次に、発明概念の実施形態の例が示されている添付の図面を参照しながら、発明概念が以下でより十分に説明される。しかしながら、発明概念は、多くの異なる形態で具現され得、本明細書に記載される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であり、本発明概念の範囲を当業者に十分に伝達するように提供される。これらの実施形態は相互排他的でないことにも留意されたい。一実施形態からの構成要素が、別の実施形態において存在する/使用されると暗に仮定され得る。
以下の説明は、開示される主題の様々な実施形態を提示する。これらの実施形態は、教示例として提示され、開示される主題の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。たとえば、説明される実施形態のいくらかの詳細は、説明される主題の範囲から逸脱することなく、変更、省略、または拡大され得る。本明細書における「terminal(端末)」という用語は、用語「radio terminal(無線端末)」、「radio communication terminal(無線通信端末)」、「radio device(無線デバイス)」、または「user equipment(UE)(ユーザ機器)」と同じ意味合いで置き換えることができる。
DC(Dual Connectivity)手法では、第1のLTE eNBがマスタノードとして働くことができ、第2のLTE eNBがセカンダリノードとして働くことができる。この2つのLTEeNBは、X2インターフェースを介して接続され得る。たとえば図2(簡略版のDual Connectivityによる4Gネットワーク-本明細書では、Dual ConnectivityでのOption1とする)に示す際には、マスタノードとして働く第1のLTE eNBしかS1-MMEインターフェースを介してMMEに接続されていない。
別の手法では、5Gの無線アクセスノード(RAN)(NG-RANと呼ばれる)は、別の類のgNB(gNodeBまたはnew radioアクセスノード)と呼ばれる基地局を有する。Option3におけるEN-DC(Enhanced Dual Connectivity)では、gNBは、Dual Connectivityにおいてセカンダリノードとして働き得る。gNBは、LTEe NBに接続され、Dual Connectivityにおいてマスタノードとして働き得る。gNBは、たとえば図3(enhanced dual connectivityを備える簡略版の4Gネットワーク-本明細書ではOption3とする)に示すようにX2インターフェースを介してLTE eNBに接続され得る。
UEとMMEとの間の論理的側面は、NAS(Non-Access-Stratum(非アクセス層))と言われることがあり得、UEとLTEe NBとの間の論理的側面は、AS(Access-Stratum(アクセス層))と言われることがあり得る。これに応じて、通信のセキュリティ(該当する場合、制御プレーンとユーザプレーン)は、それぞれ、NASセキュリティ、ASセキュリティと言われることがあり得る。
ASセキュリティとしては、制御プレーン(たとえば、RRC)およびユーザプレーントラフィックの機密性および完全性保護を挙げることができる。制御プレーンまたはRRCメッセージを運ぶASにおける無線ベアラは、シグナリングデータベアラ(SRB:Sgnaling Data Bearer)と言われてもよい。同様に、ユーザプレーンメッセージを運ぶASにおける無線ベアラは、データベアラ(DRB:Data Bearer)と言われてもよい。
LTEシステム(世間一般に4Gとして知られる、ロングタームエボリューション)では、ASセキュリティは、RRCにとってもユーザプレーンにとっても必須であり得、これは、RRCに対して機密性および完全性保護の両方が有効にされるのに対してユーザプレーンに対して機密性が有効にされることを意味し得る。LTEにおけるユーザプレーンの完全性保護に対しては何のサポートもない。LTEにはnull暗号化アルゴリズムとnull完全性アルゴリズムがあるが、LTEにおけるnull暗号化アルゴリズムとnull完全性アルゴリズムは、RRCまたはユーザプレーントラフィックを暗号化せず、完全性保護もしない。これらのnullアルゴリズムがある種のアルゴリズムであることから、ASセキュリティが有効になっている、たとえばnullアルゴリズムを使用して有効になっていると言うことができる。
LTEシステム(世間一般に4Gとして知られる、ロングタームエボリューション)では、ASセキュリティは、RRCにとってもユーザプレーンにとっても必須であり、これは、RRCに対して機密性および完全性保護の両方が有効にされるのに対してユーザプレーンに対して機密性が有効にされることを意味し得る。
第1の手法では、Option1、Dual ConnectivityでのOption1、およびEnhanced Dual ConnectivityでのOption3におけるRel-15UEでの、またRel-15LTEeNBでのLTE PDCPにおけるユーザプレーンの完全性保護に対して何のサポートもない可能性がある。
第2の手法では、Option3のEnhanced Dual Connectivity(EN-DC)におけるセカンダリノードとして働くRel-15UEでの、またRel-15gNBでのnew radio(NR)PDCPにおけるユーザプレーンの完全性保護が、Re-15では有効になっていない。
UE Rel-15が、EN-DCにおけるセカンダリgNBとして、EN-DCをサポートし、またgNBとのNR PDCPにおけるUP IPをサポートしている場合であっても、Rel-15UE販売業者が実際の通電中のRel-15ネットワーク内のそれらのRel-15UEでNR PDCP におけるUP IPを検査することができなかった可能性があることから、UE Rel-15は、Rel16MME/Rel-16RANと通信する場合、EN-DCにおいてSgNBと通信する際NR PDCPにおけるUP IPを有効にするだけで通信することはできない可能性がある。
第3の手法では、レガシ4Gネットワークにおいて、LTE eNBは、ユーザプレーン暗号化が、UEとLTE eNBとの間のLTE PDCPプロトコルにおけるユーザプレーントラフィックに対して有効にされるべきか否かのポリシにより局所的に設定され得る。MMEには、この点に関して暗号化に対してユーザプレーンポリシの制御が何も働いていない可能性がある。
発明概念の実施形態によっては、UP完全性保護に対してコアネットワーク(CN:Core Network)制御式ポリシが使用され得る。
発明概念の様々な実施形態において、4Gシステムでは、Option1における、また第1のRel-16LTEeNBがマスタノードとして働くことができ、セカンダリRel-16LTEeNBがセカンダリノードとして働くことができる、Dual ConnectivityでのOption1におけるRel-16UEにおいて、またRel-16LTEeNBにおいてデータがLTE PDCPで送信されるのに対して、使用プレーン完全性保護(UP IP)が有効にされ得る。
発明概念の実施形態によっては、Option3のEnhanced Dual Conectivityにおいてセカンダリノードとして働くRel-16UEにおいて、またRel-16gNBにおいて、NR PDCPにおけるユーザプレーン完全性保護(UP IP)が有効にされ得る。
4Gシステムにおける他の実施形態では、UP完全性保護に対してCN制御式ポリシが有効にされ得る。
本明細書で使用される際、ロングタームエボリューションeNodeBと言うとき、たとえばLTE eNB(4G Node Bとも言われる)のことである。本明細書で使用される際、次世代無線アクセスノードと言うとき、たとえばgNB(5GNodeBまたはnew radioアクセスノードとも言われる)のことである。本明細書で使用される際、進化型長期無線アクセスノードと言うとき、たとえばE-UTRAノード(たとえば3GPP TS33.501で言われる際のng-eNBまたは次世代進化型NodeBとも言われる)のことである。ng-eNBとは、NGインターフェースを介して5Gコアネットワークに接続するが、5G UEと通信するのに依然としてLTE/4Gエアインターフェースを使用する進化型LTE/4GeNBである。
発明概念の様々な実施形態において、UP IP有効化の利点は、Rel-16UEとRel-16LTEeNBとの間で送信されるLTE PDCPにおけるユーザプレーントラフィックを保護することであり得る。これは、第1のLTE eNBがマスタノードをとして働くことができ、第2のLTE eNBがセカンダリノードとして働くことができるDual Connectivityにも当てはまる。
発明概念の様々な実施形態において、UP IP有効化のさらなる利点は、Option3のEnhanced Dual Connectivityにおいてセカンダリノードとして働く、Rel-16UEとRel-16gNBとの間でNR PDCPで送信されるユーザプレーントラフィックを保護することであり得る。
発明概念の様々な実施形態において、UP IP有効化のさらなる利点は、UP完全性保護に対してポリシを持ち、そのポリシをLTE eNBに割り当てることによって、コアネットワークがUP IPを制御することであり得る。
発明概念の様々な実施形態において、UEによりサポートされているUP IPモードの指示、たとえば、UE_UP_IP_LTE_ENBが提示され得る。UP IPモードとしては、
UEがフルデータレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、
UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、
UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および/または、
UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、を挙げることができる。
発明概念のある実施形態において、図4に示すように、たとえばデフォルトベアラ設定を伴うアタッチ要求時にUP IPが有効にされ得る。図4は、デフォルトベアラ設定を伴うアタッチ要求時に、4Gネットワークにおいてデータのユーザプレーン完全性保護を有効にするようにネットワークデバイスを設定する工程の良い例となるものである。図4に示すように、402において、UE102が、モビリティ管理ノード(MME)106に、UE102がLTE PDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしていることを示す指標UE_UP_IP_LTE_ENBを含むアタッチ要求を送信する。UE_UP_IP_LTE_ENBは、UP完全性保護時のUEの規定データレートを示すこともある。
404において、MME106が、UE102とMME106との間にセキュリティを確立するために、認証手順および/またはNASセキュリティモードコマンド手順を開始する。
406において、MMEが、LTEeNB104との初期Context Setup手順を開始し、UE102セキュリティケイパビリティUE_UP_IP_LTE_ENBをLTEeNB104に組み込む。
408において、LTEeNB104がUE102とのAS SMC(AS Security Mode Command)手順を開始して、LTEeNB104とのDRB(データ無線ベアラ)が確立されたのに対してUP完全性保護を有効にするということをUE102に示す。
ここで、これらおよび他の関連する工程を、図15~17、21、26、27、34、および37の工程フローチャートに鑑みて説明する。図15~17および21はUEによって実施され得る工程のフローチャートである。図26および17は、ネットワークノードによって実施され得る工程のフローチャートである。図34および37は、無線アクセスノードによって実施され得る工程のフローチャートである。
まず図15を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプトロコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程がUE(たとえば、図44における4400)によって実施され得る。この工程は、UEによりサポートされているユーザプレーン完全性保護モード(本明細書ではUP IPモードとする)の指示を提示すること1500を含み得る。ユーザプレーン完全性保護モードとしては、
UEがフルデータレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および
UEがフルデータレートよりも低い規定レートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードが挙げられる。
少なくともいくつかの実施形態において、図16の実施形態例を参照すると、工程は、UEによりサポートされているユーザプレーン完全性保護モードの指示を含むアタッチ要求をコアノードに送信すること1600をさらに含む。
少なくともいくつかのさらなる実施形態において、図17の実施形態例を参照すると、工程は、ユーザプレーン完全性保護モードを有効にするというUEに対する指示を含む有効化メッセージを受け手ノードから受信すること1700をさらに含む。
アタッチ要求を送信することには、図21に示すように、アタッチ要求においてデフォルト無線ベアラ設定を送信すること2100がさらに含まれる。
有効化メッセージを受信することには、マスタノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してユーザプレーン完全性保護モードを有効にするというUEに対する指示を受信することがさらに含まれる。
無線アクセスネットワークは、4Gネットワーク(たとえば、LTE、E-UTRAネットワーク)とすることができる。
受け手ノードは、ロングタームエボリューションeNodeB(たとえば、無線アクセスノード4500、eUTRA NodeB、4G NodeB)とすることができる。
コアノードは、モビリティ管理ノード(たとえば、MME4700)とすることができる。
まず図26を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプトロコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程がネットワークノード(たとえば、図46における4600)によって実施され得る。この工程は、ユーザ機器によりサポートされているユーザプレーン完全性保護モードの指示をハンドリングすること2600を含む。UP IPモードとは上記の通りとすることができる。
図27を参照すると、ハンドリングすることには、UEによりサポートされているユーザプレーン完全性保護モードの指示を含むアタッチ要求をUEから受信すること2700が含まれる。ハンドリングすることには、アタッチ要求に応答して、UEと無線アクセスネットワークとのセキュアな接続を確立すること2702と、UEとのデータ無線ベアラを確立すること2704と、がさらに含まれる。ハンドリングすることには、データ無線ベアラを確立するのに応答して、UEによりサポートされているユーザプレーン完全性保護モードの指示を含むメッセージをロングタームエボリューションeNodeBに送信すること2706がさらに含まれる。
アタッチ要求を受信することには、アタッチ要求においてデフォルト無線ベアラ設定を受信することがさらに含まれる。
無線アクセスネットワークは、4Gネットワーク(たとえば、LTE、E-UTRAネットワーク)とすることができる。
コアノードは、モビリティ管理ノード(たとえば、MME4700)とすることができる。
無線アクセスノードは、ロングタームエボリューションeNodeB(たとえば、無線アクセスノード4500、e-UTRA NodeB、4GNodeB)とすることができる。
まず図34を参照すると、無線アクセスネットワークPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程が無線アクセスノード(たとえば、図45における4500)によって実施され得る。工程は、UEによりサポートされているユーザプレーン完全性保護モードの指示を含むメッセージをコアノードから受信すること3400を含む。UP IPモードとは、上に述べた通りのものとすることができる。
少なくともいくつかの実施形態において、図37の実施形態例を参照すると、工程は、UP IPモードを有効にするというUEに対する指示を含むメッセージをUEに送信すること3700をさらに含む。
無線アクセスネットワークは、4Gネットワーク(たとえば、LTE、E-UTRAネットワーク)とすることができる。
コアノードは、モビリティ管理ノード(たとえば、MME4700)とすることができる。
無線アクセスノードは、ロングタームエボリューションeNodeB(たとえば、無線アクセスノード4500、e-UTRA NodeB、4GNodeB)とすることができる。
発明概念のさらなる実施形態において、UP IPは、図5に示すように、たとえば、デフォルトベアラ設定を伴わないアタッチ要求時に有効にされ得る。図5に示すように、502において、UE102が、Attach RequestメッセージにおいてUE102セキュリティケイパビリティUE_UP_IP_LTE_ENBを含むアタッチ要求をネットワークに送信する。UE_UP_IP_LTE_ENBとは、UE102がLTE PDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしていることを示すものである。UE_UP_IP_LTE_ENBは、UP完全性保護に対するUE102フルデータレートも示すものとすることができる。
504において、MME106が、UE102とMME106との間にセキュリティを確立するために、Authentication手順および/またはNAS Security Mode Command手順を開始する。
506において、MME106が、UE102とのデフォルトベアラを確立するために。Creates Session手順を開始する。
508において、MME106が、LTEeNB104とのInitial Context Setup手順を開始して、UE102セキュリティケイパビリティUE_UP_IP_LTE_ENBをLTEeNB104に組み込む。
510において、LTEeNB104が、UE102とのAS SMC(AS Security Mode Command)手順を開始する。UE102とのDRBが、確立されなくてもよい。
ここで、これらおよび他の関係する工程を図15~18、26、27、29、34、および36の工程フローチャートに照らして説明する。図15~18は、UEによって実施され得る工程のフローチャートである。図26、27、および29は、ネットワークノードによって実施され得る工程のフローチャートである。図34および36は、無線アクセスノードによって実施され得る工程のフローチャートである。
まず図15~17を参照すると、無線アクセスネットワークPDCPにおけるデータのユーザプレーン完全性保護を有効にする工程がUE(たとえば、図44における4400)によって実施され得る。この工程は、図15~17を参照しながら上に述べた工程を含む。
少なくともいくつかの実施形態において、図18の実施形態例を参照すると、工程は、UEとのデータ無線ベアラが何ら確立されていない場合に、UEとのセキュリティモード手順を開始するというメッセージを受け手ノードから受信すること1800をさらに含む。
無線アクセスネットノードは、ロングタームエボリューションeNodeB(たとえば、無線アクセスノード4500、e-UTRA NodeB、4G NodeB)とすることができる。
コアノードは、モビリティ管理ノード(たとえば、MME4700)とすることができる。
受け手ノードは、ロングタームエボリューションeNodeB(たとえば、無線アクセスノード4500、e-UTRA NodeB、4G NodeB)とすることができる。
図26および27を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程がネットワークノード(たとえば、図46における4600)によって実施され得る。この工程は、図26および27を参照しながら上に述べた工程を含み得る。
アタッチ要求を送信することでは、アタッチ要求にデフォルト無線ベアラ設定が含まれないことがあり得る。
少なくともいくつかの実施形態において、図29の実施形態例を参照すると、工程は、ロングタームエボリューションeNodeBとのコンテキスト設定手順を開始するというメッセージをロングタームエボリューションeNodeBに送信すること2900をさらに含む。このメッセージには、UEのユーザプレーン完全性保護モードをロングタームエボリューションeNodeBに提示することが含まれる。
図34および36を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程が無線アクセスノード(たとえば、図45における4500)によって実施され得る。この工程は、図34を参照しながら上に述べた工程を含み得る。
少なくともいくつかの実施形態において、図36の実施形態例を参照すると、工程は、UEとのデータ無線ベアラが何ら確立されていない場合、UEとのセキュリティ手順を開始すること3600をさらに含む。
発明概念の別の実施形態において、UP IPは、図6に示すように、たとえば、Packet Data Network(PDN)接続確立時に有効にされ得る。図6に示すように、602において、UE102が、このネットワークとのデータベアラを確立するためにPDN接続確立手順を開始する。
604において、MME106が、UE102とのデフォルトベアラを確立するために、Creates Session手順を開始する。
606において、MME106が、LTEeNB104とのInitial Context Setup手順を開始してUE102セキュリティケイパビリティUE_UP_IP_LTE_ENBを、LTEeNB104に組み込み得る。
608において、LTEeNB104が、UE102とのAS SMC(AS Security Mode Command)手順を開始し、LTEeNB104とのDRB(データ無線ベアラ)が確立されたのに対してUP完全性保護を有効にすることをUE102に示し得る。
ここで、これらおよび他の関係する工程を図15、19、26、27、34、および37の工程フローチャートに照らして説明する。図15および19は、UEによって実施され得る工程のフローチャートである。図26および27は、アクセス・モビリティノードによって実施され得る工程のフローチャートである。図34および37は、無線アクセスノードによって実施され得る工程のフローチャートである。
まず図15を参照すると、無線アクセスネットワークPDCPにおけるデータのユーザプレーン完全性保護を有効にする工程がUE(たとえば、図44における4400)によって実施され得る。この工程は、図15を参照しながら上に述べた工程を含む。
少なくともいくつかの実施形態において、図19の実施形態例を参照すると、工程は、このネットワークとのデータ無線ベアラを確立するために、コアノードとのセキュアなパケットデータネットワーク接続を確立すること1900をさらに含む。工程は、受け手ノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してユーザプレーン完全性保護を有効にするというUEへの指示を含むメッセージを受け手ノードから受信すること1902をさらに含む。
無線アクセスノードは、ロングタームエボリューションeNodeB(たとえば、無線アクセスノード4500、e-UTRA NodeB、4G NodeB)とすることができる。
コアノードは、モビリティ管理ノード(たとえば、MME4700)とすることができる。
受け手ノードは、ロングタームエボリューションeNodeB(たとえば、無線アクセスノード4500、e-UTRA NodeB、4G NodeB)とすることができる。
図26および27を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程がネットワークノード(たとえば、図46における4600)によって実施され得る。この工程は、図26および27を参照しながら上に述べた工程を含み得る。
図34を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程が無線アクセスノード(たとえば、図45における4500)によって実施され得る。この工程は、図34および35を参照しながら上に述べた工程を含む。
少なくともいくつかの実施形態において、図37の実施形態例を参照すると、工程は、UP IPモードを有効にするというUEに対する指示を含むメッセージをUEに送信すること3700をさらに含む。
無線アクセスノードは、ロングタームエボリューションeNodeB(たとえば、無線アクセスノード4500、e-UTRA NodeB、4G NodeB)とすることができる。
コアノードは、モビリティ管理ノード(たとえば、MME4700)とすることができる。
無線アクセスノードは、ロングタームエボリューションeNodeB(たとえば、無線アクセスノード4500、e-UTRA NodeB、4G NodeB)とすることができる。
発明概念の別の実施形態において、UP IPは、図7に示すように、デフォルトベアラ設定を伴う別のアタッチ要求時に有効にされ得る。図7に示すように、702において、UE102が、ネットワークにアタッチし、UE102のnew radio(NR)UP IPセキュリティケイパビリティ用の指標(UE_UP_IP_GNB)をAttach Requestメッセージに組み込む。UE_UP_IP_GNBは、UE102が、NR PDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートすることを示すものである。UE_UP_IP_GNBは、また、UP完全性保護時のUE102フルデータレートも示すものである。
UE_UP_IP_GNB(本明細書では、new radio(たとえば、gNB無線アクセノードの場合)ともされる)ユーザプレーン完全性保護モード(new radioUP IPモード)としては、
UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および
UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードが挙げられる。
704において、MME106が、UE102とMME106との間にセキュリティを確立するために、Authentication手順および/またはNAS Security Mode Command手順を開始する。
706において、MME106が、UE102とのデフォルトベアラを確立するためにCreates Session手順を開始する。
708において、MME106が、LTEeNB104bとのInitial Context Setup手順を開始して、UE102セキュリティケイパビリティUE_UP_IP_GNBをLTEeNB104bに組み込む。
710において、Enhanced Dual ConnectivityのLTEeNB104aが、Master Node(MN)として働いており、MME106からUE102セキュリティケイパビリティUE_UP_IP_GNBを受信すると、LTEeNB104bが、Secondary Nodeとして働いているgNB104bに、gNB104aがUE102との確立されたUP完全性保護DRBを有効にすることになっていると示す。
712において、LTEeNB104bが、gNB104aとのSN Addition手順を開始し、UE102とのDRBが確立されたのに対してnew radioUP IPモードを有効にするということをgNB104aに示す。
714において、gNB104aが、SN Addition ResponseメッセージによりLTEeNB104bに応答し、DRBに対するnew radioUP IPモードがUE102で有効にされるはずであると示す。
716において、LTEeNB104bが、UE102とのRRC Connection Reconfiguration手順を開始し、gNB104a(SN)とのDRB(データ無線ベアラ)が確立されたのに対してnew radioUP IPモードを有効にするということをUE102に示す。
ここで、これらおよび他の関係する工程を図15~17、26、28~30、34、37、および38の工程フローチャートに照らして説明する。図15~17は、UEによって実施され得る工程のフローチャートである。図26、28~30、および35は、ネットワークノードによって実施され得る工程のフローチャートである。図34、37、および38は、無線アクセスノードによって実施され得る工程のフローチャートである。
まず図15~17を参照すると、無線アクセスネットワークPDCPにおけるデータのユーザプレーン完全性保護を有効にする工程がUE(たとえば、図44における4400)によって実施され得る。この工程は、図15~17を参照しながら上に述べた工程を含む。
少なくともいくつかの実施形態において、UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および(2)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードのことである。
図26を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程がネットワークノード(たとえば、図46における4600)によって実施され得る。この工程は、図26を参照しながら上に述べた工程を含み得る。UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および(2)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードとすることができる。
少なくともいくつかの実施形態において、図28の実施形態例を参照すると、工程は、無線アクセスネットワークとのデータベアラを確立するよう求めるパケットデータネットワーク接続確立リクエストをUEから受信すること2802と、UEとのデフォルトベアラを確立するためのゲートウェイノードとのセッションを開くこと2804と、をさらに含む。デフォルトベアラを確立するのに応答して、工程は、UEによりサポートされているUP IPモードの指示を含むメッセージをロングタームエボリューションeNodeBに送信すること2806をさらに含む。
少なくともいくつかの実施形態において、図29の実施形態例を参照すると、工程は、アタッチ要求にはデフォルト無線ベアラ設定が含まれないことをさらに含み、またロングタームエボリューションeNodeBとのコンテキスト設定手順を開始するというメッセージをロングタームエボリューションeNodeBに送信すること2900をさらに含む。メッセージには、UEのUP IPモードをロングタームエボリューションeNodeBに提示することが含まれる。
少なくともいくつかの実施形態において、図30の実施形態例を参照すると、UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および(2)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードのことである。工程は、無線アクセスネットワークとのデータ無線ベアラを確立するために、UEとのセキュアなパケットデータネットワーク接続を確立すること3000をさらに含む。工程は、UEとのデフォルトベアラを確立するためのゲートウェイノード(たとえば、SGW108)とのセッション手順を立ち上げること3002と、UEによりサポートされているUP IPモードの指示を含む、受け手ノードとのコンテキスト設定手順を開始すること3004と、をさらに含む。
図34を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程が無線アクセスノード(たとえば、図45における4500)によって実施され得る。この工程は、図34を参照しながら上に述べた工程を含み得る。UP IPモードとしては、
UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および
UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、といったモードを挙げることができる。
少なくともいくつかの実施形態において、図37の実施形態例を参照すると、工程は、UP IPモードを有効にするというUEに対する指示を含むメッセージをUEに送信すること3700をさらに含む。
少なくともいくつかの実施形態において、図38の実施形態例を参照すると、工程は、UP IPモードがコアノードから受信されると、UEとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してnew radioアクセスノードがUP IPモードを有効にするということを、new radioアクセスノードに示すこと3800をさらに含む。工程は、new radioアクセスノードに対して、UEとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にするよう求めるリクエストをnew radioアクセスノードに送信することB802をさらに含む。工程は、UEとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードが有効にされるようになると示す応答をnew radioアクセスノードから受信すること3804と、new radioアクセスノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にするということをUEに示すことを含む、UEとの再設定手順を開始すること3806と、をさらに含む。
無線アクセスノードは、ロングタームエボリューションeNodeB(たとえば、無線アクセスノード4500、e-UTRA NodeB、4G NodeB)とすることができる。
コアノードは、モビリティ管理ノード(たとえば、MME4700)とすることができる。
new radioアクセスノードは、new radioノード(gNB)、E-UTRA(ng-eNB)(たとえば、無線アクセスノード4500)とすることができる。
発明概念の別の実施形態において、UP IPは、図8に示すように、たとえば、デフォルトベアラ設定を伴わない別のアタッチ要求時に有効にされ得る。図8に示すように、802において、UE102が、ネットワークにアタッチし、UE102の場合のnew radioUP IPモード(UE_UP_IP_GNB)をAttach Requestメッセージに組み込む。UE_UP_IP_GNBは、UE102が、NR PDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートすることを示すものである。UE_UP_IP_GNBは、また、UP完全性保護時のUE102フルデータレートも示すものである。
804において、MME106が、UE102とMME106との間にセキュリティを確立するために、Authentication手順および/またはNAS Security Mode Command手順を開始する。
806において、MME106が、UE102とのデフォルトベアラを確立するために、Creates Session手順を開始する。
808において、MME106が、LTEeNB104とのInitial Context Setup手順を開始して、UEセキュリティケイパビリティUE_UP_IP_GNBをLTEeNB104に組み込み得る。
810において、LTEeNB104が、UE102とのAS SMC(AS Security Mode Command)手順を開始する。UE102とのDRBが確立されなくてもよい。
ここで、これらおよび他の関係する工程を図15~18、26、27、34、および36の工程フローチャートに照らして説明する。図15~18は、UEによって実施され得る工程のフローチャートである。図26および27は、ネットワークノードによって実施され得る工程のフローチャートである。図34および36は、無線アクセスノードによって実施され得る工程のフローチャートである。
まず図15~18を参照すると、無線アクセスネットワークPDCPにおけるデータのユーザプレーン完全性保護を有効にする工程がUE(たとえば、図44における4400)によって実施され得る。この工程は、図15~18を参照しながら上に述べた工程を含む。
少なくともいくつかの実施形態において、UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および(2)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードのことである。
図26および27を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程がネットワークノード(たとえば、図46における4600)によって実施され得る。この工程は、図26および27を参照しながら上に述べた工程を含み得る。UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および(2)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、といったモードとすることができる。
図34を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程が無線アクセスノード(たとえば、図45における4500)によって実施され得る。この工程は、図34を参照しながら上に述べた工程を含む。UP IPモードとは、UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、およびUEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードを挙げることができる。
発明概念の別の実施形態において、UP IPは、図9に示すように、たとえば、別のPDU接続設定手順時に有効にされ得る。図9に示すように、902において、UE102が、このネットワークとのデータベアラを確立するために、PDN接続確立手順を開始する。
904において、MME106が、UE102とのデフォルトベアラを確立するために、Creates Session手順を開始する。
906において、MME106が、LTEeNB104bとのInitial Context Setup手順を開始して、UEセキュリティケイパビリティUE_UP_IP_GNBをLTEeNB104aに組み込み得る。
908において、LTEeNB104bが、Master Node(MN)として働くEnhanced Dual Connectivityであり得、LTEeNB104bがMME106からUEセキュリティケイパビリティUE_UP_IP_GNBを受信すると、LTEeNB104bは、Secondary Nodeとして働くgNB104aに、gNB104aがUE102とのDRBが確立されたのに対してnew radioUP IPモードを有効にするということを示す。
910において、LTEeNB104bが、gNB104aとのSN Addition手順を開始し、gNB104aに、UEとのDRBが確立されたのに対してnew radioUP Ipモードを有効にするということを示す。これは、UE_UP_IP_GNBをgNB104aに示すOptionでもあり得る。
912において、gNB104aが、SN Addition ResponseメッセージによりLTEeNB104bに応答し、DRBに対してnew radioUP IPモードがUE102で有効にされるはずであると示す。
914において、LTEeNB104bが、UE102とのRRC Connection Reconfiguration手順を開始し、UE102に、gNB104a(SN)とのDRB(データ無線ベアラ)が確立されたのに対してnew radioUP IPモードを有効にするということを示す。
ここで、これらおよび他の関係する工程を図15、19、26、28~30、34、35、37、および38の工程フローチャートに照らして説明する。図15~19は、UEによって実施され得る工程のフローチャートである。図26、28~30、および35は、ネットワークノードによって実施され得る工程のフローチャートである。図34、37、および38は、無線アクセスノードによって実施され得る工程のフローチャートである。
まず図26、28~30、および35を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程がネットワークノード(たとえば、図46における4600)によって実施され得る。この工程は、図26、28~30、および35を参照しながら上に述べた工程を含む。UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および(2)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードとすることができる。
図34、37、および38を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程が無線アクセスノード(たとえば、図45における4500)によって実施され得る。この工程は、図34、37、および38を参照しながら上に述べた工程を含む。UP IPモードとは、UEがフルデータレートの4Gネットワーク内のgNBのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、およびUEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、のうちの1つを挙げることができる。
発明概念の別の実施形態において、UP IPは、図10に示すように、たとえば、コアネットワーク制御式UP完全性保護ポリシ時に有効にされ得る。図10に示すように、1002において、MME106が、User Plane Integrity保護ポリシ(UP IPポリシ)により局所的に再設定される。UP IPポリシは、LTE eNBにおけるUP完全性保護だけにしか当てはまらなくても、gNBにおけるUP完全性保護にしか当てはまらなくても、その両方に当てはまってもよい。
1004において、UE102が、ネットワークにアタッチし、UE_UP_IP_LTE_ENBおよび/またはUE_UP_IP_GNBをAttach Requestメッセージに組み込み得る。UE_UP_IP_LTE_ENBは、UE102がLTE PDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしていることを示すものである。UE_UP_IP_LTE_ENBは、UP完全性保護時のUE102フルデータレートを示すものでもある。UE_UP_IP_GNBは、UE102がNR PDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしていることを示すものである。UE_UP_IP_GNBは、UP完全性保護時のUE102フルデータレートを示すものでもある。
1006において、MME106が、UE102とMME106との間にセキュリティを確立するために、Authentication手順および/またはNAS Security Mode Command手順を開始する。
1008において、MME106が、HSS(たとえば、コアネットワークサーバ)におけるLocation Update手順を開始する。
1010において、HSSが、Location Update Responseメッセージにより応答し、加入データ情報をUP完全性保護ポリシ(UP IPポリシ)としてMME106に組み込み得る。
1012において、HSSから受信した如何なるUP IPポリシもMME106における局所設定式UP IPポリシに優先する。MME106は確認されたUP IPポリシを保存する。
1014において、MME106が、UE102とのデフォルトベアラを確立するために、Creates Session手順を開始する。
1016において、MME106が、LTEeNB104とのInitial Context Setup手順を開始して、UEセキュリティケイパビリティUE_UP_IP_LTE_ENBおよび/またはUE_UP_IP_GNBを、確認されたUP完全性保護ポリシ(UP IPポリシ)と共にLTEeNB104に組み込む。
1018において、UP完全性保護ポリシ(UP IPポリシ)が、DRBに対してUP完全性保護が有効にされるべきであると示す場合、LTEeNB104が、UE102とのAS SMC(AS Security Mode Command)手順を開始し、UE102に、DRB(データ無線ベアラ)に対してUP完全性保護を有効にすると示す。
Dual ConnectivityまたはEnhanced Dual Connectivity(Option3)が使用される場合、LTEeNB104は、受信したUP完全性保護ポリシ(UP IPポリシ)をSecondary Node(LTE eNBまたはgNB)に示し、または、
LTEeNB104が、DRBに対してUP完全性保護が有効にされることになっているかどうかをUP完全性保護ポリシ(UP IPポリシ)と共にUE_UP_IP_LTE_ENBおよび/またはUE_UP_IP_GNBから判断し、この判断をSecondary Node(LTE eNBまたはgNB)に示す。
ここで、これらおよび他の関係する工程を図15~17、22、26、27、31、32、34、および39~41の工程フローチャートに照らして説明する。図15~17および22は、UEによって実施され得る工程のフローチャートである。図26、27、31、および32は、ネットワークノードによって実施され得る工程のフローチャートである。図34および39~41は、無線アクセスノードによって実施され得る工程のフローチャートである。
まず図15~17を参照すると、無線アクセスネットワークPDCPにおけるデータのユーザプレーン完全性保護を有効にする工程がUE(たとえば、図44における4400)によって実施され得る。この工程は、図15~17を参照しながら上に述べた工程を含む。
UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および(2)UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(3)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および/または(4)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードとすることができる。
少なくともいくつかの実施形態において、図22の実施形態例を参照すると、工程は、コアノードとのセキュアなネットワーク接続を確立すること2200と、ロングタームエボリューションeNodeBとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にするというUEに対する指示を含むメッセージをロングタームエボリューションeNodeBから受信すること2202と、をさらに含む。
無線アクセスネットワークは、4Gネットワークとすることができる。
コアノードは、モビリティ管理ノード(たとえば、MME4700)とすることができる。
図26および27を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程がネットワークノード(たとえば、図46における4600)によって実施され得る。この工程は、図26および27を参照しながら上に述べた工程を含む。UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(2)UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(B)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および/または(4)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードとすることができる。
少なくともいくつかの実施形態において、図31の実施形態例を参照すると、工程は、コアネットワークサーバに所在地更新を要求すること3100と、コアネットワークサーバから、ユーザプレーン完全性保護ポリシとしてUEに関する加入データ情報を含む所在地更新応答メッセージを受信すること3102と、をさらに含む。工程は、ネットワークノードにおけるユーザプレーン完全性保護ポリシを保存すること3104と、ユーザプレーン完全性保護ポリシがアタッチ要求において受信したUP IPモードの指示よりも優先すると判断することと3106と、をさらに含む。工程は、UEとのデフォルトベアラを確立するために、コアネットワークとのセッション手順を立ち上げること3108と、UEの場合のUP IP モードおよびユーザプレーン完全性保護ポリシを含むメッセージをロングタームエボリューションeNodeBに送信すること3110と、をさらに含む。
少なくともいくつかの実施形態において、図32の実施形態例を参照すると、工程は、完全アタッチ要求を含むメッセージをソースコアノードに送信すること3200と、アタッチ要求が上手く認証されると、UEのUP IPモードをターゲットコアノードに提示する、メッセージに対する応答を受信すること3202と、をさらに含む。アタッチ要求が上手く完全性保護されなかった場合、工程は、UEによりサポートされているUP IPモードの指示を含む、アタッチ要求を再送信するよう求めるリクエストをUEに送信すること3204をさらに含む。
無線アクセスネットワークは、4Gネットワークとすることができる。
コアネットワークサーバは、コアネットワークに位置するサーバとすることができる。
ソースコアノードとターゲットコアノードとはそれぞれ、モビリティ管理ノード(たとえば、MME106、ネットワークノード4600)とすることができる。
発明概念の別の実施形態において、UP IPは、図11に示すように、たとえば、モビリティ登録更新-S10インターフェース時に有効にされ得る。図11に示すように、1102において、UE102が4Gネットワークにアタッチし、UE_UP_IP_LTE_ENBおよび/またはUE_UP_IP_GNBをAttach Requestメッセージに組み込む。
1104において、ターゲットMME106aが、Source MME106bに連絡を取り、完全Attach Requestを組み込む。
1106において、ソースMME106bが、保存されていれば、またAttach Requestが上手く認証されると、UEセキュリティケイパビリティ、たとえば、UE_UP_IP_LTE_ENBおよび/またはUE_UP_IP_GNB on S10i/fをターゲットMME106aに提示する。
1108において、ターゲットMME106aが、Attach Requestが上手く完全性保護されなかった場合にLTEeNB104とのNAS Security Mode Commandを開始し、UEセキュリティケイパビリティUE_UP_IP_LTE_ENBおよび/またはUE_UP_IP_GNBを含むAttach Requestを再送信するようUE102に要求する。
ここで、これらおよび他の関係する工程を図15、23、26、および27の工程フローチャートに照らして説明する。図15および23は、UEによって実施され得る工程のフローチャートである。図26および27は、ネットワークノードによって実施され得る工程のフローチャートである。
まず図15を参照すると、無線アクセスネットワークPDCPにおけるデータのユーザプレーン完全性保護を有効にする工程がUE(たとえば、図44における4400)によって実施され得る。この工程は、図15を参照しながら上に述べた工程を含む。
UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(2)UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(3)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および/または(4)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードとすることができる。
少なくともいくつかの実施形態において、図23の実施形態例を参照すると、工程は、UEによりサポートされているUP IPモードの指示を含むアタッチ要求をターゲットコアノードに送信すること2300をさらに含む。アタッチ要求が上手く完全性保護されなかった場合、工程は、UEによりサポートされているUP IPモードの指示を含むアタッチ要求を再送信するよう求めるリクエストをターゲットコアノードから受信すること2302をさらに含む。
無線アクセスネットワークは、4Gネットワークとすることができる。
ターゲットコアノードは、モビリティ管理ノード(たとえば、MME4700、MME106a)とすることができる。
図26および27を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程がネットワークノード(たとえば、図46における4600)によって実施され得る。この工程は、図26および27を参照しながら上に述べた工程を含む。UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(2)UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(3)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および/または(4)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードとすることができる。
無線アクセスネットワークは、4Gネットワークとすることができる。
ターゲットコアノードとソースコアノードとは、それぞれ、モビリティ管理ノード(たとえば、MME4700、MME106a)とすることができる。
発明概念の別の実施形態において、UP IPは、たとえば、図12に示すようなモビリティS1ハンドオーバ(HO)-S10インターフェース時に有効にされる。図12に示すように、1202において、ソースLTEeNB104aが、ターゲットMME106aとのhandover(HO)Requiredを開始する。
1204において、ターゲットMME106aが、ソースMME106bとのForward Relocation Requestを開始し、ターゲットMME106aに保存されていれば、UE_UP_IP_LTE_ENBおよび/またはUE_UP_IP_GNBをソースMME106bに転送する。
1206において、ソースMME106bが、セキュリティアルゴリズムを選択し、ターゲットLTEeNB104bとのDRBが確立されたのに対してUP IPを有効にするということをターゲットLTEeNB104bに示す。
1208において、ターゲットLTEeNB104bが1206においてソースMME106bから受信した情報をソースMME106bに転送する。
1210において、ソースMME106bが1208においてターゲットLTEeNB104bから受信した情報をターゲットMME106aに転送する。
1212において、ターゲットMME106aが1210においてソースMME106bから受信した情報をソースLTEeNB104aに転送する。
1214において、ソースLTEeNB104aが、ターゲットLTEeNB104bとのDRBが確立されたのに対してUP IPを有効にする。
ここで、これらおよび他の関係する工程を図15、20、26、33、34、37、および42の工程フローチャートに照らして説明する。図15および20は、UEによって実施され得る工程のフローチャートである。図26、33、および42は、ネットワークノードによって実施され得る工程のフローチャートである。図34および37は、無線アクセスノードによって実施され得る工程のフローチャートである。
まず図15を参照すると、無線アクセスネットワークPDCPにおけるデータのユーザプレーン完全性保護を有効にする工程がUE(たとえば、図44における4400)によって実施され得る。この工程は、図15を参照しながら上に述べた工程を含む。
UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(2)UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(3)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および/または(4)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードとすることができる。
少なくともいくつかの実施形態において、図20の実施形態例を参照すると、工程は、new radioアクセスノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してユーザプレーン完全性保護を有効にするよう命令するUEに対する指示を含むハンドオーバコマンドメッセージをロングタームエボリューションeNodeBから受信すること2000をさらに含む。
無線アクセスネットワークは、4Gネットワークとすることができる。
無線アクセスノードは、ロングタームエボリューションeNodeB(たとえば、無線アクセスノード4500、e-UTRA NodeB、4G NodeB)とすることができる。
new radioアクセスノードは、new radioノード(gNB)、E-UTRA(ng-eNB)(たとえば、無線アクセスノード4500)とすることができる。
図26および33を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程がネットワークノード(たとえば、図46における4600)によって実施され得る。この工程は、図26および33を参照しながら上に述べた工程を含む。UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(2)UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(3)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および/または(4)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードとすることができる。
少なくともいくつかの実施形態において、図42の実施形態例を参照すると、工程は、ユーザ機器(UE)用のユーザプレーン完全性保護モード用の指標をハンドリングすること(4200)であって、ユーザプレーン完全性保護モード(UP IPモード)には、(1)UEがフルデータレートにおけるロングタームエボリューションeNodeB無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(2)UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおけるロングタームエボリューションeNodeBとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(3)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および(4)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードが含まれる、ハンドリングすること(4200)をさらに含む。
無線アクセスネットワークは、4Gネットワークとすることができる。
ネットワークノードノードは、モビリティ管理ノード(たとえば、MME106、ネットワークノード4600)とすることができる。
モビリティ管理ノードは、MME106a(たとえば、ネットワークノード4600)とすることができる。
無線アクセスノードは、ロングタームエボリューションeNodeB(たとえば、無線アクセスノード4500、e-UTRA NodeB、4G NodeB)とすることができる。
new radioアクセスノードは、new radioノード(gNB)、E-UTRA(ng-eNB)(たとえば、無線アクセスノード4500)とすることができる。
図34および37を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程が無線アクセスノード(たとえば、図45における4500)によって実施され得る。この工程は、図34および37を参照しながら上に述べた工程を含む。UP IPモードとしては、(1)UEがフルデータレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(2)UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(3)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および/または(4)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードを挙げることができる。
無線アクセスネットワークは、4Gネットワークとすることができる。
無線アクセスノードは、ロングタームエボリューションeNodeB(たとえば、無線アクセスノード4500、e-UTRA NodeB、4G NodeB)とすることができる。
発明概念の別の実施形態において、UP IPは、たとえば、図13に示すようなモビリティX2ハンドオーバ(HO)-X2インターフェース時に有効にされる。図13に示すように、1302において、ソースLTEeNB104aが、ターゲットLTEeNB104bとのhandover(HO)Requiredを開始し、UE_UP_IP_LTE_ENBおよび/またはUE_UP_IP_GNBを示す。
1304において、ターゲットLTEeNB104bがセキュリティアルゴリズムを選択し、指示UE_UP_IP_LTE_ENBに基づき、LTEeNB104bとのDRBが確立されたのに対してUP IPを有効にするということをUE102に示す。
1306において、ソースLTEeNB104aが、1304においてターゲットLTEeNB104bから受信した情報をUE102に転送する。
1308において、UE102が、ターゲットLTEeNB104bとのDRBが確立されたのに対してUP IPを有効にする。
ここで、これらおよび他の関係する工程を図15、24、26、および34の工程フローチャートに照らして説明する。図15および24は、UEによって実施され得る工程のフローチャートである。図26は、ネットワークノードによって実施され得る工程のフローチャートである。図34は、無線アクセスノードによって実施され得る工程のフローチャートである。
まず図15を参照すると、無線アクセスネットワークPDCPにおけるデータのユーザプレーン完全性保護を有効にする工程がUE(たとえば、図44における4400)によって実施され得る。この工程は、図15を参照しながら上に述べた工程を含む。
UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(2)UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(3)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および/または(4)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードとすることができる。
少なくともいくつかの実施形態において、図24の実施形態例を参照すると、工程は、ソース無線アクセスノードからハンドオーバコマンドを受信すること2400をさらに含む。ハンドオーバコマンドとしては、ターゲット無線アクセスノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にするよう命令するUEに対するコマンドを挙げることができる。
無線アクセスネットワークは、4Gネットワークとすることができる。
無線アクセスノード、ソース無線アクセスノード、およびターゲット無線アクセスノードは、それぞれ、ロングタームエボリューションeNodeB(たとえば、無線アクセスノード4500、e-UTRA NodeB、4G NodeB)とすることができる。
図26を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程がネットワークノード(たとえば、図46における4600)によって実施され得る。この工程は、図26を参照しながら上に述べた工程を含む。UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(2)UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(3)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および/または(4)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードとすることができる。
図34を参照すると、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする工程が無線アクセスノード(たとえば、図45における4500)によって実施され得る。この工程は、図34を参照しながら上に述べた工程を含む。UP IPモードとしては、(1)UEがフルデータレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(2)UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、(3)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および/または(4)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードを挙げることができる。
発明概念の別の実施形態において、UP IPは、たとえば、図14に示すようなマスタノードおよびセカンダリノードがLTEeNB-X2インターフェースである、Dual Connectivity時に有効にされる。図14に示すように、1402において、マスタノード(MN)104aがMME106からUE_UP_IP_LTE_ENBを受信すると、MN104aがセカンダリノード(SN)104bに、SN104bがDRBに対してUP完全性保護を有効にすることができるということを示す。
1404において、Dual Connectivity方式のマスタノード(MN)(たとえば、LTEeNB104a)がセカンダリノード(SN)(たとえば、LTEeNB104b)とのSN追加/修正手順を開始し、UE102とのDRBが確立されたのに対してUP完全性保護を有効にするということをSN104bに示し、場合によってはまた、UE_UP_IP_LTE_ENBをSN104bに組み込むこともあり得る。
1406において、SN LTEeNB104bが、セキュリティアルゴリズムを選択し、UE102とのDRBが確立されたのに対してUP完全性保護を有効にするという受信した指示、また場合によってはUE_UP_IP_LTE_ENBに基づき、SN104bが、SN104b(たとえば、LTEeNB)とのDRBが確立されたのに対してUP IPを有効にするということをUE102に示すことを決定し得る。SN104bが、選択したアルゴリズムを含むSN追加/修正応答を送信し得、SN104b(たとえば、LTEeNB)とのDRBが確立されたのに対してUP IPを有効にするということをUE102に示し得る。
1408において、Dual Connectivity方式のマスタノード(MN)(LTEeNB104a)が、UE102とのRRC再設定手順を開始し、1406においてSN104b(たとえば、LTEeNB)から受信した情報をUE102に転送する。
1410において、UE102が、ターゲットLTEeNB104bとのDRBが確立されたのに対してUP IPを有効にする。
ここで、これらおよび他の関係する工程を図15、25、および43の工程フローチャートに照らして説明する。図15および25は、UEによって実施され得る工程のフローチャートである。図43は、無線アクセスノードによって実施され得る工程のフローチャートである。
まず図15を参照すると、無線アクセスネットワークPDCPにおけるデータのユーザプレーン完全性保護を有効にする工程がUE(たとえば、図44における4400)によって実施され得る。この工程は、図15を参照しながら上に述べた工程を含む。
UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および(2)UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードとすることができる。
少なくともいくつかの実施形態において、図25の実施形態例を参照すると、工程は、ハンドリングすることを含み、ハンドリングすることには、マスタ無線アクセスノードから再設定リクエストを受信すること2500が含まれる。再設定リクエストには、セカンダリ無線アクセスノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にするというUEに対する指示が含まれる。工程は、セカンダリ無線アクセスノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にすること2502をさらに含む。
無線アクセスネットワークは、4Gネットワークとすることができる。
無線アクセスノード、マスタ無線アクセスノード、およびセカンダリ無線アクセスノードは、それぞれ、ロングタームエボリューションeNodeB(たとえば、無線アクセスノード4500、e-UTRA NodeB、4G NodeB)とすることができる。
図44は、いくつかの実施形態に従って構成されているUE4400の良い例となるブロック図である。UE4400としては、無線端末、無線通信デバイス、無線通信端末、端末ノード/UE/デバイスなどを挙げることができるが、これらに限定するわけではない。UE4400は、アンテナアレイ4440のアンテナを通して送受信し、電気通信ネットワークの無線ネットワークノード(たとえば、基地局、eNB、gNB、ng-eNBなど)とのアップリンクおよびダウンリンクの無線通信をもたらす、1つまたは複数のパワーアンプで構成されているRFフロントエンド4430を含む。UE4400は、RFフロントエンド4430およびメモリ回路4420(メモリとも言われる)につながれたプロセッサ回路4410(プロセッサとも言われる)をさらに含む。メモリ4420は、プロセッサ4410によって実行されると、プロセッサ4410に本明細書に開示の実施形態による工程を実施させるコンピュータ可読プログラムコードを格納する。
図45は、無線アクセスネットワーク(たとえば、4G無線アクセスネットワーク)の無線アクセスノード4500(たとえば、基地局、eNB、gNB、ng-eNB、ソースノード、ターゲット、マスタノード、セカンダリノードなど)の良い例となるブロック図である。無線アクセスノード4500は、プロセッサ回路4510(プロセッサとも言われる)、メモリ回路4520(メモリとも言われる)、および他のネットワークノードと通信するように構成されたネットワークインターフェース4550(たとえば、有線ネットワークインターフェースおよび/または無線ネットワークインターフェース)を含む。無線アクセスノード4500は、アンテナアレイ4540のアンテナを通して送受信する1つまたは複数のパワーアンプ4530を備えるRFフロントエンドが入っている無線ネットワークノードとして構成され得る。メモリ4540は、プロセッサ4510によって実行されると、プロセッサ4510に、本明細書に開示の実施形態による工程を実施させるコンピュータ可読プログラムコードを格納する。
図46は、無線アクセスネットワーク(たとえば、4G無線アクセスネットワーク)のネットワークノード4600(たとえば、MME、ソースMME、ターゲットMMEなど)の良い例となるブロック図である。ネットワークノード4600は、プロセッサ回路4610(プロセッサとも言われる)、メモリ回路4620(メモリとも言われる)、および他のネットワークノードと通信するように構成されたネットワークインターフェース4650(たとえば、有線ネットワークインターフェースおよび/または無線ネットワークインターフェース)を含む。メモリ4620は、プロセッサ4610によって実行されると、プロセッサ4610に、本明細書に開示の実施形態による工程を実施させるコンピュータ可読プログラムコードを格納する。
図47は、無線アクセスネットワーク(たとえば、4G無線アクセスネットワーク)のモビリティ管理ノード4700(たとえば、MME、ソースMME、ターゲットMMEなど)の良い例となるブロック図である。アクセス・モビリティノード4700は、プロセッサ回路4710(プロセッサとも言われる)、メモリ回路4720(メモリとも言われる)、および他のネットワークノードと通信するように構成されたネットワークインターフェース4750(たとえば、有線ネットワークインターフェースおよび/または無線ネットワークインターフェース)を含む。メモリ4720は、プロセッサ4710によって実行されると、プロセッサ4710に、本明細書に開示の実施形態による工程を実施させるコンピュータ可読プログラムコードを格納する。
基準としては、TS33.501およびTS23.401が挙げられる。
実施形態の列挙:以下に実施形態例について述べる。例/説明として参照番号/文字を括弧内に示しているが、参照番号/文字で示された特定の要素に実施形態例を限定することはない。
実施形態1
ユーザ機器(UE)によって実施される、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする方法である。この方法は、UEによりサポートされているユーザプレーン完全性保護モードの指示を提示することを含む。ユーザプレーン完全性保護モード(UP IPモード)は、UEがフルデータレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、およびUEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモードのうちの1つを含む。
実施形態2
UEによりサポートされているUP IPモードの指示を含むアタッチ要求をコアノードに送信すること(1600)をさらに含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態3
UP IPモードを有効にするというUEに対する指示を含む有効化メッセージを受け手ノードから受信すること(1700)をさらに含む、実施形態1または2に記載の方法。
実施形態4
アタッチ要求を送信することが、デフォルト無線ベアラ設定を含むアタッチ要求を送信すること(2100)をさらに含み、有効化メッセージを受信することには、受信側ノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にするというUEに対する指示がさらに含まれる、実施形態1から3のいずれか1つに記載の方法。
実施形態5
アタッチ要求を送信することには、デフォルト無線ベアラ設定が含まれない、実施形態2に記載の方法。この方法は、UEとのデータ無線ベアラが何ら確立されてない場合、UEとのセキュリティモード手順を開始するというメッセージを受け手ノードから受信すること(1800)をさらに含む。
実施形態6
ネットワークとのデータ無線ベアラを確立するために、コアノードとのセキュアなパケットデータネットワーク接続を確立すること(1900)をさらに含む、実施形態5に記載の方法。この方法は、受け手ノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にするというUEに対する指示を含むメッセージを受け手ノードから受信すること(1902)をさらに含む。
実施形態7
new radioアクセスノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してユーザプレーン完全性保護を有効にするよう命令するUEに対する指示を含むハンドオーバコマンドメッセージをロングタームエボリューションeNodeBから受信すること(2000)をさらに含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態8
コアノードとのセキュアなネットワーク接続を確立すること(2200)をさらに含む、実施形態2に記載の方法。この方法は、ロングタームエボリューションeNodeBとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にするというUEに対する指示を含むメッセージをロングタームエボリューションeNodeBから受信すること(2202)をさらに含む。
実施形態9
UEによりサポートされているUP IPモードの指示を含むアタッチ要求をターゲットコアノードに送信すること(2300)をさらに含む、実施形態1に記載の方法。この方法は、アタッチ要求が上手く完全性保護されなかった場合、UEによりサポートされているUP IPモードの指示を含むアタッチ要求を再送信するよう求めるリクエストをターゲットコアノードから受信すること(2302)をさらに含む。
実施形態10
ソース無線アクセスノードからハンドオーバコマンドを受信すること(2400)をさらに含む、実施形態1に記載の方法。ハンドオーバコマンドとしては、UEに対して、ターゲット無線アクセスノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にするよう命令するコマンドが挙げられる。
実施形態11
マスタ無線アクセスノードから再設定リクエストを受信すること(2500)であって、再設定リクエストには、セカンダリ無線アクセスノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にするというUEに対する指示が含まれる、受信すること(2500)をさらに含む、実施形態1に記載の方法。この方法は、セカンダリ無線アクセスノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にすること(2502)をさらに含む。
実施形態12
無線アクセスネットワークが4Gネットワークである、実施形態1から11のいずれか1つに記載の方法。
実施形態13
ネットワークノードによって実施される、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする方法を提供する。この方法は、ユーザ機器(UE)によりサポートされているユーザプレーン完全性保護モードの指示をハンドリングすること(2600)を含む。ユーザプレーン完全性保護モード(UP IPモード)としては、UEがフルデータレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおける無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、およびUEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードを挙げることができる。
実施形態14
ハンドリングすることが、UEによりサポートされているUP IPモードの指示を含むアタッチ要求をUEから受信すること(2700)を含む、実施形態13に記載の方法。この方法は、アタッチ要求に応答して、UEと無線アクセスネットワークとのセキュアな接続を確立すること(2702)をさらに含む。方法は、UP IPモードの指示を含むメッセージをロングタームエボリューションeNodeBに送信すること(2704)をさらに含む。
実施形態15
ハンドリングすることが、UP IPモードの指示を含み、さらにデフォルトベアラ設定を含む、アタッチ要求を受信すること(3500)を含む、実施形態13に記載の方法。この方法は、アタッチ要求に応答して、UEと無線アクセスネットワークとのセキュアな接続を確立すること(3502)をさらに含む。方法は、UP IPモードの指示を含むメッセージをロングタームエボリューションeNodeBに送信すること(3504)をさらに含む。
実施形態16
無線アクセスネットワークとのデータベアラを確立するよう求めるパケットデータネットワーク接続確立リクエストをUEから受信すること(2802)をさらに含む、実施形態15に記載の方法。この方法は、UEとのデフォルトベアラを確立するために、ゲートウェイノードとのセッションを開くこと(2804)をさらに含む。方法は、デフォルトベアラを確立するのに応答して、UEによりサポートされているUP IPモードの指示を含むメッセージをロングタームエボリューションeNodeBに送信すること(2806)をさらに含む。
実施形態17
アタッチ要求を受信することが、デフォルト無線ベアラ設定を含まず、ロングタームエボリューションeNodeBとのコンテキスト設定手順を開始するというメッセージをロングタームエボリューションeNodeBに送信すること(2900)であって、メッセージには、UEのUP IPモードをロングタームエボリューションeNodeBに提示することが含まれる、送信すること(2900)をさらに含む、実施形態15または16に記載の方法。
実施形態18
UP IPモードとは、(1)UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、および(2)UEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードのことである、実施形態15から17のいずれか1つに記載の方法。この方法は、無線アクセスネットワークとのデータ無線ベアラを確立するために、UEとのセキュアなパケットデータネットワーク接続を確立すること(3000)をさらに含む。方法は、UEとのデフォルトベアラを確立するために、ゲートウェイノードとのセッション手順を立ち上げること(3002)をさらに含む。方法は、UEによりサポートされているUP IPモードの指示を含む、受け手ノードとのコンテキスト設定手順を開始すること(3004)をさらに含む。
実施形態19
ネットワークノードがモビリティ管理ノードである、実施形態13から18のいずれか1つに記載の方法。
実施形態20
コアネットワークサーバに所在地更新を要求すること(3100)をさらに含む、実施形態14に記載の方法。この方法は、ユーザプレーン完全性保護ポリシとしてUEに関する加入データ情報を含む所在地更新応答メッセージをコアネットワークサーバから受信すること(3102)をさらに含む。方法は、ネットワークノードにおけるユーザプレーン完全性保護ポリシを保存すること(3104)をさらに含む。方法は、ユーザプレーン完全性保護ポリシがアタッチ要求において受信したUP IPモードの指示に優先すると判断すること(3106)をさらに含む。方法は、UEとのデフォルトベアラを確立するために、コアネットワークとのセッション手順を立ち上げること(3108)をさらに含む。方法は、UE用のUP IPモードおよびユーザプレーン完全性保護ポリシを含むメッセージをロングタームエボリューションeNodeBに送信すること(3110)をさらに含む。
実施形態21
完全アタッチ要求を含むメッセージをソースコアノードに送信すること(3200)をさらに含む、実施形態20に記載の方法。この方法は、このメッセージに対する応答を受信すること(3202)をさらに含む。アタッチ要求が上手く認証されると、応答では、UEのUP IPモードをターゲットコアノードに提示する。方法は、アタッチ要求が上手く完全性保護されなかった場合、UEによりサポートされているUP IPモードの指示を含むアタッチ要求を再送信するよう求めるリクエストをUEに送信すること(3204)をさらに含む。
実施形態22
ソースノードからハンドオーバリクエストを受信すること(3300)をさらに含む、実施形態14に記載の方法。この方法は、(1)ハンドオーバリクエストをソースコアノードに、(2)UE用のUP IPモードがターゲットコアノードに保存されていれば、UE用のUP IPモードをソースコアノードに、転送すること(3302)をさらに含む。方法は、ハンドオーバコマンドリクエストをターゲットノードに送信すること(3304)であって、ハンドオーバコマンドリクエストには、UP IPモードがターゲットコアノードに保存されていれば、それが含まれる、送信すること(3304)をさらに含む。方法は、UP IPモードをソースノードに送信すること(3306)をさらに含む。
実施形態23
無線アクセスノードによって実施される、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする方法を提供する。この方法は、ユーザ機器(UE)によりサポートされているユーザプレーン完全性保護モードの指示を含むメッセージをネットワークノードから受信すること(3400)を含む。ユーザプレーン完全性保護モード(UP IPモード)としては、UEがフルデータレートにおけるロングタームエボリューションeNodeB無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおけるロングタームエボリューションeNodeBとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、およびUEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードが挙げられる。
実施形態24
受信することには、セキュリティモードコマンド手順時にUP IP Modeを受信すること(3600)が含まれる、実施形態23に記載の方法。
実施形態25
UP IPモードを有効にするというUEに対する指示を含むメッセージをUEに送信すること(3700)をさらに含む、実施形態23に記載の方法。
実施形態26
コアノードがモビリティ管理ノードである、実施形態23から25のいずれか1つに記載の方法。
実施形態27
無線アクセスノードがロングタームエボリューションeNodeBである、実施形態23から25のいずれか1つに記載の方法。
実施形態28
無線アクセスネットワークが4Gネットワークである、実施形態23から27のいずれか1つに記載の方法。
実施形態29
UP IPモードがコアノードから受信されると、new radioアクセスノードがUEとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にすべきであるということを、new radioアクセスノードに示すこと(3800)をさらに含む、実施形態23に記載の方法。この方法は、new radioアクセスノードに対して、UEとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効によう求めるリクエストを、new radioアクセスノードに送信すること(3802)をさらに含む。方法は、UEとのデータ無線ベアラが確立されたのに対して、UP IPモードが有効にされることになると示す応答をnew radioアクセスノードから受信すること(3804)をさらに含む。方法は、new radioアクセスノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にするということをUEに示すことを含む、UEとの再設定手順を開始すること(3806)をさらに含む。
実施形態30
データ無線ベアラに対してUP IPモードが有効にされるべきであると示すユーザプレーン完全性保護ポリシを無線アクセスノードがコアノードから受信するかどうかに基づき、UP IPモードを確認すること(3900)をさらに含む、実施形態23から25のいずれか1つに記載の方法。この方法は、UP IPモードが有効にされるべきであると示すこのポリシの受信に応答して、データ無線ベアラに対してUP IPモードを有効にすること(3902)をさらに含む。
実施形態31
受信したユーザプレーン完全性保護ポリシをnew radioアクセスノードに提示すること(4000)をさらに含む、実施形態29に記載の方法。
実施形態32
データ無線ベアラに対してUP IPモードが有効にされるべきであるかどうかを、ユーザプレーン完全性保護ポリシと併せてUP IPモードから判断すること(4100)をさらに含む、請求項30に記載の方法。この方法は、この判断をnew radioアクセスノードに送信すること(4102)をさらに含む。
実施形態33
ネットワークノードによって実施される、無線アクセスネットワークにおいてモビリティハンドオーバ手順時にUE用のユーザプレーン完全性保護モードを有効にする方法を提供する。この方法は、ユーザ機器(UE)用のユーザプレーン完全性保護モード用の指標をハンドリングすること(4200)を含む。ユーザプレーン完全性保護モード(UP IPモード)は、UEがフルデータレートにおけるロングタームエボリューションeNodeB無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおけるロングタームエボリューションeNodeBとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、UEがフルデータレートにおける4Gネットワーク内のgNBとのnew radioPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、およびUEが4Gネットワーク内のgNBとのフルデータレートよりも低い規定レートにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、のうちの1つを含む。
実施形態34
ハンドリングすることが、UE用のUP IPモードがターゲットモビリティ管理ノードに保存されていれば、UE用のUP IPモードを含むハンドオーバコマンドをターゲットモビリティ管理ノードから受信することを含む、実施形態33に記載の方法。
実施形態35
モビリティ管理ノードがソースモビリティ管理ノードである、実施形態33に記載の方法。
実施形態36
ハンドリングすることが、ソースモビリティ管理ノードからハンドオーバコマンドリクエストを受信することを含む、実施形態33に記載の方法。ハンドオーバコマンドリクエストには、UE用のUP IPモードが含まれる。この方法は、ソースモビリティ管理ノードにハンドオーバコマンド応答を送信することをさらに含み、UP IPモードに基づき、モビリティ管理ノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にするということをUEに示す。
実施形態37
モビリティ管理ノードがターゲットモビリティ管理ノードである、実施形態35に記載の方法。
実施形態38
マスタ無線アクセスノードによって実施される、無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする方法を提供する。この方法は、ユーザ機器(UE)用のユーザプレーン保護モードをハンドリングすること(4300)を含む。ユーザプレーン完全性保護モード(UP IPモード)としては、UEがフルデータレートにおけるロングタームエボリューションeNodeB無線アクセスノードとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、UEがフルデータレートよりも低い規定データレートにおけるロングタームエボリューションeNodeBとのPDCPにおけるユーザプレーン完全性保護をサポートしているモード、と言ったモードが挙げられる。
実施形態39
ハンドリングすることが、コアノードからUP IPモードを受信することを含む、実施形態38に記載の方法。この方法は、受信するのに応答して、セカンダリ無線アクセスノードがデータ無線ベアラに対してUP IPモードを有効にすべきであるという指示をセカンダリ無線アクセスノードに送信することをさらに含む。方法は、セカンダリ無線アクセスノードによる追加または修正手順を開始するよう求めるリクエストをセカンダリ無線アクセスノードに送信することであって、リクエストでは、UEとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にするということをセカンダリ無線アクセスノードに示す、送信することをさらに含む。方法は、セカンダリ無線アクセスノードとのデータ無線ベアラが確立されたのに対してUP IPモードを有効にするというUEに対する指示を含む、追加または修正応答をセカンダリ無線アクセスノードから受信することをさらに含む。方法は、セカンダリ無線アクセスノードから受信した完全追加または修正応答をUEに転送することをさらに含む。
実施形態40
マスタ無線アクセスノードがロングタームエボリューションeNodeBである、実施形態38または39に記載の方法。
実施形態41
セカンダリ無線アクセスノードがロングタームエボリューションeNodeBである、実施形態39に記載の方法。
実施形態42
無線アクセスネットワークが4Gネットワークである、実施形態38から41のいずれか1つに記載の方法。
実施形態43
無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にするユーザ機器(4400)を提供する。ユーザ機器は、プロセッサ(4410)と、プロセッサにつながれたメモリ(4420)とを含み、メモリは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、実施形態1から22のいずれか1つによる工程を実施させる、命令を格納する。
実施形態44
ユーザ機器(4400)のプロセッサ(4410)によって実行されると、プロセッサに実施形態1から22のいずれか1つによる工程を実施させるコンピュータ可読プログラムコードを組み込んでいる非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む、コンピュータプログラム製品。
実施形態45
無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にする無線アクセスノード(4500)を提供する。無線アクセスノードは、プロセッサ(4510)と、プロセッサにつながれたメモリ(4520)とを含み、メモリは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、実施形態22から32のいずれか1つによる工程を実施させる、命令を格納する。
実施形態46
ユーザ機器(4500)のプロセッサ(4510)によって実行されると、プロセッサに実施形態22から32のいずれか1つによる工程を実施させるコンピュータ可読プログラムコードを組み込んでいる非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む、コンピュータプログラム製品。
実施形態47
無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にするネットワークノード(4600)を提供する。無線アクセスノードは、プロセッサ(4610)と、プロセッサにつながれたメモリ(4620)とを含み、メモリは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、実施形態33から37のいずれか1つによる工程を実施させる、命令を格納する。
実施形態48
ネットワークノード(4600)のプロセッサ(4610)によって実行されると、プロセッサに実施形態33から37のいずれか1つによる工程を実施させるコンピュータ可読プログラムコードを組み込んでいる非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む、コンピュータプログラム製品。
実施形態49
無線アクセスネットワークパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)におけるユーザプレーン完全性保護モードを有効にするマスタ無線アクセスノード(4500)を提供する。マスタ無線アクセスノードは、プロセッサ(4510)と、プロセッサにつながれたメモリ(4520)とを含み、メモリは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、実施形態38から42のいずれか1つによる工程を実施させる、命令を格納する。
実施形態50
マスタ無線アクセスノード(4400)のプロセッサ(4510)によって実行されると、プロセッサに実施形態38から42のいずれか1つによる工程を実施させるコンピュータ可読プログラムコードを組み込んでいる非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む、コンピュータプログラム製品。
さらなる規定および実施形態が以下で説明される。
本発明概念の様々な実施形態の上記の説明では、本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明するためのものにすぎず、本発明概念を限定するものではないことを理解されたい。別段に規定されていない限り、本明細書で使用される(技術用語および科学用語を含む)すべての用語は、本発明概念が属する技術の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。通常使用される辞書において規定される用語など、用語は、本明細書および関連技術の文脈におけるそれらの用語の意味に従う意味を有するものとして解釈されるべきであり、明確にそのように本明細書で規定されない限り、理想的なまたは過度に形式的な意味において解釈されないことをさらに理解されよう。
エレメントが、別のエレメントに「接続された」、「結合された」、「応答する」、またはそれらの変形態であると呼ばれるとき、そのエレメントは、他のエレメントに直接、接続され、結合され、または応答し得、あるいは介在するエレメントが存在し得る。対照的に、エレメントが、別のエレメントに「直接接続された」、「直接結合された」、「直接応答する」、またはそれらの変形態であると呼ばれるとき、介在するエレメントが存在しない。同様の番号は、全体を通して同様のエレメントを指す。さらに、本明細書で使用される、「結合された」、「接続された」、「応答する」、またはそれらの変形態は、無線で結合された、無線で接続された、または無線で応答する、を含み得る。本明細書で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が別段に明確に指示するのでなければ、複数形をも含むものとする。簡潔および/または明快のために、よく知られている機能または構築が詳細に説明されないことがある。「および/または」という用語は、関連するリストされた項目のうちの1つまたは複数の任意のおよび全部の組合せを含む。
様々な要素/動作を説明するために、第1の、第2の、第3の、などの用語が本明細書で使用され得るが、これらの要素/動作は、これらの用語によって限定されるべきでないことを理解されよう。これらの用語は、あるエレメント/動作を別のエレメント/動作と区別するために使用されるにすぎない。したがって、本発明概念の教示から逸脱することなしに、いくつかの実施形態における第1のエレメント/動作が、他の実施形態において第2のエレメント/動作と呼ばれることがある。同じ参照番号または同じ参照符号は、本明細書全体にわたって同じまたは同様のエレメントを示す。
本明細書で使用される、「備える、含む(comprise)」、「備える、含む(comprising)」、「備える、含む(comprises)」、「含む(include)」、「含む(including)」、「含む(includes)」、「有する(have)」、「有する(has)」、「有する(having)」という用語、またはそれらの変形態は、オープンエンドであり、1つまたは複数の述べられた特徴、整数、エレメント、ステップ、構成要素または機能を含むが、1つまたは複数の他の特徴、整数、エレメント、ステップ、構成要素、機能またはそれらのグループの存在または追加を排除しない。さらに、本明細書で使用される、「たとえば(exempli gratia)」というラテン語句に由来する「たとえば(e.g.)」という通例の略語は、前述の項目の一般的な1つまたは複数の例を紹介するかまたは具体的に挙げるために使用され得、そのような項目を限定するものではない。「すなわち(id est)」というラテン語句に由来する「すなわち(i.e.)」という通例の略語は、より一般的な具陳から特定の項目を具体的に挙げるために使用され得る。
例示的な実施形態が、コンピュータ実装方法、装置(システムおよび/またはデバイス)および/またはコンピュータプログラム製品のブロック図および/またはフローチャート例示を参照しながら本明細書で説明された。ブロック図および/またはフローチャート例示のブロック、ならびにブロック図および/またはフローチャート例示中のブロックの組合せが、1つまたは複数のコンピュータ回路によって実施されるコンピュータプログラム命令によって実装され得ることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ回路、専用コンピュータ回路、および/またはマシンを作り出すための他のプログラマブルデータ処理回路のプロセッサ回路に提供され得、したがって、コンピュータおよび/または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行する命令は、ブロック図および/またはフローチャートの1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装するために、およびそれにより、ブロック図および/またはフローチャートの(1つまたは複数の)ブロックにおいて指定された機能/行為を実装するための手段(機能性)および/または構造を作成するために、トランジスタ、メモリロケーションに記憶された値、およびそのような回路要素内の他のハードウェア構成要素を変換および制御する。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置に特定の様式で機能するように指示することができる、有形コンピュータ可読媒体に記憶され得、したがって、コンピュータ可読媒体に記憶された命令は、ブロック図および/またはフローチャートの1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装する命令を含む製造品を作り出す。したがって、本発明概念の実施形態は、ハードウェアで、および/または「回路要素」、「モジュール」またはそれらの変形態と総称して呼ばれることがある、デジタル信号プロセッサなどのプロセッサ上で稼働する(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)ソフトウェアで具現され得る。
また、いくつかの代替実装形態では、ブロック中で言及される機能/行為は、フローチャート中で言及される順序から外れて行われ得ることに留意されたい。たとえば、関与する機能性/行為に応じて、連続して示されている2つのブロックが、事実上、実質的にコンカレントに実行され得るか、またはブロックが、時々、逆の順序で実行され得る。その上、フローチャートおよび/またはブロック図の所与のブロックの機能性が、複数のブロックに分離され得、ならびに/あるいはフローチャートおよび/またはブロック図の2つまたはそれ以上のブロックの機能性が、少なくとも部分的に統合され得る。最後に、他のブロックが、示されているブロック間に追加/挿入され得、および/または発明概念の範囲から逸脱することなく、ブロック/動作が省略され得る。その上、図のうちのいくつかが、通信の主要な方向を示すために通信経路上に矢印を含むが、通信が、図示された矢印と反対方向に行われ得ることを理解されたい。
本発明概念の原理から実質的に逸脱することなしに、実施形態に対して多くの変形および修正が行われ得る。すべてのそのような変形および修正は、本発明概念の範囲内で本明細書に含まれるものとする。したがって、上記で開示された主題は、例示であり、限定するものではないと見なされるべきであり、実施形態の例は、本発明概念の趣旨および範囲内に入る、すべてのそのような修正、拡張、および他の実施形態をカバーするものとする。したがって、法によって最大限に許容される限りにおいて、本発明概念の範囲は、実施形態およびそれらの等価物の例を含む、本開示の最も広い許容可能な解釈によって決定されるべきであり、上記の詳細な説明によって制限または限定されるべきでない。
追加の説明が以下で与えられる。
概して、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が、明確に与えられ、および/またはその用語が使用されるコンテキストから暗示されない限り、関連する技術分野における、それらの用語の通常の意味に従って解釈されるべきである。1つの(a/an)/その(the)エレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどへのすべての言及は、別段明示的に述べられていない限り、そのエレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの事例に言及しているものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書で開示されるいずれの方法のステップも、ステップが、別のステップに後続するかまたは先行するものとして明示的に説明されない限り、および/あるいはステップが別のステップに後続するかまたは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される厳密な順序で実施される必要はない。本明細書で開示される実施形態のうちのいずれかの任意の特徴は、適切であればいかなる場合も、任意の他の実施形態に適用され得る。同じように、実施形態のうちのいずれかの任意の利点は、任意の他の実施形態に適用され得、その逆も同様である。同封の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになろう。
添付の図面を参照しながら、次に、本明細書で企図される実施形態のうちのいくつかがより十分に説明される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれており、開示される主題は、本明細書に記載される実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、当業者に主題の範囲を伝達するために、例として提供される。
図48:いくつかの実施形態による無線ネットワーク。
本明細書で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、図48に示されている例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して説明される。簡単のために、図48の無線ネットワークは、ネットワークQQ106、ネットワークノードQQ160およびQQ160b、ならびに(モバイル端末とも呼ばれる)WD QQ110、QQ110b、およびQQ110cのみを図示する。実際には、無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または任意の他のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な任意の追加のエレメントをさらに含み得る。示されている構成要素のうち、ネットワークノードQQ160および無線デバイス(WD)QQ110は、追加の詳細とともに図示される。無線ネットワークは、1つまたは複数の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供して、無線デバイスの、無線ネットワークへのアクセス、および/あるいは、無線ネットワークによってまたは無線ネットワークを介して提供されるサービスの使用を容易にし得る。
無線ネットワークは、任意のタイプの通信、電気通信、データ、セルラー、および/または無線ネットワーク、あるいは他の同様のタイプのシステムを含み、および/またはそれらとインターフェースし得る。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格あるいは他のタイプのあらかじめ規定されたルールまたはプロシージャに従って動作するように設定され得る。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Long Term Evolution(LTE)、ならびに/あるいは他の好適な2G、3G、4G、または5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいは、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMax)、Bluetooth、Z-Waveおよび/またはZigBee規格など、任意の他の適切な無線通信規格を実装し得る。
ネットワークQQ106は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備え得る。
ネットワークノードQQ160およびWD QQ110は、以下でより詳細に説明される様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供することなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイス機能性を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/あるいは有線接続を介してかまたは無線接続を介してかにかかわらず、データおよび/または信号の通信を容易にするかまたはその通信に参加し得る、任意の他の構成要素またはシステムを備え得る。
本明細書で使用されるネットワークノードは、無線デバイスと、ならびに/あるいは、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、および/または提供する、および/または、無線ネットワークにおいて他の機能(たとえば、アドミニストレーション)を実施するための、無線ネットワーク中の他のネットワークノードまたは機器と、直接または間接的に通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な機器を指す。ネットワークノードの例は、限定はしないが、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)およびNRノードB(gNB))を含む。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または、言い方を変えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいてカテゴリー分類され得、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれることもある。基地局は、リレーを制御する、リレーノードまたはリレードナーノードであり得る。ネットワークノードは、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがある、集中型デジタルユニットおよび/またはリモートラジオユニット(RRU)など、分散型無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分をも含み得る。そのようなリモートラジオユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されることも統合されないこともある。分散型無線基地局の部分は、分散型アンテナシステム(DAS)において、ノードと呼ばれることもある。ネットワークノードのまたさらなる例は、マルチ規格無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E-SMLC)、および/あるいはMDTを含む。別の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に説明されるように、仮想ネットワークノードであり得る。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線ネットワークへのアクセスを可能にし、および/または無線デバイスに提供し、あるいは、無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表し得る。
図48では、ネットワークノードQQ160は、処理回路要素QQ170と、デバイス可読媒体QQ180と、インターフェースQQ190と、補助機器QQ184と、電源QQ186と、電力回路要素QQ187と、アンテナQQ162とを含む。図48の例示的な無線ネットワーク中に示されているネットワークノードQQ160は、ハードウェア構成要素の示されている組合せを含むデバイスを表し得るが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せをもつネットワークノードを備え得る。ネットワークノードが、本明細書で開示されるタスク、特徴、機能および方法を実施するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを備えることを理解されたい。その上、ネットワークノードQQ160の構成要素が、より大きいボックス内に位置する単一のボックスとして、または複数のボックス内で入れ子にされている単一のボックスとして図示されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の示されている構成要素を組成する複数の異なる物理構成要素を備え得る(たとえば、デバイス可読媒体QQ180は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備え得る)。
同様に、ネットワークノードQQ160は、複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から組み立てられ得、これらは各々、それら自体のそれぞれの構成要素を有し得る。ネットワークノードQQ160が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備えるいくつかのシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有され得る。たとえば、単一のRNCが、多数のノードBを制御し得る。そのようなシナリオでは、各一意のノードBとRNCとのペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードと見なされ得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノードQQ160は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定され得る。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は複製され得(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体QQ180)、いくつかの構成要素は再使用され得る(たとえば、同じアンテナQQ162がRATによって共有され得る)。ネットワークノードQQ160は、ネットワークノードQQ160に統合された、たとえば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための様々な示されている構成要素の複数のセットをも含み得る。これらの無線技術は、同じまたは異なるチップまたはチップのセット、およびネットワークノードQQ160内の他の構成要素に統合され得る。
処理回路要素QQ170は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定される。処理回路要素QQ170によって実施されるこれらの動作は、処理回路要素QQ170によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報にコンバートすることによって、処理すること、取得された情報またはコンバートされた情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報またはコンバートされた情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
処理回路要素QQ170は、単体で、またはデバイス可読媒体QQ180などの他のネットワークノードQQ160構成要素と併せてのいずれかで、ネットワークノードQQ160機能性を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。たとえば、処理回路要素QQ170は、デバイス可読媒体QQ180に記憶された命令、または処理回路要素QQ170内のメモリに記憶された命令を実行し得る。そのような機能性は、本明細書で説明される様々な無線特徴、機能、または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路要素QQ170は、システムオンチップ(SOC)を含み得る。
いくつかの実施形態では、処理回路要素QQ170は、無線周波数(RF)トランシーバ回路要素QQ172とベースバンド処理回路要素QQ174とのうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路要素QQ172とベースバンド処理回路要素QQ174とは、別個のチップ(またはチップのセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあり得る。代替実施形態では、RFトランシーバ回路要素QQ172とベースバンド処理回路要素QQ174との一部または全部は、同じチップまたはチップのセット、ボード、あるいはユニット上にあり得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNBまたは他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書で説明される機能性の一部または全部は、デバイス可読媒体QQ180、または処理回路要素QQ170内のメモリに記憶された、命令を実行する処理回路要素QQ170によって実施され得る。代替実施形態では、機能性の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路要素QQ170によって提供され得る。それらの実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路要素QQ170は、説明される機能性を実施するように設定され得る。そのような機能性によって提供される利益は、処理回路要素QQ170単独に、またはネットワークノードQQ160の他の構成要素に限定されないが、全体としてネットワークノードQQ160によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
デバイス可読媒体QQ180は、限定はしないが、永続記憶域、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリ、ならびに/あるいは、処理回路要素QQ170によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを備え得る。デバイス可読媒体QQ180は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路要素QQ170によって実行されることが可能であり、ネットワークノードQQ160によって利用される、他の命令を含む、任意の好適な命令、データまたは情報を記憶し得る。デバイス可読媒体QQ180は、処理回路要素QQ170によって行われた計算および/またはインターフェースQQ190を介して受信されたデータを記憶するために使用され得る。いくつかの実施形態では、処理回路要素QQ170およびデバイス可読媒体QQ180は、統合されていると見なされ得る。
インターフェースQQ190は、ネットワークノードQQ160、ネットワークQQ106、および/またはWD QQ110の間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信において使用される。示されているように、インターフェースQQ190は、たとえば有線接続上でネットワークQQ106との間でデータを送るおよび受信するための(1つまたは複数の)ポート/(1つまたは複数の)端末QQ194を備える。インターフェースQQ190は、アンテナQQ162に結合されるか、またはいくつかの実施形態では、アンテナQQ162の一部であり得る、無線フロントエンド回路要素QQ192をも含む。無線フロントエンド回路要素QQ192は、フィルタQQ198と増幅器QQ196とを備える。無線フロントエンド回路要素QQ192は、アンテナQQ162および処理回路要素QQ170に接続され得る。無線フロントエンド回路要素は、アンテナQQ162と処理回路要素QQ170との間で通信される信号を調節するように設定され得る。無線フロントエンド回路要素QQ192は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路要素QQ192は、デジタルデータを、フィルタQQ198および/または増幅器QQ196の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号にコンバートし得る。無線信号は、次いで、アンテナQQ162を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナQQ162は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路要素QQ192によってデジタルデータにコンバートされる。デジタルデータは、処理回路要素QQ170に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
いくつかの代替実施形態では、ネットワークノードQQ160は別個の無線フロントエンド回路要素QQ192を含まないことがあり、代わりに、処理回路要素QQ170は、無線フロントエンド回路要素を備え得、別個の無線フロントエンド回路要素QQ192なしでアンテナQQ162に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路要素QQ172の全部または一部が、インターフェースQQ190の一部と見なされ得る。さらに他の実施形態では、インターフェースQQ190は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端末QQ194と、無線フロントエンド回路要素QQ192と、RFトランシーバ回路要素QQ172とを含み得、インターフェースQQ190は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路要素QQ174と通信し得る。
アンテナQQ162は、無線信号を送り、および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得る。アンテナQQ162は、無線フロントエンド回路要素QQ192に結合され得、データおよび/または信号を無線で送信および受信することが可能な任意のタイプのアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナQQ162は、たとえば、2GHzと66GHzとの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全方向、セクタまたはパネルアンテナを備え得る。全方向アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するために使用され得、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用され得、パネルアンテナは、比較的直線ラインで無線信号を送信/受信するために使用される見通し線アンテナであり得る。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用は、MIMOと呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、アンテナQQ162は、ネットワークノードQQ160とは別個であり得、インターフェースまたはポートを通してネットワークノードQQ160に接続可能であり得る。
アンテナQQ162、インターフェースQQ190、および/または処理回路要素QQ170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作および/またはいくつかの取得動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナQQ162、インターフェースQQ190、および/または処理回路要素QQ170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器に送信され得る。
電力回路要素QQ187は、電力管理回路要素を備えるか、または電力管理回路要素に結合され得、本明細書で説明される機能性を実施するための電力を、ネットワークノードQQ160の構成要素に供給するように設定される。電力回路要素QQ187は、電源QQ186から電力を受信し得る。電源QQ186および/または電力回路要素QQ187は、それぞれの構成要素に好適な形式で(たとえば、各それぞれの構成要素のために必要とされる電圧および電流レベルにおいて)、ネットワークノードQQ160の様々な構成要素に電力を提供するように設定され得る。電源QQ186は、電力回路要素QQ187および/またはネットワークノードQQ160中に含まれるか、あるいは電力回路要素QQ187および/またはネットワークノードQQ160の外部にあるかのいずれかであり得る。たとえば、ネットワークノードQQ160は、電気ケーブルなどの入力回路要素またはインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能であり得、それにより、外部電源は電力回路要素QQ187に電力を供給する。さらなる例として、電源QQ186は、電力回路要素QQ187に接続された、または電力回路要素QQ187中で統合された、バッテリーまたはバッテリーパックの形態の電力源を備え得る。バッテリーは、外部電源が落ちた場合、バックアップ電力を提供し得る。光起電力デバイスなどの他のタイプの電源も使用され得る。
ネットワークノードQQ160の代替実施形態は、本明細書で説明される機能性、および/または本明細書で説明される主題をサポートするために必要な機能性のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能性のいくつかの態様を提供することを担当し得る、図48に示されている構成要素以外の追加の構成要素を含み得る。たとえば、ネットワークノードQQ160は、ネットワークノードQQ160への情報の入力を可能にするための、およびネットワークノードQQ160からの情報の出力を可能にするための、ユーザインターフェース機器を含み得る。これは、ユーザが、ネットワークノードQQ160のための診断、メンテナンス、修復、および他のアドミニストレーティブ機能を実施することを可能にし得る。
本明細書で使用される無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能なデバイスを指す。別段に記載されていない限り、WDという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と互換的に使用され得る。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに好適な、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して無線信号を送信および/または受信することを伴い得る。いくつかの実施形態では、WDは、直接人間対話なしに情報を送信および/または受信するように設定され得る。たとえば、WDは、内部または外部イベントによってトリガされたとき、あるいはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。WDの例は、限定はしないが、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーミングコンソールまたはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ内蔵機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE:customer premise equipment)、車載無線端末デバイスなどを含む。WDは、たとえばサイドリンク通信、車両対車両(V2V)、車両対インフラストラクチャ(V2I)、V2X(Vehicle-to-Everything)のための3GPP規格を実装することによって、デバイスツーデバイス(D2D)通信をサポートし得、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。また別の特定の例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、WDは、監視および/または測定を実施し、そのような監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンまたは他のデバイスを表し得る。WDは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、3GPPコンテキストではMTCデバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEなどの端末であり得る。そのようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサー、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、あるいは家庭用または個人用電気器具(たとえば冷蔵庫、テレビジョンなど)、個人用ウェアラブル(たとえば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、WDは車両または他の機器を表し得、車両または他の機器は、その動作ステータスを監視することおよび/またはその動作ステータスに関して報告すること、あるいはその動作に関連する他の機能が可能である。上記で説明されたWDは無線接続のエンドポイントを表し得、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。さらに、上記で説明されたWDはモバイルであり得、その場合、デバイスはモバイルデバイスまたはモバイル端末と呼ばれることもある。
示されているように、無線デバイスQQ110は、アンテナQQ111、インターフェースQQ114、処理回路要素QQ120、デバイス可読媒体QQ130、ユーザインターフェース機器QQ132、補助機器QQ134、電源QQ136、および電力回路要素QQ137を含む。WD QQ110は、WD QQ110によってサポートされる、たとえば、ほんの数個を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための示されている構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含み得る。これらの無線技術は、WD QQ110内の他の構成要素と同じまたは異なるチップまたはチップのセットに統合され得る。
アンテナQQ111は、無線信号を送り、および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得、インターフェースQQ114に接続される。いくつかの代替実施形態では、アンテナQQ111は、WD QQ110とは別個であり、インターフェースまたはポートを通してWD QQ110に接続可能であり得る。アンテナQQ111、インターフェースQQ114、および/または処理回路要素QQ120は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作または送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信され得る。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路要素および/またはアンテナQQ111は、インターフェースと見なされ得る。
示されているように、インターフェースQQ114は、無線フロントエンド回路要素QQ112とアンテナQQ111とを備える。無線フロントエンド回路要素QQ112は、1つまたは複数のフィルタQQ118と増幅器QQ116とを備える。無線フロントエンド回路要素QQ112は、アンテナQQ111および処理回路要素QQ120に接続され、アンテナQQ111と処理回路要素QQ120との間で通信される信号を調節するように設定される。無線フロントエンド回路要素QQ112は、アンテナQQ111に結合されるか、またはアンテナQQ111の一部であり得る。いくつかの実施形態では、WD QQ110は別個の無線フロントエンド回路要素QQ112を含まないことがあり、むしろ、処理回路要素QQ120は、無線フロントエンド回路要素を備え得、アンテナQQ111に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路要素QQ122の一部または全部が、インターフェースQQ114の一部と見なされ得る。無線フロントエンド回路要素QQ112は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路要素QQ112は、デジタルデータを、フィルタQQ118および/または増幅器QQ116の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号にコンバートし得る。無線信号は、次いで、アンテナQQ111を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナQQ111は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路要素QQ112によってデジタルデータにコンバートされる。デジタルデータは、処理回路要素QQ120に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
処理回路要素QQ120は、単体で、またはデバイス可読媒体QQ130などの他のWD QQ110構成要素と併せてのいずれかで、WD QQ110機能性を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。そのような機能性は、本明細書で説明される様々な無線特徴または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。たとえば、処理回路要素QQ120は、本明細書で開示される機能性を提供するために、デバイス可読媒体QQ130に記憶された命令、または処理回路要素QQ120内のメモリに記憶された命令を実行し得る。
示されているように、処理回路要素QQ120は、RFトランシーバ回路要素QQ122、ベースバンド処理回路要素QQ124、およびアプリケーション処理回路要素QQ126のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路要素は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。いくつかの実施形態では、WD QQ110の処理回路要素QQ120は、SOCを備え得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路要素QQ122、ベースバンド処理回路要素QQ124、およびアプリケーション処理回路要素QQ126は、別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。代替実施形態では、ベースバンド処理回路要素QQ124およびアプリケーション処理回路要素QQ126の一部または全部は1つのチップまたはチップのセットになるように組み合わせられ得、RFトランシーバ回路要素QQ122は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。さらに代替の実施形態では、RFトランシーバ回路要素QQ122およびベースバンド処理回路要素QQ124の一部または全部は同じチップまたはチップのセット上にあり得、アプリケーション処理回路要素QQ126は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。また他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路要素QQ122、ベースバンド処理回路要素QQ124、およびアプリケーション処理回路要素QQ126の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット中で組み合わせられ得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路要素QQ122は、インターフェースQQ114の一部であり得る。RFトランシーバ回路要素QQ122は、処理回路要素QQ120のためのRF信号を調節し得る。
いくつかの実施形態では、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される機能性の一部または全部は、デバイス可読媒体QQ130に記憶された命令を実行する処理回路要素QQ120によって提供され得、デバイス可読媒体QQ130は、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体であり得る。代替実施形態では、機能性の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路要素QQ120によって提供され得る。それらの特定の実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路要素QQ120は、説明される機能性を実施するように設定され得る。そのような機能性によって提供される利益は、処理回路要素QQ120単独に、またはWD QQ110の他の構成要素に限定されないが、全体としてWD QQ110によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
処理回路要素QQ120は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定され得る。処理回路要素QQ120によって実施されるようなこれらの動作は、処理回路要素QQ120によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報にコンバートすることによって、処理すること、取得された情報またはコンバートされた情報をWD QQ110によって記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報またはコンバートされた情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
デバイス可読媒体QQ130は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路要素QQ120によって実行されることが可能な他の命令を記憶するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体QQ130は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは、処理回路要素QQ120によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路要素QQ120およびデバイス可読媒体QQ130は、統合されていると見なされ得る。ユーザインターフェース機器QQ132は、人間のユーザがWD QQ110と対話することを可能にする構成要素を提供し得る。そのような対話は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形式のものであり得る。ユーザインターフェース機器QQ132は、ユーザへの出力を作り出すように、およびユーザがWD QQ110への入力を提供することを可能にするように動作可能であり得る。対話のタイプは、WD QQ110にインストールされるユーザインターフェース機器QQ132のタイプに応じて変化し得る。たとえば、WD QQ110がスマートフォンである場合、対話はタッチスクリーンを介したものであり得、WD QQ110がスマートメーターである場合、対話は、使用量(たとえば、使用されたガロンの数)を提供するスクリーン、または(たとえば、煙が検出された場合)可聴警報を提供するスピーカーを通したものであり得る。ユーザインターフェース機器QQ132は、入力インターフェース、デバイスおよび回路、ならびに、出力インターフェース、デバイスおよび回路を含み得る。ユーザインターフェース機器QQ132は、WD QQ110への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路要素QQ120が入力情報を処理することを可能にするために、処理回路要素QQ120に接続される。ユーザインターフェース機器QQ132は、たとえば、マイクロフォン、近接度または他のセンサー、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つまたは複数のカメラ、USBポート、あるいは他の入力回路要素を含み得る。ユーザインターフェース機器QQ132はまた、WD QQ110からの情報の出力を可能にするように、および処理回路要素QQ120がWD QQ110からの情報を出力することを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器QQ132は、たとえば、スピーカー、ディスプレイ、振動回路要素、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路要素を含み得る。ユーザインターフェース機器QQ132の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD QQ110は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書で説明される機能性から利益を得ることを可能にし得る。
補助機器QQ134は、概してWDによって実施されないことがある、より特定の機能性を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行うための特殊化されたセンサー、有線通信などのさらなるタイプの通信のためのインターフェースなどを備え得る。補助機器QQ134の構成要素の包含およびタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変化し得る。
電源QQ136は、いくつかの実施形態では、バッテリーまたはバッテリーパックの形態のものであり得る。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光起電力デバイスまたは電池など、他のタイプの電源も使用され得る。WD QQ110は、電源QQ136から、本明細書で説明または指示される任意の機能性を行うために電源QQ136からの電力を必要とする、WD QQ110の様々な部分に電力を配信するための、電力回路要素QQ137をさらに備え得る。電力回路要素QQ137は、いくつかの実施形態では、電力管理回路要素を備え得る。電力回路要素QQ137は、追加または代替として、外部電源から電力を受信するように動作可能であり得、その場合、WD QQ110は、電力ケーブルなどの入力回路要素またはインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であり得る。電力回路要素QQ137はまた、いくつかの実施形態では、外部電源から電源QQ136に電力を配信するように動作可能であり得る。これは、たとえば、電源QQ136の充電のためのものであり得る。電力回路要素QQ137は、電源QQ136からの電力に対して、その電力を、電力が供給されるWD QQ110のそれぞれの構成要素に好適であるようにするために、任意のフォーマッティング、コンバート、または他の修正を実施し得る。
図49:いくつかの実施形態によるユーザ機器。
図49は、本明細書で説明される様々な態様による、UEの一実施形態を示す。本明細書で使用されるユーザ機器またはUEは、必ずしも、関連するデバイスを所有し、および/または動作させる人間のユーザという意味におけるユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作を意図されるが、特定の人間のユーザに関連しないことがあるか、または特定の人間のユーザに初めに関連しないことがある、デバイス(たとえば、スマートスプリンクラーコントローラ)を表し得る。代替的に、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる動作を意図されないが、ユーザに関連するか、またはユーザの利益のために動作され得る、デバイス(たとえば、スマート電力計)を表し得る。UE QQ200は、NB-IoT UE、マシン型通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEであり得る。図49に示されているUE QQ200は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信のために設定されたWDの一例である。前述のように、WDおよびUEという用語は、互換的に使用され得る。したがって、図49はUEであるが、本明細書で説明される構成要素は、WDに等しく適用可能であり、その逆も同様である。
図49では、UE QQ200は、入出力インターフェースQQ205、無線周波数(RF)インターフェースQQ209、ネットワーク接続インターフェースQQ211、ランダムアクセスメモリ(RAM)QQ217と読取り専用メモリ(ROM)QQ219と記憶媒体QQ221などとを含むメモリQQ215、通信サブシステムQQ231、電源QQ213、および/または他の構成要素、あるいはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された、処理回路要素QQ201を含む。記憶媒体QQ221は、オペレーティングシステムQQ223と、アプリケーションプログラムQQ225と、データQQ227とを含む。他の実施形態では、記憶媒体QQ221は、他の同様のタイプの情報を含み得る。いくつかのUEは、図49に示されている構成要素のすべてを利用するか、またはそれらの構成要素のサブセットのみを利用し得る。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに変化し得る。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、構成要素の複数のインスタンスを含んでいることがある。
図49では、処理回路要素QQ201は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定され得る。処理回路要素QQ201は、(たとえば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどにおける)1つまたは複数のハードウェア実装状態機械など、機械可読コンピュータプログラムとしてメモリに記憶された機械命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態機械、適切なファームウェアと一緒のプログラマブル論理、適切なソフトウェアと一緒のマイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つまたは複数のプログラム内蔵、汎用プロセッサ、あるいは上記の任意の組合せを実装するように設定され得る。たとえば、処理回路要素QQ201は、2つの中央処理ユニット(CPU)を含み得る。データは、コンピュータによる使用に好適な形式での情報であり得る。
図示された実施形態では、入出力インターフェースQQ205は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定され得る。UE QQ200は、入出力インターフェースQQ205を介して出力デバイスを使用するように設定され得る。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用し得る。たとえば、UE QQ200への入力およびUE QQ200からの出力を提供するために、USBポートが使用され得る。出力デバイスは、スピーカー、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せであり得る。UE QQ200は、ユーザがUE QQ200に情報をキャプチャすることを可能にするために、入出力インターフェースQQ205を介して入力デバイスを使用するように設定され得る。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサー、マウス、トラックボール、方向パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含み得る。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を検知するための容量性または抵抗性タッチセンサーを含み得る。センサーは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサー、力センサー、磁力計、光センサー、近接度センサー、別の同様のセンサー、またはそれらの任意の組合せであり得る。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサーであり得る。
図49では、RFインターフェースQQ209は、送信機、受信機、およびアンテナなど、RF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク接続インターフェースQQ211は、ネットワークQQ243aに通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワークQQ243aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、電気通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワークQQ243aは、Wi-Fiネットワークを備え得る。ネットワーク接続インターフェースQQ211は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って通信ネットワーク上で1つまたは複数の他のデバイスと通信するために使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように設定され得る。ネットワーク接続インターフェースQQ211は、通信ネットワークリンク(たとえば、光学的、電気的など)に適した受信機および送信機機能性を実装し得る。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
RAM QQ217は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなど、ソフトウェアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシングを提供するために、バスQQ202を介して処理回路要素QQ201にインターフェースするように設定され得る。ROM QQ219は、処理回路要素QQ201にコンピュータ命令またはデータを提供するように設定され得る。たとえば、ROM QQ219は、不揮発性メモリに記憶される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信など、基本システム機能のための、不変低レベルシステムコードまたはデータを記憶するように設定され得る。記憶媒体QQ221は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、取外し可能カートリッジ、またはフラッシュドライブなど、メモリを含むように設定され得る。一例では、記憶媒体QQ221は、オペレーティングシステムQQ223と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットまたはガジェットエンジン、あるいは別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラムQQ225と、データファイルQQ227とを含むように設定され得る。記憶媒体QQ221は、UE QQ200による使用のために、多様な様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちのいずれかを記憶し得る。
記憶媒体QQ221は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu-Ray光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記憶(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールまたはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、またはそれらの任意の組合せなど、いくつかの物理ドライブユニットを含むように設定され得る。記憶媒体QQ221は、UE QQ200が、一時的または非一時的メモリ媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、またはデータをアップロードすることを可能にし得る。通信システムを利用する製造品などの製造品は、記憶媒体QQ221中に有形に具現され得、記憶媒体QQ221はデバイス可読媒体を備え得る。
図49では、処理回路要素QQ201は、通信サブシステムQQ231を使用してネットワークQQ243bと通信するように設定され得る。ネットワークQQ243aとネットワークQQ243bとは、同じ1つまたは複数のネットワークまたは異なる1つまたは複数のネットワークであり得る。通信サブシステムQQ231は、ネットワークQQ243bと通信するために使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。たとえば、通信サブシステムQQ231は、IEEE802.QQ2、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するために使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。各トランシーバは、RANリンク(たとえば、周波数割り当てなど)に適した送信機機能性または受信機機能性をそれぞれ実装するための、送信機QQ233および/または受信機QQ235を含み得る。さらに、各トランシーバの送信機QQ233および受信機QQ235は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
示されている実施形態では、通信サブシステムQQ231の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、ニアフィールド通信、ロケーションを決定するための全地球測位システム(GPS)の使用などのロケーションベース通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、通信サブシステムQQ231は、セルラー通信と、Wi-Fi通信と、Bluetooth通信と、GPS通信とを含み得る。ネットワークQQ243bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、電気通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワークQQ243bは、セルラーネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/またはニアフィールドネットワークであり得る。電源QQ213は、UE QQ200の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を提供するように設定され得る。
本明細書で説明される特徴、利益および/または機能は、UE QQ200の構成要素のうちの1つにおいて実装されるか、またはUE QQ200の複数の構成要素にわたって分割され得る。さらに、本明細書で説明される特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアの任意の組合せで実装され得る。一例では、通信サブシステムQQ231は、本明細書で説明される構成要素のうちのいずれかを含むように設定され得る。さらに、処理回路要素QQ201は、バスQQ202上でそのような構成要素のうちのいずれかと通信するように設定され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかは、処理回路要素QQ201によって実行されたとき、本明細書で説明される対応する機能を実施する、メモリに記憶されたプログラム命令によって表され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの機能性は、処理回路要素QQ201と通信サブシステムQQ231との間で分割され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの非計算集約的機能が、ソフトウェアまたはファームウェアで実装され得、計算集約的機能がハードウェアで実装され得る。
図50:いくつかの実施形態による仮想化環境。
図50は、いくつかの実施形態によって実装される機能が仮想化され得る、仮想化環境QQ300を示す概略ブロック図である。本コンテキストでは、仮想化することは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイスおよびネットワーキングリソースを仮想化することを含み得る、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用される仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)に、あるいはデバイス(たとえば、UE、無線デバイスまたは任意の他のタイプの通信デバイス)またはそのデバイスの構成要素に適用され得、機能性の少なくとも一部分が、(たとえば、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシンまたはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実装される、実装形態に関する。
いくつかの実施形態では、本明細書で説明される機能の一部または全部は、ハードウェアノードQQ330のうちの1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境QQ300において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実装され得る。さらに、仮想ノードが、無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティ(たとえば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化され得る。
機能は、本明細書で開示される実施形態のうちのいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な、(代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)1つまたは複数のアプリケーションQQ320によって実装され得る。アプリケーションQQ320は、処理回路要素QQ360とメモリQQ390-1とを備えるハードウェアQQ330を提供する、仮想化環境QQ300において稼働される。メモリQQ390-1は、処理回路要素QQ360によって実行可能な命令QQ395を含んでおり、それにより、アプリケーションQQ320は、本明細書で開示される特徴、利益、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
仮想化環境QQ300は、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路要素QQ360を備える、汎用または専用のネットワークハードウェアデバイスQQ330を備え、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路要素QQ360は、商用オフザシェルフ(COTS:commercial off-the-shelf)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいは、デジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路要素であり得る。各ハードウェアデバイスはメモリQQ390-1を備え得、メモリQQ390-1は、処理回路要素QQ360によって実行される命令QQ395またはソフトウェアを一時的に記憶するための非永続的メモリであり得る。各ハードウェアデバイスは、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)QQ370を備え得、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)QQ370は物理ネットワークインターフェースQQ380を含む。各ハードウェアデバイスは、処理回路要素QQ360によって実行可能なソフトウェアQQ395および/または命令を記憶した、非一時的、永続的、機械可読記憶媒体QQ390-2をも含み得る。ソフトウェアQQ395は、1つまたは複数の(ハイパーバイザとも呼ばれる)仮想化レイヤQQ350をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシンQQ340を実行するためのソフトウェア、ならびに、それが、本明細書で説明されるいくつかの実施形態との関係において説明される機能、特徴および/または利益を実行することを可能にする、ソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含み得る。
仮想マシンQQ340は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想記憶域を備え、対応する仮想化レイヤQQ350またはハイパーバイザによって稼働され得る。仮想アプライアンスQQ320の事例の異なる実施形態が、仮想マシンQQ340のうちの1つまたは複数上で実装され得、実装は異なるやり方で行われ得る。
動作中に、処理回路要素QQ360は、ソフトウェアQQ395を実行してハイパーバイザまたは仮想化レイヤQQ350をインスタンス化し、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤQQ350は、時々、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることがある。仮想化レイヤQQ350は、仮想マシンQQ340に、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示し得る。
図50に示されているように、ハードウェアQQ330は、一般的なまたは特定の構成要素をもつスタンドアロンネットワークノードであり得る。ハードウェアQQ330は、アンテナQQ3225を備え得、仮想化を介していくつかの機能を実装し得る。代替的に、ハードウェアQQ330は、多くのハードウェアノードが協働し、特に、アプリケーションQQ320のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)QQ3100を介して管理される、(たとえば、データセンターまたは顧客構内機器(CPE)の場合のような)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であり得る。
ハードウェアの仮想化は、いくつかのコンテキストにおいて、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンターおよび顧客構内機器中に位置し得る、業界標準高ボリュームサーバハードウェア、物理スイッチ、および物理記憶域上にコンソリデートするために使用され得る。
NFVのコンテキストでは、仮想マシンQQ340は、プログラムを、それらのプログラムが、物理的な仮想化されていないマシン上で実行しているかのように稼働する、物理マシンのソフトウェア実装形態であり得る。仮想マシンQQ340の各々と、その仮想マシンに専用のハードウェアであろうと、および/またはその仮想マシンによって仮想マシンQQ340のうちの他の仮想マシンと共有されるハードウェアであろうと、その仮想マシンを実行するハードウェアQQ330のその一部とは、別個の仮想ネットワークエレメント(VNE)を形成する。
さらにNFVのコンテキストでは、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャQQ330の上の1つまたは複数の仮想マシンQQ340において稼働する特定のネットワーク機能をハンドリングすることを担当し、図50中のアプリケーションQQ320に対応する。
いくつかの実施形態では、各々、1つまたは複数の送信機QQ3220と1つまたは複数の受信機QQ3210とを含む、1つまたは複数の無線ユニットQQ3200は、1つまたは複数のアンテナQQ3225に結合され得る。無線ユニットQQ3200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノードQQ330と直接通信し得、無線アクセスノードまたは基地局など、無線能力をもつ仮想ノードを提供するために仮想構成要素と組み合わせて使用され得る。
いくつかの実施形態では、何らかのシグナリングが、ハードウェアノードQQ330と無線ユニットQQ3200との間の通信のために代替的に使用され得る制御システムQQ3230を使用して、実現され得る。
図51:いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された電気通信ネットワーク。
図51を参照すると、一実施形態によれば、通信システムが、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワークQQ411とコアネットワークQQ414とを備える、3GPPタイプセルラーネットワークなどの電気通信ネットワークQQ410を含む。アクセスネットワークQQ411は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局QQ412a、QQ412b、QQ412cを備え、各々が、対応するカバレッジエリアQQ413a、QQ413b、QQ413cを規定する。各基地局QQ412a、QQ412b、QQ412cは、有線接続または無線接続QQ415上でコアネットワークQQ414に接続可能である。カバレッジエリアQQ413c中に位置する第1のUE QQ491が、対応する基地局QQ412cに無線で接続するか、または対応する基地局QQ412cによってページングされるように設定される。カバレッジエリアQQ413a中の第2のUE QQ492が、対応する基地局QQ412aに無線で接続可能である。この例では複数のUE QQ491、QQ492が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが対応する基地局QQ412に接続している状況に等しく適用可能である。
電気通信ネットワークQQ410はそれ自体で、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散型サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る、ホストコンピュータQQ430に接続される。ホストコンピュータQQ430は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダに代わって動作され得る。電気通信ネットワークQQ410とホストコンピュータQQ430との間の接続QQ421およびQQ422は、コアネットワークQQ414からホストコンピュータQQ430に直接延び得るか、または随意の中間ネットワークQQ420を介して進み得る。中間ネットワークQQ420は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワークQQ420は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワークQQ420は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
図51の通信システムは全体として、接続されたUE QQ491、QQ492とホストコンピュータQQ430との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続QQ450として説明され得る。ホストコンピュータQQ430および接続されたUE QQ491、QQ492は、アクセスネットワークQQ411、コアネットワークQQ414、任意の中間ネットワークQQ420、および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続QQ450を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続QQ450が通過する参加する通信デバイスが、アップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、OTT接続QQ450は透過的であり得る。たとえば、基地局QQ412は、接続されたUE QQ491にフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータQQ430から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、通知されないことがあるかまたは通知される必要がない。同様に、基地局QQ412は、UE QQ491から発生してホストコンピュータQQ430に向かう発信アップリンク通信の将来ルーティングに気づいている必要がない。
図52:いくつかの実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータ。
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、図52を参照しながら説明される。通信システムQQ500では、ホストコンピュータQQ510が、通信システムQQ500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェースQQ516を含む、ハードウェアQQ515を備える。ホストコンピュータQQ510は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路要素QQ518をさらに備える。特に、処理回路要素QQ518は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適応されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータQQ510は、ホストコンピュータQQ510に記憶されるかまたはホストコンピュータQQ510によってアクセス可能であり、処理回路要素QQ518によって実行可能である、ソフトウェアQQ511をさらに備える。ソフトウェアQQ511は、ホストアプリケーションQQ512を含む。ホストアプリケーションQQ512は、UE QQ530およびホストコンピュータQQ510において終端するOTT接続QQ550を介して接続するUE QQ530など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーションQQ512は、OTT接続QQ550を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
通信システムQQ500は、電気通信システム中に提供される基地局QQ520をさらに含み、基地局QQ520は、基地局QQ520がホストコンピュータQQ510およびUE QQ530と通信することを可能にするハードウェアQQ525を備える。ハードウェアQQ525は、通信システムQQ500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェースQQ526、ならびに基地局QQ520によってサーブされるカバレッジエリア(図52に図示せず)中に位置するUE QQ530との少なくとも無線接続QQ570をセットアップおよび維持するための無線インターフェースQQ527を含み得る。通信インターフェースQQ526は、ホストコンピュータQQ510への接続QQ560を容易にするように設定され得る。接続QQ560は直接であり得るか、あるいは、接続QQ560は、電気通信システムのコアネットワーク(図52に図示せず)を、および/または電気通信システムの外部の1つまたは複数の中間ネットワークを通過し得る。図示の実施形態では、基地局QQ520のハードウェアQQ525は、処理回路要素QQ528をさらに含み、処理回路要素QQ528は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適応されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局QQ520は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェアQQ521をさらに有する。
通信システムQQ500は、すでに言及されたUE QQ530をさらに含む。UE QQ530のハードウェアQQ535は、UE QQ530が現在位置するカバレッジエリアをサーブする基地局との無線接続QQ570をセットアップおよび維持するように設定された、無線インターフェースQQ537を含み得る。UE QQ530のハードウェアQQ535は、処理回路要素QQ538をさらに含み、処理回路要素QQ538は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適応されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE QQ530は、UE QQ530に記憶されるかまたはUE QQ530によってアクセス可能であり、処理回路要素QQ538によって実行可能である、ソフトウェアQQ531をさらに備える。ソフトウェアQQ531は、クライアントアプリケーションQQ532を含む。クライアントアプリケーションQQ532は、ホストコンピュータQQ510のサポートのもとに、UE QQ530を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータQQ510では、実行しているホストアプリケーションQQ512は、UE QQ530およびホストコンピュータQQ510において終端するOTT接続QQ550を介して、実行しているクライアントアプリケーションQQ532と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーションQQ532は、ホストアプリケーションQQ512から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続QQ550は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーションQQ532は、クライアントアプリケーションQQ532が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
図52に示されているホストコンピュータQQ510、基地局QQ520およびUE QQ530は、それぞれ、図51のホストコンピュータQQ430、基地局QQ412a、QQ412b、QQ412cのうちの1つ、およびUE QQ491、QQ492のうちの1つと同様または同等であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、図52に示されているようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、図51のものであり得る。
図52では、OTT接続QQ550は、仲介デバイスおよびこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングへの明示的言及なしに、基地局QQ520を介した、ホストコンピュータQQ510とUE QQ530との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、UE QQ530からまたはホストコンピュータQQ510を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続QQ550がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する決定を行い得る。
UE QQ530と基地局QQ520との間の無線接続QQ570は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続QQ570が最後のセグメントを形成するOTT接続QQ550を使用して、UE QQ530に提供されるOTTサービスの性能を改善し得る。より正確には、これらの実施形態の教示は、ビデオ処理のためのデブロックフィルタ処理を改善し、それにより、改善されたビデオ符号化および/または復号などの利益を提供し得る。
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータQQ510とUE QQ530との間のOTT接続QQ550を再設定するための随意のネットワーク機能性がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続QQ550を再設定するためのネットワーク機能性は、ホストコンピュータQQ510のソフトウェアQQ511およびハードウェアQQ515でまたはUE QQ530のソフトウェアQQ531およびハードウェアQQ535で、またはその両方で実装され得る。実施形態では、OTT接続QQ550が通過する通信デバイスにおいてまたはそれに関連して、センサー(図示せず)が展開され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、またはソフトウェアQQ511、QQ531が監視された量を計算または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続QQ550の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は、基地局QQ520に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局QQ520に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。そのようなプロシージャおよび機能性は、当技術分野において知られ、実施され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータQQ510の測定を容易にするプロプライエタリUEシグナリングを伴い得る。測定は、ソフトウェアQQ511およびQQ531が、ソフトウェアQQ511およびQQ531が伝搬時間、エラーなどを監視する間にOTT接続QQ550を使用して、メッセージ、特に空のまたは「ダミー」メッセージが送信されることを引き起こすことにおいて、実装され得る。
図53:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法。
図53は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図51および図52を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図53への図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップQQ610において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップQQ610の(随意であり得る)サブステップQQ611において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップQQ620において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。(随意であり得る)ステップQQ630において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(また、随意であり得る)ステップQQ640において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
図54:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法。
図54は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図51および図52を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図54への図面参照のみがこのセクションに含まれる。本方法のステップQQ710において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。随意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップQQ720において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して進み得る。(随意であり得る)ステップQQ730において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
図55:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法。
図55は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図51および図52を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図55への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップQQ810において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、ステップQQ820において、UEはユーザデータを提供する。ステップQQ820の(随意であり得る)サブステップQQ821において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップQQ810の(随意であり得る)サブステップQQ811において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、UEは、(随意であり得る)サブステップQQ830において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始動する。方法のステップQQ840において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図56:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法。
図56は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図51および図52を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図56への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップQQ910において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。(随意であり得る)ステップQQ920において、基地局は、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動する。(随意であり得る)ステップQQ930において、ホストコンピュータは、基地局によって始動された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを通して実施され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備え得る。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、処理回路要素、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを介して実装され得る。処理回路要素は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、1つまたは複数の電気通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路要素は、それぞれの機能ユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるために使用され得る。
ユニットという用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野での通常の意味を有し得、たとえば、本明細書で説明されるものなど、それぞれのタスク、プロシージャ、算出、出力、および/または指示機能を行うための、電気および/または電子回路要素、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理固体および/または個別デバイス、コンピュータプログラムまたは命令などを含み得る。