JP7155842B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
ポスター、チラシ、プレゼン資料、及びWebページ等の制作物(以下「デザイン制作物」という)のレイアウトや配色を自動的に行う技術が提案されている。例えば、特許文献1には、予め定義されていない印象を示す感性情報が指定された場合であっても、その印象又はそれに近い印象を有するデザインを作成する情報処理装置が提案されている。また、特許文献2には、入力文書(入力デジタルコンテンツ)の代表色に応じて文書の配色処理を行うシステムが記載されている。特許文献2に記載のシステムでは、入力デジタルコンテンツの代表色が複数ある場合、処理対象となる要素(コンテンツの塗りつぶし領域、線、文字)の色の彩度および明度が、決定されたトーンと同一になるように変更される。
特開2017-091205号公報 特開2007-172164号公報
本発明は、文書に配置されるデザイン要素の配色を、元の文書が視覚的に与える印象又はそれに近い印象を有する配色に変更することを目的とする。
本発明の請求項1に係る情報処理装置は、文書に含まれる色の中から、代表色の組み合わせ及び各代表色の順位を特定する特定手段と、各々が順位を有する複数の色の組み合わせを表す配色セットデータを記憶する記憶手段と、前記配色セットデータを用いて前記文書を構成する要素の配色を変更する変更手段であって、該文書において前記特定された代表色の要素の領域を、該代表色について特定された順位に対応する色の情報に基づいて変更する変更手段とを有することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る情報処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記記憶手段は前記配色セットデータを複数記憶し、前記特定された代表色に関する特徴量を用いて前記記憶手段に記憶された複数の配色セットデータの中からいずれかを選択する選択手段を更に有し、前記変更手段は、前記選択された配色セットデータを用いて色情報の変更処理を行うことを特徴とする。
本発明の請求項3に係る情報処理装置は、請求項2に記載の構成において、前記記憶手段は、印象を示す感性情報と前記配色セットデータとを対応付けて記憶し、前記選択手段は、前記特定された代表色の組み合わせに対応する感性情報を前記記憶手段を参照して特定し、特定した感性情報に対応する配色セットデータを選択することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る情報処理装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構成において、前記記憶手段は、フォントの種別を表すフォントデータを前記配色セットデータに対応付けて記憶し、前記変更手段は、前記要素において前記特定された代表色の領域が文字領域である場合、前記配色セットデータに対応するフォントデータを用いて文字のフォントを変更することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る情報処理装置は、請求項1乃至4のずれか1項に記載の構成において、前記特定手段は、前記要素において色毎の面積を特定し、特定した面積の大きさが予め定められた条件を満たす色を代表色として特定することを特徴とする。
本発明の請求項6に係るプログラムは、コンピュータに、文書に含まれる色の中から、代表色の組み合わせ及び各代表色の順位を特定するステップと、各々が順位を有する複数の色の組み合わせを表す配色セットデータを記憶する記憶手段に記憶された配色セットデータを用いて前記文書を構成する要素の配色を変更するステップであって、該文書において前記特定された代表色の要素の領域を、該代表色について特定された順位に対応する色の情報に基づいて変更するステップとを実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項1及び6に係る発明によれば、文書に配置されるデザイン要素の配色を、元の文書が視覚的に与える印象又はそれに近い印象を有する配色に変更することができる。
請求項2に係る発明によれば、複数の配色パターンの中からユーザが所望する配色に近いものを選択し易い。
請求項3に係る発明によれば、文書に配置されるデザイン要素の配色を、元の文書が視覚的に与える印象又はそれに近い印象を有する配色に変更することができる。
請求項4に係る発明によれば、文書に含まれる文字を、文書の配色に調和したフォントに変更することができる。
請求項5に係る発明によれば、文書に配置されるデザイン要素の配色を、元の文書が視覚的に与える印象又はそれに近い印象を有する配色に変更することができる。
情報処理システム1の構成を例示するブロック図。 サーバ20の機能構成を例示するブロック図。 端末10のハードウェア構成を例示するブロック図。 サーバ20のハードウェア構成を例示するブロック図。 コンテンツの外観を例示する図。 サーバ20が行う処理の流れを例示するフローチャート。 コンテンツの解析結果を例示する図。 配色テーブルの内容を例示する図。 サーバ20が行う処理の流れを例示するフローチャート。 コンテンツの外観を例示する図。 配色テーブルの内容を例示する図。
1.構成
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成を例示するブロック図である。情報処理システム1は、端末10及びサーバ20(情報処理装置の一例)を備える。端末10は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末、又は店舗に設置された画像形成装置等の汎用的なコンピュータ装置である。端末10は通信回線2によりサーバ20に接続されている。通信回線2は、例えばインターネット、移動体通信網、電話回線、及びLAN(local Area Network)などのうちの少なくとも1つを含む。サーバ20は、ポスター、チラシ、プレゼン資料、及びWebページ等のデザイン制作物の文書のデザインを変更する機能を備える。図1に示す例では、1つの端末10が通信回線2に接続されているが、複数の端末10が通信回線2に接続されてもよい。
図2は、サーバ20の機能構成を例示するブロック図である。サーバ20は、特定手段21、記憶手段22、変更手段23、及び選択手段24を有する。特定手段21は、文書としてのコンテンツに含まれて配置されるデザイン要素の色の中から、各デザイン要素の代表色の組み合わせ及び各代表色の順位を特定する。記憶手段22は、各々が順位を有する複数の色の組み合わせを表す配色セットデータを記憶する。変更手段23は、記憶手段22に記憶された配色セットデータを用いて前記コンテンツに含まれるデザイン要素の配色を変更する。変更手段23は、コンテンツにおいて特定手段21により特定された代表色の領域を、代表色について特定された順位に対応する色に変更する。ここで、文書としてのコンテンツには、画像、イラスト、テキスト、図形(グラフ等)等のデザイン要素が1又は複数含まれて配置されるものとする。
図3は、端末10のハードウェア構成を例示するブロック図である。プロセッサ101は、端末10の他の要素を制御するプロセッサである。メモリ102は、プロセッサ101がプログラムを実行するためのワークエリアとして機能する記憶装置であり、例えばRAM(Random Access Memory)を含む。記憶装置103は各種のプログラム及びデータを記憶する記憶装置であり、例えば、SSD(Solid State Drive)又はHDD(Hard Disk Drive)を含む。通信IF104は、予め定められた無線又は有線の通信規格(例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、又はイーサネット(登録商標))に従って他の装置と通信を行う。UI部105は例えばタッチスクリーンとキーとを備える。UI部105は端末10に内蔵されていてもよく、また、外付けされて外部接続されるものであってもよい。
図4は、サーバ20のハードウェア構成を例示する図である。プロセッサ201は、サーバ20の他の要素を制御するプロセッサである。メモリ202は、プロセッサ201がプログラムを実行するためのワークエリアとして機能する記憶装置であり、例えばRAMを含む。記憶装置203は各種のプログラム及びデータを記憶する記憶装置であり、例えば、SSD又はHDDを含む。通信IF204は、予め定められた無線又は有線の通信規格(例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、又はイーサネット(登録商標))に従って他の装置と通信を行う。
この例で、メモリ202又は記憶装置203に記憶されているプログラムを、プロセッサ201が実行することにより、図2に示される機能が実装される。プログラムを実行しているプロセッサ201は、特定手段21、変更手段23、及び選択手段24の一例である。メモリ202又は記憶装置203は、記憶手段22の一例である。
2.動作
次いで、この実施形態の動作を説明する。以下では、ユーザがポスター、チラシ及びWebページ等のデザイン制作物(コンテンツの文書)のデザインを変更する動作を説明する。
図5はコンテンツの外観を例示する図である。コンテンツは、例えばPDF(Portable Document Format)形式の文書ファイルである。この実施形態において、コンテンツには、画像、イラスト、テキスト、図形(グラフ等)等のコンテンツをデザインするための要素であるデザイン要素が1又は複数含まれて配置されている。図5の例では、コンテンツC1には、テキストのデザイン要素TXT11~TXT14、画像のデザイン要素IMG11~IMG12、及びイラストのデザイン要素IMG13~IMG14が含まれてレイアウト配置されている。
処理対象となるコンテンツは、端末10やサーバ20の記憶装置に記憶されている。ユーザは、端末10のUI部105を用いて、デザインを変更したいコンテンツを指定する操作を行う。端末10のプロセッサ101は、UI部105から出力される情報に基づいて、指定されたコンテンツを特定する。特定されたコンテンツが端末10に格納されている場合、コンテンツは通信回線2を介して端末10からサーバ20に送信される。
図6はサーバ20が行う処理の流れを例示するフローチャートである。ステップS101において、サーバ20は、ユーザにより指定されたコンテンツに含まれるデザイン要素の配色を解析し、コンテンツに含まれる色の中から、デザイン要素の代表色の組み合わせ及び各代表色の順位を特定する。この実施形態において、「代表色」とは、デザイン要素に含まれている色であって、デザイン要素の与える印象を特徴づける色を示す。色の組み合わせや各色の配分によりコンテンツ全体の印象は異なってくる。この実施形態では、サーバ20は、デザイン要素において予め定められた基準色毎に面積を特定し、特定した面積の大きさが予め定められた条件を満たす基準色を代表色として特定する。
より具体的には、この実施形態では、サーバ20は、デザイン要素に含まれる代表色(又はそれに近い色)の中から、面積が広い順に3色(基調色、2次色、アクセント色)を特定し、特定した3色を代表色とする。これらの代表色は面積の広い順に順位付けされ、各代表色の色成分毎の色情報(例えばRGB値)が特定される。代表色は、例えば以下のようにして特定される。サーバ20は、コンテンツをRGB値が画素毎に示される画像データに変換し、この画像データについて予め定められた単位領域毎(例えば8画素×8画素毎)にRGB値の平均値を算出する。サーバ20は、算出された単位領域毎のRGB値の平均値を統計処理し、予め定められた複数の基準色毎に、その基準色(又は基準色に対応する色域に含まれる色)の出現頻度を算出する。サーバ20は、その算出結果に従い、複数の基準色の中から、そのデザイン要素に含まれる色(又はそのデザイン要素に含まれる色と近い色)を面積の大きい順に3色選択し、選択した3色を代表色とする。なお、複数の代表色の特定方法と順位付けの方法はこれに限らず、他の方法であってもよい。デザイン要素の代表色の特定方法は、従来用いられている種々の方法が採用され得る。
図7は、コンテンツの解析結果を例示する図である。図7の例では、コンテンツに含まれるデザイン要素の解析結果が記述されたテキストデータ(以下「解析結果データ」という)が生成される。解析結果データは、例えば、各デザイン要素の表示位置(座標)、表示サイズ(幅、高さ)、形状、及び、色を含む。そのデザイン要素の色が代表色である場合には、その代表色の順位を含む情報が解析結果として含められる。例えば、図7の例では、「colorBox1」により識別されるデザイン要素の色順が「1」であり、「colorBox2」により識別されるデザイン要素の色順が「2」である旨が示されている。
図6の説明に戻る。ステップS102において、サーバ20は、記憶装置203に記憶された配色テーブルを用いて、コンテンツにおいて特定された代表色のデザイン要素の領域を、代表色について特定された順位に対応する色に基づいて変更することにより、コンテンツ全体の配色を変更する。
図8はステップS102で参照される配色テーブルの内容を例示する図である。配色テーブルには、各々が順位を有する複数の色の組み合わせを表す配色セットデータが複数記憶されている。図8の例では、このテーブルには、「配色種別」、「配色セットデータ」、及び「フォント種別」の各項目が互いに関連付けて記憶されている。これらの項目のうち、「配色種別」の項目には、配色が与える印象のカテゴリ(例えば、クール、キュート、ポップ、等)を識別する情報(配色種別)が格納される。この配色種別は、コンテンツの印象を示す感性情報の一例である。
「配色セットデータ」の項目には、代表色のRGB値のセット(以下「配色セットデータ」という)が格納される。配色テーブルには、一つの配色種別に対し、RGB値のセットが複数格納されている。例えば、図8の例では、「クール」の配色種別には、「(r11, g11, b11), (r12, g12, b12), (r13, g13, b13)」のRGB値のセットや、「(r21, g21, b21), (r22, g22, b22), (r23, g23, b23)」等のRGB値のセットが複数紐付けられている。配色テーブルに登録されているRGB値のセットは、基調色、2次色、アクセント色、の順に並べられており、順位付けされている。例えば、「クール」の配色種別の場合、テーブルの最上段に登録されているRGB値セットのうち、「(r11, g11, b11)」が基調色のRGB値であり、「(r12, g12, b12)」が2次色のRGB値であり、「(r13, g13, b13)」がアクセント色のRGB値である。配色テーブルの「フォント種別」の項目には、フォント種別を識別する情報が格納される。
図8の例では、図示のように、配色テーブルには、配色種別(感性情報)と配色セットデータとが対応付けて記憶されている。より具体的には、ひとつの配色種別に対し複数の配色セットデータが対応付けられている。ひとつの配色種別に対して対応付けられている複数の配色セットデータは、配色パターンの類似度が他の配色パターンよりも高い。
また、配色テーブルに登録されている配色セットデータは、例えば、デザインの専門家により選択された色の組み合わせや、企業が規定している配色セットである。これらの色の組み合わせが用いられることにより、デザインの専門家でない者が選択する色の組み合わせよりも優れたデザインのコンテンツが生成される。
サーバ20は、処理対象であるコンテンツについて特定された代表色に関する特徴量を用いて、配色テーブルに記憶された複数の配色データの中からいずれかを選択する。代表色に関する特徴量は、例えば、配色パターンの類似度、色毎の面積の配分比率、である。この実施形態では、特徴量として配色パターンの類似度が用いられる。すなわち、サーバ20は、処理対象であるデザイン要素について特定された代表色の組み合わせに対応する配色種別(感性情報)を配色テーブルを参照して特定し、特定した配色種別に対応する配色セットデータを選択する。この実施形態において、配色パターンの類似度とは、代表色の組み合わせの類似度を示す。配色パターンの類似度は、例えば、基調色、2次色、アクセント色のそれぞれについて算出される類似度の組である。2つの色の類似度は、例えば予め定められた色空間(XYZ表色系、CIEL*a*b表色系等)における距離(色差)に応じて計算される値(例えば逆数)である。この実施形態では、3色の類似度が予め定められた条件を満たす(例えば、3色のそれぞれの類似度の平均値が最も高い、等)配色セットデータが選択される。
図9は、サーバ20が行う、配色変更処理(図6のステップS102)の流れを例示するフローチャートである。ステップS201において、サーバ20は、図6のステップS101において特定した代表色(3色)のセットを配色テーブルから検索し、特定された代表色のセットに対応する配色種別を特定する。特定された代表色のセットが配色テーブルに登録されていない場合、サーバ20は、特定された代表色のセットに近似する色(色空間において距離が近い色)のセットに対応する配色種別を特定する。
次いで、ステップS202において、サーバ20は、ステップS201で特定された配色種別に紐づけられているRGB値のセット(配色セットデータ)のうち、最も優先順位の高い配色セットデータを選択する。図8の例では、ひとつの配色種別について複数の配色セットデータが登録されており、それらの配色セットデータのうち、上段側に位置する配色セットデータほど優先順位が高く設定されている。そのため、図8の例において、特定された配色種別が「クール」である場合、「(r11, g11, b11), (r12, g12, b12), (r13, g13, b13)」のセットが選択される。
ステップS203において、サーバ20は、デザイン要素において特定された代表色の領域を、それぞれの代表色について特定された順位に対応する色に変更する。例えば、図6のステップS101において代表色として特定されたRGB値の配色セットが「(rx, gx, bx), (ry, gy, by), (rz, gz, bz)」であり、図9のステップS202で特定された色のセットが「(r11, g11, b11), (r12, g12, b12), (r13, g13, b13)」である場合を想定する。この場合、RGB値が(rx, gx, bx)である画素のRGB値が(r11, g11, b11)に変更される。また、RGB値が(ry, gy, by)である画素のRGB値が(r12, g12, b12)に変更される。また、RGB値が(rz, gz, bz)である画素のRGB値が(r13, g13, b13)に変更される。
ステップS203に示す処理において、サーバ20は、デザイン要素そのもののデータを変更するのではなく、図6のステップS101で生成したテキスト形式の解析結果データに含まれる色情報を変更することにより、代表色の色変換を行う。また、この実施形態では、代表色の3色が色変換され、代表色以外の色については、変換処理は行われない。すなわち、コンテンツに含まれる色のうち、面積が広い3つのデザイン要素と同じ色情報をもつ領域の色が変換され、他のデザイン要素の色の領域は色変換が行われない。
また、この実施形態では、サーバ20は、コンテンツに含まれるデザイン要素のうち、予め定められた種別のデザイン要素(例えば、画像、イラスト)については色変換を行わない。すなわち、この実施形態では、画像の領域やイラストの領域については色変換が行われず、一方、テキスト領域及び単色の図形の領域等において色変換が行われる。
ステップS204において、サーバ20は、コンテンツにおいて特定された代表色のデザイン要素の領域が文字領域である場合、配色セットデータ対応するフォントデータを用いて文字のフォントを変更する。このとき、サーバ20は、解析結果データに含まれるフォント情報を変更することにより、コンテンツに含まれる代表色のデザイン要素のテキストデータのフォントを変更する。ステップS203及びステップS204で代表色及びフォントが変更された解析結果データは、記憶装置203の予め定められた記憶領域に格納される。
次いで、ステップS205において、サーバ20は、色が変更された解析結果データを用いて、元のコンテンツに配置された代表色をもつ全てのデザイン要素の配色(3色の代表色)を変換する処理を行う。また、ステップS206において、サーバ20は、解析結果データを用いて元のコンテンツのデザイン要素のフォントを変換する処理を行う。
図10は、コンテンツの外観を例示する図である。図10の例では、デザイン要素TXT11やデザイン要素TXT13の色が変更されている。なお、画像であるデザイン要素IMG11及びデザイン要素IMG12については、色変換は行われない。
図6の説明に戻る。ステップS103において、サーバ20は、色変換処理を行ったコンテンツを端末10に送信する。端末10に送信されたコンテンツはUI部105で表示されたり、記憶装置103に記憶されたりする。
ところで、パンフレットやチラシ等のデザイン制作物は、経験則に基づいて制作されることが多い。制作の経験が少ない者が制作した場合、デザインや表現が劣ったコンテンツとなってしまう場合がある。それに対しこの実施形態では、ユーザにより選択されたコンテンツに配置されたデザイン要素の配色が、その配色と同じカテゴリ(配色種別)の配色であって配色テーブルに登録された配色パターン(すなわち専門家により選択された配色パターン)に置き換えられる。これにより、コンテンツが視覚的に与える印象が大幅に変更されることなく、コンテンツの配色がよりデザイン性の高いものに改善される。
また、この実施形態では、コンテンツに含まれるデザイン要素の解析結果を示すテキスト形式の解析結果データが生成される。コンテンツに含まれるデザイン要素の代表色の色値と順位が解析できているため、この解析結果データを用いて機械学習や統計処理を行うことが可能である。例えば、コンテンツに含まれるデザイン要素の文字列が色付けされている場合、その文字列の色が全体の基調の色や企業ロゴの色の順位と対応していれば、そのコンテンツにおいて強調させたい文字列であると推定される。そのため、その文字列の意味解析をしなくても、この文字列が重要であることが推定され、この推定結果は他の処理において利用可能である。
3.変形例
上述した実施形態は、本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、上述した実施形態及び以下に示す各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施されてもよい。
(1)上述の実施形態では、コンテンツに配置されるデザイン要素に含まれる色の中から、面積が広い順に3つの色が代表色として特定された。代表色の特定方法及び順位付けの方法は上述した方法に限られない。例えば、サーバ20が、コンテンツにおけるデザイン要素のレイアウト(配置)を解析し、コンテンツにおいて予め定められた領域に配置されているデザイン要素の色を代表色として特定してもよい。この場合、例えば、コンテンツの上部に配置されているデザイン要素の色や、コンテンツの中央に配置されているデザイン要素の色が代表色として特定される。この場合、デザイン要素が配置されている位置がコンテンツの予め定められた位置(例えば、中央位置、上部、等)に近い順に、代表色が順位付けされてもよい。
また、例えば、コンテンツに含まれるデザイン要素の種別から代表色が特定されてもよい。例えば、サーバ20は、予め定められた種別(例えば、画像、イラスト、等)のコンテンツの色を代表色として特定してもよい。
また、代表色として特定される色の数は3に限られず、これより多くても少なくてもよい。例えば、コンテンツに含まれる4種類の色が代表色として特定されてもよい。
(2)上述の実施形態では、サーバ20は、テキスト領域や単色の図形領域について色変換処理を行う一方、画像の領域やイラストの領域については色変換を行わない構成としたが、色変換の処理の方法は上述した実施形態で示したものに限られない。サーバ20が、画像の領域やイラストの領域についても色変換処理を行う構成としてもよい。
(3)上述の実施形態では、サーバ20は、図8に例示される配色テーブルを参照して配色セットデータの選択を行った。配色セットデータの選択方法は、上述した実施形態で示したものに限られない。例えば、どの配色パターンを採用するかがユーザに選択されてもよい。この場合、例えば、サーバ20は、複数の配色セットデータのそれぞれが示す配色パターンを端末10のUI部105に表示させ、ユーザに選択させる。ユーザは、UI部105に表示された画面を参照して、自身が所望する配色パターンを選択する操作をUI部105を用いて行う。端末10は、ユーザにより選択された内容を示すデータをサーバ20に送信し、サーバ20は、端末10から受信されるデータに従って複数の配色パターンの中からいずれかを選択する。
(4)また、上述の実施形態では、配色種別と配色セットデータとが対応付けられていたが、配色テーブルの内容は上述した実施形態で示したものに限られない。例えば、図11に例示するように、「見本」と「配色セットデータ」とが対応付けられていてもよい。図11において、「見本」の項目には、見本となるコンテンツの外観を示す画像(例えば、コンテンツのサムネイル画像)を表す画像データが格納される。この場合、サーバ20は、複数の見本の画像データを端末10に送信し、端末10のUI部105に複数の見本の画像を表示させる。ユーザは、UI部105に表示された画面を参照して、自身が所望する見本を選択する操作をUI部105を用いて行う。端末10は、ユーザにより選択された内容を示すデータをサーバ20に送信し、サーバ20は、端末10から受信されるデータに従って、ユーザにより選択された見本に対応する配色パターンを選択する。
(5)また、配色セットデータの選択方法の他の例として、例えば、サーバ20が、代表色である3色の面積の比率を算出し、算出結果に最も近い比率の配色を示す配色セットデータを選択してもよい。
(6)上述の実施形態では、サーバ20は、代表色のRGB値を変換したが、代表色の変換の態様は上述した実施形態で示したものに限られない。例えば、色の明度及び彩度を含む配色セットデータを配色テーブルに登録しておき、サーバ20は、配色テーブルを参照して代表色の明度及び彩度を変更してもよい。
(7)上述の実施形態では、配色テーブルには、配色セットデータが複数記憶されていたが、参照される配色セットデータの数は複数でなくてもよく、ひとつの配色セットデータが記憶装置203に記憶されていてもよい。この場合、サーバ20は、記憶装置203に記憶された配色セットデータを用いて代表色の色値を変更する処理を行う。
(8)上述の実施形態では、コンテンツの印象を示す感性情報として、配色種別を示す情報が用いられたが、感性情報は上述した実施形態で示したものに限られない。例えば、代表色の配分比率を示す情報が感性情報として用いられてもよい。
(9)上述の実施形態においてサーバ20に実装された機能が、複数の装置により分担されて提供されてもよい。例えば、図2に示した特定手段21、変更手段23及び選択手段24を備える第1のサーバと、記憶手段22を備える第2のサーバとが別体の装置として構成されていてもよい。
また、上述の実施形態においてサーバ20に実装された機能が、端末10に実装されてもよい。例えば、図2に示した特定手段21、記憶手段22、変更手段23及び選択手段24を実現するアプリケーションプログラムが通信回線を介して端末10にダウンロードされ、端末10でアプリケーションがインストールされて実行されることにより、図2に示したサーバ20に係る各機能が端末10により提供されてもよい。
(10)情報処理システム1において行われる処理の順序は、上述した実施形態において説明された例に限定されない。処理のステップは、矛盾が生じない限りにおいて、入れ替えられてもよい。また、本発明は、情報処理システム1において行われるデザイン変更方法として提供されてもよい。
(11)上述の実施形態において、端末10のプロセッサ101又はサーバ20のプロセッサ201により実行されるプログラムは、インターネットなどの通信回線を介してダウンロードされてもよい。また、これらのプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供されてもよい。
1…情報処理システム、10…端末、20…サーバ、21…特定手段、22…記憶手段、23…変更手段、24…選択手段、101,201…プロセッサ、102,202…メモリ、103,203…記憶装置、104,204…通信IF、105…UI部。

Claims (5)

  1. 文書に含まれる色の中から、代表色の組み合わせ及び各代表色の順位を特定する特定手段と、
    各々が順位を有する複数の色の組み合わせを表す配色セットデータを記憶する記憶手段と、
    前記配色セットデータを用いて前記文書を構成する要素の配色を変更する変更手段であって、該文書において前記特定された代表色の要素の領域を、該代表色について特定された順位に対応する色の情報に基づいて変更する変更手段と
    を有し、
    前記記憶手段は、前記配色セットデータを複数記憶し、さらに、印象を示す感性情報と前記配色セットデータとを対応付けて記憶し、
    前記特定された代表色に関する特徴量を用いて前記記憶手段に記憶された複数の配色セットデータの中からいずれかを選択する選択手段であって、前記特定された代表色の組み合わせに対応する感性情報を前記記憶手段を参照して特定し、特定した感性情報に対応する配色セットデータを選択する選択手段
    を更に有し、
    前記変更手段は、前記選択された配色セットデータを用いて色情報の変更処理を行う
    情報処理装置。
  2. 文書に含まれる色の中から、代表色の組み合わせ及び各代表色の順位を特定する特定手段と、
    各々が順位を有する複数の色の組み合わせを表す配色セットデータを記憶する記憶手段と、
    前記配色セットデータを用いて前記文書を構成する要素の配色を変更する変更手段であって、該文書において前記特定された代表色の要素の領域を、該代表色について特定された順位に対応する色の情報に基づいて変更する変更手段と
    を有し、
    前記記憶手段は、フォントの種別を表すフォントデータを前記配色セットデータに対応付けて記憶し、
    前記変更手段は、前記要素において前記特定された代表色の領域が文字領域である場合、前記配色セットデータに対応するフォントデータを用いて文字のフォントを変更する
    情報処理装置。
  3. 前記特定手段は、前記要素において色毎の面積を特定し、特定した面積の大きさが予め定められた条件を満たす色を代表色として特定する
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. コンピュータに、
    文書に含まれる色の中から、代表色の組み合わせ及び各代表色の順位を特定するステップと、
    各々が順位を有する複数の色の組み合わせを表す配色セットデータを記憶する記憶手段に記憶された配色セットデータを用いて前記文書を構成する要素の配色を変更するステップであって、該文書において前記特定された代表色の要素の領域を、該代表色について特定された順位に対応する色の情報に基づいて変更するステップと
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記記憶手段には、前記配色セットデータが複数記憶され、さらに、印象を示す感性情報と前記配色セットデータとが対応付けて記憶され、
    前記特定された代表色に関する特徴量を用いて前記記憶手段に記憶された複数の配色セットデータの中からいずれかを選択する選択するステップであって、前記特定された代表色の組み合わせに対応する感性情報を前記記憶手段を参照して特定し、特定した感性情報に対応する配色セットデータを選択する選択するステップ
    を更に実行させ、
    前記変更するステップにおいて、前記選択された配色セットデータを用いて色情報の変更処理が行われる
    プログラム。
  5. コンピュータに、
    文書に含まれる色の中から、代表色の組み合わせ及び各代表色の順位を特定するステップと、
    各々が順位を有する複数の色の組み合わせを表す配色セットデータを記憶する記憶手段に記憶された配色セットデータを用いて前記文書を構成する要素の配色を変更するステップであって、該文書において前記特定された代表色の要素の領域を、該代表色について特定された順位に対応する色の情報に基づいて変更するステップと
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記記憶手段には、フォントの種別を表すフォントデータが前記配色セットデータに対応付けて記憶され、
    前記変更するステップにおいて、前記要素において前記特定された代表色の領域が文字領域である場合、前記配色セットデータに対応するフォントデータを用いて文字のフォントが変更される
    プログラム。
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