JP7157970B2 - Rfidタグ及びアンテナ - Google Patents
Rfidタグ及びアンテナ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7157970B2 JP7157970B2 JP2019134034A JP2019134034A JP7157970B2 JP 7157970 B2 JP7157970 B2 JP 7157970B2 JP 2019134034 A JP2019134034 A JP 2019134034A JP 2019134034 A JP2019134034 A JP 2019134034A JP 7157970 B2 JP7157970 B2 JP 7157970B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rfid tag
- elements
- loop
- shaped
- axis direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/22—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
- H01Q1/2208—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles associated with components used in interrogation type services, i.e. in systems for information exchange between an interrogator/reader and a tag/transponder, e.g. in Radio Frequency Identification [RFID] systems
- H01Q1/2225—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles associated with components used in interrogation type services, i.e. in systems for information exchange between an interrogator/reader and a tag/transponder, e.g. in Radio Frequency Identification [RFID] systems used in active tags, i.e. provided with its own power source or in passive tags, i.e. deriving power from RF signal
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K19/00—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
- G06K19/06—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
- G06K19/067—Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
- G06K19/07—Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
- G06K19/077—Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
- G06K19/07749—Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card
- G06K19/07773—Antenna details
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/36—Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q5/00—Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
- H01Q5/30—Arrangements for providing operation on different wavebands
- H01Q5/307—Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way
- H01Q5/342—Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way for different propagation modes
- H01Q5/357—Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way for different propagation modes using a single feed point
- H01Q5/364—Creating multiple current paths
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q9/00—Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
- H01Q9/04—Resonant antennas
- H01Q9/16—Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole
- H01Q9/20—Two collinear substantially straight active elements; Substantially straight single active elements
- H01Q9/24—Shunt feed arrangements to single active elements, e.g. for delta matching
Description
本発明は、RFID(Radio Frequency Identification)タグ及びアンテナに関する。
物流管理や商品管理のため、被着体に貼付されるRFIDラベルが普及している。RFIDラベルは、RFIDタグを有するラベルである。RFIDタグは、ICチップとICチップに電気的に接続されるアンテナとを備える。RFIDタグは、無線タグやRFIDタグと呼ばれることもある。薄型、軽量の利点を生かして無線タグは、物流管理に使用することができ、さらに情報記憶媒体としても利用できる。ただし、その用途が多岐にわたることから、様々な使用環境に置かれることになるため、広帯域での通信が可能なように構成することが望ましい。
特許文献1には、無線タグの貼り付け位置を変えずに複数の通信用周波数に対応することができる技術が開示される。特許文献1に開示される情報記憶媒体は、矩形状のループアンテナと、当該ループアンテナに接続され、識別情報が記憶される集積回路素子とからなる無線ICタグと、無線ICタグが配置される配置面を有する第1のスペーサと、第1のスペーサの配置面とは反対側の面に設けられる補助アンテナとを備える。補助アンテナは、無線ICタグの通信周波数で共振することで、無線ICタグのアンテナと電磁的に結合し、しかもそれ自身が共振アンテナとして機能する。補助アンテナを設けることで、無線ICタグの貼り付け位置を変えることなく、通信周波数帯域をより広帯域とすることができる。
しかしながら、特許文献1に開示される従来技術は、通信の広帯域化を図るために第1スペーサの上下面のそれぞれにアンテナを設ける必要があるため、構造を複雑にすることなく通信の広帯域化を図る上での改善の余地がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、構造を複雑にすることなく通信の広帯域化を図ることができるRFIDタグを得ることを課題とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係るRFIDタグは、識別情報が記録されるICチップと、前記ICチップに接続されるループ状導体と、前記ループ状導体に接続されると共に前記ループ状導体から互いに離れる方向に伸びる2つの格子形状のアンテナパターンを有するアンテナ部と、を備える。
本発明によれば、構造を複雑にすることなく通信の広帯域化を図ることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す説明では、各図において共通する部分について、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。また、理解を容易にするため、各図面における各部材の縮尺は実際とは異なる場合がある。なお、各形態において、平行、直角、水平、垂直、上下、左右などの方向には、本発明の効果を損なわない程度のずれが許容される。また、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向は、それぞれ、X軸に平行な方向、Y軸に平行な方向、Z軸に平行な方向を表す。X軸方向とY軸方向とZ軸方向は、互いに直交する。XY平面、YZ平面、ZX平面は、それぞれ、X軸方向及びY軸方向に平行な仮想平面、Y軸方向及びZ軸方向に平行な仮想平面、Z軸方向及びX軸方向に平行な仮想平面を表す。図1以降において、X軸方向のうち、矢印で示す方向はプラスX軸方向とし、当該方向とは逆の方向はマイナスX軸方向とする。Y軸方向のうち、矢印で示す方向はプラスY軸方向とし、当該方向とは逆の方向はマイナスY軸方向とする。Z軸方向のうち、矢印で示す方向はプラスZ軸方向とし、当該方向とは逆の方向はマイナスZ軸方向とする。X軸方向は後述する容器を側面から平面視したときの高さ方向に等しい。Y軸方向は後述する容器を側面から平面視したときの横幅方向に等しい。Z軸方向は、後述する容器を側面から平面視したときの奥行き方向に等しい。
図1は本発明の実施の形態に係るRFIDタグ100が設けられる収納体300の斜視図である。図1に示す収納体300は、RFIDタグ100が設けられる被識別対象の一例あり、被識別対象は、例えば段ボール箱、食品の包装体などである。被識別対象は、物流管理、在庫管理などの対象物であればよく、例えば、衣服、液体が収容されるペットボトルなどでもよい。RFIDタグ100にはダイポールアンテナが設けられているため、RFIDタグ100が縦長になるように収納体300に設けられているが、収納体300へのRFIDタグ100の取り付け方法は、これに限定されるものではない。
次に図2を用いてRFIDタグ100の構成例を説明する。図2はRFIDタグ100の構成例を示す図である。RFIDタグ100は、帯状のシート40と、識別情報が記録されるICチップ10と、ループ状導体20と、アンテナ部30とを備える。
シート40は、例えば、ポリエチレンテレフタラート、ポリプロピレン等の合成樹脂製フィルムを、複数枚積層して帯状に形成されるフィルムである。ICチップ10、ループ状導体20、及びアンテナ部30は、例えば積層される複数の合成樹脂製フィルムの間に、挟み込まれるように配置される。
ICチップ10は内部容量を有し、アンテナ部30が有するインダクタンスとICチップ10の内部容量とにより、整合回路が構成される。
ループ状導体20は、シート40をZ軸方向に平面視した形状が、1ターン以下のループ状(環状)の導電性配線パターンである。導電性の配線パターンは、銅箔やアルミ箔のプレス加工やエッチング加工、めっきによって形成する方法、金属ペーストのシルクスクリーン印刷、金属線などの既存の方法によって形成できるが、ここではアルミのエッチングにより形成した。
ループ状導体20は、ICチップ10及びアンテナ部30と電気的に接続される。ICチップ10に記録される識別情報をリーダで読み出す場合、UHF帯の電波、例えば920MHz付近(例えば、860MHz~1200MHz、より好ましくは、915MHz~935MHz)の電波をアンテナ部30が受信すると、共振作用によりループ状導体20に電流が流れる。これにより、ICチップ10を動作する起電力が発生する。ICチップ10が動作すると、ICチップ10に記録される識別情報は、ICチップ10によって符号化され、符号化されたデータは、920MHz付近の電波を搬送波として、リーダ等の通信装置に無線伝送される。この信号を受信したリーダは、信号を複合化して外部機器に転送する。このようにRFIDタグ100は、識別情報の保持や送信のための電力源(バッテリ)を持たない受動型の電波式の無線タグである。従って、バッテリを持つ能動型の無線タグと比べて、バッテリを持たない分、小型化と低価格化を実現できる。
アンテナ部30は、無線通信用電波の周波数(例えばUHF帯の周波数)に対して、ICチップ10との間で共振特性を示すように構成されるダイポールアンテナである。アンテナ部30は、全体でλ/2付近(λは通信波長)に相当する電気長を有する。
アンテナ部30は、例えば920MHz付近の周波数の電波に対して、収納体300が液体で満たされた状態でも、ICチップ10とのインピーダンス共役整合を実現する構造を有する。アンテナ部30は、ICチップ10とのインピーダンス共役整合を実現する構造として、2つの導体部(導体部30A及び導体部30B)を備える。導体部30A及び導体部30Bは、ループ状導体20に接続されると共に、ループ状導体20から互いに離れる方向に伸びる導電性配線パターンである。
導体部30A及び導体部30Bは、ICチップ10の略中心を通る仮想線VLに対して、線対称に形成される。仮想線VLは、XY平面に平行で、かつ、Y軸方向に伸びる線である。仮想線VLは、RFIDタグ100をX軸方向の領域に略二等分する線でもある。
導体部30A及び導体部30Bのそれぞれは、λ/4付近(λは通信波長)に相当する電気長を有する。アンテナ部30のインピーダンス整合の条件は、負荷側から信号源を見たときのインピーダンスと信号源側から負荷を見たときのインピーダンスが、互いに複素共役になる場合である。従って、負荷側からの信号源インピーダンスZsがZs=Rs+jXsであれば、負荷インピーダンスZlがZl=Rs-jXsのとき、最大電力が伝達される。
なお、導体部30A及び導体部30Bは、仮想線VLに対して線対称の形状のため、以下では、導体部30Aの構成を説明する。導体部30Bの構成に関しては、導体部30AのX軸方向への延伸方向を逆に読み替えることで、その説明を省略する。
導体部30Aは、第1エレメント1、第2エレメント2及び第3エレメント3を備える。第1エレメント1、第2エレメント2及び第3エレメント3は、全体として、ループ状導体20に接続される格子形状のアンテナパターンを構成する。導体部30Bも導体部30Aと同様に構成される。従って、アンテナ部30は、ループ状導体20に接続されると共にループ状導体20から互いに離れる方向に伸びる2つの格子形状のアンテナパターンを有する。
第1エレメント1は、例えばループ状導体20から、マイナスX軸方向に延伸する直線形状の導電性配線パターンである。第1エレメント1は、直線エレメントである。第1エレメント1は、プラスX軸方向の端部がループ状導体20に接続される。第1エレメント1とループ状導体20との接続箇所は、例えばループ状導体20のプラスY軸方向側の周縁部である。第1エレメント1は、ループ状導体20との接続箇所から、マイナスX軸方向に対して所定角度(例えば30°~60°)で一定距離延伸し、一定距離延伸した箇所からマイナスX軸方向にさらに延伸する。
第1エレメント1が、ループ状導体20のプラスY軸方向側の周縁部に接続されることによって、アンテナ部30全体のX軸方向の幅が狭くなり、縦幅と横幅の比率が小さなRFIDタグ100を実現できる。そのため、例えば、X軸方向の高さが比較的小さな小容量のペットボトルなどに、当該RFIDタグ100を貼付する場合でも、ペットボトルに貼付されたX軸方向の高さの低いラベルでもRFIDタグ100を配置できる。
なお、第1エレメント1とループ状導体20との接続箇所は、これに限定されず、ループ状導体20のマイナスX軸方向の周縁部でもよい。この構成により、第1エレメント1を、ループ状導体20のマイナスX軸方向側の領域に配置できる。従って、アンテナ部30全体のY軸方向の幅が狭くなり、細長い形状のRFIDタグ100を実現できる。そのため、例えばX軸方向の高さが比較的大きな大容量のペットボトルなどに、当該RFIDタグ100を貼付する場合でも、ペットボトルの商品等表示を妨げない領域にRFIDタグ100を配置できる。
第2エレメント2は、第1エレメント1のマイナスX軸方向の先端から、第1エレメント1が伸びる方向とは異なる方向に伸びるフック形状の導電性配線パターンである。第2エレメント2は、フックエレメントである。第2エレメント2は、U字形状のパターンでもよいし、L字形状のパターンでもよい。
なお、第1エレメント1と第2エレメント2が一体でフック形状に形成されてもよい。
図2に示すように、第2エレメント2は、第1エレメント1のマイナスX軸方向の先端から、マイナスY軸方向に一定距離延伸した後、プラスX軸方向に垂直に折れ曲がり、ループ状導体20に向かって一定距離延伸する。この形状により、ループ状導体20のマイナスX軸方向側の領域を有効に利用できる。従って、縦幅と横幅の比率が小さなRFIDタグ100を実現できる。
第2エレメント2がループ状導体20に向かって伸びる部分と、第2エレメントとの間には、隙間が形成される。この隙間(Y軸方向における離間距離)は、例えば1.0mmから30.0mmまでの値に設定されと、920MHzでの通信距離が最適化する点から好ましい。この隙間に、複数の第3エレメント3-1、第3エレメント3-2及び第3エレメント3-3が設けられる。以下では、第3エレメント3-1、第3エレメント3-2及び第3エレメント3-3のそれぞれを区別しない場合、「第3エレメント3」と称する場合がある。
第3エレメント3は、第1エレメント1から第2エレメント2に向かって伸び、第1エレメント1及び第2エレメント2と共に、格子形状のパターンを形成する導電性配線パターンである。第3エレメント3は、格子エレメントである。
第3エレメント3-1のマイナスY軸方向の端部は、例えば、第2エレメント2のプラスX軸方向の端部2aに接続される。
第3エレメント3-2のマイナスY軸方向の端部は、例えば、第2エレメント2のプラスX軸方向の端部2aと第2エレメント2の中間点2bとの間に接続される。第2エレメント2の中間点2bは、第2エレメント2の全体の内、X軸方向に延伸するエレメントをX軸方向に二等分する部分である。
第3エレメント3-3のマイナスY軸方向の端部は、第2エレメント2の中間点2bと、第2エレメント2のマイナスX軸方向の端部との間に接続される。
隣接する2つの第3エレメント3の間隔は略等しい。すなわち、第3エレメント3-1から第3エレメント3-2までのX軸方向の幅W1は、第3エレメント3-2から第3エレメント3-3までのX軸方向の幅W2と略等しい。略等しいとは、例えば、幅W2がW1×1.2~W1×0.8の範囲に設定されることを意味する。
第2エレメント2の全体の内、Y軸方向に延伸するエレメントから第3エレメント3-3までの幅をW3としたとき、幅W3は、幅W1及び幅W2の少なくとも一方と略等しい。略等しいとは、例えば、幅W3が、W1×1.2~W1×0.8の範囲に設定されること、又はW2×1.2~W2×0.8の範囲に設定されることを意味する。
幅W1、幅W2及び幅W3のそれぞれは、例えば1.0mmから30.0mmまでの値に設定されると、目的とする周波数帯での通信距離が最適化される点から好ましい。これらが大きくなり過ぎるとダイポールの長さが目的とする周波数帯での通信に最適な長さから外れてしまい、共振を得ることが難しくなる。
複数の第3エレメント3を設けることにより、3つの閉ループ部5が形成される。
ループ状導体20寄りの位置に形成される閉ループ部5は、第1エレメント1と、第2エレメント2と、第3エレメント3-1と、第3エレメント3-2とによって形成される。
第2エレメント2の中間点2b付近に形成される閉ループ部5は、第1エレメント1と、第2エレメント2と、第3エレメント3-2と、第3エレメント3-3とによって形成される。
第1エレメント1と第2エレメント2との接続部寄りの位置に形成される閉ループ部5は、第1エレメント1と、第2エレメント2と、第3エレメント3-3とによって形成される。
各閉ループ部5は、略四角形のループエレメントである。2つ以上の閉ループ部5(図2では3つの閉ループ部5)が形成されることで、導体部30Aのインピーダンスを下げられるため、アンテナ利得を高める効果が得られる。
また、閉ループ部5の数が増えるほど導体部30Aインピーダンスを下げられるため、より広い周波数帯域で高アンテナ利得であり、かつ、バラつきが小さく平坦性を有するアンテナ利得が得られる。
なお、本実施の形態では、一例として、3つの第3エレメント3が用いられているが、第3エレメント3の数は、2つ以上であればよい。例えば、3つの第3エレメント3の内、何れか1つを省くことで、2つの閉ループ部5が形成されるように構成してもよい。この構成の場合でも、第3エレメント3が1つの場合に比べて、導体部30Aのインピーダンスを下げられるため、広い周波数帯域で高アンテナ利得を得られる。
各エレメントの電気長は、以下のように設定される。
例えば、第1エレメント1の電気長が、使用周波数の波長のλ/4の倍数に設定される。この場合、第2エレメント2の電気長は、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される。この場合の異なる電気長は、例えば、使用周波数の波長のλ/3.5からλ/4.5までの範囲である。
また、第1エレメント1の代わりに、第1エレメント1の電気長と、L字(逆L字)形状の第2エレメント2の電気長とを合計した値が、使用周波数の波長のλ/4の倍数に設定されてもよい。この場合、第3エレメント3(例えば3つの第3エレメント3の内の何れか1つ)の電気長は、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される。この場合の異なる電気長は、例えば、使用周波数の波長のλ/3.5からλ/15.5までの範囲である。なお、この場合の異なる電気長は、例えば3つの第3エレメント3の内、何れか2つ又は3つを合計した値としてもよい。
また、第1エレメント1の代わりに、第1エレメント1の電気長と、第2エレメント2の電気長と、第3エレメント3(例えば3つの第3エレメント3の内の何れか1つ)の電気長とを合計した電気長が、使用周波数の波長のλ/4の倍数に設定されてもよい。この場合、例えば、3つの第3エレメント3の内、残りの2つのエレメントのそれぞれの電気長は、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される。この場合の異なる電気長は、例えば、使用周波数の波長のλ/3.5からλ/15.5までの範囲である。
次に図3を用いて、RFIDタグ100の周波数特性について説明する。
図3はRFIDタグ100の周波数特性を示す図である。横軸は無線通信用電波の周波数を表す。縦軸はRFIDタグ100からリーダまでの通信可能距離を表す。図3より、RFIDタグ100では、有効共振周波数の帯域(例えば860MHz~1150MHz、好ましくは920MHz~1150MHz)を広く確保できることが分かる。
図4を用いて、本実施の形態の比較例について説明する。図4はRFIDタグ100の比較例の構成例を示す図である。比較例に係るRFIDタグ100Aは、第1エレメント1、第2エレメント2、及び第3エレメント3の代わりに、ミアンダ形状の配線パターンであるエレメント6を備える。エレメント6は、ループ状導体20に接続されると共に、ループ状導体20からX軸方向に延伸する矩形状の導電性配線パターンである。エレメント6は、使用周波数の波長の1/4の倍数の電気長に設定されている。
このように構成されるRFIDタグ100Aの周波数特性を図5を用いて説明する。図5はRFIDタグ100Aのインピーダンス特性を示す図である。横軸は無線通信用電波の周波数を表す。縦軸はRFIDタグ100Aからリーダまでの通信可能距離を表す。
RFIDタグ100Aは、電気長を稼ぐためミアンダ形状の単一のアンテナエレメントを利用するため、図3に示す特性と比べて、通信可能な周波数帯域が狭いことが分かる。
これに対して、本実施の形態に係るRFIDタグ100によれば、直線形状の第1エレメント1と、L字形状の第2エレメント2と、2以上の第3エレメント3とを組み合わせることで、全体としてハシゴ状(格子形状)のアンテナパターンを形成することができる。このハシゴ状のアンテナパターンは、電気長が異なる複数のアンテナエレメントを同一平面上に組み合わせたものに等しい。そのため、単一の電気長を有するアンテナエレメントを利用する場合に比べて、アンテナ部30とICチップ10との共振条件を広げることができ、通信周波数が広帯域となる。すなわち幅広い周波数帯域において、インピーダンス共役整合の条件を満たすことができ、アンテナ部30での電波の受信強度を高めることができる。
また、本実施の形態に係るRFIDタグ100によれば、有効共振周波数の帯域(例えば900MHz~1150MHz)を広く確保できるため、アンテナ部30の製造時におけるアンテナエレメントのバラつきを或る程度は許容できる。従って、製品の設計及び製造時のバラつき条件を緩和し、検査及び調整コストも削減でき、製品コストを下げることができるという効果が得られる。
また、本実施の形態に係るRFIDタグ100によれば、形状及び電気長が異なる複数のアンテナエレメントが同一平面上に組み合わせて配置されるため、前述した従来技術のようにスペーサを利用して、当該スペーサの上下面にアンテナエレメントを設ける必要がない。そのため、アンテナエレメントを設けるためのスペーサを利用しない分、RFIDタグ100の構造が簡素化され、さらに複数のアンテナエレメントの製造公差の管理が容易化される。その結果、RFIDタグ100の歩留まりが向上すると共に、製造コストをより一層低減できる。
なお本実施の形態に係るRFIDタグ100は、以下のように構成してもよい。RFIDタグ100と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、異なる部分について述べる。
図6は変形例に係るRFIDタグ100-1の構成例を示す図である。RFIDタグ100-1は、RFIDタグ100と比べて、第2エレメント2及び第3エレメント3の代わりに、第4エレメント4が用いられる。
第4エレメント4は、直線エレメントである第1エレメント1の途中から分岐するように第1エレメント1に接続され、第1エレメント1と平行に伸びる導体である。第4エレメント4は、分岐エレメントである。
第1エレメント1への第4エレメント4の接続部4aは、例えば第1エレメント1とループ状導体20との接続点から所定距離離れた位置に設けられる。所定距離は、例えば5.0mmから100.0mmまでの値に設定されと、通信距離が伸びるため好ましい。
第1エレメント1と、第4エレメント4がループ状導体20側とは反対方向に伸びる部分との間には、隙間が形成される。この隙間(Y軸方向における離間距離)は、例えば1.0mmから30.0mmまでの値に設定されると目的とする周波数帯で最適な通信距離を得ることができるため好ましい。この距離が長すぎると目的とする周波数帯で最適なダイポールの長さから外れてしまい、共振を得ることが難しくなる。この隙間に、例えば第3エレメント3-1及び第3エレメント3-2が設けられる。第3エレメント3-1及び第3エレメント3-2は、互いにX軸方向に離れて設けられている。
第3エレメント3-1及び第3エレメント3-2は、第1エレメント1から第4エレメント4に向かって伸び、第1エレメント1及び第4エレメント4と共に、格子形状のパターンを形成する導電性配線パターンである。第3エレメント3-1及び第3エレメント3-2は、格子エレメントである。
第3エレメント3-1のマイナスY軸方向の端部は、例えば、第4エレメント4の接続部4aと、第4エレメント4の中間点4bとの間に接続される。第4エレメント4の中間点4bは、第4エレメント4の全体の内、X軸方向に延伸するエレメントをX軸方向に二等分する部分である。
第3エレメント3-2のマイナスY軸方向の端部は、第4エレメント4の中間点4bと、第4エレメント4のマイナスX軸方向の端部との間に接続される。
第4エレメント4の全体の内、Y軸方向に延伸するエレメントから、第3エレメント3-1までの幅をW4とし、第3エレメント3-1から第3エレメント3-2までのX軸方向の幅をW5としたとき、幅W4は幅W5と略等しい。略等しいとは、例えば、幅W4がW5×1.2~W5×0.8の範囲に設定されることを意味する。
幅W4及び幅W5のそれぞれは、例えば1.0mmから30.0mmまでの値に設定される。
複数の第3エレメント3を設けることにより、2つの閉ループ部5が形成される。
ループ状導体20寄りの位置に形成される閉ループ部5は、第1エレメント1と、第4エレメント4と、第3エレメント3-1とによって形成される。
第4エレメント4の中間点4b付近に形成される閉ループ部5は、第1エレメント1と、第4エレメント4と、第3エレメント3-1と、第3エレメント3-2とによって形成される。
各閉ループ部5は、略四角形のループエレメントである。このように2つ以上の閉ループ部5が形成されることで、導体部30Aのインピーダンスを下げられるため、アンテナ利得を高める効果が得られる。
各エレメントの電気長は、以下のように設定される。
例えば、第1エレメント1の長さは、使用周波数の波長のλ/3~λ/5の倍数の電気長に設定される。この場合、第4エレメント4の長さは、λ/3.5~λ/8の倍数の電気長に設定される。異なる電気長は、例えば、使用周波数の波長のλ/3.5からλ/4.5までの範囲である。
また、第1エレメント1の代わりに、第4エレメント4の電気長が、使用周波数の波長のλ/4の倍数に設定されてもよい。この場合、第1エレメント1の電気長は、使用周波数の波長のλ/4の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される。この場合の異なる電気長は、例えば、使用周波数の波長のλ/3.5からλ/4.5までの範囲である。
また、第1エレメント1の代わりに、第4エレメント4の電気長と第3エレメント3(例えば2つの第3エレメント3の内の何れか1つ)の電気長とを合計した値が、使用周波数の波長のλ/3~λ/5の倍数に設定されてもよい。この場合、第1エレメント1の電気長は、使用周波数の波長のλ/3~λ/5の倍数の電気長とは異なる電気長に設定される。この場合の異なる電気長は、例えば、使用周波数の波長のλ/3.5からλ/8までの範囲である。
RFIDタグ100-1によれば、電気長と形状の双方が異なる複数のエレメントを組み合わせることで、RFIDタグ100と同様の効果を得ることができる。
また、RFIDタグ100-1によれば、第4エレメント4の分岐箇所、すなわち第1エレメント1からの第4エレメント4の引き出し位置を、調整しやすい構造のため、RFIDタグ100-1の設計条件に自由度を持たせることができる。例えば、RFIDタグ100-1の表面積を極力狭くしなければならない特殊形状の収納体300の場合、第1エレメント1の下側(マイナスY軸方向側)の領域が狭くなることが想定される。この場合でも、第4エレメント4の分岐箇所を極力ループ状導体20に近づけた上で、第4エレメント4のX軸方向に伸びる部分の長さを短くすることで、特殊な収納体300にも適用可能となる。従って、RFIDタグ100-1を適用可能な収納体300が増える分、RFIDタグ100-1の生産量を増やすことができる、RFIDタグ100-1の製造単価をより一層低減することができる。
なお、本実施の形態に係るRFIDタグ100~100-1のそれぞれは、UHF帯の電波だけでなく、VHF帯、SHF帯などの電波にも適用可能である。RFIDタグ100~100-1の使用周波数がUHF帯の周波数である場合、UHF帯はVHF帯に比べて、周波数が高いため、波長が短くなり、アンテナの小型化に有利である。従って、本実施の形態に係るRFIDタグ100~100-1をUHF帯の電波に好適な形状にすることで、ICチップ10の小型化を図ることができると共に、メモリ容量も小さく安価な無線タグを得ることができる。
また、本実施の形態に係るRFIDタグ100~100-1のそれぞれは、電磁誘導式の無線タグ、電波式の無線タグの何れにも適用可能である。特に、RFIDタグ100~100-1のそれぞれを、電波式の無線タグに適用した場合、リーダとの所定の無線通信距離を確保できる。所定の無線通信距離は、例えば0mから20mまでの範囲である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 :第1エレメント
2 :第2エレメント
3 :第3エレメント
4 :第4エレメント
10 :ICチップ
20 :ループ状導体
30 :アンテナ部
30A :導体部
30B :導体部
40 :シート
100 :RFIDタグ
100-1 :RFIDタグ
300 :収納体
IC :無線
VL :仮想線
2 :第2エレメント
3 :第3エレメント
4 :第4エレメント
10 :ICチップ
20 :ループ状導体
30 :アンテナ部
30A :導体部
30B :導体部
40 :シート
100 :RFIDタグ
100-1 :RFIDタグ
300 :収納体
IC :無線
VL :仮想線
Claims (8)
- 識別情報が記録されるICチップと、
前記ICチップに接続されるループ状導体と、
前記ループ状導体に接続されると共に前記ループ状導体から互いに離れる方向に伸びる2つの格子形状のアンテナパターンを有するアンテナ部と、
を備えるRFIDタグ。 - 前記格子形状のアンテナパターンは、
前記ループ状導体に接続される共に前記ループ状導体から互いに離れる方向に伸びる直線エレメントと、
前記直線エレメントの先端に設けられ、前記直線エレメントの先端から前記直線エレメントが伸びる方向とは異なる方向に伸びるフック形状の導体であるフックエレメントと、
前記直線エレメントから前記フックエレメントに向かって伸び、前記直線エレメント及び前記フックエレメントと共に格子形状のパターンを形成する導体である2以上の格子エレメントと、
を備える請求項1に記載のRFIDタグ。 - 前記格子形状のアンテナパターンは、前記直線エレメントと前記フックエレメントと2以上の前記格子エレメントとによって形成される2以上の閉ループ部を有する請求項2に記載のRFIDタグ。
- 前記格子形状のアンテナパターンは、
前記ループ状導体に接続される共に前記ループ状導体から互いに離れる方向に伸びる直線エレメントと、
直線エレメントの途中から分岐するように前記直線エレメントに接続され、前記直線エレメントと平行に伸びる導体である分岐エレメントと、
前記直線エレメントから前記分岐エレメントに向かって伸び、前記直線エレメント及び前記分岐エレメントと共に格子形状のパターンを形成する導体である2以上の格子エレメントと、
を備える請求項1に記載のRFIDタグ。 - 前記格子形状のアンテナパターンは、前記直線エレメントと前記分岐エレメントと2以上の前記格子エレメントとによって形成される2以上の閉ループ部を有する請求項4に記載のRFIDタグ。
- 使用周波数がUHF帯の周波数である請求項1~5の何れか一項に記載のRFIDタグ。
- 電波式の無線タグである請求項1~6の何れか一項に記載のRFIDタグ。
- 請求項1~7の何れか一項に記載のRFIDタグに用いられるアンテナ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019134034A JP7157970B2 (ja) | 2019-07-19 | 2019-07-19 | Rfidタグ及びアンテナ |
US17/596,962 US11962064B2 (en) | 2019-07-19 | 2020-07-16 | RFID tag and antenna |
PCT/JP2020/027729 WO2021015100A1 (ja) | 2019-07-19 | 2020-07-16 | Rfidタグ及びアンテナ |
CN202080031758.5A CN113748431B (zh) | 2019-07-19 | 2020-07-16 | Rfid标签及天线 |
TW109124229A TW202109973A (zh) | 2019-07-19 | 2020-07-17 | Rfid標籤及天線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019134034A JP7157970B2 (ja) | 2019-07-19 | 2019-07-19 | Rfidタグ及びアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021019289A JP2021019289A (ja) | 2021-02-15 |
JP7157970B2 true JP7157970B2 (ja) | 2022-10-21 |
Family
ID=74193638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019134034A Active JP7157970B2 (ja) | 2019-07-19 | 2019-07-19 | Rfidタグ及びアンテナ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11962064B2 (ja) |
JP (1) | JP7157970B2 (ja) |
CN (1) | CN113748431B (ja) |
TW (1) | TW202109973A (ja) |
WO (1) | WO2021015100A1 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006295879A (ja) | 2005-03-17 | 2006-10-26 | Fujitsu Ltd | タグアンテナ |
JP2007221772A (ja) | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Ncr Internatl Inc | 無線周波デバイス |
JP2011109698A (ja) | 2005-03-17 | 2011-06-02 | Fujitsu Ltd | タグアンテナ |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4509687B2 (ja) * | 2004-07-30 | 2010-07-21 | トッパン・フォームズ株式会社 | 情報担持体 |
FI121521B (fi) * | 2005-02-17 | 2010-12-15 | Upm Raflatac Oy | Transponderin viritysmenetelmä ja transponderi |
CN2872619Y (zh) * | 2005-07-12 | 2007-02-21 | 哗裕实业股份有限公司 | 无线射频辨识标签的天线构成 |
JP2008040904A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Hitachi Ltd | Rfidタグおよびその読み取り方法 |
WO2008034269A1 (de) * | 2006-09-18 | 2008-03-27 | Textilma Ag | Rfid-textiletikette |
JP4839257B2 (ja) * | 2007-04-11 | 2011-12-21 | 株式会社日立製作所 | Rfidタグ |
JP5018884B2 (ja) * | 2007-07-18 | 2012-09-05 | 富士通株式会社 | 無線タグ及び無線タグの製造方法 |
US7579998B1 (en) * | 2008-02-19 | 2009-08-25 | Advanced Connection Technology, Inc. | Fractal dipole antenna |
US20100097280A1 (en) * | 2008-10-20 | 2010-04-22 | Smartrac Ip B.V. | Transponder device |
GB2470205B (en) * | 2009-05-13 | 2013-05-22 | Antenova Ltd | Branched multiport antennas |
US20120223145A1 (en) * | 2010-12-07 | 2012-09-06 | Orbiter, Llc | Supported radio frequency identification (rfid) tag |
JP5835336B2 (ja) * | 2011-09-12 | 2015-12-24 | 日立化成株式会社 | Rfidタグ及び自動認識システム |
JP2013114513A (ja) | 2011-11-29 | 2013-06-10 | Nitta Ind Corp | 情報記憶媒体 |
EP2866298B1 (en) * | 2012-06-26 | 2020-05-06 | Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. | Rf tag |
US9390367B2 (en) * | 2014-07-08 | 2016-07-12 | Wernher von Braun Centro de Pesquisas Avancadas | RFID tag and RFID tag antenna |
CN114781570A (zh) * | 2017-04-20 | 2022-07-22 | 株式会社村田制作所 | 无线通信设备 |
-
2019
- 2019-07-19 JP JP2019134034A patent/JP7157970B2/ja active Active
-
2020
- 2020-07-16 US US17/596,962 patent/US11962064B2/en active Active
- 2020-07-16 WO PCT/JP2020/027729 patent/WO2021015100A1/ja active Application Filing
- 2020-07-16 CN CN202080031758.5A patent/CN113748431B/zh active Active
- 2020-07-17 TW TW109124229A patent/TW202109973A/zh unknown
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006295879A (ja) | 2005-03-17 | 2006-10-26 | Fujitsu Ltd | タグアンテナ |
JP2011109698A (ja) | 2005-03-17 | 2011-06-02 | Fujitsu Ltd | タグアンテナ |
JP2007221772A (ja) | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Ncr Internatl Inc | 無線周波デバイス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN113748431B (zh) | 2023-09-12 |
JP2021019289A (ja) | 2021-02-15 |
US11962064B2 (en) | 2024-04-16 |
TW202109973A (zh) | 2021-03-01 |
CN113748431A (zh) | 2021-12-03 |
US20220247063A1 (en) | 2022-08-04 |
WO2021015100A1 (ja) | 2021-01-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4618459B2 (ja) | Rfidタグ、rfidタグセット及びrfidシステム | |
JP5703977B2 (ja) | 無線通信デバイス付き金属物品 | |
JP5835360B2 (ja) | アンテナ装置、カード型通信デバイス及び通信端末装置 | |
KR101338173B1 (ko) | 무선 통신 디바이스 | |
US11120323B2 (en) | Method of using shielded RFID straps with RFID tag designs | |
CN104518283A (zh) | 用于微型化应用的多频天线 | |
CN102057535A (zh) | Rfid标签 | |
JP5482964B2 (ja) | 無線icデバイス及び無線通信端末 | |
JP2012253699A (ja) | 無線通信デバイス、その製造方法及び無線通信デバイス付き金属物品 | |
JP2012108843A (ja) | Rfidタグ | |
US11100382B2 (en) | Card-type wireless communication device | |
JP7157970B2 (ja) | Rfidタグ及びアンテナ | |
JP2011095844A (ja) | 非接触電子装置 | |
US8899489B2 (en) | Resonant circuit structure and RF tag having same | |
CN111931893B (zh) | 一种射频标签 | |
WO2021100576A1 (ja) | Rfidタグ | |
CN109565113B (zh) | 天线装置以及使用其的ic标签 | |
WO2021015102A1 (ja) | Rfidタグ、ペットボトル、及びアンテナ | |
CN210515345U (zh) | 一种应用于混凝土的双频电子标签 | |
JP5543795B2 (ja) | アンテナ装置及びそれを備えたrfidタグ | |
JP2021018786A (ja) | Rfidタグ、ペットボトル、及びアンテナ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210712 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220920 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220929 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7157970 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |