JP7157704B2 - 車両用運転訓練装置 - Google Patents

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Description

この発明は車両用運転訓練装置に関する。
車両用運転訓練装置は、訓練生に実車に類似した操舵感を与えるほど臨場感を向上させることができ、運転技術の習得の励みとなって望ましい。その点で下記の特許文献1記載の技術において、ステアリングシャフトの回りに配置された中空の電動モータの出力によってステアリングホイールに実車に類似した操舵反力を与えるようにした構成が提案されている。
特開平11-126018号公報
特許文献1記載の技術は上記のように電動モータによって操舵反力を付与しているが、ステアリングホイールの回転操作によるステアリングシャフトの回転方向の反力を検出し、それに基づいて操舵反力を付与するに止まり、車速応動トルクなどを考慮していないため、実車の操舵感を十分に得られない不都合があった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、車速応動トルクなどに基づいて操舵反力を制御することで一層実車に類似した操舵感を与えるようにした車両用運転訓練装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明にあっては、訓練生が回転操作可能に配置されるステアリングホイールに連結されるステアリングシャフトと、前記ステアリングホイールの回転操作によるステアリングシャフトの左右の操舵方向の操舵範囲を規制する操舵範囲規制機構と、前記ステアリングシャフトの左右の操舵方向に対向する方向に操舵反力を付与可能な電動モータと、前記ステアリングシャフトの回転角を検出する回転角センサと、前記検出されたステアリングシャフトの回転角に基づいて前記電動モータの操舵反力を制御する電子制御ユニットとを備えた車両用運転訓練装置において、前記ステアリングシャフトの左右の操舵方向の操舵に摩擦力を付与可能な摩擦力付与機構と、前記ステアリングシャフトの先端付近に配置されて前記訓練生が操作可能なアクセルペダルとブレーキペダルと、を備えると共に、前記電子制御ユニットは、前記訓練生によるアクセルペダルとブレーキペダルの操作に応じて車速を演算する車速演算部と、前記検出されたステアリングシャフトの回転角に基づいて前記ステアリングシャフトを原点位置に戻そうとする戻しトルクを演算すると共に、前記車速演算部で演算された車速に基づいて車速応動トルクを演算するトルク演算部とを備え、前記トルク演算部で演算された戻しトルクと車速応動トルクとから前記電動モータの操舵反力を制御する如く構成した。
この発明の実施形態に係る車両用運転訓練装置の側面図である。 図1装置の電子制御ユニットの構成を示す概略図である。 図1装置のステアリングシャフトのステアリングギアボックスの縦断面図である。 図3のステアリングギアボックスを図で右側から見たときの側面図である。 図4のステアリングギアボックスを図で下方から見たときの側面図である。 図5のVI-VI線断面図である。 図4のステアリングギアボックスをVII-VII線に沿って展開して示す断面図である。 図3のステアリングシャフトの戻しトルクとギアバックラッシュ範囲を示す説明図である。 図3のステアリングシャフトの回転角に対する戻しトルクの特性を示す説明図である。 図3のステアリングシャフトの車速に対する車速応動トルクの特性を示す説明図である。 図1装置のブレーキペダル付近のブレーキ反力発生機構の縦断面図である。 図11のブレーキ反力発生機構の要部拡大図である。 図1装置のATレバーセレクト機構の側面図である。 図13のATレバーセレクト機構の要部断面図である。
以下、添付図面に即してこの発明に係る車両用運転訓練装置を実施するための形態について説明する。
図1はその車両用運転訓練装置の側面図、図2は図1装置の電子制御ユニットの構成を示す概略図、図3は図1装置のステアリングギアボックスの縦断面図、図4は図3のステアリングギアボックスを図で右側から見たときの側面図、図5は図4のステアリングギアボックスを図で下方から見たときの側面図、図6は図5のVI-VI線断面図で、図7は図4のステアリングギアボックスをVII-VII線に沿って展開して示す断面図である。
図示の如く、実施形態に係る車両用運転訓練装置10は、訓練生(図示せず)が着座可能なシート12の付近に配置されるステアリングホイール14に連結されるステアリングシャフト16と、ステアリングホイール14の回転操作によるステアリングシャフト16の左右の操舵方向の操舵範囲を規制する操舵範囲規制機構20と、ステアリングシャフト16の左右の操舵方向に対向する方向に操舵反力を付与可能な電動モータ22とを備えると共に、ステアリングシャフト16の左右の操舵方向の操舵に摩擦力を付与可能な摩擦力付与機構24を備える。車両用運転訓練装置10は、例えば自動車教習所の一室の床面Fの上に載置される。
ステアリングホイール14はシート12の付近に訓練生が操作(回転)可能なように配置されると共に、ステアリングホイール14に連結されるステアリングシャフト16は図1に示すようにテアリングコラムとして機能するステアリングギアボックス26内に収容される。
図3から図7に示す如く、ステアリングギアボックス26において、操舵範囲規制機構20は、ステアリングシャフト16にギア16aと第1ギア(ストッパシャフトギア)20aを介して連結されるストッパシャフト20bと、ストッパシャフト20bに取り付けられるナット20cと、ストッパシャフト20bの付近からナット20cの両側にナット20cに当接可能にステアリングギアボックス26の壁面から突設される少なくとも2個のストッパ20dとからなる。
ナット20cは、図3と図6などに示すように矩形状(方形状)を呈し、両側のストッパ20dに当接することでステアリングシャフト16の左右の操舵方向の操舵範囲(左右それぞれ2.5回転)においてストッパ20dの中間位置、即ち、ステアリングシャフト16の原点位置(左右回転の中心位置。図8のθ0)に相当する位置に配置される。
また、ナット20cはボルト20c1を介してプランジャ取付板24aに固定され、プランジャ取付板24aには摩擦力付与機構24が設けられる。摩擦力付与機構24はボールプランジャ24bからなる。
ボールプランジャ24bは、筒状のプランジャ本体24b1とプランジャ本体24b1の先端に配置されるボール24b2と、プランジャ本体24b1の内部に収容されてボール24b2を外方に付勢するスプリング(図示せず)からなる公知の形状を備え、プランジャ取付板24aにナット24b3で取り付けられる。
電動モータ22はDCモータなどからなると共に、ステアリングシャフト16のギア16aに第2ギア(モータギア)22aを介して連結される。即ち、図4と図7などに示す如く、ステアリングギアボックス26においてステアリングシャフト16には第2ギア(モータギア)22aを介して連結される電動モータ22と、第1ギア(ストッパシャフトギア)20aを介して連結されるストッパシャフト20bとが平行して配置される。
プランジャ本体24c1はより詳しくは、図5などに示す如く、ステアリングシャフト16(ストッパシャフト20b)の軸方向において取付板24aの中央位置で、かつナット20cがストッパ20dの中央に位置するときにナット20cの中央位置、換言すればプランジャ本体24b1が、ステアリングシャフト16が原点位置(左右回転の中心位置。θ0)に相当する位置となるように、取付板24aに取り付けられる。
図3などに示す如く、プランジャ本体24b1は他端において取付板24aにナット24b3で取り付けられ、スプリングで付勢されるボール24b2がステアリングギアボックス26の内壁面に接触することで、ステアリングシャフト16はナット20cがストッパ20dの間を移動する間は摩擦力を与えられ、第1ギア20aと第2ギア22aなどのバックラッシュによるステアリングシャフト16のガタツキを防止する。
電動モータ22は後述のように動作させられるとき、第2ギア22aとギア16aを介してステアリングシャフト16に、左右の操舵方向に対向する方向に操舵反力を付与する。電動モータ22の一端にはステアリングシャフト16の回転角を検出する、ロータリエンコーダからなる回転角センサ30が取り付けられる。
図1に示す如く、ステアリングシャフト16を収容するステアリングギアボックス26の先端付近には訓練生が操作可能なアクセルペダル32とブレーキペダル34が配置される。
図1と図2に示す如く、車両用運転訓練装置10は回転角センサ30などの検出値に基づいて電動モータ22の操舵反力を制御する電子制御ユニット(Electronic Control Unit。以下「ECU」という)36を備える。詳細な図示は省略するが、ECU36はマイクロプロセッサ(CPU)とメモリ(ROM,RAMなど)を有するマイクロコンピュータから構成される。
訓練生はステアリングギアボックス26の上方に配置されるモニタ40(図1)に映し出される走行状況を示す画像を見ながら、ステアリングホイール14を操舵しつつ、必要に応じてアクセルペダル32とブレーキペダル34を操作する。ECU36のメモリには運転訓練シミュレータが内蔵されており、モニタ40の映像はECU36の運転訓練シミュレータに従って出力される。
図2に示す如く、ECU36は、訓練生によるアクセルペダル32とブレーキペダル34の操作に応じて車速(仮想的な車速)を演算する車速演算部36aと、検出されたステアリングシャフト16の回転角に基づいてステアリングシャフト16を原点位置に戻そうとする戻しトルクを演算すると共に、車速演算部36aで演算された車速に基づいて車速応動トルクを演算するトルク演算部36bを備える(換言すれば、ECU36のマイクロプロセッサがメモリに格納された命令に従って車速演算部36aとトルク演算部36bとして機能する)。
ECU36は、トルク演算部36bで演算された戻しトルクと車速応動トルクとから電動モータ22の操舵反力を制御する。図8はステアリングシャフト16の戻しトルクとギアバックラッシュ範囲を示す説明図、図9はステアリングシャフト16の回転角に対する戻しトルクTmの特性を示す説明図、図10はステアリングシャフト16の車速に対する車速応動トルクTm1の特性を示す説明図である。
トルク演算部36bは、図9の特性に基づき、戻しトルクTmを、検出されたステアリングシャフト16の回転角が所定角度(例えば30度)に達するまでは検出されたステアリングシャフト16の回転角が増加するにつれて増加すると共に、所定角度に達した後は一定となるように演算する。
また、トルク演算部36bは、図10の特性に基づき、車速応動トルクTm1を、演算された車速が所定車速V1に達するまでは演算された車速が増加するにつれて増加する第1の特性aに従って演算すると共に、所定速度に達した後は第1の特性aよりも増加率の小さい第2の特性bに従って演算する。
上記に基づき、ECU36は、トルク演算部36bで演算された戻しトルクTmと車速応動トルクTm1とに基づいてステアリングシャフト16が原点位置(図8のθ0)に復帰する操舵反力を生じるように電動モータ22の動作を制御する。尚、ECU36はステアリングシャフト16の回転が図8に示す所定の回転範囲(ギアバックラッシュ範囲)θにあるときは操舵反力を生じないように電動モータ22の動作を制御する。
図1の説明に戻ると、車両用運転訓練装置10は、ブレーキペダル34の操作に応じて反力を発生するブレーキ反力発生機構44を備える。
図11は図1装置のブレーキ反力発生機構44の縦断面図、図12は図11のブレーキ反力発生機構44の要部拡大図である。
図示の如く、ブレーキ反力発生機構44は、ブレーキペダル34に連結されるピストン44aとピストン44aを摺動自在に収容するシリンダ44bとを備えると共に、ピストン44aとシリンダ44bの底面44b1との間に荷重の異なる複数個のばね44c(具体的には2個のばね(圧縮コイルばね)44c1,44c2)とショックアブソーバ44dとを介挿して構成される。ピストン44aはシリンダ44bの付近で径大なピストン板44a1が形成され、ピストン板44a1がシリンダ内に摺動自在に収容される。
ショックアブソーバ44dには鍔状の仕切板44d1が取り付けられる。具体的には仕切板44d1は中央に貫通孔が穿設され、ショックアブソーバ44dがその貫通孔に挿通されることでショックアブソーバ44dに仕切板44d1が取り付けられるように構成される。
2個のばね(圧縮コイルばね)は、ピストン44aとショックアブソーバ44dの仕切板44d1との間に介挿される低荷重ばね44c1と、ショックアブソーバ44dの仕切板44d1とシリンダ44bの底面44b1との間に介挿される高荷重ばね44c2とからなる。
ショックアブソーバ44dは、詳細な図示は省略するが、内部に圧油が充填されたシリンダ内に摺動自在に収容されるピストンからなる油圧式のショックアブソーバからなる。
これにより、図12に示す如く、ブレーキ反力発生機構44は、ピストン44aが訓練生のブレーキペダル34の踏み込みに応じて低荷重ばね44c1に当接する位置まで移動して低荷重ばね44c1の反力を発生する第1領域(A領域)と、ショックアブソーバ44dの端部44d2に当接する位置まで移動して低荷重ばね44c1とショックアブソーバ44dとによる反力を発生する第2領域(B領域)と、ショックアブソーバ44dを押圧してショックアブソーバ44dの仕切板44d1が高荷重ばね44c2に当接する位置まで移動して前記高荷重ばね44c2の反力を発生する第3領域(C領域)の間で反力を発生するように構成される。
A領域は低荷重ばね44c1の反力だけでブレーキペダル34の遊び部分を表現し、B領域は低荷重ばね44c1とショックアブソーバ44dの油圧ブレーキの反力を表現し、C領域はショックアブソーバ44dの仕切板44d1が高荷重ばね44c2に突き当たり、さらに踏み込む荷重を表現することができる。
上記した構成により、ブレーキ反力発生機構44は、実車と同様の作動力(踏み込み荷重)を実現することができる。
図1の説明に戻ると、車両用運転訓練装置10は、訓練生のセレクトレバー52の操作に応じてポジションをセレクトするATレバーセレクト機構50を備える。
図13は図1装置のATレバーセレクト機構50が連結されるATセレクトレバー52などの側面図、図14はATレバーセレクト機構50の要部断面図である。
図13と図14を参照して説明すると、ATレバーセレクト機構50は、セレクトレバー52に連結されると共に、S-D-N-R-Pを少なくとも含むポジションに応じた溝50a1が複数個形成された伝達バー50aと、荷重設定機構50bとからなり、荷重設定機構50bは、伝達バー50aを球面ワッシャ50b1とスプリング50b2で押圧すると共に、スプリング50b2の荷重を調整可能な調整部50b3を備える。
図14に示す如く、調整部50b3は、球面ワッシャ50b1とスプリング50b2と伝達バー50aを貫通する長尺のダブルボルト50b31と、ダブルボルト50b31にネジ止めされるナット50b32からなり、ナット50b32のネジ止め位置を図14で上下方向に変更することで、伝達バー50aの押圧力を調整可能に構成される。
ここで、図14に示す如く、荷重設定機構50bにおいて球面ワッシャ50b1は、そその球面側を伝達バー50aの溝50a1に当接するようにダブルボルト50b31に取り付けられる。これにより、伝達バー50aがセレクトレバー52の操作に応じて図14で左右方向に移動させられるとき、球面ワッシャ50b1が溝50a1を乗り越える際、伝達バー50aは図14で上方に持ち上げられる。このとき荷重設定機構50bの調整部50b3のナット52b32のネジ止め位置を調整することで、実車と同様の作動力(操作荷重)を実現することができる。
また、伝達バー50aはセレクトレバー52に連結されると共に、一端においてセレクトされたポジションに対応する位置信号を出力するアナログセンサ54が取り付けられる。ポジションは、S-D-N-R-Pを少なくとも含むように構成される。アナログセンサ54は取付ピン56を介してセレクトレバー52に連結される。
アナログセンサ54は図2に示すECU36に出力され、ECU36のメモリに内蔵される運転訓練シミュレータで運転訓練が実施される。
上記した如く、この実施形態にあっては、訓練生が回転操作可能に配置されるステアリングホイール14に連結されるステアリングシャフト16と、前記ステアリングホイール14の回転操作によるステアリングシャフト16の左右の操舵方向の操舵範囲を規制する操舵範囲規制機構20と、前記ステアリングシャフト16の左右の操舵方向に対向する方向に操舵反力を付与可能な電動モータ22と、前記ステアリングシャフト16の回転角を検出する回転角センサ30と、前記検出されたステアリングシャフト16の回転角に基づいて前記電動モータ22の操舵反力を制御する電子制御ユニット(ECU)36とを備えた車両用運転訓練装置10において、前記ステアリングシャフト16の左右の操舵方向の操舵に摩擦力を付与可能な摩擦力付与機構24と、前記ステアリングシャフト16の先端付近に配置されて前記訓練生が操作可能なアクセルペダル32とブレーキペダル34と、を備えると共に、前記電子制御ユニット36は、前記訓練生によるアクセルペダル32とブレーキペダル34の操作に応じて車速を演算する車速演算部36aと、前記検出されたステアリングシャフト16の回転角に基づいて前記ステアリングシャフト16を原点位置θ0に戻そうとする戻しトルクTmを演算すると共に、前記車速演算部36aで演算された車速に基づいて車速応動トルクTm1を演算するトルク演算部36bとを備え、前記トルク演算部36bで演算された戻しトルクTmと車速応動トルクTm1とから前記電動モータ22の操舵反力を制御する如く構成したので、戻しトルクと車速応動トルクに基づいて操舵反力を制御することで車速と回転に対応した適切なステアリングトルクを付与することができ、一層実車に類似した操舵感を与えることができる。
また、前記トルク演算部36bは、前記戻しトルクTmを、前記検出されたステアリングシャフト16の回転角が所定角度に達するまでは前記検出されたステアリングシャフト16の回転角が増加するにつれて増加すると共に、前記所定角度に達した後は一定となるように演算する如く構成したので、上記した効果に加え、戻しトルクTmを適切に演算することができる。
また、前記トルク演算部36bは、前記車速応動トルクTm1を、前記演算された車速が所定車速に達するまでは前記演算された車速が増加するにつれて増加する第1の特性aに従って演算すると共に、前記所定速度に達した後は前記第1の特性よりも増加率の小さい第2の特性bに従って演算する如く構成したので、上記した効果に加え、車速応動トルクTm1を適切に演算することができる。
また、前記電子制御ユニット36は、前記トルク演算部36bで演算された戻しトルクTmと車速応動トルクTm1とから前記ステアリングシャフト16が原点位置θ0に復帰するように前記電動モータ22の操舵反力を制御する如く構成したので、上記した効果に加え、ステアリングシャフト16に操舵荷重が付与されないとき、訓練生に違和感を与えることなく、ステアリングシャフト16を原点位置に復帰させることができる。
また、前記操舵範囲規制機構20は、前記ステアリングシャフト16に第1ギア20aを介して連結されるストッパシャフト20bと、前記ストッパシャフト20bに取り付けられるナット20cと、前記ストッパシャフト20bの付近から前記ナット20cの両側に前記ナット20cに当接可能に突設される少なくとも2個のストッパ20dとからなる如く構成したので、上記した効果に加え、簡易な構造でありながら、ステアリングシャフト16の左右の操舵方向の操舵範囲を確実に規制することができる。
また、前記電動モータ22は前記ステアリングシャフト16に第2ギア22aを介して連結される如く構成したので、上記した効果に加え、装置としてコンパクトにすることができる。
また、前記摩擦力付与機構24は、前記ナット20cに取付板24aを介して取り付けられるボールプランジャ24bからなる如く構成したので、上記した効果に加え、簡易な構造でありながら、ステアリングシャフト16の左右の操舵方向の操舵に摩擦力を付与することができて原点位置付近での第1ギア20aと第2ギア22aのバックラッシュによるガタツキを防止することができる。
尚、上記において、車両用運転訓練装置10は一例であり、シートに加えて車体を追加するなど種々変形することが可能である。
10 車両用運転訓練装置、12 シート、14 ステアリングホイール、16 ステアリングシャフト、20 操舵範囲規制機構、20a 第1ギア、20b ストッパシャフト、20c ナット、20d ストッパ、22 電動モータ、22a 第2ギア、24 摩擦力付与機構、24a 取付板、24b ボールプランジャ、24b1 プランジャ本体、24b2 ボール、24b3 ナット、26 ステアリングギアボックス(ステアリングコラム)、30 回転角センサ、32 アクセルペダル、34 ブレーキペダル、36 電子制御ユニット(ECU)、36a 車速演算部、36b トルク演算部、40 モニタ、44 ブレーキ反力発生機構、44a ピストン、44b シリンダ、44c,44c1,44c2 ばね、44d ショックアブソーバ、44d1 仕切板、44d2 端部、50 ATレバーセレクト機構、50a 伝達バー、50b 荷重設定機構、50b1 球面ワッシャ、50b2 スプリング、50b3 調整部、50b31 ダブルボルト、50b32 ナット、52 セレクトレバー、54 アナログセンサ

Claims (7)

  1. 訓練生が回転操作可能に配置されるステアリングホイールに連結されるステアリングシャフトと、
    前記ステアリングホイールの回転操作によるステアリングシャフトの左右の操舵方向の操舵範囲を規制する操舵範囲規制機構と、
    前記ステアリングシャフトの左右の操舵方向に対向する方向に操舵反力を付与可能な電動モータと、
    前記ステアリングシャフトの回転角を検出する回転角センサと、
    前記検出されたステアリングシャフトの回転角に基づいて前記電動モータの操舵反力を制御する電子制御ユニットと、を備えた車両用運転訓練装置において、
    前記ステアリングシャフトの左右の操舵方向の操舵に摩擦力を付与可能な摩擦力付与機構と、
    前記ステアリングシャフトの先端付近に配置されて前記訓練生が操作可能なアクセルペダルとブレーキペダルと、を備えると共に、
    前記電子制御ユニットは、
    前記訓練生によるアクセルペダルとブレーキペダルの操作に応じて車速を演算する車速演算部と、
    前記検出されたステアリングシャフトの回転角に基づいて前記ステアリングシャフトを原点位置に戻そうとする戻しトルクを演算すると共に、前記車速演算部で演算された車速に基づいて車速応動トルクを演算するトルク演算部と、を備え、
    前記トルク演算部で演算された戻しトルクと車速応動トルクとから前記電動モータの操舵反力を制御することを特徴とする車両用運転訓練装置。
  2. 前記トルク演算部は、前記戻しトルクを、前記検出されたステアリングシャフトの回転角が所定角度に達するまでは前記検出されたステアリングシャフトの回転角が増加するにつれて増加すると共に、前記所定角度に達した後は一定となるように演算することを特徴とする請求項1に記載の車両用運転訓練装置。
  3. 前記トルク演算部は、前記車速応動トルクを、前記演算された車速が所定車速に達するまでは前記演算された車速が増加するにつれて増加する第1の特性に従って演算すると共に、前記所定車速に達した後は前記第1の特性よりも増加率の小さい第2の特性に従って演算することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用運転訓練装置。
  4. 前記電子制御ユニットは、前記トルク演算部で演算された戻しトルクと車速応動トルクとから前記ステアリングシャフトが原点位置に復帰するように前記電動モータの操舵反力を制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用運転訓練装置。
  5. 前記操舵範囲規制機構は、前記ステアリングシャフトに第1ギアを介して連結されるストッパシャフトと、前記ストッパシャフトに取り付けられるナットと、前記ストッパシャフトの付近から前記ナットの両側に前記ナットに当接可能に突設される少なくとも2個のストッパ2とからなることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用運転訓練装置。
  6. 前記電動モータは前記ステアリングシャフトに第2ギアを介して連結されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用運転訓練装置。
  7. 前記摩擦力付与機構は、前記ナットに取付板を介して取り付けられるボールプランジャからなることを特徴とする請求項に記載の車両用運転訓練装置。
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