JP7155217B2 - 車両用室内照明システム - Google Patents
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Description
即ち、本出願に係る一形態の車両用室内照明システムは、車両の室内を照光する照明装置(例えば、実施形態の室内灯12)と、前記車両の室内の前席乗員を撮像する撮像装置(例えば、実施形態の撮像装置11)と、前記撮像装置で撮像した画像に基づいて前記前席乗員の姿勢を検出する姿勢検出部(例えば、実施形態の姿勢検出部16)と、前記姿勢検出部で検出した前記前席乗員の姿勢に基づいて前記照明装置を制御する照明制御部(例えば、実施形態の照明制御部18)と、を備え、前記照明制御部は、前記姿勢検出部により、前記前席乗員の顔の向きが基準角度よりも後席側に向き、かつ、前記前席乗員の右肩と左肩のシートバックからの距離の偏差が規定値以上である振り返り姿勢が検出されたときに、前記照明装置を点灯させることを特徴とする。
この場合、運転者が車両を後退させるために後席方向を振り返ったときに、照明装置が誤点灯するのを防止することができる。
前席乗員が上半身を捻って後席方向にアクセスしようとする場合には、車幅方向内側と車幅方向外側の着座圧力に大きな差が生じる。このため、着座圧力の差を照明装置の点灯条件に加えることにより、照明装置の誤点灯をより少なくすることができる。
前席乗員が上半身を捻って後席方向にアクセスしようとする場合には、シートベルト装置のウェビングが急激に大きく引き出される。このため、シートベルト装置のウェビングの引き出し量の増加を照明装置の点灯条件に加えることにより、照明装置の誤点灯をより少なくすることができる。
この場合、運転者が車両を後退させるために後席方向を振り返ったときに、照明装置が誤点灯するのを防止することができる。
また、前席乗員が上半身を捻って後席方向にアクセスしようとする場合には、シートベルト装置のウェビングが急激に大きく引き出される。このため、シートベルト装置のウェビングの引き出し量の増加を照明装置の点灯条件に加えることにより、照明装置の誤点灯をより少なくすることができる。
この場合、信号検出部が車両に最も近い交通信号が青になったことを検出すると、照明装置が消灯する。これにより、車両の発進が必要であることを運転者に気づかせ、車両の発進遅れを防止できる。
この場合、車間距離測定部が前方車両との車間距離が規定値以上拡大(例えば、自車両が停車したときより前方車両との車間距離が5m以上拡大)したことを検出すると、照明装置が消灯する。これにより、車両の発進が必要であることを運転者に気づかせ、車両の発進遅れを防止できる。
この場合、照明装置が消灯する前に点灯態様が変更されるため、点灯が終ろうとしていることを前席乗員に事前に知らせることができる。このため、例えば、前席乗員が取ろうとしていたものを見失うのを未然に防止できる。また、車両の室内が急に暗くなることによる見え方の違和感を解消することもできる。
点灯態様の変更は、例えば、照明の点滅、照明の照度を徐々に落とす、照明の色を変更する等がある。
この場合、照明装置が点灯している状況において、姿勢検出部が振り返り姿勢を一度検出した後に、姿勢検出部によって再度振り返り姿勢が所定時間以上検出されないとき、または、照明装置が点灯している状況において、前席乗員が前記車両の後席近傍に手を延ばす姿勢を姿勢検出部が一度検出した後に、前席乗員が前記車両の後席近傍に手を延ばす姿勢が姿勢検出部によって所定時間以上検出されないときには、制御装置による制御によって照明装置が消灯する。このため、照明装置の不要な点灯を防止することができる。
図1は、本実施形態の車両用室内照明システム10を採用した車両1の模式的な室内の側面図であり、図2は、車両1の室内の上面図である。
図1,図2において、符号2Aは、運転席側の前席シートであり、符号3は、後席シートである。また、図2における符号2Bは、助手席側の前席シートである。運転席の前方側には、インストルメントパネル4とステアリングホイール5が配置されている。インストルメントパネル4には、前席シート2Aに着座した運転者D(前席乗員)を撮像するための撮像装置11が設置されている。
なお、本実施形態では、撮像装置11がインストルメントパネル4に設置されているが、撮像装置11は前席シート2Aに着座した運転者Dを撮像することができれば、車両の室内のルーフ部6等の他の部位に設置するようにしても良い。また、本実施形態では、撮像装置11は、運転者Dのみを撮像するが、助手席側の前席シート2Bに着座した乗員を撮像できるようにしても良い。撮像装置11の設置数も一台に限らず複数台であっても良い。
なお、運転者D(前席乗員)の顔や肩の振り返り角度は、例えば、顔の向きは車両前方方向から90度以上、肩の向きは車幅方向から45度以上とすることができる。体格の異なる人毎に後席側にアクセスするときの振り返り角度を調べ、その結果をマップ化したものを体格の異なる人毎の判定基準(規定値)として用いるようにしても良い。
なお、照明制御部18は、室内灯12を消灯する際には、その直前に室内灯12を所定時間点滅させる。また、照明制御部18は、室内灯12を一度点灯させた後に、所定時間以上「振り返り姿勢」が検出されないときには、室内灯12を消灯させる。
また、照明制御部18による室内灯12の点灯は、車両の室内の明るさが規定値以下であるときにのみ行うようにしても良い。
図3において、ステップS101では、撮像装置11、車速センサ20、変速位置検出センサ21からの検出情報を読み込む。
図6は、第2実施形態の車両用室内照明システム110を採用した車両1の室内の上面図である。
本実施形態の車両用室内照明システム110は、基本的な構成は第1実施形態のものとほぼ同様であるが、前席シート2Aに着座する運転者Dの着座圧力の変化を室内灯12(図1参照)の点灯条件に加えている点が第1実施形態のものと異なっている。
なお、室内灯12の点灯を許容する左右の荷重センサ35l,35rの検出値の偏差は、例えば、運転者Dの体重の約半分の荷重に設定することができる。
なお、後席側にアクセスするときに引き出されるウェビング31の引き出し量は、人の体格にも影響されるため、体格の異なる人毎に後席側にアクセスするときのウェビング31の引き出し量を調べ、その結果をマップ化したものを体格の異なる人毎の判定基準(規定値)として用いるようにしても良い。
図7は、第3実施形態の車両用室内照明システム210を採用した車両1の室内の上面図である。以下では、図7と併せて図1を参照して第3実施形態の車両用室内照明システム210について説明する。
第3実施形態の車両用室内照明システム210は、図1に示す第1実施形態のものと基本構成はほぼ同様とされている。ただし、本実施形態の車両用室内照明システム210では、撮像装置11によって撮像した画像を基にして、後席シート3の近傍に手Dhを延ばす運転者D(前席乗員)の姿勢が検出されたときに、照明制御部18が室内灯12を点灯させる点が第1実施形態のものと異なっている。その他の構成は、すべて第1実施形態と同様とされている。
後席シート3の近傍に手Dhを延ばす運転者D(前席乗員)の姿勢の検出は、例えば、運転者Dの手が運転席シートの後端よりも車両後方側に位置するのを検出したときとすることができる。
ステップS302では、車両1が停車状態であるか否かを判定する。車両1が停車状態である場合には、ステップS303に進み、車両1が走行状態である場合には、ステップS301に戻る。
10,110,210…車両用室内照明システム
11…撮像装置
12…室内灯(照明装置)
14…光学カメラ(信号検出部)
15…前方検出装置(車間距離測定部)
16…姿勢検出部
18…照明制御部
20…車速センサ(走行状態検出部)
21…変速位置検出センサ(変速位置検出部)
30…シートベルト装置
31…ウェビング
32…引き出し量測定装置
35r,35l…荷重センサ(着座圧力検出装置)
D…運転者(前席乗員)
Claims (9)
- 車両の室内を照光する照明装置と、
前記車両の室内の前席乗員を撮像する撮像装置と、
前記撮像装置で撮像した画像に基づいて前記前席乗員の姿勢を検出する姿勢検出部と、
前記姿勢検出部で検出した前記前席乗員の姿勢に基づいて前記照明装置を制御する照明制御部と、を備え、
前記照明制御部は、前記姿勢検出部により、前記前席乗員の顔の向きが基準角度よりも後席側に向き、かつ、前記前席乗員の右肩と左肩のシートバックからの距離の偏差が規定値以上である振り返り姿勢が検出されたときに、前記照明装置を点灯させることを特徴とする車両用室内照明システム。 - 車両が走行状態か停車状態かを検出する走行状態検出部と、
前記車両の変速機の変速位置を検出する変速位置検出部と、をさらに備え、
前記照明制御部は、前記走行状態検出部が停車状態を検出し、かつ、前記変速位置検出部が後退位置を検出しなかったことをさらなる条件として、前記照明装置を点灯させることを特徴とする請求項1記載の車両用室内照明システム。 - 前記前席乗員の着座圧力を測定する着座圧力検出装置をさらに備え、
前記照明制御部は、前記着座圧力検出装置によって検出された着座圧力が、車幅方向内側と車幅方向外側で規定値以上異なっていることをさらなる条件として、前記照明装置を点灯させることを特徴とする請求項2に記載の車両用室内照明システム。 - 前記前席乗員を拘束するシートベルト装置のウェビングの引き出し量を測定する引き出し量測定装置をさらに備え、
前記照明制御部は、前記引き出し量測定装置によって検出された前記ウェビングの引き出し量が規定値以上増加したことをさらなる条件として、前記照明装置を点灯させることを特徴とする請求項2に記載の車両用室内照明システム。 - 車両の室内を照光する照明装置と、
前記車両の室内の前席乗員を撮像する撮像装置と、
前記撮像装置で撮像した画像に基づいて前記前席乗員の姿勢を検出する姿勢検出部と、
前記姿勢検出部で検出した前記前席乗員の姿勢に基づいて前記照明装置を制御する照明制御部と、
車両が走行状態か停車状態かを検出する走行状態検出部と、
前記車両の変速機の変速位置を検出する変速位置検出部と、
前記前席乗員を拘束するシートベルト装置のウェビングの引き出し量を測定する引き出し量測定装置と、
を備え、
前記照明制御部は、前記姿勢検出部により、前記前席乗員が前記車両の後席近傍に手を延ばす姿勢が検出されたときに、前記走行状態検出部が停車状態を検出し、かつ、前記変速位置検出部が後退位置を検出しなかったことと、前記引き出し量測定装置によって検出された前記ウェビングの引き出し量が規定値以上増加したことをさらなる条件として、前記照明装置を点灯させることを特徴とする車両用室内照明システム。 - 前記車両の前方にあって前記車両に最も近い交通信号を検出する信号検出部をさらに備え、
前記照明装置が点灯中のとき、前記照明制御部は、前記信号検出部が青信号を検出したときに、前記照明装置を消灯させることを特徴とする請求項2~5のいずれか1項に記載の車両用室内照明システム。 - 前記車両の進路上の最も近い位置に存在する前方車両との車間距離を測定する車間距離測定部をさらに備え、
前記照明装置が点灯中のとき、前記照明制御部は、前記前方車両との車間距離が規定値以上に拡大したことを前記車間距離測定部が検出したときに、前記照明装置を消灯させることを特徴とする請求項2~6のいずれか1項に記載の車両用室内照明システム。 - 前記照明制御部は、前記照明装置を消灯させる前に前記照明装置の点灯態様を変更することを特徴とする請求項6または7に記載の車両用室内照明システム。
- 前記照明装置が点灯中のとき、前記照明制御部は、前記姿勢検出部により、前記前席乗員の顔の向きが基準角度よりも後席側に向き、かつ、前記前席乗員の右肩と左肩のシートバックからの距離の偏差が規定値以上である振り返り姿勢、または、前記前席乗員が前記車両の後席近傍に手を延ばす姿勢が所定時間以上検出されないときに、前記照明装置を消灯させることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の車両用室内照明システム。
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