14で否定判定されると、制御がリターンとなって、ステップS11以下が繰り返される。他方、ステップS14で肯定判定されると、ステップS15に移行して、制御部71が調整が不良である定水位弁27を特定可能な位置情報とその定水位弁27の調整が不良である情報を表示部76に表示させ、ステップS16で、制御部71が、調整が不良である定水位弁27を特定可能な位置情報とその定水位弁27の調整が不良である情報を含む信号を、1以上の情報機器(保守作業員が携帯している情報機器)に向けて出力部74に出力させる。そして、その後、制御がリターンとなって、ステップS11以下が繰り返される。
以上、定水位弁不良判定システム10は、貯水槽21内に配置されるフロート22、貯水槽21内の水の水位の変動に起因するフロート22の上下動に基づいて開閉が実行される副弁23、及びその副弁23とパイロット管26を介して接続され、パイロット管26の内圧に基づいて開閉が実行される定水位弁27を備える給水システム20における定水位弁27不良を判定する。また、定水位弁不良判定システム10は、定水位弁27の音を検出する音検出センサ17と、音検出センサ17から受けた定水位弁27の音情報に基づいて定水位弁27の不良を判定する設備管理用情報処理装置(制御装置)18を備える。
上述のように、本発明者は、定水位弁27が閉まる際に発する音に着目すれば、定水位弁の不良を正確に判定し易いことを発見した。本開示によれば、音検出センサ17を定水位弁27の音を検出するように配置し、設備管理用情報処理装置18が音検出センサ17から受けた定水位弁27の音情報に基づいて定水位弁27の不良を判定する。したがって、音検出センサ17で、定水位弁27が閉まる際の音を検出できるので、設備管理用情報処理装置18が、定水位弁27が閉まる際の音の情報に基づいて定水位弁の不良を正確かつ客観的に判定し易い。
また、上記音情報は、定水位弁27が閉まるときに発する音が鳴っている音出力時間の情報を含み、設備管理用情報処理装置18は、当該音出力時間が第1所定時間より長い場合に定水位弁27の故障の予兆を判定してもよい。
上述のように、本発明者は、定水位弁27の劣化が進むと、定水位弁27が閉まるときに発する音が鳴っている時間が長くなっていくことを見出した。本構成によれば、設備管理用情報処理装置18が、定水位弁27が閉まるときに発する音が鳴っている音出力時間が第1所定時間より長い場合に定水位弁27の故障の予兆を判定する。したがって、定水位弁27の故障の予兆を、客観的、正確、かつ容易に判定し易く、適切な時期に定水位弁27のメンテナンスや交換を実行し易い。よって、定水位弁27が閉まらなくなって、水が貯水槽21から溢れることを防止し易いだけでなく、適切な時期よりも時期尚早に定水位弁27のメンテナンスや換を行うことも抑制し易く、定水位弁27のメンテナンス労力やメンテナンスコストを低減し易い。なお、本構成は、採用されると好ましいが、採用されなくてもよく、定水位弁が閉まるときに発する音が鳴っている音出力時間が所定時間より長い場合に定水位弁の故障の予兆を判定しなくてもよい。
また、設備管理用情報処理装置18が、上記音出力時間が予め定められた時間より短い場合に定水位弁27の調整不良を判定してもよい。
上述のように、本発明者は、定水位弁27が閉まるときに発する音が鳴っている音出力時間が所定時間より短い場合に定水位弁27の調整が不適切である場合が多く、そのような場合、定水位弁27が閉まる際に想定外の振動が発生し易く、定水位弁27の構成部品が損傷し易いことを発見した。本構成によれば、設備管理用情報処理装置18、定水位弁27が閉まるときに発する音が鳴っている音出力時間が所定時間より短い場合に定水位弁27の調整不良を判定する。したがって、定水位弁27の調整不良を、客観的、正確、かつ容易に判定し易く、振動に起因する定水位弁27の構成部品の損傷を抑制又は防止できる。なお、本構成は、採用されると好ましいが、採用されなくてもよく、上記音出力時間が予め定められた時間より短い場合に定水位弁の調整不良を判定しなくてもよい。
また、設備管理用情報処理装置18が行った定水位弁27の不良の判定に基づいて定水位弁27の不良を報知する報知部を備えてもよい。また、その報知部は、設備管理用情報処理装置18の表示部66と、施設管理用情報処理装置70の表示部76のうちの少なくとも一方で構成されてもよい。
本構成によれば、管理者等が定水位弁27の不良を容易に認識することができる。なお、本構成は、採用されると好ましいが、採用されなくてもよく、制御装置が行った定水位弁の不良の判定に基づいて定水位弁の不良を報知する報知部が存在しなくてもよい。
また、設備管理用情報処理装置18が定水位弁27の不良を判定した場合に、不良となった定水位弁27を特定できる位置情報を含む不良定水位弁情報を表示機器78に向けて出力する出力部74を備えてもよい。
本構成によれば、例えば、出力部74を用いて当該位置情報を迅速に保守作業員等の表示機器(情報端末)78に出力でき、保守作業員を不良となった定水位弁27の現場に自動的かつ迅速に派遣させることができる。なお、施設管理用情報処理装置70が、不良となった定水位弁27を特定できる位置情報を含む不良定水位弁情報を表示機器78に向けて出力する出力部74を含む場合について説明した。しかし、各施設において1以上の設備を管理する設備管理用情報処理装置が、不良となった定水位弁を特定できる位置情報を含む不良定水位弁情報を表示機器(情報機器)に向けて出力する出力部を含んでもよい。また、本構成は、採用されると好ましいが、採用されなくてもよく、定水位弁不良判定システムが、制御装置が定水位弁の不良を判定した場合に、不良となった定水位弁を特定できる位置情報を含む不良定水位弁情報を表示機器(情報機器)に向けて出力する出力部を有さなくてもよい。
また、給水システム20は、貯水槽21と、貯水槽21内に配置されるフロート22と、貯水槽21内の水の水位の変動に起因するフロート22の上下動に基づいて開閉が実行される副弁23と、その副弁23とパイロット管26を介して接続され、パイロット管26の内圧に基づいて開閉が実行される定水位弁27と、本開示の定水位弁不良判定システム10とを備えてもよい。
本構成の給水システム20によれば、定水位弁27の不良を客観的に判定できる。
また、広域定水位弁不良判定システム1は、互いに異なる複数の定水位弁不良判定システム10と、各定水位弁不良判定システム10からの定水位弁27の不良の情報を受信可能であり、不良となった定水位弁27を特定できる位置情報を含む不良定水位弁情報を表示機器78に向けて出力する出力部74を含む施設管理用情報処理装置(情報処理装置)70と、を備えてもよい。
本構成によれば、例えば、当該位置情報を迅速に保守作業員等の表示機器(情報端末)78に出力でき、保守作業員を不良となった定水位弁27の現場に自動的かつ迅速に派遣させることができる。
また、本開示の定水位弁不良判定方法は、貯水槽21内に配置されるフロート22、貯水槽21内の水の水位の変動に起因するフロート22の上下動に基づいて開閉が実行される副弁23、及びその副弁23とパイロット管26を介して接続され、パイロット管26の内圧に基づいて開閉が実行される定水位弁27を備える給水システム20における定水位弁27の不良を判定する。また、その定水位弁不良判定方法は、定水位弁27の音を音検出センサ17で検出し、音検出センサ17からの定水位弁27の音情報をコンピュータ(設備管理用情報処理装置18)に受信させて、そのコンピュータに定水位弁27の不良の有無を判定させる。
本開示の水位弁不良判定方法方によれば、定水位弁27の不良を客観的に判定できる。
また、本開示の定水位弁不良判定方法において、上記音情報が、定水位弁27が閉まるときに発する音が鳴っている音出力時間の情報を含み、コンピュータ(設備管理用情報処理装置18)が、音出力時間が第1所定時間より長い場合に定水位弁27の故障の予兆を判定してもよい。
上記構成によれば、定水位弁27の不良を客観的かつ容易に判定できる。
なお、本発明は、上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲において種々の改良や変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、定水位弁27が出力する音の長さに基づいて定水位弁27の不良を判定する場合について説明した。しかし、本発明者は、定水位弁が閉まる際に同じ音を所定時間継続して出力したとき、定水位弁の故障の予兆を判定しても定水位弁の故障の予兆客観的に判定し易いことを発見した。また、定水位弁の劣化が進むと定水位弁が出力する音の高さが高くなる傾向にあることも発見し、定水位弁が閉まる際に、振動が最も速くて最も高い音の高さが所定高さを超えた場合に、定水位弁の故障の予兆を判定しても、定水位弁の故障の予兆客観的に判定し易いことを発見した。また、定水位弁が出力する音の高さが低い場合に調整不良となっている可能性が高いことも発見した。
したがって、制御装置が音検出センサから受けた定水位弁の音情報が、振動が最も速くて最も高い音の情報と、音の強さの情報とを含んでもよい。そして、制御装置が、最も高い音の高さが第1所定範囲内に存在すると共に音の強さが第2所定範囲に存在する状態が所定時間継続した場合に定水位弁の故障の予兆を判定してもよい。
本構成によれば、定水位弁が閉じるときに、定水位弁が所定のゆらぎの範囲内に含まれる音を所定時間継続して出力した場合、同一の音が所定時間継続して出力されたと判断して、制御装置が定水位弁の故障の予兆を判定することが可能になる。したがって、定水位弁の故障の予兆を客観的に判定し易い。
また、制御装置が音検出センサから受けた定水位弁の音情報が、振動が最も速くて最も高い音の情報を含んでもよい。そして、制御装置は、最も高い音の高さが所定高さを超えた場合に前記定水位弁の故障の予兆を判定してもよい。
本構成によれば、制御装置が、最も高い音の高さが所定高さを超えた場合に定水位弁の故障の予兆を判定するので、定水位弁の故障の予兆を客観的に判定し易い。
また、報知部が、設備管理用情報処理装置18の表示部66と、施設管理用情報処理装置70の表示部76を含んで、報知部が画像による報知を行う場会について説明した。しかし、報知部は、画像による報知に加えて音声の出力による報知を行ってもよく、画像による報知の代わりに音声の出力による報知を行ってもよい。又は、それ以外の報知、例えば、ランプの点灯による報知等を行ってもよい。
また、音検出センサ17と設備管理用情報処理装置(制御装置)18が、別体である場合について説明したが、音検出センサと、定水位弁の不良を判定する制御装置とは、同一の装置内に内蔵されてもよい。
また、音検出センサ17が、定水位弁27の外面に取り付けられる場合について説明したが、音検出センサは、定水位弁に対して間隔をおいた状態で定水位弁の周辺に配置されてもよい。
なお、定水位弁27の劣化は、弁体51を押圧するバネ50の力が弱くなることで生じることがあり、バネ50の付勢力が弱くなることで、定水位弁27が閉じることができなくなることがある。また、定水位弁27が出力する音の長さは、止水の圧力や、管の構造や、管の劣化状態等で変動することがある。したがって、定水位弁が発する異常音の判定基準となる正常音の情報は、給水設備14毎に適宜変更してもよく、過去の経験や学習で決定してもよい。
1 広域定水位弁不良判定システム、 10 定水位弁不良判定システム、 17 音検出センサ、 18 設備管理用情報処理装置(制御装置)、 20 給水システム、 21 貯水槽、 22 フロート、 23 副弁、 26 パイロット管、 27 定水位弁、 66 設備管理用情報処理装置の表示部、 70 施設管理用情報処理装置、 74 施設管理用情報処理装の出力部、 76 施設管理用情報処理装置の表示部、 78 表示機器。

Claims (9)

  1. 貯水槽内に配置されるフロート、前記貯水槽内の水の水位の変動に起因する前記フロートの上下動に基づいて開閉が実行される副弁、及びその副弁とパイロット管を介して接続され、前記パイロット管の内圧に基づいて開閉が実行される定水位弁を備える給水システムにおける前記定水位弁の不良を判定する定水位弁不良判定システムであって、
    前記定水位弁の音を検出する音検出センサと、
    前記音検出センサから受けた前記定水位弁の音情報に基づいて前記定水位弁の不良を判定する制御装置と、
    を備え
    前記音情報は、前記定水位弁が閉まるときに発する音が鳴っている音出力時間の情報を含み、
    前記制御装置は、前記音出力時間が所定時間より長い場合に前記定水位弁の故障の予兆を判定する、定水位弁不良判定システム。
  2. 前記制御装置は、前記音出力時間が予め定められた時間より短い場合に前記定水位弁の調整不良を判定する、請求項1に記載の定水位弁不良判定システム。
  3. 貯水槽内に配置されるフロート、前記貯水槽内の水の水位の変動に起因する前記フロートの上下動に基づいて開閉が実行される副弁、及びその副弁とパイロット管を介して接続され、前記パイロット管の内圧に基づいて開閉が実行される定水位弁を備える給水システムにおける前記定水位弁の不良を判定する定水位弁不良判定システムであって、
    前記定水位弁の音を検出する音検出センサと、
    前記音検出センサから受けた前記定水位弁の音情報に基づいて前記定水位弁の不良を判定する制御装置と、
    を備え、
    前記音情報は、振動が最も速くて最も高い音の情報と、音の強さの情報とを含み、
    前記制御装置は、前記最も高い音の高さが第1所定範囲内に存在すると共に前記音の強さが第2所定範囲に存在する状態が所定時間継続した場合に前記定水位弁の故障の予兆を判定する、定水位弁不良判定システム。
  4. 貯水槽内に配置されるフロート、前記貯水槽内の水の水位の変動に起因する前記フロートの上下動に基づいて開閉が実行される副弁、及びその副弁とパイロット管を介して接続され、前記パイロット管の内圧に基づいて開閉が実行される定水位弁を備える給水システムにおける前記定水位弁の不良を判定する定水位弁不良判定システムであって、
    前記定水位弁の音を検出する音検出センサと、
    前記音検出センサから受けた前記定水位弁の音情報に基づいて前記定水位弁の不良を判定する制御装置と、
    を備え、
    前記音情報は、振動が最も速くて最も高い音の情報を含み、
    前記制御装置は、前記最も高い音の高さが所定高さを超えた場合に前記定水位弁の故障の予兆を判定する、定水位弁不良判定システム。
  5. 前記制御装置が行った前記定水位弁の不良の判定に基づいて前記定水位弁の前記不良を報知する報知部を備える、請求項1乃至のいずれか1つに記載の定水位弁不良判定システム。
  6. 前記制御装置が前記定水位弁の不良を判定した場合に、不良となった前記定水位弁を特定できる位置情報を含む不良定水位弁情報を1以上の表示機器に向けて出力する出力部を備える、請求項1乃至のいずれか1つに記載の定水位弁不良判定システム。
  7. 貯水槽と、
    前記貯水槽内に配置されるフロートと、
    前記貯水槽内の水の水位の変動に起因する前記フロートの上下動に基づいて開閉が実行される副弁と、
    その副弁とパイロット管を介して接続され、前記パイロット管の内圧に基づいて開閉が実行される定水位弁と、
    請求項1乃至のいずれか1つに記載の定水位弁不良判定システムと、
    を備える給水システム。
  8. 互いに異なる複数の請求項1乃至に記載の定水位弁不良判定システムと、
    前記各定水位弁不良判定システムからの前記定水位弁の不良の情報を受信可能であり、不良となった前記定水位弁を特定できる位置情報を含む不良定水位弁情報を1以上の表示機器に向けて出力する出力部を含む情報処理装置と、
    を備える広域定水位弁不良判定システム。
  9. 貯水槽内に配置されるフロート、前記貯水槽内の水の水位の変動に起因する前記フロートの上下動に基づいて開閉が実行される副弁、及びその副弁とパイロット管を介して接続され、前記パイロット管の内圧に基づいて開閉が実行される定水位弁を備える給水システムにおける前記定水位弁の不良を判定する定水位弁不良判定方法であって、
    前記定水位弁の音を音検出センサで検出し、
    前記音検出センサからの前記定水位弁の音情報をコンピュータに受信させて、そのコンピュータに前記定水位弁の不良の有無を判定させ
    前記音情報は、前記定水位弁が閉まるときに発する音が鳴っている音出力時間の情報を含み、
    前記コンピュータは、前記音出力時間が所定時間より長い場合に前記定水位弁の故障の予兆を判定する、定水位弁不良判定方法。
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