現行の5Gシステムアーキテクチャでは、コアネットワークの管理モジュールが、無線アクセスネットワークのネットワークノードとのユーザ機器のセキュリティ手順を確立することに関するいくつかの問題がある。例えば、CNまたはRANのどちらが、UEのためのセキュリティ情報を要求する必要性についての判定を実施すべきかは分かっていない。更に、CNが、1回の接続ごとにセキュリティ情報を提供する完全なUEコンテキストを開始した場合、リソースを消費する。したがって、本開示の特定の実施形態は、セキュリティ情報が必要か否かをAMFに指示することによって、AMFが正しい時にNG:初期コンテキストセットアップ要求を発行する助けとなる。
例えば、NG:初期UEメッセージを伝送する前に、RANは、UEが記録されたMDT統計を報告するように要求されると決定してもよい。この知識はAMFでは利用可能ではないが、かかる指示はAMFからのセキュリティ情報を要するであろう。したがって、RANが、NG:初期UEメッセージにおいて、セキュリティ情報が必要であると示すことが有益である。したがって、本開示の特定の実施形態は、NG RANがNG:初期UEメッセージにおいてセキュリティ情報の必要性を示すことを提案する。特定の実施形態では、AMFは、セキュリティ情報が必要であるという指示をRANから受信し、AMFは、セキュリティ情報を含む、NG:初期コンテキストセットアップで応答してもよい。特定の実施形態では、RANはセキュリティ情報を要求せず、AMFは、特定のイベントに基づいて、NG:初期コンテキストセットアップ手順を依然としてトリガしてもよい。例えば、特定のイベントは緊急フォールバック、またはユーザプレーン(UP)セットアップであってもよい。
本開示の特定の実施形態は、セキュリティ情報が受信されると、RANがASセキュリティを確立すべきか否かを判定できるようにする。本開示の特定の実施形態は、ASセキュリティが確立されてもよい選択されたシナリオで、AMFが初期UEコンテキストセットアップ手順を実行することのみを可能にするので、不要な作成およびシグナリングが回避されてもよい。本開示の特定の実施形態はまた、セキュリティ情報がコアネットワークで実施されるか否かの判定を提供する。例えば、AMFは、セキュリティ情報が必要であるという指示をRANから受信し、UEコンテキストセットアップが要求されていないことをAMFが分かっている場合、AMFは、セキュリティ情報を含むようになる、NG:DL NAS TRANSPORTメッセージでRANに応答する。他方で、DL NAS TRANSPORTメッセージを介して、AMFによるセキュリティ情報の伝達をトリガするために、RANは、完全なコンテキストセットアップを含まないセキュリティ情報が必要であることをAMFにシグナリングする。
本明細書に開示する問題の1つまたは複数に対処する、様々な実施形態が本明細書で提示される。特定の実施形態は、以下の技術的利点の1つまたは複数を提供してもよい。例えば、特定の実施形態は、RANおよびAMFが、UEセキュリティ情報の伝達をトリガし、RANにおいてUEコンテキストを作成することが必要な場合にのみそれを行うことを可能にしてもよい。これにより、RANにおけるUEコンテキストの不必要な作成および管理が回避されるので、システムがより効率的になる。
以下、本明細書において想到される実施形態のいくつかについて、添付図面を参照して更に十分に記載する。しかしながら、他の実施形態が本明細書に開示する主題の範囲内に含まれ、開示する主題は、本明細書で説明する実施形態のみに限定されるものと解釈されるべきではなく、それよりもむしろ、これらの実施形態は、主題の範囲を当業者に伝えるために例として提供されるものである。
図2は、特定の実施形態による、無線ネットワークの一例である。本明細書に記載する主題は、任意の適切な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムで実現されてもよいが、本明細書に開示する実施形態は、図2に示される例示の無線ネットワークなどの無線ネットワークに関連して記載する。単純にするため、図2の無線ネットワークは、ネットワーク206、ネットワークノード260および260b、ならびに無線デバイス(WD)210、210b、および210cのみを示している。実際上、無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと地上電話、サービスプロバイダ、または他の任意のネットワークノードもしくはエンドデバイスなど、別の通信デバイスとの間の通信に対応するのに適した、任意の追加の要素を更に含んでもよい。図示される構成要素のうち、ネットワークノード260および無線デバイス(WD)210が更に詳細に図示されている。特定の実施形態では、ネットワークノード260は、図13に更に示されるネットワークノードであってもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノード260は、gNBまたはeNBなどの基地局であってもよい。本開示では、eNBという用語は、eNBとng-eNBとを区別する具体的な必要性がない限り、それら両方を指すのに使用されてもよい。特定の実施形態では、ネットワークノード260は、図12および13に更に示されるコアネットワークのネットワークノードであってもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノード260はコアネットワークのAMFノードであってもよく、コアネットワークは5Gコアであってもよい。
特定の実施形態では、無線デバイス210は、図3に更に示されるユーザ機器であってもよい。無線ネットワークは、通信および他のタイプのサービスを1つまたは複数の無線デバイスに提供して、無線ネットワークによってもしくは無線ネットワークを介して提供されるサービスに関する、無線デバイスのアクセスおよび/または使用を容易にしてもよい。
無線ネットワークは、任意のタイプの通信、電気通信、データ、移動体、および/または無線ネットワーク、あるいは他の同様のタイプのシステムを備えてもよく、ならびに/あるいはそれらとインターフェース接続してもよい。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格、または他のタイプの規定の規則もしくは手順にしたがって動作するように構成されてもよい。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、グローバル移動体通信システム(GSM)、Universal Moble Telecommunication System(UMTS)、Long-Term Evolution(LTE)、および/または他の適切な2G、3G、4G、もしくは5G規格、IEEE 802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいは、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(WiMax)、ブルートゥース、Z波、および/またはジグビー規格などの他の任意の適切な無線通信規格などの、通信規格を実現してもよい。
ネットワーク206は、1つもしくは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、広域ネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間で通信できるようにする他のネットワークを含んでもよい。
ネットワークノード260およびWD 210は、更に詳細に後述する様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおける無線接続を提供するなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイスの機能性を提供するために共に働く。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線もしくは無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/あるいは、有線または無線接続のどちらかを介するデータおよび/または信号の通信を容易にするかまたはそれに関与することができる、他の任意の構成要素またはシステムを含んでもよい。
本明細書で使用するとき、ネットワークノードは、無線デバイスへの無線アクセスを可能にする、および/または無線アクセスを提供する、ならびに/あるいは無線ネットワークにおける他の機能(例えば、管理)を実施するために、無線通信ネットワーク内のネットワークノードまたもしくは他の機器と、直接または間接的に通信することができる、通信するように構成された、通信するように配置された、ならびに/または通信するように動作可能である、機器を指す。ネットワークノードの例としては、アクセスポイント(AP)(例えば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(例えば、無線基地局、ノードB、進化型ノードB(eNB)、およびNRノードB(gNB))が挙げられるが、それらに限定されない。基地局は、それらが提供するカバレッジの量(または換言すれば、それらの送信電力レベル)に基づいて分類されてもよく、そのため、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局とも呼ばれることがある。基地局は、中継を制御する中継ノードまたは中継ドナーノードであってもよい。ネットワークノードはまた、中央デジタル部、および/またはリモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがあるリモート無線ユニット(RRU)など、分散無線基地局の1つもしくは複数(または全て)の部分を含んでもよい。かかるリモート無線ユニットは、アンテナ統合無線として、アンテナと統合されてもされなくてもよい。分散無線基地局の部分はまた、分散アンテナシステム(DAS)のノードと呼ばれることもある。ネットワークノードの更なる他の例としては、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、ベーストランシーバ基地局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト調整エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(例えば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、ポジショニングノード(例えば、E-SMLC)、ならびに/あるいはMDTが挙げられる。別の例として、ネットワークノードは、更に詳細に後述するような仮想ネットワークノードであってもよい。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線デバイスが無線ネットワークにアクセスできるようにすること、もしくは無線デバイスに無線ネットワークへのアクセスを提供すること、および/または無線ネットワークにアクセスしている無線デバイスに何らかのサービスを提供することが、可能である、そのように構成されている、そのように配置されている、ならびに/またはそれを可能にするように動作可能である、任意の適切なデバイス(またはデバイス群)を表してもよい。
図2では、ネットワークノード260は、処理回路構成270と、デバイス可読媒体280と、インターフェース290と、補助機器288と、電源286と、電力回路構成287と、アンテナ262とを含む。図2の例示の無線ネットワークに示されるネットワークノード260は、ハードウェア構成要素の図示される組み合わせを含むデバイスを表すことがあるが、他の実施形態は、構成要素の異なる組み合わせを含むネットワークノードを備えてもよい。ネットワークノードは、本明細書に開示するタスク、特徴、機能、および方法を実施するのに必要な、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組み合わせを含むことが理解されるべきである。更に、ネットワークノード260の構成要素は、より大きいボックス内に位置するかまたは複数のボックス内に入れ子状になった、単独のボックスとして示されているが、実際上、ネットワークノードは、単一の図示される構成要素を構成する複数の異なる物理的構成要素を含んでもよい(例えば、デバイス可読媒体280は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備えてもよい)。
同様に、ネットワークノード260は、各々がそれぞれ自身の構成要素を有してもよい、複数の物理的に別個の構成要素(例えば、ノードBコンポーネントおよびRNCコンポーネント、またはBTSコンポーネントおよびBSCコンポーネントなど)から成ってもよい。ネットワークノード260が複数の別個の構成要素(例えば、BTSおよびBSCコンポーネント)を備える特定のシナリオでは、別個の構成要素の1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有されてもよい。例えば、単一のRNCが複数のノードBを制御してもよい。かかるシナリオでは、ノードBおよびRNCの固有の各対が、場合によっては、単一の別個のネットワークノードと見なされてもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノード260は、複数の無線アクセス技術(RAT)に対応するように構成されてもよい。かかる実施形態では、いくつかの構成要素が重複してもよく(例えば、異なるRATに対して別個のデバイス可読媒体280)、いくつかの構成要素は再使用されてもよい(例えば、同じアンテナ262がRATによって共有されてもよい)。ネットワークノード260はまた、例えば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはブルートゥース無線技術など、ネットワークノード260に統合された異なる無線技術に関する複数組の様々な図示される構成要素を含んでもよい。これらの無線技術は、同じまたは異なるチップもしくはチップセット、およびネットワークノード260内の他の構成要素に統合されてもよい。
処理回路構成270は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書に記載される、任意の決定、計算、または類似の動作(例えば、特定の取得動作)を実施するように構成される。処理回路構成270によって実施されるこれらの動作は、例えば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報または変換された情報をネットワークノードに格納された情報と比較すること、ならびに/あるいは取得された情報または変換された情報に基づいて1つもしくは複数の動作を実施することによって、処理回路構成270によって取得される情報を処理すること、ならびに前記処理の結果として決定を行うことを含んでもよい。特定の実施形態では、ネットワークノード260の処理回路構成270は、図12に更に示される方法を実施してもよい。
処理回路構成270は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または他の任意の適切なコンピューティングデバイス、リソース、あるいは単独で、または他のネットワークノード260の構成要素(デバイス可読媒体280、ネットワークノード260の機能性など)と併せて提供するように動作可能な、ハードウェア、ソフトウェア、および/または符号化論理の組み合わせのうち、1つもしくは複数のものの組み合わせを備えてもよい。例えば、処理回路構成270は、デバイス可読媒体280に、または処理回路構成270内のメモリに格納された命令を実行してもよい。かかる機能性は、本明細書で考察する様々な無線の特徴、機能、または利益のいずれかを提供することを含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理回路構成270はシステムオンチップ(SOC)を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、処理回路構成270は、無線周波数(RF)送受信機回路構成272およびベースバンド処理回路構成274の1つまたは複数を含んでもよい。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)送受信機回路構成272およびベースバンド処理回路構成274は、別個のチップ(もしくはチップセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあってもよい。代替実施形態では、RF送受信機回路構成272およびベースバンド処理回路構成274の一部または全ては、同じチップもしくはチップセット、ボード、またはユニットの上にあってもよい。
特定の実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNB、または他のかかるネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書に記載する機能性の一部または全ては、デバイス可読媒体280または処理回路構成270内のメモリに格納された命令を実行する、処理回路構成270によって実施されてもよい。代替実施形態では、機能性の一部または全ては、ハードワイヤード方式などで、別個のまたは離散的なデバイス可読媒体に格納された命令を実行することなく、処理回路構成270によって提供されてもよい。それらの実施形態のいずれかにおいて、デバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路構成270は、記載される機能性を実施するように構成することができる。かかる機能性によって提供される利益は、処理回路構成270のみに、またはネットワークノード260の他の構成要素に限定されず、ネットワークノード260全体ならびに/あるいはエンドユーザおよび無線ネットワーク全般によって享受される。
デバイス可読媒体280は、非限定的に、永続記憶装置、固体メモリ、リモート実装メモリ、磁気媒体、光学媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例えば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)、もしくはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/または他の任意の揮発性もしくは不揮発性非一時的デバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含む、処理回路構成270によって使用されてもよい情報、データ、および/もしくは命令を格納する、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリを含んでもよい。デバイス可読媒体280は、論理、規則、コード、テーブルなどの1つもしくは複数を含むコンピュータプログラム、ソフトウェア、アプリケーションを含む、任意の適切な命令、データ、または情報、あるいは処理回路構成270によって実行され、ネットワークノード260によって利用され得る他の命令を格納してもよい。デバイス可読媒体280は、処理回路構成270によって行われる任意の計算、および/またはインターフェース290を介して受信される任意のデータを格納するのに使用されてもよい。いくつかの実施形態では、処理回路構成270およびデバイス可読媒体280は、統合されたものと見なされてもよい。
インターフェース290は、ネットワークノード260、ネットワーク206、および/またはWD 210の間における、シグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信で使用される。図示されるように、インターフェース290は、例えば、有線接続を通じてネットワーク206との間でデータを送受信する、ポート/端子294を備える。インターフェース290はまた、アンテナ262に、または特定の実施形態ではその一部に連結されてもよい、無線フロントエンド回路構成292を含む。無線フロントエンド回路構成292はフィルタ298および増幅器296を備える。無線フロントエンド回路構成292はアンテナ262および処理回路構成270に接続されてもよい。無線フロントエンド回路構成は、アンテナ262と処理回路構成270との間で通信される信号を調整するように構成されてもよい。無線フロントエンド回路構成292は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに対して送出されるべきである、デジタルデータを受信してもよい。無線フロントエンド回路構成292は、フィルタ298および/または増幅器296の組み合わせを使用して、デジタルデータを、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号へと変換してもよい。無線信号は次に、アンテナ262を介して送信されてもよい。同様に、データを受信するとき、アンテナ262は無線信号を収集してもよく、それらは次に、無線フロントエンド回路構成292によってデジタルデータへと変換される。デジタルデータは処理回路構成270に渡されてもよい。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組み合わせを備えてもよい。
特定の代替実施形態では、ネットワークノード260は別個の無線フロントエンド回路構成292を含まなくてもよく、代わりに、処理回路構成270は、無線フロントエンド回路構成を備えてもよく、別個の無線フロントエンド回路構成292なしでアンテナ262に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RF送受信機回路構成272の全てまたは一部はインターフェース290の一部と見なされてもよい。更に他の実施形態では、インターフェース290は、無線ユニット(図示なし)の一部として、1つもしくは複数のポートまたは端子294、無線フロントエンド回路構成292、およびRF送受信機回路構成272を含んでもよく、インターフェース290は、デジタルユニット(図示なし)の一部である、ベースバンド処理回路構成274と通信してもよい。
アンテナ262は、無線信号を送信および/または受信するように構成された、1つもしくは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含んでもよい。アンテナ262は、無線フロントエンド回路構成290に連結されてもよく、データおよび/または信号を無線で送受信することができる、任意のタイプのアンテナであってもよい。いくつかの実施形態では、アンテナ262は、例えば、2GHz~66GHzの無線信号を送受信するように動作可能な、1つもしくは複数の全方向性、セクター、またはパネルアンテナを含んでもよい。全方向性アンテナは、任意の方向で無線信号を送受信するのに使用されてもよく、セクターアンテナは、特定のエリア内でデバイスから無線信号を送受信するのに使用されてもよく、パネルアンテナは、比較的直線で無線信号を送受信するのに使用される見通し線アンテナであってもよい。いくつかの例では、1つを超えるアンテナの使用はMIMOと呼ばれることがある。特定の実施形態では、アンテナ262は、ネットワークノード260とは別個であってもよく、インターフェースまたはポートを通してネットワークノード260に接続可能であってもよい。
アンテナ262、インターフェース290、および/または処理回路構成270は、ネットワークノードによって実施されるものとして、本明細書に記載するあらゆる受信動作および/または特定の取得動作を実施するように構成されてもよい。あらゆる情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または他の任意のネットワーク機器から受信されてもよい。同様に、アンテナ262、インターフェース290、および/または処理回路構成270は、ネットワークノードによって実施されるものとして、本明細書に記載するあらゆる送信動作を実施するように構成されてもよい。あらゆる情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または他の任意のネットワーク機器に送信されてもよい。
電力回路構成287は、電力管理回路構成を含むかまたはそれに連結されてもよく、ネットワークノード260の構成要素に、本明細書に記載する機能性を実施する電力を供給するように構成される。電力回路構成287は電源286から電力を受信してもよい。電源286および/または電力回路構成287は、それぞれの構成要素に適した形態で(例えば、それぞれの構成要素に必要な電圧および電流レベルで)、ネットワークノード260の様々な構成要素に電力を提供するように構成されてもよい。電源286は、電力回路構成287および/またはネットワークノード260に含まれるか、あるいはその外部にあってもよい。例えば、ネットワークノード260は、入力回路構成、または電気ケーブルなどのインターフェースを介して、外部電源(例えば、電気コンセント)に接続可能であってもよく、外部電源は電力を電力回路構成287に供給する。更なる例として、電源286は、電力回路構成287に接続されるかまたは統合される、電池もしくは電池パックの形態の電源を含んでもよい。電池は、外部電源が故障した場合のバックアップ電力を提供してもよい。光起電デバイスなど、他のタイプの電源も使用されてもよい。
ネットワークノード260の代替実施形態は、本明細書に記載する機能性のいずれか、および/または本明細書に記載する主題に対応するのに必要な任意の機能性を含む、ネットワークノードの機能性の特定の態様を提供することに関与してもよい、図2に示されるものを超える追加の構成要素を含んでもよい。例えば、ネットワークノード260は、情報をネットワークノード260に入力するのを可能にし、情報をネットワークノード260から出力するのを可能にする、ユーザインターフェース機器を含んでもよい。これは、ネットワークノード260に対する診断、保守、修理、および他の管理機能をユーザが実施するのを可能にしてもよい。
本明細書で使用するとき、無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することができる、そのように構成されている、そのように配置されている、および/またはそのように動作可能であるデバイスを指す。別段の記述がない限り、WDという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と交換可能に使用されてもよい。特定の実施形態では、無線デバイス210は、図3に更に図示されるユーザ機器であってもよい。無線通信には、電磁波、電波、赤外線波、および/または無線で情報を伝達するのに適した他のタイプの信号を使用して、無線信号を送信および/または受信することが関与してもよい。いくつかの実施形態では、WDは、直接的な人間の相互作用なしに情報を送信および/または受信するように構成されてもよい。例えば、WDは、内部もしくは外部イベントによってトリガされると、またはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計されてもよい。WDの例としては、スマートフォン、移動電話、携帯電話、ボイスオーバーIP(VoIP)電話、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲームコンソールもしくはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ内蔵機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線カスタマー構内設備(CPE)、車載型無線端末デバイスなどが挙げられるが、それらに限定されない。WDは、例えば、サイドリンク通信の3GPP規格を実現することによるデバイス間(D2D)通信、車車間(V2V)、車両対インフラストラクチャ(V2I)、車両対あらゆる物(V2X)に対応してもよく、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。更に別の特定の例として、物のインターネット(IoT)のシナリオでは、WDは、監視および/または測定を実施し、かかる監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、機械または他のデバイスを表してもよい。WDは、この場合、3GPPの文脈ではMTCデバイスと呼ばれることがある、マシンツーマシン(M2M)デバイスであってもよい。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域物のインターネット(NB-IoT)規格を実現するUEであってもよい。かかるマシンまたはデバイスの特定の例は、センサ、電力計などの計量デバイス、工業用機械類、家庭用または個人用電気器具(例えば、冷蔵庫、テレビなど)、個人用ウェアラブル(例えば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、WDは、その動作状態またはその動作と関連付けられた他の機能に関して監視および/または報告することができる、車両用または他の機器を表してもよい。上述したようなWDは、無線接続のエンドポイントを表してもよく、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。更に、上述したようなWDは移動体であってもよく、その場合、移動デバイスまたは移動端末と呼ばれることもある。
図示されるように、無線デバイス210は、アンテナ211、インターフェース214、処理回路構成220、デバイス可読媒体230、ユーザインターフェース機器232、補助機器234、電源236、および電力回路構成237を含む。WD 210は、例えば、例を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはブルートゥース無線技術など、WD 210が対応する異なる無線技術に対して、図示される構成要素のうち1つまたは複数のものの複数組を含んでもよい。これらの無線技術は、WD 210内の他の構成要素と同じもしくは異なるチップまたはチップセットに統合されてもよい。
アンテナ211は、無線信号を送信および/または受信するように構成された、1つもしくは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含んでもよく、インターフェース214に接続される。特定の代替実施形態では、アンテナ211は、WD 210とは別個であってもよく、インターフェースまたはポートを通してWD 210に接続可能であってもよい。アンテナ211、インターフェース214、および/または処理回路構成220は、WDによって実施されるものとして本明細書に記載される、あらゆる受信または送信動作を実施するように構成されてもよい。あらゆる情報、データ、および/または信号は、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信されてもよい。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路構成および/またはアンテナ211は、インターフェースと見なされてもよい。
図示されるように、インターフェース214は無線フロントエンド回路構成212およびアンテナ211を備える。無線フロントエンド回路構成212は、1つまたは複数のフィルタ218および増幅器216を備える。無線フロントエンド回路構成214は、アンテナ211および処理回路構成220に接続され、アンテナ211と処理回路構成220との間で通信される信号を調整するように構成される。無線フロントエンド回路構成212は、アンテナ211に連結されるか、またはその一部であってもよい。いくつかの実施形態では、WD 210は、別個の無線フロントエンド回路構成212を含まなくてもよく、それよりもむしろ、処理回路構成220は、無線フロントエンド回路構成を備えてもよく、アンテナ211に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RF送受信機回路構成222の一部または全てはインターフェース214の一部と見なされてもよい。無線フロントエンド回路構成212は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに対して送出されるべきである、デジタルデータを受信してもよい。無線フロントエンド回路構成212は、フィルタ218および/または増幅器216の組み合わせを使用して、デジタルデータを、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号へと変換してもよい。無線信号は次に、アンテナ211を介して送信されてもよい。同様に、データを受信するとき、アンテナ211は無線信号を収集してもよく、それらは次に、無線フロントエンド回路構成212によってデジタルデータへと変換される。デジタルデータは処理回路構成220に渡されてもよい。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組み合わせを備えてもよい。
処理回路構成220は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または他の任意の適切なコンピューティングデバイス、リソース、あるいは単独で、または他のWD 210の構成要素(デバイス可読媒体230、WD 210の機能性など)と併せて提供するように動作可能な、ハードウェア、ソフトウェア、および/または符号化論理の組み合わせのうち、1つもしくは複数のものの組み合わせを備えてもよい。かかる機能性は、本明細書で考察する様々な無線の特徴または利益のいずれかを提供することを含んでもよい。例えば、処理回路構成220は、デバイス可読媒体230に、または処理回路構成220内のメモリに格納された命令を実行して、本明細書に開示する機能性を提供してもよい。
図示されるように、処理回路構成220は、RF送受信機回路構成222、ベースバンド処理回路構成224、およびアプリケーション処理回路構成226の1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路構成は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組み合わせを備えてもよい。特定の実施形態では、WD 210の処理回路構成220はSOCを備えてもよい。いくつかの実施形態では、RF送受信機回路構成222、ベースバンド処理回路構成224、およびアプリケーション処理回路構成226は、別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。代替実施形態では、ベースバンド処理回路構成224およびアプリケーション処理回路構成226の一部または全ては、1つのチップまたはチップセットに組み入れられてもよく、RF送受信機回路構成222は別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。更なる代替実施形態では、RF送受信機回路構成222およびベースバンド処理回路構成224の一部または全てが、同じチップまたはチップセット上にあってもよく、アプリケーション処理回路構成226が別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。更なる他の代替実施形態では、RF送受信機回路構成222、ベースバンド処理回路構成224、およびアプリケーション処理回路構成226の一部または全てが、同じチップまたはチップセットに組み入れられてもよい。いくつかの実施形態では、RF送受信機回路構成222はインターフェース214の一部であってもよい。RF送受信機回路構成222は、処理回路構成220に対するRF信号を調整してもよい。
特定の実施形態では、WDによって実施されるものとして本明細書に記載される機能性の一部または全ては、特定の実施形態ではコンピュータ可読記憶媒体であってもよい、デバイス可読媒体230に格納された命令を処理回路構成220が実行することによって提供されてもよい。代替実施形態では、機能性の一部または全ては、ハードワイヤード方式などで、別個のまたは離散的なデバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行することなく、処理回路構成220によって提供されてもよい。これら特定の実施形態のいずれかにおいて、デバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路構成220は、記載される機能性を実施するように構成することができる。かかる機能性によって提供される利益は、処理回路構成220のみに、またはWD 210の他の構成要素に限定されず、WD 210全体ならびに/あるいはエンドユーザおよび無線ネットワーク全般によって享受される。
処理回路構成220は、WDによって実施されるものとして本明細書に記載される、任意の決定、計算、または類似の動作(例えば、特定の取得動作)を実施するように構成されてもよい。処理回路構成220によって実施されるようなこれらの動作は、例えば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報または変換された情報をWD 210によって格納された情報と比較すること、ならびに/あるいは取得された情報または変換された情報に基づいて1つもしくは複数の動作を実施することによって、処理回路構成220によって取得される情報を処理すること、ならびに前記処理の結果として決定を行うことを含んでもよい。
デバイス可読媒体230は、1つもしくは複数の論理、規則、符号、テーブルなどを含む、コンピュータプログラム、ソフトウェア、アプリケーション、ならびに/あるいは処理回路構成220によって実行することができる他の命令を格納するように動作可能であってもよい。デバイス可読媒体230の例としては、コンピュータメモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読出し専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例えば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは、処理回路構成220によって使用されてもよい情報、データ、および/または命令を格納する、他の任意の揮発性もしくは不揮発性非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを挙げることができる。いくつかの実施形態では、処理回路構成220およびデバイス可読媒体230は、統合されたものと見なされてもよい。
ユーザインターフェース機器232は、人間のユーザがWD 210と相互作用することを可能にする構成要素を提供してもよい。かかる相互作用は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形態のものであってもよい。ユーザインターフェース機器232は、ユーザに対する出力を生成し、ユーザがWD 210への入力を提供するように動作可能であってもよい。相互作用のタイプは、WD 210にインストールされるユーザインターフェース機器232のタイプに応じて変わってもよい。例えば、WD 210がスマートフォンの場合、相互作用はタッチスクリーンを介してもよく、WD 210がスマートメータの場合、相互作用は、使用(例えば、使用したガロン数)を提供する画面、または(例えば、煙が検出された場合に)可聴警告音を提供するスピーカーを通すものであってもよい。ユーザインターフェース機器232は、入力インターフェース、デバイス、および回路、ならびに出力インターフェース、デバイス、および回路を含んでもよい。ユーザインターフェース機器232は、WD 210への情報の入力を可能にするように構成され、処理回路構成220に接続されて、処理回路構成220が入力情報を処理するのを可能にする。ユーザインターフェース機器232は、例えば、マイクロフォン、近接センサもしくは他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つもしくは複数のカメラ、USBポート、または他の入力回路構成を含んでもよい。ユーザインターフェース機器232はまた、WD 210からの情報の出力を可能にし、処理回路構成220が情報をWD 210から出力するのを可能にするように構成される。ユーザインターフェース機器232は、例えば、スピーカー、ディスプレイ、振動回路構成、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路構成を含んでもよい。ユーザインターフェース機器232の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD 210は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、それらが本明細書に記載する機能性から利益を得ることを可能にしてもよい。
補助機器234は、一般にはWDによって実施されないことがある、より具体的な機能性を提供するように動作可能である。これは、様々な目的の測定を行う専用センサ、有線通信などの追加のタイプの通信のためのインターフェースなどを含んでもよい。補助機器234を含むこと、またその構成要素のタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて異なってもよい。
電源236は、いくつかの実施形態では、電池または電池パックの形態のものであってもよい。外部電源(例えば、電気コンセント)、光起電デバイス、またはパワーセルなど、他のタイプの電源も使用されてもよい。WD 210は、本明細書に記載または指示される任意の機能性を実施するのに電源236からの電力を必要とするWD 210の様々な部分に、電源236から電力を送達する、電力回路構成237を更に備えてもよい。電力回路構成237は、特定の実施形態では、電力管理回路構成を含んでもよい。電力回路構成237は、それに加えてまたはその代わりに、外部電源から電力を受信するように動作可能であってもよく、その場合、WD 210は、入力回路構成、または電力ケーブルなどのインターフェースを介して、外部電源(電気コンセントなど)に接続可能であってもよい。電力回路構成237はまた、特定の実施形態では、外部電源から電源236に電力を送達するように動作可能であってもよい。これは、例えば、電源236を充電するものであってもよい。電力回路構成237は、電源236からの電力に対して任意のフォーマット化、変換、または他の修正を実施して、電力が供給されるWD 210のそれぞれの構成要素に適した電力にしてもよい。
図3は、本明細書に記載する様々な態様による、UEの一実施形態を示している。本明細書で使用するとき、ユーザ機器、即ちUEは、関連デバイスを所有および/または操作する人間のユーザという意味では、必ずしもユーザを有さなくてもよい。代わりに、UEは、人間のユーザに販売するか人間のユーザによって操作されることが意図されるが、特定の人間のユーザと関連付けられないことがある、または最初は関連付けられないことがあるデバイスを表してもよい(例えば、スマートスプリンクラーコントローラ)。あるいは、UEは、エンドユーザに販売するかエンドユーザによって操作されることは意図されないが、ユーザと関連付けられるかまたはユーザの利益のために操作されてもよいデバイスを表してもよい(例えば、スマート電力計)。UE 300は、NB-IoT UE、MTC UE、および/または拡張型MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって特定される任意のUEであってもよい。図3に示されるようなUE 300は、3GPPのGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって普及される1つまたは複数の通信規格にしたがった通信向けに構成されたWDの一例である。上述したように、WDおよびUEという用語は交換可能に使用されてもよい。したがって、図3はUEであるが、本明細書で考察する構成要素はWDに等しく適用可能であり、その逆もまた真である。
図3では、UE 300は、入出力インターフェース305、無線周波数(RF)インターフェース309、ネットワーク接続インターフェース311、メモリ315(ランダムアクセスメモリ(RAM)317、読出し専用メモリ(ROM)319、および記憶媒体321などを含む)、通信サブシステム331、電源333、および/または他の任意の構成要素、あるいはそれらの任意の組み合わせに動作可能に連結された、処理回路構成301を含む。記憶媒体321は、オペレーティングシステム323、アプリケーションプログラム325、およびデータ327を含む。他の実施形態では、記憶媒体321は他の類似のタイプの情報を含んでもよい。特定のUEは、図3に示される構成要素の全て、または構成要素のサブセットのみを利用してもよい。構成要素間の統合レベルはUEごとに異なってもよい。更に、特定のUEは、複数のプロセッサ、メモリ、送受信機、送信機、受信機など、構成要素の複数の例を含んでもよい。
図3では、処理回路構成301は、コンピュータ命令およびデータを処理するように構成されてもよい。処理回路構成301は、1つもしくは複数のハードウェア実装状態機械(例えば、離散的な論理、FPGA、ASICなど)、適切なファームウェアを伴うプログラマブル論理、1つもしくは複数の格納されたプログラム、適切なソフトウェアを伴うマイクロプロセッサもしくはデジタル信号プロセッサ(DSP)などの汎用プロセッサ、または上記のものの任意の組み合わせなど、機械可読コンピュータプログラムとしてメモリに格納された機械命令を実行するように動作可能な、任意の連続状態機械を実現するように構成されてもよい。例えば、処理回路構成301は2つの中央処理装置(CPU)を含んでもよい。データは、コンピュータが使用するのに適した形態の情報であってもよい。
図示される実施形態では、入出力インターフェース305は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに対する通信インターフェースを提供するように構成されてもよい。UE 300は、入出力インターフェース305を介して出力デバイスを使用するように構成されてもよい。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用してもよい。例えば、UE 300に対する入出力を提供するのに、USBポートが使用されてもよい。出力デバイスは、スピーカー、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組み合わせであってもよい。UE 300は、入出力インターフェース305を介して入力デバイスを使用して、ユーザがUE 300への情報を捕捉することを可能にするように構成されてもよい。入力デバイスは、タッチセンサ式または存在センサ式ディスプレイ、カメラ(例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、指向性パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含んでもよい。存在センサ式ディスプレイは、ユーザからの入力を感知する、容量性または抵抗性タッチセンサを含んでもよい。センサは、例えば、加速度計、ジャイロスコープ、傾きセンサ、力センサ、磁力計、光学センサ、近接センサ、別の同様のセンサ、またはそれらの任意の組み合わせであってもよい。例えば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光学センサであってもよい。
図3では、RFインターフェース309は、通信インターフェースを、送信機、受信機、およびアンテナなどのRF構成要素に提供するように構成されてもよい。ネットワーク接続インターフェース311は、通信インターフェースをネットワーク343aに提供するように構成されてもよい。ネットワーク343aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、他の類似のネットワーク、またはそれらの任意の組み合わせなど、有線および/または無線ネットワークを包含してもよい。例えば、ネットワーク343aはWiFiネットワークを含んでもよい。ネットワーク接続インターフェース311は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルにしたがって、通信ネットワークを通じて1つもしくは複数の他のデバイスと通信するのに使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように構成されてもよい。ネットワーク接続インターフェース311は、通信ネットワークリンク(例えば、光学、電気など)に適切な受信機および送信機の機能性を実現してもよい。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェア、もしくはファームウェアを共有してもよく、あるいは別個に実現されてもよい。
RAM 317は、バス302を介して処理回路構成301にインターフェース接続して、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなどのソフトウェアプログラムを実行する間、データまたはコンピュータ命令を格納またはキャッシングするように構成されてもよい。ROM 319は、コンピュータ命令またはデータを処理回路構成301に提供するように構成されてもよい。例えば、ROM 319は、基本的入出力(I/O)、起動、または不揮発性メモリに格納されたキーボードからのキーストロークの受信など、基本的なシステム機能に対する不変の低レベルシステムコードまたはデータを格納するように構成されてもよい。記憶媒体321は、RAM、ROM、プログラマブル読出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光学ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、取外し可能カートリッジ、またはフラッシュドライブなどのメモリを含むように構成されてもよい。一例では、記憶媒体321は、オペレーティングシステム323、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションプログラム325、ウィジェットもしくはガジェットエンジンまたは別のアプリケーション、およびデータファイル327を含むように構成されてもよい。記憶媒体321は、UE 300が使用するため、多種多様の様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組み合わせのいずれかを格納してもよい。
記憶媒体321は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光学ディスクドライブ、内部ハードディスクドライブ、ブルーレイ光学ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータストーレージ(HDDS)光学ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、同期式動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、スマートカードメモリ(加入者識別モジュールもしくはリムーバブルユーザ識別(SIM/RUIM)モジュール)、他のメモリ、またはそれらの任意の組み合わせなど、多数の物理的ドライブユニットを含むように構成されてもよい。記憶媒体321によって、UE 300が、一時的もしくは非一時的メモリ媒体に格納された、コンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスするか、データをオフロードするか、またはデータをアップロードすることが可能になってもよい。通信システムを利用するものなどの製品は、デバイス可読媒体を含んでもよい、記憶媒体321の形で有形的に具体化されてもよい。
図3では、処理回路構成301は、通信サブシステム331を使用してネットワーク343bと通信するように構成されてもよい。ネットワーク343aおよびネットワーク343bは、同じネットワークまたは異なるネットワークであってもよい。通信サブシステム331は、ネットワーク343bと通信するのに使用される1つまたは複数の送受信機を含むように構成されてもよい。例えば、通信サブシステム331は、IEEE 802.5、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなどの1つまたは複数の通信プロトコルにしたがって、別のWD、UE、または無線アクセスネットワーク(RAN)の基地局など、無線通信することができる別のデバイスの1つまたは複数のリモート送受信機と通信するのに使用される、1つまたは複数の送受信機を含むように構成されてもよい。各送受信機は、RANリンクに適した送信機または受信機の機能性(例えば、周波数割当てなど)をそれぞれ実現する、送信機333および/または受信機335を含んでもよい。更に、各送受信機の送信機333および受信機335は、回路構成要素、ソフトウェア、もしくはファームウェアを共有してもよく、あるいは別個に実現されてもよい。
図示される実施形態では、通信サブシステム331の通信機能は、データ通信、音声通信、マルチメディア通信、ブルートゥースなどの近距離通信、近接場通信、位置を決定するのに全地球測位システム(GPS)を使用するものなどの位置依存型通信、別の類似の通信機能、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。例えば、通信サブシステム331は、セルラー通信、WiFi通信、ブルートゥース通信、およびGPS通信を含んでもよい。ネットワーク343bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の類似のネットワーク、またはそれらの任意の組み合わせなど、有線および/または無線ネットワークを包含してもよい。例えば、ネットワーク343bは、セルラーネットワーク、WiFiネットワーク、および/または近接場ネットワークであってもよい。電源313は、交流(AC)または直流(DC)電力をUE 300の構成要素に提供するように構成されてもよい。
本明細書に記載する特徴、利益、および/または機能は、UE 300の構成要素の1つで実現されてもよく、またはUE 300の複数の構成要素にわたって分割されてもよい。更に、本明細書に記載する特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアの任意の組み合わせで実現されてもよい。一例では、通信サブシステム331は、本明細書に記載する構成要素のいずれかを含むように構成されてもよい。更に、処理回路構成301は、バス302を通じてかかる構成要素のいずれかと通信するように構成されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかは、処理回路構成301によって実行されると、本明細書に記載される対応する機能を実施する、メモリに格納されたプログラム命令によって表されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかの機能性は、処理回路構成301と通信サブシステム331との間で分割されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかの非コンピュータ集約的機能は、ソフトウェアまたはファームウェアの形で実現されてもよく、コンピュータ集約的機能はハードウェアの形で実現されてもよい。
図4は、特定の実施形態による、仮想化環境の一例を示している。図4は、いくつかの実施形態によって実現される機能が仮想化されてもよい、仮想化環境400を示す概略ブロック図である。この文脈では、仮想化とは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイス、およびネットワーキングリソースを仮想化することを含んでもよい、装置またはデバイスを仮想化したものを作成することを意味する。本明細書で使用するとき、仮想化は、ノード(例えば、仮想化基地局もしくは仮想化無線アクセスノード)、あるいはデバイス(例えば、UE、無線デバイス、もしくは他の任意のタイプの通信デバイス)またはその構成要素に適用することができ、機能性の少なくとも一部分が(例えば、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数の物理的処理ノードで実行する、1つもしくは複数のアプリケーション、コンポーネント、機能、仮想機械、またはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実現される実現例に関する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載する機能の一部または全ては、1つまたは複数のハードウェアノード430がホストする1つまたは複数の仮想環境400において実現される、1つまたは複数の仮想機械によって実行される仮想構成要素として実現されてもよい。更に、仮想ノードが無線アクセスノードではなく、無線接続性(例えば、コアネットワークノード)を要しない実施形態では、ネットワークノードは全体的に仮想化されてもよい。
機能は、本明細書に開示する実施形態のうちいくつかの特徴、機能、および/または利益の一部を実現するように動作する、1つまたは複数のアプリケーション420(あるいは、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)によって実現されてもよい。アプリケーション420は、処理回路構成460およびメモリ490を備えるハードウェア430を提供する仮想化環境400で稼動する。メモリ490は、処理回路構成460によって実行可能な命令495を含み、それによってアプリケーション420は、本明細書に開示する特徴、利益、および/または機能の1つもしくは複数を提供するように動作する。
仮想化環境400は、商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいはデジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む他の任意のタイプの処理回路構成であってもよい、1つもしくは複数のプロセッサまたは処理回路構成460のセットを備える、汎用または専用ネットワークハードウェアデバイス430を備える。各ハードウェアデバイスは、処理回路構成460によって実行される命令495またはソフトウェアを一時的に格納する非永続的メモリであってもよい、メモリ490-1を備えてもよい。各ハードウェアデバイスは、物理的ネットワークインターフェース480を含む、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)470を備えてもよい。各ハードウェアデバイスはまた、処理回路構成460によって実行可能なソフトウェア495および/または命令が格納された、非一時的な永続的機械可読記憶媒体490-2を含んでもよい。ソフトウェア495は、1つまたは複数の仮想化レイヤ450(ハイパーバイザーとも呼ばれる)をインスタンス化するソフトウェア、仮想機械440を実行するソフトウェア、ならびに本明細書に記載するいくつかの実施形態に関連して記載される機能、特徴、および/または利益を実行することを可能にするソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含んでもよい。
仮想機械440は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想記憶装置を含み、対応する仮想化レイヤ450またはハイパーバイザーによって稼動してもよい。仮想アプライアンス420のインスタンスの異なる実施形態は、仮想機械440の1つまたは複数で実現されてもよく、実現は異なる形で行われてもよい。
動作中、処理回路構成460は、場合によっては仮想機械モニタ(VMM)と呼ばれることがある、ハイパーバイザーまたは仮想化レイヤ450をインスタンス化するソフトウェア495を実行する。仮想化レイヤ450は、仮想機械440に対するネットワーキングハードウェアのように見える、仮想オペレーティングプラットフォームを提供してもよい。
図4に示されるように、ハードウェア430は、一般または特定構成要素を備えた独立型ネットワークノードであってもよい。ハードウェア430は、アンテナ4225を備えてもよく、仮想化によって一部の機能を実現してもよい。あるいは、ハードウェア430は、多くのハードウェアノードが共に働き、中でも特にアプリケーション420のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)4100を介して管理される、ハードウェアの(例えば、データセンタもしくはカスタマー構内設備(CPE)における)より大きいクラスタの一部であってもよい。
ハードウェアの仮想化は、文脈によっては、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、業界標準の大容量サーバハードウェア、物理的スイッチ、ならびにデータセンタおよびカスタマー構内設備に位置することができる物理的記憶装置上へと統合するのに使用されてもよい。
NFVの文脈では、仮想機械440は、物理的な非仮想化機械で実行しているかのようにプログラムを走らせる、物理的機械のソフトウェア実現例であってもよい。各仮想機械440、およびその仮想機械を実行するハードウェア430の部分は、その仮想機械専用のハードウェアであり、ならびに/あるいはその仮想機械と他の仮想機械440とで共有されるハードウェアは、別個の仮想ネットワーク要素(VNE)を形成する。
やはりNFVの文脈では、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ430の最上位にある1つまたは複数の仮想機械440で稼動する特定のネットワーク機能の取扱いに関与し、図4のアプリケーション420に相当する。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の送信機4220および1つまたは複数の受信機4210をそれぞれ含む、1つまたは複数の無線ユニット4200は、1つまたは複数のアンテナ4225に結合されてもよい。無線ユニット4200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード430と直接通信してもよく、仮想ノードに無線アクセスノードまたは基地局などの無線能力を提供する、仮想構成要素との組み合わせで使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、一部のシグナリングは、ハードウェアノード430と無線ユニット4200との間の通信に代わりに使用されてもよい、制御システム4230を使用することによって実施することができる。
図5は、いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続される通信ネットワークの一例を示している。図5を参照すると、一実施形態によれば、通信システムは、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク511と5Gコアなどのコアネットワーク514とを含む、3GPPタイプのセルラーネットワークなどの通信ネットワーク510を含む。アクセスネットワーク511は、対応するカバレッジエリア513a、513b、513cをそれぞれ規定する、NB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局512a、512b、512cを備える。各基地局512a、512b、512cは、有線または無線接続515を通じてコアネットワーク514に接続可能である。特定の実施形態では、複数の基地局512a、512b、512cは、図2、12、および13に関して記載するように、コアネットワーク514のAMFノードに接続可能であってもよい。特定の実施形態では、複数の基地局512a、512b、512cは、図2および13に関して記載するようなネットワークノードであってもよい。カバレッジエリア513cに位置する第1のUE 591は、対応する基地局512cに無線接続するように、またはそれによってページングされるように構成される。カバレッジエリア513aの第2のUE 592は、対応する基地局512aに無線接続可能である。この例では複数のUE 591、592が示されているが、開示される実施形態は、単一のUEがカバレッジエリアにあるか、または単一のUEが対応する基地局512に接続している状況に等しく適用可能である。
通信ネットワーク510自体は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアの形で、あるいはサーバファームの処理リソースとして具体化されてもよい、ホストコンピュータ530に接続される。ホストコンピュータ530は、サービスプロバイダの所有もしくは制御下にあってもよく、またはサービスプロバイダによって、もしくはサービスプロバイダに代わって操作されてもよい。通信ネットワーク510とホストコンピュータ530との間の接続521および522は、コアネットワーク514からホストコンピュータ530まで直接延在してもよく、または任意の中間ネットワーク520を介して通ってもよい。中間ネットワーク520は、公衆、私設、もしくはホストされたネットワークの1つ、または1つを超えるものの組み合わせであってもよく、中間ネットワーク520がある場合、バックボーンネットワークまたはインターネットであってもよく、具体的には、中間ネットワーク520は、2つ以上のサブネットワーク(図示なし)を含んでもよい。
図5の通信システム全体は、接続されたUE 591、592とホストコンピュータ530との間の接続性を可能にする。接続性は、オーバーザトップ(OTT)接続550として説明されてもよい。ホストコンピュータ530および接続されたUE 591、592は、アクセスネットワーク511、コアネットワーク514、任意の中間ネットワーク520、および場合によっては仲介物としての更なるインフラストラクチャ(図示なし)を使用して、OTT接続550を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように構成される。OTT接続550は、OTT接続550が通っている関与する通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信の経路指定を意識していないという意味で透過である。例えば、基地局512は、ホストコンピュータ530からのデータが接続されたUE 591に転送される(例えば、ハンドオーバーされる)、入ってくるダウンリンク通信の過去の経路指定に関して通知されなくてもよいか、または通知される必要がない。同様に、基地局512は、UE 591からホストコンピュータ530に向かう、出て行くアップリンク通信の今後の経路指定を意識する必要はない。
図6は、いくつかの実施形態による、部分無線接続を通じて基地局を介してユーザ機器と通信しているホストコンピュータの一例を示している。次に、一実施形態による、上述のパラグラフで考察したUE、基地局およびホストコンピュータの例示の実現例について、図6を参照して記載する。通信システム600では、ホストコンピュータ610は、通信システム600の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続を設定し維持するように構成された、通信インターフェース616を含むハードウェア615を備える。ホストコンピュータ610は、記憶および/または処理能力を有してもよい、処理回路構成618を更に備える。特に、処理回路構成618は、1つもしくは複数のプラグラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または命令を実行するように適合されたこれらの組み合わせ(図示なし)を含んでもよい。ホストコンピュータ610は、ホストコンピュータ610に格納されるかそれによってアクセス可能であり、処理回路構成618によって実行可能である、ソフトウェア611を更に備える。ソフトウェア611はホストアプリケーション612を含む。ホストアプリケーション612は、UE 630およびホストコンピュータ610で終端するOTT接続650を介して接続するUE 630などのリモートユーザに、サービスを提供するように動作可能であってもよい。サービスをリモートユーザに提供する際、ホストアプリケーション612は、OTT接続650を使用して送信されるユーザデータを提供してもよい。
通信システム600は、通信システムに提供され、ホストコンピュータ610およびUE 630と通信できるようにするハードウェア625を備える、基地局620を更に含む。特定の実施形態では、基地局620は、図13に関して記載するようなネットワークノードであってもよい。ハードウェア625は、通信システム600の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続を設定し維持する通信インターフェース626、ならびに基地局620がサーブするカバレッジエリア(図6には図示なし)に位置するUE 630との少なくとも無線接続670を設定し維持する無線インターフェース627を含んでもよい。通信インターフェース626は、ホストコンピュータ610への接続660を容易にするように構成されてもよい。接続660は、直接であってもよく、または通信システムのコアネットワーク(図6には図示なし)、および/または通信システム外の1つもしくは複数の中間ネットワークを通過してもよい。図示される実施形態では、基地局620のハードウェア625は、1つもしくは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または命令を実行するように適合されたこれらの組み合わせ(図示なし)を含んでもよい、処理回路構成628を更に含む。基地局620は、内部に格納されるか、または外部接続を介してアクセス可能な、ソフトウェア621を更に有する。
通信システム600は、既に言及したUE 630を更に含む。そのハードウェア635は、UE 630が現在位置しているカバレッジエリアにサーブする基地局との無線接続670をセットアップし維持するように設定された、無線インターフェース637を含んでもよい。UE 630のハードウェア635は、1つもしくは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または命令を実行するように適合されたこれらの組み合わせ(図示なし)を含んでもよい、処理回路構成638を更に含む。UE 630は、UE 630に格納されるかそれによってアクセス可能であり、処理回路構成638によって実行可能である、ソフトウェア631を更に備える。ソフトウェア631はクライアントアプリケーション632を含む。クライアントアプリケーション632は、ホストコンピュータ610が対応しているUE 630を介して人間または人間以外のユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。ホストコンピュータ610では、実行中のホストアプリケーション612は、UE 630およびホストコンピュータ610で終端するOTT接続650を介して、実行中のクライアントアプリケーション632と通信してもよい。サービスをユーザに提供する際、クライアントアプリケーション632は、要求データをホストアプリケーション612から受信し、要求データに応答してユーザデータを提供してもよい。OTT接続650は、要求データおよびユーザデータの両方を転送してもよい。クライアントアプリケーション632は、ユーザと相互作用して、提供するユーザデータを生成してもよい。
図6に示されるホストコンピュータ610、基地局620、およびUE 630はそれぞれ、図5のホストコンピュータ530、基地局512a、512b、512cの1つ、およびUE 591、592の1つと同様または同一であってもよいことが注目される。つまり、これらのエンティティの内部仕事は図6に示されるようなものであってもよく、また独立して、周囲のネットワークトポロジーは図5のものであってもよい。
図6では、OTT接続650は、仲介デバイスおよびそれらのデバイスを介したメッセージの正確な経路指定に明示的に言及することなく、基地局620を介したホストコンピュータ610とUE 630との間の通信を示すため、抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャは、UE 630から、またはホストコンピュータ610を動作させるサービスプロバイダから、または両方から隠れるように構成されてもよい、経路指定を決定してもよい。OTT接続650がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは更に、(例えば、ネットワークのロードバランシングの考慮または再構成に基づいて)経路指定を動的に変更する決定を行ってもよい。
UE 630と基地局620との間の無線接続670は、本開示を通して記載される実施形態の教示にしたがっている。様々な実施形態の1つまたは複数は、無線接続670が最後のセグメントを形成するOTT接続650を使用してUE 630に提供される、OTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、送信バッファにおける冗長データの処理を改善し、それによって、無線リソース使用の効率改善(例えば、冗長データを送信しない)、ならびに新しいデータの受信における遅延の低減(例えば、バッファの冗長データを除去することによって、新しいデータをより早く送信することができる)などの利益を提供してもよい。
測定手順は、データ転送率、レイテンシ、および1つまたは複数の実施形態を改善する際の他の因子を監視する目的のために提供されてもよい。更に、測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ610とUE 630との間でOTT接続650を再構成する任意のネットワーク機能性があってもよい。測定手順、および/またはOTT接続650を再構成するネットワーク機能性は、ホストコンピュータ610のソフトウェア611およびハードウェア615の形、またはUE 630のソフトウェア631およびハードウェア635の形で、または両方で実現されてもよい。実施形態では、センサ(図示なし)は、OTT接続650が通過する通信デバイスにおいて、またはそれと関連して展開されてもよく、センサは、上記に例示した監視量の値を供給することによって、または監視量を計算もしくは推定するのにソフトウェア611、631が用いる他の物理的量の値を供給することによって、測定手順に関与してもよい。OTT接続650の再構成は、メッセージ形式、再送信設定、好ましい経路指定などを含んでもよく、再構成は、基地局620に必ずしも影響を及ぼさなくてもよく、基地局620にとって未知または認識不能であってもよい。かかる手順および機能性は、当該分野において知られており実践されていることがある。特定の実施形態では、測定には、ホストコンピュータ610がスループット、伝播時間、レイテンシなどを測定するのを容易にする、所有UEシグナリングが関与してもよい。測定は、伝播時間、エラーなどを監視している状態のOTT接続650を使用して、ソフトウェア611および631によってメッセージが、特に空または「ダミー」メッセージが送信されるという点で実現されてもよい。
図7は、特定の実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ機器を含む通信システムにおいて実現される方法の一例を示している。より具体的には、図7は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、図13を参照して記載したネットワークノードであってもよい基地局、およびUEを含む。本開示を簡潔にするため、図7に対する参照のみを本セクションに含める。ステップ710で、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ710のサブステップ711(任意であってもよい)で、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ720で、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに伝達する送信を開始する。ステップ730(任意であってもよい)で、基地局は、本開示全体を通して記載する実施形態の教示にしたがって、ホストコンピュータが開始した送信によって伝達されたユーザデータをUEに送信する。ステップ740(やはり任意であってもよい)で、UEは、ホストコンピュータが実行したホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
図8は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ機器を含む通信システムにおいて実現される方法の一例を示している。より具体的には、図8は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、図13を参照して記載したネットワークノードであってもよい基地局、およびUEを含む。本開示を簡潔にするため、図8に対する参照のみを本セクションに含める。方法のステップ810で、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。任意のサブステップ(図示なし)で、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ820で、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに伝達する送信を開始する。本開示を通して記載される実施形態の教示にしたがって、送信は基地局を介してもよい。ステップ830(任意であってもよい)で、UEは送信で伝達されるユーザデータを受信する。
図9は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ機器を含む通信システムにおいて実現される方法の別の更なる一例を示している。より具体的には、図9は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、図13を参照して記載したネットワークノードであってもよい基地局、およびUEを含む。本開示を簡潔にするため、図9に対する参照のみを本セクションに含める。ステップ910(任意であってもよい)で、UEはホストコンピュータによって提供される入力データを受信する。それに加えて、またはその代わりに、ステップ920で、UEはユーザデータを提供する。ステップ920のサブステップ921(任意であってもよい)で、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ910のサブステップ911(任意であってもよい)で、UEは、ホストコンピュータが提供した受信入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信するユーザ入力を更に考慮してもよい。ユーザデータが提供された特定の方式にかかわらず、UEは、サブステップ930(任意であってもよい)で、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を開始する。方法のステップ940で、ホストコンピュータは、本開示を通して記載される実施形態の教示にしたがって、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図10は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ機器を含む通信システムにおいて実現される方法の別の一例を示している。より具体的には、図10は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、図13を参照して記載したネットワークノードであってもよい基地局、およびUEを含む。本開示を簡潔にするため、図10に対する参照のみを本セクションに含める。ステップ1010(任意であってもよい)で、本開示を通して記載される実施形態の教示にしたがって、基地局はユーザデータをUEから受信する。ステップ1020(任意であってもよい)で、基地局は、ホストコンピュータに対する受信したユーザデータの送信を開始する。ステップ1030(任意であってもよい)で、ホストコンピュータは、基地局が開始した送信で伝達されるユーザデータを受信する。
図11は、いくつかの実施形態による、UEのためのASセキュリティをセットアップするNG-RANおよびAMFの相互作用の一例を示している。ステップ1で、UEは、RRC接続セットアップ手順を介してNG-RANノードに接続する。いくつかの実施形態では、NG-RANノードはgNBであってもよい。
ステップ2で、NG-RANはUEアクセスを分析する。NG-RANが、ASセキュリティが必要であると判定した場合、初期UEメッセージにおける通知を介して、AMFからセキュリティ情報を要求してもよい。かかる通知は、例えば、記録されたドライブテストの最小化(MDT)統計の報告がUEから要求されることをRANが分かっている場合、または他の無線アクセスへのリダイレクトの可能性が高いことをRANが分かっている場合に、トリガされてもよい。いくつかの実施形態では、初期UEメッセージは、UEのためのセキュリティ情報を要求する必要があることを示す、情報要素(IE)を含んでもよい。以下の表1では、新しいIEを含む初期UEメッセージの一例を示している。かかるIEは、初期コンテンツセットアップを伝送するようにAMFをトリガするか、または一般に、セキュリティ情報をNG-RANノードにシグナリングするようにAMFをトリガするのに使用される。
ステップ3で、AMFが、セキュリティ情報が必要であることを示す通知をNG-RANから受信した場合、AMFは、初期コンテキストセットアップ手順、またはUEセキュリティ情報をNG-RANに転送するための同等の手順を開始してもよい。いくつかの実施形態では、AMFは指示をRANから受信しないことがあり、この場合、AMFは、ASセキュリティが問題のUEに必要となるか否かを依然として評価してもよい。これは、例えば、緊急フォールバック手順によるものであってもよく、または、UE無線能力をUEから取得するのにNG-RANをトリガする必要があることを意味する、UEからフェッチするUE無線能力をトリガする必要性によるものであってもよい。これら特定のイベントでは、したがって、AMFは、初期コンテキストセットアップ手順、またはUEセキュリティ情報をNG-RANに転送するための同等の手順を依然として伝送してもよい。いくつかの実施形態では、AMFはコアネットワークの機能的モジュールと呼ばれることがある。AMFは、N1およびN2インターフェースを介して、全ての接続およびセッションに関連する情報をUEおよびRANから受信する。AMFは、接続およびモビリティ管理タスクの取扱いに関与する。
ステップ4で、UEのためのセキュリティ情報を受信したとき、RANは、RRS ASセキュリティモード手順を介して、UEとASセキュリティをセットアップしてもよい。RANは、例えば、セキュリティ情報をAMFから要求するようにRANをトリガしたイベントが関連しなくなった場合、ASセキュリティをセットアップしないと決定してもよい。例えば、RANは、記録されたMDT測定値を報告するようにUEに要求しないと決定する。
図12は、特定の実施形態による、方法の一例のフロー図である。方法は、ネットワークノードによって実施されてもよい。ネットワークノードは、図2に示されるネットワークノードであってもよい。方法1200は、ステップ1210で、UEとの接続セットアップを実施することで始まる。いくつかの実施形態では、接続セットアップはRRC接続セットアップであってもよい。
ステップ1220で、方法1200は、セキュリティ情報の必要性をトリガするイベントに基づいて、UEにセキュリティ情報が必要であると判定する。いくつかの実施形態では、イベントは、ASセキュリティに対してUEとの安全な接続を確立する必要性であってもよい。いくつかの実施形態では、イベントは、記録されたMDT統計の報告がUEから要求されることであってもよい。いくつかの実施形態では、イベントは、別の無線アクセスネットワークへのUEのリダイレクトの可能性が高いことであってもよい。
ステップ1230で、方法1200は、UEのためのセキュリティ情報を要求する指示をネットワークノードに伝送する。いくつかの実施形態では、方法1200は、セキュリティ情報がUEのために必要であることを示すIEをセキュリティ要求メッセージに含んでもよく、セキュリティ要求メッセージをネットワークノードに伝送してもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノードはコアネットワークの管理機能ノードであってもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノードはコアネットワークに対するAMFノードであってもよい。
ステップ1240で、方法1200は、UEコンテキストセットアップ手順を介して、UEのためのセキュリティ情報をネットワークノードから受信する。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、ステップ1230で伝送される指示なしに、セキュリティ情報を提供してもよい。いくつかの実施形態では、セキュリティ情報は、ASセキュリティがUEのために必要になるというネットワークノードにおける決定に基づいて提供されてもよい。一実施形態では、緊急フォールバック手順によってASセキュリティが必要とされてもよい。別の実施形態では、UE無線能力をUEから取得するのをトリガする必要性に基づいて、ASセキュリティが必要とされてもよい。
ステップ1250で、方法1200は、セキュリティ情報を受信したとき、UEとのセキュリティ手順を確立する。いくつかの実施形態では、方法1200は、受信したセキュリティ情報に基づいてASセキュリティをセットアップしてもよい。
別の実施形態では、ステップ1240の後、方法1200は、セキュリティ情報を受信したとき、セキュリティ情報の必要性をトリガするイベントが依然として存在するか否かを決める判定を再び実施してもよい。セキュリティ情報を受信したときにイベントが存在する場合、方法1200は、ASセキュリティをセットアップせずに、UEとの接続セットアップを継続してもよい。
図13は、特定の実施形態による、無線ネットワークにおけるネットワークノード1300の一例の概略ブロック図である。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、図2に示される無線ネットワーク260であってもよい。ネットワークノードは、無線デバイス(例えば、図2に示される無線デバイス210)で実現されてもよい。ネットワークノード1300は、図12を参照して記載される例示の方法、および場合によっては本明細書に開示される他の任意のプロセスまたは方法を実施するように動作可能である。また、図12の方法は必ずしもネットワークノード1300のみによって実施されなくてもよいことが理解されるべきである。方法の少なくともいくつかの動作は、1つまたは複数の他のエンティティによって実施することができる。
ネットワークノード1300は、1つもしくは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含んでもよい、処理回路構成、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理など含んでもよい、他のデジタルハードウェアを備えてもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノード1300の処理回路構成は、図2に示される処理回路構成270であってもよい。処理回路構成は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなど、1つもしくは複数のタイプのメモリを含んでもよい、メモリに格納されたプログラムコードを実行するように設定されてもよい。メモリに格納されたプログラムコードとしては、1つもしくは複数の電気通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するプログラム命令、ならびにいくつかの実施形態では、本明細書に記載される技術の1つもしくは複数を実施する命令が挙げられる。いくつかの実現例では、処理回路構成は、実施ユニット1310、決定ユニット1320、伝送ユニット1330、受信ユニット1340、および確立ユニット1350、ならびにネットワークノード1300の他の任意の適切なユニットに、プロセッサ、受信機、および送信機など、本開示の1つまたは複数の実施形態にしたがって、対応する機能を実施させるのに使用されてもよい。
図13に示されるように、ネットワークノード1300は、実施ユニット1310、決定ユニット1320、伝送ユニット1330、受信ユニット1340、および確立ユニット1350を含む。実施ユニット1310は、UEとの接続セットアップを実施してもよい。いくつかの実施形態では、接続セットアップはRRC接続セットアップであってもよい。
決定ユニット1320は、セキュリティ情報の必要性をトリガするイベントに基づいて、UEにセキュリティ情報が必要であると判定してもよい。いくつかの実施形態では、イベントは、ASセキュリティに対してUEとの安全な接続を確立する必要性であってもよい。いくつかの実施形態では、イベントは、記録されたMDT統計の報告がUEから要求されることであってもよい。いくつかの実施形態では、イベントは、別の無線アクセスネットワークへのUEのリダイレクトの可能性が高いことであってもよい。
伝送ユニット1330は、UEのためのセキュリティ情報を要求する指示を第2のネットワークノードに伝送してもよい。いくつかの実施形態では、伝送ユニット1330は、セキュリティ情報を含むUEコンテキストをセットアップする必要があることを示すIEを初期UEメッセージに含んでもよく、初期UEメッセージを第2のネットワークノードに伝送してもよい。いくつかの実施形態では、ネットワーク1300はNG-RANノードであってもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノード1300はgNBであってもよい。いくつかの実施形態では、第2のネットワークノードはコアネットワークの管理機能ノードであってもよい。いくつかの実施形態では、第2のネットワークノードはコアネットワークに対するAMFノードであってもよい。
受信ユニット1340は、UEコンテキストセットアップ手順を介して、UEのためのセキュリティ情報を第2のネットワークノードから受信してもよい。いくつかの実施形態では、第2のネットワークノードは、ステップ1230で伝送される指示なしに、セキュリティ情報を提供してもよい。いくつかの実施形態では、セキュリティ情報は、ASセキュリティがUEのために必要になるという第2のネットワークノードにおける決定に基づいて提供されてもよい。一実施形態では、緊急フォールバック手順によってASセキュリティが必要とされてもよい。別の実施形態では、UE無線能力をUEから取得するのをトリガする必要性に基づいて、ASセキュリティが必要とされてもよい。
確立ユニット1350は、セキュリティ情報を受信したとき、UEとのセキュリティ手順を確立してもよい。いくつかの実施形態では、確立ユニット1350は、受信したセキュリティ情報に基づいてASセキュリティをセットアップしてもよい。
別の実施形態では、決定ユニット1320は、セキュリティ情報を受信したとき、セキュリティ情報の必要性をトリガするイベントが依然として存在するか否かを決める判定を再び実施してもよい。セキュリティ情報を受信したときにイベントがもう存在しない場合、実施ユニット1310は、ASセキュリティをセットアップせずに、UEとの接続セットアップを継続してもよい。
本明細書に開示する任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能的ユニットまたはモジュールによって実施されてもよい。各仮想装置は多数のこれらの機能的ユニットを備えてもよい。これらの機能的ユニットは、1つもしくは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含んでもよい処理回路構成、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含んでもよい、他のデジタルハードウェアによって実現されてもよい。処理回路構成は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリドライブ、光学記憶デバイスなど、1つまたは複数のタイプのメモリを含んでもよい、メモリに格納されたプログラムコードを実行するように構成されてもよい。メモリに格納されたプログラムコードとしては、1つもしくは複数の電気通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するプログラム命令、ならびに本明細書に記載される技術の1つもしくは複数を実施する命令が挙げられる。いくつかの実現例では、処理回路構成は、本開示の1つまたは複数の実施形態による対応する機能をそれぞれの機能的ユニットに実施させるのに使用されてもよい。
ユニットという用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野における従来の意味を有してもよく、例えば、本明細書に記載されるような、それぞれのタスク、手順、計算、出力、および/または表示機能などを実施する、電気および/または電子回路構成、デバイス、モジュール、プロセッサ、受信機、送信機、メモリ、論理固体および/または離散的デバイス、コンピュータプログラムまたは命令を含んでもよい。
様々な実施形態によれば、本明細書の特徴の利点は、RANからコアネットワークに伝送する指示を利用することであり、それによって、RANおよびCNのネットワークノード全てがUEのためのセキュリティ情報の必要性を認識してもよく、更に、余分なシグナリングなしに論理動作下で実施してもよい。更に、RANおよびCNのネットワークノードの両方が、完全なUEコンテキストをセットアップする前にセキュリティ情報の必要性の判定を実施してもよいので、ネットワークにおける著しいリソースの無駄が低減されてもよい。したがって、ネットワークの効率および性能が改善される。
図面中のプロセスは、本発明の特定の実施形態によって実施される動作の特定の順序を示すことがあるが、かかる順序は例示である(例えば、代替実施形態は、異なる順序で動作を実施したり、特定の動作を組み合わせたり、特定の動作が重なったりなどしてもよい)ことが理解されるべきである。
本発明についていくつかの実施形態に関して記載してきたが、当業者であれば、本発明は記載される実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲内で、修正および変更を伴って実施できることを認識するであろう。したがって、本明細書は、限定ではなく例示と見なされるべきである。